JP2020001820A - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐荷重性能を高く維持しつつ収容された物品を容易に取り出すことができる包装箱を提供する。【解決手段】包装箱1は、第1折曲線L1を介して連設された端壁10や側壁11によって筒状に形成される周壁1Wと、周壁1Wの一端部に第2折曲線L2を介して連設され、周壁1Wの一端面を閉じる上方のフラップ13,14と、周壁1Wの他端部に第3折曲線L3を介して連設され、周壁1Wの他端面を閉じる下方のフラップ15,16と、側壁11にて第1折曲線L1から離れた位置に形成され、且つ第2折曲線L2と第3折曲線L3との間で第1折曲線L1から離れる方向に向かって凸形状に形成され、第2折曲線L2と成す角度と第3折曲線L3と成す角度とが鋭角とされている切断線20と、を備え、側壁11は、切断線20で切断された後に第2折曲線L2および第3折曲線L3に沿って第1折曲線L1に向かって切断される。【選択図】図4

Description

本発明は、包装箱に関する。
特許文献1には、店頭での展示等のため上側外フラップの一部と前面とを除去できるA式の包装箱が開示されている。この包装箱では、上側外フラップを開放用切断線で切断した後、前面と一対の側面との境目に形成した一対の縦切断線に沿って切断することで、前面が全て除去されていた。
また、特許文献2には、側壁に破断部を設け、封緘状態で一部を破断して内部を露出可能としたA式の包装箱が開示されている。破断部は、側壁と上側外フラップとの境界線に沿って延びた切断線と、切断線の両端から底壁まで延びた一対の破断線と、で区画されていた。一対の破断線は、側壁と一対の端壁との境界線から内側に離れた位置で、上方から下方に向かって互いに接近するように傾斜しつつ直線状に延びていた。
特開2017−137117号公報 特開2008−162659号公報
ところで、A式の包装箱を複数積み重ねた場合、下方の包装箱は、その角部分で圧縮荷重の大部分を受けることになる。特許文献1に記載の包装箱では、一対の縦切断線が前面と一対の側面との境目に形成されているため、包装箱の角部分の強度が著しく低下することになる。したがって、特許文献1に記載の包装箱では耐荷重性能が大幅に低下し、複数の包装箱を積み重ねることができない虞があった。
これに対し、特許文献2に記載の包装箱では、一対の破断線が縦方向の境界線から内側に入った位置にあることから、側壁の左右両側が残されており、包装箱の角部分の強度を高く保つことができた。しかしながら、特許文献2に記載の包装箱では、包装箱に収容された物品を取り出す際に、残された側壁の左右両側が邪魔になるため、物品を取り出し難いという別の問題があった。
この別の問題に対し、残された側壁の左右両側を上下両側のフラップとの境界線に沿って切断することも考えられる。しかしながら、側壁と下側外フラップとの境界線と各破断線とが成す角度が鈍角であるため、側壁の左右両側を切断する力が下側外フラップとの境界線に集中せず、側壁の左右両側の切断には非常に大きな力が必要となっていた。したがって、残された側壁の左右両側を切断することが難しかった。また、側壁と下側外フラップとの境界線からずれた位置で側壁の左右両側が裂けてしまうこともあった。
本発明は、上記課題を解決するために、耐荷重性能を高く維持しつつ収容された物品を容易に取り出すことができる包装箱を提供する。
上記した目的を達成するため、本発明の包装箱は、第1折曲線を介して連設された複数の壁体によって筒状に形成される周壁と、前記周壁の一端部に第2折曲線を介して連設され、前記周壁の一端面を閉じる第1フラップと、前記周壁の他端部に第3折曲線を介して連設され、前記周壁の他端面を閉じる第2フラップと、前記複数の壁体のうち少なくとも1つの前記壁体にて前記第1折曲線から離れた位置に形成され、且つ前記第2折曲線と前記第3折曲線との間で前記第1折曲線から離れる方向に向かって凸形状に形成され、前記第2折曲線と成す角度と前記第3折曲線と成す角度とが鋭角とされている切断線と、を備え、前記壁体は、前記切断線で切断された後に前記第2折曲線および前記第3折曲線に沿って前記第1折曲線に向かって切断される。
この場合、前記切断線は、凸形状の頂点部から前記第1フラップに向かって斜めに延びた第1傾斜線と、前記頂点部から前記第2フラップに向かって斜めに延びた第2傾斜線と、を含み、前記第2折曲線は、前記第1傾斜線と交差する範囲に形成され、前記第3折曲線は、前記第2傾斜線と交差する範囲に形成されていることが好ましい。
他の場合、前記切断線は、凸形状の頂点部から前記第1フラップに向かって斜めに延びた第1傾斜線と、前記頂点部から前記第2フラップに向かって斜めに延びた第2傾斜線と、を含み、前記壁体における前記切断線の形成位置を固定とし、且つ前記第1傾斜線と交差する範囲内で前記第2折曲線の形成位置を変更した状態と前記第2傾斜線と交差する範囲内で前記第3折曲線の形成位置を変更した状態との少なくとも何れかの状態とすることで、前記周壁の一端面から他端面までの距離が変更されることが好ましい。
