JP6074240B2 - 端部止水部材、開口部装置 - Google Patents

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Description

本発明は、開口部を通して隣接する部屋に水が浸入することを防止する端部止水部材、及び該端部止水部材を有する開口部装置に関する。
近年、住宅や公共施設等の建物においていわゆるバリアフリー化が進められており、建物利用者の利便性、安全性が高められている。このバリアフリー化の1つとして隣接する一方の部屋と他方の部屋との床の高さを同じ、又は床の高さの差を小さく抑えた構造が提供されている。このような構造は浴室、及び該浴室に隣接する更衣室に対しても採用されている。
しかしながら、浴室及びこれに隣接する更衣室でバリアフリー構造を適用すると、両室間に段差がない又は段差が小さいので、浴室と更衣室との間に配置された開口部装置を超えて、浴室の床から更衣室の床へ水が浸入してしまう問題が生じた。
このような問題に対して、開口部装置の下枠に、該下枠から上方に突出するように下枠止水材を設置する構造がある。そして、特許文献1、2には、下枠止水材の両端部で縦枠に接する入隅部分に配置され、該入隅部分の止水性を向上する端部止水部材が開示されている。
特許文献1、2に記載の発明によれば、入隅部における止水性を向上するとともに、下枠止水材の起立を維持し、倒れ込みや取り付けずれを防止することができるとされている。
特開2007−126897号公報 特開2009−062777号公報
上記のようにバリアフリー化により浴室と更衣室との間の段差が小さくなったことから、人が下枠止水材を踏む機会が多くなり、下枠防止材が倒れたままとなって止水性が低下することが問題となる。従って、このような場合には下枠止水材が倒れたままの姿勢となることを防止することが重要である。しかしながら、開口部装置の構造によっては特許文献1、2に記載の技術では不十分な場合もあった。また、止水性をさらに高めるため下枠止水材の突出量を大きくしたときにはこの問題がさらに顕著に表れる。
そこで本発明は、下枠止水材が倒れたままの姿勢となることを防止して安定した起立を補助する開口部装置、端部止水部材を提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、上枠(11)、下枠(12)、及び縦枠(15)が枠組みされた枠体(10)と、枠体の枠組み内に配置される障子(30、35)と、下枠に上枠方向に突出するように配置され、下枠の長手方向に沿って延びる下枠止水材(17)と、下枠と縦枠とにより形成される入隅部に配置される端部止水部材(20)と、を備え、下枠止水材の少なくとも一端側における一方の見付け面が縦枠の見付け面に対向するように配置され、端部止水部材が下枠止水材の前記一端側における他方の見付け面に対向する面を有する保持部(23)を備える、開口部装置(1)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の開口部装置(1)において、端部止水部材(20)は、下枠(12)に係合する部位(25)と、縦枠に係合する部位(26)とを有する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の開口部装置(1)において、端部止水部材(20)の下枠(12)に係合する部位、及び縦枠(15)に係合する部位は突起(25、26)であり、下枠及び縦枠には突起を挿入可能な穴(13g、15c)が形成されており、一方の突起(26)が鉤状に形成されている。
請求項4に記載の発明は、上枠(11)、下枠(12)、及び縦枠(15)が枠組みされた枠体(10)のうち、下枠と縦枠とにより形成される入隅部に配置され、下枠に具備される下枠止水材(17)の端部を保持する端部止水部材(20)であって、下枠止水材の端部を縦枠の見付け面との間に挟むべき面を有する保持部(23)を備え、枠体に係合するために形成された、延びる方向が異なる少なくとも2つの突起(25、26)を有する、端部止水部材である。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の端部止水部材(20)において、突起(2
5、26)のうち少なくとも1つが鉤状である。
本発明によれば、下枠止水材の一方側の見付け面が剛性が高い縦枠により保持される構造が可能なので、下枠止水材の起立を助け、下枠止水材が倒れたままの姿勢になることを従来よりも確実に防止することができる。
