JP7218482B1 - 半導体ウェーハ搬送容器 - Google Patents

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Abstract

半導体ウェーハ搬送容器(1)は、一端に開口部(11)を有し、他端に開口部(11)と対向しウェーハが重ねて収容される搭載部(12)を有する容器本体(10)と、開口部(11)を塞ぐ蓋体(20)と、を備える。容器本体(10)は、搭載部(12)に立設されるウェーハを収容する収容部(13)を区画する複数の円弧状の本体側壁部(14)と、本体側壁部(14)の両端縁部で背面側に折り返されて立設される補助壁部(14a)と、を備える。

Description

本発明は、半導体ウェーハ搬送容器に関する。
半導体ウェーハを収容して搬送する半導体ウェーハ搬送容器として、例えば特許文献1に開示されたウェーハ収容容器がある。
特許文献1に開示されたウェーハ収容容器は、合成樹脂材料で成形されている。ウェーハ収容容器には、容器本体上に略筒状となる複数の本体側壁部を備える収容部が設けられる。収容部には、最上段と最下段にクッション材等が配置されている。上下のクッション材の間にウェーハと層間シート(合成樹脂製シート又は無塵紙又は合成樹脂製成形品等)とを交互に介在させてウェーハが収容される。ウェーハ収容容器は、容器本体に、略筒状の蓋体側壁部を備える蓋体を被せるように構成されている。蓋体が容器本体に被せられると、容器本体と蓋体とが互いを保持機構で保持して、ウェーハが密閉状態で収容される。この密閉状態で、ウェーハ収容容器が搬送される。
特開2018-174177号公報
合成樹脂製のウェーハ収容容器では、ウェーハを収容する容器本体の収容部は、複数の円弧状の本体側壁部が底面部上に立設され、略筒状である。収容部の本体側壁部は、ウェーハの外径に合わせるように成形されている。
ところが、樹脂成形では、成形後の収縮によって、本体側壁部が容器本体の底面部から開口部に向かって離れるにしたがって内側(中心側)に倒れるように収縮する傾向がある。本体側壁部の内側への倒れによって、ウェーハを収容部に収容する際又はウェーハを取り出す際に本体側壁部に接触してしまう虞があり、ウェーハの損傷を招く虞もある。
本体側壁部とウェーハとの接触を防止するために、本体側壁部の収縮を予め考慮して収容部の内径を大きめに設計することも可能である。しかし、そうすると特に容器本体底面部においては、ウェーハと本体側壁部との間に隙間が生じてしまう。そのため、ウェーハの水平方向の移動を防止することができず、ウェーハの損傷を招きかねない。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、ウェーハの水平方向の移動を確実に防止するとともに、収容部への収容又は収容部からの取り出しの際にウェーハに損傷を与えることのない半導体ウェーハ搬送容器を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明にかかる半導体ウェーハ搬送容器は、
一端に開口部を有し、他端に前記開口部と対向しウェーハが重ねて収容される搭載部を有する容器本体と、
前記開口部を塞ぐ蓋体と、を備える半導体ウェーハ搬送容器であって、
前記容器本体は、
前記搭載部に立設される前記ウェーハを収容する収容部を区画する複数の円弧状の本体側壁部と、
前記本体側壁部の両端縁部で背面側に折り返されて立設される補助壁部と、を備える、
ことを特徴とする。
前記容器本体は、前記補助壁部が一方のガイド部とされ、
前記蓋体は、前記一方のガイド部に沿ってガイドされ前記容器本体と前記蓋体との同心状態を保持する他方のガイド部が形成されている、
ことが好ましい。
本発明によれば、ウェーハの水平方向の移動を確実に防止するとともに、収容部への収納又は収容部からの取り出しの際にウェーハに損傷を与えることのない半導体ウェーハ搬送容器とすることができる。
