JP4455138B2 - インクジェット装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ライン型のインクジェット装置に関する。
インクジェット式のヘッドからインクを吐出して記録を行なうライン型インクジェット装置においては、そのインク流路内に、塵埃やインク自体の変性物、顔料系インクにあっては顔料の凝集物等が存在することが知られている。これらの異物が当該ヘッドのノズルまで到達してしまうと、ノズルの目詰まりが生じ、インクの吐出不良が発生する。
かかる異物を除去する手段として、従来、インクタンクからヘッド側に直接インクを供給する方式のインクジェット装置においては、インクタンクとヘッドとの間を結ぶインク流路の途中に、フィルタ装置を設けている(例えば、特許文献1参照)。また、インクタンクから中間タンクを経由してヘッド側にインクを供給する方式のインクジェット装置においては、インクタンクと中間タンクとの間を結ぶインク流路の途中に、フィルタ装置を設置するものとしている(例えば特許文献2参照)。
しかし、上記のような設置構成のフィルタ装置によると、確かに異物の除去効果は認められるものの、インクヘッドのノズルへインクを分配するディストリビュータよりも上流のインク流路で異物を捕獲し除去するものなので、ディストリビュータ内で生じたインク自体の変性物や顔料の凝集物等の異物や、ディストリビュータ以外の部位で発生してディストリビュータ内に入り込んだかかる異物の除去に対しては効果がなく、そのような異物によってインクの吐出不良が発生するおそれが大である。特に、インクが長期間装置内で放置された場合等にこの影響が顕著に現れる。
多数のノズルが用いられるライン型のインクジェット装置においては、シリアル方式のインクジェット装置に比べて、ヘッドの吐出安定性という面で高い信頼性が求められるため、上記課題を解決することが強く要望されていた。
特開昭62−257857号公報
特開2003−11380号公報
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、インク自体の変性物や顔料の凝集物のような異物を効果的に除去でき、ヘッドの吐出安定性の向上を図るのに好適なインクジェット装置と、その制御方式、並びに同装置のディストリビュータを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、インクタンクから中間タンクを介してディストリビュータ内にインクを供給し、このディストリビュータからこれに連結されている複数のヘッドに対して該ディストリビュータ内のインクを分配供給し、前記複数のヘッドからインクを吐出させて印刷を行なうインクジェット装置において、前記ディストリビュータから前記複数のヘッドへのインクの分配供給経路中に設けられ、前記インクの分配供給を遮断可能な遮断手段と、前記遮断手段により前記インクの分配供給が遮断された状態であるときに、前記ディストリビュータ内のインクをフィルタを通して循環させる循環手段と、前記遮断手段を所定のタイミングで駆動可能な制御手段とを有することを特徴とする。
本発明では、遮断手段によりディストリビュータから複数のヘッドへのインクの分配供給経路が遮断され、この状態で循環手段が作動し、ディストリビュータ内のインクがフィルタを通して循環する。これにより、インクタンクからディストリビュータに至るインク供給経路において、そのインク供給経路内に含まれている異物、例えば塵埃やインク自体の変性物、顔料系インクにあっては顔料の凝集物がフィルタで捕獲し除去される。
前記循環手段については、例えば、前記ディストリビュータの下部内面側に一端を開口し、かつ、前記ディストリビュータの上部内面側に他端が開口した循環流路と、前記循環流路の途中に設けられた前記フィルタと、前記循環流路の途中に設けられ、前記循環流路の一端側からディストリビュータ内の下方のインクを吸出し、前記フィルタを経由して前記循環流路の他端側からインクを前記ディストリビュータ内に戻すように、インクを循環駆動するポンプとを有する構成を採用してもよい。
このような構成によると、ディストリビュータ内の下方側のインクが最初にインク吸込み口から吸引されてフィルタ側へ送られるから、ディストリビュータ内で異物をいたずらに拡散させることなく迅速にフィルタ側へ送ることができ、かかる異物を高い確率で除去することが可能である。
