JP3212014U - 管状折曲げ作業用工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】手だけでは折り曲げにくい比較的太い金属管などの管状部材に対して、足で踏みながら曲げることでき、手だけで折り曲げられる比較的細い金属管などの管状部材に対しては、手だけで所望の角度に調整して曲げることができるという使用者の手及び足の両方で曲げることができる折曲げ作業用工具を提供する。【解決手段】使用者が把持する把持部材を取り付ける挿通孔12を有する基部1と、基部の一端側から側面側に亘って基部に対して突出した湾曲状であり、折り曲げ対象の管状部材を保持する折曲げ部2を備え、折曲げ部が、管状部材と当接しうる係合溝と、係合溝に対向し、管状部材を保持したときの管状部材の長手方向における長さが係合溝よりも短く、管状部材を基部の一端側にて支持する支持部22を有し、支持部が、基部における把持部材の挿通方向の略延長線上に位置する。【選択図】図1
Description
本考案は、電線を挿通する金属管などの管状部材を手動により所望の角度に折り曲げるときに使用される工具に関する。
一般に、建築物を建築するときにおいて電気配線を挿通する金属製で管状である管状部材が建物の内部などに配設される。このとき、建築現場において、その現場の状況に応じて金属管を所望の角度に折り曲げる作業が行われ、手動で折り曲げるための工具が使用される。
例えば、図8には、一般に流通している従来品であり、曲げようとする管状部材と当接する大きく湾曲した湾曲部101とその湾曲部101の上方に管状部材を掛ける係止部102を備える足踏みタイプのベンダが開示されている。
しかしながら、図8に記載のベンダでは、管状部材を湾曲部101に差し込み足で踏んで折り曲げようとするもので、手で曲げることを想定していないために、把持用の部材を係止部102で係止して湾曲部101に取り付けた状態で把持用の部材を立てて一方の手で持ち、他方の手で管状部材を曲げようとすると、湾曲部101が大きく湾曲しており管状部材を支持する支持部102が湾曲部101の一端側に位置しているため、差し込んだ管状部材が把持用の部材と大きく離れてしまい、管状部材を持つ手に力を入れにくく曲げることが困難であった。
また、一方で手だけで曲げる特許文献1に開示されているベンダでは、直径が大きい管状部材や厚みのある管状部材を曲げようとすると所望の曲がり具合で曲げることが困難であるため、図8のような足踏みタイプのベンダを用意する必要があったことから、必要に応じて足踏みタイプと使いわけをしなければならず、複数種類のベンダを用意するとなると費用が嵩み、持ち運ぶときの可搬性が悪く、取り換える手間から作業上の効率が良くないという課題があった。
そのため、本考案において、手だけでは折り曲げにくい比較的太い金属管などの管状部材に対して、足で踏みながら曲げることでき、手だけで折り曲げられる比較的細い金属管などの管状部材に対しては、手だけで所望の角度に調整して曲げることができるという使用者の手及び足の両方で曲げることができる折曲げ作業用工具を提供することを目的とする。
〔1〕すなわち、本考案は、使用者が把持する把持部材(B)を取り付ける挿通孔(12)を有する基部(1)と、前記基部(1)の一端側から側面側に亘って前記基部(1)に対して突出した湾曲状であり、管状部材(4)を保持する折曲げ部(2)を備え、前記折曲げ部(2)が、前記管状部材(4)と当接しうる係合溝(21)と、前記係合溝(21)に対向し、前記管状部材(4)を保持したときの前記管状部材(4)の長手方向における長さが前記係合溝(21)よりも短く、前記管状部材(4)を前記基部(1)の一端側にて支持する支持部(22)を有し、前記支持部(22)が、前記基部(1)における把持部材(B)の挿通方向の略延長線上に位置することを特徴とする折曲げ作業用工具である。
〔2〕そして、前記基部(1)の一端側の内側面に雌螺子(13)を有することを特徴とする前記〔1〕に記載の折曲げ作業用工具である。
〔3〕そして、前記係合溝(21)及び前記支持部(22)の間であって外側面側において、開口部(3)を有することを特徴とする前記〔1〕又は前記〔2〕に記載の折曲げ作業用工具である。
〔4〕そして、前記基部(1)に前記把持部材(B)が取り付けられていることを特徴とする前記〔1〕から前記〔3〕のいずれかに記載の折曲げ作業用工具である。
本考案の折曲げ作業用工具によれば、手だけでは折り曲げにくい比較的太い金属管などの管状部材に対して、足で踏みながら曲げることでき、さらに、手だけで折り曲げられる比較的細い金属管などの管状部材に対しては、手だけで所望の角度に調整して曲げることができるというように、使用者の手及び足の両方で曲げることができる。さらには、足踏みタイプと手で曲げるタイプの複数種類を用意する必要がなくなるために、費用も嵩まず、持ち運ぶときの可搬性に優れ、足踏みタイプと手で曲げるタイプのベンダをいちいち取り換える必要がないために作業上の効率を向上することができる。
