JP2023108499A - 包装箱 - Google Patents

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Ryuichi Kashio
彰 長谷川
Akira Hasegawa
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Abstract

【課題】頂板の中央部から開封すること、小さな力で頂板の上側外フラップを破断すること、大きな開口部を確保することができるようにする。【解決手段】包装箱1は、前後の端壁11,11および左右の側壁12,12を有する筒状の胴部10と、端壁の上縁部に連設された上側外フラップ21,21を備える頂板20と、端壁の下縁部に連設された底板30と、を有している。各端壁には、上縁部から中間部に亘って上下方向に延びている左右の下側破断誘導線L1,L1が形成されている。各上側外フラップには、先端縁部から基端縁部に亘って、基端縁部で左右の下側破断誘導線の上端部に連続している左右の上側破断誘導線L2,L2が形成されている。左右の上側破断誘導線は、1箇所又は複数箇所で屈曲することで、上側外フラップの先端縁部から基端縁部に向けて互いの間隔が広がるように形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、包装箱に関する。
段ボール製の包装箱としては、筒状の胴部と、頂板と、底板と、を備え、頂板と胴部に形成された破断誘導線に沿って頂板と胴部を破断して、頂板の一部と胴部の一部を切り離すことで、包装箱を開封して内容物を取り出す構造のものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-190645号公報
特許文献1に記載された従来の包装箱は、頂板の中央部以外の部位から頂板の一部と胴部の一部を切り離す構造になっている。頂板の中央部には、前後の上側外フラップの合わせ目が配置されている。従来、この合わせ目を利用して開封する包装箱の提供が要望されている。また、頂板の上側外フラップを引き上げるときに、小さな力で頂板の上側外フラップを破断できるようにする包装箱の提供が要望されている。さらに、大きな開口部を確保して内容物を取り出し易くする包装箱の提供が要望されている。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、頂板の中央部から開封すること、小さな力で頂板の上側外フラップを破断すること、大きな開口部を確保することができる包装箱を提供することを主な目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、包装箱であって、前後の端壁および左右の側壁を有する筒状の胴部と、前記端壁の上縁部に連設された前後一対の上側外フラップを備える頂板と、前記端壁の下縁部に連設された底板と、を有し、それぞれの前記端壁には、上縁部から上縁部の下側の中間部に亘って上下方向に延びている左右の下側破断誘導線が形成され、それぞれの前記上側外フラップには、当該上側外フラップの先端縁部から基端縁部に亘って、当該基端縁部で左右の前記下側破断誘導線の上端部に連続している左右の上側破断誘導線が形成され、左右の前記上側破断誘導線は、1箇所又は複数箇所で屈曲することで、前記上側外フラップの先端縁部から基端縁部に向けて互いの間隔が広がるように形成されている。
本発明の包装箱は、頂板の中央部に配置された前後の上側外フラップの合わせ目から左右の上側破断誘導線で挟まれた部分を引き上げることで、頂板の中央部から開封することができる。また、左右の上側破断誘導線で挟まれた部分のうち、上側外フラップ同士の合わせ目から一つ目の屈曲点に至るまでは、その他の部分よりも幅狭となっているため、左右の上側破断誘導線で挟まれた部分を引き上げるときに、一つ目の屈曲点までは力が分散され難くなり、その結果、小さな力で頂板の上側破断誘導線を破断することができる。さらに、一つ目の屈曲点から広く開口されるようにして、大きな開口部を確保して内容物を取り出し易くすることができる。
