JP6817809B2 - シート材容器 - Google Patents
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Description
前記袋体は、少なくとも2層以上のシート材が相互に積層及び接合された積層シートどうしが接合されて構成され、
且つ、
前記袋体は、胴部を有しているとともに、前記胴部の横幅方向に延在する折り目を有し、
前記折り目を跨いで、前記シート材どうしが部分的に非接合とされた非接合部が配置され、
前記非接合部における前記シート材どうしの層間に充填材が封入されて充填部が構成されているシート材容器を提供する。
前記収容領域に収容された内容物と、
を備えるシート材容器詰め品を提供する。
前記袋体は、少なくとも2層以上のシート材が相互に積層及び接合された積層シートどうしが接合されて構成され、
且つ、
前記袋体は、胴部を有しているとともに、前記胴部の横幅方向に延在する折り目を有し、
前記折り目を跨いで、前記シート材どうしが部分的に非接合とされた非接合部が配置されている容器用シートを提供する。
前記充填部を封止する工程と、
を備えるシート材容器の製造方法を提供する。
なお、シート材容器100の各構成要素の位置関係について、各図に示される位置関係を説明する場合もある。
また、シート材容器100の正面側を前方、シート材容器100の背面側を後方といい、シート材容器100の正面に向かって右側(図1における右側)を右方、シート材容器100の正面に向かって左側(図1における左側)を左方という。
ここで、内容物96の種類は、特に限定されない。内容物96としては、例えば、シャンプー、リンス、ボディーソープ、洗剤、柔軟剤、飲料、食品などが挙げられる。
また、内容物96は、液体(ペースト状のものを含む)であっても良いし、固体(例えば、粒状のもの(顆粒状のものを含む)、或いは粉状のものなど)であっても良い。ただし、本実施形態の場合は、シート材容器100はポンプ付きキャップ90を有しており、内容物96は液体であるものとする。
内容物96が液体の場合には、内容物96の粘度は、例えば30℃において1mPa・s以上12万mPa・s以下(B型粘度計で測定。例えば東機産業株式会社製、ビスコメーター TV−10、TVB−10等)好ましくは1mPa・s以上6万mPa・s以下であることが挙げられる。
本実施形態の場合、積層シート20は、2層のシート材(第1シート材21、第2シート材22(図5(a)、図7(a)、図7(b)、図8(a)、図8(b)、図9参照))が相互に積層及び積層されることにより構成されている。ただし、後述するように、各シート材(第1シート材21、第2シート材22)についても、複数の層構造をなしていても良い。
ここで、積層シート20どうしが接合されているとは、一の積層シート20の一部分どうしが相互に接合されていることであっても良いし、複数の積層シート20どうしが相互に接合されていることであっても良い。本実施形態の場合は、例えば、図9に示す一枚の積層シート20を用いてシート材容器100が構成されている。このため、一の積層シート20の一部分どうしが相互に接合されて袋体10が構成されている。
ここで、横幅方向とは、典型的には、図1及び図2に示すように、水平方向であり、袋体10を正面視又は背面視したときには左右方向となる方向である。ただし、本発明において、折り目71が延在する方向である横幅方向は、水平方向に対して若干(例えば20度以内)傾斜していることが許容される。
ここで、充填材は、流体(気体または液体)、固体(例えば粉粒体、樹脂ペレット等)または半固体(例えば、発泡材等)とすることができ、空気などの気体であることが好ましい。
充填部80、41、42が折り目71を跨いで配置されていることにより、折り目71の位置において胴部11が補強されるため、折り目71の位置での胴部11の座屈を抑制することができる。すなわち、充填部80、41、42によって袋体10の耐荷重性が向上することにより、座屈を抑制できる。
この割合は、特に限定されないが、折り目71の全長(図1に示す横幅方向位置w1から横幅方向位置w8までの距離)に対して、図1に示す横幅方向位置w2から横幅方向位置w3までの距離と、横幅方向位置w4から横幅方向位置w5までの距離と、横幅方向位置w6から横幅方向位置w7までの距離との合計が、例えば、20%以上であることが好ましく、50%以上であることが更に好ましい。また、収容領域10aの容積確保の観点から、この割合は、95%以下であることが好ましく、90%以下であることも好ましい。
ここで、折り目71は、胴部11と底マチ部13との境界の折り目よりも上方において、胴部11の横幅方向に延在している。より詳細には、折り目71は、袋体10を正面視又は背面視したときに天マチ部12の左右両端を結ぶ位置に配置されている。したがって、折り目71は、胴部11の上部に形成されている。
同様に、袋体10の裏側においても、折り目71を上下に跨ぐ充填部80、41、42が形成されている(図2、図5(a))。
ここで、図5(a)は、V−V線に沿った断面図、すなわち図1の折り目71の位置での平断面である。
これら充填部80、充填部41、充填部42及び充填部43は、相互に連通している。
