JP2002113980A5 - - Google Patents
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Description
【発明の名称】情報通信体の製造方法及びその製造方法における疑似接着媒体の形成方法
【特許請求の範囲】
【請求項1】複数の葉片を重ね合わせて任意の対向面間を剥離可能に疑似接着した情報通信体の製造方法において、各シートSを、先に送り出されたシートSと次に送り出されるシートSが等間隔或いは間隔なしに隣接するように順次送り出す工程、送り出された各シートSの疑似接着予定面に、搬送される前後の各シートSを疑似接着性シートFのラミネートにより連続的に被覆するように疑似接着媒体を形成する工程、疑似接着媒体が形成されて連続長尺シートの状態になっている各シートSの左右の余白V及び天地の余白Wを裁断して個別の情報通信体用素材Xに仕上げる工程、情報通信体用素材Xの疑似接着予定面を対向させて折り畳む工程、折り畳まれた情報通信体用素材Xの疑似接着予定面を加熱・加圧又は加圧により疑似接着して一体化する工程からなることを特徴とした情報通信体の製造方法。
【請求項2】請求項1に記載の情報通信体の製造方法において、先に送り出されたシートSと次に送り出されるシートSが等間隔或いは間隔なしに隣接するように順次送り出された各シートSの疑似接着予定面に、搬送される前後の各シートSを疑似接着性シートFのラミネートにより連続的に被覆するように疑似接着媒体を形成することを特徴とした疑似接着媒体の形成方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、DMをはじめ葉書、往復葉書、封書等に利用可能な情報通信体の製造方法に関する。詳しくは、本発明は、見掛けは通常のDM、葉書、往復葉書、封書であるにもかかわらず、多層に貼り合わされ或いは折り畳まれたシートが剥離可能に積層されているため、多量の情報を隠蔽しながら郵送することも可能な情報通信体の製造方法及びその製造方法における疑似接着媒体の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ハガキ等の郵便物において、情報が記載された複数の葉片を貼り合わせ或いは折り畳んで多量の情報を郵送可能にした情報通信体が多用されている。そのような情報通信体として、例えば特開平3−162996号公報に記載の「密書葉書及び密書葉書付き往復葉書」がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特開平3−162996号公報に記載の密書葉書は、剥離可能、剥離後再接着不能に密着(以下、疑似接着という)された2層の透明フィルムの両外側に感熱接着剤層を設けた4層構成の積層シート(以下、疑似接着性シートという)を、折り畳まれた葉書用紙材の対向紙片間に挿入し、感熱接着法により各紙片を剥離可能に一体化するものである。ところで前記密書葉書を製造するにあたり、疑似接着性シートは、加熱・加圧されるまで接着性を示さないためスライドが可能であり、位置合わせ等の作業が極めて容易で便利である。しかしその反面、前記疑似接着性シートは、加熱・加圧されるまでは接着性がないため、製造工程の上流工程で疑似接着用フィルムの位置決めをしておいても、続く各下流の工程への移動や機械の振動により位置ずれを生じやすく、当初予定した位置に全工程を完了するまで留まらせることは極めて困難である。
【0004】
疑似接着用フィルムがずれたまま製造された密書葉書は、例えば予定位置より折り線側にずれて入り込むと、図9Aに示すように、疑似接着性シートの側端が密書葉書の背の部分で反転し折れ曲がってしまう。そのため密書葉書を開封しても完全に平面に展開できず、背の部分で疑似接着性シート同士が接着してしまい、あたかも製本の平とじの状態になってしまう。逆に開封縁辺側から疑似接着性シートが飛び出すと、通常は開封縁辺に形成される未接着部分の用紙縁辺を指で摘み両側に剥離開封するが、図9Bに示すように、飛び出した疑似接着性シートが用紙縁辺に形成されるべき未接着部分をなくしてしまい、その結果用紙縁辺を摘むことができず開封不能になってしまうのである。
【0005】
