JP2012162874A - 建具及び障子の引寄せ部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】障子閉じ状態で面材の表面と引き出し障子の表面を面一として表面を確実にフラットな面とすることができる建具とする。
【解決手段】引き出し障子4を閉じ位置で可動状態位置から閉じ状態位置に移動した障子閉じ状態において、面材(スライド障子5)の表面と引き出し障子4の表面を面一とする建具において、前記引き出し障子4の召合せ部側に設けた吊車30、下部ガイドローラ40を面外方向に移動するようにガイドする上部・下部召合せ引寄せ部材50,70を設け、この上部・下部召合せ引寄せ部材50,70で前述の吊車30、下部ガイドローラ40を面外方向一側寄りの所定の位置に保持することで、引き出し障子4の召合せ部の表面を面材の表面と面一にし、前述の障子閉じ状態において表面を確実にフラットな面とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、カーテンウォールのインナースキンなどに使用する引き戸タイプの建具、及びその建具に用いる障子の引寄せ部材に関する。
従来、建物の外壁を構成するカーテンウォールとしては、アウタースキンとインナースキンを備え、そのアウタースキンとインナースキンとの間に空気層を有したダブルスキンカーテンウォールが提案されている(特許文献1参照)。
前述のインナースキンとしては、空気層の点検等のために開閉自在な建具、例えば、引き違い戸を用いることがあるが、通常一般の引き違い戸は、一方の障子と他方の障子が面外方向に位置がずれているから、障子を閉じ位置とした障子閉じ状態で一方の障子の召合せ部と他方の障子の召合せ部が面外方向に位置がずれ、段差が生じ、引き違い戸の表面をフラットな面にできず、インナースキンの見栄えが悪いものとなる。
一方、障子を閉じ位置とした障子閉じ状態で一方の障子と他方の障子が面外方向に同一位置で、表面を段差のないフラットな面にできる引き違い戸(引き戸)が提案されている。
例えば、特許文献2に開示したように、障子(引戸)の上部に設けたガイドを上の案内部材のガイド溝に沿って左右方向に閉じ位置と開き位置とに亘って移動自在とすると共に、障子の下部に設けたローラを下の案内部材のガイド溝に沿って閉じ位置と開き位置とに亘って左右方向に移動自在とし、上下の案内部材の左右方向中間部に摺動部材を面外方向に移動可能に設け、障子が閉じ位置のときに、召合せ部に設けたガイド、ローラを摺動部材とともに面外方向に移動できると共に、各ガイド溝の長手方向一端寄りを面外方向一側に向けて折曲し、戸先に設けたガイド、ローラを面外方向に移動することで、閉じ位置の障子を面外方向に移動して障子閉じ状態で一方の障子と他方の障子が面外方向に同一位置で、表面をフラットな面とした引き違い戸が提案されている。
この引き違い戸をインナースキンに使用すれば、障子閉じ状態で一方の障子の表面と他方の障子の表面が面一となり、インナースキンの表面をフラットな面とすることができるから、見栄えが良いものにできる。
特開2002−256637号公報 特公平8−23245号公報
前述した従来の引き違い戸は、障子の召合せ部に設けたガイド、ローラを摺動部材とともに面外方向に移動することで、障子の召合せ部を面外方向一側寄りの閉じ状態位置と面外方向他側寄りの可動状態位置に移動し、障子閉じ状態で障子の表面を隣接した障子の表面と面一としたり、隣接した障子よりも面外方向他側寄りに位置して開き位置に移動できるようにしているので、障子の召合せ部を面外方向一側寄りの閉じ状態位置に保持することができず、一方の障子の召合せ部と他方の障子の召合せ部が面外方向に位置がずれ、一方の障子の召合せ部の表面と他方の障子の召合せ部の表面が面外方向にずれて段差が生じ、引き違い戸の表面をフラットな面にできないことがある。
このことは、一方の障子が開閉移動し、他方の障子は閉じ位置で固定された片引き戸の場合も同様である。つまり、障子を面内方向に移動して開閉すると共に、障子を閉じ位置で面外方向に移動し、障子閉じ状態で表面をフラットな面とする建具において、その建具の表面を確実にフラットな面とすることができなかった。それにより、障子間の隙間から光漏れが生じる問題もあった。
本発明の目的は、障子を閉じ状態位置に移動した障子閉じ状態で表面を確実にフラットな面とすることができる建具、及びその建具に用いる障子の引寄せ部材を提供することである。
本発明の建具は、吊車と下部ガイドローラを用いて開き位置と閉じ位置とに亘って面内方向に移動自在に吊り下げ支持された引き出し障子を備え、この引き出し障子は閉じ位置において面外方向一側寄りの閉じ状態位置と面外方向他側寄りの可動状態位置とに亘って面外方向に移動可能で、
前記閉じ状態位置の引き出し障子の表面と、当該引き出し障子と面内方向に隣接した面材の表面が面一に連続し、
前記可動状態位置の引き出し障子は、面材の表面よりも面外方向他側寄りで、面内方向における前記面材側に向けて開き位置まで移動できるようにした建具であって、