前記した包装箱において、それぞれの前記上側外フラップが長方形の形状を呈しており、左右の前記上側破断誘導線が前記上側外フラップの中間部に設けられた第1屈曲点と、当該第1屈曲点よりも前記上側外フラップの基端縁部側に設けられた第2屈曲点とを通るように形成されている場合には、前記上側外フラップの先端縁部から前記第1屈曲点に至る第1線部は、前記上側外フラップの側縁部の方向に傾斜し、前記第1屈曲点から前記第2屈曲点に至る第2線部は、前記第1線部よりも大きな傾斜角度で前記上側外フラップの側縁部の方向に傾斜し、前記第2屈曲点から前記上側外フラップの基端縁部に至る第3線部は、前記上側外フラップの側縁部と平行になっている、又は、前記第2線部よりも小さな傾斜角度で前記上側外フラップの側縁部の方向に傾斜している構成にしてもよい。このように構成することによって、作業者が第1線部同士で挟まれた部分を引き上げる際に、引き上げる力の加減をコントロールし易くすることができるため、上側破断誘導線を的確に破断させることができる。
前記した包装箱において、それぞれの前記上側外フラップが長方形の形状を呈しており、左右の前記上側破断誘導線が前記上側外フラップの基端縁部の近傍に設けられた第1屈曲点を通るように形成されている場合には、前記上側外フラップの先端縁部から前記第1屈曲点に至る第1線部は、前記上側外フラップの側縁部の方向に傾斜し、前記第1屈曲点から前記上側外フラップの基端縁部に至る第2線部は、前記第1線部よりも大きな傾斜角度で前記上側外フラップの側縁部の方向に傾斜している構成にしてもよい。このように構成することによって、左右の上側破断誘導線で挟まれた部分と上側外フラップの下に配置された上側内フラップとの重複面積が小さく、左右の上側破断誘導線で挟まれた部分以外の部分において左右の上側破断誘導線で挟まれた部分と上側内フラップとが接着されるため、左右の上側破断誘導線で挟まれた部分をスムーズに引き剥がすことができる。
前記した包装箱において、それぞれの前記端壁には、左右の前記下側破断誘導線の下端部同士の間に折り目線が形成されている構成にしてもよい。このように構成することによって、引き剥がした部位を折り目線に沿って外側に折り曲げて、胴部の開封状態を維持し易くすることができる。
前記した包装箱において、前記折り目線は、破断可能なミシン目状の線として形成されている構成にしてもよい。このように構成することによって、引き剥がした部位を折り目線に沿って胴部から切り離すことができる。
本発明の包装箱は、頂板の中央部から開封すること、小さな力で頂板の上側外フラップを破断すること、大きな開口部を確保することができる。
本発明の第1実施形態に係る包装箱の開封前の状態を前方右上から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱のブランクシートを示した図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱の開封過程を示す斜視図(1)である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱の開封過程を示す斜視図(2)である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱の開封過程を示す斜視図(3)である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱の開封過程を示す斜視図(4)である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱の開封前の状態を前方右上から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱のブランクシートを示した図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)について詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示しているに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
以下、図1から図6を参照して、本第1実施形態に係る包装箱1の構成について説明する。図1は、本第1実施形態に係る包装箱1の開封前の状態を前方右上から見た斜視図である。図2は、包装箱1のブランクシートSを示した図である。図3から図6は、包装箱1の開封過程を示す斜視図である。
