JP7399610B2 - 包装箱 - Google Patents

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Description

本発明は、包装箱に関する。
段ボール製の包装箱としては、筒状の胴部と、頂板および底板と、を備え、頂板から胴部に亘って切り取り部を切り離すことで、包装箱を開封して内容物を展示できるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-190645号公報
前記した従来の包装箱の胴部には、上下方向に延びている二本の縦切断誘導線と、二本の縦切断誘導線の間で横方向に延びている横切断誘導線と、が形成されている。このように、胴部に横切断誘導線が形成されていると、上方からの荷重に対する胴部の強度が低下するため、開封前の包装箱の耐荷重が低くなるという問題がある。
本発明は、前記した問題を解決し、開封前の耐荷重を十分に確保しつつ、開封時に大きく開口させて内容物を展示できる包装箱を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、包装箱であって、前後の端壁および左右の側壁を有する筒状の胴部と、前記端壁の上縁部に連設された頂板と、前記端壁の下縁部に連設された底板と、を有している。前記端壁には、上縁部から下縁部に亘って上下方向に延びている左右の縦切断誘導線が形成されている。前記頂板には、前記両縦切断誘導線の上端部に連続している上側切断誘導線が形成されるとともに、前記底板には、前記両縦切断誘導線の下端部に連続している下側切断誘導線が形成されている。前記頂板、前記端壁および前記底板には、前記上側切断誘導線、前記両縦切断誘導線および前記下側切断誘導線によって区画された切り取り部が形成されている。前記側壁の上縁部に連設された上側内フラップは、前記頂板のうち前記切り取り部以外の部位の内面に重ねられ、前記切り取り部の内面に重ねられていない。前記側壁の下縁部に連設された下側内フラップは、前記底板のうち前記切り取り部以外の部位の内面に重ねられ、前記切り取り部の内面に重ねられていない。
本発明の包装箱では、上側切断誘導線、縦切断誘導線および下側切断誘導線を切り開くと、頂板、胴部および底板に亘って開口部が形成される。したがって、本発明の包装箱では、開封時に大きく開口させて内容物を展示できるとともに、内容物を取り出し易い。
本発明の包装箱のように、上下方向に延びている縦切断誘導線のみが胴部に形成されている場合には、横方向に延びている切断誘導線を胴部に形成した場合に比べて、上方からの荷重に対する胴部の強度低下を抑えることができる。したがって、本発明の包装箱では、開封前の耐荷重を十分に確保できる。
前記した包装箱において、前記側壁の上縁部に連設された内フラップを、前記頂板のうち前記切り取り部以外の部位の内面に重ねている。
この構成では、包装箱を開封したときに、開口部内に内フラップが露出しないため、開封後の包装箱の見栄えを良くするとともに、開口部から内容物を取り出し易い。
前記した包装箱において、前記上側切断誘導線には、前記頂板の中央側から前記端壁側に向けて延びている左右の傾斜線部を形成し、前記両傾斜線部の左右方向の間隔を、前記頂板の中央側から前記端壁側に向かうに連れて広げることが好ましい。
この構成では、両傾斜線部の左右方向の間隔が端壁側よりも頂板の中央側の方が狭いため、上側切断誘導線を頂板の中央側から切り開き始めると、切断の開始位置に力が集中することになる。したがって、上側切断誘導線をスムーズに切り開くことができる。
本発明の包装箱では、開封前の耐荷重を十分に確保しつつ、開封時には大きく開口させて内容物を展示できるとともに、内容物を取り出し易い。
本発明の参考例に係る包装箱の開封前を前方右上から見た斜視図である。 本発明の参考例に係る包装箱のブランクシートを示した図である。 本発明の参考例に係る包装箱を開封した状態を前方右上から見た斜視図である。 本発明の参考例に係る包装箱を示した正面図である。 本発明の参考例に係る包装箱を示した背面図である。 本発明の参考例に係る包装箱を示した右側面図である。 本発明の参考例に係る包装箱を示した左側面図である。 本発明の参考例に係る包装箱を示した平面図である。 本発明の参考例に係る包装箱を示した底面図である。 本発明の参考例に係る包装箱を積み重ねた状態を示した斜視図である。 本発明の参考例に係る包装箱において側壁を下側にして配置した状態を示した斜視図である。 本発明の実施形態の包装箱を示した底面図である。 本発明の実施形態の包装箱を開封した状態を前方右上から見た斜視図である。
