JP7288140B2 - 容器 - Google Patents
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Description
先行技術文献
特許文献1 特開2018―144860号公報
なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。
先ず、図1から図8(b)を用いて第1実施形態を説明する。
本実施形態に係る容器100は、内側フィルム層23と外側フィルム層22とを含む複数のフィルム層を積層した本体構成シート材21を含む1又は複数のシート材を備えて構成されている容器であって、内容物18を収容する収容領域17と、本体構成シート材21により構成されており、収容領域17を包囲している容器本体20と、を備え、本体構成シート材21は、内側フィルム層23と外側フィルム層22とが接合された第1本体シール部26により画定された閉領域となっており、内側フィルム層23と外側フィルム層22とが非接合とされている第1非接合部24aと、第1非接合部24aの内側又は外側において内側フィルム層23と外側フィルム層22とが接合された第2本体シール部27と、第1本体シール部26と、により画定された閉領域となっており、内側フィルム層23と外側フィルム層22とが非接合とされている第2非接合部24bと、を有し、第1非接合部24aにおける内側フィルム層23と外側フィルム層22との層間に充填材が封入されて充填部60が形成されており、第1本体シール部26において充填部60と第2非接合部24bとを隔てている部分である隔離シール部26cが剥離した場合に、充填材が充填部60から第2非接合部24bに流入可能となっている。
充填部60に封入されている充填材は、流体(気体または液体)、個体(例えば粉粒体、樹脂ペレット等)または半固体(例えば発泡剤等)とすることができ、空気などの気体であることが好ましい。
より詳細には、隔離シール部26cが剥離して充填部60(第1非接合部24a)と第2非接合部24bとが相互に連通した場合、充填部60の内部の充填材は、隔離シール部26cが剥離した部位を介して、第2非接合部24bにおける内側フィルム層23と外側フィルム層22との層間に流入する。この際、充填部60(第1非接合部24a)における充填材の圧力と第2非接合部24bにおける充填材の圧力とが均衡すると、充填部60からの充填材の流出が停止する。これにより、第2非接合部24b以外への充填材の流出による充填部60の内部の圧力低下が抑制されるため、容器100の形状の変化を抑制することができるとともに、容器100の構造的強度を十分に維持することができる。
すなわち、本実施形態によれば、保形性(耐変形性)に優れた構造の容器100を実現することができる。
また、容器100の各構成要素の位置関係について、各図に示される位置関係を説明する場合もある。
容器100の正面側(図2における紙面の奥側)を前方、容器100の背面側(図2における手前側)を後方といい、容器100の正面に向かって左側(図2における右側)を左方、容器100の正面に向かって右側(図2における左側)を右方という。また、容器100の左右方向を横幅方向という場合がある。
また、内容物18は、液体(ペースト状のものを含む)であっても良いし、固体(例えば、粒状のもの(顆粒状のものを含む)、或いは粉状のものなど)であっても良い。
本実施形態の場合、内容物18は、例えば、液体である。
内容物18が液体の場合には、内容物18の粘度は、例えば30℃において好ましくは1mPa・s以上12万mPa・s以下(B型粘度計で測定。例えば東機産業社製ビスコメーターTV-10又はビスコメーターTVB-10等で測定)であり、より好ましくは1mPa・s以上6万mPa・s以下である。
容器本体20は、収容領域17を包囲している(本実施形態の場合、後述の内袋40を包囲している)。容器本体20は容器100の外殻を構成している。以下では、容器本体20の胴部11、天マチ部14及び底マチ部13のことを、容器100の胴部11、天マチ部14及び底マチ部13と称する場合がある。
容器100は、更に、天マチ部14から上方に突出している円筒状の口頸部を備えている。口頸部は、後述するスパウト部材15の注出筒部15aによって構成されている。
胴部11の正面形状は、特に限定されないが、本実施形態の場合、例えば、図2に示すように、横幅寸法が略一定の縦長形状となっており、胴部11の上縁は上方に向けて凸の弧状に形成されている。
図1及び図2に示すように、胴部11は、収容領域17を間に挟んで互いに対向している第1面状部20a(前側のパネル)及び第2面状部20b(後側のパネル)を有する。第1面状部20aは正面側に位置しており、第2面状部20bは背面側に位置している。
図4に示すように、本実施形態の場合、容器100は、例えば、容器本体20の内側に配置されている内袋40を更に備えている。内袋40は、1又は複数のシート材のうち最内層のシート材である内袋構成シート材41(図6参照)により構成されている。より詳細には、内袋40は、内袋構成シート材41を折り曲げて当該内袋構成シート材41の周縁部における一部分どうしを相互に接合することによって、袋状に形成されている。内袋40は、容器本体20によって覆われている。内袋40は、当該内袋40の内部に収容領域17を有する。
