JP7213362B2 - 工事用エレベーター装置 - Google Patents

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Description

本発明は、工事用のエレベーター装置に関する。
従来の工事用エレベーター装置の例は、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された工事用エレベーター装置は、建屋の昇降路内に設置された支持部材と、支持部材の下方に配置されて昇降路内を昇降方向に移動可能な機械室ユニットと、支持部材に支持されて機械室ユニットを昇降方向に移動させる機械室ユニット用揚重機と、機械室ユニットの下方に吊り下げられたかごを備える。支持部材は、支持部材の上方に設けられた第二の支持部材から吊られており、第二の支持部材に設置された揚重機によって昇降方向に移動可能である。支持部材は、昇降路の壁に向かう方向に伸縮可能な伸縮支持部を備え、この伸縮支持部が伸長することにより建屋に固定され、機械室ユニットとかごの重量を支持する。
工事用エレベーター装置は、建屋の高さが増すと、支持部材と機械室ユニットを上方に移動させて、かごの昇降範囲を建屋の高さに合わせて上方に広げることができる。
国際公開第2010/100319号
特許文献1に記載の工事用エレベーター装置は、支持部材の移動を案内する装置を備えないため、支持部材を上方に移動させているときに、支持部材の向きを一定に保ったまま支持部材を垂直に(すなわち、昇降路の壁面に平行に)移動させることが難しいという課題がある。支持部材を向きが一定のままで垂直に移動させることができないと、支持部材が揺れたり斜めに傾いたりして機械室ユニットが傾く要因となり、かごの昇降に悪影響を及ぼす可能性がある。
本発明の目的は、機械室ユニットを支持する支持部材が安全に垂直に移動できる工事用エレベーター装置を提供することである。
本発明による工事用エレベーター装置は、昇降路の内部に設けられ、昇降路の壁に支持された支持部材と、前記支持部材から吊り下げられた機械室ユニットと、前記機械室ユニットから吊り下げられたかごと、前記昇降路の内部に設けられたガイドレールとを備える。前記支持部材は、前記ガイドレールに嵌合するガイドシューを備え、前記ガイドシューによって前記ガイドレールに案内されて、前記昇降方向に移動可能である。
本発明によると、機械室ユニットを支持する支持部材が安全に垂直に移動できる工事用エレベーター装置を提供することができる。
本発明の実施例1による工事用エレベーター装置の構成を示す概略図である。 本発明の実施例1による工事用エレベーター装置の支持部材を示す平面図である。 本発明の実施例2による工事用エレベーター装置の支持部材を示す平面図である。 支持部材が静止しているときの、支持部材が備えるガイドシューと非常止め部を示す図である。 支持部材が上方に移動しているときの、支持部材が備えるガイドシューと非常止め部を示す図である。
本発明による工事用エレベーター装置は、機械室ユニットを支持する支持部材が、ガイドレールに嵌合するガイドシューを備え、ガイドシューによってガイドレールに案内されて移動可能であるので、安全に垂直に移動できる。また、本発明による工事用エレベーター装置は、支持部材の移動中に支持部材の落下を防止できるという効果と、機械室ユニットを移動させるときに支持部材から建屋に加わる負担を軽減できるという効果を有することもできる。
本発明による工事用エレベーター装置は、建築工事の作業者がかごに乗り込み、建築資材の運搬を行う作業等に使用される。
以下、本発明の実施例による工事用エレベーター装置について、図面を参照して説明する。なお、本明細書で用いる図面において、同一のまたは対応する構成要素には同一の符号を付け、これらの構成要素については繰り返しの説明を省略する場合がある。
図1は、本発明の実施例1による工事用エレベーター装置の構成を示す概略図である。本実施例による工事用エレベーター装置は、建屋内に設置された昇降路1の内部に設けられており、支持部材9と、機械室ユニット4と、機械室ユニット用揚重機8と、巻上機5と、ガイドレール7と、かご2と、釣り合いおもり3と、第2支持部材10と、作業プラットフォーム11と、作業プラットフォーム用揚重機12を備える。
支持部材9は、建屋(昇降路1の壁)に支持されており、かご2の昇降方向に移動可能であり、機械室ユニット4を支持する。支持部材9の詳細は、後述する。