本発明の参考例および実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、前後左右方向とは、参考例および実施形態の包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、本発明の包装箱の構成を限定するものではない。
参考例の包装箱1は、図1に示すように、角筒状の胴部10と、胴部10の上縁部に連設された頂板20と、胴部10の下縁部に連設された底板30と、を備えている。参考例の包装箱1は、A式の段ボール箱である。
包装箱1は、図2に示すように、段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートSを各罫線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図2に示すブランクシートSは外面側が見えるように配置されている。
ブランクシートSの各罫線(折線)は、ブランクシートSの表面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。なお、罫線に切れ込みを形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
胴部10は、図1に示すように、前後一対の端壁11,11と、左右一対の側壁12,12と、を有している。端壁11および側壁12は、それぞれ四角形の壁部である。
前側の端壁11の左縁部には、罫線を介して左側の側壁12が連設されている。また、前側の端壁11の右縁部には、罫線を介して右側の側壁12が連設されている。また、左側の側壁12の後縁部には、罫線を介して後側の端壁11が連設されている。また、右側の側壁12の後縁部には、罫線を介して帯状の接合片13が連設されている。
ブランクシートS(図2参照)を各罫線で折り曲げつつ、接合片13を後側の端壁11の内面にホットメルト等の接着手段によって接合すると、前後の端壁11,11と、左右の側壁12,12とによって、四角形の角筒状の胴部10が形成される。
前側の端壁11には、上下方向に延びている左右二本の縦切断誘導線L1,L1が形成されている。左右の縦切断誘導線L1,L1は、左右方向に一定の間隔を空けて配置されている。
縦切断誘導線L1は、切れ込みを断続的に形成したミシン目状の線である。縦切断誘導線L1の切れ込みの間隔や形状は限定されるものではない。
縦切断誘導線L1は、図4に示すように、端壁11の上縁部から下縁部に亘って直線状に形成されている。また、縦切断誘導線L1は、端壁11の上縁部および下縁部に対して垂直に形成されるとともに、端壁11の側縁部に平行している。
このように、縦切断誘導線L1は、端壁11の側縁部に対して左右方向に一定の間隔を空けて配置されている。したがって、端壁11の右縁部と右側の縦切断誘導線L1との間には長方形の領域が形成されている。また、端壁11の左縁部と左側の縦切断誘導線L1との間にも長方形の領域が形成されている。
前側の端壁11には、上縁部、左右の縦切断誘導線L1,L1および下縁部によって区画された中間切り取り部41が形成されている。中間切り取り部41は、長方形の領域である。
左右の縦切断誘導線L1,L1の左右方向の間隔は、図3に示すように、端壁11から中間切り取り部41を切り離したときに、端壁11に形成される開口部50の左右方向の幅となる。したがって、左右の縦切断誘導線L1,L1の左右方向の間隔は、開口部50からの内容物の見え方や開口部50からの内容物の取り出し易さを考慮して設定される。
頂板20は、図1に示すように、胴部10の上側開口部を閉塞している。頂板20は、前後の端壁11,11の上縁部に連設された前後一対の上側外フラップ21,21を備えている。また、頂板20の内面(下面)には、左右の側壁12,12の上縁部に連設された左右一対の上側内フラップ22,22が重ねられている。
前側の上側外フラップ21は、四角形の平板であり、前側の端壁11の上縁部から後方に向けて延びている。前側の上側外フラップ21によって、胴部10の上側開口部の前半分が塞がれている。
後側の上側外フラップ21は、四角形の平板であり、後側の端壁11の上縁部から前方に向けて延びている。後側の上側外フラップ21によって、胴部10の上側開口部の後半分が塞がれている。
前後の上側外フラップ21,21の先端縁部は突き合わされている。そして、粘着テープ(図示せず)によって両上側外フラップ21,21の先端縁部同士を接合することで、両上側外フラップ21,21によって胴部10の上側開口部が閉塞されている。
