JP7268243B2 - 工事用エレベーター装置 - Google Patents
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Description
本発明は、工事用エレベーター装置に関する。
従来から、建築工事現場における資材等の揚重には、工事用エレベーター装置が用いられている。そして、工事用エレベーター装置としては、例えば、特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載された工事用エレベーター装置は、機械室ユニットの上方である昇降路上部の支持構造に設けられた二つの揚重装置を備えており、二つの揚重装置が機械室ユニットを揚重する。
また、工事用エレベーター装置の他の例としては、例えば、特許文献2に記載されている。この特許文献2に記載された工事用エレベーター装置は、機械室ユニットの上部に設けられた一つの揚重装置を備えている。この揚重装置は、機械室ユニットと支持構造にそれぞれ設けた複数のプーリを介して1:Xのローピングで、機械室ユニットを揚重する。
しかしながら、特許文献1に記載された工事用エレベーター装置は、機械室ユニットを2点で吊って揚重するため、機械室ユニットの安定性を保つことが難しかった。また、特許文献2に記載された工事用エレベーター装置は、1:Xのローピングを行うため、機械室ユニットと支持構造の間の広範囲にロープ(吊索)を配置することになる。したがって、機械室ユニットと支持構造の間に作業搬器を配置することが難しく、作業搬器は、支持構造の上に配置されている。また、1:Xのローピングに必要な複数のプーリを機械室ユニットの所望の位置に配置することが難しく、つりあいを保って機械室ユニットを安定させることが難しかった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、機械室ユニット用揚重機と作業プラットフォームが干渉することがなく、機械室ユニットの安定性を保つことができる工事用エレベーター装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、昇降路に設けられた支持部材と、前記支持部材の下方に配置された機械室ユニットと、前記支持部材から前記機械室ユニットを昇降方向に移動可能に吊り下げた機械室ユニット用揚重機と、を備えている。
機械室ユニット用揚重機は、支持部材に三台以上設けられ、機械室ユニットの吊点が3箇所以上である。機械室ユニットの上方の仮想水平面から見たとき、機械室ユニットの重心から各吊点までの距離が略等しく、かつ、各吊点間を結ぶ仮想直線で囲まれた領域内に重心が位置する。
上記構成の工事用エレベーター装置によれば、機械室ユニット用揚重機と作業プラットフォームが干渉することがなく、機械室ユニットの安定性を保つことができる。
また、構成の工事用エレベーター装置によれば、機械室ユニット用揚重機が支持部材に設置されているので、機械室ユニット用揚重機の自重の分だけ機械室ユニットの重量を低減でき、その結果、機械室ユニット用揚重機が機械室ユニットを引き上げるための駆動力を小さくでき、機械室ユニット用揚重機の大型化を抑制することができる。
以下、本発明の工事用エレベーター装置の実施例について、図1~図5を参照して説明する。
[工事用エレベーター装置の構成]
まず、本発明の第1実施例に係る工事用エレベーター装置の構成について、図1を参照して説明する。図1は、第1実施例に係る工事用エレベーター装置の概略構成図である。図2は、第1実施例の他の例に係る工事用エレベーター装置の概略構成図である。
まず、本発明の第1実施例に係る工事用エレベーター装置の構成について、図1を参照して説明する。図1は、第1実施例に係る工事用エレベーター装置の概略構成図である。図2は、第1実施例の他の例に係る工事用エレベーター装置の概略構成図である。
図1に示すように、第1実施例に係る工事用エレベーター装置1は、建物構造物内に形成された昇降路100内に設けられている。この工事用エレベーター装置1は、第1支持部材3と、第2支持部材4と、作業プラットフォーム5と、機械室ユニット6と、第2支持部材用揚重機7と、作業プラットフォーム用揚重機8と、機械室ユニット用揚重機9a,9b,9cとを備えている。機械室ユニット用揚重機9a,9b,9cは、第2支持部材4に三台以上備えられている。
第1支持部材3は、昇降路100内の上部にあって、建屋の梁(図示せず)に固定されている。第2支持部材4は、昇降路100の壁面に向かって伸縮(図1の左右方向)し、伸長時に建屋の梁に係合する可動支持部12を有しており、昇降方向に移動可能に構成されている。この第2支持部材4は、第1支持部材3に設置された第2支持部材用揚重機7によって第1支持部材3から吊り下げられている。
