JP2013129162A - 記録装置および記録装置におけるインクミスト回収方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】インクジェット記録装置において、搬送ベルトへのインクミストの付着を回避しつつ、搬送ベルトへの記録媒体の吸着、およびインクミストの吸引・回収を行うことを可能にする。
【解決手段】搬送ベルト34には複数のベルト孔部34aが形成されると共に、プラテン33にはプラテン孔部33aが形成されている。搬送ベルトの表面側の空気を前記プラテン孔部およびベルト孔部を介して吸引することにより、搬送ベルト34の表面に記録媒体が吸着すると共に、搬送ベルトの表面側に位置するインクミストが吸引・回収される。搬送ベルトに形成されているベルト孔部のうち、搬送ベルトに吸着している記録媒体より下流側に位置するベルト孔部による吸気をシャッタ機構7によって遮断する。これにより、ベルトを介さずにインクミストの吸引・回収が可能となり、ベルトの汚損は低減される。
【選択図】図6
【解決手段】搬送ベルト34には複数のベルト孔部34aが形成されると共に、プラテン33にはプラテン孔部33aが形成されている。搬送ベルトの表面側の空気を前記プラテン孔部およびベルト孔部を介して吸引することにより、搬送ベルト34の表面に記録媒体が吸着すると共に、搬送ベルトの表面側に位置するインクミストが吸引・回収される。搬送ベルトに形成されているベルト孔部のうち、搬送ベルトに吸着している記録媒体より下流側に位置するベルト孔部による吸気をシャッタ機構7によって遮断する。これにより、ベルトを介さずにインクミストの吸引・回収が可能となり、ベルトの汚損は低減される。
【選択図】図6
Description
本発明は、記録媒体を吸着させるベルト孔部を備えた搬送ベルトを備えると共に、記録ヘッドからインク滴を吐出して記録を行う記録装置に関し、特に、装置内に浮遊するインクミストの回収方法に関する。
インク滴を吐出する記録ヘッドを用いて記録を行う記録装置(インクジェット記録装置)には、記録ヘッドに対して記録媒体を移動させる搬送手段が設けられている。現在知られている搬送手段の一つとして、記録媒体を保持しつつ巡回移動する環状の搬送ベルトを用いたものがある。この搬送ベルトを用いた搬送手段では、移動する搬送ベルト上に記録媒体をずれなく保持させておく必要がある。搬送ベルト上に記録媒体を保持させる方式としては、静電気を用いて記録媒体を搬送ベルトに吸着させる方式、搬送ベルトに形成したベルト孔部から吸気を行うことによって記録媒体を搬送ベルト上に吸着させる吸気方式などがある。
このうち、吸気方式は、搬送ベルト上に記録媒体を保持させることが可能になると共に、記録装置内に発生する記録に寄与しない微小なインク滴(インクミスト)を空気と共に吸引し、回収することが可能になるという利点を有する。一般に、インクジェット記録装置では、インク吐出口からインクが吐出されたときに主滴と共に微小なインク滴が吐出されたり、インク滴が記録媒体に着弾したときの衝撃などによって微小なインク滴が発生したりすることがある。このようにして発生した微小なインク滴はミスト化して装置内に浮遊し、最終的には装置内の駆動ユニットやセンサ等に付着し、堆積して駆動部の負荷を増大させたり、センサの誤検知を招くといった不具合を引き起したりする。さらに、インクミストが搬送ベルトに付着した場合には、次に搬送する記録媒体を汚損し、成果物の品位低下を招く虞もある。従って、インクジェット方式の画像形成装置では、浮遊するインクミストを回収し、装置内への付着を低減させる必要がある。
インクミスト回収の方法には、例えば、インクジェット記録装置内に浮遊するインクミストを吸引・回収する装置を設け、これによって搬送部の汚損を回避する方法が提案されている(特許文献1参照)。この特許文献1に開示の技術では、プラテンの記録媒体の搬送方向上流側及び下流側に、第1及び第2搬送ベルト装置を隣接して設け、インクミストをプラテンと搬送ベルト装置との間を介して吸引する第1及び第2空気吸引装置を設ける構成となっている。
しかしながら、上記先行技術では、搬送ベルトを介してインクミストを吸引・回収する構成であるので、搬送ベルトにインクミストが付着・堆積してしまい、そのインクが記録媒体の裏面に付着し、記録物の品位低下を招くことがある。また、排紙部などに順次重ねた状態で記録媒体が排紙される場合には、裏面に付着したインクが先に排出されている記録媒体の表面に付着して先に排出された記録媒体の画像品質を著しく低下させる虞もある。
本発明は、搬送ベルトへのインクミストの付着を回避しつつ、搬送ベルトへの記録媒体の吸着、およびインクミストの吸引・回収を行うことが可能なインクジェット記録装置およびインクミスト回収方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を有する。