図1(a)は、本発明の半導体ウェーハ搬送容器の一実施の形態の容器本体にかかる概略斜視図である。図1(b)は、図1(a)中の右側中央部の部分拡大斜視図である。 図2(a)は、本発明の一実施の形態の係止部材にかかる背面図である。図2(b)は、本発明の一実施の形態の係止部材にかかる断面図である。 図3(a)は、本発明の一実施の形態の蓋体にかかる上下を反転した状態の概略斜視図である。図3(b)は、図3(a)中の右側中央部の部分拡大斜視図である。 図4は、本発明の一実施の形態にかかる図3(a)に示す隅部の部分拡大斜視図である。 図5(a)は、本発明の一実施の形態の蓋体の係止孔部にかかる正面図である。図5(b)は、本発明の一実施の形態の蓋体の係止孔部にかかる中央断面図である。 図6(a)は、本発明の一実施の形態の案内部材の動作にかかる案内開始状態の説明図である。図6(b)は、本発明の一実施の形態の案内部材の動作にかかる案内完了後の説明図である。 図7(a)は、本発明の一実施の形態の押え部材の動作にかかる部分水平断面図である。図7(b)は、本発明の一実施の形態の押え部材の動作にかかる部分垂直断面図である。 図8(a)は、本発明の一実施の形態にかかる蓋体の一部を切り欠いて示す概略斜視図である。図8(b)は、図8(a)中の右側中央部の部分拡大斜視図である。 図9は、本発明の一実施の形態にかかる分解状態の概略斜視図である。
以下、本発明の半導体ウェーハ搬送容器の一実施の形態について図面に基づき詳細に説明する。
本発明の一実施の形態にかかる半導体ウェーハ搬送容器(以下、単にウェーハ搬送容器とする)1は、図1(a)~図9に示すように、容器本体10と蓋体20とを有している。容器本体10と蓋体20とは、それぞれ合成樹脂材料で成形されている。容器本体10の各部材、及び、蓋体20の各部材は、特に説明がなければそれぞれ一体に形成されている。
容器本体10は、一端に開口部11を有し、他端に開口部11と対向する搭載部12を有している。搭載部12には、半導体ウェーハ(以下、単にウェーハとする)Wが重ねて収容される。
蓋体20は、容器本体10の開口部11を塞ぐように被せられる。ウェーハ搬送容器1は、図1(a)及び図3(a)等に示すように、容器本体10と蓋体20とを開閉可能に嵌合して保持する保持機構30を有している。
保持機構30は、容器本体10に設けられる係止爪部31を備える係止部材32と、蓋体20に設けられ係止爪部31が係止される係止孔部33と、を少なくとも2箇所に有している。ウェーハ搬送容器1は、円筒を一部の角度で切り取った形状の4つの蓋体側壁部21を有している。蓋体側壁部21には、それぞれ案内部材40が設けられている。また、図4に示すように、案内部材40の両側に2つの切欠き21bが形成されている。
案内部材40は、蓋体20の容器本体10への嵌合時に、係止部材32に接触しながら容器本体10と蓋体20とを同心状態を保持して蓋体20を案内する。換言すれば、案内部材40は、容器本体10に蓋体20を被せる際に、容器本体10の中心軸と蓋体20の中心軸とを一致させて蓋体20を案内する。
これにより、容器本体10に蓋体20を被せ始めると、少なくとも2箇所で蓋体側壁部21の案内部材40が容器本体10に設けた係止部材32に接触しながら同心状態を保持して蓋体20が案内される。これにより、収容したウェーハWに蓋体側壁部21で損傷を与えることなく蓋体20を被せることができる(図6(a)、(b)等参照)。
本実施の形態では、容器本体10の開口部11が上方に向けて開口し、搭載部12上に水平にウェーハWを重ねて収容する場合を例に説明する。なお、ウェーハ搬送容器1にウェーハWを重ねて収容し、蓋体20を被せた収容完了後は、ウェーハWがどのような状態(ウェーハWの向きが、例えば水平又は垂直等)で、搬送などが行われても良いものである。
容器本体10は、底面部となる搭載部12を備える。搭載部12は、図1(a)に示すように、略正方形状の四角形とされ4隅が円弧状に形成されている。搭載部12の上面にウェーハWが重ねられて収容される。なお、搭載部12は、外形が略正方形状に限らず他の形状であっても良い。
搭載部12は、ウェーハWの収容部13を区画する本体側壁部14が上方に突き出すように立設して形成されている。本体側壁部14は、ウェーハWの形状に合わせて円筒状の一部をなす複数、例えば4つの円弧状に形成されている。本体側壁部14は、円周に沿って間隔Dを開けて略円筒状とされ、搭載部12と一体に成形されている。これにより、本体側壁部14の上端部が容器本体10の開口部11となり、本体側壁部14で区画された略円筒状の空間がウェーハWの収容部13となる。
本体側壁部14の略円筒状の内径は、ウェーハWの収容又は取り出しに支障のない大きさに形成されている。収容部13は、ウェーハWの大きさ(直径)が、例えば5インチ、6インチ、8インチ、12インチ等のサイズに比べて大きく(例えば、直径で1~2mm程度)してある。本体側壁部14の間隔Dは、例えは、等間隔に4カ所設けられ、ウェーハWの取り出しの際のロボットアームの挿入口となる。