前記ディストリビュータから前記複数のヘッドへのインクの分配供給経路は、前記ディストリビュータ内部と前記各ヘッドとを連通する複数の管からなる構成を採用することができ、また、前記遮断手段は、前記ディストリビュータ内に設けられ前記複数の管の各内径部に対応する位置に複数の貫通孔が形成されたシャッタ板と、前記シャッタ板を前記ディストリビュータに対して選択的に移動させて前記ディストリビュータから前記複数のヘッドへのインクの供給を遮断した状態とインクを供給する状態とをつくるアクチュエータとを有する構成を採用することができる。
前記アクチュエータとしては、前記シャッタ板を往復駆動するリニア型のアクチュエータを採用することができる。
また、前記アクチュエータについては、前記シャッタ板を所定の軸線周りに回転駆動する回転型のアクチュエータを採用することもできる。
前記制御手段は、少なくとも前記インクジェット装置の電源投入時に前記遮断手段および前記循環手段を駆動するように構成してよい。
前記制御手段は、前記複数のヘッドによる印刷動作継続時間を検知する手段を備え、印刷動作継続時間が所定の時間に達する度に前記遮断手段および前記循環手段を駆動するように構成してもよい。
さらに、前記制御手段は、前記複数のヘッドによる印刷動作に基づく印刷枚数をカウントする手段を備え、積算印刷枚数が所定の枚数に達する度に前記遮断手段および前記循環手段を駆動するように構成することもできる。
また、前記制御手段は、前記複数のヘッドのインク吐出回数を検知する手段を備え、インク吐出回数が所定の回数を越える度に前記遮断手段および前記循環手段を駆動するように構成してもよい。
本発明によると、ディストリビュータ内のインクを循環させることにより、その循環系内のフィルタで異物を除去するものであるから、インクを無駄に消費することなく、ディストリビュータ内の異物を効果的に除去することができ、異物によるインクの吐出不良が減り、ヘッドの吐出安定性の向上を図れるという作用効果を奏する。
特に、本発明において、循環系の構成として、循環流路の一端側からディストリビュータ内の下方側のインクが吸い込まれてフィルタ側へ送られるという構成を採用したものによると、ディストリビュータ内で異物をいたずらに拡散させることなく迅速にフィルタ側へ送ることができる。従って、かかる異物を高い確率で除去することができ、より一層ヘッドの吐出安定性が高まるという作用効果が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用したライン型のインクジェット装置の概略構成を示す正面図である。同図のインクジェット装置1は装置本体2を有し、この装置本体2の上面部には、原稿読取手段3と操作パネル4が設置されている。また、同装置本体2の内部には、用紙搬送機構5、インク吐出用のライン型ヘッド6を含む印刷機構、制御手段7等が収容されており、さらに、同装置本体2の側面には、給紙台8と排紙台9が設けられている。尚、給紙台8は装置本体2の一側面に設置され、排紙台9は、給紙台8の設置面とは反対の他側面に設置されている。
原稿読取手段3は、スキャナ等により原稿の画像を読み取る構造となっている。この原稿読取手段3で読み取った原稿画像は、画像データとして、装置本体2内の制御手段7に送出されて、制御手段7で処理される。
操作パネル4は、所望の印刷モードや印刷開始命令などをオペレータが入力しうる入力手段であり、具体的には、各種設定用の画面やメッセージ等を表示する表示部と、印刷スタートボタンや印刷ストップボタン等を含む各種のボタン類から構成されている。
給紙台8上には印刷前の用紙が複数積載される。この給紙台8上の用紙は一枚ずつ装置本体2内部の用紙搬送機構5上に送られる。この用紙の送り動作は、装置本体2内の給紙台8側に設けられているピックアップローラ10等の用紙送り手段により行なわれる。
用紙搬送機構5は、給紙台8から排紙台9の方向へ用紙を搬送する手段であり、具体的には、給紙台8側と排紙台9側に配置された一対のプーリ11、12と、この両プーリ11、12間に掛けられたエンドレスのベルト13とを有する、ベルト搬送機構として構成されている。また、この用紙搬送機構5は、ベルト13の上面が用紙搬送面13aとして構成され、この用紙搬送面13a上に給紙台8側から送られてきた用紙を配置して排紙台9の方向へ搬送する。
排紙台9上には印刷済みの用紙が複数積載される。この印刷済みの用紙は用紙搬送機構5により排紙台9側へ排出されたものである。
インク吐出用のライン型ヘッド6は、用紙搬送機構5の用紙搬送面13aから上方へ所定距離だけ離れた位置に配置され、かつ、その位置から用紙搬送面13a上の用紙に対してインクを吐出して、当該用紙の表面に所定の印刷を施す。