また、前記疑似接着性シートは、疑似接着部分を2種類の異なる材質からなる樹脂の溶融押出しで製造するため、大がかりな装置と複雑な製造工程を必須条件としている。そのため製造コストがアップすると共に剥離展開した場合に折り線を介して連接された2葉片の表面のラミネート材質が異なり不連続になり、連続性の美観を必要とする美術印刷において違和感を生じさせる原因になる。さらに前記密書葉書は、長尺シートを使用する連続フォーム印刷に対応したものであり、カットシートを使用するオフセット印刷やグラビア印刷等に適用することは極めて困難である。この発明は、剥離展開不能や開封不能の事故がなくなり、美術印刷においても高品質の仕上がりを可能にし、美術印刷に適したオフセット印刷やグラビア印刷等のカットシートにも対応可能であり、素人でも高品質の情報通信体を短時間で大量にしかも低コストで製造することが可能な情報通信体の製造方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の情報通信体の製造方法は、複数の葉片を重ね合わせて任意の対向面間を剥離可能に疑似接着した情報通信体の製造方法において、各シートを、先に送り出されたシートと次に送り出されるシートが等間隔或いは間隔なしに隣接するように順次送り出す工程、送り出された各シートの疑似接着予定面に、搬送される前後の各シートを疑似接着性シートのラミネートにより連続的に被覆するように疑似接着媒体を形成する工程、疑似接着媒体が形成されて連続長尺シートの状態になっている各シートの左右の余白及び天地の余白を裁断して個別の情報通信体用素材に仕上げる工程、情報通信体用素材の疑似接着予定面を対向させて折り畳む工程、折り畳まれた情報通信体用素材の疑似接着予定面を加熱・加圧又は加圧により疑似接着して一体化する工程からなることを特徴としている。
【0007】
本発明に使用されるシートの材質に制限はなく、コンピュータ出力用紙その他の紙材をはじめ合成紙、樹脂、セラミック、布或いはそれらの複合材料を使用することができる。特に隠蔽性を付加するために、アルミ箔の両面を紙材等でサンドイッチした遮光性のシート材や顔料や染料を添加した光吸収性の樹脂や合成紙等を使用することも可能である。
【0008】
2以上の葉片を折り畳む情報通信体の場合、蛇腹折りや巻き折り或いは観音開き折りやそれら複合の折り形態が考えられる。そのような場合にはシートの表裏面に疑似接着予定面が発生するため、両面に疑似接着媒体を形成する必要が生じる。本発明の製造方法によれば、同一工程でシートの表裏面に疑似接着媒体を形成することが可能なため、極めて効率よく情報通信体を製造することができる。
【0009】
疑似接着媒体の形成が完了したシートは、工程の流れ方向に平行と垂直な裁断工程を経て情報通信体用素材になり、折り畳まれて疑似接着工程へ移送される。情報通信体の折り形態の選択や対向面同士を疑似接着するかそれとも完全接着してしまうのか、或いは何もせずにフリーなままにしておくのかの選択は、DM等においては宣伝効果や経済性を考慮して決定すればよい。郵便葉書等においては、2つ折りの場合は必然的に対向面は1個所となり、また例えば3葉片からなるシートをZ折りすると2個所の対向面が生じる。その場合、2個所の対向面の両者をともに疑似接着媒体で疑似接着してもよく、或いは1個所のみを疑似接着して残る1個所を剥離不能に完全接着してもよく、さらには1個所のみを疑似接着して残る1個所をフリーのままで返信葉書とし、全体で見開き2頁の往復葉書としてもよい。
【0010】
また、本発明で使用される疑似接着媒体である疑似接着性シートは、前記従来技術の密書葉書に使用される一時接着積層シートの如く予め異なる2種類のフィルムを溶融押出しにより製造したものを使用するのではなく、情報通信体の製造工程中で疑似接着性シートを送り出された各シートの疑似接着予定面にラミネートし、折り合わせた後に加圧または加圧・加熱により対向する疑似接着性シート同士を疑似接着するものであり、技術思想を根本的に異にするものである。
【0011】
本発明に使用する疑似接着性シートとして、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、アセテート等の公知の樹脂フィルムをそのまま使用してもよいが、疑似接着層としてポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンアクリル酸共重合体、エチレンアクリル酸エチル共重合体、ポリアミド、アイオノマー、アクリルやメタクリル系の樹脂を積層しても構わない。また、前記樹脂類には、ブロッキング防止剤やカップリング剤の他に粘着付与剤、充填剤、滑剤、離ロール剤、酸化防止剤、各種ワックス類等の添加剤が添加されていてもよく、さらにコロナ処理、プラズマ処理等の表面処理が施されていても構わない。なお、本発明の疑似接着性シートはフィルムの概念も包含する。
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】
本発明に係る情報通信体の製造方法によれば、予め各シートの疑似接着予定面に疑似接着媒体を形成してしまうため、疑似接着性シートのずれによる不良品の発生がなくなり、美術印刷に適したオフセット印刷やグラビア印刷等のカットシートを使用する印刷方法に対応が可能である。さらに本発明で製造された情報通信体を剥離展開すると、隣り合う葉片の表面が同一材質で被覆されているので違和感がない。
