JP6093160B2 - 開口部装置 - Google Patents
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Description
また、以下の説明では、開口部装置が建物開口部に設置された姿勢で、開口部装置により仕切られた部屋から開口部装置を見たときに上下となる方向を見付け方向上下、左右となる方向を見付け方向左右、仕切られた隣接する部屋間の内外方向を見込み方向と記載することがある。さらに、見付け方向左右、見付け方向上下に平行な面を見付け面、見込み方向に平行な面を見込み面と記載することがある。
図2は図1にII−IIで示した水平方向矢視断面図、図3は図2と同じ視点における障子30、35を開放した姿勢の断面図、図4は図1にIV−IVで示した鉛直方向矢視断面図である。図4では2枚の障子30、35ともに断面で表している。図2乃至図4には併せて浴室側及び更衣室側となる方向を示している。
上枠本体12は、枠体10の上枠を構成する部材のうち、建物躯体に固定される長尺の部材で、図4に表れる断面を有して長手方向に延びるように形成されている。上枠本体12は、その長手方向が建物開口部の上縁に沿って配置され、建物躯体に固定されている。
図4からわかるように、本形態の開口部装置1の上枠本体12は、後述する障子30、35の上端に設けられた吊り車33、38が載置されて転動するレール12a、12bを備えている。レール12aとレール12bとは見込み方向に並べて配列され、それぞれが上枠本体12の長手方向に沿って見付け方向左右に延びるように形成されている。一方のレール12aが障子30、他方のレール12bが障子35のためのレールである。
上枠止水部材13の形状は、図6に表れているようにブロック状であり、これが2つのレール12b間を埋めるように挿入して配置される。上枠止水部材13をこのように上枠本体12に取り付けるために、上枠本体12のレール12bに切り欠きを設けてもよい。さらに、この切り欠きは、障子35の吊り車38をレール12bの上面に配置するための切り欠きを兼用して用いることが好ましい。これによれば、切り欠きを設ける工程も増やすことがなく生産性がよい。
さらに、溝15iの更衣室側壁を形成する片からは更衣室側に向かって見込み方向に延びる片15jが具備されている。
本形態ではガイド部材16は、後述する障子30、35の下端に設けられたガイド片32e、37eが挿入され、該ガイド片32e、37eをガイドする溝であるガイド溝16c、16gを形成する。
片16aの更衣室側の端部、及び片16bの浴室側の端部からは見付け方向で下枠本体15の片15aに向けて片16d、16eが延びている。さらに片16dの更衣室側からは更衣室側に向けて見込み方向に片16hが延在する。
ガイド部材16を下枠本体15に装着した姿勢では、図4、図7からわかるように、下枠本体15の片15eと片15cとの間に、ガイド部材16の片16d、片16hが配置され、片16dが片15eに、片16hの更衣室側の端部が片15cにそれぞれ接触可能に位置づけられる。これにより、ガイド部材16が見込み方向に移動してしまうことを制限し、ガイド溝16cの位置決め及びガイド溝16gの維持が図られる。
本形態では、縦枠21の見込み面21aに下枠本体15の端部が突き当てられるように組み合わされる。このとき見込み面21aと下枠本体15の端部との間に板状のシール材が挟まれてもよい。
また、方立22のうち障子35に対向する見付け面には気密材22aが配置されている。
取付部39aは板状の部材であり、その板面を見込み面37fに重ねて固定される。取付部39aにより障子止水部材39が召し合わせ框37dに保持される。
上面止水部39bは、取付部39aの下端に接続され、水平に片16bの上面に沿って見込み方向に延びる板状の部材である。上面止水部39bは、障子35が閉鎖の姿勢にあるとき以外は、上面止水部39bの下面と片16bの上面とは間隙を有しており、接触しないように位置づけられる。
ガイド溝止水部39cは、上面止水部39の見込み方向浴室側端部からガイド溝16gの内側に向けて垂下される板状の部材である。ガイド溝止水部39cはガイド溝16gの溝幅より細く形成され、少なくともガイド溝16gの浴室側壁面には接触しないように位置づけられる。
パッキン39dは、ガイド溝止水部39cに一端が取り付けられ、障子35の戸先側に延在する部材である。パッキン39dは障子35が閉鎖の姿勢にあるとき以外は、少なくともガイド溝16gの浴室側壁面には接触しないような大きさ及び配置とされる。
