JP2014125237A - 容量可変箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は,商品の梱包量に合わせて,簡単に内容量を変化させることのできる容量可変箱を提供する。
【解決手段】側面10には,天面20との間に形成された第1の折線11a〜14aとは所定距離離間した位置に,横方向に延びる第2の折線11b〜14bが形成されている。また,側面10には,第1の折線11a〜14aと第2の折線11b〜14bの間であって,各側面板11〜14それぞれの境界線上に,縦方向に延びる切断可能線15a〜15cが形成されている。これにより,本発明の容量可変箱は,各天面板21〜24を第1の折線11a〜14aに沿って内側に折り曲げた場合と,各側面板11〜14を第2の折線11b〜14bに沿って内側に折り曲げた場合とで,箱の内容量が変化する。
【選択図】図1

Description

本発明は,内容量を変化させることのできる容量可変箱に関する。具体的に説明すると,本発明の容量可変箱は,側面と天面の境界位置に折線を設けるだけでなく,この折線と所定距離離れた側面上の位置にさらに別の折線を設けることで,側面の高さを多段階に変更可能であり,その結果,内容量を変化させることができるようになっている。
従来から,各種の製品を収納する段ボールケース等は,工場や,加工所,製品センター,
配送センター等で広く利用されている。通常の段ボールケースは,展開状態において側面を構成する各側面板の上下に天面板と底面板が連接され,側面板,天面板,及び底面板を折線に従って折り曲げて組み立てることで略方形となる。例えば,各天面板と各底面板は,スリットで区切られることにより,前後左右の4枚ずつに形成されており,段ボールケースの組み立て時には,各側面板を広げて,上下の天面板と底面板を相互に重ねたり,突き合わせてガムテープで貼りつけたりして収納用箱を形成している。
ところで,従来では,段ボールケース等に少量の商品を梱包する際に,例えば,商品の梱包量に合わせた小さな梱包資材を用意したり,商品と梱包資材との間に生じた隙間に発泡スチロールなどの緩衝材を詰めて隙間を埋めたり,又は梱包資材を商品の梱包量に合わせた大きさに合わせてナイフなどで梱包資材を切断して縮小するといった手段がとられてきた。
しかしながら,従来から用いられている手段のように,梱包する商品の大きさに合わせて,様々なサイズの梱包資材を用意することとすると,梱包資材の大量生産が困難になるばかりか,梱包資材の保管場所が多く必要となるため,製造コスト・保管コストが嵩むという問題がある。また,従来の手段のように,商品と梱包資材との間に生じる隙間を埋めるために発泡スチロール等を使用すると,梱包資材の使用後に,この発泡スチロールを廃棄処理する必要があると共に,無駄な材料が増加して環境汚染の問題が発生する。さらに,従来のように,商品の梱包量に合わせて,梱包資材をナイフなどで切断して適切なサイズにする手段では,梱包資材を縮小する手間がかかり,作業効率が悪くなるばかりか,誤って商品をナイフで傷つけてしまう恐れもある。
このため,現在では,商品の梱包量に合わせて,簡単に内容量を変化させることのできる容量可変箱が求められている。
そこで,本発明の発明者は,上記の従来発明の問題点を解決する手段について鋭意検討した結果,側面と天面の境界位置に折線を設けるだけでなく,この折線と所定距離離れた側面上の位置にさらに別の折線を設けることで,側面の高さを多段階に変更可能であり,その結果,内容量を変化させることができるという知見を得た。そして,本発明者は,上記知見に基づけば,従来技術の課題を解決できることに想到し,本発明を完成させた。
具体的に説明すると,本発明は,以下の構成を有する。
本発明は,容量可変箱に関する。
本発明の容量可変箱は,側面10,天面20,及び底面30により構成される。
側面10は,互いに対向する一対の短側面板11,12と,互いに対向する一対の長側面板13,14が,横方向に連接することにより形成されている。
天面20は,一対の短側面板11,12及び一対の長側面板13,14のそれぞれに対し,横方向に延びる第1の折線11a,12a,13a,14aを介して,縦方向に連接した一対の短天面板21,22及び一対の長天面板23,24を有している。
底面30は,側面10に対し,天面20とは反対の縦方向に連接して形成されている。
ここで,側面10は,さらに,第2の折線11b,12b,13b,14bと,縦方向に延びる切断可能線15a,15b,15cと,を有している。
