JPH03259803A

JPH03259803A - 物品収納棚装置

Info

Publication number: JPH03259803A
Application number: JP5905290A
Authority: JP
Inventors: Akinobu Hosoda; 細田　明伸
Original assignee: Kumahira Safe Co Inc
Current assignee: Kumahira Safe Co Inc
Priority date: 1990-03-10
Filing date: 1990-03-10
Publication date: 1991-11-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、生産工場等において、多Ｉｉの部品や製品を
保管するために好適な収納装置に関する。

〔従来の技術〕

生産工場等においては、部品や製品等物品を必要な時に
、それを必要とする場所へ、必要な星だｉｊ供給するた
めの保管設備として、物品収納棚に、効率的な取出し・
収納機能を（＋ｔηえた取出し装置を組み合わせて自動
取出し・収納を可能にした物品収納設備が重要な地位を
占めるようになっている。

このような物品収納設備では、多種類で且つ多量の物品
を迅速に誤りなく取り出し、あるいは収納する必要があ
り、その電動設備の代表的なものとしては、第６図（ａ
）に示すように、対向する多段の固定棚４６．４７の間
を物品取出し機能をもつスタッカクレーン４８が床レー
ル４９上ヲ、矢印のように、電動往復移動して所要の棚
から物品ケースを取り出し、リフタ５０によって所定位
置の床面又はコンヘアまで下ずスタッカクレーン方式と
、第６図（ｂ）に示すように、収納棚として物品収納室
の天井と床面に付設したそれぞれ上下一対の走行用レー
ル５１Ａ、５１Ｂにガイドされて矢印のように、電動循
環移動する水平回転移動棚５２Ａ、５２Ｂを用い、所要
の移動棚を一定個所で待ち受けて、取出し機能付のりフ
タ５３Ａ。

５３Ｂで内部の物品ケースを取り出して床面に下す電動
移動棚方式による収納設備がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、前記のスタッカクレーン方式の収納設備
では、３ｍ幅Ｘ４ｍ高さＸ５ｍ長さという標準的な物品
収納室において、例えは、４１０ｍｍ幅Ｘ７４０ｍｍ高
さ×６６５柵長さという寸法の物品ケースを収納する固
定棚を配置しようとすると、第６図（ａ）のように、通
路５４やリフタ５０の配備のため、スタッカクレーン４
８の走行路の両側には固定棚４６，４７を計１６運程度
にしか配列できず、その可能な高ざが４段として、収納
できる物品ケースは６４個であり、〔物品ケース容積〕
÷〔収納室容積］で示される容積率は０．２１程度と小
さい。また、このスタッカクレーン方式の収納設備では
、停電に際して収納物品の取出しを必要とする場合、ス
タッカクレーンに代えて、第７図に示すような物品ケー
ス５５を載置てきフォークユニット５６を昇降可能に保
持する手動運搬機５７を利用できるが、スタッカクレー
ン用の床レール４９は床面に突設されているので、この
足場不良を補うために、特別な床カバーを用意し、停電
の都度、敷設と脱着を繰返えさなりればならない煩わし
さがあった。

後者の電動水平回転棚方式の収納設備においては、前者
のスタッカクレーン方式の場合と同じ収納室によって物
品ケースを収納する場合、移動棚は、第６図（ｂ）の水
平回転移動棚５２Ａ５２Ｂのように、１０連で高さ４段
の水平回転移動棚を通路５８を挾んで２基設置すること
が可能になり、容積率は０．２７程度に若干向上するが
、１基につき４０個の物品ケースを収納する重い水平回
転移動棚を駆動するのに、大型の回転駆動装置を必要と
することと、上下レールに走行車輪をガイドさせてこの
重量物品を走行させるための構造が複雑になると共に強
度を必要とすることのため、この電動水平回転棚方式の
装置は高価なものになっている。また、図示のりフタ５
３Ａ、５３Ｂのように、水平回転移動棚５２Ａ、５２Ｂ
内の物品ケースを水平に引き出す取出し装置を備えたり
フタを水平回転移動棚５２Ａ、５２Ｂと共に２基をを必
要とするので、収納設備全体としてさらに価格が高いも
のになるという問題があった。またさらに、この電動水
平回転棚方式の装置では、停電に際して物品の取出しを
必要とする場合、重量物のため水平回転移動棚５２Ａ、
５２Ｂの人力走行は難しく、この２基の水平回転移動棚
５２Ａ。

