JP5246621B2 - 裂断可能な情報通信体及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、DMを始めとして葉書、往復葉書、封書等に利用可能な折り畳み郵送体とその製造方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、見掛けは通常のDM、葉書、往復葉書、封書等であるにもかかわらず、折り畳まれ或いは切り離されて多層に重ね合わされたシートが剥離可能に積層されているため内部に多量の情報が隠蔽されている折り畳み郵送体とその製造方法に関する。
近年、情報が記載された複数の葉片を折り畳み或いは切り離し、重ね合わせて郵送可能にした折り畳み郵送体が、葉書等の郵便物として多用されている。そのような折り畳み郵送体として例えば、特開平6−219083号公報には、合成樹脂フィルムを具備した葉書でありながら、連続的且つ自動的に製作することが可能であり、また、破棄、処分等も容易に行える葉書が開示されている。
前記先行技術における葉書とその製造方法では、紙製の葉書本体を構成する二つ折りされた2枚のシート片の対向葉片間に、裂断可能な合成樹脂製フィルムが、一方のシート片間とは剥離可能に接着されると共に他方のシート片間とは剥離不能に接着された状態で介装されている。
ところで、前記従来技術における裂断可能な合成樹脂フィルムは、プライバシーに関る内容(住所氏名や各種金額及び個人的に付された番号等)を記載した葉書を、破り捨てることを可能にしたものであるが、そのようなフィルム材として具体的に、一方向に裂断可能な2軸延伸ポリプロピレンフィルム[商品名パイレンフィルム−ET:東洋紡株式会社]が記載されている。
特開平6−219083号公報
しかしながら、前記のような特殊フィルムを使用する従来技術には、該フィルムの価格が高価であるため製品自体のコストが上昇し、また該フィルムが本来容易に裂断し得るものであるため、製造作業中に前記フィルムが誤って裂断を起こしたり、そのように裂断したフィルムがローラ類等に巻き付いたりして、作業が中断するのみならず、製品の歩留まりが非常に悪くなる等の問題があった。
本発明者等は、鋭意研究の末、折り畳み郵送体を構成するシート片の対向葉片間に介装させる疑似接着シートを構成するフィルムとして、前記のように高価であり且つ製造作業中に裂断を起こして作業に支障を来たし易い特殊なフィルムを使用する必要がなく、安価で腰が強く、容易に裂断しないようなフィルム材料、例えば通常のPETフィルム等を基材に使用しても、廃棄に当たって容易に裂断可能であり、しかも製造作業中においてはフィルムの裂断が生じず、作業性に優れ、作業に支障を来たすことのない裂断可能な折り畳み郵送体とその製造方法を提供するものである。
前記課題を解決するために本発明の裂断可能な折り畳み郵送体は、折り線を介して横方向に連接された複数の葉片からなる折り畳み郵送体用紙折り線から折り畳むことにより生じる任意の対向葉片間を、疑似接着シートを介して剥離可能に一体化してなる折り畳み郵送体において、折り畳んだ後の対向葉片同士の開封端縁が一致して重なり、葉片と該葉片をラミネートする疑似接着シートの両者を合わせて貫通するマイクロミシンによる開封用のミシン目が任意の葉片の開封縁辺に沿って設けられると共に少なくとも前記開封用のミシン目により展開される1辺がマイクロミシンによる多数の切れ目を含む凹凸状態に形成されたことを特徴としている。
前記折り畳み郵送体を断裁により単品に仕上げるに当たり、少なくとも開封用のミシン目がマイクロミシンにより形成される。前記開封用ミシン目の形成により、仕上がった折り畳み郵送体を該ミシン目から開封した後に、ミシン目の破断により開封された辺の端面が多数の切れ目を含む凹凸状態に形成される。従って折り畳み郵送体の受取人は開封された辺の端面より容易に裂断して廃棄することができる。なお前記開封用ミシン目以外に、他の各辺をマイクロミシンにより穿孔されたミシン目の破断により切断して単品に仕上げても構わない。そのようにすれば、剥離開封された折り畳み郵送体用紙の複数の辺で裂断することが可能になり廃棄することがさらに容易になる。
また前記課題を解決するために本発明の裂断可能な折り畳み郵送体の製造方法は、折り 線介して横方向に連接された複数の葉片からなる単位用紙が縦方向に連接された長尺状折り畳み郵送体用紙を繰り出す繰り出し工程、繰り出された長尺状折り畳み郵送体用紙の少なくとも片面の連接した2葉片からなる疑似接着予定面に疑似接着シートを連続的にラミネートするラミネート工程、長尺状折り畳み郵送体用紙の葉片と該葉片をラミネートする疑似接着シートの両者を合わせて貫通するマイクロミシンにより開封用のミシン目を形成する開封用ミシン目形成工程、開封用ミシン目が形成された長尺状折り畳み郵送体用紙のラミネート面を内側にして折り線から折り畳む折り畳み工程、折り畳まれた長尺状折り畳み郵送体用紙のマージナル部分を切除する切除工程、マージナル部分を切除した長尺状折り畳み郵送体用紙を個別の単位用紙毎に断裁する断裁工程、断裁された単位用紙の対向葉片間の前記ラミネートされた疑似接着シート同士を加圧又は加熱・加圧により剥離可能に疑似接着して一体化する一体化工程からなることを特徴としたことを特徴としている。
