JP2001097649A - エレベーター装置 - Google Patents
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- JP2001097649A JP2001097649A JP27613799A JP27613799A JP2001097649A JP 2001097649 A JP2001097649 A JP 2001097649A JP 27613799 A JP27613799 A JP 27613799A JP 27613799 A JP27613799 A JP 27613799A JP 2001097649 A JP2001097649 A JP 2001097649A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 昇降路上端部に巻上機を設置し、かつ建物に
おける最上階の階高に対応した天井高さの昇降路に設置
できるエレベーター装置を得る。 【解決手段】 昇降路1を昇降するかご6及びつり合お
もり9を設け、昇降路1の上端から主索17を吊下し一
端をかご6に他端をつり合おもり9に連結する。また、
昇降路1天井2面の一部から突出した凹所3に、巻上機
装置11の一部を嵌合状態に配置し、昇降路1上端の固
定部12に支持し主索17を巻掛ける。そして、凹所3
内に巻上機装置11を設けた構成で、かご6が停止する
建物の最上階の階高よりも昇降路1の天井2面の全体を
高くせずに、最上階停止時のかご6の上方に所定の上昇
余裕を得ることができる。これにより、エレベーター装
置の設置のための建築費を節減し、エレベーター装置の
設置費用を低減する。
おける最上階の階高に対応した天井高さの昇降路に設置
できるエレベーター装置を得る。 【解決手段】 昇降路1を昇降するかご6及びつり合お
もり9を設け、昇降路1の上端から主索17を吊下し一
端をかご6に他端をつり合おもり9に連結する。また、
昇降路1天井2面の一部から突出した凹所3に、巻上機
装置11の一部を嵌合状態に配置し、昇降路1上端の固
定部12に支持し主索17を巻掛ける。そして、凹所3
内に巻上機装置11を設けた構成で、かご6が停止する
建物の最上階の階高よりも昇降路1の天井2面の全体を
高くせずに、最上階停止時のかご6の上方に所定の上昇
余裕を得ることができる。これにより、エレベーター装
置の設置のための建築費を節減し、エレベーター装置の
設置費用を低減する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、かご及びつり合
おもりを連結した主索を駆動する巻上機が昇降路内に設
置されたエレベーター装置に関する。
おもりを連結した主索を駆動する巻上機が昇降路内に設
置されたエレベーター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベーター装置として、例えば
特許2593288号公報に示されているように、巻上
機が昇降路の天井寄り配置されて、昇降路の上端部に設
けられた固定体によって支持された構成がある。
特許2593288号公報に示されているように、巻上
機が昇降路の天井寄り配置されて、昇降路の上端部に設
けられた固定体によって支持された構成がある。
【0003】このような従来のエレベーター装置におい
て、巻上機が付勢されて巻上機の駆動綱車が回転し、駆
動綱車に巻掛けられた主索を介して、かご及びつり合お
もりが互いに反対方向に昇降する。また、巻上機を昇降
路内の上部に配置することによって、独立的に設けられ
る機械室を省いて建物におけるエレベーター装置用のス
ペースを節減するようになっている。
て、巻上機が付勢されて巻上機の駆動綱車が回転し、駆
動綱車に巻掛けられた主索を介して、かご及びつり合お
もりが互いに反対方向に昇降する。また、巻上機を昇降
路内の上部に配置することによって、独立的に設けられ
る機械室を省いて建物におけるエレベーター装置用のス
ペースを節減するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成の従
来のエレベーター装置に対して、エレベーターではかご
が建物の最上階に停止した状態で、上方に所定の上昇余
裕を確保する必要がある。この上昇余裕の確保ために通
常の建物においては、一般的に建物における最上階の階
高よりも昇降路の天井下面を高くすることになる。これ
により、エレベーター装置の設置のために建築費が嵩む
という問題点があった。
来のエレベーター装置に対して、エレベーターではかご
が建物の最上階に停止した状態で、上方に所定の上昇余
裕を確保する必要がある。この上昇余裕の確保ために通
常の建物においては、一般的に建物における最上階の階
高よりも昇降路の天井下面を高くすることになる。これ
により、エレベーター装置の設置のために建築費が嵩む