５２Ｂのうち、中央の通路５８に面した移動棚について
は、前記第７図のりフタ兼用の手動運搬機５７を用いて
取り出すことが可能であるが、物品収納室の壁面に面し
た移動棚に収納されている物品ケース分については、物
品の取出しができないという問題があった。

以−にの状況にＮｈ、本発明は、物品の自動取出しが可
能であると共に、収納効率が高く、設備が余り高価とな
らず、さらには、停電時の物品の手動取出しを容易に可
能とする物品収納棚装置の捉供を目的とする。

〔課題を解決するだめの手段〕

上記の目的を達成するため、本発明は、物品収納棚と、
該物品収納棚との間で物品ケースの取出し・収納を行う
取出し装置とからなる物品収納棚装置であって、前記物
品収納棚は、物品収納室の床面に固定した固定棚と、床
面に敷設したレール上を電動で平行移動して前記固定棚
に接近又は離間できる複数列の移動棚とからなり、前記
取出し装置は、物品収納室の対向壁面に近接した床面に
敷設した一対の平行な走行用レール−１＝に、該走行用
レールに沿って電動で走行可能に、走行車輪を介して、
それぞれ支持フレームを立設し、該支持フレームの上端
部を一対の平行なガイドレールでもって連結し、略門形
に形成した走行フレームと、前記ガイドレールに沿って
電動で横行移動可能に該走行フレームに担持された横行
ユニットと、前記物品ケースを保持できる受け板を備え
ると共に該横行ユニットに電動で昇降移動可能に担持さ
れた昇降ユニットとからなる物品収納棚装置を、さらに
は、前記移動棚の移動用モータと、前記走行フレームの
走行用モータと、前記横行ユニットの横行用モータと、
前記昇降ユニットの昇降用モータとを、停電によってブ
レーキが作動すると共に、手動で該ブレーキを解除でき
るブレーキモータとした物品収納棚装置を捉案するもの
である。

〔作用〕

物品収納棚に収納しである物品ケースを取り出して床面
に置こうとする場合、先ず取出し装置をその昇降ユニッ
トが移動棚の移動の妨げにならない待機位置に置き、次
いで、固定棚側に互いに当接させて集合状態にしである
移動棚をモータ駆動により離間移動させ、所要の物品ケ
ースを収納する物品収納棚の間口を開放するように物品
収納棚列間に間隔をつくる。走行フレーｌ、をモータ駆
動により走行移動させ、前記物品収納棚列間間隔の上方
に停止させた後、横行ユニットをモータ駆動で走行フレ
ームに沿って横行移動させると共に、昇降用モータを駆
動して昇降ユニットを操作し、昇降ユニットの受げ板を
所要の物品収納棚位置に対向させる。次に、走行フレー
ムの走行移動と昇降ユニットの昇降移動とにより受け板
の前後進と昇降とを組み合わせるように操作すれは、所
要の物品ケースを昇降ユニットの受け仮に載置して弓き
出すことができる。さらに、横行ユニットを物品収納棚
の列外に横行移動させ、昇降ユニットの受り板を下降さ
せることにより、物品ケースを床面上の所定位置に置く
ことができる。

物品収納棚列外の所定位置に置いた物品ケースを物品収
納棚に収納する場合、走行フレームを走行移動させて待
機位置の昇降ユニットを物品ケースの近接位置に停止さ
せ、横行ユニッ１へを横行移動操作して昇降ユニッ１〜
の受け板を物品ケースに対向させた後、走行フレームの
前後進走行移動と昇降ユニットの昇降移動との操作を組
み合わせるごとにより、床面上の物品ケースを受け板上
に載置させることができる。次に、この物品ケースを収
納しようとする物品収納棚の手前列の移動棚を電動で離
間移動させて物品収納棚列間に間隔をあけ、所要物品収
納棚の間口を開放する。この後、走行フレームを走行移
動させて物品ケースを保持した昇降ユニットを前記物品
収納棚列間間隔を臨ませ、横行ユニットの横行移動操作
と昇降ユニットの昇降操作で昇降ユニットの受け板と載
置した物品ケースとを所要物品収納棚の間口に対向させ
、次いで走行フレームの前後進走行移動と昇降ユニット
の昇降移動を組み合わせた操作を行えは、昇降ユニット
の受け板−にの物品ケースを所要物品収納棚へ収納する
ことができる。