前記引き出し障子が閉じ位置のときに、当該引き出し障子の召合せ部側に設けた吊車を、その引き出し障子が前述の閉じ状態位置と可動状態位置とに亘って移動可能となるように、面外方向に移動自在にガイドすると共に、その召合せ部側の吊車を、面外方向一側寄りの所定の位置に保持する上部召合せ引寄せ部材を設け、
前記引き出し障子が閉じ位置のときに、当該引き出し障子の召合せ部側に設けた下部ガイドローラを、その引き出し障子が前述の閉じ状態位置と可動状態位置とに亘って移動可能となるように面外方向に移動自在にガイドする下部召合せ引寄せ部材を設けたことを特徴とする建具である。
本発明の建具においては、前記下部召合せ引寄せ部材は、召合せ部側の下部ガイドローラを、面外方向一側寄りの所定の位置に保持するものにできる。
このようにすれば、引き出し障子が閉じ状態位置のときに、その引き出し障子の召合せ部の下部を所定の面外方向位置に正確に保持することができる。
本発明の建具においては、前記引き出し障子の戸先側に設けた吊車、下部ガイドローラを、当該引き出し障子が閉じ位置において閉じ状態位置と可動状態位置とに亘って移動可能となるように面外方向に移動自在にガイドする上部戸先引寄せ部材、下部戸先引寄せ部材をそれぞれ設け、
この上部戸先引寄せ部材は戸先側の吊車を、閉じ位置より若干開き側の位置から面内方向に移動しながら順次面外方向一側方に向けて移動するようにガイドし、その戸先側の吊車を所定の面外方向一側寄りの位置に保持し、
前記下部戸先引寄せ部材は戸先側の下部ガイドローラを、閉じ位置より若干開き側の位置から面内方向に移動しながら順次面外方向一側方に向けて移動するようにガイドし、その戸先側の下部ガイドローラを所定の面外方向一側寄りの位置に保持するようできる。
このようにすれば、引き出し障子を開き位置から閉じ位置に向けて移動することで、戸先側の吊車、戸先側の下部ガイドローラを上部召合せ引寄せ部材、下部戸先引寄せ部材により所定の面外方向一側寄りの位置に保持し、その状態で引き出し障子の召合せ部を面外方向一側方に押すことで閉じ状態位置とすることができる。
本発明の建具においては、面外方向一側ガイド部と面外方向他側ガイド部を有する上案内部材と、面外方向一側ガイド部と面外方向他側ガイド部を有する下案内部材を設け、
スライド障子の上部、下部に設けた吊車、下部ガイドローラを、前記上下案内部材の面外方向一側ガイド部に沿って閉じ位置と開き位置に亘って移動自在に吊り下げ支持して前述の面材とし、
前記引き出し障子の上部、下部に設けた吊車、下部ガイドローラを、前記上下案内部材の面外方向他側ガイド部に沿って閉じ位置と開き位置に亘って移動自在に吊り下げ支持し、
該引き出し障子の吊車、下部ガイドローラを、面外方向他側ガイド部から面外方向一側ガイド部に向けて移動可能とすることができる。
このようにすれば、引き出し障子を可動状態位置とすることで、引き出し障子とスライド障子を面内方向に移動して開閉できるから、引き違い戸タイプの建具とすることができる。
本発明の障子の上部召合せ引寄せ部材は、障子に設けられ、当該障子を面内方向に移動自在とする吊車を面外方向に移動するようにガイドする上部召合せ引寄せ部材であって、
前記吊車を面内方向に移動自在に支承する部材に取り付けられる本体と、この本体に面外方向に移動自在に設けた移動体と、この移動体に面外方向に揺動自在に取り付けたロックアームを備え、
前記移動体は、面内方向に向かう第1凹部と、この第1凹部と連続し面外方向一側方に向かう第2凹部とで鉤形の前記吊車をガイドするガイド凹部を有し、その第1凹部が、前述の吊車と対向した面外方向他側寄りの吊車受け位置と、面外方向一側寄りの吊車引寄せ位置とに亘って移動自在で、
前記ロックアームは、一端部が前記部材に当接し、かつ他端部が第2凹部内に臨み、この第2凹部内を移動する吊車が他端部と接することで、ロックアームが揺動し、移動体が面外方向一側寄り位置に向けて移動すると共に、このロックアームの他端部と第2凹部の面外方向一側端部で吊車を保持するようにしたことを特徴とする障子の上部召合せ引寄せ部材である。
本発明の障子の上部召合せ引寄せ部材においては、前記ロックアームの他端部を略半円形の凹部とし、
前記移動体の第2凹部の面外方向一側端寄りに弾性片を、ロックアームの他端部と対向して形成し、
この弾性片とロックアームの他端部と第2凹部の面外方向一端部で吊車を支持するようにできる。
このようにすれば、吊車を面外方向一側寄りの所定の位置でしっかりと保持することができる。
本発明の障子の下部召合せ引寄せ部材は、障子に設けられ、当該障子を面内方向に移動自在とする下部ガイドローラを面外方向に移動するようにガイドする下部召合せ引寄せ部材であって、
前記下部ガイドローラを面内方向に移動自在に支承する部材に取り付けられ面外方向に向かうガイド溝を有したブロックと、
このガイド溝の底部に設けられた保持部材を備え、
該保持部材は、面外方向他側から一側方に移動する下部ガイドローラにより弾性変形し、かつその弾性復元力で下部ガイドローラを所定の面外方向一側寄りの位置に保持するようにしたことを特徴とする障子の下部召合せ引寄せ部材である。
本発明の建具によれば、引き出し障子を閉じ位置において閉じ状態位置に移動するときに、その引き出し障子の召合せ部側の吊車が上部召合せ引寄せ部材で面外方向一側の所定の位置に保持され、引き出し障子の召合せ部の上部を所定の面外方向位置とし、隣接した面材の表面と面一にできる。