という問題点があった。
【0005】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、昇降路上端部に巻上機を設置し
た構成であって、建物における最上階の階高に対応した
天井高さの昇降路に設置できるエレベーター装置を得る
ことを目的とする。
になされたものであり、昇降路上端部に巻上機を設置し
た構成であって、建物における最上階の階高に対応した
天井高さの昇降路に設置できるエレベーター装置を得る
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ター装置においては、昇降路の所定経路を昇降するかご
及び昇降路の他の所定経路をつり合おもりと、昇降路の
上端部から吊下されて一端がかごに他端はつり合おもり
に連結された主索と、昇降路内の上端部に設けられた固
定部に支持されて主索が巻掛けられ、昇降路の天井面の
一部が上方に突出して形成された凹所に少なくとも一部
が嵌合状態に配置された巻上機装置とが設けられる。
ター装置においては、昇降路の所定経路を昇降するかご
及び昇降路の他の所定経路をつり合おもりと、昇降路の
上端部から吊下されて一端がかごに他端はつり合おもり
に連結された主索と、昇降路内の上端部に設けられた固
定部に支持されて主索が巻掛けられ、昇降路の天井面の
一部が上方に突出して形成された凹所に少なくとも一部
が嵌合状態に配置された巻上機装置とが設けられる。
【0007】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、昇降路に立設されてかごの昇降を案内するか
ごレール及び昇降路に立設されてつり合おもりの昇降を
案内するつり合おもりレールのそれぞれの上端によって
固定部が形成される。
おいては、昇降路に立設されてかごの昇降を案内するか
ごレール及び昇降路に立設されてつり合おもりの昇降を
案内するつり合おもりレールのそれぞれの上端によって
固定部が形成される。
【0008】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、巻上機装置の縁部及び凹所の側面の間に保守
作業用の空所を形成して巻上機装置が配置される。
おいては、巻上機装置の縁部及び凹所の側面の間に保守
作業用の空所を形成して巻上機装置が配置される。
【0009】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、昇降路上端部の壁面に設けられて、通常時は
昇降路の壁面に沿う鉛直姿勢に保持され、作業時に人為
操作によって水平姿勢に保持される作業台が設けられ
る。
おいては、昇降路上端部の壁面に設けられて、通常時は
昇降路の壁面に沿う鉛直姿勢に保持され、作業時に人為
操作によって水平姿勢に保持される作業台が設けられ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図3は、こ
の発明の実施の形態の一例を示す図で、図1はエレベー
ター装置を概念的に示す要部縦断面図、図2は図1の要
部縦断側面図、図3は図1の昇降路天井を削除して示す
拡大平面図である。図において、1は昇降路、2は昇降
路1の天井、3は天井2面の一部を上方に突出させて形
成された凹所、4は昇降路1に複数箇所設けられた乗場
で、乗場出入口5が設けられている。
の発明の実施の形態の一例を示す図で、図1はエレベー
ター装置を概念的に示す要部縦断面図、図2は図1の要
部縦断側面図、図3は図1の昇降路天井を削除して示す
拡大平面図である。図において、1は昇降路、2は昇降
路1の天井、3は天井2面の一部を上方に突出させて形
成された凹所、4は昇降路1に複数箇所設けられた乗場
で、乗場出入口5が設けられている。
【0011】6は昇降路1の所定経路を昇降するかご
で、かご出入口7が設けられている。8は昇降路1に立
設されてかご6の両側に配置されてかご6の昇降を案内
するかごレール、9は昇降路1の他の所定経路を昇降す
るつり合おもり、10は昇降路1に立設されてつり合お
もり9の両側に配置されてつり合おもり9の昇降を案内
するつり合おもりレールである。
で、かご出入口7が設けられている。8は昇降路1に立
設されてかご6の両側に配置されてかご6の昇降を案内
するかごレール、9は昇降路1の他の所定経路を昇降す
るつり合おもり、10は昇降路1に立設されてつり合お
もり9の両側に配置されてつり合おもり9の昇降を案内
するつり合おもりレールである。
【0012】11は昇降路内の上端部に配置された巻上
機装置で、かごレール8及びつり合おもりレール10の
四本のレールの上端によってそれぞれ形成された固定部
12に下面の四偶がそれぞれ支持された支持台13、駆
動綱車14が設けられて支持台13の上面に設置された
巻上機15並びに支持台13に設けられて巻上機15に
