JP2014101025A - ステアリングホイール - Google Patents
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Abstract
【課題】ステアリングホイールに良好な衝撃吸収性能及び振動抑制性能を付与するとともに、構造の簡略化を図る技術を提供する。
【解決手段】本発明のある態様のステアリングホイール1は、高剛性のボス芯材12を有し、ステアリングホイール1の回動中心となるボス部10と、高剛性のリム芯材22、及びリム芯材22を被覆する低剛性の被覆部材24を有するリム部20と、ボス部10とリム部20とを接続するスポーク部30と、を備える。スポーク部30は、高剛性のスポーク芯材32によりボス芯材12とリム芯材22とを接続する第1スポーク部30Aと、ボス芯材12からリム芯材22にかけて延在する高剛性のスポーク芯材を含まず、被覆部材24によりボス芯材12とリム芯材22とを接続する第2スポーク部30Bと、を含む。
【選択図】図1
【解決手段】本発明のある態様のステアリングホイール1は、高剛性のボス芯材12を有し、ステアリングホイール1の回動中心となるボス部10と、高剛性のリム芯材22、及びリム芯材22を被覆する低剛性の被覆部材24を有するリム部20と、ボス部10とリム部20とを接続するスポーク部30と、を備える。スポーク部30は、高剛性のスポーク芯材32によりボス芯材12とリム芯材22とを接続する第1スポーク部30Aと、ボス芯材12からリム芯材22にかけて延在する高剛性のスポーク芯材を含まず、被覆部材24によりボス芯材12とリム芯材22とを接続する第2スポーク部30Bと、を含む。
【選択図】図1
Description
本発明は、ステアリングホイールに関する。特に、自動車等の車両に用いられるステアリングホイールに関する。
一般に、自動車等の車両に用いられるステアリングホイールは、ステアリングシャフトに固定されるボス部と、ボス部が略中央に位置するように配置される略環状のリム部と、ボス部とリム部とを接続するスポーク部とを備える。
このようなステアリングホイールには、リム部等に衝撃が加わった場合に、この衝撃を吸収して操舵者の安全性を確保することが求められる。一方、上述した衝撃吸収を目的としてスポーク部の剛性を小さくした場合、ステアリングホイールの共振周波数の低下を引き起こし得る。その結果、エンジンなどの振動によりステアリングホイールが振動しやすくなり、ステアリングホイールの操作性が低下してしまう。そのため、スポーク部にはある程度の剛性を持たせる必要がある。
これに対し特許文献1には、スポーク部を、軟性を有するインサートと剛性を有しインサートを被覆する被覆体とから構成し、インサートの途中に屈曲部を設けるとともに、屈曲部に相当する部位において被覆体の強度を小さくしたステアリングホイールが開示されている(特許文献1参照)。
特許文献1に開示された構造では、被覆体に剛性を持たせることでスポーク部の剛性を確保し、これにより振動特性や操作特性といった通常使用時のステアリングの性能の低下を抑制している。また、ステアリングホイールのリム部に衝撃力が加わった場合、被覆部におけるインサートの屈曲部に相当する部位が破壊されてスポーク部が変形することで、衝撃力を吸収している。
また、特許文献2には、スポーク部がリム芯金とボス芯金と連結するスポーク芯金を備え、このスポーク芯金の一部を他の部分よりも強度の低い弱部とし、この弱部からスポーク芯金の長手方向に沿って操作側に突設された突条部が形成されたステアリングホイールが開示されている。
特許文献2に開示された構造では、スポーク芯金の弱部を突条部により補強することでスポーク部の剛性の低下を抑制している。そして、これにより、ステアリングホイールの共振周波数が低下することを回避し、ステアリングホイールの振動を抑制している。また、操作側からリム部などに衝撃が加わった際には、突条部に引っ張り方向の力が加わり、突条部が破断してスポーク芯金の屈曲を許容することで、衝撃を吸収している。