この場合、前記第1傾斜線と前記第2折曲線との交点は、前記第2傾斜線と前記第3折曲線との交点よりも前記第1折曲線に近づく方向または離れる方向にずれていることが好ましい。
この場合、前記壁体には、両側の前記第1折曲線から内側に離れた位置に一対の前記切断線が対称に形成され、前記第1フラップと前記第2フラップのうち少なくとも一方には、前記一対の切断線を結ぶように開封線が形成され、前記第1フラップと前記第2フラップのうち少なくとも一方が前記開封線に沿って切断されることが好ましい。
この場合、前記壁体には、両側の前記第1折曲線から内側に離れた位置に一対の前記切断線が対称に形成され、前記第2折曲線と前記第3折曲線のうち少なくとも一方は、複数の切目を所定間隔で並べて形成されたミシン線であることが好ましい。
この場合、2組の前記一対の切断線が、前記周壁の対向する一対の壁体に形成されていることが好ましい。
本発明によれば、包装箱の耐荷重性能を高く維持しつつ収容された物品を容易に取り出すことができる。
本発明の第1実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱のブランクの一部を拡大して示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱を開封した状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱を開封した状態を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱の側壁を全開した状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱の一対の側壁を全開した状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱を折り畳んだ状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱のブランクの一部であって、第2折曲線および第3折曲線の形成位置を変更することを説明する平面図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱を開封した状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態の第1変形例に係る包装箱のブランクの一部を拡大して示す平面図である。 本発明の第1実施形態の第2変形例に係る包装箱を開封した状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態の第3変形例に係る包装箱のブランクを示す平面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、図面に示す「Fr」は「前」を示し、「Rr」は「後」を示し、「L」は「左」を示し、「R」は「右」を示し、「U」は「上」を示し、「D」は「下」を示している。前後方向は、左右方向に直交し、上下方向は前後方向と左右方向とに直交している。本明細書では方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は説明の便宜のために用いるものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[第1実施形態:包装箱の概要]
図1ないし図3を参照して、包装箱1の構成について説明する。図1は包装箱1を示す斜視図である。図2は包装箱1のブランク5を示す平面図である。図3はブランク5の一部を拡大して示す平面図である。
図1に示すように、包装箱1は、左右方向に長く、且つ上下方向に低い略直方体状に形成されている。包装箱1は、略角筒状の周壁1Wの上端面および下端面を閉じることで封緘されるA式の箱である。包装箱1の内部には、複数の物品(図示せず)が収容されるようになっている。
包装箱1は、図2に示すブランク5を組み立てることで形成される。ブランク5は、例えば、一枚の紙製の段ボールシートを抜型等で打ち抜いて形成されている。段ボールシートは、例えば、波状の中しん9Aの表裏に表ライナ9Bと裏ライナ9C(図4参照)とを貼り合せた両面段ボールシートである。なお、図2は、表ライナ9B側(包装箱1の外面側)を示している。本明細書では、段ボールの中しん9Aと平行な方向を「段方向」と呼び、段方向(中しん9A)に直交する方向を「流れ方向」と呼ぶこととする。図面に示す「X」は「段方向」を示し、「Y」は「流れ方向」を示している。また、本明細書では、「上(天)」、「下(底)」およびこれに類する用語は、包装箱1を組み立てた状態(組立状態)における上(天)、下(底)およびこれに類する概念を指している。
[ブランク]
図2に示すように、ブランク5は、一対の端壁10と、一対の側壁11と、継代片12と、一対の上内フラップ13(第1フラップ)と、一対の上外フラップ14(第1フラップ)と、一対の下内フラップ15(第2フラップ)と、一対の下外フラップ16(第2フラップ)と、を含んでいる。
