JP2004300831A - 接続配管の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続配管と水栓本体の接続部との間隔調整を容易に行うことができると共に、水栓本体の接続配管への取り付け施工の作業性を向上させること。
【解決手段】水栓本体20から突設される水側接続部22・湯側接続部24が給水配管側・給湯配管側のエルボ42に挿嵌接続されると共に、先端のねじ部53の径よりも大径の軸部52を奥端に有する段付きビス50が、エルボ42に突設された突設片に44形成された取付穴46に挿通され、さらに、第1ステー54に形成されたねじ孔60にねじ込まれて、エルボ42が第1ステー54に取り付けられる接続配管の取付構造10において、取付穴46を水栓本体20の水側接続部22・湯側接続部24の間隔方向において長円に形成すると共に、取付穴46の周縁部の厚みを軸部52の長さよりも薄く形成した。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水栓本体から突設される水側接続部・湯側接続部が給水配管側・給湯配管側の接続配管に挿嵌接続されると共に、この接続配管がステーに取り付けられる接続配管の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば湯水混合水栓の水栓本体には、給水配管側及び給湯配管側に接続されるための水側接続部・湯側接続部がそれぞれ突設されているが、この両接続部は予め所定の間隔(例えば、75mmや100mm)に形成されている。一方、給水配管・給湯配管は、例えばユニットバスなどにおいては壁面パネル等の裏側に引き回された上で、ユニットバス躯体内に配管の端末が引き込まれており、これらの配管端末にエルボなどの接続配管を接続し、さらにこの接続配管を上記した水栓本体の接続部にそれぞれ取り付けることにより、給水配管・給湯配管と水栓本体とが接続されている。
【0003】
これを図4を参照して説明する。水栓本体20背面側(図の上方)からは、吐水口やシャワーホースから吐出される湯水を混合する水栓本体内の混合室へと連通する円筒状の水側接続部22及び湯側接続部24がそれぞれ突設されている。一方、給水配管及び給湯配管は、壁面等の取付部70の裏側に引き回されている。接続配管71には、それぞれ雄ねじが刻設された後方接続口72及び前方接続口73が備えられており、両接続口の間には、後述する取付部70の取付孔74よりも大径のフランジ部75が設けられている。給水配管側及び給湯配管側にそれぞれ用意された2つの接続配管71は、固定ステー76の固定用孔77にそれぞれ挿通された状態で後方接続口72にナット78が螺着されて、所定の間隔に定められて固定ステー76に取り付けられている。固定ステー76の固定用孔77は、両接続配管71が水栓本体20の水側接続部22,湯側接続部24の間隔に合わせた間隔となるように設けられており、予め両接続配管71の間隔を定めておいて水栓本体20の接続配管71への接続作業を容易にするものである。また、図示は省略するが、後方接続口72にはさらに袋ナットにより給水配管・給湯配管がそれぞれ接続固定されている。そして、固定ステー76に取り付けられた各接続配管71を、その前方接続口73を取付部70の取付孔74に挿通させて、取付部70前方側に前方接続口73の開口部を臨ませる。
【0004】
取付部70前方側においては、シートパッキン80及び取付ステー81を介して、円筒状の固定部材82が前方接続口73に螺着固定される。固定部材82の前方側には、取付部70の取付孔74及び取付ステー81の取付孔85よりも大径のフランジ部83が設けられており、上述した接続配管71のフランジ部75とこの固定部材82のフランジ部83とにより取付部70及び取付ステー81が狭持されて、接続配管71、固定ステー76、取付ステー81、固定部材82等が取付部70に固定されることとなる。また、接続配管71の前方接続口73内周面にはOリング40が装着されており、この前方接続口73に水栓本体20の水側接続部22,湯側接続部24がそれぞれ挿嵌接続されて、水側接続部22,湯側接続部24と接続配管71とが水密に接続されることとなる。