前側の上側外フラップ21には、上側切断誘導線L2が形成されている。上側切断誘導線L2は、切れ込みを断続的に形成したミシン目状の線である。上側切断誘導線L2の切れ込みの間隔や形状は限定されるものではない。
上側切断誘導線L2には、左右方向に延びている第一線部L21と、第一線部L21の左右の端部から前側の端壁11に向けて延びている左右二本の傾斜線部L22,L22と、が形成されている。
第一線部L21は、前側の上側外フラップ21の前後方向の中央部よりも先端側(後側)に配置されている。また、第一線部L21の中央部は、上側外フラップ21の左右方向の中央部に配置されている(図8参照)。
第一線部L21は、上側外フラップ21の前縁部に平行している。第一線部L21の長さは、左右の縦切断誘導線L1,L1の左右方向の間隔よりも短い。
第一線部L21の中央部には、開封開始穴23が形成されている。開封開始穴23は、上側外フラップ21を貫通している。ブランクシートS(図2参照)の状態では、開封開始穴23は、閉塞片24によって閉塞されている。包装箱1の開封時には、閉塞片24を外側から内側に押し込むことで、開封開始穴23を開口させる。
傾斜線部L22は、第一線部L21の端部から上側外フラップ21の前縁部に向けて延びている。つまり、傾斜線部L22は、頂板20の中央側から前側の端壁11側に向けて延びている。
左側の傾斜線部L22は、第一線部L21の左端部から左側の縦切断誘導線L1の上端部に亘って形成されている。右側の傾斜線部L22は、第一線部L21の右端部から右側の縦切断誘導線L1の上端部に亘って形成されている。
両傾斜線部L22,L22の左右方向の間隔は、頂板20の中央側から前側の端壁11側に向かうに連れて広がっている(図8参照)。
前側の上側外フラップ21には、上側切断誘導線L2と上側外フラップ21の前縁部とによって区画された上側切り取り部42が形成されている。上側切り取り部42は、台形状の領域であり、頂板20の中央側から前側の端壁11側に向かうに連れて左右方向の幅が広がっている(図8参照)。
左側の上側内フラップ22は、四角形の平板であり、左側の側壁12の上縁部から右方に向けて延びている。右側の上側内フラップ22は、四角形の平板であり、右側の側壁12の上縁部から左方に向けて延びている。左右の上側内フラップ22,22は、前後の上側外フラップ21,21の内面(下面)に重ねられている。
左側の上側内フラップ22の前縁部22aは、図8に示すように、上側外フラップ21の左側の傾斜線部L22に沿って延びており、傾斜線部L22よりも後側に配置されている。右側の上側内フラップ22の前縁部22aは、右側の傾斜線部L22に沿って延びており、傾斜線部L22よりも後側に配置されている。
このように、参考例の包装箱1では、左右の上側内フラップ22,22の前縁部22a,22aを上側切断誘導線L2よりも後側に配置している。これにより、左右の上側内フラップ22,22は、頂板20のうち、上側切り取り部42以外の部位の内面に重なっている。
底板30は、図1に示すように、胴部10の下側開口部を閉塞している。底板30は、前後の端壁11,11の下縁部に連設された前後一対の下側外フラップ31,31を備えている。また、底板30の内面(上面)には、左右の側壁12,12の下縁部に連設された左右一対の下側内フラップ32,32が重ねられている。
前側の下側外フラップ31は、図9に示すように、四角形の平板であり、前側の端壁11の下縁部から後方に向けて延びている。前側の下側外フラップ31によって、胴部10の下側開口部の前半分が塞がれている。
後側の下側外フラップ31は、四角形の平板であり、後側の端壁11の下縁部から前方に向けて延びている。後側の下側外フラップ31によって、胴部10の下側開口部の後半分が塞がれている。
前後の下側外フラップ31,31の先端縁部は突き合わされている。そして、粘着テープ(図示せず)によって両下側外フラップ31,31の先端縁部同士を接合することで、両下側外フラップ31,31によって胴部10の下側開口部が閉塞されている。
前側の下側外フラップ31には、下側切断誘導線L3が形成されている。下側切断誘導線L3は、切れ込みを断続的に形成したミシン目状の線である。下側切断誘導線L3の切れ込みの間隔や形状は限定されるものではない。
下側切断誘導線L3は、左右方向に延びている第一線部L31と、第一線部L31の左右の端部から前側の端壁11に向けて延びている左右二本の第二線部L32,L32と、が形成されている。