第2支持部材4を現在の建屋階の位置から上の建屋階へと移動させる場合には、第2支持部材用揚重機7で第2支持部材4を引き上げ、可動支持部12を縮小させ、第2支持部材4が上の建屋階の梁を通過した後、可動支持部12を伸長させて上の建屋階の梁と係合させる。このように第2支持部材4に可動支持部12を備えた場合には、第2支持部材4の昇降作業性を向上することができる。
作業プラットフォーム5は、作業プラットフォーム5に設置された作業プラットフォーム用揚重機8によって第2支持部材4から吊り下げられており、昇降方向に移動可能に構成されている。機械室ユニット6は、第2支持部材4に設置された機械室ユニット用揚重機9a,9b,9cによって第2支持部材4から吊り下げられており、昇降方向に移動可能に構成されている。
機械室ユニット6は、昇降路100の壁面に向かって伸縮(図1の左右方向)し、伸長時に建屋の梁に係合する可動支持部13を有している。また、機械室ユニット6は、巻上機15と、巻上機15のシーブに巻き掛けられた主索16と、主索16の一端に連結されたかご17と、主索16の他端に連結された釣合おもり18とを有している。
巻上機15は主索16を巻上げてかご17を昇降させる。機械室ユニット6を現在の建屋階の位置から上の建屋階へと移動させる場合には、機械室ユニット用揚重機9a,9b,9cで機械室ユニット6を引き上げ、可動支持部13を縮小させ、機械室ユニット6が上の建屋階の梁を通過した後、可動支持部13を伸長させて上の建屋階の梁と係合させる。このように機械室ユニット6に可動支持部13を備えた場合には、機械室ユニット6の昇降作業性を向上することができる。
なお、図1に示す構成では、機械室ユニット6に伸縮可能な可動支持部13を備えるようにしたが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、図2に示すように、機械室ユニット6に固定された機械室支持ユニット23を備えるようにしても良い。
このような構成の工事用エレベーター装置1は、機械室ユニット6のかご17(釣合おもり18)を昇降方向に運転し、例えば、建築工事の作業者を機械室ユニット6の下方における各階に搬送する。また、工事用エレベーター装置1の作業プラットフォーム5には、エレベーター装置の据付作業者が乗り込み、作業プラットフォーム用揚重機8を操作しながら、かご側ガイドレール、釣合おもり側ガイドレール、塔内機器等を昇降路100に据え付ける。
[機械室ユニットの吊点位置]
次に、機械室ユニット用揚重機9a,9b,9cにより機械室ユニット6の吊点位置について、図3を参照して説明する。図3は、第1実施例に係る工事用エレベーター装置の機械室ユニット用揚重機と機械室ユニットと作業プラットフォームとの配置関係を示す平面図である。
[機械室ユニットの吊点位置]
次に、機械室ユニット用揚重機9a,9b,9cにより機械室ユニット6の吊点位置について、図3を参照して説明する。図3は、第1実施例に係る工事用エレベーター装置の機械室ユニット用揚重機と機械室ユニットと作業プラットフォームとの配置関係を示す平面図である。
上述したように、機械室ユニット6は、第2支持部材4に設置された機械室ユニット用揚重機9a,9b,9cによって第2支持部材4から吊り下げられている(図1、図2参照)。また、作業プラットフォーム5は、昇降路100内において、第2支持部材4と機械室ユニット6との間に配置されている。図3に示すように、機械室ユニット用揚重機9a,9b,9cによる機械室ユニット6の吊点は、3箇所であり、吊点21a,21b,21cとする。
吊点21a,21b,21cは、機械室ユニット6の重心Gを中心にして仮想水平面上で描かれ、かつ、作業プラットフォーム5の輪郭の外側となる仮想円Cと重なる位置に配置する。これにより、機械室ユニット6の上方の仮想水平面から見たとき、機械室ユニット6の重心Gから機械室ユニット用揚重機9a,9b,9cによる機械室ユニット6の吊点21a,21b,21cまでの距離が略等しい。
また、機械室ユニット6の重心Gは、吊点21a,21b,21c間を結ぶ仮想直線で囲まれた領域内に位置している。さらに、作業プラットフォーム5の上方の仮想水平面から見たとき、各吊点21a,21b,21cは、作業プラットフォーム5の輪郭の外側に位置している。
その結果、作業プラットフォーム5を昇降移動させたとしても、機械室ユニット用揚重機9a,9b,9cのロープ(吊索)や吊点21a,21b,21cと作業プラットフォーム5が干渉しないようにすることができる。したがって、作業プラットフォーム5を昇降路100外に搬出しなくても、機械室ユニット6の揚重が可能となる。
また、機械室ユニット6の吊点21a,21b,21cに均一に荷重が掛かるので、機械室ユニット6の傾きを効果的に防止することができ、機械室ユニット6の安定性を保つことができる。さらに、1つの機械室ユニット用揚重機への過負荷を防止しながら機械室ユニット6を揚重することができる。
