JP7225033B2 - 水栓取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、水栓取付構造に関する。詳しくは、水栓本体を壁材に取り付ける水栓取付構造に関する。
水栓本体を浴室の壁材に対してステーを介して固定する構造が知られている(特許文献1)。
特許第5947025号公報
上記従来技術では、ステーを介した水栓本体の壁材への施工位置のズレを適切に吸収することができない。そこで、本発明は、水栓本体を壁材に対して適切に位置ズレ吸収した状態に取り付けられる水栓取付構造を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の水栓取付構造は次の手段をとる。
すなわち、本発明の水栓取付構造は、水栓本体を壁材に取り付ける水栓取付構造であって、壁材に当てられて壁固定ネジにより固定される壁側ステーと、水栓本体に当てられて水栓固定ネジにより固定される水栓側ステーと、を有する。壁側ステーが、壁材に当てられて壁固定ネジが通される壁固定孔を備えた壁当て片と、壁当て片から壁材に直交する方向に延びる壁側張出片と、を有する。水栓側ステーが、水栓本体の壁材と対向する対向面部に当てられて水栓固定ネジが通される水栓固定孔を備えた水栓当て片と、水栓当て片から壁材へと直交する方向に延びて壁側張出片の上部に重なる形にセットされる水栓側張出片と、を有する。壁側張出片と水栓側張出片とは、これらに高さ方向に貫通して差し込まれる連結ネジにより相互に連結され、これらのうちの連結ネジが先に差し込まれる一方の張出片に形成された手前側連結孔が、他方の張出片に形成された奥側連結孔に対する孔の合わせ位置を水栓前後方向又は水栓幅方向に調整可能に延びる長孔とされる。更に、壁固定孔及び水栓固定孔も、壁固定ネジ及び水栓固定ネジが通されるそれぞれの位置を水栓幅方向又は高さ方向に調整可能に延びる長孔とされる。
上記構成によれば、壁側ステーの壁材への取付位置を、壁固定孔の長孔形状により、水栓幅方向又は高さ方向に自由に調整することができる。また、水栓側ステーの水栓本体への取付位置も、水栓固定孔の長孔形状により、水栓幅方向又は高さ方向に自由に調整することができる。更に、水栓側ステーの壁側ステーに対する取付位置を、一方の張出片に形成された手前側連結孔の長孔形状により、水栓前後方向又は水栓幅方向に自由に調整することができる。以上の位置調整構造により、水栓本体を壁材に対して適切に位置ズレ吸収した状態に取り付けることができる。
また、本発明の水栓取付構造は、更に次のように構成されていてもよい。壁側ステー及び水栓側ステーが、それぞれ、下向きに折れ曲がるL字板形状とされて、水栓本体の下向きに開放可能な下部スペースに臨む下縁部に配設される。
上記構成によれば、水栓本体を水栓側ステーと壁側ステーとを介して壁材に取り付けた後、水栓本体の下側から、壁側ステーの壁材への取付位置と、水栓側ステーの水栓本体への取付位置と、水栓側ステーの壁側ステーへの取付位置と、を簡便に調整することができる。その際、水栓側ステーが壁側ステーの上部に重なる形にセットされていることから、水栓側ステーを介して水栓本体を壁側ステーの上部に載せたままの状態で、上記の各調整作業を簡便に行うことができる。
また、本発明の水栓取付構造は、更に次のように構成されていてもよい。壁固定孔及び水栓固定孔が、それぞれ、高さ方向に延びる長孔とされる。手前側連結孔が、水栓幅方向に延びる長孔とされ、かつ、奥側連結孔に対する孔の合わせ位置を水栓前後方向に調整可能に連結ネジの軸径よりも大きく頭部径よりも小さい孔径とされる。
上記構成によれば、水栓本体の壁材への取付位置を、水栓幅方向と高さ方向に加え、水栓前後方向にも適切に調整することができる。
