JP7142473B2 - シート材容器 - Google Patents

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Description

本発明は、シート材容器、及び、内容物詰めシート材容器に関する。
近年、複数のフィルム層の層間に流体などが充填された構造のシート材容器(例えば特許文献1)の開発が進んでいる。
特表2015-520707号公報
本願発明者の検討によれば、特許文献1のシート材容器は、内容物の排出性について、改善の余地がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、内容物の排出性が良好な構造のシート材容器、及び、内容物詰めシート材容器に関する。
本発明は、内袋構成シート材により構成されていて、内容物を収容する収容領域を有する内袋と、
複数のフィルム層を積層した外袋構成シート材により構成されていて、前記内袋を覆っているとともに当該内袋を保持している外袋と、
を備えるシート材容器であって、
当該シート材容器は、前記内袋から前記内容物を注出するための注出口の形成予定部を有し、
前記外袋は、前記複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部を有するとともに、前記非接合部における前記複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されている充填部を有し、
前記収容領域は、前記形成予定部に隣接している領域であって、前記注出口から前記内容物が注出される際に前記内容物の流路となる注出経路部を含み、
当該シート材容器は、前記内袋における前記注出経路部の外面の一部分が前記外袋の内面に固定されている外面固定部を備えているシート材容器に関する。
本発明によれば、内容物の良好な排出性を実現することができる。
第1実施形態に係るシート材容器の正面図である。 図1のA-A線に沿ったシート材容器の切断端面図である。 第1実施形態に係るシート材容器の底面図である。 第1実施形態に係るシート材容器を構成するシート材の分解斜視図である。 第1実施形態に係るシート材容器の外袋を構成する外袋構成シート材の平面図であり、シート材容器の内側となる面を手前側に示している。 第1実施形態に係るシート材容器の外袋構成シート材に内袋構成シート材を重ねて接合した状態の平面図であり、内袋構成シート材において収容領域を画定する面(内面)となる方を手前側に示している。 注出経路部の範囲を説明するためのシート材容器の正面図である。 図8(a)は第2実施形態に係るシート材容器の切断端面図であり、図8(b)は第2実施形態に係るシート材容器の外袋を構成する外袋構成シート材の平面図であってシート材容器の内側となる面を手前側に示している。 図9(a)は第3実施形態に係るシート材容器の正面図であり、図9(b)は図9(a)のA-A線に沿ったシート材容器の切断端面図であり、図9(c)は第3実施形態に係るシート材容器の外袋を構成する外袋構成シート材の平面図であってシート材容器の内側となる面を手前側に示している。 図10(a)は第4実施形態に係るシート材容器の正面図であり、図10(b)は図10(a)のA-A線に沿ったシート材容器の切断端面図であり、図10(c)は第4実施形態に係るシート材容器の外袋を構成する外袋構成シート材の平面図であってシート材容器の内側となる面を手前側に示している。 第5実施形態に係るシート材容器の正面図である。 第6実施形態に係るシート材容器の正面図である。 第7実施形態に係るシート材容器を構成するシート材の分解斜視図である。 第7実施形態に係るシート材容器の外袋構成シート材に内袋構成シート材を重ねた状態の平面図であり、内袋構成シート材において収容領域を画定する面(内面)となる方を手前側に示している。 第8実施形態に係るシート材容器を構成するシート材の分解斜視図である。 第8実施形態に係るシート材容器の切断端面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。
〔第1実施形態〕
まず、図1から図7を用いて第1実施形態を説明する。なお、図2は、シート材容器100から内容物90を注出する途中段階(内袋30の収容領域35における内容物90の量が当初よりも減少した状態)を示す。また、図4及び図6では、内袋30を構成する内袋構成シート材31のシール境界線31aを便宜的に実線で示している。シール境界線31aは、容器構成シート材51(図6)を用いてシート材容器100が形成される際に、内袋構成シート材31どうしが接合(シール)される領域と、内袋構成シート材31における他の領域と、の境界線である。
本発明に係るシート材容器の形態は特に限定されず、自立可能な形態であっても良いし、自立せず寝かせて配置することを想定した形態であっても良い。ただし、本実施形態の場合、シート材容器100は、底マチ19(図1、図3)を有しており、図1に示すように底マチ19が水平な載置面50に載置された状態で自立可能な自立容器である。
本実施形態において、シート材容器100の各構成要素の位置関係(上下関係等)の説明は、特に断りのない場合は、シート材容器100を図1のように自立させた状態での位置関係を説明したものである。ただし、この説明における位置関係は、シート材容器100の使用時や製造時の位置関係とは必ずしも一致しない。
なお、シート材容器100の各構成要素の位置関係について、各図に示される位置関係を説明する場合もある。