さらに、機械室ユニット6を揚重する機械室ユニット用揚重機9a,9b,9cが第2支持部材4に設置されているので、機械室ユニット用揚重機9a,9b,9cの自重の分だけ機械室ユニット6の重量を低減できる。その結果、機械室ユニット用揚重機9a,9b,9cがかご17、釣合おもり18及び機械室ユニット6を引き上げるための駆動力を小さくでき、機械室ユニット用揚重機9a,9b,9cの大型化を抑制することができる。
なお、機械室ユニット6の重心Gは、対象となるエレベーター装置の昇降路寸法やマシン(巻上機)の据付位置によって変化する。そのため、本実施例の工事用エレベーター装置における吊点21a,21b,21cは、機械室ユニット6の重心Gに応じて決定する。
[機械室ユニットの吊点位置]
以下、本発明の第2実施例に係る工事用エレベーター装置について、図4を参照して説明する。図4は、第2実施例に係る工事用エレベーター装置の機械室ユニット用揚重機と機械室ユニットとかごとの配置関係を示す平面図である。
以下、本発明の第2実施例に係る工事用エレベーター装置について、図4を参照して説明する。図4は、第2実施例に係る工事用エレベーター装置の機械室ユニット用揚重機と機械室ユニットとかごとの配置関係を示す平面図である。
第2実施例に係る工事用エレベーター装置は、上述の第1実施例に係る工事用エレベーター装置と同様の構成を有しており、異なる点は、機械室ユニット用揚重機9a,9b,9cによる機械室ユニット6の吊点位置である。そのため、ここでは、第2実施例に係る機械室ユニット6の吊点位置について説明し、第1実施例と共通する構成についての説明を省略する。
上述したように、機械室ユニット6の下方には、かご17が配置されている(図1、図2参照)。また、図4に示すように、昇降路100には、かご17を昇降方向に案内する一対のかご側ガイドレール101a,101bが設けられている。一対のかご側ガイドレール101a,101bは、昇降路100における互いに対向する壁面に沿って延びている。
一方、かご17には、一対のかご側ガイドレール101a,101bに摺動可能に係合する一対のかご側ガイドシュー(不図示)が設けられている。また、機械室ユニット6には、一対のかご側ガイドレール101a,101bに摺動可能に係合する一対の機械室側ガイドシュー31a,31bが設けられている。したがって、一対のかご側ガイドレール101a,101bは、機械室ユニット6を昇降方向に案内する。
第2実施例に係る機械室ユニット6の吊点位置は、第1実施例に係る機械室ユニット6の吊点位置の条件を全て満たす。したがって、第2実施例に係る工事用エレベーター装置においても、第1実施例と同様に、機械室ユニット用揚重機9a,9b,9cのロープ(吊索)や吊点21a,21b,21cと作業プラットフォーム5が干渉しないようにすることができる。また、機械室ユニット6の傾きを効果的に防止することができ、機械室ユニット6の安定性を保つことができる。1つの機械室ユニット用揚重機への過負荷を防止することができる。
さらに、第2実施例では、機械室ユニット6の吊点21a,21b,21cのうち、吊点21a,21bが、一対のかご側ガイドレール101a,101bを結ぶかご側仮想直線L1を挟んで機械室ユニット6の重心Gと反対側に配置されている。これにより、吊点21a,21bは、作業プラットフォーム5の輪郭の外側に配置されるだけでなく、かご側仮想直線L1に対して重心Gと反対側である外側に配置される。その結果、機械室ユニット6に偏荷重が生じても、かご側ガイドレール101a,101bに過負荷が加えられないようにすることができる。
なお、機械室ユニット6の重心Gは、対象となるエレベーター装置の昇降路寸法やマシン(巻上機)の据付位置によって変化する。また、一対のかご側ガイドレール101a,101bの取り付け位置も、対象となるエレベーター装置に応じて変化する。そのため、本実施例の工事用エレベーター装置における吊点21a,21b,21cは、機械室ユニット6の重心Gや一対のかご側ガイドレール101a,101bの位置に応じて決定する。
[機械室ユニットの吊点位置]
以下、本発明の第3実施例に係る工事用エレベーター装置について、図5を参照して説明する。図5は、第3実施例に係る工事用エレベーター装置の機械室ユニット用揚重機と機械室ユニットとかご及び釣合おもりとの配置関係を示す平面図である。
以下、本発明の第3実施例に係る工事用エレベーター装置について、図5を参照して説明する。図5は、第3実施例に係る工事用エレベーター装置の機械室ユニット用揚重機と機械室ユニットとかご及び釣合おもりとの配置関係を示す平面図である。