<端壁,側壁>
一対の端壁10と一対の側壁11とは、第1折曲線L1を介して交互に連設されている。端壁10は、側壁11よりも流れ方向に幅広い略長方形状に形成されている。継代片12は、流れ方向一方に位置する側壁11の流れ方向端部に第1折曲線L1を介して連設されている。
<上内フラップ,上外フラップ>
一対の上内フラップ13は、一対の端壁10の段方向一端部(周壁1Wの上端部)に第2折曲線L2を介して連設されている。上内フラップ13は、端壁10の流れ方向の寸法と略同一幅を有する略長方形状に形成されている。上内フラップ13の段方向の寸法(延出寸法)は、端壁10の流れ方向の寸法の略半分に設定されている。一対の上外フラップ14は、一対の側壁11の段方向一端部(上端部)に第2折曲線L2を介して連設されている。上外フラップ14は、側壁11の流れ方向の寸法と略同一幅を有する略長方形状に形成されている。上外フラップ14の段方向の寸法(延出寸法)は、上内フラップ13の延出寸法と略同一である。
<下内フラップ,下外フラップ>
一対の下内フラップ15は、一対の端壁10の段方向他端部(周壁1Wの下端部)に第3折曲線L3を介して連設されている。一対の下外フラップ16は、一対の側壁11の段方向他端部(下端部)に第3折曲線L3を介して連設されている。下内フラップ15は上内フラップ13と略同一形状に形成され、下外フラップ16は上外フラップ14と略同一形状に形成されている。
なお、第1〜第3折曲線L1〜L3は、段ボールシートを裏ライナ9C側から厚み方向に直線状に潰した汎用罫線である。汎用罫線は、裏ライナ9Cを内側に向けるように段ボールシートを折曲させる機能を有している。第2折曲線L2と第3折曲線L3とは、流れ方向に延びており、互いに平行に形成されている。第1折曲線L1は、段方向に延びており、第2および第3折曲線L2,L3に対して直交している。上記した第1〜第3折曲線L1〜L3の種類は、一例であって、汎用罫線に限らず、汎用罫線上に複数の切目を所定間隔に形成したリード罫等、段ボールシートを折り曲げるための線であれば如何なるものでもよい。
<開封構造>
図2に示すように、ブランク5には、封緘した包装箱1を容易に開封するための一対の開封構造17が形成されている。一対の開封構造17は、それぞれ、上外フラップ14から側壁11に亘って形成されている。なお、一対の開封構造17は同一構造であるため、以下、1つの開封構造17について説明する。
図2および図3に示すように、開封構造17は、一対の切断線20と、開封線30と、を含んでいる。
<切断線>
一対の切断線20は、側壁11の流れ方向両側の第1折曲線L1から内側に離れた位置に形成されている。切断線20は、複数の略S字状に湾曲した切目20Aを所定間隔で並べたジッパーである。切断線20は、上外フラップ14側から下外フラップ16側に向かって側壁11を切断(分断)する機能を有している。なお、切断線20の各切目20Aは、略L字状に形成されてもよい。
また、各々の切断線20は、第2折曲線L2と第3折曲線L3との間で第1折曲線L1から離れる方向に向かって凸形状に形成されている。つまり、一対の切断線20は、互いに内側に向かって突き出した略三角形状(山状)に形成されている。また、一対の切断線20は、流れ方向に対称(流れ方向中央で折り返した時に互いに重なる形状)となるように形成されている。
更に詳細に説明すると、図3に示すように、各々の切断線20は、側壁11の段方向中央付近を頂点部Vとして屈曲している。各々の切断線20は、凸形状の頂点部Vから上外フラップ14に向かって斜め外側に延びた第1傾斜線21と、頂点部Vから下外フラップ16に向かって斜め外側に延びた第2傾斜線22と、を含んでいる。
第1傾斜線21と第2傾斜線22との交差する部分が頂点部Vとなっている。また、第1傾斜線21の先端部(上端部)は第2折曲線L2に接し(交差し)、第2傾斜線22の先端部(下端部)は第3折曲線L3に接している(交差している)。換言すれば、第2折曲線L2は、第1傾斜線21と交差する範囲に形成され、第3折曲線L3は、第2傾斜線22と交差する範囲に形成されている。なお、第1傾斜線21と第2折曲線L2との交点P1は、第2傾斜線22と第3折曲線L2との交点P2と流れ方向にて略同じ位置にある。すなわち、第1折曲線L1から交点P1までの最短距離は、第1折曲線L1から交点P2までの最短距離と略同一である。
第1傾斜線21は頂点部Vから第2折曲線L2に向かって外側に倒れているため、第1傾斜線21と第2折曲線L2との成す角度αは鋭角となる。これと同様に、第2傾斜線22は頂点部Vから第3折曲線L3に向かって外側に倒れているため、第2傾斜線22と第3折曲線L3との成す角度βは鋭角となる。また、第1傾斜線21と第2傾斜線22とは側壁11の段方向略中央付近で頂点部Vを形成し、且つ交点P1と交点P2とは流れ方向で略同じ位置にあるため、角度αと角度βとは略同一角度となっている。具体的には、角度αと角度βとは略64度になっている。
なお、角度αと角度βとは、鋭角であればよく、例えば、1度以上90度未満の範囲で設定されていればよい。また、角度αと角度βとは、30度以上70度以下の範囲で設定されていることが好ましい。
