JP7167545B2 - 振動デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、振動デバイスに関する。
圧電素子と振動部材とを備えている振動デバイスが知られている(たとえば、特許文献1参照)。圧電素子は、圧電素体と、第一外部電極と、第二外部電極と、を有している。圧電素体は、互いに対向している第一主面と第二主面とを有している。第一外部電極は、第一主面に配置されている。第二外部電極は、第二主面に配置されている。振動部材は、導電性を有している第三主面と、第三主面と対向している第四主面と、を有している。振動部材は、第三主面が第一外部電極と対向するように配置されている。
特開平04-070100号公報
特許文献1に記載された振動デバイスでは、以下のように、圧電素子の電気的特性が劣化するおそれがある。圧電素体に水分が浸入した場合、圧電素体を構成している圧電セラミック材料に含まれる金属元素が溶出するおそれがある。たとえば、圧電特性の劣化、圧電素子の電気抵抗もしくは静電容量の変化、又は、電極の短絡が生じるおそれがある。圧電セラミック材料に含まれる金属元素が溶出した場合、圧電素子の電気的特性が劣化するおそれがある。圧電素子の電気的特性が劣化した場合、振動デバイスの振動特性に影響を及ぼすおそれがある。
本発明の一つの態様は、圧電素子の電気的特性の劣化が抑制された振動デバイスを提供することを目的とする。
本発明の一つの態様に係る振動デバイスは、圧電素子と、振動部材と、保護層と、を備えている。圧電素子は、圧電素体と、第一外部電極と、第二外部電極と、を有している。圧電素体は、互いに対向している第一主面と第二主面とを有している。第一外部電極は、第一主面に配置されている。第二外部電極は、第二主面に配置されている。振動部材は、導電性を有している第三主面と、第三主面と対向している第四主面と、を有している。振動部材は、第三主面が記第一外部電極と対向するように配置されている。保護層は、圧電素子を覆うように配置されている。第一外部電極と第三主面とは、電気的に接続されている。保護層は、第一樹脂層と、第二樹脂層と、を有している。第一樹脂層は、圧電素体及び第二外部電極を覆うように配置されている。第二樹脂層は、第一外部電極と第三主面との間に配置されていると共に、第一外部電極と第三主面とを接合している。第一樹脂層の硬さは、第二樹脂層の硬さより小さい。
上記一つの態様では、保護層は、圧電素子を覆うように配置されているので、保護層は、圧電素体内への水分の浸入を抑制する。したがって、上記一つの態様は、圧電素子の電気的特性の劣化を抑制する。
圧電素子が保護層に覆われている場合、保護層が圧電素子の変位を阻害するおそれがあると共に、保護層が圧電素子から振動部材への変位の伝達を阻害するおそれがある。これに対し、上記一つの態様では、第一樹脂層の硬さは、第二樹脂層の硬さより小さいので、第一樹脂層の硬さが第二樹脂層の硬さ以上である構成に比して、第一樹脂層が圧電素子の変位を阻害しがたい。上記一つの態様では、第二樹脂層の硬さが、第一樹脂層の硬さより大きいので、第二樹脂層の硬さが第一樹脂層の硬さ以下である構成に比して、第二樹脂層が、圧電素子から振動部材への変位の伝達を阻害しがたい。したがって、保護層は、圧電素子の変位を阻害しがたく、かつ、圧電素子から振動部材への変位の伝達を阻害しがたい。
上記一つの態様では、第二外部電極の表面は、第一樹脂層で覆われている第一領域と、第一樹脂層から露出している第二領域と、を有していてもよい。この場合、第二外部電極に至る電気的な接続経路が、第二領域を介することにより実現される。したがって、本構成は、第二外部電極に至る電気的な接続経路を実現する構成を簡素化する。
上記一つの態様では、圧電素子は、第二主面に直交する方向から見て、振動部材の第三主面の略中央に位置していてもよい。第二領域は、第二主面に直交する方向から見て、第二外部電極の表面の略中央に位置していてもよい。
振動デバイスは、たとえば、操作面に対する押圧を検出する押圧センサに利用されることがある。振動デバイスが押圧センサに利用される場合、振動デバイスは、通常、振動デバイスの略中央が操作面上での押圧位置と対応するように配置される。この場合、主として、圧電素体の、第二領域に対応する部分が変位して、電位を生じさせる。第二主面に直交する方向から見て、圧電素子が第三主面の略中央に位置していると共に、第二領域が第二外部電極の表面の略中央に位置している構成では、押圧により生じる電位が、第二領域を通して効率よく取り出される。したがって、振動デバイスは、押圧を適切に検出する。
