JP5618782B2 - 紙製容器 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の紙製容器では、底板に、前板、後板、左側板および右側板が連設されている。前板に連設された前折返板が折り返されて前板に糊付けされ、後板に連設された後折返板が折り返されて後板に糊付けされ、左側板に連設された左折返板が折り返されて左側板に糊付けされる。これにより、前壁、後壁および左壁を有する箱本体が完成する。
また、特許文献1の紙製容器では、完成した状態で、蓋体を開いたときに目に付きやすい箱本体の底壁の内面に、型紙の裏面が現れるので、見映えが悪い。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、糊を使わずに組み立てることができる紙製容器を提供することを主たる目的とする。
請求項4記載の発明は、前記2片の左右側壁は、それぞれ、前記左右の連結帯片同士が連結された後、当該連結された左右の連結帯片を内に挟み込むように折り重ねられていることを特徴とする、請求項1記載の紙製容器である。
本体部展開型紙は、底板、2片の左側壁、2片の右側壁および対をなす2葉の内底板を含んでいて、2片の左側壁および2片の右側壁は、それぞれ、折り重ねられて容器本体の左側壁および右側壁を2重構造とする。そして、対をなす2葉の内底板は、左側壁および右側壁から底板上を中央部に向かって積層されるように伸び、底板上の中央部で互いに係合して、容器本体の底壁を2重構造とする。
また、紙製容器が、1枚の紙で形成された本体部展開型紙および蓋部展開型紙を組立てることで完成し、さらに、2葉の内底板を底板上の中央部で互いに係合すれば容器本体の2重構造の左側壁、右側壁および底壁が完成することから、紙製容器を、糊を使わずに組み立てることができる。
これにより、容器本体において、前側壁と後側壁との相対位置を安定させることができるとともに、前側壁および後側壁の剛性を高めることができる。
さらに、前側壁は、2片と、2片の先端から突出する係止片とを含んでいて、2片が折り重ねられて容器本体の前側壁が2重構造となる。この場合、本体部展開型紙の表面が、容器本体の前側壁の外面および内面となるようにすることができる。すると、蓋を開くときに目に付く容器本体の前側壁の内外面に本体部展開型紙の表面がくるので、見映えが良い。
そして、係止片が底板と2葉の内底板とに挟まれて係止されているので、容器本体の2重構造の前側壁を、型崩れすることなく、安定させることができる。
請求項2記載の発明によれば、2葉の内底板は、それぞれ、先端辺から膨出する舌状部分を有し、互いに係合した状態で、これらの舌状部分が対称に配置される。そのため、蓋を開いたときに目に付く容器本体の底壁の内面では、舌状部分が対称となることで規則的に配置された様子が現れるので、一層見映えが良い。
また、2葉の内蓋板を蓋板下面の中央部で互いに係合すれば蓋の2重構造の左側壁、右側壁および天壁が完成することから、紙製容器を、糊を使わずに組み立てることができる。
この発明に係る紙製容器A(以下では、単に「容器A」という)には、細かな部分(主に、後述する蓋C)の違いに応じて、第1から第3までの3つの実施形態がある。
以下では、各実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、この発明の第1実施形態に係る容器Aの展開図である。図2〜図8は、容器Aを組み立てる工程を示す斜視図である。図9および図10は、完成した容器Aの斜視図である。
容器A全体は、図1に示す1枚の紙で形成された型紙Xを組み立てることで形成される。型紙Xは、1枚の紙(厚紙等)を容器Aの展開図に合うように裁断することで形成されている。なお、図1における下側が、型紙Xおよび容器Aにおける前側であり、図1における上側が、型紙Xおよび容器Aにおける後側である。また、型紙Xにおいて図1で表れている面は、型紙Xの裏面である。型紙Xの裏面は、図1においてドットを付して示しているように、一般的に、ざらざらした粗い面である。一方、型紙Xの表面は、滑らかな面であり、この実施形態では、裏面と区別するために、表面には、ドットが付されていない。