【0015】
【実施例】
以下、本発明を葉書に適用した場合の実施例を説明する。図1は本発明に係る情報通信体の製造方法の工程図を表す。図2A、Bは本発明で使用される情報通信体用素材Xが印刷されたシートSの表裏面をそれぞれ表す。図3A、Bは連続的に送り出される各シートSの様子を分かりやすく示した平面図と側面図をそれぞれ表す。図4は各シートSをロールから繰り出される疑似接着性シートFで連続的にラミネートする様子を分かりやすく示した斜視図を表す。図5は余白Wを裁断除去するスリッター部分の平面図を表す。図6は図3に示す余白Vを裁断する工程図を表す。図7は図6で1単位に仕上げられた情報通信体用素材Xを2つ折りした後に圧着する工程図を表す。図8A、Bは完成した情報通信体の剥離口の例を示す斜視図をそれぞれ表す。図9A、Bは従来の情報通信体に発生する欠陥を示した断面図をそれぞれ表す。
【0016】
まず、折り線を介して2葉片が連接された情報通信体用素材Xを2つ折りし、それにより形成される対向面同士を疑似接着性シートで疑似接着する2つ折り葉書の製造方法について説明する。図2Aは情報通信体用素材Xが1単位印刷されたシートSの表面図を表す。図中、第1葉片10と第2葉片11が折り線12を介して連接され、第1葉片10表面には受取人の住所氏名等の個人情報13が印刷されている。なおこの個人情報13は、この段階で表示されずに、製造工程中や情報通信体が完成された後に表示されても構わない。また、第2葉片11表面には、広告宣伝等の隠蔽する必要のない一般情報14が印刷されている。図2Bは前記シートSの裏面であり、各葉片の裏面にはコンピュータに連動したプリンター等により、個人のプライバシーに係わる情報が広告宣伝等の一般情報に混じり隠蔽情報15として表示されている。なお、シートSの裏面側、即ち情報通信体の隠蔽面の表示は、必ずしも個人のプライバシーに係わる情報の表示を必要とせず、広告宣伝等一般情報の表示だけでも構わない。図2A、B中、斜線が施された左右の余白Vは、第1図に示すように左側のストッカー1に棒積みされたシートSが順次送り出される際に、図3に示すように前後の各シートS同士で隣接する部分である。また、シートS天地部分の余白Wは、製造工程中でスリッター4により裁断される部分である。
【0017】
まず、図1左側のストッカー1に図2Bに示す疑似接着予定面側を上にして積まれているシートSが、右側の工程下流部へ送りロール2等の給紙装置により1枚ずつ送り出される。この際、第3図A、Bに示すように左右の余白Vが各シートSの前後で隣接するように、例えばストッカーからの送り出しピッチの設定やセンサー等で操作がなされている。なお、この左右の余白Vは、後の下流工程で情報通信体用素材Xの仕上がり寸法に裁断されると共に除去される。送り出されたシートSの裏面側は、図4に示すように、シートSの搬送速さに同調してロール状態から繰り出される疑似接着性シートFとヒートロール3で整合されると共に該疑似接着性シートFによりラミネートされる。この状態で、搬送される前後の各シートSは疑似接着性シートFにより連続的に被覆されており、連続長尺シートの状態になっている。
【0018】
なお、2つ折り以上の折り形態の場合、例えば3葉片が連接された情報通信体用素材を3つ折り(Z折りと巻き折りがある)にするとシート表裏面に疑似接着予定面が生じる。そのような場合には、一旦ラミネートした長尺シートSを裏返し、再度もう一方の面側をラミネートすればよい。しかしそのような手間と時間を省くため、例えば図1に一点鎖線で示すようシートSの搬送位置の下部に疑似接着用性シートFを配置して、前記ラミネート方法と同様にラミネートしてもよい。
【0019】
長尺シート状態の各シートSは、続く工程の図5に示すスリッター4で天地の余白Wが連続的に裁断除去される。そして天地の余白Wが除去されたシートSは、続く裁断工程に搬送され、図6に示すように前後のシートSの隣接する左右の余白Vがカッター5、6により一挙に裁断除去され、単体の情報通信体用素材Xに仕上げられる。なお、カッター5、6はダイカットロールのように回転する胴を使用するものでも構わず、さらに左右の余白Vの巾に合わせて間隔が微調整できるようにしておけば、シートSや情報通信体用素材Xの多種サイズに対応することが可能となり便利である。
【0020】
