JP2021075302A - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】厚さが異なる内容物を安定して収容できる包装箱を提供する。【解決手段】段ボール製の包装箱1であって、底板30に立ち上げられた胴部10と、胴部10の左右の側壁13,14の内面側に折り返された左右の傾斜板40,40と、を備えている。傾斜板40は、上縁部から下縁部に向かうに連れて側壁13,14の内面から離れるように傾斜している。傾斜板40の段目は、前後方向に延びているとともに、傾斜板40には、屈曲補助線L50が前後方向に延びている。屈曲補助線L50は、段目に交差している。【選択図】図3

Description

本発明は、包装箱に関する。
書籍を収容するための段ボール製の包装箱としては、底板と、底板に立ち上げられた角筒状の胴部と、胴部の上側の開口部を閉塞している頂板と、を備え、書籍の表紙を上向きにして胴部内に収容するように構成されているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許第5746405号公報
前記した従来の包装箱では、書籍の判型に合わせて胴部内の寸法を設定することで、胴部の内面と書籍の側面との隙間を小さくしている。しかしながら、同じ判型でも書籍ごとに厚さが異なるため、書籍の厚さが小さい場合には、書籍の上面(表紙)と頂板の下面との間に隙間が形成されてしまう。このように、前記した従来の包装箱では、厚さが異なる内容物を安定して収納できないという問題がある。
本発明は、前記した問題を解決し、厚さが異なる内容物を安定して収容できる包装箱を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、段ボール製の包装箱であって、底板と、前記底板の縁部に立ち上げられた角筒状の胴部と、前記胴部の上側の開口部に設けられた頂板と、を備えている。また、前記包装箱は、前記胴部の左右の側壁の上縁部に連設され、前記側壁の内面側に折り返された左右の傾斜板を備えている。前記傾斜板は、上縁部から下縁部に向かうに連れて前記側壁の内面から離れるように傾斜し、前記傾斜板の下縁部は、前記底板の上面に接している。前記傾斜板の段目は、前後方向に延びているとともに、前記傾斜板には、切れ込みおよび罫線の少なくとも一方からなる屈曲補助線が前後方向に延びている。前記屈曲補助線は、前記段目に交差している。
本発明の包装箱では、頂板を開けた状態で、胴部内に内容物を上方から挿入すると、内容物の下面の左右の縁部が左右の傾斜板の上面に当接する。さらに、内容物を胴部内に押し込むと、内容物に押されて傾斜板が下方に向けて屈曲する。
そして、内容物の上面が胴部の上縁部と同じ位置になるまで、内容物を胴部内に押し込み、頂板を閉じると、内容物の下面は左右の傾斜板に支持され、内容物の上面は頂板に支持される。
本発明の包装箱では、内容物の下面の縁部の位置に合わせて、傾斜板が屈曲する位置が変化する。つまり、内容物の厚さが小さい場合には、傾斜板が頂板に近い位置で屈曲し、内容物の厚さが大きい場合には、傾斜板が頂板から遠い位置で屈曲する。このように、本発明の包装箱は、内容物の厚さに対応して、傾斜板が屈曲する形状が変化するため、厚さが異なる内容物を胴部内に安定して収容できる。
傾斜板に対して内容物を押し込み始めたときに、傾斜板が段目に沿って座屈してしまうと、内容物を更に押し込んだときに、傾斜板の折り目と内容物の下面の縁部とが合わないため、内容物が傾斜板に対して安定しない。
これに対して、本発明の包装箱では、屈曲補助線が傾斜板の段目に交差しているため、傾斜板に対して内容物を押し込み始めたときに、傾斜板が段目に影響されず、傾斜板は内容物の下面の縁部に合わせて屈曲する。このように、本発明の包装箱では、内容物を胴部内に収容したときに、傾斜板の折り目が内容物の下面の縁部に合うため、内容物の下面を傾斜板によって確実に支持できる。
前記した包装箱において、前記屈曲補助線を波形状に形成した場合には、傾斜板の折り目を内容物の下面の縁部に的確に合わせることができる。
前記した包装箱において、前記傾斜板には、前記傾斜板の上縁部から下縁部に亘って切り込まれた境界線によって区画された支持領域を設けることが好ましい。