したがって、障子閉じ状態で表面を確実にフラットな面とすることができる。
本発明の障子の上部召合せ引寄せ部材によれば、吊車を所定の面外方向一側寄りの位置に保持できる。
本発明の障子の下部召合せ引寄せ部材によれば、下部ガイドローラを所定の面外方向一側寄りの位置に保持できる。
カーテンウォールの概略縦断面図である。 カーテンウォールの概略横断面図である。 カーテンウォールの概略内観図である。 図3に示すインナースキンの引き出し障子部分の詳細縦断面図である。 図3に示すインナースキンのスライド障子部分の詳細縦断面図である。 上案内部材の見上げ図である。 上部召合せ引寄せ部材の見上げ図である。 上部召合せ引寄せ部材の側面図である。 図8のA−A断面図である。 上部召合せ引寄せ部材の斜視図である。 上部召合せ引寄せ部材の移動体が移動した状態の見上げ図である。 上部召合せ引寄せ部材の移動体が移動した状態の斜視図である。 上部戸先引寄せ部材を断面した見上げ図である。 下案内部材の横断面図である。 図14のB−B拡大断面図である。
図1〜図3に示すように、インナースキン1とアウタースキン2は面外方向(室内外側方向)に離隔し、そのインナースキン1とアウタースキン2との間に空気層3を有し、カーテンウォールとしてある。
前記インナースキン1は、引き出し障子4とスライド障子5を備えた引き違い戸で、本発明の引き戸タイプの建具である。
前記引き出し障子4は、閉じ位置において実線で示す面外方向一側寄り(室外側寄り位置)の閉じ状態位置と、仮想線で示す面外方向他側寄り(室内側寄り位置)の可動状態位置とに亘って面外方向に移動可能である。
この引き出し障子4が閉じ状態位置のときに、この引き出し障子4とスライド障子5が面外方向に同一位置で、引き出し障子4の表面(室内側面)4aとスライド障子5の表面(室内側面)5aが面一に連続し、インナースキン1(建具)の表面はフラットな面である。
前記引き出し障子4が可動状態位置のときには、その引き出し障子4がスライド障子5よりも面外方向他側寄りに位置し、引き出し障子4、スライド障子5を面内方向に移動しても相互に干渉しないので、引き出し障子4をスライド障子5側に向けて面内方向に移動して開き位置とすることができると共に、スライド障子5を引き出し障子4に向けて面内方向に移動して開き位置とすることができる。
前記スライド障子5を閉じ位置で固定した固定障子とし、片引きの引き戸としても良い。
前述した引き違い戸、片引きの引き戸などの引き戸タイプの建具は、カーテンウォールのインナースキンに限らず、住宅の出入口や室内間仕切りとして使用することができ、その場合にはスライド障子5を住宅の壁などとすることができる。
つまり、本発明の引き戸タイプの建具は、閉じ位置において面外方向一側寄りの閉じ状態位置と面外方向他側寄りの可動状態位置とに亘って面外方向に移動可能な引き出し障子4を備え、この引き出し障子4が閉じ状態位置のときには、当該引き出し障子4と面内方向に隣接した面材(スライド障子5、壁)の表面と引き出し障子4の表面が面一に連続して建具の表面がフラットな面となり、前記引き出し障子4が可動状態位置のときには、当該引き出し障子4が前記面材の表面よりも面外方向他側寄りとなって引き出し障子4を面内方向における前記面材側に向けて移動して開き位置とすることができる建具であれば良い。
前述したインナースキン1として使用した建具は、図1に示すように、カーテンウォールの枠体を構成する中間横材6の面外方向他側部に設けた上案内部材10と、下横材7の面外方向他側部に設けた下案内部材20を有している。
前述したアウタースキン2は、前記中間横材6、下横材7の面外方向一側部にガラスなどのパネルを取り付けてある。
前記引き出し障子4、スライド障子5は図3に示すように、上框4b,5bと下框4c,5cと召合せ框4d,5dと戸先框4e,5eを方形状に連結し、その内部にガラスなどのパネル4f,5fを装着してある。
この引き出し障子4、スライド障子5は前述のものに限ることはない。例えば、パネルのみで障子としても良い。
上記上案内部材10は図4、図5に示すように、面外方向一側ガイド部11と面外方向他側ガイド部12を有し、各ガイド部は面内方向に連続している。
図4、図5に示す上案内部材10は、面外方向一側縦板13と面外方向他側縦板14を横板15で連結した本体部材16と、この本体部材16の横板15の面外方向中間に取り付けた中間部材17を備え、この中間部材17と面外方向一側縦板13で下向きコ字状の溝を形成すると共に、中間部材17と面外方向一側縦板13は面外方向に向かい、上下に位置がずれた一側支持片17a,13aを有し、前記面外方向一側ガイド部11を形成している。
前記中間部材17と面外方向他側縦板14で下向きコ字状の溝を形成すると共に、中間部材17と面外方向他側縦板14は面外方向に向かい上下に位置がずれた他側支持片17b,14aを有し、前記面外方向他側ガイド部12を形成している。
前記下案内部材20は図4、図5に示すように、面外方向一側ガイド部21と面外方向他側ガイド部22を有し、各ガイド部は面内方向に連続している。
