JP7151237B2 - 歩行者保護装置 - Google Patents

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Description

本明細者は、車両前方の歩行者へ車両が衝突した際に、当該歩行者を保護する歩行者保護装置を開示する。
近年、歩行者保護の一環として、車両周辺の状態をセンサ等で検知し、その検知結果に基づいて歩行者への車両の衝突を予測すると、アクチュエータによりグリルの一部または全部を車両前方へ移動させる技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、歩行者への車両の衝突が予測された場合に、車両前部のバンパよりも上方に配置されたグリルを、車両前方に平行移動させる技術が開示されている。かかる技術によれば、バンパだけでなく、グリルでも、歩行者を支持することができる。結果として、歩行者の下半身部への入力が局部的に大きくなることを効果的に防止できる。
特開2007-320530号公報
しかしながら、特許文献1のように、グリル全体を前方に平行移動させる構成の場合、グリルの姿勢によっては、当該グリルの一部でしか歩行者を支持できない。例えば、グリルが後ろ上がりに傾斜している場合、当然ながら、当該グリルの下端が最も前方に突出している。かかるグリルを、車両前方に平行移動させても、当該グリルの下端周辺のみが歩行者に当たるため、歩行者への入力の分散の観点から改善の余地があった。
そこで、本例では、より確実に歩行者を保護できる歩行者保護装置を開示する。
本明細書に開示の歩行者保護装置は、車両前方の歩行者への車両の衝突を予測する衝突予測部と、前記車両の前面に配されるとともに後ろ上がりに傾斜したグリルであって、その上端部が前方に進出可能、かつ、その傾斜角度が変更できるように、揺動可能に車両に取り付けられたグリルと、前記衝突予測部により前記歩行者への衝突が予測された場合に、前記グリルの上端部が前方に進出するように前記グリルを揺動させる可動機構と、を備えることを特徴とする。
かかる構成とすることで、グリル全体を前方に平行移動させる従来技術に比べて、グリルの車両前端からの突出量を抑えることができる。また、グリルの姿勢を、歩行者の衝突部位を略平行に近づけることができるため、歩行者により広い面で接触することができ、局所的な負荷の集中を軽減できる。結果として、より確実に歩行者を保護できる。
また、この場合、前記グリルは、その上端部より下方に設けられ、車両に固定された軸回りに揺動可能であってもよい。
揺動の軸を、グリルの上端部より下方に設定することで、確実に、グリルの上端部の前方進出量を、下端部の前方進出量よりも大きくできる。
また、前記可動機構は、前記グリルの上端が前記車両の最前端より前に飛び出ない範囲で当該グリルを動かしてもよい。
かかる構成とすることで、グリルが、車両の最前端より前方に突出することが無くなるため、不必要な歩行者への衝突を防止できる。
また、前記衝突予測部は、前記歩行者の体格を判別し、前記可動機構は、前記歩行者の体格に応じて、当該可動機構による前記グリルの支持力を変化させてもよい。
歩行者の体格に応じて、衝突する部位(脚部、腹部、胸部、頭部等)が変わる。そして、衝突する部位によって望ましいグリルの支持力が変わる。そのため、歩行者の体格に応じて、グリルの支持力を変化させることで、より適切に歩行者を保護できる。
この場合、前記可動機構は、前記グリルの車幅方向中央の背後に配置されてもよい。
歩行者は、グリルのうち、車幅方向中央付近に当たりやすい。そして、この中央付近に、支持力を変化させる可動機構を配置することで、歩行者の衝突箇所(すなわちグリルの車幅方向中央)の支持力を、可動機構で設定された支持力に保つことができ、歩行者をより適切に保護できる。
また、前記可動機構は、前記グリルの車幅方向端部の背後に配置されてもよい。
歩行者は、グリルのうち、車幅方向中央付近に当たりやすい。そして、この中央付近を避けて、端部近傍に、硬い可動機構を設けることで、グリル中央は、衝突した際に、適度にしなって、衝突エネルギを吸収できる。
また、さらに、前記グリルの上端に連なって、略水平方向に延びるフードと、前記グリルの前方への動きと連動して前記フードを上方に持ち上げるポップアップフード機構と、を備えてもよい。