また、シート材容器100の正面側(図1における手前側)を前方、シート材容器100の背面側(図1における奥側)を後方といい、シート材容器100の正面に向かって左側(図1における左側)を左方、シート材容器100の正面に向かって右側(図1における右側)を右方という。また、シート材容器100の左右方向を横幅方向という場合がある。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るシート材容器100は、内袋構成シート材31(図2)により構成されていて内容物90を収容する収容領域35を有する内袋30と、複数のフィルム層(本実施形態の場合、例えば外側フィルム22及び内側フィルム23)を積層した外袋構成シート材21により構成されていて内袋30を覆っているとともに当該内袋30を保持している外袋20と、を備えるシート材容器100である。
シート材容器100は、内袋30から内容物90を注出するための注出口(不図示)の形成予定部14を有する。
外袋20は、複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部24(図2、図5)を有するとともに、非接合部24における複数のフィルム層どうしの層間(本実施形態の場合、外側フィルム22と内側フィルム23との層間)に充填材が封入されている充填部40を有する。
収容領域35は、形成予定部14に隣接している領域であって、注出口から内容物90が注出される際に内容物90の流路となる注出経路部36を含む。
シート材容器100は、内袋30における注出経路部36の外面の一部分が外袋20の内面に固定されている外面固定部33cを備えている。
本実施形態によれば、シート材容器100は、内袋30における注出経路部36の外面の一部分が外袋20の内面に固定されている外面固定部33cを備えているので、シート材容器100に注出口を形成して注出口から内容物90を排出する際に、注出経路部36の内腔断面積を十分に確保することができる。換言すれば、注出経路部36の閉塞(例えば第1主面部30aと第2主面部30bとが近接又は密着すること)を抑制できる。よって、シート材容器100からの内容物90の排出性が良好となり、シート材容器100からの内容物90の排出をより速やかに行うことが可能となる。
また、本実施形態に係る内容物詰めシート材容器200は、本実施形態に係るシート材容器100と、収容領域35に収容された内容物90と、を備える。
本発明において、内容物90の種類は、特に限定されない。内容物90としては、例えば、洗剤、漂白剤、柔軟剤、シャンプー、リンス、ボディーソープ、飲料、食品などが挙げられる。
また、内容物90は、液体(ペースト状のものを含む)であっても良いし、固体(例えば、粒状のもの(顆粒状のものを含む)、或いは粉状のものなど)であっても良い。
本実施形態の場合、内容物90は、例えば、液体である。
内容物90が液体の場合には、内容物90の粘度は、例えば30℃において好ましくは1mPa・s以上12万mPa・s以下(B型粘度計で測定。例えば東機産業社製ビスコメーターTV-10又はビスコメーターTVB-10等で測定)であり、より好ましくは1mPa・s以上6万mPa・s以下である。
シート材容器100の正面形状、すなわち外袋20の正面形状は、特に限定されないが、本実施形態の場合、シート材容器100の正面形状は、縦長の長方形状となっている。外袋20は、底マチ19を有する袋状に形成されている。また、外袋20は、正面側に位置する第1主面部20aと背面側に位置する第2主面部20bとを有する。
内袋30の正面形状は、特に限定されないが、本実施形態の場合、内袋30の正面形状も、縦長の長方形状となっている。内袋30も、底マチを有する袋状に形成されている。また、内袋30も、正面側に位置する第1主面部30aと背面側に位置する第2主面部30bとを有する。第1主面部30aと第2主面部30bとは収容領域35を間に挟んで互いに前後に対向している。
例えば、シート材容器100の下端部以外においては、正面視における外袋20の外形線と内袋30の外形線とがほぼ一致しており、シート材容器100の下端部においては、正面視における外袋20の外形線の内側に内袋30の外形線が配置されている。
本実施形態の場合、シート材容器100は、底部には底マチ19を有しているが、上端部にはマチを有していない。このため、シート材容器100の厚み寸法(前後方向の厚み寸法)は、底部側から上部側に向かって減少している。収容領域35の内腔領域の厚み寸法も、底部側から上部側に向かって減少しており、従って、収容領域35の内腔断面積も、底部側から上部側に向かって減少している。
内袋30から内容物90を注出するための注出口の形成予定部14は、収容領域35の端部を横切る位置に配置されている。形成予定部14は、例えば、シート材容器100の上端部の横幅方向における一端部(図1では左端部)に配置されている。
本実施形態の場合、形成予定部14の端部には開封ノッチ13が形成されている。開封ノッチ13は、シート材容器100の周縁に形成された切欠形状部である。
形成予定部14には、開封ノッチ13に連なる開封案内線が形成されていることが好ましい。開封案内線は、外袋20と内袋30との少なくとも一方に形成されたハーフカット溝、外袋20に形成されたミシン目、又は易開封フィルムなどにより構成されている。ただし、形成予定部14には開封案内線が形成されていなくてもよい。
シート材容器100において、形成予定部14を境界とする一方の部分を開封タブ12と称し、シート材容器100における残りの部分、すなわち形成予定部14を境界とする他方の部分を本体部11と称する。
使用者が、開封ノッチ13を起点として、形成予定部14に沿ってシート材容器100の外袋20及び内袋30を破断し、本体部11から開封タブ12を分離させることにより、内袋30に注出口(不図示)が形成される。
よって、注出口が形成された状態で、注出口を下向きにする(収容領域35を注出口の上側に位置させる)ことにより、内袋30の収容領域35の内容物90が、当該内容物90の自重などによって、注出口を介してシート材容器100の外部に注出される。