より詳細には、例えば、充填部80の左端部は充填部41の上部に連通しており、充填部80の右端部は充填部42の上部に連通しており、充填部43の左端部は充填部41の下端部に連通しており、充填部43の右端部は充填部42の下端部に連通している。
これら充填部80、充填部41、充填部42及び充填部43は、相互に連通している。
より詳細には、例えば、充填部80の左端部(図2における右端部)は充填部42の上部に連通しており、充填部80の右端部(図2における左端部)は充填部41の上部に連通しており、充填部43の左端部(図2における右端部)は充填部42の下端部に連通しており、充填部43の右端部(図2における左端部)は充填部41の下端部に連通している。
なお、充填部41、42は、それぞれ柱状に形成されている。充填部41、42の長手方向に対して直交する断面形状は、例えば円形又は楕円形となっている。
図2に示すように、充填材排出部19の内部にも充填部45が形成されている。
充填材排出部19の周縁部において、第1シート材21と第2シート材22とが相互に接合(例えばヒートシール)されて、充填部45は封止されている。
充填部45は、例えば、胴部11の裏側の充填部80及び充填部41に対して、充填部46を介して連通している。
これら充填部44、44のうち、袋体10の正面側の充填部44は、正面側の充填部43と連通しており、袋体10の背面側の充填部44は、背面側の充填部43と連通している。
したがって、袋体10を廃棄する際には、充填材排出部19を破断して充填部45を外気と連通させることにより、充填部45を介して、各充填部41、42、43、44、45、46、80内の充填材(例えば空気)を外部に排出することができ、その状態では袋体10を薄く押しつぶすことができる。
充填部80の下縁81は、上に凸の形状(山型)に形成されている。充填部80の下縁81は、例えば、上に凸の曲線形状となっている。より詳細には、充填部80の下縁81は、例えば、弧状に形成されている。
すなわち、充填部(充填部41、42、43、44、45、46、80を含む、シート材容器100が備えるすべての充填部の集合体)は、胴部11の横幅方向に延在する中間充填部(充填部80)を含んで構成されており、中間充填部が折り目71を跨いで配置されており、充填部の上記下縁81は、中間充填部の下縁81である。
図1及び図2に示すように、環状部の上部である充填部80が折り目71を跨いで配置されている。
そして、上記下縁81は、環状部の上部である充填部80の下縁である。
すなわち、充填部(充填部41、42、43、44、45、46、80を含む、シート材容器100が備えるすべての充填部の集合体)は、環状に形成された環状部を含み、環状部の上部が折り目71を跨いで配置されており、充填部の上記下縁81は、環状部の上部(充填部80)の下縁81である。
より好ましくは、充填部80の下縁81の頂点は、胴部11の横幅方向における中心に配置されている。
より好ましくは、充填部80の上縁82の頂点は、胴部11の横幅方向における中心に配置されている。
また、充填部80の上縁82は、例えば、上に凸の折れ線形状に形成されている。
また、充填部80と充填部41との接続部83、及び、充填部80と充填部42との接続部83は、それぞれ折り目71よりも下方に配置されている。すなわち、第2充填部(充填部41、42)と充填部80との接続部83が折り目71よりも下方に配置されている。また、充填部41及び充填部42は、それぞれ接続部83よりも上方に延び、更に折り目71を超えて上方に延びている。また、充填部80も接続部83よりも上方に突出し、更に、折り目71を超えて上方に突出している。
このため、本実施形態の場合、袋体10の表側において、互いに離間した複数箇所(例えば3箇所)に、それぞれ折り目71を跨ぐ充填部(充填部41、充填部80、充填部42)が配置されている。同様に、袋体10の裏側においても、互いに離間した複数箇所(例えば3箇所)に、それぞれ折り目71を跨ぐ充填部(充填部41、充填部80、充填部42)が配置されている。これにより、折り目71の位置において胴部11が十分に補強されているとともに、シート材容器100の前後方向への胴部11の十分な膨らみを実現し、袋体10の容積を十分に確保することができる。
このようにすることにより、充填部80に空気等の充填材が充填された際に接続部83に応力が集中して当該接続部83にしわ(皺)が発生するようにでき、胴部11の膨らみを大きくすることができる。よって、袋体10の容積を十分に確保することができる。
例えば、径D1は、径D2の1/2以下とすることができ、1/3以下としても良い。
また、胴部11の表側において、充填部41と充填部42とは左右対称に配置されている。
また、胴部11の表側において、充填部43は左右対称に形成されている。
また、底マチ部13において、充填部44は左右対称に形成されている。
これらの各充填部は、胴部11の表側においてまたは底マチ部13において左右非対称に形成されていても良いが、シート材容器100が、胴部11を正面視又は背面視したときの左右方向に対称形状の場合には、シート材容器100の前後方向への胴部11の十分な膨らみを実現し、袋体10の容積を十分に確保する観点で、左右対称に形成されていることが好ましい。