さらに、前記課題を解決するために本発明の異なる裂断可能な折り畳み郵送体の製造方法は、折り線を介して横方向に連接された複数の葉片からなる単位用紙が複数丁配置された枚葉状折り畳み郵送体用紙を順次繰り出す繰り出し工程、繰り出された単位用紙における任意の連接した2葉片からなる疑似接着予定面に疑似接着シートを連続的にラミネートするラミネート工程、枚葉状折り畳み郵送体用紙の葉片と該葉片をラミネートする疑似接着シートの両者を合わせて貫通するマイクロミシンにより開封用のミシン目を形成する開封用ミシン目形成工程、開封用ミシン目が形成された枚葉状折り畳み郵送体用紙のラミネート面を内側にして折り線から折り畳む折り畳み工程、折り畳まれた枚葉状折り畳み郵送体用紙の両側の余白部分を切除する切除工程、両側の余白部分を切除された枚葉状折り畳み郵送体用紙の天地の余白部分を個別の単位用紙毎に断裁する断裁工程、断裁された単位用紙の対向葉片間の前記ラミネートされた疑似接着シート同士を加圧又は加熱・加圧により剥離可能に疑似接着して一体化する一体化工程からなることを特徴としている。
前記個別の単位用紙毎に断裁する工程において、対向葉片間に疑似接着シートがラミネートにより介装された各折り畳み郵送体用紙における単位用紙の天地側の両辺が、例えば葉片と疑似接着シートを合わせて、マイクロミシンにより穿孔されたミシン目の破断により断裁されると共にそれによって前記断裁に係る辺の端面が多数の切れ目を含む凹凸状態に形成されることにより、折り畳み郵送体の受取人は開封された天地の何れの辺からでも容易に裂断して廃棄することができる。
同様に各折り畳み郵送体の複数のマージナル部分や余白部分等を切除する工程は、マイクロミシンのミシン目の破断により切除しても構わない。その実行時期は前記開封用ミシン目の穿孔と同時に実行してもよく、或いは複数の工程に分けて段階的に実行しても構わない。そのようにして仕上がった折り畳み郵送体の受取人は、ミシン目の破断により切断された任意の辺の端面から容易に裂断して廃棄することができる。
なお、折り畳み郵送体用紙の全ての切除、断裁工程に前記マイクロミシンのミシン目の破断による切断手段を採用すれば、折り畳み郵送体の受取人は、何れの辺の端面からでも容易に裂断することができ、極めて至便である。
前記マイクロミシンにおけるミシン目のカットとアンカットの比率に制限はなく、要は、製造工程において、折り畳み郵送体用紙における単位用紙の開封用のミシン目と所要辺を、葉片と疑似接着シートを合わせて破断分離することを可能にし、且つ得られた折り畳み郵送体の廃棄時には、折り畳み郵送体の前記破断に係る凹凸状態の端面を有する辺から、葉片と疑似接着シートを合わせて裂断することを可能にする程度のミシン目であればよい。そのようなミシン目は、本発明者等の実験によれば、カット長さ0.2mm〜0.85mm、アンカット長さ0.1mm〜0.25mmの比率の範囲で選択でき、そのような組み合わせの比率の中でも、例えば0.5mm(カット):0.15mm(アンカット)、或いは0.35mm(カット):0.1mm(アンカット)等の比率を好適に採用できる。
なお、前記ミシン目の形状に制限はなく、カット部分が例えば通常通りの直線或いは曲線で形成されていても構わず、またカット部分として円形やさらに他の異なる形状の微細な穴が連続的に形成されていてミシン目とされていても差し支えない。
即ち、前記カットとアンカットの比率、ミシン目の形状等は、折り畳み郵送体に使用される用紙の斤量や種類、及び疑似接着シートの厚みや硬度等に応じて任意に選択すればよいのである。
上述したように、本発明の裂断可能な折り畳み郵送体によれば、折り畳み郵送体を構成するシート片の対向葉片間に介装させる疑似接着シートの構成材料として、従来のように高価で容易に裂断し得る特殊フィルムを使用することなく、仮に通常のフィルム材を基材に含む疑似接着シートを使用しても、折り畳み郵送体の廃棄時に、マイクロミシンのミシン目の破断により形成された切断辺の凹凸端面から引き裂くことにより、該凹凸端面における細かい切れ目をきっかけとして裂け目が連続的に拡大し、極めて容易に裂断させることが可能である。即ち、本発明によれば、疑似接着シートの構成材料として、前記のように高価で裂断し易い特殊フィルムではなく、安価で腰が強く、容易に裂断しないような通常のフィルム材料を基材に使用することが可能であることから、製品コストを著しく低下させることが可能である。
また、本発明によれば、疑似接着シートの構成材料として、前記のように高価で裂断し易い特殊フィルムではなく、安価で腰が強く、容易に裂断しないような通常のフィルム材料を使用することが可能であることから、疑似接着シートの製造作業中に前記フィルムが誤って裂断を起こしたり、そのように裂断したフィルムがローラ類等に巻き付いたりするトラブルが回避され、生産効率及び製品の歩留まりが向上するものである。
なお、前記マイクロミシンにおけるミシン目が、特にカット長さ0.35mm〜0.85mm、アンカット長さ0.1mm〜0.25mmの範囲の比率を有するミシン目である場合は、ミシン目の破断により形成された切断辺の凹凸端面が、無数の微細な切り目を含みながら、外観及び触感共に通常の切断刃による切断面に極めて近い状態を呈することになる。
さらに、折り畳み郵送体の対向する葉片の開封側端面を一致させておけば、開封の端緒となる引っ掛かりがないので、郵送途上で自然開封してしまう等の事故を防止することができる。
以下、本発明を、実施例に基づき、図面を参照して説明する。