この面外方向他側ガイド部22は、面外方向一側ガイド部21よりも下方で、かつスライド障子5の下部(下框5c)よりも下方に位置し、かつ面外方向一側ガイド部21よりも面外方向他側寄りに位置している。
図4と図5に示す下案内部材20は、上部材23と下部材24を備えている。
この上部材23は、その面外方向他側部に下向きに開口した溝部25を有し、この溝部25を面外方向一側ガイド部21としてある。
前記上部材23は、その下面の面外方向中間に垂下片26を有している。
前記下部材24は、その面外方向他側部に上向きに開口した溝部27を有し、この溝部27を面外方向他側ガイド部22としてある。
前記下部材24は、その上面の面外方向一側部に立上片28を有し、この立上片28と前記垂下片26をビス等の固着具で連結することで下案内部材20としてある。
前記引き出し障子4の上部(上框4b)には吊車30が取り付けてある。
この吊車30は引き出し障子4が閉じ位置のときに、前記面外方向一側ガイド部11と面外方向他側ガイド部12とに亘って移動可能で、図4に仮想線で示すように、引き出し障子4が可動状態位置のときに、その吊車30が面外方向他側ガイド部12に沿って面内方向に移動する。
図4に示す吊車30は、軸31に下戸車(タイヤ)32と上戸車(タイヤ)33を回転自在に取り付け、その下戸車32と上戸車33との間にカラー34を設け、軸31の最上部に吊車ガイドローラ35が回転自在に設けてある。
そして、図4に仮想線で示すように上戸車33が上の他側支持片14aに接して回転すると共に、下戸車32が下の他側支持片17bに接して回転するようにしてある。
これによって、吊車30はスムーズに回転する。
前記引き出し障子4の下部(下框4c)には下部ガイドローラ40が取り付けてある。
この下部ガイドローラ40は引き出し障子4が閉じ位置のときに、図4に仮想線で示すように面外方向他側ガイド部22に接した位置と、図4に実線で示すように面外方向他側ガイド部22よりも面外方向一側寄りの位置とに亘って面外方向に移動自在である。
この下部ガイドローラ40は図4に仮想線で示すように引き出し障子4が可動状態位置のときに面外方向他側ガイド部22に沿って面内方向に移動自在で、引き出し障子4の下部を閉じ位置と開き位置とに亘って移動ガイドする。
これによって、引き出し障子4は、可動状態位置において上下案内部材10,20の面外方向他側ガイド部12,22に沿って開き位置と閉じ位置とに亘って移動自在に吊り下げ支持されると共に、閉じ位置において面外方向一側寄りの閉じ状態位置と面外方向他側寄りの可動状態位置とに亘って面外方向に移動可能である。
前記スライド障子5の上部(上框5b)に前述の吊車30が取り付けてある。
この吊車30は図5に示すように、面外方向一側ガイド部11に沿って面内方向に移動自在である。つまり、上戸車33が上の一側支持片17aに接して回転し、下戸車32が下の一側支持片13aに接して回転する。
前記スライド障子5の下部(下框5c)に前述の下部ガイドローラ40が取り付けてある。
この下部ガイドローラ40は図5に示すように、面外方向一側ガイド部21に沿って面内方向に移動自在である。
これによって、スライド障子5は上下案内部材10,20の面外方向一側ガイド部11,21に沿って閉じ位置と開き位置に亘って移動自在に吊り下げ支持されている。
図4に示すように、引き出し障子4の下部(下框4c)にブラケット41を面外方向一側方に向けてビス等で固着して取り付け、そのブラケット41に下部ガイドローラ40を縦軸40aの回りに回転自在で、かつブラケット41よりも下方に突出するように取り付け、その下部ガイドローラ40を下部材24の溝部27に挿入するようにしてある。
図5に示すように、スライド障子5の下部(下框5c)にブラケット42を面外方向一側方に向けてビス等で固着して取り付け、そのブラケット42に下部ガイドローラ40を縦軸40aの回りに回転自在で、かつブラケット42よりも上方に突出するように取り付け、その下部ガイドローラ40を上部材23の溝部25に挿入するようにしてある。
次に、引き出し障子4を閉じ位置において面外方向に移動する構成について説明する。
図3に点線で示すように、引き出し障子4の上部(上框4b)、スライド障子5の上部(上框5b)における召合せ部側と戸先側にそれぞれ吊車30が取り付けてある。
引き出し障子4の下部(下框4c)、スライド障子5の下部(下框5c)における召合せ部側と戸先側にそれぞれ下部ガイドローラ40が取り付けてある。
前記上案内部材10を見上げると図6に示すように見える。つまり、図6は上案内部材10の見上げ図である。
図6に示すように、引き出し障子4が閉じ位置のときに召合せ部側の吊車30、戸先側の吊車30が面外方向他側ガイド部12から面外方向一側方に移動できるようにしてある。
例えば、上案内部材10の中間部材17における召合せ部側の吊車30と対向した部分と、戸先側の吊車30と対向した部分をそれぞれ切欠き17c,17dしてある。
前述した切欠き17cに障子の上部召合せ引寄せ部材50を取り付けると共に、切欠き17dに障子の上部戸先引寄せ部材60を取り付ける。