以下の説明において、前後左右上下方向は、各実施形態の包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、本発明の包装箱の構成を限定するものではない。
本実施形態の包装箱1は、図1に示すように、角筒状の胴部10と、胴部10の上縁部に連設された頂板20と、胴部10の下縁部に連設された底板30と、を備えている。本実施形態の包装箱1は、A式の段ボール箱である。本実施形態では、包装箱1は、四角形の角筒状の形状を呈しており、複数の四角柱状の内容物が隙間なく収納されるものとして説明する。
包装箱1は、図2に示すように、段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートSを各罫線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図2に示すブランクシートSは内面側が見えるように配置されている。
ブランクシートSの各罫線(折線)は、ブランクシートSの表面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。なお、罫線に切れ込みを形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
胴部10は、図1に示すように、前後一対の端壁11,11と、左右一対の側壁12,12と、を有している。端壁11および側壁12は、それぞれ長方形(正方形を含む)の壁部である。
前側の端壁11の左縁部には、罫線を介して帯状の接合片13が連設されている。また、前側の端壁11の右縁部には、罫線を介して右側の側壁12が連設されている。また、右側の側壁12の後縁部には、罫線を介して後側の端壁11が連設されている。また、後側の端壁11の左縁部には、罫線を介して左側の側壁12が連設されている。
ブランクシートS(図2参照)を各罫線で折り曲げつつ、接合片13を右側の側壁12の内面にホットメルト等の接着手段によって接合すると、前後の端壁11,11と、左右の側壁12,12とによって、四角形の角筒状の胴部10が形成される。
前側の端壁11には、上縁部から上縁部の下側の中間部に亘って、上下方向に延びている左右二本の下側破断誘導線L1,L1が形成されている。前側の端壁11に形成された左右の下側破断誘導線L1,L1は、左右方向に一定の間隔を空けて配置されている。同様に、後側の端壁11にも、上縁部から上縁部の下側の中間部に亘って、上下方向に延びている左右二本の下側破断誘導線L1,L1が形成されている。後側の端壁11に形成された左右の下側破断誘導線L1,L1は、左右方向に一定の間隔を空けて配置されている。
下側破断誘導線L1は、切れ込みを断続的に形成したミシン目状の線である。下側破断誘導線L1の切れ込みの間隔や形状は限定されるものではない。
下側破断誘導線L1は、端壁11の上縁部から上縁部の下側の中間部に亘って直線状に形成されている。また、下側破断誘導線L1は、端壁11の上縁部および下縁部に対して垂直に形成されるとともに、端壁11の側縁部に平行している。したがって、下側破断誘導線L1は、端壁11の側縁部に対して左右方向に一定の間隔を空けて配置されている。
なお、下側破断誘導線L1は胴部10の上下方向の途中位置までしか形成されていない。これは、包装箱1を開封したときに引き剥がされない部分を胴部10に残すことにより、胴部10にある程度の強度を確保して、包装箱1の筒形状を維持し易くし、運搬時や保管時における包装箱1の変形等を防ぐためである。
前後の端壁11,11には、左右の下側破断誘導線L1,L1の下端部同士の間に、左右方向に延びている罫線L3が形成されているとよい。罫線L3は、ブランクシートSの表面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)であり、胴部10の一部を外側に折り曲げて開口部50を形成する際の折り目線として機能する。罫線L3は、直線状であるとよいが、必ずしも直線に限定されるものではない。罫線L3(折り目線)は、破断することができるように、切れ込みを断続的に形成したミシン目状の線として形成されていてもよい。
前側の端壁11には、上縁部、左右の下側破断誘導線L1,L1および罫線L3(折り目線)によって区画された下側剥し部41が形成されている。同様に、後側の端壁11にも、上縁部、左右の下側破断誘導線L1,L1および罫線L3(折り目線)によって区画された下側剥し部41が形成されている。下側剥し部41は、長方形の領域である。