図1(A)及び(B)は、長尺状二つ折り葉書用紙S1の表面図及び裏面図である。図2は疑似接着シートGを厚さ方向に拡大した断面図である。図3は図2に示す疑似接着シートを図1(B)に示す疑似接着予定面にラミネートした状態を示す平面図である。図4は、図2に示す疑似接着シートと図1に示す長尺状二つ折り葉書用紙S1を用いた裂断可能な二つ折り葉書J1の製造方法を示す要部概略図である。図5(A)、(B)及び(C)は図4においてI−I線、II−II線及びIII−IIIを通過する長尺状二つ折り葉書用紙S1を厚さ方向に拡大した断面図である。図6(A)及び(B)は図4に示す裂断可能な二つ折り葉書J1の製造方法により仕上げられた裂断可能な二つ折り葉書J1の平面図及び図(A)における厚さ方向に拡大したX−X線断面図である。図7は裂断可能な二つ折り葉書の異なる態様の平面図である。図8は図6に示す二つ折り葉書J1の開封状態を示す斜視図である。図9(A)及び(B)は長尺状三つ折り葉書用紙S2の各々表面図及び裏面図である。図10(A)及び(B)は図9に示す長尺状三つ折り葉書用紙S2の表裏面における疑似接着予定面に図2に示す疑似接着シートGがラミネートされた状態を示す各々表面図及び裏面図である。図11は図2に示すラミネート用の疑似接着シートGと図9に示す長尺状三つ折り葉書用紙S2を用いた裂断可能な三つ折り葉書J2の製造方法の要部概略図である。図12(A)及び(B)は、図11に示す裂断可能な三つ折り葉書J2の製造方法における、ラミネートされた長尺状三つ折り葉書用紙S2の各々折り畳み前及び折り畳み後の状態を厚さ方向に拡大した断面図である。図13(A)及び(B)は図11に示す裂断可能な三つ折り葉書J2の製造方法により仕上げられた裂断可能な三つ折り葉書J2の平面図及び図(A)のY−Y線において厚さ方向に拡大した断面図である。図14(A)及び(B)は枚葉状二つ折り葉書用紙S3の表面図及び裏面図である。図15は図2に示す疑似接着シートGと図14に示す枚葉状二つ折り葉書用紙S3を用いた裂断可能な二つ折り葉書J3の製造方法を示す要部概略図である。図16は図2に示す疑似接着シートGを図14(B)に示す疑似接着予定面にラミネートした状態を示す平面図である。図17は図16の状態から両側の余白部分を切除すると共に開封用のミシン目Mを形成した状態を示す平面図である。図18(A)及び(B)は完成した二つ折り葉書J3の平面図及びZ−Z線断面図である。図19は複数丁の三つ折り(Z折り)葉書J4の単位用紙t4が面付けされた枚葉状三つ折り葉書用紙S4の表面図である。図20は複数丁の三つ折り(Z折り)葉書J4の単位用紙t4が面付けされた枚葉状三つ折葉書用紙S4の裏面図である。図21は図2に示す疑似接着シートGと図19及び図20に示す枚葉状三つ折葉書用紙S4を用いた裂断可能な三つ折り葉書J4の製造方法を示す要部概略図である。図22は図2に示す疑似接着シートGを図19及び図20に示す疑似接着予定面にラミネートした状態を示す平面図である。図23は図22の状態から両側の余白部分を切除すると共に開封用のミシン目Mを形成した状態を示す平面図である、図24(A)及び(B)は完成した三つ折葉書J4の平面図及び厚さ方向に拡大したR−R線断面図である。
図1に示すように、長尺状二つ折り葉書用紙S1における二つ折り葉書用の単位用紙t1は、第一葉片1と第二葉片2が折り線3を介して連接されてなり、それらは切断線12、12を介して上下方向に連続的に連接されている。なお、前記折り線3は必ずしも表示されている必要はなく、ミシン目や折り筋等であっても差し支えない。同様に前記切断線12、12も、必ずしも表示されている必要はなく、ミシン目等であっても差し支えない。
第一葉片1表面には郵便切手欄4、郵便番号欄5及び受取人の住所氏名6等が例えばプリンタ等の印字により記載されており、また第二葉片2の表面には一般情報7が記載され、さらに第一葉片1及び第二葉片2の各裏面には秘密を要する個人情報8(一般情報のみ或いは個人情報と一般情報が混在していても構わない)がそれぞれ記載されている。
また、各葉片1、2の外側には、切断線11及び後述するピントラクタで用紙を移送するための複数のマージナル孔9が穿設されたマージナル部分10が設けられている。なお、前記切断線11は、必ずしも表示されている必要はなく、ミシン目等であっても差し支えない。
前記長尺状二つ折り葉書用紙S1は、切断線12から蛇腹状に折り畳まれ、図4中左側下方に配置される。なお、前記長尺状二つ折り葉書用紙S1は、前記のように蛇腹状にブロック単位に折り畳まれて供給される代わりに、それらが巻き取られたロールから供給されてもよい。
前記長尺状二つ折り葉書用紙S1は、サポートローラ20を通過しマージナル孔9と上方のピントラクタ21のピンを合致させながら引き上げられる。ピントラクタ21を通過した前記長尺状二つ折り葉書用紙S1は、下流に配置されているニップローラ25に牽引されながら下流へと移送されるのであるが、その途上で上方に待機したロールから連続的に繰り出される疑似接着シートGが、ラミネートローラ22、22を介して、図3に示す如く、前記長尺状二つ折り葉書用紙S1の各葉片の裏面をほぼ全面に渡ってラミネートされる。
前記疑似接着シートGは図2に示すように、例えば基材15としてポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリカーボネート、アセテート等の腰が強く伸縮しづらい樹脂が好適に使用できる。そして前記基材の一方の面に公知の感熱接着剤による感熱接着剤層16が形成されており、残るもう一方の面には、お互いに対向し加圧或いは加熱・加圧処理を施すと疑似接着が可能になる疑似接着層17が形成されている。