第3実施例に係る工事用エレベーター装置は、上述の第2実施例に係る工事用エレベーター装置と同様の構成を有しており、異なる点は、機械室ユニット用揚重機9a,9b,9cにより機械室ユニット6の吊点位置である。そのため、ここでは、第3実施例に係る機械室ユニット6の吊点位置について説明し、第2実施例と共通する構成についての説明を省略する。
機械室ユニット6の下方には、釣合おもり18が配置されている(図1、図2参照)。図5に示すように、昇降路100には、釣合おもり18を昇降方向に案内する一対のおもり側ガイドレール102a,102bが設けられている。一対のおもり側ガイドレール102a,102bは、昇降路100における互いに対向する壁面に沿って延びている。
一対のおもり側ガイドレール102a,102bを結ぶおもり側仮想直線L2は、一対のかご側ガイドレール101a,101bを結ぶかご側仮想直線L1と略平行である。すなわち、一対のおもり側ガイドレール102a,102bと一対のかご側ガイドレール101a,101bは、昇降路100における互いに対向する一組の壁面に設けられている。
釣合おもり18には、一対のおもり側ガイドレール102a,102bに摺動可能に係合する一対のおもり側ガイドシュー(不図示)が設けられている。また、機械室ユニット6には、一対のおもり側ガイドレール102a,102bに摺動可能に係合する一対の機械室側ガイドシュー32a,32bが設けられている。したがって、一対のおもり側ガイドレール102a,102bは、機械室ユニット6を昇降方向に案内する。
第3実施例に係る機械室ユニット6の吊点位置は、第2実施例に係る機械室ユニット6の吊点位置の条件を全て満たす。したがって、第3実施例に係る工事用エレベーター装置においても、第2実施例と同様に、機械室ユニット用揚重機9a,9b,9cのロープ(吊索)や吊点21a,21b,21cと作業プラットフォーム5が干渉しないようにすることができる。
また、機械室ユニット6の傾きを効果的に防止することができ、機械室ユニット6の安定性を保つことができる。1つの機械室ユニット用揚重機への過負荷を防止することができる。機械室ユニット6に偏荷重が生じても、かご側ガイドレール101a,101bに過負荷が加えられないようにすることができる。
さらに、第3実施例では、機械室ユニット6の吊点21a,21b,21cのうち、吊点21cが、おもり側仮想直線L2を挟んで機械室ユニット6の重心Gと反対側に配置されている。これにより、吊点21cは、作業プラットフォーム5の輪郭の外側に配置されるだけでなく、おもり側仮想直線L2に対して重心Gと反対側である外側に配置される。その結果、機械室ユニット6に偏荷重が生じても、一対のおもり側ガイドレール102a,102bに過負荷が加えられないようにすることができる。
なお、機械室ユニット6の重心Gは、対象となるエレベーター装置の昇降路寸法やマシン(巻上機)の据付位置によって変化する。また、一対のかご側ガイドレール101a,101b及び一対のおもり側ガイドレール102a,102bの取り付け位置も、対象となるエレベーター装置に応じて変化する。そのため、本実施例の工事用エレベーター装置における吊点21a,21b,21cは、機械室ユニット6の重心Gや各種ガイドレールの位置に応じて決定する。
[工事用エレベーター装置の構成]
以下、本発明の第4実施例に係る工事用エレベーター装置について、図6を参照して説明する。図6は、第4実施例に係る工事用エレベーター装置の概略構成図である。
以下、本発明の第4実施例に係る工事用エレベーター装置について、図6を参照して説明する。図6は、第4実施例に係る工事用エレベーター装置の概略構成図である。
第4実施例に係る工事用エレベーター装置は、作業プラットフォーム5を排除し、機械室ユニットを複数に分割して構成した点で第1~第3実施例に係る工事用エレベーター装置と異なる。第4実施例では、機械室ユニットを第1機械室ユニットと第2機械室ユニットから構成する。
図6に示すように、第4実施例に係る工事用エレベーター装置10は、建物構造物内に形成された昇降路100内に設けられている。この工事用エレベーター装置10は、第1支持部材3と、第2支持部材4と、第1機械室ユニット61と、第2機械室ユニット62と、第2支持部材用揚重機7と、第1機械室ユニット用揚重機91a,91bと、第2機械室ユニット用揚重機92a,92b,92cとを備えている。第2機械室ユニット用揚重機92a,92b,92cは、第2支持部材4に三台以上備えられ、第2機械室ユニット62を引き上げる。なお、図6に示す構成では、第1機械室ユニット用揚重機91a,91bは第1機械室ユニット61に2台備える構成としたが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、第1機械室ユニット用揚重機はに1台以上備えられる構成としてもよい。
