JP3560873B2 - 横設材の支持具、給水管継手保持装置、給水管継手装置、給水管継手保持装置体、および給水管継手装置体 - Google Patents

横設材の支持具、給水管継手保持装置、給水管継手装置、給水管継手保持装置体、および給水管継手装置体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、給水管継手または座付き給水管継手の接続口の高さを、容易に所望の高さにすることができる、横設材の支持具、給水管継手保持装置、給水管継手装置、給水管継手保持装置体、および給水管継手装置体に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来、内部に給水管継手が収容された継手ボックス、または、座付き給水管継手を、建物の壁内に設置する場合に、例えば、間隔をおいて立設された軽量形鋼材間に、桟・あて木等の横設材を架設固定し、その横設材の上面または下面に、前記継手ボックスまたは給水管継手を、ビス等で固定していた。
【0003】
しかし、前記継手ボックスまたは座付き給水管継手の取付作業においては、給水管継手または座付き給水管継手の接続口の高さが、その接続口に接続される水栓等の設置高さに合わせた、所望の高さとなるように、それら継手ボックスまたは座付き給水管継手が取り付けられる横設材を、前記軽量形鋼材間に所要の高さで架設しなければならず、この作業は簡単ではなかった。つまり、給水管継手または座付き給水管継手の接続口から、横設材までの距離を測り、前記接続口の所望の高さから前記距離分上下にずれた高さを求めて、その高さ位置に、横設材を架設固定しなければならず、この作業は、非常に面倒であった。
【0004】
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、給水管継手または座付き給水管継手の接続口の高さを、容易に所望の高さにすることができる、横設材の支持具、給水管継手保持装置、給水管継手装置、給水管継手保持装置体、および給水管継手装置体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る横設材の支持具、給水管継手保持装置、給水管継手装置、給水管継手保持装置体、および給水管継手装置体は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る横設材の支持具は、給水管継手を保持する継手保持部材が取り付けられる、水平方向に延びる横設材を、建物の構築物に取り付けるための支持具である。この支持具は、前記横設材を支持する支持部と、前記構築物に固定される被固定部と、その被固定部を前記構築物に対して位置決めする基準となる位置決め基準と、を備える。そして、この位置決め基準は、前記被固定部が前記構築物に固定された際、前記給水管継手の接続口の高さ位置と同一の高さ位置となるように設けられている。
【0006】
このように、支持具に備わる位置決め基準は、前記被固定部が前記構築物に固定された際、給水管継手の接続口の高さ位置と同一の高さ位置となるように設けられており、支持具を、その支持具の位置決め基準が、接続口の所望の高さ位置と同一の高さ位置となるようにして、建物の構築物に固定すれば、この支持具、横設材、継手保持部材を介して保持される給水管継手の接続口の高さ位置は、前記所望の高さ位置となる。
【0007】
また、請求項2に記載の発明に係る横設材の支持具は、座付き給水管継手が取り付けられる、水平方向に延びる横設材を、建物の構築物に取り付けるための支持具である。そして、この支持具は、前記横設材を支持する支持部と、前記構築物に固定される被固定部と、その被固定部を前記構築物に対して位置決めする基準となる位置決め基準と、を備える。そして、この位置決め基準は、前記被固定部が前記構築物に固定された際、前記座付き給水管継手の接続口の高さ位置と同一の高さ位置となるように設けられている。ここで、座付き給水管継手とは、この給水管継手を横設材に取り付けるための座面を備えた給水管継手をいう。
