JP2015113603A - 防水扉装置 - Google Patents
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Description
この防水扉装置においては、止水板と集水ピット(止水板の上下動をガイドするために集水ピットから上方へ突設されたガイド部材も含む)との間にシール部材を設けて、止水板と集水ピットとの間のシールを図っている。特に特許文献1では、ガイド部材における止水板との対向面をテーパ面として、止水板が浮上するに従ってテーパ面によってシール部材の方に押圧することで、高いシール性を得るようにしている。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、止水板の両側で上下位置に転動部材を、平面視で重ならないように左右方向に位置をずらしてそれぞれ設け、ガイド体を、上側の転動部材に対応する上側ガイド体と、下側の転動部材に対応する下側ガイド体とに分割して設けて、上側の転動部材が上側ガイド体に沿って、下側の転動部材が下側ガイド体に沿ってそれぞれ転動することで、止水板の浮上をガイドすると共に、上側ガイド体と下側ガイド体との厚みを変更することで、浮上中の止水板を傾斜させることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2の構成において、上側ガイド体の厚みを下側ガイド体の厚みよりも大きくすることで、浮上中の止水板を、下端が上端よりも集水ピットの内面に近づく姿勢に傾斜させることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、左右方向に位置をずらした転動部材を上下に分割したガイド体に沿って転動させるようにしたことで、止水板の上下ストロークにかかわらず浮上中の傾斜姿勢を簡単に設定することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2の効果に加えて、シール部材の下側の押し付け量を上側より多くして安定したシール性を確保することができる。
図1は、防水扉装置の一例を示す分解斜視図である。この防水扉装置1は、建物の出入口の床面Gに出入口を横断する方向で埋設された集水ピット2と、その集水ピット2内に収容された止水板3とを有する。集水ピット2は、上面のみを開口した横長の箱状で、開口を床面Gに一致させて床面Gより下方に埋設されている。集水ピット2の長手方向の両端には、互いに対向する平面視コ字状のガイド枠4,4が、開口よりも上方へ突出するように一体に連設されている。このガイド枠4は、図2に示すように、出入口の両側に位置する建物の壁W内に埋め込まれて、出入口内に突出しないようになっている。
集水ピット2の前方には、集水ピット2よりも左右幅の小さい一次ピット5が隣接して形成されて、集水ピット2の開口際に設けた連通孔6,6・・により、集水ピット2と一次ピット5とが連通している。7は、一次ピット5の開口を閉塞するグレーチングで、一次ピット5の底面には、図示しない排水溝に接続される排水管8(図5)が接続されている。
一方、集水ピット2の底面には、止水板3の底面を受ける下ストッパ10,10が設けられている。この下ストッパ10へ当接する止水板3の下限位置では、図3に示すように、止水板3は床面Gより下方に位置してカバー板9の上面が床面Gと一致する。ガイド枠4,4の上端には、蓋部材11,11がそれぞれ取り付けられて、各蓋部材11の下面には、止水板3のカバー板9を受ける上ストッパ12が設けられている。この上ストッパ12,12へ当接する止水板3の上限位置では、図4に示すように、止水板3は床面Gから突出してガイド枠4,4の間に位置するものとなる。
また、止水板3の左右の側面には、上転動部材としての上ローラ14,14と、下転動部材としての下ローラ15,15とがそれぞれ回転可能に設けられている。ここでは上ローラ14の支持軸16が下ローラ15の図示しない支持軸よりも長く形成されることで、平面視で上ローラ14が左右方向の外側、下ローラ15がその内側に位置して、上下ローラ14,15が平面視で重ならない配置となっている。
しかし、集中豪雨等により排水溝の水位が上がって排水能力を超えると、一次ピット5に浸入した水が連通孔6を介して集水ピット2に流れ込み、集水ピット2に水が溜まり始める。そして、集水ピット2内の水位が上がると、それに応じて止水板3が浮上し始める。止水板3は外側からの水圧によって集水ピット2の後方内面に押し付けられるため、図7(b)、図8(b)に示すように、上ローラ14は後方の上ガイドレール17Bの最厚部19より上方の中間部に沿って、下ローラ15は後方の下ガイドレール18Bの最厚部20より上方の中間部に沿ってそれぞれ転動することになるが、ここでは上ガイドレール17Bの中間部の方が下ガイドレール18Bの中間部よりも肉厚であるため、止水板3は鉛直方向から上端が外側へ傾く傾斜姿勢のまま上昇する。このとき図8(b)に示すように、上ローラ14と前方の上ガイドレール17Aとの間には隙間D3が生じ、下ローラ15と前方の下ガイドレール18Aとの間には、隙間D3より大きい隙間D4が生じる。
従って、シール部材16は、下側が強く集水ピット2の内面に押し付けられるが、上側は押し量が小さいので、摺動抵抗はさほど大きくならず、止水板3はシール性を保ったまま円滑に浮上できる。
なお、水位が下がる際は、浮上時と逆に上下ローラ14,15が上ガイドレール17A,17B間から下ガイドレール18A,18B間を転動することで、止水板3は上限位置から下がる際には傾斜姿勢となり、下限位置で鉛直姿勢に復帰することになる。
また、上下ガイドレールは、別体のものを集水ピットの内面に固着する構造の他、集水ピットの内面へ一体に形成することもできるし、外側の上下ガイドレールを省略して内側の上下ガイドレールのみ設けてもよい。
さらに、ガイド体は、上ガイドレールと下ガイドレールとに分割する構造に限らず、止水板の上下ストロークが小さければ上下方向へ連続状に設けることも可能である。
Claims (3)
- 床面より下方に形成されて前記床面に開口し、左右両側に前記床面より上方に突出する一対のガイド枠を有する集水ピットと、その集水ピット内に収容されて前記ガイド枠に沿って上下動可能で、外面に前記集水ピットの内面に当接するシール部材を有する止水板とを備え、前記集水ピット内への水の浸入により、前記ガイド枠の間に前記止水板を浮上させて前記シール部材によって前記ガイド枠の間を密閉する防水扉装置であって、
前記集水ピットの内面に、下限位置からの前記止水板の浮上をガイドするガイド体を設けると共に、前記ガイド体の厚みの変更により、浮上中の前記止水板を鉛直方向から傾斜させることを特徴とする防水扉装置。 - 前記止水板の両側で上下位置に転動部材を、平面視で重ならないように左右方向に位置をずらしてそれぞれ設け、前記ガイド体を、上側の前記転動部材に対応する上側ガイド体と、下側の前記転動部材に対応する下側ガイド体とに分割して設けて、上側の前記転動部材が前記上側ガイド体に沿って、下側の前記転動部材が前記下側ガイド体に沿ってそれぞれ転動することで、前記止水板の浮上をガイドすると共に、前記上側ガイド体と前記下側ガイド体との厚みを変更することで、浮上中の前記止水板を傾斜させることを特徴とする請求項1に記載の防水扉装置。
- 前記上側ガイド体の厚みを前記下側ガイド体の厚みよりも大きくすることで、浮上中の前記止水板を、下端が上端よりも前記集水ピットの内面に近づく姿勢に傾斜させることを特徴とする請求項2に記載の防水扉装置。
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