ただし、本発明において、収容領域17を画定する内容器が容器本体20の内側に配置されている場合に、その内容器は、シート材により構成された内袋40に限らず、例えば、ブロー成形により構成されたものであってもよい。
内袋40は、収容領域17を間に挟んで正面側に位置する第1主面部40aと背面側に位置する第2主面部40bとを有する。
より詳細には、スパウト部材15は、例えば、図2に示すように、内容物18を通過させる筒状の注出筒部15aと、注出筒部15aの軸方向における一端(下端)において当該軸方向に対して直交する配置で設けられている板状の板状部15bと、を一体に備えて構成されている。注出筒部15aの外周面にはねじ山が形成されており、注出筒部15aは雄ねじ形状となっている。板状部15bは、例えば、内袋構成シート材41において、胴部11の天マチ部14に沿って配置されている部分の内面又は外面に設けられている。
ヘッド部73は、例えば、ポンプ部72から上方に突出している支持筒部74と、当該ヘッド部73の上端部から水平に突出しているノズル部75と、を有し、ノズル部75の先端には収容領域17に収容される内容物18を吐出する吐出口76が形成されている。
ヘッド部73がポンプ部72に対して押し込まれる(押下される)と、ポンプ部72の働きによって内容物18が吐出口76から吐出されるようになっている。
本実施形態の場合、外側フィルム層22と内側フィルム層23とは互いに同形状に形成されている。ただし、本発明は、この例に限らず、外側フィルム層22と内側フィルム層23とは互いに異形状であっても良い。異形状の場合は、外側フィルム層22は内側フィルム層23よりも大きい形状であることが好ましい。
外側フィルム層22及び内側フィルム層23には、スパウト部材15の注出筒部15aが挿通される挿通孔が形成されている。
図3、図5、図6及び図7では、本体構成シート材21において、非接合部24を画定するために外側フィルム層22と内側フィルム層23とが相互に接合されている領域、すなわち第1本体シール部26及び第2本体シール部27の形成領域には、便宜的に右上がりのハッチングを付している。
更に、図6では、本体構成シート材21の周縁部のシール領域と、それ以外の領域と、の境界線であるシール境界線21cを二点鎖線で示している。本実施形態の場合、本体構成シート材21のシール境界線21cよりも外側の領域においては、製袋の際に、外側フィルム層22と内側フィルム層23とが相互に接合されるとともに、内側フィルム層23と内袋構成シート材41とが相互に接合される。
外側フィルム層22と内側フィルム層23との接合の手法としては、一例として、ヒートシール、超音波シール、接着剤による接合等を用いることができる。
例えば、外側フィルム層22又は内側フィルム層23の一方または両方において、他方に対して対向する面には、部分的に非接合処理が施されている。非接合処理は、非接合剤(いわゆる糊殺し剤)を塗布して糊殺し状態とすることによって、容易に形成することができる。糊殺し剤としては、外側フィルム層22と内側フィルム層23との接合を抑制できるものであれば、いかなるものも使用することができる。糊殺し剤としては、例えば、オフセット印刷、フレキソ印刷、レタープレス印刷(凸版印刷)のそれぞれに使用する印刷用インキ、メジウムインキ、糊殺し専用インキ等を好ましく用いることができる。また、熱硬化型や紫外線硬化型のインキを好ましく用いることができる。非接合処理が施された範囲が非接合部24となる。
第2非接合部24bには、充填材が封入されていないか、又は、第1非接合部24a(充填部60)よりも低圧で充填材が封入されている。
本発明において、第1非接合部24a及び第2非接合部24b以外の他の非接合部24が存在していて、当該他の非接合部において、充填材が封入されていなかったり、第1非接合部24aよりも低圧で充填材が封入されていてもよい。
第1胴部充填部61の下縁は底部充填部63の前縁と繋がっており、第2胴部充填部62の下縁は底部充填部63の後縁と繋がっており、第1胴部充填部61の上端部の横幅方向における中央部は天部充填部64の前端部の横幅方向における中央部と繋がっている。
容器100は、このような構造の充填部60を備えていることによって、容器本体20のほぼ全体に亘って、構造的強度が十分に確保されている。
本実施形態の場合、充填部60の全体が一繋がりに形成されている。
なお、本発明において、容器100は、互いに独立した複数の充填部60を備えていても良い。
本体構成シート材21の外側フィルム層22及び内側フィルム層23を構成する樹脂層の材料は、特に限定されないが、例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、超低密度ポリエチレン(ULDPE)、エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)などのポリエチレン系材料、または延伸ポリプロピレン(OPP)、未延伸ポリプロピレン(CPP)、アイソタクチックPP、シンジオタクチックPP、アタクチックPP、ランダムPP、ブロックPPなどのポリプロピレン系材料、またはポリエチレンテレフタレート(PET)、非晶性ポリエチレンテレフタレート(非晶性PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンナフタレート(PBN)などのポリエステル系材料、または延伸ナイロン(ONy)、未延伸ナイロン(CNy)、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロン12、MXD6などのポリアミド系材料のいずれかであるのがより好ましく、これらのうち上記ポリエチレン系材料であるのが特に好ましい。
