JP7195317B2 - Sting調節剤化合物、ならびに製造及び使用する方法 - Google Patents
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Description
がん細胞増殖制御に対するSTINGの作用は、遺伝子組換えマウスを使用した試験で実証される。STING欠損及びIRF3欠損マウスは、野生型マウスと比較して、制御されない腫瘍増殖を示すことが報告された。Immunity 41,830-842(2014)を参照されたい。また、腫瘍同種移植マウスにおけるがん細胞増殖は、放射線療法によって抑制されたが、STING及びIFNAR1(インターフェロン(アルファ及びベータ)受容体1、下流シグナルによって産生されるI型IFNの受容体)を遺伝的に欠損したマウスでは、放射線療法による効果が低下したことも報告された。Immunity 41,843-852(2014)を参照されたい。上記の証拠を総合すると、STINGは、がん細胞増殖を抑制するのに重要な役割を果たすと考えられる。そのため、STINGアゴニストは、抗がん剤として使用され得る。例えば、WO2015/074145、WO2015/077354、WO2015/185565、WO2016/096174、WO2016/096577、WO2016/120305、WO2016/145102、WO2017/027645、WO2017/027646、WO2017/075477、WO2017/093933、WO2017/106740、WO2017/123657、WO2017/123669、及びWO2017/161349を参照されたい。また、STINGの活性化は、自然及び適応免疫の両方を活性化するSTINGの能力により、従来のワクチンの免疫効果を増強し得る。Ther Adv Vaccines 1,131-143(2013)を参照されたい。このように、STINGアゴニストはまた、様々なワクチンのための補助剤として使用され得る。
本開示は、式(I)の化合物:
またはその薬学的に許容可能な塩(式中:
X1は、-SHまたは-OHであり;
X2は、-SHまたは-OHであり;
Yaは、-O-、-S-、または-CH2-であり;
Ybは、-O-、-S-、-NH-、または-NRa-であり、Raは、C1-C4アルキルであり;
R1は、水素、フルオロ、-OH、-NH2、-ORb、または-NHRbであり;
R2は、水素またはフルオロであり;
R3は、水素であり;R4は、水素、フルオロ、-OH、-NH2、-ORb、または-NHRbであり;またはR3及びR4は、一緒になって-CH2O-を形成し;
R5は、水素またはフルオロであり;
Rbは、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、またはC3-C6シクロアルキルであり;
環Aは、N、O、もしくはSから選択される1~4個のヘテロ原子を含有する任意に置換された5もしくは6員単環式ヘテロアリール環、またはN、O、もしくはSから選択される1~5個のヘテロ原子を含有する任意に置換された9もしくは10員二環式ヘテロアリール環であり;環Aは、環内に少なくとも1個のN原子を含み、Ybは、環Aの炭素原子に結合しており;
環Bは、N、O、またはSから選択される2~5個のヘテロ原子を含有する任意に置換された9または10員二環式ヘテロアリール環であり;環Bは、環内に少なくとも2個のN原子を含む)を提供する。
特定の実施形態では、例えば、以下が提供される:
(項目1)
式Iの化合物:
、
またはその薬学的に許容可能な塩(式中:
X 1 は、-SHまたは-OHであり;
X 2 は、-SHまたは-OHであり;
Y a は、-O-、-S-、または-CH 2 -であり;
Y b は、-O-、-S-、-NH-、または-NR a -(式中、R a は、C 1 -C 4 アルキルである)であり;
R 1 は、水素、フルオロ、-OH、-NH 2 、-OR b 、または-NHR b であり;
R 2 は、水素またはフルオロであり;
R 3 は、水素であり;R 4 は、水素、フルオロ、-OH、-NH 2 、-OR b 、または-NHR b であり;またはR 3 及びR 4 は、一緒になって-CH 2 O-を形成し;
R 5 は、水素またはフルオロであり;
R b は、C 1 -C 6 アルキル、ハロ(C 1 -C 6 )アルキル、またはC 3 -C 6 シクロアルキルであり;
環Aは、N、O、もしくはSから選択される1~4個のヘテロ原子を含有する任意に置換された5もしくは6員単環式ヘテロアリール環、またはN、O、もしくはSから選択される1~5個のヘテロ原子を含有する任意に置換された9もしくは10員二環式ヘテロアリール環であり;環Aは、前記環内に少なくとも1個のN原子を含み、Y b は、環Aの炭素原子に結合しており;
環Bは、N、O、またはSから選択される2~5個のヘテロ原子を含有する任意に置換された9または10員二環式ヘテロアリール環であり;環Bは、前記環内に少なくとも2個のN原子を含む)。
(項目2)
式II:
、
を有する項目1に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目3)
X 1 及びX 2 は、-SHであり;
各ホスホロチオエート結合の前記リン原子は、キラルであり、独立して、R p またはS p である、項目1もしくは2に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目4)
X 1 及びX 2 は、-SHであり;
各ホスホロチオエート結合の前記リン原子は、R p である、項目3に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目5)
X 1 及びX 2 は、-OHである、項目1もしくは2に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目6)
X 1 及びX 2 の一方は、-OHであり、他方は、-SHであり;
前記ホスホロチオエート結合の前記リン原子は、キラルであり、R p またはS p である、項目1もしくは2に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目7)
Y a は、-O-である、項目1~6のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目8)
Y a は、-CH 2 -である、項目1~6のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目9)
Y b は、-O-である、項目1~8のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目10)
Y b は、-NH-または-NR a -である、項目1~8のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目11)
R 1 は、水素、フルオロ、-OH、または-OCH 2 CF 3 であり、R 2 は、水素またはフルオロである、項目1~10のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目12)
R 3 は、水素であり;
R 4 は、水素、フルオロ、または-OHであり;
R 5 は、水素またはフルオロである、項目1~11のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目13)
R 1 は、フルオロまたは-OHであり;
R 4 は、水素またはフルオロであり;
R 2 、R 3 、及びR 5 は、水素である、項目1~10のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目14)
式(IV):
、
を有する項目1に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩
(式中、R 1 及びR 4 は、それぞれ独立して、水素、フルオロ、-OH、または-OCH 2 CF 3 である)。
(項目15)
式(IV-A):
、
を有する項目1に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩
(式中、R 1 及びR 4 は、それぞれ独立して、水素、フルオロ、-OH、または-OCH 2 CF 3 である)。
(項目16)
式(IV-B):
、
を有する項目1に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩
(式中、R 1 及びR 4 は、それぞれ独立して、水素、フルオロ、-OH、または-OCH 2 CF 3 である)。
(項目17)
式(IV-C):
、
を有する項目1に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩
(式中、R 1 及びR 4 は、それぞれ独立して、水素、フルオロ、-OH、または-OCH 2 CF 3 である)。
(項目18)
式(V):
、
を有する項目1に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩
(式中、R 1 及びR 4 は、それぞれ独立して、水素、フルオロ、-OH、または-OCH 2 CF 3 である)。
(項目19)
式(V-A):
、
を有する項目1に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩
(式中、R 1 及びR 4 は、それぞれ独立して、水素、フルオロ、-OH、または-OCH 2 CF 3 である)。
(項目20)
式(V-B):
、
を有する項目1に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩
(式中、R 1 及びR 4 は、それぞれ独立して、水素、フルオロ、-OH、または-OCH 2 CF 3 である)。
(項目21)
式(V-C):
、
を有する項目1に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩
(式中、R 1 及びR 4 は、それぞれ独立して、水素、フルオロ、-OH、または-OCH 2 CF 3 である)。
(項目22)
各ホスホロチオエート結合の前記リン原子は、キラルであり、独立して、R p またはS p である、項目14~16及び18~20のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目23)
環Aは、1~3個のN原子を含有する任意に置換された6員単環式ヘテロアリール環である、項目1~22のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目24)
環Aは、
であり;
各R 10 は、独立して、水素、ハロゲン、-OH、-NH 2 、C 1 -C 6 アルキル、ハロ(C 1 -C 6 )アルキル、C 3 -C 6 シクロアルキル、-OR 11 、-NHR 11 、-CN、-NO 2 、または-C(O)NHR 12 であり;
R 11 は、C 1 -C 6 アルキル、ハロ(C 1 -C 6 )アルキル、またはC 3 -C 6 シクロアルキルであり;
R 12 は、水素、C 1 -C 6 アルキル、ハロ(C 1 -C 6 )アルキル、またはC 3 -C 6 シクロアルキルであり;
mは、0、1、または2である、項目23に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目25)
各R 10 は、独立して、水素、フルオロ、クロロ、-OH、-NH 2 、-CH 3 、-CF 3 、-OCH 3 、-CN、-NO 2 、または-C(O)NH 2 である、項目24に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目26)
環Aは:
である、項目22に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目27)
環Aは、
であり;
各R 13 は、独立して、水素、ハロゲン、-OH、-NH 2 、C 1 -C 6 アルキル、ハロ(C 1 -C 6 )アルキル、C 3 -C 6 シクロアルキル、-OR 11 、-NHR 11 、-CN、-NO 2 、または-C(O)NHR 12 であり;
R 11 は、C 1 -C 6 アルキル、ハロ(C 1 -C 6 )アルキル、またはC 3 -C 6 シクロアルキルであり;
R 12 は、水素、C 1 -C 6 アルキル、ハロ(C 1 -C 6 )アルキル、またはC 3 -C 6 シクロアルキルであり;
nは、0、1、または2である、項目1~13または18~22のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目28)
各R 13 は、独立して、水素、フルオロ、クロロ、-OH、-NH 2 、-CH 3 、-CF 3 、-OCH 3 、-CN、-NO 2 、または-C(O)NH 2 である、項目27に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目29)
環Aは:
である、項目28に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目30)
環Aは、任意に置換された5員単環式ヘテロアリール環である、項目1~22のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目31)
環Bは、3~5個のN原子を含有する任意に置換された9員二環式ヘテロアリール環であり;
前記Y a 含有5員環は、環Bの窒素原子に結合している、項目1~30のいずれか1
項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目32)
環Bは:
であり;
Z 1 、Z 2 、Z 3 、及びZ 4 は、それぞれ独立して、NまたはCR 20 であり;
R 21 は、水素またはC 1 -C 6 アルキル、ハロ(C 1 -C 6 )アルキル、もしくはC 3 -C 6 シクロアルキルであり;
R 23 は、水素または-NH 2 であり;
R 20 、R 22 、及びR 24 は、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、-OH、-NH 2 、-CN、C 1 -C 6 アルキル、ハロ(C 1 -C 6 )アルキル、またはC 3 -C 6 シクロアルキルである、項目31に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目33)
Z 1 、Z 2 、Z 3 、及びZ 4 は、それぞれ独立して、N、CH、またはCFであり;
R 21 は、水素または-CH 3 であり;
R 22 及びR 24 は、それぞれ独立して、水素、-NH 2 、または-CH 3 である、項目32に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目34)
環Bは:
から選択される、項目33に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目35)
環Bは:
である、項目34に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目36)
環Aまたは環Bが置換されている場合、前記置換基は、ハロゲン、-OH、-CN、-NO 2 、C 1 -C 6 アルキル、ハロ(C 1 -C 6 )アルキル、C 3 -C 6 シクロアルキル、-OR 11 、-SR 12 、-N(R 12 ) 2 、-NR 12 C(O)R 12 、-C(O)R 12 、-C(O)OR 12 、-C(O)N(R 12 ) 2 、または-SO 2 N(R 12 ) 2 であり;または2つの隣接する置換基は、前記介在する環原子と一緒になって、4~8員環を形成し;
R 11 は、C 1 -C 6 アルキル、ハロ(C 1 -C 6 )アルキル、またはC 3 -C 6 シクロアルキルであり;
R 12 は、水素、C 1 -C 6 アルキル、ハロ(C 1 -C 6 )アルキル、またはC 3 -C 6 シクロアルキルである、項目1~23のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目37)
式(VI):
を有する項目1に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩(式中
X 1 は、-SHまたは-OHであり;
X 2 は、-SHまたは-OHであり;
Y b は、-O-、-S-、-NH-、または-NMe-であり;
R 1 は、水素、フルオロ、-OH、または-OR b であり;
R 2 は、水素またはフルオロであり;
R 3 は、水素であり;R 4 は、水素、フルオロ、または-OHであり;
R 5 は、水素またはフルオロであり;
R b は、C 1 -C 6 アルキル、ハロ(C 1 -C 6 )アルキル、またはC 3 -C 6 シクロアルキルであり;
各R 10 は、独立して、水素、ハロゲン、-OH、-NH 2 、C 1 -C 6 アルキル、ハロ(C 1 -C 6 )アルキル、C 3 -C 6 シクロアルキル、-OR 11 、-NHR 11 、-CN、-NO 2 、または-C(O)NHR 12 であり;
R 11 は、C 1 -C 6 アルキル、ハロ(C 1 -C 6 )アルキル、またはC 3 -C 6 シクロアルキルであり;
R 12 は、水素、C 1 -C 6 アルキル、ハロ(C 1 -C 6 )アルキル、またはC 3 -C 6 シクロアルキルであり;
mは、0、1、または2であり;
Z 1 は、N、CH、またはCFであり;
R 21 は、水素または-CH 3 であり;
R 22 は、水素、-NH 2 、または-CH 3 である)。
(項目38)
Y b は、-O-である、項目37に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目39)
Y b は、-NH-である、項目37に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目40)
X 1 及びX 2 は、-SHであり、各ホスホロチオエート結合の前記リン原子は、キラルであり、独立して、R p またはS p である、項目37~39のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目41)
X 1 及びX 2 は、-OHである、項目37~39のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目42)
X 1 及びX 2 の一方は、-OHであり、他方は、-SHであり、前記ホスホロチオエート結合の前記リン原子は、キラルであり、R p またはS p である、項目37~39のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目43)
R 2 、R 3 、及びR 5 は、水素である、項目37~42のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目44)
R 1 は、水素、フルオロ、-OH、または-OCH 2 CF 3 である、項目37~43のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目45)
R 1 は、水素、フルオロ、または-OHである、項目44に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目46)
R 4 は、水素、フルオロ、または-OHである、項目37~45のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目47)
R 4 は、水素またはフルオロである、項目46に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目48)
mは、0である、項目37~47のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目49)
Z 1 は、Nである、項目37~48のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目50)
R 21 は、水素である、項目37~49のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目51)
R 22 は、-NH 2 である、項目37~50のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目52)
前記化合物は、表1から選択される、項目1に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目53)
前記化合物は:
、
、
、
、
、
、及び
から選択される、項目1に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目54)
(a)項目1~53のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩、及び(b)薬学的に許容可能な担体を含む、薬学的組成物。
(項目55)
対象における免疫応答を誘導する方法であって、それを必要とする前記対象に治療的有効量の項目1~53のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を投与すること含む、前記方法。
(項目56)
対象におけるSTING依存性I型インターフェロン産生を誘導する方法であって、それを必要とする前記対象に治療的有効量の項目1~53のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を投与することを含む、前記方法。
(項目57)
対象における細胞増殖障害を治療する方法であって、それを必要とする前記対象に治療的有効量の項目1~53のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を投与することを含む、前記方法。
(項目58)
前記細胞増殖障害は、がんである、項目57に記載の方法。
(項目59)
治療的有効量の第2の治療剤を前記対象に投与することをさらに含む、項目57または58に記載の方法。
(項目60)
抗原及び項目1~53のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を含む、ワクチン組成物。
(項目61)
対象における疾患を治療する方法であって、それを必要とする前記対象に治療的有効量の項目60に記載のワクチン組成物を投与することを含む、前記方法。
定義
本明細書では、「ハロゲン原子」の例には、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素が含まれる。
本開示は、式(I)の化合物:
またはその薬学的に許容可能な塩(式中:
X1は、-SHまたは-OHであり;
X2は、-SHまたは-OHであり;
Yaは、-O-、-S-、または-CH2-であり;
Ybは、-O-、-S-、-NH-、または-NRa-であり、Raは、C1-C4アルキルであり;
R1は、水素、フルオロ、-OH、-NH2、-ORb、または-NHRbであり;
R2は、水素またはフルオロであり;
R3は、水素であり;R4は、水素、フルオロ、-OH、-NH2、-ORb、または-NHRbであり;またはR3及びR4は、一緒になって-CH2O-を形成し;
R5は、水素またはフルオロであり;
Rbは、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、またはC3-C6シクロアルキルであり;
環Aは、N、O、もしくはSから選択される1~4個のヘテロ原子を含有する任意に置換された5もしくは6員単環式ヘテロアリール環、またはN、O、もしくはSから選択される1~5個のヘテロ原子を含有する任意に置換された9もしくは10員二環式ヘテロアリール環であり;環Aは、環内に少なくとも1個のN原子を含み、Ybは、環Aの炭素原子に結合しており;
環Bは、N、O、またはSから選択される2~5個のヘテロ原子を含有する任意に置換された9または10員二環式ヘテロアリール環であり;環Bは、環内に少なくとも2個のN原子を含む)を提供する。
(式中、Ya、Yb、R1、R2、R3、R4、R5、環A、及び環Bは、本明細書に記載の意味を有する)。
(式中、X1、X2、Ya、R1、R2、R3、R4、R5、環A、及び環Bは、本明細書に記載の意味を有する)。
(式中
X1は、-SHまたは-OHであり;
X2は、-SHまたは-OHであり;
Yaは、-O-、-S-、または-CH2-であり;
Ybは、-O-、-S-、-NH-、または-NRa-であり、Raは、C1-C4アルキルであり;
R1は、水素、フルオロ、-OH、-NH2、-ORb、または-NHRbであり;
R2は、水素またはフルオロであり;
R3は、水素であり;R4は、水素、フルオロ、-OH、-NH2、-ORb、または-NHRbであり;またはR3及びR4は、一緒になって-CH2O-を形成し;
R5は、水素またはフルオロであり;
Rbは、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、またはC3-C6シクロアルキルであり;
環Aは、N、O、もしくはSから選択される1~4個のヘテロ原子を含有する任意に置換された5もしくは6員単環式ヘテロアリール環、またはN、O、もしくはSから選択される1~5個のヘテロ原子を含有する任意に置換された9もしくは10員二環式ヘテロアリール環であり;環Aは、環内に少なくとも1個のN原子を含み、Ybは、環Aの炭素原子に結合しており;
環Bは、N、O、またはSから選択される2~5個のヘテロ原子を含有する任意に置換された9または10員二環式ヘテロアリール環であり;環Bは、環内に少なくとも2個のN原子を含む)。
(式中、Ya、Yb、R1、R2、R3、R4、R5、環A、及び環Bは、本明細書に記載の意味を有する)。
(式中、Ya、Yb、R1、R2、R3、R4、R5、環A、及び環Bは、本明細書に記載の意味を有する)。
(式中、X1、X2、R1、R2、R3、R4、R5、環A、及び環Bは、本明細書に記載の意味を有する)。いくつかの実施形態では、X1及びX2の両方が、-OHである。いくつかの実施形態では、X1及びX2の両方が、-SHである。いくつかの実施形態では、X1は、-OHであり、X2は、-SHである。いくつかの実施形態では、X1は、-SHであり、X2は、-OHである。
(式中、X1、X2、Ya、Yb、R1、R2、R3、R4、R5、環A、及び環Bは、本明細書に記載の意味を有する)。いくつかの実施形態では、X1及びX2の両方が、-OHである。いくつかの実施形態では、X1及びX2の両方が、-SHである。いくつかの実施形態では、X1は、-OHであり、X2は、-SHである。いくつかの実施形態では、X1は、-SHであり、X2は、-OHである。
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、環A、及び環Bは、本明細書に記載の意味を有する)。いくつかの実施形態では、X1及びX2の両方が、-OHである。いくつかの実施形態では、X1及びX2の両方が、-SHである。いくつかの実施形態では、X1は、-OHであり、X2は、-SHである。いくつかの実施形態では、X1は、-SHであり、X2は、-OHである。いくつかの実施形態では、R2、R3、及びR5は、水素であり;R1及びR4は、それぞれ独立して、水素、フルオロ、-OH、または-OCH2CF3である。いくつかの実施形態では、R2、R3、及びR5は、水素であり;R1は、水素、フルオロ、-OH、または-OCH2CF3であり;R4は、水素、フルオロ、または-OHである。いくつかの実施形態では、R2、R3、及びR5は、水素であり;R1は、水素または-OHであり;R4は、水素またはフルオロである。
(式中
X1は、-SHまたは-OHであり;
X2は、-SHまたは-OHであり;
Yaは、-O-、-S-、または-CH2-であり;
Ybは、-O-、-S-、-NH-、または-NRa-であり、Raは、C1-C4アルキルであり;
R1は、水素、フルオロ、-OH、-NH2、-ORb、または-NHRbであり;
R2は、水素またはフルオロであり;
Rbは、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、またはC3-C6シクロアルキルであり;
環Aは、N、O、もしくはSから選択される1~4個のヘテロ原子を含有する任意に置換された5もしくは6員単環式ヘテロアリール環、またはN、O、もしくはSから選択される1~5個のヘテロ原子を含有する任意に置換された9もしくは10員二環式ヘテロアリール環であり;環Aは、環内に少なくとも1個のN原子を含み、Ybは、環Aの炭素原子に結合しており;環Bは、N、O、またはSから選択される2~5個のヘテロ原子を含有する任意に置換された9または10員二環式ヘテロアリール環であり;環Bは、環内に少なくとも2個のN原子を含む)。
(式中、R1、R4、環A、及び環Bは、本明細書に記載の意味を有する)。いくつかの実施形態では、R1及びR4は、それぞれ独立して、水素、フルオロ、-OH、または-OCH2CF3である。いくつかの実施形態では、R1は、水素、フルオロ、-OH、または-OCH2CF3であり、R4は、水素、フルオロ、または-OHである。いくつかの実施形態では、R1は、-OCH2CF3であり、R4は、水素、フルオロ、または-OHである。いくつかの実施形態では、R1は、-OHであり、R4は、水素である。いくつかの実施形態では、R1は、フルオロであり、R4は、水素である。いくつかの実施形態では、R1は、-OHであり、R4は、フルオロである。いくつかの実施形態では、R1及びR4の両方が、水素である。いくつかの実施形態では、R1及びR4の両方が、フルオロである。
(式中、R1、R4、環A、及び環Bは、本明細書に記載の意味を有する)。いくつかの実施形態では、R1及びR4は、それぞれ独立して、水素、フルオロ、-OH、または-OCH2CF3である。いくつかの実施形態では、R1は、水素、フルオロ、-OH、または-OCH2CF3であり、R4は、水素、フルオロ、または-OHである。いくつかの実施形態では、R1は、-OCH2CF3であり、R4は、水素、フルオロ、または-OHである。いくつかの実施形態では、R1は、-OHであり、R4は、水素である。いくつかの実施形態では、R1は、フルオロであり、R4は、水素である。いくつかの実施形態では、R1は、-OHであり、R4は、フルオロである。いくつかの実施形態では、R1及びR4の両方が、水素である。いくつかの実施形態では、R1及びR4の両方が、フルオロである。
(式中、R1、R4、環A、及び環Bは、本明細書に記載の意味を有する)。いくつかの実施形態では、R1及びR4は、それぞれ独立して、水素、フルオロ、-OH、または-OCH2CF3である。いくつかの実施形態では、R1は、水素、フルオロ、-OH、または-OCH2CF3であり、R4は、水素、フルオロ、または-OHである。いくつかの実施形態では、R1は、-OCH2CF3であり、R4は、水素、フルオロ、または-OHである。いくつかの実施形態では、R1は、-OHであり、R4は、水素である。いくつかの実施形態では、R1は、フルオロであり、R4は、水素である。いくつかの実施形態では、R1は、-OHであり、R4は、フルオロである。いくつかの実施形態では、R1及びR4の両方が、水素である。いくつかの実施形態では、R1及びR4の両方が、フルオロである。
(式中、R1、R4、環A、及び環Bは、本明細書に記載の意味を有する)。いくつかの実施形態では、R1及びR4は、それぞれ独立して、水素、フルオロ、-OH、または-OCH2CF3である。いくつかの実施形態では、R1は、水素、フルオロ、-OH、または-OCH2CF3であり、R4は、水素、フルオロ、または-OHである。いくつかの実施形態では、R1は、-OCH2CF3であり、R4は、水素、フルオロ、または-OHである。いくつかの実施形態では、R1は、-OHであり、R4は、水素である。いくつかの実施形態では、R1は、フルオロであり、R4は、水素である。いくつかの実施形態では、R1は、-OHであり、R4は、フルオロである。いくつかの実施形態では、R1及びR4の両方が、水素である。いくつかの実施形態では、R1及びR4の両方が、フルオロである。
(式中、R1、R4、環A、及び環Bは、本明細書に記載の意味を有する)。いくつかの実施形態では、R1及びR4は、それぞれ独立して、水素、フルオロ、-OH、または-OCH2CF3である。いくつかの実施形態では、R1は、水素、フルオロ、-OH、または-OCH2CF3であり、R4は、水素、フルオロ、または-OHである。いくつかの実施形態では、R1は、-OCH2CF3であり、R4は、水素、フルオロ、または-OHである。いくつかの実施形態では、R1は、-OHであり、R4は、水素である。いくつかの実施形態では、R1は、フルオロであり、R4は、水素である。いくつかの実施形態では、R1は、-OHであり、R4は、フルオロである。いくつかの実施形態では、R1及びR4の両方が、水素である。いくつかの実施形態では、R1及びR4の両方が、フルオロである。
(式中、R1、R4、環A、及び環Bは、本明細書に記載の意味を有する)。いくつかの実施形態では、R1及びR4は、それぞれ独立して、水素、フルオロ、-OH、または-OCH2CF3である。いくつかの実施形態では、R1は、水素、フルオロ、-OH、または-OCH2CF3であり、R4は、水素、フルオロ、または-OHである。いくつかの実施形態では、R1は、-OCH2CF3であり、R4は、水素、フルオロ、または-OHである。いくつかの実施形態では、R1は、-OHであり、R4は、水素である。いくつかの実施形態では、R1は、フルオロであり、R4は、水素である。いくつかの実施形態では、R1は、-OHであり、R4は、フルオロである。いくつかの実施形態では、R1及びR4の両方が、水素である。いくつかの実施形態では、R1及びR4の両方が、フルオロである。
(式中:
各R10は、独立して、水素、ハロゲン、-OH、-NH2、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、C3-C6シクロアルキル、-OR11、-NHR11、-CN、-NO2、または-C(O)NHR12であり;
R11は、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、またはC3-C6シクロアルキルであり;
R12は、水素、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、またはC3-C6シクロアルキルであり;
mは、0、1、または2である)である。
(式中:
各R13は、独立して、水素、ハロゲン、-OH、-NH2、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、C3-C6シクロアルキル、-OR11、-NHR11、-CN、-NO2、または-C(O)NHR12であり;
R11は、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、またはC3-C6シクロアルキルであり;
R12は、水素、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、またはC3-C6シクロアルキルであり;
nは、0、1、または2である)である。
Z1、Z2、Z3、及びZ4は、それぞれ独立して、NまたはCR20であり;
R21は、水素またはC1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、もしくはC3-C6シクロアルキルであり;
R23は、水素または-NH2であり;
R20、R22、及びR24は、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、またはC3-C6シクロアルキルである。
(式中:
X1は、-SHまたは-OHであり;
X2は、-SHまたは-OHであり;
Ybは、-O-、-S-、-NH-、または-NMe-であり;
R1は、水素、フルオロ、-OH、または-ORbであり;
R2は、水素またはフルオロであり;
R3は、水素であり;R4は、水素、フルオロ、または-OHであり;またはR3及びR4は、一緒になって-CH2O-を形成し;
R5は、水素またはフルオロであり;
Rbは、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、またはC3-C6シクロアルキルであり;
各R10は、独立して、水素、ハロゲン、-OH、-NH2、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、C3-C6シクロアルキル、-OR11、-NHR11、-CN、-NO2、または-C(O)NHR12であり;
R11は、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、またはC3-C6シクロアルキルであり;
R12は、水素、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、またはC3-C6シクロアルキルであり;
mは、0、1、または2であり;
Z1は、N、CH、またはCFであり;
R21は、水素または-CH3であり;
R22は、水素、-NH2、または-CH3である)。
(式中、R1、R4、R10、R21、R22、Z1、及びmは、本明細書に記載の意味を有する)。
(式中、R1、R4、R10、R21、R22、Z1、及びmは、本明細書に記載の意味を有する)。
(式中:
X1は、-SHまたは-OHであり;
X2は、-SHまたは-OHであり;
Ybは、-NH-または-NMe-であり;
R1は、水素、フルオロ、-OH、または-ORbであり;
R2は、水素またはフルオロであり;
R3は、水素であり;R4は、水素、フルオロ、または-OHであり;またはR3及びR4は、一緒になって-CH2O-を形成し;
R5は、水素またはフルオロであり;
Rbは、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、またはC3-C6シクロアルキルであり;
各R13は、独立して、水素、ハロゲン、-OH、-NH2、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、C3-C6シクロアルキル、-OR11、-NHR11、-CN、-NO2、または-C(O)NHR12であり;
R11は、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、またはC3-C6シクロアルキルであり;
R12は、水素、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、またはC3-C6シクロアルキルであり;
nは、0、1、または2であり;
Z1は、N、CH、またはCFであり;
R21は、水素または-CH3であり;
R22は、水素、-NH2、または-CH3である)。
(式中、R1、R4、R13、R21、R22、Z1、及びnは、本明細書に記載の意味を有する)。
本開示の化合物は、当業者に知られている方法によって及び/または以下に示されるスキーム及び合成例の参照によって調製され得る。例えば、Org.Lett.,2010,12(14),pp3269-3271;WO2017/075477(A1)を参照されたい。出発材料及び中間体は、商用源から購入されるか、公表された手順を介して調製されるか、または以下に例示される。例示的な合成経路は、以下のスキーム、及び実施例で説明されている。
本開示の化合物は、STING調節/作動活性を示す。本開示の所定の化合物は、効力発現、薬物動態(例えば、吸収、分布、代謝、排泄)、溶解性(例えば、水溶性)、他の薬剤との相互作用(例えば、薬物代謝酵素阻害作用)、安全性(例えば、急性毒性、慢性毒性、遺伝毒性、生殖毒性、心臓毒性、がん原性、中枢毒性)及び/または安定性(例えば、化学的安定性、酵素に対する安定性)の点でも優れ得、薬剤として有用であり得る。
以下の実施例に示されるように、所定の例示的な実施形態では、化合物は、以下の一般的な手順に従って調製される。一般的な方法は、本開示の所定の化合物の合成を示しているが、以下の一般的な方法、及び当業者に知られている他の方法は、本明細書に記載されているように、全ての化合物ならびにこれらの化合物の各々のサブクラス及び種に適用され得ることが理解される。
定義
AA アンモニウムアセテートを使用するLCMS法
Ac アセテート
ACN アセトニトリル
atm 気圧
aq 水性
BBN ボラビシクロ(3.3.1)ノナン
Bn ベンジル
Boc tert-ブトキシカルボニル
(Bpin)2 ビス(ピナコラト)ジボロン
tBu tert-ブチル
Bz ベンゾイル
C セルシウス
DBAD ジ-tert-ブチルアゾジカルボキシレート
DBU 1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデス-7-エンジクロロ酢酸
DCA ジクロロ酢酸
DCE ジクロロエタン
DCM ジクロロメタン
DEAD ジエチルアゾジカルボキシレート
DIAD ジイソプロピルアゾジカルボキシレート
DIPEA N,N-ジイソプロピルエチルアミン
DMAP 4-ジメチルアミノピリジン
DMF N,N-ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
DMTr 4,4’-ジメトキシトリチル
Et エチル
EtOH エタノール
EtOAc エチルアセテート
FA ギ酸を使用するLCMS法
h 時間
Int 中間体
HPLC 高圧液体クロマトグラフィ
HRMS 高分解能質量分析
IC50 抑制濃度50%
IPA イソプロピルアルコール
IPC ジイソピノカンフェニル
LCMS 液体クロマトグラフィ質量分析
LDA リチウムジイソプロピルアミド
LHMDS リチウムビス(トリメチルシリル)アミド
m/z 質量対電荷
MHz メガヘルツ
Me メチル
MeOH メタノール
min 分
mL ミリリットル
MS 質量スペクトル
nBu n-ブタン
NMP 1-メチル-2-ピロリジノン
NMR 核磁気共鳴
PE 石油エーテル
Ph フェニル
psi ポンド毎平方インチ
pyr ピリジン
rt 室温
SFC 超臨界流体クロマトグラフィ
T3P 2,4,6-トリプロピル-1,3,5,2,4,6-トリオキサトリホスホリナン-2,4,6-トリオキシド
TDA-1 トリス[2-(2-メトキシエトキシ)エチル]アミン
TBAF フッ化テトラブチルアンモニウム
TBS tert-ブチルジメチルシリル
TBTU O-(ベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート
TEA トリエチルアミン
TFA トリフルオロ酢酸
TIDPSi 1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサン
TIPS トリイソプロピルシリル
THF テトラヒドロフラン
UPLC 超高性能液体クロマトグラフィ
キサントホス 4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン
NMR条件:
1H NMRスペクトルは、別段記述されない限り、400MHzのBruker分光計で実行した。31P NMRスペクトルは、別段記述されない限り、400MHzのBruker分光計で実行し、1Hデカップリングで取得した。
LCMSスペクトルは、逆相C18カラムを使用して、Micromass質量分析計に接続されたHewlett-Packard HP1100またはAgilent 1100シリーズLCシステムで記録した。化合物を最良に特性化するために様々な勾配及び実行時間を選択した。移動相は、ACN/水またはMeOH/水勾配をベースとし、0.1%のギ酸(FAとして示されている方法)または10mMのアンモニウムアセテート(AAとして示されている方法)のいずれかを含有していた。使用された溶媒勾配の一例は、1mL/分の流速で16.5分の実行での100%の移動相A(移動相A=99%の水+1%のACN+0.1%のギ酸)から100%の移動相B(移動相B=95%のACN+5%の水+0.1%のギ酸)であった。
分取HPLCは、200~400nmに設定されたUV/可視155検出器誘発分画収集で322ポンプによって作動するGilson機器を使用して水-ACN勾配で溶出する18×150mmのSunfire C-18カラムを使用して行われる。マスゲート分画収集は、Agilent 1100LC/MSD機器で行われる。
分取SFCは、10、20または30mm×250mmのChiralPakカラム(典型的にはIA、IB、IC、ID、IE及びIF)、10または20mm×250mmのPhenomenex Lux Cellulose-4、または0.3%のジエチルアミンまたは0.3%のTEAまたは0.3%のギ酸を含有するかいかなる酸または塩基添加剤も有しない適切な百分率の超臨界二酸化炭素及びアルコールで溶出する2-エチルピリジンカラムを使用して行われる。10~100mL/分の範囲の流速及び40℃のカラム温度を有するアイソクラティック条件が典型的である。分取SFCは、200~400nmに設定されたUV/可視誘発分画収集及び10MPaに設定された背圧調節でA Jasco SFC分取精製システムで行われる。
(1R,3R,4S)-3-[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]-4-トリイソプロピルシリルオキシ-シクロペンタノール、中間体2
3a,4,7,7a-テトラヒドロ-1H-4,7-メタノインデン(800g、6.05mmol)を180℃で希釈してシクロペンタ-1,3-ジエン(300g、75%)を白色の液体として得、これをさらなる精製をせずに次の工程に使用した。1H NMR (クロロホルム-d) δ 6.58 (d, J = 4.4 Hz, 2 H), 6.47 (d, J = 4.4 Hz, 2 H), 2.99 (s, 2 H)。
THF(2.00L)中のシクロペンタ-1,3-ジエン(100g、1.51mol)の溶液を-5℃に冷却した。NaH(鉱油中60%、50.3g、1.26mol)を少しずつ添加し、得られた混合物を-5℃で2時間撹拌した。反応混合物を-60℃に冷却し、((クロロメトキシ)メチル)ベンゼン(236g、1.51mol)を窒素雰囲気下で滴下して添加した。-60℃で2.5時間撹拌した後、THF(500mL)中のビス((1R,2S,3R,5R)-2,6,6-トリメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)ボラン(229g、799mmol)を滴下して添加した。反応混合物を0℃に温め、3.5時間撹拌した。次いでNaOH(水中3.00M、500mL、1.51mol)を添加し、続いてH2O2(水中30%、400mL、3.93mol)を0℃で滴下して添加した。反応混合物を20℃で16時間撹拌した。反応混合物を飽和Na2SO3(1.00L)でクエンチした。有機相を分離し、水相をEtOAc(2×1.00L)で抽出した。組み合わせた有機相を真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(PE中3~10%のEtOAc)によって精製して所望の生成物(1S,2R)-2-((ベンジルオキシ)メチル)シクロペント-3-エノール(40.0g、13%)を黄色の油として得た。1H NMR (CDCl3) δ 7.26-7.39 (m, 5H), 5.74 (dq, J = 6.2, 2.3 Hz, 1H), 5.56 (dq, J = 6.2, 2.1 Hz, 1H), 4.54 (s, 2H), 4.32 (dt, J = 7.0, 4.1 Hz, 1H), 3.57 (dd, J = 9.1, 5.3 Hz, 1H), 3.30 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 2.80-2.95 (m, 1H), 2.64-2.76 (m, 1H), 2.25-2.35 (m, 1H), 1.87-1.98 (br, 1H)。
DMF(600mL)中の(1S,2R)-2-((ベンジルオキシ)メチル)シクロペント-3-エノール(60.0g、293mmol)の溶液にTIPSCl(84.6g、439mmol)、イミダゾール(79.6g、1.17mol)及びDMAP(1.78g、14.6mmol)を順次添加した。得られた混合物を窒素雰囲気下で20℃で16時間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO3(500mL)でクエンチし、EtOAc(3×250mL)で抽出した。組み合わせた有機相をブライン(2×250mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して残渣を得、これをシリカゲルクロマトグラフィ(100%PE)によって精製して所望の生成物(((1S,2R)-2-((ベンジルオキシ)メチル)シクロペント-3-エン-1-イル)オキシ)トリイソプロピルシラン(70.0g、66%)を無色の液体として得た。1H NMR (CDCl3) δ 7.29-7.38 (m, 5H), 5.68-5.77 (m, 2H), 4.54 (s, 2H), 4.40 (dt, J = 6.7, 3.3 Hz, 1H), 3.43 (ddd, J = 16.8, 9.2, 6.0 Hz, 2H), 2.86-2.93 (m, 1H), 2.69 (ddq, J = 16.7, 6.4, 1.9 Hz, 1H), 2.33 (dsxt, J = 16.7, 1.9 Hz, 1H), 1.05-1.08 (m, 21H)。
9-BBN(THF中0.500M、440mL、220mmol)の溶液をTHF(800mL)中の(((1S,2R)-2-((ベンジルオキシ)メチル)シクロペント-3-エン-1-イル)オキシ)トリイソプロピルシラン(40.0g、110mmol)の溶液に窒素雰囲気下で-10℃で滴下して添加した。反応混合物を室温まで徐々に温め、18時間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、水(3.50L)中のオキソン(338g、550mmol)の溶液で処理し、2時間撹拌した。水相をEtOAc(3×1.0L)で抽出し、組み合わせた有機相を飽和NaHCO3(1.0L)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(50/1/0.1~10/1/0.1のPE/EtOAc/NH3・H2O)によって精製して(1R,3R,4S)-3-((ベンジルオキシ)メチル)-4-((トリイソプロピルシリル)オキシ)シクロペンタン-1-オール(中間体1)(14.6g、35%)を無色の油として得た。1H NMR (CDCl3) δ 7.29-7.39 (m, 5H), 4.51-4.62 (m, 2H), 4.42 (ddd, J = 6.4, 4.4 Hz, 1H), 4.33 (spt, J = 3.0 Hz, 1H), 3.59 (dd, J = 8.9, 4.3 Hz, 1H), 3.51 (dd, J = 8.9, 4.1 Hz, 1H), 2.36 (ddd, J = 13.8, 10.0, 6.0 Hz, 1H), 2.13-2.24 (m, 1H), 1.97-2.06 (m, 1H), 1.79-1.90 (m, 1H), 1.64-1.77 (m, 1H), 1.41-1.62 (m, 1H), 1.02-1.08 (m, 21H)。
DCM(280mL)中の(1R,3R,4S)-3-((ベンジルオキシ)メチル)-4-(トリイソプロピルシリル)オキシ)シクロペンタノール(18.0g、5.28mmol)、TEA(7.92mL、56.9mmol)及びDMAP(289mg、2.37mmol)の混合物にAc2O(5.37mL、56.9mmol)を0℃で滴下して添加した。反応混合物を室温に温め、20時間撹拌し、次いでDCM(500mL)で希釈し、1MのHCl(50mL)で洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(PE中1~5%のEtOAc)によって精製して(1R,3R,4S)-3-((ベンジルオキシ)メチル)-4-((トリイソプロピルシリル)オキシ)シクロペンチルアセテート(17.1g、86%)を無色の油として提供した。1H NMR (CDCl3) δ 7.28-7.37 (m, 5H), 5.19-5.27 (m, 1H), 4.47-4.55 (m, J = 2.4 Hz, 2H), 4.29 (q, J = 5.2 Hz, 1H), 3.50 (dd, J = 9.3, 5.6 Hz, 1H), 3.42 (dd, J = 9.2, 6.7 Hz, 1H), 2.39 (dt, J = 15.9, 8.2 Hz, 1H), 2.12-2.24 (m, 1H), 2.00-2.06 (m, 1H), 1.99 (s, 3H), 1.89-1.96 (m, 1H), 1.48-1.60 (m, 1H), 1.04 (s, 21H)。
MeOH(400mL)中の(1R,3R,4S)-3-((ベンジルオキシ)メチル)-4-((トリイソプロピルシリル)オキシ)シクロペンチルアセテート(17.1g、40.6mmol)及びPd(OH)2(炭素上に10重量%、6.27g、4.06mmol)の混合物を40psiの水素下で25℃で18時間撹拌した。反応混合物をセライトを通して濾過し、濾液を濃縮して(1R,3R,4S)-3-(ヒドロキシメチル)-4-((トリイソプロピルシリル)オキシ)シクロペンチルアセテート(13.1g、98%)を無色の油として得、これをさらなる精製をせずに使用した。1H NMR (CDCl3) δ 5.25 (dddd, J = 7.2, 4.8 Hz, 1H), 4.31 (q, J = 6.2 Hz, 1H), 3.64-3.75 (m, 2H), 2.39 (dt, J = 14.3, 8.3 Hz, 1H), 1.98 (s, 3H), 1.94-2.16 (m, 2H), 1.71 (m, 1H), 1.63 (m, 1H), 1.42 (ddd, J = 13.7, 7.8, 4.8 Hz, 1H), 1.09 (s, 21H)。
DCM(200mL)中の(1R,3R,4S)-3-(ヒドロキシメチル)-4-((トリイソプロピルシリル)オキシ)シクロペンチルアセテート(12.7g、38.4mmol)の溶液にTBSCl(7.52g、49.9mmol)及びイミダゾール(3.91g、57.5mmol)を順次添加した。得られた混合物を25℃で18時間撹拌した。反応混合物を水(50mL)でクエンチし、DCM(150mL×3)で抽出した。組み合わせた有機相をブライン(100mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(PE中5%のEtOAc)によって精製して(1R,3R,4S)-3-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)-4-((トリイソプロピルシリル)オキシ)シクロペンチルアセテート(15.6g、93%)を無色の油として得た。1H NMR (CDCl3) δ 5.14-5.22 (m, 1H), 4.25 (q, J = 5.2 Hz, 1H), 3.49-3.58 (m, 2H), 2.27 (dt, J = 14.2, 8.3 Hz, 1H), 1.97-2.01 (m. 1H), 1.99 (s, 3H), 1.78-1.91 (m, 1H), 1.39-1.53 (m, 1H), 1.34-1.48 (m, 1H), 1.01 (s, 21H), 0.86 (s, 9H), 0.00 (s, 6H)。
シクロペンタノール、中間体2
(1R,3R,4S)-3-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)-4-((トリイソプロピルシリル)オキシ)シクロペンチルアセテート(16.0g、35.9mmol)の溶液に、MeOH(200mL)中のK2CO3(9.92g、71.8mmol)を添加し、反応混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物を濃縮し、水を添加し(200mL)、次いでDCM(3×200mL)で抽出した。組み合わせた有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(PE中2.5~5%のEtOAc)によって精製して(1R,3R,4S)-3-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)-4-((トリイソプロピルシリル)オキシ)シクロペンタノール(中間体2)(10.9g、67%)を無色の油として提供した。1H NMR (CDCl3) δ 4.31-4.37 (m, 1H), 4.17 (spt, J = 3.0 Hz, 1H), 3.68 (dd, J = 9.8, 3.8 Hz, 1H), 3.53 (dd, J = 9.8, 3.8 Hz, 1H), 2.16-2.27 (m, 1H), 1.99-2.07 (m, 1H), 1.89-1.98 (m, 1H), 1.65-1.75 (m, 1H), 1.37 (dquin, J = 13.8, 2.0 Hz, 1H), 0.97 (s, 21H), 0.82 (s, 9H), 0.00 (s, 6H)。
[(1S,2R,4R)-2-(ヒドロキシメチル)-4-ピリミジン-4-イルオキシ-シクロペントキシ]ホスフィン酸、中間体6
中間体2(3.55g、8.81mmol)をTHF(80.0mL、983mmol)に溶解し、次いでLDA(THF/ヘキサン中1.00M、12.3mL、12.3mmol)を撹拌しながら溶液に添加した。4,6-ジクロロピリミジン(1.51g、10.1mmol)をアルゴンの雰囲気下で添加した。反応混合物を1時間撹拌し、次いで60℃で一晩加熱した。溶液を飽和水性NH4Cl(40mL)に注いだ。この混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出した。組み合わせた有機相を濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0~25%のEtOAc)によって精製してtert-ブチル-[[(1R,2S,4R)-4-(6-クロロピリミジン-4-イル)オキシ-2-トリイソプロピルシリルオキシ-シクロペンチル]メトキシ]-ジメチル-シラン(3.25g、72%)を無色の粘着性固体として提供した。1H NMR (CDCl3) δ 8.53 (s, 1H), 6.66 (s, 1H), 5.44-5.58 (m, 1H), 4.33 (q, J = 5.1 Hz, 1H), 3.46-3.63 (m, 2H), 2.40 (dt, J = 14.9, 7.9 Hz, 1H), 2.04-2.17 (m, 2H), 1.94-2.02 (m, 1H), 1.53 (dt, J = 12.2, 5.5 Hz, 1H), 1.03 (s, 21H), 0.85 (s, 9H), -0.03-0.04 (m, 6H)。
中間体3(3.25g、6.31mmol)をDIPEA(2.25mL、12.6mmol)及びエチルアセテート(40.0mL)に溶解した。パラジウム(炭素上に10重量%、335mg、0.316mmol)を反応混合物に添加した。水素のバルーンを取り付け、反応混合物を室温で6時間撹拌した。反応混合物を濾過し、固体をメタノールで洗浄した。濾液を濃縮した。残渣をEtOAc(60mL)に溶解し、水(2×10mL)で洗浄した。有機相を濃縮してtert-ブチル-ジメチル-[[(1R,2S,4R)-4-ピリミジン-4-イルオキシ-2-トリイソプロピルシリルオキシ-シクロペンチル]メトキシ]シラン(中間体4)(2.93g、96%)を得、これをさらなる精製をせずに使用した。1H NMR (CDCl3) δ 8.73 (s, 1H), 8.36 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 6.63 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 5.49-5.56 (m, 1H), 4.34 (q, J = 5.0 Hz, 1H), 3.58 (d, J = 5.8 Hz, 2H), 2.42 (dt, J = 14.3, 8.0 Hz, 1H), 2.04-2.18 (m, 2H), 2.00 (dt, J = 13.4, 5.5 Hz, 1H), 1.49-1.59 (m, 1H), 1.04 (s, 21H), 0.85 (s, 9H), -0.03-0.03 (m, 6H)。