前記上部召合せ引寄せ部材50により面外方向他側ガイド部12に位置する召合せ部側の吊車30を面外方向一側方(面外方向一側ガイド部11)に向けて移動ガイドし、その召合せ部側の吊車30を所定の面外方向一側寄りの位置、例えば、仮想線で示すように面外方向一側ガイド部11に合致する位置に保持する。
これにより、引き出し障子4の召合せ部の上部を所定の面外方向位置に正確に保持し、スライド障子5の召合せ部の上部と面外方向に同一位置とし、両方の障子4,5の召合せ部の上部の表面を面一にできる。
前記上部戸先引寄せ部材60は、面外方向他側ガイド部12に沿って移動する戸先側の吊車30を閉じ位置よりも若干開き寄り位置から面内方向に移動しながら順次面外方向一側方(面外方向一側ガイド部11)に向けて移動するようにガイドし、その戸先側の吊車30を所定の面外方向一側寄りの位置、例えば、仮想線で示すように面外方向一側ガイド部11に合致する位置に保持する。
これにより、引き出し障子4の戸先部の上部を所定の面外方向位置に正確に保持することができる。
前述した上部召合せ引寄せ部材50は図7〜図12に示すように、上案内部材10(横板15)にビス等の固着具で固着して取り付ける本体51と、この本体51に面外方向に移動自在に設けた移動体52と、この移動体52に面外方向に揺動自在に取り付けたロックアーム53を備えている。
前記本体51は、上面部51aと、この上面部51aに設けた垂下部51bを備え、その垂下部51bには下面及び面外方向両側面に開口した面外方向に向かう溝部51cが形成されていると共に、前述の吊車30の上戸車33、下戸車32が回転自在に接する上支持片51d、下支持片51eを有している。
前記移動体52には、その下面に開口したガイド凹部54が形成され、このガイド凹部54は面内方向に向かう第1凹部54aと、この第1凹部54aの面内方向一端と連続し面外方向一側方に向かう第2凹部54bで鉤形状で、前述した吊車30の吊車ガイドローラ35をガイドする。前記第2凹部54bは本体51の溝部51cと連続し、その溝部51cを経て本体51の下面に開口している。
前記移動体52は図7に示すように、その第1凹部54aが上案内部材10の面外方向他側ガイド部12と合致した面外方向他側寄りの吊車受け位置と、図11に示す面外方向一側寄りの吊車引寄せ位置とに亘って面外方向に移動する。例えば、本体51に設けたスプリングピン55を移動体52の面外方向に向かう溝55aに挿入して、振動や小さな力では面外方向に移動しないようにし、本体51に設けたピン56を移動体52の面外方向に向かう溝56aに挿入して前述の位置に亘って移動自在とすると共に、移動体52の面外方向一側部、例えば面内方向に突出した突部52aを本体51の面外方向一側面51fに接することで前述の吊車受け位置に位置決めし、移動体52の面外方向他側部、例えば面内方向に突出した突部52bを本体51の面外方向他側面51gに接することで前述の吊車引寄せ位置に位置決めする(図9参照)。
前述した移動体52が吊車受け位置にときには、図7、図9に示すように、その移動体52の面外方向一側面52cが上案内部材10の面外方向一側ガイド部11に位置し、スライド障子5の吊車30(吊車ガイドローラ35)を面内方向に移動自在にガイドする。
つまり、中間部材17の切欠き17cで面外方向一側ガイド部11が不連続となるので、移動体52の面外方向一側面52cで不連続となった部分を連続し、スライド障子5の吊車30が面外方向一側ガイド部11に沿ってスムーズに移動するようにしてある。
前記ロックアーム53は移動体52にピン57で水平面方向に沿って面外方向に揺動自在に取り付けてあり、そのロックアーム53の一端部53aは本体51よりも面内方向外側に突出し、他端部53bは第2凹部54b内に位置している。
前記ロックアーム53は、他端部53bが面外方向他側方(第1凹部54a)に向かう図7に示す第1姿勢と、他端部53bが面内方向一方側に向かう図11に示す第2姿勢とに亘って面外方向に揺動自在で、移動体52が吊車受け位置のときにはロックアーム53が第1姿勢となる。このロックアーム53が第1姿勢のときに、その一端部53aが上案内部材10、例えば中間部材17の面外方向一側面17eに当接する。なお、一端部53aが前述の一側面17eと離れていても良い。
前記ロックアーム53が第1姿勢から第2姿勢に向けて面外方向に揺動すると、ピン57が面外方向に移動するので、前記移動体52が吊車引寄せ位置に向けて面外方向一側方に移動し、吊車引寄せ位置となると、ロックアーム53が第2姿勢に揺動し、そのロックアーム53の他端部53bとガイド凹部54における第2凹部54bの面外方向一側端部54cとで吊車ガイドローラ35を保持し、面外方向の位置を所定の位置に保持する。
この状態のときに、ロックアーム53の一端部53aが前述の中間部材17の面外方向一側面17eに当接し、吊車ガイドローラ35が移動体52と一体となった状態で面外方向他側(室内側)に移動しないように突っ張っている。
前述の一端部53aにローラを設け、そのローラが前述の面に当接するようにしても良い。
前記ロックアーム53の他端部53bは略半円形に凹み、吊車ガイドローラ35を第2凹部54bの面外方向一側端部54cとアーム53の他端部53bで保持し易くしてある。