左右の下側破断誘導線L1,L1の左右方向の間隔は、端壁11から下側剥し部41を引き剥がしたときに、端壁11に形成される開口部50(図4参照)の左右方向の幅となる。したがって、左右の下側破断誘導線L1,L1の左右方向の間隔は、開口部50からの内容物の見え方や開口部50からの内容物の取り出し易さを考慮して設定される。
接合片13は、側壁12に連設してもよい。この場合には、接合片13の幅寸法を、前側の端壁の左縁部から左側の下側破断誘導線L1までの距離以下とすることが好ましい。このようにすると、接合片13が開口部50の内側に入り込むことがない。
頂板20は、図1に示すように、胴部10の上側開口部を閉塞している。頂板20は、前後の端壁11,11の上縁部に連設された前後一対の上側外フラップ21,21を備えている。また、頂板20の内面(下面)には、左右の側壁12,12の上縁部に連設された左右一対の上側内フラップ22,22が重ねられている。
前側の上側外フラップ21は、長方形(正方形を含む)の平板であり、前側の端壁11の上縁部から後方に向けて延びている。前側の上側外フラップ21によって、胴部10の上側開口部の前半分が塞がれている。
後側の上側外フラップ21は、長方形(正方形を含む)の平板であり、後側の端壁11の上縁部から前方に向けて延びている。後側の上側外フラップ21によって、胴部10の上側開口部の後半分が塞がれている。
左側の上側内フラップ22は、長方形(正方形を含む)の平板であり、左側の側壁12の上縁部から右方に向けて延びている。右側の上側内フラップ22は、長方形(正方形を含む)の平板であり、右側の側壁12の上縁部から左方に向けて延びている。左右の上側内フラップ22,22は、前後の上側外フラップ21,21の内面(下面)に重ねられている。左右の上側内フラップ22,22の左右方向の合計長さは、胴部10の左右方向の開口幅よりも小さく、上側内フラップ22,22の先端縁部同士の間には、隙間が形成されている。前後の上側外フラップ21,21は、左右の上側内フラップ22,22とホットメルト等の接着手段によって接合されている。
前後の上側外フラップ21,21の先端縁部は突き合わされている。そして、ホットメルト等の接着手段によって両上側外フラップ21,21を左右の上側内フラップ22,22と接合することで、両上側外フラップ21,21によって胴部10の上側開口部が閉塞されている。
前側の上側外フラップ21には、先端縁部から基端縁部に亘って、左右二本の上側破断誘導線L2,L2が形成されている。前側の上側外フラップ21に形成された左右の上側破断誘導線L2,L2は、前側の上側外フラップ21の基端縁部で前側の端壁11に形成された左右の下側破断誘導線L1,L1の上端部に連続している。同様に、後側の上側外フラップ21にも、先端縁部から基端縁部に亘って、左右二本の上側破断誘導線L2が形成されている。後側の上側外フラップ21に形成された左右の上側破断誘導線L2,L2は、後側の上側外フラップ21の基端縁部で後側の端壁11に形成された左右の下側破断誘導線L1,L1の上端部に連続している。
上側破断誘導線L2は、切れ込みを断続的に形成したミシン目状の線である。上側破断誘導線L2の切れ込みの間隔や形状は限定されるものではない。
前後の上側外フラップ21,21において、左右の上側破断誘導線L2,L2は、2箇所の屈曲点を通って屈曲することで、上側外フラップ21の先端縁部から基端縁部に向けて互いの間隔が広がるように形成されている。
本実施形態では、左右の上側破断誘導線L2,L2は、上側外フラップ21の中間部に設けられた第1屈曲点P1と、第1屈曲点P1よりも左右方向の外側に設けられた第2屈曲点P2を通るように形成されている。具体的に、上側破断誘導線L2は、上側外フラップ21の先端縁部から第1屈曲点P1に至る第1線部L21と、第1屈曲点P1から第2屈曲点P2に至る第2線部L22と、第2屈曲点P2から下側破断誘導線L1の上端部に至る第3線部L23と、を有する構成になっている。
第1屈曲点P1は、上側外フラップ21の先端縁部に対して、上側外フラップ21の前後方向の長さ(先端縁部から基端縁部までの距離)の半分よりも短い距離の位置に設けられているとよい。また、第2屈曲点P2は、上側外フラップ21の先端縁部に対して、上側外フラップ21の前後方向の長さ(先端縁部から基端縁部までの距離)の半分程度の距離の位置に設けられているとよい。ただし、第1屈曲点P1と第2屈曲点P2の位置は限定されるものではない。