かかる構成とすることで、グリルが動いて立脚した場合でも、当該グリルの上端と、フード上面との段差を軽減でき、フード側に倒れこむ歩行者の負荷を軽減できる。
この場合、前記ポップアップフード機構は、前記フードを、前方に動いた前記グリルの上端と同じ高さまで持ち上げてもよい。
かかる構成とすることで、グリルの上端と、フード上面との段差をほぼ無くすことができ、フード側に倒れこむ歩行者の負荷をより軽減できる。
また、前記ポップアップフード機構は、前記グリルの上端部の動きが始まると同時、または、始まった後に、前記フードを上方に持ち上げるようにしてもよい。
かかる構成とすることで、フードよりも先に歩行者に衝突しやすいグリルが先に、または、同時に動くため、歩行者をより確実に保護できる。
また、前記可動機構は、三つのアームを、三角形を成すように互いにリンク結合したリンク機構を含み、前記三つのアームは、前記グリルの背後において前記グリルの下端近傍から上端近傍に延びる第一アームと、前記第一アームの下端に連結され、車両前後方向に延びる第二アームと、前記第一アームの上端および前記第二アームの後端に連結されるとともに、伸張することで前記第一アームの傾斜角度を変化させる第三アームと、を備えてもよい。
かかる構成とすることで、車両前後方向に伸張する部品が不要となるため、可動機構の車両前後方向の寸法を低減でき、設置の自由度を向上できる。
本明細書で開示する歩行者保護装置によれば、グリル全体を前方に平行移動させる従来技術に比べて、グリルの車両前端からの突出量を抑えることができる。また、グリルの姿勢を立脚姿勢とし、歩行者の衝突部位をグリルと略平行に近づけることができるため、グリルが歩行者により広い面で接触することができ、局所的な負荷の集中を軽減できる。結果として、より確実に歩行者を保護できる。
歩行者保護装置が搭載された車両の前部の斜視図である。 歩行者保護装置が搭載された車両の前部の平面図である。 歩行者保護装置が搭載された車両の前部の側面図である。 可動機構の一例を示す図である。 可動機構の他の例を示す図である。 可動機構の他の例を示す図である。 伸張ロッドの一例を示す図である。 伸張ロッドを伸張させた様子を示す図である。 衝突予測部の構成を示すブロック図である。 グリルを揺動させるとともに、フードをポップアップさせた様子を示す側面図である。 歩行者保護処理の流れを示すフローチャートである。 歩行者の体格の違いを説明する図である。 伸張ロッドの他の一例を示す図である。 図11AのA-A断面図である。 進退筒および内側進退筒の双方を伸張させた様子を示す図である。 内側進退筒のみを伸張させた様子を示す図である。 歩行者保護処理の他の流れを示すフローチャートである。
以下、歩行者保護装置の構成について図面を参照して説明する。図1は、歩行者保護装置が搭載された車両10の前部の斜視図である。また、図2は、車両10の概略平面図であり、図3は、車両10の概略側面図である。車両10の前部には、車幅方向の延びるバンパ12が設けられている。バンパ12は、樹脂等で構成されている。本例のバンパ12は、周辺よりも前方に突出しており、その前端面は、上方に進むにつれて、後方に進むように僅かに傾斜している。図3における線L1は、バンパ12の最前端を示しており、線L2は、バンパ12の前端面を上方に延長した線を示している。
バンパ12の上方には、グリル14が設けられている。グリル14には、複数の開口が形成されており、当該開口を介して導入された外気でラジエータが冷却される。本例において、グリル14は、後ろ上がりに傾斜しており、その上端は、ボンネットフード(以下「フード」と略す)16の前端まで達している。換言すれば、本例では、グリル14とフード16とが連なるように配置されている。このグリル14は、その上端部が前方に進出可能に車両に取り付けられている。より具体的に説明すると、グリル14は、その下端近傍(すなわちグリル14の上端部より下方)において車両に固定され、その傾斜角度が変更できるように、車幅方向に延びる支持軸R周りに揺動可能に取り付けられている。また、グリル14のすぐ背後には、当該グリル14を揺動させる可動機構(図示せず)が設けられているが、この可動機構については、後に詳説する。