上記一つの態様では、第二領域は、第二主面に直交する方向から見て、第一領域で囲まれるように位置していてもよい。第一樹脂層には、第二領域を規定している第一樹脂層の内縁に沿って突部が設けられていてもよい。
振動デバイスが搭載される電子機器の配線と、第二領域との電気的接続には、導電性を有するペースト材料が用いられることがある。この場合、ペースト材料は、第二領域に付与される。第一樹脂層に、第一樹脂層の内縁に沿って突部が設けられている構成では、第一樹脂層に、第一樹脂層の内縁に沿って突部が設けられていない構成に比して、ペースト材料が第二領域に保持されやすい。したがって、本構成では、第二領域が上記電子機器の配線と確実に電気的に接続される。
上記一つの態様では、第一樹脂層には、第二主面に直交する方向から見て圧電素子より外側の位置に、第一樹脂層の外縁に沿って突部が設けられていてもよい。この場合、第一樹脂層に、当該第一樹脂層の外縁に沿って突部が設けられていない構成に比して、突部が設けられている分、第二主面に直交する方向から見て圧電素子より外側の位置での第一樹脂層の厚みが大きい。したがって、第一樹脂層が、圧電素体の端を確実に覆い、圧電素体内への水分の浸入を確実に抑制する。
第一樹脂層の厚みが大きい場合、第一樹脂層の厚みが小さい場合に比して、圧電素子の変位を阻害する傾向にある。これに対し、本構成では、第一樹脂層の厚みが大きくされる位置は、第二主面に直交する方向から見て圧電素子より外側である。したがって、本構成は、圧電素子の変位を阻害しがたい。
上記一つの態様では、第一外部電極は、第三主面と物理的に接触している複数の突部を有していてもよい。第二樹脂層は、第一外部電極の複数の突部の間に位置していてもよい。この場合、第一外部電極の複数の突部は、第三主面との物理的な接触により、第三主面と電気的に接続される。したがって、本構成では、第一外部電極に至る電気的な接続経路が、第三主面及び複数の突部を介することにより実現される。第一外部電極と第三主面とは、複数の突部の間に設けられた第二樹脂層により接合されている。したがって、本構成は、振動部材と圧電素子との接合強度を確保する。
上記一つの態様では、第二樹脂層は、第二主面に直交する方向から見て、圧電素子より外側に位置している外側領域を有していてもよい。第一樹脂層は、第二主面に直交する方向から見て第二樹脂層の外側領域と重なるように設けられていると共に、第二樹脂層の外側領域と接していてもよい。この場合、圧電素子が、第一樹脂層と第二樹脂層とで確実に覆われる。したがって、第一樹脂層と第二樹脂層とが、圧電素体内への水分の浸入を確実に抑制する。
本発明の一つの態様によれば、圧電素子の電気的特性の劣化が抑制された振動デバイスが提供される。
一実施形態に係る振動デバイスを示す斜視図である。 本実施形態に係る振動デバイスを示す平面図である。 本実施形態に係る振動デバイスの断面構成を示す図である。 本実施形態に係る振動デバイスの断面構成を示す図である。 本実施形態に係る振動デバイスの断面構成を示す図である。 本実施形態に係る振動デバイスの断面構成を示す図である。 本実施形態の変形例に係る振動デバイスを示す平面図である。 本実施形態の変形例に係る振動デバイスの断面構成を示す図である。 本実施形態の変形例に係る振動デバイスの断面構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1~図6を参照して、本実施形態に係る振動デバイス1の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る振動デバイスを示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る振動デバイスを示す平面図である。図3、図4、図5、及び図6は、本実施形態に係る振動デバイスの断面構成を示す図である。
振動デバイス1は、図1~図4に示されるように、圧電素子10と、振動部材20と、保護層30を備えている。圧電素子10は、圧電素体11と、一対の外部電極13,15と、を有している。本実施形態では、圧電素子10は、圧電素体11内に配置される内部電極を有していない。
圧電素体11は、円板形状を呈している。圧電素体11は、互いに対向している一対の主面11a,11bと、側面11cと、を有している。主面11aの形状及び面積と、主面11bの形状及び面積とは、略同じである。主面11a,11bは、円形状を呈している。本実施形態では、各主面11a,11bは、略真円形状を呈している。たとえば、主面11aが第一主面を構成する場合、主面11bは、第二主面を構成する。