図1において、ヘッド61aとヘッド61bは、用紙の搬送方向と直交する方向に沿って互いに千鳥状に4個ずつ並べられて、一連の黒色インク吐出用のライン型ヘッド6を構成している(図3参照)。そして、この黒色インク吐出用のライン型ヘッド6は、上記合計8つのヘッド61a、61bで黒色インク吐出用の1ライン分を形成している。尚、この黒色インク吐出用のライン型ヘッド6を構成する各ヘッド61a、61bには、用紙搬送方向と直交する方向に沿って複数のノズル(図示省略)が形成されており、これらのノズルからインクが吐出される。
図1に示されている他のヘッド62a、62b、ヘッド63a、63b、およびヘッド64a、64bは、それぞれ吐出するインクの色が前記ヘッド61a、61bと異なるだけで、それ以外の構成は前記ヘッド61a、61bと同様であるため、その詳細説明は省略する。尚、ヘッド62a、62bを4つずつ千鳥状に並べて構成されるライン型ヘッド6は、シアン色のインクを吐出するものである。また、ヘッド63a、63bを同様に並べて構成されるライン型ヘッド6は、マゼンタ色のインクを吐出するものであり、ヘッド64a、64bを同様に並べて構成されるライン型ヘッド6は、イエロー色のインクを吐出するものである。
次に、ライン型ヘッド6へのインク供給系について図2と図3を基に説明する。尚、ここでは黒色インク吐出用のライン型ヘッドについて説明するが、この説明は、黒色インク吐出用のライン型ヘッドに限定されるものではなく、シアン色インク吐出用のライン型ヘッドと、マゼンタ色インク吐出用のライン型ヘッドと、イエロー色インク吐出用のライン型ヘッドにも同様に適用される。
図2は、本発明の要部に係る第1の実施形態であって、インクタンク14からヘッド61a、61bに至るインク供給系の説明図、図3は、図2の矢印A方向からの矢視図である。尚、この図2においては、ディストリビュータ15に対して前述した4つのヘッド61aのみが連結される構成となっているが、これは前述した他の4つのヘッド61bを便宜上省略したものであり、実際には、1つのディストリビュータ15に対して、前述した4つのヘッド61aとさらに4つのヘッド61bとからなる合計8つのヘッドが、図3の想像線(二点破線)で示すように千鳥状に連結されている。また、図3においては、説明の便宜上、ヘッド部分を切り欠き、各ヘッド61a、61bを想像線(二点破線)で示すものとした。
図1のインクジェット装置1は、装置本体2内部に、図2に示すようなインク供給系を有している。この図2のインク供給系は、インクタンク14から中間タンク16を介してディストリビュータ15内にインクを供給し、このディストリビュータ15からこれに連結されている複数のヘッド、すなわちライン型ヘッド6を構成するヘッド61a、61bに対して、ディストリビュータ15内のインクを分配供給するものである。
インクタンク14と中間タンク16は、その間を結ぶインク流路17を介して連通している。このインク流路17の途中には、モータ18により駆動される吸引ポンプ19が設置されており、この吸引ポンプ19の駆動により、インクタンク14内のインクは、インク流路17を通じて中間タンク16内へ供給される。
中間タンク16とディストリビュータ15は、その間を結ぶインク流路20を介して連通しており、中間タンク16内のインクは、このインク流路20を通じてディストリビュータ15内に供給される。
ディストリビュータ15の外部底面には、上述した8つのヘッド61a、61bにそれぞれ一つずつ対応させて、それと同数(本例では8つ)の管21−1からなる分配供給経路21が設けられている。分配供給経路21の一端21a側、すなわち分配供給経路21を構成する各管21−1の一端側は、ディストリビュータ15の内部底面に開口し、また、この分配供給経路21の他端21b側、すなわち分配供給経路21を構成する各管21−1の他端側は、それぞれ個別に対応するヘッド61a、61b側に開口している。
ディストリビュータ15と複数のヘッド61a、61bとは、上記のような分配供給経路21を介して連通し、ディストリビュータ15内のインクは、この分配供給経路21を通じて各ヘッド61a、61b側に供給される。
ディストリビュータ15は、円筒状に形成されるとともに、その内部に、シャッタ板22と、リニア型のアクチュエータ23(以下「リニアアクチュエータ」という)を有している。
シャッタ板22は、ディストリビュータ15から複数のヘッド61a、61bへのインクの分配供給経路21中に設けられ、そのインクの分配供給を遮断可能とする遮断手段として機能する。具体的には、このシャッタ板22は、ディストリビュータ15の内部底面側に位置し、かつ、図示しない支持部材により、ディストリビュータ15の内部底面に対して図2中矢印B及び矢印C方向のみに摺動可能に支持されている。