また、水栓本体20は別途取付ステー81に固定されて、水栓本体20自体も取付部70に固定される(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−3409号公報(図2及び図3参照)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記した取付構造84では、固定ステー76によって予め両接続配管71の間隔を水栓本体20の水側接続部22,湯側接続部24の間隔と一致させておくことにより、位置合わせをしながら接続作業を行うなどの接続作業の繁雑さを解消しようとするものであるが、水栓本体20の水側接続部22,湯側接続部24の間隔が予め定められているため、固定ステー76に設けられた2つの固定用孔77の間隔が所定値から僅かに狂っていても、水側接続部22,湯側接続部24を取り付けることができない場合があった。また、取付部70の後方側から接続配管71等を挿通した状態で保持しつつ、取付部70の前方側から固定部材82を螺着する作業を行う必要が生ずるため、取付部70の前後で同時に作業を行わなければならないという作業の煩雑さも生じており、このように取付部70の前後で同時に作業を必要とするために、作業箇所の目視確認等が容易ではなく作業の正確性を欠く原因となっていたり、また、固定部材82や固定ステー76を取り付けるという煩雑な作業が必要とされるなど作業性が良くなかった。
【0007】
本発明は、上記した従来の配管の取付構造の問題点を解消するものであり、接続配管と水栓本体の接続部との間隔調整を容易に行うことができると共に、水栓本体の接続配管への取り付け施工の作業性を向上させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本発明の採った手段を以下に説明する。本発明は、水栓本体から突設される水側接続部・湯側接続部が給水配管側・給湯配管側の接続配管に挿嵌接続されると共に、先端のねじ部の径よりも大径の軸部を奥端に有する段付きビスが、前記接続配管に突設された突設片に形成された取付穴に挿通され、さらに、ステーに形成されたねじ孔にねじ込まれて、前記接続配管が前記ステーに取り付けられる接続配管の取付構造であって、前記取付穴は水栓本体の前記両接続部の間隔方向において長円に形成されると共に、前記取付穴の周縁部の厚みが前記軸部の長さよりも薄く形成されたことを特徴とする接続配管の取付構造である(請求項1)。
【0009】
本発明は、接続配管の突設片に取付穴を設け、段付きビスを用いて接続配管とステーとを固定するものである。ここで「段付きビス」は、先端にねじ部を設けこのねじ部よりも大径の軸部を奥端に有する。この段付きビスを接続配管の取付穴に挿通すると共にさらにステーのねじ孔にねじ込んで接続配管とステーとを固定する。取付穴は、水栓本体の接続部の間隔方向において段付きビスの軸部よりも長い長円に形成されているので、取付穴内周面と段付きビスの軸部との間には隙間が生じる。また、取付穴の周辺部の厚みは軸部の長さよりも薄く形成されており、ステーに段付きビスをねじ込んだ際に段付きビスの頭が取付穴周縁、すなわち突設片に圧着されることはない。このように構成することにより、接続配管は、ステーに固定状態とされるが水栓本体の両接続部の間隔方向においては遊嵌状態とすることができる。よって、接続配管をステーに固定した後においても両接続部の間隔に合わせて接続配管の間隔を微調整することができる。取付穴は軸部の外径よりも長い長円に設けられるのであるが、その大きさは間隔調整に必要な程度で適宜定めればよい。この調整作業においては、取付穴の隙間の範囲内で接続配管を適宜移動させるだけで接続配管の適切な位置決めを行うことができるので、極めて容易に位置合わせの作業を行うことができる。また、上記のように段付きビスをねじ込むだけで、ステーへの接続配管の取り付けが完了する一方で接続配管の間隔の微調整はその後も行うことができるので、例えば、ステーの背面側に接続配管が取り付けられる場合には、接続配管が脱落しないようにステー背面側でステーを保持しながらステー正面側で接続作業などを行う必要がなく、このような作業における接続配管が取り付けられる側のステーの目視などの必要がない。
