JP7222165B2 - 折り畳み名刺 - Google Patents
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Description
1)後糊方式
印刷後の用紙の疑似接着予定面に疑似接着性のUVニスを塗布して疑似接着性の被膜を形成したもの。前記疑似接着性の被膜同士を対向させて加圧或いは加熱・加圧処理を施すと剥離可能に接着する。エマルジョン型の粘着剤を塗布するものもある。
2)先糊方式
印刷前の用紙の疑似接着予定面に、合成ゴム或いは天然ゴムを主成分とした疑似接着性の媒体を塗布し含侵させる。乾燥後印刷・印字を行い疑似接着予定面同士を対向させて加圧処理を施すと剥離可能に接着する。
3)フィルム方式
印刷後の用紙の疑似接着予定面に疑似接着性のフィルムシートを被覆し、前記疑似接着性のフィルムシートを対向させて加圧或いは加熱・加圧処理を施すと剥離可能に接着する。なお、フィルム方式には、対向する疑似接着予定面に予め被覆しておいて折り合わせて疑似接着する全面貼り方式と、折り畳んだ用紙の疑似接着予定面間に予め疑似接着しているフィルムを挟み込み用紙とフィルムを接着する挟み込み方式の二種類がある。
さらに開封すると次第に変化にとんだ予想外の状態に開封されるため、今までのありふれた折り畳み形態の名刺と比較して、より受取人の興味を引き受取人との間で話題を作ることが出来る。
さらにまた本発明の折り畳み名刺を製造する際に、各種接着媒体の形成工程や折り手段の形成工程を含む面倒な作業工程を自動で行えるので、素人でも大量の折り畳み名刺を短時間で製造することが可能になる。勿論個別の専用機による作業で行っても極めて容易に折り畳み名刺を製造することができる。
なお本実施例では、疑似接着媒体及び完全接着媒体として取り扱いが至便な、疑似接着フィルムシートを使用したフィルム方式の中でも、一般的に採用されている全面貼り方式に沿って説明するが、他の方式の疑似接着媒体や完全接着媒体を用いても一向にかまわない。またフィルム方式で使用される疑似接着媒体及び完全接着媒体の具体的な構成等は以下の通りであるが、他の構成の疑似接着フィルムシートや完全接着フィルムシートを用いても構わない。
図1(A)、(B)、(C)及び図2に示される本実施例1の折り畳み名刺M1は、例えば図3(A)及び(B)に示す名刺シートS1より作られる。名刺シートS1は縦方向の折り線7及び8により横方向に連接された第一葉片1、第二葉片2及び第三葉片3からなる単位シートが、同様に縦方向の折り線7及び8により横方向に連接された第四葉片4、第五葉片5及び第六葉片6からなる単位シートと横方向の折り線9を介して、第一葉片1と第四葉片4、第二葉片2と第五葉片5及び第三葉片3と第六葉片6がそれぞれ隣接するように上下に連接されている。
図6(A)、(B)、(C)及び図7に示す本実施例2の折り畳み名刺M2は、例えば図8(A)及び(B)に示す名刺シートS2より作られる。名刺シートS2は縦方向の折り線27及び28により横方向に連接された第一葉片21、第二葉片22及び第三葉片23からなる単位シートが、同様に縦方向の折り線27及び28により横方向に連接された第四葉片24、第五葉片25及び第六葉片26からなる単位シートと横方向の折り線29を介して、第一葉片21と第四葉片24、第二葉片22と第五葉片25及び第三葉片23と第六葉片26がそれぞれ隣接するように上下に連接されている。
図11(A)、(B)、(C)及び図12に示す本実施例3の折り畳み名刺M3は、例えば図13(A)及び(B)に示す名刺シートS3より作られる。名刺シートS3は縦方向の折り線49、50及び51により横方向に連接された第一葉片41、第二葉片42、第三葉片43及び第四葉片44からなる単位シートが、同様に縦方向の折り線49、50及び51により横方向に連接された第五葉片45、第六葉片46、第七葉片47及び第八葉片48からなる単位シートと横方向の折り線52を介して、第一葉片41と第五葉片45、第二葉片42と第六葉片46、第三葉片43と第七葉片47及び第四葉片44と第八葉片48がそれぞれ隣接するように上下に連接されている。
図16(A)、(B)、(C)及び図17に示す本実施例4の折り畳み名刺M4は、例えば図18(A)及び(B)に示す名刺シートS4より作られる。名刺シートS4は縦方向の折り線69、70及び71により横方向に連接された第一葉片61、第二葉片62第三葉片63及び第四葉片64からなる単位シートが、同様に縦方向の折り線69、70及び71により横方向に連接された第五葉片65、第六葉片66、第七葉片67及び第八葉片68からなる単位シートと横方向の折り線72を介して、第一葉片61と第五葉片65、第二葉片62と第六葉片66、第三葉片63と第七葉片67及び第四葉片64と第八葉片68がそれぞれ隣接するように上下に連接されている。