【0008】
このように、支持具に備わる位置決め基準は、前記被固定部が前記構築物に固定された際、座付き給水管継手の接続口の高さ位置と同一の高さ位置となるように設けられており、支持具を、その支持具の位置決め基準が、接続口の所望の高さ位置と同一の高さ位置となるようにして、建物の構築物に固定すれば、この支持具、横設材を介して保持される座付き給水管継手の接続口の高さ位置は、前記所望の高さ位置となる。
【0009】
また、請求項3に記載の発明に係る給水管継手保持装置は、請求項1に記載の、横設材の支持具と、その支持具に支持される前記横設材に取り付けられる前記継手保持部材と、からなる。こうして、この給水管継手保持装置によって、請求項1に記載の、横設材の支持具と、同様の作用を得ることができる。
【0010】
また、請求項4に記載の発明に係る給水管継手装置は、請求項2に記載の、横設材の支持具と、その支持具に支持される前記横設材に取り付けられる前記座付き給水管継手と、からなる。こうして、この給水管継手装置によって、請求項2に記載の、横設材の支持具と、同様の作用を得ることがてきる。
【0011】
また、請求項5に記載の発明に係る給水管継手保持装置体は、請求項1に記載の、横設材の支持具と、その支持具に支持される前記横設材と、その横設材に取り付けられる前記継手保持部材と、からなる。こうして、この給水管継手保持装置体によって、請求項1に記載の、横設材の支持具と、同様の作用を得ることができる。
【0012】
また、請求項6に記載の発明に係る給水管継手保持装置体のように、請求項5に記載の給水管継手保持装置体において、前記横設材は、その横設材の下面または上面からなる基準面を備え、前記継手保持部材は、前記基準面に当接する第1の当接面を備え、前記支持具は、前記基準面に当接する第2の当接面を備えてもよい。そして、前記位置決め基準は、前記被固定部が前記構築物に固定された際に前記接続口の高さ位置と同一の高さ位置となるよう、前記第2の当接面から前記位置決め基準までの高さ距離が、前記第1の当接面から前記接続口までの高さ距離と同一となるように設けられている。こうして、支持具における第2の当接面から位置決め基準までの高さ距離、つまりは横設材の基準面から位置決め基準までの高さ距離が、継手保持部材における第1の当接面から給水管継手の接続口までの高さ距離、つまりは横設材の基準面から接続口までの高さ距離と、同一となることで、位置決め基準の高さ位置は、接続口の高さ位置と同一となる。
【0013】
また、請求項7に記載の発明に係る給水管継手装置体は、請求項2に記載の、横設材の支持具と、その支持具に支持される前記横設材と、その横設材に取り付けられる前記座付き給水管継手と、からなる。こうして、この給水管継手装置体によって、請求項2に記載の、横設材の支持具と、同様の作用を得ることができる。
【0014】
また、請求項8に記載の発明に係る給水管継手装置体のように、請求項7に記載の給水管継手装置体において、前記横設材は、その横設材の下面または上面からなる基準面を備え、前記座付き給水管継手は、前記基準面に当接する第1の当接面を備え、前記支持具は、前記基準面に当接する第2の当接面を備えてもよい。そして、前記位置決め基準は、前記被固定部が前記構築物に固定された際に前記接続口の高さ位置と同一の高さ位置となるよう、前記第2の当接面から前記位置決め基準までの高さ距離が、前記第1の当接面から前記接続口までの高さ距離と同一となるように設けられている。こうして、支持具における第2の当接面から位置決め基準までの高さ距離、つまりは横設材の基準面から位置決め基準までの高さ距離が、座付き給水管継手における第1の当接面から接続口までの高さ距離、つまりは横設材の基準面から接続口までの高さ距離と、同一となることで、位置決め基準の高さ位置は、接続口の高さ位置と同一となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る横設材の支持具、給水管継手保持装置、給水管継手装置、給水管継手保持装置体、および給水管継手装置体の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1ないし図6は、本発明に係る横設材の支持具、給水管継手保持装置、給水管継手装置、給水管継手保持装置体、および給水管継手装置体の一実施の形態を示す。