すなわち,第2の折線11b〜14bは,一対の短側面板11,12及び一対の長側面板13,14の,第1の折線11a〜14aとは所定距離離間した位置に形成されている。
また,縦方向に延びる切断可能線15a〜15cは,1の折線11a〜14aと第2の折線11b〜14bの間であって,一対の短側面板11,12及び一対の長側面板13,14それぞれの境界線上に形成されている。
これにより,本発明の容量可変箱は,一対の短天面板21,22及び一対の長天面板23,24を第1の折線11a〜14aに沿って内側に折り曲げた場合と,一対の短側面板11,12及び一対の長側面板13,14を,第2の折線11b〜14bに沿って内側に折り曲げた場合とで,その内容量が変化する。
上記構成のように,天面20を構成する各天面板21〜24を折り曲げるための第1の折線11a〜14aの他に,側面20を構成する各側面板11〜14を折り曲げるための第2の折線11b〜14bを形成し,且つこの第1の折線11a〜14aと第2の折線11b〜14bの間に縦方向に延びる切断可能線15a〜15cを形成することで,各側面板11〜14の高さを変更することが容易になる。そして,その結果,包装箱の内容量を変化させること可能になるため,梱包する商品の大きさに合わせて,包装箱を適宜最適なサイズにすることができる。
本発明において,一対の長天面板23,24を一対の長側面板13,14から取り外し可能な横方向に延びる切断可能線23a,24aが,第1の折線13a,14a上に沿って形成されていることが好ましい。
上記構成のように,横方向に延びる切断可能線23a,24aを,一対の長天面板23,24と一対の長側面板13,14の境界に位置する第1の折線13a,14a上に形成することで,一対の長天面板23,24を一対の長側面板13,14から取り外すことが可能になる。例えば,一対の長天面板23,24の横方向の長さが,一対の短天面板21,22の横方向の長さよりも長いものであると,各側面板11〜14を,第2の折線11b〜14bに従って折り曲げた際に,一対の長天面板23,24が,箱内部に収納されずに,箱を閉じる際の邪魔になる恐れがある。そこで,一対の長天面板23,24を一対の長側面板13,14から取り外すことができるようにすることで,このような問題を解決できる。
さらに,横方向に延びる切断可能線23a,24aを,第1の折線13a,14a上に形成することにより,この切断可能線23a,24aが折線としても機能するため,一対の長天面板23,24を,第1の折線13a,14a(横方向に延びる切断可能線23a,24a)に従い,箱の内側に向かって折り曲げやすくなる。これにより,箱を折り曲げて,天面20を形成する作業が容易になる。
なお,横方向に延びる切断可能線23a,24aを,第1の折線13a,14a上ではなく,この第1の折線13a,14aから所定距離離れた位置に形成することは好ましくない。すなわち,上述のように,横方向に延びる切断可能線23a,24aは,折線としての機能を果たすものである。このため,一対の長天面板23,24は,本来,第1の折線13a,14aに従って折れ曲がることが予定されているものであるが,第1の折線13a,14aから所定距離離間した位置に形成してしまうと,一対の長天面板23,24がこの横方向に延びる切断可能線23a,24aに従って折れ曲がってしまう恐れがある。そうすると,一対の長天面板23,24に不要な折線が形成されてしまい,包装箱の外観が悪くなるばかりか,その梱包物を適切に収容することができない恐れがある。
従って,上記本発明の形態のように,横方向に延びる切断可能線23a,24aは,第1の折線13a,14a上に形成されるものであることが好ましい。
本発明において,側面は,一対の短側面板11,12及び一対の長側面板13,14のいずれか一つに対し横方向に連接された接合片16を有することが好ましい。
この場合,接合片16は,側面10と天面20の境界から,側面10と底面30の境界に亘って縦方向に延びており,第1の折線11a〜14aと第2の折線11b〜14bの間であって,接合片16と,この接合片16が連接された側面の間の境界線上には,縦方向に延びる切断可能線15dが形成されていることが好ましい。
上記構成のように,側面板を連結して側面10を形成する接合片16を,側面10と底面30の境界から,側面10と天面20の境界に至る位置まで,すなわち第1の折線11a〜14aに至る位置まで縦方向に延びて形成することで,この接合片16が,支柱の機能を果たす。これにより,本発明の容量可変箱は,縦方向(上下方向)からの外圧に対する耐久力及び強度が向上する。