フード16は、パワーユニット室(エンジンルームとも呼ぶ)の上部開口を覆うもので、略水平方向に延びている。このフード16は、ユーザの指示に応じて、開閉可能となっている。また、後述するとおり、フード16は、グリル14の動き(揺動)と連動して、上方にポップアップ可能に取り付けられている。フード16の下方には、当該フード16を上方に持ち上げるポップアップ機構(以下「PU機構」と略す。図示せず)が配置されている。
可動機構は、グリル14の上端部の前方進出量が、下端部の前方進出量よりも大きくなるように、グリルをグリル14を動かすことができるのであれば、その構成は、特に限定されない。したがって、例えば、可動機構18は、図4に示すように、グリル14の上端近傍を伸張ロッド22で前方に押し出す構成であってもよい。
また、別の機構として、可動機構18は、図5A、図5Bに示すように、三つのアーム24,26,28を互いにリンク結合したリンク機構であってもよい。この場合、リンク機構は、グリル14の下端近傍と上端近傍に連結された第一アーム24と、第一アーム24の下端にリンク結合された第二アーム26と、第一アーム24の上端および第二アーム26の後端にリンク結合された第三アーム28と、を有している。第三アーム28は、その軸方向に伸張可能な伸張ロッド22であり、その全長を可変できる。そして、第三アーム28(伸張ロッド22)が、伸張することで、リンク機構の形状が変化し、グリル14が、後ろ上がりに傾斜した傾斜姿勢(図5Aの姿勢)から、略垂直に立ち上がった立脚姿勢(図5Bの姿勢)に変化できる。このとき、グリル14の上端部の前方移動量は、下端の前方移動量よりも大きくなる。
こうしたリンク機構は、他部材とは独立した一つのアセンブリとして構成できるため、車両10の製造過程での取り扱いが容易となる。また、リンク機構の場合、構成部材を車両前後方向に伸張させる必要がないため、車両前後方向の寸法を小さくできる。
PU機構も、可動機構18と同様にフード16を上方に押し上げることができるのであれば、その構成は、限定されず、例えば、単一の伸張ロッドで押し上げるようにしてもよいし、伸張ロッドを含むリンク機構で押し上げるようにしてもよい。
また、可動機構18およびPU機構で用いられる伸張ロッドの構成も特に限定されない。したがって、伸張ロッドは、例えば、モータと当該モータにより回転駆動されるネジと、で進退させられるロッドでもよい。また、別の形態として、伸張ロッドは、油圧シリンダや空圧シリンダで進退する機構でもよい。さらに、別の形態として、伸張ロッドは、ソレノイドとバネの付勢力を利用して構成されてもよい。図6A、図6Bは、伸張ロッドの一例を示す図である。この場合、伸張ロッドの進退機構は、中空の外筒30と、当該外筒30内で進退可能な進退筒32と、を有している。そして、この進退筒32、または、進退筒32に連結されたロッド(図示せず)が、伸張ロッドとして機能する。進退筒32は、スプリング36により進出方向に付勢されている。また、進退筒32の後端には、外側に張り出したフランジ34がある。さらに、進退筒32には、モータ(図示せず)等により巻き取り可能な、巻き取りワイヤ38が接続されている。
外筒30の周囲には、径方向に進退可能なプランジャ40f,40rが、軸方向に間隔を開けて、二つ設けられている。各プランジャ40r,40fは、ソレノイドの電磁的作用により、外筒30の径方向に後退できる。また、ソレノイドへの通電が解除されれば、各プランジャ40f,40rは、バネの付勢力により外筒30の径方向に進出する。
進退筒32が後退した状態で、後方プランジャ40rが、径方向に進出すると、当該後方プランジャ40rとフランジ34が係合し、進退筒32の進出が規制される。なお、このとき、前方プランジャ40fは、図6Aに示すように、後退している。この状態で、後方プランジャ40rが、ソレノイドの電磁的作用により、径方向に後退し、当該後方プランジャ40rとフランジ34との係合が解除されると、進退筒32は、スプリング36の付勢力により前進する。進退筒32が、完全に前進した状態で、前方プランジャ40fを、ソレノイドの電磁的作用によりに径方向に進出させると、図6Bに示すように、進退筒32の後端が当該前方プランジャ40fと係合する。そして、これにより、進退筒32の後方移動が規制される。一度、進出させた進退筒32を、後退させたい場合は、前方プランジャ40fおよび後方プランジャ40rをともに、径方向に後退させた状態で、巻き取りワイヤ38を、巻き取ればよい。