前記ガイド凹部54の第2凹部54bにおける面外方向一側端部寄りに弾性片58が設けてあり、この弾性片58はロックアーム53の他端部53bと対向し、吊車ガイドローラ35が弾性片58を弾性変形して第2凹部54bの面外方向一側端部54cに接するようにしてある。
これによって、吊車ガイドローラ35を面外方向の所定位置でしっかりと保持することができる。
このようであるから、引き出し障子4が開き位置から閉じ位置に向けて移動し、閉じ位置近くなると召合せ部側の吊車30の吊車ガイドローラ35が第1凹部54aに入り込み、閉じ位置に移動すると吊車ガイドローラ35が第2凹部54bに合致する。
この状態で引き出し障子4の召合せ部を面外方向一側方に移動すると、前述の吊車ガイドローラ35が第2凹部54bに沿って面外方向一側方に移動し、ロックアーム53の他端部53bに接する。
この状態から引き出し障子4の召合せ部を更に面外方向一側方に移動すると、ロックアーム53が揺動するとともに移動体52が面外方向一側方に移動し、その移動体52が吊車引寄せ位置まで移動するとロックアーム53の他端部53bとガイド凹部54の面外方向一側端部54cとで吊車ガイドローラ35を面外方向に位置決めして保持し、引き出し障子4の召合せ部の上部を所定の面外方向の位置に保持する。
この状態で、ロックアーム53の一端部53aは前述の一側面17eに当接して突っ張っているので、振動などにより吊車ガイドローラ35とともに移動体52が面外方向他側方に移動することがなくなり、引き出し障子4の召合せ部の上部を所定の面外方向の位置にしっかりと保持できる。
前述の状態から、引き出し障子4の召合せ部に面外方向他側方に向かう強い力を加えると、ロックアーム35が第1姿勢に向けて揺動し、吊車ガイドローラ35とともに移動体52が吊車受け位置に向けて移動し、ロックアーム35が第1姿勢となると、吊車ガイドローラ35のみが第2凹部54bに沿って移動して移動体52が吊車受け位置となり、吊車ガイドローラ35は第1凹部54aに位置し、引き出し障子4の召合せ部の上部が可動状態位置となる。
そして、引き出し障子4を開き位置に向けて移動することで、吊車ガイドローラ35が第1凹部54aに沿って面内方向に移動し、吊車30が面外方向他側ガイド部12内に入り込む。
上記上部戸先引寄せ部材60は、図13に示すように戸先側の吊車30の上戸車33、下戸車32をガイドするブロック61と、吊車ガイドローラ35をガイドして所定の面外方向位置に保持する引寄せブロック62を備えている。
前記ブロック61のガイド溝63は斜めで、その面外方向他側部が上案内部材10の面外方向他側ガイド部12と連続している。
前記引寄せブロック62のガイド溝64は面外方向に斜めで、その面外方向他側部がブロック61のガイド溝63の面外方向一端部と連続し、そのガイド溝64の面外方向一端部64aは円形である。
このようであるから、引き出し障子4を開き位置から閉じ位置に向けて移動し、その引き出し障子4が閉じ位置の近くまで移動すると、戸先側の吊車30の上戸車33、下戸車32がブロック61のガイド溝63に入り込み、そのガイド溝63に沿って面内方向に移動しながら面外方向に移動し、吊車ガイドローラ35が引寄せブロック62のガイド溝64に挿入され、その面外方向一端部64aに嵌まり込むことで、面外方向一側寄りの所定の位置に保持し、戸先部の上部を所定の面外方向位置に保持する。
前述のように、吊車ガイドローラ35がガイド溝64の面外方向一端部64aに嵌まり込んだときに、召合せ部側の吊車30の吊車ガイドローラ35が前述のようにガイド凹部54の第2凹部54bと対向し、その戸先側の吊車ガイドローラ35を支点として引き出し障子4の召合せ部を面外方向一側方に押すことで、前述のように召合せ部側の吊車ガイドローラ35の面外方向の位置を所定の位置に保持する。
図14は下案内部材20を上下中間で断面した下部材24の平面図で、仮想線で示すように引き出し障子4の召合せ部側と戸先側にそれぞれ取り付けた下部ガイドローラ40がそれぞれ面外方向他側ガイド部22に沿って移動する。
前述の下部材24の溝部27(面外方向他側ガイド部22)よりも面外方向一側寄りにおける引き出し障子4が閉じ位置のときに召合せ部側の下部ガイドローラ40と対向した部分を切断等して除去し、その下部ガイドローラ40が面外方向一側寄り位置まで移動可能としてある。
そして、前述した除去した部分24aに障子の下部召合せ引寄せ部材70が取り付けてある。
この下部召合せ引寄せ部材70は、前述した召合せ部側の下部ガイドローラ40を面外方向一側寄り位置と他側寄り位置とに移動するようにガイドすると共に、その下部ガイドローラ40を、面外方向一側寄り位置に保持して引き出し障子4の召合せ部の下部を、所定の面外方向位置に保持する。
これにより、引き出し障子4の召合せ部の下部を所定の面外方向位置に正確に保持し、スライド障子5の召合せ部の上部と面外方向に同一位置とし、両方の障子4,5の召合せ部の下部の表面を面一にできる。
したがって、前述の上部召合せ引寄せ部材50と組み合わせ用いることで、両方の障子4,5の召合せ部を上下方向全長に亘って面一とすることができる。
下部召合せ引寄せ部材70は図14、図15に示すように、ブロック71に下部ガイドローラ40を面外方向にガイドする面外方向に向かうガイド溝72を有する。
