JP7197224B2 - 把持工具、および、把持工具の使用方法 - Google Patents

把持工具、および、把持工具の使用方法 Download PDF

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Description

本発明は、把持工具、および、把持工具の使用方法に関する。
把持対象物を把持する把持工具が知られている。
関連する技術として、特許文献1には、間接活線把持工具が開示されている。特許文献1に記載の間接活線把持工具は、把持機構と、絶縁操作棒と、噛合部材と、ロック機構とを備える。把持機構は、固定把持部と可動把持部とを有する。絶縁操作棒は、操作棒本体と、操作棒本体の内側に配置された軸芯側部材とを有する。操作棒本体は、軸芯側部材に対して軸方向に沿ってスライド可能である。
特許文献1に記載の間接活線把持工具では、操作棒本体を把持機構側にスライドさせると、ロック機構が作動する。ロック機構の作動状態では、可動把持部が固定把持部から離れるように絶縁操作棒を回転させることが防止される。操作棒本体を把持機構から離れる方向にスライドさせると、ロック機構のロックが解除される。その結果、可動把持部が固定把持部から離れるように絶縁操作棒を回転させることが可能になる。
特開2015-165739号公報
本発明の目的は、簡易な操作で、ロック状態とロック解除状態とを切り替え可能な把持工具、および、把持工具の使用方法を提供することである。
本発明は、以下に示す、把持工具、および、把持工具の使用方法に関する。
(1)第1把持部を含む第1部材と、
第2把持部を含む第2部材と、
前記第2把持部から前記第1把持部に向かう方向を第1方向と定義し、前記第1方向とは反対の方向を第2方向と定義するとき、前記第1方向に平行な方向に、前記第2把持部を前記第1把持部に対して相対移動させることが可能な操作部材と、
前記操作部材に螺合するとともに、前記第2部材に螺合する第3部材と、
前記第2把持部が前記第1把持部に対して前記第2方向に相対移動することを防ぐロック状態と、前記第2把持部が前記第1把持部に対して前記第2方向に相対移動することを許容するロック解除状態とを切り替えるロック機構と
を具備し、
前記ロック機構は、前記第3部材に設けられた係合部を含む
把持工具。
(2)前記操作部材を第1回転方向に回転させることにより、前記第2把持部の前記第1方向への移動、および、前記ロック解除状態から前記ロック状態への切り替えの両方が実行されるように構成されている
上記(1)に記載の把持工具。
(3)前記操作部材が第2回転方向に所定角度回転されるまでは前記ロック状態が維持され、前記操作部材が前記第2回転方向に所定角度回転以上回転すると、前記ロック状態から前記ロック解除状態への切り替えが行われるように構成されている
上記(1)または(2)に記載の把持工具。
(4)前記第3部材は、
前記第3部材に対する前記操作部材の上限位置を規定する第1面と、
前記第3部材に対する前記操作部材の下限位置を規定する第2面と
を備える
上記(1)乃至(3)のいずれか一つに記載の把持工具。
(5)前記ロック機構は、前記第1部材に設けられた第2係合部を含む
上記(1)乃至(4)のいずれか一つに記載の把持工具。
(6)前記操作部材は、前記ロック機構の状態を、前記ロック状態から前記ロック解除状態に切り替える押圧部を備える
上記(1)乃至(5)のいずれか一つに記載の把持工具。
(7)前記操作部材は、遠隔操作棒が着脱可能に取り付けられる取付部を備える
上記(1)乃至(6)のいずれか一つに記載の把持工具。
(8)把持工具の使用方法であって、
前記把持工具は、
第1把持部を含む第1部材と、
第2把持部を含む第2部材と、
前記第2把持部から前記第1把持部に向かう方向を第1方向と定義し、前記第1方向とは反対の方向を第2方向と定義するとき、前記第1方向に平行な方向に、前記第2把持部を前記第1把持部に対して相対移動させることが可能な操作部材と、
前記操作部材に螺合するとともに、前記第2部材に螺合する第3部材と、
前記第2把持部が前記第1把持部に対して前記第2方向に相対移動することを防ぐロック状態と、前記第2把持部が前記第1把持部に対して前記第2方向に相対移動することを許容するロック解除状態とを切り替えるロック機構と
を具備し、
前記使用方法は、
前記第1把持部と前記第2把持部との間に把持対象物を配置する工程と、
前記操作部材を第1回転方向に回転させることにより、前記第1把持部と前記第2把持部とによって前記把持対象物を把持する把持工程と
を具備し、
前記把持工程は、
前記第3部材と前記第2部材との間の相対回転により、前記第1把持部と前記第2把持部との間の間隔を縮小する間隔縮小工程と、
前記第3部材と前記操作部材との間の相対回転により、前記ロック機構の状態を前記ロック解除状態から前記ロック状態に切り替える第1切替工程と
を含む
把持工具の使用方法。
(9)前記第1把持部および前記第2把持部による前記把持対象物の把持を解除する把持解除工程を更に具備し、
前記把持解除工程は、
前記第3部材と前記操作部材との間の相対回転により、前記ロック機構の状態を前記ロック状態から前記ロック解除状態に切り替える第2切替工程と、
前記第3部材と前記第2部材との間の相対回転により、前記第1把持部と前記第2把持部との間の間隔を拡大する間隔拡大工程と
を含む
上記(8)に記載の把持工具の使用方法。
本発明により、簡易な操作で、ロック状態とロック解除状態とを切り替え可能な把持工具、および、把持工具の使用方法を提供できる。
図1は、第1の実施形態における把持工具を模式的に示す概略縦断面図である。 図2は、第1の実施形態における把持工具を模式的に示す概略側面図である。 図3は、第1の実施形態における把持工具を模式的に示す概略縦断面図である。 図4は、第1の実施形態における把持工具の使用方法の一例を示すフローチャートである。 図5は、把持工具の使用方法の一工程を実行中の状態を模式的に示す概略縦断面図である。 図6は、把持工具の使用方法の一工程を実行中の状態を模式的に示す概略縦断面図である。 図7は、把持工具の使用方法の一工程を実行中の状態を模式的に示す概略縦断面図である。 図8は、把持工具の使用方法の一工程を実行中の状態を模式的に示す概略縦断面図である。 図9は、把持工具の使用方法の一工程を実行中の状態を模式的に示す概略縦断面図である。 図10は、第2の実施形態における把持工具を模式的に示す概略背面図である。 図11は、図10のA-A矢視断面図である。