仕上がった情報通信体用素材Xは、図7に示すように続く折り工程に搬送される。そして搬送された情報通信体用素材Xは、折り機7により2つ折りの形態に仕上げられ、さらに下流の疑似接着工程で加圧ロール8、8間を通過し、そこで強圧を加えられることにより、疑似接着性シートF同士の疑似接着が完了する。図8Aに示すように、仕上がった2つ折り葉書は、第1葉片10と第2葉片11の間の折り線12の位置を若干ずらし、開封縁辺に沿って段差が生じるように折り畳んだものである。このようにすると、前記段差が剥離の端緒となるので、2つ折り葉書を容易に剥離展開することができる。このような段差は、図8Bに示すように、コーナー部分に3角形の切り欠きで形成してもよく、その場合は折り工程の前に1単位に仕上がった情報通信体用素材Xのコーナーをカットする工程を設けておけばよい。また段差を形成するカットに代えて、開封縁辺に沿って又はコーナー部分にハーフスリットを入れることにより開封端緒を形成しても構わない。なお、上記段差やコーナーカット又はハーフスリット等を形成する個所については、完成した情報通信体の表裏面(住所面かその裏面)のどちら側に形成されていても構わない。
【0021】
ところで疑似接着性シートFの性質によっては、若干加熱した方が疑似接着工程の効率が上がる場合がある。そのような時は、加圧ロール8、8の前部にヒーターパネル等の加熱工程を設け、加圧する前に加熱しておけばよい。また、加圧ロール8、8自体にヒートロールの機能を持たせれば、2つ折り葉書をより機能的に製造することが可能となる。
【0022】
【0023】
なお、本発明の製造方法は上記実施例に制限されるものではない。例えば、情報通信体用素材Xを1単位に仕上るまでの製造ライン(図6までのライン)と、それ以後のライン(図7のライン)を別ラインにしてもよく、また折り工程までのラインと疑似接着工程のラインを分ける等、全ての工程が1ラインに収まらなければならないというものではなく、製造する場所のスペースや機械の事情により随時都合のよいように複数のラインに分けることも可能である。
【0024】
また、本実施例では、情報通信体用素材Xが1単位印刷されたシートSを使用しているが、2以上の複数単位が印刷されたシートSを使用してもよく、そのようにすれば作業効率を一挙に数倍に向上させることが可能である。例えば、シートの流れ方向に対して2列に情報通信体用素材Xを配置して印刷すれば、スリッターの数を増やすだけで2ラインになるため製造効率が一挙に2倍になる。また田の字型に4丁の情報通信体用素材Xが印刷されたシートSの場合においても、スリッターの増設とカッターの裁断ピッチ調整で4丁の分割が容易に行える。さらに、シートSに印刷される情報通信体用素材Xの向きについても制限はなく、例えば工程の流れに対して折り線が平行になるレイアウトで印刷されていてもよい。この場合は、折り以下の工程を、上流工程の流れに対して直角(垂直)に設ければよく、また折り以下の工程を別ラインにしておけば、ラインの流れ方向に制約されることなく製造することができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明に係る情報通信体の製造方法によれば、予め疑似接着予定面に疑似接着媒体を形成してしまうため、疑似接着性シートのずれにより発生する剥離展開不能や開封不能の事故がなくなる。また、本発明に係る情報通信体の製造方法は、美術印刷に適したオフセット印刷やグラビア印刷等のカットシートを使用する印刷方法に対応が可能である。さらに、本発明で製造された情報通信体を剥離展開すると、隣り合う葉片の表面が同一材質で被覆されているため違和感がなく剥離力も安定する。従って、本発明によれば、素人でも高品質の情報通信体を短時間で大量にしかも低コストで製造することが可能になる。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報通信体の製造方法の工程図を表す。
【図2】Aは本製造方法で使用される情報通信体用素材Xが印刷されたシートSの表面図を、Bは裏面図をそれぞれ表す。
【図3】Aは連続的に送り出される各シートSの様子を分かりやすく示した平面図を、Bは側面図をそれぞれ表す。
【図4】各シートSをロールから繰り出される疑似接着用フィルムFで連続的にラミネートする様子を分かりやすく示した斜視図を表す。
【図5】余白Wを裁断除去するスリッター部分の平面図を表す。
【図6】図3に示す余白Vを裁断する工程図を表す。
【図7】図6で単品に仕上げられた情報通信体用素材Xを2つ折りした後に圧着する工程図を表す。
【図8】A、Bは完成した情報通信体の開封口の例を示す斜視図をそれぞれ表す。
【図9】A、Bは従来の情報通信体に発生する欠陥を示した断面図をそれぞれ表す。
【符号の説明】
S シート
X 情報通信体用素材
V、W 余白
F 疑似接着性シート
1、9 ストッカー
2 送りロール(給紙装置)
3 ヒートロール
4 スリッター
5、6 カッター
7 折り機
8 加圧ロール