リニアアクチュエータ23は、シャッタ板22を往復駆動することで、該シャッタ板22をディストリビュータ15に対して選択的に移動させて、ディストリビュータ15から各ヘッド61a、61bへのインクの供給を遮断した状態とインクを供給する状態とをつくる手段であり、このリニアアクチュエータ23は、具体的には以下のように構成されている。
アクチュエータ23は、ディストリビュータ15の内部底面側に取り付け固定されるとともに、シャッタ板22の摺動方向(図中矢印B及び矢印C方向)に沿って直線的にスライド動作する出力軸24を有している。
そして、本実施形態では、このリニアアクチュエータ23の出力軸24に、シャッタ板22を一体に取り付け固定している。従って、リニアアクチュエータ23の出力軸24を前後にスライド駆動する制御が行われると、その出力軸24と一体にシャッタ板22も同方向、すなわち図2中矢印Bまたは矢印C方向に往復駆動される。
また、図3に示すように、シャッタ板22には、上述した8つのヘッド61a、61bにそれぞれ一つずつ対応させて、それと同数の貫通孔25a、25b(4つの貫通孔25aとさらに4つの貫通孔25bとで合計8つ)が形成されている。これら8つの貫通孔25a、25bは、分配供給経路21を構成する複数の管21−1の各内径部に対応する位置に形成されている。
分配供給経路21の一端21a、すなわちディストリビュータ側接続口21aの内径部は、図2の矢印A方向から見て、図3に示すシャッタ板22における上記8つの貫通孔25a、25bの内径部と完全に一致するように形成されている。本実施形態では、このような一致の状態が得られるときのシャッタ板22のスライド位置を、同シャッタ板22の開放位置とする。
本実施形態では、上記のようにシャッタ板22が開放位置にあるときに、シャッタ板22の貫通孔25a、25bおよび分配供給経路21を介して、ディストリビュータ15と各ヘッド61a、61bとが連通し、ディストリビュータから各ヘッドへのインクの分配供給経路21が開放される。そして、この分配供給経路21を通じて、ディストリビュータ15の内部から各ヘッド61a、61b側へのインク供給が可能となる。
開放位置にあるシャッタ板22がリニアアクチュエータ23により図2の矢印B方向にスライド駆動され移動すると、シャッタ板22の貫通孔25a、25bは、分配供給経路21のディストリビュータ側接続口21aから横方向にずれて、ディストリビュータ15の内部底面と密着する。これにより、ディストリビュータ15内から各ヘッド61a、61bへのインクの分配供給経路21は完全に遮断される。本実施形態では、このような遮断の状態が得られるときのシャッタ板22のスライド位置を、同シャッタ板22の閉位置とする。
ディストリビュータ15には循環流路26が接続されている。この循環流路26は、ディストリビュータ15内のインクを、フィルタを通して循環させる循環手段の一部を構成するものであって、かかる循環流路26の一端26a側は、ディストリビュータ15の内部底面側に開口し、同循環流路26の他端26b側は、ディストリビュータ15の上部内面側に開口している。そして、このような循環流路26の途中に、同循環手段の一部を構成する循環ポンプ27とフィルタ装置28が設置されている。フィルタ装置28内にはフィルタが設けられている。また、循環ポンプ27は、循環流路26の一端26a側からディストリビュータ15内の下方のインクを吸出し、フィルタ装置28内のフィルタを経由して循環流路26の他端26b側からインクをディストリビュータ15内に戻すようにインクを循環駆動する。尚、循環ポンプ27とフィルタ装置28の具体的な構成については公知であるので、その詳細説明は省略する。
本実施形態の場合、上記循環ポンプ27は、循環流路26の一端26a側からディストリビュータ15内のインクを吸い出すように作動する。このとき、循環流路26の一端側はディストリビュータ15の内部底面側に開口しているから、ディストリビュータ15内の下方側のインクが循環流路26内に吸い込まれる。
また、上記の如く循環流路26内に吸い込まれたインクは、フィルタ装置28側へ送られ、同装置28内部の図示しないフィルタを通過する。そして、このフィルタの通過により濾過されたインクは、循環流路26の他端26b側からディストリビュータ15内に戻される。このとき、循環流路26の他端26b側はディストリビュータ15の上部内面に開口しているから、当該インクはディストリビュータ15内の上部側に戻される。