主面11aと主面11bとが対向している方向が、第一方向D1である。第一方向D1は、各主面11a,11bに直交する方向である。側面11cは、主面11aと主面11bとを連結するように第一方向D1に延在している。主面11a,11bと側面11cとは、稜線部を介して、間接的に隣り合っている。圧電素体11の第一方向D1での長さ(圧電素体11の厚み)は、たとえば、60~200μmである。本実施形態では、圧電素体11の厚みは、150μmである。
圧電素体11は、圧電材料からなる。本実施形態では、圧電素体11は、圧電セラミック材料からなる。この圧電セラミック材料は、たとえば、PZT[Pb(Zr、Ti)O]、PT(PbTiO)、PLZT[(Pb,La)(Zr、Ti)O]、又はチタン酸バリウム(BaTiO)である。圧電素体11は、たとえば、上述した圧電セラミック材料を含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成される。
外部電極13は、主面11aに配置されている。外部電極13は、主面11aと接している。外部電極15は、主面11bに配置されている。外部電極15は、主面11bと接している。各外部電極13,15は、第一方向D1から見て、円形状を呈している。各外部電極13,15の表面は、円形状を呈している。本実施形態では、各外部電極13,15(各外部電極13,15の表面)は、略真円形状を呈している。各外部電極13,15は、導電性材料からなる。この導電性材料は、たとえば、Ag、Pd、又はAg-Pd合金である。各外部電極13,15は、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。圧電素体11の側面11cには、電極は配置されていない。したがって、側面11cの全体が、電極に覆われることなく、露出している。たとえば、外部電極13が第一外部電極を構成する場合、外部電極15は、第二外部電極を構成する。
外部電極13は、主面11aの一部を覆っている。第一方向D1から見て、外部電極13の面積は、主面11aの面積より小さい。外部電極13は、第一方向D1から見て、主面11aの端縁より内側に位置している。外部電極13は、主面11aの端縁から離間している。主面11aは、外部電極13で覆われている領域と、外部電極13から露出している領域と、を有している。外部電極13で覆われている領域は、外部電極13から露出している領域の内側に位置しており、第一方向D1から見て、外部電極13から露出している領域で囲まれている。外部電極13は、主面11aの全体を覆っていてもよい。
外部電極15は、主面11bの一部を覆っている。第一方向D1から見て、外部電極15の面積は、主面11bの面積より小さい。外部電極15は、第一方向D1から見て、主面11bの端縁より内側に位置している。外部電極15は、主面11bの端縁から離間している。主面11bは、外部電極15で覆われている領域と、外部電極15から露出している領域と、を有している。外部電極15で覆われている領域は、外部電極15から露出している領域の内側に位置しており、第一方向D1から見て、外部電極15から露出している領域で囲まれている。外部電極15は、主面11bの全体を覆っていてもよい。
振動部材20は、互いに対向している一対の主面20a,20bを有している。主面20aと主面20bとが対向している方向も、第一方向D1である。第一方向D1は、各主面20a,20bに直交する方向でもある。振動部材20は、板状の部材である。本実施形態では、振動部材20は、振動板である。振動部材20は、金属からなる。振動部材20は、たとえば、Ni-Fe合金、Ni、黄銅、又はステンレス鋼からなる。振動部材20は、導電性を有している。したがって、各主面20a,20bも、導電性を有している。振動部材20(主面20a,20b)は、第一方向D1から見たとき、円形状を呈している。本実施形態では、振動部材20(主面20a,20b)は、略真円形状を呈している。第一方向D1での振動部材20の長さ(振動部材20の厚み)は、たとえば、100~150μmである。本実施形態では、振動部材20の厚みは、120μmである。たとえば、主面20aが第三主面を構成する場合、主面20bは、第四主面を構成する。