【0010】
ここで「接続配管」は、その配管側が給水配管側・給湯配管側に接続されると共に水栓本体側は水栓本体の接続部に接続される配管を言い、ストレート管やエルボなどの剛性管や可撓管など種々の配管を含み、その形状や材質などは限定されない。「突設片」は、突片、舌片、フランジその他の、接続配管に突設される種々の部位を含む。「水栓の前記両接続部の間隔方向において長円に形成」とは、両接続部の間隔方向にその内径が大きく形成された楕円形や長穴状に形成することをいう。しかしながら、間隔方向においては調整を可能とすると共に間隔方向以外には接続配管ががたつかないようにしたい場合には、間隔方向には軸部より長く間隔方向と直交する方向においては軸部の径とほぼ同じ長さの長穴状に設けることが好ましい。また、「取付穴の周縁部」の厚みが軸部の長さよりも薄く形成されていればねじ込み時に段付きビスの頭が突設片に圧着することがないので、周縁部のみならず突設片の他の部位も軸部の長さよりも薄く形成されていてもよいが、少なくとも突設片のうち、段付きビスの頭の外径部分に相当する取付穴の周縁部は軸部の長さよりも薄く形成するという趣旨である。
【0011】
この接続配管の取付構造において、前記接続配管は屈曲形成されたエルボであり、前記突設片はエルボの配管側の屈曲方向とは異なる位置に設けられるものとしてもよい(請求項2)。
【0012】
上記した接続配管として、略L字状に屈曲されたエルボを用いることがある。エルボを用いる場合、取付穴が穿設された突設片を配管側において屈曲されたエルボの屈曲方向と同じように突設すると、突設片の取付穴に段付きビスを取り付ける際に屈曲されたエルボの本体が邪魔をして、段付きビスのねじ込み作業の障害となる。この屈曲方向と異なる位置に突設片を設けることにより、接続配管としてエルボを用いる場合にエルボ本体がねじ込み作業の妨げとならず、作業性を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の接続配管の取付構造の実施の形態を、図を参考にして詳細に説明する。図1及び図2に示すように、本実施の形態の接続配管の取付構造10は、壁面2に対して固定される水栓本体20の水側接続部22・湯側接続部24に、給水配管1・給湯配管1にそれぞれ接続されたエルボ42を接続すると共に、第1ステー54にエルボ42を取り付けるものである。
【0014】
水栓本体20は、その両側に温度調節ハンドル26及び吐水切換ハンドル28がそれぞれ取り付けられており、温度調節ハンドル26によって水栓本体20に内蔵されたサーモスタットカートリッジを駆動して吐水の温度を調節し、切換ハンドル28によって水栓本体20に内蔵された切換弁を駆動して、シャワーヘッド又は吐水口からの吐水の切換、及び吐水量の調節を行うものである。また、水栓本体20の背面側には、上記したように、水栓本体20に供給される湯・水が流入される円筒状の水側接続部22・湯側接続部24が、水栓本体20の背面側の左右に並ぶように、水栓本体20と一体的にそれぞれ突設されている。水栓本体20と一体的に形成される水側接続部22,湯側接続部24は、予め定められた間隔で形成されており、本水栓本体20においてはその軸心間が100mmに定められている。また、これらの水側接続部22,湯側接続部24の間にはシャワー接続口32が突設されている。このシャワー接続口32には、シャワーヘッドが取り付けられたシャワーホースがその一端に接続される接続管30が接続され、シャワーヘッドへの吐水が流出される。また、接続管30の他端側には、袋ナット34により接続管30にアダプター36が取り付けられている。後述するように、このアダプター36内にシャワー接続口32が挿嵌接続されており、アダプター36の開口部内周面にはOリング40が装着され、シャワー接続口32の挿嵌状態においてシャワー接続口32との水密が図られる。
【0015】