こうした可動機構18は、グリル14の上端部が前方に進むようにグリル14を揺動できるのであれば、その位置や個数は、特に限定されない。したがって、可動機構18は、グリル14の車幅方向中央(図2における位置P1)に配置されてもよいし、別の形態として、グリル14の車幅方向端部(図2における位置P2またはP3)に配置されてもよい。また、可動機構18の個数は、1個でもよいし、2個以上でもよい。同様に、PU機構も、フード16を上方に持ち上げることができるのであれば、その位置や個数は、特に限定されない。なお、図2における位置P4,P5は、PU機構の配置の一例を示している。
車両10には、さらに、歩行者100への車両10の衝突を予測する衝突予測部41が設けられている。図7は、衝突予測部41の構成を示すブロック図である。衝突予測部41は、車両10および車両周辺の状態を検出する複数のセンサ42,44,46と、当該センサ42,44,46での検出結果に基づいて衝突の有無を予測する演算部48と、を有している。演算部48は、物理的には、演算処理を実行するCPUと、各種データやプログラムを記憶するメモリと、を有しており、例えば、車両10に搭載されたECU(電子制御ユニット)である。
車両10および車両周辺の状態を検出するセンサの種類と個数は、特に限定されないが、本例では、衝突予測のためのセンサとして、画像センサ42、レーダセンサ44、荷重センサ46を設けている。画像センサ42は、車両10の周辺を撮像するもので、例えば、CCDカメラ等である。この画像センサ42は、視差情報を得るために、ステレオ車幅方向に間隔を開けて二つ設けたステレオ配置とすることが望ましい。二つの画像センサ42で取得された画像データに基づいて、例えば三角測量の原理を用いて、対象物までの距離や、対象物に対する相対的な速度・方向を検出する。かかる画像センサ42は、例えば、フロントミラー近傍などに設けられる(図2参照)。
レーダセンサ44は、検出波を放射し、対象物に当たって反射した反射波に基づいて、対象物までの距離や、対象物との相対的な速度・方向を検出する。レーダセンサ44が放射する検出波としては、光波(例えばレーザ波)、電波(例えばミリ波)、音波(例えば超音波)、あるいは、これらの組み合わせのいずれでもよい。こうしたレーダセンサ44は、例えば、グリル14の背後など設けられる(図2参照)。
荷重センサ46は、バンパ12への衝突荷重を検出する。こうした荷重センサ46は、例えば、バンパ12内に所定間隔で埋め込まれる(図2参照)。なお、荷重センサ46に替えて、または、加えて、加速度センサを設けておき、当該加速度センサで検出された加速度に基づいて、衝突荷重を算出するようにしてもよい。
演算部48は、これらセンサ42,44,46で検知した情報に基づいて、歩行者100の車両10への衝突を予測および検知する。例えば、画像センサ42およびレーダセンサ44での検知結果に基づいて、車両10付近における歩行者の有無を判断し、歩行者がいる場合には、その歩行者までの距離や、歩行者との相対的な速度および方向を算出する。続いて、演算部48は、算出された距離や相対速度、方向などに基づいて、歩行者への衝突が回避できるかを判定する。そして、演算部48では、歩行者への衝突が回避できないと判定した場合は、歩行者100への負荷を軽減するべく、可動機構18およびPU機構20を駆動させる。また、可動機構18およびPU機構20を駆動させた後、演算部48は、荷重センサ46での検出結果に基づいて、歩行者100への衝突が実際に生じたか否かを判断する。
図8は、可動機構18およびPU機構20により、グリル14を揺動させるとともに、フード16をポップアップさせた様子を示す側面図である。図8に示すように、歩行者100への衝突が予測された場合、演算部48は、可動機構18を駆動して、グリル14を、その上端が前方に移動するように揺動させる。この揺動は、グリル14の下端近傍に設定される支持軸Rを中心とするため、グリル14の下端は、殆ど移動しない。その一方、グリル14全体は、後ろ上がりの傾斜姿勢から、ほぼ鉛直に立ち上がった立脚姿勢へと変化する。換言すれば、グリル14は、バンパ12前端面とほぼ同じ前後方向位置に進出し、歩行者100の脚部とほぼ平行な姿勢となる。その結果、歩行者100の脚部を、バンパ12の前端面だけでなく、グリル14のほぼ全面でも支えることができ、歩行者100の脚部を広い面積で支持できる。これにより、歩行者100の下半身部への入力が局部的に大きくなることを効果的に防止できる。