また、胴部11の裏側においては、充填部42の上端部も充填部45と連通している。
また、胴部11の裏側においては、例えば、充填部80、充填部46及び充填部42により囲まれた島状接合部72において、第1シート材21と第2シート材22とが相互に接合(ヒートシール)されている。これは、胴部11の裏側において充填部80、充填部46及び充填部42の上方に充填材排出部19が設けられており、シート材容器100の前後方向への胴部11の十分な膨らみを実現し、袋体10の容積を十分に確保できるようにするために、島状接合部72が設けられている。
基部27aには、当該基部27aの表裏を貫通する開口が形成されており、この開口が筒部27bと連通している。
筒部27bの外周面にはネジ山が形成されており、筒部27bは雄ネジを構成している。
図6に示すようにポンプ付きキャップ90がスパウト27の筒部27bに装着された状態で、押下部93に対して押下操作がなされることによって、内容物96が起立筒部92及びノズル部94を介して外部に吐出されるようになっている。また、押下部93に対する押下操作が解除されて押下部93が上昇する際に、収容領域10aの内部の内容物96が送液チューブ95を介して吸い上げられる。
なお、ポンプ付きキャップ90は筒部27bに対して着脱可能である。シート材容器100内の内容物96を使い終わった後は、内容物96入りの新たな袋体10に対してポンプ付きキャップ90を装着することで、引き続きポンプ付きキャップ90を使用することができる。すなわち、内容物96入りの袋体10は使い捨てとする一方で、ポンプ付きキャップ90は再利用することができる。
第1層31は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)または延伸ナイロン(ONy)により構成されている。
第2層32は、例えば、一方の面(第1層31側の面)にシリカ及びアルミナが蒸着されたポリエチレンテレフタレートにより構成された透明蒸着PETの層である。
第3層33は、例えば、延伸ナイロンにより構成されている。
第4層34は、例えば、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)により構成されている。
これらの層の厚さは、特に限定されないが、一例として、第1層31は12μm、第2層32は12μm、第3層33は15μm、第4層34は40μmとすることができる。
第1層31の主な機能としては、袋体10に光沢感及び印刷適性をもたらすとともに袋体10の剛性を確保することが挙げられる。
第2層32の主な機能としては、ガスバリア性をもたらすことが挙げられる。
第3層33の主な機能としては、耐ピンホール性を確保することが挙げられる。
第4層34の主な機能としては、第2シート材22とのヒートシール性を確保することが挙げられる。
ただし、第1シート材21及び第2シート材22を構成する各層の材料は、上記の例に限らない。
また、第2シート材22は、第1シート材21とは異なる層構造を有していても良い。
例えば、最外層である第1層31として、第4層34と同様の直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)を設けても良い。このような層構成とすることで、図5(b)のように表側シート部51と裏側シート部52をシール部25にてヒートシールすることが容易となる。
ここで、図5(a)の構成では、収容領域10aは、第1シート材21と、第2シート材22と、第1シート材21どうしの接合部であるシール部25と、により囲まれた領域(ただし、各充填部を除く)であるのに対して、図5(b)の構成では、収容領域10aは、第2シート材22と、第2シート材22どうしの接合部であるシール部25と、により囲まれた領域である。
すなわち、第1シート材21の第4層34と第2シート材22の第4層34とが互いに対向する向きで第1シート材21と第2シート材22とが相互に積層される。そして、その状態で第1シート材21と第2シート材22とが相互に加圧され且つ加熱されることによって、第1シート材21の第4層34と第2シート材22の第4層34とが相互にヒートシールされている。これにより、積層シート20が構成されている(図8(a)、図8(b)参照)。
非接着部23の形成範囲が非接合部(非接合部61、62、63、64、65、67、69)となる。また、非接合部(非接合部61、62、63、64、65、67、69)が形成されている部位に充填材が封入されることにより充填部(充填部41、42、43、44、45、46、80)が形成される。
非接合部のうち、非接合部61は充填部41と対応しており、非接合部62は充填部42と対応しており、非接合部63は充填部43と対応しており、非接合部64は充填部44と対応しており、非接合部65は充填部45と対応しており、非接合部67は充填部80と対応しており、非接合部69は充填部46と対応している。
このうち、天マチシート部55は、例えば、六角形状(より詳細には、左右方向に長い六角形状)に形成されている。
