JP7178669B2 - 仕切体、仕切体を構成するシート材及びジョイント構造 - Google Patents
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Description
1枚の略矩形のシート材Aにより構成される仕切体であって、
前記シート材Aは、
第1側辺から前記第1側辺に対向する第2側辺に向かって、順に形成された平面視谷折りの第1折り目、平面視山折りの第2折り目、及び、平面視谷折りの第3折り目と、
前記第1側辺と前記第1折り目を側縁とする第1面部、前記第1折り目と前記第2折り目を側縁とする第2面部、前記第2折り目と前記第3折り目を側縁とする第3面部、及び、前記第3折り目と前記第2側辺を側縁とする第4面部と、を有し、
前記第2面部の前記第1面部側に凸状の第2面凸状爪が延設形成されるように、前記第1面部には、前記第1折り目に沿って、略凹字状の第1面凹字孔が形成されており、
前記第2面凸状爪は、前記第1折り目を越えて延設されているものの、前記第1折り目で折れ曲がらないようになっており、
前記第4面部の前記第3面部側に前記第1面凹字孔に嵌合する第4面係合舌片が延設形成されるように、前記第3面部には、前記第3折り目に沿って、略コ字状の第3面コ字切線が形成されており、
前記第4面係合舌片は、前記第3折り目を越えて延設されているものの、前記第3折り目で折れ曲がらないようになっており、
前記第4面係合舌片には、前記第2面凸状爪が差し込まれて係合される第4面係合孔が形成されており、
前記第3面部の第4面部側に凸状の第3面凸状爪が延設形成されるように、前記第4面部には、第3折り目に沿って、略凹字状の第4面凹字孔が形成されており、
前記第3面凸状爪は、第3折り目を越えて延設されているものの、第3折り目で折れ曲がらないようになっており、
前記第1面部の第2面部側に前記第4面凹字孔に嵌合する第1面係合舌片が延設形成されるように、前記第2面部には、第1折り目に沿って、略コ字状の第2面コ字切線が形成されており、
前記第1面係合舌片は、第1折り目を越えて延設されているものの、第1折り目で折れ曲がらないようになっており、
前記第1面係合舌片には、前記第3面凸状爪が差し込まれて係合される第1面係合孔が形成されていることを要旨とする。
さらに、前記シート材Aが、
前記第1面部には、第1折り目に沿って、略ロ字状の第1面ロ字孔が形成されており、
前記第4面部の第3面部側に前記第1面ロ字孔に嵌合する第4面嵌合舌片が延設形成されるように、前記第3面部には、第3折り目に沿って、略コ字状の第3面コ字切離線が形成されており、
前記第4面嵌合舌片は、第3折り目を越えて延設されているものの、第3折り目で折れ曲がらないようになっており、
前記第4面部には、第3折り目に沿って、略ロ字状の第4面ロ字孔が形成されており、
前記第1面部の第2面部側に前記第4面ロ字孔に嵌合する第1面嵌合舌片が延設形成されるように、前記第2面部には、第2折り目に沿って、略コ字状の第2面コ字切離線が形成されており、
前記第1面嵌合舌片は、第1折り目を越えて延設されているものの、第1折り目で折れ曲がらないようになっているようにしてもよい。
2枚の略矩形のシート材Bにより構成される仕切体であって、
前記シート材Bは、
前記第1面部及び前記第2面部と前記第3面部及び前記第4面部とが同形状であるときの前記シート材Aを前記第2折り目で切断して分離させたものの一方であることを要旨とする。
2枚の前記シート材Bと1枚以上の略矩形のシート材Cにより構成される仕切体であって、
前記シート材Cは、
シート材Bが二つ連結されたものであり、その連結構造は、前記シート材Bの第1側辺に相当する辺を互いに連結したものであり、この構成が1枚のシートによって実現されていることを要旨とする。
シート材Eとシート材Fとを連結するジョイント構造としてもよい。