循環流路26の一端26a側と他端26b側には、それぞれ電磁弁29、30が組み込まれている。この2つの電磁弁29、30は、循環流路26を介するインクの循環時に開となる。本実施形態では、インクタンク14から中間タンク16を介してディストリビュータ15内にインクが供給され、このディストリビュータ15内から各ヘッド61a、61bにインクが分配供給され、該各ヘッド61a、61bからインクが吐出されるが、このように各ヘッド61a、61bからインクが吐出される通常印刷時には、上記両電磁弁29、30は閉じられ、また循環ポンプ27も駆動されず、ディストリビュータ15の内部はインクがフルに充填された状態となる。
尚、図示と詳細な説明は省略するが、本実施形態のインクジェット装置1においてもディストリビュータ15内のエアー抜き手段が採用されている。
次に、図1のインクジェット装置1に設けられている制御手段7について、図4を用いて詳細に説明する。
図4に示したように、制御手段7は、一般的なハードウエア構成として、CPU31、ROM32、RAM33、入出力インターフェース34を有している。また、入出力インターフェース34には、ライン型ヘッド6のヘッド駆動回路35、アクチュエータ駆動回路36、吸引ポンプ19のモータ駆動回路37、電磁弁駆動回路38、循環ポンプ27のモータ駆動回路39等、各種回路が電気的に接続されている。前記操作パネル4もこの入出力インターフェース34に接続されている。
アクチュエータ駆動回路36は、入出力インターフェース34を介するCPU31からの指令に基づき、リニアアクチュエータ23を駆動して、これに連結されているシャッタ板22を前後にスライド移動させる。
電磁弁駆動回路38は、入出力インターフェース34を介するCPU31からの指令に基づき、電磁弁29、30を開閉する。
循環ポンプ27のモータ駆動回路39は、入出力インターフェース34を介するCPU31からの指令に基づき、当該循環ポンプ27の駆動と停止を行なう。吸引ポンプ19のモータ駆動回路37も同様である。
ヘッド駆動回路35は、入出力インターフェース34を介するCPU31からの指令に基づき、ヘッド61a、61bを駆動し、当該ヘッド61a、61bからインクを所定量吐出させる。
ROM32内には、異物をフィルタで除去するインク改善プログラムや、通常印刷の実行に必要な印刷実行プログラム等、各種プログラムが格納されている。RAM33は、CPU31によるプログラムの実行時に作業エリア等として使用される。
前記インク改善プログラムとは、制御手段7のCPU31が、所定のタイミングで、以下の(イ)〜(ハ)の制御を上から順番に実行するものである。
ここで、所定のタイミングとは、(1)インクジェット装置1の電源投入時、(2)ヘッドによる印刷動作継続時間が所定の時間に達する度、(3)積算印刷枚数が所定の枚数に達する度、(4)インク吐出回数が所定の回数を越える度、(5)インクジェット装置1がユーザ入力による印刷状態改善要求命令を受けた時である。これらの時期を判断する手法については後述する。
(イ)シャッタ板22とリニアアクチュエータ23とからなる遮断手段を駆動し、各ヘッド61a、61bへのインクの分配供給を遮断する。すなわち、リニアアクチュエータ23を駆動して、シャッタ板22を閉位置に移動させる。これにより、シャッタ板22の貫通孔25a、25bが、分配供給経路21のディストリビュータ側接続口21aから横方向にずれて、ディストリビュータ15の内部底面と密着し、ディストリビュータ15の内部と各ヘッド61a、61bとを結ぶ分配供給経路21が完全に遮断される。尚、リニアアクチュエータ23の駆動については、上記所定のタイミングが到来したときに、CPU31が、入出力インターフェース34を通じてアクチュエータ駆動回路36に対し、駆動の指令を出力することによるものである。
(ロ)循環流路26、フィルタ装置28のフィルタ、および循環ポンプ27からなる循環手段を駆動して、ディストリビュータ15内のインクを循環させる。すなわち、2つの電磁弁29、30を開放し、循環ポンプ27を駆動することにより、そのディストリビュータ15内のインクを循環流路26内に通流させる。このとき、ディストリビュータ15内のインクは、循環流路26内を図2中矢印D方向に流れる。具体的には、ディストリビュータ15内のインクは、ディストリビュータ15下部側から循環流路26の一端26a側に流れ込んで、フィルタ装置28のフィルタ側へ送られる。つまり、本実施形態においては、ディストリビュータ15内に存在するインク全体のうち、特にディストリビュータ15内の下方側のインクが最初に吸引されてフィルタ側へ送られる。そして、このフィルタ側に送られたインクは、フィルタを通過後、さらにディストリビュータ15上部側から再び同ディストリビュータ15の内部に戻される。このようにフィルタを通す方式のインクの循環動作は、所定時間または所定のインク体積分行なわれる。ここで、所定のインク体積分とは、ディストリビュータ15内にフルに充填されているインクの体積分としてもよい。尚、前記電磁弁29、30の開放動作は、リニアアクチュエータ23の駆動と同時又はその駆動の前若しくは後に、CPU31が、入出力インターフェース34を通じて電磁弁駆動回路38に対し、駆動の指令を出力することによるものである。また、前記循環ポンプ27の駆動動作は、電磁弁29、30の開放を待って行なわれる。具体的には、CPU31が、入出力インターフェース34を通じて循環ポンプ27のモータ駆動回路39に対し、駆動の指令を出力することによるものである。
