JP6347403B2 - 横スリットの止水装置及び縦スリットの止水装置 - Google Patents

横スリットの止水装置及び縦スリットの止水装置 Download PDF

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Description

本発明は、水平方向に開口する横スリット又は鉛直方向に開口する縦スリットを介して連通された空間同士の一方の空間が一定の水位に達したとき、前記横スリット又は縦スリットを通じて他方の空間に浸水するのを防止するための横スリットの止水装置及び縦スリットの止水装置に関する。
従来より、図1に示されるように、基礎と建物20との間に、積層ゴムなどの免震装置21を複数設置し、前記免震装置21にて地震時のエネルギーを吸収して建物20に直接伝えないようにした免震構造が知られている。通常、前記免震装置21が設置される免震層22は、地表面(GL)より4〜10m程度掘り下げた位置に設置されることが多い。これは、それ以上深い位置に設置した場合、地表面位置での建物の変位が大きくなり、建築設計上の制約が大きくなってしまうためである。
また、免震構造を備えた建物は、比較的建物が密集する都市部に多く存在し、このような場所では地価が高いため、免震層22の更に下層に地下空間23を構築し、この地下空間23に地下駐車場、機械室、電気室、地下変電所などを設置して有効利用を図る場合が多い。
一方、免震構造を備えた建物と周辺地盤との境界部分には、地震時の変位を吸収するため、前記免震層に連通する垂直方向に開口した隙間が設けられるとともに、この隙間の開口を被覆するように地震時の変位を吸収する機構を備えたエキスパンションジョイントが設置されている。このエキスパンションジョイントは、地震時に躯体間の相対変位に応じて可動することにより地震時の変位を吸収する役割を果たしているため、その機構上、エキスパンションジョイントには隙間部分があり、ゲリラ豪雨時や河川の堤防決壊時などにおいてはエキスパンションジョイントの隙間部分から免震層22内に水が流れ込む仕組みとなっている。したがって、免震層22は、災害時に浸水することを許容する設計となっているのが一般的である。
このような免震構造においては、上部の建物20から地下空間23内へと続くエレベータシャフトや階段、地下駐車場への車路など、免震層上部構造(地震時に免震ゴムにより変形する側の部分)と免震層下部構造(免震ゴムの影響を受けない側の部分)とを繋ぐシャフト体24が幾つか存在する。このような免震部分と非免震部分との間には、地震時の変位(横方向)を吸収するため、水平方向に開口する幅50mm程度の横スリット25(所謂、免震スリット)を設けなければならない。このため、免震層22が浸水した場合、前記横スリット25を通じて免震層22内の水が地下空間23内へと流れ込み、人身災害のおそれがあるとともに地下の電気機械室や変電所などの機器に大きなダメージを与えることが懸念されていた。
このような横スリットの開口部分を被覆するものとして、最も一般的に用いられるのが、図9に示されるような横スリット用エキスパンションジョイント50である(下記特許文献1、2参照。)。この横スリット用エキスパンションジョイント50は、通常時には、図9(A)に示されるように、隙間の開口を被覆しているが、地震時には、同図9(B)に示されるように、躯体間の相対変位に応じて可動することにより地震時の変位を吸収する役割を果たしている。このように、横スリット用エキスパンションジョイント50は、免震層内に流れ込んだ水をある程度止水することは可能であるが、以下ような問題点があった。
(1)地震時に可動する機構上、隙間があり完全な止水ができないため、横スリットを通じて地下空間に浸水するおそれがあった。
(2)免震ゴムの経年変化により横スリットの間隔が減少するが、そのときにエキスパンションジョイントが上手く収まらない。
(3)地震後の残留変位によって上側躯体と下側躯体との間にずれが生じた場合、エキスパンションジョイントが上手く収まらない。
(4)通常アルミ製で、水圧に耐える構造になっていない。
(5)地震時に可動するため、施工の不具合等により、地震時の建物挙動に影響を与えるおそれがある。
(6)メンテナンスが困難である。
また、このような横スリットからの浸水を防止する技術として、下記特許文献3においては、地盤面近くに免震スリットを有する免震建物において、免震スリットの上部構造体に設けた免震ピット塞ぎの下面とそれに対面する免震ピット擁壁の上面との間隙に、風雨吹込み防止用のヒレ部が連設された浸水防止用プレートを開閉自在に設けた免震構造が提案されている。