本発明者らは、ステアリングホイールに良好な衝撃吸収性能と良好な振動抑制性能とを付与する構造について鋭意研究を重ねた結果、上述した従来のステアリングホイールには構造の簡略化を図る上で改善の余地があることを認識するに到った。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ステアリングホイールに良好な衝撃吸収性能及び振動抑制性能を付与するとともに、構造の簡略化を図る技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のステアリングホイールは、高剛性のボス芯材を有し、ステアリングホイールの回動中心となるボス部と、高剛性のリム芯材、及び前記リム芯材を被覆する低剛性の被覆部材を有するリム部と、前記ボス部と前記リム部とを接続するスポーク部と、を備える。前記スポーク部は、高剛性のスポーク芯材により前記ボス芯材と前記リム芯材とを接続する第1スポーク部と、前記ボス芯材から前記リム芯材にかけて延在する高剛性のスポーク芯材を含まず、前記被覆部材により前記ボス芯材と前記リム芯材とを接続する第2スポーク部と、を含む。
この態様によれば、ステアリングホイールに良好な衝撃吸収性能及び振動抑制性能を付与するとともに、構造の簡略化を図ることができる。
上記態様において、前記第2スポーク部は、操舵者側からステアリングホイールへ入力される衝撃によって、前記ボス部に対してスライド可能に設けられてもよい。この態様によっても、ステアリングホイールに良好な衝撃吸収性能及び振動抑制性能を付与するとともに、構造の簡略化を図ることができる。また、上記いずれかの態様において、前記スポーク部は、2以上の前記第1スポーク部と、少なくとも1つの前記第2スポーク部とを含み、前記第2スポーク部の少なくとも1つは、ステアリングホイールの非転舵状態において前記ボス部よりも鉛直方向下側に配置されてもよい。この態様によれば、ステアリングホイールに加わる衝撃をより確実に吸収することができる。
本発明によれば、ステアリングホイールに良好な衝撃吸収性能及び振動抑制性能を付与するとともに、構造の簡略化を図る技術を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という)について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係るステアリングホイールの構造を模式的に示す正面図である。図2(A)は、図1におけるA−A線に沿った断面図である。図2(B)は、衝撃によりステアリングホイールが変形した状態を示す断面図である。実施形態1に係るステアリングホイール1は、ボス部10と、リム部20と、スポーク部30とを備える。
図1は、実施形態1に係るステアリングホイールの構造を模式的に示す正面図である。図2(A)は、図1におけるA−A線に沿った断面図である。図2(B)は、衝撃によりステアリングホイールが変形した状態を示す断面図である。実施形態1に係るステアリングホイール1は、ボス部10と、リム部20と、スポーク部30とを備える。
ボス部10は、ステアリングホイール1の回動中心となる部分であり、ステアリングシャフトの先端部に固定される。ボス部10は、高剛性のボス芯材12を有する。ボス芯材12は、例えば鉄やアルミニウム等の所定の剛性を有する材料で形成される芯金である。
リム部20は、車両の運転者がステアリングホイール1を操舵する際に主に把持する部分であり、略環状の形状を有し、ボス部10が略中央に位置するよう配置される。リム部20は、高剛性のリム芯材22と、リム芯材22を被覆する低剛性の被覆部材24を有する。リム芯材22は、例えばボス芯材12と同じ材料で形成することができる。被覆部材24は、リム芯材22よりも剛性の低い、例えばウレタン樹脂等の軟質材で形成される。被覆部材24は、弾性変形することができる。
スポーク部30は、ボス部10とリム部20とを接続する部分であり、2以上の第1スポーク部30Aと、少なくとも1つの第2スポーク部30Bとを含む。本実施形態のステアリングホイール1は、2本の第1スポーク部30Aと、1本の第2スポーク部30Bとを含む。
第1スポーク部30Aは、高剛性のスポーク芯材32を有する。第1スポーク部30Aは、スポーク芯材32によりボス芯材12とリム芯材22とを接続する。本実施形態のステアリングホイール1では、ボス芯材12の外周縁部に、リム芯材22に向けて突出する接続用凸部12aが設けられており、スポーク芯材32の一端が接続用凸部12aに接続されている。また、リム芯材22の内周縁部に、ボス芯材12に向けて突出する接続用凸部22aが設けられており、スポーク芯材32の他端が接続用凸部22aに接続されている。スポーク芯材32は、例えばボス芯材12と同じ材料で形成することができる。本実施形態では、ボス芯材12、リム芯材22及びスポーク芯材32が一体成形された、単一部材となっている。