なお、このときのグリル14の望ましい揺動角度は、グリル14やバンパ12の形状、衝突する歩行者100の体格などによって異なるが、少なくとも、グリル14は、車両10の最前端を越えない範囲で揺動させられることが望ましい。したがって、図3の例では、線L1を越えない範囲で揺動されることが望ましい。かかる構成とすることで、歩行者100を支持するためにグリル14を揺動させたとしても、車両10の全長が増加しない。すなわち、グリル14の揺動に伴い、グリル14が、車両10の最前端より前方に移動した場合(車両10の全長が増加した場合)、グリル14を前方移動させたが故に、本来、衝突しないはずの歩行者100に、グリル14が衝突するという不必要な衝突が発生するおそれがあった。一方、本例のように、グリル14を、車両10の全長が増加しない範囲で揺動させれば、こうした不必要な衝突を確実に防止できる。
また、バンパ12の前端面が、上下に傾斜していたり、湾曲していたりする場合には、当該バンパ12の前端面を上方に延長した線を越えない範囲でグリル14を揺動することが望ましい。したがって、図3の例では、グリル14は、線L2を越えない範囲で揺動されることが望ましい。かかる構成とすることで、バンパ12の前端面とグリル14の前面の双方で、協働して歩行者100を支持できる。
さらに、図8に示すように、本例では、グリル14を揺動させた場合には、当該グリル14の上端部の前方への動き(グリル14の揺動)に連動して、フード16を上方にポップアップさせる。かかる構成とすることで、グリル14上端と、フード16上面との段差を低減でき、フード16側に倒れこんできた歩行者100を適切に保護できる。すなわち、傾斜姿勢だったグリル14を、ほぼ垂直な立脚姿勢になるまで揺動させると、グリル14の上端が上方に移動し、フード16上面との段差が発生する。この段差が大きいほど、フード側に倒れこむ歩行者100にかかる負荷が大きくなる。また、グリル14の上端とフード16との間に段差があると、グリル14の上端が歩行者100の体に食い込んで、歩行者100に局所的な荷重を加えることになる。そこで、本例では、グリル14を揺動させたときには、これに連動して、フード16をポップアップさせる。なお、この場合、フード16のポップアップ量は、特に限定されないが、フード16は、立脚姿勢のグリル14の上端とほぼ同じ高さまでポップアップすることが望ましい。
図9は、歩行者保護処理の流れを示すフローチャートである。演算部48は、各種センサ42,44,46の検出値に基づいて、歩行者100の有無を判断する(S12)。歩行者100がいない場合には、ステップS12に戻る。歩行者100がいる場合には、続いて、演算部48は、各種センサ42,44,46の検出値に基づいて、歩行者100までの距離、相対速度、相対方向を算出する(S14)。そして、演算部48は、これらの算出結果に基づいて、歩行者100への衝突の回避が可能か否かを判断する(S16)。回避可能と判断できれば、演算部48は、ステップS12に戻る。
一方、衝突が回避不可と判断した場合、演算部48は、可動機構18を駆動してグリル14を前方に揺動させ、PU機構20を駆動して、フード16を上方にポップアップさせる(S18)。なお、ここでは、グリル14の揺動と、フード16のポップアップとをほぼ同時に実行している。しかし、グリル14を揺動した後に、フード16をポップアップするようにしてもよい。歩行者は、フード16よりも先にグリル14に当接するため、かかるグリル14を先に揺動させることで、歩行者をより確実に保護できる。その後、演算部48は、荷重センサ46での検出結果に基づいて、実際に歩行者100への衝突があったか否かを判断する(S20)。判断の結果、衝突が実際に生じた場合は、一連の処理は、終了となる。一方、衝突がなかった場合、演算部48は、揺動させたグリル14、および、ポップアップさせたフード16を、それぞれ、元の位置に戻した上で(S22)、ステップS12に戻り、再び、ステップS12以降の処理を繰り返す。