一方、スリット内に止水用の部材を設置することによって常時スリットを締め切るようにした技術として、外壁部の下方に位置する基礎の上面に止水板を設けたもの(下記特許文献4)、基礎側水切部材の水平部に貼設される基礎側止水部と、建物側水切部材の水平部に貼設される建物側止水部とをスライド自在に当接させたもの(下記特許文献5)、建物基台部の上面にガスケットを配設し、ガスケットに当接する上部免震建物の基底躯体の下面に摺動部材を埋設したもの(下記特許文献6)などが開示されている。
特開2007−231611号公報 特開2014−9456号公報 特開2007−285078号公報 特開2005−207176号公報 特開2003−293467号公報 特開2000−303718号公報
しかしながら、上記特許文献3記載の止水装置では、浸水直後の浸水防止用プレートの水位まで達していないときには、水が通り抜けてしまうため、完全な止水が困難であった。更に、通常はスリットの隙間が小さいため、既設のスリットに対し後付けで取り付けることが困難であった。
一方、常時締め切るようにした上記特許文献4〜6記載のような止水装置では、地震時に摺動するため建物挙動に何らかの影響を与えるおそれがあった。また、浸水時の水圧に対して耐性がなく、完全な止水が困難な場合があった。
また別の方法として、横スリットの躯体間に耐水用のゴムやビニール類を設置することにより止水することも可能であるが、横スリット本来の目的である地震時の揺れに対して何らかの影響を及ぼしたり、地震時の変位によって破損したりするおそれがあった。
また、免震層内において、ドアや換気口等の縁切りのため鉛直方向に開口した縦スリットからの浸水も問題となる場合があるため、縦スリットにおいても横スリットと同様に、浸水時に完全に止水できる止水装置が必要であった。
そこで本発明の主たる課題は、浸水時に完全に止水できるようにするとともに、経年変化や残留変位などが発生しても収まりがよく、地震時の建物挙動に影響を与えることがないなどの利点を備えた横スリットの止水装置及び縦スリットの止水装置を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、水平方向に開口した横スリットからの浸水を防止するための横スリットの止水装置であって、
前記横スリットの下側躯体に対し鉛直方向に移動可能に設けられ、上方に移動した際に前記横スリットの開口を閉塞する止水板と、前記止水板の上部に取り付けられ、浸水時に浮力によって前記止水板を上昇させる浮体と、前記止水板に取り付けられ、前記止水板が前記横スリットの開口を閉塞した際に、前記横スリットの上側躯体に設けられた固定側パッキンに当接する可動側パッキンとを含むことを特徴とする横スリットの止水装置が提供される。
上記請求項1記載の発明は、例えば、免震支持された免震層上部構造物に一体化されるエレベータシャフト、階段、車路などのシャフト体と、免震ゴムの影響を受けない免震層下部構造物(地下空間)との間に設けられた地震時の変位を吸収するための免震スリットなどのような、下側躯体と上側躯体との間に形成された水平方向に開口した横スリットを通じて、免震層内の水が地下空間内に浸水するのを防止するための横スリットの止水装置である。
前記止水装置は、前記横スリットの下側躯体に対し鉛直方向に移動可能に設けられ、上方に移動した際に前記横スリットの開口を閉塞する止水板と、前記止水板の上部に取り付けられ、浸水時に浮力によって前記止水板を上昇させる浮体と、前記止水板に取り付けられ、前記止水板が前記横スリットの開口を閉塞した際に、前記横スリットの上側躯体に設けられた固定側パッキンに当接する可動側パッキンとから主に構成されている。
この構成によって、免震層内の水位が前記浮体の取付け位置まで上昇すると、前記浮体の浮力によって前記止水板が上昇を開始し、免震層内の水位が増すに従って徐々に止水板が上昇して横スリットの開口を閉じるように作用する。その後、止水板に取り付けられた前記可動側パッキンが横スリットの上側躯体に取り付けられた固定側パッキンに当接すると、横スリットの開口が完全に閉塞され、横スリットからの浸水が防止できるようになる。また、免震ゴムの経年変化や地震後の残留変位などによって横スリットの下側躯体と上側躯体との間にずれが生じた場合でも、浮体の浮力によって止水板が上昇する単純な機構であるため、止水機構に問題が生ることがない。更に、地震時に横スリットの下側躯体と上側躯体との間で干渉がないため、建物挙動に影響を与えることがない。
請求項2に係る本発明として、水平方向に開口した横スリットからの浸水を防止するための横スリットの止水装置であって、