以下、図面を参照しつつ、実施形態における把持工具1、および、把持工具の使用方法について、詳しく説明する。なお、本明細書において、同種の機能を有する部材には、同一または類似の符号が付されている。そして、同一または類似の符号の付された部材について、繰り返しとなる説明が省略される場合がある。
(方向の定義)
本明細書において、第2把持部21(より具体的には、第2把持面21a)から第1把持部11(より具体的には、第1把持面11a)に向かう方向を第1方向DR1と定義し、第1方向DR1とは反対の方向を第2方向DR2と定義する。
(第1の実施形態)
図1乃至図3を参照して、第1の実施形態における把持工具1Aについて説明する。図1および図3は、第1の実施形態における把持工具1Aを模式的に示す概略縦断面図である。図2は、第1の実施形態における把持工具1Aを模式的に示す概略側面図である。
把持工具1Aは、第1部材10と、第2部材20と、第3部材30と、操作部材40と、ロック機構Mとを具備する。
図1に記載の例では、第1部材10は、第1把持部11を含む。また、図1に記載の例では、第1部材10は、把持対象物を受け入れる開口OPを備えた構造部材である。図1および図2に記載の例では、第1部材10は、側面視で、略C字形状を有する部材であるが、第1部材10の形状は、図1および図2に記載の例に限定されない。なお、第1部材10は、1つの部品によって構成されてもよいし、複数の部品のアセンブリによって構成されてもよい。
図1に記載の例では、第1把持部11は、把持対象物に接触する第1把持面11aを有する。第1把持面11aは、例えば、湾曲面である。
図1に記載の例では、第2部材20は、第2把持部21を含む。第2部材20は、第1部材10に対して相対移動可能な部材である。図1に記載の例では、第2部材20は、第2把持部21に加えて、ネジ棒23を備える。図1に記載の例では、ネジ棒23は、その外周面に雄ネジ部23mを有する。図1に記載の例では、第2部材20は、第2把持部21を構成する部品と、ネジ棒23を構成する部品とのアセンブリによって構成されている。代替的に、第2部材20は、1つの部品によって構成されてもよいし、3つ以上の部品のアセンブリによって構成されてもよい。
図1に記載の例では、第2把持部21は、把持対象物に接触する第2把持面21aを有する。第2把持面21aは、例えば、湾曲面である。
操作部材40は、第1方向DR1に平行な方向に、第2把持部21を第1把持部11に対して相対移動させる部材である。
操作部材40が操作されると、第1把持部11(より具体的には、第1把持面11a)と、第2把持部21(より具体的には、第2把持面21a)との間の間隔が変化する。図1に記載の例では、操作部材40が第1回転方向R1に回転されると、第2把持部21が第1把持部11に近づく方向に移動する。他方、操作部材40が第1回転方向R1とは反対の第2回転方向R2に回転されると、第2把持部21が第1把持部11から離れる方向に移動する。
図1に記載の例では、第3部材30は、操作部材40に螺合するとともに、第2部材20に螺合する。より具体的には、第3部材30は、操作部材40の雌ネジ部43fに螺合する雄ネジ部33mを備える。また、第3部材30は、第2部材20の雄ネジ部23mに螺合する雌ネジ部33fを備える。
図1に記載の例では、第3部材30は、操作部材40に螺合するとともに、第2部材20に螺合している。このため、操作部材40が第3部材30に対して相対回転すると、操作部材40は、第3部材30の長手軸方向に沿って、第3部材30に対して相対移動する。他方、操作部材40が第3部材30と共に、第2部材20に対して相対回転すると、第2部材20は、第3部材30の長手軸方向に沿って、第3部材30に対して相対移動する。
図1に記載の例では、第3部材30は、第1部材10に対して、第1方向DR1に平行な方向に相対移動することができない。このため、第3部材30を基準として見た場合、操作部材40が第3部材30に対して相対回転すると、操作部材40は、第1方向DR1に平行な方向に移動することとなる。また、第3部材30を基準として見た場合、操作部材40が第3部材30と共に、第2部材20に対して相対回転すると、第2部材20は、第1方向DR1に平行な方向に移動することとなる。
ロック機構Mは、第2把持部21が第1把持部11に対して第2方向DR2に相対移動することを防ぐロック状態と、第2把持部21が第1把持部11に対して第2方向DR2に相対移動することを許容するロック解除状態とを切り替える機構である。なお、ロック状態は、実質的に、第1把持部11と第2把持部21との間の間隔を広げることができない状態を意味する。よって、ロック機構Mがロック状態である場合、把持対象物が把持工具1Aから脱落しない。他方、ロック解除状態は、第1把持部11と第2把持部21との間の間隔を広げることができる状態を意味する。
ロック機構Mは、上述の第3部材30に設けられた係合部35を含む。係合部35が第3部材30以外の部材(例えば、第2係合部15)と係合することにより、ロック機構Mがロック状態となる。なお、ロック状態では、第2把持部21が第1把持部11に対して第2方向DR2に相対移動することは防止されているが、第2把持部21が第1把持部11に対して第1方向DR1に相対移動することは許容されてもよい。代替的に、ロック状態において、第2把持部21が第1把持部11に対して第2方向DR2に相対移動することが防止されるのに加えて、第2把持部21が第1把持部11に対して第1方向DR1に相対移動することが防止されてもよい。
図1に記載の例では、操作部材40が、第3部材30の長手軸方向(換言すれば、第1方向DR1に平行な方向)に、第3部材30に対して相対移動することにより、ロック状態とロック解除状態との切り替えが行われる。詳細については後述される。また、図1に記載の例では、第2部材20が、第3部材30の長手軸方向(換言すれば、第1方向DR1に平行な方向)に、第3部材30に対して相対移動することにより、第1把持部11と第2把持部21との間の間隔が変化する。
第1の実施形態における把持工具1Aでは、第3部材30が、操作部材40に螺合するとともに、第2部材20に螺合している。このため、操作部材40を回転させるだけで、上述のロック状態とロック解除状態との切り替えを行うことができ、かつ、第1把持部11と第2把持部21との間の間隔を変化させることができる。よって、第1の実施形態における把持工具1Aでは、簡易な操作で、ロック状態とロック解除状態とを切り替えることができる。