以下、本考案に係る折曲げ作業用工具に関する実施の形態について、添付の図面に基づいて詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本考案を実施するに好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本考案は、以下の説明において特に考案を限定する旨が明記されていない限り、この形態に限定されるものではない。また、範囲を表す表現については上限と下限を含むものである。
本件出願において、上下方向及び前後方向は、図3における上下方向及び前後方向にそれぞれ対応するものである。
図1から図6は、本考案における折曲げ作業用工具の一実施例を示すものであり、斜視図、左側面図、底面図、断面図及びそれらの使用状態に関する図である。
図1から図5に示すように、本考案の折曲げ作業用工具は、使用者が把持する把持部材Bを取り付ける挿通孔12を有する基部1と、基部1の一端側から側面側に亘って位置し基部1に対して突出したように湾曲する形状を有し、折り曲げようとする金属管などの管状部材4を保持する折曲げ部2を備えている。そして、図6に示すように、把持部材Bを基部1に取付け、管状部材4を折曲げ部2に保持して管状部材4を床などの地面に載置して折曲げ部2の一端を足で踏みながら把持部材Bを倒すことにより曲げることができる。また、把持部材Bを基部1に取付け、管状部材4を折曲げ部2に保持して、図6の状態とは上下反対にして管状部材4を手に持って好適の角度に手動で曲げることもできる。
基部1は、使用者が把持する把持部材Bを取り付ける部材であり、折曲げ作業用工具の基礎的な部分であり、略円筒形状を有している。また、外形については曲面状ではく四角形などの多角形状とすることもできる。そして、基部1の他端側である上方側から把持部材Bを挿通するための挿通孔12が穿設されており把持部材Bを挿通孔12に挿通することができる。さらに、挿通孔の奥である基部1の内面には雌螺子13が螺設されており、把持部の一端側に設けられた雄螺子と螺合して着脱自在とされている。基部1と把持部材Bを着脱自在となる構造を有することにより、折曲げ作業用工具を嵩張らずに保管することができ、また、把持部材Bを他の折曲げ作業用工具に対しても使用することができるので使用する把持部材Bの本数を減らすことができる。なお、本実施形態において、基部1の内面には雌螺子13が螺設されているが、他の実施形態において雄螺子とし、把持部材Bの一端側を雌螺子として着脱自在にすることもできるし、また、基部1の内面に突起を設けて把持部材Bの一端側にその突起と係合する係合部分を設けるなどの方法により基部1と把持部材Bを着脱自在とすることができるし、さらに、基部1の外側からボルトを差し込むなどして把持部材Bを固定して着脱自在とすることができる。また、図1、図2に示すように、基部1の側面に軽量化のために肉盗みとして孔を穿設することもできる。そして、図6及び図7に示すように、基部1に把持部材Bが予め取り付けられた状態で本考案に係る折曲げ作業用工具を流通することができる。
折曲げ部2は、折り曲げようとする金属管などの管状部材4と当接しうる係合溝21と、係合溝21に対向し、管状部材4を保持したときの管状部材4の長手方向、すなわち図3における前後方向における長さが係合溝21よりも短く、管状部材4を基部1の一端側にて支持する支持部22を有している。係合溝21は、管状部材4に当接する部材であり、図3に示すように、基部1側に向かって窪んだ曲面状である。また、支持部22は、管状部材4を係合溝21と対向して支える部材であり、図3に示すように基部とは反対側に向かって窪んだ湾曲した形状を有している。
また、図1、図2などに示すように、折曲げ部2の側面には、数値と記号が付されており、具体的には、基部1の一端側に設けられた「0」を起点として、係合溝21に沿って所定の位置まで管状部材4を曲げたときに30度、45度、60度の角度に曲がることが分かる目印として、それぞれの角度に対応するように「30」、「45」、「60」の数値と三角状の記号を目盛りとして付している。
こうして、係合溝21と支持部22により、図6に示すように、管状部材4を支持して、支持部22と当接する箇所、係合溝21と当接する箇所、床などの地面と当接する箇所に基づいて、てこの原理により管状部材4を折曲げ部2の側面に記された目盛り応じた角度に曲げることができる。また、図6の状態とは上下反対にして、図7に示すように、管状部材4を手に持ったときには、使用者が把持する箇所、第一係合溝21と当接する箇所、第一支持部22と当接する箇所に基づいて、てこの原理により管状部材4を所望の角度に曲げることができる。本実施形態において、係合溝21は、直径が19mmの金属管と適合するように湾曲しているが、他の実施形態において、好適な曲率で湾曲させることができる。
また、係合溝21を有する折曲げ部2は、外側面側から、すなわち図3における左右方向から見ると、基部1側から突出するように、一定の曲率半径を有し、管状部材4を保持したときの管状部材4の長手方向、すなわち図3における前後方向に基部1の一端側を覆って湾曲状に形成されている。より具体的には、基部1の一端側に位置する折曲げ部2の基端部2Aから基部1の側面側に位置する終端部2Bに亘って中心角が60〜80度程度の円弧状に形成されている。折曲げ部2の基端部2Aに支持部22が形成されており、折り曲げ部2の基端部2Aから終端部2Bに至る縁部23において「30」の数値が付されたあたりから終端部2Bまでにおける一部には床などの地面と滑りにくくするためのギザギザ状の凹凸が連続的に設けられており、終端部2Bにおいて縁部23から連続する凹凸が基部1側に対向する面にまで連続して設けられている。