以上の説明から明らかなとおり、本例によれば、歩行者100への衝突が予測された場合には、グリル14を、その下端近傍を中心として前方に揺動させる。その結果、バンパ12だけでなく、グリル14でも歩行者100を支持することができ、衝突荷重の局所的な集中を防止でき、歩行者100に与える負荷を軽減できる。また、グリル14の揺動に連動して、フード16もポップアップさせるため、グリル14上端とフード16上面との段差を軽減できる。
なお、これまでの説明では、歩行者100は、大人であり、グリル14は、歩行者100の脚部を支持することを前提として説明した。しかし、車両10が衝突する歩行者100の体格は、様々である。そこで、歩行者100の体格によって、保護処理の内容を切り替えてもよい。
具体的に説明すると、歩行者100の中には、大人もいれば、小児・幼児などもいる。ここで、図10に示すように、歩行者100が大人の場合、車両10のグリル14の高さは、歩行者100の脚部に対応することが多いが、歩行者100が小児・幼児などのように身長が低い場合、車両10のグリル14の高さは、歩行者100の頭部~腹部に対応することが多い。
ここで、脚部に衝突する場合、グリル14は、歩行者100がフード16側に倒れこみやすくするために、脚部をしっかりと支えることが望ましい。一方、頭部~腹部は、脚部に比べて柔らかいため、頭部~腹部に衝突する場合、グリル14は、頭部~腹部に与える反力が小さくなるように、低剛性で、柔らかいことが望ましい。
そこで、可動機構18に、歩行者100の体格(身長)に応じて、グリル14の支持力を切り替える機能を持たせてもよい。すなわち、歩行者100の体格が大きい場合には、グリル14の支持力を大きくし、歩行者100の体格が小さい場合には、グリル14の支持力が小さくなるように、グリル14の支持力を切り替えてもよい。支持力の切り替え機構としては、種々、考えられるが、例えば、空気圧によってバネ定数が切り替えられるエアバネや、油圧によってダンパ特性を切り替えられる油圧アブソーバなどを利用してもよい。また、別の形態として、可動機構18に用いる伸張ロッドとして、図11に示すように、剛性の異なる2種類の進退筒32,52、を有する機構を採用してもよい。図11Aは、伸張ロッドの一例を示す断面図である。また、図11Bは、図11AのA-A断面図である。この図11に示す伸張ロッド22は、図6A、図6Bに示した伸張ロッドと類似しているが、進退筒32の内部に、さらに、内側進退筒52が設けられている点で、相違している。内側進退筒52は、進退筒32よりも低剛性で、潰れやすい。この内側進退筒52は、スプリング56により進出方向に付勢されている。また、内側進退筒52には、モータ(図示せず)等により巻き取り可能な、巻き取りワイヤ58が接続されている。
内側進退筒52の周囲には、径方向に進退可能なプランジャ60f,60rが、軸方向に間隔を開けて、二つ設けられている。二つのプランジャ60f,60rのうち、後方プランジャ60rが径方向に後退することで、内側進退筒52が、進退筒32に対して軸方向に進出する。また、その状態で、前方プランジャ60fが径方向に進出することで、内側進退筒52の後退が規制される。さらに、双方のプランジャ60f,60rが交代した状態で、巻き取りワイヤ38を巻き取ることで、内側進退筒52が、進退筒32に対して後退する。
かかる伸張ロッドにおいて、グリル14の支持力を大きくしたい場合には、図12Aに示すように、外側の後方プランジャ40rを径方向に後退させて、内側進退筒52ごと進退筒32を、軸方向に進出させればよい。これにより、グリル14を、進退筒32および内側進退筒52の双方で支えることになるため、グリル14の支持力が大きくなる。
一方、グリル14の支持力を小さくしたい場合には、図12Bに示すように、内側の後方プランジャ60rを径方向に後退させて、内側進退筒52だけを、軸方向に進出させればよい。これにより、グリル14は、低剛性の内側進退筒52だけで支えられるため、グリル14から歩行者100に伝わる反力が小さくなる。