表側シート部51は、天マチ貼り合わせ部56を含んでいる。ここで、図1に示すように、表側シート部51において、折り目71が形成される部位(図9の折り曲げ線78に沿った部位)よりも上側の部分が、天マチ貼り合わせ部56である。天マチ貼り合わせ部56は、例えば、上底が下底よりも短い台形形状に形成されている。一方、表側シート部51において、折り目71が形成される部位よりも下側の部分は、例えば縦長の四角形に形成されている。
図9において、第1底マチシート部53は表側シート部51の下側に連接されており、第2底マチシート部54は第1底マチシート部53の下側に連接されている。
裏側シート部52は、表側シート部51と同様の形状に形成されている。
裏側シート部52は、天マチ貼り合わせ部57を含んでいる。ここで、図2に示すように、裏側シート部52において、折り目71が形成される部位よりも上側の部分(図9では折り曲げ線78に沿った部位よりも下側の部分)が、天マチ貼り合わせ部57である。天マチ貼り合わせ部57は、例えば、天マチ貼り合わせ部56と同様の形状に形成されている。また、裏側シート部52において、折り目71が形成される部位よりも下側の部分は、表側シート部51において、折り目71よりも下側の部分と同様の形状に形成されている。
ただし、例えば、裏側シート部52には、充填材排出部19が一体に設けられている。
すなわち、天マチシート部55のスパウト挿通孔73に筒部27bが挿通され、基部27aにおける筒部27bの周囲縁部が天マチシート部55に対して接合されている。かかる場合において、前述の第2シート材22において基部27aと直接接する第1層31(図7(b))が前述のように例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)または延伸ナイロン(ONy)により構成されている場合には、第1シート材21においてスパウト挿通孔73を構成する孔73a(図7(a))の内径よりも、第2シート材22においてスパウト挿通孔73を構成する孔73b(図7(a))の内径をある程度大きくして、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)で構成されている第1シート材21の第4層34が孔73bの内側において露出するようにし(図8(a))、第1シート材21の第4層34と基部27aとが直接接触するようにすれば、基部27aにおける筒部27bの周囲縁部が天マチシート部55に対して良好な接合状態となる。
図9において、基部27aは天マチシート部55の手前側に位置しており、筒部27bは天マチシート部55を貫通して該天マチシート部55よりも奥側に突出している。ただし、スパウトは天マチシート部55の手前側に位置していなくてもよく、第1シート材21と第2シート材22との間に位置していても良い。
そして、第1シート材21において第2シート材22の周囲に張り出している部分どうし(つまり第1シート材21の第4層34どうし)がヒートシールされることで、袋体10が構成されている(図5(a)参照)。
なお、充填材排出部19においては、第1シート材21と第2シート材22とが互いに同寸法に形成されており、第1シート材21が第2シート材22よりも張り出している訳ではない。つまり、第1シート材21の第4層34が非露出となっている。
更に、充填材排出部19の基端側の位置でも、第1シート材21の第4層34が非露出となっている。この部分に対しては、第4層34と同様のヒートシール性の材料により構成されたシーラント層を一方の面に有するシール層24を接着しておく。すなわち、シーラント層が図9における手前側を向くように、シール層24を接着しておく。これにより、ヒートシールによってシール層24を天マチシート部55の周縁部と接合し、袋体10を密封状態に形成することができる。
一方、第2シート材22の第1層31及び第4層34の各々として、ヒートシール可能な材料(例えば直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE))で構成されているフィルムが使用されている場合、第1シート材21と第2シート材22は同じ大きさで形成されており(図5(b)参照)、天マチシート部55の周縁部で接合し、袋体10を密封状態に形成することができる。
ここで、2つの折り曲げ線75のうちの一方は、表側シート部51と第1底マチシート部53との境界であり、他方は、裏側シート部52と第2底マチシート部54との境界である。
また、折り曲げ線76は、天マチシート部55と表側シート部51との境界(天マチシート部55と天マチ貼り合わせ部56との境界)である。
折り曲げ線77は、第1底マチシート部53と第2底マチシート部54との境界である。
2つの折り曲げ線78のうちの一方は、表側シート部51における天マチ貼り合わせ部56と当該表側シート部51における他部との境界であり、他方は、裏側シート部52における天マチ貼り合わせ部57と当該裏側シート部52における他部との境界である。
ここで、谷折りとは、図9における奥側に向けて凸の折り曲げ方であり、山折りとは、図9における手前側に向けて凸の折り曲げ方である。
表側シート部51が折り曲げ線78に沿って折り曲げられることで胴部11の表側の折り目71が形成され、裏側シート部52が折り曲げ線78に沿って折り曲げられることで胴部11の裏側の折り目71が形成される。