第1支持部材3は、昇降路100内の上部にあって、建屋の梁に固定されている。第2支持部材4は、昇降路100の壁面に向かって伸縮(図1の左右方向)し、伸長時に建屋の梁に係合する可動支持部12を有しており、昇降方向に移動可能に構成されている。この第2支持部材4は、第1支持部材3に設置された第2支持部材用揚重機7によって第1支持部材3から吊り下げられている。
第2支持部材4を現在の建屋階の位置から上の建屋階へと移動させる場合には、第2支持部材用揚重機7で第2支持部材4を引き上げ、可動支持部12を縮小させ、第2支持部材4が上の建屋階の梁を通過した後、可動支持部12を伸長させて上の建屋階の梁と係合させる。このように第2支持部材4に可動支持部12を備えた場合には、第2支持部材4の昇降作業性を向上することができる。
第2機械室ユニット62は、第2支持部材4に設置された第2機械室ユニット用揚重機92a,92b,92c(機械室ユニット用揚重機)によって第2支持部材4から吊り下げられており、昇降方向に移動可能に構成されている。
第1機械室ユニット61は、第1機械室ユニット61に設置された第1機械室ユニット用揚重機91a,91bによって第2機械室ユニット62から吊り下げられており、昇降方向に移動可能に構成されている。第1機械室ユニット用揚重機91a,91bは、第1機械室ユニット61と第2機械室ユニット62にそれぞれ設けた複数のプーリ70を介して1:Xのローピングで、第1機械室ユニット61を引き上げる。
第1機械室ユニット61は、昇降路100の壁面に向かって伸縮(図6の左右方向)し、伸長時に建屋の梁に係合する可動支持部130を有している。また、第1機械室ユニット61は、巻上機15と、巻上機15のシーブに巻き掛けられた主索16と、巻上機15の一方側に位置する主索16に配置されたご17と、巻上機15の他方側に位置する主索16に配置された釣合おもり18とを有している。巻上機15は主索16を巻上げてかご17を昇降させる。
第2機械室ユニット62は、昇降路100の壁面に向かって伸縮(図6の左右方向)し、伸長時に建屋の梁に係合する可動支持部131を有している。なお、機械室支持部は可動支持部131に限定されるものでなく、例えば、図2に示すように、機械室ユニットに固定された機械室支持ユニット23を備えるようにしても良い。
主索16の一端側は、第1機械室ユニット61に備えられた主索固定部160によって第1機械室ユニット61に固定されている。主索16の他端側は、第1機械室ユニット61から上方に延び、第2機械室ユニット62に備えられた主索ドラム64に巻かれている。主索ドラム64は、主索16を延長させるために備えられている。主索16は、第1機械室ユニット61に備えられた第1機械室ユニット主索把持装置65と、第2機械室ユニット62に備えられた第2機械室ユニット主索把持装置66とによってそれぞれ把持される。
第2機械室ユニット62を現在の建屋階の位置から上の建屋階へと移動させる場合には、第2機械室ユニット主索把持装置66を開放すると共に、第1機械室ユニット主索把持装置65で主索16を把持する。そして、第1機械室ユニット用揚重機91a,91b、からロープを引き出し、第2機械室ユニット用揚重機92a,92b,92cで機械室ユニット6を引き上げ、可動支持部131を縮小させる。第2機械室ユニット62が上の建屋階の梁を通過した後、可動支持部13を伸長させて上の建屋階の梁と係合させる。第1機械室ユニット61を吊下げるロープは、第1機械室ユニット用揚重機91a,91bから引き出され、第2機械室ユニット62が上の建屋階へ移動可能となっている。さらに主索16が、主索ドラム64から引き出され、第2機械室ユニット62が上の建屋階へ移動可能となっている。この際、主索16は第1機械室ユニット主索把持装置65によって把持されているので、主索16が第1機械室ユニット61から下方に延びることはなく、また、第2機械室ユニット62を上の建屋階へ移動させる作業中においても、かご17を使用することが可能となるため、機械室ユニットの移動作業に伴うエレベーターサービスの停止時間を短縮することができる。
次に、第1機械室ユニット61を現在の建屋階の位置から上の建屋階へと移動させる場合には、第1機械室ユニット主索把持装置65を開放すると共に、第2機械室ユニット主索把持装置66で主索16を把持する。そして、第1機械室ユニット用揚重機91a,91bで第1機械室ユニット61を引き上げ、可動支持部130を縮小させる。第1機械室ユニット61が上の建屋階の梁を通過した後、可動支持部130を伸長させて上の建屋階の梁と係合させる。その後、第1機械室ユニット主索把持装置65で主索16を把持する。
第1機械室ユニット61の上の建屋階への移動完了後は、主索ドラム64から主索16が引き出された分、かご17の昇降方向への移動距離が長くなる。
