JP6074240B2 - 端部止水部材、開口部装置 - Google Patents
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Description
5、26)のうち少なくとも1つが鉤状である。
また、以下の説明では、開口部装置が建物開口部に設置された姿勢で、開口部装置により仕切られた部屋から開口部装置を見たときに上下となる方向を見付け方向上下、左右となる方向を見付け方向左右、仕切られた隣接する部屋間の内外方向を見込み方向と記載することがある。さらに、見付け方向左右及び見付け方向上下に平行である面を見付け面、並びに見込み方向に平行な面を見込み面と記載することがある。
図2は図1にII−IIで示した水平方向矢視断面図、図3は図1にIII−IIIで示した鉛直方向矢視断面図である。図3では2枚の障子30、35ともに断面で表している。図2、図3には併せて浴室側及び更衣室側となる方向を表している。
図3からわかるように、本形態の開口部装置1の上枠11は、後述する障子30、35の上端に設けられた吊り車33、38が載置されて転動するレール11a、11bを備えている。レール11aとレール11bとは見込み方向に並べて配列され、それぞれが上枠11の長手方向に沿って見付け方向左右に延びるように形成されている。2つのレール11a、11bは、一方のレール11aが障子30、他方のレール11bが障子35のためのレールである。
下枠本体13は、枠体10の下枠を構成する長尺の部材で、図3に表れる断面を有して長手方向に延びるように形成されている。下枠本体13は、その長手方向が建物開口部の下縁に沿って配置され、建物躯体に固定されている。図4には、図3のうち下枠本体13の周辺に注目した図を示した。
図5(b)からわかるように、下枠止水材取付溝13dは、浴室側の壁面に窪み13eを有する溝状であり、この断面を有して下枠本体13の長手方向に沿って見付け方向左右に全長に亘って延びている。
図2、図5(a)、図5(b)、及び図6からわかるように片13fは、更衣室側に向かって見込み方向に延びるとともに、下枠本体13の長手方向に沿って見付け方向左右の全長に亘って設けられている。
また、片13fの見付け方向左右の両端には、図6に一方側が表れているように片13fを貫通する穴である端部止水部材取付穴13gが形成されている。図6には表れていないがこれとは反対側にも同様に端部止水部材取付穴13gが形成されている。
本形態では、図6からわかるように縦枠15の見込み面15aに下枠本体13の端部が突き当てられるように組み合わされる。このとき見込み面15aと下枠本体13の端部との間に板状のシール材が挟まれてもよい。
取付部18は上記した下枠本体13の下枠止水材取付溝13dに挿入されて下枠止水材17を保持する機能を有する。また取付部18には浴室側となる部位に突起18aが設けられている。取付部18は下枠止水材17を安定して保持する観点から硬質の樹脂やゴムにより形成されていることが好ましい。
止水部19は取付部18の上に配置され、下枠止水材17が下枠止水材取付溝13dに挿入された姿勢で下枠止水材取付溝13dから上枠11側に向けて上方に突出するように配置され、止水をする機能を有する部位である。止水部19は図5(b)等からわかるように、中空部19aを有する中空の断面形状を備えていることが好ましい。これにより、人が踏むなどして倒れても再び起立する性能を高めることができる。止水部19は、人が踏むことや再び起立する必要がある観点から軟質の樹脂やゴムにより形成されることが好ましい。
また、下枠止水材17の長手方向については、図2、図6によく表れているように、下枠本体13の概ね全長に亘って延在するように下枠本体13に取り付けられる。このとき、下枠止水材17の浴室側の面(見付け面)19cのうち、下枠止水材17の両端部のそれぞれが、縦枠15の片15bの更衣室側の面(見付け面)15cに対向するように配置される。これにより後述するように下枠止水材17の両端部を縦枠15と端部止水部材20とで挟むように配置することが可能となる。
さらに、底板21のうち係合板22、保持板23が立設する側とは反対側の面には下枠本体13に係合する部位である第一係合突起25が設けられ、係合板22の面のうち底板21、保持板23とは反対側の面には縦枠15に係合する部位である第二係合突起26が備えられている。第二係合突起26は図7(b)、図7(c)からわかるように係合板22の面の法線方向に延びる突出部26aと、突出部26aの先端から係合板22の面に沿って底板21の方向に延びる係合部26bとを有している。従って第二係合突起26は鉤状に先端が引っ掛けることができるように形成されている。また、保持板23のうち底板21及び係合板22とは反対側の面は下枠止水材17の更衣室側の見付け面19dに対向する面20aが形成されている。
このように端部止水部材20の構成により、簡易に端部止水部材20を下枠本体13及び縦枠15の両方に係合することができる。
一方、障子35は、上部に配置された吊り車38が上枠11のレール11bに載置され、下部に設けられたガイド片37aが下枠本体13のガイド溝13bに挿入される。これにより障子35は、枠体10内のうち障子30より浴室側において見付け方向左右に移動可能とされる。
以上より、図1に示した視点で障子30が左側、障子35がその右側に配置され、開口部分10aを閉鎖することにより、障子30、35、及びパネル40により建物開口部が閉鎖される。障子30、35を見付け方向左右の右側に移動することにより障子30、35を戸袋部分10b側に配置して見込み方向にパネル40と重ねることにより、開口部分10aが開放される。
10 枠体
11 上枠
12 下枠
13 下枠本体
15 縦枠
16 方立
17 下枠止水材
20 端部止水部材
Claims (5)
- 上枠、下枠、及び縦枠が枠組みされた枠体と、
前記枠体の枠組み内に配置される障子と、
前記下枠に前記上枠方向に突出するように配置され、前記下枠の長手方向に沿って延びる下枠止水材と、
前記下枠と前記縦枠とにより形成される入隅部に配置される端部止水部材と、を備え、
前記下枠止水材の少なくとも一端側における一方の見付け面が前記縦枠の見付け面に対向するように配置され、
前記端部止水部材が前記下枠止水材の前記一端側における他方の見付け面に対向する面を有する保持部を備える、開口部装置。 - 前記端部止水部材は、前記下枠に係合する部位と、前記縦枠に係合する部位とを有する請求項1に記載の開口部装置。
- 前記端部止水部材の前記下枠に係合する部位、及び前記縦枠に係合する部位は突起であり、前記下枠及び前記縦枠には前記突起を挿入可能な穴が形成されており、
一方の突起が鉤状に形成されている、請求項2に記載の開口部装置。 - 上枠、下枠、及び縦枠が枠組みされた枠体のうち、前記下枠と前記縦枠とにより形成される入隅部に配置され、前記下枠に具備される下枠止水材の端部を保持する端部止水部材であって、
前記下枠止水材の端部を前記縦枠の見付け面との間に挟むべき面を有する保持部を備え、
前記枠体に係合するために形成された、延びる方向が異なる少なくとも2つの突起を有する、端部止水部材。 - 前記突起のうち少なくとも1つが鉤状である請求項4に記載の端部止水部材。
Priority Applications (1)
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JP2012260695A JP6074240B2 (ja) | 2012-11-29 | 2012-11-29 | 端部止水部材、開口部装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012260695A JP6074240B2 (ja) | 2012-11-29 | 2012-11-29 | 端部止水部材、開口部装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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Family Cites Families (2)
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JP4926896B2 (ja) * | 2007-09-07 | 2012-05-09 | Ykk Ap株式会社 | 浴室建具 |
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2012
- 2012-11-29 JP JP2012260695A patent/JP6074240B2/ja active Active
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