なお、本明細書の切断線20(第1および第2傾斜線21,22)および後述する開封線30の説明において、「交差する(接する)」またはこれらに類する表現は、必ずしも、切断線20の切目20A同士や切目20Aと各折曲線L2,L3とが交差する(接する)ことを要求するものではない。図3に一点鎖線で示すように、複数の切目20Aの並びに沿った仮想直線同士や仮想直線と各折曲線L2,L3とが交差する(接する)ことを意味している。換言すれば、切断線20に沿って側壁11を切断したときの縁部(輪郭線)が、各折曲線L2,L3等と交差することを意味している。
<開封線>
図3に示すように、開封線30は、上外フラップ14において一対の切断線20を結ぶように形成されている。開封線30は、その両端部を第1折曲線L1に接した一対の第1傾斜線21の先端部に接続(交差)し、上外フラップ14の先端に向かって凸形状に形成されている。開封線30は、複雑に湾曲した形状を成している。開封線30は、流れ方向の中央領域に所定間隔で並べられた複数の略直線状の第1切目30Aと、第1切目30Aの流れ方向両端から両外側にて所定間隔で並べられた複数の略L字状の第2切目30Bと、を含むジッパーである。開封線30は、流れ方向中央部から両外側に向かって上外フラップ14を切断する機能を有している。なお、開封線30は、全て第1切目30Aで形成されてもよいし、全て第2切目30Bで形成されてもよい。また、開封線30の各第2切目30Bは、略S字状に形成されてもよい。
また、上外フラップ14には、複数の第1切目30Aの両端部から二分岐した一対の開封開始線31が形成されている。また、上外フラップ14には、一対の開封開始線31を結ぶように開封折曲線L4(汎用罫線)が形成されている。複数の第1切目30A、一対の開封開始線31および開封折曲線L4で囲まれた領域には、包装箱1を開封する際にユーザが指を押し込むための開封開始部32が構成されている。
[包装箱の製造法]
ここで、包装箱1の製造法について簡単に説明する。包装箱1の材料となる段ボールシートは、コルゲータ(図示せず)と呼ばれる装置を用いて段ボール原紙の貼合工程を実行することによって製造される。コルゲータは、中しん9Aを流れ方向に進行させながら、その中しん9Aの両側にライナ9B,9Cを貼り付ける。また、コルゲータは、段ボールシートを流れ方向に進行させながら第2折曲線L2および第3折曲線L3を形成し、流れ方向に連続する段ボールシートを所定長さに裁断する。
ブランク5(包装箱1)は、フレキソフォルダーグルア(図示せず)と呼ばれる装置を用いて裁断された段ボールシートを加工することによって製造される。フレキソフォルダーグルア(以下、「FFG」ともいう。)は、段ボールシートに対し、フレキソインキを用いた印刷、刃物(切刃、押刃等)や抜型を用いた罫線入れ、溝切りおよび打抜き、接着剤を用いた接合等を連続して行う装置である。FFGは、抜型を用いて、第1折曲線L1、切断線20、開封線30、開封開始線31および開封折曲線L4を形成する。また、FFGは、継代片12や各々のフラップ13〜16を形成する溝切り等を行う。さらに、FFGは、罫線入れや溝切り等を行った後に、端壁10と側壁11とを第1折曲線L1に沿って折り曲げ、継代片12を端壁10の内面に接着剤で接着し、折り畳まれた状態の包装箱1を製造する。なお、接着剤としては、例えば、ホットメルト接着剤、合成樹脂系エマルジョン接着剤または両面テープ等を用いることができる。
[包装箱の組立]
次に、図1を参照して、包装箱1を組み立てる工程(組立作業)等について説明する。
なお、包装箱1は、作業者によって手作業で組み立てられてもよいし、製函機によって自動または半自動で組み立てられてもよい。ここでは、一例として、作業者が包装箱1を組み立てる場合について説明する。
まず、作業者は、一対の端壁10と一対の側壁11とを第1折曲線L1で略直角に折り曲げる。第1折曲線L1を介して連設された一対の端壁10と一対の側壁11とによって略角筒状の周壁1Wが形成される。次に、作業者は、一対の下内フラップ15を第3折曲線L3で周壁1Wの内側に折り曲げた後、一対の下外フラップ16を第3折曲線L3で周壁1Wの内側に折り曲げる。また、作業者は、突き合せた一対の下外フラップ16の先端に粘着テープ(図示せず)を貼り付ける。以上によって、下内フラップ15および下外フラップ16が周壁1Wの下端面を閉じた状態になり、包装箱1の底面が形成される。
次に、作業者は、周壁1Wの上端面から内部(底面上)に複数の物品を入れる。続いて、作業者は、一対の上内フラップ13を第2折曲線L2で周壁1Wの内側に折り曲げた後、一対の上外フラップ14を第2折曲線L2で周壁1Wの内側に折り曲げる。作業者は、突き合せた一対の上外フラップ14の先端に粘着テープ(図示せず)を貼り付ける。以上によって、上内フラップ13および上外フラップ14が周壁1Wの上端面を閉じた状態になり、包装箱1の天面が形成される。