本発明によれば,商品の梱包量に合わせて,簡単に内容量を変化させることのできる容量可変箱を提供することができる。
図1は,本発明の一実施形態に係る容量可変箱の展開図である。 図2は,容量可変箱の斜視図の一例を示している。 図3は,容量可変箱の斜視図の一例を示している。 図4は,容量可変箱の斜視図の一例を示している。 図5は,容量可変箱の斜視図の一例を示している。 図6は,本発明の他の実施形態に係る容量可変箱の展開図である。
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜修正したものも含む。
なお,本願明細書において,「横方向」とは,容量可変箱の展開状態において,側面を形成する各側面板が連接する方向を意味する。また,「縦方向」とは,容量可変箱の展開状態において,上記横方向に平面的に直交する方向を意味する。
図1は,本発明の一実施形態に係る容量可変箱100の展開図を示している。図1に示されるように,容量可変箱100は,側面10と,天面20と,底面30と,を有し,組立時において略直方体となる構造となっている。この展開図に示されるように,容量可変箱100は,一枚のブランクシートを組み立てて形成することが可能である。ブランクシートは,公知の段ボールシートを利用してもよいし,厚紙であってもよい。図1に示された例において,ブランクシートは段ボールにより形成されており,この段ボールシートの目方向は縦方向に一致している。
図1に示されるように,側面10は,略長方形状の前短側面板11,後短側面板12,左長側面板13,及び右長側面板14を有している。これらの各側面板11〜14は,図1に示された例において,図1の右から順に,後短側面板12,右長側面板14,前短側面板11,及び左長側面板13の順に連接している。このため,各側面板11〜14は,容量可変箱100の立体組立時において,前短側面板11と後短側面板12とが,互いに対向する一対の短側面板を形成し,左長側面板13と右長側面板14とが,互いに対向する一対の長側面板を形成する。一対の短側面板11,12と一対の長側面板13,14は,図1に示されるように,展開状態における横方向の長さが異なっている。すなわち,一対の短側面板11,12は,その横方向の長さが,一対の長側面板13,14の横方向の長さよりも,短く形成されている。他方,一対の短側面板11,12と一対の長側面板13,14は,展開状態における縦方向の長さは,略等しくなっている。
また,図1に示されるように,側面10は,接合片16を有する。接合片16は,横方向に連接した各側面板11〜14のうち,一端に位置する側面板に連接して形成され,この一端に位置する側面板と,他端に位置する側面板を連結するための機能を持つ。図1に示された例において,接合片16は,一端に位置する左長側面板13の縁から横方向に延出して形成されている。例えば,接合片16に接着剤等を塗布して,他端に位置する後短側面板12に貼合することにより,左長側面板13と後短側面板12が連結する。また,本実施形態において,接合片16は,底面30と側面10の境界に設けられた折線から,天面20と側面10の境界に設けられた折線まで,縦方向に延びて形成されている。このように,接合片16を,天面20から底面30かけて形成することにより,箱を組み立てた際に,接合片16が天面20から底面30の間に亘って延びる支柱の役割を果たすようになり,箱の強度が向上する。
図1に示されるように,側面10を形成する前短側面板11,後短側面板12,左長側面板13,右長側面板14,及び接合片16それぞれの境界線には,展開状態において縦方向に延びる折線が形成されている。この折線に従って,各側面板11〜14及び接合片16を内側に折り曲げて,接合片16を介して左長側面板13と後短側面板12を連結することで,側面10は角筒状に組み立てられる。
また,図1に示されるように,各側面板11〜14のそれぞれに対して,略長方形状の前短天面板21,後短天面板22,左長天面板23,及び右長天面板24が連接して設けられている。すなわち,前短側面板11には前短天面板21が連接し,後短側面板12には後短天面板22が連接し,左長側面板13には左長天面板23が連接し,右長側面板14には右長天面板24が連接している。一対の短天面板21,22と一対の長天面板23,24は,図1に示されるように,展開状態における横方向の長さが異なっている。すなわち,一対の短天面板21,22は,その横方向の長さが,一対の長天面板23,24の横方向の長さよりも,短く形成されている。他方,一対の短天面板21,22と一対の長天面板23,24は,展開状態における縦方向の長さは,略等しくなっている。