1つの形態に係る開口部装置1の正面図である。 図1のII−IIで示した線に沿った水平方向の断面図である。 図1にIII−IIIで示した線に沿った鉛直方向の断面図である。 図3のうち、下枠部分に注目した図である。 図5(a)は図4にVで示した部位の拡大図、図5(b)は図5(a)の分解図である。 下枠と縦枠との入隅部に注目した斜視図である。 図7(a)は端部止水部材の斜視図、図7(b)は端部止水部材の他の斜視図、及び図7(c)は端部止水部材の正面図である。 下枠と縦枠との入隅部に注目した他の斜視図である。
本発明の上記した作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。以下、本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。なお、ここに示す各図では説明のため一部の部材を省略したり、部材の形状を誇張して表すことがある。
また、以下の説明では、開口部装置が建物開口部に設置された姿勢で、開口部装置により仕切られた部屋から開口部装置を見たときに上下となる方向を見付け方向上下、左右となる方向を見付け方向左右、仕切られた隣接する部屋間の内外方向を見込み方向と記載することがある。さらに、見付け方向左右及び見付け方向上下に平行である面を見付け面、並びに見込み方向に平行な面を見込み面と記載することがある。
図1は1つの形態に係る開口部装置1の正面図である。本形態では開口部装置1により浴室と更衣室とを仕切る場合について説明する。図1は浴室側から見た図である。本形態は、引き違いの2枚の障子30、35で開口部分10aを閉鎖可能とし、当該障子30、35を見付け方向左右に移動して戸袋部分10bに収容することで開口部分10aを開放する、いわゆる引き戸式の開口部装置である。
図2は図1にII−IIで示した水平方向矢視断面図、図3は図1にIII−IIIで示した鉛直方向矢視断面図である。図3では2枚の障子30、35ともに断面で表している。図2、図3には併せて浴室側及び更衣室側となる方向を表している。
開口部装置1は、図1〜図3に表れているように、浴室と浴室外としての更衣室との間の建物開口部における躯体に固定された枠体10と、該枠体10の枠内に見付け方向左右に移動可能に設けられた引き違いの2枚の障子30、35が配置されている。
枠体10は、上枠11、下枠12、縦枠15、方立16、下枠止水材17、及び端部止水部材20を有している。
上枠11は、枠体10の上枠を構成する長尺の部材で、図3に表れる断面を有して長手方向に延びるように形成されている。上枠11は、その長手方向が建物開口部の上縁に沿って配置され、建物躯体に固定されている。
図3からわかるように、本形態の開口部装置1の上枠11は、後述する障子30、35の上端に設けられた吊り車33、38が載置されて転動するレール11a、11bを備えている。レール11aとレール11bとは見込み方向に並べて配列され、それぞれが上枠11の長手方向に沿って見付け方向左右に延びるように形成されている。2つのレール11a、11bは、一方のレール11aが障子30、他方のレール11bが障子35のためのレールである。
下枠12は、下枠本体13及びスロープ14を具備して形成されている。
下枠本体13は、枠体10の下枠を構成する長尺の部材で、図3に表れる断面を有して長手方向に延びるように形成されている。下枠本体13は、その長手方向が建物開口部の下縁に沿って配置され、建物躯体に固定されている。図4には、図3のうち下枠本体13の周辺に注目した図を示した。
図3、図4からわかるように、下枠本体13の上面側には、後述する障子30、35の下端に設けられたガイド片32a、37aが挿入され、該ガイド片32a、37aをガイドする溝であるガイド溝13a、13bが設けられている。ガイド溝13aとガイド溝13bとは見込み方向に並べて配列され、それぞれが下枠本体13の長手方向に沿って見付け方向左右に延びるように形成されている。2つのガイド溝13a、13bは、一方のガイド溝13aが障子30、他方のガイド13bが障子35のためのガイド溝である。
また下枠本体13には、浴室側にスロープ取付片13cが設けられる。スロープ取付片13cは、下枠本体13の浴室側に配置された見付け方向上下の上方に向けて延びる片と見込み方向浴室側に延びる片とにより構成されている。ここに取り付けられるスロープ14は図1、図2からわかるように開口部分10aにのみ設けられているので、スロープ取付片13cも下枠本体13のうち開口部分10aにのみ具備されていればよい。