以上によって、包装箱1の組立作業が完了し、包装箱1は封緘された状態になる(図1参照)。封緘された包装箱1は、複数積み重ねられた状態で保管されたり運搬されたりする。なお、各々の外フラップ14,16は、粘着テープで固定されていたが、これに代えて、接着剤で各々の内フラップ13,15に接着されてもよい。
[包装箱の開封]
次に、図4ないし図6を参照して、包装箱1の開封作業について説明する。図4は包装箱1を開封した状態を示す斜視図である。図5は包装箱1を開封した状態を示す正面図である。図6は包装箱1の側壁11を全開した状態を示す斜視図である。
図4に示すように、包装箱1は、一対の上外フラップ14の何れか1つの上外フラップ14と、これに連設された側壁11とを切断することで開封される。
まず、ユーザは、開封開始部32を手(指)で押し込み、開封開始部32を第1切目30Aおよび一対の開封開始線31で切断しつつ開封折曲線L4で内部に折り曲げる。ユーザは、開封開始部32を押し込んだ手によって第1切目30Aで切断した上外フラップ14の縁部を把持し、上外フラップ14を引き上げる。すると、上外フラップ14は、開封線30(複数の第2切目30B)に沿って切断される。
ユーザは、切断した上外フラップ14を把持したまま、上外フラップ14と共に側壁11を引き下げる。すると、側壁11は、一対の切断線20に沿って切断される。これにより、上外フラップ14から側壁11に亘って開口部1Aが形成される。この状態で、包装箱1は開封されており、ユーザは開口部1Aから包装箱1内に手を入れて物品を取り出すことができる。なお、一対の切断線20で切断された側壁11は、外側(前側)に倒れ、下外フラップ16から外側(前方)に延びている。
以上のように、包装箱1を開封した状態では、一対の切断線20が側壁11の左右両端から内側に入った位置にあるため、一対の切断線20よりも左右両側に位置する側壁11が残ることになる(図4参照)。本明細書では、一対の切断線20に沿って側壁11を切断して残った側壁11の左右両側を「袖壁11A」と呼ぶこととする。
ところで、包装箱1に収容された全ての物品を一度に展示スペースに移したいという要求がある。この要求を満たす方法として、例えば、開口部1Aを下に向けて包装箱1を傾け、包装箱1内の物品を滑り落とす(または転がり落とす)ことが考えられる。しかしながら、開口部1Aの左右両側には一対の袖壁11Aが残されているため、物品が袖壁11Aに引っ掛かり、物品を円滑に展示スペースに移すことができない場合がある。そこで、第1実施形態に係る包装箱1では、側壁11が、切断線20で切断された後に第2折曲線L2および第3折曲線L3に沿って第1折曲線L1に向かって切断される。
具体的には、図5に示すように、ユーザは、開口部1Aに手を入れ、袖壁11Aを把持して外側に引っ張る(白抜き矢印参照)。切断線20は、第2折曲線L2と成す角度αと第3折曲線L3と成す角度βとが鋭角とされているため、袖壁11Aを外側に引く力は、第1傾斜線21と第2折曲線L2との交点P1と第2傾斜線22と第3折曲線L3との交点P2とに集中することになる。第2および第3折曲線L2,L3は段ボールシートを潰して剛性を弱められているため、袖壁11Aは、各々の交点P1,P2に集中した力によって第2および第3折曲線L2,L3に沿って裂けることになる(図6参照)。
図6に示すように、ユーザは、第2および第3折曲線L2,L3に沿った裂け目が第1折曲線L1に達するまで袖壁11Aを引っ張り、袖壁11Aを上外フラップ14と下外フラップ16とから分離する。以上によって、側壁11の略全面が開口する。なお、袖壁11Aは、第1折曲線L1を介して端壁10に連設されている。
そして、ユーザは、開口部1Aを展示スペース上に配置し、開口部1Aを下に向けるように包装箱1を傾ける。包装箱1内の物品は、底面(下内フラップ15、下外フラップ16)上、および一対の切断線20で切断された側壁11上、並びに開封線30で切断された上外フラップ14上を滑り(または転がり)、展示スペース上に移動する。
[包装箱の廃棄]
次に、図7および図8を参照して、包装箱1の廃棄作業について説明する。図7は一対の側壁11を全開した状態を示す斜視図である。図8は包装箱1を折り畳んだ状態を示す斜視図である。
図7に示すように、ユーザは、包装箱1の開封時に切断されなかった上外フラップ14を開封線30で切断し、この上外フラップ14に連設された側壁11を一対の切断線20切断する。また、ユーザは、一対の袖壁11Aを第2および第3折曲線L2,L3に沿って切断する。つまり、周壁1Wの対向する一対の側壁11を全面開口させる。
次に、図8に示すように、ユーザは、第3折曲線L3を中心として一対の端壁10を同一方向に傾倒させる。ユーザが各端壁10を略90度倒すと、各上外フラップ14等が下外フラップ16等の上に重なる。つまり、包装箱1の天面と底面とが重ねられ、包装箱1が平坦に折り畳まれた状態になる。このように、折り畳まれた包装箱1は、積み重ねられて保管され、定期的に回収される。