折り畳み郵送体を裂断可能にするための開封用のミシン目Mの形成方法としては、例えば丸刃のマイクロミシン23をバックアップローラ24に押し当て、その間を長尺状二つ折り葉書用紙S1が通過するようにすればよい。そのようにして長尺状二つ折り葉書用紙S1と疑似接着シートGの両者を貫通するミシン目を連続的に形成するのである。
なお、本発明では、開封用のミシン目Mの形成を前記疑似接着シートGがラミネートされた直後に実行しているがそれに限られるものではない。
なお長尺状二つ折り葉書用紙S1に予め両葉片を折り込むための折用のミシン目が施されている場合は問題ないが、折用のミシン目が施されていない場合は、前記開封用のミシン目Mの形成時(例えば疑似接着シートGがラミネートされた直後等)に、例えば丸刃の折ミシン等により折り線を形成して下流の工程へ供給するようにしても構わない。
そして図5(A)に示す如く、疑似接着予定面に疑似接着シートGがラミネートされると共に開封用のミシン目Mが形成された前記長尺状二つ折り葉書用紙S1は、ニップローラ25、25により排出され、サポートローラ26との間に弛みを形成した後に、続く下流の折り畳みアングル27からサポートローラ28に達する間に、図5(B)に示すようにラミネート面同士を対向させて折り線3から二つ折り状態に折り畳まれる。その後サポートローラ28により水平方向に進行し、その両方のマージナル孔9を下流のピントラクタ29のピンと合致させながら下流の工程へと搬送される。
その後下流のスリッタ30、30により図5(C)に示す如く両マージナル部分10が切除され、両葉片の開封端縁が一致した状態に仕上げられてさらに下流のダイカットローラ31、31へ移送され、第一葉片1及び第二葉片2並びに疑似接着シートGを合わせて、単位シートt1における天地側の両辺を切断される。そして切断分離された二つ折り状態の単位用紙t1は、その対向葉片間に疑似接着シートGを介装した状態で下流側のシーラー部へと移送される。
前記シーラー部は複数の搬送ローラ32と複数のヒータパネル33からなり、それぞれが交互に上下に対向するように配置されている。シーラー部に移送された前記二つ折り状態の単位用紙t1は、上下に対向するヒータパネル33、33間を加熱されながら通過する間に、対向葉片間に介装された疑似接着シートGの対向する疑似接着層17同士が活性化し、排出口に設置された加圧ローラ34、34により加圧されることによって疑似接着層17同士が剥離可能に一体化される。そして、最終的に製造された、図6に示す裂断可能な二つ折り葉書J1は、後部のベルトコンベア等からなるスタッカ35に順次積載されるのである。
なお、前記シーラー部は、前記構成に限るものではなく、ヒートローラ等の他の手段により加熱・加圧処理を一気に行ってもよく、さらにファンヒータで加熱したり、ヒータープレートで加熱と加圧を同時に行っても構わない。
前記のようにして仕上がった裂断可能な二つ折り葉書J1の受取人は、図8に示すように剥離可能に接着された対向葉片間を疑似接着シートGの疑似接着部分から平面に剥離展開し、疑似接着シートGの構成樹脂層である各透明フィルムでラミネートされた状態の葉片上の内部情報を確認することができる。
前記葉書の廃棄に際して、受取人は、従来は手で引き裂くことが困難であった剥離展開後の前記葉書を、マイクロミシンによるミシン目で開封破断された縁辺から、各葉片及び疑似接着シートGの構成樹脂層を合わせて容易に引き裂くことができ、それによって安心して廃棄することができるのである。
なお、前記スリッタ30に代えて、既述の丸刃のマイクロミシンとバックアップローラの組み合わせを採用すると共に、ダイカットローラ31、31に横刃のマイクロミシンを配備して、第一葉片1及び第二葉片2並びに疑似接着シートGを合わせて、図7に示すように、単位用紙t1における左右側及び天地側の全ての縁辺をマイクロミシンによるミシン目の破断により切断するように構成することも可能である。このようにすれば、何れの縁辺からでも各葉片及び疑似接着シートGの構成樹脂を合わせて容易に引き裂くことができる。
次に、裂断可能な三つ折葉書J2とその製造方法を図面に沿って説明する。
図9(A)及び(B)は長尺状三つ折り葉書用紙S2の各々表面図及び裏面図である。図10(A)及び(B)は図9に示す長尺状三つ折り葉書用紙S2の表裏面における疑似接着予定面に図2に示す疑似接着シートがラミネートされた状態を示す各々表面図及び裏面図である。図11は図2に示すラミネート用の疑似接着シートと図9に示す長尺状三つ折り葉書用紙S2を用いた裂断可能な三つ折り葉書J2の製造方法の要部概略図である。図12(A)及び(B)は、図11に示す裂断可能な三つ折り葉書J2の製造方法における、ラミネートされた長尺状三つ折り葉書用紙S2の各々折り畳み前及び折り畳み後の状態を厚さ方向に拡大した断面図である。図13(A)及び(B)は図11に示す裂断可能な三つ折りはがきJ2の製造方法により仕上げられた裂断可能な三つ折り葉書J2の各々平面図及び図(A)のY−Y線において厚さ方向に拡大した断面図である。
図9に示すように、長尺状三つ折(Z折り)葉書用紙S2における三つ折葉書用の単位用紙t2は、第一葉片41、第二葉片42、及び第三葉片43が折り線44、45を介してそれぞれ連接されてなり、それらは切断線54、54を介して上下方向に連続的に連接されている。