本発明の第1の形態は、所定の搬送方向に沿って搬送される記録媒体に対し、インク滴を吐出可能な記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置であって、複数のベルト孔部を有し、前記搬送方向に沿って移動する搬送ベルトと、複数のプラテン孔部を有し、前記搬送ベルトの裏面側に設けられたプラテンと、前記搬送ベルトの表面側の空気を前記プラテン孔部およびベルト孔部を介して吸引することにより、前記搬送ベルトの表面への記録媒体の吸着および前記搬送ベルトの表面側の空間で浮遊するインクミストの吸引を行う吸引手段と、前記搬送ベルトに形成されているベルト孔部のうち、前記搬送ベルトに吸着している前記記録媒体より下流側に位置するベルト孔部による吸気を遮断する遮断手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の第1の形態は、所定の搬送方向に沿って搬送される記録媒体に対し、インク滴を吐出可能な記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置であって、複数のベルト孔部を有し、前記搬送方向に沿って移動する搬送ベルトと、複数のプラテン孔部を有し、前記搬送ベルトの裏面側に設けられたプラテンと、前記搬送ベルトの表面側の空気を前記プラテン孔部およびベルト孔部を介して吸引することにより、前記搬送ベルトの表面への記録媒体の吸着および前記搬送ベルトの表面側の空間で浮遊するインクミストの吸引を行う吸引手段と、前記搬送ベルトに形成されているベルト孔部のうち、前記搬送ベルトに吸着している前記記録媒体より下流側に位置するベルト孔部による吸気を遮断する遮断手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の第2の形態は、複数のベルト孔部を有する搬送ベルトを複数のプラテン孔部を有するプラテンに配置し、前記プラテン孔部およびベルト孔部から吸気を行うことによって前記搬送ベルトに記録媒体を吸着させつつ、前記搬送ベルトを移動させる一方、前記記録媒体にインクを吐出して記録を行うことにより画像を記録するインクジェット記録装置におけるインクミスト回収方法であって、前記搬送ベルトの表面側の空気を前記プラテン孔部およびベルト孔部を介して吸引することにより、前記搬送ベルトの表面への記録媒体の吸着および前記搬送ベルトの表面側の空間で浮遊するインクミストの吸引を行うと共に、前記搬送ベルトに形成されているベルト孔部のうち、前記搬送ベルトに吸着している前記記録媒体より下流側に位置するベルト孔部による吸気を遮断することを特徴とする。
本発明によれば、インクミストによる搬送ベルトの汚損を低減しつつ、搬送ベルトへの記録媒体の吸着およびインクミストの吸引・回収を行うことが可能になり、搬送ベルトの汚損による記録物の品位低下を低減することができる。
以下、本発明に係るインクジェット記録装置およびインクミスト回収方法の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態を図1ないし図7に基づき説明する。
図1に本発明の第1の実施形態におけるインクジェット記録装置の概略構成を示す側面図を示す。図1において、インクジェット記録装置1は、給紙部2、記録媒体の搬送を行うベルト搬送部(搬送手段)3、インク滴を吐出可能な記録ヘッド4、および排紙部5などを備える。ベルト搬送部3は、給紙部2から供給される記録媒体を、搬送方向(A方向)に沿って搬送し、記録ヘッド4はベルト搬送部3によって搬送されて来た記録媒体に対してインク滴を吐出し、画像の記録を行う。なお本実施形態におけるインクジェット記録装置は、記録媒体Pの搬送方向との交差方向(直交方向)にインクの吐出口を配置した長尺な記録ヘッドをベルト搬送部3の上方に所定の間隙を介して固定した、所謂フルライン型のインクジェット記録装置となっている。記録ヘッドの吐出口の配列幅は、使用する記録媒体の最大幅(搬送方向と直交する方向の幅)を想定して、その最大幅よりも若干大きな幅に設定されている。
まず、本発明の第1の実施形態を図1ないし図7に基づき説明する。
図1に本発明の第1の実施形態におけるインクジェット記録装置の概略構成を示す側面図を示す。図1において、インクジェット記録装置1は、給紙部2、記録媒体の搬送を行うベルト搬送部(搬送手段)3、インク滴を吐出可能な記録ヘッド4、および排紙部5などを備える。ベルト搬送部3は、給紙部2から供給される記録媒体を、搬送方向(A方向)に沿って搬送し、記録ヘッド4はベルト搬送部3によって搬送されて来た記録媒体に対してインク滴を吐出し、画像の記録を行う。なお本実施形態におけるインクジェット記録装置は、記録媒体Pの搬送方向との交差方向(直交方向)にインクの吐出口を配置した長尺な記録ヘッドをベルト搬送部3の上方に所定の間隙を介して固定した、所謂フルライン型のインクジェット記録装置となっている。記録ヘッドの吐出口の配列幅は、使用する記録媒体の最大幅(搬送方向と直交する方向の幅)を想定して、その最大幅よりも若干大きな幅に設定されている。