本体側壁部14は、図1(a)、(b)及び図7(a)、(b)等に示すように、円弧状の両端縁部で背面側に折り返されて搭載部12に立設された補助壁部14aを備える。補助壁部14aは、本体側壁部14の端縁部に連続する2つの平面状の壁面でL字状に形成されている。円弧状の本体側壁部14とL字状の補助壁部14aとは、略U字に形成されている。補助壁部14aは、壁面14bと、壁面14cと、で形成されている。壁面14bは、円弧状の本体側壁部14の間隔Dの中央を通る中心線と平行である。壁面14cは、壁面14bと直交して折り返された容器本体10の外形と平行である。
本体側壁部14の間隔Dを挟んで対向する補助壁部14aにおいて、壁面14b同士が平行に対向している。また、対向する補助壁部14aの壁面14cは、容器本体10の外形と平行な一直線上に配置されている。
補助壁部14aは、樹脂成形後の冷却の際、本体側壁部14の端縁部が内側(中心側)に倒れる収縮変形を防止する補強壁として機能する。補助壁部14aは、本体側壁部14の背面の4カ所のリブ14dと共働して変形を防止する。特に、補助壁部14aは、本体側壁部14の背面と直交するリブ14dと同様に機能する壁面14bに加え、外形と平行な壁面14cを備えてL状に形成してある。これにより、本体側壁部14は、リブ14dに相当する放射方向の壁面14bと、壁面14bと直交する略接線方向の壁面14cと、によって補強される。したがって、補助壁部14aの端縁部の収縮変形が防止され、一層確実に内側への倒れを防止できる。また、補助壁部14aは、案内部材40に加え、同心状態のガイド60としても機能する。詳細は、案内部材40とともに、後述する。
容器本体10は、図1(a)、(b)及び図2(a)、(b)に示すように、本体側壁部14の下端部外周に蓋体20(図3(a)参照)との円弧状の嵌合面15が上方に突き出すように形成されている。搭載部12の外周の本体側壁部14の4つの間隔D部分には、段差部を介して直線状の嵌合面16が形成されている。直線状の嵌合面16及び円弧状の嵌合面15は、概ね環状に収容部13を囲んでいる。4面の直線状の嵌合面16の内の3面は、中央部に形成された窪みのために2つに分断されている。また、直線状の嵌合面16が伸びる方向に、直線状の嵌合面16と連続した面16aが形成されている。直線状の嵌合面16及び面16aは、容器本体10の外形のやや内側でほぼ1周回している。
容器本体10に蓋体20が被せられると、蓋体20の4つに分割された蓋体側壁部21の内側面が、容器本体10の円弧状の嵌合面15に接触する。同時に、蓋体20の4辺の直線状の蓋体外壁部22が、容器本体10の直線状の嵌合面16に接触する。蓋体側壁部21と円弧状の嵌合面15との嵌合、及び、蓋体外壁部22と直線状の嵌合面16との嵌合により、被せ終わりの段階において、容器本体10と蓋体20との同心状態を保持することができる。
蓋体20は、上下を反転した図3(a)、(b)及び図4並びに通常の図5(a)、(b)に示すように、容器本体10の開口部11(図1(a)参照)を塞ぐように被せられるものである。蓋体20は、外形が搭載部12と同一形状の略正方形状の4隅を円弧状とした形状とされている。蓋体20は、天面を塞ぐ蓋体天面部23を備えている。蓋体天面部23には、容器本体10の本体側壁部14に対応して4つに分割された蓋体側壁部21が、下方に突き出すように4隅に円弧状に形成されている。蓋体20には、円弧状の蓋体側壁部21の間の外側に蓋体外壁部22が下方に突き出して形成されている。蓋体外壁部22の両端部は、蓋体側壁部21の外側で蓋体側壁部21に連結されている。これにより、蓋体側壁部21及び蓋体外壁部22は、蓋体20の全周で連結されている。
容器本体10に蓋体20を被せると、既に説明したように、蓋体20の4つの蓋体側壁部21の内側面が容器本体10の円弧状の嵌合面15に接触する。これと同時に、蓋体20の直線状の蓋体外壁部22の内側面が容器本体10の直線状の嵌合面16に接触する。これにより、収容部13を囲んで容器本体10と蓋体20とが嵌合される。
前述したように、保持機構30は、容器本体10に形成される係止部材32と、蓋体20に形成される係止孔部33と、を少なくとも2箇所に有している。