図1に示されるように,各側面板11〜14と各天面板21〜24のそれぞれの境界線上には,横方向に延びる第1の折線11a,12a,13a,14aが形成されている。これらの第1の折線11a〜14aは,展開状態において,横方向に一直線上に形成されたものであることが好ましい。各第1の折線11a〜14aは,容量可変箱100の組立時において,各天面板21〜24を折り曲げる際の折線となる。
また,図1に示されるように,本発明において,各側面板11〜14それぞれの面上には,上記第1の折線11a〜14aとは別に,横方向に延びる第2の折線11b,12b,13b,14bが形成されている。各側面板11〜14に形成された第2の折線11b〜14bは,上記第1の折線11a〜14aと平行に,且つ一直線上に形成されたものであることが好ましい。また,この第2の折線11b〜14bは,第1の折線11a〜14aと縦方向に所定距離離間した位置に形成されている。第2の折線11b〜14bと第1の折線11a〜14aの離間距離は,容量可変箱100の内容量を変化させる程度に応じて適宜設計できる。
また,図1に示されるように,本実施形態において,接合片16は,底面30と側面10の境界に設けられた折線から,天面20と側面10の境界に設けられた第1の折線11a〜14aまで縦方向に延びている。このような場合において,各側面板11〜14に形成された第2の折線11b〜14bの延長線上に,接合片16を折り曲げるための折線16bが形成されていることが好ましい。このようにすることで,後述するように各側面板11〜14を第2の折線11b〜14bに従って折り曲げた際に,接合片16も一緒に折り曲げやすくなる。
また,各第1の折線11a〜14aと各第2の折線11b〜14bの間の領域には,各側面板11〜14同士の境界線上に沿って縦方向に延びる切断可能線15a,15b,15cが形成されている。すなわち,縦方向に延びる切断可能線15a,15b,15cは,それぞれ,左長側面板13と前短側面板11の間,前短側面板11と右長側面板14の間,及び右長側面板14と後短側面板12の間に,形成されている。また,図1に示されるように,左長側面板13と接合片16の境界線上にも,同様に,縦方向に延びる切断可能線15dが形成されている。これらの縦方向に延びる切断可能線15a〜15dは,予め各側面板11〜14同士の間を乖離させた切れ込み(スリット)であってもよいし,必要に応じて各側面板11〜14同士の間を乖離させることのできるミシン目線であってもよい。また,縦方向に延びる切断可能線15a〜15dは,各側面板11〜14同士の間が一部(例えば5mm)だけ繋がった繋ぎ部を有するものであってもよい。この場合,道具を用いず,少ない力で,容量の小さい箱の形成が可能となる。なお,この場合,繋ぎ部は,第1の折線11a〜14aの近傍に設けることが好ましい。
上記のように,各側面板11〜14に横方向に延びる第2の折線11b〜14bを形成し,第1の折線11a〜14aと第2の折線11b〜14bの間に,縦方向に延びる切断可能線15a〜15dを形成することで,各側面板11〜14が部分的に,折れ曲がるようになる。すなわち,図1に示されるように,各側面板11〜14のうち,第1の折線11a〜14a,第2の折線11b〜11b,及び縦方向に延びる切断可能線15a〜15dにより囲われた矩形の領域11´〜14´が,第2の折線11b〜11bに沿って折り曲げ可能な領域となる。
また,図1の展開図に示されるように,本実施形態において,一対の長天面板23,24には,第1の折線13a,14aに沿って,横方向に延びる切断可能線23a,24aが形成されている。この横方向に延びる切断可能線23a,24aは,一対の長天面板23,24を,第1の折線13a,14aに沿って,一対の長側面板13,14から切り離すためのものである。横方向に延びる切断可能線23a,24aは,一対の長天面板23,24を一対の長側面板13,14に連結しつつも,必要なときには,この一対の長天面板23,24を切り離すことの出来るミシン目線やジッパーによって形成されている。例えば,一対の長天面板23,24の横方向の長さが,一対の短天面板21,22の横方向の長さよりも長いものであると,各側面板11〜14を,第2の折線11b〜14bに従って折り曲げた際に,一対の長天面板23,24が,箱内部に収納されずに,箱を閉じる際の邪魔になる恐れがあるが,横方向に延びる切断可能線23a,24aを設けて,一対の長天面板23,24を一対の長側面板13,14から取り外すことができるようにすることで,このような問題を解決できる。