この構成では、支持領域の前後方向の幅を、内容物の前後方向の幅に合わせると、内容物の下面の縁部を支持領域の上面に当接させて押し込んだときに、境界線において支持領域が傾斜板の端部から切り離され、支持領域のみが屈曲する。これにより、内容物の前後の側面が、傾斜板の前後の端部によって支持されるため、包装箱内の内容物の安定性を高めることができる。
本発明の包装箱では、内容物の厚さに対応して左右の傾斜板が屈曲して内容物を支持するため、厚さが異なる内容物を胴部内に安定して収容できる。
本発明の実施形態に係る包装箱を前方左上から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装箱のブランクシートを示した図である。 本発明の実施形態に係る包装箱の頂板を開いた状態を前方左上から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装箱を示した平面断面図である。 本発明の実施形態に係る包装箱を示した図4のV−V断面図である。 本発明の実施形態に係る包装箱に厚さが小さい書籍を収容したときの断面図である。 本発明の実施形態に係る包装箱に厚さが大きい書籍を収容したときの断面図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、前後左右方向とは、本実施形態の包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、包装箱の構成や使用状態を限定するものではない。
本実施形態の包装箱1は、図1に示すように、底板30と、底板30に立ち上げられた角筒状の胴部10と、胴部10の上側の開口部に設けられた頂板20と、を備えている。また、包装箱1は、胴部10の左右の側壁13,14(図3参照)の上縁部に連設された左右の傾斜板40,40を備えている。本実施形態の包装箱1は、N式の段ボール箱である。また、本実施形態の包装箱1は、書籍B(図4参照)を内容物として収容するための箱である。
包装箱1は、図2に示すように、一枚の段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートSを各罫線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図2に示すブランクシートSは内面側が見えるように配置されている。
ブランクシートSの各罫線(折線)は、ブランクシートSの表面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。
なお、罫線に断続的な切れ込みを形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
ブランクシートSの各ミシン目は、複数の切れ込みを断続的に配置することで線状に形成されている。
底板30は、図3に示すように、四角形に形成されている(図2参照)。
底板30の前後方向の中央部には、左右の位置決め片31,31が左右方向に間隔を空けて形成されている(図2参照)。位置決め片31は、底板30の一部を立ち上げた部位である。左側の位置決め片31において、右側の縁部は前後方向に延びている罫線を介して底板30に連設され、左側の縁部は円弧状に湾曲して底板30から切り離されている。右側の位置決め片31は、左側の位置決め片31と左右対称に形成されている。
底板30の前後左右の縁部には、胴部10が連設されている。
胴部10は、前後一対の端壁11,12と、左右一対の側壁13,14と、を備えている。胴部10は、四角形の角筒状に形成されている。
前側の端壁11は、底板30の前縁部に罫線を介して連設され、後側の端壁12は、底板30の後縁部に罫線を介して連設されている。前後の端壁11,12は、底板30の前後の縁部から上方に向けて延びている。前後の端壁11,12は、底板30に対して垂直に形成されている。
左側の側壁13は、底板30の左縁部に罫線を介して連設され、右側の側壁14は、底板30の右縁部に罫線を介して連設されている。左右の側壁13,14は、底板30の左右の縁部から上方に向けて延びている。左右の側壁13,14は、底板30に対して垂直に形成されている。
