JP2021004085A - 包装箱及びブランクシート - Google Patents
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以下の説明において、前後左右方向は、本実施形態の包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、本発明の包装箱の構成を限定するものではない。
ブランクシートSの各罫線(折線)は、ブランクシートSの内面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。なお、罫線に切れ込みを形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
前側の短側板11の左縁部には、罫線を介して左側の長側板13が連設されている。また、前側の短側板11の右縁部には、罫線を介して右側の長側板14が連設されている。また、左側の長側板13の後縁部には、罫線を介して帯状の接合片15が連設されている。また、右側の長側板14の後縁部には、罫線を介して後側の短側板12が連設されている。
第一誘導線L11の左右端部は、上側に向けて弧状に形成されている。
第一誘導線L11の左右方向に延在する略直線部分は、図3(b)に示すように、短側板11の上縁部及び下縁部に対して平行であるとともに、短側板11の左右側縁に対して垂直である。
後側の上側外フラップ21は、四角形の平板であり、後側の短側板12の上縁部から前方に向けて延びている。後側の上側外フラップ21によって、胴部10の上側開口部の後半分が塞がれている。
第三誘導線L21の直線部分は、上側外フラップ21の前縁部及び後縁部に平行である。第三誘導線L21の長さは、前記した第二誘導線L12,L12の左右方向の間隔よりも短い。
両傾斜誘導線L22,L22の左右方向の間隔は、頂板20の中央側から前側の短側板11側に向かうに連れて広がっている。
このような前側開封部41及び前記した上側開封部42が連続して形成されて開封部40が構成されている。つまり、開封部40は、胴部10の短側板11及び頂板20の上側外フラップ21に亘って形成されている。このように、短側板11から上側外フラップ21にかけて開封部40が形成されるので、開封時には開口部50を大きく開口させて内容物の陳列や展示に優れ、内容物も取り出し易い(図4,5参照)。
上側内フラップ22と上側内フラップ23との突き合わせ部20bは、図1に示すように、左右方向の中央部よりも右側に偏倚している。
後側の下側外フラップ31は、四角形の平板であり、後側の短側板12の下縁部から前方に向けて延びている。後側の下側外フラップ31によって、胴部10の下側開口部の後半分が塞がれている。
本実施形態の包装箱1を開封するときには、短側板11の開封開始部41aに作業者の指を入れて、前側開封部41を引き上げる。そうすると、前側破断誘導線L10が頂板20側に向けて切り開かれ、前側開封部41が切り離される。続いて、切り離した前側開封部41をさらに引き上げると、頂板20の上側破断誘導線L20が切り開かれ、上側開封部42が切り離される。これによって、前側の短側板11から頂板20の上側外フラップ21にかけて開封部40が切り離され、開口部50が形成される。
例えば、開封部40は、前側開封部41及び上側開封部42で構成したが、これに限られることはなく、前側開封部41のみ形成してもよい。この場合には、長側板13の上側内フラップ22に凹状の前縁部22aを形成する必要がなくなるので、上側内フラップ22を四角形の平板とすることができる。これによって、左側の長側板13の前縁部、上側内フラップ22の前縁部及び下側内フラップ32の前縁部を含む長さを、前側の短側板11の左縁部、上側外フラップ21の左縁部及び下側外フラップ31の左縁部を含む長さと同じ長さにできる。したがって、短側板11と長側板13との間に接合片15を配置して包装箱1やブランクシートSを構成でき、この場合にも、端部同士を揃え易く、端部同士のズレの矯正が行い易いという作用効果が得られる。
10 胴部
11,12 短側板
13,14 長側板
15 接合片
20 頂板
21 上側外フラップ
22,23 上側内フラップ
30 底板
31 下側外フラップ
32,33 下側内フラップ
40 開封部
41 前側開封部
42 上側開封部
50 開口部
L10 前側破断誘導線(破断誘導線)
L20 上側破断誘導線(破断誘導線)
S ブランクシート
Claims (4)
- 対向する一対の長側板及び対向する一対の短側板からなる胴部と、
前記胴部の上縁部に連設された頂板と、
前記胴部の下縁部に連設された底板と、を備え、
前記頂板は、
前記一対の長側板の各上縁部に連設された上側内フラップと、
前記一対の短側板の各上縁部に連設され相互に突き合わされた上側外フラップと、を備え、
前記底板は、
前記一対の長側板の各下縁部に連設された下側内フラップと、
前記一対の短側板の各下縁部に連設され相互に突き合わされた下側外フラップと、を備え、
少なくとも一方の前記短側板には、破断誘導線で開封される開封部が形成されていることを特徴とする包装箱。 - 一方の前記長側板に連設された前記上側内フラップ及び前記下側内フラップの延在方向の長さは、前記短側板に連設された前記上側外フラップ及び前記下側外フラップの延在方向の長さと同じであり、