第1線部L21は、直線状に形成されており、上側外フラップ21の側縁部の方向に傾斜している。すなわち、右側の第1線部L21は、上側外フラップ21の先端縁部から第1屈曲点P1に向かうにつれて上側外フラップ21の右縁部に近づくような直線状に形成されており、左側の第1線部L21は、上側外フラップ21の先端縁部から第1屈曲点P1に向かうにつれて上側外フラップ21の左縁部に近づくような直線状に形成されている。
第2線部L22は、直線状に形成されており、第1線部L21よりも大きな傾斜角度で上側外フラップ21の側縁部の方向に傾斜している。
第3線部L23は、直線状に形成されており、上側外フラップ21の側縁部と平行になっている。
第1線部L21は、上側外フラップ21の側縁部に対して、例えば、0°よりも大きくかつ20°よりも小さな鋭角の傾斜角度で傾斜しているとよい。また、第2線部L22は、上側外フラップ21の側縁部に対して、例えば、50°よりも大きくかつ80°よりも小さな鋭角の傾斜角度で傾斜しているとよい。ただし、第1線部L21と第2線部L22の形状と傾斜角度は限定されるものではない。
また、第3線部L23は、第2線部L22よりも小さな傾斜角度で上側外フラップ21の側縁部の方向に傾斜するように形成してもよい。
前側の上側外フラップ21には、左右の上側破断誘導線L2,L2と上側外フラップ21の基端縁部とによって区画された上側剥し部42が形成されている。同様に、後側の上側外フラップ21にも、左右の上側破断誘導線L2,L2と上側外フラップ21の基端縁部とによって区画された上側剥し部42が形成されている。上側剥し部42は、頂板20の中央部から端壁11側に向かうに連れて左右方向の幅が広がっている。上側剥し部42の先端縁部における左右方向の長さは、上側内フラップ22,22の先端縁部同士の間隔よりも小さい。本実施形態では、第1線部L21,L21で挟まれた部分の左右方向の長さが、上側内フラップ22,22の先端縁部同士の間隔よりも小さくなっている。
包装箱1に内容物を収容して搬送または保管するときは、一般的なA式の段ボール箱と同様に、頂板20が上側となるように包装箱1を配置する。
包装箱1は、例えば、図3から図6に示すように、頂板20の中央部から開封される。
具体的には、まず、図3に示すように、作業者は、頂板20の中央部に設けられた前後の上側外フラップ21,21の合わせ目に手を入れて、前側の上側外フラップ21に形成された前側の上側剥し部42を上方に引き上げる。このとき、左右の上側破断誘導線L2,L2が破断することで、前側の上側剥し部42が形成される。その際に、前側の上側剥し部42と左右の上側内フラップ22,22との間の接合が解除されて、前側の上側剥し部42が前側の上側外フラップ21から上方に引き剥がされる。
次に、図4に示すように、作業者は、前側の上側剥し部42を前方に引っ張る。このとき、左右の下側破断誘導線L1,L1が破断することで、前側の下側剥し部41が形成される。これにより、前側の下側剥し部41が前側の端壁11から前方に引き剥がされる。その結果、前側の開口部50が形成される。このとき、包装箱1は、前側の下側剥し部41が罫線L3(折り目線)に沿って外側に折り曲げられるので、胴部10の開封状態を維持し易くすることができる。
次に、図5に示すように、作業者は、頂板20の中央部において、後側の上側外フラップ21に形成された後側の上側剥し部42を上方に引き上げる。このとき、左右の上側破断誘導線L2,L2が破断することで、後側の上側剥し部42が形成される。その際に、後側の上側剥し部42と左右の上側内フラップ22,22との間の接合が解除されて、後側の上側剥し部42が後側の上側外フラップ21から上方に引き剥がされる。
次に、図6に示すように、作業者は、後側の上側剥し部42を後方に引っ張る。このとき、左右の下側破断誘導線L1,L1が破断することで、後側の下側剥し部41が形成される。これにより、後側の下側剥し部41が後側の端壁11から後方に引き剥がされる。その結果、後側の開口部50が形成される。このとき、包装箱1は、後側の下側剥し部41が罫線L3(折り目線)に沿って外側に折り曲げられるので、胴部10の開封状態を維持し易くすることができる。