10 第1葉片
11 第2葉片
12 折り線
13 個人情報
14 一般情報
15 隠蔽情報
【特許請求の範囲】
【請求項1】複数の葉片を重ね合わせて任意の対向面間を剥離可能に疑似接着した情報通信体の製造方法において、各シートSを、先に送り出されたシートSと次に送り出されるシートSが等間隔或いは間隔なしに隣接するように順次送り出す工程、送り出された各シートSの疑似接着予定面に、搬送される前後の各シートSを疑似接着性シートFのラミネートにより連続的に被覆するように疑似接着媒体を形成する工程、疑似接着媒体が形成されて連続長尺シートの状態になっている各シートSの左右の余白V及び天地の余白Wを裁断して個別の情報通信体用素材Xに仕上げる工程、情報通信体用素材Xの疑似接着予定面を対向させて折り畳む工程、折り畳まれた情報通信体用素材Xの疑似接着予定面を加熱・加圧又は加圧により疑似接着して一体化する工程からなることを特徴とした情報通信体の製造方法。
【請求項2】請求項1に記載の情報通信体の製造方法において、先に送り出されたシートSと次に送り出されるシートSが等間隔或いは間隔なしに隣接するように順次送り出された各シートSの疑似接着予定面に、搬送される前後の各シートSを疑似接着性シートFのラミネートにより連続的に被覆するように疑似接着媒体を形成することを特徴とした疑似接着媒体の形成方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、DMをはじめ葉書、往復葉書、封書等に利用可能な情報通信体の製造方法に関する。詳しくは、本発明は、見掛けは通常のDM、葉書、往復葉書、封書であるにもかかわらず、多層に貼り合わされ或いは折り畳まれたシートが剥離可能に積層されているため、多量の情報を隠蔽しながら郵送することも可能な情報通信体の製造方法及びその製造方法における疑似接着媒体の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ハガキ等の郵便物において、情報が記載された複数の葉片を貼り合わせ或いは折り畳んで多量の情報を郵送可能にした情報通信体が多用されている。そのような情報通信体として、例えば特開平3−162996号公報に記載の「密書葉書及び密書葉書付き往復葉書」がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特開平3−162996号公報に記載の密書葉書は、剥離可能、剥離後再接着不能に密着(以下、疑似接着という)された2層の透明フィルムの両外側に感熱接着剤層を設けた4層構成の積層シート(以下、疑似接着性シートという)を、折り畳まれた葉書用紙材の対向紙片間に挿入し、感熱接着法により各紙片を剥離可能に一体化するものである。ところで前記密書葉書を製造するにあたり、疑似接着性シートは、加熱・加圧されるまで接着性を示さないためスライドが可能であり、位置合わせ等の作業が極めて容易で便利である。しかしその反面、前記疑似接着性シートは、加熱・加圧されるまでは接着性がないため、製造工程の上流工程で疑似接着用フィルムの位置決めをしておいても、続く各下流の工程への移動や機械の振動により位置ずれを生じやすく、当初予定した位置に全工程を完了するまで留まらせることは極めて困難である。
【0004】
疑似接着用フィルムがずれたまま製造された密書葉書は、例えば予定位置より折り線側にずれて入り込むと、図9Aに示すように、疑似接着性シートの側端が密書葉書の背の部分で反転し折れ曲がってしまう。そのため密書葉書を開封しても完全に平面に展開できず、背の部分で疑似接着性シート同士が接着してしまい、あたかも製本の平とじの状態になってしまう。逆に開封縁辺側から疑似接着性シートが飛び出すと、通常は開封縁辺に形成される未接着部分の用紙縁辺を指で摘み両側に剥離開封するが、図9Bに示すように、飛び出した疑似接着性シートが用紙縁辺に形成されるべき未接着部分をなくしてしまい、その結果用紙縁辺を摘むことができず開封不能になってしまうのである。
【0005】
また、前記疑似接着性シートは、疑似接着部分を2種類の異なる材質からなる樹脂の溶融押出しで製造するため、大がかりな装置と複雑な製造工程を必須条件としている。そのため製造コストがアップすると共に剥離展開した場合に折り線を介して連接された2葉片の表面のラミネート材質が異なり不連続になり、連続性の美観を必要とする美術印刷において違和感を生じさせる原因になる。さらに前記密書葉書は、長尺シートを使用する連続フォーム印刷に対応したものであり、カットシートを使用するオフセット印刷やグラビア印刷等に適用することは極めて困難である。