第一葉片41表面には郵便切手欄46、郵便番号柵47及び受取人の住所氏名48等が例えばプリンタ等の印字により記載されており、また第二葉片42及び第三葉片43の各表面には個人情報49(一般情報のみ或いは個人情報と一般情報が混在していても構わない)がそれぞれ記載されている。
また、第一葉片41及び第三葉片43の外側には、切断線53及び後述するピントラクタで用紙を移送するための複数のマージナル孔51が穿設されたマージナル部分52が設けられている。
同様に、第一葉片41及び第二葉片42の各裏面には個人情報49が記載され、第三葉片43裏面には一般情報50が記載されている。
図11に示すように長尺状三つ折(Z折り)葉書用紙S2は、例えば切断線54から蛇腹状にブロック単位に折り畳まれて、図中左側下方に配置され、そこから上方のサポートローラ60を通過して、さらにピントラクタ61を介して下流へと移送されるのであるが、その途上で、上方及び下方に待機したロールからラミネートローラ62、62を介して連続的に繰り出される疑似接着シートGが図10及び図12(A)に示すように、前記長尺状三つ折葉書用紙S2の第二葉片42及び第三葉片43の両表面並びに第一葉片41及び第二葉片42の両裏面の疑似接着予定面にスポット的にラミネートされる。なお、前記長尺状三つ折(Z折り)葉書用紙S2は、前記のように蛇腹状にブロック単位に折り畳まれて供給される代わりにそれらが巻き取られたロールから供給されてもよい。
開封用のミシン目Mの形成方法としては、例えば丸刃のマイクロミシン63をバックアップローラ64に押し当て、その間を長尺状三つ折葉書用紙S2が通過するようにすればよい。そのようにして長尺状三つ折葉書用紙S2と疑似接着シートGの両者を貫通するミシン目を連続的に形成するのである。
なお、本発明では、開封用のミシン目Mの形成を前記疑似接着シートGがラミネートされた直後に実行しているがそれに限られるものではない。
ラミネートが施されると共に開封用のミシン目Mが形成された前記長尺状三つ折葉書用紙S2は、ニップローラ65、65により排出され、サポートローラ66との間に弛みを形成した後に、続く下流の折り畳みアングル67からサポートローラ68に到達する間に、図12(B)に示すように、ラミネート面同士を対向させて折り線44、45から断面Z字状の三つ折状態に折り畳まれる。
断面Z字状に折り畳まれた前記長尺状三つ折葉書用紙S2は、サポートローラ68により水平方向に進行し、そのマージナル孔51を下流側のピントラクタ69のピンと合致させながら下流へ搬送され、両外側のマージナル部分52をスリッタ70、70により切り落とされ、続いて、横刃のマイクロミシン(通常の切断刃でも構わない)が装着されたダイカットローラ71、71により、第一葉片41、第二葉片42及び第三葉片43並びに疑似接着シートGを合わせて、単位用紙t2における天地側の両辺をマイクロミシンによるミシン目の破断により切断され、切断分離された三つ折状態の単位用紙t2は、その各対向葉片間の対向面に疑似接着シートGがラミネートされた形態で下流に移送され、例えばヒートローラ72、72を通過して加圧或いは加圧・加熱処理を施されると共にそれによって対向する疑似接着シートGの疑似接着層17同士が剥離可能に接着一体化され、図13に示す裂断可能な三つ折葉書J2に仕上げられて、後部のベルトコンベアからなるスタッカ73に順次積載される。
なお、前記開封用のミシン目Mの形成と同時に、或いはその前後に一方のマージナル部分52を切除し、残るもう一方のマージナル部分52は既述の通りピントラクタ69の下流で段階的に切除しても構わない。その際に前記マージナル部分の切除をマイクロミシンによるミシン目の破断で行えば、何れの縁辺からでも各葉片及び疑似接着シートGの構成樹脂を合わせて容易に引き裂くことができる。
次にオフセット印刷等の枚葉用紙を使用した場合について説明する。
図14(A)及び(B)は枚葉状二つ折り葉書用紙S3の表面図及び裏面図である。図15は図2に示す疑似接着シートと図14に示す枚葉状二つ折り葉書用紙S3を用いた裂断可能な二つ折り葉書J3の製造方法を示す要部概略図である。図16は図2に示す疑似接着シートを図14(B)に示す疑似接着予定面にラミネートした状態を示す平面図である。図17は図16の状態から両側の余白部分を切除すると共に開封用のミシン目を形成した状態を示す平面図である。図18(A)及び(B)は完成した二つ折り葉書J3の平面図及びZ−Z線断面図である。
図14に示すように菊八つ切りサイズの枚葉状二つ折り葉書用紙S3には、二つ折り葉書用紙の単位用紙t3が2丁印刷されている。前記単位用紙t3は、第一葉片81と第二葉片82が折り線83を介して連接されてなり、第一葉片81表面には郵便切手欄84、郵便番号欄85及び受取人の住所氏名86等が例えばプリンタ等の印字により記載されており、また第二葉片82表面には一般情報87が記載され、さらに第一葉片81及び第二葉片82の各裏面には秘密を要する個人情報88(一般情報のみ或いは個人情報と一般情報が混在していても構わない)がそれぞれ記載されている。