第1の実施形態に係る水栓取付構造の概略構成を表した斜視図である。 水栓本体内に設けられた水栓側ステーと壁側ステーとを可視化して表した斜視図である。 図2を下側から見た底面図である。 図2の分解斜視図である。 図4を下側から見た底面図である。 壁側ステーの壁材への取付構造を拡大して表した斜視図である。 水栓側ステーの水栓本体への取付構造を拡大して表した斜視図である。 水栓側ステーを壁側ステー上にセットした状態を表した斜視図である。 図7を下側から見た底面図である。 壁側ステーと水栓側ステーとを連結ネジで締結した状態を表した底面図である。 図10のXI部拡大図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
《第1の実施形態》
(水栓取付構造Mの概略構成について)
始めに、本発明の第1の実施形態に係る水栓取付構造Mについて、図1~図11を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。また、縦の方向を示す場合には、各図中の上下方向を指し、横の方向を示す場合には、各図中の左右方向を指すものとする。
図1~図2に示すように、本実施形態に係る水栓取付構造Mは、混合水栓1の水栓本体2を洗面台の立壁部を成す壁材Wに取り付けるための構造を成す。上記混合水栓1は、外部から供給される湯と水とを内部で混合して吐出することが可能な機能を備える。具体的には、混合水栓1は、上記供給される湯水の混合割合を内部で調節する温調機能や、混合した湯水の吐止水を切り替える切替機能等の各種機能を備える。
上記湯水の混合割合の調節は、図1に示すように、水栓本体2の前面部に取り付けられた温調ハンドル2Aの操作によって行われる。また、吐止水の切り替えは、上記水栓本体2の前面部に取り付けられた止水ハンドル2Bの操作によって行われる。その他、水栓本体2の前面部には、上記混合した湯水の吐出先を切り替える切替ハンドル2Cも取り付けられている。なお、本実施形態では、上記水栓本体2内に設けられたサーモカートリッジや各配管等の水栓機能部品の具体的な説明及び図示は省略することとする。
本実施形態に係る水栓取付構造Mは、上記水栓本体2を壁材Wに取り付けるための構造として、以下の構成を備える。すなわち、図2~図5に示すように、水栓取付構造Mは、壁材Wに横並び状に取り付けられる4本の金属製の壁側ステー10と、同じく水栓本体2に横並び状に取り付けられる4本の金属製の水栓側ステー20と、を有する。
上記水栓取付構造Mは、上記壁材Wに取り付けられる4本の壁側ステー10に対して、水栓本体2に取り付けられる4本の水栓側ステー20を個々に取り付けることで、水栓本体2を壁材Wに取り付けた状態にして保持する構成とされる。以下、上記水栓取付構造Mの各部の構成について詳しく説明する。
(壁側ステー10について)
各壁側ステー10は、図6に示すように、側面視が逆L字板状となる形に折り曲げられた金属板から成る。各壁側ステー10は、それぞれ、壁材Wに当てられて左右2本の壁固定ネジS1により締結される壁当て片11と、壁当て片11の上端から前方へ直角に折れ曲がって延びる壁側張出片12と、を有する。
各壁当て片11には、各々の左右2箇所ずつに、縦長状に真っ直ぐ延びる長孔形状の壁固定孔11Aが形成されている。各壁固定孔11Aは、互いに平行向きに上下方向に真っ直ぐ延びる孔形状とされる。各壁当て片11は、次のように壁材Wに取り付けられている。先ず、各壁当て片11を、壁材Wに対して、それらの壁固定孔11Aを壁材Wの対応する各位置に形成された丸孔形状の各壁孔W1に合わせるように前側からあてがう。
次に、上記合わされた各壁当て片11の各壁固定孔11Aと壁材Wの各壁孔W1とに、それぞれ、壁固定ネジS1を前側から差し込んで壁材Wに締結する。これにより、各壁当て片11が、壁材Wに対して、それぞれ、前側から面当接した状態に固定される。その際、各壁固定孔11Aが縦長な孔形状とされていることから、これらの孔形状の範囲内で各壁当て片11の壁材Wに対する取付位置を高さ方向に自由に調整することができる。