この発明は、剥離展開不能や開封不能の事故がなくなり、美術印刷においても高品質の仕上がりを可能にし、美術印刷に適したオフセット印刷やグラビア印刷等のカットシートにも対応可能であり、素人でも高品質の情報通信体を短時間で大量にしかも低コストで製造することが可能な情報通信体の製造方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の情報通信体の製造方法は、複数の葉片を重ね合わせて任意の対向面間を剥離可能に疑似接着した情報通信体の製造方法において、各シートを、先に送り出されたシートと次に送り出されるシートが等間隔或いは間隔なしに隣接するように順次送り出す工程、送り出された各シートの疑似接着予定面に、搬送される前後の各シートを疑似接着性シートのラミネートにより連続的に被覆するように疑似接着媒体を形成する工程、疑似接着媒体が形成されて連続長尺シートの状態になっている各シートの左右の余白及び天地の余白を裁断して個別の情報通信体用素材に仕上げる工程、情報通信体用素材の疑似接着予定面を対向させて折り畳む工程、折り畳まれた情報通信体用素材の疑似接着予定面を加熱・加圧又は加圧により疑似接着して一体化する工程からなることを特徴としている。
【0007】
本発明に使用されるシートの材質に制限はなく、コンピュータ出力用紙その他の紙材をはじめ合成紙、樹脂、セラミック、布或いはそれらの複合材料を使用することができる。特に隠蔽性を付加するために、アルミ箔の両面を紙材等でサンドイッチした遮光性のシート材や顔料や染料を添加した光吸収性の樹脂や合成紙等を使用することも可能である。
【0008】
2以上の葉片を折り畳む情報通信体の場合、蛇腹折りや巻き折り或いは観音開き折りやそれら複合の折り形態が考えられる。そのような場合にはシートの表裏面に疑似接着予定面が発生するため、両面に疑似接着媒体を形成する必要が生じる。本発明の製造方法によれば、同一工程でシートの表裏面に疑似接着媒体を形成することが可能なため、極めて効率よく情報通信体を製造することができる。
【0009】
疑似接着媒体の形成が完了したシートは、工程の流れ方向に平行と垂直な裁断工程を経て情報通信体用素材になり、折り畳まれて疑似接着工程へ移送される。情報通信体の折り形態の選択や対向面同士を疑似接着するかそれとも完全接着してしまうのか、或いは何もせずにフリーなままにしておくのかの選択は、DM等においては宣伝効果や経済性を考慮して決定すればよい。郵便葉書等においては、2つ折りの場合は必然的に対向面は1個所となり、また例えば3葉片からなるシートをZ折りすると2個所の対向面が生じる。その場合、2個所の対向面の両者をともに疑似接着媒体で疑似接着してもよく、或いは1個所のみを疑似接着して残る1個所を剥離不能に完全接着してもよく、さらには1個所のみを疑似接着して残る1個所をフリーのままで返信葉書とし、全体で見開き2頁の往復葉書としてもよい。
【0010】
また、本発明で使用される疑似接着媒体である疑似接着性シートは、前記従来技術の密書葉書に使用される一時接着積層シートの如く予め異なる2種類のフィルムを溶融押出しにより製造したものを使用するのではなく、情報通信体の製造工程中で疑似接着性シートを送り出された各シートの疑似接着予定面にラミネートし、折り合わせた後に加圧または加圧・加熱により対向する疑似接着性シート同士を疑似接着するものであり、技術思想を根本的に異にするものである。
【0011】
本発明に使用する疑似接着性シートとして、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、アセテート等の公知の樹脂フィルムをそのまま使用してもよいが、疑似接着層としてポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンアクリル酸共重合体、エチレンアクリル酸エチル共重合体、ポリアミド、アイオノマー、アクリルやメタクリル系の樹脂を積層しても構わない。また、前記樹脂類には、ブロッキング防止剤やカップリング剤の他に粘着付与剤、充填剤、滑剤、離ロール剤、酸化防止剤、各種ワックス類等の添加剤が添加されていてもよく、さらにコロナ処理、プラズマ処理等の表面処理が施されていても構わない。なお、本発明の疑似接着性シートはフィルムの概念も包含する。
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】
本発明に係る情報通信体の製造方法によれば、予め各シートの疑似接着予定面に疑似接着媒体を形成してしまうため、疑似接着性シートのずれによる不良品の発生がなくなり、美術印刷に適したオフセット印刷やグラビア印刷等のカットシートを使用する印刷方法に対応が可能である。さらに本発明で製造された情報通信体を剥離展開すると、隣り合う葉片の表面が同一材質で被覆されているので違和感がない。
【0015】
【実施例】
