JP7187876B2 - 扉 - Google Patents

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Description

本発明は扉に関し、詳細にはガイドレールに沿ってスライドする扉のシール性能を高める技術に関するものである。
従来、開口部が形成された壁体にガイドレールを設け、このガイドレールに沿って扉本体をスライドさせることにより、開口部を開閉可能とする扉が知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載の扉においては、扉本体を駆動手段である電動モータに連結し、このモータを駆動させて扉本体をガイドレールに沿ってスライドさせることにより扉を開閉する構成としている。
特開平10-266700号公報
上記の特許文献の如く、扉本体をガイドレールに沿ってスライドする構成において、扉を閉状態にした際に気密性又は水密性を確保する場合、シール部材を扉本体に密着させる必要がある。しかし、シール部材を扉本体に押圧する構成を別途設けると、装置構成が大掛かりとなってしまう。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、簡易な構成で扉を閉状態にした際の気密性又は水密性を確保することが可能となる扉を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下に構成する扉を提供する。
(1)
開口部が形成された壁体に設けられる一対のガイドレールと、前記一対のガイドレールの間で、前記一対のガイドレールに沿ってスライド可能に設けられる扉本体と、を備え、前記扉本体がスライドすることにより前記開口部を開閉する扉であって、前記扉本体における前記一対のガイドレールの側には、前記ガイドレールの側に延出された軸心回りに、前記ガイドレールの内部で回転可能とされるガイドローラが設けられ、前記開口部の周囲と前記扉本体の周縁部とのうちいずれか一方には、前記扉本体が前記開口部を閉塞した際に他方と当接するパッキンが設けられ、前記扉本体が前記開口部を閉塞する際に、前記ガイドレールが前記ガイドローラを案内して前記扉本体を前記壁体の側に変位させることにより、前記他方が前記パッキンを押圧し、前記扉本体には、前記扉本体のスライド方向に沿って複数個の前記ガイドローラが設けられ、前記複数個のガイドローラは、前記スライド方向のうち前記扉本体が前記開口部を閉塞する際にスライドする側に設けられた閉塞側ガイドローラと、前記スライド方向のうち前記扉本体が前記開口部を開放する際にスライドする側に設けられた開放側ガイドローラと、を有し、前記ガイドレールの内周面のうち前記壁体から遠い側の面には、前記閉塞側ガイドローラを案内する閉塞側傾斜部と、前記開放側ガイドローラを案内する開放側傾斜部と、が形成される、扉。
(2)
前記閉塞側ガイドローラは、前記開放側ガイドローラよりも径が小さく形成される、(1)に記載の扉。
(3)
前記一対のガイドレールが前記壁体において上下方向に沿って設けられ、前記扉本体は、前記一対のガイドレールに沿って昇降可能に設けられ、前記扉本体が下降することにより前記開口部を閉塞する、(1)又は(2)に記載の扉。
以上における本発明に係る扉は、以下に示す効果を奏する。
(1)の構成によれば、扉本体が開口部を閉塞する際に、扉本体を壁体の側に変位させて、扉本体と開口部の周囲とをパッキンを介して密着させることができるため、簡易な構成で閉状態の扉における気密性又は水密性を確保することが可能となる。また、扉本体が開口部を閉塞する際に、開放側ガイドローラと閉塞側ガイドローラとのそれぞれが、開放側傾斜部と閉塞側傾斜部とによって案内されることにより、扉本体を壁体の側に変位させて、扉本体と開口部の周囲とをパッキンを介して密着させることができるため、簡易な構成で閉状態の扉における気密性又は水密性を確保することが可能となる。
(2)の構成によれば、扉本体が開口部を閉塞する際に、開放側ガイドローラと閉塞側ガイドローラとのそれぞれが、開放側傾斜部と閉塞側傾斜部とによって案内されることにより、扉本体を壁体の側に変位させて、扉本体と開口部の周囲とをパッキンを介して密着させることができるため、簡易な構成で閉状態の扉における気密性又は水密性を確保することが可能となる。