給水配管1・給湯配管1は、ユニットバスの躯体壁面2の裏側に引き回されて、水栓本体20の下方から躯体内側に引き込まれている。躯体内側に引き込まれた給水配管1・給湯配管1は、図2に示すように上方に向かって立ち上げられ、その端末に本発明の接続配管であるエルボ42が袋ナット43により接続固定されている。
【0016】
このエルボ42は、図2に示すようにその全体形状が略L字状に屈曲形成された接続配管である。エルボ42の配管側には下方から立ち上がる給水配管1・給湯配管1に接続されるために雄ねじが刻設されている。図2及び図3に示すように、この雄ねじが刻設された配管側とは反対側の水栓本体20側には突設片44が設けられている。突設片44は、屈曲されるエルボ42の配管側の屈曲方向と略直交する方向において、エルボ42水栓本体側の外周面の対向する部位に、エルボ42外周面から立ち上がるようにそれぞれ突設されている。この突設片44には、後述する段付きビス50を挿通するための長穴状の取付穴46が穿設されている。
【0017】
この取付穴46は、屈曲されるエルボ42の配管側の屈曲方向と直交する方向において段付きビス50の軸部52の外径よりも大きな幅となる平面視長円の長穴状に形成されている。上記したように、エルボ42の水栓本体側は水栓本体20の水側接続部22・湯側接続部24にそれぞれ接続される。水栓本体20は、壁面2に対して固定されるに当たって水側接続部22と湯側接続部24がほぼ水平となるように取り付けられ、一方、エルボ42は下方から立ち上がる給水配管1・給湯配管1に接続される。よって、エルボ42の取付穴46の長手方向は、水栓本体20の両接続部22,24の間隔方向と一致し、段付きビス50の軸部52に対して、エルボ42が両接続部22,24の間隔方向において移動可能に設けられる。そして、水栓本体20の接続部22,24が接続される水栓本体側の開口部内周面には、2つのOリング40がそれぞれ装着されており、挿嵌される水栓本体の接続部外周面との間の水密が図られている。
【0018】
なお、エルボ42に取り付けられる水栓本体20の水側接続部22,湯側接続部24の間隔方向に従い、この取付穴46の長穴形状は適宜変更することができるが、少なくとも水栓本体20の水側接続部22,湯側接続部24の間隔方向において軸部52の外径よりも大きな長さを有することが必要である。また、本例では突設片44は上記したようにエルボ42の屈曲方向と直交する方向に立設されているが、これに限られずエルボ42外周面の他の部位に設けることとしても良い。この場合においても、上記したように、取付穴は水栓本体20の水側接続部22,湯側接続部24の間隔方向に合わせて段付きビス50の軸部52の外径よりも大きな長さとなるような形状に設ければよい。
【0019】
図1に示すように、第1ステー54は、その取付面56が壁面2にねじ止め固定されている。第1ステー54には、その正面側にエルボ42の水栓本体側が挿通される2つの挿通孔58がそれぞれ設けられており、これらの挿通孔58の間隔は水栓本体20の2つの水側接続部22,湯側接続部24の間隔と同じ間隔に設けられている。挿通孔58の内径はエルボ42の水栓本体側外径よりも若干大きな寸法に設けられており、挿通孔58内でエルボ42の位置を調節できるように設けられている。また、それぞれの挿通孔58の両側には、エルボ42の取付穴46に挿通された段付きビス50のねじ部53が螺合されるねじ孔60が形成されている。また、これらの2つの挿通孔58の間には、接続管30に取り付けられたアダプター36が挿通される挿通孔61も設けられている。
【0020】
図3に示すように、エルボ42は、段付きビス50によって第1ステー54に固定されている。エルボ42の突設片44に設けられた取付穴46は、図示するように、水栓本体20の水側接続部22,湯側接続部24の間隔方向(図3の左右方向)において段付きビス50の軸部52の外径よりも大きく設けられた平面視長円の長穴状に設けられている。この取付穴46に挿通された上で段付きビス50が第1ステー54のねじ孔60にねじ込まれている。段付きビス50の軸部52は、ねじ部53よりも外径が大きく形成されており、段付きビス50が第1ステー54のねじ孔60にねじ込まれた際に、軸部52の端部がねじ孔60の周縁部に当接してそれ以上に段付きビス50がねじ込まれないように設けられている。このように軸部52の端部が規制されることにより、段付きビス50のねじ込み方向の位置決めがなされる。