本実施形態の場合、シート材容器100は、当該シート材容器100の上縁から下方に延びる切欠形状部15が形成されている。
形成予定部14は、シート材容器100の一方の側縁部(例えば左側の側縁部17)と切欠形状部15との間に形成されている。
内袋30の注出経路部36において、内袋30の一方の側縁部(例えば左側縁部)と切欠形状部15との間の部分は、形成予定部14に向けて先細りのノズル部36aとなっている。
シート材容器100における充填部40の配置は特に限定されないが、本実施形態の場合、充填部40は、外袋20の第1主面部20aの左右の側縁部においてそれぞれ上下に延在している上下延在充填部41と、外袋20の第2主面部20bの左右の側縁部においてそれぞれ上下に延在している上下延在充填部41と、底マチ19の周縁に沿って周回状に形成されている周回状充填部42と、を含んで構成されている。そして、4つの上下延在充填部41の下端は、それぞれ周回状充填部42と連通している。
充填部40に封入されている充填材は、流体(気体または液体)、固体(例えば粉粒体、樹脂ペレット等)または半固体(例えば発泡材等)とすることができ、空気などの気体であることが好ましい。
シート材容器100は、図4に示すように、内袋30を構成する内袋構成シート材31と、外袋20を構成する外袋構成シート材21と、を備えて構成されている。
内袋30は、内袋構成シート材31を折り曲げて当該内袋構成シート材31の周縁部(図4に示すシール境界線31aの外側の部分など)どうしを相互に接合して接合部(内袋シール部32)を形成することにより、袋状に形成されている。
内袋構成シート材31の周縁部どうしの接合の手法としては、一例として、ヒートシール、超音波シール、接着剤による接合等を用いることができる。
図4及び図5に示すように、外袋構成シート材21は、外袋20の外面側を構成する外側フィルム22と、外袋20の内面側を構成する内側フィルム23と、を相互に積層及び接合することにより構成されている。
外袋構成シート材21には、外側フィルム22と内側フィルム23とが部分的に非接合とされた非接合部24が形成されている。例えば、外側フィルム22又は内側フィルム23の一方または両方において、他方に対して対向する面には、部分的に非接合処理が施されている。非接合処理は、非接合剤(いわゆる糊殺し剤)を塗布して糊殺し状態とすることによって、容易に形成することができる。糊殺し剤としては、外側フィルム22と内側フィルム23との接合を防止できるものであれば、いかなるものも使用することができる。糊殺し剤としては、例えば、オフセット印刷、フレキソ印刷、レタープレス印刷(凸版印刷)のそれぞれに使用する印刷用インキ、メジウムインキ、糊殺し専用インキ等を好ましく用いることができる。また、熱硬化型や紫外線硬化型のインキを好ましく用いることができる。
非接合処理が施された範囲が非接合部24となる。非接合部24に充填材が封入されることによって、充填部40が形成されるようになっている。
充填部40は、非接合部24すべてに形成されているものに限定されず、複数ある非接合部24の一部に形成されていてもよい。
外側フィルム22と内側フィルム23との接合の手法としては、一例として、ヒートシール、超音波シール、接着剤による接合等を用いることができる。
なお、外側フィルム22と内側フィルム23との各々も、複数の層構造をなしている。また、内袋構成シート材31も、複数の層構造をなしている。
外側フィルム22は、一例として、第1層、第2層、第3層及び第4層をこの順に積層することにより構成された4層構造をなしている。
このうち第1層は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)または延伸ナイロン(ONy)により構成されている。第1層の主な機能としては、外袋20に光沢感及び印刷適性をもたらすとともに外袋20の剛性を確保することが挙げられる。
第2層は、例えば、当該第2層における第1層側の面にシリカ及び/又はアルミナが蒸着されたポリエチレンテレフタレートにより構成された透明蒸着PETの層である。第2層の主な機能としては、外袋20にガスバリア性をもたらすことが挙げられる。
第3層は、例えば、延伸ナイロンにより構成されている。第3層の主な機能としては、外袋20の耐ピンホール性を確保することが挙げられる。
第4層は、例えば、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)により構成されている。第4層の主な機能としては、内側フィルム23とのヒートシール性、外側フィルム22どうしのヒートシール性、及び、内袋構成シート材31とのヒートシール性を確保することが挙げられる。
内側フィルム23の層構造としては、外側フィルム22と同様の層構造を採用することができる。ただし、外側フィルム22及び内側フィルム23を構成する各層の材料は、上記の例に限らない。例えば後述する内袋構成シート材31の一例のように、第1層、第2層及び第3層をこの順に積層することにより構成された3層構造をなし、第1層、第3層は、直鎖状低密度ポリエチレンにより構成され、第2層は、当該第2層における第1層側の面にシリカ及び/又はアルミナが蒸着された延伸ナイロンにより構成された透明蒸着延伸ナイロンの層により構成されたものが挙げられる。また、内側フィルム23は、外側フィルム22とは異なる層構造を有していてもよい。
内袋構成シート材31は、一例として、第1層、第2層及び第3層をこの順に積層することにより構成された3層構造をなしている。
このうち第1層は、例えば、直鎖状低密度ポリエチレンにより構成されている。第1層の主な機能としては、外袋構成シート材21とのヒートシール性(外側フィルム22とのヒートシール性)を確保することが挙げられる。