中間体4(2.92g、6.07mmol)を水(10.0mL)及びメタノール(10.0mL)の混合物に溶解した。TFA(20.0mL、261mmol)を室温で撹拌しながら溶液に徐々に添加した。反応混合物を50℃で4時間加熱した。反応混合物を濃縮し、残渣を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(0.1%のギ酸を有する水中0~100%のACN)によって精製して(1S,2R,4R)-2-(ヒドロキシメチル)-4-ピリミジン-4-イルオキシ-シクロペンタノール(1.00g、78%)を粘着性の油として提供した。LCMS(FA):m/z=211.1(M+H)。
(1S,2R,4R)-2-(ヒドロキシメチル)-4-ピリミジン-4-イルオキシ-シクロペンタノール(779mg、3.71mmol)をピリジン(20.6mL、254mmol)に溶解し、次いでDMTrCl(1.40g、4.08mmol)を添加し、反応混合物を45℃で1時間撹拌した。追加のDMTrCl(634mg、1.85mmol)を添加し、混合物を3時間加熱した。MeOH(5mL)を添加し、混合物を10分間撹拌した。混合物を水(30mL)に注ぎ、EtOAc(2×30mL)で抽出した。組み合わせた有機相を濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中20~100%のEtOAc)によって精製して(1S,2R,4R)-2-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-ピリミジン-4-イルオキシ-シクロペンタノール(中間体5)(1.37g、72%)を黄色の固体として提供した。LCMS(FA):m/z=531.3(M+H)。
ピリジン(20.0mL、247mmol)中の中間体5(1.70g、3.31mmol)の溶液にジフェニルホスファイト(1.27mL、6.62mmol)を添加した。反応混合物をアルゴン下で室温で1.5時間撹拌した。次いで水(40.0mL、2.22mol)を添加した。透明な溶液は乳白色に迅速に変わり、それを室温で1時間撹拌し、透明な溶液を得た。反応混合物をEtOAc及びブラインで希釈し、次いでEtOAcで抽出した。組み合わせた有機相を水、ブラインで洗浄し、Na2SO4を使用して乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮した。残渣をトルエンから濃縮して[(1S,2R,4R)-2-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-ピリミジン-4-イルオキシ-シクロペントキシ]ホスフィン酸(1.91g、100%)を得、これをさらなる精製をせずに使用した。
[(1S,2R,4R)-2-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-ピリミジン-4-イルオキシ-シクロペントキシ]ホスフィン酸(1.91g、3.31mmol)に水(2.0mL、110mmol)及び酢酸(7.6mL、130mmol)を添加した。混合物を超音波処理し、得られた鮮やかな橙色の反応混合物を室温で1時間撹拌した。次いで反応混合物をトルエンから濃縮した。粗物質をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~100%のMeOH)によって精製して[(1S,2R,4R)-2-(ヒドロキシメチル)-4-ピリミジン-4-イルオキシ-シクロペントキシ]ホスフィン酸(中間体6)(908mg、76%)を得た。LCMS(FA):m/z=275.0(M+H), 1H NMR (MeOD) δ 8.84 (s, 1H), 8.49 (dd, J = 6.2, 0.7 Hz, 1H), 7.62 (s, 0.5 H) 6.98 (dd, J = 6.2, 1.0 Hz, 1H,) 5.99 (s, 0.5H), 5.65 (ddd, J = 6.7, 4.8, 2.0 Hz, 1H), 4.72 (dd, J = 9.4, 6.2 Hz, 1H), 3.58 - 3.69 (m, 2H), 2.44 - 2.59 (m, 1H), 2.23 - 2.37 (m, 3H,) 1.63 - 1.76 (m, 1H)。31P NMR (MeOD) δ 4.37 (s, 1P)。
tert-ブチル-ジメチル-[[(1R,2S,4R)-4-ピリミジン-4-イルオキシ-2-トリイソプロピルシリルオキシ-シクロペンチル]メトキシ]シラン、中間体4の代替的調製
THF(250mL)中の中間体1(25.0g、66.0mmol)、安息香酸(9.70g、79.2mmol)及びPPh3(20.7g、79.2mmol)の混合物にDIAD(16.0g、79.2mmol)を窒素の雰囲気下で0℃で滴下して添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残渣をEtOAc(350mL)で希釈し、ブライン(2×150mL)で洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して残渣を得た。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(PE中1~10%のEtOAc)によって精製して(1S,3R,4S)-3-[(ベンジルオキシ)メチル]-4-[(トリイソプロピルシリル)オキシ]シクロペンチルベンゾエート(28g、88%)を淡黄色の油として得た。1H NMR (CDCl3) δ 8.05 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 7.53 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.40 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 7.35-7.20 (m, 5H), 5.34 (sept, J = 3.6 Hz, 1H), 4.51 (d, J = 2.0 Hz, 2H), 4.22 (q, J = 6.4 Hz, 1H), 3.50 (ddd, J = 5.2, 9.6, 26.4 Hz, 2H), 2.42 (m, 2H), 2.15 (m, 1H), 1.95 (m, 2H), 1.00 (m, 21 H)。
MeOH(560mL)中の(1S,3R,4S)-3-[(ベンジルオキシ)メチル]-4-[(トリイソプロピルシリル)オキシ]シクロペンチルベンゾエート(28.0g、58.0mmol)の溶液にPd(OH)2/C(20%w/w、4.10g、5.80mmol)を添加した。得られた混合物を40psiの水素下で室温で18時間撹拌した。反応混合物をセライトを通して濾過し、MeOH(3×150mL)で洗浄した。濾液を真空中で濃縮して所望の生成物(1S,3R,4S)-3-(ヒドロキシメチル)-4-[(トリイソプロピルシリル)オキシ]シクロペンチルベンゾエート(22.0g、97%)を無色の油として得、これをさらなる精製をせずに直接用いた。
DCM(600mL)中の(1S,3R,4S)-3-(ヒドロキシメチル)-4-[(トリイソプロピルシリル)オキシ]シクロペンチルベンゾエート(44.0g、112mmol)の溶液にTBSCl(21.8g、145mmol)及びイミダゾール(11.4g、168mmol)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を水(500mL)でクエンチし、DCM(2×600mL)で抽出した。組み合わせた有機相をブライン(800mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(PE中1~30%のEtOAc)によって精製して(1S,3R,4S)-3-({[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)-4-[(トリイソプロピルシリル)オキシ]シクロペンチルベンゾエート(50g、88%)を無色の油として得た。1H NMR (CDCl3) δ 8.00-7.94 (m, 2H), 7.48-7.42 (m, 1H), 7.36-7.31 (m, 2H), 5.26 (tt, J = 7.0, 3.7 Hz, 1H), 4.23-4.14 (m, 1H), 3.62-3.46 (m, 2H), 2.35 (dt, J = 13.9, 6.8 Hz, 1H), 2.21 (tt, J = 9.8, 4.9 Hz, 1H), 2.04-1.93 (m, 1H), 1.91-1.76 (m, 2H), 0.97 (d, J = 1.9 Hz, 21H), 0.81 (s, 9H), -0.04 (d, J = 1.0 Hz, 6H)。
MeOH(650mL)中の(1S,3R,4S)-3-({[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)-4-[(トリイソプロピルシリル)オキシ]シクロペンチルベンゾエート(50.0g、98.6mmol)の溶液にK2CO3(20.3g、147mmol)を添加した。反応混合物を20℃で16時間撹拌した。反応混合物を水(600mL)でクエンチした。混合物をDCM(3×600mL)で抽出し、組み合わせた有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(PE中1~5%のEtOAc)によって精製して(1S,3R,4S)-3-({[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)-4-[(トリイソプロピルシリル)オキシ]シクロペンタノール(中間体8)(25.2g、63%)を淡黄色の油として提供した。LCMS(FA):m/z=403.5(M+H)。
中間体8(5.00g、12.4mmol)、PPh3(3.74g、14.3mmol)及び4(3H)-ピリミドン(1.46g、14.9mmol)をアルゴンの雰囲気下でTHF(100mL)に溶解した。溶液を0℃に冷却した。DEAD(2.15mL、13.7mmol)を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を乾燥するまで濃縮し、セライトに吸着させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0~15%のEtOAc)によって精製してtert-ブチル-ジメチル-[[(1R,2S,4R)-4-ピリミジン-4-イルオキシ-2-トリイソプロピルシリルオキシ-シクロペンチル]メトキシ]シラン(中間体4)(5.18g、83%)を提供した。LCMS(FA):m/z=481.3(M+H), 1H NMR (DMSO-d6) δ 8.75 (s, 1H,) 8.48 (d, J = 5.8 Hz, 1H,) 6.85 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 5.46 (m, 1H), 4.34 (m, 1H), 3.58 (m, 2H), 2.31 - 2.44 (m, 1H), 1.94 - 2.11 (m, 3H,) 1.44 - 1.53 (m, 1H), 1.04 (s, 21H) 0.84 (s, 9H,) 0.00 (d, J = 3.1 Hz, 6H)。
[(1S,2R,4R)-2-(ヒドロキシメチル)-4-ピリミジン-4-イルオキシ-シクロペントキシ]ホスフィン酸、中間体6の代替的調製
中間体4(5.98g、12.4mmol)をEtOH(50.0mL)に取り込んだ。EtOH(50.0mL)中のHCl(12.0mol/L、2.07mL、24.9mmol)の溶液を添加した。反応混合物を40℃で1時間撹拌した。反応混合物を飽和水性重炭酸ナトリウムで希釈し、濃縮してEtOHを除去した。水性残渣をEtOAcで抽出し、組み合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0~60%のEtOAc)によって精製して{(1R,2S,4R)-4-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-[(トリイソプロピルシリル)オキシ]シクロペンチル}メタノール(3.03g、66%)を提供した。LCMS(FA):m/z=367.2(M+H)。
DCM(100mL)中の{(1R,2S,4R)-4-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-[(トリイソプロピルシリル)オキシ]シクロペンチル}メタノール(3.03g、8.26mmol)の溶液にDBU(3.70mL、24.8mmol)を添加した。反応混合物を0℃に冷却し、DMTrCl(5.60g、16.5mmol)を添加した。次いで反応混合物を室温に温め、一晩撹拌した。水を添加し、混合物をDCMで抽出した。組み合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0~50%のEtOAc)によって精製して4-({(1R,3R,4S)-3-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-4-[(トリイソプロピルシリル)オキシ]シクロペンチル}オキシ)ピリミジン(5.30g、96%)を提供した。LCMS(FA):m/z=669.4(M+H)。
THF(25mL)中の4-({(1R,3R,4S)-3-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-4-[(トリイソプロピルシリル)オキシ]シクロペンチル}オキシ)ピリミジン(5.30g、7.90mmol)の溶液にTBAF(1.00mol/L、9.50mL、9.50mmol)を室温で添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。ブラインを添加し、混合物をEtOAcで抽出した。組み合わせた有機相をNa2SO4で乾燥させ、濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0~70%のEtOAc)によって精製して(1S,2R,4R)-2-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-4-(ピリミジン-4-イルオキシ)シクロペンタノール(2.80g、69%)を提供した。LCMS(FA):m/z=513.3(M+H)。
中間体5(1.44g、2.81mmol)をピリジン(12.0mL)に溶解した。溶液を0℃に冷却し、ジフェニルホスファイト(1.08mL、5.62mmol)に1分にわたって徐々に添加した。反応混合物を室温に温め、20分間撹拌した。反応混合物を冷却して0℃に戻し、水(2.77mL、154mmol)を添加した。反応混合物を室温に温め、30分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、トルエン(2×50mL)から濃縮した。残渣を酢酸(6.45mL、112mmol)及び水(1.70mL)に取り込み、反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~100%のMeOH)によって精製して[(1S,2R,4R)-2-(ヒドロキシメチル)-4-ピリミジン-4-イルオキシ-シクロペントキシ]ホスフィン酸(中間体6)(600mg、78%)を提供した。LCMS(FA):m/z=275.2(M+H), 1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.84 (s, H), 8.49 (dd, J = 6.24, 0.7 Hz, 1H), 7.62 (s, 0.5H), 6.98 (dd, J = 6.2, 1.0 Hz, 1H), 5.99 (s, 0.5H), 5.65 (ddd, J = 6.7, 4.8, 2.0Hz, 1H,) 4.72 (dd, J = 9.4, 6.2 Hz, 1H), 3.58 - 3.69 (m, 2H), 2.44 - 2.59 (m, 1H), 2.23 - 2.37 (m, 3H), 1.63 - 1.76 (m, 1H)。31P NMR (MeOD) δ 4.37 (s, 1P)。
[(1S,2R,4R)-2-(ヒドロキシメチル)-4-ピリミジン-4-イルオキシ-シクロペントキシ]ホスフィン酸;N,N-ジエチルエタンアミン、中間体6の代替的調製
中間体1(4.00g、10.6mmol)をTHF(80.0mL)に溶解し、反応混合物を0℃に冷却した。カリウムtert-ブトキシド(2.25g、19.0mmol)を添加し、反応混合物を0℃で10分間撹拌した。4,6-ジクロロピリミジン(2.52g、16.9mmol)を溶液に添加し、反応混合物を0℃で10分間撹拌し、次いで室温に温め、2時間撹拌した。反応混合物をHCl(0.2M、80mL)でクエンチし、EtOAc(2×100mL)で抽出した。組み合わせた有機相をブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して粗4-(((1R,3R,4S)-3-((ベンジルオキシ)メチル)-4-((トリイソプロピルシリル)オキシ)シクロペンチル)オキシ)-6-クロロピリミジンを黄色の油として得、これをさらなる精製をせずに次の工程で使用した。
粗4-(((1R,3R,4S)-3-((ベンジルオキシ)メチル)-4-((トリイソプロピルシリル)オキシ)シクロペンチル)オキシ)-6-クロロピリミジンにHClの溶液(ジオキサン中4.0M、30.0mL、120mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。溶媒を完全に蒸発させ、残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(20~83.3%のEtOAc:ヘキサン)によって精製して標記化合物を無色の油として提供した(2.32g、66%)。LCMS(FA):m/z=335.1(M+H)。
(1S,2R,4R)-2-((ベンジルオキシ)メチル)-4-((6-クロロピリミジン-4-イル)オキシ)シクロペンタン-1-オール(1.21g、3.62mmol,)及びTEA(1.47g、14.5mmol)をMeOH(40.0mL)に溶解した。パラジウム(炭素上に10%、192mgの量?)を添加し、混合物をH2の雰囲気下で室温で3時間撹拌した。反応混合物を濾過し、メタノールで洗浄した。濾液を濃縮し、EtOAcに溶解し、水(2×10mL)で洗浄した。有機相を乾燥させ、濃縮して標記化合物(1.04g、96%)を提供した。LCMS(AA):m/z=301.2(M+H)。
(1S,2R,4R)-2-((ベンジルオキシ)メチル)-4-(ピリミジン-4-イルオキシ)シクロペンタン-1-オール(1.03g、3.42mmol)をピリジン(15.0mL)に溶解し、ジフェニルホスファイト(1.31mL、6.85mmol)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した。水(5.00mL)を添加し、反応混合物を室温で30分間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をメタノール(20mL)及びTEA(5mL)の混合物に溶解した。溶媒を蒸発させ、残渣を真空下で乾燥させた。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(0%~60%のMeOH/DCM)によって精製して[(1S,2R,4R)-2-(ベンジルオキシメチル)-4-ピリミジン-4-イルオキシ-シクロペントキシ]ホスフィン酸;N,N-ジエチルエタンアミン(1.63g、84%)を提供した。LCMS(FA):m/z=165.2(M+H)。
[(1S,2R,4R)-2-(ベンジルオキシメチル)-4-ピリミジン-4-イルオキシ-シクロペントキシ]ホスフィン酸;N,N-ジエチルエタンアミン(1.50g、3.22mmol)をDCM(20mL)に溶解し、混合物を0℃に冷却した。三塩化ホウ素(DCM中1.0M、12.9mL、12.9mmol)をシリンジポンプを介して0℃で滴下して添加した。混合物を0℃で30分間撹拌し、次いでMeOH(10mL)で0℃でクエンチした。溶媒を蒸発させ、残渣をトルエンから濃縮した。MeOH(15mL)及びTEA(5mL)を残渣に添加し、5分間撹拌した後、溶媒を完全に蒸発させた。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(10~50%のMeOH/DCM)によって精製して中間体6をN,N-ジエチルエタンアミン塩として提供した。(699mg、58%)。1H NMR (MeOD) δ 8.72 (s, 1H), 8.42 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 7.56 (s, 0.5H), 6.86 (dd, J = 6.0, 1.0 Hz, 1H), 6.01 (s, 0.5H), 5.54 - 5.62 (m, 1H), 4.49 - 4.68 (m, 1H), 3.63 - 3.72 (m, 1H), 3.55 - 3.63 (m, 1H), 3.20 (d, J = 7.4 Hz, 6H), 2.42 - 2.58 (m, 1H), 2.16 - 2.33 (m, 3H), 1.59 - 1.74 (m, 1H), 1.31 (t, J = 7.34 Hz, 9H)。31P NMR (MeOD) δ 3.52 (s, 1 P)。
[(1S,2R,4R)-2-(ヒドロキシメチル)-4-ピリミジン-4-イルオキシ-シクロペントキシ]ホスフィン酸;アンモニエート、中間体6の代替的合成
(1S,2R,4R)-2-((ベンジルオキシ)メチル)-4-(ピリミジン-4-イルオキシ)シクロペンタン-1-オール(中間体149)(5.14g、17.1mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮した(3×約50mL)。ピリジン(70.0mL)を添加し、反応混合物を窒素の雰囲気下で0℃に冷却した。ジフェニルホスファイト(4.91mL、25.7mmol)を滴下して添加し、反応混合物を室温に温め、40分間撹拌した。水(8.0mL)を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をトルエン(2×約10mL)から濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(0~60%のMeOH/DCM)によって精製して[(1S,2R,4R)-2-(ベンジルオキシメチル)-4-ピリミジン-4-イルオキシ-シクロペントキシ]ホスフィン酸(5.26g、71%)を提供した。LCMS(FA):m/z=365.2(M+H)。
DCM(80.0mL)中の[(1S,2R,4R)-2-(ベンジルオキシメチル)-4-ピリミジン-4-イルオキシ-シクロペントキシ]ホスフィン酸(5.21g、13.0mmol)の溶液を0℃に冷却した。三塩化ホウ素(DCM中1.0M、52.0mL、52.0mmol)を徐々に添加し、反応物を0℃で30分間撹拌した。エタノール(18.9mL、325mmol)を添加し、反応混合物を0℃で5分間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をメタノール(10mL)に溶解した。アンモニア(メタノール中7.0M、22.0mL、156mmol)を添加し、溶媒を蒸発させた。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(0~75%のMeOH/DCM)によって精製し、続いてシリカゲルクロマトグラフィ(0~100%のEtOAc/DCM)によってさらに精製して[(1S,2R,4R)-2-(ヒドロキシメチル)-4-ピリミジン-4-イルオキシ-シクロペントキシ]ホスフィン酸;アンモニエート、中間体6アンモニウム塩(2.60g、62%)を提供した。1H NMR (DMSO-d6) δ 8.75 (s, 1H), 8.48 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 7.32 (br s, 4.5H), 6.89 (dd, J = 1.1, 5.9 Hz, 1H), 5.87 (s, 0.5H), 5.44 - 5.36 (m, 1H), 4.38 (qd, J = 6.8, 10.5 Hz, 1H), 4.12 (br s, 1H), 3.44 - 3.36 (m, 2H), 2.32 (ddd, J = 7.2, 8.4, 13.8 Hz, 1H), 2.10 - 1.95 (m, 3H), 1.38 (ddd, J = 5.1, 8.7, 13.8 Hz, 1H)。
N-(6-{[(1R,3S,4R)-3-ヒドロキシ-4-(ヒドロキシメチル)シクロペンチル]アミノ}ピリミジン-4-イル)ベンズアミド、中間体12
(1R,2S,3R,5R)-5-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-2-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンタノール、中間体14
4-クロロピリミジン(572mg、4.79mmol)をNMP(10mL)及びDIPEA(3.04mL、17.4mmol)の混合物に溶解した。(1R,2S,3R,4R)-2,3-ジヒドロキシ-4-(ヒドロキシメチル)-1-アミノシクロペンタン塩酸塩(800mg、4.36mmol)を添加した。反応混合物を150℃でマイクロ波照射下で4時間加熱した。反応混合物をEtOAcで希釈し、濃縮して(1S,2R,3R,5R)-3-(ヒドロキシメチル)-5-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンタン-1,2-ジオールを提供し、これをさらなる精製をせずに使用した。
(1S,2R,3R,5R)-3-(ヒドロキシメチル)-5-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンタン-1,2-ジオール(1.96g、8.70mmol)を乾燥ピリジン(約20mL)から濃縮し、次いでピリジン(30.0mL)に溶解した。DMTrCl(4.47g、13.1mmol)を添加し、反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、水で希釈した。混合物をEtOAcで抽出し、次いで有機相をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0~100%のEtOAc、続いてEtOAc中0~20%のMeOH)によって精製して(1S,2R,3R,5R)-3-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-5-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンタン-1,2-ジオール(1.10g、24%)を提供した。LCMS(FA):m/z=528.3(M+H)。
(1S,2R,3R,5R)-3-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-5-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンタン-1,2-ジオール(1.11g、2.10mmol)をトルエン(3×50mL)から濃縮し、次いで室温でピリジン(50.0mL)に取り込んだ。TBSCl(1.60g、10.5mmol)及びイミダゾール(578mg、8.40mmol)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機相をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。粗混合物をシリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中40~80%のEtOAc)によって精製して中間体14(339mg、25%)を提供した。1H NMR (DMSO-d6) δ 8.32 (s, 1H), 7.97 (br d, J = 5.4 Hz, 1H), 7.34-7.42 (m, 2H), 7.26-7.32 (m, 3H), 7.17-7.26 (m, 6H), 6.87 (d, J = 8.7 Hz, 4H), 6.40 (br d, J = 4.6 Hz, 1H), 4.11 (br d, J = 4.8 Hz, 1H), 3.76 (t, J = 5.0 Hz, 1H), 3.72 (s, 6H), 3.64 (q, J = 5.0 Hz, 1H), 3.03 (dd, J = 8.8, 5.1 Hz, 1H), 2.93 (dd, J = 8.9, 6.0 Hz, 1H), 2.03-2.21 (m, 2H), 1.22 (m, 1H), 0.79 (s, 9H), 0.00 (s, 3H), -0.05 (s, 3H)(第1の溶出ピークとして)及び位置異性体である中間体15(422mg、31%) 1H NMR (DMSO-d6) δ 8.37 (s, 1H), 8.01 (br s, 1H,) 7.19 - 7.40 (m, 10H), 6.85 - 6.91 (m, 4H), 6.45 (br d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.42 (br d, J = 5.8 Hz, 1H), 3.97 - 4.23 (br s, 1H), 3.79 (t, J = 5.1 Hz, 1H), 3.73 (s, 6H,) 3.61 (q, J = 5.9 Hz, 1H), 3.06 (dd, J = 8.9, 5.3 Hz, 1H), 2.90 (dd, J = 8.8, 7.1 Hz, 1H), 2.28 - 2.40 (m, 1H), 2.14 (m, 1H), 1.02 - 1.21 (m, 1H), 0.78 (s, 9H), -0.02 (s, 3H), -0.07 (s, 3H)(第2の溶出ピークとして)。
(1S,2R,4R)-4-{[6-(ベンゾイルアミノ)ピリミジン-4-イル]オキシ}-2-(ヒドロキシメチル)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体20
中間体3(2.90g、5.23mmol)、ベンズアミド(1.58g、13.07mmol)、酢酸パラジウム(II)(58.7mg、0.261mmol)及びキサントホス(302mg、0.523mmol)をDMSO(30.0mL)に溶解し、次いで炭酸カリウム(1.63g、10.5mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンの雰囲気下で密封し、150℃で30分間加熱した。冷却された反応混合物を水(300mL)に注ぎ、EtOAc(3×120mL)で抽出した。組み合わせた有機相を濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0~35%のEtOAc)によって精製してN-[6-[(1R,3R,4S)-3-[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]-4-トリイソプロピルシリルオキシ-シクロペントキシ]ピリミジン-4-イル]ベンズアミド(2.62g、83%)を提供した。1H NMR (CDCl3) δ 8.47 (br s, 1H), 8.43 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.84-7.89 (m, 2H), 7.61-7.65 (m, 1H), 7.56 (tt, J = 7.4, 2.1 Hz, 1H), 7.45-7.52 (m, 2H), 5.50 (dddd, J = 7.2, 5.2 Hz, 1H), 4.33 (q, J = 5.1 Hz, 1H), 3.52-3.64 (m, 2H), 2.42 (dt, J = 14.6, 8.0 Hz, 1H), 2.02-2.18 (m, 3H), 1.58-1.51 (m, 1 H), 1.03 (s, 21H), 0.85 (s, 9H), 0.00 (s, 6H)。
N-[6-[(1R,3R,4S)-3-[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]-4-トリイソプロピルシリルオキシ-シクロペントキシ]ピリミジン-4-イル]ベンズアミド(2.92g、4.87mmol)を水(10.0mL)及びTFA(20.0mL)に溶解した。反応混合物を室温で一晩撹拌し、次いで濃縮した。粗化合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性ギ酸(0.1%)中10~100%のACN)によって精製してN-[6-[(1R,3S,4R)-3-ヒドロキシ-4-(ヒドロキシメチル)シクロペントキシ]ピリミジン-4-イル]ベンズアミド(1.28g、80%)を提供した。LCMS(FA):m/z=330.2(M+H)。
N-[6-[(1R,3S,4R)-3-ヒドロキシ-4-(ヒドロキシメチル)シクロペントキシ]ピリミジン-4-イル]ベンズアミド(1.28g、3.89mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し、次いでピリジン(25mL)に取り込んだ。DMTrCl(1.33g、3.89mmol)を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。追加のDMTrCl(666mg、1.95mmol)を反応混合物に添加し、撹拌を3時間継続した。MeOH(5mL)を添加し、混合物を10分間撹拌し、次いで水(80mL)に注いだ。混合物をEtOAc(3×80mL)で抽出した。組み合わせた有機相を濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中30~100%のEtOAc)によって精製してN-[6-[(1R,3R,4S)-3-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-ヒドロキシ-シクロペントキシ]ピリミジン-4-イル]ベンズアミド(1.73g、70%)を提供した。LCMS(FA):m/z=632.4(M+H)。
ピリジン(14.9mL)中のN-[6-[(1R,3R,4S)-3-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-ヒドロキシ-シクロペントキシ]ピリミジン-4-イル]ベンズアミド(1.00g、1.58mmol)の溶液にジフェニルホスファイト(0.609mL、3.17mmol)を添加した。反応混合物を室温でアルゴンの雰囲気下で2時間撹拌した。水(29.9mL)を添加し、黄色の反応混合物を室温で1時間撹拌した。ACN(15mL)を添加して微粒子を溶解し、撹拌を5分間継続した。ブライン(30mL)を添加し、混合物をEtOAc(2×60mL)で抽出した。組み合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。残渣をトルエン(3×10mL)から濃縮し、さらなる精製をせずに次の工程に直接用いた。
[(1S,2R,4R)-4-(6-ベンズアミドピリミジン-4-イル)オキシ-2-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]シクロペントキシ]ホスフィン酸(1.06g、1.52mmol)を水(1.42mL)及び酢酸(5.70mL、99.40mmol)に取り込んだ。反応混合物を1分間超音波処理し、得られた鮮やかな橙色の溶液を室温で1時間撹拌した。反応混合物をトルエン(2×10mL)から濃縮した。次いで残渣をセライトに吸着させ、シリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~60%のMeOH)によって精製して(1S,2R,4R)-4-{[6-(ベンゾイルアミノ)ピリミジン-4-イル]オキシ}-2-(ヒドロキシメチル)シクロペンチル水素ホスホネート(中間体20、630mg、71%)を提供した。LCMS(FA):m/z=394.1(M+H), 1H NMR (DMSO-d6) δ 11.07 (br s, 1H), 8.58 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 8.03 - 7.97 (m, 2H), 7.65 - 7.58 (m, 1H), 7.56 - 7.48 (m, 3H), 7.31 (s, 0.5H), 5.92 - 5.85 (m, 1.5H), 5.43 - 5.34 (m, 1H), 4.43 - 4.33 (m, 1H), 3.46 - 3.35 (m, 2H), 2.36 - 2.25 (m, 1H), 2.09 - 1.95 (m, 3H), 1.42 - 1.31 (m, 1H) 31P NMR (DMSO-d6) δ 1.53 (s, 1P)。
N-[6-[(1R,3R,4S)-3-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-ヒドロキシ-シクロペントキシ]ピリミジン-4-イル]ベンズアミドに代えて表に示された出発材料を用いて、実施例10に記載されたように工程4から開始して以下に挙げられた化合物を調製した。
(1S,2R,4R)-2-(ヒドロキシメチル)-4-(ピラジン-2-イルオキシ)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体25
EtOH(70.0mL)中のHCl(水中12.0M、0.750mL、9.00mmol)の溶液を0℃に冷却し、EtOH(70.0mL)中の中間体8(1.65g、4.10mmol)の溶液を徐々に添加した。反応混合物を室温に温め、1時間撹拌した。水(10.0mL)及び重炭酸ナトリウム(1.80g、21.4mmol)を添加し、反応混合物を室温で5分間撹拌した。混合物を濃縮し、トルエンから濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~95%のMeOH)によって精製して(1S,3R,4S)-3-(ヒドロキシメチル)-4-[(トリイソプロピルシリル)オキシ]シクロペンタノール(870mg、74%)を提供した。LCMS(FA):m/z=289.2(M+H)。
(1S,3R,4S)-3-(ヒドロキシメチル)-4-[(トリイソプロピルシリル)オキシ]シクロペンタノール(865mg、3.00mmol)をピリジン(20.0mL)に取り込み、0℃に冷却した。ピリジン(10.0mL)中のDMTrCl(1.13g、3.17mmol)の溶液を添加し、反応混合物を0℃で2時間撹拌した。追加部分のDMTrCl(150mg、0.421mmol)を添加し、反応混合物を室温に温め、15分間撹拌した。MeOH(20.0mL)を添加し、反応混合物を濃縮した。残渣をトルエン(2×50mL)から濃縮し、セライトに吸着させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0~15%のEtOAc)によって精製して(1S,3R,4S)-3-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-4-[(トリイソプロピルシリル)オキシ]シクロペンタノール(1.77g、61%)を提供した。1H NMR (DMSO-d6) δ 7.36 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 7.30 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 7.21 (d, J = 8.8 Hz, 5H), 6.88 (d, J = 8.8 Hz, 4H), 4.52 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 4.03-4.08 (m, 1H), 3.87 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 3.73 (s, 6H), 3.14 (dd, J = 8.7, 4.3 Hz, 1H), 2.83 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 2.20 (quin, J = 7.0 Hz, 2H), 1.87 (ddd, J = 12.1, 7.8, 3.2 Hz, 1H), 1.64 (ddd, J = 13.3, 8.9, 6.6 Hz, 1H), 1.42 (quin, J = 5.8 Hz, 1H), 0.82-0.96 (m, 21H)。
(1S,3R,4S)-3-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-4-[(トリイソプロピルシリル)オキシ]シクロペンタノール(1.35g、2.28mmol)、2-ヒドロキシピラジン(330mg、3.43mmol)、及びトリフェニルホスフィン(752mg、2.87mmol)をTHF(22.8mL)に取り込んだ。反応混合物を0℃に冷却し、DBAD(660mg、2.87mmol)を添加した。反応混合物を室温に温め、1時間撹拌した。MeOHを添加し(10.0mL)、混合物を濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ[ヘキサン中0~90%のEtOAc(0.5%のTEAを有する))によって精製して2-({(1R,3R,4S)-3-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-4-[(トリイソプロピルシリル)オキシ]シクロペンチル}オキシ)ピラジン(1.53g、85%)を提供した。LCMS(AA):m/z=669.4(M+H)。
THF(29.0mL)中の2-({(1R,3R,4S)-3-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-4-[(トリイソプロピルシリル)オキシ]シクロペンチル}オキシ)ピラジン(2.40g、3.59mmol)の溶液にTBAF(THF中1.00M、4.50mL、4.50mmol)を添加した。反応混合物を室温で1.25時間撹拌した。追加部分のTBAF(THF中1.00M、4.00mL、4.00mmol)を添加し、撹拌を2時間継続した。反応混合物を濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~5%のMeOH(0.5%のTEAを有する))によって精製して(1S,2R,4R)-2-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-4-(ピラジン-2-イルオキシ)シクロペンタノール(1.68g、91%)を提供した。LCMS(AA):m/z=513.3(M+H)。
(1S,2R,4R)-2-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-4-(ピラジン-2-イルオキシ)シクロペンタノール(1.04g、2.03mmol)をピリジン(8.90mL)に取り込み、0℃に冷却した。ジフェニルホスファイト(0.796mL、4.14mmol)を1分間にわたって徐々に添加した。反応混合物を室温に温め、30分間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、TEA(2.00mL、14.2mmol)を添加し、続いて水(2.00mL)を添加した。反応混合物を室温に温め、30分間撹拌した。反応混合物を濃縮した。残渣をトルエン(2×50mL)から濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ[DCM中0~5%のMeOH(0.5%のTEAを有する))]によって精製して(1S,2R,4R)-2-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-4-(ピラジン-2-イルオキシ)シクロペンチル水素ホスホネート(985mg、72%)をN,N-ジエチルエタンアミン塩として提供した。LCMS(AA):m/z=575.2(M-H)。
(1S,2R,4R)-2-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-4-(ピラジン-2-イルオキシ)シクロペンチル水素ホスホネート(988mg、1.46mmol)を水(1.2mL)及び酢酸(5.6mL)に取り込んだ。反応混合物を2分間超音波処理し、次いで反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣をトルエンから濃縮し、真空下で1時間乾燥させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中10~80%のMeOH)によって精製して(1S,2R,4R)-2-(ヒドロキシメチル)-4-(ピラジン-2-イルオキシ)シクロペンチル水素ホスホネート(中間体25、348mg、64%)をN,N-ジエチルエタンアミン塩として提供した。LCMS(AA):m/z=275.1(M+H), 1H NMR (DMSO-d6) δ 10.52 (br s, 1H), 8.24 (d, J = 1.1 Hz, 1H), 8.13 - 8.20 (m, 2H), 7.35 (s, 0.5H), 5.88 (s, 0.5H), 5.29 - 5.37 (m, 1H), 4.42 (dq, J = 10.4, 6.7 Hz, 1H), 3.36 - 3.48 (m, 2H), 3.03 (q, J = 7.2 Hz, 6H), 2.28 - 2.37 (m, 1H), 1.97 - 2.11 (m, 3H), 1.40 (m, 1H), 1.18 (t, J = 7.27 Hz, 9H)。31P NMR (DMSO-d6) δ 1.41 (s, 1P)。
実施例13における(1S,2R,4R)-2-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-4-(ピラジン-2-イルオキシ)シクロペンタノールに代えて表に示された出発材料を用いて、実施例13に記載されたように工程5から開始して以下に挙げられた化合物を調製した。
2-アミノ-9-[(5R,7R,8R,12aR,14R,15aS,16R)-2,10,16-トリヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、化合物I-10
中間体6(175mg、0.638mmol)及びN-[9-[(2R,3R,4R,5R)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ-3-[2-シアノエトキシ-(ジイソプロピルアミノ)ホスファニル]オキシ-テトラヒドロフラン-2-イル]-6-オキソ-1H-プリン-2-イル]-2-メチル-プロパンアミド(743mg、0.766mmol)の混合物を乾燥ACN(3×15mL)から濃縮した。次いで残渣をアルゴン下でACN(2.34mL)に懸濁した。分離フラスコにおいて、5-(エチルチオ)-1H-テトラゾール(249mg、1.91mmol)を乾燥ACN(3×10mL)から濃縮し、ACN(1.06mL)に溶解し、アルゴンの雰囲気下で反応混合物に添加した。反応混合物を室温で50分間撹拌した。tert-ブチルヒドロペルオキシド(ノナン中5.5M、0.35mL、1.91mmol)を添加し、反応混合物を室温で45分間撹拌した。反応混合物を水(0.353mL)中のチオ硫酸ナトリウム(353mg、2.23mmol)の添加によってクエンチした。溶媒を蒸発させ、次いで真空下で2分間放置した。残渣を酢酸(2.53mL、44.2mmol)及び水(0.63mL)の混合物に溶解した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いでトルエンから濃縮し、濃縮した。残渣をトルエンで再度濃縮し、次いでシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~50%のMeOH)によって精製して[(1S,2R,4R)-2-[[[(2R,3R,4R,5R)-4-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ-5-(ヒドロキシメチル)-2-[2-(2-メチルプロパノイルアミノ)-6-オキソ-1H-プリン-9-イル]テトラヒドロフラン-3-イル]オキシ-(2-シアノエトキシ)ホスホリル]オキシメチル]-4-ピリミジン-4-イルオキシ-シクロペントキシ]ホスフィン酸(372mg、65%)を得た。LCMS(FA):m/z=857.3(M+H)。
[(1S,2R,4R)-2-[[[(2R,3R,4R,5R)-4-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ-5-(ヒドロキシメチル)-2-[2-(2-メチルプロパノイルアミノ)-6-オキソ-1H-プリン-9-イル]テトラヒドロフラン-3-イル]オキシ-(2-シアノエトキシ)ホスホリル]オキシメチル]-4-ピリミジン-4-イルオキシ-シクロペントキシ]ホスフィン酸(370mg、0.432mmol)を乾燥ACN(3×15mL)から濃縮し、次いで真空下で15分間放置した。残渣をアルゴン雰囲気下でピリジン(8.64mL)に溶解した。次いで2-クロロ-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサホスホリナン2-オキシド(291mg、1.51mmol)を添加し、反応混合物を室温で30分間撹拌した。水を添加し(0.272mL)、続いてヨウ素(143mg、0.561mmol)を添加した。混合物を室温でアルゴン下で8分間撹拌した。水(0.5mL)中のチオ硫酸ナトリウム(91.5mg、0.561mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌した。乾燥トルエンを添加し(15mL)、濃縮した。残渣をトルエン(2×15mL)から濃縮した。粗混合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~50%のMeOH)によって精製してN-{9-[(5R,7R,8R,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-(2-シアノエトキシ)-2-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド(366mg、99%)を提供した。LCMS(FA):m/z=855.3(M+H)。
N-{9-[(5R,7R,8R,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-(2-シアノエトキシ)-2-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド(366mg、0.428mmol)をメチルアミン(EtOH中33%、12.8mL、103mmol)に取り込み、混合物を室温で90分間撹拌した。反応混合物を濃縮した。次いで残渣をシリカゲルに乾燥担持し、シリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~80%のMeOH)によって精製して2-アミノ-9-[(5R,7R,8R,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2,10-ジヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン(159mg、51%)を白色の固体として提供した。LCMS(FA):m/z=732.3(M+H)。
ピリジン(1.09mL)中の2-アミノ-9-[(5R,7R,8R,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2,10-ジヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン(159mg、0.217mmol)の懸濁液にトリエチルアミン三フッ化水素酸塩(0.175mL、1.09mmol)を添加し、次いでTEA(2.72mL、19.3mmol)を添加した。反応混合物をプロピレンチューブ内に密封し、50℃で4時間激しく撹拌した。反応混合物を室温に冷却した。反応混合物を水(6.4mL)で希釈し、次いでCaCl2(水中0.339M、6.4mL、2.17mmol)を添加した。混濁白色混合物を室温で30分間撹拌した。懸濁液をセライトを通して濾過し、セライトを水(5×5mL)で洗浄した。透明な水性濾液を濃縮して固体残渣とした。HFは19F NMRによって観察されなかった。粗残渣を缶(25mL)内で懸濁し、次いでセライトに吸着させた。粗化合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性トリエチルアンモニウムアセテート(10mM)中10%のACN)によって精製して2-アミノ-9-[(5R,7R,8R,12aR,14R,15aS,16R)-2,10,16-トリヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン-N,N-ジエチルエタンアミン(I-10)(70mg、39%)を提供した。LCMS(FA):m/z=618.1(M+H)。1H NMR (D2O) δ 8.63 (s, 1H), 8.40 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.04 (s, 1H), 6.78 (dd, J = 6.1, 1.1 Hz, 1H), 5.99 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.31-5.43 (m, 2H), 4.77-4.87 (m, 1H), 4.62 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 4.38 (q, J = 2.3 Hz, 1H), 4.14-4.19 (m, 2H), 3.95 (dt, J = 10.6, 3.4 Hz, 1H), 3.82 (dt, J = 10.6, 6.5 Hz, 1H), 3.15 (q, J = 7.3 Hz, 12H), 2.33-2.56 (m, 3H), 2.20-2.31 (m, 1H), 1.54-1.68 (m, 1H), 1.23 (t, J = 7.3 Hz, 18H)。31P NMR (D2O) δ -0.57 (s, 1P), -0.65 (s, 1P)。
中間体6に代えて表に示されたH-ホスホネートを用いて、実施例14に記載されたように工程1から開始して以下に挙げられた化合物を調製した。別段記述されない限り、化合物はN,N-ジエチルエタンアミン塩である。
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン;
ジアステレオマー1(I-5a)、ジアステレオマー2(I-5b)、ジアステレオマー3(I-5c)、ジアステレオマー4(I-5d)
(1S,2R,4R)-2-({[(S)-({(2R,3R,4R,5R)-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-5-(ヒドロキシメチル)-2-[2-(イソブチリルアミノ)-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル]テトラヒドロフラン-3-イル}オキシ)(2-シアノエトキシ)ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-4-(ピリミジン-4-イルオキシ)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体26
中間体6(487mg、1.78mmol)及びN-[9-[(2R,3R,4R,5R)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ-3-[2-シアノエトキシ-(ジイソプロピルアミノ)ホスファニル]オキシ-テトラヒドロフラン-2-イル]-6-オキソ-1H-プリン-2-イル]-2-メチル-プロパンアミド(2.24g、2.31mmol)の混合物をACNに溶解し、乾燥するまで3回濃縮した。次いで残渣をアルゴン下でACN(6.51mL)に溶解した。分離フラスコにおいて、5-(エチルチオ)-1H-テトラゾール(694mg、5.33mmol)をACNに溶解し、濃縮し(3×10mL)、ACN(3mL)に溶解し、反応混合物に添加した。得られた反応混合物を室温で40分間撹拌した。((ジメチルアミノ-メチリデン)アミノ)-3H-1,2,4-ジチアゾリン-3-チオン(437mg、2.13mmol)を固体として添加し、反応混合物を室温で45分間撹拌した。溶媒を蒸発させ、次いで残渣を真空下で10分間乾燥させた。残渣を酢酸(7.0mL)及び水(1.8mL)の混合物に溶解し、簡易的に超音波処理し、次いで室温で1時間撹拌した。反応混合物を乾燥トルエンで希釈し、乾燥するまで蒸発させて(3×15mL)黄色の油を得た。粗混合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~50%のMeOH)によって精製して中間体26(971mg、63%)を2つのジアステレオマーの混合物として提供した。LCMS(FA):m/z=873.3(M+H)。
N-{9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-(2-シアノエトキシ)-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド、及び
N-{9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-(2-シアノエトキシ)-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド、及び
N-{9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-(2-シアノエトキシ)-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド、中間体27a-d
中間体26(969mg、1.11mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×10mL)、真空下で10分間乾燥させ、次いで窒素雰囲気下でピリジン(22mL)に溶解した。2-クロロ-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサホスホリナン2-オキシド(717mg、3.89mmol)を添加した。反応混合物を室温で45分間撹拌した。水を添加し(0.70mL、38.9mmol)、続いて3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン1,1-ジオキシド(269mg、1.33mmol)を添加し、反応混合物を室温で窒素下で60分間撹拌した。追加部分の3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン1,1-ジオキシド(67.0mg、0.331mmol)を添加し、撹拌を10分間継続した。トルエンを添加し、混合物を濃縮し、次いでトルエン(3×25mL)から濃縮して4つのジアステレオマー(2つのメジャー及び2つのマイナー)の混合物を提供した。粗混合物をシリカゲルに吸着させ、シリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~50%のMeOH)によって精製した。中間体27a-cが混合物(520mg、53%)として溶出し、中間体27dを清浄に得た(230mg、23%)。LCMS(FA):m/z=887.3(M+H)。