このうち第1層は、容器本体20の外面を構成する。第1層は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)または延伸ナイロン(ONy)により構成されている。第1層の主な機能としては、容器本体20に光沢感及び印刷適性をもたらすとともに容器本体20の剛性を確保することが挙げられる。
第2層は、例えば、当該第2層における第1層側の面にシリカ及び/又はアルミナが蒸着されたポリエチレンテレフタレートにより構成された透明蒸着PETの層である。第2層の主な機能としては、容器本体20にガスバリア性をもたらすことが挙げられる。
第3層は、例えば、延伸ナイロンにより構成されている。第3層の主な機能としては、容器本体20の耐ピンホール性を確保することが挙げられる。
第4層は、例えば、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)により構成されている。第4層の主な機能としては、内側フィルム層23とのヒートシール性を確保することが挙げられる。
内側フィルム層23の第4層の主な機能としては、内袋構成シート材41とのヒートシール性を確保することが挙げられる。
ただし、外側フィルム層22及び内側フィルム層23の層構造は、上記の例に限らず、また、外側フィルム層22及び内側フィルム層23を構成する各層の材料は、上記の例に限らない。
このうち第1層は、例えば、直鎖状低密度ポリエチレンにより構成されている。第1層の主な機能としては、本体構成シート材21とのヒートシール性(内側フィルム層23とのヒートシール性)を確保することが挙げられる。
第2層は、例えば、当該第2層における第1層側の面にシリカ及び/又はアルミナが蒸着された延伸ナイロンにより構成された透明蒸着延伸ナイロンの層である。第2層の主な機能としては、ガスバリア性及び耐ピンホール性を確保することが挙げられる。
第3層は、例えば、直鎖状低密度ポリエチレンにより構成されている。第3層の主な機能としては、内袋構成シート材41どうしのヒートシール性を確保することが挙げられる。
なお、内袋構成シート材41の層構造は、ここで説明した構造に限らない。
ここで、容器構成シート材51の周縁部のシール部を周縁シール部52と称する。周縁シール部52は、内側フィルム層23の周縁部と内袋構成シート材41の周縁部とのシール部(以下、内外シール部43)と、外側フィルム層22の周縁部と内側フィルム層23の周縁部とのシール部(以下、本体周縁シール部28)と、を含む。
図7において、周縁シール部52の形成領域には、左上がりのハッチングを付している。また、図7において、周縁シール部52の形成領域と第1本体シール部26の形成領域とが重複している領域では、左上がりのハッチングと右上がりのハッチングとが重なっている。
周縁シール部52を形成する手法としては、一例として、ヒートシール、超音波シール、接着剤による接合等を用いることができる。
天マチ構成シート部39には、スパウト部材15の注出筒部15aが挿通される挿通穴21aが形成されている。
なお、図6では、内袋構成シート材41のシール境界線41aを便宜的に二点鎖線で示している。シール境界線41aは、内袋構成シート材41が本体構成シート材21と接合(シール)される領域と内袋構成シート材41における他の領域との境界線であるとともに、容器構成シート材51を用いて容器100が形成される(製袋される)際に内袋構成シート材41どうしが接合される領域と内袋構成シート材41における他の領域との境界線である。
本実施形態の場合、シール境界線41aの位置とシール境界線21cの位置とは互いに対応している(互いに重なっている)。
スパウト部材15の板状部15bは、例えば、内袋構成シート材41において天マチ構成シート部39と重なっている部分の内面に対して接合されており、挿通穴41bの周縁は内袋構成シート材41と本体構成シート材21と板状部15bが接合されている周縁シール部52となっている。
いる。注出筒部15aは、内袋構成シート材41の挿通穴41b及び天マチ構成シート部39の挿通穴21aを通してこれらシートの外面側に突出している。
すなわち、内袋構成シート材41の縁部どうしが接合されて内袋シール部42(図1参照)が形成されることにより、内袋構成シート材41によって内袋40が形成されるとともに、内袋40を覆う袋状の容器本体20が形成される。
内袋構成シート材41どうしの接合の手法としては、一例として、ヒートシール、超音波シール、接着剤による接合等を用いることができる。
本実施形態の場合、本体周縁シール部28、内袋シール部42及び内外シール部43は、互いに対応する位置(互いに重なる位置)に配置されている。本体周縁シール部28、内袋シール部42及び内外シール部43の総称を周縁シール部19とする(周縁シール部19は、本体周縁シール部28、内袋シール部42及び内外シール部43を含む)。