機械室ユニット4は、支持部材9から機械室ユニット用揚重機8によって吊り下げられており、機械室ユニット用揚重機8によってかご2の昇降方向に移動可能である。機械室ユニット4は、昇降路1の壁に向かう方向に伸縮可能な伸縮支持部6を下部に備え、伸長した伸縮支持部6によって建屋(昇降路1の壁)に支持される。機械室ユニット4が移動するときは、伸縮支持部6が短縮する。機械室ユニット4は、巻上機5と、図示を省略した制御盤やガバナなどを備える。
ガイドレール7は、昇降路1の内部に垂直に立った状態で設けられている。後述するように、ガイドレール7は、かご2用の一対のガイドレール(かご用ガイドレール7a、7b)と、釣り合いおもり3用の一対のガイドレール(釣り合いおもり用ガイドレール7c、7d)を備える。
かご2と釣り合いおもり3は、巻上機5のシーブに巻き掛けられた主索16によって機械室ユニット4から吊り下げられ、ガイドレール7に沿って昇降路1の内部を昇降する。かご2と釣り合いおもり3は、主索16によって互いに接続する。
第2支持部材10は、例えば複数の梁状部材で構成され、支持部材9と作業プラットフォーム11の上方に位置し、建屋に支持され、作業プラットフォーム11を支持する。
作業プラットフォーム11は、第2支持部材10から作業プラットフォーム用揚重機12によって吊り下げられており、支持部材9の上方に位置し、作業プラットフォーム用揚重機12によってかご2の昇降方向に移動可能である。エレベーター据付工事の作業者は、作業プラットフォーム11に乗り込み、ガイドレール7や昇降路1内の機器(図示は省略した)の据付作業を行う。
支持部材9は、伸縮支持部13とガイドシュー14と非常止め部15を備え、伸縮支持部13によって建屋(昇降路1の壁)に支持されている。伸縮支持部13は、昇降路1の壁に向かう方向に伸縮可能な部材であり、伸長すると支持部材9が建屋に支持され、短縮すると支持部材9がかご2の昇降方向に移動できる。支持部材9の移動には、既存の任意の技術を用いることができる。例えば、支持部材9は、第2支持部材10に設置した揚重機や、昇降路1の外部に設けたタワークレーンなど、任意の装置を用いて移動させることができる。
図2は、本実施例による工事用エレベーター装置の支持部材9を示す平面図である。支持部材9は、昇降路1の内部に設置される。昇降路1の内部には、一対のかご用ガイドレール7a、7bと、一対の釣り合いおもり用ガイドレール7c、7dが設置されている。かご用ガイドレール7a、7bは、互いに対向し、かご2の昇降を案内する。釣り合いおもり用ガイドレール7c、7dは、互いに対向し、釣り合いおもり3の昇降を案内する。本実施例では、かご用ガイドレール7a、7bが互いに対向する向きは、釣り合いおもり用ガイドレール7c、7dが互いに対向する向きと同じ(平行)である。
支持部材9は、複数の梁状部材を備える。図2には、一例として、4本の梁状部材9a、9b、9c、9dを備える支持部材9を示している。梁状部材9c、9dは、かご用ガイドレール7a、7bが互いに対向する向き(図2の左右方向)に延伸する。梁状部材9a、9bは、梁状部材9c、9dが延伸する向きに直交する向き(図2の上下方向)に延伸する。支持部材9は、複数の梁状部材を備えることで、機械室ユニット4と機械室ユニット用揚重機8をバランスよく支持できる。
支持部材9は、少なくとも1本の梁状部材に一対の伸縮支持部13を備え、伸縮支持部13によって建屋(昇降路1の壁)に支持される。図2に示した支持部材9は、梁状部材9a、9bのそれぞれに対して一対の伸縮支持部13を備える。梁状部材9aの両端部には、一対の伸縮支持部13a、13bが設けられる。梁状部材9bの両端部には、一対の伸縮支持部13c、13dが設けられる。すなわち、支持部材9は、二対の伸縮支持部13a、13b、13c、13dを備える。
昇降路1の壁には開口部が設けられており、伸縮支持部13a~13dは、伸長するとこの開口部の中に差し入ることができる。支持部材9は、伸長した伸縮支持部13a~13dが開口部の中に差し入ることで、昇降路1の壁に支持される。支持部材9が昇降路1の壁に支持される構成は、これ以外の任意の構成でもよく、例えば、昇降路1の壁に設けられた凸部に、伸長した伸縮支持部13a~13dが載置されることで、支持部材9が昇降路1の壁に支持される構成でもよい。
機械室ユニット4の伸縮支持部6(図1)は、支持部材9の伸縮支持部13と同様の構成をとることができる。機械室ユニット4は、伸縮支持部6によって昇降路1の壁に固定される。
作業プラットフォーム11に乗り込んだ作業者は、支持部材9をかご2の昇降方向に移動させるときには、伸縮支持部13を短縮させ、昇降路1の壁で支持部材9を支持するときには、伸縮支持部13を伸長させる。作業者は、伸縮支持部13を手作業でまたは任意の装置を用いて伸縮させることができる。