図中符号1は、建物の構築物としての間柱である。2は、給水管継手としてのエルボーである。3は、継手保持部材としての継手ボックスであり、エルボー2を収容するようにして保持する。4は、水平方向に延びる横設材であり、この横設材4に前記継手ボックス3が取り付けられる。5は、支持具であり、横設材4を、前記間柱1に取り付けるためのものである。
【0017】
ここで、間柱1は、例えば、軽量形鋼材からなり、リップ溝形鋼と類似の形状であって、底壁1aと、その底壁1aの両端から直角に折れ曲がって延びる側壁1b、1bと、それら側壁1b、1bの先端から互いに接近するように直角に折れ曲がって若干延びる上壁1c、1cと、その上壁1c、1cの先端から底壁1a側に直角に折れ曲がって若干延びる内壁1d、1dとから構成されている。
【0018】
エルボー2は、その大半が、継手ボックス3の内部に収容されて、水平方向に延びる一方の接続口2aの先端部分が、継手ボックス3の後述する前面開口部3kから外部に露出している。この接続口2aには、内側の雌ネジ部(図示せず)に、キャップ6がねじ込まれているが、このキャップ6を取り外すことで、接続口2aに水栓等の給水器具(図示せず)を取り付けることができる。また、エルボー2の、鉛直下方に延びる他方の接続口2bには、継手ボックス3の後述する下面開口部3mから内部に挿入される給水管7が接続されている。こうして、給水管7を通ってエルボー2に流れる水や湯が、一方の接続口2aから、水栓等の給水器具に供給される。
【0019】
継手ボックス3は、前述のように、給水管継手としてのエルボー2を収容するものであり、給水管継手の種類、サイズ等に応じて、A2ボックス、A3ボックス等の種々のタイプがあるが、図示実施の形態においては、A2ボックスタイプを示している。この継手ボックス3は、略直方体中空形状の本体部3aと、本体部3aの前面上部から前方に突出して本体部3aの内外に通じる第1の筒部3bと、本体部3aの下面中央から下方に突出して本体部3aの内外に通じる第2の筒部3cとを備えている。さらに、継手ボックス3は、本体部3aの上側の左右のコーナー部から上方に若干延びる延出片3d、3dと、それら延出片3d、3dから互いに離れるように直角に折れ曲がって水平方向に若干延びる第1の被取付部3e、3eとを備えている。そして、第1の被取付部3eには、上下方向に貫通する取付用の孔3f、3fが形成されている。また、この第1の被取付部3eの上面は、横設材4の後述する基準面としての下面4aに当接する第1の当接面となっており、この継手ボックス3に収容されるエルボー2の一方の接続口2aは、上面3gからの高さ距離H1に位置する。さらに、継手ボックス3は、本体部3aの左右の側面の前端部分から側方に延びる第2の被取付部3h、3hを備えている。そして、この第2の被取付部3hにも、前後方向に貫通する取付用の孔3i、3iが形成されている。また、継手ボックス3は、第1の筒部3b内にねじ込まれたリング状のロックリング3jを有しており、このロックリング3jの内側が、前記エルボー2の一方の接続口2aが挿通される前面開口部3kとなっている。また、第2の筒部3cの内側は、前記給水管7が挿入される下面開口部3mとなっており、さらに、この下面開口部3mには、給水管7を収容するようにして鞘管8が挿入されている。そして、この鞘管8は、略U字状のロックピン9により、第2の筒部3cに止められる。
【0020】
横設材4は、例えば、発砲ポリスチレン樹脂からなる押し出し成形品であり、断面矩形形状であって、基準面としての下面4a、および上面4bに、長手方向に沿ってその全長に渡って形成される複数の案内溝4c、4cが、適宜ピッチで設けられている。そして、この横設材4には、継手ボックス3が、その上面3gが横設材4の下面4aに当接するようにして、第1の被取付部3e、3eの孔3f、3fに挿通されてこの横設材4にねじ込まれるビス10、10によって取り付けられる。