図2は本発明の実施形態におけるベルト搬送部3の構成を示す斜視図である。ここに示すベルト搬送部3は、プラテン33、無端のベルト34、駆動軸35、従動軸36、吸引ファン(吸引手段)31およびダクト32などを備える。従動軸36は給紙部2の近傍に、駆動軸35は排紙部5の近傍にそれぞれ配置され、両軸に搬送ベルト34が掛け渡されている。本実施形態では複数本(図2では5本)の搬送ベルト34が、一定の間隔を介してプラテン33上で並列するように前記軸36と35とに掛け渡されている。また、プラテン33には複数のプラテン孔部33aが、各搬送ベルト34には複数のベルト孔部34aがそれぞれ形成されている。
プラテン33の裏面側(図1において下面側)には、ダクト32が設けられ、ダクト32内には吸気ファン31が配置されている。吸気ファン31を駆動することにより、ダクト32内には負圧が発生する。この負圧はプラテン33のプラテン孔部33aおよび搬送ベルト34のベルト孔部34aを介して記録媒体を搬送ベルト34の表面(外面)に吸着させるよう作用する。従って、吸気ファン31を駆動しつつ搬送ベルト34を移動させることにより、搬送ベルト34の表面に吸着させながら記録媒体Pをずれなく搬送することができる。
さらに、図3に示すように、プラテン33の下面側には、プラテン33のプラテン孔部33aを選択的に遮断する遮断手段としての複数のシャッタ機構7が設けられている。図4はこのシャッタ機構7の具体的構成を示す平面図である。図において、シャッタ機構7には搬送方向(A方向)との交差方向(図では直交方向(B方向))に沿って往復移動可能に取り付けられたシャッタ板71と、シャッタ板71をB方向に沿って往動または復動させるよう作用するソレノイド74とバネ75とを有する。シャッタ板71には、搬送ベルト34の幅と同一の幅を有する開口部72が、複数の搬送ベルト34それぞれに重なり得る位置に形成されている。
上記のように構成されたシャッタ機構7において、ソレノイド74をオンまたはオフさせることにより、シャッタ板71は、その開口部7Aが搬送ベルト34とプラテン33とが重なり合う領域R1または重なり合わない領域R2へと選択的に移動する。すなわち、図5に示すようにソレノイド74をオフとし、シャッタ板71の開口部72が前記領域R1との対向位置へと移動した場合には、領域R1において開口部72内に位置するプラテン孔部33aが通気状態(以下、開状態ともいう)となる。この開状態のプラテン孔部33aに対し、搬送ベルト34の移動によってそのベルト孔部34aが重なって連通すると、搬送ベルト33上の空気はベルト孔部34aおよびプラテンのプラテン孔部33aを通じてダクト32内に吸引される。なお、図7および図8中の黒丸部は通気可能なプラテン孔部33aを、白丸部はシャッタ機構7によって通気が遮断された遮断状態(以下、閉状態ともいう)のプラテン孔部33bをそれぞれ表している。
一方、図6に示すように、シャッタ板7の開口部72が前記領域R2との対向位置へと移動した場合には、領域R2において開口部72内に位置するプラテン孔部33aが通気状態(開状態)となる。また同時に、領域R1ではシャッタ板71によって覆われたプラテン孔部33aと外気との連通が遮断された遮断状態(閉状態)となる。従って、図6に示す開状態(ソレノイドがオンの状態)では、領域R1からの吸気は行われず、領域R2におけるシャッタ機構7のプラテン33に形成されているプラテン孔部33aから直接的に吸気が行なわれる。つまり、インクミストは搬送ベルトを通過せずに、プラテン33から直接吸引されることとなるため、搬送ベルト34にインクミストが付着することはなくなる。
ところで本実施形態では、図3に示すように、複数個の上記シャッタ機構7が記録媒体Pの搬送方向(A方向)に沿って隙間なく配置されている。また、図示しないセンサにより記録媒体Pの先端部および後端部を検出し、その検出結果に応じて各々のシャッタ機構7を独立に動作させることができるようになっている(図3)。ここでは、便宜上、複数のシャッタ機構7に対して搬送方向上流側から1番〜5番までのシャッタを7−1〜7−5と記す。
次に、図8に基づき本実施形態のインクジェット記録装置における各部の制御を行う制御系の構成を説明する。本実施形態におけるインクジェット記録装置に設けられている制御系の概略構成を図に基づき説明する。
図7において、CPU100は、ROM101に格納されているプログラムに従い、種々の演算、計数、判断、制御などの処理を行い、インクジェット記録装置の各部の制御を行う制御手段としての機能を有する。RAM102は入力操作部104などから入力されたデータなどの種々のデータを一時的に格納すると共に、CPU100が処理を実行する際にデータを一時的に保持するワークエリアとしての役割も果たす。また、CPU100には、記録ヘッド4の駆動を行うヘッド駆動回路106、駆動軸35を回転させる搬送モータ108を駆動する搬送モータ駆動回路107が接続されている。さらにファン31を回転させるファンモータ30を駆動するファンモータ駆動回路111、および給紙部2の給紙モータ50の駆動源である給紙モータ駆動回路113などもCPU100に接続されており、これらもCPU100によって制御される。また、CPU100には、画像データを格納するEEPROMが接続されている。さらに、搬送ベルト34によって搬送される記録媒体を検出する媒体センサ114がCPU100に接続されており、この媒体センサからの検出信号がCPU100に入力される。