このガイド溝72の面外方向他側の入口部72aは下部材24の溝部27と連続し、開き位置から閉じ位置に向けて引き出し障子4が移動すると召合せ部側の下部ガイドローラ40が入口部72aに入り込むようにしてある。
前記ガイド溝72内には、板ばね等の弾性材より成る保持部材73が設けてある。
この保持部材73は、下部ガイドローラ40がガイド溝72に沿って面外方向一側に向けて移動することで弾性変形し、その弾性復元力で下部ガイドローラ40をガイド溝72の面外方向一側面72bに押しつけ、面外方向一側寄りの所定位置に位置決めして保持する。
図14、図15に示す保持部材73は、取付片74と斜めの中間片75と先端片76を有した板ばねで、その取付片74を下部材24(ガイド溝72の底部)に固着して、前記中間片75、先端片76が面外方向一側方に向かうように取り付けてある。
前記中間片75は面外方向他側が低く、面外方向一側が高くなるように水平に対して斜めで、この中間片75の先端部75aは山形状で、先端片76は水平である。
前記下部ガイドローラ40が面外方向他側から一側に向けて移動することで、その下部ガイドローラ40によって中間片75が下方に弾性変形し、下部ガイドローラ40が中間片75の先端部75aを越えるとガイド溝72の面外方向一側面72bに接し、かつ中間片75の弾性復元力によって先端片76で下部ガイドローラ40をガイド溝72の面外方向一側面72bに押しつけて保持する。
この状態から下部ガイドローラ40を強い力で面外方向他側方に移動すると、下部ガイドローラ40が中間片75の先端部75aに接して中間片75を下方に弾性変形するので、下部ガイドローラ40を面外方向他側寄り位置まで移動できる。
前記下部召合せ引寄せ部材70は保持部材73を備えずに、下部ガイドローラ40を面外方向に移動するようにガイドするのみとしても良い。
つまり、引き出し障子4は吊り下げ支持されているので、召合せ部の上部を面外方向に位置決めすれば、引き出し障子4は自重で垂直になり、召合せ部の下部も所定の面外方向位置となる。
図14に示すように、下案内部材20の下部材24の溝部27よりも面外方向一側寄りにおける引き出し障子4が閉じ位置のときに戸先側の下部ガイドローラ40と対向した部分を切断等して除去し、その下部ガイドローラ40が面外方向一側寄り位置まで移動可能としてある。
そして、前述した除去した部分24bに障子の下部戸先引寄せ部材80が取り付けてある。
この下部戸先引寄せ部材80は、前述した戸先側の下部ガイドローラ40を面外方向一側寄り位置と面外方向他側寄り位置とに移動するようにガイドすると共に、その下部ガイドローラ40を面外方向一側寄りの所定の位置に保持し、引き出し障子4の戸先部の下部を、所定の面外方向位置に保持する。
これにより、引き出し障子4の戸先部の下部を所定の面外方向位置に正確に保持することができ、前述の上部戸先引寄せ部材60と組み合わせることで、引き出し障子4の戸先部の水平に対する角度を所定の角度、例えば90°で垂直とすることができる。
しかも、上部・下部召合せ引寄せ部材50,60と組み合わせることで、引き出し障子4を閉じ状態位置で面内方向にねじれがない、正しい姿勢とすることができる。
前述の下部戸先引寄せ部材80は、図14に示すように面外方向に斜めとなったガイド溝81を有し、このガイド溝81の面外方向他側の入口部81aは下部材24の溝部27と連続し、面外方向一側端部81bは略円形となっている。
このようであるから、引き出し障子4を開き位置から閉じ位置に向けて移動して閉じ位置近くとなったときに戸先側の下部ガイドローラ40が入口部81aに入り込み、さらに引き出し障子4を閉じ位置に向けて移動すると戸先側のガイドローラ40が面外方向一側方に移動しながら面内方向に移動し、引き出し障子4が閉じ位置のときに戸先側の下部ガイドローラ40がガイド溝81の略円形の面外方向一側端部81bに嵌まり込む。
前述のように、戸先側の下部ガイドローラ40がガイド溝81の面外方向一側端部81bに嵌まり込んだときに召合せ部側の下部ガイドローラ40が下部召合せ引寄せ部材70のガイド溝72の入口部72aに位置する。
そして、前述の状態から引き出し障子4の召合せ部を面外方向一側方に押すことで召合せ部側の下部ガイドローラ40がガイド溝72に沿って移動する。
つまり、上部戸先引寄せ部材60と下部戸先引寄せ部材80は同様で、上部召合せ引寄せ部材50と下部召合せ引寄せ部材70は同様で、引き出し障子4の戸先部と召合せ部を同様に移動操作して閉じ状態位置とすることができる。
1…インナースキン、4…引き出し障子、5…スライド障子、10…上案内部材、11…面外方向一側ガイド部、12…面外方向他側ガイド部、20…下案内部材、21……面外方向一側ガイド部、22…面外方向他側ガイド部、30…吊車、40…下部ガイドローラ、50…障子の上部召合せ引寄せ部材、51…本体、52…移動体、53…ロックアーム、54…ガイド凹部、54a…第1凹部、54b…第2凹部、54c…面外方向一側端部、58…弾性片、60…障子の上部戸先引寄せ部材、70…障子の下部召合せ引寄せ部材、71…ブロック、72…ガイド溝、73…保持部材、80…障子の下部戸先引寄せ部材。