【0021】
支持具5は、例えば、鋼板等をプレス加工することによって形成されており、横設材4を支持する支持部5aと、間柱1に固定される被固定部5bと、その被固定部5bを間柱1に対して位置決めする基準となる位置決め基準Rとを備えている。支持部5aは、横設材4の一方の端部部分の、下面4a、上面4bおよび後面4dを覆うように、下片5c、上片5dおよび後片5eが、断面コの字状に折り曲げられて形成されている。こうして、下片5cの内面5fは、横設材4の基準面としての下面4aに当接する第2の当接面となっている。そして、支持部5aの下片5cおよび上片5dには、それぞれ、この支持部5aの長手方向に沿って延びる長孔5gが設けられており、これら長孔5g、5gに挿通されて横設材4にねじ込まれるビス11、11によって、横設材4は、支持部5aに固定される。さらに、支持部5aの断面コの字の開口側となる、下片5cおよび上片5dの縁部には、それぞれ、この支持部5aの長手方向に沿って延びる第1の切欠き5hが形成れており、さらに、その第1の切り欠き5hの一方端には、間柱1の上壁1cおよび内壁1dとの干渉を防ぐために、略矩形形状の第2の切欠き5iが形成されている。また、被固定部5bは、下部片5jと上部片5kとからなり、これら下部片5jおよび上部片5kは、支持部5aの長手方向の、第2の切欠き5iとは反対側に位置する、下片5cおよび上片5dの一端から直角に折れ曲がって、上下に対称となるようにして互いに離れる方向に延びている。
【0022】
支持具5における位置決め基準Rは、下部片5jに描かれた第1のラインR1からなり、この第1のラインR1は、下片5cの内面5fから第1のラインR1までの高さ距離L1が、前記高さ距離H1と同一となるように設けられている。そして、第1のラインR1にほぼ接するようにして、上側に「A2ボックス」、下側に「A4ボックス」の文字が描かれている。つまり、この第1のラインR1は、A2ボックスタイプの継手ボックス3の他に、A4ボックスタイプの継手ボックスに対応している。同様にして、A3ボックスタイプの継手ボックスおよび、座付き給水管継手としての座付きエルボー21のための位置決め基準Rが、下片5cの内面5fからの高さ距離L2の位置に描かれた第2のラインR2によって示されている。ここで、座付きエルボー21は、図6に示すように、継手ボックス3に収容されることなく、直接、横設材4に取り付けられるものであり、上端に、横設材4の下面4aに取り付けるための座面21aを備えており、その座面21aが第1の当接面を兼ねている。さらに、A4Nタイプの継手ボックスのための位置決め基準Rが、下片5cの内面5fからの高さ距離L3の位置となる、下部片5jの下端R3によって示されている。そして、高さ距離L2、L3もまた、対応する継手ボックスや座付きエルボー21の、横設材4の下面4aに当接する第1の当接面としての上面や座面21aから、エルボーの接続口や座付きエルボー21の接続口21bまでの高さ距離(座付きエルボー21にあっては、高さ距離H2)と同一となっている。
【0023】
そして、上部片5kにも、第1のラインR1、第2のラインR2および下端R3とは上下に対称となる位置に、同様にして、位置決め基準Rとなる、第3のラインR4、第4のラインR5および上端R6が、描かれまたは示されており、さらに、その位置決め基準Rに対応する文字が描かれている。この上部片5kにおける位置決め基準Rは、継手ボックス3や座付きエルボー21が、上下が反転されて、横設材4の上面4bに取り付けられる場合に適用される。そして、この場合には、横設材4の上面4bが、基準面となり、支持具5の上片5dの内面5mが、第2の当接面となる。
【0024】
また、このように、位置決め基準R(R1ないしR6)を設けることで、この位置決め基準R(R1ないしR6)は、支持具5の下部片5jおよび上部片5kが間柱1に固定された際に、エルボー2等の接続口2a等や座付きエルボー21の接続口21bの高さ位置と同一の高さ位置となる。