以上のように、本発明では、物品収納棚の集合・離間を
電動で容易にすると共に、物品収納室の壁に沿って横行
ユニッ］−と昇降ユニットとを備える走行フレームを電
動走行させて物品ケースの取出し・収納を行えるように
したから、自動化が可能で、物品収納室の収納容積効率
がよく、また、リフタ等補助設備を必要とすることなく
物品ろ一スの取出し・収納が行える。

さらに、本発明は、移動棚と、走行フレー１、と、横行
ユニットと、昇降ユニットとを、シーケンス制御等によ
ってモータ駆動させれは、物品ケースの取出し・収納の
自動操作を行うことができる。

またさらに、各駆動モータを、停電でブレーキがかかり
、またこのブレーキを手動で解除できるブレーキモータ
とすれは、停電時には、各駆動モータを手動で解除して
前記の電動操作による物品ケースの取出し・収納を人力
操作で行うことができる。

〔実施例〕

以下、実施例を示す図面によって本発明の物品収納装置
を説明する。

第１図は本発明の実施例による物品収納装置の平面図、
第２図は第１図の■−■線に沿う側面図、第３図は第２
図の■−■線に沿う拡大断面図、第４図は一部を切除し
て示す第１図の物品収納装置における取出し装置の拡大
斜視図で、第５図は物品ケースの取出し状況を示す第２
図相当の側面図である。

図において、物品収納棚装置１は、物品収納棚２と取出
し装置３とからなり、幅４ｍ、高さ５ｍ、長さ６ｍの寸
法を有する物品収納室４に備えられている。物品収納棚
２ば１列の固定棚５と４列の移動棚６Ａ、６Ｂ、６Ｃ，
６Ｄとからなり、固定棚５は５連４段に物品ケース７を
載置収納できる物品棚８を備え、物品収納室４の長さ方
向の図示左側壁面９Ａに沿って定置しである。また、４
列の移動棚６Ａ、６Ｂ、６Ｃ，６Ｄは、前記固定棚５と
並列に、床面１０に埋設した３木の移動用レール１１−
ｈを移動可能に配設しである。即ち、移動棚６Ａ、６Ｂ
、６Ｃ，６１）は、それぞれ底部に移動車輪１２を備え
、この移動車輪１２を回転駆動する減速モータによる移
動用モータ１３を内蔵し、容易に前記移動用レール１１
上を電動移動し、前記固定棚５側において当接して集合
状態となり、また、離間して固定棚５と移動棚６Ａ間、
あるいは移動棚６Ａ、６Ｂ、６Ｃ，６Ｄ同土間に自由に
間隔をつくることができる。各移動棚６Ａ　　６１３６
Ｃ，６Ｄは、前記固定棚５と同様に、５連４段に物品棚
８を有し、この物品収納棚装置１としては、合計で１０
０個の物品ケース７を収納できるようになっている。各
物品棚８−トには、第３図にも示したように、４１０ｍ
ｍ幅Ｘ　７４０　ｍｍ高さ×６５５　ｎ＋ｎ＋長さの物
品ケース７を容易に収納できると共に、棚側側部に長さ
方向に肩部１４を形成し、物品ケース７をその脚軸１５
を浮かせるようにして、底面で安定して支持できるよ・
うにしである。

物品ケース７は、このように底面の４隅部に脚軸１５を
備えて、物品収納室４の床面１０上で容易に移動させる
ことができるよ・うにしたほか、物品１を収納する３個の引出し１６を備えて、物品棚８から物
品ケース７を下すことなく、引出し１６をあけて直接内
部の物品のみを取り出すことができるようにしである。

この場合、このような引出し方式ではなく、物品ケース
の前面に環式の取出し口を設け、扉をあけて内部の物品
を直接取り出せるような形にしたものであってもよい。

物品収納棚装置１における取出し装置３は、物品収納室
４の対向壁面９Ｂ、９Ｃに沿い近接した床面１０に埋設
した−・対の平行な走行用レール１７Ａ、１７Ｂと、こ
の走行用レール１７Ａ。