図7において、CPU100は、ROM101に格納されているプログラムに従い、種々の演算、計数、判断、制御などの処理を行い、インクジェット記録装置の各部の制御を行う制御手段としての機能を有する。RAM102は入力操作部104などから入力されたデータなどの種々のデータを一時的に格納すると共に、CPU100が処理を実行する際にデータを一時的に保持するワークエリアとしての役割も果たす。また、CPU100には、記録ヘッド4の駆動を行うヘッド駆動回路106、駆動軸35を回転させる搬送モータ108を駆動する搬送モータ駆動回路107が接続されている。さらにファン31を回転させるファンモータ30を駆動するファンモータ駆動回路111、および給紙部2の給紙モータ50の駆動源である給紙モータ駆動回路113などもCPU100に接続されており、これらもCPU100によって制御される。また、CPU100には、画像データを格納するEEPROMが接続されている。さらに、搬送ベルト34によって搬送される記録媒体を検出する媒体センサ114がCPU100に接続されており、この媒体センサからの検出信号がCPU100に入力される。
次に、図8に示すフローチャートを参照しつつ、前述のCPU100によって実施される一連の制御動作の一例を説明する。
入力操作部104によって記録動作の開始が指示されると、CPU100はファンモータ駆動回路111を制御してファンモータ30を駆動し、吸引ファン31を回転させる(S101)。これにより、ダクト32内には負圧が生じる。この負圧によって、搬送ベルト34およびプラテン33の表面側の空気は、プラテン33のプラテン孔部33aおよび搬送ベルト34のベルト孔部34aを介して、ダクト3へと吸引される。次に、CPU100は、搬送モータ駆動回路107を制御して搬送モータ108を駆動させ、駆動軸35を回転させる。これにより搬送ベルト34の駆動(巡回)が開始される(S102)。
入力操作部104によって記録動作の開始が指示されると、CPU100はファンモータ駆動回路111を制御してファンモータ30を駆動し、吸引ファン31を回転させる(S101)。これにより、ダクト32内には負圧が生じる。この負圧によって、搬送ベルト34およびプラテン33の表面側の空気は、プラテン33のプラテン孔部33aおよび搬送ベルト34のベルト孔部34aを介して、ダクト3へと吸引される。次に、CPU100は、搬送モータ駆動回路107を制御して搬送モータ108を駆動させ、駆動軸35を回転させる。これにより搬送ベルト34の駆動(巡回)が開始される(S102)。
この後、CPU100は給紙モータ駆動回路113を駆動して給紙モータ50を駆動させ、給紙部2から1枚の記録媒体を搬送ベルト34の表面へと供給する(S103,104)。搬送ベルト34上に供給された記録媒体は前述のベルト孔部34aの吸気動作によって搬送ベルト34上に吸着されながら、搬送ベルト34と共に搬送方向(A方向)へと移動して行く。また、給紙部からの給紙が開始されると、記録ヘッド4より上流側に配置された媒体センサ114による媒体検出動作が開始される(S105)。本実施形態における媒体センサは、記録ヘッド9によって記録媒体への記録が開始される位置(記録開始位置)から所定距離(本実施形態では20mm)だけ上流側に離間した位置(媒体検出位置)に配置されている。記録媒体の先端がこの媒体検出位置に達すると、媒体センサ114からは検出信号がCPU100に出力される。
この後、記録媒体の先端部が記録開始位置に到達すると、CPU100がヘッド駆動回路106を制御し、記録ヘッド4から記録データに従ってインク滴が吐出され、記録が開始される。この際、記録ヘッド4からは画像の記録に寄与する主滴と共に微小なインク滴である副滴が発生し、これが搬送ベルト34の表面側の空間にミスト状に浮遊する(以下、このミスト状のインク小滴をインクミストという)。また、搬送ベルト34の表面側の空間には、搬送ベルト34および記録媒体の移動に伴って搬送方向(A方向)に向けて気流が発生しており、その気流によってインクミストは搬送方向へと流れて行く。また、記録媒体Pの先端位置に合わせて1番から5番までのシャッタ機構7−1〜7−5が順次動作する。これにより、記録媒体Pの先端部まで流れてきたインクミストは、シャッタ機構7によって閉状態となっていないプラテン孔部33aを介して吸引・回収される。すなわち、記録媒体の移動に伴ってシャッタ機構7は以下のように動作する。
前述のように、記録媒体の先端部が記録開始位置より20mm手前の位置に達すると、媒体センサ114からの検出信号を受けて、CPU100は5個のシャッタ機構7のうち1番のシャッタ機構7−1のソレノイド74をオンにする。これにより、1番目のシャッタ機構7−1と重なり合う領域R1に位置するプラテン孔部33aのうち、搬送ベルト34と重なる領域R1にあるプラテン孔部33aは、図6に示すように、シャッタ機構7−1の開口部72以外の部分と重なる。このため、このベルト孔部34aからの吸気はシャッタ機構7−1のシャッタ板71によって遮断される。