【0025】
また、下部片5jおよび上部片5kの第1ないし第4のラインR1、R2、R4、R5上には、それぞれ、孔5nが設けられており、これら孔5n、5nに挿通されて間柱1の底壁1aにねじ込まれるビス12、12によって、下部片5jおよび上部片5kが間柱1に固定される。こうして、横設材4の一方の端部部分は、支持具5を介して一方側の間柱1に取り付けられ、同様にして、他方の端部部分もまた、支持具5を介して他方側の間柱1に取り付けられる。
【0026】
以上のように、横設材4、支持具5および継手ボックス3(座付きエルボー21)は、構成されており、支持具5と、継手ボックス3(座付きエルボー21)との組合せが、給水管継手保持装置(給水管継手装置)となり、また、支持具5と、横設材4と、継手ボックス3(座付きエルボー21)との組合せが、給水管継手保持装置体(給水管継手装置体)となっている。また、間柱1、支持具5、横設材4および、エルボー2を収容する継手ボックス3(座付きエルボー21)は、壁内に配備されており、エルボー2の接続口2a(座付きエルボー21の接続口21b)が、一方の壁面パネル13から壁外に臨んでいる。そして、接続口2aの先端部分には、化粧リング14およびロックナット15が嵌められる。
【0027】
次に、以上の構成からなる横設材の支持具、給水管継手保持装置、給水管継手装置、給水管継手保持装置体、および給水管継手装置体の作用効果について説明する。支持具5に備わる位置決め基準Rとなる第1のラインR1は、下部片5jおよび上部片5kが間柱1に固定された際、継手ボックス3に収容されるエルボー2の接続口2aの高さ位置と同一の高さ位置となるように設けられており、支持具5を、その支持具5の第1のラインR1が、接続口2aの所望の高さ位置と同一の高さ位置となるようにして、間柱1に固定すれば、この支持具5、横設材4、継手ボックス3を介して保持されるエルボー2の接続口2aの高さ位置は、前記所望の高さ位置となる。従って、エルボー2の接続口2aの高さを、容易に所望の高さにすることができる。具体的には、間柱1に、接続口2aの所望の高さ位置と同一の高さ位置に基準ラインSを罫書き、この基準ラインSと、支持具5の第1のラインR1とが一致する高さで、支持具5を間柱1に固定する。
【0028】
そして、この実施の形態においては、支持具5における下片5cの内面5fから第1のラインR1までの高さ距離L1、つまりは横設材4の下面4aからラインR1までの高さ距離が、継手ボックス3における上面3gからエルボー2の接続口2aまでの高さ距離H1、つまりは横設材4の下面4aから接続口2aまでの高さ距離と、同一となることで、第1のラインR1の高さ位置は、接続口2aの高さ位置と同一となる。このように、横設材4の共通する下面4aを基準とすることで、簡単に、第1のラインR1の高さ位置を、接続口2aの高さ位置と同一にすることができる。
【0029】
また、座付きエルボー21の場合においても、支持具5に備わる第2のラインR2は、下部片5jおよび上部片5kが間柱1に固定された際、座付きエルボー21の接続口21bの高さ位置と同一の高さ位置となるように設けられており、支持具5を、その支持具5の第2のラインR2が、接続口21bの所望の高さ位置と同一の高さ位置となるようにして、間柱1に固定すれば、この支持具5、横設材4を介して保持される座付きエルボー21の接続口21bの高さ位置は、前記所望の高さ位置となる。従って、座付きエルボー21の接続口21bの高さを、容易に所望の高さにすることができる。
【0030】
そして、座付きエルボー21の場合においても、支持具5における下片5cの内面5fから第2のラインR2までの高さ距離L2、つまりは横設材4の下面4aからラインR2までの高さ距離が、座付きエルボー21における座面21aから接続口21bまでの高さ距離H2、つまりは横設材4の下面4aから接続口21bまでの高さ距離と、同一となることで、第2のラインR2の高さ位置は、接続口21bの高さ位置と同一となる。このように、座付きエルボー21の場合であっても、横設材4の共通する下面4aを基準とすることで、簡単に、ラインR2の高さ位置を、接続口21bの高さ位置と同一にすることができる。