図15に示すように、前記枚葉状二つ折り葉書用紙S3は、図中左側に積載された複数の枚葉状二つ折り葉書用紙S3の最上面の用紙から、例えば吸着パッド90等の吸着機構により一枚ずつ等間隔で下流の搬送テーブルへ繰り出される。搬送テーブルへ繰り出された枚葉状二つ折り葉書用紙S3はニップローラ91、91によりさらに下流へ移送されるのであるが、その途上で、上方に待機したロールからラミネートローラ92、92を介して連続的に繰り出される疑似接着シートGが図16に示すように、前記枚葉状二つ折り葉書用紙S3の第一葉片81および第二葉片82の両裏面の疑似接着予定面にラミネートされる。
図16に示すように、ラミネートが施されて疑似接着シートGにより連続状態となった前記枚葉状二つ折り葉書用紙S3は、図17に示すように両側の余白部分をスリッタ93とバックアップローラ94の組み合わせにより切除されると共に、開封用のミシン目Mがマイクロミシン95とバックアップローラ96の組み合わせにより形成される。そしてニップローラ97、97により排出され、サポートローラ98との間に弛みを形成した後に、続く下流の折り畳みアングル99からサポートローラ100に達する間に、図18(B)に示すように、ラミネート面同士を対向させて折り線83から二つ折り状態に折り畳まれる。
前記二つ折りに折り畳まれた枚葉状二つ折り葉書用紙S3は、サポートローラ100により水平方向に進行し、露出した疑似接着シートGを含む単位用紙t3の天地の余白部分(図17中のP)をニップローラ101及び103の間で、例えばギロチン式の断裁機102により切除され、前記切除された二つ折り状態の単位用紙t3は、その対向葉片間の対向面に疑似接着シートGがラミネートされた形態で下流に移送され、例えばヒートローラ104、104を通過して加圧或いは加圧・加熱処理を施されると共にそれによって対向する疑似接着シートGの疑似接着層17同士が剥離可能に一体化され、図18に示す裂断可能な二つ折り葉書J3に仕上げられて、後部のベルトコンベア等からなるスタッカ105に順次積載される。
なお前記枚葉状二つ折り葉書用紙S3の両側の余白部分を切除するスリッタ93をマイクロミシンに変更して破断切除したり、或いは天地の余白部分を切除する断裁機102を横刃のマイクロミシンを装備したダイカットローラ等に変更することにより、単位用紙t3における左右側の両辺や天地側の両辺をマイクロミシンによるミシン目の破断により切断するように構成することも可能である。
前記のようにして仕上がった裂断可能な二つ折り葉書J3の受取人は、剥離可能に接着された対向葉片間を開封用のミシン目Mで破断し、疑似接着シートG同士の疑似接着部分から平面に剥離展開して内部の個人情報88を、透明な疑似接着シートGを透して視認することができる。そして、前記葉書の廃棄に際して、受取人は、従来は手で引き裂くことが困難であった剥離展開後の前記二つ折り葉書J3を、マイクロミシンによるミシン目で切断されている開封用のミシン目Mを破断して開封した辺の任意の位置から、各葉片及び疑似接着シートGの構成樹脂層を合わせて容易に引き裂くことができる。
図19及び図20は、複数丁の三つ折(Z折り)葉書J4の単位用紙t4が面付けされた枚葉状三つ折葉書用紙S4の表面図及び裏面図である。図21は図2に示す疑似接着シートと図19及び図20に示す枚葉状三つ折葉書用紙S4を用いた裂断可能な三つ折り葉書J4の製造方法を示す要部概略図である。図22は図2に示す疑似接着シートを図19及び図20に示す疑似接着予定面にラミネートした状態を示す平面図である。図23は図22の状態から両側の余白部分を切除すると共に開封用のミシン目を形成した状態を示す平面図である。図24(A)及び(B)は完成した三つ折葉書の平面図及びR−R線断面図である。
図19に示すように、菊四つ切サイズの枚葉状三つ折葉書用紙S4には、三つ折葉書用紙の単位用紙t4が3丁印刷されている。前記単位用紙t4は、第一葉片111、第二葉片112及び第三葉片113が折り線114及び115を介して横方向に連接されてなり、第一葉片111表面には郵便切手欄116、郵便番号欄117及び受取人の住所氏名118が例えばプリンタ等の印字により記載されており、また第二葉片112及び第三葉片113の各表面には秘密を要する個人情報119(一般情報のみ或いは個人情報と一般情報が混在していても構わない)がそれぞれ記載されている。さらに、図20に示すように第一葉片101及び第二葉片102の各裏面には秘密を要する個人情報119が、そして第三葉片103裏面には一般情報120がそれぞれ記載されている。
図21に示すように、前記枚葉状三つ折葉書用紙S4は、図中左側に積載された複数の枚葉状三つ折葉書用紙S4の最上面の用紙から、例えば吸着パッド130等の吸着機構により一枚ずつ等間隔で下流の搬送テーブルへ繰り出される。搬送テーブルへ繰り出された枚葉状三つ折葉書用紙S4はニップローラ131、131によりさらに下流へ移送されるのであるが、その途上で、上方及び下方に待機したロールからラミネートローラ132、132を介して連続的に繰り出される疑似接着シートG、Gが図22に示すように前記枚葉状三つ折葉書用紙S4の第二葉片112、第三葉片113表面及び第一葉片111、第二葉片112裏面の疑似接着予定面にラミネートされる。〔図12(A)参照〕
図22に示すように、ラミネートが施されて疑似接着シートG、Gにより連続状態となった前記枚葉状三つ折葉書用紙S4は、図23に示すように両側の余白部分をスリッタ133とバックアップローラ134の組み合わせにより切除されると共に、開封用のミシン目Mがマイクロミシン135とバックアップローラ136の組み合わせにより形成される。そしてニップローラ137、137により排出され、サポートローラ138との間に弛みを形成した後に、続く下流の折り畳みアングル139からサポートローラ140に達する間に、図24(B)に示すように、ラミネート面同士を対向させて折り線114、115から三つ折状態に折り畳まれる。