一方、下枠本体13の更衣室側には、下枠止水材取付溝13dが設けらている。図5(a)には図4にVで示した部位の拡大図を示し、図5(b)には、図5(a)から下枠止水材17及び端部止水部材20を離隔した分解図を表した。
図5(b)からわかるように、下枠止水材取付溝13dは、浴室側の壁面に窪み13eを有する溝状であり、この断面を有して下枠本体13の長手方向に沿って見付け方向左右に全長に亘って延びている。
さらに、図5(a)、図5(b)からわかるように、下枠止水材取付溝13dの更衣室側壁を形成する片からは更衣室側に向かって見込み方向に延びる片13fが設けられている。図6には、下枠本体13と縦枠15とが形成する一方側の入隅部を更衣室側から見た斜視図を示した。図6では、説明のため、端部止水部材20を除いて表している。
図2、図5(a)、図5(b)、及び図6からわかるように片13fは、更衣室側に向かって見込み方向に延びるとともに、下枠本体13の長手方向に沿って見付け方向左右の全長に亘って設けられている。
また、片13fの見付け方向左右の両端には、図6に一方側が表れているように片13fを貫通する穴である端部止水部材取付穴13gが形成されている。図6には表れていないがこれとは反対側にも同様に端部止水部材取付穴13gが形成されている。
下枠12のスロープ14は、図1乃至図4に表れているように、板状の部材であり、更衣室側の端部が下枠本体13のスロープ取付片13cに係止して取り付けられ、浴室側端部は浴室の床面に近づくように傾斜して配置される。これにより、スロープ14が下枠本体13の浴室側の縁部を覆い、下枠本体13の上面と浴室の床との段差を滑らかに連結している。一方、スロープ14の見付け方向左右は、図2からわかるように開口部分10a全体に亘って延在する。
次に縦枠15について説明する。縦枠15は、枠体10の縦枠を構成する長尺の部材で、図2に表れる断面を有して見付け方向上下を長手方向として延びるように形成されている。図1からわかるように、縦枠15は左右に2つの設けられ、その長手方向が建物開口部の左右縁のそれぞれに沿って配置され、その端部が上枠11の端部と下枠本体13の端部とを渡すように取り付けられるとともに建物躯体にも固定されている。
本形態では、図6からわかるように縦枠15の見込み面15aに下枠本体13の端部が突き当てられるように組み合わされる。このとき見込み面15aと下枠本体13の端部との間に板状のシール材が挟まれてもよい。
縦枠15には、必要に応じて複数の片が見付け方向左右に延びるように設けられている。そのうちの1つとして、縦枠15には、その見込み面15a(図2、図6参照)から、片15bが見付け方向左右のうち枠内側に延びるように設けられている。より詳しくは、片15bは、図2〜図6に表れているように、上記した下枠止水材取付溝13dの浴室側に隣接する位置に、見付け方向左右のうち枠内側に延びるように形成されている。片15bは、図2からわかるように左右両方の縦枠15にそれぞれに同様に設けられている。一方、片15bは縦枠15の長手方向に沿って見付け方向上下に延在している。
また、図6に表れているように、縦枠15のうち下端部近傍には、上記した片13fに設けられた端部止水部材取付穴13gと概ね同じ見込み方向位置に、端部止水部材取付穴15cが設けられている。
方立16は、図1、図2からわかるように、図2に示した断面を有して見付け方向上下に延びる部材である。方立16は2つの縦枠15間に、該縦枠15と概ね平行に配置され、上端が上枠11に、下端が下枠本体13に固定される。また、方立16は図2に表れているように、上枠11、下枠本体13のうち、浴室側に寄せられてた位置に設置されている。
このように方立16が2つの縦枠15間に配置されることにより、上枠11、下枠12及び縦枠15により囲まれた枠内が2つの部位に分割され、一方が開口部分10a、他方が戸袋部分10bとされている。戸袋部分10bには上枠11、下枠12、方立16及び縦枠15で囲まれる枠内に面材であるパネル40が固定されている。
下枠止水材17は、図3、図4、図5(a)、図5(b)にその断面形状が表れ、図2、図6に長手方向の形態が示されている。すなわち、下枠止水材17は、図5(a)、図5(b)に示したようにその断面において取付部18と止水部19とを有して構成されている。
取付部18は上記した下枠本体13の下枠止水材取付溝13dに挿入されて下枠止水材17を保持する機能を有する。また取付部18には浴室側となる部位に突起18aが設けられている。取付部18は下枠止水材17を安定して保持する観点から硬質の樹脂やゴムにより形成されていることが好ましい。