図13は、歩行者100の体格に応じて支持力を切り替える場合の歩行者保護処理の流れを示すフローチャートである。この場合、演算部48は、各種センサの検出値に基づいて、歩行者100の有無を判断する(S12)。歩行者100がいる場合、演算部48は、各種センサ42,44,46の検出値に基づいて、歩行者100までの距離、相対速度、相対方向に加え、さらに、歩行者100の体格(身長)を算出する(S14*)。そして、演算部48は、これらの算出結果に基づいて、歩行者100への衝突の回避が可能か否かを判断する(S16)。衝突の回避が不可と判断されれば、演算部48は、グリル14を揺動させるとともに、フード16をポップアップさせる(S18A,S18B)。ただし、演算部48は、グリル14を揺動させる前に、歩行者100の身長が、基準値以上か否かを判断する(S17)。判断の結果、歩行者100の身長が基準値以上であれば、歩行者100の脚部にグリル14が衝突すると判断し、グリル14を、比較的高めの第一支持力で支持しつつ揺動させる(S18A)。この場合、歩行者100は、その脚部が、グリル14によりしっかり支えられるため、歩行者100は、そのまま、フード16側に倒れこみやすくなる。そして、フード16側に倒れこむことで、歩行者100の頭部等を、エネルギ吸収の高いフード16で受け止めることができる。
一方、歩行者100の身長が基準値未満であれば、歩行者100の頭部~腹部がグリル14に衝突すると判断し、グリル14を、第一支持力よりも低い第二支持力で支持しつつ揺動させる(S18B)。この場合、歩行者100の衝突に伴いグリル14が変形または変位しやすくなるため、歩行者100に作用する反力が小さくなる。そして、柔らかい歩行者100の頭部~腹部をより適切に保護できる。
グリル14の揺動およびフード16のポップアップの後は、図9の場合と同様に、実際に衝突したか否かを判断し、衝突していない場合は、グリル14およびフード16を元の位置に戻す(S20,S22)。以上の説明から明らかなとおり、歩行者100の体格に応じてグリル14の支持力を切り替えることで、歩行者100をより適切に保護できる。なお、ここでは、グリル14の支持力を2段階に切り替える例を挙げたが、グリル14の支持力は、歩行者100の体格に応じて、より多段階に切り替えられるようにしてもよい。
また、グリル14に、適度な衝撃吸収性を持たせたいのであれば、可動機構18は、グリル14の端部近傍、例えば、図2における位置P2,P3に設けることが望ましい。すなわち、一般に、歩行者100は、グリル14の幅方向中央付近に衝突することが多い。この中央を避けて、端部近傍に、硬い可動機構18を設けることで、グリル14中央は、衝突した際に、適度にしなって、衝突エネルギを吸収できる。
ただし、可動機構18が、上述したように、その支持力を変更できる場合には、可動機構18は、歩行者100が衝突しやすい位置、すなわち、車幅方向中央P1に配置されることが望ましい。かかる構成とすることで、歩行者100の衝突箇所(すなわちグリル14の車幅方向中央)の支持力を、可動機構18で設定された支持力に保つことができ、歩行者100を、その体格に応じて、より適切に保護できる。
また、これまでの説明では、一例であり、歩行者100への衝突を予測した場合に、グリル14を、その上端部の前方進出量が、下端部の前方進出量よりも大きくなるように動かすことができるのであれば、その他の構成は、適宜、変更されてもよい。例えば、上述の例では、グリル14の揺動と連動して、フード16を上方にポップアップしていたが、こうしたフード16のポップアップ機能は無くてもよい。グリル14の可動機構18や、揺動量は、必要に応じて、適宜、変更されてもよい。また、衝突予測部41は、歩行者100への車両10の衝突が予測できるのであれば、センサの種類や個数は、適宜、変更されてもよい。
10 車両、12 バンパ、14 グリル、16 フード、18 可動機構、20 PU機構、22 伸張ロッド、24 第一アーム、26 第二アーム、28 第三アーム、30 外筒、32 進退筒、34 フランジ、36,56 スプリング、38,58 巻き取りワイヤ、40f,60f 前方プランジャ、40r,60r 後方プランジャ、41 衝突予測部、42 画像センサ、44 レーダセンサ、46 荷重センサ、48 演算部、52 内側進退筒、100 歩行者。

Claims (9)

  1. 車両前方の歩行者への車両の衝突を予測する衝突予測部と、