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、中間体28a-c
中間体27a-c(473mg、0.533mmol)の混合物をメチルアミン(EtOH中33%、16mL、129mmol)に溶解し、反応混合物を窒素の雰囲気下で室温で90分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、真空で10分間乾燥させた。この粗混合物のUPLC/MSは、所望の生成物質量を有する3つのピーク(1つはメジャーのピーク)を示した。粗混合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中10~100%のACN)によって精製して中間体28a(27mg、7%)、中間体28b(55mg、11%)及び中間体28c(131mg、32%)を得た。LCMS(AA):m/z=764.2(M+H)。
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-5a-d
中間体28c(131mg、0.172mmol)をピリジン(0.86mL)に取り込んで懸濁液を得た。トリエチルアミン三フッ化水素酸塩(0.14mL、0.86mmol)を添加し、続いてTEA(2.1mL)を添加した。反応混合物をプロピレンチューブ内に密封し、50℃で一晩撹拌した。反応混合物を水(3.21mL)で希釈し、次いで水中のCaCl2の溶液(水中0.556M、3.2mL、1.72mmol)を添加した。混濁白色混合物を室温で60分間撹拌した。懸濁液をセライトを通して濾過し、セライトを水(5×5mL)で洗浄した。透明な水性濾液を濃縮して固体残渣とした。HFは19F NMRによって観察されなかった。粗化合物をセライトに吸着させ、逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性トリエチルアンモニウムアセテート(10mM)中10%のACN)によって精製して透明なI-5cをN,N-ジエチルエタンアミン塩(78mg、53%)として提供した。LCMS(AA)m/z=650.1(M+H)。
(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-7-(2-アミノ-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル)-16-ヒドロキシ-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-2,10-ビス(チオエート)2,10-ジオキシド、または
(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-7-(2-アミノ-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル)-16-ヒドロキシ-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-2,10-ビス(チオエート)2,10-ジオキシド、または
(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-7-(2-アミノ-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル)-16-ヒドロキシ-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-2,10-ビス(チオエート)2,10-ジオキシド、(I-5c)
800mgのBio-Rad BT AG 50W-X8樹脂、100~200メッシュの水素形態を水(8mL)中でスラリー化し、次いでガラスカラム(0.5インチ×6インチ)に装填し、過剰の水を重力によって排出した。NaOH(水中1N、8mL)を重力によりカラムを通過させた。次いでカラムを重力により水(16mL)ですすいだ。pH紙を使用して最終部分の水が中性であることを確認した。I-5cのビス-N,N-ジエチルエタンアミン塩(40.5mg、0.0475mmol)を1mLの水に溶解し、カラム内に装填し、さらに1mLの水を使用してバイアルをカラム上にすすいだ。カラムを10mLの水で溶出させ、シンチレーションバイアルにおいて2つの画分で収集し、1つ目は約8mLで、2つ目の画分は約4mLであった。UPLC/MSにより、1つ目の画分(約8mL)のみが生成物を含有していたので、この画分を一晩凍結乾燥させてI-5cの二ナトリウム塩(31.0mg、94%)を得た。LCMS(AA):m/z=650.1(M+H)。1H NMR (D2O) δ 8.63 (s, 1H), 8.39 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.02 (s, 1H), 6.75 (dd, J = 6.0, 0.9 Hz, 1H), 5.98 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.46 (td, J = 9.3, 3.9 Hz, 1H), 5.35-5.42 (m, 1H), 4.98 (quin, J = 6.7 Hz, 1H), 4.63-4.69 (m 1H), 4.43 (br d, J = 1.5 Hz, 1H), 4.34 (ddd, J = 11.6, 9.0, 2.4 Hz, 1H), 4.09 (dd, J = 12.1, 2.2 Hz, 1H), 3.95-4.03 (m, 1H), 3.81-3.90 (m, 1H), 2.37-2.60 (m, 3H), 2.29 (dt, J = 13.8, 6.6 Hz, 1H), , 1.55-1.72 (m, 1H)。31P NMR (D2O) δ 54.13 (s, 1P), 52.59 (s, 1P)。
中間体28cに代えて表に示された出発材料を用いて、実施例16に記載されたように工程4から開始して以下に挙げられた化合物を調製した。N,N-ジエチルエタンアミン塩が得られた場合、実施例16の工程5は実施されなかった。
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-5c
の代替的合成
(1S,2R,4R)-2-({[(S)-(2-シアノエトキシ)({(6aR,8R,9R,9aR)-8-[2-(イソブチリルアミノ)-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル]-2,2,4,4-テトライソプロピルテトラヒドロ-6H-フロ[3,2-f][1,3,5,2,4]トリオキサジシロシン-9-イル}オキシ)ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-4-(ピリミジン-4-イルオキシ)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体84
中間体6アンモニウム塩(3.40g、11.7mmol)及び中間体90(13.0g、16.4mmol)の混合物を乾燥ACNに溶解し、濃縮した(3×100mL)。これを乾燥トルエン(100mL)で繰り返し、混合物を真空下で30分間最終乾燥させた。DMF(19mL)及びDCE(77mL)を添加して懸濁液を提供した。分離フラスコにおいて、4,5-ジシアノイミダゾール(2.90g、24.5mmol)を乾燥ACNに溶解し、乾燥するまで濃縮した(2×50mL);これを乾燥トルエン(50mL)で繰り返し、次いで得られた混合物をDMF(4.4mL)及びDCE(17.6mL)に溶解し、窒素の雰囲気下で反応混合物に添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。ビス(フェニルアセチル)ジスルフィド(3.89g、12.9mmol)を固体として添加し、反応混合物を90分間撹拌した。DCEを蒸発させ、混合物をEtOAc(240mL)、THF(120mL)及び1:1の水性飽和NaHCO3溶液/水(120mL)で希釈した。有機相を分離し、水相にEtOAc(240mL)、THF(120mL)、及びブライン(40mL)を添加した。有機相を分離し、水相をEtOAc(250mL)で抽出した。組み合わせた有機相をブライン(60mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。メタノール及びDCMの混合物(10%のMeOH、100mL)を油性混合物に添加し、沈殿物を濾過し、DCM(5×5mL)で洗浄した。濾液を蒸発させ、粗生成物をセライトに吸着させ、2回に分けてシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中5~40%のMeOH)によって精製して中間体84を第1の溶出ピーク(4.95、40%)として得た。LCMS(AA):m/z=1001.1(M+H)。
(1S,2R,4R)-2-({[(S)-(2-シアノエトキシ)({(2R,3R,4R,5R)-5-(ヒドロキシメチル)-4-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2-[2-(イソブチリルアミノ)-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル]テトラヒドロフラン-3-イル}オキシ)ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-4-(ピリミジン-4-イルオキシ)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体85
中間体85を実施例49の工程2に記載の手順に従って中間体84から調製した。LCMS(AA):m/z=1019.2(M+H)。
N-{9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-10-(2-シアノエトキシ)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミドまたは
N-{9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-10-(2-シアノエトキシ)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミドまたは
N-{9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-10-(2-シアノエトキシ)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド
中間体85(5.36g、5.26mmol)を乾燥ACNに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×30mL)、真空下で10分間乾燥させ、次いで窒素雰囲気下でピリジン(105mL)に溶解した。2-クロロ-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサホスホリナン2-オキシド(3.40g、18.4mmol)を添加した。反応混合物を室温で45分間撹拌した。水を添加し(3.32mL、184mmol)、続いて3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン1,1-ジオキシド(1.60g、7.89mmol)を添加し、反応混合物を室温で窒素下で1時間15分撹拌した。混合物を濃縮し、EtOAc(240mL)及び5%のNaHCO3(80mL)で希釈し、次いで抽出した。相を分離し、水相をブライン(25mL)で希釈し、次いでEtOAc(240mL次いで200mL)で抽出した。組み合わせた有機相をブライン(60mL)で洗浄し、次いでNa2SO4で乾燥させ、蒸発させて粗生成物を微量のマイナーのジアステレオマーを含有する単一のメジャーのジアステレオマーとして得た。粗物質をセライトに吸着させ、シリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~10%のMeOH)によって精製して中間体86(2.01g、37%)を得た。LCMS(AA):m/z=1033.2(M+H)。
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、中間体87
中間体86(2.01g、1.95mmol)を窒素の雰囲気下でメチルアミンの溶液(EtOH中33%、58.4mL、469mmol)に溶解し、反応混合物を室温で3時間撹拌した。この時間の後、別の部分のメチルアミン(EtOH中33%、15.0mL、120mmol)を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、出発材料をLCMSによって確認した。さらなるメチルアミン(EtOH中33%、10.0mL、80.3mmol)を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌し、そのときに、別の部分のメチルアミン(EtOH中33%、10.0mL、80.3mmol)を添加し、反応混合物を18時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、次いで真空下で10分間放置した。粗物質をセライトに吸着させ、シリカゲルクロマトグラフィ(DCM中2~40%のMeOH)によって精製して中間体87(1.07g、60.4%)を得た。LCMS(AA):m/z=910.1(M+H)。
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-5c
中間体87(553mg、0.608mmol)をピリジン(3.04mL、37.6mmol)に取り込んで懸濁液を得た。トリエチルアミン三フッ化水素酸塩(0.505mL、3.04mmol)を添加し、続いてTEA(7.60mL、54.0mmol)を添加した。反応混合物をプロピレンチューブ内に密封し、50℃で一晩撹拌した。反応混合物を水(11.4mL、632mmol)で希釈した。次いで水(11.4mL)中のCaCl2(1.05g、9.12mmol)の溶液を添加した。混濁白色混合物を室温で60分間撹拌した。懸濁液をセライトを通して濾過し、セライトを水(7×5mL)で洗浄した。わずかに混濁した水性濾液を再度セライトを通して濾過し、次いで濃縮して固体残渣とした。HFは19F NMRによって観察されなかった。粗化合物をセライトに吸着させ、逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性トリエチルアンモニウムアセテート(10mM)中0~15%のACN)によって精製して透明なI-5cをビス-N,N-ジエチルエタンアミン塩(430mg、83.1%)として提供した。LCMS(AA):m/z=650.0(M+H)。
(1S,2R,4R)-2-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-4-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンチル2-シアノエチルジイソプロピルホスホロアミダイト、中間体31
NMP(8.00mL)中の4-クロロピリミジン(916mg、7.68mmol)の溶液にDIPEA(3.35mL、19.2mmol)を室温で添加した。次いで(1R,3R,4S)-3-({[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)-4-[(トリイソプロピルシリル)オキシ]シクロペンタンアミン(2.57g、6.40mmol)を添加し、反応混合物を5分間撹拌した。反応混合物をマイクロ波照射下で150℃で4時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、水を添加し、次いでEtOAcで抽出した。組み合わせた有機相をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製してN-{(1R,3R,4S)-3-({[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)-4-[(トリイソプロピルシリル)オキシ]シクロペンチル}ピリミジン-4-アミン(870mg、28%)を提供した。LCMS(FA):m/z=480.4(M+H)。
N-{(1R,3R,4S)-3-({[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)-4-[(トリイソプロピルシリル)オキシ]シクロペンチル}ピリミジン-4-アミン(860mg、1.79mmol)をHCl(EtOH中1.25M、2.00mL、2.50mmol)及びTFA(2.00mL、26.0mmol)に溶解した。反応混合物を室温で一晩撹拌し、次いで50℃で2時間加熱した。反応混合物を濃縮し、残渣をピリジン(3×15mL)から濃縮した。粗化合物をさらなる精製をせずに次の工程で直接使用した。
ピリジン(10.0mL)中の(1S,2R,4R)-2-(ヒドロキシメチル)-4-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンタノール(375mg、1.79mmol)の溶液にDMTrCl(705mg、2.06mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を濃縮し、EtOAcに取り込んだ。この溶液をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(EtOAc中0~15%のMeOH)によって精製して(1S,2R,4R)-2-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-4-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンタノール(中間体30、490mg、53%)を提供した。LCMS(FA):m/z=512.3(M+H)。
中間体30(870mg、1.70mmol)を乾燥ACNに溶解し、乾燥するまで濃縮した。残渣をDMF(2.2mL)に取り込んだ。1-メチルイミダゾール(83.7mg、1.07mmol)及び1H-テトラゾール(ACN中0.45M、4.50mL、2.04mmol)を添加した。反応混合物を0℃に冷却し、次いで2-シアノエチルN,N,N’,N’-テトライソプロピルホスホロジアミダイト(1.22mL、3.83mmol)を滴下して添加した。次いで反応混合物を室温に温め、16時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(100mL)で希釈し、飽和水性NaHCO3溶液(10mL)で洗浄した。水相をEtOAc(2×60mL)で抽出した。組み合わせた有機相をブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。この粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0~100%のEtOAc、0.5%のTEAを有する)によって精製して(1S,2R,4R)-2-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-4-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンチル2-シアノエチルジイソプロピルホスホロアミダイト(中間体31、880mg、73%)をジアステレオマーの混合物として提供した。1H NMR (DMSO-d6) δ 8.38 - 8.41 (m, 1H), 7.99 - 8.03 (m, 1H), 7.36 - 7.43 (m, 3H), 7.28 - 7.34 (m, 2H), 7.20 - 7.28 (m, 5H), 6.85 - 6.92 (m, 4H), 6.39 - 6.43 (m, 1H), 4.10 - 4.26 (m, 1H), 3.73 - 3.76 (m, 6H), 3.62 - 3.72 (m, 1H), 3.46 - 3.59 (m, 4H), 3.09 - 3.15 (m, 1H), 2.86 - 3.02 (m, 1H), 2.72 - 2.77 (m, 1H), 2.61 - 2.66 (m, 1H), 2.29 - 2.42 (m, 1H), 2.16 - 2.27 (m, 1H), 2.00 - 2.15 (m, 1H), 1.64 - 1.75 (m, 1H), 1.25 - 1.38 (m, 1H), 1.00-1.22 (m, 12H)。31P NMR (DMSO-d6) δ 146.69 (s, 0.5P), 146.39 (s, 0.5P)。
(1S,2R,4R)-2-(ヒドロキシメチル)-4-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンタノールに代えて表に示された出発材料を用いて、実施例17に記載されたように工程3から開始して以下に挙げられた化合物を調製した。
(2R,3R,4R,5R)-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-5-(ヒドロキシメチル)-2-[2-(イソブチリルアミノ)-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル]テトラヒドロフラン-3-イル水素ホスホネート、中間体34
2-アミノ-9-[(5R,7R,8R,12aR,14R,15aS,16R)-2,10,16-トリヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、化合物I-6
(2R,3R,4R,5R)-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-5-({[(R)-(2-シアノエトキシ){[(1S,2R,4R)-2-(ヒドロキシメチル)-4-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンチル]オキシ}ホスホリル]オキシ}メチル)-2-[2-(イソブチリルアミノ)-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル]テトラヒドロフラン-3-イル水素ホスホネート、中間体36
中間体31(630mg、0.885mmol)及び中間体34(360mg、0.677mmol)の混合物を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮した(3×25mL)。次いで残渣を窒素の雰囲気下でACN(2.63mL)に溶解した。分離フラスコにおいて、5-(エチルチオ)-1H-テトラゾール(265mg、2.03mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×10mL)、ACN(1.20mL)に取り込み、反応混合物に添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。tert-ブチルヒドロペルオキシド(ノナン中5.50M、0.370mL、2.03mmol)を添加し、反応混合物を室温で45分間撹拌した。反応混合物を水(0.398mL、22.1mmol)中のチオ硫酸ナトリウム(375mg、2.37mmol)の添加によってクエンチした。反応混合物を濃縮し、真空で2分間乾燥させた。残渣を酢酸(2.85mL、49.8mmol)及び水(0.713mL、39.6mmol)の混合物に溶解した。反応混合物を2分間超音波処理し、室温で1時間撹拌した。反応混合物をトルエンで希釈し、濃縮した。残渣をトルエンから濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~70%のMeOH)によって精製して中間体36(320mg、53%)をジアステレオマーの混合物として提供した。LCMS(AA):m/z=856.4(M+H)。
N-{9-[(2R,5R,7R,8R,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2-(2-シアノエトキシ)-10-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド、中間体37
中間体36(300mg、0.351mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×10mL)、次いで真空下で15分間乾燥させた。残渣をアルゴン雰囲気下でピリジン(7.99mL、98.7mmol)に溶解し、次いで2-クロロ-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサホスホリナン2-オキシド(236mg、1.23mmol)を添加し、反応混合物を室温で45分間撹拌した。水(0.221mL、12.3mmol)及びヨウ素(116mg、0.456mmol)を添加し、撹拌を8分間継続した。水(0.5mL)中のチオ硫酸ナトリウム(74.3mg、0.456mmol)を添加した。反応混合物を室温で15分間撹拌した。トルエン(15mL)を添加し、反応混合物を濃縮した。残渣をトルエン(15mL)から濃縮し、真空で15分間乾燥させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~100%のMeOH)によって精製して中間体37(170mg、57%)をジアステレオマーの混合物として提供した。LCMS(AA):m/z=854.3(M+H)。
中間体37をメチルアミン(EtOH中33%、5.87mL、47.1mmol)に取り込み、反応混合物を室温で90分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、真空で10分間乾燥させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~100%のMeOH)によって精製して2-アミノ-9-[(5R,7R,8R,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2,10-ジヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン(135mg、95%)を提供した。LCMS(FA):m/z=731.3(M+H)。
ピリジン(0.896mL、11.1mmol)中の2-アミノ-9-[(5R,7R,8R,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2,10-ジヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン(131mg、0.179mmol)の懸濁液にトリエチルアミン三フッ化水素酸塩(0.149mL、0.896mmol)を添加し、次いでTEA(2.14mL、15.2mmol)を添加した。反応混合物をプロピレンチューブ内に密封し、50℃で5時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却した。反応混合物を水(3.21mL)で希釈し、次いで水(3.21mL)中のCaCl2(207mg、2.17mmol)を添加した。混濁白色混合物を室温で60分間撹拌した。次いで懸濁液をセライトを通して濾過し、セライトを水(5×5mL)で洗浄した。透明な水性濾液を濃縮して固体残渣とした。HFは19F NMRによって観察されなかった。粗残渣をACN(25mL)に懸濁し、セライトに吸着させた。粗混合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性トリエチルアンモニウムアセテート(10mM)中10~100%のACN)によって精製して2-アミノ-9-[(5R,7R,8R,12aR,14R,15aS,16R)-2,10,16-トリヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンをN,N-ジエチルエタンアミン(I-6、73mg、50%)として提供した。LCMS(AA):m/z=617.1(M+H)。1H NMR (D2O) δ 8.50 (br s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.95 (br s, 1H), 6.59 (br s, 1H), 5.99 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.37 (td, J = 8.7, 4.2 Hz, 1H), 4.73-4.80 (m, 1H), 4.61 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 4.47 (br s, 1H), 4.39 (q, J = 2.2 Hz, 1H), 4.11-4.23 (m, 2H), 3.95 (dt, J = 10.6, 2.7 Hz, 1H), 3.75-3.84 (m, 1H), 3.16 (q, J = 7.3 Hz, 8H), 2.35-2.48 (m, 2H), 2.23 (br d, J = 6.2 Hz, 2H), 1.37 (s, 1H), 1.24 (t, J = 7.3 Hz, 12H);31P NMR (D2O) δ -0.72 (s, 1P), -0.79 (s, 1P)。
中間体31に代えて表に示された出発材料を用いて、実施例22に記載されたように工程1から開始して以下に挙げられた化合物を調製した。別段記述されない限り、化合物はN,N-ジエチルエタンアミン塩である。
4-{[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-7-(2-アミノ-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-14-イル]アミノ}ピリミジン-5-カルボニトリル、または
4-{[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-7-(2-アミノ-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-14-イル]アミノ}ピリミジン-5-カルボニトリル、または
4-{[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-7-(2-アミノ-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-14-イル]アミノ}ピリミジン-5-カルボニトリル、または
4-{[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-7-(2-アミノ-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-14-イル]アミノ}ピリミジン-5-カルボニトリル、I-4aまたはI-4b
(1S,2R,4R)-2-({[(S)-({(2R,3R,4R,5R)-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-5-(ヒドロキシメチル)-2-[2-(イソブチリルアミノ)-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル]テトラヒドロフラン-3-イル}オキシ)(2-シアノエトキシ)ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-4-[(5-シアノピリミジン-4-イル)アミノ]シクロペンチル水素ホスホネート、中間体38a及び38b
N-[9-[(2R,3R,4R,5R)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ-3-[2-シアノエトキシ-(ジイソプロピルアミノ)ホスファニル]オキシ-テトラヒドロフラン-2-イル]-6-オキソ-1H-プリン-2-イル]-2-メチル-プロパンアミド(1.57g、1.62mmol)及び中間体35(500mg、1.35mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×50mL)、真空下で1時間乾燥させ、次いでアルゴンの雰囲気下でACN(5.0mL)に懸濁した。これとは別に、5-(エチルチオ)-1H-テトラゾール(526mg、4.04mmol)をACN(3×20mL)から濃縮し、真空下で1時間乾燥させ、ACN(3.0mL)に溶解し、反応混合物に添加した。反応混合物を室温で15分間撹拌した。((ジメチルアミノ-メチリデン)アミノ)-3H-1,2,4-ジチアゾリン-3-チオン(346mg、1.62mmol)を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣を真空下で1時間乾燥させた。残渣に酢酸(5.41mL)及び水(1.3mL)を添加し、反応混合物を室温で40分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣をトルエンから濃縮し、真空下で乾燥させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中20~50%のMeOH)によって精製して第1の溶出ピークとして中間体38a(264mg、21%)及び第2の溶出ピーク中の不純混合物として中間体38b(670mg、52%)を提供した。LCMS(FA):m/z=897.3(M+H)。
N-(9-{(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-(2-シアノエトキシ)-14-[(5-シアノピリミジン-4-イル)アミノ]-2-オキシド-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル}-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル)-2-メチルプロパンアミド、または
N-(9-{(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-(2-シアノエトキシ)-14-[(5-シアノピリミジン-4-イル)アミノ]-2-オキシド-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル}-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル)-2-メチルプロパンアミド、または
N-(9-{(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-(2-シアノエトキシ)-14-[(5-シアノピリミジン-4-イル)アミノ]-2-オキシド-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル}-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル)-2-メチルプロパンアミド、中間体39a
中間体38a(260mg、0.290mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×10mL)、真空下で1時間乾燥させ、ピリジン(6.00mL)に溶解した。2-クロロ-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサホスホリナン2-オキシド(187mg、1.02mmol)を反応混合物に添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌した。水(0.18mL、10.2mmol)及び3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン1,1-ジオキシド(70.4mg、0.348mmol)を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。トルエンを添加し、反応混合物を濃縮し、トルエン(2×20mL)から乾燥するまで濃縮した。ジアステレオマーの粗混合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中10~40%のMeOH)によって精製して中間体39a(180mg、68%)を第2の溶出ピークとして提供した。LCMS(AA):m/z=911.2(M+H)。
4-{[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-7-(2-アミノ-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2,10-ジオキシド-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-14-イル]アミノ}ピリミジン-5-カルボニトリル、または
4-{[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-7-(2-アミノ-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2,10-ジオキシド-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-14-イル]アミノ}ピリミジン-5-カルボニトリル、または
4-{[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-7-(2-アミノ-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2,10-ジオキシド-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-14-イル]アミノ}ピリミジン-5-カルボニトリル、中間体40a
中間体39a(207mg、0.2272mmol)をメチルアミン(EtOH中33%、6.00mL、48.2mmol)に窒素の雰囲気下で溶解し、反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を濃縮した。粗化合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中10~100%のACN)によって精製して不純生成物を提供し、これをシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中30~70%のMeOH)によってさらに精製して中間体40a(78mg、44%)を提供した。LCMS(AA):m/z=788.1(M+H)。
4-{[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-7-(2-アミノ-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-14-イル]アミノ}ピリミジン-5-カルボニトリル、または
4-{[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-7-(2-アミノ-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-14-イル]アミノ}ピリミジン-5-カルボニトリル、または
4-{[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-7-(2-アミノ-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-14-イル]アミノ}ピリミジン-5-カルボニトリル、I-4a
中間体40a(77mg、0.098mmol)をプロピレンチューブ内でTEA(0.300mL、2.96mmol)に懸濁した。トリエチルアミン三フッ化水素酸塩(0.080mL、0.489mmol)を添加し、反応混合物を50℃で5時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、水(1.5mL)中のCaCl2(109mg、0.977mmol)を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。追加部分の塩化カルシウム(33.0mg、0.296mmol)を添加し、撹拌を1時間継続した。懸濁液をセライトを通して濾過し、セライトを水で洗浄した。透明な水性濾液を濃縮して固体残渣とした。HFは19F NMRによって観察されなかった。粗混合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性トリエチルアンモニウムアセテート(10mM)中10~30%のACN)によって精製してI-4aをN,N-ジエチルエタンアミン塩(27mg、32%)として提供した。LCMS(AA):m/z=674.1(M+H)。1H NMR (D2O) δ 8.51 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 5.95 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.42 (td, J = 8.8, 4.1 Hz, 1H), 4.88 (quin, J = 5.5 Hz, 1H), 4.51-4.56 (m, 2H), 4.41 (br d, J = 1.9 Hz, 1H), 4.31 (ddd, J = 11.3, 8.5, 2.6 Hz, 1H), 3.95-4.10 (m, 2H), 3.75-3.86 (m, 1H), 3.12 (q, J = 7.4 Hz, 9H), 2.25-2.46 (m, 3H), 2.13-2.24 (m, 1H), 1.31-1.43 (m, 1H), 1.20 (t, J = 7.3 Hz, 14H)。31P NMR (D2O) δ 54.02 (s, 1P), 52.63 (s, 1P)。
(2R,3R,4R,5R)-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-5-(ヒドロキシメチル)-2-(6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル)テトラヒドロフラン-3-イル水素ホスホネート、中間体43
イノシン(5.40g、20.1mmol)を真空下で5時間50℃で乾燥させ、次いで窒素の雰囲気下でピリジン(104mL)に取り込んだ。DMTrCl(4.10g、12.1mmol)を添加し、反応混合物を室温で10分間撹拌した。別の部分のDMTrCl(4.10g、12.1mmol)を添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。MeOH(10mL)を添加し、反応混合物を濃縮した。残渣をEtOAc及び水で希釈した。相を分離し、水相をEtOAcで抽出した。組み合わせた有機相を水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~10%のMeOH)によって精製して9-[(2R,3R,4S,5R)-5-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン(7.02g、62%)を提供した。LCMS(FA):m/z=571.2(M+H)。
9-[(2R,3R,4S,5R)-5-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、中間体42
9-[(2R,3R,4S,5R)-5-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン(6.80g、11.9mmol)、TBSCl(2.81g、18.5mmol)、及びイミダゾール(2.43g、35.3mmol)を窒素の雰囲気下でピリジン(152mL)に取り込んだ。反応混合物を室温で一晩撹拌し、次いで濃縮し、EtOAc及び水で希釈した。相を分離し、水相をEtOAcで抽出した。組み合わせた有機相を水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。残渣をトルエンから濃縮し、次いでシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~70%のEtOAc)によって精製して9-[(2R,3R,4R,5R)-5-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン(中間体41)(3.19g、39%)を第1の溶出ピークとして(LCMS(FA):m/z=685.3(M+H), 1H NMR (DMSO-d6) δ 12.40 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.39-7.44 (m, 2H), 7.22-7.35 (m, J = 8.9, 1.6 Hz, 7H), 6.88 (dd, J = 9.0, 2.9 Hz, 4H), 5.95 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 5.17 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 4.72 (t, J = 5.0 Hz, 1H), 4.20 (q, J = 5.5 Hz, 1H), 4.12 (q, J = 4.2 Hz, 1H), 3.76 (s, 6H), 3.29 (d, J = 4.6 Hz, 2H), 0.79 (s, 9H), 0.00 (s, 3H), -0.09 (s, 3H))及び9-[(2R,3R,4S,5R)-5-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン(中間体42)(1.77g、22%)を第2の溶出ピークとして(LCMS (FA): m/z = 685.4 (M+H), 1H NMR (DMSO-d6) δ: 12.39 (br s, 1H), 8.26 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.32-7.38 (m, 2H), 7.19-7.29 (m, 7H), 6.81-6.86 (m, 4H), 5.86-5.89 (m, 1H), 5.42-5.45 (m, 1H), 4.65-4.70 (m, 1H), 4.36-4.40 (m, 1H), 3.99-4.03 (m, 1H), 3.73 (s, 6H), 3.25-3.28 (m, 1H), 3.09-3.16 (m, 1H), 0.82 (s, 9H), 0.06 (s, 3H), 0.02 (s, 3H))提供した。
ピリジン(42.5mL)中の中間体42(3.08g、4.50mmol)の溶液にアルゴンの雰囲気下でジフェニルホスファイト(1.73mL、9.01mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。水(85.2mL)を添加し、白色の反応混合物を室温で1時間撹拌して無色の溶液を得た。反応混合物を濃縮し、トルエン(3×10mL)から濃縮して(2R,3R,4R,5R)-5-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2-(6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル)テトラヒドロフラン-3-イル水素ホスホネート(3.37g、99%)を得、これをさらなる精製をせずに次の工程で直接使用した。
(2R,3R,4R,5R)-5-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2-(6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル)テトラヒドロフラン-3-イル水素ホスホネート(3.37g、4.50mmol)に水(4.21mL、234mmol)及び酢酸(16.8mL、294mmol)を添加した。反応混合物を超音波処理し、得られた鮮やかな橙色の溶液を室温で1時間撹拌した。反応混合物をトルエン(2×10mL)から濃縮し、セライトに吸着させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~70%のMeOH)によって精製して(2R,3R,4R,5R)-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-5-(ヒドロキシメチル)-2-(6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル)テトラヒドロフラン-3-イル水素ホスホネート(中間体43)(1.85g、58%)を白色の固体として提供した。LCMS(FA):m/z=447.2(M+H)。1H NMR (DMSO-d6) δ 12.30 (br s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 6.35 (d, J = 580.1 Hz, 1H), 5.79 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 4.97 (t, J = 5.5 Hz, 1H), 4.90 (ddd, J = 11.0, 6.7, 5.0 Hz, 1H), 4.25 (dd, J = 4.6, 2.2 Hz, 1H), 3.78 (q, J = 2.1 Hz, 1H), 3.43-3.53 (m, 1H), 3.33-3.42 (m, 1H), 0.76 (s, 9H), 0.00 (s, 6H)。31P NMR (DMSO-d6) δ -0.51 (s, 1P)。
9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-9a-d
(2R,3R,4R,5R)-5-({[(S)-{[(1S,2R,4R)-2-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-4-(ピリミジン-4-イルオキシ)シクロペンチル]オキシ}(2-シアノエトキシ)ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2-(6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル)テトラヒドロフラン-3-イル水素ホスホネート、中間体44
中間体43(873mg、1.80mmol)及び中間体32(1.67g、2.34mmol)の混合物をACN(3×10mL)から濃縮し、真空で1時間乾燥させ、次いでアルゴンの雰囲気下でACN(6.59mL)及びTHF(1.00mL)に懸濁した。これとは別に、5-(エチルチオ)-1H-テトラゾール(703mg、5.40mmol)をACN(3×10mL)から濃縮し、ACN(3.00mL)に溶解し、次いで反応混合物に添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した。((ジメチルアミノ-メチリデン)アミノ)-3H-1,2,4-ジチアゾリン-3-チオン(442mg、2.15mmol)を反応混合物に添加し、撹拌を45分間室温で継続した。反応混合物を濃縮し、真空で10分間乾燥させた。残渣を酢酸(7.13mL)及び水(1.78mL)に取り込んた。反応混合物を2分間超音波処理し、次いで室温で1時間撹拌した。反応混合物をトルエン(2×10mL)から濃縮し、セライトに吸着させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~60%のMeOH)によって精製して中間体44(1.17g、70%)を2つのジアステレオマーの混合物として提供し、これをさらなる精製をせずに用いた。LCMS(FA):m/z=788.3(M+H)。
3-{[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-オキシド-7-(6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル)-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-10-スルファニル-2-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-2-イル]オキシ}プロパンニトリル、及び
3-{[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-オキシド-7-(6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル)-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-10-スルファニル-2-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-2-イル]オキシ}プロパンニトリル、及び
3-{[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-オキシド-7-(6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル)-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-10-スルファニル-2-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-2-イル]オキシ}プロパンニトリル、中間体45a-d
中間体44(1.17g、1.26mmol)を乾燥ピリジンに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×10mL)、真空下で10分間乾燥させ、次いでアルゴンの雰囲気下でピリジン(25.3mL)に溶解した。2-クロロ-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサホスホリナン2-オキシド(815mg、4.42mmol)を添加し、反応混合物を室温で1.5時間撹拌した。追加部分の2-クロロ-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサホスホリナン2-オキシド(100mg、0.542mmol)を添加し、撹拌を室温で15分間継続した。水を添加し(0.796mL)、続いて3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン1,1-ジオキシド(306mg、1.51mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。追加部分の3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン1,1-ジオキシド(77.0mg、0.380mmol)を添加し、撹拌を室温で20分間継続した。反応混合物を濃縮し、トルエン(2×10mL)から濃縮し、セライトに吸着させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~50%のMeOH)によって精製した。中間体45a-bが混合物(640mg、46%)として溶出し、続いて中間体45c-dの混合物(500mg、32%)が溶出した。LCMS(FA):m/z=802.2(M+H)。
9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、中間体46a-d
中間体45a-b(640mg、0.583mmol)の混合物をメチルアミン(EtOH中33%、29.0mL、233mmol)に溶解し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、セライトに吸着させた。粗化合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中10~100%のACN)によって精製して中間体46a(92mg、20%)及び中間体46b(32mg、7%)を提供した。LCMS(FA):m/z=749.2(M+H)。
9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-9b
プロピレンチューブ内のピリジン(0.915mL)及びTEA(2.29mL)中の中間体46b(137mg、0.183mmol)の懸濁液にトリエチルアミン三フッ化水素酸塩(0.152mL、0.915mmol)を添加した。チューブをキャップし、密封し、反応混合物を50℃で8時間撹拌し、次いで室温で一晩撹拌した。反応混合物を水(3.43mL)で希釈し、水(3.43mL)中のCaCl2(212mg、1.83mmol)の溶液を添加した。混濁白色反応混合物を2分間超音波処理し、室温で1時間撹拌した。反応混合物をセライトを通して濾過し、セライトを水(5×3mL)で洗浄した。濾液を濃縮してオフホワイト色の固体を得た。HFは19F NMRによって観察されなかった。残渣をトルエン(3×5mL)から濃縮し、セライトに吸着させた。粗化合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性トリエチルアンモニウムアセテート(10mM)中0~20%のACN)によって精製してI-9b(99mg、61%)をN,N-ジエチルエタンアミン塩として提供した。LCMS(AA):m/z=635.2(M+H)。1H NMR (D2O) 1H NMR (D2O) δ: 8.68 (s, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.44 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 6.88 (dd, J = 6.1, 1.0 Hz, 1H), 6.29 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.44-5.51 (m, 1H), 5.33 (ddd, J = 10.0, 8.4, 4.2 Hz, 1H), 4.87-4.94 (m, 2H), 4.51-4.54 (m, J = 2.4 Hz, 1H), 4.40 (ddd, J = 12.0, 10.0, 1.7 Hz, 1H), 4.02-4.15 (m, 2H), 3.83 (dt, J = 10.5, 7.9 Hz, 1H), 3.20 (q, J = 7.3 Hz, 12H), 2.47-2.57 (m, 3H), 2.36-2.47 (m, 1H), 1.53-1.64 (m, 1H), 1.28 (t, J = 7.3 Hz, 18H)。31P NMR (D2O) δ 54.31 (s, 1P), 53.13 (s, 1P)。
2-アミノ-9-[(2R,5S,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS)-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2S,5S,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS)-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2R,5S,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS)-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2S,5S,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS)-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-1a-c