これに対し、搬送ベルト34と対向しない領域R2にあるプラテン孔部33aは、シャッタ機構7−1の開口部72に対向しているため、シャッタ機構7−1のシャッタ孔部72を介して搬送ベルト34の表面側の空間と連通した状態(開状態)になる。これにより気流と共に記録媒体の先端部まで流れてきたインクミストは、領域R2の中で搬送ベルトと対向しない領域R2内のプラテン孔部33aを介してダクト32へと吸引・回収され、図外の廃インクタンクへと排出される。
この後、記録媒体の移動に伴って、その先端部が記録開始位置から下流側へ50mm進んだ位置に達すると、CPU100がシャッタ機構7−1のソレノイドをオフ、シャッタ機構7−2のソレノイドをオンにそれぞれ切り替える。これにより1番のシャッタ機構7−1は領域R1内にあるベルト孔部34aを開状態、領域R2内にあるプラテン孔部33aを閉状態とする。また、2番のシャッタ機構7−2は領域R1内にあるベルト孔部34aを閉状態、領域R2内にあるプラテン孔部33aを開状態とする。従って、記録媒体の先端部が2番シャッタ機構に達し、インクミストが記録媒体の前端部へと流れてきた場合には、2番のシャッタ機構と重なる領域のうち、搬送ベルト34と重ならない領域R2に位置するプラテン孔部33aからインクミストを吸引・回収する。
この後、記録媒体の先端部が記録開始位置から下流側へ100mm、150mm、200mmと順次移動して行くに従って、CPU100がシャッタ機構7−2、7−3、7−4、7−5のソレノイドを順次オンさせて行く。そして、それぞれの位置において、領域R1におけるベルト孔部34aを閉状態、領域R2におけるプラテン孔部33aを開状態とする(S108〜S117)。従って本実施形態では、気流と共に下流側に流れて来るインクミストは、搬送ベルト34と重なっていないプラテン孔部33aから吸引・回収され、搬送ベルト34に形成されているベルト孔部34aからのインクミストの吸引・回収は行われない。このため、搬送ベルト34へのインクミストの付着量は、シャッタを設けていない従来の装置に比して大幅に低減され、インクによる搬送ベルトの汚損、それに伴う記録媒体および画像の汚損なども大幅に低減される。なお、記録動作が終了した後は、5番のシャッタ機構7−5をオフとし、これに重なる領域R1におけるプラテン孔部33aおよびこれに連通するベルト孔部を開状態に戻す(S119)。その後、搬送ベルト34および吸引ファン31の駆動を停止させる(S120,S121)。
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態を図9ないし図10を参照しつつ説明する。なお、本実施形態において、上記第1の実施形態と同一もしくは相当部分には同一符号を付し、重複説明は省略する。
次に本発明の第2の実施形態を図9ないし図10を参照しつつ説明する。なお、本実施形態において、上記第1の実施形態と同一もしくは相当部分には同一符号を付し、重複説明は省略する。
上記第1の実施形態では、プラテン33の下方側に複数のシャッタを配置し、各シャッタを記録媒体の先端部の位置に従って、プラテン孔部33aを順次択一的に閉じるようにした。これに対し、この第2の実施形態ではプラテン33の下方に設けた単一のシャッタ(移動部材)27を記録媒体の先端部の移動に伴って搬送方向へと往復移動させ得るように構成している。ここで、本実施形態に用いるシャッタ27は、図4に示したシャッタ板71と同様に、記録媒体の搬送方向と交差する幅方向(B方向)に延在する長方形形状の板状部材から構成され、開口部72が形成されている。但し、シャッタ27には、図4に示すようなソレノイド74およびばね75は設けられておらず、幅方向(B方向)への移動は行なわれない。このため、シャッタ27の開口部72は、図10に示すようにプラテン後部33aのうち搬送ベルト34と重ならない領域R2のプラテン孔部33aを開状態とし、搬送ベルト34と重なる領域R1のプラテン孔部33aを閉状態とするよう形成されている。
また、本実施形態では、記録媒体Pの搬送方向(A方向)と平行にシャッタ機構7を往復移動させる移動機構が設けられている。この移動機構の動作を図7に示すCPU100によって制御することにより、搬送される記録媒体Pの先端部より若干下流側にシャッタ機構7を保ちながら記録媒体を併走させることができる。なお、シャッタ27を搬送方向に沿って記録媒体と往復移動させる移動機構としては、回転型モータ、リニアモータ、シリンダまたはソレノイドなどを駆動源とした種々の構成を採ることが可能である。例えば、プラテンの下方に、搬送方向に沿って可動部を往復移動させることが可能なリニアモータを配置し、その可動部に前述のシャッタを固定することが考えられる。また、搬送方向に延出するガイド部材にシャッタ27を移動可能に保持させ、一対のプーリに掛け渡した無端ベルトをシャッタに固定し、回転型モータでプーリを正、逆に回転させてシャッタ27と共に無端ベルトを往、復動させるように構成しても良い。なお、シャッタの移動機構は、プラテン33の下方で記録媒体の移動に伴ってシャッタ27を移動させることが可能な構成であれば良く、他の構成を採ることも可能である。