１７Ｂ」二を走行する支持フレーム１８Ａ、１８Ｂとガ
イトレール１９Ａ、１９Ｂとからなる走行フレーム２０
と、ごの走行フレーム２０のガイドレール１９Ａ、１９
Ｂに横行可能に担持された横行ユニット２１と、この横
行ユニッ１−２１下部の横行フｌ／　−１，２２に昇降
可能に担持された昇降ユニノＩ・２３からなっている。

さらに説明すると、第４図のように、一対の平行した走
行用レール１７Ａ、１７Ｂに、自由軸と付設の減速モー
タに２よる走行用モータ２４Ａ、２４Ｂに直結する動輪とから
なる走行車輪２５Ａ、２５１３を介して、脚部として直
立的に配設する左右の支持フレーム１８Ａ、１８Ｂは、
走行車輪２５Ａ、２５Ｂを保持する下部支持材２７Ａ、
２７Ｂと、この下部支持材２７Ａ、２７Ｂに連結する上
下方向に長い一対の支柱材２８Ａ、２８Ｂと、この支柱
材２８Ａ２８Ｂの上端部を連結する一１―部支持材２９
Ａ。

２９Ｂとで形成し、この左右の支持フレーム１８Ａ、１
８Ｂの」二部支持材２９Δ、２９Ｂに断面コ字形の一対
のガイドレール１９Ａ、１９Ｂを水平且つ平行に、それ
ぞれ両端を固着支持し、全体として略門形の走行フレー
ム２０を構成しである。即ちこの走行フレーム２０は走
行用モーフ２４Ａ、２４Ｂにより、走行用レール１７Ａ
。

１７Ｂに沿って走行移動可能である。なお、この走行フ
レーム２０は、走行用レール１７Ａ１７Ｂと共に、走行
移動時、前記物品収納棚２と接触しないように、物品収
納棚２とは適当な間隔を保持するように配設しである。

さらに、走行フレーム２０の断面コ字形のガイトレール
１９Ａ１９Ｂは内面側を対向さゼであり、このガイドレ
ール１９Ａ、１９Ｂの下縁内面側に、横行ユニット２１
の上端部に回転自在に取りイ」けた４個の自由輪による
横行車輪３０Ａ、３０Ｂを載置当接させることにより、
この横行ユニット２１を保持させ、また、片側のガイド
レール＋９Ａの下縁裏面側に当接して、イ１設の減速モ
ータによる横行用モータ３２により回転する動輪による
横行車輪３１を設ｉノるごとにより横行ユニット２１を
横行可能にしである。この横行ユニット２１は下部に、
鉛直方向に長く且つその内面側対向面にそれぞれ昇降用
レール３３Ａ、３３Ｂを着設した一対の側板３４Ａ、３
４Ｂと下端部の連結板３５とによる横行フレーム２２を
備え、その連結板３５の上表面には減速モータによる昇
降用モータ３６を定置し、この昇降用モータ３６の駆動
する下部スプロケットホイール３７と、横行ユニット２
１上部に回転可能に取り付けた」二部スプロケットホイ
ール３Ｂとの間に昇降チェーン３９を張架させ、また、
ここの昇降チェーン３９Ｑこは、ごの屏隆チェーン３９
を囲う形に−に方からみて略コ字状をなず昇降フレーム
４０のブラケット４１を連結することによって、昇降ユ
ニット２３を昇降可能にしである。

この昇降ユニット２３は、板状体を加工してつくられ、
前記昇降フレーム４０と、その下部において前方に水平
にフォーク状に突出する受け板４２と、そしてこの受け
板４２に載置した物品ケース７を両側から支えることの
できる一対の側板による上部の倒れ止め板４３とからな
るものであるが、前記略コ字状をなす昇降フレーム４０
の対向板部分の外側面には、それぞれ４個の回転自在な
自由輪によるＭ降車輪４４Ａ、４４Ｂを備え、この昇降
車輪４４Ａ、４４Ｂは前記横行フレーム２２乙こ着設し
た昇降用レール３３Ａ、３３Ｂに挾む形に当接しており
、昇降チェーン３９によって昇降する昇降ユニット２３
は、この昇降用レール３３Ａ３３Ｂにガイドされるよう
にし、その下陣限は、物品収納室４の通路２６等、床面
１０に接触することなく、床面１０に置いた物品ケース
７の床面５下方に受け板４２を挿入できる高さ位置に設定しである
。