そして、支持部22が、係合溝21に対して膨んだ湾曲した形状である。支持部22は、係合溝21と対向する部分において係合溝21の曲率半径と略同等の曲率半径を有する板状部材であることから、対応する直径を有する管状部材4を安定して支持することができる。支持部22は、基部1の長手方向の略延長線上に位置、すなわち、基部1の挿通孔12に挿通した把持部材Bの略延長線上に位置している。支持部22がこのような箇所に位置していると、図6の状態とは上下反対にして管状部材4を手に持って好適の角度に手動で曲げる場合に、管状部材4と把持部材Bとにより形成される角度が略直角となり、把持部材Bを持ちながら、反対の手で管状部材4を持って曲げると力を入れ易く、折曲げ部2の側面に記された目盛りの角度ではない所望の角度であっても微調整を行い易くなる。
そして、係合溝21及び支持部22の間であって外側面側において、開口部3を有しており、より具体的には係合溝21の外側面側と支持部22の外側面側において、所定の管状部材4を挿入することが間隔を有する開口部3を有している。開口部3を備えることにより、管状部材4を折曲げ作業用工具の外側面側から挿入することができるので、数mなど長さの長い金属管の中間位置などの途中部分を折り曲げようとするときに折曲げ作業用工具に設置させやすくなる。
連結部5は、基部1と折曲げ部2を連結する部材であり、基部1側面から板状又は管状の部材として立設され折曲げ部2の基部1側の面と固設されることにより、基部1と折曲げ部2を連結している。本実施形態において、基部1、折曲げ部2及び連結部5は一体的に成形されている。また、本実施形態において、基部1、折曲げ部2と接続する部材として連結部5が設けられているが、他の実施形態において、連結部5が設けずに、基部1と折曲げ部2を直接的に結び付けて一体的に形成することもできる。
基部1、折曲げ部2及び連結部5の材質は、金属管などの管状部材4を折り曲げるときに管状部材4との当接箇所に生じる力に耐え得るために金属などの材質であることが好ましく、鉄、鋼、鋳鉄、硬質アルミ、ステンレスなどであることが好ましい。
1・・・基部
12・・・挿通孔
13・・・雌螺子
2・・・折曲げ部
21・・・係合溝
22・・・支持部
23・・・縁部
2A・・・基端部
2B・・・終端部
3・・・開口部
4・・・管状部材
5・・・連結部
B・・・把持部材
12・・・挿通孔
13・・・雌螺子
2・・・折曲げ部
21・・・係合溝
22・・・支持部
23・・・縁部
2A・・・基端部
2B・・・終端部
3・・・開口部
4・・・管状部材
5・・・連結部
B・・・把持部材
Claims (4)
- 使用者が把持する把持部材を取り付ける挿通孔を有する基部と、
前記基部の一端側から側面側に亘って前記基部に対して突出した湾曲状であり、管状部材を保持する折曲げ部を備え、
前記折曲げ部が、
前記管状部材と当接しうる係合溝と、
前記係合溝に対向し、前記管状部材を保持したときの前記管状部材の長手方向における長さが前記係合溝よりも短く、前記管状部材を前記基部の一端側にて支持する支持部を有し、
前記支持部が、前記基部における把持部材の挿通方向の略延長線上に位置する
ことを特徴とする折曲げ作業用工具。 - 前記基部の一端側の内側面に雌螺子を有することを特徴とする請求項1に記載の折曲げ作業用工具。
- 前記係合溝及び前記支持部の間であって外側面側において、開口部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の折曲げ作業用工具。
- 前記基部に前記把持部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の折曲げ作業用工具。
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| JP2017002509U JP3212014U (ja) | 2017-06-05 | 2017-06-05 | 管状折曲げ作業用工具 |
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|---|---|
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Cited By (1)
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| JP2021183337A (ja) * | 2020-05-20 | 2021-12-02 | 未来工業株式会社 | 曲げ工具、及び、表示部材 |
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2017
- 2017-06-05 JP JP2017002509U patent/JP3212014U/ja not_active Expired - Fee Related
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