【0031】
また、横設材4の長手方向に沿って形成された複数の案内溝4c、4cは、この横設材4に、各種の継手ボックス3等や座付きエルボー21を取り付けるためのビス10、そして支持具5にこの横設材4を取り付けるためのビス11を、横設材4にねじ込む際に、ビス10、11の先端がいずれかの案内溝4cにちょうど嵌まるように設けられている。したがって、ビス10、11が、横設材4の長手方向と直交する方向には位置ずれすることなく、そのビス10、11を横設材4にねじ込むことができ、そのねじ込み作業が容易に行われる。
【0032】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、エルボー2を収容する継手ボックス3の代わりに、エルボー2を単に保持するのみで、例えば後方が解放された継手保持部材を使用してもよい。また、給水管継手は、エルボー2に限定されるものではなく、その他の形状の給水管継手であってもよい。
【0033】
また、横設材4の下面4aを基準面とする代わりに、上面4bを基準面とすることで、その上面4bに、継手ボックス3や座付きエルボー21を上下反転して取り付けてもよい。また、支持具5は、その外形形状および位置決め基準Rが上下対称に形成されており、この支持具5を、上下を反転して間柱1に取り付けることもできる。また、支持具5は、間柱1の内側に取り付けられているが、反対に外側に取り付けられてもよい。
【0034】
また、継手ボックス3は、横設材4の下面4aや上面4bに取り付けられるが、被取付部3eの形状を変更することで、横設材4の後面4d等に取り付けられてもよい。同様にして、座付きエルボー21もまた、座面21aを含む座部の形状を変更することで、横設材4の後面4d等に取り付けられてもよい。
【0035】
また、横設材4は、その一方および他方の端部部分が、支持具5、5によって支持されるが、いずれかの端部部分または、中間部分のみによって支持できるのであれば、端部部分または中間部分の一カ所のみが支持具5によって支持されてもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上、詳述したところから明らかなように、この発明に係る横設材の支持具、給水管継手保持装置、給水管継手装置、給水管継手保持装置体、および給水管継手装置体によれば、次の効果がある。
【0037】
請求項1または2に記載された横設材の支持具、請求項3に記載された給水管継手保持装置、請求項4に記載された給水管継手装置、請求項5に記載された給水管継手保持装置体、請求項7に記載された給水管継手装置体によれば、支持具を、その支持具の位置決め基準が、給水管継手または座付き給水管継手の接続口の所望の高さ位置と同一の高さ位置となるようにして、建物の構築物に固定することで、給水管継手または座付き給水管継手の接続口の高さを、容易に所望の高さにすることができる。
【0038】
また、請求項6に記載された給水管継手保持装置体、請求項8に記載された給水管継手装置体によれば、支持具における第2の当接面から位置決め基準までの高さ距離を、継手保持部材または座付き給水管継手における第1の当接面から接続口までの高さ距離と同一にすることで、位置決め基準の高さ位置を、接続口の高さ位置と同一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る横設材の支持具、給水管継手保持装置、給水管継手装置、給水管継手保持装置体、および給水管継手装置体の一実施の形態の、給水管継手保持装置体を示す正面図である。
【図2】同じく、図1におけるA−A線による拡大断面図である。
【図3】同じく、図1におけるB−B線による拡大断面図である。
【図4】同じく、図1におけるC−C線による拡大断面図である。
【図5】同じく、支持具の拡大斜視図である。
【図6】同じく、給水管継手装置体を示す、図1相当図である。
【符号の説明】