第4実施例は、第2実施例及び第3実施例の構成を含むものである。ただし、第4実施例には作業プラットフォーム5はない。
第4実施例では機械室ユニットを複数に分割(第1機械室ユニット61、第2機械室ユニット62)しているので、第2実施例及び第3実施例に加え、主索16の延長作業を容易に行うことができる。
また、第4実施例では、主索16が第1機械室ユニット主索把持装置65によって把持されているので、主索16が第1機械室ユニット61から下方に延びることはなく、加えて、第2機械室ユニット62を上の建屋階へ移動させている作業中においても、かご17を使用することが可能となる。
さらに、第4実施例では、第2機械室ユニット62を揚重する第2機械室ユニット用揚重機92a,92b,92cが第2支持部材4に設置されているので、第2機械室ユニット用揚重機92a,92b,92cの自重の分だけ機械室ユニット6の重量を低減できる。その結果、第2機械室ユニット用揚重機92a,92b,92cが第1機械室ユニット61を引き上げるための駆動力を小さくでき、第2機械室ユニット用揚重機92a,92b,92cの大型化を抑制することができる。
[まとめ]
以上説明したように、上述した第1~第3実施例に係る工事用エレベーター装置は、昇降路(昇降路100)に設けられた支持部材(第2支持部材4)と、支持部材の下方に配置された作業プラットフォーム(作業プラットフォーム5)及び機械室ユニット(機械室ユニット6)と、支持部材から作業プラットフォームを昇降方向に移動可能に吊り下げた作業プラットフォーム用揚重機(作業プラットフォーム用揚重機8)と、支持部材(第2支持部材4)に設置され、支持部材から機械室ユニットを昇降方向に移動可能に吊り下げた機械室ユニット用揚重機(機械室ユニット用揚重機9a,9b,9c)と、を備えている。
[まとめ]
以上説明したように、上述した第1~第3実施例に係る工事用エレベーター装置は、昇降路(昇降路100)に設けられた支持部材(第2支持部材4)と、支持部材の下方に配置された作業プラットフォーム(作業プラットフォーム5)及び機械室ユニット(機械室ユニット6)と、支持部材から作業プラットフォームを昇降方向に移動可能に吊り下げた作業プラットフォーム用揚重機(作業プラットフォーム用揚重機8)と、支持部材(第2支持部材4)に設置され、支持部材から機械室ユニットを昇降方向に移動可能に吊り下げた機械室ユニット用揚重機(機械室ユニット用揚重機9a,9b,9c)と、を備えている。
機械室ユニット用揚重機は、三台以上設けられ、機械室ユニットの吊点が3箇所以上である。機械室ユニットの上方の仮想水平面から見たとき、機械室ユニットの重心(重心G)から各吊点までの距離が略等しく、かつ、各吊点間を結ぶ仮想直線で囲まれた領域内に重心が位置する。作業プラットフォームは、支持部材と機械室ユニットとの間に配置されている。作業プラットフォームの上方の仮想水平面から見たとき、機械室ユニットの各吊点は、作業プラットフォームの輪郭の外側に位置する。
これにより、作業プラットフォームを昇降移動させたとしても、機械室ユニット用揚重機のロープ(吊索)や吊点と作業プラットフォームが干渉しないようにすることができ、作業プラットフォームを昇降路外に搬出しなくても、機械室ユニットの揚重が可能となる。た、機械室ユニットの3つの吊点に均一に荷重が掛かるので、機械室ユニットの傾きを効果的に防止することができ、機械室ユニットの安定性を保つことができる。さらに、1つの機械室ユニット用揚重機への過負荷を防止しながら機械室ユニットを揚重することができる。
さらにまた、機械室ユニットを揚重する機械室ユニット用揚重機が支持部材に設置されているので、機械室ユニット用揚重機の自重の分だけ機械室ユニット重量を低減でき、その結果、機械室ユニット用揚重機がかご、釣合おもり及び機械室ユニットを引き上げるための駆動力を小さくでき、機械室ユニット用揚重機の大型化を抑制することができる。
また、上述した第2及び第3実施例に係る工事用エレベーター装置を配置する昇降路には、かご(かご17)を昇降方向に案内する一対のかご側ガイドレール(一対のかご側ガイドレール101a,101b)が設けられている。そして、機械室ユニットの3箇所以上の吊点のうち、少なくとも1箇所の吊点(吊点21a,21b)は、一対のかご側ガイドレール間を結ぶかご側仮想直線(かご側仮想直線L1)を挟んで重心と反対側に配置されている。これにより、機械室ユニットに偏荷重が生じても、かご側ガイドレールに過負荷が加えられないようにすることができる。