止水部19は取付部18の上に配置され、下枠止水材17が下枠止水材取付溝13dに挿入された姿勢で下枠止水材取付溝13dから上枠11側に向けて上方に突出するように配置され、止水をする機能を有する部位である。止水部19は図5(b)等からわかるように、中空部19aを有する中空の断面形状を備えていることが好ましい。これにより、人が踏むなどして倒れても再び起立する性能を高めることができる。止水部19は、人が踏むことや再び起立する必要がある観点から軟質の樹脂やゴムにより形成されることが好ましい。
一方、下枠止水材17の長手方向は図2、図6に表れているように、その両端が2つの縦枠15の見込み面15a、又はその近くにまで達するように延在する。
このような下枠止水材17は下枠本体13の下枠止水材取付溝13dに次のように取り付けられる。すなわち、図5(b)に直線矢印で示したように、下枠止水材17のうち取付部18が、下枠本体13の下枠止水材取付溝13dの内側に挿入される。このとき、取付部18の突起18aが下枠止水材取付溝13dの窪み13e側となるように挿入される。これにより、突起18aが窪み13eに係合してより強固に下枠止水材17が下枠止水材取付溝13dに保持される。
また、下枠止水材17の長手方向については、図2、図6によく表れているように、下枠本体13の概ね全長に亘って延在するように下枠本体13に取り付けられる。このとき、下枠止水材17の浴室側の面(見付け面)19cのうち、下枠止水材17の両端部のそれぞれが、縦枠15の片15bの更衣室側の面(見付け面)15cに対向するように配置される。これにより後述するように下枠止水材17の両端部を縦枠15と端部止水部材20とで挟むように配置することが可能となる。
端部止水部材20は、下枠本体13と縦枠15とにより形成される入隅部の止水性を向上するとともに、起立すべき下枠止水材17が倒れたままの姿勢となることを防止する機能を有する部品である。図7に端部止水部材20の形状を表した。図7(a)は1つの斜視図、図7(b)は図7(a)とは反対側からみた斜視図、図7(c)は図7(a)に矢印VIIcで示した方向から見た図である。
端部止水部材20は、底部としての略矩形の底板21、該底板21の1つの辺から起立する係合部としての係合板22、及び上記1つの辺に隣接する底板21の他の辺から起立する保持部としての保持板23を備えている。本形態では係合板22と保持板23とは連結している。また、係合板22と保持板23の上端のL字状である部位には底板21とは反対側に向けて底板21と平行な方向に突出する突出部24が形成されている。
さらに、底板21のうち係合板22、保持板23が立設する側とは反対側の面には下枠本体13に係合する部位である第一係合突起25が設けられ、係合板22の面のうち底板21、保持板23とは反対側の面には縦枠15に係合する部位である第二係合突起26が備えられている。第二係合突起26は図7(b)、図7(c)からわかるように係合板22の面の法線方向に延びる突出部26aと、突出部26aの先端から係合板22の面に沿って底板21の方向に延びる係合部26bとを有している。従って第二係合突起26は鉤状に先端が引っ掛けることができるように形成されている。また、保持板23のうち底板21及び係合板22とは反対側の面は下枠止水材17の更衣室側の見付け面19dに対向する面20aが形成されている。
端部止水部材20は止水性、及び下枠止水材17の保持の観点から硬質の樹脂又はゴムにより構成されていることが好ましい。
このような端部止水部材20は、次のようにして配置される。図8には図6と同じ視点で端部止水部材20が取り付けられた場面を示した。図8、及び図2〜図5からわかるように、端部止水部材20は、下枠本体13と縦枠15とが形成する入隅部のうち、更衣室側に配置される。そのとき、底板21が下枠本体13の片13fの上面に重ねられるとともに、第一係合突起25が片13fに設けられた端部止水部材取付穴13g(図6参照)に挿入されている。一方、係合板22が縦枠15の見込み面15aに対向するように配置される。このとき、第二係合突起26の突出部26aが縦枠15に設けられた端部止水部材取付穴15c(図6参照)を貫通するとともに、係合部26bにより第二係合突起26が端部止水部材取付穴15cの縁に引っ掛かるように配置される。さらに、保持板23は、下枠止水材17の更衣室側の見付け面19dの端部に対向するように位置付けられ、下枠止水材17の端部を縦枠15の片15bの見付け面15cとの間に挟むように配置される。このとき、端部止水部材20の上部に設けられた突出部24が下枠止水材17の上端を覆う。