第2スポーク部30Bは、ボス芯材12からリム芯材22にかけて延在する高剛性のスポーク芯材を含まず、被覆部材24によりボス芯材12とリム芯材22とを接続する。すなわち、リム部20の被覆部材24は、リム芯材22の接続用凸部22aからボス芯材12の接続用凸部12aまで延在する突出部24aを有し、突出部24aにより第2スポーク部30Bが構成されている。言い換えれば、被覆部材24と第2スポーク部30Bとは一体成形された、単一部材となっている。なお、第2スポーク部30Bは、内部まで低剛性材料が存在する中実部材である。被覆部材24を構成する低剛性部材は、ボス芯材12、リム芯材22及びスポーク芯材32を構成する高剛性部材よりも剛性の低い部材である。
したがって、第2スポーク部30Bは、ボス芯材12とリム芯材22を、高剛性部材を介さずに接続している。言い換えれば、第2スポーク部30Bは芯材不存在領域Rを有する。芯材不存在領域Rは、ボス芯材12の接続用凸部12aとリム芯材22の接続用凸部22aとの間に延在している。
図2(A)に示すように、車両前後方向で見て、リム部20はボス部10に対して操舵者寄りに、すなわち車両後方側に配置されている。第2スポーク部30Bは、延在方向の所定位置に屈折部26を有する。より詳細には、第2スポーク部30Bは、リム部20を含む平面内をリム部20の内周縁部からステアリングホイール1の回動中心に向かって延び、屈折部26においてボス部10の外周縁部に向かって、すなわち車両前方側に向かって屈折し、ボス部10の外周縁部まで延在している。第2スポーク部30Bのボス芯材12側の端部には係合用凹部24bが設けられ、接続用凸部12aの端部には係合用凸部12bが設けられている。そして、係合用凹部24bに係合用凸部12bが嵌め込まれて、第2スポーク部30Bがボス芯材12に固定されている。
ステアリングホイール1は、車両に取り付けられた状態で、リム部20を含む平面が前側上方から後側下方に向かって傾斜するように構成されている。2本の第1スポーク部30Aは、一方がボス部10の右側に、他方がボス部10の左側に配置されている。また、2本の第1スポーク部30Aは、ステアリングホイール1の非転舵状態において、すなわち転舵角0°の状態においてそれぞれ略水平に延在している。また、第2スポーク部30Bは、ステアリングホイール1の非転舵状態においてボス部10よりも鉛直方向下側に配置されている。本実施形態では、第2スポーク部30Bは、ステアリングホイール1の非転舵状態において略鉛直方向に延在するように配置されている。
このように、本実施形態のステアリングホイール1は、ボス芯材12とリム芯材22とが高剛性の芯材で接続されない部分においても、軟質材料で構成される第2スポーク部30Bでボス芯材12とリム芯材22とを接続している。これにより、第2スポーク部30Bを設けない場合に比べて、ステアリングホイール1の剛性を高めることができる。
また、図2(B)に示すように、例えば、操舵者のステアリングホイール1への衝突等によって、操舵者側(図2(B)における左側)からステアリングホイール1へ矢印Fで示す衝撃が加わった場合、屈折部26の屈折角度θが鋭角になる方向に第2スポーク部30Bが変形することで、衝撃を吸収することができる。これにより、操舵者がステアリングホイール1へ衝突した場合等に衝撃を吸収し、操舵者の安全性をより高めることができる。
以上説明したように、本実施形態に係るステアリングホイール1では、スポーク部30が、高剛性部材でボス芯材12とリム芯材22とを接続する第1スポーク部30Aと、低剛性部材でボス芯材12とリム芯材22とを接続する第2スポーク部30Bとを含んでいる。第1スポーク部30Aは、高剛性のスポーク芯材32によりボス芯材12とリム芯材22とを接続している。第2スポーク部30Bは、延在方向の少なくとも一部に芯材不存在領域Rを有し、リム部20の被覆部材24の一部である突出部24aによりボス芯材12とリム芯材22とを接続している。すなわち、本実施形態に係るステアリングホイール1において、複数のスポーク部30のうち少なくとも1つのスポーク部30(第2スポーク部30B)は、ボス芯材12とリム芯材22とを芯金で接続せず、被覆部材24と一体成形された低剛性部材で両者を接続している。