第一線部L31は、下側外フラップ31の前後方向の中央部よりも前側に配置されている。また、第一線部L31の中央部は、上側外フラップ21の左右方向の中央部に配置されている。
第一線部L31は、下側外フラップ31の前縁部に平行している。第一線部L31の長さは、左右の縦切断誘導線L1,L1の左右方向の間隔と同じである。
左側の第二線部L32は、図3に示すように、左側の縦切断誘導線L1の下端部に接続され、右側の第二線部L32は、右側の縦切断誘導線L1の下端部に接続されている。
なお、図4および図9に示すように、前側の端壁11と前側の下側外フラップ31(底板30)との間の罫線L10には、第二線部L32(下側切断誘導線L3)および縦切断誘導線L1の切れ込みが形成されていない。つまり、前側の端壁11と底板30との角部の稜線には、下側切断誘導線L3および縦切断誘導線L1の切れ込みが形成されていない。
前側の下側外フラップ31には、図9に示すように、下側切断誘導線L3と下側外フラップ31の前縁部とによって区画された下側切り取り部43が形成されている。下側切り取り部43は、長方形の領域である。
下側切り取り部43は、図3に示すように、上側切り取り部42よりも面積が小さく形成されている。したがって、上側切り取り部42を頂板20から切り離したときの開口面積よりも、下側切り取り部43を底板30から切り離したときの底板30の開口面積が小さく形成される。
左側の下側内フラップ32は、図1に示すように、四角形の平板であり、左側の側壁12の下縁部から右方に向けて延びている。右側の下側内フラップ32は、四角形の平板であり、右側の側壁12の下縁部から左方に向けて延びている。左右の下側内フラップ32,32は、前後の下側外フラップ31,31の内面(上面)に重ねられている。
参考例の包装箱1には、上側切り取り部42、中間切り取り部41および下側切り取り部43が連続して形成されている。そして、上側切り取り部42、中間切り取り部41および下側切り取り部43によって、切り取り部40が形成されている。切り取り部40は、頂板20、胴部10および底板30に亘って形成されている。
参考例の包装箱1に内容物を収容して搬送または保管するときは、一般的なA式の段ボール箱と同様に、頂板20が上側となるように包装箱1を配置する。参考例の包装箱1の胴部10には、上下方向に延びている縦切断誘導線L1,L1のみが形成されている。そのため、横方向に延びている切断誘導線を胴部10に形成した場合に比べて、上方からの荷重に対する胴部10の強度低下が抑えられている。したがって、参考例の包装箱1は、開封前の耐荷重を十分に確保できる。
参考例の包装箱1では、図4および図9に示すように、前側の端壁11と底板30との角部の稜線(罫線L10)には、下側切断誘導線L3および縦切断誘導線L1の切れ込みが形成されていない。したがって、参考例の包装箱1では、端壁11と底板30との角部の強度が高いため、底板30を下側にして包装箱1を床面に置いたときに、端壁11と底板30との角部が変形し難い。
なお、前側の端壁11と底板30との角部の稜線に切れ込みを形成することで、切り取り部40を切り取り易くすることもできる。このように、包装箱1の強度や開封し易さに応じて、前側の端壁11と底板30との角部の稜線への切れ込みの要否を選択することができる。
さらに、参考例の包装箱1では、図3に示すように、下側切り取り部43の面積が上側切り取り部42よりも面積が小さいため、底板30の強度が十分に確保されている。
参考例の包装箱1を開封するときには、頂板20の開封開始穴23に作業者の指を入れて、上側切り取り部42を引き上げると、上側切断誘導線L2が頂板20の中央側から前側の端壁11側に向けて切り開かれる。これにより、上側切り取り部42が頂板20から切り離される。
参考例の包装箱1では、上側切断誘導線L2の左右の傾斜線部L22,L22の左右方向の間隔が、端壁11側よりも頂板20の中央側の方が狭いため、上側切断誘導線L2を頂板20の中央側から切り開き始めると、切断の開始位置に力が集中する。したがって、上側切断誘導線L2をスムーズに切り開くことができる。
続いて、上側切り取り部42を前側の端壁11の外側に引くと、左右の縦切断誘導線L1,L1が上端部から下端部に向けて切り開かれる。これにより、中間切り取り部41が前側の端壁11から切り離される。
さらに、前側の端壁11が上側に配置されるように包装箱1の向きを変化させ、上側切り取り部42および中間切り取り部41を底板30の外側に引くと、下側切断誘導線L3が切り開かれる。これにより、下側切り取り部43が底板30から切り離される。