隣接して配置されたそらせ車16によって構成されてい
る。
機装置で、かごレール8及びつり合おもりレール10の
四本のレールの上端によってそれぞれ形成された固定部
12に下面の四偶がそれぞれ支持された支持台13、駆
動綱車14が設けられて支持台13の上面に設置された
巻上機15並びに支持台13に設けられて巻上機15に
隣接して配置されたそらせ車16によって構成されてい
る。
【0013】そして、巻上機装置11は巻上機15及び
そらせ車16の少なくとも上部が凹所3に嵌合状態に配
置されている。17は主索で、巻上機15及びそらせ車
16に巻掛けられて、昇降路1の上端部から吊下されて
一端がかご6に、他端はつり合おもり9に連結されてい
る。
そらせ車16の少なくとも上部が凹所3に嵌合状態に配
置されている。17は主索で、巻上機15及びそらせ車
16に巻掛けられて、昇降路1の上端部から吊下されて
一端がかご6に、他端はつり合おもり9に連結されてい
る。
【0014】上記のように構成されたエレベーター装置
において、巻上機15が付勢されて駆動綱車14が回転
して主索17を介してかご6及びつり合おもり9が互い
に反対方向に昇降する。また、巻上機装置11の少なく
とも一部が、昇降路1の天井2面の一部を上方に突出さ
せて形成された凹所3に嵌合状態に配置される。
において、巻上機15が付勢されて駆動綱車14が回転
して主索17を介してかご6及びつり合おもり9が互い
に反対方向に昇降する。また、巻上機装置11の少なく
とも一部が、昇降路1の天井2面の一部を上方に突出さ
せて形成された凹所3に嵌合状態に配置される。
【0015】このため、かご6が停止する建物の最上階
の階高よりも、昇降路1の天井2面の全体を高くするこ
となしに、かご6が最上階に停止したときの上方に所定
の上昇余裕を得ることができる。したがって、エレベー
ター装置の設置のために建築費が嵩むことがなく、エレ
ベーター装置の設置費用を低減することができる。
の階高よりも、昇降路1の天井2面の全体を高くするこ
となしに、かご6が最上階に停止したときの上方に所定
の上昇余裕を得ることができる。したがって、エレベー
ター装置の設置のために建築費が嵩むことがなく、エレ
ベーター装置の設置費用を低減することができる。
【0016】また、巻上機装置11の支持台13の四偶
が、かごレール8及びつり合おもりレール10の四本の
レールの上端からなる固定部12にそれぞれ支持され
る。これにより、通常状態において使用される仕様のレ
ールによって巻上機装置11を容易に支持することがで
きる。したがって、巻上機装置11の支持のために強固
な仕様のレールを使用する必要がなく、エレベーター装
置の費用を節減することができる。
が、かごレール8及びつり合おもりレール10の四本の
レールの上端からなる固定部12にそれぞれ支持され
る。これにより、通常状態において使用される仕様のレ
ールによって巻上機装置11を容易に支持することがで
きる。したがって、巻上機装置11の支持のために強固
な仕様のレールを使用する必要がなく、エレベーター装
置の費用を節減することができる。
【0017】実施の形態2.図4及び図5は、この発明
の他の実施の形態の一例を示す図で、図4はエレベータ
ー装置を概念的に示す要部縦断面図、図5は図4におけ
る保守作業の他の状況を示す図4相当図である。図にお
いて、前述の図1〜図3と同符号は相当部分を示し、3
は天井2面の一部を上方に突出させて形成された凹所
で、側面と巻上機装置11の支持台13の縁部との間に
図4に示す保守作業用の空所Aが形成されている。
の他の実施の形態の一例を示す図で、図4はエレベータ
ー装置を概念的に示す要部縦断面図、図5は図4におけ
る保守作業の他の状況を示す図4相当図である。図にお
いて、前述の図1〜図3と同符号は相当部分を示し、3
は天井2面の一部を上方に突出させて形成された凹所
で、側面と巻上機装置11の支持台13の縁部との間に
図4に示す保守作業用の空所Aが形成されている。
【0018】18は昇降路1上端部の壁面に設けられた
作業台で、通常時は昇降路1の壁面に沿う鉛直姿勢に保
持され、作業時に人為操作によって水平姿勢に保持され
る。19は作業台18に乗って作業する作業員、20は
昇降路1の最上階の乗場4から巻上機装置11の支持台
13に仮設または常設された梯子である。
作業台で、通常時は昇降路1の壁面に沿う鉛直姿勢に保
持され、作業時に人為操作によって水平姿勢に保持され
る。19は作業台18に乗って作業する作業員、20は
昇降路1の最上階の乗場4から巻上機装置11の支持台
13に仮設または常設された梯子である。
【0019】上記のように構成されたエレベーター装置
において、前述の図1〜図3の実施の形態と同様にエレ
ベーター装置が運転され、また昇降路1の天井2面の一
部に設けられた凹所3に、巻上機装置11の上部の少な