各壁側張出片12は、各壁当て片11の上下方向の長さよりも長く前後方向に延びる長さを有する。各壁側張出片12の前後方向の3箇所の位置には、それぞれ、横長状に真っ直ぐ延びる長孔形状の壁側連結孔12Aが形成されている。各壁側連結孔12Aは、互いに平行向きに左右方向に真っ直ぐ延びる孔形状とされる。各壁側連結孔12Aは、互いに前後方向に略等間隔に並んで形成されている。
(水栓側ステー20について)
各水栓側ステー20は、図7に示すように、側面視が逆L字板状となる形に折り曲げられた金属板から成る。各水栓側ステー20は、それぞれ、水栓本体2内に一体的に設けられた立板状の本体プレート2Dに当てられて1本の水栓固定ネジS2により締結される水栓当て片21と、水栓当て片21の上端から後方へ直角に折れ曲がって延びる水栓側張出片22と、を有する。
上記本体プレート2Dは、水栓本体2に対し、壁材Wと前後方向に真っ直ぐ対面する向きに取り付けられている。ここで、本体プレート2Dが、本発明の「対向面部」に相当する。
各水栓当て片21には、それぞれ、各々の中央箇所に、縦長状に真っ直ぐ延びる長孔形状の水栓固定孔21Aが形成されている。各水栓当て片21は、次のように本体プレート2Dに取り付けられている。先ず、各水栓当て片21を、本体プレート2Dに対して、それらの水栓固定孔21Aを本体プレート2Dの対応する各位置に形成された丸孔形状の各本体孔2D1に合わせるように後側からあてがう。
次に、上記合わされた各水栓当て片21の水栓固定孔21Aと本体プレート2Dの各本体孔2D1とに、それぞれ、水栓固定ネジS2を後側から差し込んで締結する。これにより、各水栓当て片21が、本体プレート2Dに対して、それぞれ、後側から面当接した状態に固定される。その際、各水栓固定孔21Aが縦長な孔形状とされていることから、これらの孔形状の範囲内で各水栓当て片21の本体プレート2Dに対する取付位置を高さ方向に自由に調整することができる。
各水栓側張出片22は、各水栓当て片21の上下方向の長さよりも長く前後方向に延びる長さを有する。各水栓側張出片22の前後方向の3箇所の位置には、それぞれ、丸孔形状に貫通する水栓側連結孔22Aが形成されている。各水栓側連結孔22Aは、図6で前述した各壁側連結孔12Aの形成箇所に対応した前後方向の3箇所の中央位置に形成されている。
図7に示すように、上記水栓本体2は、その内部構造が、前壁と左右両側壁と天板とによって、前、左右及び上側から覆われた構成とされる。上記水栓本体2は、その下側に、施工後に不図示のアンダカバーによって閉じられるメンテナンススペースとなる下部スペース2Eが開放された構成とされる。すなわち、上記水栓本体2は、作業者が水栓本体2を壁材Wに取り付ける際に、その下側の下部スペース2Eから内部を覗き込んだり工具を差し込んだりして、取り付けを行える構成とされる。
上記各水栓側ステー20は、上記水栓本体2の下部スペース2Eに臨む本体プレート2Dの下縁部に沿って、それらの水栓当て片21が取り付けられている。それにより、各水栓側ステー20を各壁側ステー10に取り付ける際には、作業者が水栓本体2の下部スペース2Eに近い位置でこれらの取付作業をしたり取付状態を確認したりすることができるようになっている。
(水栓本体2の壁材Wへの取り付けについて)
図2~図3に示すように、上記水栓本体2は、壁材Wに対して、次のように前出の各水栓側ステー20及び各壁側ステー10を介して一体的に取り付けられている。先ず、図6に示すように、各壁側ステー10の壁当て片11を壁材Wの対応する各位置に取り付ける。その取付方法は、前述した通りである。
