JPH0737916U - 梱包資材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 商品の梱包数量の変化に対応でき、梱包資材
の保管場所を少なくし、作業能率の上がる、商品輸送な
どに用いられる梱包資材を得る。 【構成】 素材１０を太破線で示す切断目、一点鎖線で
示す谷折線で構成し、梱包する商品の量に応じて切断目
を切断し、必要な大きさの梱包資材とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案の梱包資材は、商品を輸送するための梱包資材に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、少量の商品を梱包する際においては、商品の梱包量に合わせた小さ な梱包資材を用意するか、または、商品と梱包資材との間に生じた隙間に、発泡 スチロールなどの緩衝材によって隙間を埋めるか、若しくは、梱包資材を商品の 梱包量に合わせた大きさに合わせてナイフなどで梱包資材を切断して縮小するな どの手段がとられてきた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来より用いられている手段では、複数の梱包資材を用意すると、梱包資材の 保管場所が多く必要であり、かつ不経済である。また、商品と梱包資材との間に 生じる隙間に発泡スチロールなどを使用するには、緩衝材としての使命を終えた のちの廃棄処理が困難であるうえに、環境汚染の問題などがあり、また、これら の緩衝材は、緩衝性を得るために立体的な形状のものが多く、大きな保管場所が 必要である。さらに、梱包資材を商品の梱包量に合わせた大きさに合わせてナイ フなどで梱包資材を切断して縮小する手段では、ナイフなどで商品の化粧箱に傷 を付けたり梱包資材を縮小するのに手間がかかり、作業効率が悪くなりひいては コストが増大するなどの問題点がある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の梱包資材では、前述の問題点を解決するために、梱包資材にあらかじ め必要な箇所を切断可能にしておくことにより解決した。

【０００５】

【作用】

前述の手段により、少量の商品を梱包する場合、切断目を裂くことにより迅速 に梱包資材の大きさを変更することができる。

【０００６】

【実施例】

以下に本考案における梱包資材の実施例を、三種類の大きさに変更できる梱包 資材を例に挙げて説明する。

【０００７】 図１は本考案における梱包資材の第一実施例の展開図であり、１０は素材、１ １、１２、１３、１４は梱包資材の底部、１５はのりしろ部、太破線はミシン目 などの切断目、一点鎖線は谷折線、細実線は切り込み線である。素材１０は梱包 された商品を輸送時に傷などをつけないような所定の厚みと強度を有する段ボー ルなどの紙で形成されている。また、切断目２１と２５の間、２２と２６の間、 ２３と２７の間、２４と２８の間にそれぞれ所定の穴が開いている。この穴は、 切断目を途中で止めるときのストッパーの役目をする。

【０００８】 図２は図１の梱包資材を組み立てたときの組み立て斜視図であり、梱包資材に 商品を入れる前の状態である。

【０００９】 図３は商品を１段だけ梱包した場合の梱包資材を示す斜視図である。商品を１ 段だけ梱包する場合、切断目２１〜２８を切断し、一点鎖線３１〜３４を内側へ 折り曲げ切断目３５、３６を切断する。そして、辺３７〜３９をガムテープなど で接着する。

【００１０】 図４は商品を２段だけ梱包した場合の梱包資材を示す斜視図である。商品を２ 段だけ梱包する場合、切断目２１〜２４を切断し、一点鎖線４１〜４４を内側へ 折り曲げ辺４７〜４９をガムテープなどで接着する。

【００１１】 図５は商品を３段まで梱包した場合の梱包資材を示す斜視図である。商品を３ 段まで梱包する場合、一点鎖線５１〜５４を内側へ折り曲げ辺５７〜５９をガム テープなどで接着する。

【００１２】 図６は本考案における梱包資材の第二実施例の展開図であり、細破線はワイヤ ーや糸などの切断補助部材、６０は切断補助部材のつまみである。切断補助部材 は、図１の切断目２１と２５にかけてと、２２と２６にかけてと、２３と２７に かけてと、２４と２８にかけて付属させて切断目を切断させやすくしたものであ る。梱包資材を縮小するときは、それぞれのつまみ６０を引っ張り切断補助部材 を必要な所まで外側に引き、蓋となる部分を内側に折り曲げて封をする。

【００１３】 以上本考案における実施例を三種類の大きさに変更できる梱包資材を例を挙げ て２種類説明したが、変更できる大きさを三種類に限る必要はなく、また、形状 も直方体に限られたものではなく広く梱包資材に適用することができる。

【００１４】

【考案の効果】

以上説明したように本考案の梱包資材により、少量の商品を梱包する場合多数 の梱包資材や緩衝材を用意する必要がなく、また、それらを保管する場所も不要 であり、かつ、作業能率が上がりひいてはコストの削減ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】梱包資材の第一実施例の展開図である。

【図２】梱包資材の組み立て斜視図である。

【図３】商品を１段だけ梱包した場合の梱包資材を示す
斜視図である。

【図４】商品を２段だけ梱包した場合の梱包資材を示す
斜視図である。

【図５】商品を３段まで梱包した場合の梱包資材を示す
斜視図である。

【図６】梱包資材の第二実施例の展開図である。

【符号の説明】

１０ 素材 太破線 切断目 細破線 切断目補助部材 細実線 切断部 一点鎖線 谷折線

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 商品輸送などに用いられる梱包資材にお
   いて、梱包する商品に合わせて梱包資材を複数の大きさ
   に変更できるようにあらかじめ必要な箇所を切断可能に
   したことを特徴とする梱包資材。