以上のように構成された実施例の物品収納棚装置１にお
ける待機装置としては、第１図の平面図にみられるよう
に、全移動棚６Ａ、６Ｂ、６Ｃ。

６Ｄを固定棚５側即ち壁面９Ａ側に片寄せて物品収納棚
２を集合状態とし、走行フレーム２０を反対側の壁面９
１）側に片寄せると共に、移動棚６Ａ。

６Ｂ、６Ｃ，６Ｄの移動に支障のないように横行ユニッ
ト２１を通路２６例の壁面９Ｃ側に片寄せ、さらに昇降
ユニット２３を丁降限位置にした配置とする。

この状態において、第１列にある固定棚５の第２連第３
段の物品棚８に載置収納しである物品ケース７を取り出
そうとする場合、まず、全移動棚６Ａ、６Ｂ、６Ｃ，６
Ｄをそれぞれの移動用モータ１３を駆動して他方側の壁
面９Ｄ側に片寄せて、第５図図示のように第１列の固定
棚５と第２列の移動棚６Ａとの間に間隔をつくる。次い
で、走行用モータ２４Ａ、２４Ｂを駆動して走行フレー
ム６２０を固定棚５側に走行移動させ、前記間隔を臨む位置
で停止させた後、横行用モータ３２を駆動して横行ユニ
ソ１〜２１を横行移動させ、担持している昇降ユニット
２３と共に前記間隔内に進入させ、昇降ユニットを所要
物品棚のある第２連位置に停止させる。次に昇降用モー
タ３６を駆動して昇１１ユニット２３を上昇させ、その
受け板４２か第３段の物品棚８に載置収納されている物
品ケス７の底面とこの物品棚８との間に挿入できる高さ
位置に停止させた後、走行用モータ２４Ａ２４Ｂを駆動
して走行フレーム２０と共に屓降：Ｌニット２３を昇降
フレー１．４０が物品ケース７に当接する位置まて前進
させて、受け板４２を物品ケース７の下方に挿入し、昇
降用モータ３６により昇降ユニット２３を若干上昇させ
て受４Ｊ板４２で物品ケース７を持ち上げる。さらに、
走行用モータ２４Ａ、２４Ｂにより、物品ケース７を物
品棚８から完全に外れる位置まで後退させて停止させる
。次いで、横行用モーフ３２を駆動し、横行」ユニット
２１と昇降ユニット２３を通路２６側に移動させた上で
、昇降用モータ３６により昇降ユニッＩ・２３を下降限
まで下降させることにより、物品ケース７を床面１０に
置くことができる。この後、走行用モータ２４Ａ、２４
Ｂを駆動して昇降ユニット２３を壁面９Ｄ側に接近移動
させ、先に移動した全移動棚６Ａ、６Ｂ、６Ｃ，６Ｄを
固定棚５側に移動し当接させることにより、物品収納棚
装置１を待機位置に戻すことができる。