また、シャッタ27およびシャッタ移動機構以外の構成、例えば、給紙部2、ベルト搬送部3、記録ヘッド4、排紙部5、プラテン33およびダクト32などの構成は上記第1の実施形態と同様である。
次に、上記構成を有する第2の実施形態においてCPU100によって実施される制御動作を図12のフローチャートを参照しつつ説明する。記録動作に際しCPU100は、まず、吸引ファン31の回転および搬送ベルト34の移動を開始する(S201,S202)。次いで、シャッタ27を記録開始位置より下流側へ10mm離れた位置へ移動させた後(S203)、給紙部2から搬送ベルト34へ給紙を行う(S204,S205)。給紙された記録媒体の先端部が記録開始位置に達すると(S207)、CPU100は記録データに基づき記録ヘッドからインクを吐出させ、記録媒体への記録動作を開始させる(S208)。また、記録動作時の記録媒体の移動に伴って、CPU100はシャッタ27の移動機構を作動させ、シャッタ27を記録媒体と併走させる(S211)。これにより、シャッタ27は記録媒体の先端部との位置関係を一定に保ちながら(記録媒体の先端部から下流側に10mm離れた位置を保ちながら)、下流側へと移動して行く。この記録動作中、搬送ベルト34および記録媒体の移動によって搬送ベルト34上には下流側へと流れる気流が発生し、その気流によって記録ヘッドからのインク吐出時に発生したインクミストも下流側へと流されて行く。そして、記録媒体の先端部に達したインクミストは、搬送ベルト34と重ならない領域R2内に位置するプラテン孔部33aを介してダクト32内に吸引・回収され、最終的に廃インクタンクへと排出される。
記録動作が進み、記録媒体の先端部が搬送領域より外側へと搬送されると、CPU100はシャッタの移動機構を制御してシャッタ27を搬送方向とは逆の方向へと移動させ(復動させ)、初期位置(記録開始位置から下流側に10mm離れた位置)に復帰させる。本実施形態では、シャッタ27の復動時の移動速度を往動時(記録動作時)の2倍の速度で行うようになっている。この後CPU100は、記録動作が終了すると、搬送ベルト34の駆動を停止させると共に吸引ファン31の回転を停止させ(S213,S214)、一連の制御動作は終了する。
以上のように、第2の実施形態においては、シャッタ27を記録媒体より若干下流側に保ちながら記録媒体と併走させ、搬送ベルト34のベルト孔部34aからのインクミストの吸引・回収を阻止する構成となっている。このため、インクミストによる搬送ベルトの汚損を低減することが可能になり、記録媒体の汚損、画像の劣化を回避することができる。さらに、第2の実施形態では、複数のシャッタを必要とせず、シャッタ自体の構成も第1の実施形態に比べて単純化することが可能になる。
(第3の実施形態)
次に本発明の第3の実施形態を図13および図14を参照しつつ説明する。
図13はこの第3の実施形態における記録媒体の搬送手段およびシャッタの移動機構などを概略的に示す側面図である。
次に本発明の第3の実施形態を図13および図14を参照しつつ説明する。
図13はこの第3の実施形態における記録媒体の搬送手段およびシャッタの移動機構などを概略的に示す側面図である。
上記第2の実施形態では、プラテンの下面に沿ってシャッタの往動および復動を行うようにした。これに対し、この第3の実施形態では、記録媒体の搬送方向に延出する環状の移動経路に沿ってシャッタ(移動部材)27を巡回させる移動機構を備えたものとなっている。図13に示すように、プラテン33の下方には、シャッタ駆動軸71とシャッタ従動軸36とが所定の距離間隔を介して配置されると共に、両軸71,72に無端ベルトであるシャッタベルト73が掛け渡されている。このシャッタベルト73の外面には前述の第2の実施形態と同様のシャッタ27が設けられており、シャッタ27はシャッタベルト73と共に一定方向(C方向)へと巡回する。すなわち、シャッタベルト73がC方向への巡回移動を行うと、シャッタ27はシャッタベルト73の上側部分の最も上流側の初期位置(図中、実線にて示す)からプラテン33の下面に沿って記録媒体の搬送方向(A方向)へと移動(往動)する。その後、シャッタベルト73と共に駆動軸71の周囲を通過し、シャッタベルト73の下側部分と共に搬送方向(A方向)とは反対の方向へと移動(復動)する。この後、シャッタ27は従動軸72の周囲に沿って移動し、初期位置に復帰する。なお、その他の構成は、上記第2の実施形態と同様であり、重複説明は省略する。
次に、この第3の実施形態においてCPU100により実施される一連の制御動作の一例を図14のフローチャートに従って説明する。記録動作を開始する際には、上記第2の実施形態と同様に、吸引ファン31の回転および搬送ベルト34の移動を開始する(S201,S202)。次いで、シャッタ27を記録開始位置より下流側へ10mm離れた位置(初期位置)へと移動させる(S203〜S205)。この後、給紙動作が行われると共に、記録媒体の先端部の検出が行なわれる(S206〜S208)。給紙された記録媒体の先端部が記録開始位置に達すると(S209)、CPU100は記録データに基づき記録ヘッドからインクを吐出させ、記録媒体に対する記録動作を開始させる(S210)。また、記録動作の開始に伴って、CPU100は図外の回転型モータを駆動し、駆動軸71を一定方向に回転させる。このときシャッタベルト73は搬送ベルト34と同一の速度でA方向へと移動するため、シャッタ27は記録媒体の先端部より下流側に10mm離れた状態を維持しつつ記録媒体と併走する(S211)。