以上説明した第1実施形態に係る包装箱1によれば、一対の切断線20が側壁11の両端から内側に入った位置に形成されているため(図1参照)、第1折曲線L1上に切断線20を形成した場合に比べて、包装箱1の角部分の強度低下を防止することができる。これにより、包装箱1の耐荷重性能を高く維持することができる。
また、この包装箱1では、切断線20と第2折曲線L2と成す角度αと、切断線20と第3折曲線L3と成す角度βとが鋭角とされる構成とした(図3参照)。この構成によれば、側壁11の両側に残された袖壁11Aを外側に引く力を、切断線20と各折曲線L2,L3とが鋭角を成す交点P1,P2に集中させることができる。これにより、各折曲線L2,L3に沿って袖壁11Aを小さな力で切断することができる。その結果、側壁11の全面を開口させることができ、包装箱1に収容された物品を容易に取り出すことができる。
また、第1実施形態に係る包装箱1では、図9に破線で示すように、第2折曲線L2は、第1傾斜線21と交差する範囲(R1)に形成され、第3折曲線L3は、第2傾斜線22と交差する範囲(R2)に形成されていた。この構成によれば、図9に二点鎖線で示すように、第2折曲線L2の形成位置を第1傾斜線21と交差する範囲(R1)で変更したとしても、第2折曲線L2と第1傾斜線21との成す角度αを鋭角にすることができる。これと同様に、第3折曲線L3の形成位置を第2傾斜線22と交差する範囲(R2)で変更したとしても、第3折曲線L3と第2傾斜線22との成す角度βを鋭角にすることができる。これにより、切断線20と各折曲線L2,L3とが鋭角を成す範囲内で、第2折曲線L2と第3折曲線L3との間隔、つまり、周壁1W(包装箱1)の高さを変更することができる。
また、第1実施形態に係る包装箱1では、側壁11における切断線20の形成位置を固定とし、且つ第1傾斜線21と交差する範囲R1内で第2折曲線L2の形成位置を変更した状態と第2傾斜線22と交差する範囲R2内で第3折曲線L3の形成位置を変更した状態との少なくとも何れかの状態とすることで、周壁1Wの高さ(一端面から他端面までの距離)が変更されることになる。すなわち、段ボールシートの製造時に、第2および第3折曲線L2,L3の形成位置を変更したとしても、第1および第2傾斜線21,22と交差可能な範囲での位置変更である限り、FFGで用いる抜型を設計変更する必要はない。つまり、1つの抜型によって高さの異なる複数種の包装箱1を製造することができる。これにより、高さの異なる複数種の包装箱1を低コストで製造することができる。
また、第1実施形態に係る包装箱1によれば、開封すると、上外フラップ14から側壁11に亘って大きな開口部1Aが形成されるため(図4参照)、包装箱1に収容した物品を円滑に取り出すことができる。
また、第1実施形態に係る包装箱1によれば、2組の一対の切断線20が、周壁1Wの対向する一対の側壁11に形成されているため、各々の側壁11の全面を開口させることができる(図7参照)。これにより、物品を取り出した後に一対の端壁10を倒すことで包装箱1を平坦に折り畳む作業を容易に行うことができる(図8参照)。また、折り畳まれた包装箱1を重ねた状態で保管・回収することができ、保管・回収場所の省スペース化を図ることができる。
なお、第1実施形態に係る包装箱1では、上外フラップ14に開封線30が形成されていたが、これに代えて/加えて、下外フラップ16に開封線30が形成されてもよい。この場合、切断線20は、下方から上方に向かって側壁11を切断する、または、上下両側から中央に向かって側壁11を切断するように構成されることが好ましい。
[第2実施形態]
次に、図10および図11を参照して、第2実施形態に係る包装箱2について説明する。図10は包装箱2のブランク6を示す平面図である。図11は包装箱2を開封した状態を示す斜視図である。なお、以下の説明では、第1実施形態に係る包装箱1と同一または対応する構成には同一の符号を付し、それらの説明は省略する。
図10に示すように、第2実施形態に係る包装箱2(ブランク6、開封構造18)では、周壁2Wの上端部と各フラップ13,14との境界に位置する第2折曲線L20が複数の切目23Aを所定間隔に並べて形成されたミシン線となっている。この第2折曲線L20も、コルゲータによる段ボールシートの製造時に段ボールシートを流れ方向に進行させながら形成される。
また、第2実施形態に係る包装箱2(ブランク6)の開封構造18では、開封線30が省略されており、上外フラップ14の流れ方向中央部には、複数の切目33Aを並べて略台形状の輪郭を成す開封開始線33が形成されている。開封開始線33の両端部は第2折曲線L20に接しており、第2折曲線L20と開封開始線33とで囲まれた略台形状の領域には開封開始部34が構成されている。
この包装箱2を開封する場合、図11に示すように、ユーザは、開封開始部34を手(指)で押し込んで開封開始線33で切断しつつ第2折曲線L20で内部に折り曲げる。ユーザは、開封開始部34を押し込んだ手で側壁11の上縁部を把持し、側壁11を引き下げ、側壁11を一対の切断線20に沿って切断する。これにより、包装箱2が開封される。
次に、ユーザは、袖壁11Aを把持して外側に引っ張り、袖壁11Aを第2折曲線L20と第3折曲線L3とに沿って切断する。以上によって、側壁11を全開した開口部2Aが形成される。