くとも一部が凹所3に嵌合状態に配置されて、支持台1
3の四偶がかごレール8等の上端からなる固定部12に
それぞれ支持される。したがって、詳細な説明を省略す
るが図4及び図5の実施の形態においても図1〜図3の
実施の形態と同様な作用が得られる。
において、前述の図1〜図3の実施の形態と同様にエレ
ベーター装置が運転され、また昇降路1の天井2面の一
部に設けられた凹所3に、巻上機装置11の上部の少な
くとも一部が凹所3に嵌合状態に配置されて、支持台1
3の四偶がかごレール8等の上端からなる固定部12に
それぞれ支持される。したがって、詳細な説明を省略す
るが図4及び図5の実施の形態においても図1〜図3の
実施の形態と同様な作用が得られる。
【0020】また、図4及び図5の実施の形態におい
て、天井2面の凹所3側面と支持台13の縁部との間に
保守作業用の空所Aが形成され、また昇降路1上端部の
壁面に折り畳み可能な作業台18が設けられる。そし
て、次に述べるようにしてエレベーター装置の保守作業
が行われる。
て、天井2面の凹所3側面と支持台13の縁部との間に
保守作業用の空所Aが形成され、また昇降路1上端部の
壁面に折り畳み可能な作業台18が設けられる。そし
て、次に述べるようにしてエレベーター装置の保守作業
が行われる。
【0021】すなわち、かご6を下降させて図5に示す
ように昇降路1の最上階の乗場4から支持台13に梯子
20が仮設される。そして、梯子20によって作業員が
昇降路1内に入って作業台18を水平姿勢に突出させ
て、作業台18に作業員が乗り保守作業用の空所Aを介
して、図4又は図5に示す状態で巻上機装置11等の保
守作業が行われる。
ように昇降路1の最上階の乗場4から支持台13に梯子
20が仮設される。そして、梯子20によって作業員が
昇降路1内に入って作業台18を水平姿勢に突出させ
て、作業台18に作業員が乗り保守作業用の空所Aを介
して、図4又は図5に示す状態で巻上機装置11等の保
守作業が行われる。
【0022】そして、図4又は図5に示す構成では、保
守作業用のスペースを確保することができ、容易に作業
することができて保守作業能率を向上することができ
る。また、通常時のエレベーター運転の障害にならな
ず、要時に水平姿勢に配置される作業台18が設けられ
ているので、容易に作業することができて保守作業能率
を向上することができる。なお、この実施の形態2にお
いては、梯子を人為操作によって水平姿勢により保持す
る構成としたが、この梯子を自動機構により操作する機
構としてもよい。
守作業用のスペースを確保することができ、容易に作業
することができて保守作業能率を向上することができ
る。また、通常時のエレベーター運転の障害にならな
ず、要時に水平姿勢に配置される作業台18が設けられ
ているので、容易に作業することができて保守作業能率
を向上することができる。なお、この実施の形態2にお
いては、梯子を人為操作によって水平姿勢により保持す
る構成としたが、この梯子を自動機構により操作する機
構としてもよい。
【0023】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、昇降路
の所定経路を昇降するかご及び昇降路の他の所定経路を
つり合おもりと、昇降路の上端部から吊下されて一端が
かごに他端はつり合おもりに連結された主索と、昇降路
内の上端部に設けられた固定部に支持されて主索が巻掛
けられ、昇降路の天井面の一部が上方に突出して形成さ
れた凹所に少なくとも一部が嵌合状態に配置された巻上
機装置とを設けたものである。
の所定経路を昇降するかご及び昇降路の他の所定経路を
つり合おもりと、昇降路の上端部から吊下されて一端が
かごに他端はつり合おもりに連結された主索と、昇降路
内の上端部に設けられた固定部に支持されて主索が巻掛
けられ、昇降路の天井面の一部が上方に突出して形成さ
れた凹所に少なくとも一部が嵌合状態に配置された巻上
機装置とを設けたものである。
【0024】これによって、巻上機装置の少なくとも一
部が、昇降路の天井面の一部を上方に突出させて形成さ
れた凹所に嵌合状態に配置される。このため、かごが停
止する建物の最上階の階高よりも昇降路の天井面の全体
を高くすることなしに、最上階にかごが停止したときの
上方に所定の上昇余裕を得ることができる。したがっ
て、エレベーター装置の設置のために建築費が嵩むこと
がなく、エレベーター装置の設置費用を低減する効果が
ある。
部が、昇降路の天井面の一部を上方に突出させて形成さ
れた凹所に嵌合状態に配置される。このため、かごが停
止する建物の最上階の階高よりも昇降路の天井面の全体
を高くすることなしに、最上階にかごが停止したときの
上方に所定の上昇余裕を得ることができる。したがっ
て、エレベーター装置の設置のために建築費が嵩むこと
がなく、エレベーター装置の設置費用を低減する効果が