本体部展開型紙Yは、本体底板1、本体左外板2、本体右外板3、本体前外板4、本体後外板5、本体左内板6、左内底板26、本体右内板7、右内底板27、左前連結帯片8、右前連結帯片9、本体前内板10、係止片11、左後連結帯片12および右後連結帯片13を含んでいる。本体前外板4、本体前内板10および係止片11は、容器本体Bの前側壁をなし、本体後外板5は、容器本体Bの後側壁をなす。また、本体左外板2および本体左内板6は、容器本体Bの2片の左側壁をなし、本体右外板3および本体右内板7は、容器本体Bの2片の右側壁をなし、左内底板26および右内底板27は、容器本体Bにおいて対をなす2葉の内底板をなす。
本体左外板2は、前後に細長い長方形状に形成されており、本体底板1の左端縁の全域に連結されている。本体左外板2と本体底板1の左端縁との境界には、折り目100が前後に延びている。なお、折り目は、ミシン目であってもよい(他の折り目についても同様)。
本体前外板4は、左右に細長い長方形状に形成されており、本体底板1の前端縁の全域に連結されている。本体前外板4と本体底板1の前端縁との境界には、折り目102が左右に延びている。本体前外板4の前後方向寸法と、本体左外板2および本体右外板3のそれぞれの左右方向寸法とはほぼ同じである。
本体左内板6は、本体左外板2と同じ形状を有していて、本体左外板2の左端縁の全域に連結されている。本体左内板6と本体左外板2の左端縁との境界には、折り目104が前後に延びている。
右内底板27は、本体底板1の右半分を覆い得る大きさを有する略矩形状であり、本体右内板7の右端縁の全域に連結されている。右内底板27と本体右内板7の右端縁との境界には、折り目107が前後に延びている。右内底板27において右の先端辺である右端縁の前後方向略中央位置には、略三角形状の切欠き152が形成されている。また、右内底板27の右端縁には、切欠き152の後側部分に連続して右内底板27の右端縁から右後側へ膨出した舌状部分153が形成されている。切欠き152および舌状部分153のまとまりは、第2係合部52とされ、右内底板27の右端縁に設けられている。
本体前内板10は、本体前外板4と同じ形状を有しており、本体前外板4の前端縁の全域に連結されている。本体前内板10と本体前外板4の前端縁との境界には、折り目110が左右に延びている。本体前外板4および本体前内板10は、2片をなす。
蓋板14は、本体底板1とほぼ同じ大きさの正方形状に形成されており、前後に延びる左右の端縁と左右に延びる前後の端縁とを有している。蓋板14の前端縁の全域は、本体後外板5の後端縁の全域に連結されている。蓋板14の前端縁と本体後外板5の後端縁との境界には、折り目114が左右に延びている。
蓋左外板15は、前後に細長い長方形状に形成されており、蓋板14の左端縁の全域に連結されている。蓋左外板15の前端縁は、左側へ向かうに従って後側へ傾斜している。蓋左外板15と蓋板14の左端縁との境界には、折り目115が前後に延びている。
蓋前外板17は、本体後外板5と同じ形状を有しており、蓋板14の後端縁の全域に連結されている。蓋前外板17と蓋板14の後端縁との境界には、折り目117が左右に延びている。
第1左差込片20は、前後に細長い長方形状であり、蓋左外板15の後端縁の全域に連結されている。第1左差込片20の前後方向寸法は、蓋前外板17の左右方向寸法の半分程度である。第1左差込片20と蓋左外板15の後端縁との境界には、折り目120が左右に延びている。