前側の端壁11の上縁部には、上板15が罫線を介して連設されている。上板15は、前側の端壁11の上縁部に沿って帯状に形成されている。上板15は、前側の端壁11の上縁部から後方に向けて延びている。上板15は、前側の端壁11に対して垂直に形成されている。
上板15の後縁部には、内板16が罫線を介して連設されている。内板16は、上板15の後縁部に沿って帯状に形成されている(図2参照)。内板16は、上板15の後縁部から下方に向けて延びている。内板16は、上板15に対して垂直に形成されている。内板16の下縁部は、底板30の上面に接している。
後側の端壁12の上縁部には、罫線を介して頂板20が連設されている。頂板20は、図1に示すように、後側の端壁12の上縁部から前方に向けて延びている。頂板20によって胴部10の上側の開口部が閉塞されている。
頂板20の前縁部の中央部には、図3に示すように、罫線を介して係止片21が連設されている。図1に示すように、胴部10に対して頂板20を閉じた状態では、係止片21は、前側の端壁11と上板15との角部に形成された差込穴17に差し込まれている。
頂板20の左右の縁部には、図3に示すように、左右の外壁22,22が形成されている。外壁22は、罫線を介して頂板20の左右の縁部に連設されている。外壁22の先端縁部の中央部には、罫線を介して係止片23が連設されている。
図5に示すように、胴部10に対して頂板20を閉じた状態では、左側の外壁22は、左側の側壁13の外面に重ねられる。また、右側の外壁22は、右側の側壁14の外面に重ねられる。
左側の外壁22の係止片23は、底板30と左側の側壁13との角部に形成された差込穴18に差し込まれている。また、右側の外壁22の係止片23は、底板30と右側の側壁14との角部に形成された差込穴18に差し込まれている。
左側の側壁13の上縁部には、図3に示すように、折り曲げ線L10を介して左側の傾斜板40が連設されている。折り曲げ線L10は、罫線およびミシン目からなる直線である。
傾斜板40は、側壁13と前後方向の幅が同じ四角形に形成されている。傾斜板40の段ボールの段目(フルートの延長方向)は、前後方向に延びている(図4参照)。
傾斜板40は、折り曲げ線L10において、側壁13に対して胴部10の内側に折り返されている。傾斜板40は、図5に示すように、上縁部から下縁部に向かうに連れて、側壁13の内面から離れるように傾斜している。傾斜板40の下縁部は、底板30の上面に接している。
傾斜板40の上縁部は、側壁14の上縁部に連設され、傾斜板40の下縁部は、側壁13の下縁部に対して間隔を空けて配置されている。
傾斜板40の下端部の上面には、底板30の位置決め片31が重ねられている。これにより、傾斜板40の下縁部は、位置決め片31によって底板30の上面に位置決めされ、傾斜板40の傾斜角度が保たれている。
傾斜板40の下縁部には、図1に示すように、罫線を介して下板41が連設されている。下板41は、傾斜板40の下縁部に沿って形成された帯状の部位である(図2参照)。
下板41は、傾斜板40の下縁部から側壁13側に向けて延びている。下板41は、底板30の上面に重ねられている(図5参照)。下板41によって傾斜板40の下端部が底板30に対して安定している。
下板41の前後方向の中央部には、図2に示すように、窪み部42が形成されている。窪み部42には、図5に示すように、差込穴18に差し込まれた係止片23が入り込んでいる。
傾斜板40の前部には、図2に示すように、傾斜板40の上縁部から下縁部に亘って切り込まれたスリットである第一境界線L21が形成されている。第一境界線L21の下端部は、下板41に入り込んでいる。第一境界線L21は、傾斜板40の前縁部に対して前後方向に間隔を空けて平行している。
第一境界線L21には、図3および図4に示すように、内板16の側部が差し込まれている。このように、内板16は、傾斜板40に支持されている。
傾斜板40の後部には、図2に示すように、傾斜板40の上縁部から下縁部に亘って切り込まれたスリットである第二境界線L22が形成されている。第二境界線L22の下端部は、下板41に入り込んでいる。第二境界線L22は、傾斜板40の後縁部に対して前後方向に間隔を空けて平行している。