保護層30は、樹脂層31と、樹脂層33と、を有している。本実施形態では、保護層30は、樹脂層31,33からなる。樹脂層31は、圧電素体11及び外部電極15を覆うように配置されている。樹脂層33は、外部電極13と振動部材20(主面20a)との間に配置されている。樹脂層31,33は、絶縁性樹脂からなる。すなわち、樹脂層31,33は、導電性フィラーを含んでいない。樹脂層31は、樹脂材料が固化することにより形成される。樹脂層31は、たとえば、ポリビニルブチラール樹脂、アクリル樹脂、又はポリウレタン樹脂からなる。本実施形態では、樹脂層31は、ポリビニルブチラール樹脂からなる。樹脂層33は、樹脂材料が硬化することにより形成される。樹脂層33は、たとえば、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂、又は、光及び熱併用硬化性樹脂からなる。樹脂層33は、たとえば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、又はウレタン樹脂からなる。本実施形態では、樹脂層33は、アクリル樹脂からなる。たとえば、樹脂層31が第一樹脂層を構成する場合、樹脂層33は、第二樹脂層を構成する。
樹脂層31の硬さは、樹脂層33の硬さより小さい。樹脂層31,33の硬さは、たとえば、ショアD(ISO868)により規定される。樹脂層31の硬さは、たとえば、10~30である。本実施形態では、樹脂層31の硬さは、20である。樹脂層33の硬さは、たとえば、30~50である。本実施形態では、樹脂層33の硬さは、45である。
樹脂層31は、第一方向D1から見て圧電素体11と重なっている領域31aと、第一方向D1から見て領域31aの外側に位置している領域31bと、を有している。領域31bは、第一方向D1から見て、圧電素体11より外側に位置しており、圧電素体11と重なっていない。領域31aは、外部電極15と、主面11bにおける外部電極15から露出している領域と、を覆っている。領域31aは、外部電極15と、主面11bにおける外部電極15から露出している領域と、に接している。領域31bは、側面11cを覆っていると共に、側面11cと接している。本実施形態では、領域31bは、側面11cにおける主面11b寄りの領域を覆っている。側面11cにおける主面11a寄りの領域は、領域31bから露出している。
樹脂層31の領域31aには、図2に示されるように、開口32が形成されている。外部電極15の一部が、開口32から露出している。したがって、外部電極15の表面は、樹脂層31(領域31a)で覆われている領域15aと、樹脂層31(領域31a)から露出している領域15bと、を有している。領域15bは、第一方向D1から見て、領域15aで囲まれるように位置している。樹脂層31(領域31a)の内縁31eは、領域15bを規定している。樹脂層31の内縁31eは、開口32を画成している。領域15bの形状は、開口32の形状によって規定される。本実施形態では、領域15bは、略円形状を呈している。圧電素子10は、領域15bを除いて、略全体が保護層30(樹脂層31,33)に覆われている。
領域15bは、第一方向D1から見て、外部電極15の表面の略中央に位置している。外部電極15の表面の略中央には、当該表面の中心位置だけでなく、製造誤差又は交差によって表面の中心位置から離れる位置も含まれる。また、外部電極15の表面の略中央には、当該表面の中心から予め設定された微小長さ離れた位置も含まれる。予め設定された長さは、たとえば、外部電極15の表面の半径の10%の長さである。
樹脂層31(領域31a)には、図3に示されるように、樹脂層31(領域31a)の内縁31eに沿って突部35が設けられている。突部35は、第一方向D1から見て、樹脂層31の内縁31e(開口32)に沿って、連続している。突部35は、開口32の全周を囲むように、内縁31eに沿って連続している。突部35は、第一方向D1から見て、略円環状を呈している。突部35は、外部電極15(主面11b)から離れる方向に突出している。外部電極15の表面(領域15a)を基準にして、突部35の頂までの第一方向D1での距離は、領域31aにおける突部35以外の部分の表面までの第一方向D1での距離の最大値より大きい。すなわち、突部35での領域31aの最大厚みは、突部35以外の部分での領域31aの最大厚みより大きい。
突部35での領域31aの最大厚みは、たとえば、5~15μmである。本実施形態では、突部35での領域31aの最大厚みは、10μmである。突部35以外の部分での領域31aの最大厚みは、たとえば、4~8μmである。本実施形態では、突部35以外の部分での領域31aの最大厚みは、6μmである。突部35以外の部分での領域31aの平均厚みは、たとえば、3~6μmである。本実施形態では、突部35以外の部分での領域31aの平均厚みは、4μmである。
