JP7197224B2 - 把持工具、および、把持工具の使用方法 - Google Patents
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Description
第2把持部を含む第2部材と、
前記第2把持部から前記第1把持部に向かう方向を第1方向と定義し、前記第1方向とは反対の方向を第2方向と定義するとき、前記第1方向に平行な方向に、前記第2把持部を前記第1把持部に対して相対移動させることが可能な操作部材と、
前記操作部材に螺合するとともに、前記第2部材に螺合する第3部材と、
前記第2把持部が前記第1把持部に対して前記第2方向に相対移動することを防ぐロック状態と、前記第2把持部が前記第1把持部に対して前記第2方向に相対移動することを許容するロック解除状態とを切り替えるロック機構と
を具備し、
前記ロック機構は、前記第3部材に設けられた係合部を含む
把持工具。
(2)前記操作部材を第1回転方向に回転させることにより、前記第2把持部の前記第1方向への移動、および、前記ロック解除状態から前記ロック状態への切り替えの両方が実行されるように構成されている
上記(1)に記載の把持工具。
(3)前記操作部材が第2回転方向に所定角度回転されるまでは前記ロック状態が維持され、前記操作部材が前記第2回転方向に所定角度回転以上回転すると、前記ロック状態から前記ロック解除状態への切り替えが行われるように構成されている
上記(1)または(2)に記載の把持工具。
(4)前記第3部材は、
前記第3部材に対する前記操作部材の上限位置を規定する第1面と、
前記第3部材に対する前記操作部材の下限位置を規定する第2面と
を備える
上記(1)乃至(3)のいずれか一つに記載の把持工具。
(5)前記ロック機構は、前記第1部材に設けられた第2係合部を含む
上記(1)乃至(4)のいずれか一つに記載の把持工具。
(6)前記操作部材は、前記ロック機構の状態を、前記ロック状態から前記ロック解除状態に切り替える押圧部を備える
上記(1)乃至(5)のいずれか一つに記載の把持工具。
(7)前記操作部材は、遠隔操作棒が着脱可能に取り付けられる取付部を備える
上記(1)乃至(6)のいずれか一つに記載の把持工具。
(8)把持工具の使用方法であって、
前記把持工具は、
第1把持部を含む第1部材と、
第2把持部を含む第2部材と、
前記第2把持部から前記第1把持部に向かう方向を第1方向と定義し、前記第1方向とは反対の方向を第2方向と定義するとき、前記第1方向に平行な方向に、前記第2把持部を前記第1把持部に対して相対移動させることが可能な操作部材と、
前記操作部材に螺合するとともに、前記第2部材に螺合する第3部材と、
前記第2把持部が前記第1把持部に対して前記第2方向に相対移動することを防ぐロック状態と、前記第2把持部が前記第1把持部に対して前記第2方向に相対移動することを許容するロック解除状態とを切り替えるロック機構と
を具備し、
前記使用方法は、
前記第1把持部と前記第2把持部との間に把持対象物を配置する工程と、
前記操作部材を第1回転方向に回転させることにより、前記第1把持部と前記第2把持部とによって前記把持対象物を把持する把持工程と
を具備し、
前記把持工程は、
前記第3部材と前記第2部材との間の相対回転により、前記第1把持部と前記第2把持部との間の間隔を縮小する間隔縮小工程と、
前記第3部材と前記操作部材との間の相対回転により、前記ロック機構の状態を前記ロック解除状態から前記ロック状態に切り替える第1切替工程と
を含む
把持工具の使用方法。
(9)前記第1把持部および前記第2把持部による前記把持対象物の把持を解除する把持解除工程を更に具備し、
前記把持解除工程は、
前記第3部材と前記操作部材との間の相対回転により、前記ロック機構の状態を前記ロック状態から前記ロック解除状態に切り替える第2切替工程と、
前記第3部材と前記第2部材との間の相対回転により、前記第1把持部と前記第2把持部との間の間隔を拡大する間隔拡大工程と
を含む
上記(8)に記載の把持工具の使用方法。
本明細書において、第2把持部21(より具体的には、第2把持面21a)から第1把持部11(より具体的には、第1把持面11a)に向かう方向を第1方向DR1と定義し、第1方向DR1とは反対の方向を第2方向DR2と定義する。
図1乃至図3を参照して、第1の実施形態における把持工具1Aについて説明する。図1および図3は、第1の実施形態における把持工具1Aを模式的に示す概略縦断面図である。図2は、第1の実施形態における把持工具1Aを模式的に示す概略側面図である。
図1を参照して、第2部材20、第3部材30、および、操作部材40の一例についてより詳細に説明する。
図2を参照して、ロック機構Mの一例について説明する。
図4乃至図9を参照して、第1の実施形態における把持工具の使用方法の一例について説明する。図4は、第1の実施形態における把持工具の使用方法の一例を示すフローチャートである。図5乃至図9は、把持工具の使用方法の一工程を実行中の状態を模式的に示す概略縦断面図である。
続いて、第1把持部11および第2把持部21による把持対象物Wの把持を解除する把持解除工程(換言すれば、第3ステップST3)について説明する。
図10および図11を参照して、第2の実施形態における把持工具1Bについて説明する。図10は、第2の実施形態における把持工具1Bを模式的に示す概略背面図である。図11は、図10のA-A矢視断面図である。
図11に記載の例では、第1部材10は、係合部材K2を受容する凹部17を備える。また、第1部材10は、凹部17に連通する長孔18を有する。上記凹部17には、第3部材30の係合部35と係合可能な係合部材K2が挿入される。また、長孔18には、係合部材K2に取り付けられる第1ピン部材P1が挿入される。第1ピン部材P1は、係合部材K2が、凹部17から脱落するのを防止する抜け止め部材として機能する。