第2層は、例えば、当該第2層における第1層側の面にシリカ及び/又はアルミナが蒸着された延伸ナイロンにより構成された透明蒸着延伸ナイロンの層である。第2層の主な機能としては、ガスバリア性及び耐ピンホール性を確保することが挙げられる。
第3層は、例えば、直鎖状低密度ポリエチレンにより構成されている。第3層の主な機能としては、内袋構成シート材31どうしのヒートシール性を確保することが挙げられる。
なお、内袋構成シート材31の層構造は、ここで説明した構造に限らない。
外袋構成シート材21は、例えば、図5における上下方向に長尺な矩形状のシート本体部28と、シート本体部28から図5における上方に突出しているチューブ状の延出部25とを有する。非接合部24は、例えば、延出部25の先端の開放端24aにおいてのみ外部と連通している。
図5に示すように、外側フィルム22においてシート本体部28を構成する部分の周縁部は、例えば、延出部25の基端と対応する部位を除き、内側フィルム23によって覆われていない露出部26となっている。なお、延出部25においては、外側フィルム22の外形線と内側フィルム23の外形線とが平面視において互いに一致している。
露出部26は、外袋構成シート材21と内袋構成シート材31との接合部(内外シール部33)、及び、外袋構成シート材21どうしの接合部(外袋シール部38)となる。
なお、露出部26は、内袋30の注出経路部36の外面の一部分と接合されて外面固定部33cを構成する延長部26aを含む。
図6に示すように、外袋構成シート材21に内袋構成シート材31が積層されるとともに、外側フィルム22の露出部26と内袋構成シート材31の周縁部とが相互に接合されて内外シール部33が形成されることによって、外袋構成シート材21と内袋構成シート材31とにより容器構成シート材51が構成されている。
内外シール部33は、外面固定部33cを含む。更に、内外シール部33は、後述する第1シール固定部33a及び第2シール固定部33bを含む。
容器構成シート材51が、図6に示す折り曲げ線81及び折り曲げ線82においてそれぞれ谷折りされるとともに、折り曲げ線83において山折りされた状態で、容器構成シート材51の周縁部どうしが接合されることによって、容器構成シート材51が袋状(二重構造の袋状)に形成される。ここで、谷折りとは、図6における奥側に向けて凸の折り曲げ方であり、山折りとは、図6における手前側に向けて凸の折り曲げ方である。
すなわち、内袋構成シート材31の周縁部どうしが接合されて内袋シール部32が形成されることにより、内袋構成シート材31によって袋状の内袋30が形成される。この段階では、内袋30は、例えば、部分的に外部と連通しており、この連通部分を介して、内袋30の内部空間すなわち収容領域35に内容物90を充填することができるようになっている。
また、外袋構成シート材21において外袋20の底部を構成する部分にて、外側フィルム22どうしが相互に接合されて外袋シール部38が形成されることにより、底マチ19を有する外袋20が形成される。
容器構成シート材51が袋状に形成された後、開放端24aから非接合部24に充填材が注入され、例えば、延出部25の基端側に連接する封止シール部27(図1)において非接合部24が封止されることによって、非接合部24に充填材が封入されて充填部40が形成される。充填部40の形成後、例えば、延出部25は切除される。ただし、シート材容器100の状態でも延出部25が残留していてもよい。
外袋20が充填部40を有することにより、外袋20の良好な保形性、ひいてはシート材容器100の良好な保形性を確保できる。
こうして、シート材容器100が得られる。
収容領域35に内容物90を充填した後で、内袋30の連通部分が封止シール部37(図1)において封止されることによって、収容領域35に内容物90が封入された内容物詰めシート材容器200が得られる。
内袋シール部32は、シート材容器100の上縁部16及び切欠形状部15に沿って配置されているとともに、シート材容器100の左右の側縁部17、18の上端から下端部に亘って配置されている。内袋30の底部の内袋シール部32は、シート材容器100の外形線よりも内側に配置されている。
内外シール部33は、シート材容器100の上縁部16及び切欠形状部15に沿って配置されているとともに、シート材容器100の左右の側縁部17、18の上端から下端部に亘って配置されている。
なお、シート材容器100は、内袋30の外面と外袋20の内面との間に外気を導入するための外気導入部(不図示)を有することも好ましい。このようにすることによって、シート材容器100からの内容物90の注出の際に、内袋30が容易に外袋20とは独立して収縮できるため、シート材容器100からの内容物90の排出性が一層向上する。
ここで、図6から分かるように、内袋構成シート材31において内袋30の底部を構成する部分は、シート材容器100が形成された段階では、外袋構成シート材21において周回状充填部42を構成する部分の一部分どうしの間に挟まれるようになっている。
このため、非接合部24に充填材が封入された状態では、内袋30の底部は、周回状充填部42の一部分どうしの間に挟み込まれることで、外袋20によって保持される。
このように、本実施形態の場合、シート材容器100は、内袋30における形成予定部14とは反対側の端部である反対端34(内袋30の底部)が外袋20により保持されている反対端保持部を備えている。このため、シート材容器100から内容物90を注出する際に、内袋30の反対端34を外袋20によって保持できることから、内容物90を最後までスムーズに注出することができる。
より詳細には、内袋30の反対端34が、底マチ19において外袋20により保持されている。