第1把持部11と第2把持部21との間に把持対象物を配置した後、操作部材40を第1回転方向R1に回転させることを想定する。操作部材40を第1回転方向R1に回転させると、操作部材40が第3部材30と共に、第1回転方向R1に回転する。その結果、第3部材30に螺合する第2部材20が第1方向DR1に移動する。こうして、第1把持部11と第2把持部21とによって把持対象物が把持される。
第1把持部11と第2把持部21とによって把持対象物が把持された後に、更に操作部材40を第1回転方向R1に回転させることを想定する。この場合、第2部材20の移動が制限されるため、第3部材30に対して第2部材20が相対回転する代わりに、第3部材30に対して操作部材40が相対回転する。換言すれば、第1把持部11と第2把持部21とによって把持対象物が把持された後に、更に操作部材40を第1回転方向R1に回転させると、操作部材40が第3部材30に対して相対回転し、操作部材40が第2方向DR2に移動する。その結果、図1に例示されるように、操作部材40に設けられた押圧部46が、退避位置に移動し、ロック機構Mが、ロック解除状態からロック状態(係合部35が第2係合部15等の他の部材と係合した状態)になる。
上述のとおり、図1に記載の例では、操作部材40を第1回転方向R1に回転させることにより、第2把持部21の第1方向DR1への移動、および、ロック解除状態から前記ロック状態への切り替えの両方が実行されるように構成されている。このため、操作部材40を第1回転方向R1に回転させるだけで、把持対象物の把持と、ロック状態への切り替えとを実行することができる。
続いて、第1把持部11と第2把持部21とによって把持対象物が把持された後、操作部材40を第2回転方向R2に回転させることを想定する。なお、第2回転方向R2は、第1回転方向R1とは反対の方向である。
操作部材40を第2回転方向R2に回転させると、操作部材40が第3部材30に対して相対回転し、操作部材40が第1方向DR1に移動する。その結果、図3に例示されるように、操作部材40に設けられた押圧部46が、進出位置に移動し、ロック機構Mが、ロック状態からロック解除状態(係合部35と第2係合部15等の他の部材との間の係合が解除された状態)になる。
なお、図3に記載の例では、操作部材40が第2回転方向R2に所定角度(例えば、所定角度は、360度以上1080度以下の任意の角度である。)回転するまではロック状態が維持される。そして、操作部材40が第2回転方向R2に所定角度以上回転すると、ロック状態からロック解除状態への切り替えが行われる。この場合、作業者が、誤って操作部材40を第2回転方向R2に回転させた場合であっても、直ちにロックが解除されることがない。よって、作業者および/または作業者の周囲にいる者の安全が確保される。
ロック機構Mが、ロック状態からロック解除状態になった後、更に操作部材40を第2回転方向R2に回転させることを想定する。操作部材40を第2回転方向R2に回転させると、操作部材40が第3部材30と共に、第2回転方向R2に回転する。その結果、第3部材30に螺合する第2部材20が第2方向DR2に移動する。こうして、第1把持部11および第2把持部21による把持対象物の把持が解除される。
上述のとおり、図3に記載の例では、操作部材40を第2回転方向R2に所定角度以上回転させることにより、ロック状態からロック解除状態への切り替え、および、第1把持部11および第2把持部21による把持対象物の把持解除の両方が実行される。このため、操作部材40を第2回転方向R2に回転させるだけで、ロック解除状態への切り替えと、把持対象物の把持解除とを実行することができる。
(第2部材20、第3部材30、および、操作部材40の一例)
図1を参照して、第2部材20、第3部材30、および、操作部材40の一例についてより詳細に説明する。
第2部材20は、ネジ棒23を備える。なお、本明細書において、「ネジ棒」とは、内周面または外周面にネジ部が形成された棒状部分を備えた部材を意味する。換言すれば、ネジ棒は、外周面に雄ネジ部が形成された雄ネジ棒であってもよいし、内周面に雌ネジ部が形成された雌ネジ棒であってもよい。
図1に記載の例では、第2部材20は、第1部材10に対する第2部材20の相対回転を防止する回り止め部210を有する。このため、第3部材30が第1部材10に対して相対回転する際に、第2部材20が第1部材10に対して相対回転することが防止される。
第3部材30は、第2部材20(より具体的には、ネジ棒23)に螺合する第1ネジ部(33f)を備える。このため、第3部材30が、第2部材20に対して第1回転方向R1に相対回転すると、第2部材20の第2把持部21は、第1把持部11に向かう方向(換言すれば、第1方向DR1)に移動する。また、第3部材30が、第2部材20に対して第2回転方向R2に相対回転すると、第2部材20の第2把持部21は、第1把持部11から離れる方向(換言すれば、第2方向DR2)に移動する。なお、図1に記載の例では、第1ネジ部(33f)は、雌ネジ部である。代替的に、第1ネジ部は、雄ネジ部であってもよい。
第3部材30は、操作部材40に螺合する第2ネジ部(33m)を備える。このため、操作部材40が、第3部材30に対して第1回転方向R1に相対回転すると、操作部材40は第1把持部11から離れる方向(換言すれば、第2方向DR2)に移動する。また、操作部材40が、第3部材30に対して第2回転方向R2に相対回転すると、操作部材40は第1把持部11に近づく方向(換言すれば、第1方向DR1)に移動する。なお、図1に記載の例では、第2ネジ部(33m)は、雄ネジ部である。代替的に、第2ネジ部は、雌ネジ部であってもよい。なお、第3部材30の第2ネジ部(33m)は、第3部材30の第1ネジ部(33f)とは同方向のネジであることが好ましい。換言すれば、第3部材30の第1ネジ部(33f)が左ネジである場合、第3部材30の第2ネジ部(33m)は左ネジであることが好ましく、第3部材30の第1ネジ部(33f)が右ネジである場合、第3部材30の第2ネジ部(33m)は右ネジであることが好ましい。第3部材30の第1ネジ部(33f)および第3部材30の第2ネジ部(33m)が左ネジの場合、操作部材40を第1回転方向R1に回転すると、第2部材20が第1方向DR1に移動する。逆に、第3部材30の第1ネジ部(33f)および第3部材30の第2ネジ部(33m)が右ネジの場合、操作部材40を第1回転方向R1に回転すると、第2部材20が第2方向DR2に移動する。