前記横スリットの下側躯体に対し鉛直方向に移動可能に設けられ、上方に移動した際に前記横スリットの開口を閉塞する止水板と、前記止水板に取り付けられ、浸水時に浮力によって前記止水板を上昇させる浮体と、前記止水板に取り付けられ、前記止水板が前記横スリットの開口を閉塞した際に、前記横スリットの上側躯体に設けられた固定側パッキンに当接する可動側パッキンとを含み、
前記横スリットの下側躯体に対し、鉛直方向に長い長孔を備えた架台が設けられ、
前記止水板は、前記長孔に係合する突起を備えるとともに、前記突起が前記長孔をガイドとして移動することにより、鉛直方向に移動可能に設けられていることを特徴とする横スリットの止水装置が提供される。
上記請求項2記載の発明では、前記横スリットの下側躯体に対し、鉛直方向に長い長孔を備えた架台を設けておき、この長孔に止水板の突起を係合させることにより、この突起が前記長孔をガイドとして鉛直方向に移動するため、前記浮体の浮力による止水板の上昇がスムーズに行われるようになる。
請求項3に係る本発明として、鉛直方向に開口した縦スリットからの浸水を防止するための縦スリットの止水装置であって、
前記縦スリットの一方側躯体に対し水平方向に移動可能に設けられ、移動した際に前記縦スリットの開口を閉塞する止水板と、前記止水板と係合し、浸水時に浮力によって上昇した際に前記止水板を水平移動させる浮体と、前記止水板が前記縦スリットの開口を閉塞した際に、前記縦スリットの他方側躯体に設けられた固定側パッキンに当接する可動側パッキンとを含むことを特徴とする縦スリットの止水装置が提供される。
上記請求項3記載の発明は、例えば、免震層内のドアや換気口等の縁切りのための縦スリットを通じた浸水を防止するための止水装置である。この止水装置は、前記縦スリットの一方側躯体に対し水平方向に移動可能に設けられ、移動した際に前記縦スリットの開口を閉塞する止水板と、この止水板と係合し、浸水時に浮力によって上昇した際に前記止水板を水平移動させる浮体と、前記止水板が前記縦スリットの開口を閉塞した際に、縦スリットの他方側躯体に設けられた固定側パッキンに当接する可動側パッキンとから主に構成されている。
この構成によって、免震層内の水位が前記浮体の取付け位置まで上昇すると、浮体の浮力によって止水板が上昇を開始し、この浮体に係合する止水板が水平方向に移動を開始する。そして、免震層内の水位が増すに従って徐々に浮体が上昇し、これに伴って止水板が水平方向に移動し、縦スリットの開口を閉じるように作用する。その後、止水板に取り付けられた前記可動側パッキンが横スリットの上側躯体に取り付けられた固定側パッキンに当接すると、縦スリットの開口が完全に閉塞され、縦スリットからの浸水が防止できるようになる。また、免震ゴムの経年変化や地震後の残留変位などによって縦スリットの一方側躯体と他方側躯体との間にずれが生じた場合でも、浮体の浮力によって浮体が上昇するのに伴って止水板が水平方向に移動する単純な機構であるため、止水機構に問題が生じることがない。更に、地震時に縦スリットの一方側躯体と他方側躯体との間で干渉がないため、建物挙動に影響を与えることがない。
請求項4に係る本発明として、前記止水板の下部に車輪が取り付けられ、前記浮体の上面に前記縦スリット側に下る傾斜面が形成されるとともに、この傾斜面を前記車輪が走行可能とされ、
浸水時に浮力によって前記浮体が上昇した際に、前記車輪が前記浮体の傾斜面を走行することにより、前記止水板が水平方向に移動可能とされている請求項3記載の縦スリットの止水装置が提供される。
上記請求項4記載の発明は、前記縦スリットの止水装置において、浮体と止水板との係合により、浸水時に浮体が浮力によって上昇した際に止水板を水平移動させる機構について詳細に規定したものである。
請求項5に係る本発明として、前記止水板は、プラスチック板からなる請求項1〜4いずれかに記載の横スリットの止水装置又は縦スリットの止水装置が提供される。
上記請求項5記載の発明では、前記止水板を繊維強化プラスチック(FRP)やアクリルなどの軽量且つ高剛性のプラスチック板で構成することにより、止水板が前記浮体の浮力で容易に移動できるとともに、浸水時の水圧に耐えることができるようになる。
請求項6に係る本発明として、前記可動側パッキン又は固定側パッキンのいずれか一方に強磁性金属が含まれ、いずれか他方に磁石が含まれている請求項1〜5いずれかに記載の横スリットの止水装置又は縦スリットの止水装置が提供される。