この待機位置状態において、例えは、外部から搬入した
新たな物品ケース７を、第３列の移動棚６Ｂの第３連第
２段にある物品棚８に＠置収納しようとする場合、物品
ケース７は、仮想線で示したように、通路２６の床面１
０に、前面即ち引出し１６の取手側の面が昇降ユニット
２３に対面できるように置いておき、第３列の移動棚６
Ｂより右側にある第４列と第５列の移動棚６Ｃ，６Ｄを
その移動用モータ１３を駆動して図示右側壁面９Ｄ側に
移動させて、第３列の移動棚６Ｂと第４列の移動棚６Ｃ
間に間隔をつくる。次いで、前記の物品ケース７取出し
の場合と同じ要領で、走行フレーム２０と横行フレーム
２１を移動させて昇降ユニット２３を床面１０上の物品
ケース７に対面させ、さらに走行フレーム２０を前進さ
せて、昇降フレーム４０が物品ケース７の前面に当接す
る位置まで受け板４２を物品ケース７の下方に挿入させ
た後、昇降用モータ３６によって受け＋Ｆｊ、４２上に
物品ケース７を積載させて持ち上げることができる。続
いて、走行フレーム２０と横行ユニット２１を移動して
物品ケース７を載置した前記昇降ユニット２３を所要物
品棚８と回連位置にした一ヒで、昇降圧モータ３６を駆
動して、物品ケース７の底面が物品棚８の肩部１４の高
さ位置より若干高い位置になるまで昇降ユニット２３を
昇降させて停止させる。次いで走行用モータ２４Ａ２４
Ｂを駆動して、物品ケース７を所定位置まで物品棚８の
奥部側に移動した後、昇降圧モータ３６を駆動して、物
品ケース７が肩部１４に載り、受け板４２が物品ケース
７の底面から離れるところまで昇降ユニット２３を下降
させることにより、物品ケース７を物品棚８に載置収納
することがで９きる。さらに、走行用モータ２４Ａ、２４Ｂを駆動して
受け板４２が物品棚Ｂから完全に外れる位ｉ〃まで走行
フレーム２０を後退移動させた後、横行ユニット２１を
通路２６上に移動させた上で、走行フレーム２０と昇降
ユニット２３を移動させて待機位置Ｑこ戻し、また先に
移動した第４列と第５列の移動棚６Ｃ，６１）を第３列
の移動棚６Ｂの側に順次当接するように戻すことにより
、物品収納棚装置１を待機状態に戻すことができる。

以上の物品収納棚装置における一連の操作は、手元スイ
ッチをマニュアル操作して各駆動モータを作動し、また
は停止させることによって行うことができるが、通路床
面における物品ケース位置を定めておけは、シーケンス
制御あるいはコンピュータ制御によって、物品ケースの
物品棚への載置収納または物品棚からの物品ケースの取
出しを自動的に行うことができる。

また、この物品収納棚装置においては、物品収納棚を果
合・離間できる複数列の物品収納棚で構成し、物品ケー
スの取出し・収納を行う取出し装０置は物品収納室の対向壁面に近接した床面に、平行に走
行用レールを敷設すると共に、横行ユニッ１へと７降ユ
ニソ１−を保持する走行フレームを略門形形状に構成し
て、物品収納棚を跨いだ状態で走行用レールに沿って走
行できるようにしたから、前記した従来のスタッカクレ
ーン方式や電動水平回転棚方式の設備と同規模の場合に
あっても、物品ケースの収納数としては１００個が可能
であり、物品ケースの総容積の物品収納室の容積に対す
る容積率は約０．３３であって、前記スタッカクレーン
方式の場合の０．２１や電動水平回転棚方式の場合の０
．２７に比べても可成り向」二する。

さらに、走行用レールは床面上にのみ敷設するので、壁
面等物品収納室の建家構造に係わりなく、特別な構造を
必要とすることなく、容易に大きい負荷に対応できる充
分な強度と精度をもたせることができ、また、リフタ等
補助装置を不要とする等床面上には特別な設備がないの
で、物品収納棚装置全体として比較的安価に製作できる
。

またさらに、負荷の大きい走行用モータ等走行駆動部も
下部にあってメインテナンスが容易で、また床面」−に
は余分な障害物がないので作業性がよく、さらに、作業
者や歩行者の安全性も向」二する。

以上の物品収納棚装置について、各駆動モータを、停電
によりブレーキがかかると共に、このブレーキを手動で
解除できる無電圧動作形ブレーキモータとすることによ
り、不時の停電に際しても安全が図れると共に、各駆動
モータのブレーキを手動で解除して、各機構を人力で操
作することができる。即ち、この停電時には、各駆動モ
ータのブレーキを解除した後、横行ユニットと昇降ユニ
ットを移動棚の移動等作業に支障のない位置に人力で移
動した上で、移動棚を人力で移動して必要個所の間隔を
あ＆Ｊ、前記第７図で示したような手動運搬機を利用す
るようにすれは、何れの物品棚に関しても、容易に物品
ケースの取出し・収納を行うことができる。前記のよう
なブレーキモータは市販されている。