他方,本発明において,底面30の構造は,段ボールケース等に用いられる公知の構造を採用すればよい。図1に示された実施形態において,底面30は,オートマチックロックボトム構造と呼ばれる構造になっている。すなわち,底面30は,一対の長側面板13,14のそれぞれに対し,天面20とは反対の縦方向に,左長底面板33,及び右長底面板34が連接している。また,一対の短側面板11,12のそれぞれに対し,天面20とは反対の縦方向に,前短底面板31,及び後短底面板32が連接している。また,左長底面板33は,前短底面板31寄りの位置に,折線を介して底接着片33aが連接しており,同様に,左長底面板34は,後短底面板32寄りの位置に,折線を介して底接着片33bが連接している。
上記した構造のブランクシートを組み立てて,容量可変箱100を立体形状とするためには,まず,各側面板11〜14を角筒状に折曲げ,接合片16を後短側面板12に貼合する。これと同時に,底接着片33aと前短底面板31を接着すると共に,底接着片33bと後短底面板32とを接着し,折線を介して,左長底面板33と左長底面板34を箱の内側に向かって折り曲げて平らなカートン状に折り畳む。商品を包装するには,各側面板11〜14を四角く広げると,自動的に左長底面板33と左長底面板34が係合して,平らな底面30を形成する。このような底面30の構造は,オートマチックロックボトム構造と呼ばれ,接着を剥すことなく箱を折り畳むことができ,しかも,箱一旦折り畳んだ後であっても接着資材を用いることなく,再度組み立てることができる点で,店舗など現場での作業に適している。
図2は,図1に示された展開状態の容量可変箱100を,立体的に組み立てた状態を示した斜視図である。図2に示されるように,上記手順に従ってブランクシートを組立てることにより,側面10と底面30を形成することができ,天面20が開口した箱体を形成することができる。これにより,天面20側に形成された開口から,梱包物を箱内部に収納することができる。
図3は,図2に示された状態から,第1の折線11a,12a,13a,14aに従って,前短天面板21,後短天面板22,左長天面板23,及び右長天面板24を折り畳み,天面20を形成する状態を示している。本発明の容量可変箱100を,最大容量で使用する場合には,図3に示されるように,各天面板21〜24を,各第1の折線11a〜14aに従って折り曲げ,天面20側の開口を閉じるようにすればよい。
他方,本発明の容量可変箱100の内容量を減少させるためには,横方向に延びる切断可能線23a,24aに沿って段ボールシートを破断させて,一対の長天面板23,24を,一対の長側面板13,14から切り離すことが好ましい。図4は,一対の長天面板23,24が切り離された状態を概念的に示している。ただし,天面20側の開口を閉じるにあたり,一対の長側面板13,14の長さが邪魔にならない場合には,必ずしも,一対の長天面板23,24を切り離す必要はない。
図5に示されるように,容量可変箱100の内容量を減少させて使用する場合には,一対の長天面板23,24を切り離した後,第2の折線11b,12b,13b,14bに従って,前短側面板11,後短側面板12,左長側面板13,及び右長側面板14の一部を折り曲げる。すなわち,各側面板11〜14のうち,第1の折線11a〜14aと第2の折線11b〜14bの間の領域11´〜14´が,箱の内側に向かって折り曲げられる。これにより,前短側面板11の一部の領域11´と,これに連接された前短天面板21,及び後短側面板12の一部の領域12´と,これに連接された後短天面板22が,天面20側の開口を塞ぐようになる。また,左長側面板13の一部の領域13´,及び右長側面板14の一部の領域14´によっても,天面20側の開口が閉じられる。このようにして,各側面板11〜14の高さを変更することにより,本発明の容量可変箱100は,その内容量を変更することができるようになっている。例えば,図3に示されるように,各天面板21〜24を第1の折線11a〜14aで折り曲げて天面20を形成した形態と,図5に示されるように,各側面板11〜14の一部を第2の折線11b〜14bで折り曲げて天面20を形成した形態とでは,図5に示された形態の方が,箱の内容量が減少している。このようにして,箱の内部に収納する商品等の大きさに応じて,本発明の容量可変箱100は,適宜その内容量を変化させることができる。