このように、容器100は、1又は複数のシート材(容器構成シート材51及び内袋構成シート材41)が折り曲げ線に沿って折り曲げられるとともに、少なくとも1又は複数のシート材のうち最内層のシート材(例えば、内袋構成シート材41)の周縁部における一部分どうしが相互に接合されている周縁シール部19を有する。
第2シート部32において、折り曲げ線86よりも底マチ構成シート部38から遠い側に位置する部分は、第2重複部32aである。第2重複部32aは、非接合部24に充填材が充填される前の状態では、天マチ構成シート部39における他方の半部と重なって配置されている。
なお、充填部60の内部における圧力は、特に限定されないが、大気圧よりも高圧であることが好ましく、例えば、10kPa以上500kPa以下(ゲージ圧)とすることができる。
充填部60の形成後、例えば、延出部25は切除される。
こうして、容器100が得られる。ただし、容器100の状態でも延出部25が残留していてもよい。
外周側第1本体シール部26aは、例えば、第1シート部31と、第2シート部32と、底マチ構成シート部38と、天マチ構成シート部39と、に亘って一連に形成されている。
内周側第1本体シール部26bは、例えば、第1シート部31と、第2シート部32と、底マチ構成シート部38と、天マチ構成シート部39と、にそれぞれ形成されている。
外周側第1本体シール部26aは、例えば、環状に形成されている。各内周側第1本体シール部26bも、例えば、環状に形成されている。
また、外周側第1本体シール部26aの外形線は、本体構成シート材21の外形線と対応した形状に形成されている。
第1シート部31に形成されている内周側第1本体シール部26bの中心は、例えば、第1シート部31の中央部に配置されている。第2シート部32に形成されている内周側第1本体シール部26bの中心は、例えば、第2シート部32の中央部に配置されている。底マチ構成シート部38に形成されている内周側第1本体シール部26bの中心は、例えば、底マチ構成シート部38の中央部に配置されている。天マチ構成シート部39に形成されている内周側第1本体シール部26bの中心は、例えば、天マチ構成シート部39の中央部に配置されているとともに、当該内周側第1本体シール部26bは挿通穴21aの周囲を周回状に囲んでいる。
第1非接合部24a(充填部60)は、外周側第1本体シール部26aと複数の内周側第1本体シール部26bとにより画定された閉領域である。すなわち、本実施形態において、外周側第1本体シール部26aと内周側第1本体シール部26bとによって、周回状の第1非接合部24a(充填部60)が形成されている。尤も、周回状の第1非接合部(充填部)に限らず、一つの第1本体シール部によって画定されていて、両端部を有する半環形状や長尺状の第1非接合部(充填部)であっても構わない。
本実施形態の場合、第2本体シール部27は、第1非接合部24aの内側に配置されている。
本体構成シート材21は、更に、第2本体シール部27と第1本体シール部26とにより画定された閉領域となっており、内側フィルム層23と外側フィルム層22とが非接合とされている第2非接合部24bを有する。すなわち、第2非接合部24bは、第1本体シール部26に対して隣接しているとともに第2本体シール部27に対して隣接しており、第2本体シール部27と第1本体シール部26とによって囲まれている。第1本体シール部26において、第1非接合部24a(充填部60)と第2非接合部24bとを隔てている部分は、隔離シール部26cである。
図3に示すように、本実施形態の場合、隔離シール部26cは、例えば、環状に形成されており、第2本体シール部27は、隔離シール部26cの内側に配置されている。
より詳細には、例えば、複数の第1本体シール部(内側)26bのうちのいずれか1つが、隔離シール部26cを構成している。換言すると、第2非接合部24bは、隔離シール部26c(第1本体シール部(内側)26b)と第2本体シール部27とによって画定されている。ここで、本実施形態の場合、隔離シール部26cは、第2本体シール部27と周縁シール部19との間に配置されている。
したがって、第2非接合部24bの容積が第1非接合部24aの容積(充填部60の体積)よりも小さい構造を容易に実現でき、本実施形態でもそのようになっている。
これにより、万が一隔離シール部26cが剥離した場合においても、充填部60から第2非接合部24bに流入する充填材の量を少なくすることができる。すなわち、充填部60の内部の圧力低下をより抑えることができるため、容器100の変形をより小さくすることができるとともに、容器100が充填部60によって補強された状態を十分に維持することができる。
なお、ここでいう隔離シール部26cが剥離した状態とは、隔離シール部26cの少なくとも一部分において、外側フィルム層22と内側フィルム層23とが離間している状態を意味する。
また、本実施形態の場合、第2本体シール部27は、隔離シール部26cの内側のみに配置されているが、第2本体シール部27は、隔離シール部26cの外側のみに配置されていてもよいし、隔離シール部26cの内側と外側の両側に配置されていてもよい。