より詳細には、内袋30の反対端34は、周回状充填部42の一部分どうしの間に挟み込まれることで、外袋20により保持されている。つまり、反対端34は、周回状充填部42の互いに隣り合う2つの部分の間に形成される挟持部42a(図3)に挟持されることで、外袋20に保持されている。
更に詳細には、図3に示すように、周回状充填部42は、前、後、左、右の4つの部分に分かれ、その4つの部分のうち隣り合う部分どうしの間の挟持部42aに、それぞれ内袋30の反対端34の4隅の1つずつが挟持されている。
なお、外袋20による内袋30の保持には、ヒートシール、超音波シールや接着剤等を用いた接合方法を使用しても良い。このような接合を用いた場合は、周回状充填部42による挟み込みとの相乗効果によって、内袋30の反対端34をより安定的に外袋20によって保持することが可能となる。
ここで、図1に示すように、内袋シール部32には、注出経路部36の第1縁辺に沿って延在している第1シール部32aと、注出経路部36の第2縁辺に沿って延在している第2シール部32bと、が含まれている。第1シール部32a及び第2シール部32bは、注出経路部36のノズル部36aの外側に配置されている。第1シール部32aは、側縁部17に沿って延在しており、第2シール部32bは、切欠形状部15において側縁部17と斜めに対向する部位に沿って延在している。
ノズル部36aは、第1シール部32aと第2シール部32bとの間に配置されている。
このように、内袋30は、内袋構成シート材31どうしが接合されて構成され注出経路部36の第1縁辺に沿って延在している第1シール部32aと、内袋構成シート材31どうしが接合されて構成され注出経路部36の第2縁辺に沿って延在している第2シール部32bとを有し、注出経路部36は、形成予定部14に向けて先細りのノズル部36aを、第1シール部32aと第2シール部32bとの間に有する。
更に、図1に示すように、第1シール部32aは、第1シール固定部33a(図6も参照)において外袋20の第1主面部20a及び第2主面部20bの各々の内面に固定されているとともに、第2シール部32bは、第2シール固定部33b(図6も参照)において外袋20の第1主面部20a及び第2主面部20bの各々の内面に固定されている。
すなわち、シート材容器100は、第1シール部32a及び第2シール部32bがそれぞれ外袋20に固定されている第1シール固定部33a及び第2シール固定部33bを備えている。このため、ノズル部36aの周囲において、外袋20による内袋30の保持性が良好となり、注出口からの内容物90の注出をより安定的に行うことが可能となる。外袋20に対して第1シール部32a及び第2シール部32bを固定する手法としては、一例として、ヒートシール、超音波シール、接着剤による固定等を用いることができる。
ここで、図6から分かるように、外面固定部33cは、内袋構成シート材31どうしが接合されて第1シール部32a(図1)及び第2シール部32b(図1)となる部分、すなわち第1シール固定部33a及び第2シール固定部33bを形成している部分よりも、形成予定部14(図1)となる部分から離れた位置(本実施形態の場合、下方)に配置されている。
すなわち、注出経路部36においてノズル部36aよりも形成予定部14から離れた部分における内袋30の外面が外袋20の内面に固定されて外面固定部33cが構成されている。
これにより、ノズル部36aよりも形成予定部14から離れた部分において、注出経路部36の内腔領域を十分に確保でき、当該部分を介した内容物90の注出をよりスムーズに行うことが可能となる。
内袋30の外面と外袋20の内面とを固定する手法としては、一例として、ヒートシール、超音波シール、接着剤による固定等を用いることができる。
また、本実施形態の場合、内袋30の第1主面部30aと第2主面部30bとのうち、第2主面部30bのみの外面が、外袋20の内面(第2主面部20bの内面)に固定されて外面固定部33cが構成されている(図2、図6参照)。なお、第2主面部30bではなく第1主面部30aの外面が、外袋20の内面に固定されて外面固定部33cが構成されていてもよい。
このように、内袋30は収容領域35を間に挟んで互いに対向する位置関係にある第1主面部30aと第2主面部30bとを有し、第1主面部30aと第2主面部30bとのうち一方のみ(例えば第2主面部30bのみ)の外面が外袋20の内面に固定されて外面固定部33cが構成されている。
このため、注出口から内容物90を排出する際に、注出口付近における注出経路部36の流路面積を適度に確保することができる。より詳細には、内容物90の流量に応じて、注出口付近における注出経路部36の流路面積が変化するようにできる。よって、外部から収容領域35への空気の侵入を抑制しつつ、シート材容器100から内容物90を排出できるため、シート材容器100からの内容物90の排出をより速やかに行うことが可能となる。
また、本実施形態においては、図2に示すように、内袋30の外面が、外側フィルム22の内面側における内側フィルム23によって覆われていない延長部26a(露出部26の一部分)において固定されて外面固定部33cを構成している。ただし、本発明は、これに限らず、例えば、内袋30の外面が、外袋20の内面側を構成する内側フィルム23の内面に固定されて外面固定部33cが構成されていても良い。
また、内袋30の一部は、外袋20から離間可能であり、内袋30の容積は、内容物90の収容量に応じて増減可能である。すなわち、本実施形態における内袋30は、内外シール部33以外の部分において外袋20から離間可能に構成されている。好ましくは、内袋30における後述する主収容部の外面は、外袋20から離間可能に構成されている。このように構成されていることで、内袋30内の内容物90を容易に排出することができ、内袋30内における内容物90の残留を抑制できる。さらに、注出経路部36において外面固定部33cが形成されていることで、内容物90の排出をより一層速やかに行うことができる。
