JP2019182438A - 包装箱および内容物の取り出し易さを向上させる方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1ないし図3を参照して、包装箱1の構成について説明する。図1は包装箱1を示す斜視図である。図2は包装箱1および複数の内容物Mを示す斜視図である。図3は包装箱1のブランク5を示す平面図である。
図3に示すように、ブランク5は、一対の端壁10,11と、一対の側壁12,13と、継代片14と、一対の上内フラップ20,21と、一対の上外フラップ22,23と、一対の下内フラップ30,31(下側フラップ)と、一対の下外フラップ32,33(下側フラップ)と、を含んでいる。
端壁10、側壁12、端壁11、側壁13および継代片14は、この順番で流れ方向一方から他方に向かって一列に並んでいる。一対の端壁10,11と一対の側壁12,13とは、段方向に延びた第1折曲線L1を介して交互に連設されている。端壁10,11および側壁12,13は、段方向に略同一寸法となる略長方形状に形成されている。端壁10,11は、側壁12,13よりも流れ方向に幅狭く形成されている。継代片14は、側壁13の流れ方向他端部に第1折曲線L1を介して連設されている。なお、側壁12,13が端壁10,11よりも流れ方向に幅狭く形成されていてもよい。端壁10,11が、側壁12,13よりも流れ方向に幅狭く形成されていると、より広い側壁12,13側から内容物Mを取り出すことができ、取り出し易くなるため、より好ましい。
一対の上内フラップ20,21は、流れ方向に延びた第2折曲線L2を介して一対の端壁10,11の段方向一端部(上端部)に連設されている。上内フラップ20,21は、端壁10,11の流れ方向の寸法と略同一幅を有する略長方形状に形成されている。上内フラップ20,21の段方向の寸法(延出寸法)は、端壁10,11の流れ方向の寸法の半分未満に設定されている。一対の上外フラップ22,23は、第2折曲線L2を介して一対の側壁12,13の段方向一端部(上端部)に連設されている。上外フラップ22,23は、側壁12,13の流れ方向の寸法と略同一幅を有する略長方形状に形成されている。上外フラップ22,23の段方向の寸法(延出寸法)は、上内フラップ20,21の延出寸法と略同一である。
一対の下内フラップ30,31は、流れ方向に延びた第3折曲線L3を介して一対の端壁10,11の段方向他端部(下端部)に連設されている。一対の下外フラップ32,33は、第3折曲線L3を介して一対の側壁12,13の段方向他端部(下端部)に連設されている。下内フラップ30,31は上内フラップ20,21と略同一形状に形成され、下外フラップ32,33は上外フラップ22,23と略同一形状に形成されている。
逆折線40は、一対の端壁10,11、一対の側壁12,13および継代片14に連続して流れ方向に延びた状態に形成されている。つまり、逆折線40は、一対の端壁10,11と一対の側壁12,13を含む周壁1Wの全周に亘って形成されている。逆折線40は、端壁10,11および側壁12,13等の高さ(段方向の長さ)の中央よりも下方にて第2折曲線L2(または第3折曲線L3)と平行に形成されている。逆折線40は、段ボールシートを表ライナ9B側から厚み方向に直線状に潰して形成された逆罫線である。逆折線40は、表ライナ9Bを内側に向けるように段ボールシートを折曲させる機能を有している。なお、逆折線40が第2折曲線L2(または第3折曲線L3)と平行に形成されているとは、厳密に平行であることを要求するものではなく、数度程度の角度のずれを許容する意味である。
一対の切断線41は、上外フラップ22が連設された側壁12の両端の第1折曲線L1上に沿って第2折曲線L2と逆折線40との間に形成されている。切断線41は、複数の屈曲した切目を所定間隔で並べることで形成されたジッパーである。切目は、刃物を段ボールシートの厚み方向に貫通させることで形成される。切断線41は、側壁12を一対の端壁10,11から分断する機能を有している。なお、本明細書において「線上」とは、完全な線との一致を要求するものではなく、例えば、1mm程度の製造上の誤差を許容する意味である。
一対の補助折曲線42は、上外フラップ22が連設された側壁12の逆折線40よりも上側に形成されている。詳細には、一対の補助折曲線42は、上外フラップ22と側壁12との間の第2折曲線L2と逆折線40と一対の切断線41とに囲まれた範囲に形成されている。一対の補助折曲線42は、側壁12の流れ方向両側に形成されている。詳細には、一対の補助折曲線42は、一対の切断線41の下端部(逆折線40の両端部)の付近から上外フラップ22の側(上方)に向かって互いに接近するように斜めに延びている。一対の補助折曲線42は、側壁12を山折りさせるための汎用罫線である。
次に、図1、図2および図4を参照して、包装箱1を組み立てる工程(組立作業)等について説明する。図4は包装箱1を積み重ねた状態を示す側面図である。なお、包装箱1は、作業者によって手作業で組み立てられてもよいし、製函機によって自動または半自動で組み立てられてもよい。ここでは、一例として、作業者が包装箱1を組み立てる場合について説明する。
次に、図5および図6を参照して、包装箱1の開封作業について説明する。図5は包装箱1の開封過程であって上方のフラップ20〜23を開いた状態を示す斜視図である。図6は包装箱1を開封した状態を示す斜視図である。
なお、補助折曲線42は省略されてもよい。
1U 上面開口
1W 周壁
10,11 端壁
12,13 側壁
22,23 上外フラップ(フラップ)
30,31 下内フラップ(下側フラップ)
32,33 下外フラップ(下側フラップ)
40 逆折線
41 切断線