例えば、上記実施例では上下に3葉片配置した合計6葉片の名刺シートS1及びS2、或いは上下に4葉片を配置した合計8葉片の名刺シートS3及びS4を例として記載しているが、その他に上下5葉片を配置した合計10葉片或いはそれ以上の葉片から構成される名刺シートを使用しても構わない。
また実施例中に記載してあるが、蛇腹折りや巻き折り、観音開き折りやそれらの複合折り等、葉片の折り畳み形態に関しても制限はない
さらに何れの対向葉片を剥離不能に接着するかの選択にも制限はなく剥離不能の葉片数にも制限はない。前記選択に伴い各葉片の幅も自由に選択すればよい。
1)順次繰り出される名刺シートが印刷された長尺状シート或いは枚葉状シートに、疑似 接着フィルムシート或いは完全接着フィルムシートを被覆する被覆工程。
2)疑似接着フィルムシート或いは完全接着フィルムシートが所定の位置に被覆された長 尺状シート或いは枚葉状シートを折り畳む折り畳み工程。
3)折り畳まれた長尺状シート或いは枚葉状シートを名刺シート毎に個切りする工程。
4)個切りされた名刺シートに加圧或いは加熱・加圧処理を施して、疑似接着及び完全接 着を完了する接着工程。
なお、上記の工程中に折りミシンや折り筋等の折り手段形成工程が何れかの工程間に配置されても構わず、工程の順序が入れ替わっても構わない。また個切りするに際して、流れ方向の余白をスリッターにより切除した後に天地方向をダイカットローラやギロチン方式の断裁機により断裁する等、段階的に各余白部分等の切除が実行されることもある。即ち長尺状シート或いは枚葉状シートの取り扱いに則した工程に入れ替えて製造すればよいのである。
S1、S2、S3、S4 名刺シート
G 疑似接着フィルムシート
K 完全接着フィルムシート
1、2、3、4、5、6、21、22、23、24、25、26、41、42、43、44、45、46、47、48、61、62、63、64、65、66、67、68 葉片
7、8、27、28、49、50、51、69、70、71 縦方向の折り線
9、29、52、72 横方向の折り線
10、30、53、73 切取線
Claims (4)
- 縦方向の折り線を介して横方向に連接された3葉片以上からなる一組の単位シートが横方向の折り線を介して縦方向に2組連接された名刺シートを、前記縦方向の折り線から折り畳んだ後に最終的に前記横方向の折り線から二つ折りに折り畳んだ折り畳み名刺であり、最終的に横方向の折り線から二つ折りに折り畳まれ対向する2葉片の対向面間が剥離不能に接着されると共に他の対向葉片間は疑似接着媒体を介して剥離可能に接着され、前記横方向の折り線で形成される袋とじ状態の下縁辺を切除して展開した後に前記剥離不能な対向葉片の縦方向の左側縁辺及び/又は右側縁辺に残りの葉片が連接されていることを特徴とした折り畳み名刺。
- 請求項1の折り畳み名刺において下縁辺が切除され封緘状態が開放されていることを特徴とした折り畳み名刺。
- 横方向の折り線に沿って切断手段が形成されていることを特徴とした請求項1に記載の折り畳み名刺。
- 横方向の折り線に開封手段が形成されていることを特徴とした請求項1に記載の折り畳み名刺。
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JP2019089344A JP7222165B2 (ja) | 2019-04-15 | 2019-04-15 | 折り畳み名刺 |
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JP2019089344A JP7222165B2 (ja) | 2019-04-15 | 2019-04-15 | 折り畳み名刺 |
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Citations (3)
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JP2018043510A (ja) | 2015-12-31 | 2018-03-22 | 進 中谷 | 郵便物等群および郵便物等 |
JP2019025887A (ja) | 2017-07-26 | 2019-02-21 | ケイディケイ株式会社 | 折り畳み封書及びその製造方法 |
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- 2019-04-15 JP JP2019089344A patent/JP7222165B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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JP2018043510A (ja) | 2015-12-31 | 2018-03-22 | 進 中谷 | 郵便物等群および郵便物等 |
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