支持部材9は、一対の伸縮支持部13を備える梁状部材を、3本以上備えることができる。すなわち、支持部材9は、三対以上の伸縮支持部13を備えることができる。また、一対の伸縮支持部13は、かご用ガイドレール7a、7bが互いに対向する向き(図2の左右方向)に梁状部材9c、9d以外の梁状部材を設置し、この梁状部材の両端部に設けてもよい。
さらに、支持部材9は、少なくとも1本の梁状部材に一対のガイドシュー14と一対の非常止め部15を備える。図2に示した支持部材9は、梁状部材9c、9dのそれぞれに対して一対のガイドシュー14と一対の非常止め部15を備える。梁状部材9cの両端部には、一対のガイドシュー14a、14bと一対の非常止め部15a、15bが設けられる。梁状部材9dの両端部には、一対のガイドシュー14c、14dと一対の非常止め部15c、15dが設けられる。すなわち、支持部材9は、二対のガイドシュー14a、14b、14c、14dと、二対の非常止め部15a、15b、15c、15dを備える。
ガイドシュー14aは、かご用ガイドレール7aに嵌合し、ガイドシュー14bは、かご用ガイドレール7bに嵌合する。ガイドシュー14cは、釣り合いおもり用ガイドレール7cに嵌合し、ガイドシュー14dは、釣り合いおもり用ガイドレール7dに嵌合する。
非常止め部15aは、かご用ガイドレール7aに設置され、非常止め部15bは、かご用ガイドレール7bに設置される。非常止め部15cは、釣り合いおもり用ガイドレール7cに設置され、非常止め部15dは、釣り合いおもり用ガイドレール7dに設置される。
本実施例による工事用エレベーター装置の通常の運転時、すなわち、かご2を昇降させるときには、機械室ユニット4は、伸縮支持部6によって昇降路1の壁に固定されている。この期間中、エレベーター据付工事の作業者は、作業プラットフォーム11に乗り込み、ガイドレール7や昇降路1内の機器(図示は省略した)の据付作業を行う。また、作業者は、機械室ユニット4を上方に移動させるために、機械室ユニット4を吊り下げて支持している支持部材9を上方に移動させる。
作業者が伸縮支持部13を短縮させて支持部材9を上方に移動させると、ガイドシュー14a、14bは、それぞれかご用ガイドレール7a、7bに案内され、ガイドシュー14c、14dは、それぞれ釣り合いおもり用ガイドレール7c、7dに案内されて、上方に移動する。このため、支持部材9は、ガイドシュー14によってガイドレール7に案内されて、向きが一定のままで安全に垂直に移動することができる。
さらに、本実施例による工事用エレベーター装置では、支持部材9の移動中に何らかの理由で支持部材9が落下したときに、非常止め部15によって支持部材9の落下を防止でき、安全性をより向上させることができる。
図4は、支持部材9が備えるガイドシュー14と非常止め部15を示す図であり、支持部材9が静止しているときの図である。
ガイドシュー14は、上述したように、ガイドレール7に嵌合する。
非常止め部15は、ガイドレール7を挟んで互いに対向する、それぞれ一対のウェッジ21とローラ22とウェッジガイド24を備える。ウェッジ21は、支持部材9に対して、かご2の昇降方向に移動可能な楔型部材であり、図示しないウェッジ引き上げ部によって引き上げられる。ウェッジ引き上げ部は、例えば、作業プラットフォーム11に乗り込んだ作業者が操作する引き上げロッドで構成することができる。ローラ22とウェッジガイド24は、ウェッジ21の、かご2の昇降方向への移動を案内する案内部材であり、支持部材9に固定されている。ウェッジガイド24は、ウェッジ21に設けられた切り欠きに嵌合する板状部材である。ウェッジ21は、ローラ22とウェッジガイド24に対して上方に移動できる。
一対のウェッジ21は、ウェッジ引き上げ部によって引き上げられると、ローラ22とウェッジガイド24に案内され、形状が楔型であるので上方にかつガイドレール7に近づく向きに移動し、ガイドレール7を挟むことができる。
図5は、支持部材9が備えるガイドシュー14と非常止め部15を示す図であり、支持部材9が上方に移動しているときの図である。
支持部材9を上方に移動させるときは、作業者がウェッジ21をウェッジ引き上げ部で引き上げてウェッジ21をガイドレール7に接触させ、ウェッジ21がガイドレール7に接触した状態のままで支持部材9を移動させる。すなわち、支持部材9が上方に移動しているときは、ウェッジ21は、ガイドレール7に接触している。但し、ウェッジ21は、支持部材9が移動できるように、ガイドレール7を強い力で挟んでおらず、ガイドレール7に単に接触しているだけである。