以上説明した第2実施形態に係る包装箱2によれば、第1実施形態に係る包装箱1と同様の作用、効果を得ることができる。また、第2実施形態に係る包装箱2によれば、第2折曲線L20がミシン線(ミシン刃)であるため、汎用罫線である場合に比べて、袖壁11Aを軽い力で切断することができる。
なお、以上説明した第2実施形態に係る包装箱2では、周壁2Wの上端部と各フラップ13,14との境界に位置する第2折曲線L20がミシン線であったが、本発明はこれに限定されない。例えば、周壁2Wの下端部と各フラップ15,16との境界に位置する第3折曲線がミシン線であってもよいし(図示せず)、第2折曲線L20および第3折曲線の両方がミシン線であってもよい(図示せず)。また、上外フラップ14に開封開始線33が形成されていたが、これに代えて/加えて、下外フラップ16に開封開始線33が形成されてもよい。
[第1変形例]
なお、第1および第2実施形態に係る包装箱1,2では、第1傾斜線21と第2折曲線L2,L20との交点P1と、第2傾斜線22と第3折曲線L3との交点P2とは、第1折曲線Lまでの距離が略等しくなるように設けられていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図12に示すように、第1傾斜線21と第2折曲線L2との交点P1は、第2傾斜線22と第3折曲線L3との交点P2よりも第1折曲線L1に近づく方向にずれていてもよい(第2変形例)。この場合、角度αと角度βとは異なる角度(α<β)になる。なお、図12では第1実施形態に係るブランク5を示したが、第2実施形態に係るブランク6において、第1傾斜線21と第2折曲線L20との交点P1が、交点P2よりも第1折曲線L1側にずれていてもよい(図示せず)。
以上説明した第1変形例に係る包装箱1,2では、第2傾斜線22と第3折曲線L3との交点P2が、第1傾斜線21と第2折曲線L2,L20との交点P1よりも内側に位置しているため、袖壁11Aを外側に引く力は、交点P2に作用した後に交点P1に作用する。この構成によれば、袖壁11Aは第3折曲線L3に沿って裂け始め後に第2折曲線L2,L20に沿って裂け始めるため、2本の折曲線L2,L20,L3で同時に裂け始める場合に比べて、小さな力で袖壁11Aを切断することができる。なお、上記に限らず、第1傾斜線21と第2折曲線L2,L20との交点P1は、第2傾斜線22と第3折曲線L3との交点P2よりも第1折曲線L1から離れる方向にずれていてもよい。つまり、角度αが角度βよりも大きな角度となってもよい(α>β)。
[第2変形例]
また、第1および第2実施形態(第1変形例を含む。)に係る包装箱1,2では、各々の側壁11に一対の切断線20が形成されていたが、本発明はこれに限定されない。図13に示すように、第2変形例に係る包装箱3(周壁3W)では、各々の側壁11に1つの切断線20が形成されている。この場合、ユーザは、側壁11を切断線20で切断し、袖壁11Aを2本の折曲線L2,L20,L3に沿って切断する。以上によって、側壁11の一部(袖壁11A)が開かれて開口部3Aを構成し、ユーザは包装箱1,2に収容された物品を開口部3Aから1つずつ取り出すことができる。また、物品を必要な分だけ取り出した後、開いた袖壁11Aを再び閉じることで、簡易的に再封緘することもできる。
[第3変形例]
また、第1および第2実施形態(第1および第2変形例を含む。)に係る包装箱1〜3では、切断線20が略L字状(略V字状)に屈曲していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図14に示すように、切断線20は、略U字状に形成されてもよい。つまり、第1傾斜線21と第2傾斜線22との接続部分が湾曲していてもよい。
なお、第1および第2実施形態(第1〜第3変形例を含む。以下同じ。)に係る包装箱1〜3では、2組の一対の切断線20(第2変形例では2組の1つの切断線20)が一対の側壁11に形成されていたが、本発明はこれに限定されない。1組の一対の切断線20が1つの側壁11に形成されてもよいし、1つの切断線20が1つの側壁11に形成されてもよい(いずれも図示せず)。
また、第1および第2実施形態に係る包装箱1〜3では、切断線20が、周壁1W,2Wの対向面を成す一対の側壁11に形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、切断線20が、側壁11に代えて、一対の端壁10の少なくとも一方に形成されていてもよい(図示せず)。この場合、開封線30や開封開始線33等は、上外フラップ14だけでなく上内フラップ13にも形成されることが好ましい(図示せず)。
また、第1および第2実施形態に係る包装箱1〜3では、切断線20の頂点部Vが、側壁11の高さの略中央に位置していたが、これに限らず、側壁11の高さの中央よりも上側または下側に位置していてもよい(図示せず)。この場合、第1傾斜線21と第2折曲線L2,L20との成す角度αと、第2傾斜線22と第3折曲線L3との成す角度βとは、同一でもよいし、異なっていてもよい。