なお、図1に記載の例では、操作部材40が操作されるとき、操作部材40のネジ部(43f)と第3部材30の第2ネジ部(33m)との間の摩擦力は、第3部材30の第1ネジ部(33f)と第2部材20のネジ部(23m)との間の摩擦力よりも大きいが、代替的に、前者の摩擦力が後者の摩擦力より小さくても構わない。詳細は後述されるが、図1に記載の例では、操作部材40が第1回転方向R1に操作されると、第2把持部21が把持対象物Wに当接するまでは、(摩擦力がより小さい方の)、第3部材30の第1ネジ部(33f)と第2部材20のネジ部(23m)との間の相対移動により、ネジ棒23が把持対象物Wに向かう方向に進出する。第2把持部21が把持対象物Wに当接した後、更に操作部材40が第1回転方向R1に操作されると、(摩擦力がより大きい方の)、操作部材40のネジ部(43f)と第3部材30の第2ネジ部(33m)との間の相対移動により、操作部材40が把持対象物Wから遠ざかる方向に移動する。操作部材40が第3部材30の第2面32に当接した後、更に操作部材40が第1回転方向R1に操作されると、再び、ネジ棒23が把持対象物Wに向かう方向に進出する。その結果、把持対象物Wが、操作部材40が捻回される力に応じた押圧力によって、第2把持部21と第1把持部11とによって強力に把持される。
図1に記載の例では、第3部材30は、第3部材30の中心軸まわりに第1部材10に対して相対回転可能なように、第1部材10に取り付けられている。また、第3部材30は、第1方向DR1に平行な方向に第1部材10に対して相対移動不能なように、第1部材10に取り付けられている。
図1に記載の例では、第3部材30は、上述の係合部35を備える。図2に記載の例では、係合部35は、環状に配置された複数の歯35a(より具体的には、ラチェット歯)を含む。
図1に記載の例では、第3部材30は、第3部材30に対する操作部材40の上限位置を規定する第1面31と、第3部材30に対する操作部材40の下限位置を規定する第2面32とを備える。この場合、操作部材40は、第1面31によって規定される上限位置と第2面32によって規定される下限位置との間の範囲内で、第3部材30に対して上下動可能となる。なお、図1に記載の例では、第2把持部21(より具体的には、第2把持面21a)から第1把持部11(より具体的には、第1把持面11a)に向かう方向が上方向とみなされる。代替的に、第1把持部11(より具体的には、第1把持面11a)から第2把持部21(より具体的には、第2把持面21a)に向かう方向が上方向とみなされてもよい。
図1に記載の例では、第3部材30は、第2部材20の外側に配置される筒状の部材である。図1に記載の例では、第3部材30は、両端が開放された筒状の部材であるが、第3部材30は、一端が閉鎖された有底筒状の部材であってもよい。なお、第3部材30の形状は筒状に限定されない。また、第3部材30は、1つの部品によって構成されてもよいし、複数の部品のアセンブリによって構成されてもよい。
操作部材40は、第3部材30に螺合するネジ部(43f)を備える。図1に記載の例では、当該ネジ部(43f)は、雌ネジ部であるが、当該ネジ部(43f)は、雄ネジ部であってもよい。
図1に記載の例では、操作部材40は、上述の第1面31に接触可能な第3面44を備える。当該第3面44が第1面31に接触する位置が、操作部材40の上限位置である。また、操作部材40は、上述の第2面32に接触可能な第4面45を備える。当該第4面45が第2面32に接触する位置が、操作部材40の下限位置である。
図1に記載の例では、操作部材40は、ロック機構Mの状態を、ロック状態からロック解除状態に切り替える押圧部46を備える。図1に記載の例では、押圧部46は、操作部材40の第1方向DR1側の端部に設けられている。押圧部46は、例えば、環状の突出部である。
図1に記載の例では、操作部材40は、第3部材30の外側に配置される筒状の部材である。図1に記載の例では、操作部材40は、両端が開放された筒状の部材である。なお、操作部材40の形状は筒状に限定されない。また、操作部材40は、1つの部品によって構成されてもよいし、複数の部品のアセンブリによって構成されてもよい。
図1に記載の例では、操作部材40が第1回転方向R1に回転されると、操作部材40が、第3部材30に対して第1回転方向R1に相対回転するか、あるいは、操作部材40が第3部材30とともに、第2部材20に対して第1回転方向R1に相対回転する。操作部材40が、第3部材30に対して第1回転方向R1に相対回転すると、操作部材40は、第3部材30を基準として、第2方向DR2に移動する。他方、操作部材40が第3部材30とともに、第2部材20に対して第1回転方向R1に相対回転すると、第2部材20は、第3部材30を基準として、第1方向DR1に移動する。
また、図1に記載の例では、操作部材40が第2回転方向R2に回転されると、操作部材40が、第3部材30に対して第2回転方向R2に相対回転するか、あるいは、操作部材40が第3部材30とともに、第2部材20に対して第2回転方向R2に相対回転する。操作部材40が、第3部材30に対して第2回転方向R2に相対回転すると、操作部材40は、第3部材30を基準として、第1方向DR1に移動する。他方、操作部材40が第3部材30とともに、第2部材20に対して第2回転方向R2に相対回転すると、第2部材20は、第3部材30を基準として、第2方向DR2に移動する。
図3に示されるように、操作部材40が、第3部材30に対する相対上限位置にあるときに、操作部材40を第1回転方向R1に回転させることを想定する。この場合、操作部材40を回転させる回転力が第3部材30に伝達され、第3部材30は操作部材40とともに第1回転方向R1に回転する。また、第3部材30が第1回転方向R1に回転すると、第2把持部21を備えた第2部材20が第1方向DR1に移動する。よって、図3に記載の例では、操作部材40を第1回転方向R1に回転させることにより、第2把持部21を第1方向DR1に移動させることができる。
なお、操作部材40を回転させる回転力の第3部材30への伝達は、操作部材40と第3部材30との間の摩擦によって行われてもよいし、操作部材40と第3部材30との間の係合によって行われてもよい。図3に記載の例では、操作部材40を回転させる回転力の第3部材30への伝達は、操作部材40の第3面44と第3部材30の第1面31との間の摩擦によって行われる。
図1に示されるように、操作部材40が、第3部材30に対する相対上限位置と第3部材30に対する相対下限位置との間の位置にあるときに、操作部材40を第1回転方向R1に回転させることを想定する。この場合、操作部材40は、第3部材30に対して第1回転方向R1に相対回転する。操作部材40が第3部材30に対して第1回転方向R1に相対回転すると、操作部材40は、第3部材30に対して第2方向DR2に移動する。当該移動により、ロック機構Mの状態が、ロック解除状態からロック状態に切り替えられる。