これにより、隔離シール部26cにおいていずれの部位が剥離したとしても、充填材が良好に第2非接合部24bに流入する構造を実現することができる。すなわち、より確実に容器100の構造的強度を維持することができる。
しかも、充填材が充填部60から第2非接合部24bに流入すると、充填部60の内周縁に沿って周回状に配置されている第2充填部65が形成される。これにより、充填部60の内部の圧力低下を抑えることができるとともに、容器本体20を第2充填部65によって補強することができる。すなわち、容器100の構造的強度を維持することができる。
より詳細には、隔離シール部26c及び第2本体シール部27の各々は、一例として、前後に長尺な矩形状の環状に形成されている。よって、第2非接合部24bも、前後に長尺な矩形状の環状に形成されている。第2本体シール部27及び第2非接合部24bの各々の中心は、例えば、底マチ部13の中央に配置されている。
そして、底部充填部63によって、底マチ部13が保形及び補強されている。また、底部充填部63は、例えば、底部充填部63の左右一対の側縁部が載置面に対して互いに略均等に接触しているとともに、底部充填部63の前後一対の縁部が載置面に対して互いに略均等に接触していることによって、容器100を自立状態で支持している。
したがって、隔離シール部26cが剥離したとしても、第2本体シール部27によって底部充填部63の内部の圧力低下が抑制され底マチ部13の形状が維持されるため、容器100の自立性を十分に確保することができる。
更に、上述のように、第2非接合部24bは、平面視環状に形成されている。このため、第2非接合部24bに充填材が流入する際に、環状の第2非接合部24bは、底マチ部13の周縁部に沿って環状に膨張する一方で、第2非接合部24b(底マチ部13)の中央付近には充填材は流入せず膨張しない(図8(b)参照)。すなわち、底マチ部13の中央付近が、充填材の流入によって下方に向けて凸の形状に膨張してしまうことが抑制される。よって、底部充填部63が載置面と良好に接触している状態を維持できるため、容器100は安定的に自立することができる。
これにより、充填材が充填部60から第2非接合部24bに流入する前後での容器100の重心の変動を抑制することができるため、隔離シール部26cが剥離して充填材が充填部60から第2非接合部24bに流入した後の状態においても、容器100が安定的に自立することができる。
より好ましくは、隔離シール部26cが剥離して充填材が充填部60から第2非接合部24bに流入した後の状態においても、容器100の重心が平面視において第2本体シール部27の内側に位置するようになっている。これにより、隔離シール部26cが剥離して充填材が充填部60から第2非接合部24bに流入した後の状態において、より確実に容器100が安定的に自立することができる。
より詳細には、第2非接合部24bは、重心200を基準として、前後方向において均等に配置されているとともに、左右方向において均等に配置されている。このため、第2非接合部24bに充填材が流入する際に、第2非接合部24bは、重心200を基準として、前後方向において均等に膨らむとともに、左右方向において均等に膨らむこととなる。
より好ましくは、隔離シール部26cが剥離して充填材が充填部60から第2非接合部24bに流入した後の状態においても、容器100の重心が平面視において第2本体シール部27の形成領域内に位置するようになっている。これにより、隔離シール部26cが剥離して充填材が充填部60から第2非接合部24bに流入した後の状態において、より確実に容器100が安定的に自立することができる。
なお、この場合、例えば、第2本体シール部27が一定の面積を有した領域であり、第2本体シール部27の外形線の内側における全域において、内側フィルム層23と外側フィルム層22とが接合されていてもよいし、第2本体シール部27が環状に形成されていてもよい。
これにより、充填部60から第2非接合部24bの内部に充填材が流入し、第2非接合部24bが膨張した状態においても、前後方向への容器100の傾動を抑制することができ、容器100のより安定した自立性を実現することができる。
より詳細には、隔離シール部26c及び第2本体シール部27は、それぞれ前後方向における寸法が横幅方向における寸法よりも大きい。
このようにすることによって、隔離シール部26cが剥離した際に、充填部60から第2非接合部24bに流入する充填材の量をより確実に抑制できるため、充填部60の圧力低下をより確実に抑制できる。
また、充填材の流入によって形成される第2充填部65の体積も、充填部60の体積の25%以下であることが好ましい。
これにより、充填部60から第2非接合部24b(第2充填部65)に流入する充填材の量をより小さくすることができ、充填部60の圧力低下を十分に抑制することができる。
より詳細には、例えば、第2非接合部24bの幅寸法の平均値は、好ましくは第1非接合部24aの幅寸法の平均値以下、より好ましくは第1非接合部24aの幅寸法の平均値の半分以下である。さらに好ましくは、第2非接合部24bの幅寸法の最大値は、第1非接合部24aの幅寸法の最小値の半分よりも小さい。
このような構成によれば、万が一、容器100に本体シール部に剥離が生じるくらいの大きな衝撃が加わった場合であっても、隔離シール部26cが優先的に剥離されるので、容器100の自立性を十分に確保することができる。