このように、ボス部10とリム部20との間の領域におけるスポーク芯材32が設けられない領域に低剛性部材の第2スポーク部30Bを設けることで、ステアリングホイール1の剛性を高めることができる。そのため、ステアリングホイール1の共振周波数の低下を抑制することができ、ステアリングホイール1に良好な振動抑制性能を付与することができる。
また、第2スポーク部30Bは、第1スポーク部30Aに比べて変形しやすい。そのため、ステアリングホイール1のリム部20に衝撃が加わった場合に、第2スポーク部30Bが変形することで衝撃を吸収することができる。すなわち、第2スポーク部30Bを設けることで、ステアリングホイール1に良好な衝撃吸収性能を付与することができる。また、一般にステアリングホイール1には、非転舵状態でリム部20の下端部に衝撃が加わりやすい。これに対し、第2スポーク部30Bは、ステアリングホイール1の非転舵状態においてボス部10よりも鉛直方向下側に配置されている。そのため、ステアリングホイール1に加わる衝撃をより確実に吸収することができる。
また、ステアリングホイール1は、第2スポーク部30Bを構成する低剛性材料の弾性変形により衝撃を吸収している。そのため、上述した特許文献1及び2のステアリングホイールのように、被覆部の一部や突条部の破断を伴わずに、ステアリングホイール1にかかる力を吸収することができる。これにより、衝撃を吸収する過程でステアリングホイールの剛性が変化することを抑制できるため、ステアリングホイール1に運転者等が衝突した際のステアリングホイール1の挙動を安定化させることができる。
また、ステアリングホイール1の衝撃吸収性能の向上と、振動抑制性能の向上との両立を可能とする第2スポーク部30Bは、リム部20が有する被覆部材24の一部で構成されている。そのため、ステアリングホイール1に衝撃吸収性能及び振動抑制性能を付与する際に、ステアリングホイール1の構造が複雑化することを抑制することができる。また、部品点数の増大を抑制することができる。すなわち、ステアリングホイール1の簡略化が可能である。また、ステアリングホイール1は、一般的な芯材やグリップ部の成形方法を用いて製造することができる。
なお、ボス部10及び第1スポーク部30Aも、リム部20と同様に、ボス芯材12を被覆する被覆部を備えてもよい。この場合、これらの被覆部とリム部20の被覆部材24とは一体成形されてもよい。また、本実施形態では、水平方向に延在する2つの第1スポーク部30Aと、鉛直方向に延在する1つの第2スポーク部30Bとを備えるが、これらの数及び配置は特にこれに限定されない。
(実施形態2)
実施形態2に係るステアリングホイールは、第2スポーク部30Bとボス部10との接続構造が異なる点を除き、実施形態1に係るステアリングホイールの構成と共通する。以下、実施形態2に係るステアリングホイールについて、実施形態1と異なる構成を中心に説明する。なお、実施形態1と同様の構成については同一の符号を付し、その説明及び図示は適宜省略する。
実施形態2に係るステアリングホイールは、第2スポーク部30Bとボス部10との接続構造が異なる点を除き、実施形態1に係るステアリングホイールの構成と共通する。以下、実施形態2に係るステアリングホイールについて、実施形態1と異なる構成を中心に説明する。なお、実施形態1と同様の構成については同一の符号を付し、その説明及び図示は適宜省略する。
図3(A)は、実施形態2に係るステアリングホイールにおける第2スポーク部近傍を模式的に示す断面図である。図3(B)は、衝撃によりステアリングホイールが変形した状態を示す断面図である。本実施形態に係るステアリングホイール1(図1参照)において、第2スポーク部30Bは、操舵者側からステアリングホイール1へ入力される衝撃によって、ボス部10に対してスライド可能に設けられている。