容器本体10には、図1(a)及び図2(a)、(b)に示すように、搭載部12の4隅の、本体側壁部14の外側4箇所に、係止部材32が形成されている。係止部材32は、搭載部12と一体に、搭載部12から上方(一端の開口部11側)に突き出して形成されている。換言すれば、係止部材32は、前述した容器本体10の他端から一端に伸びるよう形成されている。係止部材32は、一端部に係止爪部31を備える。係止部材32は、容器本体10に蓋体20を被せたときに係止爪部31が蓋体20の最上部から突き出さない程度の長さを有する。また、係止爪部31の先端部は、開口部11の最上部よりやや高くなっている。図2(b)では、任意の高さの差Hの分、係止爪部31の先端部が開口部11の最上部より高い。
蓋体20には、図3(a)及び図4に示すように、蓋体天面部23の4隅に、容器本体10の係止部材32の配置に対応する4箇所に、係止孔部33が形成されている。
係止孔部33は、図5(b)に示すように、蓋体天面部23の上面に形成された凹部24に形成されている。係止爪部31が係止される係止孔部33の係止面34は、中央部を凹ませて係止状態の解放の際、係止爪部31を押し戻し易くしてある。
容器本体10に蓋体20を被せると、容器本体10側の係止爪部31が、蓋体20側の係止孔部33を乗り越える。そして、係止爪部31の下端水平面が、係止面34に係止される。この係止状態では、容器本体10と蓋体20とが嵌合されて、同心状態が保持される。
一方、係止された保持状態の解放は、蓋体20の係止面34の中央部の凹みを利用して係止部材32を中心側から外側に押し戻すことで、確実且つ簡単に行うことができる。
なお、保持機構30は、少なくとも2箇所、例えば対角位置の2箇所に設ければ良く、容器本体10と蓋体20とを係止状態に保持できれば良い。
蓋体20は、図3(a)、(b)及び図7(a)、(b)に示すように、ウェーハWの外側部となる少なくとも2箇所、例えば容器本体10の本体側壁部14の間隔Dに対応する4箇所に、押え部材25を備えている。押え部材25は、ウェーハWの外側部に当ててウェーハWを押える平板状の部材である。
押え部材25は、天面となる蓋体天面部23の内側から下方(開口部11とは反対側)に突き出し、隣接する2つの蓋体側壁部21の間に配置されている。押え部材25は、基端部の揺動軸部26を中心に揺動可能に形成されている。
押え部材25は、外面が平面状で内面が円周状となっている。したがって、押え部材25の幅方向の両端部は中央部より厚い肉厚部25aとなっている。これに対し、揺動軸部26では、内面が中央部の板厚に合わせた平面状に形成されている。従って、揺動軸部26は、押え部材25よりも薄肉となっている。これにより、揺動軸部26は、揺動軸部26を中心として押え部材25の揺動を容易とするヒンジ構造となっている。押え部材25の内側面(ウェーハWの中心側の面)が重ねて収容されるウェーハWの外径に合わせた位置となるように、揺動軸部26の位置が設定される。また、押え部材25の先端部の内面は、容器本体10のガイド溝17内で垂直面17bと接するのに適するよう、平面状又はテーパ平面状となっている。
押え部材25の内側面には、ウェーハWの外周を面で押える押え面材27が設けられ、例えば押え部材25と一体に成形される。なお、押え面材27は、押え部材25とは別体あるいは、別素材で形成して取り付けたものであっても良い。したがって、押え面材27は、確実にウェーハWの外周を面で押えることができれば良い。
容器本体10は、図1(a)、(b)及び図7(b)に示すように、押え部材25をウェーハWの外周を押える位置にガイドするガイド溝17を備える。ガイド溝17は、搭載部12の本体側壁部14の間隔Dの4箇所に形成される。ガイド溝17は、蓋体20の蓋体天面部23に設けた押え部材25を基端部の揺動軸部26で揺動させる。これにより、ガイド溝17は、押え部材25の先端部を搭載部12の外側から内側(中心側)に移動させるようにガイドする。
ガイド溝17は、底面部となる搭載部12の四角形の各辺と平行に直線状に形成されている。ガイド溝17は、搭載部12の表面より凹んだ略V字状の断面形状に形成されている。ガイド溝17は、容器本体10の外側が高く中心側が低い傾斜面17aと、傾斜面17aの中心側に連続する垂直面17bと、を備える。
なお、容器本体10は、図1(a)、(b)及び図2(a)、(b)に示すように、搭載部12、本体側壁部14のリブ14dのほか、他の部材に、必要に応じて凹凸部又はリブ等が形成される。凹凸部又はリブ等によって、他の工程でのハンドリング等のための補強又は剛性向上等がなされる。