以上のように、参考例の包装箱1では、上側切断誘導線L2、両縦切断誘導線L1,L1および下側切断誘導線L3を切り開くと、頂板20、胴部10および底板30に亘って開口部50を形成される。そして、参考例の包装箱1では、開封時に大きく開口させて内容物を展示できるとともに、内容物を取り出し易い。
なお、参考例の包装箱1では、上側切り取り部42を頂板20から切り離したときの開口面積よりも、下側切り取り部43を底板30から切り離したときの底板30の開口面積が小さく形成される。したがって、参考例の包装箱1では、開封後も底板30の強度を十分に確保するとともに、包装箱1を持ち上げた際に、開口部50から内容物が落下し難い。
また、参考例の包装箱1では、上側内フラップ22,22が頂板20のうち上側切り取り部42以外の部位の内面に重ねられている。これにより、包装箱1を開封したときに、開口部50内に左右の上側内フラップ22,22が露出しないため、開封後の包装箱1の見栄えを良くするとともに、開口部50から内容物を取り出し易くなる。
開封後の包装箱1は、図10に示すように、頂板20の上面に他の包装箱1を積み重ねた状態で店頭に陳列することができる。また、開封後の包装箱1は、図11に示すように、一方の側壁12を下側に配置した状態で店頭に陳列することもできる。
以上、本発明の参考例について説明したが、本発明は前記参考例に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
例えば、図12に示すように、本発明の実施形態では、側壁12の下縁部に連設された左右の下側内フラップ32,32が、底板30のうち下側切り取り部43以外の部位の内面に重なるように構成されている。
この構成では、図13に示すように、包装箱1を開封したときに、開口部50内に左右の下側内フラップ32,32が露出しないため、開封後の包装箱1の見栄えを良くするとともに、開口部50から内容物を取り出し易くなる。
参考例および実施形態の包装箱1では、図1に示すように、頂板20および底板30が二枚の外フラップによって構成されているが、頂板20および底板30の構成は限定されるものではない。例えば、一枚の頂板または底板によって、胴部10の上下の開口部を閉塞してもよい。
参考例および実施形態の包装箱1は段ボール製であるが、各種公知の板紙によって包装箱を形成してもよい。
1 包装箱
10 胴部
11 端壁
12 側壁
13 接合片
20 頂板
21 上側外フラップ
22 上側内フラップ
23 開封開始穴
24 閉塞片
30 底板
31 下側外フラップ
32 下側内フラップ
40 切り取り部
41 中間切り取り部
42 上側切り取り部
43 下側切り取り部
50 開口部
L1 縦切断誘導線
L2 上側切断誘導線
L3 下側切断誘導線
L21 第一線部(上側切断誘導線)
L22 傾斜線部(上側切断誘導線)
L31 第一線部(下側切断誘導線)
L32 第二線部(下側切断誘導線)
S ブランクシート

Claims (2)

  1. 前後の端壁および左右の側壁を有する筒状の胴部と、
    前記端壁の上縁部に連設された頂板と、
    前記端壁の下縁部に連設された底板と、を有し、
    前記端壁には、上縁部から下縁部に亘って上下方向に延びている左右の縦切断誘導線が形成され、
    前記頂板には、前記両縦切断誘導線の上端部に連続している上側切断誘導線が形成されるとともに、
    前記底板には、前記両縦切断誘導線の下端部に連続している下側切断誘導線が形成されており、
    前記頂板、前記端壁および前記底板には、前記上側切断誘導線、前記両縦切断誘導線および前記下側切断誘導線によって区画された切り取り部が形成され、
    前記側壁の上縁部に連設された上側内フラップは、前記頂板のうち前記切り取り部以外の部位の内面に重ねられ、前記切り取り部の内面に重ねられていないとともに、
    前記側壁の下縁部に連設された下側内フラップは、前記底板のうち前記切り取り部以外の部位の内面に重ねられ、前記切り取り部の内面に重ねられていないことを特徴とする包装箱。
  2. 請求項1に記載の包装箱であって、
    前記上側切断誘導線には、前記頂板の中央側から前記端壁側に向けて延びている左右の傾斜線部が形成されており、
    前記両傾斜線部の左右方向の間隔は、前記頂板の中央側から前記端壁側に向かうに連れて広がっていることを特徴とする包装箱。
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