上記請求項6記載の発明では、前記可動側パッキン又は固定側パッキンのいずれか一方に鉄などの強磁性金属を含み、いずれか他方に磁石を含む構造とすることにより、浸水時に止水板が移動して可動側パッキンと固定側パッキンとが当接した際に、これらが磁力によって止着され、確実に浸水が防止できるようにしている。
請求項7に係る本発明として、前記止水装置を構成する部材はそれぞれ、前記下側躯体及び上側躯体又は前記一方側躯体及び他方側躯体への固定用の締結部材が横スリット内又は縦スリット内に設けられていない請求項1〜6いずれかに記載の横スリットの止水装置又は縦スリットの止水装置が提供される。
上記請求項7記載の発明では、前記止水装置を構成する部材としてそれぞれ、ボルトなどの固定用の締結部材を横スリット内又は縦スリット内に設けないことにより、横スリット内での締結作業が不要となり、取付けやメンテナンス作業が容易化できるとともに、既設の構造物に対し後付けで本止水装置を取り付けることもできるようにしている。
以上詳説のとおり本発明によれば、浸水時に完全に止水できるとともに、経年変化や残留変位などが発生しても収まりがよく、地震時の建物挙動に影響を与えない止水装置が提供できるようになる。
免震ゴム21によって支持された建物20の縦断面図である。 本発明に係る横スリットの止水装置1を示す、(A)は正面図、(B)は断面図である。 (A)は通常時、(B)、(C)は浸水時を示す、横スリットの止水装置1の断面図である。 他の形態例に係る横スリットの止水装置1の断面図である。 本発明に係る縦スリットの止水装置30を示す、(A)は正面図、(B)は(A)のB−B線矢視図、(C)は(A)のC−C線矢視図である。 浸水時の縦スリットの止水装置30(その1)を示す、(A)は正面図、(B)は(A)のB−B線矢視図である。 浸水時の縦スリットの止水装置30(その2)を示す、(A)は正面図、(B)は(A)のB−B線矢視図、(C)は(A)のC−C線矢視図である。 浸水時の縦スリットの止水装置30及び横スリットの止水装置1を示す、(A)は正面図、(B)は(A)のB−B線矢視図である。 従来の横スリット用エキスパンションジョイント50を示す、(A)は通常時、(B)は地震時の断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
〔横スリットの止水装置1〕
本発明に係る横スリットの止水装置1は、図1に示されるように、地表面GLより4〜10m掘り下げた免震層22内において免震ゴムなどの複数の免震装置21、21…によって免震支持された建物20と、前記免震層22の下層に構築された地下変電所、機械室、電気室、地下駐車場等として利用される地下空間23と、前記建物20に一体化され、前記地下空間23まで延びるエレベータシャフト、階段、地下への車路等のシャフト体24とからなるとともに、前記シャフト体24(免震部分)と免震層22の床面(非免震部分)との間に、地震時の変位を吸収するための、水平方向に開口する横スリット25(図2参照。)が設けられた免震構造において、前記免震層22が浸水したときに、免震層22内の水が前記横スリット25を通じて地下空間23内に浸水するのを防止するため、前記横スリット25の免震層22側の開口部分に設置されるものである。なお、地表面GLと建物20との間には、地震時の変位を吸収するため垂直方向に開口する隙間が設けられ、この隙間の開口は、公知のエキスパンションジョイントなどによって被覆されている。
前記横スリット25は、前記シャフト体24の壁面から延びる上側躯体27と、前記免震層22の床面から立設した下側躯体26との間に形成された水平方向に開口する隙間である。横スリット25の上側躯体27と下側躯体26との間隙高さh(横スリット幅)は、約50〜100mm程度に設定されている。
前記止水装置1についてより詳細に説明すると、前記止水装置1は、図2に示されるように、横スリット25の免震層22側の開口部分において、下側躯体26に対し鉛直方向に移動可能に設けられるとともに、上方に移動した際に前記横スリット25の開口を閉塞する止水板2と、前記止水板2の免震層22側の面に取り付けられ、浸水時に浮力によって前記止水板2を上昇させる浮体3と、前記止水板2に取り付けられ、前記止水板2が横スリット25の開口を閉塞した際に、横スリット25の上側躯体27側に設けられた固定側パッキン5に当接する可動側パッキン4と、前記止水板2を横スリット25の下側躯体26側に取り付けるための下部架台6と、前記固定側パッキン5を横スリット2の上側躯体27側に取り付けるための上部架台7とから構成される。