支持部材9が上方に移動中に何らかの理由で落下すると、ウェッジ21は、ガイドレール7に接触しているので、ガイドレール7との間の摩擦力によって下方に移動せず、ローラ22とウェッジガイド24は、下方に移動する。すると、ウェッジ21は、ローラ22とウェッジガイド24に対して上方に移動し、ローラ22とウェッジガイド24に案内されて、ガイドレール7を強い力で挟む(図5において、一対のウェッジ21が更にガイドレール7に近づく)。ウェッジ21は、支持部材9が落下すると、このようにして速やかにガイドレール7を強固に把持し、支持部材9の落下を停止させる。
以上説明したように、本実施例による工事用エレベーター装置は、非常止め部15によって支持部材9の落下を防止でき、支持部材9を安全に上方に移動させることができる。
さらに、本実施例による工事用エレベーター装置では、機械室ユニット4を移動させるときに、支持部材9から建屋(昇降路1の壁)に加わる荷重を小さくでき、支持部材9を支持する建屋に加わる負担を軽減することができる。高層の建屋では、工事用エレベーター装置が大型化し、支持部材9が支持する機械室ユニット4やかご2などの重量が大きい。このため、機械室ユニット4を移動させるときに、支持部材9が伸縮支持部13のみで建屋に支持されていると、支持部材9から建屋に加わる荷重が大きく、支持部材9を支持する建屋への負担が大きい。
既に述べたように、機械室ユニット4は、支持部材9から機械室ユニット用揚重機8によって吊り下げられており、機械室ユニット用揚重機8によってかご2の昇降方向に移動可能である。
機械室ユニット4を上方に移動させるときには、作業者は、ウェッジ引き上げ部で、支持部材9の非常止め部15のウェッジ21を、ウェッジ21がガイドレール7を強い力で挟むまで引き上げる。すると、ウェッジ21は、ガイドレール7を強固に把持する(図5において、一対のウェッジ21が更にガイドレール7に近づく)。支持部材9は、機械室ユニット4が上方に移動しているときは、一対のウェッジ21がガイドレール7を挟んで把持していることでガイドレール7に固定され、機械室ユニット4やかご2などの重量を支持する。ガイドレール7に支持部材9が固定されると、ガイドレール7は、支持部材9に加わる荷重の一部を受けることができる。
本実施例による工事用エレベーター装置では、機械室ユニット4が上方に移動しているときに、支持部材9を建屋とガイドレール7で支持することができるので、支持部材9から建屋に加わる荷重を小さくでき、建屋の負担を軽減することができる。
本発明の実施例2による工事用エレベーター装置について説明する。本実施例による工事用エレベーター装置は、実施例1による工事用エレベーター装置と同様の構成を備えるが、釣り合いおもり3と釣り合いおもり用ガイドレール7c、7dの位置と、支持部材9の構成が、実施例1による工事用エレベーター装置と異なる。以下では、本実施例による工事用エレベーター装置について、実施例1による工事用エレベーター装置と異なる点を主に説明する。
図3は、本発明の実施例2による工事用エレベーター装置の支持部材9を示す平面図である。本実施例による工事用エレベーター装置では、かご用ガイドレール7a、7bが互いに対向する向きが、釣り合いおもり用ガイドレール7c、7dが互いに対向する向きと異なっており、これらの向きは互いに直交する。
支持部材9は、梁状部材9cのみに一対のガイドシュー14a、14bと一対の非常止め部15a、15bを備える。梁状部材9cの両端部には、一対のガイドシュー14a、14bと一対の非常止め部15a、15bが設けられる。すなわち、支持部材9は、かご用ガイドレール7a、7bのみに嵌合する一対のガイドシュー14a、14bと、かご用ガイドレール7a、7bのみに設置された一対の非常止め部15a、15bを備える。
本実施例による工事用エレベーター装置では、支持部材9は、上方に移動するときには、かご用ガイドレール7a、7bのみに案内される。支持部材9は、落下したときと機械室ユニット4が上方に移動するときには、ウェッジ21がかご用ガイドレール7a、7bのみを把持する。
本実施例による工事用エレベーター装置は、以下に簡単に説明するように、実施例1による工事用エレベーター装置と同様の効果を得ることができる。
支持部材9を上方に移動させると、ガイドシュー14a、14bは、それぞれかご用ガイドレール7a、7bに案内されて、上方に移動する。このため、支持部材9は、かご用ガイドレール7a、7bに案内されて、向きが一定のままで安全に垂直に移動することができる。
支持部材9が上方に移動中に何らかの理由で落下すると、支持部材9の非常止め部15のウェッジ21は、かご用ガイドレール7a、7bを強い力で挟んで強固に把持し、支持部材9の落下を停止する。このため、非常止め部15によって支持部材9の落下を防止でき、支持部材9をより安全に上方に移動させることができる。