ガイド溝17によって押え部材25をガイドさせるため、押え部材25の突き出し長さが以下のように定めてある。より具体的には、容器本体10に蓋体20を被せる各過程において、以下のように押え部材25の突き出し長さが定められる。図7(b)には、容器本体10に蓋体20を完全に被せた完了期の状態が図示されている。被せ終わりの初期では、蓋体20の押え部材25の先端部(下端部)が容器本体10のガイド溝17内に位置する。続いて、蓋体20を被せて行くにしたがって、押え部材25がガイド溝17で傾斜面17aに沿ってガイドされる。その後、完全に被せた完了期(図7(b)参照)では、押え部材25の内側面がガイド溝17の垂直面17bに接する状態となる。
すなわち、容器本体10に蓋体20を被せて係止された状態では、押え部材25の先端部がガイド溝17の底部に位置し、傾斜面17aによって外側に戻れない状態になる。
上記のように、容器本体10に蓋体20を被せて係止された状態では、4箇所の押え部材25がウェーハWの外径に対応した位置に保持される。これにより、4箇所の押え部材25の押え面材27で、重ねられたウェーハWの外周を面で押えることができるので、ウェーハWの水平移動を確実に防止することができる。
押え部材25は、蓋体20の天面となる蓋体天面部23から容器本体10の底面部となる搭載部12に凹ませたガイド溝17までの間に位置している。これにより、搭載部12上に積み重ねられた全てのウェーハWの外周を面で押えることができ、最下段のウェーハWであっても確実に押えることができる。
また、押え部材25は、蓋体20を取り外した容器本体10には、存在しない。これにより、容器本体10へのウェーハWの収容は、押え部材25に邪魔されることなく、本体側壁部14の間隔Dを開放状態として従来通りに行うことができる。
なお、図3(a)~図5(b)に示すように、蓋体20の蓋体側壁部21、蓋体外壁部22、蓋体天面部23等の部材に、必要に応じて凹凸部又はリブ等が形成される。凹凸部又はリブ等によって、他の工程でのハンドリング等のための補強又は剛性向上等がなされる。
また、容器本体10の搭載部12に収容されたウェーハWを、上下に押えるための上部押え部28が、蓋体天面部23に一体に形成されている。上部押え部28は、従来と同様に、重ねられたウェーハWを搭載部12との間で上下に押える。
ウェーハ搬送容器1は、図3(a)及び図4に示すように、案内部材40が少なくとも2箇所に設けられる。案内部材40は、容器本体10に蓋体20を被せる際に、収容部13に収容されたウェーハWの損傷を防止する。案内部材40は、容器本体10の中心軸と蓋体20の中心軸とを一致させた同心状態を保持して蓋体20を案内する。図示例では、案内部材40は、蓋体20の4隅の4箇所に設けてある。
案内部材40は、容器本体10に設けた4箇所の係止部材32に接触させながら容器本体10と蓋体20とを同心状態を保持して案内する(図3(a)及び図6(a)等参照)。各案内部材40は、リブ状の案内部41で構成される。案内部41は、例えば2つの案内部41が蓋体側壁部21の外側面から間隔をあけて外側に突き出すように平行に形成されている。案内部41は、先端の開口側(反転状態の図示例では、上端側)の突き出し量が小さく、基端の蓋体天面部23側の突き出し量が大きい傾斜面となっている。案内部41は、先端の開口側から基端の蓋体天面部23の凹部24の係止孔部33まで形成された案内面となっている。蓋体20の案内部41と、容器本体10の係止爪部31の上端の傾斜面(外側が高く中心側に向かって低い)と、が接触することで同心状態が保持される。
これにより、蓋体20の被せ始めから被せ終わるまでの間、容器本体10の係止部材32の係止爪部31と蓋体20の案内部材40の案内部41とが接触する。その結果、容器本体10と蓋体20とが同心状態を保持しながら、蓋体20が保持機構30で保持されるまで案内される。また、案内部41の開口側が低く蓋体天面部23側が高い傾斜面とすることで、成形時の金型からの脱型性を向上することができる。
ウェーハ搬送容器1は、蓋体20が案内部材40を構成する2つのリブ状の案内部41を備える。これにより、容器本体10に蓋体20を被せ始めると、4箇所でそれぞれ2つの案内部41の先端が容器本体10の係止部材32の係止爪部31の上面に当たる。
この状態で、案内部41の傾斜面と係止爪部31の傾斜面とを接触させながら蓋体20を押し込むように被せていく。すると、案内部41と係止爪部31との傾斜面同士によって容器本体10に対する蓋体20の中心軸のずれが修正され、同心状態となる。
さらに、4箇所の蓋体20の案内部41と4箇所の係止部材32の係止爪部31とを接触させながら押し込んでいくと、容器本体10と同心状態で蓋体20が被せられていく。被せ終わると、係止爪部31が蓋体20の係止孔部33に係止され、蓋体20と容器本体10とが同心状態で嵌合され保持機構30による保持状態となる。