本実施形態の場合、外面固定部33cは、上下に長尺に形成されている。すなわち、内袋30は、第1方向(上下方向)における寸法が、第1方向に対して直交する第2方向(左右方向)における寸法よりも長尺であり、外面固定部33cは、第1方向に長尺である。
外面固定部33cが内袋30の長手方向に長尺であることによって、内袋30の長手方向においてある程度の範囲に亘って、注出経路部36の内腔断面積を十分に確保することができる。
なお、本発明において、外面固定部33cの形状は、内袋30の長手方向に長尺な形状に限らない。例えば、外面固定部33cは横幅方向に長尺であってもよい。
なお、本実施形態の場合、外面固定部33cは、第2シール部32bが外袋20の内面に固定されることにより構成された第2シール固定部33bと連続して形成されている。ただし、後述する他の実施形態で説明するように、本発明において、外面固定部33cは、内外シール部33において(内袋構成シート材31の周縁部どうしの接合部である)内袋シール部32(第2シール部32b等)が外袋20の内面に固定されることにより構成されている部分とは不連続に形成されていてもよい。
ここで、図7を用いて注出経路部36の範囲について説明する。
図7に示す直線L1は、第1シール部32aとノズル部36aとの境界線に沿った仮想的な直線であり、直線L2は、第2シール部32bとノズル部36aとの境界線に沿った仮想的な直線である。図7に示す高さ寸法Hは、収容領域35の上下寸法である。図7に示す直線L3は、上下方向における収容領域35の中間位置を示す仮想的な直線である。すなわち、直線L3は、収容領域35の上端からH/2の位置に配置され、左右幅方向に延在している。図7に示す幅寸法Wは、上下方向における収容領域35の中間位置における左右幅寸法である。すなわち、幅寸法Wは、直線L3の位置における収容領域35の左右幅寸法である。図7に示す直線L4は、左右幅方向における収容領域35の中間位置を示す仮想的な直線である。すなわち、直線L4は、直線L3の位置における収容領域35の左端からW/2の位置に配置され、上下方向に延在している。図7に示す直線L5は、収容領域35の上端からH/3の位置に配置されているとともに左右幅方向に延在している仮想的な直線である。
注出経路部36は、収容領域35において、形成予定部14の近傍の部分である。より詳細には、注出経路部36は、例えば、収容領域35において、直線L3よりも形成予定部14側(上側)で、直線L4よりも形成予定部14側(左側)で、且つ、直線L1と直線L2との間の角度範囲B内の部分である。すなわち、注出経路部36は、例えば、収容領域35における上側の半分の部分で、収容領域35の横幅方向における形成予定部14側の半分の部分で、且つ、ノズル部36aと内袋シール部32との間の一対の境界線の間の部分である。
好ましくは、注出経路部36は、直線L5よりも上側の部分である。
収容領域35における注出経路部36以外の領域が、主収容部である。
〔第2実施形態〕
次に、図8(a)及び図8(b)を用いて第2実施形態を説明する。
本実施形態に係るシート材容器100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係るシート材容器100と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係るシート材容器100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、図8(a)に示すように、内袋30の第1主面部30aと第2主面部30bとの双方の外面が、外袋20の内面(第1主面部20aと第2主面部20bの内面)に固定されて外面固定部33cが構成されている。すなわち、内袋30の第1主面部30aの外面が外袋20の第1主面部20aの内面に固定されて外面固定部33cが構成されているとともに、内袋30の第2主面部30bの外面が外袋20の第2主面部20bの内面に固定されて外面固定部33cが構成されている。
このため、図8(b)に示すように、外袋構成シート材21の露出部26は、2つの延長部26aを有する。
〔第3実施形態〕
次に、図9(a)から図9(c)を用いて第3実施形態を説明する。
本実施形態に係るシート材容器100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係るシート材容器100と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係るシート材容器100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、図9(a)に示すように、第1主面部20aに形成されている左側(注出経路部36が配置されている側)の上下延在充填部41の上端41aが、外面固定部33cの下端よりも下方に位置している(図9(b)も併せて参照)。つまり、第1主面部20aに形成されている左側の上下延在充填部41の長さ寸法が、第1実施形態よりも短い。
このため、図9(c)に示すように、外袋構成シート材21において第1主面部20aを構成する部位の非接合部24も、上下延在充填部41と対応する形状に形成されている。
〔第4実施形態〕
次に、図10(a)から図10(c)を用いて第4実施形態を説明する。
本実施形態に係るシート材容器100は、以下に説明する点で、上記の第3実施形態に係るシート材容器100と相違しており、その他の点では、上記の第3実施形態に係るシート材容器100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、図10(a)及び図10(b)に示すように、外面固定部33cの長さ寸法が、上記の第3実施形態よりも長く、外面固定部33cの下端位置が、第3実施形態よりも低い位置となっている。