樹脂層33は、圧電素子10と振動部材20とを接合している。樹脂層33は、外部電極13と振動部材20の主面20aとを接合している。樹脂層33は、主面11aと主面20aとを接合している。圧電素子10は、外部電極15と主面20aとが互いに対向するように、振動部材20に配置されている。外部電極15と主面20aとは、外部電極15と主面20aとの間に樹脂層33が存在している状態で対向している。外部電極15と主面20aとは、間接的に対向している。
第一方向D1から見て、圧電素子10(主面11a,11b)の面積は、振動部材20(主面20a,20b)の面積より小さい。圧電素子10は、第一方向D1から見て、振動部材20(主面20a)の外縁より内側に位置している。圧電素子10は、第一方向D1から見て、振動部材20の主面20aの略中央に位置している。主面20aの略中央には、主面20aの中心位置だけでなく、製造誤差又は交差によって主面20aの中心位置から離れる位置も含まれる。また、主面20aの略中央には、主面20aの中心から予め設定された微小長さ離れた位置も含まれる。予め設定された長さは、たとえば、主面20aの半径の5%の長さである。
樹脂層33は、第一方向D1から見て圧電素体11と重なっている領域33aと、第一方向D1から見て領域31aの外側に位置している領域33bと、を有している。領域33bは、第一方向D1から見て、圧電素体11より外側に位置しており、圧電素体11と重なっていない。領域33aは、外部電極13と、主面11aにおける外部電極13から露出している領域と、を覆っている。領域33aは、外部電極13と、主面11aにおける外部電極13から露出している領域と、に接している。領域33aは、主面20aの一部を覆っていると共に、主面20aの一部と接している。領域33bは、側面11cを覆っていると共に、側面11cと接している。本実施形態では、領域33bは、側面11cにおける主面11a寄りの領域を覆っている。側面11cは、領域31bと領域33bとにより覆われている。領域33bは、主面20aの一部を覆っていると共に、主面20aの一部と接している。たとえば、領域33bは、第一方向D1から見て圧電素子10より外側に位置している外側領域を構成する。
領域31bは、第一方向D1から見て領域33bと重なっていると共に、領域33bと接している。領域33bは、領域31bに覆われている。領域31bは、主面20aの一部を覆っていると共に、主面20aの一部と接している。領域31bには、図4に示されるように、樹脂層31(領域31b)の外縁31eに沿って突部37が設けられている。突部37は、第一方向D1から見て、圧電素子10より外側に位置している。突部37は、第一方向D1から見て、樹脂層31の外縁31eに沿って、連続している。突部37は、第一方向D1から見て、略円環状を呈している。
突部37は、外部電極15の表面を含む仮想平面VP(主面11bを含む仮想平面)から離れる方向に突出している。突部37は、主面20aから離れる方向に突出している。仮想平面VPから突部37の頂までの第一方向D1での距離は、領域31aにおける突部35以外の部分の表面までの第一方向D1での距離の最大値より大きい。本実施形態では、領域31bの厚みは、突部37の頂の位置で最も大きい。
仮想平面VPから突部37の頂までの第一方向D1での距離は、たとえば、3~10μmである。本実施形態では、仮想平面VPから突部37の頂までの第一方向D1での距離は、5μmである。突部37での領域31bの最大厚みは、たとえば、100~200μmである。本実施形態では、突部37での領域31bの最大厚みは、160μmである。
外部電極13と主面20aとは、図5に示されるように、互いに物理的に接触していると共に電気的に接続されている。外部電極13は、複数の突部13aを有している。複数の突部13aは、主面20aと物理的に接触している。外部電極13と主面20aとは、複数の突部13aを通して電気的に接続されている。各突部13aは、外部電極13と主面20aとの間の電気的な接続経路を構成している。主面20aは、略平坦である。外部電極13の厚みは、突部13aの位置で最も大きい。外部電極13の最大厚みは、たとえば、5~10μmである。本実施形態では、外部電極13の最大厚みは、8μmである。外部電極13の最小厚みは、たとえば、1~5μmである。本実施形態では、外部電極13の最小厚みは、2μmである。外部電極13の平均厚みは、たとえば、4~7μmである。本実施形態では、外部電極13の平均厚みは、5μmである。
外部電極13は、主面20aと物理的に接触していない複数の突部13bも有している。複数の突部13bは、主面20aから離間しており、主面20aと物理的に接触していない。外部電極13の表面には、突部13a,13bにより、不規則な凹凸が形成される。凹凸が不規則であるとは、凹凸における頂の間隔が不規則に変化していること、及び、凹凸の高低差が不規則に変化していることの少なくとも一方を含む。外部電極15の表面にも、外部電極13の表面と同様に、不規則な凹凸が形成されていてもよい。
