JP3232627U - 配送用段ボール - Google Patents

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孝介 川崎
孝介 川崎
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自立の株式会社
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Abstract

【課題】段ボールの蓋面を二重構造にすることで配送と返送の段ボールを一元化し、返送が必要な場面においての無駄な手間と資源の削減が可能な段ボール箱を提供する。【解決手段】配送用段ボール箱は直方体の形からなり、上部の上蓋、側面、底面から成り立っており、配送用段ボール本体における側面の上部に蓋面全体を覆う第一の上蓋3と、立方体に組み立てた際、この第一の上蓋に相対する向きでこの第一の上蓋を覆う第二の上蓋1と、この第二の上蓋と側面の接地箇所に設けた切り取り線5とからなり、前記第一の上蓋の上面に返送用伝票の貼り付け部4を設け、前記第二の上蓋の上面に配送用伝票の貼り付け部2を設けた。返送時に前記切り取り線から前記第二の上蓋を切り離すことで配送と返送の段ボールを一元化することが可能となる。【選択図】図1

Description

本考案は、配送用段ボールに関するものである。
通常、通販業界では、顧客からの発注で配送と返送が必要となる物の往復時、配送時と返送時において2つの段ボールを使用していた。
実用新案登録第3215172号公報
従来の配送と返送で使用する段ボールは使い切りのケースが多く、そのまま資源ごみとして廃棄処分されていた。それによって経済的・環境面においても負担となっている。従って、配送と返送の段ボールを一元化することで、無駄な手間と資源の削減が可能になり、前述の欠点を解決しようとするものである。
請求項1の本考案は、配送用段ボール本体の蓋面全体を覆う第一の上蓋と、この第一の上蓋に対向する向きでこの第一の上蓋を覆う第二の上蓋と、この第二の上蓋の折り曲げ部に設けた切り取り線とからなり、前記第一の上蓋の上面に返送用伝票の貼り付け部を設け、前記第二の上蓋の上面に配送用伝票の貼り付け部を設けたことを特徴とする。
請求項2の本考案は請求項1の配送用段ボールにおいて、前記第二の上蓋の先端に挿し部を設け、前記第一の上蓋の基部に挿し込み孔を設け、前記第二の上蓋の前記挿し部を前記第一の上蓋の前記挿し込み孔に挿し込むことにより前記配送用段ボールを閉じた状態に維持することが出来ることを特徴とする。
請求項1の本考案によれば、返送時には、第二の上蓋の折り曲げ部に設けた切り取り線を引っ張り、段ボール本体から第二の上蓋を切り離すことによって、そのまま返送用段ボールとして使用することができ、経済的・環境面においても無駄な廃棄がなく、使用することができる。
請求項2の本考案によれば、ガムテープ等で開口面の接着固定をせずとも閉じた状態を維持することができる。
本考案の配送用段ボールの展開図。 側面と底面を組み立てた状態を示す図である。 図2の状態から内蓋6,7を織り込んだ状態である。 図3の状態から第一の上蓋3を織り込んだ状態である。 図4の状態から第二の上蓋1を織り込んだ状態である。
第一の上蓋部分に返送用伝票を貼り付け、第二の上蓋面には配送用伝票を貼り付けた状態で荷物を送ることで、返送が必要になる形態においては第二の上蓋折り曲げ部に設けてある切取り部分を切り離すことでそのまま返送が可能な段ボールとして使用が可能になる。
本考案の配送用段ボールの実施形態について図1〜図5を用いて説明する。図1は本考案の配送用段ボールの展開図である。符号1は配送用段ボール全体を覆う第二の上蓋となっており、その面上には符号2の配送伝票貼り付け部が設けられている。配送時にはこの配送伝票貼り付け部2に配送用伝票を貼り付ける。符号3は第一の上蓋である。その第一の上蓋3は側面と底面を組み立てて符号6,7にあたる内蓋を織り込んだ後に織り込む上蓋である。この第二の上蓋1の上面には符号4の返送伝票貼り付け部が設けられており、送る際に返送伝票を貼り付けて送ることで返送時の手間を省ける。符号5は第二の上蓋1の折り曲げ部に設けた切り取り線となっており、返送時、この切り取り線5を引っ張ることで容易に第二の上蓋1を切り離すことができる仕様となっている。符号6,7は内蓋となっており、本配送用段ボールを組み立て後、第一の上蓋3を織り込む前に織り込む部位となり、本配送用段ボール内に格納する商品の保護の役割を持つ。符号8は挿し込み孔となっており、第二の上蓋1を織り込み、本配送用段ボールを閉じる際、符号9の挿し部を挿し込み孔8の受けに挿し込むことで上蓋を固定することができる。
図2は側面と底面を組み立て、内蓋にあたる6,7と第一の上蓋3,第二の上蓋1を開いた状態である。この配送用段ボール内に配送する商品を格納し、図3の様に内蓋6,7を織り込んだ状態にすることで、商品の保護の役割をもつ。
図4は図3の状態から第一の上蓋3を織り込んだ状態で第一の上蓋3に挿し部9の受けである挿し込み孔8がもうけてあり、第二の上蓋1に挿し部9が設けられている。図4の様に第一の上蓋3を織り込む。この際に返送伝票貼り付け部4に返送伝票を予め記入し、貼り付けておく。
図5は図4の状態から第二の上蓋1を織り込んだ状態で挿し込み部8に挿し部9が挿し込まれて上蓋が閉ざされた状態である。図5の様に第二の上蓋1を織り込み、挿し込み孔8に挿し部9を挿し込むことによって第二の上蓋1の固定を行う。そして配送用伝票貼り付け部2に配送伝票を貼り付けることで配送ができる状態となる。
配送完了後、配送先では図5にあたる第二の上蓋1の折り曲げ部にある切り取り線5を引っ張り、第二の上蓋1を切り離すことによって、第一の上蓋3が最上面となり、返送時はそのまま返送用段ボールとして再利用が可能となり、返送用伝票が既に貼りつけられているので、そのまま返却することが出来る。
1・・・第二の上蓋
2・・・配送伝票貼り付け部
3・・・第一の上蓋
4・・・返送伝票貼り付け部
5・・・切り取り線
6・・・内蓋
7・・・内蓋
8・・・挿し込み孔
9・・・挿し部

Claims (2)

  1. 配送用段ボール本体の蓋面全体を覆う第一の上蓋と、この第一の上蓋に相対する向きでこの第一の上蓋を覆う第二の上蓋と、この第二の上蓋の折り曲げ部に設けた切り取り線とからなり、前記第一の上蓋の上面に返送用伝票の貼り付け部を設け、前記第二の上蓋の上面に配送用伝票の貼り付け部を設けたことを特徴とする配送用段ボール。
  2. 請求項1の配送用段ボールにおいて、前記第二の上蓋の先端に挿し部を設け、前記第一の上蓋の基部に挿し込み孔を設け、前記第二の上蓋の前記挿し部を前記第一の上蓋の前記挿し込み孔に挿し込むことにより前記配送用段ボールを閉じた状態に維持することが出来ることを特徴とする配送用段ボール。
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