【0021】
突設片44は、その厚みが軸部52の長さよりも薄く形成されているので、図3に示すように、段付きビス50をねじ孔60にねじ込んでいっても、軸部52の端部が第1ステー54に当接した状態で、段付きビス50の頭55は突設片44に圧着されることはない。このように、エルボ42を第1ステーに取り付けた状態においても、エルボ42は第1ステー54に完全には固定されてはいないので、水栓本体20の水側接続部22,湯側接続部24の間隔方向においてエルボ42の位置を調整することが可能である。
【0022】
また、取付穴46が設けられる突設片44は挿通孔58の左右両側に設けられ、それぞれが段付きビス50により第1ステー54に固定されることによりエルボ42が第1ステー54に一層確実・安定的に固定されている。なお、この突設片44をエルボ42に1つだけ設けることも可能であるが、より確実・安定的にエルボ42を固定するには本例のように2つ設けることが好ましく、さらには、3つ以上設けて、第1ステー54に対して3箇所以上において固定することとしても良い。また、接続配管としてエルボ42を用いる場合に、エルボ42の配管側の屈曲部分と同じ方向(図2における図の下側方向)に突設片44を設けると、エルボ42の配管側やこれに接続された給水配管1・給湯配管1が邪魔をして突設片44への段付きビス50の取り付け作業が困難となるので、このような部位以外のエルボ42の部位に突設片44を設けることが好ましい。
【0023】
また図1に示すように、本例においては、カバー62によりエルボ42などの配管類が被覆されている。カバー62は、第2ステー64よりも背面側を被覆するものであり、エルボ42、第1ステー54、給水配管1・給湯配管1、水栓本体20とシャワーホースとを接続する接続管30等を使用者の目に触れないようにして、水栓全体の美観を損なわないようにするものである。図3に示すように、カバー62は第1ステー54の正面側に、さらにその正面側に配設される第2ステー64とともに、同じく段付きビスによって第1ステー54にねじ止め固定されている。このようにして、カバー62及び第2ステー64が第1ステー54に固定されている。また、カバー62及び第2ステー64には、第1ステー54に固定された状態で第1ステー54の挿通孔58と対応する部位に、同様にエルボ42の水栓本体側を挿通させるための挿通孔66がそれぞれ設けられている。また、同様にアダプター36が挿通される挿通孔67も設けられている。そして、図示は省略するが、さらに第2ステー64に対して水栓本体20がねじ止め固定されており、水栓本体20も第1ステー54及び第2ステー64を介して壁面2に固定されている。
【0024】
エルボ42の水栓本体側開口部は、図3に示すように、第1ステー54、カバー62及び第2ステー64のそれぞれの挿通孔58,66に挿通されて第2ステー64の正面側に露呈されており、この開口部内に水栓本体20の水側接続部22,湯側接続部24がそれぞれ挿嵌接続されている。
【0025】
次いで、この接続配管の取付構造10の取り付け方法について説明する。まず、エルボ42の水栓本体側を第1ステー54に固定する。エルボ42の水栓本体側を第1ステー54の挿通孔58に挿通し、突設片44の取付穴46を通して段付きビス50を第1ステー54のねじ孔60にねじ込む。上記したように、段付きビス50をねじ込んでいっても段付きビス50の頭55は突設片44に圧着されないので、エルボ42は第1ステー54に対して遊嵌状態で固定される。同様にして他の突設片44についても段付きビス50を取り付ける。また、シャワーホースに接続される接続管30の他端側に、袋ナット34によりアダプター36を固定しておく。次に、第1ステー54を壁面2にねじ止めした後、ユニットバスの躯体内に引き込まれた給水配管1・給湯配管1に、各々エルボ42の配管側を袋ナット43などにより接続固定する。
【0026】
