JP7147453B2 - 用紙搬送装置およびインクジェット画像形成装置 - Google Patents

用紙搬送装置およびインクジェット画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7147453B2
JP7147453B2 JP2018194211A JP2018194211A JP7147453B2 JP 7147453 B2 JP7147453 B2 JP 7147453B2 JP 2018194211 A JP2018194211 A JP 2018194211A JP 2018194211 A JP2018194211 A JP 2018194211A JP 7147453 B2 JP7147453 B2 JP 7147453B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
sheet
transport
unit
fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018194211A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020062755A (ja
Inventor
純也 市川
豊 外園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2018194211A priority Critical patent/JP7147453B2/ja
Priority to CN201910961965.XA priority patent/CN111038101B/zh
Publication of JP2020062755A publication Critical patent/JP2020062755A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7147453B2 publication Critical patent/JP7147453B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/007Conveyor belts or like feeding devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0085Using suction for maintaining printing material flat

Landscapes

  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、用紙搬送装置およびインクジェット画像形成装置に関する。
近年、紙、布帛等の種々の記録媒体に対して高精細な画像を記録する装置として、インクジェット方式による画像形成装置(以下、インクジェット画像形成装置という。)が広く普及している。
かかるインクジェット画像形成装置において、記録媒体としてのカット紙(以下、用紙という。)を搬送する用紙搬送装置として、用紙をエアーで吸着しながら搬送する構成が知られている。
また、特許文献1に記載の給紙装置では、エアーの吹き付け(排気流)による用紙の分離と、エアーの吸引(吸気流)による用紙の吸着を、単一のファンを用いて行なう構成が提案されている。
特開2004-137017号公報
他方、特許文献1に記載の技術では、用紙が多孔搬送ベルトに密着保持されると、ファンの送風力が低下する。ファンの送風力が低下すると、エアー吸引による用紙の吸着性が低下して用紙が搬送ベルトから脱落しやすくなり、さらには、エアーの吹き付けによる用紙の分離性も低下するおそれがある。この問題に対し、特許文献1に記載の技術では、ファンの出力制御を行って対処している。具体的には、特許文献1に記載の技術では、多孔搬送ベルトに密着保持された用紙を検知するための紙検知センサーを、並列に張り架けられた複数の多孔搬送ベルトの間に設け、かかるセンサーがONになると、ファンを高出力で動作させる(例えば全速で回転させる)構成としている。
しかしながら、このような構成とすると、用紙分離性を確保するために、ファンを高出力で動作させる必要があることから消費電力が増大し、紙検知センサーやファンの出力制御など、構成の複雑化を招く。
本発明の目的は、用紙分離性の確保と構成の簡易化の両立をより図ることが可能な用紙搬送装置およびインクジェット画像形成装置を提供することである。
本発明に係る用紙搬送装置は、
用紙搬送方向における上流側で第2用紙を第1搬送ベルト上で搬送する第1搬送部と、
前記用紙搬送方向における下流側で第1用紙を第2搬送ベルト上で搬送する第2搬送部と、
前記第2搬送ベルトに対して前記第1用紙を吸着させる吸気流、および、前記用紙搬送方向における前記第1搬送ベルトと前記第2搬送ベルトとの間において前記第1搬送ベルトから前記第2用紙を浮上させる排気流を発生させる気流発生部と、
前記第2搬送ベルトに対する前記第1用紙の吸着によって前記排気流が減少する可能性がある場合、前記排気流の減少を抑制する制御を行う制御部と、
を備える。
本発明に係るインクジェット画像形成装置は、
上記の用紙搬送装置と、
前記用紙搬送装置によって搬送される前記用紙にインクを吐出するインクジェットヘッドと、を備える。
本発明によれば、用紙分離性の確保と構成の簡易化の両立をより図ることができる。
本実施の形態におけるインクジェット画像形成装置の概略構成を示す平面図である。 インクジェット画像形成装置の概略構成を示す側面図である。 画像記録動作時における記録媒体の搬送制御を説明するフローチャートである。 第2搬送部の最上流側のファンユニットの変形例を説明する斜視図である。 第2搬送部の最上流側のファンユニットの他の変形例を説明する斜視図である。 図4または図5の構成例を前提とした場合の記録媒体の搬送制御を説明するフローチャートである。
以下、本実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係るインクジェット画像形成装置としての画像記録装置1の概略構成を示す平面図である。また、図2は、画像記録装置1を側面(図1の下側)方向から示す図である。図1および図2に示すように、画像記録装置1は、ベルト搬送装置2、記録ヘッド3、および画像記録装置1の全体の制御を司る制御部100を備えている。本実施の形態において、ベルト搬送装置2および制御部100は、本発明の「用紙搬送装置」に対応する。