以下、本発明を葉書に適用した場合の実施例を説明する。図1は本発明に係る情報通信体の製造方法の工程図を表す。図2A、Bは本発明で使用される情報通信体用素材Xが印刷されたシートSの表裏面をそれぞれ表す。図3A、Bは連続的に送り出される各シートSの様子を分かりやすく示した平面図と側面図をそれぞれ表す。図4は各シートSをロールから繰り出される疑似接着性シートFで連続的にラミネートする様子を分かりやすく示した斜視図を表す。図5は余白Wを裁断除去するスリッター部分の平面図を表す。図6は図3に示す余白Vを裁断する工程図を表す。図7は図6で1単位に仕上げられた情報通信体用素材Xを2つ折りした後に圧着する工程図を表す。図8A、Bは完成した情報通信体の剥離口の例を示す斜視図をそれぞれ表す。図9A、Bは従来の情報通信体に発生する欠陥を示した断面図をそれぞれ表す。
【0016】
まず、折り線を介して2葉片が連接された情報通信体用素材Xを2つ折りし、それにより形成される対向面同士を疑似接着性シートで疑似接着する2つ折り葉書の製造方法について説明する。図2Aは情報通信体用素材Xが1単位印刷されたシートSの表面図を表す。図中、第1葉片10と第2葉片11が折り線12を介して連接され、第1葉片10表面には受取人の住所氏名等の個人情報13が印刷されている。なおこの個人情報13は、この段階で表示されずに、製造工程中や情報通信体が完成された後に表示されても構わない。また、第2葉片11表面には、広告宣伝等の隠蔽する必要のない一般情報14が印刷されている。図2Bは前記シートSの裏面であり、各葉片の裏面にはコンピュータに連動したプリンター等により、個人のプライバシーに係わる情報が広告宣伝等の一般情報に混じり隠蔽情報15として表示されている。なお、シートSの裏面側、即ち情報通信体の隠蔽面の表示は、必ずしも個人のプライバシーに係わる情報の表示を必要とせず、広告宣伝等一般情報の表示だけでも構わない。図2A、B中、斜線が施された左右の余白Vは、第1図に示すように左側のストッカー1に棒積みされたシートSが順次送り出される際に、図3に示すように前後の各シートS同士で隣接する部分である。また、シートS天地部分の余白Wは、製造工程中でスリッター4により裁断される部分である。
【0017】
まず、図1左側のストッカー1に図2Bに示す疑似接着予定面側を上にして積まれているシートSが、右側の工程下流部へ送りロール2等の給紙装置により1枚ずつ送り出される。この際、第3図A、Bに示すように左右の余白Vが各シートSの前後で隣接するように、例えばストッカーからの送り出しピッチの設定やセンサー等で操作がなされている。なお、この左右の余白Vは、後の下流工程で情報通信体用素材Xの仕上がり寸法に裁断されると共に除去される。送り出されたシートSの裏面側は、図4に示すように、シートSの搬送速さに同調してロール状態から繰り出される疑似接着性シートFとヒートロール3で整合されると共に該疑似接着性シートFによりラミネートされる。この状態で、搬送される前後の各シートSは疑似接着性シートFにより連続的に被覆されており、連続長尺シートの状態になっている。
【0018】
なお、2つ折り以上の折り形態の場合、例えば3葉片が連接された情報通信体用素材を3つ折り(Z折りと巻き折りがある)にするとシート表裏面に疑似接着予定面が生じる。そのような場合には、一旦ラミネートした長尺シートSを裏返し、再度もう一方の面側をラミネートすればよい。しかしそのような手間と時間を省くため、例えば図1に一点鎖線で示すようシートSの搬送位置の下部に疑似接着用性シートFを配置して、前記ラミネート方法と同様にラミネートしてもよい。
【0019】
長尺シート状態の各シートSは、続く工程の図5に示すスリッター4で天地の余白Wが連続的に裁断除去される。そして天地の余白Wが除去されたシートSは、続く裁断工程に搬送され、図6に示すように前後のシートSの隣接する左右の余白Vがカッター5、6により一挙に裁断除去され、単体の情報通信体用素材Xに仕上げられる。なお、カッター5、6はダイカットロールのように回転する胴を使用するものでも構わず、さらに左右の余白Vの巾に合わせて間隔が微調整できるようにしておけば、シートSや情報通信体用素材Xの多種サイズに対応することが可能となり便利である。
【0020】