前記下部架台6は、前記止水板2を下側躯体26に取り付けるための鉄鋼製の架台である。前記下部架台6は、前記下側躯体26の免震層22側の側面に対し所定の間隔をあけて平行して配置され、免震層22の床面から鉛直方向に起立する鉛直面6aと、この鉛直面6aの上端から連続して横スリット25内に向けて延びるとともに、下側躯体26の上面に対し水密性を確保した状態で定着されるスリット定着面6bと、前記鉛直面6aの下端から連続して免震層22の床面に平行して延びるとともに、スリット長手方向に所定の間隔で固定用ボルト8、8…を挿通するための複数の通孔が設けられた床固定面6cとから構成される。
また、前記下側架台6の鉛直面6aには、前記止水板2から突出する突起(図示例では止水板2に固定されたボルト9)が係合する鉛直方向に長い長孔6d、6d…が、スリット長手方向に所定の間隔で複数設けられている。この長孔6dは、止水板2の突起が係合することにより、長孔6dをガイドとして止水板2を鉛直方向にスムーズに移動させるためのものである。前記長孔6dは、スリット方向に500〜1000mm程度の間隔で設けられている。前記長孔6dの幅は、ボルト9が該長孔6dに沿って滑らかに移動可能な程度に、ボルト9の径より大きな幅寸法で形成されている。また、前記長孔6dの長さ寸法は、止水板2が上昇移動した際に横スリット25の開口が閉塞可能なように、横スリット25の幅hとほぼ同等の長さで形成されている。
前記上部架台7は、前記固定側パッキン5を上側躯体27に取り付けるための鉄鋼製の架台である。前記上部架台7は、前記上側躯体27の免震層22側の側面に配置され、スリット長手方向に所定の間隔で固定用ボルト10、10…を挿通するための複数の通孔が設けられた躯体固定面7aと、この躯体固定面7aの下端から連続して横スリット25内に向けて延びるとともに、上側躯体27の下面に対し水密性を確保した状態で定着されるスリット定着面7bとからなる、断面略L字型に構成される。
前記止水板2は、前記下部架台6の鉛直面6aに平行する止水面2aと、この止水面2aの上端からほぼ水平方向に横スリット25内に向けて連続して延びる水平面2bとからなる断面略L字型をなしている。
前記止水板2は、繊維強化プラスチック(FRP)やアクリルなどの軽量で且つ高剛性のプラスチック製とするのが望ましい。これにより、後段で詳述するように、止水板2が浮体3の浮力で容易に上昇できるようになるとともに、浸水時の水圧に耐えることができるようになる。なお、アクリル製の場合には、FRPより耐水圧性が劣るため、浸水時の水深が浅い場合、具体的には4〜5m程度の場合に用いるのがよい。
前記止水板2の止水面2aには、前記下部架台6に形成された長孔6dに係合する突起が設けられている。前記突起は、止水板2の止水面2aから下部架台6側に突出して設けられるものであればどのような形態のものでもよいが、図2に示されるように、止水板2の止水面2aに固定されたボルト9によって構成するのが好ましい。前記ボルト9は、下部架台6の裏面側から前記長孔6d及び止水板2の止水面2aに形成された通孔に挿通され、止水面2aの外面側からナットで固定されている。前記ボルト9が長孔6dを移動する際に、ボルト9の頭部が下側躯体26に接触しないように、下部架台6の鉛直面6aと下側躯体26との間にボルト9の頭部が滑らかに鉛直方向に移動可能な程度の隙間が設けられている。
前記止水板2の止水面2aであって免震層22側の外面上部に、前記浮体3が取り付けられている。前記浮体3は、免震層22の浸水時に、止水板2を上昇させるのに十分な浮力が発生するものであればいかなる構造のものでも良いが、図2(B)に示されるように、内部に密閉された空気溜まりを有するプラスチック製の中空断面構造とするのが好ましい。前記浮体3の取付け位置は、浸水時に止水板2がスムーズに上昇移動できるように、止水板2の上部や重心位置に設けることが望ましい。この浮体3は、止水板2の止水面2aのスリット長手方向全長に亘って、連続的に設けてもよいし、間欠的に設けてもよい。
前記可動側パッキン4は、前記止水板2のスリット定着面2bの外面に固設されたゴムや樹脂などの水密性を有する材料からなるパッキンである。
また、固定側パッキン5も同様に、上部架台7のスリット定着面7bの外面に固設されたゴムや樹脂などの水密性を有する材料からなるパッキンである。
前記可動側パッキン4及び固定側パッキン5は、浸水時に止水板2が上昇したとき、お互いに当接した状態が確実に維持できるように、可動側パッキン4又は固定側パッキン5のいずれか一方に鉄板などの強磁性金属板を介装させ、いずれか他方に磁石を含ませるようにするのがよい。