(3)の構成によれば、扉本体が開口部を閉塞する際に、扉本体の自重を利用して扉本体を壁体の側に変位させて、扉本体と開口部の周囲とをパッキンを介して密着させることができるため、さらに簡易な構成で閉状態の扉における気密性又は水密性を確保することが可能となる。
第一実施形態に係る昇降扉の閉状態を示す正面図。 同じく昇降扉の開状態を示す正面図。 同じく昇降扉を示す斜視図。 図1におけるX-X線断面図。 昇降扉におけるガイドレールの図1におけるY-Y線断面図。 (a)から(c)は昇降扉が開状態から閉状態に移行する際の図4におけるZ-Z線断面図。
以下では図1から図6を用いて本発明に係る扉の一実施形態である昇降扉10について説明する。本実施形態に係る昇降扉10は、開口部Wa(図2及び図4を参照)が形成された壁体Wにおいて、扉本体20を昇降させることにより開口部Waを開閉可能に構成されている。なお、本発明に係る扉の構成は、扉本体が昇降する昇降扉に限定されることはなく、例えば扉本体が水平方向にスライドする構成とすることも可能である。
扉本体20は金属製部材を組み合わせて構成された、前後方向に厚みのある板状部材である。扉本体20は、扉本体20の両側に立設された一対のガイドレール11・11の間で、ガイドレール11・11に沿って上下方向にスライド可能に設けられる。ガイドレール11・11は、壁体Wにおける開口部Waの両側方に、上下方向に沿って設けられる。上側部材12は両端部がガイドレール11・11の上端部にそれぞれ連結され、壁体Wに固定される。本実施形態においては、二本のガイドレール11・11と上側部材12とで、昇降扉10における枠体を構成している。
図3及び図4に示す如く、ガイドレール11・11は互いに対向する側の面に溝形状11aが形成される。この溝形状11aの内部には扉本体20から延出されるガイドローラ(開放側ガイドローラ26U及び閉塞側ガイドローラ26D)が挿入される。図3から図6に示す如く、本実施形態においてガイドレール11における溝形状11aの内周面のうち、前側の面(壁体Wから遠い側の面)の下側半分の領域には、ガイドローラ26U・26Dを案内するための傾斜部材13が設けられている。また、図3に示す如く、上側部材12には上側部材12を上下方向に貫通する二個の貫通孔12a・12aが開口されている。貫通孔12a・12aにはロープrが挿通される。
扉本体20は、側枠部材21・21、連結枠部材22・22、内部枠部材23、前側パネル24、及び、後側パネル25を組み合わせて構成される。側枠部材21・21は扉本体20の両側部に配置される。側枠部材21・21の上下端部は連結枠部材22・22で連結される。上側の連結枠部材22には連結枠部材22を上下方向に貫通する二個の貫通孔22a・22aが開口されている。貫通孔22a・22aにはロープrが挿通される。
内部枠部材23は側枠部材21・21の上下方向中央部を連結する。側枠部材21・21、連結枠部材22・22、及び、内部枠部材23の前面及び後面には、それぞれ前側パネル24及び後側パネル25が固定される。
本実施形態においては図2及び図4に示す如く、壁体Wにおける開口部Waの周囲には、扉本体20が開口部Waを閉塞した際に、扉本体20における後側パネル25の周縁部と当接する樹脂製のパッキンPが設けられている(図6を参照)。なお、パッキンPを後側パネル25の周縁部に設けて、扉本体20が開口部Waを閉塞した際に壁体Wにおける開口部Waの周囲とパッキンPとが当接する構成とすることも可能である。
扉本体20における側枠部材21・21からは、ガイドレール11・11の側(左右両側)の外側方に、扉本体20のスライド方向である上下方向に沿って、各二個のガイドローラ26U・26Dが延出して設けられている。詳細には、側枠部材21における外側面において、扉本体20のスライド方向のうち扉本体20が開口部Waを開放する際にスライドする側である上側に、開放側ガイドローラ26Uが設けられる。同様に、側枠部材21における外側面において、扉本体20のスライド方向のうち扉本体20が開口部Waを閉塞する際にスライドする側である下側に、閉塞側ガイドローラ26Dが設けられる。