次に、図7に示すように、各水栓側ステー20の水栓当て片21を水栓本体2の本体プレート2Dの対応する各位置に取り付ける。その取付方法は、前述した通りである。そして、上記取り付けの後、図8~図9に示すように、水栓本体2を壁材Wに近づける形で、各水栓側ステー20の水栓側張出片22を、対応する各壁側ステー10の壁側張出片12上に載せる形にセットする。
そして、上記セットに併せて、各水栓側張出片22に形成された各水栓側連結孔22Aを、各壁側張出片12に形成された対応する各壁側連結孔12Aと合わせるように位置調整する。次に、水栓本体2の下部スペース2Eから、上下に連通する各壁側連結孔12Aと各水栓側連結孔22Aとに、それぞれ、連結ネジS3を下側から差し込んで各水栓側張出片22に締結する(図10参照)。
これにより、各水栓側張出片22が、各壁側張出片12に対して、それぞれ、上側から面当接した状態に固定される。その際、各壁側連結孔12Aが横長な孔形状とされていることから、これらの孔形状の範囲内で各水栓側張出片22の各壁側張出片12に対する取付位置を横方向に自由に調整することができる。また、上記各壁側連結孔12Aの横長な孔形状により、各水栓側ステー20の水栓本体2に対する施工位置にズレが生じたり、各壁側ステー10の壁材Wに対する施工位置にズレが生じたりしても、これらの位置ズレを適切に吸収することができる。
ここで、各壁側張出片12が、それぞれ、本発明の「一方の張出片」に相当する。また、これら壁側張出片12上にセットされる各水栓側張出片22が、それぞれ、本発明の「他方の張出片」に相当する。また、各連結ネジS3が下側から先に通される各壁側連結孔12Aが、それぞれ、本発明の「手前側連結孔」に相当する。また、各連結ネジS3が後に通される各水栓側連結孔22Aが、それぞれ、本発明の「奥側連結孔」に相当する。
より詳しくは、上記各壁側連結孔12Aは、図11に示すように、それらの前後方向の孔径φ3が、これらに通される各連結ネジS3の軸径φ2よりも大きく、かつ、頭部径φ1よりも小さい大きさとされている。そのような構成とされていることにより、各壁側連結孔12Aの前後方向の孔径φ3の範囲内で、各水栓側張出片22の各壁側張出片12に対する取付位置を前後方向にも調整することが可能とされる。また、上記範囲内で、各水栓側ステー20の水栓本体2に対する前後方向の施工位置のズレや、各壁側ステー10の壁材Wに対する前後方向の施工位置のズレも適切に吸収することができる。
以上に示したように、本実施形態に係る水栓取付構造Mによれば、水栓本体2を壁材Wに対して適切に位置ズレ吸収した状態に取り付けることができる。また、取り付け後にも、水栓本体2の下部スペース2Eから工具を差し込んで各締結箇所のネジ(壁固定ネジS1、水栓固定ネジS2、連結ネジS3)を緩めることで、水栓本体2の壁材Wに対する取付位置を簡便に調整することができる。
すなわち、作業者が不図示のアンダカバーを外した下部スペース2Eに近い位置にある各締結箇所のネジ(壁固定ネジS1、水栓固定ネジS2、連結ネジS3)に簡便に工具を差し込んで、各締結箇所のネジを緩めて位置調整したり締め直したりする作業を簡便に行うことができる。また、どのネジ(壁固定ネジS1、水栓固定ネジS2、連結ネジS3)を緩めて位置調整を行う場合にも、水栓本体2を壁材Wに対して各水栓側ステー20及び各壁側ステー10を介して重力方向に支えた状態のまま、各方向の位置調整を行うことができる。
(まとめ)
以上をまとめると、第1の実施形態に係る水栓取付構造Mは、次のような構成となっている。すなわち、水栓本体(2)を壁材(W)に取り付ける水栓取付構造(M)であって、壁材(W)に当てられて壁固定ネジ(S1)により固定される壁側ステー(10)と、水栓本体(2)に当てられて水栓固定ネジ(S2)により固定される水栓側ステー(20)と、を有する。