(1S,2R,4R)-2-({[(S)-(2-シアノエトキシ){[(2R,3R,5S)-2-(2-{[(ジメチルアミノ)メチレン]アミノ}-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル)-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-3-イル]オキシ}ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-4-(ピリミジン-4-イルオキシ)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体47
中間体6(250mg、0.912mmol)及びN’-[9-[(2R,3R,5S)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-3-[2-シアノエトキシ-(ジイソプロピルアミノ)ホスファニル]オキシ-テトラヒドロフラン-2-イル]-6-オキソ-1H-プリン-2-イル]-N,N-ジメチル-ホルムアミジン(1.00g、1.21mmol)の混合物を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮した(3×15mL)。残渣をアルゴンの雰囲気下でACN(3.42mL)に溶解した。分離フラスコにおいて、5-(エチルチオ)-1H-テトラゾール(364mg、2.80mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×15mL)、ACN(1.55mL)に溶解し、反応混合物に添加した。反応混合物を室温で40分間撹拌した。((ジメチルアミノ-メチリデン)アミノ)-3H-1,2,4-ジチアゾリン-3-チオン(229mg、1.12mmol)を添加し、撹拌を室温で45分間継続した。反応混合物を濃縮し、次いで真空で10分間乾燥させた。残渣を酢酸(3.70mL)及び水(0.925mL)の混合物に溶解した。反応混合物を2分間超音波処理し、次いで室温で30分間撹拌した。トルエン(15mL)を添加し、反応混合物を濃縮し、次いでトルエン(2×15mL)から濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~100%のMeOH)によって精製して中間体47をジアステレオマーの混合物(420mg、63%)として提供した。LCMS(FA):m/z=728.2(M+H)。
N’-{9-[(2S,5S,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS)-10-(2-シアノエトキシ)-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-N,N-ジメチルイミドホルムアミド、または
N’-{9-[(2R,5S,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS)-10-(2-シアノエトキシ)-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-N,N-ジメチルイミドホルムアミド、または
N’-{9-[(2S,5S,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS)-10-(2-シアノエトキシ)-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-N,N-ジメチルイミドホルムアミド、中間体48a-c
中間体47(410mg、0.563mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×10mL)、真空で10分間乾燥させ、窒素雰囲気下でピリジン(11.3mL)に溶解した。2-クロロ-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサホスホリナン2-オキシド(364mg、1.97mmol)を添加し、反応混合物を室温で45分間撹拌した。水(0.355mL)を添加し、続いて3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン1,1-ジオキシド(137mg、0.676mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。追加部分の3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン1,1-ジオキシド(40mg、0.197mmol)を添加し、撹拌を10分間継続した。トルエン(10mL)を添加し、反応混合物を濃縮した。残渣をトルエン(3×10mL)から濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~50%のMeOH)によって精製して中間体48a-b(290mg、69%)及び中間体48c(40mg、10%)の不純混合物を提供した。中間体48a-bの混合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~50%のMeOH)によってさらに精製して中間体48a-bの純粋な混合物(160mg)を提供した。LCMS(AA):m/z=742.3(M+H)。
2-アミノ-9-[(2S,5S,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS)-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2R,5S,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS)-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2S,5S,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS)-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-1a-b
中間体48a-bの混合物(150mg、0.202mmol)を水酸化アンモニウム(30%、1.00mL)及びメチルアミン(EtOH中33%、1.00mL)に取り込んだ。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで濃縮した。粗混合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性トリエチルアンモニウムアセテート(10mM)中0~20%のACN)によって精製してI-1a(29mg、17%)をN,N-ジエチルエタンアミン塩として(LCMS(AA):m/z=634.1(M+H);1H NMR (D2O) δ 8.64 (s, 1H), 8.40 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.07 (s, 1H), 6.87 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 5.86 (d, J = 6.5 Hz, 1H), 5.37-5.48 (m, 2H), 4.96-5.06 (m, 1H), 4.56-4.64 (m, 1H), 4.25 (td, J = 11.3, 2.1 Hz, 1H), 3.97-4.08 (m, 2H), 3.85-3.94 (m, 1H), 3.15 (q, J = 7.3 Hz, 12H), 2.35-2.67 (m, 6H), 1.55-1.72 (m, 1H), 1.23 (t, J = 7.3 Hz, 18H);31P NMR (D2O) δ 57.15 (s, 1P), 54.61 (s, 1P))及びI-1b(28mg、16%)をN,N-ジエチルエタンアミン塩として(LCMS (AA): m/z = 634.1 (M+H);1H NMR (D2O) δ 8.64 (br s, 1H), 8.40 (br d, J = 6.0 Hz, 1H), 7.97 (br s, 1H), 6.82 (br d, J = 5.7 Hz, 1H), 5.84-5.91 (m, 1H), 5.34-5.45 (m, 2H), 4.85-4.97 (m, 1H), 4.53-4.64 (m, 1H), 4.29-4.42 (m, 1H), 3.96-4.10 (m, 2H), 3.83-3.95 (m, 1H), 3.15 (q, J = 7.1 Hz, 12H), 2.65 (br d, J = 4.4 Hz, 1H), 2.25-2.59 (m, 5H), 1.69 (br s, 1H), 1.23 (t, J = 7.2 Hz, 18H);31P NMR (D2O) δ 54.89 (s, 1P), 53.29 (s, 1P))提供した。
2-シアノエチル(6aR,8R,9R,9aR)-8-(5-フルオロ-3-メチル-4-オキソ-3,4-ジヒドロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2,4,4-テトライソプロピルテトラヒドロ-6H-フロ[3,2-f][1,3,5,2,4]トリオキサジシロシン-9-イルジイソプロピルホスホロアミダイト、中間体52
7-((2R,3R,4S,5R)-3,4-ジヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル)-5-フルオロ-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン(1.54g、5.40mmol)をDMF(16.9mL)に取り込み、炭酸カリウム(1.12g、8.10mmol)を添加した。懸濁液を0℃に冷却し、ヨードメタン(0.471mL、7.56mmol)を添加した。反応混合物を0℃で5分間撹拌し、次いで室温に温め、一晩撹拌した。反応混合物を半分に濃縮し、次いで水(10mL)を添加した。1MのHClを添加して反応混合物をpH5に調整した。反応混合物を濃縮し、セライトに吸着させた。粗混合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中0~10%のACN)によって精製して7-[(2R,3R,4S,5R)-3,4-ジヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル]-5-フルオロ-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン(中間体50)(1.44g、89%)を提供した。LCMS(FA):m/z=300.1(M+H)。
7-[(2R,3R,4S,5R)-3,4-ジヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル]-5-フルオロ-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オンを乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×25mL)、窒素の雰囲気下でピリジン(15.8mL)及びDMF(7.80mL)に取り込んだ。TIPDSiCl2(1.65mL、5.16mmol)を滴下して添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物をトルエン(2×30mL)から濃縮し、残渣をEtOAc(180mL)と水(70mL)との間で分配した。相を分離し、有機相を水(70mL)及びブライン(70mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。残渣をセライトに吸着させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0~70%のEtOAc)によって精製して5-フルオロ-7-[(6aR,8R,9R,9aS)-9-ヒドロキシ-2,2,4,4-テトライソプロピルテトラヒドロ-6H-フロ[3,2-f][1,3,5,2,4]トリオキサジシロシン-8-イル]-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン(中間体51)(2.25g、86%)を提供した。LCMS(FA):m/z=542.3(M+H)。
中間体51(2.91g、5.37mmol)をトルエン(3×20mL)から濃縮し、アルゴンの雰囲気下でDMF(8.31mL)に溶解した。2-シアノエチルN,N,N’,N’-テトライソプロピルホスホロアミダイト(3.84mL、12.1mmol)、1-メチルイミダゾール(0.257mL、3.22mmol)及び1H-テトラゾール(ACN中0.45M、14.6mL、6.50mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。EtOAc(25mL)を添加し、続いて飽和水性Na2CO3を添加した。相を分離し、水相をEtOAcで抽出した。組み合わせた有機相を水、ブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。粗化合物をジオールカラムクロマトグラフィ(ヘキサン中10~40%のEtOAc)によって精製して中間体52(3.7g、93%)をジアステレオマーの混合物として提供した。1H NMR (DMSO-d6) δ 8.24 - 8.18 (m, 1H), 7.26 - 7.14 (m, 1H), 6.11 - 5.97 (m, 1H), 4.49 - 4.63 (m, 2 H), 4.07 - 4.16 (m, 1 H), 3.92 - 4.04 (m, 2 H), 3.54 - 3.92 (m, 4 H), 3.44 - 3.48 (m, 3 H), 2.71 - 2.81 (m, 2 H), 1.12 - 1.23 (m, 11 H), 1.00 - 1.09 (m, 29 H);31P NMR (DMSO-d6) δ 151.04 (s, 0.5P), 149.78 (s, 0.5P)。
5-フルオロ-7-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、または
5-フルオロ-7-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、または
5-フルオロ-7-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、または
5-フルオロ-7-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、I-3a,I-3b
(1S,2R,4R)-2-({[(S)-(2-シアノエトキシ){[(6aR,8R,9R,9aR)-8-(5-フルオロ-4-オキソ-3,4-ジヒドロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2,4,4-テトライソプロピルテトラヒドロ-6H-フロ[3,2-f][1,3,5,2,4]トリオキサジシロシン-9-イル]オキシ}ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-4-(ピリミジン-4-イルオキシ)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体54
中間体6(660mg、2.41mmol)及び中間体53(2.28g、3.13mmol)の混合物を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(4×25mL)、次いで真空下で1時間乾燥させた。次いで残渣をアルゴンの雰囲気下でACN(8.82mL)に溶解した。分離フラスコにおいて、5-(エチルチオ)-1H-テトラゾール(940mg、7.22mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×25mL)、ACN(4.01mL)に溶解し、反応混合物に添加した。反応混合物を室温で1.25時間撹拌した。((ジメチルアミノ-メチリデン)アミノ)-3H-1,2,4-ジチアゾリン-3-チオン(593mg、2.89mmol)を添加し、撹拌を室温で90分間継続した。反応混合物をシリカゲルに吸着させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~50%のMeOH)によって精製して中間体54(720mg、32%)をジアステレオマーの混合物として提供した。LCMS(FA):m/z=933.3(M+H)。
(1S,2R,4R)-2-({[(S)-(2-シアノエトキシ)({(2R,3R,4R,5R)-2-(5-フルオロ-4-オキソ-3,4-ジヒドロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-(ヒドロキシメチル)-4-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]テトラヒドロフラン-3-イル}オキシ)ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-4-(ピリミジン-4-イルオキシ)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体55
中間体54(720mg、0.772mmol)をTHF(8.00mL)及び水(2.00mL)に溶解した。溶液を0℃に冷却し、TFA(2.00mL、26.0mmol)を滴下して添加した。反応混合物を0℃で3時間撹拌した。炭酸ナトリウム(5.00mL)を少量ずつ添加し、続いて水及びEtOAcを添加した。反応混合物を室温に温め、EtOAc中に抽出した。組み合わせた有機相をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中10~80%のMeOH)によって精製して中間体55(380mg、52%)をジアステレオマーの混合物として提供した。LCMS(FA):m/z=952.3(M+H)。
3-{[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-7-(5-フルオロ-4-オキソ-3,4-ジヒドロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-10-イル]オキシ}プロパンニトリル、または
3-{[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-7-(5-フルオロ-4-オキソ-3,4-ジヒドロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-10-イル]オキシ}プロパンニトリル、または
3-{[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-7-(5-フルオロ-4-オキソ-3,4-ジヒドロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-10-イル]オキシ}プロパンニトリル、中間体56a及び中間体56b
中間体55(400mg、0.421mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×15mL)、真空下で15分間乾燥させ、次いでアルゴンの雰囲気下でピリジン(8.41mL)に取り込んだ。2-クロロ-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサホスホリナン2-オキシド(272mg、1.47mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。水(0.265mL、14.72mmol)を添加し、続いて3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン1,1-ジオキシド(102mg、0.505mmol)を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。追加部分の3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン1,1-ジオキシド(135mg、0.668mmol)を添加し、撹拌を15分間継続した。反応混合物をトルエンで希釈し、濃縮して粗化合物を2つのメジャーの及び2つのマイナーのジアステレオマーの混合物として得た。粗混合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中の5~50%のMeOH)によって精製して2つのメジャーのジアステレオマー、すなわち、中間体56a及び中間体56bを提供し、各々さらなる精製を必要とした。中間体56aを追加の不純材料と組み合わせ、シリカゲルクロマトグラフィ(DCM中5~15%のMeOH)によって精製して中間体56a(118mg、20%)を提供した。中間体56bを追加の不純材料と組み合わせ、シリカゲルクロマトグラフィ(DCM中5~15%のMeOH)によって精製して中間体56b(250mg、58%)を提供した。LCMS(FA):m/z=965.3(M+H)。
5-フルオロ-7-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、または
5-フルオロ-7-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、または
5-フルオロ-7-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン
中間体56b(250mg、0.259mmol)を窒素の雰囲気下でメチルアミン(EtOH中33%、7.77mL、62.4mmol)に取り込んだ。反応混合物を室温で90分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、シリカに吸着させた。粗化合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中10~40%のACN)によって精製して中間体57b((75mg、32%)を提供した。LCMS(AA):m/z=912.2(M+H)。
5-フルオロ-7-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、または
5-フルオロ-7-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、または
5-フルオロ-7-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、I-3b
ポリプロピレンバイアルに中間体57b(75.0mg、0.0822mmol)、ピリジン(0.411mL、5.08mmol)、トリエチルアミン三フッ化水素酸塩(0.109mL、0.658mmol)及びTEA(1.03mL、7.30mmol)を添加した。バイアルを密封し、反応混合物を50℃で一晩激しく撹拌しながら加熱した。反応混合物を室温に冷却し、水(1.54mL)を添加し、続いて水(1.54mL)中のCaCl2(190mg、1.65mmol)の溶液を滴下して添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いでセライトを通して濾過し、水(5mL)ですすいだ。追加部分のCaCl2(190mg、1.65mmol)を濾液に添加し、それを室温で15分間撹拌した。混合物をセライトを通して再度濾過し、セライトを水(5×5mL)ですすいだ。濾液を濃縮した。HFは19F NMRによって観察されなかった。粗混合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性トリエチルアンモニウムアセテート(10mM)中0~12%のACN)によって精製してI-3b(21mg、30%)をN,N-ジエチルエタンアミン塩として提供した。LCMS(AA):m/z=652.2(M+H)。1H NMR (DMSO-d6) δ 12.06 (br d, J = 2.9 Hz, 1H), 9.36 (br s, 2H), 8.76 (s, 1H), 8.46 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 7.89 (d, J = 3.7 Hz, 1H), 7.64 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 6.87 (dd, J = 5.9, 1.0 Hz, 1H), 6.25 (dd, J = 8.1, 1.0 Hz, 1H), 5.47 (quin, J = 6.1 Hz, 1H), 4.99 (dt, J = 8.3, 4.4 Hz, 1H), 4.88 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 4.80-4.87 (m, 1H), 4.58 (t, J = 2.9 Hz, 1H), 4.08 (br s, 1H), 4.05 (dd, J = 11.0, 3.4 Hz, 1H), 3.89 (t, J = 10.8 Hz, 1H), 3.58-3.67 (m, 1H), 3.49 (q, J = 10.0 Hz, 1H), 3.04 (br q, J = 7.1 Hz, 12H), 2.25-2.42 (m, 3H), 2.12 (dt, J = 13.7, 5.6 Hz, 1H), 1.23-1.33 (m, 1H), 1.14 (t, J = 7.3 Hz, 18H)。31P NMR (DMSO-d6) δ 53.08 (s, 1P), 47.24 (s, 1P)。
5-フルオロ-7-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、または
5-フルオロ-7-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、または
5-フルオロ-7-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、または
5-フルオロ-7-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、I-12a、I-12b
(1S,2R,4R)-2-({[(S)-(2-シアノエトキシ){[(6aR,8R,9R,9aR)-8-(5-フルオロ-3-メチル-4-オキソ-3,4-ジヒドロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2,4,4-テトライソプロピルテトラヒドロ-6H-フロ[3,2-f][1,3,5,2,4]トリオキサジシロシン-9-イル]オキシ}ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-4-(ピリミジン-4-イルオキシ)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体58
中間体6(654mg、2.39mmol)及び中間体52(2.30g、3.10mmol)の混合物を組み合わせ、乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮した(3×50mL)。次いで残渣をアルゴンの雰囲気下でACN(8.74mL)に溶解した。分離フラスコにおいて、5-(エチルチオ)-1H-テトラゾール(932mg、7.16mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×20mL)、残渣をACN(3.98mL)に溶解し、窒素の雰囲気下で反応混合物に添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。((ジメチルアミノ-メチリデン)アミノ)-3H-1,2,4-ジチアゾリン-3-チオン(587mg、2.86mmol)を反応混合物に添加し、撹拌を45分間室温で継続した。反応混合物を濃縮し、真空で10分間乾燥させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~70%のMeOH)によって精製して中間体58(1.10g、49%)をジアステレオマーの混合物として提供した。LCMS(AA):m/z=948.4(M+H)。
(1S,2R,4R)-2-({[(S)-(2-シアノエトキシ)({(2R,3R,4R,5R)-2-(5-フルオロ-3-メチル-4-オキソ-3,4-ジヒドロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-(ヒドロキシメチル)-4-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]テトラヒドロフラン-3-イル}オキシ)ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-4-(ピリミジン-4-イルオキシ)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体59
中間体58(1.08g、1.14mmol)をTHF(12.0mL)及び水(3.0mL)に取り込み、0℃に冷却した。TFA(3.0mL、39.6mmol)を滴下して添加し、反応混合物を0℃で2時間撹拌した。炭酸ナトリウム(5.20g、61.6mmol)を、続いて水及びEtOAcを少量ずつ添加した。反応混合物を室温に温め、EtOAc中に抽出した。組み合わせた有機相をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~80%のMeOH)によって精製して中間体59(900mg、82%)をジアステレオマーの混合物として提供した。LCMS(FA):m/z=965.3(M+H)。
3-{[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-7-(5-フルオロ-3-メチル-4-オキソ-3,4-ジヒドロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-10-イル]オキシ}プロパンニトリル、または
3-{[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-7-(5-フルオロ-3-メチル-4-オキソ-3,4-ジヒドロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-10-イル]オキシ}プロパンニトリル、または
3-{[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-7-(5-フルオロ-3-メチル-4-オキソ-3,4-ジヒドロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-10-イル]オキシ}プロパンニトリル、中間体60a及び60b
中間体59(890mg、0.922mmol)をACN(3×20mL)と共沸させ、真空下で10分間乾燥させ、窒素の雰囲気下でピリジン(18.4mL)に溶解した。2-クロロ-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサホスホリナン2-オキシド(596mg、3.23mmol)を添加し、反応混合物を室温で45分間撹拌した。水(0.581mL)を添加し、続いて3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン1,1-ジオキシド(224mg、1.11mmol)を添加し、次いで撹拌を室温で1時間継続した。追加部分の3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン1,1-ジオキシド(55.0mg、0.273mmol)を添加し、撹拌を10分間継続した。反応混合物を濃縮し、トルエンから濃縮して2つのメジャーの及び2つのマイナーのジアステレオマーの粗混合物を提供した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~50%のMeOH)によって精製してメジャーのジアステレオマーの1つである中間体60a(265mg、29%)(LCMS(FA):m/z=979.3(M+H))及びマイナーのジアステオマーと混合された他方のメジャーのジアステオマーである中間体60b(300mg、33%)(LCMS(FA):m/z=979.2(M+H))を提供した。
5-フルオロ-7-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、または
5-フルオロ-7-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、または
5-フルオロ-7-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、中間体61b
中間体60b(293mg、0.299mmol)をメチルアミン(EtOH中33%、8.98mL、72.1mmol)に溶解し、反応混合物を窒素の雰囲気下で室温で1.5時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、真空で10分間乾燥させた。粗化合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中5~40%のACN)によって精製して中間体61b(119mg、43%)を提供した。LCMS(AA):m/z=926.1(M+H)。
5-フルオロ-7-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、または
5-フルオロ-7-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、または
5-フルオロ-7-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、I-12b
中間体61b(119mg、0.128mmol)をプロピレンチューブ内でピリジン(0.642mL)及びTEA(1.61mL)に懸濁した。トリエチルアミン三フッ化水素酸塩(0.107mL、0.642mmol)を添加し、チューブを密封し、反応混合物を50℃で一晩撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、水(1.62mL)を添加し、続いて水(1.62mL)中の塩化カルシウム(150mg、1.30mmol)の溶液を滴下して添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いでセライトを通して濾過し、セライトを水(5×3mL)ですすいだ。濾液を濃縮して白色の固体を得た。HFは19F NMRによって観察されなかった。粗混合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性トリエチルアンモニウムアセテート(10mM)中0~20%のACN)によって精製してI-12b(87mg、74%)をN,N-ジエチルエタンアミン塩として提供した。LCMS(AA):m/z=666.3(M+H)。1H NMR (D2O) δ 8.60 (s, 1H), 8.36 (d, J = 6.1 Hz, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.37 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 6.78 (dd, J = 6.1, 0.6 Hz, 1H), 6.35 (dd, J = 7.9, 0.6 Hz, 1H), 5.39 (spt, J = 2.6 Hz, 1H), 5.05 (ddd, J = 9.3, 8.5, 4.1 Hz, 1H), 4.83-4.93 (m, 1H), 4.66 (br d, J = 4.1 Hz, 1H), 4.38 (br d, J = 2.1 Hz, 1H), 4.30 (ddd, J = 11.4, 10.4, 1.2 Hz, 1H), 3.93-4.05 (m, 2H), 3.77 (ddd, J = 10.8, 7.2 Hz, 1H), 3.52 (s, 3H), 3.12 (q, J = 7.3 Hz, 12H), 2.38-2.52 (m, 3H), 2.28-2.38 (m, 1H), 1.47-1.60 (m, 1H), 1.20 (t, J = 7.3 Hz, 18H)。31P NMR (D2O) δ 54.26 (s, 1P), 52.75 (s, 1P)。
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-2a-b
(1S,2R,4R)-2-({[(S)-({(2R,3R,4R,5R)-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-5-(ヒドロキシメチル)-2-[2-(イソブチリルアミノ)-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル]テトラヒドロフラン-3-イル}オキシ)(2-シアノエトキシ)ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-4-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンチル水素ホスホネート
中間体23であるN,N-ジエチルエタンアミン塩(804mg、2.15mmol)及びN-[9-[(2R,3R,4R,5R)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ-3-[2-シアノエトキシ-(ジイソプロピルアミノ)ホスファニル]オキシ-テトラヒドロフラン-2-イル]-6-オキソ-1H-プリン-2-イル]-2-メチル-プロパンアミド(2.71g、2.79mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮した(3×100mL)。次いで残渣をアルゴンの雰囲気下でACN(7.00mL)に溶解した。分離フラスコにおいて、5-(エチルチオ)-1H-テトラゾール(694mg、5.33mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×25mL)、ACN(3.50mL)に溶解し、反応混合物に添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。((ジメチルアミノ-メチリデン)アミノ)-3H-1,2,4-ジチアゾリン-3-チオン(529mg、2.58mmol)を添加し、撹拌を室温で45分間継続した。反応混合物を濃縮し、真空で10分間乾燥させた。次いで残渣を酢酸(7.05mL)及び水(1.76mL)に溶解し、2分間超音波処理し、室温で1.5時間撹拌した。トルエンを添加し(15mL)、反応混合物を濃縮し、次いでトルエン(2×15mL)から濃縮した。粗混合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~50%のMeOH)によって精製して第1の溶出ピークとして中間体62a(490mg、26%)(LCMS(AA):m/z=872.3(M+H))及び第2の溶出ピークとして中間体62b(490mg、26%)(LCMS(AA):m/z=872.3(M+H))を提供した。
N-{9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-(2-シアノエトキシ)-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド、または
N-{9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-(2-シアノエトキシ)-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド、または
N-{9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-(2-シアノエトキシ)-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド、中間体63a
中間体62a(470mg、0.539mmol)をACN(3×20mL)と共沸させ、真空で10分間乾燥させ、次いで窒素の雰囲気下でピリジン(10.0mL)に溶解した。2-クロロ-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサホスホリナン2-オキシド(348mg、1.89mmol)を添加し、反応混合物を室温で45分間撹拌した。水(0.340mL)を添加し、続いて3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン1,1-ジオキシド(131mg、0.647mmol)を添加し、次いで撹拌を室温で30分間継続した。追加部分の3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン1,1-ジオキシド(32.0mg、0.158mmol)を添加し、撹拌をさらに30分間継続した。トルエンを添加し(15mL)、反応混合物を濃縮し、次いでトルエン(2×15mL)から濃縮してメジャー及びマイナーのジアステレオマーの混合物を提供した。粗混合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~50%のMeOH)によって精製してメジャーのジアステレオマーである中間体63a(430mg、90%)を提供した。LCMS(AA):m/z=886.2(M+H)。
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、中間体64a
中間体63a(430mg、0.485mmol)を窒素の雰囲気下でメチルアミン(EtOH中33%、14.6mL)に溶解し、反応混合物を室温で1.5時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、真空で10分間乾燥させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~60%のMeOH)によって精製して中間体64a(145mg、39%)を提供した。LCMS(AA):m/z=763.2(M+H)。
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-2a
ポリプロピレンチューブにおいて、中間体64a(131mg、0.172mmol)をピリジン(0.858mL)に懸濁した。トリエチルアミン三フッ化水素酸塩(0.143mL、0.8587mmol)を添加し、続いてTEA(2.14mL)を添加した。反応混合物を50℃で4時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、水(3.21mL)を添加し、続いて水(3.21mL)中の塩化カルシウム(199mg、1.72mmol)の溶液を滴下して添加した。反応混合物を室温で90分間撹拌し、次いでセライトを通して濾過し、セライトを水(5×5mL)ですすいだ。濾液を濃縮して白色の固体を得た。HFは19F NMRによって観察されなかった。粗混合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性トリエチルアンモニウムアセテート(10mM)中0~12%のACN)によって精製してI-2a(75mg、51%)をN,N-ジエチルエタンアミン塩として提供した。LCMS(FA):m/z=649.1(M+H)。1H NMR (D2O) δ 8.50 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.94-8.01 (m, 1H), 6.55 (br s, 1H), 6.02 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.55 (ddd, J = 10.5, 8.4, 4.2 Hz, 1H), 4.98 (quin, J = 7.0 Hz, 1H), 4.68 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 4.43-4.52 (m, 2H), 4.40 (ddd, J = 12.0, 7.9, 2.9 Hz, 1H), 4.13 (ddd, J = 11.9, 3.2, 1.3 Hz, 1H), 4.00 (ddd, J = 10.1, 3.7, 2.1 Hz, 1H), 3.85-3.94 (m, 1H), 3.20 (q, J = 7.3 Hz, 10H), 2.40-2.54 (m, 2H), 2.23-2.35 (m, 2H), 1.44 (s, 1H), 1.28 (t, J = 7.3 Hz, 15H)。31P NMR (D2O) δ 51.83 (s, 1P), 50.55 (s, 1P)。
実施例16の工程5に記載の手順に従ってI-2aから標記化合物を調製した。LCMS(AA):m/z=649.2.1H NMR (D2O) δ 8.46 (s, 1H), 8.03 - 7.95 (m, 2H), 6.50 (br s, 1H), 6.01 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.55 (ddd, J = 4.1, 8.4, 10.5 Hz, 1H), 5.02 - 4.94 (m, 1H), 4.68 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 4.49 - 4.46 (m, 1H), 4.43 - 4.35 (m, 2H), 4.12 (ddd, J = 1.3, 3.1, 11.9 Hz, 1H), 4.03 - 3.97 (m, 1H), 3.90 (td, J = 5.3, 10.5 Hz, 1H), 2.53 - 2.41 (m, 2H), 2.36 - 2.21 (m, 2H), 1.48 - 1.37 (m, 1H);31P NMR (D2O) δ 53.93 (s, 1P), 52.65 (s, 1P)。
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-2a
の代替的合成
(1S,2R,4R)-2-({[(S)-(2-シアノエトキシ)({(6aR,8R,9R,9aR)-8-[2-(イソブチリルアミノ)-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル]-2,2,4,4-テトライソプロピルテトラヒドロ-6H-フロ[3,2-f][1,3,5,2,4]トリオキサジシロシン-9-イル}オキシ)ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-4-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体123
中間体23(1.30g(80%純粋)、3.80mmol)及び中間体90(3.94g、4.95mmol)の混合物を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮した(3×6mL)。次いで残渣をアルゴンの雰囲気下でACN(6.50mL)に溶解した。分離フラスコにおいて、5-(エチルチオ)-1H-テトラゾール(1.49g、11.4mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×3mL)、ACN(3.00mL)に溶解し、反応混合物に添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-2a
標記化合物を実施例60の工程2~5に記載の手順に従って中間体123から調製して標記化合物をN,N-ジエチルエタンアミン塩として提供した。
(1S,2R,4R)-2-(ヒドロキシメチル)-4-(チアゾロ[5,4-d]ピリミジン-7-イルアミノ)シクロペンタノール、中間体65
3-[[(1R,3S,4R)-3-ヒドロキシ-4-(ヒドロキシメチル)シクロペンチル]アミノ]-1-メチル-ピラジン-2-オン、中間体67
ACN(100mL)中の(1R,3R,4S)-3-{[(tert-ブチルジメチルシリル)オキシ]メチル}-4-{[トリス(プロパン-2-イル)シリル]オキシ}シクロペンタン-1-アミン(9.60g、23.8mmol)の溶液に3-クロロ-1-メチル-1,2-ジヒドロピラジン-2-オン(3.09g、21.4mmol)及びK2CO3(9.86g、71.4mmol)を室温で添加した。混合物を120℃で加熱し、16時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(10:1~5:1のPE/EtOAc)によって精製して標記化合物(8.00g、66%)を無色の油として提供した。1H NMR (MeOD) δ 6.78 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 6.67 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 4.33 - 4.49 (m, 2H), 3.57 - 3.70 (m, 2H), 3.46 (s, 3H), 2.40 (dt, J = 13.2, 8.1 Hz, 1H), 2.02 - 2.16 (m, 2H), 1.78 - 1.90 (m, 1H), 1.24 - 1.33 (m, 1H), 1.08 (s, 21H), 0.91 (s, 9H), 0.07 (s, 6H)。
3-(((1R,3R,4S)-3-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)-4-((トリイソプロピルシリル)オキシ)シクロペンチル)アミノ)-1-メチルピラジン-2(1H)-オン(8.00g、15.6mmol)の溶液にMeOH(50mL)中4MのHClを室温で添加した。反応混合物を濃縮し、残渣をMeOH(10mL)に溶解した。pHを飽和NaHCO3溶液の添加によって8に調整した。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(50:1~10:1のDCM/MeOH)によって精製して標記化合物(3.60g、97%)を白色の固体として提供した。1H NMR (MeOD) δ 6.77 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 6.67 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 4.38 (quin, J = 7.4 Hz, 1H), 4.06 - 4.13 (m, 1H), 3.53 - 3.68 (m, 2H), 3.46 (s, 3H,) 2.40 (dt, J = 13.2, 7.8 Hz, 1H), 1.98 - 2.07 (m, 2H), 1.87 (dt, J = 13.6, 7.0 Hz, 1H), 1.30 - 1.39 (m, 1H)。
(1S,2R,4R)-2-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-[(5-フルオロピリミジン-4-イル)アミノ]シクロペンタノール、中間体69
IPA(100mL)中の(1S,2R,4R)-4-アミノ-2-(ヒドロキシメチル)シクロペンタノール塩酸塩(5.1g、24.0mmol)、4-クロロ-5-フルオロピリミジン(4.77g、36.0mmol)及びDIEA(9.30、72.0mmol)の混合物を80℃で4時間加熱した。混合物を濃縮し、粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中4~10%のMeOH)によって精製して(1S,2R,4R)-4-[(5-フルオロピリミジン-4-イル)アミノ]-2-(ヒドロキシメチル)シクロペンタノール(2.55g、48%)を提供した。1H NMR (DMSO-d6) δ 8.24 (d, J = 3.1 Hz, 1H), 8.06 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 7.53 (br d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.44 - 4.66 (m, 3H), 3.84 - 3.97 (m, 1H), 3.37 - 3.47 (m, 1H), 3.28 - 3.33 (m, 1H), 2.15 (dt, J = 13.1, 7.7 Hz, 1H), 1.65 - 1.89 (m, 3H) 1.23 (dt, J = 12.84, 8.7 Hz, 1H)。
DCM(25mL)中の(1S,2R,4R)-4-[(5-フルオロピリミジン-4-イル)アミノ]-2-(ヒドロキシメチル)シクロペンタノール(2.50g、11.0mol)及びTEA(1.82mL、13.1mmol)の混合物にDCM(5mL)中のDMTrCl(3.72g、11.0mmol)を0℃で添加し、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。混合物を濃縮し、粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(PE/EtOAc=2:1~1:1)によって精製して(1S,2R,4R)-2-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-[(5-フルオロピリミジン-4-イル)アミノ]シクロペンタノール(中間体69)を白色の固体(2.0g、34%)として提供した。1H NMR (CDCl3) δ 8.31 - 8.46 (m, 1H), 7.99 (d, J = 3.1 Hz, 1H), 7.37 - 7.44 (m, 2H), 7.27 - 7.34 (m, 6H), 7.19 - 7.24 (m, 1H), 6.83 (d, J = 8.3 Hz, 4H), 4.94 (br d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.55 - 4.70 (m, 1H), 4.14 - 4.21 (m, 1H), 3.79 (s, 6H), 3.36 (dd, J = 9.2, 5.3 Hz, 1H,) 3.06 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 2.34 - 2.47 (m, 2H), 2.13 - 2.27 (m, 2H), 1.87 (dt, J = 14.0, 7.0 Hz, 1H), 1.10 - 1.20 (m,1H)。
(1S,2R,4R)-2-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-[(2-メチルピリミジン-4-イル)アミノ]シクロペンタノール、中間体71
4,6-ジクロロ-2-メチルピリミジン(4.36g、26.8mmol)をIPA(100mL)に溶解した。DIPEA(14.7mL、89.4mmol)を添加し、続いて(1S,2R,4R)-4-アミノ-2-(ヒドロキシメチル)シクロペンタノール塩酸塩(5.0g、29.8mmol)を添加した。反応混合物を80℃で4時間加熱した。反応混合物を濃縮し、粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(1:1のEtOAc/MeOH)によって精製して(1S,2R,4R)-4-((6-クロロ-2-メチルピリミジン-4-イル)アミノ)-2-(ヒドロキシメチル)シクロペンタン-1-オール(2.3g、30%)を提供した。1H NMR (MeOD) δ 6.27 (br s, 1H), 4.61 (br s, 1H), 4.00 - 4.12 (m, 1H), 3.45 - 3.67 (m, 2H), 2.28 - 2.46 (m, 4H), 1.93 - 2.10 (m, 2H), 1.67 - 1.84 (m,1H), 1.14 - 1.34 (m, 1H)。
DCM(3mL)中の(1S,2R,4R)-4-((6-クロロ-2-メチルピリミジン-4-イル)アミノ)-2-(ヒドロキシメチル)シクロペンタン-1-オール(200mg、0.776mmol)及びTEA(0.129mL、0.931mmol)の混合物にDCM(1.0mL)中のDMTrCl(262mg、0.776mmol)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで反応混合物を同じスケールで実行した別の反応物と組み合わせ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(PE/EtOAc=2:1~1:1)によって精製して(1S,2R,4R)-2-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-((6-クロロ-2-メチルピリミジン-4-イル)アミノ)シクロペンタン-1-オール(600mg、69%)を白色の固体として提供した。1H NMR (CDCl3) δ 7.37 - 7.43 (m, 2H), 7.20 - 7.33 (m, 8H), 6.80 - 6.88 (m, 4H), 6.02 (br s, 1H), 5.07 (br s, 1H), 4.17 (br d, J = 5.3 Hz, 1H), 3.79 (s, 6H), 3.36 (br dd, J = 8.8, 4.82 Hz, 1H), 3.06 (t, J = 8.3 Hz, 1H), 2.43 (s, 3H), 2.30 - 2.40 (m, 2H), 2.05 - 2.22 (m, 2H), 1.84 (dt, J = 13.5, 6.6 Hz, 1H), 1.07 - 1.17 (m, 1H)。
(1S,2R,4R)-2-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-((6-クロロ-2-メチルピリミジン-4-イル)アミノ)シクロペンタン-1-オール(3.00g、5.35mmol)をDIEA(1.76g、10.7mmol)及びEtOAc(50mL)の混合物に溶解した。Pd/C(1.26g)を溶液に添加した。水素のバルーンを取り付け、反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を水(50mL×3)で洗浄し、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(EtOAc)によって精製して(1S,2R,4R)-2-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-[(2-メチルピリミジン-4-イル)アミノ]シクロペンタノール中間体71(2.2g、78%)を白色の泡状固体として提供した。1H NMR (CDCl3) δ 8.08 (br d, J = 5.7 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 7.27 - 7.33 (m, 6H), 7.19 - 7.25 (m, 1H), 6.78 - 6.90 (m, 4H), 6.05 (br d, J = 5.7 Hz, 1H), 4.89 (br d, J = 5.7 Hz, 1H), 4.08 - 4.27 (m, 2H), 3.79 (s, 6H), 3.34 (dd, J = 9.0, 5.0 Hz, 1H), 3.05 (t, J = 8.6 Hz, 1H), 2.33-2.45 (m, 1H), 2.45 (s, 3H), 2.28 - 2.40 (m, 1H), 2.06 - 2.23 (m, 2H), 1.83 (dt, J = 13.6, 6.8 Hz, 1H), 1.07 - 1.17 (m, 1H)。
(1S,2S,4R)-2-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-(ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イルアミノ)シクロペンタノール、中間体73