ここで、表側シート部51において裏側シート部52と接合される部分は、天マチ貼り合わせ部56と、表側シート部51において第1底マチシート部53と重なる部分と、を除く部分である。
同様に、裏側シート部52において表側シート部51と接合される部分は、天マチ貼り合わせ部57と、裏側シート部52において第2底マチシート部54と重なる部分と、を除く部分である。
このため、上記のように積層シート20が折り曲げられた状態で、表側シート部51(裏側シート部52)において各切欠形状部58と対応する部分は、第1底マチシート部53及び第2底マチシート部54を介さずに直に裏側シート部52(表側シート部51)に対して対向する。したがって、上記のように積層シート20がヒートシールされることにより、各切欠形状部58を介して、表側シート部51の下端部と裏側シート部52の下端部とが部分的に相互にヒートシールされている。
このように、容器用シート200は、内容物96を収容する収容領域10aを包囲する袋体10を有し、袋体10は、少なくとも2層以上のシート材が相互に積層及び接合された積層シート20どうしが接合されて構成され、且つ、袋体10は、胴部11を有しているとともに、胴部11の横幅方向に延在する折り目71を有し、折り目71を跨いで、シート材どうしが部分的に非接合とされた非接合部67、61、62が配置されている。
なお、図10は、天マチ部12が胴部11に対して直交した状態を示している。積層シート20に対するヒートシールを行う際には、図10のような姿勢となって、天マチシート部55の半部と天マチ貼り合わせ部56とが金型(不図示)によって挟持されるとともに、天マチシート部55の残部と天マチ貼り合わせ部57とが金型によって挟持され、且つ、表側シート部51、裏側シート部52、第1底マチシート部53及び第2底マチシート部54も金型によって挟持される。
このため、積層シート20に対してヒートシールを行うことによって、表側シート部51における天マチ貼り合わせ部56と残部との境界部、並びに、裏側シート部52における天マチ貼り合わせ部57と残部の境界部に、それぞれ折り目71が形成される。
なお、図11(a)及び図11(b)は、天マチ貼り合わせ部56が表側シート部51における残部と重なるように、折り目71に沿って容器用シート200が折り曲げられた状態を示している。本実施形態では、容器用シート200は、このように折り曲げられた状態で、当該容器用シート200が作製される工程から、内容物96を収容する工程へ供給される。
すなわち、各非接合部61、62、63、64、65、67、69における第1シート材21と第2シート材22との層間に充填材が充填されて充填部41、42、43、44、45、46、80が構成される。
各非接合部61、62、63、64、65、67、69が膨らむことにより、例えば、胴部11が前後方向にも膨出する(図4(a)、図4(b)、図5(a)参照)。
なお、非接合部67が膨らむことにより、折り目71が展開される。すなわち、表裏の折り目71のうち少なくとも一方が、充填材が充填される前の状態よりも開いた状態となる。
こうして、シート材容器100が作製される。
このように、本実施形態に係るシート材容器の製造方法は、本実施形態に係る容器用シート200の非接合部67におけるシート材どうしの層間に充填材を充填することにより、折り目71を展開するとともに、充填材が充填された充填部80を形成する工程と、充填部80を封止する工程と、を備える。
ここで、封止部19aを封止する方法としては、例えば、第1シート材21と第2シート材22とにおいて封止部19aを構成する部分の互いの対向面に、それぞれ上記のシール層24と同様のシール層を接着しておき、これらシール層24どうしをヒートシールにより接合する方法が挙げられる。
このように、本実施形態に係るシート材容器詰め品は、本実施形態に係るシート材容器100と、収容領域10aに収容された内容物96と、を備えている。
したがって、充填部80、41、42が折り目71を跨いで配置されている。これにより、折り目71の位置において胴部11が補強されるため、折り目71の位置での胴部11の座屈を抑制することができる。
このような充填部80の形状は、充填部80の上縁82が上に凸の形状であることによって、好適に実現することができる。
図12(a)及び図12(b)に示すように、変形例1に係るシート材容器100は、充填部80と充填部41とを相互に連通させている充填部84と、充填部80と充填部42とを相互に連通させている充填部84と、を備えている。充填部84は、例えば充填部80の上縁82の頂点と充填部41、42とをそれぞれ曲線状または直線状に接続している。
ここで、充填部84の幅は、胴部11の横幅方向における端部に向けて(接続部83に向けて)小さくなっていることが好ましい。より詳細には、充填部84の幅は、接続部83において最小となっている。
このようにすることにより、充填部80に空気等の充填材が充填された際に接続部83に応力が集中して当該接続部83にシワ(皺)が発生するようにでき、胴部11の膨らみを大きくすることができる。ただし、充填部84は、その延在方向に亘り一定幅(一定の径)に形成されていてもよい。
また、充填部84は、胴部11の幅方向両端に向けて下り傾斜している。充填部84との接続部83は、例えば、折り目71よりも上方に配置されている。