これにより、第2充填部65の体積をより小さくすることができるため、充填部60から第2非接合部24b(第2充填部65)に流入する充填材の量をより小さくすることができ、充填部60の内部の圧力低下を十分に抑制することができる。
次に、図9(a)を用いて第1実施形態の変形例1を説明する。なお、図9(a)においては、第1非接合部24a(充填部60)、第2非接合部24b及びそれらの周辺の構造を模式的に示している。
図9(a)に示すように、本変形例の場合、第2本体シール部27は、例えば、隔離シール部26cとしての外周側第1本体シール部26aの外側に配置されている外周側第2本体シール部27aと、隔離シール部26cとしての外周側第1本体シール部26aの内側に配置されている内周側第2本体シール部27bと、を含む。
換言すると、本変形例の場合、第2本体シール部27は、第1非接合部24aの内側と外側との双方に配置されている。第1非接合部24aの外側に配置されている第2本体シール部27(外周側第2本体シール部27a)は、隔離シール部26cと周縁シール部19との間に配置されている。
そして、第2非接合部24bは、第1非接合部24aの外側に配置されている外周側第2非接合部69aと、第1非接合部24aの内側に配置されている内周側第2非接合部69bと、を含む。
より詳細には、外周側第2非接合部69aは、外周側第1本体シール部26aと外周側第2本体シール部27aとによって画定されており、内周側第2非接合部69bは、内周側第1本体シール部26bと内周側第2本体シール部27bとによって画定されている。
本変形例の場合も、第1本体シール部26及び第2本体シール部27の各々は、例えば、矩形環状(例えば、角丸の矩形環状)に形成されている。また、第1本体シール部26と第2本体シール部27とは、互いに同心に配置されている。したがって、外周側第2非接合部69a及び内周側第2非接合部69bは、それぞれ略矩形環状(例えば、角丸の矩形環状)に形成されている。
本変形例の場合、第2本体シール部27は、一例として、第1面状部20aに形成されており、外周側第1本体シール部26aと周縁シール部19との間に外周側第2本体シール部27aが形成されている。
容器100は、例えば、内周側第2本体シール部27bの内側に配置されている外気導入口としてのバルブ部68を備えている。バルブ部68は、スクイズ操作が行われる際には内側フィルム層23と内袋40との間隙の気体が容器100の外部に漏洩することを規制し、スクイズ操作の解除により容器本体20の形状が復元する際には上記の間隙に外気を導入する。
バルブ部68は、例えば、外側フィルム層22を貫通している外側開口67aと、外側開口67aに対してずれた位置において内側フィルム層23を貫通している内側開口67bと、内周側第2本体シール部27bにより画定された閉領域となっており内側フィルム層23と外側フィルム層22とが非接合とされている第3非接合部68a、を含んで構成されている。第3非接合部68aは、外側開口67aと内側開口67bとを相互に連通させており、外側開口67aは第3非接合部68aと容器100の外部とを相互に連通させており、内側開口67bは第3非接合部68aと上記の間隙とを相互に連通させている。
使用者が容器本体20に対してスクイズ操作を行うと、圧搾力が容器本体20の内側の内袋40にも伝わるため、内袋40の容積が収縮し、収容領域17の内容物18が吐出口76を介して容器100の外部に吐出される。
ここで、指などにより外側開口67aを塞ぎながらスクイズ操作を行うことにより、上記の間隙の気体が容器100の外部に漏洩することが規制されるため、容器本体20に付与される圧搾力を、当該間隙の気体を介して、容器本体20の内側の内袋40に伝達することができる。このため、容器本体20に付与される圧搾力をより効率的に内袋40に伝達できるので、内袋40の収容領域17の内容物18の排出性が向上する。
一方、使用者がスクイズ操作を終えると(スクイズ操作が解除されると)、容器本体20の形状が復元し(つまり当初の形状に膨らみ)、その際にバルブ部68を介して外気が上記の間隙に取り込まれる。つまり、スクイズ操作により減少した収容領域17の容積に相当する体積の外気が、外側開口67a、第3非接合部68a及び内側開口67bをこの順に介して上記間隙に補充される。このため、スクイズ操作を繰り返しても、初期状態と同様のスクイズ操作性で容器100から内容物18を吐出することができる。
第1面状部20aに、内側フィルム層23と内袋40との間隙と、外気とを連通させる外気導入口が形成されている形態において、内周側第2本体シール部27bが形成されていない場合、内周側第1本体シール部26bが万が一剥離してしまうと、充填部60内の充填材が、外気導入口を介して外部へ流出してしまう可能性がある。本変形例のように、外気導入口と内周側第1本体シール部26bとの間に内周側第2本体シール部27bが形成され、内周側第2非接合部69bが存在することで、充填部60から外部へ充填材が流出すること好適に規制することが可能となる。
次に、図9(b)を用いて第1実施形態の変形例2を説明する。なお、図9(b)においては、第1非接合部24a(充填部60)、第2非接合部24b及びそれらの周辺の構造を模式的に示している。