なお、ウェーハ搬送容器1では、案内部材40として蓋体側壁部21の外側に2つの案内部41を形成したが、案内部41の幅を広くして1つの案内部41で案内部材40を構成しても良い。
また、案内部材40は、2つの案内部41の間の蓋体側壁部21を取り除き、案内部41の先端側を壁面で連続させた断面コ字状の案内部41とし、蓋体側壁部21から外側に突き出すように形成しても良い。すなわち、案内部材40は、容器本体10の係止部材32と接触させて同心状態で蓋体20を被せることができるものであれば良い。
ウェーハ搬送容器1では、蓋体20を容器本体10に被せる場合に、同心状態が確保される。したがって、蓋体20の蓋体側壁部21が容器本体10に収容されたウェーハWに当たってウェーハWを損傷することが防止される。
また、ウェーハ搬送容器1は、蓋体20を容器本体10に被せる場合に、容器本体10の本体側壁部14よりも係止部材32が高くしてある。したがって、最初に係止部材32の係止爪部31に案内部材40の案内部41が当たる。これにより、収容部13のウェーハWの損傷を蓋体20の被せ始めから一層確実に防止することができる。
蓋体20には、ウェーハWの外側を面で押える押え部材25が設けてある。押え部材25は、外側に開いた状態からガイド溝17によって所定の位置に閉じられた状態にガイドされる。ガイドされた押え部材25は、ウェーハWを確実に押えて容器本体10と蓋体20との同心状態を保持することができる。
また、上記の構造とすることで、押え部材25によるウェーハWの損傷を防止することができる。これにより、ウェーハ搬送容器1では、ロボットアームなどの自動化装置を使用せず作業者により手動で蓋体20を被せる場合であっても容器本体10と蓋体20の中心軸がずれることがない。したがって、本実施の形態によれば、容器本体10と蓋体20との同心状態を確実に保持することができる。
ウェーハ搬送容器1は、図1(a)、(b)、図7(a)及び図8(a)、(b)に示すように、さらに、容器本体10の本体側壁部14の両端縁部の補助壁部14aがガイド60とされる。ガイド60は、補助壁部14aを一方のガイド部61とし、蓋体20に他方のガイド部62を設けることで、容器本体10に蓋体20を被せる場合のガイドとする。
容器本体10において、補助壁部14aの間隔Dを挟んで対向する放射方向の外形と略平行な壁面14cが一方のガイド部61を構成する。すなわち、ガイド部61は、L字状の壁面14cと、壁面14cの開放端縁と、が用いられる。
蓋体20において、図3(a)、(b)に示すように、円弧状の分割された蓋体側壁部21の連結壁面21aと、蓋体外壁部22の内壁面22aと、が他方のガイド部62を構成する。連結壁面21aは、円弧状の分割された蓋体側壁部21の端縁部と蓋体外壁部22とを連結する放射方向と略平行である。ガイド部62の隣接して対向する2つの連結壁面21aの間隔が、ガイド部61の補助壁部14aの壁面14cの間隔Dに対応して接触しながら嵌合できるように設定される。また、ガイド部62の内壁面22aは、容器本体10の外形と平行な壁面14cと同心状態で接触しながら嵌合できるように、壁面14bの幅が設定されるとともに外形からの位置が調整してある。
さらに、ガイド60を構成する容器本体10の一方のガイド部61と蓋体20の他方のガイド部62は、それぞれ2つが対をなして4カ所に設けられる。従って、合計8個のガイド部61及びガイド部62が設けられる。合計8個のガイド部61及びガイド部62が容器本体10と蓋体20との中心軸が一致した同心状態を保持できるように位置などが設定してある。
ウェーハ搬送容器1の4隅に配置した案内部材40の案内部41及び係止部材32の係止爪部31は、容器本体10と蓋体20との同心状態を直交する対角線方向に規制する案内とされる。これに加えて、ガイド60によって各辺の中央部での各辺に沿う方向(直交する2方向)にもガイドすることができる。ガイド60を備えることにより、一層確実に容器本体10と蓋体20の同心状態を保持することができる。これにより、ウェーハ搬送容器1は、収容したウェーハWに蓋体20の蓋体側壁部21が接触することによる損傷を防止して円滑に蓋体20を被せることができる。
また、容器本体10の本体側壁部14の両端縁部が内側に倒れることが補助壁部14aで防止される。補助壁部14aを備えることにより、本体側壁部14の倒れによるウェーハWとの接触も防止でき、損傷を防止して収容し、搬送することができる。