樹脂層33は、複数の突部13aの間に位置している。樹脂層33は、第一方向D1では、複数の突部13bと主面20aとの間に位置している。樹脂層33の厚みは、突部13a,13bの形状に対応して変化している。図3、図4、及び図6では、図を簡略化するため、樹脂層33は、一定の厚みを有している層で図示されている。
図6に示されているように、外部電極15(領域15b)に、導体43が接続されており、振動部材20に、導体45が接続されている。導体43は、外部電極15と電気的に接続されている。導体45は、振動部材20に電気的に接続されている。導体45は、振動部材20を通して、外部電極13と電気的に接続されている。圧電素子10には、一対の導体43,45を通して、駆動電圧が印加される。
極性が異なる電圧が、導体43,45を通して、外部電極13と外部電極15とに印加されると、外部電極13と外部電極15との間で電界が発生する。圧電素体11における外部電極13と外部電極15とで挟まれた領域が、活性領域となり、当該活性領域に変位が発生する。圧電素子10は、外部電極13,15に交流電圧が印加されると、印加された交流電圧の周波数に応じて伸縮を繰り返す。圧電素子10と振動部材20とは、互いに接合されているので、振動部材20は、圧電素子10における伸縮の繰り返しに応じて、圧電素子10と一体的に撓み振動を行う。
以上のように、本実施形態では、保護層30が、圧電素子10を覆うように配置されているので、保護層30は、圧電素体11内への水分の浸入を抑制する。したがって、振動デバイス1は、圧電素子10の電気的特性の劣化を抑制する。
圧電素子10が保護層30に覆われている場合、保護層30が圧電素子10の変位を阻害するおそれがあると共に、保護層30が圧電素子10から振動部材20への変位の伝達を阻害するおそれがある。これに対し、振動デバイス1では、樹脂層31の硬さは、樹脂層33の硬さより小さいので、樹脂層31の硬さが樹脂層33の硬さ以上である構成に比して、樹脂層31が圧電素子10の変位を阻害しがたい。振動デバイス1では、樹脂層33の硬さが、樹脂層31の硬さより大きいので、樹脂層33の硬さが樹脂層31の硬さ以下である構成に比して、樹脂層33が、圧電素子10から振動部材20への変位の伝達を阻害しがたい。したがって、保護層30は、圧電素子10の変位を阻害しがたく、かつ、圧電素子10から振動部材20への変位の伝達を阻害しがたい。
振動デバイス1では、外部電極15の表面は、樹脂層31で覆われている領域15aと、樹脂層31から露出している領域15bと、を有している。この場合、外部電極15に至る電気的な接続経路が、領域15bを介することにより実現される。したがって、振動デバイス1は、外部電極15に至る電気的な接続経路を実現する構成を簡素化できる。たとえば、領域15aが第一領域を構成する場合、領域15bは、第二領域を構成する。
振動デバイス1では、圧電素子10は、第一方向D1から見て、振動部材20の主面20aの略中央に位置している。領域15bは、第一方向D1から見て、外部電極15の表面の略中央に位置している。
振動デバイス1は、たとえば、操作面に対する押圧を検出する押圧センサに利用されることがある。振動デバイス1が押圧センサに利用される場合、振動デバイス1は、通常、振動デバイス1の平面視での略中央が操作面上での押圧位置と対応するように配置される。この場合、主として、圧電素体11の、領域15bに対応する部分が変位して、電位を生じさせる。第一方向D1から見て、圧電素子10が主面20aの略中央に位置していると共に、領域15bが外部電極15の表面の略中央に位置している構成では、押圧により生じる電位が、領域15bを通して効率よく取り出される。したがって、振動デバイス1は、押圧を適切に検出する。
振動デバイス1では、領域15bは、第一方向D1から見て、領域15aで囲まれるように位置している。樹脂層31には、領域15bを規定している樹脂層31の内縁31eに沿って突部35が設けられている。
振動デバイス1が搭載される電子機器の配線と、領域15bとの電気的接続には、導電性を有するペースト材料が用いられることがある。この場合、ペースト材料は、領域15bに付与される。突部35が樹脂層31に設けられている構成では、突部35が樹脂層31設けられていない構成に比して、ペースト材料が領域15bに保持されやすい。したがって、振動デバイス1では、領域15b(外部電極15)が上記電子機器の配線と確実に電気的に接続される。