この後、記録媒体の先端部が搬送ベルトにおける吸引搬送領域の外へと搬送されるとき、シャッタ27は前述のように駆動軸71の周囲を通過してシャッタベルト73の下側部分と共搬送方向とは逆方向へと移動する(復動する)。また、この逆方向への移動においてCPU100は回転型モータの回転速度を制御してシャッタの移動速度を往動時の2倍の速度で移動させる。この後、シャッタが初期位置(記録媒体の先端部から下流側に10mm離れた位置)へと復帰した時点で、搬送ベルト34の駆動を停止し(S217)、吸引ファンの回転を停止させる(S218)。
以上のように、この第3の実施形態においてもシャッタ27を記録媒体より若干下流側に保ちながら記録媒体と併走させるため、搬送ベルト34のベルト後部34aからのインクミストの吸引・回収を阻止することが可能となる。これにより、記録媒体の汚損、画像の劣化を回避することができる。さらに、この第3の実施形態では、シャッタを巡回させる構成となっているため、駆動源である回転型モータの回転方向を切換える必要がない。このため、この第3の実施形態ではモータの駆動制御を単純化することができると共に、シャッタの移動をスムーズに行うことが可能となり、振動の少ない記録動作を実現することができる。
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態では、記録媒体の搬送方向との交差方向にインクの吐出口を配置した記録ヘッドを搬送方向において固定した、所謂フルライン型のインクジェット記録装置を例に採り説明した。しかしながら、本発明はフルライン型のインクジェット記録装置に限定されるものではない。すなわち、記録媒体の搬送方向との交差方向にインクの吐出口を配置した記録ヘッドを前記交差方向に沿って往復移動可能に設けた、所謂シリアル型のインクジェット記録装置にも本発明は適用可能である。
なお、上記各実施形態では、記録媒体の搬送方向との交差方向にインクの吐出口を配置した記録ヘッドを搬送方向において固定した、所謂フルライン型のインクジェット記録装置を例に採り説明した。しかしながら、本発明はフルライン型のインクジェット記録装置に限定されるものではない。すなわち、記録媒体の搬送方向との交差方向にインクの吐出口を配置した記録ヘッドを前記交差方向に沿って往復移動可能に設けた、所謂シリアル型のインクジェット記録装置にも本発明は適用可能である。
1 インクジェット記録装置
4 記録ヘッド
7 シャッタ機構
7−1〜7−5 1番〜5番のシャッタ機構
27 シャッタ(移動部材)
31 吸引ファン(吸引手段)
33 プラテン
33a プラテン孔部
34 搬送ベルト
34a ベルト孔部
P 記録媒体
4 記録ヘッド
7 シャッタ機構
7−1〜7−5 1番〜5番のシャッタ機構
27 シャッタ(移動部材)
31 吸引ファン(吸引手段)
33 プラテン
33a プラテン孔部
34 搬送ベルト
34a ベルト孔部
P 記録媒体
Claims (8)
- 所定の搬送方向に沿って搬送される記録媒体に対し、インク滴を吐出可能な記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置であって、
複数のベルト孔部を有し、前記搬送方向に沿って移動する搬送ベルトと、
複数のプラテン孔部を有し、前記搬送ベルトの裏面側に設けられたプラテンと、
前記搬送ベルトの表面側の空気を前記プラテン孔部およびベルト孔部を介して吸引することにより、前記搬送ベルトの表面への記録媒体の吸着および前記搬送ベルトの表面側の空間で浮遊するインクミストの吸引を行う吸引手段と、
前記搬送ベルトに形成されているベルト孔部のうち、前記搬送ベルトに吸着している前記記録媒体より下流側に位置するベルト孔部による吸気を遮断する遮断手段と、を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記遮断手段は、前記搬送ベルトに形成された前記ベルト孔部のうち、前記搬送ベルトに吸着された記録媒体よりも前記搬送方向において下流側に位置する前記プラテン孔部と前記吸引手段との連通を遮断することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 前記遮断手段は、前記プラテン孔部に対向して配置されたシャッタ機構を備え、