より詳細には、例えば、第1主面部20aに形成されている左側(注出経路部36が配置されている側)の上下延在充填部41の上端41aの高さ位置と、外面固定部33cの下端の高さ位置とが、互いに同等の高さ位置に設定されている。
このため、図10(c)に示すように、外袋構成シート材21において、第1主面部20aを構成する部位の非接合部24が上下延在充填部41と対応する形状に形成されているとともに、第2主面部20bを構成する部位の延長部26aの長さ寸法が、第1実施形態よりも長い。
〔第5実施形態〕
次に、図11を用いて第5実施形態を説明する。
本実施形態に係るシート材容器100は、以下に説明する点で、上記の第4実施形態に係るシート材容器100と相違しており、その他の点では、上記の第4実施形態に係るシート材容器100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、図11に示すように、外面固定部33cの長さ寸法が、上記の第4実施形態よりも更に長く、外面固定部33cの下端位置が、第3実施形態よりも低い位置となっている。
より詳細には、第1主面部20aに形成されている左側(注出経路部36が配置されている側)の上下延在充填部41の上端41aの高さ位置よりも、外面固定部33cの下端の高さ位置が低い。
〔第6実施形態〕
次に、図12を用いて第6実施形態を説明する。
本実施形態に係るシート材容器100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係るシート材容器100と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係るシート材容器100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、外面固定部33cは、内外シール部33において内袋シール部32(第2シール部32b等)が外袋20の内面に固定されることにより構成されている部分とは不連続に形成されている。すなわち、外面固定部33cは、内袋30の周縁部よりも内側に、島状に配置されている。例えば、外面固定部33cは、第2シール固定部33bの下端よりも下方に配置されている。
〔第7実施形態〕
次に、図13及び図14を用いて第7実施形態を説明する。
本実施形態に係るシート材容器100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係るシート材容器100と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係るシート材容器100と同様に構成されている。
図13に示すように、本実施形態の場合、内袋構成シート材31の形状が、外袋構成シート材21の形状(延出部25を除く部分の形状)と同様に形成されている。
そして、図14に示すように、外袋構成シート材21に内袋構成シート材31が積層及び接合された状態で、内袋構成シート材31の外形線と、外袋構成シート材21において延出部25を除く部分の外形線とが一致するようになっている。
このため、容器構成シート材51において、シート材容器100の底部(底マチ19等)を構成する部分には、内袋構成シート材31と外袋構成シート材21とが接合されることにより反対端シール部33d(図14)が形成されている。
上記の第1実施形態では、内袋30の反対端34が、周回状充填部42の一部分どうしの間に挟み込まれることで、外袋20により保持されているのに対し、本実施形態の場合、内袋の反対端が反対端シール部33dにおいて外袋に対して接合されることで当該外袋に保持されている。つまり、本実施形態の場合、内袋の反対端が底マチにおいて外袋に固定されている。
〔第8実施形態〕
次に、図15及び図16を用いて第8実施形態を説明する。
本実施形態に係るシート材容器100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係るシート材容器100と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係るシート材容器100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、図15に示すように、外袋20を構成する外側フィルム22と内側フィルム23とが互いに同形状である。また、内袋構成シート材31も外側フィルム22と同形状である(ただし、内袋構成シート材31は、延出部25と対応する部位は有していない。)
外袋20を構成する内側フィルム23の内面の周縁部と、内袋構成シート材31の外面の周縁部とが、相互に接合されている。内側フィルム23と内袋構成シート材31との接合の手法としては、一例として、ヒートシール、超音波シール、接着剤による接合等を用いることができる。
更に、内袋構成シート材31の周縁部どうしが相互に接合されることで、内袋30が構成されているとともに、外袋20が構成されている。
更に、本実施形態の場合、内袋30における注出経路部36の外面の一部分が、外袋20の内面側を構成する内側フィルム23の内面に固定されて、外面固定部33cが構成されている。内袋30と内側フィルム23とを固定する手法としては、一例として、ヒートシール、超音波シール、接着剤による接合等を用いることができる。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
例えば、上記においては、外面固定部33cが第2シール固定部33bと連続して形成されている例と、外面固定部33cが第2シール固定部33bの下方に離間して形成されている例とを説明したが、外面固定部33cは、第1シール固定部33aと第2シール固定部33bとの間に配置されていてもよい。