ベルト搬送装置2は、上方に記録ヘッド3が配置され、画像を形成しながら記録媒体(以下、単に用紙という)Pを搬送する第1搬送部21と、搬送方向(図1および図2中の矢印X参照)における第1搬送部21の下流で用紙Pを搬送する第2搬送部22を備える。
第1搬送部21は、所定の間隔をおいて平行に配置された複数(図示の例では3つ)のローラー211、212、213に亘って所定幅の無端状の搬送ベルト214が張架されている。これらローラー211、212、213間に架け渡された搬送ベルト214の上面は、用紙Pを密着させて載置する用紙載置面(以下、単に載置面という。)とされる。なお、搬送中の用紙Pを搬送ベルト214の載置面に密着させるために、搬送ベルト214には、エアーを導通させるための多数の隙間ないし開口が形成されている。一具体例では、搬送ベルト214は、スチールベルトであって、載置面から当該載置面とは反対側の面へと空気が通過可能に両面間を貫通する多数の開口が所定のパターンで設けられた構造を有する。搬送ベルト214は、本発明の「第1搬送ベルト」に対応する。
第1搬送部21において、ローラー211は、第1駆動源としての図示しない副走査モーター(以下、第1モーターとも称する。)によって駆動される駆動ローラーであり、他の2つのローラー212、213は、従動ローラーである。また、下側に配置された従動ローラー213は、搬送ベルト214の張り(テンション)を確保するテンションローラーとして機能するとともに、搬送ベルト214の載置面の下方の空間を確保する役割を有している。
簡明のため、図1および図2では図示を省略しているが、搬送ベルト214の載置面の下方の空間には、後述するエアー吸引ユニットが設けられている。また、本実施の形態では、第1搬送部21の上流側には、図示しない給紙ユニットが配置されている。そして、上述した従動ローラーの近傍かつ給紙ユニットの下流には、用紙Pの搬送方向における先端および後端を検知するための用紙検知センサー215が配置されている(図2参照)。
用紙検知センサー215は、例えば、発光部と受光部を有し、発光部から射出され受光部で受光する光の強さ(光量)の変化に基づいて用紙Pの通過ひいては先端および後端を検知する光学式のセンサーが用いられる。他方、用紙検知センサー215は、用紙Pの先端、後端を検知できるものであれば、例えば機械式のセンサーなど、種々の方式のものが使用できる。
第1搬送部21では、駆動ローラー211が副走査モーター(第1モーター)の回転駆動によって、図2中の反時計方向に所定速度で回転することにより、従動ローラー212、213との間に架け渡された搬送ベルト214を回転移動させる。かかる動作により、搬送ベルト214の上面に載置されている用紙Pは、副走査方向である図中の矢印X方向に向けて搬送される。
本実施の形態では、記録媒体として、所定サイズに裁断されたシート状の用紙Pが用いられる。なお、用紙Pは、紙の他、例えばプラスチックフィルムやガラス板など、インクジェット記録に通常使用される材質の記録媒体も含まれ得る。
記録ヘッド3は、搬送ベルト214の載置面の上方に所定の間隔をおいて配設されている。記録ヘッド3は、その下面に設けられた多数のノズルからインク滴を吐出することにより、搬送ベルト214の回転移動によって搬送される用紙P上に所望の画像を記録するインクジェットヘッドである。
本実施の形態では、記録ヘッド3は、搬送ベルト214の幅方向に亘って延在し、連続的に搬送される用紙P上にインク滴を吐出することによって画像を記録するライン型の記録ヘッドが使用される。この場合、記録時に、搬送ベルト214は、連続的に移動(回転動作)するように、副走査モーターおよび駆動ローラー211の駆動が制御される。
他の例として、記録ヘッド3は、図示しないキャリッジに搭載されて、間欠的に搬送される用紙Pの搬送方向と直交する主査方向に往復移動するシャトル型の記録ヘッドを使用してもよい。この場合、記録時に、搬送ベルト214は、待機状態と駆動状態を繰り返す間欠動作を行うように、副走査モーターおよび駆動ローラー211の駆動が制御される。
この例では、記録ヘッド3から吐出されるインクとして、紫外線硬化型のインクが用いられる。他方、かかるインクの種類は、特に制限されるものではなく、他の様々な種類のインクが使用され得る。
第2搬送部22は、所定の間隔をおいて平行に配置された複数(図示の例では3つ)のローラー221、222、223に亘って所定幅の無端状の搬送ベルト224が張架されている。これらローラー221、222、223間に架け渡された搬送ベルト224の上面は、用紙Pを密着させて載置する用紙載置面(同様に、以下は単に載置面という)とされる。なお、搬送中の用紙Pを搬送ベルト224の載置面に密着させるために、搬送ベルト224には、エアーを導通させるための多数の隙間ないし開口が形成されている。一具体例では、搬送ベルト224は、スチールベルトであって、載置面から当該載置面とは反対側の面へと空気が通過可能に両面間を貫通する多数の開口が所定のパターンで設けられた構造を有する。搬送ベルト224は、本発明の「第2搬送ベルト」に対応する。
第2搬送部21において、ローラー221は、第2駆動源としての図示しない副走査モーター(以下、第2モーターとも称する。)によって駆動される駆動ローラーであり、他の2つのローラー222、223は、従動ローラーである。また、下側に配置された従動ローラー223は、搬送ベルト224の張り(テンション)を確保するテンションローラーとして機能するとともに、搬送ベルト224の載置面の下方の空間を確保する役割を有している。
また、本実施の形態では、第2搬送部22の下流側には、図示しない公知の定着ユニットおよび排紙ユニットが配置されている。ここで、定着ユニットは、用紙搬送部および紫外線の照射部を備え、用紙P上に付着した紫外線硬化型インクに紫外線を照射することにより、用紙P上のインクを定着させる。排紙ユニットは、用紙Pが積載される排出トレイを備え、定着ユニットから搬送されて来る用紙Pを、ユーザーに取り出されるまで排出トレイ上に載置して保持する。
なお、他の構成例として、上述した紫外線の照射部が第2搬送部21の搬送ベルト224の上方に配置されていてもよい。また、第2搬送部22の下流側に、図示しないスキャナーなどの画像読み取り部やステイプラーなどの後処理装置を配置してもよい。
制御部100は、図示しないCPUなどの主プロセッサー、RAM、ROMなどを備え、上述した画像記録装置1の各部の動作を集中制御する。また、ベルト搬送装置2に対しては、制御部100は、第1搬送部21および第2搬送部22によって搬送される、先行する用紙Pと該用紙Pに後続する上流側の用紙Pとの紙間を制御する。