端部止水部材20の取り付けは、先に第二係合突起26を端部止水部材取付穴15cに挿入する。この時点では第一係合突起25は端部止水部材取付穴13gには挿入されていない。次に端部止水部材20を下方に移動させる。これにより第二係合突起26が端部止水部材取付穴15cに引っ掛かり、同時に第一係合突起25が端部止水部材取付穴13gに挿入される。
このように端部止水部材20の構成により、簡易に端部止水部材20を下枠本体13及び縦枠15の両方に係合することができる。
このような端部止水部材20によれば、下枠止水材17の端部が縦枠15の片15bの見付け面15cと端部止水部材20の見付け面20aとの間に挟まれるように配置されるので、いわゆる突き当てによる端面接触よりも止水性を向上させることができる。また、下枠止水材17の一方側の見付け面19cが端部止水部材20ではなく、剛性が高い縦枠15の見付け面15cにより保持されているので、下枠止水材17の起立を助け、下枠止水材17が倒れたままの姿勢になることを従来よりも確実に防止することができる。
また、本形態の端部止水部材20は、下枠本体13及びこれに垂直に配置される縦枠15の両方に係合しているので、端部止水部材20の位置ずれを防止することが可能となる。
図1乃至図3に戻り、障子30、35について説明する。障子30、35はいわゆる内障子と外障子の違いに起因する構造の違いはあるものの、基本的な構造は概ね同じである。すなわち、障子30、35は面材としてのパネル31、36を有し、その外周を縁取るように框32、37が配置されている。框32、37の上部には吊り車33、38が上方に延びるように配置され、框32、37の下部にはガイド片32a、37aが下方に延びるように設けられている。
このような障子30は、上部に配置された吊り車33が上枠11のレール11aに載置され、下部に設けられたガイド片32aが下枠本体13のガイド溝13aに挿入される。これにより障子30は、枠体10内のうち更衣室側において見付け方向左右に移動可能とされる。
一方、障子35は、上部に配置された吊り車38が上枠11のレール11bに載置され、下部に設けられたガイド片37aが下枠本体13のガイド溝13bに挿入される。これにより障子35は、枠体10内のうち障子30より浴室側において見付け方向左右に移動可能とされる。
以上より、図1に示した視点で障子30が左側、障子35がその右側に配置され、開口部分10aを閉鎖することにより、障子30、35、及びパネル40により建物開口部が閉鎖される。障子30、35を見付け方向左右の右側に移動することにより障子30、35を戸袋部分10b側に配置して見込み方向にパネル40と重ねることにより、開口部分10aが開放される。
1 開口部装置
10 枠体
11 上枠
12 下枠
13 下枠本体
15 縦枠
16 方立
17 下枠止水材
20 端部止水部材

Claims (5)

  1. 上枠、下枠、及び縦枠が枠組みされた枠体と、
    前記枠体の枠組み内に配置される障子と、
    前記下枠に前記上枠方向に突出するように配置され、前記下枠の長手方向に沿って延びる下枠止水材と、
    前記下枠と前記縦枠とにより形成される入隅部に配置される端部止水部材と、を備え、
    前記下枠止水材の少なくとも一端側における一方の見付け面が前記縦枠の見付け面に対向するように配置され、
    前記端部止水部材が前記下枠止水材の前記一端側における他方の見付け面に対向する面を有する保持部を備える、開口部装置。
  2. 前記端部止水部材は、前記下枠に係合する部位と、前記縦枠に係合する部位とを有する請求項1に記載の開口部装置。
  3. 前記端部止水部材の前記下枠に係合する部位、及び前記縦枠に係合する部位は突起であり、前記下枠及び前記縦枠には前記突起を挿入可能な穴が形成されており、
    一方の突起が鉤状に形成されている、請求項2に記載の開口部装置。
  4. 上枠、下枠、及び縦枠が枠組みされた枠体のうち、前記下枠と前記縦枠とにより形成される入隅部に配置され、前記下枠に具備される下枠止水材の端部を保持する端部止水部材であって、
    前記下枠止水材の端部を前記縦枠の見付け面との間に挟むべき面を有する保持部を備え
    前記枠体に係合するために形成された、延びる方向が異なる少なくとも2つの突起を有する、端部止水部材。
  5. 前記突起のうち少なくとも1つが鉤状である請求項に記載の端部止水部材。
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