42 補助折曲線
L1 第1折曲線
L2 第2折曲線
L3 第3折曲線
M 内容物
Claims (7)
- 第1折曲線(L1)を介して交互に連設された一対の端壁(10,11)と一対の側壁(12,13)とを含む周壁(1W)と、
第2折曲線(L2)を介して前記一対の側壁のうち少なくとも一方の前記側壁の端部に連設され、前記第2折曲線に沿って前記周壁の内側に折曲した状態で前記周壁の開口(1U)の少なくとも一部を閉じるフラップ(22,23)と、
前記一対の側壁にて前記第2折曲線と平行に形成されている少なくとも1本の逆折線(40)と、
前記フラップが連設された前記側壁またはその前記側壁の両端の前記第1折曲線上にて前記第2折曲線と前記逆折線との間に形成されている一対の切断線(41)と、を備え、
前記フラップは、前記第2折曲線に沿って前記側壁の表面に重なるように折り返され、
前記フラップが連設された前記側壁は、前記一対の切断線に沿って前記第2折曲線から前記逆折線に向かって切断されながら前記逆折線に沿って前記周壁の外側に折曲されることを特徴とする包装箱。 - 前記逆折線は、前記一対の端壁と前記一対の側壁とを含む前記周壁の全周に亘って形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
- 前記逆折線は、互いに近傍した位置に平行に2本を一対として形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の包装箱。
- 第3折曲線(L3)を介して前記一対の側壁のうち少なくとも一方の前記側壁の下端部に連設され、前記第3折曲線に沿って前記周壁の内側に折曲した状態で前記周壁の下面開口の少なくとも一部を閉じる下側フラップ(30〜33)を更に備え、
前記フラップは、前記周壁の上面開口(1U)の少なくとも一部を閉じ、
前記周壁は、その内部に複数の内容物(M)を収容した状態において、前記複数の内容物の上面の合計面積(A2)が前記周壁の上面開口の面積(A1)の70%以上100%未満を占めるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の包装箱。 - 前記第2折曲線から前記フラップの先端までの延出寸法(S1)は、前記第2折曲線から前記逆折線までの寸法(S2)以下に設定されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の包装箱。
- 前記フラップが連設された前記側壁の前記第2折曲線と前記逆折線と前記一対の切断線とに囲まれた範囲に形成され、前記側壁を山折りさせる一対の補助折曲線(42)を備えていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の包装箱。
- 第1折曲線(L1)を介して交互に連設された一対の端壁(10,11)と一対の側壁(12,13)とを含む周壁(1W)と、
第2折曲線(L2)を介して前記一対の側壁のうち少なくとも一方の前記側壁の端部に連設され、前記第2折曲線に沿って前記周壁の内側に折曲した状態で前記周壁の開口(1U)の少なくとも一部を閉じるフラップ(22,23)と、
前記一対の側壁にて前記第2折曲線と平行に形成されている少なくとも1本の逆折線(40)と、
前記フラップが連設された前記側壁またはその前記側壁の両端の前記第1折曲線上にて前記第2折曲線と前記逆折線との間に形成されている一対の切断線(41)と、
第3折曲線(L3)を介して前記一対の側壁のうち少なくとも一方の前記側壁の下端部に連設され、前記第3折曲線に沿って前記周壁の内側に折曲した状態で前記周壁の下面開口の少なくとも一部を閉じる下側フラップ(30〜33)と、を備え、
前記フラップは、前記第2折曲線に沿って前記側壁の表面に重なるように折り返され、
前記フラップが連設された前記側壁は、前記一対の切断線に沿って前記第2折曲線から前記逆折線に向かって切断されながら前記逆折線に沿って前記周壁の外側に折曲され、
前記逆折線は、前記一対の端壁と前記一対の側壁とを含む前記周壁の全周に亘って形成され、
前記フラップは、前記周壁の上面開口(1U)の少なくとも一部を閉じることを特徴とする包装箱に、前記周壁内部に複数の内容物(M)を収容した状態において、前記複数の内容物の上面の合計面積(A2)が前記周壁の上面開口の面積(A1)の70%以上100%未満を占めるように内容物(M)を収容することで、内容物(M)の取り出し易さを向上させる方法。
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JP2018071595A JP7044302B2 (ja) | 2018-04-03 | 2018-04-03 | 包装箱およびブランクの製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021065818A1 (ja) | 2019-10-02 | 2021-04-08 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | アンテナ装置及び車両 |
JP7428612B2 (ja) | 2020-08-19 | 2024-02-06 | レンゴー株式会社 | 包装箱 |
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US3756502A (en) * | 1971-08-25 | 1973-09-04 | Hoerner Waldorf Corp | Dispensing container |
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