包装箱1は、前後の上側外フラップ21,21に形成された左右の上側破断誘導線L2,L2が破断する構成になっている。左右の上側破断誘導線L2,L2は、複数の屈曲点(本実施形態では、第1屈曲点P1と第2屈曲点P2)を通って屈曲することで、上側外フラップ21の先端縁部から基端縁部に向けて互いの間隔が広がるように形成されている。このような包装箱1は、頂板20の中央部に配置された前後の上側外フラップ21,21の合わせ目を利用して、頂板20の中央部から開封することができる。また、包装箱1は、頂板20の上側剥し部42を上方に引き上げるときに(図3及び図5参照)、途中の第1屈曲点P1までは力が分散され難く、小さな力で頂板20の上側外フラップ21を破断することができる。さらに、包装箱1は、第1屈曲点P1から広く開口されるため、大きな開口部50を確保して内容物を取り出し易くすることができる。したがって、包装箱1は、開封作業及び内容物の取り出し作業を行い易くすることができる。
特に、本実施形態では、左右の上側破断誘導線L2,L2が第1線部L21と第2線部L22と第3線部L23を有する構成になっている。第1線部L21は、上側外フラップ21の側縁部の方向に若干傾斜し、第2線部L22は、第1線部L21よりも大きな傾斜角度で上側外フラップ21の側縁部の方向に傾斜し、第3線部L23は、上側外フラップ21の側縁部と平行になっている。このような包装箱1は、後記する第2実施形態に係る包装箱1A(図7及び図8参照)と比較すると、第1線部L21の長さが第2実施形態の第1線部L21Aの長さよりも短くなっている。そのため、本第1実施形態に係る包装箱1は、作業者が第1線部L21同士で挟まれた部分を引き上げる際に、引き上げる力の加減をコントロールし易くすることができるため、上側破断誘導線L2を的確に破断させることができる。つまり、第1線部L21と第2線部L22と第3線部L23とを順に綺麗に破談させることができる。また、本第1実施形態に係る包装箱1は、後記する第2実施形態に係る包装箱1Aと比較して、上側剥し部42と上側内フラップ22との重複面積が大きく、上側剥し部42においても、上側外フラップ21と上側内フラップ22とを接着できるようになる。上側剥し部42において上側外フラップ21と上側内フラップ22とを接着すると、運搬時や保管時等において上側破断誘導線L2,L2の一部が不意に破断したとしても、それ以上の破断を抑制することができる。
包装箱1は、図6に示す状態において、前後の開口部50,50が連通するため、左右の側壁12,12を左右方向(離間方向)に撓ませる(小さく変形させる)ことができる。そのため、作業者は、包装箱1の中から内容物を取り出すことができる。
また、包装箱1は、図6に示す状態において、胴部10の上に頂板20が残っている。そのため、包装箱1は、容易に再使用することができる。具体的には、包装箱1の中に内容物を再度収納して、前後の下側剥し部41,41と前後の上側剥し部42,42を元の位置に戻して(つまり、前後の開口部50,50を閉鎖して)、粘着テープ等の接着手段で前後の上側外フラップ21,21の合わせ目を接着することで、包装箱1は、再使用することができる。
以上の通り、本第1実施形態に係る包装箱1によれば、頂板20の中央部から開封すること、小さな力で頂板20の上側外フラップ21を破断すること、大きな開口部50を確保することができる。
[第2実施形態]
前記した第1実施形態に係る包装箱1(図1及び図2参照)は、左右の上側破断誘導線L2,L2が複数箇所(図1及び図2に示す例では2箇所)の屈曲点を通って屈曲するように形成されている。
これに対し、本第2実施形態では、左右の上側破断誘導線L2Aが1箇所の屈曲点を通って屈曲するように形成された包装箱1A(図7及び図8参照)を提供する。
以下、図7及び図8を参照して、本第2実施形態に係る包装箱1Aの構成について説明する。図7は、本第2実施形態に係る包装箱1Aの開封前の状態を前方右上から見た斜視図である。図8は、包装箱1AのブランクシートSAを示した図である。
本第2実施形態に係る包装箱1Aは、図7及び図8に示すように、第1実施形態に係る包装箱1(図1及び図2参照)と比較すると、前後の上側外フラップ21,21の代わりに、前後の上側外フラップ21A,21Aを有する点で相違している。