第2右差込片22は、第2左差込片19とほぼ同じ形状であり、蓋右内板21の後端縁の略左半分に連結されている。第2右差込片22と第1右差込片23とは、直接つながっておらず、分離されている。第2右差込片22と蓋右内板21の後端縁との境界には、折り目122が左右に延びている。蓋右内板21の後端部、厳密には第2右差込片22と蓋右内板21の後端縁の略右半分との間には、左右に延びる右切欠き63が形成されていて、第2右差込片22と蓋右内板21の後端縁の略右半分とは、右切欠き63によって分離されている。右切欠き63は、折り目122に対して前側へ少しずれた位置に形成されている。
次に、型紙Xから容器Aを組み立てる手順について説明する。なお、以下に示す容器Aの組み立て手順は、あくまで一例に過ぎず、容器Aが正しく完成するのであれば、他の組み立て手順によって容器Aを組み立てても構わない。
次いで、図2に示すように、本体前外板4を、本体底板1に対して直交するように折り目102において上向きに折り曲げ、本体後外板5を、本体底板1に対して直交するように折り目103において上向きに折り曲げる。このとき、本体前内板10および係止片11は、本体前外板4に沿って上向きに延びている。
次いで、左前連結帯片8と左後連結帯片12とを、対応する折り目108,112において、互いに接近する方向へ折り曲げ、右前連結帯片9と右後連結帯片13とを、対応する折り目109,113において、互いに接近する方向へ折り曲げる。これにより、左前連結帯片8および右前連結帯片9は、本体前外板4に対して後向きに直交し、左後連結帯片12および右後連結帯片13は、本体後外板5に対して前向きに直交する。
次いで、図4に示すように、本体左内板6を、本体左外板2に対して直交するように折り目104において上向きに折り曲げるとともに、左内底板26を、上向きに折れ曲った本体左内板6に対して直交するように折り目106において左向きに折り曲げる。同様に、本体右内板7を、本体右外板3に対して直交するように折り目105において上向きに折り曲げるとともに、右内底板27を、上向きに折れ曲った本体右内板7に対して直交するように折り目107において右向きに折り曲げる。
そして、容器本体Bでは、後側内側面(後側壁Hの前側面)以外の全ての面に、型紙Xの表面がきている。
そして、左内底板26の第1係合部51と右内底板27の第2係合部52とが係合することによって、左側壁Eと右側壁Fとの間で左内底板26および右内底板27が突っ張っている。これにより、左側壁Eと右側壁Fとの相対位置が安定するとともに、それぞれの剛性が一層高められている。
まず、蓋左内板18を、折り目118において右側へ折り畳むとともに、蓋右内板21を、折り目121において左側へ折り畳む。すると、図6に示すように、蓋左内板18が蓋左外板15の後端部に折り重なるとともに、第2左差込片19が第1左差込片20に折り重なり、蓋右内板21が蓋右外板16の後端部に折り重なるとともに、第2右差込片22が第1右差込片23に折り重なる。また、蓋左内板18に連結された第2蓋左凸部60が、蓋板14の左端部における蓋前外板17側の端部に上から重なり、蓋右内板21に連結された第2蓋右凸部61が、蓋板14の右端部における蓋前外板17側の端部に上から重なる。
次いで、蓋前外板17を、蓋板14に対して直交するように折り目117において上向きに折り曲げるとともに、蓋前内板24を、蓋前外板17に対して前側から折り重なるように折り目124において折り畳む。すると、蓋前外板17と蓋前内板24との間に、重なった第2左差込片19および第1左差込片20と、重なった第2右差込片22および第1右差込片23とが挟み込まれる(図9参照)。
また、以上のように型紙Xの裏面が上を向いた状態で容器Aを組み立てれば、型紙X(本体部展開型紙Y)の表面が、容器本体Bの左側壁E、右側壁Fおよび底壁Gのそれぞれの外面および内面となる。特に、左内底板26および右内底板27のそれぞれにおいて本体部展開型紙Yの表面であった面が、容器本体Bの底壁Gの内面(上面)をなすことから、蓋Cを開いたときに目に付きやすい容器本体Bの底壁Gの内面全域に本体部展開型紙Yの表面がくるので、見映えが良い。
さらに、蓋Cを開いたときに、容器本体Bの底壁Gの内面では、舌状部分151,153が対称となることで規則的に配置された様子が現れるので、一層見映えが良い。