なお、紙間の制御の形態としては、
(1)第1搬送部21(搬送ベルト214)の用紙搬送速度と第2搬送部22(搬送ベルト224)の用紙搬送速度との相対速度を可変して制御する形態
(2)給紙部による用紙毎の給紙間隔(インターバル)を可変して制御する形態
(3)上記(1)と(2)を組み合わせる形態、などが考えられるが、以下は、上記(1)の制御を行う形態について説明する。
次に、用紙吸着部4の構成について説明する。
図1および図2に示すように、搬送ベルト224の載置面の下方の空間には、複数(この例では4つ)のファンユニット4A、4B、4C、4Dを備えた用紙吸着部4が配置されている。
用紙吸着部4は、搬送方向の上流側から、ファンユニット4A、4B、4Cおよび4Dが順に配置されている。
ファンユニット4A~4Dは、各々、箱型の筐体41内でファン42が回転することにより、筐体41の天板に形成された開口部(適宜図4を参照)を介して上方の空気を吸引し、吸引した空気を筐体41の下方の部位から排出する構造となっている。
より詳細には、ファンユニット4A~4Dにおける各々の筐体41の天板は、搬送ベルト224の載置面の裏面に近接ないし当接するように配置されている(図2参照)。また、図1中に点線の枠で示すように、ファンユニット4A~4Dにおける各々の筐体41の開口部により、搬送ベルト224の載置面に、空気を吸引するための吸引領域Ba(Ba1,Ba2,Ba3,Ba4)が形成される。かくして、各々の筐体41内でファン42が回転することにより、吸引領域Baを通じて上方から下方へと吸気流(以下、「吸気エアー」ともいう。)が発生し、筐体41の天板および搬送ベルト224に設けられた各々の開口(隙間)から空気が吸引される。かかる吸引動作により、搬送ベルト224の載置面(吸引領域Ba)上の用紙Pは、吸気エアーにより下方に吸引されることで、搬送ベルト224に密着されながら搬送される。
さらに、最上流のファンユニット4Aは、他のファンユニット4B、4C、4Dと異なり、ファン42の作動(回転動作)により発生した空気流の下流側の流れ(排気流、以下「排気エアー」ともいう。)を、第1搬送部21と第2搬送部22との間の用紙受け渡し領域に出力する構成となっている。本実施の形態における最上流のファンユニット4Aは、本発明の「気流発生部」に対応する。
具体的には、図1および図2に示すように、ファンユニット4Aの筐体41の下部側には、送風管43,44が取り付けられている。各送風管43,44は、搬送ベルト224に干渉しないように、搬送ベルト224の幅方向の両端を迂回するように曲がった形状となっている。これら送風管43,44の先端側は、第1搬送部21における駆動ローラー211と第2搬送部23における従動ローラー222との間の領域(排気流の発生領域、以下「用紙受け渡し領域」という)で上向きとなり、各搬送ベルト214,224の載置面の高さを越えないように配置されている。そして、各送風管43,44の先端側の出口となるノズル43a,44aは、ファンユニット4Aのファン42の回転動作により発生した排気エアーを用紙受け渡し領域に吹き付ける吹付ノズルとして機能する。
このため、ファンユニット4Aのファン42の回転速度は、他のファンユニット4B、4C、4Dのファン42の回転速度よりも早くなるように設定されている。言い換えると、ファンユニット4Aの吸引領域Ba1(吸気流の発生領域)は、下流側の他のファンユニット4B~4Dの吸引領域Ba2,Ba3,Ba4に比べて吸気エアーの風量が大きくなるように設定されている。
一方、他のファンユニット4B~4Dは、各々ファン42の回転動作により発生した排気エアーを、搬送ベルト224の幅方向の両側(図1の上下方向)に排出するように構成されている。また、第1搬送部21には、かかるファンユニット4B~4Dと同様の構成のファンユニットが配置されている。
かくして、本実施の形態によれば、第1搬送部21の搬送ベルト214で搬送されている用紙Pが第2搬送部22の搬送ベルト224上に移動する際に、当該用紙Pは、送風管43,44のノズル43a,44a上を通過して搬送ベルト224に受け渡される。このとき、ノズル43a,44aから用紙Pの下面に排気エアーが吹き付けられることにより、搬送ベルト214から搬送ベルト224への用紙Pの受け渡しが円滑に行われる。
具体的には、ノズル43a,44aから用紙Pの先端側の下面に排気エアーが吹き付けられることで、用紙Pの先端側が上方に幾分浮上することにより、搬送ベルト214に密着していた用紙Pの分離が良好に行われる。この結果、用紙Pの先端側が搬送ベルト214の下方に巻き込まれてジャムとなる等の搬送不良が効果的に防止される。
この後、用紙Pは、搬送ベルト224におけるファンユニット4Aの吸引領域Ba1に到達し吸気エアーによって吸引されることにより(図2参照)、搬送ベルト224の載置面に密着して搬送されるようになる。より詳細には、ファンユニット4Aの吸引領域Ba1と用紙Pとのオーバーラップ量が多くなるほど、ノズル43a,44aから出力される排気エアーの流量が減るため、用紙Pの浮上量も減少し、この結果、当該用紙Pの後端側の挙動が安定する。続いて、用紙Pは、ファンユニット4B~4Dの各々の吸引領域Ba2,Ba3,Ba4で順次吸引されることにより、搬送ベルト224の載置面上で安定して搬送される。
このように、本実施の形態では、単一のファンユニット(この例では最上流のファンユニット4A)で生成される吸気エアーと排気エアーを、用紙搬送の際に一度にかつ有機的に活用する構造としており、これにより、用紙分離性の確保と構成の簡易化の両立をより図ることができる。具体的には、本実施の形態の構成によれば、用紙Pが搬送ベルト224に吸着した際にファンの出力制御を行う必要がない。また、本実施の形態の構成によれば、用紙Pが搬送ベルト224に吸着したことを検知するセンサーを設ける必要もなく、このため、搬送ベルト224の構造を単純にすることができる。
なお、このような構造とした場合、用紙Pを連続的に搬送する際に、用紙分離性の確保の点で、以下のような制約が生じ得る。
すなわち、上述のように、ファンユニット4Aの吸引領域Ba1と用紙Pとのオーバーラップ量が増えるにつれて、ノズル43a,44aから出力される排気エアーの流量が減ってゆく。このため、先行する下流側の用紙P(説明の便宜のため、以下は「用紙P1」という)と、後続の用紙P(同様に「用紙P2」という)との隙間すなわち紙間を小さくして搬送すると、搬送ベルト214と用紙P2との分離性を十分に確保できなくなるおそれがある。