Claims (7)

  1. 吊車と下部ガイドローラを用いて開き位置と閉じ位置とに亘って面内方向に移動自在に吊り下げ支持された引き出し障子を備え、この引き出し障子は閉じ位置において面外方向一側寄りの閉じ状態位置と面外方向他側寄りの可動状態位置とに亘って面外方向に移動可能で、
    前記閉じ状態位置の引き出し障子の表面と、当該引き出し障子と面内方向に隣接した面材の表面が面一に連続し、
    前記可動状態位置の引き出し障子は、面材の表面よりも面外方向他側寄りで、面内方向における前記面材側に向けて開き位置まで移動できるようにした建具であって、
    前記引き出し障子が閉じ位置のときに、当該引き出し障子の召合せ部側に設けた吊車を、その引き出し障子が前述の閉じ状態位置と可動状態位置とに亘って移動可能となるように、面外方向に移動自在にガイドすると共に、その召合せ部側の吊車を、面外方向一側寄りの所定の位置に保持する上部召合せ引寄せ部材を設け、
    前記引き出し障子が閉じ位置のときに、当該引き出し障子の召合せ部側に設けた下部ガイドローラを、その引き出し障子が前述の閉じ状態位置と可動状態位置とに亘って移動可能となるように面外方向に移動自在にガイドする下部召合せ引寄せ部材を設けたことを特徴とする建具。
  2. 前記下部召合せ引寄せ部材は、召合せ部側の下部ガイドローラを、面外方向一側寄りの所定の位置に保持する請求項1記載の建具。
  3. 前記引き出し障子の戸先側に設けた吊車、下部ガイドローラを、当該引き出し障子が閉じ位置において閉じ状態位置と可動状態位置とに亘って移動可能となるように面外方向に移動自在にガイドする上部戸先引寄せ部材、下部戸先引寄せ部材をそれぞれ設け、
    この上部戸先引寄せ部材は戸先側の吊車を、閉じ位置より若干開き側の位置から面内方向に移動しながら順次面外方向一側方に向けて移動するようにガイドし、その戸先側の吊車を所定の面外方向一側寄りの位置に保持し、
    前記下部戸先引寄せ部材は戸先側の下部ガイドローラを、閉じ位置より若干開き側の位置から面内方向に移動しながら順次面外方向一側方に向けて移動するようにガイドし、その戸先側の下部ガイドローラを所定の面外方向一側寄りの位置に保持するようにした請求項1又は2記載の建具。
  4. 面外方向一側ガイド部と面外方向他側ガイド部を有する上案内部材と、面外方向一側ガイド部と面外方向他側ガイド部を有する下案内部材を設け、
    スライド障子の上部、下部に設けた吊車、下部ガイドローラを、前記上下案内部材の面外方向一側ガイド部に沿って閉じ位置と開き位置に亘って移動自在に吊り下げ支持して前述の面材とし、
    前記引き出し障子の上部、下部に設けた吊車、下部ガイドローラを、前記上下案内部材の面外方向他側ガイド部に沿って閉じ位置と開き位置に亘って移動自在に吊り下げ支持し、
    該引き出し障子の吊車、下部ガイドローラを、面外方向他側ガイド部から面外方向一側ガイド部に向けて移動可能とした請求項1〜3いずれか1項に記載の建具。
  5. 障子に設けられ、当該障子を面内方向に移動自在とする吊車を面外方向に移動するようにガイドする上部召合せ引寄せ部材であって、
    前記吊車を面内方向に移動自在に支承する部材に取り付けられる本体と、この本体に面外方向に移動自在に設けた移動体と、この移動体に面外方向に揺動自在に取り付けたロックアームを備え、
    前記移動体は、面内方向に向かう第1凹部と、この第1凹部と連続し面外方向一側方に向かう第2凹部とで鉤形の前記吊車をガイドするガイド凹部を有し、その第1凹部が、前述の吊車と対向した面外方向他側寄りの吊車受け位置と、面外方向一側寄りの吊車引寄せ位置とに亘って移動自在で、
    前記ロックアームは、一端部が前記部材に当接し、かつ他端部が第2凹部内に臨み、この第2凹部内を移動する吊車が他端部と接することで、ロックアームが揺動し、移動体が吊車引寄せ位置に向けて移動すると共に、このロックアームの他端部と第2凹部の面外方向一側端部で吊車を保持するようにしたことを特徴とする障子の上部召合せ引寄せ部材。
  6. 前記ロックアームの他端部を略半円形の凹部とし、
    前記移動体の第2凹部の面外方向一端寄りに弾性片を、ロックアームの他端部と対向して形成し、
    この弾性片とロックアームの他端部と第2凹部の面外方向一端部で吊車を支持するようにした請求項5記載の上部引寄せ部材。
  7. 障子に設けられ、当該障子を面内方向に移動自在とする下部ガイドローラを面外方向に移動するようにガイドする下部召合せ引寄せ部材であって、
    前記下部ガイドローラを面内方向に移動自在に支承する部材に取り付けられ面外方向に向かうガイド溝を有したブロックと、
    このガイド溝の底部に設けられた保持部材を備え、
    該保持部材は、面外方向他側から一側方に移動する下部ガイドローラにより弾性変形し、かつその弾性復元力で下部ガイドローラを所定の面外方向一側寄りの位置に保持するようにしたことを特徴とする障子の下部召合せ引寄せ部材。
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