前記可動側パッキン4及び固定側パッキン5は、横スリット25の免震層22側の開口縁部から横スリット25の奥行き方向に所定の幅を有する帯状に形成するのが好ましい。これによって、免震装置21の経年変化や地震時の残留変位などによって下側躯体26と上側躯体27との間に水平方向のずれが生じた場合でも、可動側パッキン4と固定側パッキン5との止着が可能となる。前記可動側パッキン4と固定側パッキン5の幅寸法は、横スリット25の奥行き寸法以下であって、具体的には30〜80mm程度が好ましい。
以上の構成からなる止水装置1では、通常時には、図3(A)に示されるように、浮体3の浮力が作用することなく重力によって止水板2が下側躯体26側に定着している。一方、豪雨や堤防決壊などによって建物と周辺地盤との間の開口を被覆するエキスパンションジョイントの隙間部分から免震層22内に水が浸水し、免震層22内の水位が浮体3の取付け位置まで上昇したときには、図3(B)に示されるように、前記浮体3の浮力によって止水板2が上昇を開始する。そして、免震層22内の水位が増すに従って徐々に止水板2が上昇し横スリット25の開口を閉めるように作用する。その後、図3(C)に示されるように、さらに水位が上昇して止水板2に取り付けられた可動側パッキン4が前記固定側パッキン5に当接すると、横スリット25の開口が完全に閉塞される。このとき、可動側パッキン4と固定側パッキン5とが磁力によって止着するため、前記止水板2によって横スリット25の開口が閉塞された状態が維持でき、横スリット25を通じた地下空間23側への浸水が完全に防止できるようになる。
また、免震装置21の経年変化や地震後の残留変位などによって、横スリット25の下側躯体26と上側躯体27との間にずれが生じた場合でも、前記浮体3の浮力によって止水板2が上昇する単純な機構であるため、止水機構に問題が生じることがない。
更に、通常時は、図3(A)に示されるように、止水板2が下側躯体26側に定着しているため、地震時に横スリット25の下側躯体26と上側躯体27との間で干渉することがなく、本止水装置1が地震時の建物挙動に影響を与えるおそれがない。
また、本止水装置1は、浮力と磁力を組み合わせることにより完全な止水が可能となるので、電力を必要とせず、エネルギーの節約になるとともに、停電時にも作動できるものである。
ところで、図2に示されるように、前記下部架台6及び上部架台7を固定するボルト8、10などの締結部材は、横スリット25内に設けるのではなく、免震層22側の面に設けることが好ましい。これにより、横スリット25内においてボルト締めなどの締結作業が不要となり、取付け及びメンテナンスの作業性に優れるとともに、既設の横スリットを有する構造物に対し、後付けで本止水装置1を取り付けることも容易となる。
他方で、前記下部架台6は、図4に示されるように、床固定面6cを設けずに、鉛直面6aの下端部に、下側躯体26の側面との間に隙間を確保するためのスペーサー12を介在させた上で、下側躯体26の壁面に対しボルト8で固定するようにしてもよい。
〔縦スリットの止水装置30〕
次に、縦スリットの止水装置30について、図5〜図8に基づいて説明する。図5〜図8では、縦スリットの下端から連続して横スリット25が設けられ、それぞれに縦スリットの止水装置30及び上記横スリットの止水装置1が備えられている。
前記縦スリット31は、免震層内のドアや換気口等の地震時の変位を吸収し縁切りすることなどを目的として設けられるものであり、免震側躯体と非免震側躯体との間に設けられた鉛直方向に開口する隙間である。前記縦スリット31は、免震装置21の影響を受けない側の一方側躯体32と、免震装置21に支持された建物側の他方側躯体33と間に形成される。前記縦スリット31の一方側躯体32と他方側躯体33との間隙幅W(縦スリット幅)は、約800mm程度に設定される。
前記縦スリットの止水装置30は、上記横スリットの止水装置1とほぼ同様の構造を有しているが、止水板の作動機構が若干異なる。具体的には、図5に示されるように、縦スリット31の免震層22側の開口部分において、一方側躯体32に対し水平方向に移動可能に設けられるとともに、水平方向に移動した際に前記縦スリット31の開口を閉塞する止水板34と、前記止水板34と係合し、浸水時に浮力によって上昇した際に前記止水板34を水平移動させる浮体35と、前記止水板34に取り付けられ、前記止水板34が縦スリット31の開口を閉塞した際に、縦スリット31の他方側躯体33側に設けられた固定側パッキン37に当接する可動側パッキン36と、前記止水板34を縦スリット31の一方側躯体32に取り付けるための一方側架台38と、前記固定側パッキン37を縦スリット31の他方側躯体33に取り付けるための他方側架台39とから構成される。