(ハ)電磁弁29、30を閉じ、循環ポンプ27の駆動を停止する。尚、この電磁弁29、30を閉じる動作や循環ポンプ27の停止動作については、具体的には、上述した電磁弁29、30の開放動作や循環ポンプ27の駆動動作に準ずる方式で、CPU31の指令に基づき行なわれる。
(ニ)リニアアクチュエータ23を駆動して、シャッタ板22を開放位置に戻す。これ以降は通常の印刷動作に移行する。
ここで、上記(1)〜(5)の時期を判断する手法について説明する。
操作パネル4に設けられている電源ON、OFF用のボタンが押下されると、当該ボタンから入出力インターフェース34を通じてCPU31側に信号が出力される、という制御手段7の構成が採用される場合には、その信号があった時をもって上記(1)の時期、すなわちインクジェット装置の電源投入時と判断してもよい。
インクジェット装置1の印刷動作継続時間をRAM33上に設けたカウンタで累積的に計測する、という制御手段7の構成が採用される場合には、そのカウンタの値が所定値となった時をもって、上記(2)の時期、すなわちヘッドによる印刷動作継続時間が所定の時間に達した時と判断してもよい。この場合、印刷動作継続時間の計測はCPU31により行なわれるから、CPU31が印刷動作継続時間を検知する手段として機能する。
インクジェット装置1のヘッドによる印刷動作に基づく印刷枚数をRAM33上に設けた他のカウンタで累積的に計数する、という制御手段7の構成が採用される場合には、かかるカウンタの値が所定値となった時をもって、上記(3)の時期、すなわち積算印刷枚数が所定の枚数に達した時と判断してもよい。この場合、印刷枚数の計数はCPU31により行なわれるから、CPU31が積算印刷枚数を検知する手段として機能する。
ヘッド61a、61bからのインクの吐出回数をRAM33上に設けた更に他のカウンタで累積的に計数する、という制御手段7の構成が採用される場合には、かかるカウンタの値が所定値となった時をもって、上記(4)の時期、すなわちインク吐出回数が所定の回数を越えた時と判断してもよい。この場合、インク吐出回数の計数はCPU31により行なわれるから、CPU31がインク吐出回数を検知する手段として機能する。
上記「印刷状態改善要求命令」とは、ユーザが実際に印刷状態が良くないと感じた時に印刷状態の改善を要求する命令であり、この命令に関しては、例えば、操作パネル4のボタン類の中に印刷改善用のボタンが設けられ、かつ、このボタンがユーザによって押下されると、当該ボタンから入出力インターフェース34を通じてCPU31側に信号が出力される、という制御手段7の構成が採用される場合には、その信号の出力があった時をもって、ユーザ入力による印刷状態改善要求命令があった時と判断してもよい。
以上説明した(イ)〜(ニ)のような制御動作は、ディストリビュータ15内のインクを循環させることにより、その循環系内のフィルタでインク供給経路内の異物を捕獲除去するものであるから、かかる制御動作が行なわれる本実施形態のインクジェット装置1にあっては、インクを無駄に消費することなく、ディストリビュータ15内の異物を効果的に除去することができる。
インク供給経路内の異物のうち、特にインク自体の変性物や顔料の凝集物は下方に堆積する傾向がある。このため、本実施形態のように、ディストリビュータ15内の下方側のインクを最初に吸引してフィルタ側へ送るようにした構成によると、ディストリビュータ15内で異物をいたずらに拡散させることなく迅速にフィルタ側へ送ることができ、かかる異物を高い確率で除去することが可能である。
また、上記のような制御動作によると、インクタンク14と中間タンク16との間を結ぶインク流路にフィルタ装置を設けた従来装置に比べて、より高い確率で異物を除去することが可能である。なぜならば、上記制御動作は、インクタンク14や中間タンク16よりも下流に位置するディストリビュータ15側において異物の捕獲除去を行なうものなので、中間タンク16の内部やディストリビュータ15の内部に進入した異物や、これらの内部で発生した異物も除去の対象となるからである。