<第2実施形態>
図11は、この発明の第2実施形態に係る容器Aの展開図である。図12〜図18は、容器Aを組み立てる工程を示す斜視図である。図19および図20は、完成した容器Aの斜視図である。
また、第2実施形態の型紙X(蓋部展開型紙Z)は、蓋Cを構成する部材として、第1実施形態と同様に、蓋板14、蓋左外板15、蓋右外板16、蓋前外板17、蓋左内板18、第1左差込片20、第2左差込片19、蓋右内板21、第1右差込片23、第2右差込片22、蓋前内板24および蓋延設板25を含んでいる。
また、第2実施形態では、左切欠き62は、蓋左内板18の後端縁の左右方向略中央から前側へ窪む略矩形状であり、右切欠き63は、蓋右内板21の後端縁の左右方向略中央から前側へ窪む略矩形状である。
また、第2実施形態では、第1実施形態と比較して、第1蓋左凸部64は、蓋前内板24の左端縁において前寄りの前後方向略中央位置に設けられ、第1蓋右凸部65は、蓋前内板24の右端縁において前寄りの前後方向略中央位置に設けられている(図1参照)。第1蓋左凸部64と蓋前内板24の左端縁との境界には、折り目128が前後に延びていて、第1蓋右凸部65と蓋前内板24の右端縁との境界には、折り目129が前後に延びている。
図15に示すように容器本体Bが完成した状態で、次に、蓋Cを組み立てる。
次いで、蓋前外板17を、蓋板14に対して直交するように折り目117において上向きに折り曲げるとともに、蓋前内板24を、蓋前外板17に対して前側から折り重なるように折り目124において折り畳む。すると、蓋前外板17と蓋前内板24との間に、重なった第2左差込片19および第1左差込片20と、重なった第2右差込片22および第1右差込片23とが挟み込まれる(図19参照)。
蓋Cでは、折り重なっている蓋前外板17および蓋前内板24によって、2重構造の前側壁Iが構成され、折り重なっている蓋左外板15および蓋左内板18によって、一部が2重構造の左側壁Jが構成され、折り重なっている蓋右外板16および蓋右内板21によって、一部が2重構造の右側壁Kが構成されている。または、蓋Cでは、折り重なっている蓋板14および蓋延設板25によって、一部が2重構造の天壁Lが構成されている。
このとき、蓋Cの天壁Lが容器本体Bの上面(開口部)を塞いでいるとともに、蓋Cの左側壁Jが容器本体Bの左側壁Eの左外側にあり、蓋Cの右側壁Kが容器本体Bの右側壁Fの右外側にあり、蓋Cの前側壁Iが容器本体Bの前側壁Dの前外側にある。
このような第2実施形態では、第1実施形態と同じ作用効果を奏することができる。
<第3実施形態>
図21は、この発明の第3実施形態に係る容器Aの展開図である。図22〜図29は、容器Aを組み立てる工程を示す斜視図である。図30および図31は、完成した容器Aの斜視図である。
左内蓋板220は、蓋板14の左半分を覆い得る大きさを有する略矩形状であり、蓋左内板218の左端縁の全域に連結されている。左内蓋板220と蓋左内板218の左端縁との境界には、折り目231が前後に延びている。左内蓋板220において左の先端辺である左端縁の前後方向略中央位置には、略三角形状の切欠き269が形成されている。また、左内蓋板220の左端縁には、切欠き269の前側部分に連続して左内蓋板220の左端縁から左前側へ膨出した舌状部分270が形成されている。切欠き269および舌状部分270のまとまりは、第7係合部200とされ、左内蓋板220の左端縁に設けられている。
右内蓋板221は、蓋板14の右半分を覆い得る大きさを有する略矩形状であり、蓋右内板219の右端縁の全域に連結されている。右内蓋板221と蓋右内板219の右端縁との境界には、折り目233が前後に延びている。右内蓋板221において右の先端辺である右端縁の前後方向略中央位置には、略三角形状の切欠き271が形成されている。また、右内蓋板221の右端縁には、切欠き271の後側部分に連続して右内蓋板221の右端縁から右後側へ膨出した舌状部分272が形成されている。切欠き271および舌状部分272のまとまりは、第8係合部201とされ、右内蓋板221の右端縁に設けられている。