まず、第1の実施形態である仕切体1の構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は本実施形態の仕切体1を示した説明図である。図2は仕切体1を構成するシート材Aを示した説明図である。
第1折り目21と第3折り目23は、折り曲げる方向の反対側のライナーをカットした、いわゆる半切り加工が施されている。
第2折り目22は、途中に複数の罫線22aを含んだカット線22bで構成されている。罫線とは、段ボール板を箱などの立体的な形状に組み立てる際に綺麗に折り曲がるように、対象の位置に加工する段を潰した折線のことである。また、本実施形態では、罫線を2重罫線としている。
罫線22aについて、概ね、板厚が3mmを超えるもの(プラスチックダンボール4mm厚以上、段ボールAフルート以上)に対しては、2重罫線が適しており、板厚が3mm以下のものに対しては、1本の”罫線”のみのほうが適度に折り曲げられるので1本罫線が適している。
第1面部31と第4面部34は、組み立てられたとき底面になる部分である。第2面部32と第3面部33は、組み立てられたとき仕切壁(立設部)になる部分である。
第4面係合舌片51は、第3折り目23を越えて延設されているものの、第3折り目23で折れ曲がらないようになっている。
第3面凸状爪43は、第3折り目23を越えて延設されているものの、第3折り目23で折れ曲がらないようになっている。
前記第1面係合舌片54は、第1折り目21を越えて延設されているものの、第1折り目21で折れ曲がらないようになっている。
第4面部34の第3面部33側に第1面ロ字孔45に嵌合する第4面嵌合舌片61が延設形成されるように、第3面部33には、第3折り目23に沿って、略コ字状の第3面コ字切離線62が形成されている。
第4面嵌合舌片61は、第3折り目23を越えて延設されているものの、第3折り目23で折れ曲がらないようになっている。
第1面部31の第2面部32側に第4面ロ字孔46に嵌合する第1面嵌合舌片63が延設形成されるように、第2面部32には、第1折り目21に沿って、略コ字状の第2面コ字切離線64が形成されている。
第1面嵌合舌片63は、第1折り目21を越えて延設されているものの、第1折り目21で折れ曲がらないようになっている。
つぎに、第2の実施形態である仕切体4の構成について、図3~図5を参照して説明する。図3は本実施形態の仕切体4を示した説明図である。図4は仕切体4を構成する2枚のシート材Bを示した説明図である。図5は、シート材Aの変形例を示した説明図である。なお、シート材A10と形状、機能が同一の部位については、同一の符号を付すこととする。
シート材B410は、図5に示すシート材A10の変形例シート材A420を第2折り目22で切断して分離させたものの一方(本実施形態では、符号を付す上の便宜上、第1面部と第2面部の側とした)と同形のものである。
図5に示すように、シート材A420の特徴は、第1面部31及び第2面部32と第3面部33及び第4面部34とが同形状であることである。
なお、ここでいう、同形又は同形状とは、凸状爪や係合舌片、係合孔等の位置や大きさが同一という意味であり、第1~4面部31~34の幅の長さや面取りの有無等の細部まで同一という意味ではない。
第1面部31は、組み立てられたとき底面になる部分である。第2面部32は、組み立てられたとき仕切壁(立設部)になる部分である。
前記第1面係合舌片54は、第1折り目21を越えて延設されているものの、第1折り目21で折れ曲がらないようになっている。
第2面部32の裏面同士が密着して重合するようにして、
一方の第2面凸状爪41を他方の第1面係合孔56に差し込み、他方の第2面凸状爪41を一方の第1面係合孔56に差し込んで、さらに、他方の第1面係合舌片54を一方の第1面凹字孔42に、一方の第1面係合舌片54を他方の第1面凹字孔42に嵌合させると、仕切体4が簡単に組み立てられる。仕切体4は、自立可能で強度も十分にある。組立てのみならず、分解も容易である。