ここで、障子35は図4に示した開放の姿勢で、図3にDで示したように、障子35の召し合わせ框37dの浴室側見付け面が方立22の気密材22aに接触しないように位置づけられることが好ましい。これにより障子35を開閉する際に気密材22aが抵抗とならず、操作性を向上させることができる。
図4に示したように、障子35の開放の姿勢から障子35を閉鎖する場面を考える。このとき、上枠11側には上枠止水部材13が配置されているが、これは障子35の閉鎖の姿勢で初めて障子35の召し合わせ框37dに接触するので、障子35の閉鎖を妨げることはない。一方、下枠14側では、上記したように障子止水部材39が召し合わせ框37dの下端出隅に配置されているものの、上面止水部39b、ガイド溝止水部39c、及びパッキン39dはいずれも片16b又はガイド溝16gの浴室側壁とは間隙を有しており、障子35の閉鎖において大きな抵抗にはならない。従って、障子35の円滑な閉鎖を行うことができる。
下枠14については次のようにして止水性が高められる。図11に説明のための図を示した。図11は図10と同じ視点で、障子35の閉鎖が完了した場面である。すなわち、障子35の閉鎖の姿勢では、召し合わせ框37dが到達する部位にはガイド部材16に下枠止水部材17が設置されている。上記のように下枠止水部材17は片16bの上面及びガイド溝16g内面から突出している。障子35が閉鎖の位置に達すると召し合わせ框37dが下枠止水部材17の上に乗るように移動する。すると、図11のように、召し合わせ框37dの下端にある障子止水部材39の上面止水部39bが下枠止水部材17の板17aに乗り上げて接触する。従ってこれにより上面における止水性が確保される。一方、障子止水部材39のガイド溝止水部39cが下枠止水部材17の板17bに乗り上げて、より浴室側に移動させられる(図11の矢印E)。すると、これに伴ってパッキン39dも浴室側に移動してガイド溝16gの浴室側壁に接触する。従ってこれによりガイド溝16gの止水性が確保される。
10 枠体
11 上枠
12 上枠本体
13 上枠止水部材
14 下枠
15 下枠本体
16 ガイド部材
17 下枠止水部材(枠止水部材)
21 縦枠
22 方立
30 障子
35 障子
39 障子止水部材
40 パネル
Claims (6)
- 上枠、下枠、及び縦枠が枠組みされた枠体と、
前記枠体の枠組み内に配置され、見付け方向左右に移動する障子と、を備え、
前記下枠には2枚の板形状の部材を備える下枠止水部材が具備され、
2枚の前記部材のうち、一方の前記部材は前記下枠の見込面に沿って配置され、他方の前記部材は一方の前記部材から垂下し、前記下枠の見付面に沿って配置され、それぞれの前記部材は前記下枠の面に対して凸部を形成しており、
前記障子には、前記下枠に対して所定の間隙を有するとともに、閉鎖の姿勢で前記下枠止水部材に接触する障子止水部材が設けられ、
前記障子止水部材は垂下する止水部を有し、
該止水部が前記下枠止水部材の垂下する前記部材に接触することにより前記障子が見込み方向に移動して止水がされる、開口部装置。 - 前記下枠止水部材は前記下枠に配置されるとともに、前記障子止水部材は前記障子の下端出隅部に設けられる請求項1に記載の開口部装置。
- 前記障子の下端にはガイド片が設けられるとともに、前記下枠には前記ガイド片をガイドするガイド溝が形成されており、
前記下枠止水部材は前記ガイド溝の溝幅を狭くするように突出し、前記障子止水部材が前記下枠止水部材に接触することにより前記障子が見込み方向に移動して止水がされる請求項1又は請求項2に記載の開口部装置。 - 前記障子は、前記上枠に吊られることにより保持される請求項1乃至3のいずれか1項に記載の開口部装置。
- 前記上枠には、前記障子の閉鎖の姿勢の位置で前記障子の召し合せ框に接触する部位に止水部材が配置される請求項1乃至4のいずれか1項に記載の開口部装置。
- 前記上枠には、前記障子の閉鎖の姿勢の位置で前記障子の召し合せ框に接触する部位に止水部材が配置され、前記止水部材は前記障子を吊るための吊り車を装着するための切り欠きに取り付けられる請求項4に記載の開口部装置。
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2012
- 2012-11-30 JP JP2012263716A patent/JP6093160B2/ja active Active
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