右側の傾斜板40には、図4に示すように、第一境界線L21と第二境界線L22とによって区画された支持領域45が形成されている。支持領域45の前後方向の幅は、書籍Bの判型の縦幅と同じ大きさに形成されている。
折り曲げ線L10は、図2に示すように、傾斜板40の前端部から第一境界線L21の上端部までの間は罫線によって形成されている。また、折り曲げ線L10は、第一境界線L21の上端部から第二境界線L22の上端部までの間はミシン目によって形成されている。また、折り曲げ線L10は、傾斜板40の後端部から第二境界線L22の上端部までの間は罫線によって形成されている。これにより、傾斜板40では、前端部40aおよび後端部40bよりも支持領域45が側壁13に対して折れ曲がり易くなっている。
下板41には、第一境界線L21の端部から第二境界線L22の端部に亘って折り曲げ線L15が形成されている。下板41の折り曲げ線L15はミシン目である。
傾斜板40の支持領域45には、図4に示すように、上下二本の屈曲補助線L50,L50が前後方向に延びている。屈曲補助線L50は、ミシン目が形成された切り込み区間と、罫線が形成された罫線区間とを交互に連続させることで形成されている。屈曲補助線L50に罫線区間を設けることで、傾斜板40の強度低下を抑えている。
屈曲補助線L50は、上向きに凸状の曲線と下向きに凸状の曲線とを連続させた波形状に形成されている。本実施形態の屈曲補助線L50では、切れ込み区間および罫線区間がそれぞれ円弧状に湾曲している。屈曲補助線L50は、傾斜板40の段ボールの段目に交差している。つまり、傾斜板40の上下方向の中央部において、段目が切断されていることになる。
上下の屈曲補助線L50,L50は、上下方向に間隔を空けて配置されている。上下の屈曲補助線L50,L50は、上下対称に形成されている。これにより、上下の屈曲補助線L50,L50の上下方向の間隔は、狭い区間と広い区間とが前後方向に繰り返し形成されている。
右側の傾斜板40は、左側の傾斜板40と左右対称な構成であるため、その説明は省略する。右側の傾斜板40は、図5に示すように、上縁部から下縁部に向かうに連れて、右側の側壁14の内面から離れるように傾斜している。
そして、包装箱1では、左右の傾斜板40,40の左右方向の間隔が下方に向かうに連れて狭くなるように、左右の傾斜40,40が底板30の上面に対して傾斜している。
図6および図7に示すように、本実施形態の包装箱1に書籍Bを収容する場合には、頂板20を開けた状態で、胴部10内に書籍Bを上方から挿入し、書籍Bの下面の左右の縁部を左右の傾斜板40,40の上面に当接させる。
このとき、図4に示すように、書籍Bの下面の左右の縁部を、左右の傾斜板40,40の支持領域45,45の上面に合わせる。
そして、図6および図7に示すように、書籍Bを下方に押して胴部10内に押し込むと、書籍Bの下面の縁部に押されて、左右の傾斜板40,40の支持領域45,45が下方に向けて屈曲する。なお、支持領域45が屈曲すると、支持領域45の下縁部は上方に引き上げられ、下板41が折り曲げ線L15(図2参照)において折り曲げられる。
また、傾斜板40の支持領域45が下方に向けて屈曲すると、図4に示すように、支持領域45が傾斜板40の前端部40aおよび後端部40bから切り離され、傾斜板40の前端部40aと後端部40bとの間に書籍Bが挟まれる。
図6および図7に示すように、書籍Bの上面が胴部10の上縁部と同じ位置になるまで、書籍Bを胴部10内に押し込み、頂板20を閉じると、書籍Bの下面は左右の傾斜板40,40に支持され、書籍Bの上面は頂板20の下面に支持される。このとき、書籍Bの左右両側には、左右の側壁13,14との間に空間が形成されるとともに、書籍Bの下側には、底板30との間に空間が形成される。
また、図4に示すように、傾斜板40の前端部40aと後端部40bとの間に書籍Bが挟まれた状態となり、書籍Bの前後の側面が左右の傾斜板40,40の前端部40aおよび後端部40bに支持される。このとき、書籍Bの前側には、前側の端壁11との間に空間が形成される。また、書籍Bの後側には、後側の端壁12との間に空間が形成される。
