JP2577650B2

JP2577650B2 - 自動荷物積み込み装置

Info

Publication number: JP2577650B2
Application number: JP2149113A
Authority: JP
Inventors: 正治大原; 實船越; 和也岡田; 晃治片岡
Original assignee: Hitachi Transport System Ltd
Current assignee: Logisteed Ltd
Priority date: 1990-06-06
Filing date: 1990-06-06
Publication date: 1997-02-05
Anticipated expiration: 2012-02-05
Also published as: JPH0441334A

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）この発明は、自動荷物積み込み装置に関するものであ
る。

（従来の技術）従来、荷物等をトラックの荷台内、コンテナ内等の被
積み込み車両に運び込む場合には人力や搬送装置に頼っ
ている。

しかし、コンテナ内に荷物を荷崩れせず、効率よく積
載・収納するにはどうしても人力が必要であり、人手不
足の昨今ではすべてを人力に頼るには困難であった。

（発明が解決しようとする問題点）そこで、この発明は、上記の欠点を除去するために考
案されたものであり、効率よく被積み込み車両内への荷
物の積載あるいは収納することのでき、また、ワークの
重心を検知して所定の方向へワークを揃えて積み込み、
荷崩れ防止を図り、人力による積み降ろしの際の便を図
る自動荷物積み込み装置を提供するものである。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段）以下、この発明の一実施例を図面に従って説明する
と、走行車輪（２）を有する台車本体（１）を設け、該
台車本体（１）の両側にはそれぞれ被積み込み車両
（Ｂ）の煽り等の両壁面に接触して台車本体を被積み込
み車両（Ｂ）に案内し、また、車幅を検知する荷台幅検
知器（３）を設け、台車本体（１）の後部には昇降コン
ベア（４）を設け、中部にはワーク（Ａ）をコンベアの
中央部に寄せるセンタリングコンベア（５）を設け、前
部にはコンベア（６）を設けると共にワーク（Ａ）を上
方にやや浮上させる浮上装置（７）を設け、台車本体
（１）の両側には、該台車本体に跨座し、前後方向に移
動可能なトラバーサ（８）を設け、該トラバーサ（８）
には左右方向に移動可能な横送り装置（９）を上下方向
に移動可能に設け、該横送り装置（９）にはハンドトラ
バーサ（10）を介して積付ハンド（11）を設け、該ハン
ドの内部にはプッシャー（12）を設けたものより構成さ
れる。

尚、台車本体上の（13）は、操作盤、（14）は制御盤
であり、操作盤（13）には作業員が乗り操作するもので
ある。

また、これら装置について更に詳述すると、台車本体
（１）は、荷台の高さと同一の高さを有するプラットホ
ーム（図示せず）に後着けされた被積み込み車両（Ｂ）
内にモータ等の駆動源にて入り込むための走行車輪
（２）を設けており、被積み込み車両の荷台に入るに当
たり、側面に衝突せず侵入し、台車本体（１）の側面に
設けられた荷台幅検知器（３）により荷台の幅を検知す
る。

更に、昇降コンベア（４）は、台車本体の後部に搭載
されており、ワーク（Ａ）の搬送されてくる側のコンベ
ア、例えば伸縮コンベア（Ｃ）の高さまで上昇し、ワー
クを受け取り、前方のセンタリングコンベア（５）の高
さまで降下して搬送するものであり、動力で昇降する。

次に、センタリングコンベア（５）は、台車本体
（１）の中部に搭載されており、順次搬送されてくるワ
ーク（Ａ）を送りながら中心（ローラ芯）に移動させる
ための縦ローラを設けている。

また、フロントコンベア（６）は、台車本体の前部に
搭載され、センタリングコンベア（５）で中心に寄せら
れたワーク（Ａ）を受け取り、該コンベアに設けられた
浮上装置（７）でやや浮いた状態となる。

そして、トラバーサ（８）は、門型であり、台車本体
（１）の両側に跨がって設けられ、台車本体の前・後方
向に自走できるよう構成されている。

横送り装置（９）は、トラバーサ（８）に上・下方向
に移動可能に設けられ、かつ、後述のハンドトラバーサ
（10）を水平方向に移動可能に設けている。

そして、ハンドトラバーサ（10）は、プッシャー（1
2）の駆動源を備えると共に、積付ハンド（11）の水平
方向の移動の動力源も備えている。

更に、積付ハンド（11）は、前記ハンドトラバーサ
（10）に設けられ、左右一対の板体からなり、それぞれ
の下端部が内側に少し折り曲げられたものであり、これ
ら板体の間にプッシャー（12）が位置しており、プッシ
ャー（12）は伸長すると板体よりも前方に突出するよう
構成されている。

これらのすべての構成の駆動源はマイコンまたはパソ
コン等に情報を記憶しておき、荷台幅検知器により検知
された車両の寸法データやワークの大きさ等の積付情報
より読み取り最適な積み込みを行うものである。

また、他の実施例においては、ワーク（Ａ）の種類によ
り、ワークの重心が異なったものがあり、この場合には
前述の装置において、センタリングコンベア（５）の下
部に設けたワーク（Ａ）の重心を検知する重心検知装置
（16）と、ワーク（Ａ）の方向を転換する方向転換機
（６′）を設けると共に、ワーク（Ａ）をやや上方に浮
上させる浮上装置（７）を設けたものより構成される。

方向転換機（６′）は、センタリングコンベア（５）
により搬送されてきたワーク重心を左右のいづれが重い
か重心検知装置（16）で検知されると、ACサーボ等の駆
動源により左には90度、右には180度回転させることに
より、ワーク（Ａ）を常に重い側を手前に向けるもので
ある。