(ロック機構Mの一例)
図2を参照して、ロック機構Mの一例について説明する。
図2に記載の例では、ロック機構Mは、第3部材30に設けられた係合部35と、第1部材10に設けられた第2係合部15とを含む。図2に記載の例では、係合部35は、環状に配置された複数の歯35aを含み、第2係合部15は、複数の歯35aのうちの何れかに係合可能な突出部15a(より具体的には、爪部)を含む。図2に記載の例では、係合部35が複数の歯35aを備え、第2係合部15が少なくとも1つの突出部15aを備える。代替的に、係合部35が少なくとも1つの突出部を備え、第2係合部15が複数の歯を備えるようにしてもよい。更に代替的に、係合部35および第2係合部15の各々が、複数の歯を備えるようにしてもよい。
図2に記載の例では、係合部35と第2係合部15とが係合した状態で、第3部材30は、第1部材10に対して第2回転方向R2に相対回転することができない。また、第3部材30を第2回転方向R2に回転させることができないため、第2把持部21を有する第2部材20を第2方向DR2に移動させることもできない。以上のとおり、係合部35と第2係合部15とが係合した状態にあるときには(換言すれば、ロック機構Mがロック状態にあるときには)、第3部材30は第2回転方向R2に回転できず、把持対象物の把持を解除する方向(換言すれば、第2方向DR2)に、第2把持部21を移動させることもできない。
他方、図2に記載の例では、係合部35と第2係合部15とが係合した状態で、第3部材30は、第1部材10に対して第1回転方向R1に相対回転することができる。第3部材30を第1部材10に対して第1回転方向R1に相対回転すると、第2係合部15が、係合部35の少なくとも1つの歯35aを乗り越える。第2係合部15が、係合部35の少なくとも1つの歯35aを乗り越えた後、第2係合部15は、係合部35の他の歯と係合することとなる。代替的に、係合部35および/または第2係合部15の形状を設計変更することにより、係合部35と第2係合部15とが係合した状態では、第3部材30が、第1部材10に対して、第1回転方向R1および第2回転方向R2の両方向に、相対回転することができないようにしてもよい。
図3に記載の例では、ロック機構Mは、第2係合部15(より具体的には、第2係合部15を有する係合部材K2)を、係合部35に向けて付勢する付勢部材16を有する。このため、操作部材40の押圧部46が、第2係合部15(より具体的には、第2係合部15を有する係合部材K2)を押圧していない状態では、ロック機構Mは、自動的にロック状態(換言すれば、係合部35と第2係合部15とが係合した状態)となる。他方、押圧部46が、付勢部材16の付勢力に抗して第2係合部15を押圧すると、ロック機構Mの状態が、ロック状態からロック解除状態に切り替えられる。
(把持工具の使用方法)
図4乃至図9を参照して、第1の実施形態における把持工具の使用方法の一例について説明する。図4は、第1の実施形態における把持工具の使用方法の一例を示すフローチャートである。図5乃至図9は、把持工具の使用方法の一工程を実行中の状態を模式的に示す概略縦断面図である。
図5に示されるように、第1ステップST1において、第1把持部11と第2把持部21との間に、把持対象物Wが配置される。第1ステップST1は、例えば、把持対象物Wを、開口OPを介して、第1把持部11と第2把持部21との間の空間に移動させることにより実行される。把持対象物Wは、例えば、電線等の線材、または、掴線器等の工具である。なお、把持対象物は、線材、工具に限定されない。
第2ステップST2において、第1把持部11と第2把持部21とによって把持対象物Wが把持される。第2ステップST2は、把持対象物を把持する把持工程である。第2ステップST2(把持工程)は、操作部材40を第1回転方向R1に回転させることにより実行される。
第2ステップST2(把持工程)は、第3部材30と第2部材20との間の相対回転により、第1把持部11と第2把持部21との間の間隔を縮小する間隔縮小工程と、第3部材30と操作部材40との間の相対回転により、ロック機構Mをロック解除状態からロック状態に切り替える第1切替工程と、を含む。
間隔縮小工程では、第3部材30と第2部材20との間の相対回転により、第3部材30に螺合する第2部材20が、第1方向DR1に移動する。こうして、第2部材20に設けられた第2把持部21と第1把持部11との間の間隔が縮小する。なお、間隔縮小工程では、操作部材40を回転させる回転力が第3部材30に伝達され、第3部材30が操作部材40とともに第1回転方向R1に回転する。当該回転力の伝達は、操作部材40の位置が、第3部材30に対する相対上限位置にある状態で実行される。より具体的には、第3部材30の第1面31と操作部材40の第3面44との間の接触によって、上述の回転力が操作部材40から第3部材30に伝達される。
間隔縮小工程の実行により、第1把持部11と第2把持部21とによって把持対象物Wが把持される(図6を参照。)。第1把持部11と第2把持部21とによって把持対象物Wが把持されると、第2把持部21を含む第2部材20は、第1把持部11に対して、実質的に相対移動することができなくなる。その結果、第1回転方向R1に第3部材30が回転することができなくなる。第3部材30が回転できなくなると、操作部材40を回転させる回転力は第3部材30に伝達されず、操作部材40は第3部材30に対して相対回転する。
間隔縮小工程の実行後、操作部材40を更に第1回転方向R1に回転させることにより、第1切替工程が実行される。第1切替工程では、第3部材30と操作部材40との間の相対回転により、操作部材40が第2方向DR2(より具体的には、進出位置(図6を参照。)から退避位置(図7を参照。)に向かう方向)に移動する。操作部材40が第2方向DR2に移動することにより、操作部材40の押圧部46が、第1部材10に設けられた第2係合部15から離間する。押圧部46が第2係合部15から離間すると、付勢部材16によって係合部35に向かう方向に付勢された第2係合部15が、係合部35と係合する。こうして、ロック機構Mが、ロック解除状態からロック状態に切り替えられる。
なお、第1切替工程では、第3部材30に対する操作部材40の相対位置が、相対上限位置から相対下限位置に移動することが好ましい。操作部材40の位置が、相対上限位置から相対下限位置に移動することにより、ロック機構Mが、ロック解除状態からロック状態に確実に切り替えられる。