図5は、本発明の要部に係わる第2の実施形態であって、インクタンク14からヘッド61a、61bに至るインク供給系の説明図であり、図6は、図5の矢印D方向からの矢視図である。尚、図6でも、図3と同様に説明の便宜上、ヘッド部分を切り欠き、各ヘッド61a、61bを想像線(二点破線)で示すものとした。以下、この図5と図6を用いて第2の実施形態が前述した第1の実施形態と異なる点のみを説明する。
図5、図6に示したように、ディストリビュータ15の内部底面には、円板状のシャッタ板40(以下「円形シャッタ板」という)が設けられ、また、ディストリビュータ15の外部底面には、回転型のアクチュエータ41(以下「回転アクチュエータ」という)が設けられており、この回転アクチュエータ41により、円形シャッタ板40は、その中心を軸として、正逆両方向(図6中の矢印Eで示す方向)に回転駆動される。
円形シャッタ板40にも4つの貫通孔25aが形成されている。尚、円形シャッタ板40にはさらに4つの貫通孔25bが形成されているが、説明の便宜上、それらの図示は省略されている。また、図6は、円形シャッタ板40が開放位置にあるときの貫通孔25aの位置を実線で図示し、円形シャッタ板40が閉位置に移動したときの貫通孔25aの位置を想像線で図示した。この第2の実施形態においても、円形シャッタ板40が開放位置にあるとき、当該4つの貫通孔25bの内径部は、分配供給経路21のディストリビュータ側接続口21aの内径部と一致する。他の4つの貫通孔25bについても同様である。
従って、円形シャッタ板40が開放位置にあるときは、貫通孔25a、25b(図6中の実線で図示した貫通孔)と分配供給経路21を介して、ディストリビュータ15と各ヘッド61a、61bとが連通し、ディストリビュータから各ヘッドへのインクの分配供給経路21が開放され、この分配供給経路21を通じてディストリビュータ15の内部から各ヘッド61a、61b側へのインク供給が可能となる。
また、開放位置にある円形シャッタ板40が回転アクチュエータ41により回転駆動されて移動すると、円形シャッタ板40の貫通孔25a、25bは、図6中の想像線で示したように、分配供給経路21のディストリビュータ側接続口21aからずれて、ディストリビュータ15の内部底面と密着する。これにより、ディストリビュータ15内から各ヘッド61a、61bへのインクの分配供給経路21は完全に遮断される。よって、このような円形シャッタ板40を採用したものもまた、前記第1の実施形態のシャッタ板22と同様に、ディストリビュータ15から複数のヘッド61a、61bへのインクの分配供給経路を所定のタイミングで遮断することができるから、前記第1の実施形態と同様な効果が得られる。
上記第1及び第2の実施形態では、円筒状のディストリビュータ15を採用したが、これに代えて、図示は省略するが、ディストリビュータ15を中空直方体状に形成し、その内部両側面あるいは一側面にシャッタ板22を設けてもよい。すなわち、シャッタ板をディストリビュータの底面部ではなく、側面部に設けてもよい。この場合、分配供給経路21のディストリビュータ側接続口21aは、前記シャッタ板22の設置位置に合わせて、ディストリビュータ15の内部側面に開口するものとする。尚、この場合、シャッタ板22を第1実施形態のようにリニア型のアクチュエータ23で駆動するようにしてもよく、第2実施形態のように回転型のアクチュエータ41で駆動するようにしてもよい。
本発明を適用したライン型インクジェット装置の概略構成を示す正面図。 本発明の要部に係る第1の実施形態であって、インクタンクからヘッドに至るインク供給系の説明図。 図2の矢印A方向からの矢視図である。 図1のインクジェット装置に設けられている制御手段の説明図。 本発明の要部に係わる第2の実施形態であって、インクタンクからヘッドに至るインク供給系の説明図。 図5の矢印D方向からの矢視図。
符号の説明
1 ライン型のインクジェット装置
2 装置本体
3 原稿読取手段
4 操作パネル
5 用紙搬送機構
6 インク吐出用のライン型ヘッド
7 制御手段
8 給紙台
9 排紙台
10 ピックアップローラ
11、12 プーリ
13 ベルト
13a 用紙搬送面
14 インクタンク
15 ディストリビュータ
16 中間タンク
17 インク流路
18 モータ
19 吸引ポンプ
20 インク流路
21 分配供給経路
21−1 分配供給経路を構成する管
21a 分配供給経路の一端(分配供給経路を構成する各管の一端側、ディストリビュータ側接続口)
21b 分配供給経路の他端(分配供給経路を構成する各管の他端)
22 シャッタ板
23 リニア型のアクチュエータ(リニアアクチュエータ)
24 出力軸
25a、25b 貫通孔
26 循環流路