ウェーハ搬送容器1では、容器本体10及び蓋体20は、導電性プラスチックにより形成することが好ましい。導電性プラスチックとしては、導電性フィラーを添加したプラスチック又はポリマーアロイ処理したプラスチック等が挙げられる。導電性フィラーとしては、カーボンブラック、グラファイトカーボン、グラファイト、炭素繊維、金属粉末、金属繊維、金属酸化物の粉末、金属コートした無機質微粉末、有機質微粉末又は繊維等が挙げられる。
このようなウェーハ搬送容器1では、図9に示すように、容器本体10の4つの本体側壁部14で囲まれた搭載部12上の収容部13に、最下段のクッション材とするリングスペーサ51を配置する。その上に、ウェーハWと層間シート52とを交互に重ね、最上段にクッション材とするリングスペーサ51を配置して収容する。収容部13へのウェーハWの収容の際には、本体側壁部14の両端縁部の内側への倒れ込みが防止されることで、ウェーハWとの接触による損傷を防止して収容することができる。
容器本体10に所定枚数のウェーハWを重ねて収容した後、蓋体20を被せ始める。蓋体20を容器本体10に被せ始めると、図6(a)に示すように、ウェーハ搬送容器1の4箇所(4隅)でそれぞれ2つの案内部41の先端が容器本体10の係止部材32の係止爪部31の上面に当たる。
この状態で傾斜面同士を接触させながら蓋体20を押し込むように被せると、案内部41と係止爪部31との傾斜面同士によって容器本体10に対する蓋体20の中心軸のずれが修正され、同心状態となる。また、ガイド60のガイド部61とガイド部62とによっても容器本体10に対する蓋体20の中心軸のずれが修正され、同心状態となる。これにより、直交する対角線方向と、直交する左右・前後方向にもガイドされて同心状態が保持される。
さらに、4箇所の蓋体20の案内部41と4箇所の係止部材32の内側表面及び係止爪部31とを接触させながら押し込んでいくと、容器本体10と同心状態で蓋体20が被せられていく。被せ終わると、図6(b)に示すように、係止爪部31が蓋体20の係止孔部33に係止される。これにより、蓋体20と容器本体10との同心状態が保持される。
また、容器本体10に蓋体20を被せていき、蓋体20の蓋体外壁部22の先端が直線状の嵌合面16に接する状態まで被せられると、蓋体20の押え部材25の先端部が容器本体10のガイド溝17の上方に位置する状態となる。
さらに、蓋体20を容器本体10に被せていくと、押え部材25の先端部が容器本体10のガイド溝17の傾斜面17aにガイドされて外側から中心側に移動していく。このとき、押え部材25は、基端部の揺動軸部26を中心に揺動する。
そして、蓋体20が容器本体10に完全に被せられた状態では、図7(b)に示すように、押え部材25は、ガイド溝17の中心側の垂直面17bに接する状態となる。このとき、押え部材25の内側面がウェーハWの外径に接する位置となる。これにより、4箇所の押え部材25の押え面材27で、重ねられたウェーハWの外周が面で押えられ、水平方向の移動が防止される。
このようなウェーハ搬送容器1では、容器本体10にウェーハWを収容した状態で、蓋体20を被せても、案内部材40による案内と、ガイド60によるガイドと、によって容器本体10と蓋体20との中心軸がずれることなく同心状態となる。そのため、蓋体20の蓋体側壁部21又は押え部材25がウェーハWに当たって損傷を与えることを防止することができる。また、重ねられたウェーハWは、容器本体10の搭載部12の上面と蓋体20の蓋体天面部23の上部押え部28によって押えられ、上下方向の移動も押えられる。
さらに、蓋体20を容器本体10に完全に被せた状態では、蓋体20の蓋体側壁部21及び蓋体外壁部22が容器本体10の円弧状の嵌合面15及び直線状の嵌合面16に接触する。これにより、収容部13を囲んで容器本体10と蓋体20とが嵌合される。
こうして容器本体10にウェーハWを重ねて収容し、蓋体20を被せた後は、収容部13に収容したウェーハWは、上下及び左右方向が押えられている。そのため、ウェーハ搬送容器1を任意の方向にして搬送しても、ウェーハWは移動しない。したがって、ウェーハWと直接接触する層間シート等と擦れ、傷若しくは割れ等による破損、発塵、又は、化学的成分によるウェーハWへの汚染等の問題を防止することができる。