以上のような包装箱1では、図6および図7に示すように、書籍Bの下面の縁部の位置に合わせて、傾斜板40が屈曲する位置が変化する。つまり、図6に示すように、書籍Bの厚さが小さい場合には、傾斜板40が頂板20に近い位置で屈曲し、図7に示すように、書籍Bの厚さが大きい場合には、傾斜板40が頂板20から遠い位置で屈曲する。
このように、本実施形態の包装箱1は、書籍Bの厚さに対応して、傾斜板40が屈曲する形状が変化するため、厚さが異なる書籍Bを胴部10内に安定して収容できる。
本実施形態の包装箱1では、図4に示すように、屈曲補助線L50が傾斜板40の段目に交差しているため、傾斜板40に対して書籍Bを押し込み始めたときに、傾斜板40が段目に影響されず、傾斜板40は書籍Bの下面の縁部に合わせて屈曲する。
このように、本実施形態の包装箱1では、書籍Bを胴部10内に収容したときに、傾斜板40の折り目が書籍Bの下面の縁部に合うため(図6および図7参照)、書籍Bの下面を左右の傾斜板40,40によって確実に支持できる。
特に、本実施形態の包装箱1では、屈曲補助線L50が上下方向の凹凸を連続させた波形状に形成されているため、傾斜板40の折り目を書籍Bの下面の縁部に的確に合わせることができる。
本実施形態の包装箱1では、書籍Bを胴部10内に押し込んだときに、支持領域45が傾斜板40の前端部40aおよび後端部40bから切り離され、支持領域45のみが下方に向けて屈曲する。これにより、書籍Bの前後の側面が、傾斜板40の前端部40aおよび後端部40bによって支持されるため、包装箱1内の書籍Bの安定性を高めることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
本実施形態では、図4に示すように、傾斜板40に上下二本の屈曲補助線L50,L50が形成されているが、屈曲補助線の本数は限定されるものではない。また、屈曲補助線の形状も限定されるものではなく、段ボールの段目に交差していればよい。
また、本実施形態の屈曲補助線L50は、ミシン目と罫線とを組み合わせて形成されているが、屈曲補助線は、ミシン目または罫線の一方によって形成してもよい。
本実施形態の包装箱1には、書籍Bが内容物として収容されているが、本発明の包装箱に収容可能な内容物は限定されるものではない。
本実施形態の包装箱1では、図1に示すように、四角形の角筒状の胴部10を有し、一枚の頂板20によって胴部10の上側の開口部が閉塞されているが、胴部の形状や頂板の構成は限定されるものではない。例えば、胴部を六角形や八角形の角筒状に形成してもよい。また、頂板を複数のフラップによって形成してもよい。
1 包装箱
10 胴部
11 前側の端壁
12 後側の端壁
13 左側の側壁
14 右側の側壁
15 上板
16 内板
17 差込穴
18 差込穴
20 頂板
21 係止片
22 外壁
23 係止片
30 底板
31 位置決め片
40 傾斜板
40a 前端部
40b 後端部
41 下板
42 窪み部
45 支持領域
B 書籍
L10 折り曲げ線
L15 折り曲げ線
L21 第一境界線
L22 第二境界線
L50 屈曲補助線
S ブランクシート

Claims (3)

  1. 段ボール製の包装箱であって、
    底板と、
    前記底板の縁部に立ち上げられた角筒状の胴部と、
    前記胴部の上側の開口部に設けられた頂板と、
    前記胴部の左右の側壁の上縁部に連設され、前記側壁の内面側に折り返された左右の傾斜板と、を備え、
    前記傾斜板は、上縁部から下縁部に向かうに連れて前記側壁の内面から離れるように傾斜し、前記傾斜板の下縁部は、前記底板の上面に接しており、
    前記傾斜板の段目は、前後方向に延びているとともに、
    前記傾斜板には、切れ込みおよび罫線の少なくとも一方からなる屈曲補助線が前後方向に延びており、
    前記屈曲補助線は、前記段目に交差していることを特徴とする包装箱。
  2. 請求項1に記載の包装箱であって、
    前記屈曲補助線は、波形状に形成されていることを特徴とする包装箱。
  3. 請求項1または請求項2に記載の包装箱であって、
    前記傾斜板には、前記傾斜板の上縁部から下縁部に亘って切り込まれた境界線によって区画された支持領域が設けられていることを特徴とする包装箱。
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