1H,4H-ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-オン(1.30g、9.25mmol)及びベンゾトリアゾール(2.76g、23.1mmol)を組み合わせ、ACN(13.0mL)に懸濁した。次いでTEA(3.87mL、27.8mmol)を添加し、続いて塩化ホスホリル(1.29mL、13.9mmol)を滴下して添加した。反応混合物を80℃で6時間加熱し、室温に冷却し、溶媒を蒸発させた。残渣をTHF(95mL)に溶解し、0℃に冷却した。(1S,2R,4R)-4-アミノ-2-(ヒドロキシメチル)シクロペンタノール(1.21g、9.25mmol)及びDIPEA(10.8mL、62.0mmol)を添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(EtOAc中0~15%のMeOH)によって精製し、続いてシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~20%のMeOH)によってさらに精製して(1S,2R,4R)-2-(ヒドロキシメチル)-4-(ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イルアミノ)シクロペンタン-1-オール(375mg、16%)を提供した。LCMS(FA):m/z=250.1(M+H)。
(1S,2R,4R)-2-(ヒドロキシメチル)-4-(ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イルアミノ)シクロペンタン-1-オール(580mg、2.33mmol)を乾燥ピリジン(3×20mL)から濃縮した。ピリジン(19.4mL)を添加し、反応混合物を0℃に冷却した。DMTr-Cl(756mg、2.21mmol)を少量ずつ添加し、反応混合物を0℃で20分間撹拌し、次いで室温で一晩撹拌した。メタノール(10mL)を添加し、反応混合物を10分間撹拌した。溶媒を蒸発させ、粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~6%のMeOH)によって精製して(1S,2S,4R)-2-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-(ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イルアミノ)シクロペンタノール、(827mg、64%)を提供した。LCMS(FA):m/z=550.2(M-H)。
(1S,2R,4R)-2-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-[メチル(1,3,5-トリアジン-2-イル)アミノ]シクロペンタノール、中間体76
THF(200mL)中の2,4-ジクロロ-1,3,5-トリアジン(9.68g、64.6mmol)及びDIPEA(12.8g、99.4mmol)の溶液を0℃に冷却し、THF(200mL)中の(1R,3R,4S)-3-{[(tert-ブチルジメチルシリル)オキシ]メチル}-4-{[トリス(プロパン-2-イル)シリル]オキシ}シクロペンタン-1-アミン(20.0g、49.7mmol)を徐々に添加した。混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物を水(500mL)で希釈し、DCM(100mL×3)で抽出し、次いでブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させた。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(PE/EtOAc=20:1~15:1)によって精製して標記化合物(11.7g、45.7%)を黄色の油として提供した。1H NMR (CDCl3) δ 8.10 - 8.36 (m, 1H), 5.89 - 6.18 (m, 1H), 4.37 - 4.55 (m, 1H), 4.24 (quin, J = 4.7 Hz, 1H), 3.46 - 3.71 (m, 2H), 2.24 - 2.39 (m, 1H), 2.00 - 2.10 (m, 1H), 1.89 - 2.00 (m, 1H), 1.70 (dq, J = 12.6, 6.1 Hz, 1H), 1.21 - 1.31 (m, 1H), 0.96 (m, 21H), 0.82 (s, 9 H), -0.02 - 0.03 (m, 6H)。
N-((1R,3R,4S)-3-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)-4-((トリイソプロピルシリル)オキシ)シクロペンチル)-4-クロロ-1,3,5-トリアジン-2-アミン(11.7g、22.7mmol)及びTEA(4.59g、45.4mmol)をMeOH(120mL)に溶解し、10重量%のPd/C(4.82g、4.54mmol)を添加した。混合物をH2(15psi)下で室温で1時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM:MeOH=100:1~50:1)によって精製して標記化合物(8.0g、73.3%)を無色の油として提供した。1H NMR (CDCl3) δ 8.56 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 5.82 (br d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.48 - 4.62 (m, 1H), 4.33 (q, J = 4.7 Hz, 1H), 3.68 - 3.76 (m, 1H), 3.59 (dd, J = 10.3, 4.5 Hz, 1H,) 2.41 (dt, J = 13.2, 8.5 Hz, 1H), 2.01 - 2.20 (m, 2H), 1.78 (dt, J = 12.9, 6.34 Hz, 1H), 1.33 (dt, J = 13.3, 6.5 Hz, 1H), 1.02 - 1.08 (m, 21H), 0.90 - 0.95 (m, 9H), 0.09 (m, 6H)。
DMF(80ml)中のN-((1R,3R,4S)-3-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)-4-((トリイソプロピルシリル)オキシ)シクロペンチル)-1,3,5-トリアジン-2-アミン(8.0g、16.6mmol)の溶液に60%のNaH(995mg、24.9mmol)を0℃で少しずつ添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。MeI(0.925mL、14.9mmol)を0℃で添加し、次いで反応混合物を0℃で20分間撹拌した。氷冷された水(100mL)を添加し、反応混合物をEtOAcで抽出した(3×100mL)。組み合わせた有機相をブライン(100mL×4)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、蒸発させた。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(0~10%のEtOAc/PE)によって精製して標記化合物(7.0g、85%)を無色の油として提供した。1H NMR (CDCl3) δ 8.50 (br d, J = 3.5 Hz, 2H), 5.48 (quin, J = 8.9 Hz, 1H), 4.25 - 4.35 (m, 1H), 3.54 - 3.74 (m, 2H), 3.00 (s, 3H), 1.97 - 2.13 (m, 2H), 1.79 - 1.94 (m, 2H), 1.47 - 1.57 (m, 1H), 1.04 - 1.09 (m, 21H), 0.88 (s, 9H), 0.04 (s, 6H)。
4MのHCl/メタノール(100ml)中のN-((1R,3R,4S)-3-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)-4-((トリイソプロピルシリル)オキシ)シクロペンチル)-N-メチル-1,3,5-トリアジン-2-アミン(7.0g、14.1mmol)の溶液を窒素の雰囲気下で室温で16時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣を(EtOAc/MeOH=100/1~10:1)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィによって精製して標記化合物(2.05g、64.8%)を無色の油として提供した。1H NMR (DMSO-d6) δ 8.52 (s, 2H), 5.25 - 5.40 (m, 1H), 4.65 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 4.55 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 3.92 (dq, J = 6.8, 3.4 Hz, 1H), 3.34 - 3.49 (m, 2H), 2.93 (s, 3H), 1.78 - 1.93 (m, 3H), 1.55 - 1.67 (m, 1H), 1.36 (m, 1H)。
DCM(100mL)中の(1S,2R,4R)-2-(ヒドロキシメチル)-4-(メチル(1,3,5-トリアジン-2-イル)アミノ)シクロペンタン-1-オール(2.0g、8.91mmol)及びTEA(1.34g、13.3mmol)の溶液にDMTr-Cl(3.89g、11.5mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を濃縮した。粗残渣を20%~60%のEtOAc/PEで溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィによって精製して標記化合物(同じスケールの別のバッチと組み合わせて、2.0g、21%)を黄色の固体として提供した。1H NMR (CDCl3) δ 8.50 (br s, 2H), 7.37 - 7.44 (m, 2H), 7.27 - 7.34 (m, 6H), 7.19 - 7.25 (m, 1H), 6.84 (d, J = 8.3 Hz, 4H), 5.41 - 5.52 (m, 1H), 4.09 - 4.17 (m, 1H), 3.80 (s, 6H), 3.38 (dd, J = 9.00, 5.0 Hz, 1H), 3.09 (t, J = 8.6 Hz, 1H), 2.96 (s, 3H), 2.55 (br d, J = 4.0 Hz, 1H), 2.13 - 2.24 (m, 1H), 1.89 - 2.09 (m, 3H), 1.29 - 1.40 (m, 1H)。
(1S,2R,4R)-2-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-(1,3,5-トリアジン-2-イルアミノ)シクロペンタノール、中間体78
中間体75(4.50g、8.73mmol)をエタノール(45mL)に溶解し、反応混合物を0℃に冷却した。エタノール(15mL)中のHCl(12M、1mL)の溶液を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。TEA(6mL)を添加し、溶媒を蒸発させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(10~50%のEtOAc/PE)によって精製して[(1R,2S,4R)-4-[(4-クロロ-1,3,5-トリアジン-2-イル)アミノ]-2-トリイソプロピルシリルオキシ-シクロペンチル]メタノール(3.30g、94%)を提供した。1H NMR CDCl3) δ 8.44 - 8.25 (m, 1H), 6.22 (br d, J = 7.1 Hz, 1H), 4.64 - 4.53 (m, 1H), 4.41 - 4.33 (m, 1H), 3.83 - 3.66 (m, 2H), 2.52 - 2.41 (m, 1H), 2.24 - 2.16 (m, 1H), 2.14 - 2.03 (m, 1H), 1.93 - 1.82 (m, 1H), 1.72 (br s, 1H), 1.44 - 1.35 (m, 1H), 1.30 - 1.23 (m, 1H), 1.12 - 1.02 (m, 18H)。
[(1R,2S,4R)-4-[(4-クロロ-1,3,5-トリアジン-2-イル)アミノ]-2-トリイソプロピルシリルオキシ-シクロペンチル]メタノール(3.30g、8.22mmol)をメタノール(15mL)及びTEA(997mg、9.86mmol)に溶解した。炭素上の10%パラジウム(84mg、0.822mmol)を添加し、反応混合物を水素下(15psi)で室温で1時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を蒸発させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(20:1~2:1のEtOAc/PE)によって精製して[(1R,2S,4R)-4-(1,3,5-トリアジン-2-イルアミノ)-2-トリイソプロピルシリルオキシ-シクロペンチル]メタノール(3.00g、95%)を提供した。1H NMR (CDCl3) δ 8.58 (s, 1H), 8.46 (s, 1H), 5.93 (br d, J = 7.7 Hz, 1H), 4.56 (qd, J = 7.0, 14.0 Hz, 1H), 4.36 (q, J = 5.5 Hz, 1H), 3.81 - 3.67 (m, 2H), 2.47 (td, J = 8.5, 13.5 Hz, 1H), 2.23 - 2.14 (m, 1H), 2.14 - 2.05 (m, 1H), 1.92 - 1.84 (m, 1H), 1.79 (t, J = 4.2 Hz, 1H), 1.59 (s, 2H), 1.36 (td, J = 6.6, 13.4 Hz, 1H), 1.07 (s, 18H)。
実施例6の工程2及び3に記載の手順に従って[(1R,2S,4R)-4-(1,3,5-トリアジン-2-イルアミノ)-2-トリイソプロピルシリルオキシ-シクロペンチル]メタノールから標記化合物を調製した。1H NMR (CDCl3) δ 8.56 (s, 1 H), 8.45 (s, 1H), 7.35 - 7.45 (m, 2H), 7.27 - 7.33 (m, 6H), 7.18 - 7.25 (m, 1H), 6.83 (d, J = 8.8 Hz, 4H), 5.40 (br d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.48 - 4.57 (m, 1H), 4.14 (q, J = 6.4 Hz, 1H), 3.79 (s, 6H), 3.34 (dd, J = 9.0, 5.0 Hz, 1H), 3.05 (t, J = 8.6 Hz, 1H), 2.32 - 2.42 (m, 2H), 2.10 - 2.24 (m, 2H), 1.84 (dt, J = 13.7, 7.0 Hz, 1H), 1.08 - 1.17 (m, 1H)。
2-アミノ-9-[(5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-2,16-ジヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-10-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-2,16-ジヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-10-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-19a、I-19b
N-{9-[(5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-(2-シアノエトキシ)-2-ヒドロキシ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド、中間体124a及び中間体124b
中間体62a(120mg、0.138mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×10mL)、真空下で10分間乾燥させ、アルゴンの雰囲気下でピリジン(5.00mL)に溶解した。2-クロロ-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサホスホリナン2-オキシド(92.6mg、0.482mmol)を添加し、反応混合物を45分間撹拌した。水(0.087mL、4.82mmol)及びヨウ素(45.5mg、0.180mmol)を添加し、撹拌を室温で10分間継続した。水(0.5mL)中のチオ硫酸ナトリウム(29.2mg、0.179mmol)を添加し、撹拌を室温で15分間継続した。トルエン(15mL)を添加し、反応混合物を濃縮した。残渣をトルエン(15mL)から濃縮し、次いで真空下で15分間乾燥させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~100%のMeOH)によって精製して中間体124a(90mg、75%)を提供した。LCMS(AA):m/z=870.3(M+H)。
2-アミノ-9-[(5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-10-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、中間体125aまたは中間体125b
中間体124a(90mg、0.1035mmol)をメチルアミン(EtOH中33%、3.10mL、24.9mmol)に溶解し、反応混合物を室温で1.5時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、真空で10分間乾燥させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~60%のMeOH)によって精製して中間体125a(62mg、80%)を提供した。LCMS(AA):m/z=747.2(M+H)。
2-アミノ-9-[(5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-2,16-ジヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-10-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-19aまたはI-19b
ポリプロピレンチューブにおいて、中間体125a(60mg、0.0804mmol)をピリジン(0.402mL、4.97mmol)に溶解し、トリエチルアミン三フッ化水素酸塩(0.0668mL、0.402mmol)を添加し、続いてTEA(1.00mL、7.10mmol)を添加した。反応混合物を密封し、室温で一晩撹拌した。反応混合物を水(2.0mL)で希釈した。次いで水(2.00mL)中のCaCl2(111mg、0.964mmol)を添加した。混濁白色混合物を室温で1.5時間撹拌した。懸濁液をセライトを通して濾過し、セライトを水(5×5mL)で洗浄した。透明な水性濾液を濃縮して固体残渣を得、真空で30分間乾燥させた。HFは19F NMRによって観察されなかった。粗混合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性トリエチルアンモニウムアセテート(10mM)中0~10%のACN)によって精製してI-19aをN,N-ジエチルエタンアミン塩(38mg、57%)として提供した。LCMS(AA):m/z=633.2(M+H)。1H NMR (D2O) δ 8.49 (br s, 1H), 8.05 (s, 1H), 8.00 (br s, 1H), 6.60 (br s, 1H), 6.04 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.57 - 5.47 (m, 1H), 4.70 (d, J = 4.2 Hz, 2H), 4.43 (br d, J = 2.4 Hz, 2H), 4.27 - 4.15 (m, 2H), 4.05 - 3.98 (m, 1H), 3.92 - 3.83 (m, 1H), 3.20 (q, J = 7.3 Hz, 10H), 2.52 - 2.42 (m, 2H), 2.33 - 2.20 (m, 2H), 1.45 - 1.36 (m, 1H), 1.28 (t, J = 7.3 Hz, 15H);31P NMR (D2O) δ 53.02 (s, 1P), -0.79 (s, 1P)。
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,12aR,14R,15aS,16R)-10,16-ジヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,12aR,14R,15aS,16R)-10,16-ジヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-18
中間体23のTEA塩を実施例47から工程4及び5を使用して中間体30から調製した。
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,12aR,14R,15aS,16R)-10,16-ジヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-18
実施例31の工程2~4に記載の手順を使用して[(1S,2R,4R)-2-[[[(2R,3R,4R,5R)-4-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ-5-(ヒドロキシメチル)-2-[2-(2-メチルプロパノイルアミノ)-6-オキソ-1H-プリン-9-イル]テトラヒドロフラン-3-イル]オキシ-(2-シアノエトキシ)ホスホリル]オキシメチル]-4-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペントキシ]ホスフィン酸、中間体126から標記化合物を調製した。単一のジアステレオマーが観察され、工程2で単離された。LCMS(AA):m/z=633.2(M+H);1H NMR (D2O) δ 8.48 (br s, 1H), 8.04 - 7.96 (m, 2H), 6.53 (br s, 1H), 6.01 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.45 (dt, J = 4.2, 8.6 Hz, 1H), 4.98 (quin, J = 6.7 Hz, 1H), 4.63 (d, J = 3.9 Hz, 1H), 4.48 (br s, 1H), 4.45 - 4.36 (m, 2H), 4.17 - 4.10 (m, 1H), 3.99 (br d, J = 10.3 Hz, 1H), 3.89 - 3.81 (m, 1H), 3.20 (q, J = 7.3 Hz, 11H), 2.51 - 2.40 (m, 2H), 2.39 - 2.22 (m, 2H), 1.50 - 1.41 (m, 1H), 1.28 (t, J = 7.3 Hz, 16H);31P NMR (D2O) δ = 51.83 (s, 1P), -3.21 (s, 1P)。
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15,16-ジフルオロ-10-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15,16-ジフルオロ-10-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-21
実施例14の工程1に記載の手順に従って中間体99及び中間体83から標記化合物を調製して中間体129を提供した。LCMS(AA):m/z=762.2(M+H)。
N-{9-[(2R,5R,7R,8S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-10-(2-シアノエトキシ)-15,16-ジフルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド、中間体130
実施例52の工程2に記載の手順に従って中間体129から標記化合物を調製して中間体130を提供した。単一の異性体が観察され、単離された。LCMS(AA):m/z=776.2(M+H)。
N-{9-[(2R,5R,7R,8S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15,16-ジフルオロ-10-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド、中間体131
ACN(0.50mL)中の中間体130(44.0mg、0.057mmol)の溶液を0℃に冷却し、t-ブチルアミン(8.30mg、0.012mmol)を添加した。反応混合物を0℃で2.5時間撹拌し、次いで室温に温め、18時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性重炭酸アンモニウム(5mM)中10~100%のACN)によって精製して中間体131を白色の固体(5.4mg、13%)として提供した。LCMS(AA):m/z=723.1(M+H)。
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15,16-ジフルオロ-10-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンI-21
中間体131(5.40mg、0.007mmol)を窒素の雰囲気下でメチルアミン(エタノール中33%、0.093mL、0.747mmol)に溶解した。反応混合物を室温で90分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、次いでトリエチルアンモニウム緩衝液に溶解し、濃縮した(3×5mL)。粗化合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中0~15%のACN)によって精製してI-21をN,N-ジエチルエタンアミン塩(3.3mg、59%)として提供した。LCMS(AA):m/z=653.1(M+H)。1H NMR (D2O) δ 8.61-8.73 (m, 1H), 8.05-8.17 (m, 1H), 7.96 (s, 1H), 6.57-6.72 (m, 1H), 6.07 (d, J=8.6 Hz, 1H), 5.62 (dtd, J=27.0, 9.1, 3.3 Hz, 1H), 5.45 (dd, J=53.6, 3.3 Hz, 1H), 5.19 (dd, J=51.6, 3.2 Hz, 1H), 4.76-4.96 (m, 2H), 4.53 (ddd, J=11.5, 6.6, 3.2 Hz, 2H), 4.09-4.18 (m, 1H), 3.95-4.08 (m, 2H), 3.20 (d, J=7.3 Hz, 6H), 2.53-2.67 (m, 2H), 1.62-1.74 (m, 1H), 1.28 (t, I = 7.3 Hz, 9H)。31P NMR (D2O) δ: 54.62 (s, 1P), -1.59 (s, 1P)。
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-20a及びI-20b
(1R,2S,3R,5R)-5-({[(S)-({(2R,3R,4R,5R)-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-5-(ヒドロキシメチル)-2-[2-(イソブチリルアミノ)-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル]テトラヒドロフラン-3-イル}オキシ)(2-シアノエトキシ)ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-2-フルオロ-3-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体132a及び中間体132b
中間体23に代えて中間体83を用いて、実施例31の工程1に記載の手順に従って標記化合物を調製して第1の溶出ピークとして中間体132a(LCMS(AA):m/z=890.3(M+H))及び第2の溶出ピークとして中間体132b(LCMS(AA):m/z=890.3(M+H))を提供した。
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-20a
実施例31の工程2~4に記載の手順に従って中間体132aから標記化合物を調製した。LCMS(AA):m/z=667.0(M+H)。1H NMR (D2O) δ 8.41 (s, 1H), 7.99 (br d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.85 (s, 1H), 6.34 (br s, 1H), 5.91 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.58 (ddd, J = 4.2, 8.5, 10.4 Hz, 1H), 5.19 - 5.03 (m, 1H), 4.96 - 4.81 (m, 1H), 4.60 (d, J = 3.9 Hz, 1H), 4.44 - 4.37 (m, 2H), 4.32 - 4.23 (m, 1H), 4.10 - 3.99 (m, 2H), 3.94 - 3.88 (m, 1H), 3.14 (q, J = 7.3 Hz, 12H), 2.62 - 2.49 (m, 2H), 1.60 - 1.51 (m, 1H), 1.22 (t, J = 7.3 Hz, 18H);31P NMR (D2O) δ = 54.45 (s, 1P), 52.40 (s, 1P)。
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-20b
実施例31の工程2~4に記載の手順に従って中間体132bから標記化合物を調製した。LCMS(AA):m/z=667.0(M+H)。1H NMR (D2O) δ 8.47 (s, 1H), 7.92 (br d, J = 6.2 Hz, 1H), 7.86 (s, 1H), 6.54 (br d, J = 6.4 Hz, 1H), 5.93 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.62 (ddd, J = 4.0, 8.4, 12.3 Hz, 1H), 5.19 (d, J = 52.7 Hz, 1H), 5.04 - 4.89 (m, 1H), 4.57 (d, J = 3.9 Hz, 1H), 4.45 - 4.33 (m, 3H), 4.12 - 4.06 (m, 1H), 4.03 - 3.89 (m, 2H), 3.13 (q, J = 7.3 Hz, 12H), 2.70 - 2.50 (m, 2H), 1.57 (br d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.21 (t, J = 7.3 Hz, 18H);31P NMR (D2O) δ 54.51 (s, 1P)。
2-アミノ-7-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オンまたは
2-アミノ-7-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オンまたは
2-アミノ-7-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オンまたは
2-アミノ-7-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、I-31a及びI-31b
(1S,2R,4R)-2-({[(S)-(2-シアノエトキシ)({(6aR,8R,9R,9aR)-8-[2-(イソブチリルアミノ)-4-オキソ-3,4-ジヒドロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル]-2,2,4,4-テトライソプロピルテトラヒドロ-6H-フロ[3,2-f][1,3,5,2,4]トリオキサジシロシン-9-イル}オキシ)ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-4-(ピリミジン-4-イルオキシ)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体135
中間体6(598mg、2.06mmol)及び中間体114(1.83g、2.30mmol)の混合物を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮した(3×10mL)。次いで残渣をアルゴンの雰囲気下でACN(7.52mL)に溶解した。分離フラスコにおいて、5-(エチルチオ)-1H-テトラゾール(801mg、6.15mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×6mL)、残渣をACN(3.42mL)に溶解し、アルゴンの雰囲気下で反応混合物に添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。((ジメチルアミノ-メチリデン)アミノ)-3H-1,2,4-ジチアゾリン-3-チオン(505mg、2.46mmol)を反応混合物に添加し、撹拌を45分間室温で継続した。反応混合物を濃縮し、真空で10分間乾燥させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~80%のMeOH)によって精製して中間体135(206mg、10%)をジアステレオマーの混合物として提供した。LCMS(FA):m/z=1000.4(M+H)。
(1S,2R,4R)-2-({[(S)-(2-シアノエトキシ)({(2R,3R,4R,5R)-5-(ヒドロキシメチル)-4-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2-[2-(イソブチリルアミノ)-4-オキソ-3,4-ジヒドロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル]テトラヒドロフラン-3-イル}オキシ)ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-4-(ピリミジン-4-イルオキシ)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体136
中間体135(204mg、0.20mmol)をTHF(2.3mL)及び水(0.57mL)に取り込み、0℃に冷却した。TFA(0.57mL、7.50mmol)を滴下して添加し、反応混合物を0℃で2時間撹拌した。炭酸ナトリウム(930mg、11.0mmol)を少量ずつ添加し、続いて水及びEtOAcを添加した。反応混合物を室温に温め、EtOAc中に抽出した。組み合わせた有機相をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~60%のMeOH)によって精製して中間体136(155mg、75%)をジアステレオマーの混合物として提供した。LCMS(FA):m/z=1018.4(M+H)。
N-{7-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-10-(2-シアノエトキシ)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-4-オキソ-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル}-2-メチルプロパンアミドまたは
N-{7-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-10-(2-シアノエトキシ)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-4-オキソ-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル}-2-メチルプロパンアミドまたは
N-{7-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-10-(2-シアノエトキシ)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-4-オキソ-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド、中間体137
中間体136(154mg、0.15mmol)を乾燥ピリジン(3×5mL)から濃縮し、真空下で10分間乾燥させ、アルゴンの雰囲気下でピリジン(3.03mL)に溶解した。2-クロロ-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサホスホリナン2-オキシド(97.7mg、0.53mmol)を添加し、反応混合物を室温で45分間撹拌した。水(0.10mL)を添加し、続いて3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン1,1-ジオキシド(37.7mg、0.18mmol)を添加し、次いで撹拌を室温で1時間継続した。追加部分の3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン1,1-ジオキシド(36.3mg、36.0mol)を添加し、撹拌を10分間継続した。反応混合物を濃縮し、トルエンから濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~40%のMeOH)によって精製してわずかに不純の中間体137(204mg)をジアステレオマーの混合物として提供した。LCMS(FA):m/z=1032.3(M+H)。
2-アミノ-7-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オンまたは
2-アミノ-7-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オンまたは
2-アミノ-7-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、中間体138a及び138b
中間体137(216mg、0.21mmol)をメチルアミン(EtOH中33%、10.4mL、83.7mmol)に溶解し、反応混合物を窒素の雰囲気下で室温で一晩撹拌した。反応混合物を濃縮し、真空で10分間乾燥させた。粗化合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中10~100%のACN)によって精製して第2の溶出ピークとして中間体138a(67mg、34%)(LCMS(AA):m/z=909.4(M+H))及び第3の溶出ピークとして中間体138b(22mg、11%)(LCMS(AA):m/z=909.4(M+H))を提供した。
2-アミノ-7-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オンまたは
2-アミノ-7-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オンまたは
2-アミノ-7-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オンI-31a
中間体138a(67.0mg、0.07mmol)をプロピレンチューブ内でピリジン(0.37mL)及びTEA(0.92mL)に懸濁した。トリエチルアミン三フッ化水素酸塩(0.06mL、0.37mmol)を添加し、チューブを密封し、反応混合物を50℃で一晩撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、水(1.38mL)を添加し、続いて水(1.38mL)中の塩化カルシウム(170mg、1.47mmol)の溶液を滴下して添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いでセライトを通して濾過し、セライトを水(5×3mL)ですすいだ。濾液を濃縮して白色の固体を得た。HFは19F NMRによって観察されなかった。粗混合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性トリエチルアンモニウムアセテート(10mM)中0~15%のACN)によって精製してI-31a(37mg、56%)をN,N-ジエチルエタンアミン塩として提供した。LCMS(AA):m/z=648.9(M+H);1H NMR (D2O) δ 8.69 (s, 1H), 8.46 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 7.31 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 6.94 (dd, J = 1.0, 6.0 Hz, 1H), 6.55 (d, J = 3.7 Hz, 1H), 6.20 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 5.53 - 5.47 (m, 1H), 5.33 - 5.25 (m, 1H), 5.13 - 5.06 (m, 1H), 4.59 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 4.40 (br s, 1H), 4.36 - 4.27 (m, 1H), 4.14 - 4.01 (m, 2H), 3.93 - 3.86 (m, 1H), 3.20 (q, J = 7.3 Hz, 12H), 2.58 - 2.48 (m, 4H), 1.67 - 1.57 (m, 1H), 1.28 (t, J = 7.3 Hz, 18H);31P NMR (D2O) δ 58.48 (s, 1P), 54.33 (s, 1P)。
3-[(2S,5R,7R,8S,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンまたは
3-[(2S,5R,7R,8S,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンまたは
3-[(2R,5R,7R,8S,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンまたは
3-[(2R,5R,7R,8S,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オン I-37a、I-37b及びI-37c
(1S,2R,4R)-2-({[(S)-(2-シアノエトキシ){[(6aR,8R,9S,9aR)-2,2,4,4-テトライソプロピル-8-(7-オキソ-6,7-ジヒドロ-3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-3-イル)ヘキサヒドロシクロペンタ[f][1,3,5,2,4]トリオキサジシロシン-9-イル]オキシ}ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-4-(ピリミジン-4-イルオキシ)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体139
中間体6(350mg、1.28mmol)及び中間体116(1.10g、1.55mmol)の混合物を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮した(3×10mL)。次いで残渣をアルゴンの雰囲気下でACN(4.78mL)に溶解した。分離フラスコにおいて、5-(エチルチオ)-1H-テトラゾール(510mg、3.92mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×5mL)、残渣をACN(2.18mL)に溶解し、アルゴンの雰囲気下で反応混合物に添加した。反応混合物を室温で40分間撹拌した。((ジメチルアミノ-メチリデン)アミノ)-3H-1,2,4-ジチアゾリン-3-チオン(321mg、1.56mmol)を反応混合物に添加し、撹拌を1.5時間室温で継続した。反応混合物を濃縮し、真空で10分間乾燥させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~75%のMeOH)によって精製して中間体139(904mg、77%)をジアステレオマーの混合物として提供した。LCMS(FA):m/z=915.4(M+H)。
(1S,2R,4R)-2-({[(S)-(2-シアノエトキシ){[(1S,2R,3R,5R)-3-(ヒドロキシメチル)-2-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-5-(7-オキソ-6,7-ジヒドロ-3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-3-イル)シクロペンチル]オキシ}ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-4-(ピリミジン-4-イルオキシ)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体140
中間体139(903mg、0.99mmol)をTHF(9.03mL)及び水(2.05mL)に取り込み、0℃に冷却した。TFA(2.05mL、27.1mmol)を滴下して添加し、反応混合物を0℃で2.5時間撹拌した。炭酸ナトリウム(3.12g、37.1mmol)を、続いて水を少量ずつ添加した。混合物を5分間撹拌し、次いで室温に温め、EtOAc中に抽出した。組み合わせた有機相をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィによって精製して中間体140(580mg、63%)をジアステレオマーの混合物として提供した。LCMS(FA):m/z=933.3(M+H)。
3-{[(2S,5R,7R,8S,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2-オキシド-7-(7-オキソ-6,7-ジヒドロ-3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-3-イル)-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-10-イル]オキシ}プロパンニトリルまたは
3-{[(2R,5R,7R,8S,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2-オキシド-7-(7-オキソ-6,7-ジヒドロ-3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-3-イル)-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-10-イル]オキシ}プロパンニトリルまたは
3-{[(2R,5R,7R,8S,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2-オキシド-7-(7-オキソ-6,7-ジヒドロ-3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-3-イル)-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-10-イル]オキシ}プロパンニトリル、中間体141a、141b及び141c
ジフェニルクロロホスフェート(2.77mL、13.3mmol)をピリジン(36.7mL,)に-35℃で添加した。中間体140(550mg、0.59mmol)を乾燥ピリジン(2×5mL)から濃縮し、DCM(14.7mL)及びピリジン(7.33mL)に取り込み、20分にわたって反応混合物に添加した。反応混合物を-35℃で40分間撹拌した。3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン(220mg、1.31mmol)及び水(0.29mL)を-30℃で添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。水中のチオ硫酸ナトリウム(2.93mg、18.0mmol)を0℃で添加し、反応混合物を室温で5分間撹拌した。揮発性溶媒を蒸発によって除去し、粗化合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性重炭酸アンモニウム(5mM)中10~100%のACN)によって精製して第1の溶出するわずかに不純の生成物として中間体141a(90mg、16%)、第2の溶出するジアステレオマーの混合物として中間体141b(1つのメジャー及び1つのマイナー、60mg、11%)及び第3の溶出するわずかに不純の生成物として中間体141c(181mg、32%)を提供した。LCMS(FA):m/z=947.3(M+H)。
3-[(2S,5R,7R,8S,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンまたは
3-[(2R,5R,7R,8S,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンまたは
3-[(2R,5R,7R,8S,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オン、中間体142a
中間体141a(110mg、0.12mmol)を窒素の雰囲気下でメチルアミン(EtOH中33%、1.31mL、10.5mmol)に溶解し、反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、真空で10分間乾燥させた。粗化合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性重炭酸アンモニウム(5mM)中10~100%のACN)によって精製して中間体142a(42mg、40%)を提供した。LCMS(AA):m/z=894.2(M+H)。
3-[(2S,5R,7R,8S,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンまたは
3-[(2R,5R,7R,8S,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンまたは
3-[(2R,5R,7R,8S,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オン 中間体142b
中間体142aを中間体141aと同じ手法で処理した。逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性重炭酸アンモニウム(5mM)中10~100%のACN)によって精製して中間体142bを第2の溶出ピークとして提供した。LCMS(AA):m/z=894.2(M+H)。
3-[(2S,5R,7R,8S,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンまたは
3-[(2R,5R,7R,8S,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]エトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンまたは
3-[(2R,5R,7R,8S,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オン 中間体142c
中間体141cを中間体141aと同じ手法で処理した。逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性重炭酸アンモニウム(5mM)中10~100%のACN)によって精製して中間体142cを第2の溶出ピークとして提供した。LCMS(AA):m/z=894.2(M+H)。
3-[(2S,5R,7R,8S,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンまたは
3-[(2R,5R,7R,8S,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンまたは
3-[(2R,5R,7R,8S,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オン I-37a、I-37b及びI-37c
中間体138aに代えて表に示された出発材料を用いて、実施例43に記載されたように工程5から開始して以下に挙げられた化合物を調製した。
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15R,15aR,16R)-15-フルオロ-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15R,15aR,16R)-15-フルオロ-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15R,15aR,16R)-15-フルオロ-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15R,15aR,16R)-15-フルオロ-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-35a、I-35b、I-35c及びI-35d
(1R,2R,3R,5R)-5-({[(S)-({(2R,3R,4R,5R)-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-5-(ヒドロキシメチル)-2-[2-(イソブチリルアミノ)-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル]テトラヒドロフラン-3-イル}オキシ)(2-シアノエトキシ)ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-2-フルオロ-3-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体143a及び143b
(1R,2R,3R,5R)-2-フルオロ-5-(ヒドロキシメチル)-3-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンチル水素ホスホネート(中間体81)(447mg、1.53mmol)及びN-[9-[(2R,3R,4R,5R)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ-3-[2-シアノエトキシ-(ジイソプロピルアミノ)ホスファニル]オキシ-テトラヒドロフラン-2-イル]-6-オキソ-1H-プリン-2-イル]-2-メチル-プロパンアミド(1.79g、1.84mmol)を組み合わせ、乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮した(3×20mL)。次いで残渣をアルゴンの雰囲気下でACN(6.11mL)に溶解した。分離フラスコにおいて、5-(エチルチオ)-1H-テトラゾール(652mg、5.01mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×10mL)、次いでACN(2.78mL)に溶解し、アルゴンの雰囲気下で反応混合物に添加した。反応混合物を室温で40分間撹拌した。((ジメチルアミノ-メチリデン)アミノ)-3H-1,2,4-ジチアゾリン-3-チオン(410mg、2.00mmol)を添加し、撹拌を室温で45分間継続した。反応混合物を濃縮し、真空で10分間乾燥させた。残渣を酢酸(6.62mL、115mmol)及び水(1.65mL)に溶解し、室温で30分間撹拌した。トルエン(15mL)を添加し、反応混合物を濃縮した。残渣をトルエン(2×15mL)から濃縮し、次いで真空で10分間乾燥させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中25~45%のMeOH、DCM中0~40%のMeOH及びDCM中25~40%のMeOH)によって3回精製して第1の溶出ピークで中間体143a(310mg、39%)及び第2の溶出ピークで中間体143b(350mg、44%)を提供した。LCMS(AA):m/z=890.3(M+H)。
N-{9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15R,15aR,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-(2-シアノエトキシ)-15-フルオロ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミドまたは
N-{9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15R,15aR,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-(2-シアノエトキシ)-15-フルオロ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミドまたは
N-{9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15R,15aR,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-(2-シアノエトキシ)-15-フルオロ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド、中間体144a、144b、144c及び144d
ジフェニルクロロホスフェート0.70mL、3.37mmol)を-30℃でピリジン(12.0mL)に添加した。DCM(8.00mL)及びピリジン(2.00mL)中の中間体143a(150mg、0.17mmol)の溶液を反応混合物に添加した。反応混合物を-35℃で40分間撹拌した。3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン(56.7mg、0.34mmol)及び水(0.12mL)を-30℃で添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。水中のチオ硫酸ナトリウム(675mg、0.41mmol)を0℃で添加し、反応混合物を室温で5分間撹拌した。揮発性溶媒を蒸発によって除去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~90%のMeOH及びDCM中0~25%のMeOH)、続いて逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性トリエチルアンモニウムアセテート(10mM)中10~65%のACN)によって2回精製して第1の溶出ピークにおける不純混合物として中間体144a(50mg、33%)、及び第2の溶出ピークとして中間体144b(103mg、68%)を提供した。LCMS(AA):m/z=904.2(M+H)。