右差込片223は、左差込片222と同じ形状であり、蓋右外板16の後端縁の全域に連結されている。右差込片223と蓋右外板16の後端縁との境界には、折り目235が左右に延びている。
図25に示すように容器本体Bが完成した状態で、次に、蓋Cを組み立てる。
次いで、図27に示すように、蓋前内板24を、蓋前外板17に対して直交するように、折り目124において上向きに折り曲げるとともに、蓋延設板25を、蓋前内板24に対して直交するように、折り目125において後向きに折り曲げる。
次いで、蓋左内板218を、蓋左外板15に対して右側から折り重なるように折り目230において折り畳む。すると、左内蓋板220が、蓋左外板15および蓋左内板218から蓋板14の上面(裏面)沿いに蓋板14の左右方向中央部に向かって伸び、蓋板14の上面の略左半分を上から覆う(図30参照)。同様に、蓋右内板219を、蓋右外板16に対して左側から折り重なるように折り目232において折り畳む。すると、右内蓋板221が、蓋右外板16および蓋右内板219から蓋板14の上面沿いに蓋板14の左右方向中央部に向かって伸び、蓋板14の上面の略右半分を上から覆う(図30参照)。なお、図30における蓋板14の上面は、完成した蓋Cが閉じたときに下面となる。また、このとき、図30に示すように、左内蓋板220および右内蓋板221と、蓋板14との間に蓋延設板25が挟み込まれる。
蓋Cでは、折り重なっている蓋前外板17および蓋前内板24によって、2重構造の前側壁Iが構成され、折り重なっている蓋左外板15および蓋左内板218によって、2重構造の左側壁Jが構成され、折り重なっている蓋右外板16および蓋右内板219によって、2重構造の右側壁Kが構成されている。また、蓋Cの天壁Lは、蓋板14と、蓋板14の略左半分を上から覆う左内蓋板220と、蓋板14の略右半分を上から覆う右内蓋板221とで構成される2重構造である。
このとき、蓋Cの天壁Lが容器本体Bの上面(開口部)を塞いでいるとともに、蓋Cの左側壁Jが容器本体Bの左側壁Eの左外側にあり、蓋Cの右側壁Kが容器本体Bの右側壁Fの右外側にあり、蓋Cの前側壁Iが容器本体Bの前側壁Dの前外側にある。
このような第3実施形態では、第1および第2実施形態と同じ作用効果を奏することができる。
さらに、第3実施形態では、型紙X(蓋部展開型紙Z)の裏面が上を向いた状態で蓋Cを組み立てれば、蓋部展開型紙Zの表面が、蓋Cの左側壁J、右側壁Kおよび天壁Lのそれぞれの外面および内面となるようにすることができる。特に、左内蓋板220および右内蓋板221のそれぞれにおいて蓋部展開型紙Zの表面であった面が、蓋Cの天壁Lの内面をなす。そのため、蓋Cを開くときに目に付く蓋Cの天壁Lの内面全域に蓋部展開型紙Zの表面がくるので、一層見映えが良い。さらに、蓋Cの天壁Lの内面では、舌状部分270,272が対称となることで規則的に配置された様子が現れるので、一層見映えが良い。
2 本体左外板
3 本体右外板
4 本体前外板
5 本体後外板
6 本体左内板
7 本体右内板
8 左前連結帯片
9 右前連結帯片
10 本体前内板
11 係止片
12 左後連結帯片
13 右後連結帯片
14 蓋板
15 蓋左外板
16 蓋右外板
17 蓋前外板
18 蓋左内板
19 第2左差込片
20 第1左差込片
21 蓋右内板
22 第2右差込片
23 第1右差込片
24 蓋前内板
25 蓋延設板
26 左内底板
27 右内底板
51 第1係合部
52 第2係合部
54 第3係合部
55 第4係合部
56 第5係合部
57 第6係合部
60 第2蓋左凸部
61 第2蓋右凸部
62 左切欠き
63 右切欠き
64 第1蓋左凸部
65 第1蓋右凸部
100 折り目
101 折り目
102 折り目
103 折り目
104 折り目
105 折り目
106 折り目