充填部84の径は、充填部84と充填部41、42との接続部83における充填部41、42の径よりも小さいことが好ましい。これにより、シート材容器100の前後方向への胴部11の十分な膨らみを実現し、袋体10の容積を十分に確保することができる。充填部84の径は、充填部84と充填部41、42との接続部83における充填部41、42の径の1/2以下とすることができ、1/3以下としても良い。
図13(a)及び図13(b)に示すように、変形例2に係るシート材容器100においては、充填部80の下縁81が上に凸の折れ線形状に形成されている。すなわち、下縁81は複数の直線の組み合わせにより構成されている。
本変形例においても、充填部80と充填部41、42との接続部83の径は、接続部83と対応する位置における充填部41及び充填部42の径よりも小さいことが好ましく、これにより、シート材容器100の前後方向への胴部11の十分な膨らみを実現し、袋体10の容積を十分に確保することができる。
図14(a)及び図14(b)に示すように、変形例3に係るシート材容器100においては、上縁82が下に凸の曲線形状または折れ線形状に形成されている。したがって、充填部80の上下幅は、胴部11の横幅方向中央部においては相対的に小さく、胴部11の横幅方向両端部においては相対的に大きくなっている。
このように、充填部80の中央部85を細くすることによっても、シート材容器100の前後方向への胴部11の十分な膨らみを実現し、袋体10の容積を十分に確保することができる。
本変形例の場合、充填部80と充填部41、42との接続部83が、折り目71を上下に跨いでいる。また、充填部80における細径の中央部85も、折り目71を上下に跨いでいる。
図15(a)及び図15(b)に示すように、変形例4に係るシート材容器100においては、接続部83の径D1(図15(a))が、接続部83と対応する位置における充填部41及び充填部42の径D2(図15(a))と同等に設定されている。ただし、径D2>径D1の関係となっている。
径D1と径D2との関係を本変形例のようにすることにより、シート材容器100の前後方向への胴部11の十分な膨らみを実現し、袋体10の容積を十分に確保することができる。
図16(a)及び図16(b)に示すように、変形例5に係るシート材容器100においては、4つの頂点が上下左右に位置する菱形の充填部80が、胴部11の幅方向中央部に配置され、充填部80の左右の頂点と充填部41及び充填部42とが曲線状または直線状の充填部84を介して相互に接続されている。
本変形例によっても、充填部80によって折り目71の位置での座屈を抑制することができる。
図17(a)及び図17(b)に示すように、変形例6に係るシート材容器100においては、逆ホームベース型の充填部80が、胴部11の幅方向中央部に配置され、充填部80と充填部41及び充填部42とが曲線状または直線状の充填部84を介して相互に接続されている。
本変形例によっても、充填部80によって折り目71の位置での座屈を抑制することができる。
図18(a)及び図18(b)に示すように、変形例7に係るシート材容器100は、いわゆるスタンディングパウチ型であり、シート材容器100の袋体10は、天マチ部12を有していないとともに、袋体10にはスパウト27及びポンプ付きキャップ90が設けられていない。
本変形例においても、シート材容器100は、内容物を収容する収容領域10aを包囲する袋体10を有し、袋体10は、少なくとも2層以上のシート材(例えば2層の第1シート材21、第2シート材22)を相互に積層及び接合することにより構成された積層シート20どうしを接合することによって構成されている。袋体10は、胴部11を有しているとともに、胴部11の横幅方向に延在する折り目71を有している。そして、折り目71を跨いで、シート材どうしが部分的に非接合とされた非接合部67、61、62が配置され、非接合部67、61、62におけるシート材どうしの層間に充填材が封入されることで充填部80、41、42が構成されている。
よって、本変形例によっても、充填部80、41、42が折り目71を跨いで配置されているので、折り目71の位置において胴部11が補強されるため、折り目71の位置での胴部11の座屈を抑制することができる。
なお、本変形例における充填部80の形状は、例えば、上記の実施形態又は各変形例の形状とすることができる。
本変形例の場合、折り目71は、例えば、シート材容器100の上端部を切除して開封するための開封案内線である。シート材容器100を構成するシート材において、開封案内線と対応する部位は、レーザー加工等により、その他の部位と比べて薄く形成されている。
開封案内線である折り目71に沿ってシート材容器100を破断し、当該シート材容器100の上端部を切除することにより、シート材容器100の上部に注出口が形成される。ここで、収容領域10aにおいて注出口の下側に隣接する部位を注出流路15(図18(a)参照)と称する。本変形例では、注出流路15が注出口に向けて(上方に向けて)徐々に狭くなるように、シール部25の形状が設定されている。すなわち、胴部11を正面視したときに、注出流路15が例えば台形となるように、シール部25の形状が設定されている。これにより、注出口の開口面積を十分に確保でき、内容物の注出をスムーズに行うことができる。