仕上がった情報通信体用素材Xは、図7に示すように続く折り工程に搬送される。そして搬送された情報通信体用素材Xは、折り機7により2つ折りの形態に仕上げられ、さらに下流の疑似接着工程で加圧ロール8、8間を通過し、そこで強圧を加えられることにより、疑似接着性シートF同士の疑似接着が完了する。図8Aに示すように、仕上がった2つ折り葉書は、第1葉片10と第2葉片11の間の折り線12の位置を若干ずらし、開封縁辺に沿って段差が生じるように折り畳んだものである。このようにすると、前記段差が剥離の端緒となるので、2つ折り葉書を容易に剥離展開することができる。このような段差は、図8Bに示すように、コーナー部分に3角形の切り欠きで形成してもよく、その場合は折り工程の前に1単位に仕上がった情報通信体用素材Xのコーナーをカットする工程を設けておけばよい。また段差を形成するカットに代えて、開封縁辺に沿って又はコーナー部分にハーフスリットを入れることにより開封端緒を形成しても構わない。なお、上記段差やコーナーカット又はハーフスリット等を形成する個所については、完成した情報通信体の表裏面(住所面かその裏面)のどちら側に形成されていても構わない。
【0021】
ところで疑似接着性シートFの性質によっては、若干加熱した方が疑似接着工程の効率が上がる場合がある。そのような時は、加圧ロール8、8の前部にヒーターパネル等の加熱工程を設け、加圧する前に加熱しておけばよい。また、加圧ロール8、8自体にヒートロールの機能を持たせれば、2つ折り葉書をより機能的に製造することが可能となる。
【0022】
【0023】
なお、本発明の製造方法は上記実施例に制限されるものではない。例えば、情報通信体用素材Xを1単位に仕上るまでの製造ライン(図6までのライン)と、それ以後のライン(図7のライン)を別ラインにしてもよく、また折り工程までのラインと疑似接着工程のラインを分ける等、全ての工程が1ラインに収まらなければならないというものではなく、製造する場所のスペースや機械の事情により随時都合のよいように複数のラインに分けることも可能である。
【0024】
また、本実施例では、情報通信体用素材Xが1単位印刷されたシートSを使用しているが、2以上の複数単位が印刷されたシートSを使用してもよく、そのようにすれば作業効率を一挙に数倍に向上させることが可能である。例えば、シートの流れ方向に対して2列に情報通信体用素材Xを配置して印刷すれば、スリッターの数を増やすだけで2ラインになるため製造効率が一挙に2倍になる。また田の字型に4丁の情報通信体用素材Xが印刷されたシートSの場合においても、スリッターの増設とカッターの裁断ピッチ調整で4丁の分割が容易に行える。さらに、シートSに印刷される情報通信体用素材Xの向きについても制限はなく、例えば工程の流れに対して折り線が平行になるレイアウトで印刷されていてもよい。この場合は、折り以下の工程を、上流工程の流れに対して直角(垂直)に設ければよく、また折り以下の工程を別ラインにしておけば、ラインの流れ方向に制約されることなく製造することができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明に係る情報通信体の製造方法によれば、予め疑似接着予定面に疑似接着媒体を形成してしまうため、疑似接着性シートのずれにより発生する剥離展開不能や開封不能の事故がなくなる。また、本発明に係る情報通信体の製造方法は、美術印刷に適したオフセット印刷やグラビア印刷等のカットシートを使用する印刷方法に対応が可能である。さらに、本発明で製造された情報通信体を剥離展開すると、隣り合う葉片の表面が同一材質で被覆されているため違和感がなく剥離力も安定する。従って、本発明によれば、素人でも高品質の情報通信体を短時間で大量にしかも低コストで製造することが可能になる。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報通信体の製造方法の工程図を表す。
【図2】Aは本製造方法で使用される情報通信体用素材Xが印刷されたシートSの表面図を、Bは裏面図をそれぞれ表す。
【図3】Aは連続的に送り出される各シートSの様子を分かりやすく示した平面図を、Bは側面図をそれぞれ表す。
【図4】各シートSをロールから繰り出される疑似接着用フィルムFで連続的にラミネートする様子を分かりやすく示した斜視図を表す。
【図5】余白Wを裁断除去するスリッター部分の平面図を表す。
【図6】図3に示す余白Vを裁断する工程図を表す。
【図7】図6で単品に仕上げられた情報通信体用素材Xを2つ折りした後に圧着する工程図を表す。
【図8】A、Bは完成した情報通信体の開封口の例を示す斜視図をそれぞれ表す。
【図9】A、Bは従来の情報通信体に発生する欠陥を示した断面図をそれぞれ表す。
【符号の説明】
S シート
X 情報通信体用素材
V、W 余白
F 疑似接着性シート
1、9 ストッカー
2 送りロール(給紙装置)
3 ヒートロール
4 スリッター
5、6 カッター
7 折り機
8 加圧ロール
10 第1葉片
11 第2葉片
12 折り線
13 個人情報
14 一般情報
15 隠蔽情報
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