図11に記載の例では、第2部材20は、第2把持部21(および、回り止め部210)を含む部品と、ネジ棒23を含む部品とのアセンブリによって構成されている。なお、回り止め部210は、第1部材10と係合することによって、第2部材20が第1部材10に対して相対回転することを防止する。
第3部材30は、第1筒状部材36と、係合部35を備えた係合部材K1とを含む。第3部材30は、抜け止め部材37、第1固定部材F1、ストッパ部材38のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。
図10および図11に記載の例では、操作部材40は、遠隔操作棒を着脱可能に取り付ける取付部47(より具体的には、溝部)を含む。操作部材40が取付部47を備えることにより、遠隔操作棒を用いて、操作部材40を操作すること(より具体的には、第1回転方向R1および/または第2回転方向R2に回転させること)が可能となる。代替的に、操作部材40と遠隔操作棒とが一体的に形成されてもよい。
第2の実施形態における把持工具の使用方法は、第1ステップST1(換言すれば、第1把持部11と第2把持部21との間に把持対象物Wを配置する工程)の前に、操作部材40の取付部47に遠隔操作棒を取り付ける取付工程が実行される点を除き、第1の実施形態における把持工具の使用方法と同様である。なお、第2の実施形態において、遠隔操作棒と操作部材とが一体的に形成される場合には、上述の取付工程は省略される。
Claims (9)
- 第1把持部を含む第1部材と、
第2把持部を含む第2部材と、
前記第2把持部から前記第1把持部に向かう方向を第1方向と定義し、前記第1方向とは反対の方向を第2方向と定義するとき、前記第1方向に平行な方向に、前記第2把持部を前記第1把持部に対して相対移動させることが可能な操作部材と、
前記操作部材に螺合するとともに、前記第2部材に螺合する第3部材と、
前記第2把持部が前記第1把持部に対して前記第2方向に相対移動することを防ぐロック状態と、前記第2把持部が前記第1把持部に対して前記第2方向に相対移動することを許容するロック解除状態とを切り替えるロック機構と
を具備し、
前記ロック機構は、前記第3部材に設けられた係合部を含み、
前記係合部が前記第3部材以外の部材と係合することにより、前記ロック機構はロック状態となり、
前記係合部と前記第3部材以外の部材との間の係合が解除されることにより、前記ロック機構はロック解除状態となる
把持工具。 - 前記操作部材を第1回転方向に回転させることにより、前記第2把持部の前記第1方向への移動、および、前記ロック解除状態から前記ロック状態への切り替えの両方が実行されるように構成されている
請求項1に記載の把持工具。 - 前記操作部材が第2回転方向に所定角度回転されるまでは前記ロック状態が維持され、前記操作部材が前記第2回転方向に所定角度回転以上回転すると、前記ロック状態から前記ロック解除状態への切り替えが行われるように構成されている
請求項1または2に記載の把持工具。 - 前記第3部材は、
前記第3部材に対する前記操作部材の上限位置を規定する第1面と、
前記第3部材に対する前記操作部材の下限位置を規定する第2面と
を備える
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の把持工具。 - 前記ロック機構は、前記第1部材に設けられた第2係合部を含む
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の把持工具。 - 前記操作部材は、前記ロック機構の状態を、前記ロック状態から前記ロック解除状態に切り替える押圧部を備える
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の把持工具。 - 前記操作部材は、遠隔操作棒が着脱可能に取り付けられる取付部を備える
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の把持工具。 - 把持工具の使用方法であって、
前記把持工具は、
第1把持部を含む第1部材と、
第2把持部を含む第2部材と、
前記第2把持部から前記第1把持部に向かう方向を第1方向と定義し、前記第1方向とは反対の方向を第2方向と定義するとき、前記第1方向に平行な方向に、前記第2把持部を前記第1把持部に対して相対移動させることが可能な操作部材と、
前記操作部材に螺合するとともに、前記第2部材に螺合する第3部材と、
前記第2把持部が前記第1把持部に対して前記第2方向に相対移動することを防ぐロック状態と、前記第2把持部が前記第1把持部に対して前記第2方向に相対移動することを許容するロック解除状態とを切り替えるロック機構と
を具備し、
前記使用方法は、
前記第1把持部と前記第2把持部との間に把持対象物を配置する工程と、
前記操作部材を第1回転方向に回転させることにより、前記第1把持部と前記第2把持部とによって前記把持対象物を把持する把持工程と
を具備し、
前記把持工程は、
前記第3部材と前記第2部材との間の相対回転により、前記第1把持部と前記第2把持部との間の間隔を縮小する間隔縮小工程と、
前記第3部材と前記操作部材との間の相対回転により、前記第3部材に設けられた係合部が前記第3部材以外の部材と係合することで、前記ロック機構の状態を前記ロック解除状態から前記ロック状態に切り替える第1切替工程と
を含む
把持工具の使用方法。 - 前記第1把持部および前記第2把持部による前記把持対象物の把持を解除する把持解除工程を更に具備し、
前記把持解除工程は、
前記第3部材と前記操作部材との間の相対回転により、前記係合部と前記第3部材以外の部材との間の係合が解除されることで、前記ロック機構の状態を前記ロック状態から前記ロック解除状態に切り替える第2切替工程と、
前記第3部材と前記第2部材との間の相対回転により、前記第1把持部と前記第2把持部との間の間隔を拡大する間隔拡大工程と
を含む
請求項8に記載の把持工具の使用方法。
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