また、本発明は、この例に限らず。折り目71は、シート材容器100の内容物を途中まで使用した後でシート材容器100を保管するために、当該シート材容器100を折り曲げることによって形成されたものであってもよい。
この場合も、充填部の形状は、例えば、上記の実施形態又は各変形例の形状とすることができる。
この場合、袋体は、互いに対向して配置された一対の縁辺部を有し、一対の縁辺部の間の部分が胴部を構成している。ここで、便宜的に、一対の縁辺部のうち一方の縁辺部から他方の縁辺部に向かう方向を縦方向と称する。胴部の横幅方向とは、縦方向に対する交差方向(典型的には、例えば直交方向)を意味する。
この場合、充填部における一方の縁辺部側の縁辺は、一方の縁辺部側に向けて凸の形状であることが好ましい。
また、充填部における一方の縁辺部側の縁辺における頂点が、胴部の横幅方向中央部に配置されていることが好ましい。
縦方向における充填部の幅寸法は、胴部の横幅方向中央部においては相対的に大きく、胴部の横幅方向両端部においては相対的に小さいことが好ましい。
また、充填部における他方の縁辺部側の縁辺は、一方の縁辺側に向けて凸の形状であることが好ましい。
<1>内容物を収容する収容領域を包囲する袋体を有し、
前記袋体は、少なくとも2層以上のシート材が相互に積層及び接合された積層シートどうしが接合されて構成され、
且つ、
前記袋体は、胴部を有しているとともに、前記胴部の横幅方向に延在する折り目を有し、
前記折り目を跨いで、前記シート材どうしが部分的に非接合とされた非接合部が配置され、
前記非接合部における前記シート材どうしの層間に充填材が封入されて充填部が構成されているシート材容器。
<2>前記袋体は、底部と、前記胴部と、天マチ部と、を有し、
前記胴部の上部に前記折り目が配置されている<1>に記載のシート材容器。
<3>前記充填部の下縁は、上に凸の形状である<1>又は<2>に記載のシート材容器。
<4>前記充填部は、前記胴部の横幅方向に延在する中間充填部を含んで構成されており、
前記中間充填部が前記折り目を跨いで配置されており、
前記充填部の前記下縁は、前記中間充填部の下縁である<3>に記載のシート材容器。
<5>前記充填部は、環状に形成された環状部を含んで構成されており、
前記環状部の上部が前記折り目を跨いで配置されており、
前記充填部の前記下縁は、前記環状部の前記上部の下縁である<3>又は<4>に記載のシート材容器。
<6>前記充填部の前記下縁の頂点が、前記胴部の横幅方向中央部に配置されている<3>から<5>のいずれか一項に記載のシート材容器。
<7>前記充填部の上下幅は、前記胴部の横幅方向中央部においては相対的に大きく、前記胴部の横幅方向両端部においては相対的に小さい<2>から<6>のいずれか一項に記載のシート材容器。
<8>前記充填部の上縁は、上に凸の形状である<2>から<7>のいずれか一項に記載のシート材容器。
<9>前記天マチ部には、前記収容領域から外部に前記内容物を注出する注出部が設けられ、
前記注出部には、押下操作により前記内容物を吐出するポンプ付きキャップが装着されている<2>から<8>のいずれか一項に記載のシート材容器。
<10><1>から<9>のいずれか一項に記載のシート材容器と、
前記収容領域に収容された内容物と、
を備えるシート材容器詰め品。
<11>内容物を収容する収容領域を包囲する袋体を有し、
前記袋体は、少なくとも2層以上のシート材が相互に積層及び接合された積層シートどうしが接合されて構成され、
且つ、
前記袋体は、胴部を有しているとともに、前記胴部の横幅方向に延在する折り目を有し、
前記折り目を跨いで、前記シート材どうしが部分的に非接合とされた非接合部が配置されている容器用シート。
<12><11>に記載の容器用シートの前記非接合部における前記シート材どうしの層間に充填材を充填することにより、前記折り目を展開するとともに、前記充填材が充填された充填部を形成する工程と、
前記充填部を封止する工程と、
を備えるシート材容器の製造方法。
<13>前記充填材は空気である上記いずれか一項に記載のシート材容器。
<14>前記内容物は液体である上記いずれか一項に記載のシート材容器。
<15>前記胴部の横幅方向において、前記非接合部の両側には、前記シート材どうしが部分的に非接合とされている一対の第2非接合部であってそれぞれ上下に延在する第2非接合部が配置され、
前記一対の第2非接合部の各々は、前記非接合部と連通しており、
前記第2非接合部における前記シート材どうしの層間に充填材が封入されて第2充填部が構成されている上記いずれか一項に記載のシート材容器。
<16>前記充填部の前記下縁は、上に凸の曲線形状である上記いずれか一項に記載のシート材容器。
<17>前記充填部の前記下縁は、弧状に形成されている<16>に記載のシート材容器。
<18>前記充填部の前記下縁は、上に凸の折れ線形状である上記いずれか一項に記載のシート材容器。
<19>前記充填部の前記上縁の頂点が、前記胴部の横幅方向中央部に配置されている上記いずれか一項に記載のシート材容器。
<20>前記充填部の前記上縁は、上に凸の曲線形状である上記いずれか一項に記載のシート材容器。