具体的には、仮に紙間ゼロで各用紙P(P1,P2,・・・Pn)を搬送した場合、用紙P2の先端が用紙受け渡し領域のノズル43a,44aに到達したとき、ファンユニット4Aの吸引領域Ba1は先行する用紙P1によって覆われて(すなわち塞がれて)いる。このとき、ファンユニット4Aの筐体41の内部気圧が低下し、かかる気圧低下に伴ってファン42の回転速度が低下するとともに、ノズル43a,44aから排気エアーが排気されなくなる。そして、ノズル43a,44aから排気エアーが排気されなくなると、ノズル43a,44aの位置で用紙P2が浮上しなくなるため、搬送ベルト214と用紙P2との分離性を十分に確保できなくなるおそれがある。この結果、記録ヘッド3により画像形成がなされた用紙P2は、搬送ベルト214の下方に巻き込まれてジャム等の搬送不良となるおそれがある。
かかる問題を解決するために、制御部100は、搬送ベルト224(第2搬送ベルト)に対する先行する用紙P1(第1用紙)の吸着によってノズル43a,44aからの排気エアー(排気流)が減少する可能性がある場合、排気エアーの減少を抑制する制御を行う。
より詳しくは、制御部100は、用紙P1および用紙P2の紙間を、用紙P2(第2用紙)の先端がノズル43a,44a(排気流の発生領域)に到達した際に、ノズル43a,44aからの排気エアーの減少が抑制される距離となるように制御する。より具体的には、制御部100は、後続する用紙P2(第2用紙)の先端がノズル43a,44a(排気流の発生領域)に到達した際に、ノズル43a,44aからの排気エアーが、少なくとも用紙P2が浮上する程度の流量となる紙間を確保するように、搬送速度等の制御を行う。
一具体例では、用紙P1および用紙P2の紙間として、以下に定義される距離Aを基準値(初期設定値)とする。すなわち、紙間の基準値の距離A(図2中の両矢印Aを参照)は、搬送方向におけるノズル43a,44aの位置(排気流の発生位置)からファンユニット4Aの吸引領域Ba1の最下流位置(吸気流の発生領域の終端)までの距離B(図2中の両矢印Bを参照)に等しい値とする。
このような紙間とした場合、後続する用紙P2の先端が用紙受け渡し領域に到達するタイミングで、先行する用紙P1の後端がファンユニット4Aの吸引領域から脱するため、ノズル43a,44aの位置に到達した用紙P2の先端には、用紙P1の場合と同程度の排気エアーが吹き付けられる。その結果、搬送ベルト214に対する用紙P2の分離性を良好に確保することができる。
次に、図3のフローチャートを参照して、印刷ジョブの実行時において複数の用紙Pを連続的に搬送する場合の搬送制御の一例を説明する。
印刷ジョブの実行に伴って、制御部100は、上述した各々のファンユニット4A~4Dに電力を供給して、各々のファン42の動作(回転)を開始させる(ステップS110)。かかる動作により、第1および第2搬送部21,22における各々の搬送ベルト213,223の上面(載置面の吸引領域Ba)からエアーが吸引される状態になる。
ステップS120において、制御部100は、上述した給紙部の給紙ローラー、第1および第2搬送部21,22における駆動ローラー211,221の第1モーターおよび第2モーターに電力を供給して、複数の用紙Pを給紙部から順次給紙して連続的に搬送する動作を開始する。このとき、制御部100は、各々の搬送ベルト214,224の回転速度(すなわち用紙Pの搬送速度)が同一になるように、駆動ローラー211および221を駆動制御する。
続くステップS130において、制御部100は、上述した用紙検知センサー215の検知信号を監視して、先行する用紙P1の後端および後続の用紙P2の先端の位置情報を取得することにより、これら2枚の用紙の紙間(図2中の両矢印Aの距離)を特定する。
続いて、制御部100は、特定された紙間が、閾値(この例では上述した距離B)以上であるか否かを判定する(ステップS140)。
ここで、制御部100は、紙間が閾値以上であると判定した場合(ステップS140、YES)、用紙の搬送が正常に行われているものとみなして、各々の搬送ベルト214,224の回転速度を保持しつつ、印刷ジョブが終了するまで用紙P(P1~Pn)の連続搬送を続行する。そして、制御部100は、印刷ジョブが終了すると、駆動ローラー211および221の回転を終了させ(ステップS160)、各々のファン42の動作(回転)を終了させる(ステップS170)。
一方、制御部100は、紙間が閾値に満たないと判定した場合(ステップS140、NO)、ノズル43a,44aからの排気エアー(排気流)の減少により、後続する用紙P2の搬送が正常に行われないおそれがあるとみなして、ステップS150に移行する。
ステップS150において、制御部100は、第1搬送部21および第2搬送部22間における搬送速度比、すなわち各々の搬送ベルト214,224の回転速度の比を変更するように、駆動ローラー211および221の回転を制御する。この例では、制御部100は、第2搬送部22の搬送ベルト224の回転速度を第1搬送部21の搬送ベルト214の回転速度よりも早くするように、第2搬送部22における駆動ローラー221の駆動源(第1モーター)に供給する電力を増やす。
かかる制御により、第2搬送部22で搬送されている先行の用紙P1と第1搬送部21で搬送および画像形成されている後続の用紙P2との紙間が増え、後続の用紙P2の先端がノズル43a,44aに達する際に、先行する用紙P1はファンユニット4Aの吸引領域Ba1を脱することができる。したがって、後続の用紙Pの先端側は、ノズル43a,44aから供給される十分な風量の排気エアーによって、第1搬送部21の搬送ベルト214から良好に分離される。
この後、制御部100は、ステップS150で変更した搬送速度比を保持したままステップS130に戻って、給紙部から次に給紙される用紙P(用紙P3)の先端の位置情報を取得して、次の2枚の用紙(すなわち用紙P2およびP3)の紙間を特定し、上述と同様の制御を行う。
また、付加的ないし任意的な処理として、制御部100は、上述した給紙部の給紙間隔を調節する制御を適宜行ってもよい。
上述のような用紙搬送の制御を行う本実施の形態によれば、印刷ジョブの実行中に連続して搬送される用紙P(P1、P2、・・・Pn)の各々は、ノズル43a,44aから十分な風量の排気エアーが供給され、第1搬送部21の搬送ベルト214から良好に分離される。