ガイドローラ26U・26Dは、ガイドレール11・11の側に延出された軸心回りに、ガイドレール11・11の内部(溝形状11aの内部)で回転可能とされる。これにより、扉本体20がガイドレール11・11に沿ってスライドした際には、ガイドローラ26U・26Dがガイドレール11・11の溝形状11a(より詳細には溝形状11aにおける前後面)に沿って回転する。図3及び図6に示す如く、閉塞側ガイドローラ26Dは開放側ガイドローラ26Uよりも径が小さく形成されている。
内部枠部材23の上面には、動滑車である右側扉滑車30R、及び、左側扉滑車30Lが固定される。右側扉滑車30Rは、固定部材31Rに対して索輪32Rが回動軸33Rを介して回動自在に組付けられて構成される。また、左側扉滑車30Lは、固定部材31Lに対して索輪32Lが回動軸33Lを介して回動自在に組付けられて構成される。そして、右側扉滑車30R及び左側扉滑車30Lにはロープrが巻回される。
壁体Wにおける開口部Waの上側には一対の定滑車である第一定滑車40及び第二定滑車50が固定される。詳細には、第一定滑車40及び第二定滑車50は上側部材12の貫通孔12aを挟んで固定される。第一定滑車40は、固定部材41に対して索輪42が回動軸43を介して回動自在に組付けられて構成される。第二定滑車50は、固定部材51に対して索輪52が回動軸53を介して回動自在に組付けられて構成される。第一定滑車40及び第二定滑車50には、ロープrのうち左右の扉滑車30R・30Lを挟んだ両端部がそれぞれ巻回される。
図1及び図2に示す如く、ロープrは第一定滑車40よりも一端側(図1・図2における右側)で第一固定プーリP1に巻回され、さらに一端部がモータ側プーリPmに連結される。モータ側プーリPmは床面Gに配置された第一の駆動部である電動モータMに接続されている。また、ロープrは第二定滑車50よりも他端側(図1における左側)で第二固定プーリP2に巻回され、さらに他端部がハンドル側プーリPhに連結される。ハンドル側プーリPhは床面Gに配置された第二の駆動部である手動ハンドルHに接続されている。手動ハンドルHは通常時(電動モータMを主な駆動源として使用する時)には回動しないようにロックされている。
上記の如く構成された昇降扉10において、第一の駆動部である電動モータMが扉本体20を昇降駆動する。具体的には、電動モータMがモータ側プーリPmを駆動してロープrを図1中の矢印R1の方向に巻き上げると、扉本体20は図1中の矢印Uに示す如く上方に引き上げられる。逆に、電動モータMがロープrを図2中の矢印R3の方向に繰出すと、扉本体20は自重により図2中の矢印Dに示す如く下方に降下する。このように、本実施形態に係る昇降扉10においては、電動モータMを駆動させて扉本体20を昇降させることにより、扉本体20がガイドレール11・11の間に形成された開口部Waを開閉可能としている。
また、昇降扉10においては、第二の駆動部である手動ハンドルHによっても扉本体20を昇降駆動することを可能としている。具体的には、使用者が手動ハンドルHのロックを解除し、手動ハンドルHを回動し、ハンドル側プーリPhを駆動する。これによりロープrは図1中の矢印R2の方向に巻き上げられ、扉本体20は図1中の矢印Uに示す如く上方に引き上げられる。逆に、使用者が手動ハンドルHを逆向きに回動させることにより、ロープrを図2中の矢印R4の方向に繰出すと、扉本体20は自重により図2中の矢印Dに示す如く下方に降下する。このように、本実施形態に係る昇降扉10においては、使用者が手動ハンドルHを回動させて扉本体20を昇降させることによっても、扉本体20がガイドレール11・11の間に形成された開口部Waを開閉可能としている。
本実施形態に係る昇降扉10によれば上記の如く、第一の駆動部である電動モータM、及び/又は、第二の駆動部である手動ハンドルHを駆動させることにより、扉本体20を昇降可能としている。これにより、何らかの理由により電動モータMによる扉本体20の昇降が不能となった場合でも、手動ハンドルHで扉本体20を昇降させることにより、昇降扉10を開閉することが可能となる。
また、本実施形態に係る昇降扉10によれば、第一の駆動部として電動モータMを採用し、第二の駆動部として手動ハンドルHを採用している。これにより、通常時には電動モータMを用いて電力により昇降扉10を開閉可能としている。そして、停電等によって電動モータMでの昇降扉10の駆動が不能となった場合でも、手動ハンドルHで扉本体を昇降させることにより昇降扉10を開閉することを可能としている。