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15R,15aR,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-15-フルオロ-10-ヒドロキシ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15R,15aR,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-15-フルオロ-10-ヒドロキシ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15R,15aR,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-15-フルオロ-10-ヒドロキシ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、中間体145a
中間体144a(100mg、0.11mmol)を窒素の雰囲気下でメチルアミン(EtOH中33%、3.32mL、26.7mmol)に溶解し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、真空で10分間乾燥させた。粗化合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性トリエチルアンモニウムアセテート(10mM)中10~45%のACN)によって精製して中間体145a(48mg、67%)を提供した。LCMS(AA):m/z=781.2(M+H)。
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15R,15aR,16R)-15-フルオロ-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15R,15aR,16R)-15-フルオロ-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15R,15aR,16R)-15-フルオロ-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン,I-35a
ポリプロピレンチューブにおいて、中間体145a(58mg、0.07mmol)をピリジン(0.45mL)に懸濁した。トリエチルアミン三フッ化水素酸塩(45.0μL、0.27mmol)を添加し、続いてTEA(0.67mL)を添加した。反応混合物を50℃で一晩撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、水(1.30mL)を添加し、続いて水(1.00mL)中の塩化カルシウム(238mg、2.06mmol)の溶液を滴下して添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いでセライトを通して濾過し、セライトを水(5×5mL)ですすいだ。濾液を濃縮して白色の固体を得た。HFは19F NMRによって観察されなかった。粗混合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性トリエチルアンモニウムアセテート(10mM)中0~10%のACN)によって精製してI-35a(6.48mg、10%)をN,N-ジエチルエタンアミン塩として提供した。LCMS(AA):m/z=667.2(M+H);1H NMR (D2O) δ 8.61 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.06 - 7.97 (m, 1H), 6.85 - 6.73 (m, 1H), 6.05 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.42 - 5.25 (m, 2H), 4.87 - 4.79 (m, 1H), 4.71 (d, J = 4.0 Hz, 2H), 4.46 - 4.42 (m, 1H), 4.27 - 4.06 (m, 3H), 3.85 (q, J = 9.3 Hz, 1H), 3.17 (q, J = 7.3 Hz, 12H), 2.65 - 2.53 (m, 1H), 2.44 - 2.33 (m, 1H), 1.61 - 1.55 (m, 1H) 1.24 (t, J = 7.3 Hz, 18H) ;31P NMR (D2O) δ 54.63 (s, 1P), 52.99 (s, 1P)。
5-アミノ-3-[(2S,5S,7R,8R,10S,12aR,14R,15S,15aR)-15-フルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンまたは
5-アミノ-3-[(2S,5S,7R,8R,10R,12aR,14R,15S,15aR)-15-フルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンまたは
5-アミノ-3-[(2R,5S,7R,8R,10S,12aR,14R,15S,15aR)-15-フルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンまたは
5-アミノ-3-[(2R,5S,7R,8R,10R,12aR,14R,15S,15aR)-15-フルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オン、I-25a及びI-25b
(1R,2S,3R,5R)-5-({[(R)-({(1R,2R,4S)-4-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-2-[5-(イソブチリルアミノ)-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-3-イル]シクロペンチル}オキシ)(2-シアノエトキシ)ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-2-フルオロ-3-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体146a及び146b
[(1R,2S,3R,5R)-2-フルオロ-5-(ヒドロキシメチル)-3-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペントキシ]ホスフィン酸、N,N-ジエチルエタンアミン塩(中間体83)(420mg、1.07mmol)及び中間体98(1.20g、1.40mmol)を組み合わせ、乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮した(3×20mL)。次いで残渣をアルゴンの雰囲気下でACN(3.70mL)に溶解した。分離フラスコにおいて、5-(エチルチオ)-1H-テトラゾール(348mg、2.68mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×10mL)、次いでACN(1.80mL)に溶解し、窒素の雰囲気下で反応混合物に添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。((ジメチルアミノ-メチリデン)アミノ)-3H-1,2,4-ジチアゾリン-3-チオン(264mg、1.28mmol)を添加し、撹拌を室温で45分間継続した。反応混合物を蒸発させた。粗化合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中0~100%のACN)によって精製して第1の溶出ピークとして中間体146a(260mg、23%)及び第2の溶出ピークとして中間体146b(250mg、22%)とした。LCMS(AA):m/z=1061.1(M-H)。
(1R,2S,3R,5R)-5-({[(S)-(2-シアノエトキシ)({(1R,2R,4S)-4-(ヒドロキシメチル)-2-[5-(イソブチリルアミノ)-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-3-イル]シクロペンチル}オキシ)ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-2-フルオロ-3-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンチル水素ホスホネート(中間体147a及び147b)
中間体146a(260mg、0.25mmol)を酢酸(4.46mL)及び水(1.12mL)に溶解し、室温で1時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をトルエンから濃縮した(3回)。粗化合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中0~45%のACN)によって精製して中間体147a(140mg、75%)を提供した。LCMS(AA):m/z=759.0(M+H)。
N-{3-[(2S,5S,7R,8R,10S,12aR,14R,15S,15aR)-10-(2-シアノエトキシ)-15-フルオロ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-5-イル}-2-メチルプロパンアミドまたは
N-{3-[(2R,5S,7R,8R,10R,12aR,14R,15S,15aR)-10-(2-シアノエトキシ)-15-フルオロ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-5-イル}-2-メチルプロパンアミドまたは
N-{3-[(2R,5S,7R,8R,10S,12aR,14R,15S,15aR)-10-(2-シアノエトキシ)-15-フルオロ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-5-イル}-2-メチルプロパンアミド(中間体148a及び148b)
中間体147a(140mg、0.19mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×約5mL)、真空下で10分間乾燥させ、次いで窒素雰囲気下でピリジン(2.66mL)に溶解した。2-クロロ-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサホスホリナン2-オキシド(124mg、0.65mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。水を添加し(0.12mL)、続いて3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン(47.0mg、0.28mmol)を添加し、反応混合物を室温で窒素下で2.5時間撹拌した。トルエンを添加し、混合物を濃縮し、次いでトルエン(3×25mL)から濃縮した。粗化合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中0~50%のACN)によって精製して中間体148a(40mg、28%)を提供した。LCMS(AA):m/z=773.0(M+H)。
5-アミノ-3-[(2S,5S,7R,8R,10R,12aR,14R,15S,15aR)-15-フルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンまたは
5-アミノ-3-[(2R,5S,7R,8R,10S,12aR,14R,15S,15aR)-15-フルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタ[d][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンまたは
5-アミノ-3-[(2R,5S,7R,8R,10R,12aR,14R,15S,15aR)-15-フルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-4H-5,8-メタノシクロペンタd][1,3,7,9,2,8]テトラオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オン、I-25a及びI-25b
中間体148a(30mg、39.0mol)をメチルアミン(EtOH中33%、1.16mL、9.32mmol)に溶解し、反応混合物を室温で90分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、1%のACNを有する10mMのトリエチルアンモニウムアセテート(50mL)を添加し、蒸発させた(2回)。粗化合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性トリエチルアンモニウムアセテート(10mM)中0~12%のACN)によって精製してI-25aをN,N-ジエチルエタンアミン塩(12mg、35%)として提供した。LCMS(AA):m/z=650.0(M+H);1H NMR (D2O) δ 8.37 (s, 1H), 7.92 (br d, J = 5.7 Hz, 1H), 6.44 (br d, J = 6.6 Hz, 1H), 5.29 - 5.19 (m, 1H), 5.04 (dd, J = 3.9, 49.5 Hz, 1H), 4.95 - 4.88 (m, 1H), 4.81 - 4.69 (m, 2H), 4.34 - 4.22 (m, 1H), 4.14 (ddd, J = 3.4, 7.4, 10.3 Hz, 1H), 3.92 (br s, 2H), 3.80 (dt, J = 4.6, 9.7 Hz, 1H), 3.05 (q, J = 7.3 Hz, 10H), 2.45 - 2.34 (m, 3H), 2.21 - 1.98 (m, 3H), 1.56 - 1.45 (m, 1H), 1.13 (t, J = 7.3 Hz, 15H);31P NMR (D2O) δ 54.62 (s, 1P), 51.97 (s, 1P)。
[(1R,2R,3R,5R)-2-フルオロ-5-(ヒドロキシメチル)-3-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペントキシ]ホスフィン酸、中間体81
4,6-ジクロロピリミジン(1.13g、7.56mmol)をNMP(7.77mL)及びDIPEA(3.30mL、18.9mmol)に溶解した。(1R,2R,3R,5R)-3-アミノ-2-フルオロ-5-(ヒドロキシメチル)シクロペンタン-1-オール塩酸塩(中間体80、1.17g、6.30mmol)を添加した。反応混合物を150℃でマイクロ波照射下で1時間加熱した。反応混合物をEtOAcで希釈し、濃縮して(1R,2R,3R,5R)-3-((6-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)-2-フルオロ-5-(ヒドロキシメチル)シクロペンタン-1-オールを提供し、これをさらなる精製をせずに使用した。
(1R,2R,3R,5R)-3-((6-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)-2-フルオロ-5-(ヒドロキシメチル)シクロペンタン-1-オール(1.60g、6.11mmol)を乾燥トルエン(3×約15mL)から濃縮した。ピリジン(16mL)を添加し、DMTr-Cl(2.97g、8.78mmol)を少量ずつ添加し、反応混合物を室温で2日間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を飽和NaHCO3とEtOAcとの間で分配した。有機相を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、蒸発させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~5%のMeOH)によって精製して(1R,2R,3R,5R)-3-((6-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)-2-フルオロ-5-(ヒドロキシメチル)シクロペンタン-1-オール(3.72g、92%)を黄色の油として提供した。LCMS(FA):m/z=564.2(M+H)。
(1R,2R,3R,5R)-3-((6-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)-2-フルオロ-5-(ヒドロキシメチル)シクロペンタン-1-オール(3.70g、6.56mmol)をメタノール(50mL)に溶解した。水酸化パラジウム(炭素上に20%、138mg、0.20mmol)を添加し、続いてTEA(2.74mL、19.7mmol)を添加した。混合物を40psiの水素下で2時間撹拌した。パラジウム(炭素上に10%、500mg)を添加し、混合物を40psiの水素下でさらに1時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を蒸発させて粗(1R,2R,3R,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-2-フルオロ-3-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンタン-1-オールを提供し、これをさらなる精製をせずに使用した。LCMS(FA):m/z=530.2(M+H)。
ピリジン(23.0mL)中の(1R,2R,3R,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-2-フルオロ-3-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンタン-1-オール(3.50g、6.61mmol)の溶液にジフェニルホスファイト(2.55mL、13.3mmol)を添加した。反応混合物を室温でアルゴン下で30分間撹拌した。TEA(4.6mL、33.1mmol)を添加し、反応混合物を5分間撹拌してから、水(79.7mL)を添加した。撹拌を10分間継続した。反応混合物をEtOAc及びブラインで希釈し、抽出した。次いで水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機相を水、ブラインで洗浄し、Na2SO4を使用して乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~50%のMeOH)によって精製して[(1R,2R,3R,5R)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-2-フルオロ-3-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペントキシ]ホスフィン酸をN,N-ジエチルエタンアミン塩(1.36g、35%)として提供した。LCMS(FA):m/z=594.2(M+H)。
DCM(10.0mL)中の[(1R,2R,3R,5R)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-2-フルオロ-3-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペントキシ]ホスフィン酸、N,N-ジエチルエタンアミン塩(1.30g、1.87mmol)の溶液に水(0.17mL)及びDCM(10.0mL)中のDCA(0.72mL、8.78mmol)の溶液を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。トリエチルシラン(15.0mL、91.1mmol)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで溶媒を蒸発させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中の0~90%のMeOH)によって精製して[(1R,2R,3R,5R)-2-フルオロ-5-(ヒドロキシメチル)-3-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペントキシ]ホスフィン酸(485mg、82%)を提供した。LCMS(FA):m/z=292.1(M+H);1H NMR (DMSO-d6 with D2O) δ 8.72 (s, 1H), 8.09 (br d, J = 6.6 Hz, 1H), 7.39 (s, 0.5H), 6.79 (br d, J = 6.72 Hz, 1H), 5.88 (s, 0.5H), 4.82 - 5.06 (m, 1H), 4.48 - 4.69 (m, 1H), 4.22 - 4.41 (m, 1H), 3.39 - 3.50 (m, 2H), 2.09 - 2.19 (m, 1H), 2.01 - 2.09 (m, 1H), 1.51 (br d, J = 11.0 Hz, 1H);31P NMR (DMSO-d6) δ 2.64 (s, 1P)。
[(1R,2S,3R,5R)-2-フルオロ-5-(ヒドロキシメチル)-3-(1,3,5-トリアジン-2-イルアミノ)シクロペントキシ]ホスフィン酸、N,N-ジエチルエタンアミン塩、中間体155
塩化シアヌル(6.45g、35.0mmol)をTHF(2.0L)に溶解し、-78℃に冷却した。この溶液にDMSO(12mL)及びDIPEA(9.15mL、52.5mmol)に溶解した[(1R,2S,3R,4R)-2-フルオロ-3-ヒドロキシ-4-(ヒドロキシメチル)シクロペンチル]アンモニウムクロライド(中間体82、3.25g、17.5mmol)の溶液を滴下して添加した。反応混合物を-78℃で4時間撹拌した。反応混合物をジオキサン中4MのHCl(17.5mL、70mmol)の添加によってクエンチし、徐々に室温に温めた。反応混合物を乾燥するまで濃縮し、残渣を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中0~100%のACN)によって精製して(1R,2S,3R,5R)-3-[(4,6-ジクロロ-1,3,5-トリアジン-2-イル)アミノ]-2-フルオロ-5-(ヒドロキシメチル)シクロペンタノール(3.87g、75%)を提供した。LCMS(AA):m/z=297.0(M+H)。
(1R,2S,3R,5R)-3-[(4,6-ジクロロ-1,3,5-トリアジン-2-イル)アミノ]-2-フルオロ-5-(ヒドロキシメチル)シクロペンタノール(3.87g、13.0mmol)及び酢酸ナトリウム(3.21g、39.0mmol)をエタノール(80mL)に溶解した。パラジウム(炭素上に10%、690mg、0.65mmol)を添加し、混合物を50psiの水素下でさらに3時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を乾燥するまで蒸発させた。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィ(EtOAc中0~50%のMeOH)によって精製して(1R,2S,3R,5R)-2-フルオロ-5-(ヒドロキシメチル)-3-(1,3,5-トリアジン-2-イルアミノ)シクロペンタノール(2.63g、89%)を提供した。LCMS(AA):m/z=229.1(M+H)。
実施例47の工程2に記載の手順に従って室温で2時間撹拌して(1R,2S,3R,5R)-2-フルオロ-5-(ヒドロキシメチル)-3-(1,3,5-トリアジン-2-イルアミノ)シクロペンタノール(2.62g、11.5mmol)から標記化合物を調製した。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製して(1R,2S,3R,5R)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-2-フルオロ-3-(1,3,5-トリアジン-2-イルアミノ)シクロペンタノール(4.79g、79%)を提供した。LCMS(AA):m/z=531.2(M+H)。
0℃に冷却されたピリジン(80.0mL)中の(1R,2S,3R,5R)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-2-フルオロ-3-(1,3,5-トリアジン-2-イルアミノ)シクロペンタノール(4.78g、9.0mmol)の溶液にジフェニルホスファイト(3.46mL、18.0mmol)を添加した。反応混合物を室温に温め、アルゴン下で2時間撹拌した。次いで溶液を0℃に冷却し、水(5.0mL)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を乾燥するまで濃縮し、残渣を乾燥トルエン(2×15mL)から濃縮した。次いで得られた残渣を水(5.5mL)及びAcOH(21mL)に溶解し、室温で2時間撹拌した。次いで溶液を乾燥するまで濃縮し、粗生成物をメタノール(10mL)及びTEA(2mL)に再溶解し、5分間撹拌した。次いで溶液を濃縮し、粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~100%のMeOH)によって精製して(1R,2S,3R,5R)-2-フルオロ-5-(ヒドロキシメチル)-3-(1,3,5-トリアジン-2-イルアミノ)シクロペントキシ]ホスフィン酸をN,N-ジエチルエタンアミン塩(2.22g、63%)として提供した。LCMS(AA):m/z=293.1(M+H);1H NMR (MeOD) δ 8.53 (s, 1H), 8.43 (s, 1H), 7.62 (s, 0.5H), 6.06 (s, 0.5H), 4.83 (dt, J = 51.4, 4.0 Hz, 1H), 4.58 - 4.39 (m, 2H), 3.72 - 3.65 (m, 2H), 3.15 (q, J = 7.3 Hz, 6H), 2.46 - 2.29 (m, 2H), 1.51 - 1.44 (m, 1H), 1.29 (t, J = 7.3 Hz, 9H);31P NMR (MeOD) δ 3.44 (s, 1P)。
2-アミノ-9-[(5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-2,16-ジヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-10-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-2,16-ジヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-10-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-23a及びI-23b
N-{9-[(5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-(2-シアノエトキシ)-2-ヒドロキシ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド、中間体88a、中間体88b
中間体26(730mg、0.84mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×10mL)、次いで真空下で15分間放置した。残渣をアルゴン雰囲気下でピリジン(30mL)に溶解した。次いで2-クロロ-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサホスホリナン2-オキシド(563mg、2.93mmol)を添加し、反応混合物を室温で45分間撹拌した。水(0.53mL)を添加し、続いてヨウ素(276mg、1.09mmol)を添加した。反応混合物を室温でアルゴン雰囲気下で8分間撹拌した。水(0.5mL)中のチオ硫酸ナトリウム(177mg、1.09mmol)を添加した。反応混合物を室温で15分間撹拌した。乾燥トルエンを添加し(15mL)、濃縮した。残渣を乾燥トルエン(2×15mL)から濃縮した。粗混合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中0~50%のACN)によって精製して第1の溶出ピークとして中間体88a(81mg、11%)及び第2の溶出ピークとして中間体88b(111mg、15%)を提供した。LCMS(AA):m/z=871.2(M+H)。
2-アミノ-9-[(5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-2,16-ジヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-10-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-23a
実施例14の工程3及び4に記載の手順に従って中間体88aからI-23aを調製した。LCMS(AA):m/z=634.1(M+H);1H NMR (D2O) δ 8.65 (s, 1H), 8.41 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.13 (s, 1H), 6.89 (dd, J = 1.0, 6.1 Hz, 1H), 6.01 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.47 - 5.39 (m, 2H), 4.94 - 4.86 (m, 1H), 4.58 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 4.39 - 4.36 (m, 1H), 4.18 - 4.13 (m, 2H), 4.06 (q, J = 9.7 Hz, 1H), 3.88 - 3.82 (m, 1H), 3.16 (q, J = 7.3 Hz, 12H), 2.54 - 2.43 (m, 3H), 2.42 - 2.32 (m, 1H), 1.63 - 1.54 (m, 1H), 1.23 (t, J = 7.3 Hz, 18H);31P NMR (D2O) δ58.91 (s, 1P), -0.65 (s, 1P)。
2-アミノ-9-[(5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-2,16-ジヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-10-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-23b
実施例14の工程3及び4に記載の手順に従って中間体88bからI-23bを調製した。LCMS(AA):m/z=634.1(M+H);1H NMR (D2O) δ 8.69 (s, 1H), 8.45 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 8.08 (s, 1H), 6.86 (dd, J = 6.1, 1.1 Hz, 1H), 6.05 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.53 - 5.41 (m, 2H), 4.88 - 4.82 (m, 2H), 4.44 - 4.41 (m, 1H), 4.26 - 4.14 (m, 2H), 4.08 - 4.01 (m, 1H), 3.95 - 3.87 (m, 1H), 3.19 (q, J = 7.3 Hz, 12H), 2.58 - 2.44 (m, 3H), 2.35 - 2.27 (m, 1H), 1.70 - 1.63 (m, 1H), 1.28 (t, J = 7.3 Hz, 18H);31P NMR (D2O) δ 52.93 (s, 1P), -0.62 (s, 1P)。
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,12aR,14R,15aS,16R)-10,16-ジヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,12aR,14R,15aS,16R)-10,16-ジヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-17
中間体6(500mg、1.82mmol)及び中間体90(1.87g、2.36mmol)の混合物を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×30mL)、モレキュラーシーブ(1.50g)を添加し、次いで混合物を窒素の雰囲気下でACN(10mL)に懸濁した。分離フラスコにおいて、5-(エチルチオ)-1H-テトラゾール(709mg、5.45mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×10mL)、ACN(5.00mL)に溶解し、窒素の雰囲気下で反応混合物に添加した。反応混合物を室温で50分間撹拌した。tert-ブチルヒドロキシド(0.99mL、5.45mmol))を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~40%のMeOH)によって精製して(1R,2S,4S)-2-({[(2-シアノエトキシ)({(6aS,8S,9S,9aS)-8-[2-(イソブチリルアミノ)-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル]-2,2,4,4-テトライソプロピルテトラヒドロ-6H-フロ[3,2-f][1,3,5,2,4]トリオキサジシロシン-9-イル}オキシ)ホスホリル]オキシ}メチル)-4-(ピリミジン-4-イルオキシ)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体91(1.40g、70%)を白色の固体として得た。HRMS:m/z=985.4592(M+H)。
THF/水(4/1、16.6mL)中の中間体91(1.00g、1.01mmol)の溶液を0℃に冷却し、TFA(2.18mL、33.3mmol)を滴下して添加した。反応混合物を0℃で2時間撹拌した。炭酸ナトリウムをpHが7になるまで少量ずつ添加し、次いで反応混合物を室温に温めた。水(20mL)及びEtOAc(20mL)を添加した。相を分離した後、水層を追加部分のEtOAcで洗浄した(2回)。組み合わせた有機層を乾燥させ(Na2SO4)、蒸発させた。粗物質を400mgのスケールで行われた別の反応から得られたものと組み合わせ、混合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~50%のMeOH)によって精製して中間体92(770mg、54%)を提供した。HRMS:m/z=1003.3994(M+H)。
N-{9-[(2R,5R,7R,8R,12aR,14R,15aS,16R)-10-(2-シアノエトキシ)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド、中間体93
中間体92(530mg、0.528mmol)を乾燥ピリジン(3×約10mL)から濃縮し、真空下で10分間乾燥させ、次いで窒素雰囲気下でピリジン(13.2mL)に溶解した。2-クロロ-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサホスホリナン2-オキシド(339mg、1.84mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。水を添加し(0.331mL、18.4mmol)、続いて3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン1,1-ジオキシド(126mg、0.633mmol)を添加し、反応混合物を室温で窒素下で30分間撹拌した。混合物を濃縮して粗生成物を単一のメジャーのジアステレオマーとして得、これを逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(0~100%のACN(0.1%のTEA/水を有する))によって精製し、次いで凍結乾燥させて中間体93を白色の固体(310mg、52%)として得た。1H NMR (DMSO-d6) δ 13.65 - 13.28 (m, 1H), 12.34 - 12.18 (m, 1H), 8.77 - 8.73 (m, 1H), 8.48 - 8.44 (m, 1H), 8.20 (s, 1H), 6.81 - 6.67 (m, 1H), 6.09 - 5.92 (m, 2H), 5.51 - 5.39 (m, 1H), 4.91 - 4.76 (m, 1H), 4.75 - 4.66 (m, 1H), 4.38 - 4.20 (m, 2H), 4.17 - 3.75 (m, 5H), 3.73 - 3.60 (m, 1H), 3.44 - 3.36 (m, 1H), 3.03 - 2.94 (m, 1H), 2.86 - 2.79 (m, 1H), 2.44 - 2.25 (m, 4H), 2.21 - 2.05 (m, 1H), 1.52 - 1.37 (m, 1H), 1.10 - 0.98 (m, 34H)。
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,12aR,14R,15aS,16R)-10-ヒドロキシ-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、中間体94
中間体93(310mg、0.304mmol)をメチルアミン(EtOH中33%、10.0mL、20.0mmol)に溶解し、反応混合物を窒素の雰囲気下で15℃で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、120mgのスケールで実行した反応物と組み合わせた。粗混合物をシリカゲルに吸着させ、分取HPLC(ACN/水(0.1%のNH4OH/0.1%のNH4HCO3を有する))によって精製して中間体94をアンモニウム塩(253mg、65%)として得た、1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 10.70 - 10.62 (m, 1H), 8.78 (s, 1H), 8.49 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.40 - 7.06 (m, 5H), 6.93 (dd, J = 0.9, 5.9 Hz, 1H), 6.66 - 6.53 (m, 1H), 5.89 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.52 - 5.44 (m, 1H), 5.40 - 5.31 (m, 1H), 4.86 - 4.78 (m, 1H), 4.72 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 4.22 - 4.17 (m, 1H), 4.02 (br t, J = 9.9 Hz, 1H), 3.85 - 3.75 (m, 3H), 2.42 - 2.14 (m, 5H), 1.42 - 1.30 (m, 1H), 1.09 - 0.98 (m, 28H), 0.91 - 0.82 (m, 2H)。
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,12aR,14R,15aS,16R)-10,16-ジヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン I-17
中間体94(117mg、0.128mmol)をピリジン(0.644mL)に取り込んで懸濁液を得た。トリエチルアミン三フッ化水素酸塩(0.171mL、1.03mmol)を添加し、続いてTEA(1.64mL、11.6mmol)を添加した。反応混合物をプロピレンチューブ内に密封し、50℃で一晩撹拌した。反応混合物を水(2.46mL)で希釈し、水(2.46mL)中のCaCl2(297mg、2.57mmol)の溶液を添加した。混濁白色混合物を室温で60分間撹拌した。懸濁液をセライトを通して濾過し、セライトを水(5×5mL)で洗浄した。透明な水性濾液を濃縮して固体残渣とした。HFは19F NMRによって観察されなかった。粗化合物をセライトに吸着させ、逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性トリエチルアンモニウムアセテート(10mM)中0~10%のACN)によって精製して透明なI-17をN,N-ジエチルエタンアミン塩(50mg、47%)として提供した。LCMS(AA):m/z=634.0(M+H)。1H NMR (D2O) δ 8.59 (s, 1H), 8.35 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.00 (s, 1H), 6.70 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 5.95 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.38 - 5.29 (m, 2H), 4.95 (quin, J = 6.8 Hz, 1H), 4.56 (d, J = 4.1 Hz, 1H), 4.42 - 4.37 (m, 1H), 4.35 - 4.27 (m, 1H), 4.06 (br dd, J = 2.8, 12.0 Hz, 1H), 3.95 - 3.89 (m, 1H), 3.78 (td, J = 5.5, 10.7 Hz, 1H), 3.14 - 3.07 (m, 16H), 2.55 - 2.30 (m, 3H), 2.25 (td, J = 7.0, 14.2 Hz, 1H), 1.64 - 1.56 (m, 1H), 1.19 (t, J = 7.3 Hz, 24H)。31P NMR (D2O) δ 54.13 (s, 1P), -0.80 (s, 1P)。
(1S,2R,4R)-2-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-(1,2,5-チアジアゾール-3-イルオキシ)シクロペンタノール、中間体95
メタノール(650mL)中の中間体8(16.1g、40.0mmol)の溶液を濃塩酸(6.7mL、80mmol)及びメタノール(650mL)の混合物に0℃で徐々に添加した。反応混合物を室温に温め、1時間撹拌した。水(50mL)及び重炭酸ナトリウム(15.0g、178mmol)を添加し、反応混合物を室温で10分間撹拌した。溶媒を蒸発させ、粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~5%のMeOH)によって精製して標記化合物(2.6g、23%)を提供した。LCMS(AA):m/z=289.2(M+H)。
ピリジン(30mL)中の(1S,3R,4S)-3-(ヒドロキシメチル)-4-((トリイソプロピルシリル)オキシ)シクロペンタン-1-オール(2.60g、9.01mmol)の溶液を0℃に冷却し、ピリジン(15.0mL)中のDMTrCl(4.02g、11.3mmol)の溶液を添加した。反応混合物を0℃で15分間撹拌し、次いで室温に温め、1時間撹拌した。MeOH(20mL)を添加し、溶媒を蒸発させ、次いでトルエン(2×50mL)から濃縮した。粗残渣をDCM(100mL)及び飽和NaHCO3溶液(30mL)で希釈した。相を分離した後、水相をDCM(2×100mL)で抽出した。組み合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(0:1~1:1のEtOAc:ヘキサン(0.5%のTEAを有する))によって精製して標記化合物(4.3g、81%)を泡状の固体として得た。LCMS(AA):m/z=589.3(M-H)。
(1S,3R,4S)-3-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-((トリイソプロピルシリル)オキシ)シクロペンタン-1-オール(1.50g、2.54mmol)、1,2,5-チアジアゾール-3(2H)-オン(311mg、3.05mmol)、及びトリフェニルホスフィン(766mg、2.92mmol)をTHF(30mL)に溶解し、反応混合物を0℃に冷却した。DEAD(0.440mL、2.79mmol)を滴下して添加し、反応混合物を室温に温め、一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(0%~15%のEtOAc/ヘキサン)によって精製して標記化合物(1.38g、81%)を淡黄色の油として提供した。LCMS(FA):m/z=673.3(M-H)。
0℃のTHF(9.0mL)中の3-(((1R,3R,4S)-3-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-((トリイソプロピルシリル)オキシ)シクロペンチル)オキシ)-1,2,5-チアジアゾール(1.26g、1.87mmol)の溶液にフッ化テトラブチルアンモニウム水和物(626mg、2.24mmol)を添加した。反応混合物を室温に温め、2時間撹拌した。ブラインを添加し、反応混合物をEtOAc中に抽出し(2回)、水及びブラインで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、蒸発させた。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(10%~50%のEtOAc/ヘキサン)によって精製して標記化合物(866mg、90%)を白色の固体として提供した。LCMS(AA):m/z=517.1(M-H)。
N-[3-[(1R,2R,4S)-2-ヒドロキシ-4-(ヒドロキシメチル)シクロペンチル]-7-オキソ-6H-トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-5-イル]-2-メチル-プロパンアミド、中間体97
n-BuOH(250mL)中の(1R,2R,4S)-2-アミノ-4-(ヒドロキシメチル)シクロペンタノール塩酸塩(30.0g、228mmol)の溶液に4,6-ジクロロピリミジン-2,5-ジアミン(61.2g、342mmol)及びTEA(50mL)を添加した。得られた懸濁液を窒素雰囲気下で48時間加熱して還流させた。溶媒を真空中で蒸発させ、暗色の残渣をそれぞれ250mLのDCMと水との間で分配した。水相を200mLの部分のDCMで2回洗浄した。次いで水溶液をDowex SBR(OH-)イオン交換樹脂とpH=7となるまで混合した。樹脂を濾過によって除去し、塩基性濾液を蒸発させた。残渣をシリカでのクロマトグラフィ(EtOAc:MeOH 10:1)によって精製して(1R,2R,4S)-2-[(2,5-ジアミノ-6-メチル-ピリミジン-4-イル)アミノ]-4-(ヒドロキシメチル)シクロペンタノールを黄色の油(48.0g、77%)として提供した。1H NMR (DMSO-d6) δ 6.36 (d, J = 6.6 Hz, 1H,) 5.62 (br s, 2H), 4.77 (br s, 1H), 4.54 (t, J = 5.1 Hz, 1H), 3.96 - 4.10 (m, 1H), 3.78 - 3.92 (m, 2H), 3.20 - 3.35 (m, 3H), 2.14 (quin, J = 7.3 Hz, 2H), 1.59 - 1.68 (m, 1H), 1.43 - 1.56 (m, 1H), 1.03 - 1.18 (m, 1H)。
水(500mL)及び氷酢酸(110mL)中の(1R,2R,4S)-2-[(2,5-ジアミノ-6-メチル-ピリミジン-4-イル)アミノ]-4-(ヒドロキシメチル)シクロペンタノール(48.0g、175mmol)の溶液を窒素下で0℃に冷却した。これに水(50mL)中の硝酸ナトリウム(15.6g、227mmol)の溶液を10分にわたって滴下して添加した。混合物を0℃で2時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、残渣をシリカでのクロマトグラフィ(EtOAc:MeOH=10:1)によって精製して(1R,2R,4S)-2-(5-アミノ-7-クロロ-トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-3-イル)-4-(ヒドロキシメチル)シクロペンタノールを黄色の固体(42.0g、84%)として提供した。1H NMR (DMSO-d6) δ 7.59 (br s, 2H), 5.14 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 4.68 - 4.78 (m, 1H), 4.61 (t, J = 5.3 Hz, 1H), 4.43 - 4.54 (m, 1H), 3.38 (t, J = 5.8 Hz, 2H), 2.29 - 2.39 (m, 1H), 2.14 - 2.26 (m, 1H), 1.79 - 1.94 (m, 2H), 1.63 - 1.75 (m, 1H)。
1NのHCl(200mL)中の(1R,2R,4S)-2-(5-アミノ-7-クロロ-トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-3-イル)-4-(ヒドロキシメチル)シクロペンタノール(42.0g、147mmol)の溶液を5時間加熱して還流させた。溶媒を真空中で濃縮して5-アミノ-3-[(1R,2R,4S)-2-ヒドロキシ-4-(ヒドロキシメチル)シクロペンチル]-6H-トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンを黄色の固体(35g、90%)として提供した。1H NMR (DMSO-d6) δ 10.91 (s, 1H), 6.90 (s, 2H), 4.58 (dt, J = 9.9, 7.6 Hz, 1H), 4.45 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 3.36 (d, J = 6.1 Hz, 2H), 3.23-3.60 (br s, 2H), 2.24 - 2.34 (m, 1H), 2.11 - 2.23 (m, 1H), 1.74 - 1.90 (m, 2H), 1.59 - 1.71 (m, 1H)。
DMF(200mL)中の5-アミノ-3-[(1R,2R,4S)-2-ヒドロキシ-4-(ヒドロキシメチル)シクロペンチル]-6H-トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オン(23g、86.3mmol)の懸濁液にTBSCl(38.8g、258mmol)及びイミダゾール(17.5g、258mmol)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。混合物を水(600mL)に注ぎ、EtOAc(200mL×2)で抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィ(PE:EtOAc=1:1)によって精製して5-アミノ-3-[(1R,2R,4S)-2-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ-4-[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]シクロペンチル]-6H-トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンを白色の固体(38g、89%)として提供した。1H NMR (CDCl3) δ 11.83 (br s, 1H), 6.70 (br s, 2H), 4.81 (dt, J = 10.5, 7.7 Hz, 1H), 4.63 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 3.62 (br d, J = 5.7 Hz, 2H), 2.48 (m, 1H), 2.31 (m, 1H), 2.18 (m, 1H), 1.97 (m, 1H), 1.82 (m, 1H), 0.92 (s, 9H), 0.74 (s, 9H), 0.09 (s, 6H), -0.14 (s, 3H), -0.22 (s, 3H)。
イソ酪酸無水物(150mL)中の5-アミノ-3-[(1R,2R,4S)-2-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ-4-[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]シクロペンチル]-6H-トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オン(38.0g、76.8mmol)の懸濁液を120℃で3時間加熱し、次いで室温に冷却した。PE(300mL)を添加し、混合物を0.5時間撹拌し、次いで濾過した。固体をEtOAc(100mL)でトリチュレートし、減圧下で乾燥させてN-[3-[(1R,2R,4S)-2-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ-4-[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]シクロペンチル]-7-オキソ-6H-トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-5-イル]-2-メチル-プロパンアミドを白色の固体(37g、85%)として提供した。1H NMR (CDCl3) δ 12.29 (br s, 1H), 8.39 (s, 1H), 5.07 (dt, J = 10.8, 7.6 Hz, 1H), 4.92 (q, J = 7.3 Hz, 1H), 3.91 (m, 2H), 2.93 (m, 1H), 2.77 (m, 1H), 2.54 (m, 2H), 2.29 (dt, J = 13.4, 6.7 Hz, 1H), 2.10 (ddd, J = 13.3, 9.4, 7.3 Hz, 1H), 1.60 (d, J = 6.8 Hz, 6H), 1.21 (s, 9H), 1.02 (s, 9H), 0.37 (s, 6H), 0.15 (s, 3H), 0.00 (s, 3H)。
N-[3-[(1R,2R,4S)-2-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ-4-[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]シクロペンチル]-7-オキソ-6H-トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-5-イル]-2-メチル-プロパンアミド(42.0g、74.3mmol)及び4NのHCl/ジオキサン(20mL)の溶液を室温で2時間撹拌した。反応混合物を1gのスケールで行われた同じ反応物と組み合わせた。組み合わせた混合物を濃縮し、EtOAc(100mL)でトリチュレートし、濾過して?N-[3-[(1R,2R,4S)-2-ヒドロキシ-4-(ヒドロキシメチル)シクロペンチル]-7-オキソ-6H-トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-5-イル]-2-メチル-プロパンアミド、中間体97を白色の固体(23g、92%)として提供した。1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 12.27 (s, 1H), 11.95 (s, 1H), 5.28 (m, 1H), 4.76 (dt, J = 10.2, 7.5 Hz, 1H), 4.56 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 3.45 (m, 2H), 2.85 (m, 1H), 2.35 (m, 2H), 1.95 (m, 2H), 1.76 (m, 1H), 1.17 (d, J = 6.7 Hz, 6H)。
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8S,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-フルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8S,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-フルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8S,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-フルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8S,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-フルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-22a及びI-22b
(1S,2R,4R)-2-({[(S)-(2-シアノエトキシ)({(2R,3S,4R,5R)-4-フルオロ-5-(ヒドロキシメチル)-2-[2-(イソブチリルアミノ)-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル]テトラヒドロフラン-3-イル}オキシ)ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-4-(ピリミジン-4-イルオキシ)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体100
[(1S,2R,4R)-2-(ヒドロキシメチル)-4-ピリミジン-4-イルオキシ-シクロペントキシ]ホスフィン酸(中間体6、56.0mg、0.204mmol)及びN-[9-[(2R,3S,4R,5R)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-3-[2-シアノエトキシ-(ジイソプロピルアミノ)ホスファニル]オキシ-4-フルオロ-テトラヒドロフラン-2-イル]-6-オキソ-1H-プリン-2-イル]-2-メチル-プロパンアミド(中間体99、224mg、0.261mmol)の混合物を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮した(3×20mL)。次いで残渣をアルゴンの雰囲気下でACN(0.765mL)に溶解した。分離フラスコにおいて、5-(エチルチオ)-1H-テトラゾール(81.6mg、0.627mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×10mL)、次いでACN(0.348mL)に溶解し、窒素の雰囲気下で反応混合物に添加した。反応混合物を室温で40分間撹拌した。((ジメチルアミノ-メチリデン)アミノ)-3H-1,2,4-ジチアゾリン-3-チオン(51.4mg、0.250mmol)を反応混合物に添加し、撹拌を室温で45分間継続した。反応混合物を濃縮し、真空下?で10分間乾燥させた。残渣を酢酸(0.829mL、14.5mmol)及び水(0.207mL、11.5mmol)に溶解し、2分間超音波処理し、次いで室温で30分間撹拌した。トルエン(15mL)を添加し、反応混合物を濃縮した。残渣をトルエン(2×15mL)から濃縮し、次いで真空で10分間乾燥させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~100%のMeOH)によって精製して中間体100(120mg、77%)をジアステレオマーの混合物として提供した。LCMS(AA):m/z=761.1(M+H)。
N-{9-[(2R,5R,7R,8S,10S,12aR,14R,15aS,16R)-10-(2-シアノエトキシ)-16-フルオロ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド、及び
N-{9-[(2R,5R,7R,8S,10R,12aR,14R,15aS,16R)-10-(2-シアノエトキシ)-16-フルオロ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド、及び