26a 循環流路の一端
26b 循環流路の他端
27 循環ポンプ
28 フィルタ装置
29、30 電磁弁
31 CPU
32 ROM
33 RAM
34 入出力インターフェース
35 ヘッド駆動回路
36 アクチュエータ駆動回路
37 吸引ポンプのモータ駆動回路
38 電磁弁駆動回路
39 循環ポンプのモータ駆動回路
40 円板状のシャッタ板(円形シャッタ板)
41 回転型のアクチュエータ(回転アクチュエータ)
61a、61b ヘッド(黒色のインク吐出用)
62a、62b ヘッド(シアン色のインク吐出用)
63a、63b ヘッド(マゼンタ色のインク吐出用)
64a、64b ヘッド(イエロー色のインク吐出用)

Claims (9)

  1. インクタンクから中間タンクを介してディストリビュータ内にインクを供給し、このディストリビュータからこれに連結されている複数のヘッドに対して該ディストリビュータ内のインクを分配供給し、前記複数のヘッドからインクを吐出させて印刷を行なうインクジェット装置において、
    前記ディストリビュータから前記複数のヘッドへのインクの分配供給経路中に設けられ、前記インクの分配供給を遮断可能な遮断手段と、
    前記遮断手段により前記インクの分配供給が遮断された状態であるときに、前記ディストリビュータ内のインクをフィルタを通して循環させる循環手段と、
    前記遮断手段を所定のタイミングで駆動可能な制御手段とを有することを特徴とするインクジェット装置。
  2. 前記循環手段は、前記ディストリビュータの下部内面側に一端を開口し、かつ、前記ディストリビュータの上部内面側に他端が開口した循環流路と、前記循環流路の途中に設けられた前記フィルタと、前記循環流路の途中に設けられ、前記循環流路の一端側からディストリビュータ内の下方のインクを吸出し、前記フィルタを経由して前記循環流路の他端側からインクを前記ディストリビュータ内に戻すように、インクを循環駆動するポンプとを有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット装置。
  3. 前記ディストリビュータから前記複数のヘッドへのインクの分配供給経路は、前記ディストリビュータ内部と前記各ヘッドとを連通する複数の管からなり、
    前記遮断手段は、前記ディストリビュータ内に設けられ前記複数の管の各内径部に対応する位置に複数の貫通孔が形成されたシャッタ板と、前記シャッタ板を前記ディストリビュータに対して選択的に移動させて前記ディストリビュータから前記複数のヘッドへのインクの供給を遮断した状態とインクを供給する状態とをつくるアクチュエータとを有することを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット装置。
  4. 前記アクチュエータは、前記シャッタ板を往復駆動するリニア型のアクチュエータであることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット装置。
  5. 前記アクチュエータは、前記シャッタ板を所定の軸線周りに回転駆動する回転型のアクチュエータであることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット装置。
  6. 前記制御手段は、少なくとも前記インクジェット装置の電源投入時に前記遮断手段および前記循環手段を駆動することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット装置。
  7. 前記制御手段は、前記複数のヘッドによる印刷動作継続時間を検知する手段を備え、印刷動作継続時間が所定の時間に達する度に前記遮断手段および前記循環手段を駆動することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット装置。
  8. 前記制御手段は、前記複数のヘッドによる印刷動作に基づく印刷枚数をカウントする手段を備え、積算印刷枚数が所定の枚数に達する度に前記遮断手段および前記循環手段を駆動することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット装置。
  9. 前記制御手段は、前記複数のヘッドのインク吐出回数を検知する手段を備え、インク吐出回数が所定の回数を越える度に前記遮断手段および前記循環手段を駆動することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット装置。
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