本実施形態に係る昇降扉10においては、扉本体20が開口部Waを閉塞する際に、ガイドレール11・11がガイドローラ26U・26Dを案内して扉本体20を壁体Wの側である後方に変位させるように構成される。具体的には、図3から図6に示す如く、ガイドレール11における溝形状11aの内周面のうち、前側の面(壁体Wから遠い側の面)に傾斜部材13が設けられる。そして、傾斜部材13の上部には開放側ガイドローラ26Uを案内するために、下側に向かうに従って後方に傾斜する開放側傾斜部13aが形成され、傾斜部材13の下部にはと閉塞側ガイドローラ26Dを案内するために、下側に向かうに従ってさらに後方に傾斜する閉塞側傾斜部13bが形成されている。
より詳細には図5に示す如く、ガイドレール11における溝形状11aの内周面の前側は、上から順に、傾斜部材13が設けられていない第一の領域G1、傾斜部材13のうち開放側傾斜部13aが形成される第二の領域G2、傾斜部材13のうち開放側傾斜部13aと閉塞側傾斜部13bとの間で床面Gに対して垂直に形成される第三の領域G3、傾斜部材13のうち閉塞側傾斜部13bが形成される第四の領域G4、及び、傾斜部材13のうち閉塞側傾斜部13bよりも下側で床面Gに対して垂直に形成される第五の領域G5で構成される。
また、図5及び図6に示す如く、開放側ガイドローラ26Uの直径は、第三の領域G3におけるガイドレール11内の幅寸法H1よりも少し小さく形成されている。また、閉塞側ガイドローラ26Dの直径は、第五の領域G5におけるガイドレール11内の幅寸法H2よりも少し小さく形成されている。
そして、図6(a)に示す如く、昇降扉10が開状態から閉状態に遷移する際、扉本体20が矢印D1に示すように下降すると、閉塞側ガイドローラ26Dは第二の領域G2を経て、第三の領域G3へと進んでいく。この際、閉塞側ガイドローラ26Dは、開放側ガイドローラ26Uよりも小径に形成されているため開放側傾斜部13aとは当接せず、仮に軽く接触した場合でも開放側傾斜部13aにより案内されて変位することはない。
また、図6(b)に示す如く、扉本体20が矢印D2に示すようにさらに下降すると、閉塞側ガイドローラ26Dは第四の領域G4において閉塞側傾斜部13bに当接し、これにより閉塞側ガイドローラ26Dが後方に案内される。同時に、開放側ガイドローラ26Uは第二の領域G2において開放側傾斜部13aに当接し、これにより開放側ガイドローラ26Uが後方に案内される。即ち、ガイドローラ26U・26Dが同時に後方に案内されることにより、扉本体20は下降しながら矢印Sに示す如く後方に変位する。
さらに、図6(c)に示す如く、閉塞側ガイドローラ26Dが第四の領域G4と第五の領域G5との境界付近に到達すると、同時に開放側ガイドローラ26Uが第二の領域G2と第三の領域G3との境界付近に到達する。そして、この際に扉本体20がパッキンPに当接し、扉本体20における後側パネル25の周縁部がパッキンPを押圧するのである。
上記の如く、本実施形態に係る昇降扉10においては、扉本体20が開口部Waを閉塞する際に、ガイドレール11・11における傾斜部材13がガイドローラ26U・26Dを案内して扉本体20を壁体Wの側に変位させる。これにより、扉本体20における後側パネル25の周縁部がパッキンPを押圧するように構成されている。このように、本実施形態においては扉本体20と開口部Waの周囲とをパッキンPを介して密着させることができるため、簡易な構成で閉状態の昇降扉10における気密性又は水密性を確保することが可能となる。
なお、パッキンPを後側パネル25の周縁部に設けて、扉本体20が開口部Waを閉塞した際に壁体Wにおける開口部Waの周囲とパッキンPとが当接する構成としても良い。この場合は、扉本体20が開口部Waを閉塞する際に、扉本体20が壁体Wの側に変位することにより、開口部Waの周囲がパッキンPを押圧するのである。
また、本実施形態に係る昇降扉10においては、ガイドレール11・11の前側の内周面に傾斜部材13を設け、傾斜部材13に形成した開放側傾斜部13aと閉塞側傾斜部13bとにより、それぞれ開放側ガイドローラ26Uと閉塞側ガイドローラ26Dとを案内する構成としている。これにより、簡易な構成で扉本体20を壁体Wの側に変位させて、扉本体20と開口部Waの周囲とをパッキンを介して密着させることができるため、閉状態の昇降扉10における気密性又は水密性を確保することが可能となる。