また、上述した第3実施例に係る工事用エレベーター装置を配置する昇降路には、釣合おもり(釣合おもり18)を昇降方向に案内する一対の釣合おもり側ガイドレール(一対の釣合おもり側ガイドレール102a,102b)が設けられている。一対の釣合おもり側ガイドレール間を結ぶおもり側仮想直線(おもり側仮想直線L2)は、かご側仮想直線(かご側仮想直線L1)と略平行である。そして、機械室ユニットの3箇所以上の吊点のうち、かご側仮想直線を挟んで重心と反対側に配置された吊点(吊点21a,21b)以外の吊点(吊点21c)は、おもり側仮想直線を挟んで重心と反対側に配置されている。これにより、機械室ユニットに偏荷重が生じても、一対のおもり側ガイドレールに過負荷が加えられないようにすることができる。
さらに、上述した第4実施例に係る工事用エレベーター装置は、昇降路(昇降路100)に設けられた支持部材(第2支持部材4)と、支持部材の下方に配置された第1機械室ユニット(第1機械室ユニット61)及び第2機械室ユニット(第2機械室ユニット62)と、第2支持部材4に設置され支持部材から第2機械室ユニットを昇降方向に移動可能に吊り下げた第2機械室ユニット用揚重機(第2機械室ユニット用揚重機92a,92b,92c)と、第2機械室ユニットから第1機械室ユニットを昇降方向に移動可能に吊り下げた第1機械室ユニット用揚重機(第1機械室ユニット用揚重機91a,91b)と、を備えている。
第4実施例では第2実施例及び第3実施例に加え、以下の効果を得ることができる。
機械室ユニットを複数に分割(第1機械室ユニット61、第2機械室ユニット62)しているので、主索(主索16)の延長作業を容易に行うことができる。
また、主索が第1機械室ユニット主索把持装置(第1機械室ユニット主索把持装置65)によって把持されているので、主索が第1機械室ユニットから下方に延びることはなく、加えて、第2機械室ユニットを上の建屋階へ移動させている作業中においても、かご17を使用することが可能となる機械室ユニットの移動作業に伴うエレベーターサービスの停止時間を短縮することができる。
さらに、第2機械室ユニットを揚重する第2機械室ユニット用揚重機が第2支持部材に設置されているので、第2機械室ユニット用揚重機の自重の分だけ機械室ユニットの重量を低減できる。その結果、第2機械室ユニット用揚重機が第1機械室ユニットを引き上げるための駆動力を小さくでき、第2機械室ユニット用揚重機の大型化を抑制することができる。
以上、本発明の工事用エレベーター装置の実施例について、その作用効果も含めて説明した。しかし、本発明は、上述した実施例に限定するものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は、本発明を分かり易く詳細に説明したものであり、本発明は、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定するものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
また、上述した第1~第4実施例では、3つの機械室ユニット用揚重機を用いる構成とした。しかし、本発明に係る工事用エレベーター装置としては、4つ以上の機械室ユニット用揚重機を用いる構成であってもよく、また、吊点を4つ以上設けてもよい。例えば、3つの吊点と、補助用の1つの吊点を設ける構成としてもよい。
また、上述した第2実施例では、吊点21a,21bを、一対のかご側ガイドレール101a,101b間を結ぶかご側仮想直線L1を挟んで機械室ユニット6の重心Gと反対側に配置した。しかし、本発明に係る工事用エレベーター装置としては、かご側仮想直線L1を挟んで機械室ユニット6の重心Gと反対側に配置する吊点を少なくとも1つ設ければよい。
また、上述した第3実施例では、吊点21cを、一対の釣合おもり側ガイドレール102a,102b間を結ぶおもり側仮想直線L2を挟んで機械室ユニット6の重心Gと反対側に配置した。しかし、本発明に係る工事用エレベーター装置としては、おもり側仮想直線L2を挟んで機械室ユニット6の重心Gと反対側に配置する吊点を2つ以上にしてもよい。
また、上述した第3実施例では、吊点21a,21bを、かご側仮想直線L1を挟んで機械室ユニット6の重心Gと反対側に配置し、吊点21cを、おもり側仮想直線L2を挟んで機械室ユニット6の重心Gと反対側に配置した。しかし、本発明に係る工事用エレベーター装置としては、少なくとも1つの吊点を、おもり側仮想直線L2を挟んで機械室ユニット6の重心Gと反対側に配置する構成にして、残りの吊点の位置については、重心Gから略等しく、作業プラットフォーム5の輪郭の外側に配置するという条件を満たすのみにしてもよい。
また、上述した第4実施例では、第1機械室ユニット用揚重機91a,91bは第1機械室ユニット61に2台備える構成としたが、第1機械室ユニット用揚重機はに1台以上備えられる構成としてもよい。また、機械室支持部は可動支持部131に限定されるものでなく、例えば、図2に示すように、機械室ユニットに固定された機械室支持ユニット23を備えるようにしても良い。