機械室ユニット4が上方に移動するときには、支持部材9の非常止め部15のウェッジ21がかご用ガイドレール7a、7bを強固に把持し、支持部材9がかご用ガイドレール7a、7bに固定される。このため、支持部材9をかご用ガイドレール7a、7bで支持することができ、支持部材9から建屋に加わる荷重を小さくできて、建屋の負担を軽減することができる。
なお、支持部材9は、釣り合いおもり用ガイドレール7c、7dのみに嵌合する一対のガイドシューと、釣り合いおもり用ガイドレール7c、7dのみに設置された一対の非常止め部を備えることもできる。この構成の工事用エレベーター装置では、支持部材9は、上方に移動するときには、釣り合いおもり用ガイドレール7c、7dのみに案内され、落下したときと機械室ユニット4が上方に移動するときには、ウェッジ21が釣り合いおもり用ガイドレール7c、7dのみを把持する。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記の実施例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、本発明は、必ずしも説明した全ての構成を備える態様に限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、削除したり、他の構成を追加・置換したりすることが可能である。
1…昇降路、2…かご、3…釣り合いおもり、4…機械室ユニット、5…巻上機、6…伸縮支持部、7…ガイドレール、7a、7b…かご用ガイドレール、7c、7d…釣り合いおもり用ガイドレール、8…機械室ユニット用揚重機、9…支持部材、9a、9b、9c、9d…梁状部材、10…第2支持部材、11…作業プラットフォーム、12…作業プラットフォーム用揚重機、13…伸縮支持部、13a、13b、13c、13d…伸縮支持部、14…ガイドシュー、14a、14b、14c、14d…ガイドシュー、15…非常止め部、15a、15b、15c、15d…非常止め部、16…主索、21…ウェッジ、22…ローラ、24…ウェッジガイド。

Claims (6)

  1. 昇降路の内部に設けられ、昇降路の壁に支持された支持部材と、
    前記支持部材から吊り下げられた機械室ユニットと、
    前記機械室ユニットから吊り下げられたかごと、
    前記昇降路の内部に設けられたガイドレールと、
    前記機械室ユニットから吊り下げられ、前記かごと接続したおもりと、
    を備え、
    前記ガイドレールは、前記かごの昇降を案内するかご用ガイドレールと、前記おもりの昇降を案内するおもり用ガイドレールを備え、
    前記支持部材は、前記ガイドレールに嵌合するガイドシューを備え、
    前記ガイドシューは、前記かご用ガイドレールに嵌合する第1のガイドシューと、前記おもり用ガイドレールに嵌合する第2のガイドシューを備え、
    前記支持部材は、前記第1のガイドシューによって前記かご用ガイドレールに案内されるとともに、前記第2のガイドシューによって前記おもり用ガイドレールに案内されて、前記かごの昇降方向に移動可能である、
    ことを特徴とする工事用エレベーター装置。
  2. 前記支持部材は、前記ガイドレールを挟んで互いに対向する一対のウェッジを備え、
    前記一対のウェッジは、前記支持部材に対して前記昇降方向に移動可能である、
    請求項1に記載の工事用エレベーター装置。
  3. 前記一対のウェッジは、前記支持部材が上方に移動しているときは、前記ガイドレールに接触している、
    請求項2に記載の工事用エレベーター装置。
  4. 前記支持部材は、前記一対のウェッジの前記昇降方向への移動を案内する案内部材を備え、
    前記一対のウェッジは、前記案内部材に案内されて前記案内部材に対して上方に移動すると、前記ガイドレールを挟んで把持する、
    請求項3に記載の工事用エレベーター装置。
  5. 前記支持部材は、前記機械室ユニットが上方に移動しているときは、前記一対のウェッジが前記ガイドレールを挟んで把持していることで、前記ガイドレールに固定される、
    請求項2に記載の工事用エレベーター装置。
  6. 前記支持部材は、前記昇降路の壁に向かう方向に伸縮可能な伸縮支持部を備え、伸長した前記伸縮支持部によって前記昇降路の壁に支持される、
    請求項1に記載の工事用エレベーター装置。
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