また、前記のように、物品ケースを引出し弐あるいは前
扉式のものとして、物品ケースをそのままにして、直接
的に物品の取出し・収納ができるようにすると共に、物
品ケースを底面に脚軸を取り付けたものにして、物品収
納室の床面を容易に移動できるようにすることにより、
特に停電時における物品の取出し・収納作業が容易にな
る。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明によれは、物品
ケースを収納する物品収納棚を集合・離間可能な固定棚
と複数列の移動棚の組合セとし、取出し装置を電動操作
可能に走行用レールと走行フレームと横行ユニットと昇
降ユニッ１−との組合せとして、走行用レールを物品収
納室の対向壁面に近接して床面に敷設し、走行フレーム
が物品収納棚を跨ぐ形に走行できるようにしたから、物
品ケースの取出し・収納の自動化が可能であると共に、
物品収納室において占める物品ケースの容積割合を示す
容積率が向」ニし、専用のりフタ等補助装置が不要で且
つ構造が比較的簡単でであることから、比較的安価に製
作できる物品収納棚装置が３得られる。また、本発明によれは、各駆動モータを手動
でブレーキ解除が可能なブレーキモータとすることによ
り、停電時でも人力操作により全物品棚について物品ケ
ースの取出し・収納が可能になり、さらには、付随的に
、作業床面や通路に障害物がないので、作業性が向上す
ると共に、作業者や歩行者についても安全性が向上する
という物品収納棚装置が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例による物品収納棚装置の平面図
、第２図は第１回の■−■線に沿う側面図、第３図は第
２図のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿う拡大断面図、第４図は一
部を切除して示す第１図の物品収納棚装置における取出
し装置の拡大斜視図、第５図は物品ケースの取出し状況
を示す第２図相当の側面図、第６図（ａ）、（ｂ）はそ
れぞれ従来の物品収納装置を備える物品収納室の略平面
図、第７図は従来の手動運搬機を示す略側面図である。１・・・物品収納棚装置　　２・・・物品収納棚３・・
・取出し装置　　　　４・・・物品収納室４・・・固定棚Ａ、６Ｂ、６Ｃ，６Ｄ・・・移動棚・・・物品ケース　　　　８・・・物品棚Ａ、９Ｂ、９
Ｃ，９Ｄ・・・壁面０・・・床面　　　　　　１１・・・移動用レール３・
・・移動用モータ　　１５・・・脚軸６・・・引出し７Ａ、１７Ｂ・・・走行用レール８Ａ、１８Ｂ・・・支持フレーム９Ａ、１９Ｂ・・・ガイドレール０・・・走行フレーム　　２１・・・横行ユニッ１〜２
・・・横行フレーム　　２３・・・昇降ユニット４Ａ、
２４Ｂ・・・走行用モータ５Ａ、２５Ｂ・・・走行車輪６・・・通路　　　　　　３２・・・横行用モータ３Ａ
、３３１３・・・昇降用レール

Claims

【特許請求の範囲】

（１）物品収納棚と、該物品収納棚との間で物品ケース
の取出し・収納を行う取出し装置とからなる物品収納棚
装置であって、前記物品収納棚は、物品収納室の床面に
固定した固定棚と、床面に敷設したレール上を電動で平
行移動して前記固定棚に接近又は離間できる複数列の移
動棚とからなり、前記取出し装置は、物品収納室の対向
壁面に近接した床面に敷設した一対の平行な走行用レー
ル上に、該走行用レールに沿って電動で走行可能に、走
行車輪を介して、それぞれ支持フレームを立設し、該支
持フレームの上端部を一対の平行なガイドレールでもっ
て連結し、略門形に形成した走行フレームと、前記ガイ
ドレールに沿って電動で横行移動可能に該走行フレーム
に担持された横行ユニットと、前記物品ケースを保持で
きる受け板を備えると共に該横行ユニットに電動で昇降
移動可能に担持された昇降ユニットとからなることを特
徴とする物品収納装置。
（２）前記移動棚の移動用モータと、前記走行フレーム
の走行用モータと、前記横行ユニットの横行用モータと
、前記昇降ユニットの昇降用モータが、停電によってブ
レーキが作動すると共に、手動で該ブレーキを解除でき
るブレーキモータであることを特徴とする請求項（１）
記載の物品収納棚装置。