図9(b)に示すように、本変形例の場合も、変形例1と同様に、第2本体シール部27は、例えば、隔離シール部26cの外側に配置されている外周側第2本体シール部27aと、隔離シール部26cの内側に配置されている内周側第2本体シール部27bと、を含む。換言すると、本変形例の場合も、第2本体シール部27は、第1非接合部24aの内側と外側との双方に配置されている。また、第1非接合部24aの外側に配置されている第2本体シール部27(外周側第2本体シール部27a)は、隔離シール部26cと周縁シール部19との間に配置されている。
そして、第2非接合部24bは、第1非接合部24aの外側に配置されている外周側第2非接合部69aと、第1非接合部24aの内側に配置されている内周側第2非接合部69bと、を含む。
また、外周側第1本体シール部26a及び内周側第1本体シール部26bは、それぞれ略矩形環状に形成されている。
ただし、外周側第2本体シール部27aは、外周側第1本体シール部26aの四隅にそれぞれ配置されており、内周側第2本体シール部27bは、内周側第1本体シール部26bの四隅にそれぞれ配置されている。
より詳細には、例えば、外周側第2本体シール部27aの一端は、外周側第1本体シール部26aの角部における弧状の部分の一端に接続されており、外周側第2本体シール部27aの他端は、当該弧状の部分の他端に接続されている。
また、内周側第2本体シール部27bの一端は、内周側第1本体シール部26bの角部における弧状の部分の一端に接続されており、内周側第2本体シール部27bの他端は、当該弧状の部分の他端に接続されている。
こうして、本変形例の場合、4つの外周側第2非接合部69aと4つの内周側第2非接合部69bとが形成されている。
このように、第2非接合部24bは、第1本体シール部26と第2本体シール部27とが接続されて画定される領域に形成されている。
また、本変形例の場合、第1本体シール部26が多角形状の環状に形成されており、第1本体シール部26の角部に第2非接合部24bが配置されている。より詳細には、第1本体シール部26が矩形環状に形成されており、該第1本体シール部26の角部に第2非接合部24bが形成されている。
なお、本変形例の場合も、個々の第2非接合部24b(外周側第2非接合部69a及び内周側第2非接合部69b)の面積が第1非接合部24aの面積の25%以下であることが好ましく、複数の第2非接合部24bの面積の合計値が第1非接合部24aの面積の25%以下であることが一層好ましい。
本変形例の場合においても、落下等によって容器100に強い衝撃が加わった際に、最も強い力が加わると思われる周回状の充填部の四隅に第2非接合部24bが形成されているので、万が一、隔離シール部26c(外周側第1本体シール部26aの角部又は内周側第1本体シール部26bの角部)が剥離してしまったとしても、充填部60の内部の充填材が外部へ流出してしまうことが、第2本体シール部27a、27bによって好適に規制される。
次に、図9(c)を用いて第1実施形態の変形例3を説明する。なお、図9(c)においては、第1非接合部24a(充填部60)、第2非接合部24b及びそれらの周辺の構造を模式的に示している。
より詳細には、図9(c)に示すように、第2本体シール部27は、矩形環状の隔離シール部26cの内側において、前後方向に延在し、端部が隔離シール部26cと接続している複数の縦線部と、左右方向に延在し、端部が隔離シール部26cと接続している横線部と、によって格子状に形成されている。換言すると、本体構成シート材21において、隔離シール部26cと、縦線部及び横線部と、によって囲まれた複数の間隙(マス目)が形成されており、当該複数の間隙が、それぞれ第2非接合部24bを構成している。したがって、本変形例の場合、複数の第2非接合部24bが第2本体シール部27(縦線部及び横線部)を介して相互に隣接している。
このように、本変形例の場合も、第1本体シール部26が多角形状の環状に形成されており、第1本体シール部26の角部に第2非接合部24bが配置されている。より詳細には、第1本体シール部26が矩形環状に形成されており、該第1本体シール部26の角部に第2非接合部24bが形成されている。
更に詳細には、本変形例においては、第2本体シール部27は、一方向に延在する一または複数の縦線部と、該縦線部と交差して延在する一または複数の横線部とを有しており、該縦線部および該横線部が第1本体シール部26(隔離シール部26c)と接続している。そして、第2非接合部は、第1本体シール部26(隔離シール部26c)と第2本体シール部27(縦線部及び横線部)とが接続されて画定される領域に複数形成されている。
複数の第2非接合部24b(複数の間隙)の寸法は、互いに均等であってもよいし、前後方向、もしくは左右方向において異なっていてもよい。
本変形例の場合、隔離シール部26cと隣接している個々の第2非接合部24bの面積が第1非接合部24aの面積の25%以下であることが好ましく、複数の第2非接合部24bの面積の合計値が第1非接合部24aの面積の25%以下であることが一層好ましい。
本変形例においては、環状の隔離シール部26cの全周にわたって、複数の第2非接合部24bが(第2本体シール部27を介して互いに隔てられた状態で)連続して存在しているので、万が一、隔離シール部26cが剥離してしまったとしても、充填部60内の圧力低下をより抑制することが可能となる。