前記一方側架台38は、前記止水板34を一方側躯体32に取り付けるための鉄鋼製の架台である。前記一方側架台38は、図5(C)に示されるように、一方側躯体32の免震層22側の側面に平行して所定の間隔をあけて配置された平行面38aと、この平行面38aの縦スリット31側の端部から連続して縦スリット31内に向けて延びるとともに、一方側躯体32に対し水密性を確保した状態で定着されるスリット定着面38bと、前記平行面38aの縦スリット31と反対側の端部から連続して一方側躯体32に向けて延び、スリット長手方向に所定の間隔で固定用ボルト39、39…を挿通するための複数の通孔が設けられた断面略L字型の固定部38cとから構成される。
また、前記一方側架台38の平行面38aには、前記止水板34から突出する突起(図示例では止水板34に固定されたボルト40)が係合する係合孔41が、スリット長手方向に所定の間隔で複数設けられている。前記係合孔41は、水平方向に延びる水平部41aと、この水平部41aの縦スリット31と反対側の端部から連続して下側に延びるストッパー部41bとからなる、略L字型に形成されている。前記水平部41aは、浸水時に止水板34が水平移動する際のガイドとなる部分であり、前記ストッパー部41bは、通常時(非浸水時)に止水板34の突起が係合して止水板34の水平方向への移動を規制する部分である。
前記他方側架台39は、前記固定側パッキン37を他方側躯体33に取り付けるための断面略L字型の鉄鋼製の架台である。前記他方側架台39は、図示例のように、縦スリット31と横スリット25とが連続して設けられる場合、縦スリット31の固定側パッキン37と横スリット25の固定側パッキン5とが連続的に形成されるように、縦スリット31の他方側架台39と横スリット25の上部架台7とを連続的に形成するのが好ましい。
前記止水板34は、前記一方側架台38の平行面38aに平行する止水面34aと、この止水面34aの縦スリット31側の端部から連続して縦スリット31内に向けて延びる面34bとからなる断面略L字型をなしている。
前記止水板34の止水面34aの下部には、前記止水板34を縦スリット31側に水平移動させるための車輪42が設けられている。
図5に示されるように、縦スリット31と横スリット25とが連続して設けられる場合、止水板34の下端にもパッキン47を設けるのが好ましい。これにより、図8に示されるように、縦スリット31の開口が止水板34によって閉塞されるとともに、横スリット25の開口が止水板2によって閉塞されたときに、止水板2の上面に設けられた可動側パッキン4と前記パッキン47とが当接して止水性をより向上させることができるようになる。
前記浮体35は、内部に密閉された空気溜まりを有するプラスチック製の中空断面構造とされた箱体である。前記浮体35は、浸水時に浮力によって上方に移動する際のガイドとなる、1又は複数の、図示例では2つの上下方向に長い長孔35a、35aが形成され、それぞれ一方側躯体32に固定されるボルト43、43が挿通されている。
前記浮体35の上面には、前記縦スリット31側に下る傾斜面44が形成されるとともに、この傾斜面44を前記車輪42が走行可能とされている。この傾斜面44の傾斜角度は、縦スリット31の幅Wに50mm程度の余裕を持たせた水平方向長さ(W+50mm)と、浮体35の上昇高さである鉛直方向長さとの比から決定される。
図5に示されるように、縦スリット31と横スリット25とが連続して設けられる場合、前記浮体35は、横スリットの止水装置1に備えられる浮体3より低い位置に設けるのが好ましい。これにより、浸水時に横スリットの止水装置1より低い水位で縦スリットの止水装置30が作動し、縦スリット31が先行的に閉塞された後、横スリット25が閉塞されるようになるので、縦スリット31及び横スリット25が完全に止水できるようになる。
なお、前記止水板34の上部には、該止水板34の上昇を抑え、止水板34を水平方向に移動しやすくするための予備的な上昇規制部材46を設けることが好ましい。
次に、縦スリットの止水装置30の作動状態について説明すると、通常時には、図5に示されるように、浮体35の浮力が作用することなく、重力によって浮体35が下端に定着しているとともに、止水板34の突起40が係合孔41のストッパー部41bに係合することにより、止水板34が一方側躯体32側に定着している。