上側外フラップ21Aは、第1実施形態の上側外フラップ21(図1及び図2参照)と比較すると、左右の上側破断誘導線L2,L2の代わりに、左右の上側破断誘導線L2A,L2Aが形成されている点で相違している。
左右の上側破断誘導線L2A,L2Aは、1箇所の屈曲点(第1屈曲点P1A)を通って屈曲することで、上側外フラップ21Aの先端縁部から基端縁部に向けて互いの間隔が広がるように形成されている。
本実施形態では、左右の上側破断誘導線L2A,L2Aは、上側外フラップ21Aの中間部に設けられた第1屈曲点P1Aを通るように形成されている。具体的に、上側破断誘導線L2Aは、上側外フラップ21Aの先端縁部から第1屈曲点P1Aに至る第1線部L21Aと、第1屈曲点P1Aから上側外フラップ21Aの基端縁部に至る第2線部L22Aと、を有する構成になっている。
上側外フラップ21の先端縁部から第1屈曲点P1Aまでの距離は、上側外フラップ21の前後方向の長さ(先端縁部から基端縁部までの距離)の半分よりも長い距離であることが好ましい。図示例では、第1屈曲点P1Aは、上側外フラップ21Aの基端縁部の近傍に設けられている。
第1線部L21Aは、直線状に形成されており、上側外フラップ21の側縁部の方向に傾斜している。すなわち、右側の第1線部L21Aは、上側外フラップ21Aの先端縁部から第1屈曲点P1Aに向かうにつれて上側外フラップ21Aの右縁部に近づくような直線状に形成されており、左側の第1線部L21Aは、上側外フラップ21Aの先端縁部から第1屈曲点P1Aに向かうにつれて上側外フラップ21Aの左縁部に近づくような直線状に形成されている。
第2線部L22Aは、直線状に形成されており、第1線部L21よりも大きな傾斜角度で上側外フラップ21の側縁部の方向に傾斜している。
第1線部L21Aは、上側外フラップ21Aの先端縁部に対して、例えば、0°よりも大きくかつ20°よりも小さな鋭角の傾斜角度で傾斜しているとよい。また、第2線部L22Aは、上側外フラップ21Aの先端縁部に対して、例えば、50°よりも大きくかつ80°よりも小さな鋭角の傾斜角度で傾斜しているとよい。ただし、第1線部L21Aと第2線部L22Aの形状と傾斜角度は限定されるものではない。
本第2実施形態に係る包装箱1Aは、前後の上側外フラップ21A,21Aに形成された左右の上側破断誘導線L2A,L2Aが破断する構成になっている。左右の上側破断誘導線L2A,L2Aは、1箇所の屈曲点(本実施形態では、第1屈曲点P1A)を通って屈曲することで、上側外フラップ21Aの先端縁部から基端縁部に向けて互いの間隔が広がるように形成されている。このような包装箱1Aは、頂板20の上側剥し部42Aを上方に引き上げるときに、途中まで力が分散され難くして、小さな力で頂板20の上側外フラップ21Aを破断することができる。さらに、包装箱1Aは、途中から広く開口されるようにして、大きな開口部50を確保して内容物を取り出し易くすることができる。したがって、包装箱1Aは、開封作業及び内容物の取り出し作業を行い易くすることができる。
また、本第2実施形態に係る包装箱1Aは、第1実施形態に係る包装箱1(図1及び図2参照)と比較すると、本第2実施形態の上側破断誘導線L2Aの第1屈曲点P1Aの位置が第1実施形態の上側破断誘導線L2の第1屈曲点P1よりも上側外フラップ21Aの基端縁部に近くなっている。そのため、本第2実施形態に係る包装箱1Aは、上側剥し部42Aと上側内フラップ22との重複面積が小さく、上側剥し部42A以外の部分で上側外フラップ21Aと上側内フラップ22とを接着する。このような包装箱1Aは、上側剥し部42Aと上側内フラップ22との重複面積が小さく、上側剥し部42A以外の部分において上側外フラップ21Aと上側内フラップ22とが接着されるため、上側剥し部42Aをスムーズに引き剥がすことができる。
以上の通り、本第2実施形態に係る包装箱1Aによれば、第1実施形態に係る包装箱1と同様に、頂板20の中央部から開封すること、小さな力で頂板20の上側外フラップ21Aを破断すること、大きな開口部50を確保することができる。
しかも、本第2実施形態に係る包装箱1Aによれば、第1実施形態に係る包装箱1に比べて、上側剥し部42Aをスムーズに引き剥がすことができる。
なお、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や変形を行うことができる。