壁側ステー(10)が、壁材(W)に当てられて壁固定ネジ(S1)が通される壁固定孔(11A)を備えた壁当て片(11)と、壁当て片(11)から壁材(W)に直交する方向に延びる壁側張出片(12)と、を有する。水栓側ステー(20)が、水栓本体(2)の壁材(W)と対向する対向面部(2D)に当てられて水栓固定ネジ(S2)が通される水栓固定孔(21A)を備えた水栓当て片(21)と、水栓当て片(21)から壁材(W)へと直交する方向に延びて壁側張出片(12)の上部に重なる形にセットされる水栓側張出片(22)と、を有する。
壁側張出片(12)と水栓側張出片(22)とは、これらに高さ方向に貫通して差し込まれる連結ネジ(S3)により相互に連結され、これらのうちの連結ネジ(S3)が先に差し込まれる一方の張出片(12)に形成された手前側連結孔(12A)が、他方の張出片(22)に形成された奥側連結孔(22A)に対する孔の合わせ位置を水栓前後方向又は水栓幅方向に調整可能に延びる長孔とされる。更に、壁固定孔(11A)及び水栓固定孔(21A)も、壁固定ネジ(S1)及び水栓固定ネジ(S2)が通されるそれぞれの位置を水栓幅方向又は高さ方向に調整可能に延びる長孔とされる。
上記構成によれば、壁側ステー(10)の壁材(W)への取付位置を、壁固定孔(11A)の長孔形状により、水栓幅方向又は高さ方向に自由に調整することができる。また、水栓側ステー(20)の水栓本体(2)への取付位置も、水栓固定孔(21A)の長孔形状により、水栓幅方向又は高さ方向に自由に調整することができる。更に、水栓側ステー(20)の壁側ステー(10)に対する取付位置を、一方の張出片(12)に形成された手前側連結孔(12A)の長孔形状により、水栓前後方向又は水栓幅方向に自由に調整することができる。以上の位置調整構造により、水栓本体(2)を壁材(W)に対して適切に位置ズレ吸収した状態に取り付けることができる。
また、壁側ステー(10)及び水栓側ステー(20)が、それぞれ、下向きに折れ曲がるL字板形状とされて、水栓本体(2)の下向きに開放可能な下部スペース(2E)に臨む下縁部に配設される。
上記構成によれば、水栓本体(2)を水栓側ステー(20)と壁側ステー(10)とを介して壁材(W)に取り付けた後、水栓本体(2)の下側から、壁側ステー(10)の壁材(W)への取付位置と、水栓側ステー(20)の水栓本体(2)への取付位置と、水栓側ステー(20)の壁側ステー(10)への取付位置と、を簡便に調整することができる。その際、水栓側ステー(20)が壁側ステー(10)の上部に重なる形にセットされていることから、水栓側ステー(20)を介して水栓本体(2)を壁側ステー(10)の上部に載せたままの状態で、上記の各調整作業を簡便に行うことができる。
また、壁固定孔(11A)及び水栓固定孔(21A)が、それぞれ、高さ方向に延びる長孔とされる。手前側連結孔(12A)が、水栓幅方向に延びる長孔とされ、かつ、奥側連結孔(22A)に対する孔の合わせ位置を水栓前後方向に調整可能に連結ネジ(S3)の軸径(φ2)よりも大きく頭部径(φ1)よりも小さい孔径(φ3)とされる。
上記構成によれば、水栓本体(2)の壁材(W)への取付位置を、水栓幅方向と高さ方向に加え、水栓前後方向にも適切に調整することができる。
《その他の実施形態について》
以上、本発明の実施形態を1つの実施形態を用いて説明したが、本発明は上記実施形態のほか、以下に示す様々な形態で実施することができるものである。
1.本発明の水栓取付構造は、混合水栓の他、単水栓等の各種の水栓金具の水栓本体を壁材に取り付ける構造に適用することができるものである。
2.壁側ステー及び水栓側ステーは、互いに高さ方向に異なる向きに折り曲げられたL字板形状から成るものであっても良い。また、連結ネジは、水栓側ステーが壁側ステーの上部に重なる形にセットされた後、下側からではなく上側から差し込まれる構成であっても良い。その場合には、連結ネジが先に差し込まれる一方の張出片(水栓側張出片)に形成される手前側連結孔(水栓側連結孔)が、他方の張出片(壁側張出片)に形成された奥側連結孔(壁側連結孔)に対する孔の合わせ位置を水栓前後方向又は水栓幅方向に調整可能に延びる長孔とされることとなる。