本実施形態では、第2スポーク部30Bは、操舵者側からステアリングホイール1へ入力される衝撃によって、ボス部10側の端部がボス部10に対してスライド可能に接続されている。より詳細には、図3(A)に示すように、第2スポーク部30Bを構成する突出部24aのボス部10側の端面と、ボス部10の接続用凸部12aの端面とが面接触している。突出部24aの端面と接続用凸部12aの端面との接合界面は、リム部20を含む平面に対して略直交している。
図3(B)に示すように、操舵者側(図3(B)における左側)からステアリングホイール1へ矢印Fで示す衝撃が加わった場合、第2スポーク部30Bのボス部10側の端部がボス部10に対して車両前方側(矢印Hで示す方向)にスライドすることで、衝撃を吸収することができる。これにより、操舵者の安全性をより高めることができる。
なお、第2スポーク部30Bの延在方向の途中に切断部が設けられ、この切断部を挟んで並ぶ2つの部分を互いにスライド可能とすることで、第2スポーク部30Bがボス部10に対してスライド可能な構成を実現してもよい。
以上説明した実施形態2に係るステアリングホイール1によっても、実施形態1と同様の効果を奏することができる。また、本実施形態によれば、ステアリングホイール1の構造をより簡略化することができる。
本発明は、上述の各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態を組み合わせたり、当業者の知識に基づいて各種の設計変更などの変形を加えることも可能であり、そのような組み合わせられ、もしくは変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれる。上述の各実施形態同士、及び上述の各実施形態と変形との組合せによって生じる新たな実施形態は、組み合わされる実施形態及び変形それぞれの効果をあわせもつ。
上述した各実施形態において、接続用凸部12a及び接続用凸部22aをスポーク部30の一部ととらえた場合であっても、そのような構成は本発明の範囲に含めることができる。すなわち、当該構成においても、第1スポーク部30Aは、接続用凸部12a、接続用凸部22a及びスポーク芯材32からなる高剛性の芯材でボス芯材12とリム芯材22とを接続していることになる。また、第2スポーク部30Bは、両端に芯材(接続用凸部12a、接続用凸部22a)を含むことになるが、これらの芯材は芯材不存在領域Rにより分断されている。そのため、第2スポーク部30Bが、ボス芯材12からリム芯材22にかけて延在する芯材を含まず、被覆部材24により両者を接続していることには変わりない。
1 ステアリングホイール、 10 ボス部、 12 ボス芯材、 20 リム部、 22 リム芯材、 24 被覆部材、 30 スポーク部、 30A 第1スポーク部、 30B 第2スポーク部、 32 スポーク芯材。
Claims (3)
- 高剛性のボス芯材を有し、ステアリングホイールの回動中心となるボス部と、
高剛性のリム芯材、及び前記リム芯材を被覆する低剛性の被覆部材を有するリム部と、
前記ボス部と前記リム部とを接続するスポーク部と、を備え、
前記スポーク部は、
高剛性のスポーク芯材により前記ボス芯材と前記リム芯材とを接続する第1スポーク部と、
前記ボス芯材から前記リム芯材にかけて延在する高剛性のスポーク芯材を含まず、前記被覆部材により前記ボス芯材と前記リム芯材とを接続する第2スポーク部と、を含むことを特徴とするステアリングホイール。 - 前記第2スポーク部は、操舵者側からステアリングホイールへ入力される衝撃によって、前記ボス部に対してスライド可能に設けられている請求項1に記載のステアリングホイール。
- 前記スポーク部は、2以上の前記第1スポーク部と、少なくとも1つの前記第2スポーク部とを含み、
前記第2スポーク部の少なくとも1つは、ステアリングホイールの非転舵状態において前記ボス部よりも鉛直方向下側に配置される請求項1又は2に記載のステアリングホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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- 2012-11-20 JP JP2012254333A patent/JP2014101025A/ja active Pending
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