続いて、豪雨や堤防決壊などによって免震層22内が浸水し一定の水位に達した場合、図6に示されるように、浮体35が浮力によって上昇すると同時に、浮体35の上面に係合する車輪42を介して止水板34が上昇する。浮体35が一定の高さまで上昇すると、図6に示されるように、止水板34の突起40が係合孔41のストッパー部41bから解除される。
その後さらに水位が増して浮体35が上昇すると、車輪42が傾斜面44を走行することにより、止水板34の突起40が係合孔41の水平部41aに沿って移動するとともに、止水板34が水平方向に移動する。図7に示されるように、可動側パッキン36が固定側パッキン37に当接すると、縦スリット31の開口が完全に閉塞される。このとき、可動側パッキン36と固定側パッキン37とが磁力により止着できるようにすることにって、止水板34によって縦スリット31の開口が閉塞された状態が維持されやすくなるため好ましい。
さらに水位が上昇すると、横スリットの止水装置1が作動を開始し、図8に示されるように、上述の通り横スリット25の開口を閉塞する。
本発明は、上記のような免震スリットに限らず、地下施設に設けられた換気口などの横スリット状に形成された開口部に対しても同様に適用できる。
1…横スリットの止水装置、2・34…止水板、3・35…浮体、4・36…可動側パッキン、5・37…固定側パッキン、6…下部架台、7…上部架台、20…建物、21…免震装置、22…免震層、23…地下空間、24…シャフト体、25…横スリット、26…下側躯体、27…上側躯体、30…縦スリットの止水装置、31…縦スリット、32…一方側躯体、33…他方側躯体

Claims (7)

  1. 水平方向に開口した横スリットからの浸水を防止するための横スリットの止水装置であって、
    前記横スリットの下側躯体に対し鉛直方向に移動可能に設けられ、上方に移動した際に前記横スリットの開口を閉塞する止水板と、前記止水板の上部に取り付けられ、浸水時に浮力によって前記止水板を上昇させる浮体と、前記止水板に取り付けられ、前記止水板が前記横スリットの開口を閉塞した際に、前記横スリットの上側躯体に設けられた固定側パッキンに当接する可動側パッキンとを含むことを特徴とする横スリットの止水装置。
  2. 水平方向に開口した横スリットからの浸水を防止するための横スリットの止水装置であって、
    前記横スリットの下側躯体に対し鉛直方向に移動可能に設けられ、上方に移動した際に前記横スリットの開口を閉塞する止水板と、前記止水板に取り付けられ、浸水時に浮力によって前記止水板を上昇させる浮体と、前記止水板に取り付けられ、前記止水板が前記横スリットの開口を閉塞した際に、前記横スリットの上側躯体に設けられた固定側パッキンに当接する可動側パッキンとを含み、
    前記横スリットの下側躯体に対し、鉛直方向に長い長孔を備えた架台が設けられ、
    前記止水板は、前記長孔に係合する突起を備えるとともに、前記突起が前記長孔をガイドとして移動することにより、鉛直方向に移動可能に設けられていることを特徴とする横スリットの止水装置。
  3. 鉛直方向に開口した縦スリットからの浸水を防止するための縦スリットの止水装置であって、
    前記縦スリットの一方側躯体に対し水平方向に移動可能に設けられ、移動した際に前記縦スリットの開口を閉塞する止水板と、前記止水板と係合し、浸水時に浮力によって上昇した際に前記止水板を水平移動させる浮体と、前記止水板が前記縦スリットの開口を閉塞した際に、前記縦スリットの他方側躯体に設けられた固定側パッキンに当接する可動側パッキンとを含むことを特徴とする縦スリットの止水装置。
  4. 前記止水板の下部に車輪が取り付けられ、前記浮体の上面に前記縦スリット側に下る傾斜面が形成されるとともに、この傾斜面を前記車輪が走行可能とされ、
    浸水時に浮力によって前記浮体が上昇した際に、前記車輪が前記浮体の傾斜面を走行することにより、前記止水板が水平方向に移動可能とされている請求項3記載の縦スリットの止水装置。
  5. 前記止水板は、プラスチック板からなる請求項1〜4いずれかに記載の横スリットの止水装置又は縦スリットの止水装置。
  6. 前記可動側パッキン又は固定側パッキンのいずれか一方に強磁性金属が含まれ、いずれか他方に磁石が含まれている請求項1〜5いずれかに記載の横スリットの止水装置又は縦スリットの止水装置。
  7. 前記止水装置を構成する部材はそれぞれ、前記下側躯体及び上側躯体又は前記一方側躯体及び他方側躯体への固定用の締結部材が横スリット内又は縦スリット内に設けられていない請求項1〜6いずれかに記載の横スリットの止水装置又は縦スリットの止水装置。
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