また、外面固定部33cは、長尺な形状に限らず、例えば、点状の外面固定部33cが複数間欠的に並んでいてもよい。
また、上記の実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
また、本実施形態に係るシート材容器100の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
11 本体部
12 開封タブ
13 開封ノッチ
14 形成予定部
15 切欠形状部
16 上縁部
17 側縁部
18 側縁部
19 底マチ
20 外袋
20a 第1主面部
20b 第2主面部
21 外袋構成シート材
22 外側フィルム
23 内側フィルム
24 非接合部
24a 開放端
25 延出部
26 露出部
26a 延長部
27 封止シール部
28 シート本体部
30 内袋
30a 第1主面部
30b 第2主面部
31 内袋構成シート材
31a シール境界線
32 内袋シール部
32a 第1シール部
32b 第2シール部
33 内外シール部
33a 第1シール固定部
33b 第2シール固定部
33c 外面固定部
33d 反対端シール部
34 反対端
35 収容領域
36 注出経路部
36a ノズル部
37 封止シール部
38 外袋シール部
40 充填部
41 上下延在充填部
41a 上端
42 周回状充填部
42a 挟持部
50 載置面
51 容器構成シート材
81、82、83 折り曲げ線
90 内容物
100 シート材容器
200 内容物詰めシート材容器

Claims (10)

  1. 内袋構成シート材により構成されていて、内容物を収容する収容領域を有する内袋と、
    複数のフィルム層を積層した外袋構成シート材により構成されていて、前記内袋を覆っているとともに当該内袋を保持している外袋と、
    を備えるシート材容器であって、
    当該シート材容器は、前記内袋から前記内容物を注出するための注出口の形成予定部を有し、
    当該シート材容器は、底マチを有し、前記底マチが載置面に設置された状態で自立可能な自立容器であり、
    前記形成予定部は、当該シート材容器の上端部に配置されており、
    前記外袋は、前記複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部を有するとともに、前記非接合部における前記複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されている充填部を有し、
    前記収容領域は、前記形成予定部に隣接している領域であって、前記注出口から前記内容物が注出される際に前記内容物の流路となる注出経路部を含み、
    前記内袋は、
    前記内袋構成シート材どうしが接合されて構成され、前記注出経路部の第1縁辺に沿って延在している第1シール部と、
    前記内袋構成シート材どうしが接合されて構成され、前記注出経路部の第2縁辺に沿って延在している第2シール部と、
    を有し、
    前記注出経路部は、前記形成予定部に向けて先細りのノズル部を、前記第1シール部と前記第2シール部との間に有し、
    当該シート材容器は、前記内袋における前記注出経路部の外面の一部分が前記外袋の内面に固定されている外面固定部を備え
    前記充填部は、前記外袋の側縁部において上下に延在している上下延在充填部を含み、
    前記上下延在充填部の上端は、前記外面固定部よりも上方に位置し、前記上下延在充填部の下端は、前記外面固定部よりも下方に位置するシート材容器。
  2. 前記第1シール部及び前記第2シール部がそれぞれ前記外袋に固定されている第1シール固定部及び第2シール固定部を備えている請求項に記載のシート材容器。
  3. 前記注出経路部において前記ノズル部よりも前記形成予定部から離れた位置における前記内袋の外面が前記外袋の内面に固定されて前記外面固定部が構成されている請求項又はに記載のシート材容器。
  4. 前記内袋は前記収容領域を間に挟んで互いに対向する位置関係にある第1主面部と第2主面部とを有し、
    前記第1主面部と前記第2主面部とのうち一方のみの外面が前記外袋の内面に固定されて前記外面固定部が構成されている請求項1からのいずれか一項に記載のシート材容器。
  5. 前記内袋は前記収容領域を間に挟んで互いに対向する位置関係にある第1主面部と第2主面部とを有し、
    前記第1主面部と前記第2主面部との双方の外面が前記外袋の内面に固定されて前記外面固定部が構成されている請求項1からのいずれか一項に記載のシート材容器。
  6. 前記内袋は、第1方向における寸法が、前記第1方向に対して直交する第2方向における寸法よりも長尺であり、
    前記外面固定部は、前記第1方向に長尺である請求項1からのいずれか一項に記載のシート材容器。
  7. 前記内袋における前記形成予定部とは反対側の端部である反対端が前記外袋により保持されている反対端保持部を備えている請求項1からのいずれか一項に記載のシート材容器。
  8. 記内袋の前記反対端が、前記底マチにおいて前記外袋により保持されている請求項に記載のシート材容器。
  9. 前記充填部は、前記底マチの周縁に沿って周回状に形成されている周回状充填部を含み、
    前記内袋の前記反対端は、前記周回状充填部の一部分どうしの間に挟み込まれることで、前記外袋により保持されている請求項に記載のシート材容器。
  10. 請求項1からのいずれか一項に記載のシート材容器と、
    前記収容領域に収容された前記内容物と、を備える内容物詰めシート材容器。
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