前記三つ折に折り畳まれた枚葉状三つ折葉書用紙S4は、サポートローラ140により水平方向に進行し、露出した疑似接着シートGを含む単位用紙t4の天地の余白部分(図23中のQ)をニップローラ141及び143の間で、例えばギロチン式の断裁機142により切除され、前記切除された三つ折状態の単位用紙t4は、その対向葉片間の対向面に疑似接着シートGがラミネートされた形態で下流に移送され、例えばヒートローラ144、144を通過して加圧或いは加圧・加熱処理を施されると共にそれによって対向する疑似接着シートGの疑似接着層17同士が剥離可能に一体化され、図24に示す裂断可能な三つ折葉書J4に仕上げられて、後部のベルトコンベア等からなるスタッカ145に順次積載される。
なお前記枚葉状三つ折り葉書用紙S4の両側の余白部分を切除するスリッタ133をマイクロミシンに変更して破断切除したり、或いは天地の余白部分を切除する断裁機142を横刃のマイクロミシンを装備したダイカットローラ等に変更することにより、単位用紙t4における左右側の両辺や天地側の両辺をマイクロミシンによるミシン目の破断により切断するように構成することも可能である。
前記のようにして仕上がった裂断可能な二つ折り葉書J4の受取人は、剥離可能に接着された対向葉片間を開封用のミシン目Mで破断し、疑似接着シートG同士の疑似接着部分から平面に剥離展開して内部の個人情報119を、透明な疑似接着シートGを透して視認することができる。そして、前記葉書の廃棄に際して、受取人は、従来は手で引き裂くことが困難であった剥離展開後の前記三つ折り葉書J4を、マイクロミシンによるミシン目で切断されている開封用のミシン目Mを破断して開封した辺の任意の位置から、各葉片及び疑似接着シートGの構成樹脂層を合わせて容易に引き裂くことができる。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではない。
例えば、疑似接着シートGがラミネートされる葉片の表面或いは裏面は必ずしも疑似接着予定面でなくても構わず、例えば疑似接着と無関係で表出する面等もラミネートされていても支障はない。
また、実施例では三つ折に関してZ折りの形態で説明しているが、巻き折り等の他の形態でも構わない。さらに、四つ折り以上の形態(蛇腹折り、巻き折り、観音開き折り、それらの混合形態等)にも適用できることはいうまでもない。
(A)及び(B)は、長尺状二つ折り葉書用紙S1の表面図及び裏面図である。 疑似接着シートGを厚さ方向に拡大した断面図である。 図2に示す疑似接着シートを図1(B)に示す疑似接着予定面にラミネートした状態を示す平面図である。 図2に示す疑似接着シートと図1に示す長尺状二つ折り葉書用紙S1を用いた裂断可能な二つ折り葉書J1の製造方法を示す要部概略図である。 (A)、(B)及び(C)は図4においてI−I線、II−II線及びIII−IIIを通過する長尺状二つ折り葉書用紙S1を厚さ方向に拡大した断面図である。 (A)及び(B)は図4に示す裂断可能な二つ折り葉書J1の製造方法により仕上げられた裂断可能な二つ折り葉書J1の平面図及び図(A)における厚さ方向に拡大したX− X線断面図である。 裂断可能な二つ折り葉書の異なる態様の平面図である。 図6に示す二つ折り葉書J1の開封状態を示す斜視図である。 (A)及び(B)は長尺状三つ折り葉書用紙S2の各々表面図及び裏面図である。 (A)及び(B)は図9に示す長尺状三つ折り葉書用紙S2の表裏面における疑似接着予定面に図2に示す疑似接着シートがラミネートされた状態を示す各々表面図及び裏面図である。 図2に示すラミネート用の疑似接着シートと図9に示す長尺状三つ折り葉書用紙S2を用いた裂断可能な三つ折り葉書J2の製造方法の要部概略図である。 (A)及び(B)は、図11に示す裂断可能な三つ折り葉書J2の製造方法における、ラミネートされた長尺状三つ折り葉書用紙S2の各々折り畳み前及び折り畳み後の状態を厚さ方向に拡大した断面図である。 (A)及び(B)は図11に示す裂断可能な三つ折りはがきJ2の製造方法により仕上げられた裂断可能な三つ折り葉書J2の平面図及び図(A)のY−Y線において厚さ方向に拡大した断面図である。 (A)及び(B)は枚葉状二つ折り葉書用紙S3の表面図及び裏面図である。 図2に示す疑似接着シートと図14に示す枚葉状二つ折り葉書用紙S3を用いた裂断可能な二つ折り葉書J3の製造方法を示す要部概略図である。 図2に示す疑似接着シートを図14(B)に示す疑似接着予定面にラミネートした状態を示す平面図である。 図16の状態から両側の余白部分を切除すると共に開封用のミシン目を形成した状態を示す平面図である。 (A)及び(B)は完成した二つ折り葉書J3の平面図及びZ−Z線断面図である。 複数丁の三つ折(Z折り)葉書J4の単位用紙t4が面付けされた枚葉状三つ折葉書用紙S4の表面図である。 複数丁の三つ折(Z折り)葉書J4の単位用紙t4が面付けされた枚葉状三つ折葉書用紙S4の裏面図である。 図2に示す疑似接着シートと図19及び図20に示す枚葉状三つ折葉書用紙S4を用いた裂断可能な三つ折り葉書J4の製造方法を示す要部概略図である。 図2に示す疑似接着シートを図19及び図20に示す疑似接着予定面にラミネートした状態を示す平面図である。 図22の状態から両側の余白部分を切除すると共に開封用のミシン目を形成した状態を示す平面図である。 (A)及び(B)は完成した三つ折葉書J4の平面図及び厚さ方向に拡大したR−R線断面図である。