N-{9-[(2S,5R,7R,8S,10S,12aR,14R,15aS,16R)-10-(2-シアノエトキシ)-16-フルオロ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド、中間体101
ジフェニルクロロホスフェート(0.546mL、2.63mmol)をピリジン(8.00mL、98.9mmol)に-35℃で添加した。中間体100(100mg、0.131mmol)をピリジン(2×5mL)から濃縮し、DCM(5.33mL)に取り込み、反応混合物に添加した。ピリジン(1.33mL、16.5mmol)を反応混合物に添加し、撹拌を-35℃で40分間継続した。3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン(44.2mg、0.263mmol)及び水(0.0947mL、5.26mmol)を-35℃で添加した。反応混合物を室温に温め、1時間撹拌した。水(0.500mL)中のチオ硫酸ナトリウム(107mg、0.657mmol)を0℃で添加し、反応混合物を室温で5分間撹拌した。揮発性溶媒を蒸発によって除去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~50%のMeOH)によって精製して中間体101をジアステレオマーの不純混合物として提供し、これをさらなる精製をせずに用いた。
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8S,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-フルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8S,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-フルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8S,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-フルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-22a及びI-22b
中間体101(100mg、0.1291mmol)にメチルアミン(EtOH中33%、0.643mL、5.16mmol)を添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10 mM)中0%~100%のACN)によって精製して不純生成物を提供し、これを逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性トリエチルアンモニウムアセテート(10mM)中10~100%のACN)によってさらに精製してI-22aのN,N-ジエチルエタンアミン塩を第1の溶出するメジャーの生成物(3.5mg、3%)として(LCMS(FA):m/z=652.1(M+H), 1H NMR (D2O) δ 8.54 (s, 1H), 8.29 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 7.97 (s, 1H), 6.75 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 5.95 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 5.27-5.38 (m, 2H), 4.87-5.01 (m, 1H), 4.28 (t, J = 12.1 Hz, 1H), 3.86-4.06 (m, 2H), 3.75 (m,1H), 3.05 (q, J = 7.3 Hz, 12H), 2.25-2.48 (m, 5H), 1.42-1.55 (m, 1H ), 1.13 (t, J = 7.3 Hz, 18H), 31P NMR (D2O) δ 58.59 (s, 1P), 54.01 (s, 1P));及びI-22bのN,Nジエチルエタンアミンを第2の溶出するメジャーの生成物(6.8mg、5%)として(LCMS (FA): m/z = 652.1 (M+H), 1H NMR (D2O) δ 8.52 (s, 1H), 8.28 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 6.65 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 5.91 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 5.20-5.34 (m, 2H), 4.86 (quin, J = 6.8 Hz, 1H), 4.28 (ddd, J = 11.2, 8.7, 2.3 Hz, 1H), 3.96 (br d, J = 12.3 Hz, 1H), 3.85 (br s, 1H), 3.69-3.80 (m, 1H), 3.02 (q, J = 7.3 Hz, 12H), 2.24-2.47 (m, 4H), 2.10-2.22 (m, 1H), 1.42-1.60 (m, 1H), 1.10 (t, J = 7.3 Hz, 18H), 31P NMR (D2O) δ 54.08 (s, 1P), 53.20 (s, 1P))提供した。
2-アミノ-9-[(5R,7R,8S,10S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15,16-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-10-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、または
2-アミノ-9-[(5R,7R,8S,10R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15,16-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-10-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン I-24a及びI-24b
(1R,2S,3R,5R)-5-({[(S)-(2-シアノエトキシ)({(2R,3S,4R,5R)-4-フルオロ-5-(ヒドロキシメチル)-2-[2-(イソブチリルアミノ)-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル]テトラヒドロフラン-3-イル}オキシ)ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-2-フルオロ-3-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体102
[(1R,2S,3R,5R)-2-フルオロ-5-(ヒドロキシメチル)-3-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペントキシ]ホスフィン酸(中間体83、330mg、0.841mmol)及びN-[9-[(2R,3S,4R,5R)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-3-[2-シアノエトキシ-(ジイソプロピルアミノ)ホスファニル]オキシ-4-フルオロ-テトラヒドロフラン-2-イル]-6-オキソ-1H-プリン-2-イル]-2-メチル-プロパンアミド(中間体99、950mg、1.11mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮した(3×20mL)。次いで残渣をアルゴンの雰囲気下でACN(2.90mL)に溶解した。分離フラスコにおいて、5-(エチルチオ)-1H-テトラゾール(274mg、2.10mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×10mL)、次いでACN(1.40mL)に溶解し、窒素の雰囲気下で反応混合物に添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。((ジメチルアミノ-メチリデン)アミノ)-3H-1,2,4-ジチアゾリン-3-チオン(207mg、1.01mmol)を添加し、撹拌を室温で45分間継続した。反応混合物を濃縮し、真空で10分間乾燥させた。残渣を酢酸(3.50mL、60.0mmol)及び水(0.860mL、48.0mmol)に溶解し、2分間超音波処理し、次いで室温で1.5時間撹拌した。トルエン(15mL)を添加し、反応混合物を濃縮した。残渣をトルエン(2×15mL)から濃縮し、次いで真空で10分間乾燥させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~50%のMeOH)によって精製して中間体102(620mg、95%)をジアステレオマーの混合物として提供した。LCMS(AA):m/z=778.2(M+H)。
N-{9-[(5R,7R,8S,10S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-10-(2-シアノエトキシ)-15,16-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド
中間体102(100mg、0.129mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×10mL)、真空下で10分間乾燥させ、アルゴンの雰囲気下でピリジン(4.17mL)に溶解した。2-クロロ-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサホスホリナン2-オキシド(86.5mg、0.450mmol)を添加し、反応混合物を45分間撹拌した。水(0.081mL、4.50mmol)及びヨウ素(42.5mg、0.167mmol)を添加し、撹拌を室温で10分間継続した。水(0.5mL)中のチオ硫酸ナトリウム(27.2mg、0.167mmol)を添加し、撹拌を室温で15分間継続した。トルエン(15mL)を添加し、反応混合物を濃縮した。残渣をトルエン(15mL)から濃縮し、次いで真空で15分間乾燥させた。粗化合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中0~30%のACN)によって精製して第1の溶出ジアステレオマーとして中間体103a(30mg、30%)及び第2の溶出ジアステレオマーとして中間体103b(40mg、40%)を提供した。LCMS(AA):m/z=776.2(M+H)。
2-アミノ-9-[(5R,7R,8S,10R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15,16-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-10-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン I-24a
中間体103a(30mg、0.039mmol)をメチルアミンの溶液(EtOH中33%、1.16mL、9.32mmol)に溶解し、反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、1%のACNを有する10mMのトリエチルアンモニウムアセテート(10mL)を添加し、蒸発させた(2回)。残渣をセライトに吸着させた。粗化合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性トリエチルアンモニウムアセテート(10mM)中0~10%のACN)によって精製してTEA塩としてのI-24a(8mg、28%)とした。LCMS(AA):m/z=653.1(M+H)。1H NMR (D2O) δ 8.36 (br d, J = 3.3 Hz, 1H), 7.83 (br d, J = 5.7 Hz, 1H), 7.76 (s, 1H), 6.47 - 6.38 (m, 1H), 5.91 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.70 - 5.54 (m, 1H), 5.32 (dd, J = 3.1, 53.8 Hz, 1H), 4.99 (dd, J = 1.0, 51.8 Hz, 1H), 4.74 - 4.65 (m, 1H), 4.32 - 4.21 (m, 1H), 4.21 - 4.13 (m, 1H), 4.10 - 4.02 (m, 1H), 3.94 - 3.82 (m, 2H), 3.03 (q, J = 7.3 Hz, 6H), 2.57 - 2.39 (m, 3H), 1.47 - 1.39 (m, 1H), 1.10 (t, J = 7.3 Hz, 9H)。31P NMR (D2O) δ = 55.13 (s, 1P), -1.50 (s, 1P)。
2-アミノ-9-[(5R,7R,8S,10R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15,16-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-10-スルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-24b
中間体103bを上記の手順と類似した様式で処理してI-24bをN,Nジエチルエタンアミン塩(4mg、12%)として提供した。LCMS(AA):m/z=653.1(M+H)。1H NMR (D2O) δ 8.45 (s, 1H), 8.08 (br d, J = 4.5 Hz, 1H), 7.92 (s, 1H), 6.48 - 6.40 (m, 1H), 6.05 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 5.85 - 5.70 (m, 1H), 5.50 (dd, J = 53.8, 3.3 Hz, 1H), 5.13 (d, J = 52.0 Hz, 1H), 4.82 - 4.68 (m, 1H), 4.38 - 4.29 (m, 2H), 4.26 - 4.19 (m, 1H), 4.12 - 4.06 (m, 1H), 4.01 - 3.96 (m, 1H), 3.25 - 3.15 (m, 4H), 2.67 - 2.55 (m, 3H), 1.64 - 1.54 (m, 1H), 1.33 - 1.23 (m, 6H);31P NMR (D2O) δ 53.14 (s, 1P), -1.49 (s, 1P)。
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8S,10S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15,16-ジフルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8S,10S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15,16-ジフルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8S,10R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15,16-ジフルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8S,10R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15,16-ジフルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-38a及びI-38b
(1R,2S,3R,5R)-5-({[(S)-({(2R,3S,4R,5R)-5-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-4-フルオロ-2-[2-(イソブチリルアミノ)-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル]テトラヒドロフラン-3-イル}オキシ)(2-シアノエトキシ)ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-2-フルオロ-3-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンチル水素ホスホネート 中間体104a及び中間体104b
[(1R,2S,3R,5R)-2-フルオロ-5-(ヒドロキシメチル)-3-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペントキシ]ホスフィン酸(中間体83、383mg、0.976mmol)及びN-[9-[(2R,3S,4R,5R)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-3-[2-シアノエトキシ-(ジイソプロピルアミノ)ホスファニル]オキシ-4-フルオロ-テトラヒドロフラン-2-イル]-6-オキソ-1H-プリン-2-イル]-2-メチル-プロパンアミド(中間体99、1.08g、1.26mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮した(3×20mL)。次いで残渣をアルゴンの雰囲気下でACN(3.35mL)に溶解した。分離フラスコにおいて、5-(エチルチオ)-1H-テトラゾール(318mg、2.44mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×10mL)、次いでACN(1.67mL)に溶解し、窒素の雰囲気下で反応混合物に添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。((ジメチルアミノ-メチリデン)アミノ)-3H-1,2,4-ジチアゾリン-3-チオン(241mg、1.17mmol)を添加し、撹拌を室温で45分間継続した。反応混合物を15%のn-ブタノール/水(250mL)と水(100mL)との間で分配した。有機相を分離し、乾燥させ(Na2SO4)、蒸発させた。粗化合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中0~50%のACN)によって精製して第1の溶出ピークとして中間体104a(233mg、22%)及び第2の溶出ピークとして中間体104b(277mg、26%)を提供した。LCMS(FA):m/z=1078.3(M-H)。
(1R,2S,3R,5R)-5-({[(S)-(2-シアノエトキシ)({(2R,3S,4R,5R)-4-フルオロ-5-(ヒドロキシメチル)-2-[2-(イソブチリルアミノ)-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル]テトラヒドロフラン-3-イル}オキシ)ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-2-フルオロ-3-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体105a
中間体104a(233mg、0.216mmol)を酢酸(4.00mL)及び水(1.00mL)に溶解し、室温で1時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をトルエンから濃縮した(3回)。粗化合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中0~30%のACN)によって精製して中間体150a(81mg、48%)を提供した。LCMS(FA):m/z=778.2(M+H)。
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8S,10S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15,16-ジフルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8S,10R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15,16-ジフルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8S,10R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15,16-ジフルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルアミノ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-38a
実施例52の工程2及び3に記載の手順に従って中間体105aから標記化合物を調製した。LCMS(AA):m/z=669.1(M+H)。 1H NMR (MeOD) δ 8.57 (br s, 1H), 7.94 - 7.78 (m, 2H), 6.78 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 5.92 - 5.72 (m, 2H), 5.28 (d, J = 55.8 Hz, 1H), 5.09 (d, J = 52.5 Hz, 1H), 4.57 - 4.38 (m, 3H), 4.09 (br d, J = 11.1 Hz, 1H), 4.00 (br d, J = 9.3 Hz, 1H), 3.89 (br d, J = 9.0 Hz, 1H), 2.58 - 2.41 (m, 3H), 1.58 - 1.48 (m, 1H)。31P NMR (MeOD) δ = 55.86 (s, 1P), 55.44 (s, 1P)。
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニル-16-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6SH-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニル-16-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6SH-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニル-16-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6SH-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニル-16-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6SH-プリン-6-オン、I-32a及びI-32b
(1S,2R,4R)-2-({[(S)-(2-シアノエトキシ){[(2R,3R,4R,5R)-5-(ヒドロキシメチル)-2-[2-(イソブチリルアミノ)-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル]-4-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)テトラヒドロフラン-3-イル]オキシ}ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-4-(ピリミジン-4-イルオキシ)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体108
中間体23に代えて中間体6を、N-[9-[(2R,3R,4R,5R)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ-3-[2-シアノエトキシ-(ジイソプロピルアミノ)ホスファニル]オキシ-テトラヒドロフラン-2-イル]-6-オキソ-1H-プリン-2-イル]-2-メチル-プロパンアミドに代えて中間体107を用いて、実施例31の工程1に記載の手順に従って標記化合物を調製して中間体108をジアステレオマーの混合物として提供した。LCMS(AA):m/z=841.2(M+H)。
N-{9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-10-(2-シアノエトキシ)-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィド-16-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミドまたは
N-{9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-10-(2-シアノエトキシ)-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィド-16-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミドまたは
N-{9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-10-(2-シアノエトキシ)-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィド-16-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド、中間体109a、中間体109b
実施例31の工程2に記載の手順に従って中間体108から標記化合物を調製した。シリカゲルクロマトグラフィ(EtOAc中0~80%のMeOH)による精製により第1の溶出生成物として中間体109a及び第2の溶出生成物として中間体109bが提供された。LCMS(AA):m/z=855.2(M+H)。
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-10-ヒドロキシ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィド-16-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-10-ヒドロキシ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィド-16-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-10-ヒドロキシ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィド-16-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン I-32a及びI-32b
中間体109a(63mg、0.074mmol)をメチルアミン(EtOH中33%、0.734mL、5.90mmol)に取り込み、反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を濃縮し、逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中0%~55%のACN)によって精製して不純生成物を提供し、これを逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性トリエチルアンモニウムアセテート(10mM)中10~100%のACN)によってさらに精製してI-32aをN,N-ジエチルエタンアミン塩(45mg、62%)として提供した、LCMS(AA):m/z=732.1(M+H)。1H NMR (D2O) δ 8.69 (s, 1H), 8.45 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 6.93 (dd, J = 1.1, 6.1 Hz, 1H), 6.05 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 5.59 - 5.47 (m, 2H), 5.14 - 5.07 (m, 1H), 4.63 - 4.57 (m, 1H), 4.54 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 4.52 - 4.23 (m, 3H), 4.18 - 4.08 (m, 2H), 3.89 (td, J = 2.9, 10.5 Hz, 1H), 3.20 (q, J = 7.3 Hz, 12H), 2.60 - 2.46 (m, 4H), 1.69 - 1.59 (m, 1H), 1.28 (t, J = 7.3 Hz, 18H)。31P NMR (D2O) δ 59.19 (s, 1P), 54.12 (s, 1P)。
2-アミノ-9-{(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-14-[(5-フルオロピリミジン-4-イル)アミノ]-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル}-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-{(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-14-[(5-フルオロピリミジン-4-イル)アミノ]-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル}-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-{(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-14-[(5-フルオロピリミジン-4-イル)アミノ]-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル}-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-{(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-14-[(5-フルオロピリミジン-4-イル)アミノ]-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル}-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-34a及びI-34b
(1S,2R,4R)-2-({[(S)-({(2R,3R,4R,5R)-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-5-(ヒドロキシメチル)-2-[2-(イソブチリルアミノ)-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル]テトラヒドロフラン-3-イル}オキシ)(2-シアノエトキシ)ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-4-[(5-フルオロピリミジン-4-イル)アミノ]シクロペンチル水素ホスホネート、中間体110a及び110b
N-[9-[(2R,3R,4R,5R)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ-3-[2-シアノエトキシ-(ジイソプロピルアミノ)ホスファニル]オキシ-テトラヒドロフラン-2-イル]-6-オキソ-1H-プリン-2-イル]-2-メチル-プロパンアミド(1.35g、1.39mmol)及び中間体70(350mg、1.20mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×50mL)、真空下で1時間乾燥させ、次いでアルゴンの雰囲気下でACN(4.78mL)に懸濁した。これとは別に、5-(エチルチオ)-1H-テトラゾール(510mg、3.92mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×20mL)、真空下で1時間乾燥させ、ACN(2.18mL)に溶解し、反応混合物に添加した。反応混合物を室温で40分間撹拌した。((ジメチルアミノ-メチリデン)アミノ)-3H-1,2,4-ジチアゾリン-3-チオン(321mg、1.56mmol)を添加し、反応混合物を室温で45分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣を真空下で10分間乾燥させた。残渣に酢酸(5.18mL)及び水(1.3mL)を添加し、反応混合物を室温で30分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣をトルエンから濃縮し、真空下で乾燥させた。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中25~50%のMeOH)によって精製して中間体110a及び中間体110bの混合物を提供し、これをシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~85%のMeOH)によってさらに精製して第1の溶出ピークとして中間体110a(340mg、32%)及び第2の溶出ピークとして中間体110b(161mg、15%)を提供した。LCMS(FA):m/z=890.3(M+H)。
N-(9-{(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-(2-シアノエトキシ)-14-[(5-フルオロピリミジン-4-イル)アミノ]-2-オキシド-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル}-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル)-2-メチルプロパンアミドまたは
N-(9-{(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-(2-シアノエトキシ)-14-[(5-フルオロピリミジン-4-イル)アミノ]-2-オキシド-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル}-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル)-2-メチルプロパンアミドまたは
N-(9-{(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-(2-シアノエトキシ)-14-[(5-フルオロピリミジン-4-イル)アミノ]-2-オキシド-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル}-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル)-2-メチルプロパンアミド、中間体111a
ピリジン(22mL)中のジフェニルクロロホスフェート(2.15g、8.00mmol)の溶液を-30℃でDCM(8.8mL)及びピリジン(4.4mL)中の中間体110a(330mg、0.37mmol)の溶液に-30℃で20分にわたって滴下して添加した。得られた混合物を-35℃で40分間撹拌した。3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン(132mg、0.78mmol)及び水(0.176mL)を-30℃で添加した。混合物を室温で1時間撹拌した。水中のチオ硫酸ナトリウム(1.76g、10.8mmol)を0℃で添加し、反応混合物を室温で5分間撹拌した。溶媒を蒸発させ、粗残渣を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中10~100%のACN)によって精製して中間体111a(179mg、53%)を提供した。LCMS(FA):m/z=904.3(M+H)。
2-アミノ-9-{(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-14-[(5-フルオロピリミジン-4-イル)アミノ]-2,10-ジオキシド-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル}-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-{(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-14-[(5-フルオロピリミジン-4-イル)アミノ]-2,10-ジオキシド-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル}-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-{(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-14-[(5-フルオロピリミジン-4-イル)アミノ]-2,10-ジオキシド-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル}-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、中間体112a
実施例23の工程3について記載した条件を使用して中間体111aから標記化合物を調製した。LCMS(FA):m/z=781.3(M+H)。
2-アミノ-9-{(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-14-[(5-フルオロピリミジン-4-イル)アミノ]-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル}-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-{(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-14-[(5-フルオロピリミジン-4-イル)アミノ]-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル}-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-{(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-14-[(5-フルオロピリミジン-4-イル)アミノ]-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル}-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-34a
実施例23の工程4について記載した条件を使用して中間体112aから標記化合物を調製した。LCMS(AA):m/z=667.1(M+H)。1H NMR (D2O) δ 8.24 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.95 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 6.01 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.52 (dt, J = 4.1, 8.9 Hz, 1H), 5.00 (td, J = 6.4, 12.9 Hz, 1H), 4.54 - 4.43 (m, 3H), 4.43 - 4.35 (m, 1H), 4.16 - 4.10 (m, 1H), 4.09 - 4.03 (m, 1H), 3.95 - 3.88 (m, 1H), 3.20 (q, J = 7.3 Hz, 12H), 2.54 - 2.41 (m, 2H), 2.30 (t, J = 6.2 Hz, 2H), 1.51 - 1.40 (m, 1H), 1.28 (t, J = 7.3 Hz, 18H)。31P NMR (D2O) δ 53.95 (s, 1P), 52.55 (s, 1P)。
N-[7-[(2R,3R,4S,5R)-3,4-ジヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル]-4-オキソ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル]-2-メチル-プロパンアミド、中間体113
ACN(500mL)中の[(3aR,4R,6R,6aR)-4-クロロ-2,2-ジメチル-3a,4,6,6aテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-6-イル]メトキシ-tert-ブチル-ジメチル-シラン(53.9g、167mmol)の溶液をACN(100mL)中のN-(4-クロロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)イソブチルアミド(20.0g、83.7mmol)、粉末化KOH(9.37g、167mmol)、及びTDA-1(13.3mL、41.8mmol)の激しく撹拌された懸濁液に添加した。混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を同じスケールで行われた別の反応物と組み合わせ、濾過した。有機相を飽和NH4Cl溶液(500mL)でクエンチし、DCM(1L×3)で抽出した。組み合わせた有機抽出物をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、蒸発させ、粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(20:1~7:1のPE:EtOAc)によって精製して標記化合物を黄色の油(37.5g、38.4%)として提供した。1H NMR (DMSO-d6) δ 10.72 - 10.77 (m, 1H), 7.66 - 7.76 (m, 1H), 6.57 - 6.69 (m, 1H), 6.21 - 6.26 (m, 1H), 5.42 - 5.48 (m, 1H), 5.25 - 5.31 (m, 1H), 4.73 - 4.76 (m, 1H), 4.37 - 4.41 (m, 1H), 4.16 - 4.20 (m, 1H), 4.08 - 4.14 (m, 1H), 3.62 - 3.71 (m, 2H), 2.75 - 2.85 (m, 1H), 1.51 - 1.57 (m, 3H), 1.35 (s, 3H), 1.09 - 1.14 (m, 6H)。
MeOH(80mL)中のN-[7-[(3aR,4R,6R,6aR)-6-[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]-2,2-ジメチル-3a,4,6,6a-テトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]-4-クロロ-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル]-2-メチル-プロパンアミド(47.5g、90.4mmol)の混合物にNaOMe(24.3g、135mmol、MeOH中30%)を添加し、反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を1NのHClの添加によってpH7に調整した。水(60mL)を添加し、混合物をDCM(600mL×3)で抽出した。組み合わせた有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(20:1~4:1のPE:EtOAc)によって精製して標記化合物を無色の油(37.0g、55%)として提供した。生成物を精製をせずに次の工程で直接使用した。
N-[7-[(3aR,4R,6R,6aR)-6-[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]-2,2-ジメチル-3a,4,6,6a-テトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]-4-メトキシ-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル]-2-メチル-プロパンアミド(37.0g、49.7mmol)を室温でTFA/H2O(9:1、150mL)に添加した。溶液を30分間撹拌した。揮発性物質を真空中で除去し、残渣をMeOHで数回共蒸発させた。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM/MeOH20:1~5:1)によって精製して標記化合物を粘着質の固体(18.0g、72.5%)として提供した、1H NMR (DMSO-d6) δ 10.22 (s, 1H), 7.48 (d, J=3.5 Hz, 1H), 6.49 (d, J=3.5 Hz, 1H), 6.07 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 4.40 (t, J = 5.7 Hz, 1H), 4.10 (dd, J = 4.9, 3.0 Hz, 1H), 4.03 (s, 3H), 3.87 (br d, J = 3.1 Hz, 1H), 3.55 (m 2H), 2.80 - 2.92 (m, 1H), 1.06 - 1.12 (m, 6H)。
ACN(180mL)中のN-[7-[(2R,3R,4S,5R)-3,4-ジヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル]-4-メトキシ-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル]-2-メチル-プロパンアミド(18.0g、36.0mmol)の溶液にNaI(8.09g、54.0mmol)及びMe3SiCl(6.06g、55.8mmol)を添加した。混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、分取HPLCによって精製して標記化合物を黄色の固体(5.34g、40.9%)として提供した。1H NMR (MeOD) δ 7.29 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 6.62 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 6.16 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 4.41 (t, J = 5.4 Hz, 1H), 4.28 (dd, J = 5.1, 4.1 Hz, 1H), 4.03 (q, J = 3.7 Hz, 1H), 3.80 - 3.86 (m, 1H), 3.71 - 3.78 (m, 1H), 2.67 - 2.78 (m, 1H), 1.24 (d, J = 6.8 Hz, 6H)。
3-[(1R,2S,3R,4R)-2,3-ジヒドロキシ-4-(ヒドロキシメチル)シクロペンチル]-6H-トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オン、中間体115
20mLのマイクロ波バイアルに(1R,2S,3R,4R)-2,3-ジヒドロキシ-4-(ヒドロキシメチル)-1-アミノシクロペンタン塩酸塩(1.66g、9.04mmol)、5-アミノ-4,6-ジクロロピリミジン(1.78g、10.9mmol)、1-ブタノール(8.0mL)、及びDIPEA(3.15mL、22.6mmol)を添加した。反応混合物を150℃でマイクロ波照射下で30分間加熱した。反応混合物を同じスケールのさらに2つのバッチと組み合わせ、溶媒を蒸発させ、次いでトルエン(3×150mL)から濃縮して標記化合物を提供し、これをさらなる精製をせずに使用した。LCMS(FA):m/z=275.1(M+H)。
(1R,2S,3R,5R)-3-((5-アミノ-6-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)-5-(ヒドロキシメチル)シクロペンタン-1,2-ジオール(7.45g、27.1mmol)をEtOAc(100mL)、メタノール(100mL)、酢酸(20.0mL)及び水(40mL)に懸濁した。硝酸ナトリウム(2.80g、41.0mmol)を添加した。反応混合物を室温で7時間撹拌し、次いで72℃で16時間加熱した。溶媒を蒸発させ、残渣をトルエン(2×100mL)から濃縮した。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィ(1:0~4:1のDCM:MeOH)によって精製して標記化合物(中間体115、5.40g、75%)を提供した。LCMS(FA):m/z=268.2(M+H)。
N-[3-[(2R,3R,4S,5R)-3,4-ジヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル]-7-オキソ-6H-トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-5-イル]-2-メチル-プロパンアミド、中間体117
乾燥ACN(27.0mL)中の8-アザグアニン(980mg、6.44mmol)の懸濁液にアルゴン下でN,O-ビス(トリメチルシリル)アセトアミド(3.93g、19.3mmol)、[(2R,3R,4R,5S)-5-アセトキシ-3,4-ジベンゾイルオキシ-テトラヒドロフラン-2-イル]メチルベンゾエート(3.56g、7.06mmol)及びトリメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート(2.86g、12.9mmol)を順次添加した。反応混合物を室温で15分間撹拌し、次いで80℃で1時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、溶媒を蒸発させた。残渣をEtOAcと飽和NaHCO3溶液との間で分配し、相を分離した。有機相を水及びブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をセライトに吸着させた。粗混合物をシリカゲルクロマトグラフィ(0~7%のMeOH/DCM)によって精製して[(2R,3R,4R,5R)-5-(5-アミノ-7-オキソ-6H-トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-3-イル)-3,4-ジベンゾイルオキシ-テトラヒドロフラン-2-イル]メチルベンゾエートを黄色の固体(2.30g、57%)として提供した。LCMS(AA):m/z=597.2(M+H)。
[(2R,3R,4R,5R)-5-(5-アミノ-7-オキソ-6H-トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-3-イル)-3,4-ジベンゾイルオキシ-テトラヒドロフラン-2-イル]メチルベンゾエート(2.30g、3.70mmol)を乾燥トルエン(3×20mL)から濃縮し、次いでイソ酪酸無水物(1.02mL、73mmol)を添加し、反応混合物を120℃で16時間加熱した。追加のイソ酪酸無水物(6.10mL、37mmol)を添加し、加熱を4時間継続し、次いで混合物を室温に冷却した。EtOAcを添加し、混合物を1:1の水/ブライン、飽和NaHCO3及びブラインで洗浄した。有機抽出物をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗混合物をシリカゲルクロマトグラフィ(0~60%のEtOAc/ヘキサン)によって精製して[(2R,3R,4R,5R)-3,4-ジベンゾイルオキシ-5-[5-(2-メチルプロパノイルアミノ)-7-オキソ-6H-トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-3-イル]テトラヒドロフラン-2-イル]メチルベンゾエートを黄色のフォーム(2.29g、89%)として提供した。LCMS(AA):m/z=667.2(M+H)。
[(2R,3R,4R,5R)-3,4-ジベンゾイルオキシ-5-[5-(2-メチルプロパノイルアミノ)-7-オキソ-6H-トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-3-イル]テトラヒドロフラン-2-イル]メチルベンゾエート(4.70g、7.0mmol)をTHF(32mL)及びMeOH(25mL)に溶解し、反応混合物を0℃に冷却した。NaOH溶液(1.0N、25mL、25mmol)を添加し、反応混合物を0℃で30分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、トルエンから濃縮し(3回)、セライトに吸着させた。粗混合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中0~100%のACN)によって精製してN-[3-[(2R,3R,4S,5R)-3,4-ジヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル]-7-オキソ-6H-トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-5-イル]-2-メチル-プロパンアミド、中間体117を白色の固体(2,14g、86%)として提供した。LCMS(AA):m/z=355.1(M+H)。
5-アミノ-3-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンまたは
5-アミノ-3-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンまたは
5-アミノ-3-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンまたは
5-アミノ-3-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オン、I-30a I-30b I-30c I-30d
(1S,2R,4R)-2-({[(S)-(2-シアノエトキシ)({(6aR,8R,9R,9aR)-8-[5-(イソブチリルアミノ)-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-3-イル]-2,2,4,4-テトライソプロピルテトラヒドロ-6H-フロ[3,2-f][1,3,5,2,4]トリオキサジシロシン-9-イル}オキシ)ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-4-(ピリミジン-4-イルオキシ)シクロペンチル水素ホスホネート、中間体119a及び119b
中間体6のTEA塩(345mg、0.919mmol)及び中間体118(947mg、1.19mmol)の混合物を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮した(3×約5mL)。次いで残渣をアルゴンの雰囲気下でACN(3.37mL)に溶解した。分離フラスコにおいて、5-(エチルチオ)-1H-テトラゾール(359mg、2.76mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×約2mL)、ACN(1.69mL)に溶解し、反応混合物に添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。
(1S,2R,4R)-2-({[(S)-(2-シアノエトキシ)({(2R,3R,4R,5R)-5-(ヒドロキシメチル)-4-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2-[5-(イソブチリルアミノ)-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-3-イル]テトラヒドロフラン-3-イル}オキシ)ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-4-(ピリミジン-4-イルオキシ)シクロペンチル水素ホスホネート 中間体120a及び120b
中間体119a(412mg、0.411mmol)をTHF(4.60mL)及び水(1.20mL)に取り込んだ。溶液を0℃に冷却し、TFA(1.20mL、15.0mmol)を滴下して添加した。反応混合物を0℃で90分間撹拌した。炭酸ナトリウム(1.87g、22.2mmol)を、続いて水及びEtOAcを少量ずつ添加した。反応混合物を室温に温め、EtOAc中に抽出した(3回)。組み合わせた有機相をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗物質をセライトに吸着させ、シリカゲルクロマトグラフィ(EtOAc中0~20%のMeOH)によって精製して中間体120a(243mg、58%)を提供した。LCMS(AA):m/z=1020.3(M+H)。
N-{3-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-10-(2-シアノエトキシ)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-5-イル}-2-メチルプロパンアミドまたは
N-{3-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-10-(2-シアノエトキシ)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-5-イル}-2-メチルプロパンアミドまたは
N-{3-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-10-(2-シアノエトキシ)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-5-イル}-2-メチルプロパンアミド、中間体121a、121b、121c及び121d
中間体120a(240mg、0.224mmol)を乾燥アセトニトリルに溶解し、乾燥するまで濃縮し(3×15mL)、真空下で15分間乾燥させ、次いでアルゴンの雰囲気下でピリジン(4.56mL)に取り込んだ。2-クロロ-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサホスホリナン2-オキシド(158mg、0.823mmol)を添加した。反応混合物を室温で45分間撹拌した。水(0.15mL、8.23mmol)を添加し、続いて3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン1,1-ジオキシド(71.4mg、0.353mmol)を添加し、反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物をトルエンで希釈し、濃縮して1つのメジャーの及び1つのマイナーのジアステレオマーの粗混合物を得た。残渣をEtOAcに溶解し、5%のNaHCO3溶液を添加した。相を分離し水相をEtOAcで抽出した(3回)。組み合わせた有機相をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗混合物をセライトに吸着させ、シリカゲルクロマトグラフィ(EtOAc中0~10%のMeOH)によって精製して中間体121a及び121bをジアステレオマーの混合物(181mg、74%)として提供した。LCMS(AA):m/z=1034.3(M+H)。
5-アミノ-3-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンまたは
5-アミノ-3-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンまたは
5-アミノ-3-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オン、中間体122a、122b、122c及び122d
中間体121a及び121b(180mg、0.174mmol)の混合物をメチルアミン(EtOH中33%、1.73mL、13.9mmol)に窒素の雰囲気下で取り込んだ。反応混合物を室温で2.5時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、セライトに吸着させた。粗物質を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中20~55%のACN)によって精製して第1の溶出ジアステレオマーとして中間体122a(14mg、9%)及び第2の溶出ジアステレオマーとして中間体122b(105mg、66%)を提供した。LCMS(AA):m/z=911.3(M+H)。
5-アミノ-3-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンまたは
5-アミノ-3-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オンまたは
5-アミノ-3-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15aS,16R)-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-3,6-ジヒドロ-7H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-7-オン、I-30a
ポリプロピレンバイアルに中間体122a(14mg、0.016mmol)、ピリジン(0.078mL、0.963mmol)、トリエチルアミン三フッ化水素酸塩(0.013mL、0.078mmol)及びTEA(0.195mL、1.38mmol)を添加した。バイアルを密封し、反応混合物を50℃で一晩激しく撹拌しながら加熱した。反応混合物を室温に冷却し、水(0.292mL)を添加し、続いて水(0.292mL)中のCaCl2(27mg、0.234mmol)の溶液を滴下して添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いでセライトを通して濾過し、最後に水(7×2mL)ですすいだ。濾液を濃縮し、フッ素の除去を19F NMRによって確認した。粗混合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性トリエチルアンモニウムアセテート(10mM)中0~30%のACN)によって精製してI-30a(0.97mg、7%)をN,N-ジエチルエタンアミン塩として提供した。LCMS(AA):m/z=651.2(M+H)。1H NMR (MeOD) δ 8.60 (s, 1H), 8.30 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 6.74 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 6.16 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.98 - 5.87 (m, 1H), 5.52 - 5.41 (m, 1H), 4.98 - 4.87 (m, 2H), 4.27 - 4.18 (m, 1H), 4.13 - 4.04 (m, 1H), 3.91 - 3.81 (m, 1H), 3.80 - 3.68 (m, 1H), 3.02 (q, J = 7.2 Hz, 10H), 2.54 - 2.30 (m, 5H), 1.52 - 1.40 (m, 1H), 1.17 (t, J = 7.5 Hz, 15H)。31P NMR (MeOD) δ 54.50 (s, 1P), 53.72 (s, 1P)。
中間体6に代えて示されたH-ホスホネートを、中間体118に代えて示されたホスホロアミダイトを、中間体120a及び120bに代えて中間体カラムにおける化合物を用いて、実施例60に記載されたように工程1から開始して以下に挙げられた化合物を調製した。
(1R,2R,3R,5R)-5-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-2-フルオロ-3-(ピリミジン-4-イルオキシ)シクロペンタノール、中間体150
乾燥THF(1.25L)中の(R)-4-ベンジルオキサゾリジン-2-オン(125g、705mmol)の溶液にn-BuLi(296mL、740mmol)を-40℃で窒素雰囲気下で滴下して添加した。反応混合物を-40℃で30分間撹拌し、次いで-65℃に冷却した。分離フラスコにおいて、塩化ピバロイル(118g、986mmol)を乾燥THF(1.80L)中の4-ペンタン酸(91.7g、916mmol)及びTEA(127g、1.26mol)の溶液に-65℃で窒素雰囲気下で添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで-65℃に冷却した。この反応混合物に(R)-4-ベンジルオキサゾリジン-2-オン反応混合物を添加し、得られた混合物を-65℃で30分間撹拌し、次いで室温に温め、16時間撹拌した。反応混合物を飽和水性NH4Cl溶液(2.00L)に注ぎ、EtOAcで抽出した(3×1.00L)。組み合わせた有機相をブライン(2.00L)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を同じスケールで行われた別の反応物と組み合わせ、シリカゲルクロマトグラフィ(1:20~1:5のEtOAc(PE中))によって精製して(R)-4-ベンジル-3-(ペント-4-エノイル)オキサゾリジン-2-オンを黄色の油(250g、67%)として提供した。1H NMR (CDCl3) δ 7.28 - 7.38 (m, 3H), 7.22 (br d, J = 7.1 Hz, 2H), 5.90 (ddt, J = 16.9, 10.3, 6.5, 6.5 Hz, 1H), 5.00 - 5.18 (m, 2H,) 4.63 - 4.74 (m, 1H), 4.13 - 4.27 (m, 2H), 3.31 (dd, J = 13.4, 2.9 Hz, 1H), 2.96 - 3.19 (m, 2H), 2.77 (dd, J = 13.2, 9.8 Hz, 1H), 2.47 (q, J = 7.0 Hz, 2H)。
EtOAc(2.53L)中の(R)-4-ベンジル-3-(ペント-4-エノイル)オキサゾリジン-2-オン(126.5g、485mmol)、MgCl2(4.61g、48.5mmol)、Et3N(98.1g、970mmol)、TMSCl(78.9g、727mmol)、及びNaSbF6(37.5g、145mmol)の溶液に(2E)-3-フェニルプロプ-2-エナール(83.2g、630mmol)を室温で窒素の雰囲気下で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を同じスケールで行われた別の反応物と組み合わせ、セライトのパッドを通して濾過した。フィルターケーキをEtOAc(1.00L×3)で洗浄した。組み合わせた濾液を乾燥するまで濃縮した。MeOH(5.00L)及びTFA(20mL)を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物をTEAでpH=8に調整し、次いで濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(1:20~1:5のEtOAc(PE中))によって精製して(4R)-3-[(2S,3S,4E)-2-アリル-3-ヒドロキシ-5-フェニルペント-4-エノイル]-4-ベンジル-1,3-オキサゾリジン-2-オン(311g、81%)を黄色の油として提供した。1H NMR (CDCl3) δ 7.37 - 7.43 (m, 2H), 7.33 (br t, J = 7.3 Hz, 2H), 7.27 (br s, 4H,) 7.16 (br d, J = 7.3 Hz, 2H), 6.69 (br d, J = 15.9 Hz, 1H), 6.33 (dd, J = 15.9, 6.1 Hz, 1H), 5.75 - 5.90 (m, 1H), 5.00 - 5.19 (m, 2H), 4.63 - 4.73 (m, 1H), 4.54 (q, J = 6.3 Hz, 1H), 4.30 - 4.39 (m, 1H), 4.13 - 4.20 (m, 2H), 3.26 (br dd, J = 13.4, 2.4 Hz, 1H), 2.93 (br d, J = 8.1 Hz, 1H), 2.42 - 2.68 (m, 3H)。
DCM(3.11L)中の(4R)-3-[(2S,3S,4E)-2-アリル-3-ヒドロキシ-5-フェニルペント-4-エノイル]-4-ベンジル-1,3-オキサゾリジン-2-オン(156g、395mmol)の溶液に(1,3-ビス(2,4,6-トリメチルフェニル)-2-イミダゾリジニリデン)ジクロロ(フェニルメチレン)(トリシクロヘキシルホスフィン)ルテニウム(3.35g、3.95mmol、グラブス第2世代触媒)を室温で窒素雰囲気下で添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を同じスケールで行われた別の反応物と組み合わせ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(1:20~1:2のEtOAc(PE中))によって精製して(4R)-4-ベンジル-3-{[(1S,2S)-2-ヒドロキシシクロペント-3-エン-1-イル]カルボニル}-1,3-オキサゾリジン-2-オン(180g、79%)を淡黄色の固体として提供した、1H NMR (MeOD) δ 7.21 - 7.37 (m, 5H), 5.83 - 5.90 (m, 1H), 5.76 (dd, J = 5.6, 2.2 Hz, 1H), 5.27 (br s, 1H), 4.71 - 4.80 (m, 1H), 4.22 - 4.35 (m, 2H), 4.09 (ddd, J = 9.2, 5.9, 4.8 Hz, 1H), 3.17 (dd, J = 13.6, 3.1 Hz, 1H), 2.85 - 3.02 (m, 2H), 2.34 - 2.46 (m, 1H)。
THF(1.35L)中の(4R)-4-ベンジル-3-{[(1S,2S)-2-ヒドロキシシクロペント-3-エン-1-イル]カルボニル}-1,3-オキサゾリジン-2-オン(90.0g、313mmol)の溶液にMeOH(22.0g、688mmol)及びLiBH4(14.9g、688mmol)を0℃で窒素の雰囲気下で添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物を水性NaOH(10%、500mL)でクエンチした。反応混合物をEtOAcで抽出した(5×1.0L)。組み合わせた有機相をブライン(1.0L×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を同じスケールで行われた別の反応物と組み合わせ、シリカゲルクロマトグラフィ(PE中5~50%のEtOAc)によって精製した。組み合わせた水相を濃縮し、(1:5~1:2のEtOAc(PE中))で溶出するシリカゲルクロマトグラフィによって精製した。カラムからの生成物を組み合わせて(1R,5S)-5-(ヒドロキシメチル)シクロペント-2-エン-1-オール(58g、81%)を黄色の油として提供した。1H NMR (CDCl3) δ 5.91 (td, J = 2.3, 1.1 Hz, 1H), 5.78 (dd, J = 4.9, 2.0 Hz, 1H), 4.73 (br s, 1 H) 3.62 - 3.82 (m, 2 H) 2.55 - 2.68 (m, 1 H) 2.21 -2.34 (m, 1 H) 1.95 - 2.04 (m, 1 H)。
DCM(520mL)中の(1R,5S)-5-(ヒドロキシメチル)シクロペント-2-エン-1-オール(36.0g、315mmol)の溶液にmCPBA(101g、472mmol)を0℃で窒素の雰囲気下で添加した。反応混合物を0℃で2時間撹拌した。懸濁液をセライトのパッドを通して濾過し、フィルターケーキをDCM(30mL×3)で洗浄した。濾液を組み合わせ、セライト(100g)を添加し、次いで乾燥するまで濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(1:2のEtOAc:PE~EtOAc~1:10のMeOH:EtOAc)によって精製して(1R,2R,3R,5S)-3-(ヒドロキシメチル)-6-オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン-2-オール(15.0g、36.6%)を黄色の固体として提供した。1H NMR (DMSO-d6) δ 4.82 (d, J = 6.1 Hz, 1H), 4.44 (t, J = 5.0 Hz, 1H), 3.81 (t, J = 6.4 Hz, 1H), 3.49 - 3.43 (m, 1H), 3.33 (s, 3H), 1.97 - 1.90 (m, 1H), 1.56 - 1.41 (m, 2H)。
0℃の無水DCM(500mL)中の(1R,2R,3R,5S)-3-(ヒドロキシメチル)-6-オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン-2-オール(17.8g、136mmol)の溶液にDIEA(105g、816mmol)を添加し、続いてMOM-Cl(65.6g、816mmol)を添加した。反応混合物を室温で15時間撹拌した。水(100mL)を添加し、混合物をDCM(100mL×2)で抽出し、水次いでブラインで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(1:10~1:3のEtOAc(PE中))によって精製し、次いでシリカゲルクロマトグラフィ(1:10~1:3のEtOAc(PE中))によってさらに精製して(1R,2S,3S,5R)-2-(メトキシメトキシ)-3-[(メトキシメトキシ)メチル]-6-オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン(14.0g、38%)を黄色の油として提供した。1H NMR (CDCl3) δ 4.80 - 4.77 (m, 1H), 4.74 - 4.69 (m, 1H), 4.59 (s, 2H), 3.95 (dd, J = 1.2, 7.8 Hz, 1H), 3.57 (dd, J = 1.4, 2.8 Hz, 1H), 3.54 (d, J = 4.4 Hz, 2H), 3.44 - 3.42 (m, 1H), 3.41 (s, 3H), 3.32 (s, 3H), 2.16 (dd, J = 7.9, 13.9 Hz, 1H), 2.00 - 1.90 (m, 1H), 1.70 - 1.61 (m, 1H)。
AcOH(300mL)中の(1R,2S,3S,5R)-2-(メトキシメトキシ)-3-[(メトキシメトキシ)メチル]-6-オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン(14g、64.1mmol)の溶液にKOAc(31.3g、320mmol)及びTi(OiPr)4(18.2g、64.1mmol)を添加した。反応混合物を90℃で3時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、セライトを通して濾過し、水(500mL×2)で洗浄した。NaHCO3の飽和溶液を添加してpHを7に調整した。混合物をEtOAc(500mL×2)で抽出し、ブラインによって洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(1:5~1:2のEtOAc(PE中))によって精製し、次いで1g及び2gのスケールで行われた追加の反応物を組み合わせ、シリカゲルクロマトグラフィ(1:10~1:2のEtOAc(PE中))によって再精製して(1R,2S,3R,4R)-2-ヒドロキシ-3-(メトキシメトキシ)-4-[(メトキシメトキシ)メチル]シクロペンチルアセテートを無色の油(7.4g、34%)として提供した。1H NMR (CDCl3) δ 4.97 - 4.91 (m, 1H), 4.71 - 4.64 (m, 2H), 4.58 (s, 2H), 4.01 - 3.95 (m, 1H), 3.88 (t, J = 5.3 Hz, 1H), 3.50 (d, J = 5.4 Hz, 2H), 3.37 (s, 3H), 3.32 (s, 3H), 2.83 (br d, J = 4.2 Hz, 1H), 2.42 - 2.26 (m, 2H), 2.02 (s, 3H), 1.39 - 1.29 (m, 1H)。
Et2O(35.7mL)中の(1R,2S,3R,4R)-2-ヒドロキシ-3-(メトキシメトキシ)-4-[(メトキシメトキシ)メチル]シクロペンチルアセテート(992mg、3.56mmol)の溶液を窒素の雰囲気下で0℃に冷却し、塩化オキサリル(DCM中2.0M、3.56mL、7.12mmol)を滴下して添加した。反応混合物を室温に温め、一晩撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、水(6.40mL、355mmol)を滴下して添加し、次いで室温に温め、1時間撹拌した。混合物を水とEtOAcとの間で分配し、Et2O中に抽出し(2回)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、蒸発させて粗({(1R,2S,3S,5S)-5-アセトキシ-2-(メトキシメトキシ)-3-[(メトキシメトキシ)メチル]シクロペンチル}オキシ)(オキソ)酢酸(1.42g)を透明な油として提供し、これを精製をせずに使用した。
(1R,2S,3R,4R)-2-フルオロ-3-(メトキシメトキシ)-4-[(メトキシメトキシ)メチル]シクロペンチルアセテート
ゴム隔膜が装着された100mLの丸底フラスコに({(1R,2S,3S,5S)-5-アセトキシ-2-(メトキシメトキシ)-3-[(メトキシメトキシ)メチル]シクロペンチル}オキシ)(オキソ)酢酸(1.25g、3.57mmol)、[4,4’-ビス(1,1-ジメチルエチル)-2,2’-ビピリジン-N1,N1’]ビス[3,5-ジフルオロ-2-[5-(トリフルオロメチル)-2-ピリジニル-N]フェニル-C]イリジウム(III)ヘキサフルオロホスフェート(40.0mg、0.036mmol)、リン酸水素二ナトリウム(1.01g、7.14mmol)、N-フルオロ-N’-クロロメチル-トリエチレンジアミン-ビス(テトラフルオロボレート)(5.69g、16.1mmol)、アセトン(27.5mL)及び水(7.0mL)を添加した。反応混合物を窒素で脱気し、アルゴンのバルーンを取り付けた。フラスコを2つのKessil(登録商標)LEDイルミネーター(モデルH150blue)の間に配置し、反応混合物を2時間撹拌した。水を添加し、混合物をEt2O中に抽出した(3回)。有機相を水、飽和NaHCO3及びブラインで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、蒸発させた。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中10%~50%のEtOAc)によって精製して(1R,2R,3R,4R)-2-フルオロ-3-(メトキシメトキシ)-4-[(メトキシメトキシ)メチル]シクロペンチルアセテート及び(1R,2S,3R,4R)-2-フルオロ-3-(メトキシメトキシ)-4-[(メトキシメトキシ)メチル]シクロペンチルアセテートをジアステレオマーの混合物(578mg、58%)として提供した。1H NMR (MeOD) δ 5.17 - 5.04 (m, 1H), 4.98 - 4.89 (m, 0.5H), 4.84 - 4.76 (m, 0.5H), 4.74 - 4.66 (m, 2H), 4.65 - 4.60 (m, 2H), 4.13 - 3.99 (m, 0.5H), 3.95 - 3.86 (m, 0.5H), 3.63 - 3.51 (m, 2H), 3.40 - 3.34 (m, 6H), 2.46 - 2.11 (m, 2H), 2.08 - 2.06 (m, 1.5H), 2.06 - 2.03 (m, 1.5H), 1.71 - 1.62 (m, 0.5H), 1.56 - 1.44 (m, 0.5H)。
(1R,2S,3R,4R)-2-フルオロ-3-(メトキシメトキシ)-4-[(メトキシメトキシ)メチル]シクロペンタノール
メタノール(35.0mL)中の(1R,2R,3R,4R)-2-フルオロ-3-(メトキシメトキシ)-4-[(メトキシメトキシ)メチル]シクロペンチルアセテート及び(1R,2S,3R,4R)-2-フルオロ-3-(メトキシメトキシ)-4-[(メトキシメトキシ)メチル]シクロペンチルアセテート(1.42g、5.07mmol)の溶液に炭酸カリウム(135mg、0.977mmol)を添加した。反応混合物を室温で2.5時間撹拌し、その後さらに炭酸カリウム(233mg、1.69mmol)を添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。メタノールを蒸発させ、残渣をEtOAcと水との間で分配し、EtOAc中に抽出した。組み合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、蒸発させた。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(10%~90%のEtOAc/ヘキサン)によって精製して(1R,2R,3R,4R)-2-フルオロ-3-(メトキシメトキシ)-4-[(メトキシメトキシ)メチル]シクロペンタノール及び(1R,2S,3R,4R)-2-フルオロ-3-(メトキシメトキシ)-4-[(メトキシメトキシ)メチル]シクロペンタノールをジアステレオマーの混合物(475mg、39%)として提供した。1H NMR (DMSO-d6) δ 5.13 (d, J = 4.2 Hz, 0.5H), 5.02 (d, J = 5.0 Hz, 0.5H), 4.75 - 4.67 (m, 1H), 4.67 - 4.58 (m, 2H), 4.57 - 4.55 (m, 2H), 4.10 - 3.93 (m, 1H), 3.92 - 3.76 (m, 1H), 3.56 - 3.47 (m, 1H), 3.46 - 3.38 (m, 1H), 3.29 - 3.26 (m, 3H), 3.26 - 3.25 (m, 3H), 2.22 - 2.10 (m, 1H), 2.05 - 1.94 (m, 1H), 1.43 - 1.32 (m, 0.5H), 1.32 - 1.20 (m, 0.5H)。
THF(14.5mL)中の(1R,2R,3R,4R)-2-フルオロ-3-(メトキシメトキシ)-4-[(メトキシメトキシ)メチル]シクロペンタノール及び(1R,2S,3R,4R)-2-フルオロ-3-(メトキシメトキシ)-4-[(メトキシメトキシ)メチル]シクロペンタノール(1.19g、4.99mmol)をTHF(43.5mL)中の水素化ナトリウム(392mg、15.5mmol)の懸濁液に0℃で添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。THF(23mL)中の4,6-ジクロロピリミジン(1.02g、6.85mmol)の溶液を添加し、反応混合物を0℃で4時間撹拌した。反応混合物を飽和NH4Cl溶液でクエンチし、EtOAcで抽出した(3回)。組み合わせた有機相をブラインで洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(0%~40%のEtOAc/ヘキサン)によって精製して4-クロロ-6-({(1R,2S,3R,4R)-2-フルオロ-3-(メトキシメトキシ)-4-[(メトキシメトキシ)メチル]シクロペンチル}オキシ)ピリミジンを第1の溶出ジアステレオマー(584mg、33%)として提供した。LCMS(FA):m/z=351.1(M+H)。
THF(10.0mL)中の4-クロロ-6-({(1R,2S,3R,4R)-2-フルオロ-3-(メトキシメトキシ)-4-[(メトキシメトキシ)メチル]シクロペンチル}オキシ)ピリミジン(270.5mg、0.771mmol)の溶液にHCl溶液(6N、2.0mL)を添加した。反応混合物を60℃で2時間加熱した。混合物を濃縮し、粗化合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性重炭酸アンモニウム(5mM)中10~100%のACN)によって精製して(1R,2R,3R,5R)-3-[(6-クロロピリミジン-4-イル)オキシ]-2-フルオロ-5-(ヒドロキシメチル)シクロペンタノール(185mg、91%)を提供した。LCMS(AA):m/z=263.1(M+H)。
4,4’-ジメトキシトリチルクロライド(543mg、1.59mmol)をピリジン(12mL)中の(1R,2R,3R,5R)-3-[(6-クロロピリミジン-4-イル)オキシ]-2-フルオロ-5-(ヒドロキシメチル)シクロペンタノール(379mg、1.44mmol)の溶液に添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0%~100%のEtOAx)によって精製して(1R,2R,3R,5R)-5-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-3-[(6-クロロピリミジン-4-イル)オキシ]-2-フルオロシクロペンタノール(550mg、68%)を白色の粉末として提供した。1H NMR (MeOD) δ 8.58 - 8.54 (m, 1H), 7.43 - 7.38 (m, 2H), 7.30 - 7.20 (m, 6H), 7.19 - 7.13 (m, 1H), 6.91 - 6.86 (m, 1H), 6.83 - 6.77 (m, 4H), 5.52 - 5.40 (m, 1H), 4.86 (td, J = 3.5, 52.0 Hz, 1H), 4.17 - 4.11 (m, 1H), 3.75 - 3.71 (m, 6H), 3.22 (d, J = 4.9 Hz, 2H), 2.59 - 2.48 (m, 1H), 2.35 - 2.24 (m, 1H), 1.59 - 1.50 (m, 1H)。
(1R,2R,3R,5R)-5-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-3-[(6-クロロピリミジン-4-イル)オキシ]-2-フルオロシクロペンタノール(548mg、0.973mmol)及びトリエチルアミン(0.41mL、2.91mmol)をメタノール(40mL)に溶解した。パラジウム(炭素上に10%、6.0mg)を溶液に添加し、反応混合物を室温で2時間水素の雰囲気下とした。反応混合物をセライトを通して濾過し、メタノールで洗浄した。濾液を蒸発させ、残渣をDCM(50mL)に溶解し、次いで水(2×10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮して(1R,2R,3R,5R)-5-{[ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ]メチル}-2-フルオロ-3-(ピリミジン-4-イルオキシ)シクロペンタノール、中間体150(494mg、96%)を白色の固体として提供した。LCMS(AA):m/z=531.2(M+H)。
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-16-ヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2,10-ジスルファニルデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-39a(ML01168516)及びI-39b(ML01168514)
(1S,2R,4R)-2-({[(S)-({(2R,3R,4R,5R)-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-5-(ヒドロキシメチル)-2-[2-(イソブチリルアミノ)-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル]テトラヒドロフラン-3-イル}オキシ)(2-シアノエトキシ)ホスホロチオイル]オキシ}メチル)-4-(ピリミジン-4-イルアミノ)シクロペンチル水素ホスホネート
N,N-ジエチルエタンアミン塩としての中間体151(265mg、0.67mmol)及びN-[9-[(2R,3R,4R,5R)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ-3-[2-シアノエトキシ-(ジイソプロピルアミノ)ホスファニル]オキシ-テトラヒドロフラン-2-イル]-6-オキソ-1H-プリン-2-イル]-2-メチル-プロパンアミド(850mg、0.88mmol)を組み合わせ、ACN(3×10mL)から濃縮した。次いで残渣をアルゴンの雰囲気下でACN(2.46mL)に溶解した。分離フラスコにおいて、5-(エチルチオ)-1H-テトラゾール(263mg、2.02mmol)をACNに溶解し、次いで濃縮し(3×5mL)、ACN(1.13mL)に再度溶解し、反応混合物に添加した。反応混合物を室温で50分間撹拌した。((ジメチルアミノ-メチリデン)アミノ)-3H-1,2,4-ジチアゾリン-3-チオン(166mg、0.81mmol)を添加し、撹拌を室温で45分間継続した。反応混合物を濃縮し、真空下で10分間乾燥させた。次いで残渣を酢酸(2.70mL)及び水(0.67mL)に溶解し、2分間超音波処理し、室温で1時間撹拌した。トルエンを添加し(15mL)、反応混合物を濃縮し、次いでトルエン(2×15mL)と共沸させた。粗混合物をシリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~50%のMeOH)によって精製して中間体152をジアステレオマーの混合物(490mg、65%)として提供した。LCMS(AA):m/z=891.2(M+H)。
N-{9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-(2-シアノエトキシ)-15-フルオロ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミドまたは
N-{9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-(2-シアノエトキシ)-15-フルオロ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミドまたは
N-{9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-10-(2-シアノエトキシ)-15-フルオロ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド、中間体153a及び153b
中間体152(490mg、0.44mmol)をACN(3×20mL)から濃縮し、真空下で10分間乾燥させ、次いでピリジン(8.90mL)に窒素の雰囲気下で溶解した。2-クロロ-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサホスホリナン2-オキシド(284mg、1.54mmol)を添加し、反応混合物を室温で45分間撹拌した。水(0.28mL)を添加し、続いて3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン1,1-ジオキシド(131mg、0.647mmol)を添加し、次いで撹拌を室温で30分間継続した。追加部分の3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン1,1-ジオキシド(134mg、0.66mmol)を添加し、撹拌をさらに1時間継続した。トルエンを添加し(15mL)、反応混合物を濃縮し、次いでトルエン(2×15mL)から濃縮した。粗混合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中0~100%のACN)によって精製して第1の溶出ピークとして中間体153a(100mg、25%)(LCMS(AA):m/z=905.2(M+H))及び第2の溶出ピークとして中間体153b(120mg、30%)(LCMS(AA):m/z=905.2(M+H))を提供した。
N-{9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-15-フルオロ-10-ヒドロキシ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミドまたは
N-{9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-15-フルオロ-10-ヒドロキシ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミドまたは
N-{9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-16-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-15-フルオロ-10-ヒドロキシ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド、中間体154a
中間体153a(100mg、0.11mmol)を窒素の雰囲気下でメチルアミン(EtOH中33%、3.3mL)に溶解し、反応混合物を室温で2.5時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、真空下で10分間乾燥させた。粗化合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中0~60%のACN)によって精製して中間体154a(53mg、61%)を提供した。LCMS(AA):m/z=782.1(M+H)。
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-10,16-ジヒドロキシ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2S,5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-10,16-ジヒドロキシ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンまたは
2-アミノ-9-[(2R,5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-10,16-ジヒドロキシ-2-オキシド-14-(ピリミジン-4-イルオキシ)-2-スルファニル-10-スルフィドデカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン、I-39a
ポリプロピレンチューブにおいて、中間体154a(55mg、0.07mmol)をピリジン(0.35mL)に懸濁した。トリエチルアミン三フッ化水素酸塩(0.059mL、0.35mmol)を添加し、続いてTEA(0.88mL)を添加した。反応混合物を50℃で20時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、水(1.32mL)を添加し、続いて水(1.32mL)中の塩化カルシウム(122mg、1.06mmol)の溶液を滴下して添加した。反応混合物を室温で60分間撹拌し、次いでセライトを通して濾過し、セライトを水(5×5mL)ですすいだ。濾液を濃縮して白色の固体を得た。HFは19F NMRによって観察されなかった。粗混合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性トリエチルアンモニウムアセテート(10mM)中0~15%のACN)によって精製してI-39a(35mg、57%)をN,N-ジエチルエタンアミン塩として提供した。LCMS(FA):m/z=668.1(M+H)。1H NMR (D2O) δ 8.73 (s, 1H), 8.46 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 8.09 (s, 1H), 6.87 (dd, J = 1.0, 6.0 Hz, 1H), 6.03 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.56-5.29 (m, 3H), 5.01-4.90 (m, 1H), 4.63 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 4.51-4.43 (m, 2H), 4.18-4.13 (m, 1H), 4.08-3.94 (m, 2H), 3.20 (q, J = 7.3 Hz, 12H), 2.68-2.58 (m, 2H), 1.72-1.62 (m, 1H), 1.28 (t, J = 7.3 Hz, 18H);31P NMR (D2O) δ 57.04 (s, 1P), 54.39 (s, 1P)。
2-アミノ-9-[(5R,7R,8R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-2,10,16-トリヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(1,3,5-トリアジン-2-イルアミノ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン
(1R,2S,3R,5R)-5-({[(R)-(2-シアノエトキシ)({(6aR,8R,9R,9aR)-8-[2-(イソブチリルアミノ)-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル]-2,2,4,4-テトライソプロピルテトラヒドロ-6H-フロ[3,2-f][1,3,5,2,4]トリオキサジシロシン-9-イル}オキシ)ホスホリル]オキシ}メチル)-2-フルオロ-3-(1,3,5-トリアジン-2-イルアミノ)シクロペンチル水素ホスホネート
モレキュラーシーブを添加せずに実施例49の工程1に記載の手順に従って(1R,2S,3R,5R)-2-フルオロ-5-(ヒドロキシメチル)-3-(1,3,5-トリアジン-2-イルアミノ)シクロペンチル水素ホスホネート(中間体155、440mg、1.12mmol)及び中間体90(1.16g、1.45mmol)から標記化合物を調製した。シリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~50%のMeOH)による精製により所望の生成物がジアステレオマーの混合物(1.01g、81%)として提供された。LCMS(AA):m/z=1003.3(M+H)。
(1R,2S,3R,5R)-5-({[(R)-(2-シアノエトキシ)({(2R,3R,4R,5R)-5-(ヒドロキシメチル)-4-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2-[2-(イソブチリルアミノ)-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル]テトラヒドロフラン-3-イル}オキシ)ホスホリル]オキシ}メチル)-2-フルオロ-3-(1,3,5-トリアジン-2-イルアミノ)シクロペンチル水素ホスホネート
実施例49の工程2に記載の手順に従って室温で2.5時間撹拌して(1R,2S,3R,5R)-5-({[(S)-(2-シアノエトキシ)({(6aR,8R,9R,9aR)-8-[2-(イソブチリルアミノ)-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル]-2,2,4,4-テトライソプロピルテトラヒドロ-6H-フロ[3,2-f][1,3,5,2,4]トリオキサジシロシン-9-イル}オキシ)ホスホリル]オキシ}メチル)-2-フルオロ-3-(1,3,5-トリアジン-2-イルアミノ)シクロペンチル水素ホスホネート及び(1R,2S,3R,5R)-5-({[(R)-(2-シアノエトキシ)({(6aR,8R,9R,9aR)-8-[2-(イソブチリルアミノ)-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-9H-プリン-9-イル]-2,2,4,4-テトライソプロピルテトラヒドロ-6H-フロ[3,2-f][1,3,5,2,4]トリオキサジシロシン-9-イル}オキシ)ホスホリル]オキシ}メチル)-2-フルオロ-3-(1,3,5-トリアジン-2-イルアミノ)シクロペンチル水素ホスホネート(1.00g、1.0mmol)から中間体160を調製した。シリカゲルクロマトグラフィ(DCM中0~80%のMeOH)による精製により所望の生成物がジアステレオマーの混合物(0.74g、73%)として提供された。LCMS(AA):m/z=1021.4(M+H)。
N-{9-[(5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-10-(2-シアノエトキシ)-15-フルオロ-2-ヒドロキシ-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(1,3,5-トリアジン-2-イルアミノ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド
実施例48の工程1に記載の手順に従って中間体160(578mg、0.57mmol)から標記化合物を調製した。逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中0~100%のACN)による精製により所望の生成物がジアステレオマーの混合物(387mg、67%)として提供された。LCMS(AA):m/z=1019.3(M+H)。
実施例14の工程3に記載の手順に従って室温で3時間撹拌してN-{9-[(5R,7R,8R,10S,12aR,14R,15S,15aR,16R)-10-(2-シアノエトキシ)-15-フルオロ-2-ヒドロキシ-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(1,3,5-トリアジン-2-イルアミノ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド及びN-{9-[(5R,7R,8R,10R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-10-(2-シアノエトキシ)-15-フルオロ-2-ヒドロキシ-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(1,3,5-トリアジン-2-イルアミノ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-6-オキソ-6,9-ジヒドロ-1H-プリン-2-イル}-2-メチルプロパンアミド(385mg、0.38mmol)から標記化合物を調製した。逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性アンモニウムアセテート(10mM)中0~100%のACN)による精製により所望の化合物(239mg、71%)が提供された。LCMS(AA):m/z=896.3(M+H)。
実施例14の工程4に記載の手順に従って50℃で一晩撹拌して2-アミノ-9-[(5R,7R,8R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-2,10-ジヒドロキシ-16-[(3-ヒドロキシ-1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニル)オキシ]-2,10-ジオキシド-14-(1,3,5-トリアジン-2-イルアミノ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン(223mg、0.25mmol)から標記化合物を調製した。逆相フラッシュカラムクロマトグラフィ(水性トリエチルアンモニウムアセテート(10mM)中0~20%のACN)による精製により2-アミノ-9-[(5R,7R,8R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-2,10,16-トリヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(1,3,5-トリアジン-2-イルアミノ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンがN,N-ジエチルエタンアミン塩(35mg、17%)として提供された。LCMS(AA):m/z=636.2(M+H)。
実施例16の工程5に記載の手順に従って2-アミノ-9-[(5R,7R,8R,12aR,14R,15S,15aR,16R)-15-フルオロ-2,10,16-トリヒドロキシ-2,10-ジオキシド-14-(1,3,5-トリアジン-2-イルアミノ)デカヒドロ-5,8-メタノシクロペンタ[l][1,3,6,9,11,2,10]ペンタオキサジホスファシクロテトラデシン-7-イル]-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン(32mg、0.038mmol)のN,N-ジエチルエタンアミン塩から標記化合物のビス-ナトリウム塩を調製した。収集された材料の一晩の凍結乾燥によりI-40が二ナトリウム塩(25mg、98%)として提供された。LCMS(FA):m/z=636.3(M+H)。1H NMR (D2O) δ 8.58 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 5.98 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.53 - 5.46 (m, 1H), 5.13 (d, J = 52.3 Hz, 1H), 4.75 - 4.65 (m, 1H), 4.62 (d, J = 4.1 Hz, 1H), 4.42 - 4.34 (m, 2H), 4.28 - 4.18 (m, 2H), 4.01 - 3.91 (m, 2H), 2.59 - 2.48 (m, 2H), 1.66 - 1.57 (m, 1H)。31P NMR (D2O) δ -0.95 (s, 1P), -1.30 (s, 1P)。
6-(((1R,3R,4S)-3-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)-4-((トリイソプロピルシリル)オキシ)シクロペンチル)アミノ)ピリミジン-4(3H)-オン、中間体156
THF(300mL)中のフェニルメタノール(20.2g、187mmol)の撹拌溶液に60%のNaH(11.0g、276mmol)をN2雰囲気下で少しずつ添加した。得られた懸濁液を15℃で20分間撹拌した。THF(40mL)中の4,6-ジクロロピリミジン(28.0g、134mmol)の溶液を0℃で滴下して添加し、混合物を0℃で1.5時間撹拌し、次いで15℃で12時間撹拌した。反応混合物を飽和水性NH4Cl(300mL)でクエンチし、EtOAc(300mL×2)で抽出した。組み合わせた有機相をブライン(300mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、蒸発させた。粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(PE~PE/EtOAc=50/1)によって精製して標記化合物(29.4g、71%)を黄色の油として提供した。1H NMR (CDCl3) δ 8.60 (s, 1H), 7.49 - 7.32 (m, 5H), 6.82 (s, 1H), 5.45 (s, 2H)。
EtOH(300mL)中の4-(ベンジルオキシ)-6-クロロピリミジン(15.0g、67.9mmol)の溶液に(1R,3R,4S)-3-{[(tert-ブチルジメチルシリル)オキシ]メチル}-4-{[トリス(プロパン-2-イル)シリル]オキシ}シクロペンタン-1-アミン(28.6g、71.2mmol)及びTEA(15mL、108mmol)を添加した。反応混合物を100℃に加熱し、60時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(PE~PE/EtOAc=10/1)によって精製して標記化合物(25.0g、63%)を黄色の油として提供した。
6-(ベンジルオキシ)-N-((1R,3R,4S)-3-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)-4-((トリイソプロピルシリル)オキシ)シクロペンチル)ピリミジン-4-アミン(25g、42.6mmol)をMeOH(426mL)に溶解し、Pd/C(5重量%、1.00g、0.469mmol)をAr雰囲気下で添加した。混合物をH2でパージ及びフラッシュし(3回)、次いで15℃でH2下(40psi)で4時間撹拌した。反応混合物をセライトを通して濾過し、MeOHですすぎ、濾液を濃縮して標記化合物(20.4g、97%)を提供した。LCMS(FA):m/z=496.3(M+H)。
生物学的プロトコル及びSTING結合アッセイデータ
STINGのクローニング、発現、及び精製
残基140~379(H232R)をコードするヒトSTING(アクセッション番号GB:BC047779)DNAを、N末端HIS及びC末端Aviタグ付き融合タンパク質、ならびにHISタグとSTINGの間のrTEV切断部位としてpET28にクローニングした。配列をE.coli発現系を使用して組換えタンパク質の発現前に確認した。
白色384ウェルマイクロタイタープレート(Greiner 784075)のウェルにDMSO中の40nLの試験化合物を添加した。フルオレセイン標識リガンド(c[G(2’,5’)p-2’-Fluo-AHC-A(3’,5‘)p]-Biolog C195、100nM最終)及びTb標識ストレプトアビジン(ストレプトアビジン-Tb クリプテート-CisBio 610SATLB)を含有する2uLのSTINGアッセイ緩衝液(PBS、0.01%のBSA)を添加した。次いで、STINGタンパク質(100nM最終)を含有する2uLのSTINGアッセイ緩衝液を添加し、混合物を室温で60分間インキュベートした。次いで、プレートをBMG PheraStar Plusリーダー(LanthaScreenモジュール)で読み取った。
THP1-Dual(商標)細胞(InvivoGen#thpd-nfis)は、5つのインターフェロン(IFN)刺激応答要素と組み合わせたISG54(インターフェロン刺激遺伝子)最小プロモーターの制御下で、分泌ルシフェラーゼレポーター遺伝子であるLuciaルシフェラーゼ遺伝子の安定的融合によってヒトTHP-1単球細胞株から誘導された。実験の日に、増殖培地(RPMI1640、2mMのL-グルタミン、25mMのHEPES、10%の熱不活性化ウシ胎児血清、100μg/mLのNormocin(商標)、100U/mL-100μg/mLのPen-Strep、10μg/mLのブラスチシジン、及び100μg/mLのゼオシン)中でウェル当たり7500細胞/25μlの密度で黒色384ウェルプレート(Corning356697)に播種した。細胞プレートに62.5nLの試験化合物を投薬し、次いで37℃で20時間インキュベートした。インキュベーションの終了時に、15μL/ウェルのQUANTI-Luc(商標)(InvivoGen#rep-qlc1)を添加し、LeadSeekerを使用して発光を直ちに測定した。
Claims (31)
- 式(I)の化合物:
、
またはその薬学的に許容可能な塩(式中:
X1は、-SHまたは-OHであり;
X2は、-SHまたは-OHであり;
Yaは、-O-、-S-、または-CH2-であり;
Ybは、-O-、-S-、-NH-、または-NRa-(式中、Raは、C1-C4アルキルである)であり;
R1は、水素、フルオロ、-OH、-NH2、-ORb、または-NHRbであり;
R2は、水素またはフルオロであり;
R3は、水素であり;R4は、水素、フルオロ、-OH、-NH2、-ORb、または-NHRbであり;またはR3及びR4は、一緒になって-CH2O-を形成し;
R5は、水素またはフルオロであり;
Rbは、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、またはC3-C6シクロアルキルであり;
環Aは、N、O、もしくはSから選択される1~4個のヘテロ原子を含有する任意に置換された5もしくは6員単環式ヘテロアリール環、またはN、O、もしくはSから選択される1~5個のヘテロ原子を含有する任意に置換された9もしくは10員二環式ヘテロアリール環であり;環Aは、前記環内に少なくとも1個のN原子を含み、Ybは、環Aの炭素原子に結合しており;
環Bは、N、O、またはSから選択される2~5個のヘテロ原子を含有する任意に置換された9または10員二環式ヘテロアリール環であり;環Bは、前記環内に少なくとも2個のN原子を含む)。 - X1及びX2は、-SHであり;
各ホスホロチオエート結合の前記リン原子は、キラルであり、独立して、RpまたはSpである、請求項1もしくは2に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。 - X1及びX2は、-SHであり;
各ホスホロチオエート結合の前記リン原子は、Rpである、請求項3に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。 - Yaは、-O-である、請求項1~4のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
- Ybは、-O-である、請求項1~5のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
- R1は、水素、フルオロ、-OH、または-OCH2CF3であり、R2は、水素またはフルオロである、請求項1~6のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
- R3は、水素であり;
R4は、水素、フルオロ、または-OHであり;
R5は、水素またはフルオロである、請求項1~7のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。 - R1は、フルオロまたは-OHであり;
R4は、水素またはフルオロであり;
R2、R3、及びR5は、水素である、請求項1~6のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。 - 各ホスホロチオエート結合の前記リン原子は、キラルであり、独立して、RpまたはSpである、請求項10に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
- 環Aは、1~3個のN原子を含有する任意に置換された6員単環式ヘテロアリール環である、請求項1~11のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
- 環Bは、3~5個のN原子を含有する任意に置換された9員二環式ヘテロアリール環であり;
前記Ya含有5員環は、環Bの窒素原子に結合している、請求項1~11および13のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。 - 式(VI):
で表される化合物である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩(式中
X1は、-SHまたは-OHであり;
X2は、-SHまたは-OHであり;
Ybは、-O-、-S-、-NH-、または-NMe-であり;
R1は、水素、フルオロ、-OH、または-ORbであり;
R2は、水素またはフルオロであり;
R3は、水素であり;R4は、水素、フルオロ、または-OHであり;
R5は、水素またはフルオロであり;
Rbは、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、またはC3-C6シクロアルキルであり;
各R10は、独立して、水素、ハロゲン、-OH、-NH2、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、C3-C6シクロアルキル、-OR11、-NHR11、-CN、-NO2、または-C(O)NHR12であり;
R11は、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、またはC3-C6シクロアルキルであり;
R12は、水素、C1-C6アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、またはC3-C6シクロアルキルであり;
mは、0、1、または2であり;
Z1は、N、CH、またはCFであり;
R21は、水素または-CH3であり;
R22は、水素、-NH2、または-CH3である)。 - Ybは、-O-である、請求項17に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
- X1及びX2は、-SHであり、各ホスホロチオエート結合の前記リン原子は、キラルであり、独立して、RpまたはSpである、請求項17および18のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
- R2、R3、及びR5は、水素である、請求項17~19のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
- R1は、水素、フルオロ、または-OHである、請求項17~20のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
- R4は、水素またはフルオロである、請求項17~21のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
- mは、0である、請求項17~22のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
- Z1は、Nである、請求項17~23のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
- R21は、水素である、請求項17~24のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
- R22は、-NH2である、請求項17~25のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
- (a)請求項17~27のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩、及び(b)薬学的に許容可能な担体を含む、薬学的組成物。
- 対象における細胞増殖障害を治療するための組成物であって、治療的有効量の請求項17~27のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を含む、前記組成物。
- 前記細胞増殖障害は、がんである、請求項29に記載の組成物。
- 抗原及び請求項17~27のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を含む、ワクチン組成物。
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