次に、図10を用いて第2実施形態について説明する。
本実施形態に係る容器100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る容器100と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係る容器100と同様に構成されている。
図10に示すように、本実施形態の場合、容器100は、内袋40を備えていない。そして、容器本体20によって収容領域17が構成されている。すなわち、周縁シール部19(図1等参照)において、本体構成シート材21の内側フィルム層23の一部分どうしが接合されることによって、容器本体20が形成されるとともに収容領域17が構成されている。
この場合、容器100は、底マチ部13を有していて、吐出口が上向きの姿勢で自立する形態であってもよいし、吐出口が下向きの姿勢(倒立姿勢)で自立する形態であってもよい。
13 底マチ部
14 天マチ部
15 スパウト部材
17 収容領域
18 内容物
19 周縁シール部
20 容器本体
20a 第1面状部
20b 第2面状部
21 本体構成シート材
22 外側フィルム層
23 内側フィルム層
24 非接合部
24a 第1非接合部
24b 第2非接合部
26 第1本体シール部
26c 隔離シール部
27 第2本体シール部
28 本体周縁シール部
31 第1シート部
32 第2シート部
38 底マチ構成シート部
39 天マチ構成シート部
40 内袋
40a 第1主面部
40b 第2主面部
41 内袋構成シート材
41a シール境界線
42 内袋シール部
43 内外シール部
51 容器構成シート材
52 周縁シール部
60 充填部
61 第1胴部充填部
62 第2胴部充填部
63 底部充填部
64 天部充填部
65 第2充填部
69a 外周側第2非接合部
69b 内周側第2非接合部
70 キャップ部
71 装着部
72 ポンプ部
73 ヘッド部
74 支持筒状部
75 ノズル部
76 吐出口
77 ディップチューブ
100 容器
200 重心
Claims (11)
- 内側フィルム層と外側フィルム層とを含む複数のフィルム層を積層した本体構成シート材を含む1又は複数のシート材を備えて構成されている容器であって、
内容物を収容する収容領域と、
前記本体構成シート材により構成されており、前記収容領域を包囲している容器本体と、
を備え、
前記本体構成シート材は、
前記内側フィルム層と前記外側フィルム層とが接合された第1本体シール部により画定された閉領域となっており、前記内側フィルム層と前記外側フィルム層とが非接合とされている第1非接合部と、
前記第1非接合部の内側又は外側において前記内側フィルム層と前記外側フィルム層とが接合された第2本体シール部と、前記第1本体シール部と、により画定された閉領域となっており、前記内側フィルム層と前記外側フィルム層とが非接合とされている第2非接合部と、
を有し、
前記第1非接合部における前記内側フィルム層と前記外側フィルム層との層間に充填材が封入されて充填部が形成されており、
前記第1本体シール部において前記充填部と前記第2非接合部とを隔てている部分である隔離シール部が剥離した場合に、前記充填材が前記充填部から前記第2非接合部に流入可能となっている容器。 - 前記隔離シール部が環状に形成されており、
前記第2本体シール部は、前記隔離シール部の内側に配置されている請求項1に記載の容器。 - 前記第2本体シール部は環状に形成されている請求項2に記載の容器。
- 当該容器の重心が平面視において前記第2本体シール部の内側に位置している請求項3に記載の容器。
- 前記隔離シール部が剥離して前記充填材が前記充填部から前記第2非接合部に流入した後の状態においても、当該容器の重心が平面視において前記第2本体シール部の内側に位置する請求項4に記載の容器。
- 当該容器の重心が平面視において前記第2本体シール部の形成領域内に位置している請求項1又は2に記載の容器。
- 前記隔離シール部が剥離して前記充填材が前記充填部から前記第2非接合部に流入した後の状態においても、当該容器の重心が平面視において前記第2本体シール部の形成領域内に位置する請求項6に記載の容器。
- 前記容器本体は、胴部と底マチ部とを有し、
前記充填部は、前記底マチ部の周縁に沿って周回状に形成されている底部充填部を含み、
前記底部充填部の内側に前記第2本体シール部と前記第2非接合部とが配置されている請求項2から7のいずれか一項に記載の容器。 - 前記1又は複数のシート材が折り曲げ線に沿って折り曲げられるとともに、少なくとも前記1又は複数のシート材のうち最内層のシート材の周縁部における一部分どうしが相互に接合されている周縁シール部を有し、前記第2本体シール部は、前記隔離シール部と前記周縁シール部との間に配置されている請求項1に記載の容器。
- 前記第2非接合部の幅寸法が前記第1非接合部の幅寸法以下である請求項1から9のいずれか一項に記載の容器。
- 前記隔離シール部は、前記第1本体シール部における他部よりも相対的に弱い接合強度で形成されている請求項1から10のいずれか一項に記載の容器。
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