第1の実施形態における把持工具の使用方法では、操作部材40を第1回転方向R1に回転させるだけで、第1把持部11と第2把持部21との間の間隔を縮小する間隔縮小工程と、ロック機構Mをロック解除状態からロック状態に切り替える第1切替工程とが、連続的に実行される。よって、第1の実施形態では、簡易な操作で、ロック状態とロック解除状態とを切り替え可能な把持工具の使用方法が提供される。
なお、把持工程(第2ステップST2)は、上述の間隔縮小工程、および、上述の第1切替工程に加えて、第2の間隔縮小工程を含んでいてもよい。第2の間隔縮小工程は、第1把持部11と第2把持部21との間の間隔を更に小さくする工程である。第2の間隔縮小工程は、増し締め工程であるということもできる。第2の間隔縮小工程は、第1切替工程の実行後、換言すれば、第3部材30に対する操作部材40の相対位置が相対下限位置に移動した後、操作部材40を更に第1回転方向R1に回転させることにより実行される。
第2の間隔縮小工程の実行中、操作部材40は相対下限位置にある。このため、操作部材40は、第3部材30に対して、第1回転方向R1に相対回転することができない。この場合、操作部材40を第1回転方向R1に回転させると、上述の間隔縮小工程と同様に、操作部材40および第3部材30は、第2部材20に対して、第1回転方向R1に相対回転することとなる。
第3部材30が、第2部材20に対して、第1回転方向R1に相対回転すると、第3部材30の係合部35は、第2係合部15を乗り越えて移動する。その結果、第2部材20は、第3部材30の長手軸方向に沿って、第1方向DR1に移動する。こうして、第1把持部11と第2部材20に設けられた第2把持部21との間の間隔が更に小さくなる。
なお、第2の間隔縮小工程では、操作部材40を回転させる回転力が第3部材30に伝達され、第3部材30が操作部材40とともに第1回転方向R1に回転する。当該回転力の伝達は、操作部材40の位置が、第3部材30に対する相対下限位置にある状態で実行される。より具体的には、第3部材30の第2面32と操作部材40の第4面45との間の接触によって、上述の回転力が操作部材40から第3部材30に伝達される。
(把持解除工程)
続いて、第1把持部11および第2把持部21による把持対象物Wの把持を解除する把持解除工程(換言すれば、第3ステップST3)について説明する。
第3ステップST3(把持解除工程)では、操作部材40を第2回転方向R2に回転させることにより、第1把持部11および第2把持部21による把持対象物Wの把持が解除される。
第3ステップST3(把持解除工程)は、第3部材30と操作部材40との間の相対回転により、ロック機構Mをロック状態からロック解除状態に切り替える第2切替工程と、第3部材30と第2部材20との間の相対回転により、第1把持部11と第2把持部21との間の間隔を拡大する間隔拡大工程と、を含む。
第2切替工程では、第3部材30と操作部材40との間の相対回転により、操作部材40が第1方向DR1(より具体的には、退避位置(図7を参照。)から進出位置(図8を参照。)に向かう方向)に移動する。操作部材40が第1方向DR1に移動することにより、操作部材40の押圧部46が、第1部材10に設けられた第2係合部15を押圧する。押圧部46が第2係合部15を押圧すると、係合部35と第2係合部15との間の係合が解除される。こうして、ロック機構Mが、ロック状態からロック解除状態に切り替えられる。
なお、第2切替工程では、第3部材30に対する操作部材40の相対位置が、相対下限位置から相対上限位置に移動することが好ましい。操作部材40の位置が、相対下限位置から相対上限位置に移動することにより、ロック機構Mが、ロック状態からロック解除状態に確実に切り替えられる。
第2切替工程の実行後、操作部材40を更に第2回転方向R2に回転させることにより、間隔拡大工程が実行される。間隔拡大工程では、第3部材30と第2部材20との間の相対回転により、第3部材30に螺合する第2部材20が、第2方向DR2に移動する。こうして、第2部材20に設けられた第2把持部21と第1把持部11との間の間隔が拡大する。なお、間隔拡大工程では、操作部材40を回転させる回転力が第3部材30に伝達され、第3部材30が操作部材40とともに第2回転方向R2に回転する。当該回転力の伝達は、操作部材40の位置が、第3部材30に対する相対上限位置にある状態で実行される。より具体的には、第3部材30の第1面31と操作部材40の第3面44との間の接触によって、上述の回転力が操作部材40から第3部材30に伝達される。
間隔拡大工程の実行により、第1把持部11および第2把持部21による把持対象物Wの把持が解除される(図9を参照。)。
第1の実施形態における把持工具の使用方法では、操作部材40を第2回転方向R2に回転させるだけで、ロック機構Mの状態をロック状態からロック解除状態に切り替える第2切替工程と、第1把持部11と第2把持部21との間の間隔を拡大する間隔拡大工程とが、連続的に実行される。よって、第1の実施形態では、簡易な操作で、ロック状態とロック解除状態とを切り替え可能な把持工具の使用方法が提供される。
(第2の実施形態)
図10および図11を参照して、第2の実施形態における把持工具1Bについて説明する。図10は、第2の実施形態における把持工具1Bを模式的に示す概略背面図である。図11は、図10のA-A矢視断面図である。
第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる点を中心に説明し、第1の実施形態において説明済みの事項についての繰り返しとなる説明は省略する。よって、第2の実施形態において明示的に説明されなかったとしても、第2の実施形態において、第1の実施形態で説明済みの事項を採用可能であることは言うまでもない。
第2の実施形態における把持工具1Bは、第1部材10、第2部材20、第3部材30、操作部材40、および、ロック機構Mを含む。第1部材10、第2部材20、第3部材30、操作部材40、および、ロック機構Mについては、第1の実施形態において説明済みである。よって、第1部材10、第2部材20、第3部材30、操作部材40、および、ロック機構Mについて、繰り返しとなる説明は省略する。
(第1部材10)