前記シャッタ機構は、前記搬送方向における所定の幅の領域ごとに、前記搬送ベルトに形成されている前記プラテンに形成されているプラテン孔部を通気状態と遮断状態とに切換え可能であり、前記記録媒体の移動に伴って、該記録媒体の先端部より下流側に位置する前記所定の幅の領域に形成された前記プラテン孔部の通気を遮断することを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。 - 前記遮断手段は、前記搬送ベルトによる記録媒体の搬送方向と平行する方向に沿って往復移動可能な移動部材を備え、該移動部材は前記記録媒体の先端部より下流側に位置する所定の幅の領域に形成された前記プラテン孔部の通気を遮断することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記遮断手段は、前記搬送ベルトによる記録媒体の搬送方向に沿って延在する環状の移動経路に沿って巡回する移動部材を備え、該移動部材は、前記記録媒体の先端部より下流側に位置する所定の幅の領域に形成された前記プラテン孔部の通気を遮断するよう巡回することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録ヘッドは、前記搬送方向との交差方向に沿って配置された複数のインクの吐出口を有すると共に、前記交差方向において固定されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録ヘッドは、前記搬送方向に沿ってインクの吐出口が配置され、かつ前記搬送方向との交差方向に沿って移動可能であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
- 複数のベルト孔部を有する搬送ベルトを複数のプラテン孔部を有するプラテンに配置し、前記プラテン孔部およびベルト孔部から吸気を行うことによって前記搬送ベルトに記録媒体を吸着させつつ、前記搬送ベルトを移動させる一方、前記記録媒体にインクを吐出して記録を行うことにより画像を記録するインクジェット記録装置におけるインクミスト回収方法であって、
前記搬送ベルトの表面側の空気を前記プラテン孔部およびベルト孔部を介して吸引することにより、前記搬送ベルトの表面への記録媒体の吸着および前記搬送ベルトの表面側の空間で浮遊するインクミストの吸引を行うと共に、
前記搬送ベルトに形成されているベルト孔部のうち、前記搬送ベルトに吸着している前記記録媒体より下流側に位置するベルト孔部による吸気を遮断することを特徴とするインクジェット記録装置のインクミスト回収方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011281668A JP2013129162A (ja) | 2011-12-22 | 2011-12-22 | 記録装置および記録装置におけるインクミスト回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011281668A JP2013129162A (ja) | 2011-12-22 | 2011-12-22 | 記録装置および記録装置におけるインクミスト回収方法 |
Publications (1)
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JP2013129162A true JP2013129162A (ja) | 2013-07-04 |
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ID=48907150
Family Applications (1)
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JP2011281668A Pending JP2013129162A (ja) | 2011-12-22 | 2011-12-22 | 記録装置および記録装置におけるインクミスト回収方法 |
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JP (1) | JP2013129162A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2915675A1 (en) * | 2014-03-03 | 2015-09-09 | Kyocera Document Solutions Inc. | Conveyor device and inkjet recording device including conveyor device |
CN105564052A (zh) * | 2014-11-04 | 2016-05-11 | 海德堡印刷机械股份公司 | 印刷机 |
CN106739547A (zh) * | 2016-09-06 | 2017-05-31 | 深圳汉华工业数码设备有限公司 | 一种数码印刷设备 |
JP2020062755A (ja) * | 2018-10-15 | 2020-04-23 | コニカミノルタ株式会社 | 用紙搬送装置およびインクジェット画像形成装置 |
-
2011
- 2011-12-22 JP JP2011281668A patent/JP2013129162A/ja active Pending
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