107 折り目
108 折り目
109 折り目
110 折り目
111 折り目
112 折り目
113 折り目
114 折り目
115 折り目
116 折り目
117 折り目
118 折り目
119 折り目
120 折り目
121 折り目
122 折り目
123 折り目
124 折り目
125 折り目
126 折り目
127 折り目
128 折り目
129 折り目
150 切欠き
151 舌状部分
152 切欠き
153 舌状部分
160 本体係合部
161 本体係合部
162 蓋係合部
163 蓋係合部
200 第7係合部
201 第8係合部
218 蓋左内板
219 蓋右内板
220 左内蓋板
221 右内蓋板
222 左差込片
223 右差込片
230 折り目
231 折り目
232 折り目
233 折り目
234 折り目
235 折り目
269 切欠き
270 舌状部分
271 切欠き
272 舌状部分
A 紙製容器
B 容器本体
C 蓋
D 前側壁
E 左側壁
F 右側壁
G 底壁
H 後側壁
I 前側壁
J 左側壁
K 右側壁
L 天壁
X 型紙
Y 本体部展開型紙
Z 蓋部展開型紙
Claims (7)
- 1枚の紙で形成された本体部展開型紙および蓋部展開型紙が組立てられ、容器本体および容器本体に連結された蓋を有する紙製容器であって、
前記本体部展開型紙は、底板、2片の左側壁、2片の右側壁および対をなす2葉の内底板を含み、
前記2片の左側壁および2片の右側壁は、それぞれ、折り重ねられて前記容器本体の左側壁および右側壁を2重構造とし、
前記対をなす2葉の内底板は、前記左側壁および右側壁から前記底板上を中央部に向かって積層されるように伸び、前記底板上の中央部で互いに係合して、前記容器本体の底壁を2重構造とし、
前記本体部展開型紙は、前側壁および後側壁を含み、
前記前側壁の両端および前記後側壁の両端から、それぞれ、左右一対の連結帯片が突出しており、
左の前記連結帯片同士および右の前記連結帯片同士を連結させることにより、前記底板に対して直角に折り曲げられた前記前側壁および後側壁の折り曲げ状態が保たれており、
前記前側壁は、2片と、前記2片の先端から突出する係止片とを含み、
前記2片が折り重ねられて前記容器本体の前側壁は2重構造とされ、
前記係止片は、前記底板と前記2葉の内底板とに挟まれて係止されていることを特徴とする、紙製容器。 - 前記2葉の内底板は、それぞれ、先端辺から膨出する舌状部分を有し、互いに係合した状態で、前記舌状部分が対称に配置されることを特徴とする、請求項1記載の紙製容器。
- 前記左右一対の連結帯片には、それぞれ、連結用の切欠きが形成されていることを特徴とする、請求項1記載の紙製容器。
- 前記2片の左右側壁は、それぞれ、前記左右の連結帯片同士が連結された後、当該連結された左右の連結帯片を内に挟み込むように折り重ねられていることを特徴とする、請求項1記載の紙製容器。
- 前記蓋部展開型紙は、前記後側壁を介して前記本体部展開型紙とつながっており、
前記蓋部展開型紙は、蓋板、2片の前側壁、左側壁および右側壁を含み、
前記2片の前側壁は折り重ねられて前記蓋の前側壁を2重構造としていることを特徴とする、請求項1記載の紙製容器。 - 前記蓋部展開型紙は、2片の左側壁、2片の右側壁および対をなす2葉の内蓋板を含み、
前記2片の左側壁および2片の右側壁は、それぞれ、折り重ねられて前記蓋の左側壁および右側壁を2重構造とし、
前記対をなす2葉の内蓋板は、前記左側壁および右側壁から前記蓋板下面沿いに中央部に向かって伸び、前記蓋板下面の中央部で互いに係合して、前記蓋の天壁を2重構造としていることを特徴とする、請求項5記載の紙製容器。 - 前記2葉の内蓋板は、それぞれ、先端辺から膨出する舌状部分を有し、互いに係合した状態で、前記舌状部分が対称に配置されることを特徴とする、請求項6記載の紙製容器。
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