以上,本願明細書では,本発明の内容を表現するために,図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態を説明した。ただし,本発明は,上記実施形態に限定されるものではなく,本願明細書に記載された事項に基づいて当業者が自明な変更形態や改良形態を包含するものである。
例えば,図6には,上記図1〜図5に示した実施形態とは異なる実施形態に係る容量可変箱100の展開図が示されている。図6に示されるように,本発明は,横方向に延びる切断可能線23a,24a(図1参照)を形成しない実施形態とすることも可能である。
本発明は,例えば紙製の段ボールによって形成された容量可変箱に関する。このため,本発明は,包装箱の製造産業や,製紙産業,運輸産業などにおいて好適に利用することができる。
10…側面 11…前短側面板 12…後短側面板 13…左長側面板 14…右長側面板 11a〜14a…第1の折線 11b〜14b…第2の折線 15a〜15d…縦方向に延びる切断可能線 16…接合片
20…天面 21…前短天面板 22…後短天面板 23…左長天面板 24…右長天面板 23a・24a…横方向に延びる切断可能線
30…底面 31…前短底面板 32…後短底面板 33…左長底面板 34…右長底面板
100…容量可変箱

Claims (3)

  1. 互いに対向する一対の短側面板(11,12)と,互いに対向する一対の長側面板(13,14)が,横方向に連接することにより形成された側面(10)と,
    前記一対の短側面板(11,12)及び前記一対の長側面板(13,14)のそれぞれに対し,横方向に延びる第1の折線(11a,12a,13a,14a)を介して,縦方向に連接した一対の短天面板(21,22)及び一対の長天面板(23,24)を有する天面(20)と,
    前記側面(10)に対し,前記天面(20)とは反対の縦方向に連接して形成された底面(30)と,を備え,
    前記側面(10)は,
    前記一対の短側面板(11,12)及び前記一対の長側面板(13,14)の,前記第1の折線(11a,12a,13a,14a)とは所定距離離間した位置に形成された,横方向に延びる第2の折線(11b,12b,13b,14b)と,
    前記第1の折線(11a,12a,13a,14a)と前記第2の折線(11b,12b,13b,14b)の間であって,前記一対の短側面板(11,12)及び前記一対の長側面板(13,14)それぞれの境界線上に形成された,縦方向に延びる切断可能線(15a,15b,15c)と,を有し,
    これにより,
    前記一対の短天面板(21,22)及び前記一対の長天面板(23,24)を,前記第1の折線(11a,12a,13a,14a)に沿って内側に折り曲げた場合と,
    前記一対の短側面板(11,12)及び前記一対の長側面板(13,14)を,前記第2の折線(11b,12b,13b,14b)に沿って内側に折り曲げた場合とで,
    箱の容量が変化する容量可変箱。
  2. 前記一対の長天面板(23,24)を前記一対の長側面板(13,14)から取り外し可能な,横方向に延びる切断可能線(23a,24a)が,前記第1の折線(13a,14a)上に沿って形成されている
    請求項1に記載の容量可変箱。
  3. 前記側面は,
    前記一対の短側面板(11,12)及び前記一対の長側面板(13,14)のいずれか一つに対し横方向に連接された接合片(16)を,有し,
    前記接合片(16)は,
    前記側面(10)と前記天面(20)の境界から,前記側面(10)と前記底面(30)の境界に亘って,縦方向に延びており,
    前記第1の折線(11a,12a,13a,14a)と前記第2の折線(11b,12b,13b,14b)の間であって,前記接合片(16)と,当該接合片が連接された側面板(11,12,13,14)の間の境界線上には,縦方向に延びる切断可能線(15d)が形成されている
    請求項1又は請求項2に記載の容量可変箱。
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