振動デバイス1では、樹脂層31には、第一方向D1から見て圧電素子10より外側の位置に、樹脂層31の外縁31eに沿って突部37が設けられている。この場合、突部37が樹脂層31に設けられていない構成に比して、突部37が設けられている分、第一方向D1から見て圧電素子10より外側の位置での樹脂層31の厚みが大きい。したがって、樹脂層31が、圧電素体11の端を確実に覆い、圧電素体11内への水分の浸入を確実に抑制する。
樹脂層31の厚みが大きい場合、樹脂層31の厚みが小さい場合に比して、圧電素子10の変位を阻害する傾向にある。これに対し、振動デバイス1では、第一方向D1から見て圧電素子10より外側の位置で、樹脂層31の厚みが大きい。したがって、振動デバイス1は、圧電素子10の変位を阻害しがたい。
振動デバイス1では、外部電極13は、主面20aと物理的に接触している複数の突部13aを有している。樹脂層33は、複数の突部13aの間に位置している。
複数の突部13aは、主面20aとの物理的な接触により、主面20aと電気的に接続される。したがって、振動デバイス1では、圧電素子10が保護層30で覆われているものの、外部電極13に至る電気的な接続経路が、主面20a及び複数の突部13aを介することにより確実に実現される。外部電極13と主面20aとの物理的な接触により、外部電極13と主面20aとが電気的に接続されているので、外部電極13と主面20aとが導電性フィラーを通して電気的に接続されている構成に比して、外部電極13と主面20aとの間の抵抗が低い。
外部電極13と主面20aとは、複数の突部13aの間に設けられた樹脂層33により接合されている。したがって、振動デバイス1は、振動部材20と圧電素子10との接合強度を確保する。
樹脂層33は、導電性フィラーを含んでいない。外部電極13と振動部材20(主面20a)との電気的な接続は、外部電極13と主面20aとの物理的な接触のみにより確立している。樹脂層33は、外部電極13と振動部材20との電気的な接続には寄与していない。樹脂層33は、導電性フィラーを含んでいる樹脂層に比して、同一体積に含まれる樹脂成分が多く、接着強度が高い。したがって、振動デバイス1では、振動部材20と圧電素子10との接合強度が高い。
振動デバイス1では、樹脂層33は、第一方向D1から見て、圧電素子10より外側に位置している領域33bを有している。樹脂層31は、第一方向D1から見て領域33bと重なるように設けられていると共に、領域33bと接している。振動デバイス1では、圧電素子10が、樹脂層31と樹脂層33とで確実に覆われる。したがって、樹脂層31と樹脂層33とが、圧電素体11内への水分の浸入を確実に抑制する。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
領域15bは、図7に示されるように、第一方向D1から見て、外部電極15の表面の略中央から離れていてもよい。
樹脂層31に開口32が形成されていなくてもよい。すなわち、外部電極15の表面は、領域15bを有していなくてもよい。この場合、樹脂層31は、外部電極15の表面の略全体を覆う。
突部35は、樹脂層31の内縁31eに沿って連続していなくてもよい。たとえば、突部35は、内縁31eに沿って断続的に設けられていてもよい。突部37は、樹脂層31の外縁31eに沿って連続していなくてもよい。たとえば、突部37は、外縁31eに沿って断続的に設けられていてもよい。図8に示されるように、突部37の頂は、仮想平面VPと主面20aとの間に位置していてもよい。
樹脂層31には、図9に示されるように、突部37が設けられていなくてもよい。樹脂層31には、突部35が設けられていなくてもよい。
圧電素体11の側面11cは、樹脂層31(領域31b)と樹脂層33とで覆われているが、保護層30が側面11cを覆う態様は、これに限られない。圧電素体11の側面11cは、樹脂層31(領域31b)のみで覆われていてもよい。圧電素体11の側面11cは、樹脂層33のみで覆われていてもよい。
樹脂層31(領域31b)は、樹脂層33(領域33b)と振動部材20の主面20aとに接しているが、樹脂層31(領域31b)の態様は、これに限られない。樹脂層31(領域31b)は、樹脂層33(領域33b)のみと接していてもよい。
樹脂層33は、領域33bを有していなくてもよい。この場合、樹脂層31(領域31b)は、領域33aと接する。