ある。
【0025】また、この発明は以上説明したように、昇
降路に立設されてかごの昇降を案内するかごレール及び
昇降路に立設されてつり合おもりの昇降を案内するつり
合おもりレールのそれぞれの上端によって固定部を形成
したものである。
降路に立設されてかごの昇降を案内するかごレール及び
昇降路に立設されてつり合おもりの昇降を案内するつり
合おもりレールのそれぞれの上端によって固定部を形成
したものである。
【0026】これによって、巻上機装置の少なくとも一
部が、昇降路の天井面の一部を上方に突出させて形成さ
れた凹所に嵌合状態に配置される。このため、かごが停
止する建物の最上階の階高よりも昇降路の天井面の全体
を高くすることなしに、最上階にかごが停止したときの
上方に所定の上昇余裕を得ることができる。したがっ
て、エレベーター装置の設置のために建築費が嵩むこと
がなく、エレベーター装置の設置費用を低減する効果が
ある。また、巻上機装置が、かごレール及びつり合おも
りレールのそれぞれの上端からなる固定部によって支持
される。このため、通常状態において使用される仕様の
レールによって巻上機装置を容易に支持することがで
き、巻上機装置の支持のために強固な仕様のレールを使
用する必要がなく、エレベーター装置の費用を節減する
効果がある。
部が、昇降路の天井面の一部を上方に突出させて形成さ
れた凹所に嵌合状態に配置される。このため、かごが停
止する建物の最上階の階高よりも昇降路の天井面の全体
を高くすることなしに、最上階にかごが停止したときの
上方に所定の上昇余裕を得ることができる。したがっ
て、エレベーター装置の設置のために建築費が嵩むこと
がなく、エレベーター装置の設置費用を低減する効果が
ある。また、巻上機装置が、かごレール及びつり合おも
りレールのそれぞれの上端からなる固定部によって支持
される。このため、通常状態において使用される仕様の
レールによって巻上機装置を容易に支持することがで
き、巻上機装置の支持のために強固な仕様のレールを使
用する必要がなく、エレベーター装置の費用を節減する
効果がある。
【0027】また、この発明は以上説明したように、巻
上機装置の縁部及び凹所の側面の間に保守作業用の空所
を形成して巻上機装置を配置したものである。
上機装置の縁部及び凹所の側面の間に保守作業用の空所
を形成して巻上機装置を配置したものである。
【0028】これによって、巻上機装置の少なくとも一
部が、昇降路の天井面の一部を上方に突出させて形成さ
れた凹所に嵌合状態に配置される。このため、かごが停
止する建物の最上階の階高よりも昇降路の天井面の全体
を高くすることなしに、最上階にかごが停止したときの
上方に所定の上昇余裕を得ることができる。したがっ
て、エレベーター装置の設置のために建築費が嵩むこと
がなく、エレベーター装置の設置費用を低減する効果が
ある。また、巻上機装置の縁部及び凹所の側面の間の空
所によって、保守作業用のスペースを容易に得ることが
でき、容易に作業することができて保守作業能率を向上
する効果がある。
部が、昇降路の天井面の一部を上方に突出させて形成さ
れた凹所に嵌合状態に配置される。このため、かごが停
止する建物の最上階の階高よりも昇降路の天井面の全体
を高くすることなしに、最上階にかごが停止したときの
上方に所定の上昇余裕を得ることができる。したがっ
て、エレベーター装置の設置のために建築費が嵩むこと
がなく、エレベーター装置の設置費用を低減する効果が
ある。また、巻上機装置の縁部及び凹所の側面の間の空
所によって、保守作業用のスペースを容易に得ることが
でき、容易に作業することができて保守作業能率を向上
する効果がある。
【0029】また、この発明は以上説明したように、昇
降路上端部の壁面に設けられて、通常時は昇降路の壁面
に沿う鉛直姿勢に保持され、作業時に人為操作によって
水平姿勢に保持される作業台を設けたものである。
降路上端部の壁面に設けられて、通常時は昇降路の壁面
に沿う鉛直姿勢に保持され、作業時に人為操作によって
水平姿勢に保持される作業台を設けたものである。
【0030】これによって、巻上機装置の少なくとも一
部が、昇降路の天井面の一部を上方に突出させて形成さ
れた凹所に嵌合状態に配置される。このため、かごが停
止する建物の最上階の階高よりも昇降路の天井面の全体
を高くすることなしに、最上階にかごが停止したときの
上方に所定の上昇余裕を得ることができる。したがっ
て、エレベーター装置の設置のために建築費が嵩むこと
がなく、エレベーター装置の設置費用を低減する効果が
ある。また、通常時のエレベーター運転の障害にならな
ず、要時に水平姿勢に配置される作業台が設けられてい
るので、容易に作業することができて保守作業能率を向
上する効果がある。
部が、昇降路の天井面の一部を上方に突出させて形成さ
れた凹所に嵌合状態に配置される。このため、かごが停