例えば、前記した実施形態は、本発明の要旨を分かり易く説明するために詳細に説明したものである。そのため、本発明は、必ずしも説明した全ての構成要素を備えるものに限定されるものではない。また、本発明は、ある構成要素に他の構成要素を追加したり、一部の構成要素を他の構成要素に変更したりすることができる。また、本発明は、一部の構成要素を削除することもできる。
例えば、罫線L3(折り目線)は、破断可能なミシン目状の線として形成されている構成にしてもよい。このように構成することによって、引き剥がした部位(上側剥し部42と下側剥し部41)を罫線L3(折り目線)に沿って胴部10から切り離すことができる。
また、前記した第1実施形態の包装箱1と第2実施形態の包装箱1Aは段ボール製であるが、各種公知の板紙によって包装箱を形成してもよい。
1,1A 包装箱
10 胴部
11 端壁
12 側壁
13 接合片
20 頂板
21,21A 上側外フラップ
22 上側内フラップ
30 底板
31 下側外フラップ
32 下側内フラップ
41 下側剥し部
42,42A 上側剥し部
50 開口部
L1 下側破断誘導線
L2,L2A 上側破断誘導線
L21,L21A 第1線部
L22,L22A 第2線部
L23 第3線部
L3 罫線(折り目線)
P1,P1A 第1屈曲点
P2 第2屈曲点
S,SA ブランクシート

Claims (5)

  1. 前後の端壁および左右の側壁を有する筒状の胴部と、
    前記端壁の上縁部に連設された前後一対の上側外フラップを備える頂板と、
    前記端壁の下縁部に連設された底板と、を有し、
    それぞれの前記端壁には、上縁部から上縁部の下側の中間部に亘って上下方向に延びている左右の下側破断誘導線が形成され、
    それぞれの前記上側外フラップには、当該上側外フラップの先端縁部から基端縁部に亘って、当該基端縁部で左右の前記下側破断誘導線の上端部に連続している左右の上側破断誘導線が形成され、
    左右の前記上側破断誘導線は、1箇所又は複数箇所で屈曲することで、前記上側外フラップの先端縁部から基端縁部に向けて互いの間隔が広がるように形成されている
    ことを特徴とする包装箱。
  2. 請求項1に記載の包装箱であって、
    それぞれの前記上側外フラップは、長方形の形状を呈しており、
    左右の前記上側破断誘導線は、前記上側外フラップの中間部に設けられた第1屈曲点と、当該第1屈曲点よりも前記上側外フラップの基端縁部側に設けられた第2屈曲点とを通るように形成されており、
    前記上側外フラップの先端縁部から前記第1屈曲点に至る第1線部は、前記上側外フラップの側縁部の方向に傾斜し、
    前記第1屈曲点から前記第2屈曲点に至る第2線部は、前記第1線部よりも大きな傾斜角度で前記上側外フラップの側縁部の方向に傾斜し、
    前記第2屈曲点から前記上側外フラップの基端縁部に至る第3線部は、前記上側外フラップの側縁部と平行になっている、又は、前記第2線部よりも小さな傾斜角度で前記上側外フラップの側縁部の方向に傾斜している
    ことを特徴とする包装箱。
  3. 請求項1に記載の包装箱であって、
    それぞれの前記上側外フラップは、長方形の形状を呈しており、
    左右の前記上側破断誘導線は、前記上側外フラップの基端縁部の近傍に設けられた第1屈曲点を通るように形成されており、
    前記上側外フラップの先端縁部から前記第1屈曲点に至る第1線部は、前記上側外フラップの側縁部の方向に傾斜し、
    前記第1屈曲点から前記上側外フラップの基端縁部に至る第2線部は、前記第1線部よりも大きな傾斜角度で前記上側外フラップの側縁部の方向に傾斜している
    ことを特徴とする包装箱。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の包装箱であって、
    それぞれの前記端壁には、左右の前記下側破断誘導線の下端部同士の間に折り目線が形成されている
    ことを特徴とする包装箱。
  5. 請求項4に記載の包装箱であって、
    前記折り目線は、破断可能なミシン目状の線として形成されている
    ことを特徴とする包装箱。
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