JP7184014B2 - ステアリングホイール - Google Patents

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本発明は、車両のステアリングホイールに関し、特に、エアバックを収納するボス部の上側の運転者把持部が省かれた異型ステアリングホイールに関する。
車両のステアリングホイールは、中央部に位置するボス部を備え、ボス部は、エアバックを収納する。従来、ボス部上側の運転者把持部が省かれ、ボス部の左右に配置された運転者把持部を備え、運転者が操舵時にステアリングホイールを持ち替えることなく車両の運転を行える異型ステアリングホイールが知られている。特許文献1には、左右の把持部の上下端部を夫々連結するように架設された上下の連結部を備え、上下連結部のそれぞれが略直線状に形成された異型ステアリングハンドルが開示されている。
特開平11-59434号公報
異型ステアリングホイールは、円形ステアリングホイールに比べて、ステアリングホイールの上部の空間が広い。そのため、事故や病気により運転者が車両前方に倒れ込んだ状態(通常の運転姿勢が取れない状態(アウトオブポジション、OOPとも言う))では、運転者の頭部位置がボス部に近くなり、エアバックが爆発展開された際に運転者の顔面や首部への衝撃が大きくなる虞がある。
本発明の目的は、ステアリングホイール内のエアバックの展開による運転者の顔面や首部への衝撃を軽減することができる異型ステアリングホイールを提供することにある。
本発明のステアリングホイールは、ステアリングホイールの中央部に位置し、エアバックを収納すると共に、運転者に対向する対向面を有するボス部を備え、前記ボス部の上方の運転者把持部が省かれ、前記ボス部の左右に運転者把持部が設けられたステアリングホイールであって、前記ボス部の下方に位置し、前記ボス部の前記対向面よりも車両後方へ突出して運転者の倒れ込みを支える支持部を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、運転者が車両前方に倒れ込んだ状態で、支持部が運転者の胸付近に当たることにより、支持部が設けられていない場合に比べて、運転者の頭部とボス部の間に大きな隙間を設けることができる。従って、ボス部からエアバックが展開した際に、エアバックによる運転者の顔面や首部への衝撃を軽減することができる。
実施形態に係るステアリングホイールの斜視図である。 実施形態に係るステアリングホイールとOOPの運転者のダミーの位置を示す図である。 従来技術に係るステアリングホイールとOOPの運転者のダミーの位置を示す図である。 弾性ステアリングホイールと従来技術のステアリングホイールにおける、車両高速衝突時のダミーの移動量に対するダミーの胸に印加されるG(重力加速度)を示す図である。 別の実施形態に係るステアリングホイールの斜視図である。 さらに別の実施形態に係るステアリングホイールの斜視図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。以下で述べる形状は説明のための例示であって、ステアリングホイールの仕様等に合わせて適宜変更が可能である。全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る、車両のステアリングホイール10の斜視図である。ステアリングホイール10は、中央部に位置するボス部14と、操舵中立状態でボス部14の左右両側に配置された運転者把持部16を備える。ボス部14は、内部にエアバック12を収納し、端部には運転者に対向する対向面30を有する。
左右の運転者把持部16のそれぞれは、左右方向の外側に若干膨らんだ湾曲形状を有し、それらの上部は、直線状の上側連結部20により互いに連結されており、それらの下部は、略凹状の下側連結部22により互いに連結されている。上側連結部20の左右方向の中央部分は、ボス部14の上部に固着されている。本実施形態のステアリングホイール10は、ボス部14上方の運転者把持部が省かれた異型ステアリングホイールであり、運転者が操舵時に左右の運転者把持部16を把持し、ステアリングホイールを持ち替えることなく車両の運転を行える仕様である。
下側連結部22の左右方向の中央部分は、ボス部14の対向面30よりも車両後方(運転者側)に位置しており、ボス部14の底面から車両後方へ向かって延びた保持部24によって保持されている。本実施形態では、下側連結部22の左右方向の中央部分が、支持部18を構成している。下側連結部22は、支持部18を車両後方端として、左右方向の両端部分が車両後方から車両前方に向かって傾斜している。左右の運転者把持部16は、支持部18よりも車両前方に位置する。
図2は、ステアリングホイール10の左右方向の中央部の概略断面と、運転者のダミー50の位置を示す図である。図2には、事故や病気により運転者が車両前方に倒れ込んだ状態が示されている。このような状態は、通常の運転姿勢が取れない状態として、アウトオブポジション、OOPとも呼ばれる。本実施形態のステアリングホイール10は、支持部18がボス部14の下方に位置し、ボス部14の対向面30よりも車両後方へ突出している。従って、運転者が車両前方に倒れ込んだ状態で、図2に示すように、運転者の胸付近に支持部18が当たることにより、運転者の頭部とボス部14の間(図2の破線円の内側に示す部分)に隙間を設けることができる。