1 間柱(構築物) 2 エルボー(給水管継手)
2a 一方の接続口(接続口) 3 継手ボックス(継手保持部材)
3g 上面(第1の当接面) 4 横設材
4a 下面(基準面) 5 支持具
5a支持部 5b 被固定部
5f 内面(第2の当接面) 21 座付きエルボー(座付き給水管継手)
21a 座面(第1の当接面) 21b 接続口
H1 高さ距離 H2 高さ距離
L1 高さ距離 L2 高さ距離
L3 高さ距離 R 位置決め基準
R1 第1のライン(位置決め基準)
R2 第2のライン(位置決め基準)
R3 下端(位置決め基準)
R4 第3のライン(位置決め基準)
R5 第4のライン(位置決め基準)
R6 上端(位置決め基準)

Claims (8)

  1. 給水管継手を保持する継手保持部材が取り付けられる、水平方向に延びる横設材を、建物の構築物に取り付けるための支持具であって、
    前記横設材を支持する支持部と、
    前記構築物に固定される被固定部と、
    前記被固定部を前記構築物に対して位置決めする基準となる位置決め基準と、を備え、
    前記位置決め基準は、前記被固定部が前記構築物に固定された際、前記給水管継手の接続口の高さ位置と同一の高さ位置となるように設けられていることを特徴とする、横設材の支持具。
  2. 座付き給水管継手が取り付けられる、水平方向に延びる横設材を、建物の構築物に取り付けるための支持具であって、
    前記横設材を支持する支持部と、
    前記構築物に固定される被固定部と、
    前記被固定部を前記構築物に対して位置決めする基準となる位置決め基準と、を備え、
    前記位置決め基準は、前記被固定部が前記構築物に固定された際、前記座付き給水管継手の接続口の高さ位置と同一の高さ位置となるように設けられていることを特徴とする、横設材の支持具。
  3. 請求項1に記載の、横設材の支持具と、
    その支持具に支持される前記横設材に取り付けられる前記継手保持部材と、からなることを特徴とする給水管継手保持装置。
  4. 請求項2に記載の、横設材の支持具と、
    その支持具に支持される前記横設材に取り付けられる前記座付き給水管継手と、からなることを特徴とする給水管継手装置。
  5. 請求項1に記載の、横設材の支持具と、
    その支持具に支持される前記横設材と、
    その横設材に取り付けられる前記継手保持部材と、からなることを特徴とする給水管継手保持装置体。
  6. 請求項5に記載の給水管継手保持装置体において、
    前記横設材は、その横設材の下面または上面からなる基準面を備え、
    前記継手保持部材は、前記基準面に当接する第1の当接面を備え、
    前記支持具は、前記基準面に当接する第2の当接面を備えて、
    前記位置決め基準は、前記被固定部が前記構築物に固定された際に前記接続口の高さ位置と同一の高さ位置となるよう、前記第2の当接面から前記位置決め基準までの高さ距離が、前記第1の当接面から前記接続口までの高さ距離と同一となるように設けられていることを特徴とする給水管継手保持装置体。
  7. 請求項2に記載の、横設材の支持具と、
    その支持具に支持される前記横設材と、
    その横設材に取り付けられる前記座付き給水管継手と、からなることを特徴とする給水管継手装置体。
  8. 請求項7に記載の給水管継手装置体において、
    前記横設材は、その横設材の下面または上面からなる基準面を備え、
    前記座付き給水管継手は、前記基準面に当接する第1の当接面を備え、
    前記支持具は、前記基準面に当接する第2の当接面を備えて、
    前記位置決め基準は、前記被固定部が前記構築物に固定された際に前記接続口の高さ位置と同一の高さ位置となるよう、前記第2の当接面から前記位置決め基準までの高さ距離が、前記第1の当接面から前記接続口までの高さ距離と同一となるように設けられていることを特徴とする給水管継手装置体。
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