上述した制御例では、用紙P2の先端が用紙受け渡し領域に到達したとき、用紙P1の後端から吸引領域Ba1の全てが露出するように紙間を確保して、続いて搬送される用紙P2の先端に、用紙P1の場合と同程度の排気エアーが吹き付けられることとした。他の制御例として、用紙P2の先端が用紙受け渡し領域に到達したとき、用紙P1の後端から露出する吸引領域Ba1が、かかる吸引領域Ba1の総面積の半分以上となるように紙間を確保する(例えば上述した距離Bの1/2以上の距離を紙間の閾値とする)制御を行ってもよい。この場合、用紙P(P1、P2、・・・Pn)の各々に供給される排気エアーの風量を確保するため、ファンユニット4Aのファン42の回転速度をより大きく設定しておくとよい。
なお、図3で上述した制御例では、ステップS140で判定される紙間の閾値を固定値とした場合について説明した。一方、かかる紙間の閾値は、先行して搬送される用紙Pの幅に応じて変えてもよい。
具体的には、先行して搬送される用紙P1の幅が吸引領域Ba1の幅よりも狭い場合、ファンユニット4Aの吸引領域Ba1は、用紙P1によって完全には覆われないため、用紙P1が吸引領域Ba1上に位置する間も、吸引領域Ba1から外気を取り入れることができる。この場合、上述したファンユニット4Aの筐体41の内部気圧の低下およびファン42の回転速度の低下が緩やかになり、その分、ノズル43a,44aから排気エアーが排気されやすくなるため、その分だけ、用紙P1と用紙P2との紙間を小さくすることができる。
ここで、用紙P1の幅(言い換えると、用紙P1によって覆われる吸引領域Ba1の面積)と、その分だけ狭くできる紙間(いわば第2の閾値)と、の関係は、予め実験により求めておき、かかる実験値を図示しないテーブルに規定しておくとよい。この場合、制御部100は、上記テーブルを参照し、先行する用紙P1の幅に応じて、ステップS140の判定で使用する紙間の閾値を変えるようにする。
ところで、上述した制御例では、先行する用紙Pの幅が大きい場合には、ある程度大きな距離の紙間を確保する必要があることから、生産性の向上という点で改善の余地がある。具体的には、紙間を閾値(上述の距離Bあるいは距離Bの1/2)より小さく設定した場合でも、最初に搬送された用紙P1がノズル43a,44aから受けた排気エアーと同程度の排気エアーの風量を、後続の用紙(P2~Pn)でも受けることが可能な構成が望ましいと考えられる。以下、かかる変形例について、図4および図5を参照して説明する。
図4に、ファンユニット4Aの第2の構成例を示す。図4に示す変形例では、ファンユニット4Aは、筐体41の送風管43,44が設けられる2つの側面における上方側に、シャッター410が開閉可能に設けられている。簡明のため、図4では送風管43が設けられている側面のシャッター410を示しているが、実際には、シャッター410は、送風管44が設けられている側面にも同様の構成で設けられている。
シャッター410は、図示しないソレノイド等の駆動源に接続され、かかる駆動源の動作に基づいて、軸410aを中心に開閉する。かくして、筐体41の開口部41aが用紙Pの通過により全て塞がれることで内部気圧が低下するような場合でも、シャッター410が開状態(図4中に二点鎖線で示す)になることにより、シャッター410の開口を通じて外気を筐体41内に取り込むことができる。この結果、筐体41の内部気圧の低下および気圧低下に伴うファン42の回転速度の低下が防止され、筐体41内に取り込んだ外気を、ファン42の回転により送風管43,44に送り出すことができる。
なお、シャッター410は、上記のような開状態となると、開口部41aを通じて用紙Pを吸引する吸引力が低下することから、紙間が十分に確保されている場合には、図4に実線で示すような閉状態に保持される。
図5に、ファンユニット4Aの第3の構成例を示す。図5に示す例では、ファンユニット4Aは、筐体41の上方側の部分が、幅方向(図5中に両矢印Yで示す方向)に沿って伸縮可能な伸縮部420となっている。
伸縮部420は、上記幅方向に平行に設けられた図示しない複数のガイドレールに沿って、幅方向に往復移動できるようになっている。また、伸縮部420は、制御部100により制御される図示しないソレノイド等の駆動源に接続され、かかる駆動源の動作に基づいて、上記のガイド軸に沿って移動する。一具体例では、伸縮部420が図5中に破線で示す開状態となった場合、両端側の開口部41aが搬送ベルト224の幅方向の両端の外側に移動する。
かかる伸縮部420を備えたファンユニット4Aによれば、筐体41の上部の開口部41aの大部分ないし全てが用紙Pにより覆われることで筐体41の内部気圧が低下するような場合に、制御部100の制御の下、上述した開状態とすることができる。このとき、伸縮部420の一部をなす両端側の開口部41aが外側に移動し(図5中の矢印Y参照)、吸引領域Ba1の幅方向長さが拡がることから、当該拡張された吸引領域Ba1を通じて、外気を筐体41内に取り込むことができる。
したがって、伸縮部420が開状態となることにより、筐体41の内部気圧の低下および気圧低下に伴うファン42の回転速度の低下が防止され、筐体41内に取り込んだ外気を、ファン42の回転により送風管43,44に送り出すことができる。
なお、伸縮部420は、上記のような開状態となると、搬送ベルト224を通じての用紙Pを吸引する吸引力が低下することから、紙間が十分に確保されている場合には、図5に実線で示すような閉状態に保持される。
図4または図5に示す構成を前提として、印刷ジョブの実行時に複数の用紙Pを連続的に搬送する場合の搬送制御の一例を、図6のフローチャートを参照して説明する。
図6のステップS210およびステップS220の処理は、図3で上述したステップS110およびステップS120と同様であり、再度の説明を省略する。なお、ステップS220の搬送開始の制御では、各用紙Pにおける給紙の間隔(ひいては紙間)をより短くすることができる。一具体例では、制御部100は、用紙P2の先端がノズル43a,44a(排気流の発生領域)に到達するときに吸引領域Ba1の少なくとも一部が用紙P1の後端から露出する距離の紙間となるように、第1搬送部21および第2搬送部22の搬送速度を制御する。
ステップS230において、制御部100は、用紙検知センサー215の検知信号に基づいて、後続の用紙P2の先端がノズル43a,44a(排気流の発生領域)に達する際の排気エアーの風量を推定する。
一具体例では、制御部100は、用紙検知センサー215の検知信号から、先行する用紙P1の後端および後続の用紙P2の先端の位置情報を取得し、当該2枚の用紙(P1,P2)の実際の紙間(図2参照)を特定するとともに、特定された紙間および用紙P1の幅から上記の風量を推定する。