止する建物の最上階の階高よりも昇降路の天井面の全体
を高くすることなしに、最上階にかごが停止したときの
上方に所定の上昇余裕を得ることができる。したがっ
て、エレベーター装置の設置のために建築費が嵩むこと
がなく、エレベーター装置の設置費用を低減する効果が
ある。また、通常時のエレベーター運転の障害にならな
ず、要時に水平姿勢に配置される作業台が設けられてい
るので、容易に作業することができて保守作業能率を向
上する効果がある。
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、エレベ
ーター装置を概念的に示す要部縦断面図。
ーター装置を概念的に示す要部縦断面図。
【図2】 図1の要部縦断側面図。
【図3】 図1の昇降路天井を削除して示す拡大平面
図。
図。
【図4】 この発明の実施の形態2を示す図で、エレベ
ーター装置を概念的に示す要部縦断面図。
ーター装置を概念的に示す要部縦断面図。
【図5】 図4における保守作業の他の状況を示す図4
相当図。
相当図。
1 昇降路、2 天井、3 凹所、6 かご、8 かご
レール、9 つり合おもり、10 つり合おもりレー
ル、11 巻上機装置、12 固定部、17 主索、1
8 作業台、A 空所。
レール、9 つり合おもり、10 つり合おもりレー
ル、11 巻上機装置、12 固定部、17 主索、1
8 作業台、A 空所。
Claims (4)
- 【請求項1】 昇降路の所定経路を昇降するかご及び上
記昇降路の他の所定経路を昇降するつり合おもりと、上
記昇降路の上端部から吊下されて一端が上記かごに他端
は上記つり合おもりに連結された主索と、上記昇降路内
の上端部に設けられた固定部に支持されて上記主索が巻
掛けられ、上記昇降路の天井面の一部が上方に突出して
形成された凹所に少なくとも一部が嵌合状態に配置され
た巻上機装置とを備えたエレベーター装置。 - 【請求項2】 固定部を、昇降路に立設されてかごの昇
降を案内するかごレール及び上記昇降路に立設されてつ
り合おもりの昇降を案内するつり合おもりレールのそれ
ぞれの上端の全部又は一部によって形成したことを特徴
とする請求項1記載のエレベーター装置。 - 【請求項3】 巻上機装置を、この巻上機装置の縁部及
び凹所の側面の間に保守作業用の空所を形成して配置し
たことを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか一
つに記載のエレベーター装置。 - 【請求項4】 昇降路上端部の壁面に設けられて、通常
時は昇降路の壁面に沿う鉛直姿勢に保持され、作業時に
水平姿勢に保持される作業台を備えたことを特徴とする
請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載のエレベータ
ー装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP27613799A JP2001097649A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | エレベーター装置 |
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JP27613799A JP2001097649A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | エレベーター装置 |
Publications (1)
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ID=17565304
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JP27613799A Withdrawn JP2001097649A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | エレベーター装置 |
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JP (1) | JP2001097649A (ja) |
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1999
- 1999-09-29 JP JP27613799A patent/JP2001097649A/ja not_active Withdrawn
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A621 | Written request for application examination |
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