図11に記載の例では、第1部材10は、係合部材K2を受容する凹部17を備える。また、第1部材10は、凹部17に連通する長孔18を有する。上記凹部17には、第3部材30の係合部35と係合可能な係合部材K2が挿入される。また、長孔18には、係合部材K2に取り付けられる第1ピン部材P1が挿入される。第1ピン部材P1は、係合部材K2が、凹部17から脱落するのを防止する抜け止め部材として機能する。
図11に記載の例では、付勢部材16および係合部材K2が、凹部17に挿入された後、係合部材K2に第1ピン部材P1が取り付けられる。凹部17に配置された係合部材K2は、付勢部材16の付勢力によって、一部分が凹部17外に突出する。そして、当該突出した一部分が、第3部材30の係合部35と係合可能な第2係合部15として機能する。
(第2部材20)
図11に記載の例では、第2部材20は、第2把持部21(および、回り止め部210)を含む部品と、ネジ棒23を含む部品とのアセンブリによって構成されている。なお、回り止め部210は、第1部材10と係合することによって、第2部材20が第1部材10に対して相対回転することを防止する。
(第3部材30)
第3部材30は、第1筒状部材36と、係合部35を備えた係合部材K1とを含む。第3部材30は、抜け止め部材37、第1固定部材F1、ストッパ部材38のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。
図11に記載の例では、第1筒状部材36は、第2部材20のネジ棒23に螺合する第1ネジ部(33f)と、操作部材40に螺合する第2ネジ部(33m)とを含む。なお、第1ネジ部が形成された部品と、第2ネジ部が形成された部品とを組み合わせることにより第1筒状部材36が形成されてもよい。図11に記載の例では、第1ネジ部(33f)は、第1筒状部材36の内周面に形成された雌ネジ部であり、第2ネジ部(33m)は、第1筒状部材36の外周面に形成された雄ネジ部である。
図11に記載の例では、第1筒状部材36は、第1部材10に取り付けられている。より具体的には、第1部材10に形成された貫通孔10hに第1筒状部材36を挿入し、その後、当該第1筒状部材36に抜け止め部材37を装着することにより、第1筒状部材36が、第1部材10に取り付けられる。なお、第1筒状部材36に対する抜け止め部材37の固定は、第1固定部材F1によって行われる。抜け止め部材37は、第1筒状部材36の外周面に形成されたネジ部に螺合するナットによって構成されていてもよい。この場合、ネジ棒23に対する抜け止め部材37の相対位置が調整された後、当該抜け止め部材37が、第1固定部材F1を介して、第1筒状部材36に固定される。
図11に記載の例では、係合部材K1は、係合部35を有する環状の部材である。係合部材K1の第1方向DR1側の端部には、係合部35が形成されている。係合部材K1は、固定部材(より具体的には、第2固定部材F2)を介して、第1筒状部材36に取り付けられる。図11に記載の例では、第1筒状部材36と係合部材K1とは相対回転不能である。代替的に、係合部材K1は、第1筒状部材36に対して所定角度だけ相対回転可能なように、第1筒状部材36に取り付けられてもよい。
係合部材K1は、操作部材40の上限位置を規定する第1面31を含んでいてもよい。図11に記載の例では、係合部材K1は、肩部Ksを備え、当該肩部Ksの下面が、操作部材40の上限位置を規定する第1面31として機能する。
図11に記載の例では、第3部材30は、ストッパ部材38を備える。ストッパ部材38は、操作部材40の下限位置を規定する第2面32を含む。図11に記載の例では、第1筒状部材36の外周面には、ストッパ部材38の一部を受容する凹部36g(例えば、環状凹部)が形成されている。当該凹部36gにストッパ部材38が装着されることにより、第1筒状部材36とストッパ部材38とが一体化される。なお、ストッパ部材38は、例えば、平面視で、略C字形状を有する部材である。
図11に記載の例では、係合部材K1の第1面31と、ストッパ部材38の第2面32とによって、操作部材40の可動範囲が規定される。
図11に記載の例では、第1部材10と、第3部材30との間に環状のカラー部材39が配置されている。
(操作部材40)
図10および図11に記載の例では、操作部材40は、遠隔操作棒を着脱可能に取り付ける取付部47(より具体的には、溝部)を含む。操作部材40が取付部47を備えることにより、遠隔操作棒を用いて、操作部材40を操作すること(より具体的には、第1回転方向R1および/または第2回転方向R2に回転させること)が可能となる。代替的に、操作部材40と遠隔操作棒とが一体的に形成されてもよい。
図11に記載の例では、操作部材40は、先端側部材401と、基端側部材402と、先端側部材401に基端側部材402を固定する第3固定部材F3とを含む。
図11に記載の例では、先端側部材401は、筒状の部材である。先端側部材401の端部(第1方向DR1側の端部)には、押圧部46が形成されている。
先端側部材401は、上述の第1面31に接触可能な第3面44、および/または、上述の第2面32に接触可能な第4面45を備えていてもよい。図11に記載の例では、先端側部材401は、肩部401sを備え、当該肩部401sの上面が第3面44として機能する。また、先端側部材401は、内向きに突出する突出部401pを備え、当該突出部401pが、上述の第4面45を含む。
図11に記載の例では、先端側部材401は、上述の第2ネジ部(33m)に螺合するネジ部(43f)を備える。図11に記載の例では、当該ネジ部(43f)は、突出部401pの内周面に形成されている。
図11に記載の例では、基端側部材402に、上述の取付部47が形成されている。図11に記載の例では、基端側部材402は、筒状の部材である。図11に記載の例では、基端側部材402は、仕切り壁402wを備えるが、当該仕切り壁402wは省略されても構わない。
(把持工具の使用方法)
第2の実施形態における把持工具の使用方法は、第1ステップST1(換言すれば、第1把持部11と第2把持部21との間に把持対象物Wを配置する工程)の前に、操作部材40の取付部47に遠隔操作棒を取り付ける取付工程が実行される点を除き、第1の実施形態における把持工具の使用方法と同様である。なお、第2の実施形態において、遠隔操作棒と操作部材とが一体的に形成される場合には、上述の取付工程は省略される。
第2の実施形態は、第1の実施形態と同様の効果を奏する。また、第2の実施形態では、各部材が複数の部品のアセンブリによって構成されており、第2の実施形態における把持工具1Bを組み立てることが容易である。