詳細には、制御部100は、特定された紙間および用紙P1の幅から、後続の用紙P2の先端がノズル43a,44aに達する際に、先行する用紙P1によって塞がれているファンユニット4Aの吸引領域Ba1の面積を算出し、当該塞がれている面積に基づいて、上記の風量を特定する。ここで、後続の用紙P2の先端がノズル43a,44aに達する際の排気エアーの風量は、用紙P1によって覆われている吸引領域Ba1の面積(すなわちオーバーラップ量)が大きいほど、小さい風量となる。
また、用紙P1によって覆われている吸引領域Ba1の面積と、ノズル43a,44aから供給される排気エアーの風量と、の関係は、予め実験により求めておき、かかる実験値を図示しないテーブルに規定しておくとよい。この場合、制御部100は、上記テーブルを参照することで、先行する用紙P1によって覆われている吸引領域Ba1の面積(オーバーラップ量)の算出値から、後続の用紙P2の先端がノズル43a,44aに達する際の排気エアーの風量を特定する。
続くステップS240では、制御部100は、推定(または特定)された排気エアーの風量が、予め定められた閾値以上であるか否かを判定する。ここでの閾値は、用紙P2の先端がノズル43a,44aに達した際に、当該用紙P2の先端側が排気エアーにより浮上し、第1搬送部21の搬送ベルト214との分離性を確保できる程度の風量の値が設定される。このような閾値の値は、予め実験により求めることができる。
ここで、制御部100は、特定された排気エアーの風量が閾値以上であると判定した場合(ステップS240、YES)、用紙の搬送が正常に行われているものとみなして、各々の搬送ベルト214,224の回転速度を保持しつつ、印刷ジョブが終了するまで用紙Pの連続搬送を続行する。そして、制御部100は、印刷ジョブが終了すると、駆動ローラー211および221の回転を終了させ(ステップS260)、各々のファン42の動作(回転)を終了させる(ステップS270)。
一方、制御部100は、排気エアーの風量が閾値に満たないと判定した場合(ステップS240、NO)、排気エアーの風量が足りないことに起因して用紙の搬送が正常に行われないおそれがあるとみなして、ステップS250に移行する。
ステップS250において、制御部100は、上述したシャッター410(または伸縮部420)を開状態とするように、ファンユニット4Aのソレノイド等を駆動制御する。一具体例では、制御部100は、後続の用紙(P2)がノズル43a,44aの位置に達する際の先行する用紙(P1)と吸引領域Ba1とのオーバーラップ量に応じた開度でシャッター410(または伸縮部420)を開く。
より詳細には、ステップS250において、制御部100は、用紙P1により覆われている吸引領域Ba1の面積(すなわちオーバーラップ量)が多くなるほど、シャッター410の開度が大きくなるように、シャッター410の開度を調節する。
また、図5で上述した構成の場合、ステップS250で、制御部100は、用紙P1により覆われている吸引領域Ba1の面積(オーバーラップ量)が多くなるほど、両端側の開口部41aの開く量(幅の長さ)を増やすように、伸縮部420の開度を調節する。
このような用紙搬送の制御を行うことにより、給紙の間隔(すなわち紙間)をより短くしつつ、各用紙Pは、ノズル43a,44aから十分な風量の排気エアーが供給され、第1搬送部21の搬送ベルト214から良好に分離される。
このように、制御部100は、搬送ベルト224(第2搬送ベルト)に対する先行する用紙P1(第1用紙)の吸着によってノズル43a,44aからの排気エアー(排気流)が減少する可能性がある場合、排気エアーの減少を抑制する制御を行う。かかる制御を行う本実施の形態によれば、用紙Pを連続的に搬送する場合における用紙分離性を確保しつつ、生産性の向上を図ることができる。
以上、詳細に説明したように、本実施の形態によれば、用紙分離性の確保と構成の簡易化の両立をより図ることができる。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 画像記録装置(インクジェット画像形成装置)
2 ベルト搬送装置(用紙搬送装置)
3 記録ヘッド(インクジェットヘッド)
4 用紙吸着部
4A ファンユニット(気流発生部)
4B,4C,4D ファンユニット
21 第1搬送部
22 第2搬送部
41 筐体
41a 開口部
42 ファン
43,44 送風管
43a,44a 吹付ノズル(排気流の発生領域)
100 制御部(用紙搬送装置)
211,221 駆動ローラー
212,222 従動ローラー
213,223 テンションローラー
214 搬送ベルト(第1搬送ベルト)
215 用紙検知センサー
224 搬送ベルト(第2搬送ベルト)
410 シャッター
420 伸縮部
Ba(Ba1,Ba2,Ba3,Ba4) 吸引領域(吸気流の発生領域)
P 記録媒体(用紙)
P1 第1用紙
P2 第2用紙

Claims (14)

  1. 用紙搬送方向における上流側で第2用紙を第1搬送ベルト上で搬送する第1搬送部と、
    前記用紙搬送方向における下流側で第1用紙を第2搬送ベルト上で搬送する第2搬送部と、
    前記第2搬送ベルトに対して前記第1用紙を吸着させる吸気流、および、前記用紙搬送方向における前記第1搬送ベルトと前記第2搬送ベルトとの間の用紙受け渡し領域において前記第1搬送ベルトから前記第2用紙を浮上させる排気流を発生させる気流発生部と、
    前記第2搬送ベルトに対する前記第1用紙の吸着によって前記排気流が減少する可能性がある場合、前記排気流の減少を抑制する制御を行う制御部と、
    を備える用紙搬送装置。
  2. 前記制御部は、前記第1用紙と前記第2用紙との紙間を、前記第2用紙の先端が前記排気流の発生領域に到達した際に前記排気流の減少が抑制される距離となるように制御する、
    請求項1に記載の用紙搬送装置。
  3. 前記制御部は、前記紙間を、前記第2用紙の先端が前記排気流の発生領域に到達するときに前記吸気流の発生領域の少なくとも一部が前記第1用紙の後端から露出する距離となるように制御する、
    請求項2に記載の用紙搬送装置。
  4. 前記制御部は、前記紙間を、前記第1用紙の後端から露出する前記吸気流の発生領域が該領域の総面積の半分以上となるように制御する、
    請求項2に記載の用紙搬送装置。