他方の前記長側板に連設された前記上側内フラップ及び前記下側内フラップの延在方向の長さは、一方の前記長側板に連設された前記上側内フラップ及び前記下側内フラップに突き合わされる長さであることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。 - 一方の前記長側板は、接合片を介して前記短側板に接合されていることを特徴とする請求項2に記載の包装箱。
- 対向する一対の長側板及び対向する一対の短側板からなる胴部と、
前記胴部の上縁部に連設された頂板と、
前記胴部の下縁部に連設された底板と、を備えた包装箱の製造に用いられるブランクシートであって、
前記頂板は、
前記一対の長側板の各上縁部に連設された上側内フラップと、
前記一対の短側板の各上縁部に連設され相互に突き合わされる上側外フラップと、を備えており、
前記底板は、
前記一対の長側板の各下縁部に連設された下側内フラップと、
前記一対の短側板の各下縁部に連設され相互に突き合わされる下側外フラップと、を備えており、
少なくとも一方の前記短側板には、破断誘導線で開封される開封部が形成されており、
一方の前記長側板に連設された前記上側内フラップ及び前記下側内フラップの延在方向の長さは、前記短側板に連設された前記上側外フラップ及び前記下側外フラップの延在長さと同じ長さであり、
他方の前記長側板に連設された前記上側内フラップ及び前記下側内フラップの延在方向の長さは、一方の前記長側板に連設された前記上側内フラップ及び前記下側内フラップに突き合わされる長さであり、
一方の前記長側板は、接合片を介して前記短側板に接合されることを特徴とするブランクシート。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019120193A JP7207200B2 (ja) | 2019-06-27 | 2019-06-27 | 包装箱及びブランクシート |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019120193A JP7207200B2 (ja) | 2019-06-27 | 2019-06-27 | 包装箱及びブランクシート |
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Publication Number | Publication Date |
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JP7207200B2 JP7207200B2 (ja) | 2023-01-18 |
Family
ID=74099186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019120193A Active JP7207200B2 (ja) | 2019-06-27 | 2019-06-27 | 包装箱及びブランクシート |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP7207200B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112793895A (zh) * | 2021-02-03 | 2021-05-14 | 上海箱箱智能科技有限公司 | 保温箱 |
Citations (4)
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JPS5130614U (ja) * | 1974-08-29 | 1976-03-05 | ||
JPS55121017U (ja) * | 1979-02-16 | 1980-08-27 | ||
US20040074956A1 (en) * | 2002-10-17 | 2004-04-22 | Alan Sax | Box convertible to a display container and method of making same |
JP2014015223A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-01-30 | Rengo Co Ltd | 外装用段ボール箱 |
-
2019
- 2019-06-27 JP JP2019120193A patent/JP7207200B2/ja active Active
Patent Citations (4)
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CN112793895A (zh) * | 2021-02-03 | 2021-05-14 | 上海箱箱智能科技有限公司 | 保温箱 |
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JP7207200B2 (ja) | 2023-01-18 |
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