本発明は上記各実施形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施形態は適宜変形または変更され得ることが明らかである。また、各実施形態で用いられる任意の構成要素を、他の実施形態に組み合わせることが可能であり、また、各実施形態において任意の構成要素を省略することも可能である。
本発明の把持工具、および、把持工具の使用方法を用いると、簡易な操作で、ロック状態とロック解除状態とを切り替えることが可能となる。その結果、把持工具を用いて作業を行う作業者の負担が軽減される。したがって、本発明は、把持工具を用いて作業を行う業者、および、把持工具を製造する製造業者にとって有用である。
1、1A、1B…:把持工具、10…第1部材、10h…貫通孔、11…第1把持部、11a…第1把持面、15…第2係合部、15a…突出部、16…付勢部材、17…凹部、18…長孔、20…第2部材、21…第2把持部、21a…第2把持面、23…ネジ棒、23m…雄ネジ部、30…第3部材、31…第1面、32…第2面、33f…雌ネジ部、33m…雄ネジ部、35…係合部、35a…歯、36…第1筒状部材、36g…凹部、37…抜け止め部材、38…ストッパ部材、39…カラー部材、40…操作部材、43f…雌ネジ部、44…第3面、45…第4面、46…押圧部、47…取付部、210…回り止め部、401…先端側部材、401p…突出部、401s…肩部、402…基端側部材、402w…仕切り壁、F1…第1固定部材、F2…第2固定部材、F3…第3固定部材、K1…係合部材、K2…係合部材、Ks…肩部、M…ロック機構、OP…開口、P1…第1ピン部材、W…把持対象物

Claims (9)

  1. 第1把持部を含む第1部材と、
    第2把持部を含む第2部材と、
    前記第2把持部から前記第1把持部に向かう方向を第1方向と定義し、前記第1方向とは反対の方向を第2方向と定義するとき、前記第1方向に平行な方向に、前記第2把持部を前記第1把持部に対して相対移動させることが可能な操作部材と、
    前記操作部材に螺合するとともに、前記第2部材に螺合する第3部材と、
    前記第2把持部が前記第1把持部に対して前記第2方向に相対移動することを防ぐロック状態と、前記第2把持部が前記第1把持部に対して前記第2方向に相対移動することを許容するロック解除状態とを切り替えるロック機構と
    を具備し、
    前記ロック機構は、前記第3部材に設けられた係合部を含み、
    前記係合部が前記第3部材以外の部材と係合することにより、前記ロック機構はロック状態となり、
    前記係合部と前記第3部材以外の部材との間の係合が解除されることにより、前記ロック機構はロック解除状態となる
    把持工具。
  2. 前記操作部材を第1回転方向に回転させることにより、前記第2把持部の前記第1方向への移動、および、前記ロック解除状態から前記ロック状態への切り替えの両方が実行されるように構成されている
    請求項1に記載の把持工具。
  3. 前記操作部材が第2回転方向に所定角度回転されるまでは前記ロック状態が維持され、前記操作部材が前記第2回転方向に所定角度回転以上回転すると、前記ロック状態から前記ロック解除状態への切り替えが行われるように構成されている
    請求項1または2に記載の把持工具。
  4. 前記第3部材は、
    前記第3部材に対する前記操作部材の上限位置を規定する第1面と、
    前記第3部材に対する前記操作部材の下限位置を規定する第2面と
    を備える
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の把持工具。
  5. 前記ロック機構は、前記第1部材に設けられた第2係合部を含む
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の把持工具。
  6. 前記操作部材は、前記ロック機構の状態を、前記ロック状態から前記ロック解除状態に切り替える押圧部を備える
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の把持工具。
  7. 前記操作部材は、遠隔操作棒が着脱可能に取り付けられる取付部を備える
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の把持工具。
  8. 把持工具の使用方法であって、
    前記把持工具は、
    第1把持部を含む第1部材と、
    第2把持部を含む第2部材と、
    前記第2把持部から前記第1把持部に向かう方向を第1方向と定義し、前記第1方向とは反対の方向を第2方向と定義するとき、前記第1方向に平行な方向に、前記第2把持部を前記第1把持部に対して相対移動させることが可能な操作部材と、
    前記操作部材に螺合するとともに、前記第2部材に螺合する第3部材と、
    前記第2把持部が前記第1把持部に対して前記第2方向に相対移動することを防ぐロック状態と、前記第2把持部が前記第1把持部に対して前記第2方向に相対移動することを許容するロック解除状態とを切り替えるロック機構と
    を具備し、
    前記使用方法は、
    前記第1把持部と前記第2把持部との間に把持対象物を配置する工程と、
    前記操作部材を第1回転方向に回転させることにより、前記第1把持部と前記第2把持部とによって前記把持対象物を把持する把持工程と
    を具備し、
    前記把持工程は、
    前記第3部材と前記第2部材との間の相対回転により、前記第1把持部と前記第2把持部との間の間隔を縮小する間隔縮小工程と、
    前記第3部材と前記操作部材との間の相対回転により、前記第3部材に設けられた係合部が前記第3部材以外の部材と係合することで、前記ロック機構の状態を前記ロック解除状態から前記ロック状態に切り替える第1切替工程と
    を含む
    把持工具の使用方法。
  9. 前記第1把持部および前記第2把持部による前記把持対象物の把持を解除する把持解除工程を更に具備し、
    前記把持解除工程は、
    前記第3部材と前記操作部材との間の相対回転により、前記係合部と前記第3部材以外の部材との間の係合が解除されることで、前記ロック機構の状態を前記ロック状態から前記ロック解除状態に切り替える第2切替工程と、
    前記第3部材と前記第2部材との間の相対回転により、前記第1把持部と前記第2把持部との間の間隔を拡大する間隔拡大工程と
    を含む
    請求項8に記載の把持工具の使用方法。
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