本発明の一実施の形態にかかるウェーハ搬送容器1は、一端に開口部11を有し、他端に開口部11と対向しウェーハWが重ねて収容される搭載部12を有する容器本体10と、開口部11を塞ぐ蓋体20と、を備える半導体ウェーハ搬送容器1であって、容器本体10は、搭載部12に立設されるウェーハWを収容する収容部13を区画する複数の円弧状の本体側壁部14と、本体側壁部14の両端縁部で背面側に折り返されて立設される補助壁部14aと、を備える。
かかる構成によれば、容器本体10の搭載部12に立設された本体側壁部14の両端縁部が収縮変形によって内側に倒れることを補助壁部14aによって防止することができる。そのため、収容部13に収容されたウェーハWの収容又は取り出しの際に本体側壁部14と接触して損傷することを防止できる。
本発明の一実施の形態にかかるウェーハ搬送容器1では、容器本体10の補助壁部14aが一方のガイド部61とされる。蓋体20には、一方のガイド部61に沿ってガイドされる他方のガイド部62が形成されている。
容器本体10では、本体側壁部14の両端縁部の補助壁部14aを一方のガイド部61とする。ガイド部61に加え、蓋体20に形成した他方のガイド部62によって、容器本体10と蓋体20との同心状態を保持してガイドすることができる。そのため、容器本体10に蓋体20を被せる際又は取り外す際に蓋体20がウェーハWと接触することを防止できる。
したがって、ガイド部61及びガイド部62によって、ウェーハWの損傷を一層確実に防止することができる。
上記実施の形態では、本体側壁部14を4箇所に設ける場合を例に説明したが、少なくとも対角位置の2箇所などに設けるようにすれば良い。すなわち、収容部13を区画でき、確実にウェーハWを収容できれば良い。また、本体側壁部14の両端縁に設ける補助壁部14aの外形と平行な壁面14cは、幅(外形に沿う長さ)は特に限定するものでなく、適宜設定すれば良い。例えば、ガイド60とする場合には、蓋体20の形状・寸法と整合するように設定すれば良い。
上記実施の形態では、押え部材25を4箇所に設ける場合を例に説明したが、少なくとも対角位置の2箇所に設けるようにすれば良い。例えば、3箇所以上に押え部材25を設けることで、確実にウェーハWを押えることができる。
上記実施の形態では、押え部材25を1箇所に1つの平板状のものを設置するようにした。この他に、1箇所の押え部材25を分割構造として複数の平板状の押え部材をそれぞれ揺動するようにすることもできる。こうすることで、それぞれの分割された押え部材25でウェーハWを確実に押えることができる。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
本発明に係るウェーハ収容容器は、例えば半導体ウェーハ用のウェーハ収容容器として、好適に用いられる。
1 半導体ウェーハ搬送容器
10 容器本体
11 開口部
12 搭載部
13 収容部
14 本体側壁部
14a 補助壁部(ガイド)
14b 壁面
14c 壁面(ガイド部)
14d リブ
15 円弧状の嵌合面
16 直線状の嵌合面
16a 面
17 ガイド溝
17a 傾斜面
17b 垂直面
20 蓋体
21 蓋体側壁部
21a 連結壁面
21b 切欠き
22 蓋体外壁部
22a 内壁面(ガイド部)
23 蓋体天面部
24 凹部
25 押え部材
25a 肉厚部
26 揺動軸部
27 押え面材
28 上部押え部
30 保持機構
31 係止爪部
32 係止部材
33 係止孔部
34 係止面
40 案内部材
41 リブ
51 リングスペーサ
52 層間シート
60 ガイド
61 ガイド部
62 ガイド部
D 間隔
W ウェーハ

Claims (2)

  1. 一端に開口部を有し、他端に前記開口部と対向しウェーハが重ねて収容される搭載部を有する容器本体と、
    前記開口部を塞ぐ蓋体と、を備える半導体ウェーハ搬送容器であって、
    前記容器本体は、
    前記搭載部に立設される前記ウェーハを収容する収容部を区画する複数の円弧状の本体側壁部と、
    前記本体側壁部の両端縁部で背面側に折り返されて立設される補助壁部と、を備える、
    ことを特徴とする半導体ウェーハ搬送容器。
  2. 前記容器本体は、前記補助壁部が一方のガイド部とされ、
    前記蓋体は、前記一方のガイド部に沿ってガイドされ前記容器本体と前記蓋体との同心状態を保持する他方のガイド部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体ウェーハ搬送容器。
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