1,10…工事用エレベーター装置、3…第1支持部材、4…第2支持部材、5…作業プラットフォーム、6…機械室ユニット、7…第2支持部材用揚重機、8…作業プラットフォーム用揚重機、9a,9b,9c…機械室ユニット用揚重機、12,13,130,131…可動支持部、15…巻上機、16…主索、17…かご、18…釣合おもり、21a,21b,21c…吊点、23…機械室支持ユニット、31a,31b,32a,32b…機械室側ガイドシュー、61…第1機械室ユニット、62…第2機械室ユニット、64…主索ドラム、65…第1機械室ユニット主索把持装置、66…第2機械室ユニット主索把持装置、70…プーリ、91a,91b…第1機械室ユニット用揚重機、92a,92b,92c…第2機械室ユニット用揚重機、100…昇降路、101a,101b…かご側ガイドレール、102a,102b…おもり側ガイドレール、160…主索固定部
Claims (8)
- 昇降路に設けられた支持部材と、前記支持部材の下方に配置された機械室ユニットと、前記支持部材から前記機械室ユニットを昇降方向に移動可能に吊り下げた機械室ユニット用揚重機と、を備えた工事用エレベーター装置であって、
前記機械室ユニット用揚重機は、前記支持部材に三台以上備えられ、前記機械室ユニットの吊点が3箇所以上であり、
前記機械室ユニットの上方の仮想水平面から見たとき、前記機械室ユニットの重心から各吊点までの距離が略等しく、かつ、各吊点間を結ぶ仮想直線で囲まれた領域内に前記重心が位置する
ことを特徴とする工事用エレベーター装置。 - 前記昇降路に設けられた支持部材には、前記支持部材の下方に配置された作業プラットフォームと、前記支持部材から前記作業プラットフォームを昇降方向に移動可能に吊り下げた作業プラットフォーム用揚重機と、をさらに備え、
前記作業プラットフォームは、前記支持部材と前記機械室ユニットとの間に配置されており、
前記作業プラットフォームの上方の仮想水平面から見たとき、前記機械室ユニットの各吊点は、前記作業プラットフォームの輪郭の外側に位置する
ことを特徴とする請求項1記載の工事用エレベーター装置。 - 前記昇降路には、かご及び前記機械室ユニットを昇降方向に案内する一対のかご側ガイドレールが設けられており、
前記機械室ユニットの3箇所以上の吊点のうち、少なくとも1箇所の吊点は、前記一対のかご側ガイドレール間を結ぶかご側仮想直線を挟んで前記重心と反対側に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の工事用エレベーター装置。 - 前記昇降路には、釣合おもり及び前記機械室ユニットを昇降方向に案内する一対の釣合おもり側ガイドレールが設けられており、
前記一対の釣合おもり側ガイドレール間を結ぶおもり側仮想直線は、前記かご側仮想直線と略平行であり、
前記機械室ユニットの3箇所以上の吊点のうち、前記かご側仮想直線を挟んで前記重心と反対側に配置された吊点以外の吊点は、前記おもり側仮想直線を挟んで前記重心と反対側に配置されている
ことを特徴とする請求項3に記載の工事用エレベーター装置。 - 前記機械室ユニットは、第1機械室ユニットと第2機械室ユニットから構成され、
前記第1機械室ユニットは、主索を巻上げてかごを昇降させる巻上機を備え、
前記第2機械室ユニットは、主索を延長させるための主索ドラムを備え、
前記機械室ユニット用揚重機は、前記第2機械室ユニットを引き上げる
ことを特徴とする請求項1に記載の工事用エレベーター装置。 - 前記第1機械室ユニットは、前記第1機械室ユニットを上方に引き上げる第1機械室ユニット用揚重機を備え、
前記第2機械室ユニットを揚重する前記機械室ユニット用揚重機は、第2機械室ユニット用揚重機である
ことを特徴とする請求項5に記載の工事用エレベーター装置。 - 前記第1機械室ユニットは、前記主索を把持する第1機械室ユニット主索把持装置を備え、
前記第2機械室ユニットは、前記主索を把持する第2機械室ユニット主索把持装置を備え、
前記第2機械室ユニット用揚重機による前記第2機械室ユニットの引き上げ時には、前記第2機械室ユニット主索把持装置を開放すると共に、前記第1機械室ユニット主索把持装置で前記主索を把持し、
前記第1機械室ユニット用揚重機による前記第1機械室ユニットの引き上げ時には、前記第1機械室ユニット主索把持装置を開放すると共に、前記第2機械室ユニット主索把持装置で前記主索を把持する
ことを特徴とする請求項6に記載の工事用エレベーター装置。 - 前記支持部材は、前記昇降路の壁面に向かって伸縮する可動支持部を備えた
ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の工事用エレベーター装置。
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