図3は、従来技術に係る異型ステアリングホイール10AとOOPの運転者のダミー50の位置を示す図である。従来技術の異型ステアリングホイール10Aは、下側連結部22aがボス部14の対向面30よりも車両前方側に引っ込んでいる。従来技術のステアリングホイール10Aでは、運転者が車両前方に倒れ込んだ際に、運転者の頭部とボス部14の間に、ほとんど隙間ができない。本実施形態(図2参照)のステアリングホイール10は、このような従来技術に比べて、運転者の頭部とボス部14の間により大きな隙間を確保することができる。
ボス部14の内部のエアバックは、車両衝突時などに、車両後方および上方に向かって爆発展開する。本実施形態のステアリングホイール10によれば、運転者が車両前方に倒れ込んだ状態で運転者の頭部とボス部14の間に比較的大きな隙間が設けられるので、その状態でエアバックが爆発展開した際に、運転者の顔面や首部への衝撃を低減することができる。
なお、ステアリングホイール10の下側連結部22(支持部18を含む)および保持部24は、弾性変形可能に構成されてもよい。以下、この構成のステアリングホイール10を、弾性ステアリングホイールと言う。図4は、車両の高速衝突時におけるダミー50の移動量に対するダミー50の胸に印加されるG(重力加速度)を示すグラフであり、実線が、弾性ステアリングホイールを用いた場合のグラフであり、破線が、従来技術のステアリングホイール10A(図3参照)を用いた場合のグラフである。図4に示すように、従来技術のステアリングホイール10Aを用いた場合には、移動量M2でダミー50の胸がステアリングホイールに接し、ダミー50の胸に大きなGが印加される。それに対して、弾性ステアリングホイールを用いた場合には、移動量M1でダミー50の胸がステアリングホイールの支持部18に接し、支持部18を含む下側連結部22および保持部24が弾性変形する(エネルギーを吸収する)ことで、従来技術に比べてダミー50の胸に印加される最大Gが抑制される。このように、弾性ステアリングホイールによれば、運転手の胸に印加される最大Gを低下させることができる。
次に、本発明の別の実施形態について説明する。図5は、本発明の別の実施形態に係るステアリングホイール10Bの斜視図である。図5のステアリングホイール10Bは、図1のステアリングホイール10の上側連結部20を省いた異型ステアリングホイールである。図5のステアリングホイール10Bも、図1のステアリングホイール10と同様に、下側連結部22の左右方向の中央部分が支持部18を構成しており、支持部18が、ボス部14の下方に位置し、ボス部14の対向面30よりも車両後方に突出している。図5のステアリングホイール10Bも、以上で説明した図1のステアリングホイール10と同様の作用効果を得ることができる。
図6は、本発明のさらに別の実施形態に係るステアリングホイール10Cの斜視図である。図6のステアリングホイール10Cは、図1のステアリングホイール10の上側連結部20と下側連結部22を省き、左右の運転者把持部16をボス部14の左右側面に接続し、ボス部14の底面から車両前方に延ばした延出部40の先端を支持部18とした異型ステアリングホイールである。図6のステアリングホイール10Cも、図1のステアリングホイール10と同様に、支持部18が、ボス部14の下方に位置し、ボス部14の対向面30よりも車両後方に位置している。図6のステアリングホイール10Cも、以上で説明した図1のステアリングホイール10と同様の作用効果を得ることができる。
なお、以上説明した各実施形態の運転者把持部16は、ボス部14の左右に設けられるが、ボス部14の対向面30に対する運転者把持部16の車両前後方向の位置は限定されるものではない。「ボス部の左右に運転者把持部が設けられる(た)」とは、ボス部14の両脇に運転者把持部16が設けられる形態の他、ボス部14の対向面30に対して車両前後方向に離れた位置等に運転者把持部16が設けられる形態も含むものであり、例えば、支持部18と運転者把持部16の車両前後方向の位置が同じような形態も含むものである。
10,10A,10B,10C ステアリングホイール(異型ステアリングホイール)、12 エアバック、14 ボス部、16 運転者把持部、18 支持部、20 上側連結部、22,22a 下側連結部、24 保持部、30 対向面、40 延出部、50 ダミー。

Claims (1)

  1. ステアリングホイールの中央部に位置し、エアバックを収納すると共に、運転者に対向する対向面を有するボス部を備え、前記ボス部の上方の運転者把持部が省かれ、前記ボス部の左右に運転者把持部が設けられたステアリングホイールであって、
    前記ボス部の下方に位置し、前記ボス部の前記対向面よりも車両後方へ突出して運転者の倒れ込みを支える支持部を備える、
    ことを特徴とするステアリングホイール。
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