図示はしないが、2枚のシート材(たとえば、シート材Eとシート材F)を連結するジョイント構造として、各シート材の連結したい側の端部を仕切体4と同様の構造にしてもよい。これによれば、接着剤や粘着テープを用いることなく、2枚のシート材を連結させることができ、別々に使用したい場合は、簡単に分離することもできる。
つぎに、第3の実施形態である仕切体5の構成について、図6~図8を参照して説明する。図6は本実施形態の仕切体5を示した説明図である。図7は仕切体5を構成する2枚のシート材Bと2枚のシート材Cとを示した説明図である。図8は、シート材Cの特徴を示した説明図である。なお、シート材B410と形状、機能が同一の部位については、同一の符号を付すこととする。
シート材B410は、仕切体4と同じものである。
シート材C510は、図8に示すように、シート材B410が二つ連結されたものである。そして、その連結構造は、シート材B410の第1側辺11を互いに連結したものであり、この構成が1枚のシートによって実現されているというものである。
なお、ここでいう連結というのは、連結後の第1面部31の幅を2倍にしなければならないという意味ではなく、連結後の第1面部の幅の長さは任意に決めればいいものである。
4 仕切体(第2の実施形態)
5 仕切体(第3の実施形態)
10 シート材A
11 第1側辺 12 第2側辺
21 第1折り目 22 第2折り目 23 第3折り目
31 第1面部 32 第2面部
33 第3面部 34 第4面部
41 第2面凸状爪 42 第1面凹字孔
43 第3面凸状爪 44 第4面凹字孔
45 第1面ロ字孔 46 第4面ロ字孔
51 第4面係合舌片 52 第3面コ字切線 53 第4面係合孔
54 第1面係合舌片 55 第2面コ字切線 56 第1面係合孔
61 第4面嵌合舌片 62 第3面コ字切離線
63 第1面嵌合舌片 64 第2面コ字切離線
410 シート材B
412 第2側辺
420 シート材Aの変形例
510 シート材C
Claims (10)
- 1枚の略矩形のシート材Aにより構成される仕切体であって、
前記シート材Aは、
第1側辺から前記第1側辺に対向する第2側辺に向かって、順に形成された平面視谷折りの第1折り目、平面視山折りの第2折り目、及び、平面視谷折りの第3折り目と、
前記第1側辺と前記第1折り目を側縁とする第1面部、前記第1折り目と前記第2折り目を側縁とする第2面部、前記第2折り目と前記第3折り目を側縁とする第3面部、及び、前記第3折り目と前記第2側辺を側縁とする第4面部と、を有し、
前記第2面部の前記第1面部側に凸状の第2面凸状爪が延設形成されるように、前記第1面部には、前記第1折り目に沿って、略凹字状の第1面凹字孔が形成されており、
前記第2面凸状爪は、前記第1折り目を越えて延設されているものの、前記第1折り目で折れ曲がらないようになっており、
前記第4面部の前記第3面部側に前記第1面凹字孔に嵌合する第4面係合舌片が延設形成されるように、前記第3面部には、前記第3折り目に沿って、略コ字状の第3面コ字切線が形成されており、
前記第4面係合舌片は、前記第3折り目を越えて延設されているものの、前記第3折り目で折れ曲がらないようになっており、
前記第4面係合舌片には、前記第2面凸状爪が差し込まれて係合される第4面係合孔が形成されており、
前記第3面部の第4面部側に凸状の第3面凸状爪が延設形成されるように、前記第4面部には、第3折り目に沿って、略凹字状の第4面凹字孔が形成されており、
前記第3面凸状爪は、第3折り目を越えて延設されているものの、第3折り目で折れ曲がらないようになっており、
前記第1面部の第2面部側に前記第4面凹字孔に嵌合する第1面係合舌片が延設形成されるように、前記第2面部には、第1折り目に沿って、略コ字状の第2面コ字切線が形成されており、
前記第1面係合舌片は、第1折り目を越えて延設されているものの、第1折り目で折れ曲がらないようになっており、
前記第1面係合舌片には、前記第3面凸状爪が差し込まれて係合される第1面係合孔が形成されている仕切体。 - さらに、前記シート材Aは、