なお、扉本体20を壁体Wの側に変位させる構成は、上記の如く開放側傾斜部13aと閉塞側傾斜部13bとによる構成に限定されるものではない。例えば、扉本体20の側面に屈曲したガイド溝を設け、ガイドレール11・11から扉本体20に向けてガイド棒を延出し、このガイド棒をガイド溝に挿入する。そして、扉本体20を昇降させることにより、ガイド溝の形状に沿って扉本体20を変位させることも可能である。
また、本実施形態に係る昇降扉10は、一対のガイドレール11・11が壁体Wにおいて上下方向に沿って設けられ、扉本体20が下降することにより開口部Waを閉塞する構成としている。これにより、扉本体20が開口部Waを閉塞する際に、扉本体20の自重を利用して扉本体20を壁体Wの側に変位させて、扉本体20と開口部Waの周囲とをパッキンPを介して密着させることができる。即ち、本実施形態に係る昇降扉10によれば、扉本体を水平にスライドさせる構成と比較して、より簡易な構成で閉状態における気密性又は水密性を確保することが可能となるのである。
10 昇降扉(扉) 11 ガイドレール
11a 溝形状 12 上側部材
12a 貫通孔 13 傾斜部材
13a 開放側傾斜部 13b 閉塞側傾斜部
20 扉本体 21 側枠部材
22 連結枠部材 22a 貫通孔
23 内部枠部材 24 前側パネル
25 後側パネル 26U 開放側ガイドローラ
26D 閉塞側ガイドローラ
30L 左側扉滑車 31L 左側固定部材
32L 左側索輪 33L 左側回動軸
30R 右側扉滑車 31R 右側固定部材
32R 右側索輪 33R 右側回動軸
40 第一定滑車 41 固定部材
42 索輪 43 回動軸
50 第二定滑車 51 固定部材
52 索輪 53 回動軸
G 床面 M 電動モータ
H 手動ハンドル Pm モータ側プーリ
Ph ハンドル側プーリ
P1 第一固定プーリ P2 第二固定プーリ
U 矢印 D 矢印
R1~4 矢印 G1~5 第一~第五の領域
W 壁体 Wa 開口部
P パッキン r ロープ

Claims (3)

  1. 開口部が形成された壁体に設けられる一対のガイドレールと、
    前記一対のガイドレールの間で、前記一対のガイドレールに沿ってスライド可能に設けられる扉本体と、を備え、
    前記扉本体がスライドすることにより前記開口部を開閉する扉であって、
    前記扉本体における前記一対のガイドレールの側には、前記ガイドレールの側に延出された軸心回りに、前記ガイドレールの内部で回転可能とされるガイドローラが設けられ、
    前記開口部の周囲と前記扉本体の周縁部とのうちいずれか一方には、前記扉本体が前記開口部を閉塞した際に他方と当接するパッキンが設けられ、
    前記扉本体が前記開口部を閉塞する際に、前記ガイドレールが前記ガイドローラを案内して前記扉本体を前記壁体の側に変位させることにより、前記他方が前記パッキンを押圧し、
    前記扉本体には、前記扉本体のスライド方向に沿って複数個の前記ガイドローラが設けられ、
    前記複数個のガイドローラは、前記スライド方向のうち前記扉本体が前記開口部を閉塞する際にスライドする側に設けられた閉塞側ガイドローラと、前記スライド方向のうち前記扉本体が前記開口部を開放する際にスライドする側に設けられた開放側ガイドローラと、を有し、
    前記ガイドレールの内周面のうち前記壁体から遠い側の面には、前記閉塞側ガイドローラを案内する閉塞側傾斜部と、前記開放側ガイドローラを案内する開放側傾斜部と、が形成される、扉。
  2. 前記閉塞側ガイドローラは、前記開放側ガイドローラよりも径が小さく形成される、請求項1に記載の扉。
  3. 前記一対のガイドレールが前記壁体において上下方向に沿って設けられ、
    前記扉本体は、前記一対のガイドレールに沿って昇降可能に設けられ、
    前記扉本体が下降することにより前記開口部を閉塞する、請求項1又は請求項2に記載の扉。
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