    前記車両の前面に配されるとともに後ろ上がりに傾斜したグリルであって、その上端部が前方に進出可能、かつ、その傾斜角度が変更できるように、揺動可能に車両に取り付けられたグリルと、
    前記衝突予測部により前記歩行者への衝突が予測された場合に、前記グリルの上端部が前方に進出するように前記グリルを揺動させる可動機構と、
    を備え、前記グリルは、その上端部より下方に設けられ、車両に固定された軸回りに揺動可能である、
    ことを特徴とする歩行者保護装置。
  2. 車両前方の歩行者への車両の衝突を予測する衝突予測部と、
    前記車両の前面に配されるとともに後ろ上がりに傾斜したグリルであって、その上端部が前方に進出可能、かつ、その傾斜角度が変更できるように、揺動可能に車両に取り付けられたグリルと、
    前記衝突予測部により前記歩行者への衝突が予測された場合に、前記グリルの上端部が前方に進出するように前記グリルを揺動させる可動機構と、
    を備え、
    前記衝突予測部は、前記歩行者の体格を判別し、
    前記可動機構は、前記歩行者の体格に応じて、当該可動機構による前記グリルの支持力を変化させる、
    ことを特徴とする歩行者保護装置。
  3. 車両前方の歩行者への車両の衝突を予測する衝突予測部と、
    前記車両の前面に配されるとともに後ろ上がりに傾斜したグリルであって、その上端部が前方に進出可能、かつ、その傾斜角度が変更できるように、揺動可能に車両に取り付けられたグリルと、
    前記衝突予測部により前記歩行者への衝突が予測された場合に、前記グリルの上端部が前方に進出するように前記グリルを揺動させる可動機構と、
    前記グリルの上端に連なって、略水平方向に延びるフードと、
    前記グリルの上端部の前方への動きと連動して前記フードを上方に持ち上げるポップアップフード機構と、
    を備える、ことを特徴とする歩行者保護装置。
  4. 車両前方の歩行者への車両の衝突を予測する衝突予測部と、
    前記車両の前面に配されるとともに後ろ上がりに傾斜したグリルであって、その上端部が前方に進出可能、かつ、その傾斜角度が変更できるように、揺動可能に車両に取り付けられたグリルと、
    前記衝突予測部により前記歩行者への衝突が予測された場合に、前記グリルの上端部が前方に進出するように前記グリルを揺動させる可動機構と、
    を備え、
    前記可動機構は、三つのアームを、三角形を成すように互いにリンク結合したリンク機構を含み、
    前記三つのアームは、
    前記グリルの背後において前記グリルの下端近傍から上端近傍に延びる第一アームと、
    前記第一アームの下端に連結され、車両前後方向に延びる第二アームと、
    前記第一アームの上端および前記第二アームの後端に連結されるとともに、伸張することで前記第一アームの傾斜角度を変化させる第三アームと、
    を備えることを特徴とする歩行者保護装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の歩行者保護装置であって、
    前記可動機構は、前記グリルの上端部が前記車両の最前端より前に飛び出ない範囲で当該グリルを動かす、ことを特徴とする歩行者保護装置。
  6. 請求項に記載の歩行者保護装置であって、
    前記可動機構は、前記グリルの車幅方向中央の背後に配置される、ことを特徴とする歩行者保護装置。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載の歩行者保護装置であって、
    前記可動機構は、前記グリルの車幅方向端部の背後に配置される、ことを特徴とする歩行者保護装置。
  8. 請求項に記載の歩行者保護装置であって、
    前記ポップアップフード機構は、前記フードを、前方に動いた前記グリルの上端と同じ高さまで持ち上げる、ことを特徴とする歩行者保護装置。
  9. 請求項または8に記載の歩行者保護装置であって、
    前記ポップアップフード機構は、前記グリルの上端部の動きが始まると同時、または、始まった後に、前記フードを上方に持ち上げる、ことを特徴とする歩行者保護装置。
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