  5. 前記制御部は、前記紙間を、前記用紙搬送方向における前記排気流の発生位置から前記吸気流の発生領域の終端までの長さ以上となるように制御する、
    請求項2に記載の用紙搬送装置。
  6. 前記制御部は、前記紙間を、前記第1用紙の幅に応じて変えるように制御する、
    請求項2から5のいずれかに記載の用紙搬送装置。
  7. 前記制御部は、前記第1搬送部および前記第2搬送部における搬送速度を変えることにより、前記紙間を制御する、
    請求項2から6のいずれかに記載の用紙搬送装置。
  8. 前記制御部は、前記紙間が閾値未満の場合、前記第2搬送部の搬送速度を前記第1搬送部の搬送速度よりも早くする、
    請求項7に記載の用紙搬送装置。
  9. 前記吸気流を発生させるファンを備えたファンユニットが、前記第2搬送ベルトの前記用紙搬送方向に沿って複数配置されており、
    前記気流発生部は、最上流の前記ファンユニットに構成されている、
    請求項1から8のいずれかに記載の用紙搬送装置。
  10. 前記気流発生部が構成された前記ファンユニットは、他のファンユニットに比べて前記吸気流の風量が大きい、
    請求項9に記載の用紙搬送装置。
  11. 前記気流発生部が構成された前記ファンユニットは、前記ファンが収容される筐体にシャッターが設けられ、
    前記制御部は、前記第2用紙の先端が前記排気流の発生領域に達する際の前記第1用紙と前記吸気流の発生領域とのオーバーラップ量に応じて、前記シャッターの開度を調節する制御を行う、
    請求項9または10に記載の用紙搬送装置。
  12. 前記気流発生部が構成された前記ファンユニットは、前記吸気流の発生領域の幅方向の長さが可変に構成され、
    前記制御部は、前記第2用紙が前記排気流の発生領域に達する際の前記第1用紙と前記吸気流の発生領域とのオーバーラップ量に応じて、前記吸気流の発生領域の前記幅方向の長さを調節する制御を行う、
    請求項9または10のいずれかに記載の用紙搬送装置。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載の用紙搬送装置と、
    前記用紙搬送装置によって搬送される前記用紙にインクを吐出するインクジェットヘッドと、を備える、
    インクジェット画像形成装置。
  14. 前記インクジェットヘッドは、前記第1搬送部に配置されている、
    請求項13に記載のインクジェット画像形成装置。

JP2018194211A 2018-10-15 2018-10-15 用紙搬送装置およびインクジェット画像形成装置 Active JP7147453B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018194211A JP7147453B2 (ja) 2018-10-15 2018-10-15 用紙搬送装置およびインクジェット画像形成装置
CN201910961965.XA CN111038101B (zh) 2018-10-15 2019-10-11 纸张输送装置以及喷墨图像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018194211A JP7147453B2 (ja) 2018-10-15 2018-10-15 用紙搬送装置およびインクジェット画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020062755A JP2020062755A (ja) 2020-04-23
JP7147453B2 true JP7147453B2 (ja) 2022-10-05

Family

ID=70232587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018194211A Active JP7147453B2 (ja) 2018-10-15 2018-10-15 用紙搬送装置およびインクジェット画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7147453B2 (ja)
CN (1) CN111038101B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6898684B1 (ja) * 2020-11-17 2021-07-07 株式会社シンカ・アウトフィットNq 解析装置
JP2022100083A (ja) * 2020-12-23 2022-07-05 理想科学工業株式会社 吸引ファン制御装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006327725A (ja) 2005-05-24 2006-12-07 Fuji Xerox Co Ltd 記録媒体搬送機構及び液滴吐出装置
JP2009274399A (ja) 2008-05-16 2009-11-26 Seiko Epson Corp 搬送装置及び記録装置
JP2013129162A (ja) 2011-12-22 2013-07-04 Canon Finetech Inc 記録装置および記録装置におけるインクミスト回収方法
JP2015047702A (ja) 2013-08-30 2015-03-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
US20160193856A1 (en) 2015-01-07 2016-07-07 Océ-Technologies B.V. Sheet transport assembly
JP2016172599A (ja) 2015-03-16 2016-09-29 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2016215578A (ja) 2015-05-25 2016-12-22 理想科学工業株式会社 インクジェット印刷装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2093068B1 (en) * 2001-10-17 2012-05-16 Seiko Epson Corporation A transporting apparatus and a recording apparatus comprising the same
JP2004137017A (ja) * 2002-10-16 2004-05-13 Kyocera Mita Corp エアー式給紙装置