上記長孔とされる手前側連結孔は、奥側連結孔に対する孔の合わせ位置を水栓前後方向にのみ、或いは水栓幅方向にのみ調整可能に延びる形状とされていても良い。壁側ステーの壁固定孔及び水栓側ステーの水栓固定孔は、壁固定ネジ及び水栓固定ネジが通されるそれぞれの位置を水栓幅方向に調整可能に延びる長孔とされていても良い。上記壁固定孔、水栓固定孔、手前側連結孔及び奥側連結孔は、それぞれ、いくつずつで構成されていても良い。
3.壁固定ネジは、壁材のネジ孔のない箇所に差し込まれて締結される構成であっても良い。水栓固定ネジも、水栓本体のネジ孔のない箇所に差し込まれて締結される構成であっても良い。
4.壁側ステー及び水栓側ステーは、それぞれ、何本ずつで構成されていても良い。
1 混合水栓
2 水栓本体
2A 温調ハンドル
2B 止水ハンドル
2C 切替ハンドル
2D 本体プレート(対向面部)
2D1 本体孔
2E 下部スペース
10 壁側ステー
11 壁当て片
11A 壁固定孔
12 壁側張出片(一方の張出片)
12A 壁側連結孔(手前側連結孔)
20 水栓側ステー
21 水栓当て片
21A 水栓固定孔
22 水栓側張出片(他方の張出片)
22A 水栓側連結孔(奥側連結孔)
W 壁材
W1 壁孔
S1 壁固定ネジ
S2 水栓固定ネジ
S3 連結ネジ
φ1 頭部径
φ2 軸径
φ3 孔径
M 水栓取付構造

Claims (3)

  1. 水栓本体を壁材に取り付ける水栓取付構造であって、
    前記壁材に当てられて壁固定ネジにより固定される壁側ステーと、
    前記水栓本体に当てられて水栓固定ネジにより固定される水栓側ステーと、を有し、
    前記壁側ステーが、前記壁材に当てられて前記壁固定ネジが通される壁固定孔を備えた壁当て片と、該壁当て片から前記壁材に直交する方向に延びる壁側張出片と、を有し、
    前記水栓側ステーが、前記水栓本体の前記壁材と対向する対向面部に当てられて前記水栓固定ネジが通される水栓固定孔を備えた水栓当て片と、該水栓当て片から前記壁材へと直交する方向に延びて前記壁側張出片の上部に重なる形にセットされる水栓側張出片と、を有し、
    前記壁側張出片と前記水栓側張出片とは、これらに高さ方向に貫通して差し込まれる連結ネジにより相互に連結され、これらのうちの前記連結ネジが先に差し込まれる一方の張出片に形成された手前側連結孔が、他方の張出片に形成された奥側連結孔に対する孔の合わせ位置を水栓前後方向又は水栓幅方向に調整可能に延びる長孔とされ、
    更に、前記壁固定孔及び前記水栓固定孔も、前記壁固定ネジ及び前記水栓固定ネジが通されるそれぞれの位置を水栓幅方向又は高さ方向に調整可能に延びる長孔とされる水栓取付構造。
  2. 請求項1に記載の水栓取付構造であって、
    前記壁側ステー及び前記水栓側ステーが、それぞれ、下向きに折れ曲がるL字板形状とされて、前記水栓本体の下向きに開放可能な下部スペースに臨む下縁部に配設される水栓取付構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の水栓取付構造であって、
    前記壁固定孔及び前記水栓固定孔が、それぞれ、高さ方向に延びる長孔とされ、
    前記手前側連結孔が、水栓幅方向に延びる長孔とされ、かつ、前記奥側連結孔に対する孔の合わせ位置を水栓前後方向に調整可能に前記連結ネジの軸径よりも大きく頭部径よりも小さい孔径とされる水栓取付構造。
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