また、第1および第2実施形態に係る包装箱1〜3では、切断線20が所謂ジッパーであったが、これに限らず、切断線20は、ミシン線等、段ボールシートを切断するための線であれば如何なるものでもよい。
また、第1および第2実施形態に係る包装箱1〜3は、紙製の両面段ボールシートで形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、段ボールシートは、中しん9Aの片面にライナを貼り付けた片面段ボールシートであってもよいし、片面段ボールシートを両面段ボールシートに貼り合せた複両面段ボールシートであってもよい。また、例えば、包装箱1は、紙製の段ボールシートに代えて、厚紙や樹脂製の板等で形成されていてもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係る包装箱における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。
1,2,3 包装箱
1W,2W,3W 周壁
10 端壁(壁体)
11 側壁(壁体)
13 上内フラップ(第1フラップ)
14 上外フラップ(第1フラップ)
15 下内フラップ(第2フラップ)
16 下外フラップ(第2フラップ)
20 切断線
21 第1傾斜線
22 第2傾斜線
30 開封線
L1 第1折曲線
L2,L20 第2折曲線
L3 第3折曲線
P1,P2 交点
V 頂点部

Claims (7)

  1. 第1折曲線(L1)を介して連設された複数の壁体(10,11)によって筒状に形成される周壁(1W,2W.3W)と、
    前記周壁の一端部に第2折曲線(L2,L20)を介して連設され、前記周壁の一端面を閉じる第1フラップ(13,14)と、
    前記周壁の他端部に第3折曲線(L3)を介して連設され、前記周壁の他端面を閉じる第2フラップ(15,16)と、
    前記複数の壁体のうち少なくとも1つの前記壁体にて前記第1折曲線から離れた位置に形成され、且つ前記第2折曲線と前記第3折曲線との間で前記第1折曲線から離れる方向に向かって凸形状に形成され、前記第2折曲線と成す角度(α)と前記第3折曲線と成す角度(β)とが鋭角とされている切断線(20)と、を備え、
    前記壁体は、前記切断線で切断された後に前記第2折曲線および前記第3折曲線に沿って前記第1折曲線に向かって切断されることを特徴とする包装箱。
  2. 前記切断線は、
    凸形状の頂点部(V)から前記第1フラップに向かって斜めに延びた第1傾斜線(21)と、
    前記頂点部から前記第2フラップに向かって斜めに延びた第2傾斜線(22)と、を含み、
    前記第2折曲線は、前記第1傾斜線と交差する範囲に形成され、
    前記第3折曲線は、前記第2傾斜線と交差する範囲に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記切断線は、
    凸形状の頂点部(V)から前記第1フラップに向かって斜めに延びた第1傾斜線(21)と、
    前記頂点部から前記第2フラップに向かって斜めに延びた第2傾斜線(22)と、を含み、
    前記壁体における前記切断線の形成位置を固定とし、且つ前記第1傾斜線と交差する範囲内で前記第2折曲線の形成位置を変更した状態と前記第2傾斜線と交差する範囲内で前記第3折曲線の形成位置を変更した状態との少なくとも何れかの状態とすることで、前記周壁の一端面から他端面までの距離が変更されることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  4. 前記第1傾斜線と前記第2折曲線との交点(P1)は、前記第2傾斜線と前記第3折曲線との交点(P2)よりも前記第1折曲線に近づく方向または離れる方向にずれていることを特徴とする請求項2または3に記載の包装箱。
  5. 前記壁体には、両側の前記第1折曲線から内側に離れた位置に一対の前記切断線が対称に形成され、
    前記第1フラップと前記第2フラップのうち少なくとも一方には、前記一対の切断線を結ぶように開封線(30)が形成され、前記第1フラップと前記第2フラップのうち少なくとも一方が前記開封線に沿って切断されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の包装箱。
  6. 前記壁体には、両側の前記第1折曲線から内側に離れた位置に一対の前記切断線が対称に形成され、
    前記第2折曲線(L20)と前記第3折曲線のうち少なくとも一方は、複数の切目を所定間隔で並べて形成されたミシン線であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の包装箱。
  7. 2組の前記一対の切断線が、前記周壁の対向する一対の壁体に形成されていることを特徴とする請求項5または6に記載の包装箱。
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