これらの装置（16）（６′）を設けることにより、重
心の異なるワーク（Ａ）を積み込む際に予め、人力によ
って降ろす場合のことを考え、ワーク（Ａ）の重い側を
手前に向けてすべて積み込んでおけば、その重い部分を
最初に肩に担ぐことができ、バランスがよく降ろし易
く、また、荷崩れが起こらないよう積み込むようにした
ものである。

また、プッシャー（12）には、バキュームパット（1
5）を一または複数個着脱自在に設け、積み込んだワー
ク（Ａ）を吸引して積付ハンド（11）内に引き込み、積
み降ろしの際も自動で降ろせるよう構成してもよい。

（作用）次に、この発明の使用方法を説明すると、先ず作業者
が制御盤を操作することにより、台車本体（１）はトラ
ックの荷台等の被積み込み車両（Ｂ）内に入り、トラバ
ーサ（８）を台車本体（１）の先端に位置させると共に
プッシャー（12）を積付ハンド（11）より突出させ、ス
トローク一杯に突出させた状態で荷台の先端部まで進
み、間隔をおいて待機する。そして、伸縮コンベア
（Ｃ）より順次搬送されて来るワーク（Ａ）を隣接する
昇降コンベア（４）が待機しており、該ワークを受けと
り、センタリングコンベア（５）の高さまで降下し、セ
ンタリングコンベア上を搬送されながらワーク（Ａ）は
中心部に寄せられる。

そして、センタリングベンベア上で、ワークの重心を
検知した後にワークを方向転換機（６′）に移動させ、
重心側が手前に向くようワークを転換し、浮上装置
（７）によりワークをやや上方に浮上させる。

そして、トラバーサ（８）が台車本体上を移動し、メ
インリフト（９）が左右に移動してハンド（11）を都合
のよい位置まで移動し、浮上装置によりやや浮上したワ
ーク（Ａ）を挟持して被積み込み車両の積み込み位置の
少し手前で落とし、プッシャー（12）で押し込み、ハン
ドは後方に引き下がり積み込みを完了する。

そしてこれらワークを順次積み込むものである。

さらに、ワーク（Ａ）は、一度積付ハンド（11）で浮上
装置（７）の上方に持ち上げておき、次のワーク（Ａ）
が浮上装置（７）に搬送された際に前記のワーク（Ａ）
を次のワーク（Ａ）上に降ろし、あらためて積付ハンド
（11）で再び積み重ねた２個のワーク（Ａ）（Ａ）を一
度に積み込む場合もある。

さらに、プッシャー（12）に、前記の如くバキューム
パット（15）を設け、積み込んだワークを吸引しプッシ
ャー（12）で積付ハンド（11）内に引き寄せ、前記積み
込みの作動と逆の作動をすれば積み降ろしも自動ででき
るものである。

（発明の効果）この発明によると、ワークをコンテナ車やトラック等
の被積み込み車両内に自動的に積み込むことができ、し
かも効率よく積み込み・収納ができ、荷崩れがせず、作
業時間の短縮・省力的である等極めて有益なる効果を奏
するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例を示す斜視図、第２図
は、この発明の一実施例を示す側面図、第３図は、この
発明の一実施例を示す平面図、第４図は、この発明の一
実施例を示す正面図である。１……台車本体、２……走行車輪、３……車幅検知器、
４……昇降コンベア、５……センタリングコンベア、６
……コンベア、６′……方向転換機、７……浮上装置、
８……トラバーサ、９……メインリフト、10……ハンド
トラバーサ、11……ハンド、12……プッシャー、13……
操作盤、14……制御盤、15……パキュームパット、Ａ…
…ワーク、Ｂ……被積み込み車両、Ｃ……伸縮コンベ
ア、

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｂ６５Ｇ 47/90 Ｂ６５Ｇ 47/90 Ａ 61/00 61/00 (72)発明者片岡晃治東京都渋谷区渋谷３丁目６番３号株式会社日立物流内 (56)参考文献特開昭62−157139（ＪＰ，Ａ) 特開昭57−195033（ＪＰ，Ａ)

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】走行車輪を有する台車本体を設け、該台車
本体の後部には昇降コンベアを設け、中部にはワークを
コンベア中央部に寄せるセンタリングコンベアを設け、
該センタリングコンベア前部のコンベアにワークを上方
にやや浮上させる浮上装置を設け、台車本体の両側に
は、該台車本体に跨座し、前後方向に移動可能なトラバ
ーサを設け、該トラバーサには左右方向に移動可能な横
送り装置を上下方向に移動可能に設け、該横送り装置に
はハンドトラバーサを介して積付ハンドを設け、該ハン
ドの内部にはプッシャーを設けたことを特徴とする自動
荷物積み込み装置。
【請求項２】走行車輪を有する台車本体を設け、該台車
本体の後部には昇降コンベアを設け、中部にはワークを
コンベア中央部に寄せるセンタリングコンベアを設ける
と共に、ワークの重心を検知する重心検知装置を設け、
該台車本体の前部には、ワークの方向を転換する方向転
換機を備えたコンベアを設けると共に、ワークをやや浮
上させる浮上装置を設け、台車本体の両側には台車本体
に跨座し、前後方向には移動可能なトラバーサを設け、
該トラバーサには左右方向に移動可能な横送り装置を上
下方向に移動可能に設け、該横送り装置にはハンドトラ
バーサを介して積付ハンドを設け、該ハンドの内部には
プッシャーを設けたことを特徴とする自動荷物積み込み
装置。