JP4417875B2 (ja) * 2005-04-13 2010-02-17 株式会社小森コーポレーション エア流量調整装置
EP2594394A1 (de) * 2010-08-31 2013-05-22 Heidelberger Druckmaschinen AG Inspektionsmodul
JP5565379B2 (ja) * 2011-06-08 2014-08-06 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および定着装置
JP2014213504A (ja) * 2013-04-24 2014-11-17 理想科学工業株式会社 用紙搬送装置
DE102014116728A1 (de) * 2013-11-16 2015-05-21 manroland sheetfed GmbH Luftsteuerung für einen Saugkopf
JP6691757B2 (ja) * 2015-09-30 2020-05-13 理想科学工業株式会社 インクジェット印刷装置
JP6559042B2 (ja) * 2015-10-23 2019-08-14 富士通アイソテック株式会社 連続用紙用のプリンタ
CN105668275A (zh) * 2016-01-21 2016-06-15 鲍婉霞 板材送料机构
JP2017132192A (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 コニカミノルタ株式会社 インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006327725A (ja) 2005-05-24 2006-12-07 Fuji Xerox Co Ltd 記録媒体搬送機構及び液滴吐出装置
JP2009274399A (ja) 2008-05-16 2009-11-26 Seiko Epson Corp 搬送装置及び記録装置
JP2013129162A (ja) 2011-12-22 2013-07-04 Canon Finetech Inc 記録装置および記録装置におけるインクミスト回収方法
JP2015047702A (ja) 2013-08-30 2015-03-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
US20160193856A1 (en) 2015-01-07 2016-07-07 Océ-Technologies B.V. Sheet transport assembly
JP2016172599A (ja) 2015-03-16 2016-09-29 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2016215578A (ja) 2015-05-25 2016-12-22 理想科学工業株式会社 インクジェット印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020062755A (ja) 2020-04-23
CN111038101A (zh) 2020-04-21
CN111038101B (zh) 2021-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8882372B2 (en) Conveying device utilizing suction unit to attract print medium and printing apparatus using same
JP5479278B2 (ja) インクジェット印刷装置
JP5703267B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2002137466A (ja) 記録装置
JP7147453B2 (ja) 用紙搬送装置およびインクジェット画像形成装置
JP2011025498A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の記録媒体搬送方法
JP3928707B2 (ja) 記録媒体の搬送装置及びインクジェット式記録装置
JP5991955B2 (ja) 画像形成装置
US11027562B2 (en) Positive pressure plenum system for transport belts in a printing device
JP5040828B2 (ja) 印刷装置
JP2013086457A (ja) プリント装置及びシートの乾燥装置
JP2007168277A (ja) インクジェット記録装置
JP7213673B2 (ja) ミスト回収装置
JP2010069708A (ja) 液滴吐出装置
JP6380135B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2014079977A (ja) 画像形成装置
JP7109183B2 (ja) 搬送装置
JP2016032896A (ja) 画像形成装置
JP7386033B2 (ja) 搬送装置
JP2763843B2 (ja) シート体の給送装置
JP7521985B2 (ja) 搬送装置
JP2013086458A (ja) プリント装置及びシートの乾燥装置
JP2023176266A (ja) インクジェット印刷装置、シート乾燥装置及びシート乾燥方法
JP2022127044A (ja) 用紙検出装置
JP2006159644A (ja) インクジェットプリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20190708

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20191016

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210820

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220905

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7147453

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150