前記第1面部には、第1折り目に沿って、略ロ字状の第1面ロ字孔が形成されており、
前記第4面部の第3面部側に前記第1面ロ字孔に嵌合する第4面嵌合舌片が延設形成されるように、前記第3面部には、第3折り目に沿って、略コ字状の第3面コ字切離線が形成されており、
前記第4面嵌合舌片は、第3折り目を越えて延設されているものの、第3折り目で折れ曲がらないようになっており、
前記第4面部には、第3折り目に沿って、略ロ字状の第4面ロ字孔が形成されており、
前記第1面部の第2面部側に前記第4面ロ字孔に嵌合する第1面嵌合舌片が延設形成されるように、前記第2面部には、第2折り目に沿って、略コ字状の第2面コ字切離線が形成されており、
前記第1面嵌合舌片は、第1折り目を越えて延設されているものの、第1折り目で折れ曲がらないようになっている請求項1に記載の仕切体。 - 2枚の略矩形のシート材Bにより構成される仕切体であって、
前記シート材Bは、
前記第1面部及び前記第2面部と前記第3面部及び前記第4面部とが同形状であるときの、請求項1又は請求項2に記載の前記シート材Aを前記第2折り目で切断して分離させたものの一方である仕切体。 - 1枚の略矩形のシート材Aにより構成される仕切体であって、
前記シート材Aは、
第1側辺から前記第1側辺に対向する第2側辺に向かって、順に形成された平面視谷折りの第1折り目、平面視山折りの第2折り目、及び、平面視谷折りの第3折り目と、
前記第1側辺と前記第1折り目を側縁とする第1面部、前記第1折り目と前記第2折り目を側縁とする第2面部、前記第2折り目と前記第3折り目を側縁とする第3面部、及び、前記第3折り目と前記第2側辺を側縁とする第4面部と、を有し、
前記第2面部の前記第1面部側に凸状の第2面凸状爪が延設形成されるように、前記第1面部には、前記第1折り目に沿って、略凹字状の第1面凹字孔が形成されており、
前記第2面凸状爪は、前記第1折り目を越えて延設されているものの、前記第1折り目で折れ曲がらないようになっており、
前記第4面部の前記第3面部側に前記第1面凹字孔に嵌合する第4面係合舌片が延設形成されるように、前記第3面部には、前記第3折り目に沿って、略コ字状の第3面コ字切線が形成されており、
前記第4面係合舌片は、前記第3折り目を越えて延設されているものの、前記第3折り目で折れ曲がらないようになっており、
前記第4面係合舌片には、前記第2面凸状爪が差し込まれて係合される第4面係合孔が形成されており、
前記第1面凹字孔及び前記第3面コ字切線のうち、第1側辺と垂直な側辺の一方に近接しているものについては、前記第1面凹字孔が孔ではなく略凹字状の第1面凹字切込みとなっており、前記第3面コ字切線が略L字状の第3面L字切線となっている仕切体。 - 前記シート材Aは、
前記第4面凹字孔及び前記第2面コ字切線のうち、第1側辺と垂直な側辺の一方に近接しているものについては、前記第4面凹字孔が孔ではなく略凹字状の第4面凹字切込みとなっており、前記第2面コ字切線が略L字状の第2面L字切線となっている請求項1に記載の仕切体。 - 2枚の前記シート材Bと1枚以上の略矩形のシート材Cにより構成される仕切体であって、
前記シート材Cは、
請求項3に記載のシート材Bが二つ連結されたものであり、その連結構造は、前記シート材Bの第1側辺に相当する辺を互いに連結したものであり、この構成が1枚のシートによって実現されている仕切体。 - 仕切体を構成する、請求項1、請求項2、請求項4又は請求項5のいずれか一項に記載のシート材A。
- 仕切体を構成する、請求項3に記載のシート材B。
- 仕切体を構成する、請求項6に記載のシート材C。
- シート材Eとシート材Fを連結するジョイント構造であって、
ジョイント部分の構造が請求項3に記載の仕切体と同様のものであるジョイント構造。
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