保護層30は、二つの樹脂層31,33からなっているが、保護層は、別の樹脂層を有していてもよい。この場合、保護層30は、以下の構成を有していてもよい。樹脂層31が、外部電極15と、主面11bにおける外部電極15から露出している領域と、を覆うように配置されている。樹脂層33は、外部電極13と、主面11aにおける外部電極13から露出している領域と、を覆うように配置されている。別の樹脂層は、側面11c全体を覆うように配置されている。別の樹脂層の硬さは、樹脂層33の硬さより小さくてもよい。別の樹脂層の硬さは、樹脂層31の硬さと同等であってもよく、樹脂層31の硬さと異なっていてもよい。
圧電素体11、外部電極13,15、及び振動部材20の形状は、上述した形状に限られない。たとえば、圧電素体11、外部電極13,15、及び振動部材20は、平面視で、多角形状を呈していてもよい。
圧電素子10は、圧電素体11内に配置される一つ又は複数の内部電極を有していてもよい。この場合、圧電素体11は複数の圧電体層を有していてもよく、内部電極と圧電体層とが交互に配置されていてもよい。
樹脂層31内には、複数の空孔が分布していてもよい。樹脂層33内にも、複数の空孔が分布していてもよい。
樹脂層33は、導電性フィラーを含んでいてもよい。この場合、外部電極13と主面20aとは物理的に直接接していなくてもよい。
振動部材20は、たとえば、電子機器の筐体であってもよい。振動部材20は、たとえば、電子機器の筐体とは別の部材であってもよい。この場合、振動部材20は、面接着によって筐体に装着されてもよい。
振動部材20は、電気絶縁性を有する基板と、基板の表面に配置された導電層と、を有していてもよい。この場合、導電層の表面が、主面20aを構成する。
1…振動デバイス、10…圧電素子、11…圧電素体、11a,11b…圧電素体の主面、13,15…外部電極、13a…突部、15a,15b…外部電極の表面の領域、20…振動部材、20a,20b…振動部材の主面、30…保護層、31…樹脂層、31e…内縁、31e…外縁、33…樹脂層、35,37…突部、D1…第一方向。

Claims (7)

  1. 互いに対向している第一主面と第二主面とを有している圧電素体と、前記第一主面に配置されている第一外部電極と、前記第二主面に配置されている第二外部電極と、を有している圧電素子と、
    導電性を有している第三主面と前記第三主面と対向している第四主面とを有していると共に、前記第三主面が前記第一外部電極と対向するように配置されている振動部材と、
    前記圧電素子を覆うように配置されている保護層と、を備え、
    前記第一外部電極と前記第三主面とは、電気的に接続されており、
    前記保護層は、前記圧電素体及び前記第二外部電極を覆うように配置されている第一樹脂層と、前記第一外部電極と前記第三主面との間に配置されていると共に前記第一外部電極と前記第三主面とを接合している第二樹脂層と、を有し、
    前記第一樹脂層の硬さは、前記第二樹脂層の硬さより小さい、振動デバイス。
  2. 前記第二外部電極の表面は、前記第一樹脂層で覆われている第一領域と、前記第一樹脂層から露出している第二領域と、を有している、請求項1に記載の振動デバイス。
  3. 前記圧電素子は、前記第二主面に直交する方向から見て、前記振動部材の前記第三主面の略中央に位置しており、
    前記第二領域は、前記第二主面に直交する方向から見て、前記第二外部電極の表面の略中央に位置している、請求項2に記載の振動デバイス。
  4. 前記第二領域は、前記第二主面に直交する方向から見て、前記第一領域で囲まれるように位置しており、
    前記第一樹脂層には、前記第二領域を規定している前記第一樹脂層の内縁に沿って突部が設けられている、請求項2又は3に記載の振動デバイス。
  5. 前記第一樹脂層には、前記第二主面に直交する方向から見て前記圧電素子より外側の位置に、前記第一樹脂層の外縁に沿って突部が設けられている、請求項1~4のいずれか一項に記載の振動デバイス。
  6. 前記第一外部電極は、前記第三主面と物理的に接触している複数の突部を有しており、
    前記第二樹脂層は、前記第一外部電極の前記複数の突部の間に位置している、請求項1~5のいずれか一項に記載の振動デバイス。
  7. 前記第二樹脂層は、前記第二主面に直交する方向から見て、前記圧電素子より外側に位置している外側領域を有し、
    前記第一樹脂層は、前記第二主面に直交する方向から見て前記第二樹脂層の前記外側領域と重なるように設けられていると共に、前記第二樹脂層の前記外側領域と接している、請求項1~6のいずれか一項に記載の振動デバイス。
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