<21>前記充填部の前記上縁は、上に凸の折れ線形状である上記いずれか一項に記載のシート材容器。
<22>前記充填部は、逆V字型である上記いずれか一項に記載のシート材容器。
<23>前記充填部の外形線は、全域に亘り水平に対して傾斜している上記いずれか一項に記載のシート材容器。
10a 収容領域
11 胴部
12 天マチ部
13 底マチ部
15 注出流路
19 充填材排出部
19a 封止部
20 積層シート
21 第1シート材
22 第2シート材
23 非接着部
24 シール層
25 シール部
27 スパウト
27a 基部
27b 筒部
31 第1層
32 第2層
33 第3層
34 第4層
41、42、43、44、45、46 充填部
51 表側シート部
52 裏側シート部
53 第1底マチシート部
54 第2底マチシート部
55 天マチシート部
56、57 天マチ貼り合わせ部
58 切欠形状部
61、62、63、64、65、67、69 非接合部
71 折り目
72 島状接合部
73 スパウト挿通孔
73a、73b 孔
75、76、77、78 折り曲げ線
80 充填部
81 下縁
82 上縁
83 接続部
84 充填部
85 中央部
90 ポンプ付きキャップ
91 キャップ部
92 起立筒部
93 押下部
94 ノズル部
95 送液チューブ
96 内容物
100 シート材容器
200 容器用シート
Claims (13)
- 内容物を収容する収容領域を包囲する袋体を有し、
前記袋体は、少なくとも2層以上のシート材が相互に積層及び接合された積層シートどうしが接合されて構成され、
且つ、
前記袋体は、胴部を有しているとともに、前記胴部の横幅方向に延在する折り目を有し、
前記折り目は、前記袋体の作製時に前記シート材が折り曲げられることで形成された折り筋であり、前記胴部の横幅方向における両端間に亘って連続的に形成されており、
前記折り目を跨いで、前記シート材どうしが部分的に非接合とされた非接合部が配置され、
前記非接合部における前記シート材どうしの層間に充填材が封入されて充填部が構成されているシート材容器。 - 前記袋体は、底部と、前記胴部と、天マチ部と、を有し、
前記胴部の上部に前記折り目が配置されている請求項1に記載のシート材容器。 - 前記充填部の下縁は、上に凸の形状である請求項1又は2に記載のシート材容器。
- 前記充填部は、前記胴部の横幅方向に延在する中間充填部を含んで構成されており、
前記中間充填部が前記折り目を跨いで配置されており、
前記充填部の前記下縁は、前記中間充填部の下縁である請求項3に記載のシート材容器。 - 前記充填部は、環状に形成された環状部を含んで構成されており、
前記環状部の上部が前記折り目を跨いで配置されており、
前記充填部の前記下縁は、前記環状部の前記上部の下縁である請求項3又は4に記載のシート材容器。 - 前記充填部の前記下縁の頂点が、前記胴部の横幅方向中央部に配置されている請求項3から5のいずれか一項に記載のシート材容器。
- 前記充填部は、前記胴部の横幅方向中央部から前記胴部の横幅方向両端部に向けて上下幅が相対的に小さくなる部分を有する請求項2から6のいずれか一項に記載のシート材容器。
- 前記充填部の上縁は、上に凸の形状である請求項2から7のいずれか一項に記載のシート材容器。
- 前記袋体は、底部と、前記胴部と、天マチ部と、を有し、
前記胴部の上部に前記折り目が配置されており、
前記天マチ部には、前記収容領域から外部に前記内容物を注出する注出部が設けられ、
前記注出部には、押下操作により前記内容物を吐出するポンプ付きキャップが装着されている請求項2から8いずれか一項に記載のシート材容器。 - 前記充填部は、
前記胴部の横幅方向に延在する中間充填部と、
横幅方向における前記中間充填部の両側においてそれぞれ上下に延在する一対の上下延在充填部と、
を含み、
前記中間充填部と前記一対の上下延在充填部の各々とが相互に連通しており、
前記中間充填部が前記折り目を跨いで配置されており、
前記中間充填部及び前記一対の上下延在充填部の各々の外形線は、全体に亘り水平に対して傾斜している請求項1から9のいずれか一項に記載のシート材容器。 - 請求項1から10のいずれか一項に記載のシート材容器と、
前記収容領域に収容された内容物と、
を備えるシート材容器詰め品。 - 内容物を収容する収容領域を包囲する袋体を有し、
前記袋体は、少なくとも2層以上のシート材が相互に積層及び接合された積層シートどうしが接合されて構成され、
且つ、
前記袋体は、胴部を有しているとともに、前記胴部の横幅方向に延在する折り目を有し、
前記折り目は、前記袋体の作製時に前記シート材が折り曲げられることで形成された折り筋であり、前記胴部の横幅方向における両端間に亘って連続的に形成されており、
前記折り目を跨いで、前記シート材どうしが部分的に非接合とされた非接合部が配置されている容器用シート。 - 請求項12に記載の容器用シートの前記非接合部における前記シート材どうしの層間に充填材を充填することにより、前記折り目を展開するとともに、前記充填材が充填された充填部を形成する工程と、
前記充填部を封止する工程と、
を備えるシート材容器の製造方法。
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