次いで、挿通孔66にエルボ42の水栓本体側を挿通させて取り付けるとともに、カバー62及び第2ステー64を第1ステー54にねじ止めする。同時にアダプター36も挿通孔67に挿通しておく。そして、第2ステー64の正面側からエルボ42の水栓本体側開口部内に水栓本体20の水側接続部22,湯側接続部24を挿嵌接続する。この際に、エルボ42は水栓本体20の水側接続部22,湯側接続部24の間隔方向において移動調節をすることができるので、水側接続部22,湯側接続部24の間隔に合わせてエルボ42の位置を微調整しながら、エルボ42の水栓本体側開口部内に水側接続部22,湯側接続部24を容易に挿嵌することができる。また、この挿嵌接続の際にはエルボ42の第1ステー54への取り付けは既に完了しているため、第2ステー64の正面側から水栓本体20を保持しながら挿嵌作業を行うだけでよく、第1ステー54背面側からエルボ42を保持するなどの必要はない。また同時に、水栓本体20のシャワー接続口32もアダプター36内に挿嵌接続する。そして、水側接続部22,湯側接続部24等を挿嵌した状態で水栓本体20を第2ステー64にねじ止め固定する。第2ステー64は第1ステー54を介して壁面2に固定されており、エルボ42とともに水栓本体20も壁面2に対して充分に固定されることとなる。このようにして取り付け作業が完了する。
【0027】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成されているので、給水配管・給湯配管にそれぞれ接続される接続配管をステーに取り付けた後でも、両接続配管の間隔を容易に調節することができるので、接続配管と水栓本体の水側接続部・湯側接続部との間隔調整を容易に行うことができ、また、水栓本体の接続配管への取り付け作業の作業性を向上させることができる。また、特に請求項2に記載の発明では、接続配管としてエルボを用いる場合にも接続配管への取り付け作業の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接続配管の取付構造を用いた水栓の一部破断面図である。
【図2】配管に接続された接続配管の斜視図である。
【図3】接続配管の取付構造の要部拡大横断面図である。
【図4】従来の接続配管の取付構造を用いた水栓の一部破断面図である。
【符号の説明】
1;給水配管,給湯配管、2;壁面、10;取付構造、20;水栓本体、22;水側接続部、24;湯側接続部、26;温度調節ハンドル、28;吐水切換ハンドル、30;接続管、32;シャワー接続口、34;袋ナット、36;アダプター、40;Oリング、42;エルボ、43;袋ナット、44;突設片、46;取付穴、50;段付きビス、52;軸部、53;ねじ部、54;第1ステー、55;頭、56;取付面、58;挿通孔、60;ねじ孔、61;挿通孔、62;カバー、64;第2ステー、66;挿通孔、67;挿通孔、70;取付部、71;接続配管、72;後方接続口、73;前方接続口、74;取付孔、75;フランジ部、76;固定ステー、77;固定用孔、78;ナット、79;袋ナット、80;シートパッキン、81;取付ステー、82;固定部材、83;フランジ部、84;取付構造、85;取付孔。

Claims (2)

  1. 水栓本体から突設される水側接続部・湯側接続部が給水配管側・給湯配管側の接続配管に挿嵌接続されると共に、先端のねじ部の径よりも大径の軸部を奥端に有する段付きビスが、前記接続配管に突設された突設片に形成された取付穴に挿通され、さらに、ステーに形成されたねじ孔にねじ込まれて、前記接続配管が前記ステーに取り付けられる接続配管の取付構造であって、前記取付穴は水栓本体の前記両接続部の間隔方向において長円に形成されると共に、前記取付穴の周縁部の厚みが前記軸部の長さよりも薄く形成されたことを特徴とする接続配管の取付構造
  2. 前記接続配管は屈曲形成されたエルボであり、前記突設片はエルボの配管側の屈曲方向とは異なる位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載の接続配管の取付構造。
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