G 疑似接着シート
S1、S2、S3、S4 葉書用紙
t1、t2、t3、t4 単位用紙
M 開封用のミシン目
J1 二つ折り葉書
J2 三つ折り葉書
1、2、41、42、43、81、82、111、112、113 葉片
3、44、45、83、114、115 折り線
4、46、84、116 郵便切手欄
5、47、85、117 郵便番号欄
6、48、86、118 住所氏名
11、12、53、59 切断線
9、51 マージナル孔
10、52 マージナル部分
8、49、88、119 個人情報
7、50、87、120 一般情報
15 基材
16 感熱接着剤層
17 疑似接着層
20、26、28、60、66、68、 サポートローラ
21、29、61、69 ピントラクタ
22、62、72 ヒートローラ
23、63、95、135 マイクロミシン
24、64、94、96 バックアップローラ
25、65 ニップローラ
27、67 アングル
30、70 スリッタ
31、71 ダイカットローラ
32 搬送ローラ
33 ヒータパネル
34 加圧ローラ
35、73 スタッカ
91、97、101、103、131、137、141、143 ニップローラ
98、100、138、140 サポートローラ
92、104、132、144 ヒートローラ
93、133 スリッタ
95、135 マイクロミシン
94、96、134、136 バックアップローラ
99、139 アングル
102、142 断裁機
105、145 スタッカ

Claims (5)

  1. 折り線を介して横方向に連接された複数の葉片からなる折り畳み郵送体用紙を折り線から折り畳むことにより生じる任意の対向葉片間を、疑似接着シートを介して剥離可能に一体化してなる折り畳み郵送体において、折り畳んだ後の対向葉片同士の開封端縁が一致して重なり、葉片と該葉片をラミネートする疑似接着シートの両者を合わせて貫通するマイクロミシンによる開封用のミシン目が任意の葉片の開封縁辺に沿って設けられると共に少なくとも前記開封用のミシン目により展開される1辺がマイクロミシンによる多数の切れ目を含む凹凸状態に形成されたことを特徴とする裂断可能な折り畳み郵送体
  2. 剥離開封された折り畳み郵送体用紙の開封用のミシン目により開封された1辺を除く他の周囲3辺の内少なくとも1辺が、葉片と該葉片をラミネートする疑似接着シートの両者を合わせて貫通するマイクロミシンの破断によ多数の切れ目を含む凹凸状態に形成されていることを特徴とした請求項1に記載の裂断可能な折り畳み郵送体
  3. 折り線介して横方向に連接された複数の葉片からなる単位用紙が縦方向に連接された長尺状折り畳み郵送体用紙を繰り出す繰り出し工程、繰り出された長尺状折り畳み郵送体用紙の少なくとも片面の連接した2葉片からなる疑似接着予定面に疑似接着シートを連続的にラミネートするラミネート工程、長尺状折り畳み郵送体用紙の葉片と該葉片をラミネートする疑似接着シートの両者を合わせて貫通するマイクロミシンにより開封用のミシン目を形成する開封用ミシン目形成工程、開封用ミシン目が形成された長尺状折り畳み郵送体用紙のラミネート面を内側にして折り線から折り畳む折り畳み工程、折り畳まれた長尺状折り畳み郵送体用紙のマージナル部分を切除する切除工程、マージナル部分を切除した長尺状折り畳み郵送体用紙を個別の単位用紙毎に断裁する断裁工程、断裁された単位用紙の対向葉片間の前記ラミネートされた疑似接着シート同士を加圧又は加熱・加圧により剥離可能に疑似接着して一体化する一体化工程からなることを特徴とした裂断可能な折り畳み郵送体の製造方法。
  4. 折り線を介して横方向に連接された複数の葉片からなる単位用紙が複数丁配置された枚葉状折り畳み郵送体用紙を順次繰り出す繰り出し工程、繰り出された単位用紙における任意の連接した2葉片からなる疑似接着予定面に疑似接着シートを連続的にラミネートするラミネート工程、枚葉状折り畳み郵送体用紙の葉片と該葉片をラミネートする疑似接着シートの両者を合わせて貫通するマイクロミシンにより開封用のミシン目を形成する開封用ミシン目形成工程、開封用ミシン目が形成された枚葉状折り畳み郵送体用紙のラミネート面を内側にして折り線から折り畳む折り畳み工程、折り畳まれた枚葉状折り畳み郵送体用紙の両側の余白部分を切除する切除工程、両側の余白部分を切除された枚葉状折り畳み郵送体用紙の天地の余白部分を個別の単位用紙毎に断裁する断裁工程、断裁された単位用紙の対向葉片間の前記ラミネートされた疑似接着シート同士を加圧又は加熱・加圧により剥離可能に疑似接着して一体化する一体化工程からなることを特徴とした裂断可能な折り畳み郵送体の製造方法。
  5. 切除工程及び/又は断裁工程に折り畳み郵送体用紙の葉片と該葉片をラミネートする疑似接着シートの両者を合わせて貫通するマイクロミシンを用いることにより、剥離開封された折り畳み郵送体用紙の開封用ミシン目で開封された辺を除く他の周囲3辺の内少なくとも1辺がマイクロミシンの破断によ多数の切れ目を含む凹凸状態に形成されていることを特徴とした請求項3及び4の何れかに記載の裂断可能な折り畳み郵送体の製造方法。
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