JP2020055620A - 容器 - Google Patents

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【課題】使用者による保持性が良好な構造の容器を提供する。【解決手段】容器100は、内容物18を収容する収容領域17を包囲している胴体部11と取っ手部12と有する容器本体20を備え、容器本体20は、複数のフィルム層を積層した本体構成シート材21により構成されており、本体構成シート材は21、複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されている充填部60を有し、充填部60は、胴体部11に形成されている第1充填部61と取っ手部12に形成されている第2充填部62とを含み、第2充填部62は、第1充填部61に向けて延びているとともに第1充填部61と連通している連通充填部(例えば、交差充填部69)を含み、連通充填部と第1充填部61との連通箇所において、連通充填部の延在方向に対して直交する充填部60の断面積が局部的に小さくなるように、複数のフィルム層どうしが局部的に接合された局部接合部29が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、容器、及び、内容物詰め容器に関する。
シート材により構成された軟包装容器として、近年、保形性の向上等を目的として、シート材の層間に部分的に非接合部を設け、その非接合部に空気などの充填材を封入して充填部を構成したタイプのものが提案されている(例えば、特許文献1)。
特表2015−520707号公報
特許文献1の容器は、使用者による保持性(保持のしやすさ)に関し、改善の余地がある。
本発明は、使用者による保持性が良好な構造の容器、及び、内容物詰め容器に関する。
本発明は、内容物を収容する収容領域と、
前記収容領域を包囲している胴体部と、前記胴体部から突出している取っ手部と、を有する容器本体と、
を備え、
前記容器本体は、複数のフィルム層を積層した本体構成シート材により構成されており、
前記本体構成シート材は、前記複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部を有するとともに、前記非接合部における前記複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されている充填部を有し、
前記充填部は、前記胴体部に形成されている第1充填部と、前記取っ手部に形成されている第2充填部と、を含み、
前記第2充填部は、前記第1充填部に向けて延びているとともに前記第1充填部と連通している連通充填部を含み、
前記連通充填部と前記第1充填部との連通箇所において、前記連通充填部の延在方向に対して直交する前記充填部の断面積が局部的に小さくなるように、前記複数のフィルム層どうしが局部的に接合された局部接合部が形成されている容器に関する。
本発明によれば、使用者による保持性が良好な構造の容器を提供することができる。
更に、胴体部と取っ手部との境界部における容器本体の曲げ変形性を適度に確保することができ、取っ手部が胴体部に対して所望の方向に折れ曲がった構造を容易に実現することができる。
第1実施形態に係る容器の正面図である。 図1のA−A線に沿った切断端面図である。 図1のC−C線に沿った切断端面図である。 第1実施形態に係る容器の平面図である。 第1実施形態に係る容器の底面図である。 第1実施形態に係る容器を取っ手部側から視た側面図である。 図1の部分拡大図である。 図1のB−B線に沿った切断端面図である。 第1実施形態に係る容器の容器本体を構成する本体構成シート材の平面図であり、容器の内側となる面を手前側に示している。 第1実施形態に係る容器の本体構成シート材に内袋(内容器)を構成する内袋構成シート材を重ねて接合した状態の平面図であり、内袋構成シート材において収容領域を画定する面(内面)となる方を手前側に示している。 第2実施形態に係る容器の部分拡大の正面図である。 図11のA−A線に沿った切断端面図である。 第3実施形態に係る容器の部分拡大の正面図である。 第3実施形態に係る容器の容器本体を構成する本体構成シート材の平面図であり、容器の内側となる面を手前側に示している。
以下、本発明の好ましい実施形態の例について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。
〔第1実施形態〕
先ず、図1から図10を用いて第1実施形態を説明する。
本発明に係る容器の形態は特に限定されず、自立可能な形態であっても良いし、自立せず寝かせて配置することを想定した形態であっても良い。ただし、本実施形態の場合、容器100は、底マチ13(図1、図5、図6)を有しており、図1に示すように底マチ13が水平な載置面71に載置された状態で自立可能な自立容器である。
本実施形態において、容器100の各構成要素の位置関係(上下関係等)の説明は、特に断りのない場合は、容器100を図1のように自立させた状態での位置関係を説明したものである。ただし、この説明における位置関係は、容器100の使用時や製造時の位置関係とは必ずしも一致しない。
また、容器100の各構成要素の位置関係について、各図に示される位置関係を説明する場合もある。
容器100の正面側(図1における手前側、図6における左側)を前方、容器100の背面側(図1における奥側、図6における右側)を後方といい、容器100の正面に向かって左側(図1における左側)を左方、容器100の正面に向かって右側(図1における右側)を右方という。また、容器100の左右方向を横幅方向という場合がある。
図1から図6のいずれかに示すように、本実施形態に係る容器100は、内容物18を収容する収容領域17と、収容領域17を包囲している胴体部11と胴体部11から突出している取っ手部12とを有する容器本体20と、を備えている。
ここで、胴体部11は、容器本体20において収容領域17を包囲している部分であり、取っ手部12は、容器本体20において胴体部11の外部に位置する部分である。すなわち、取っ手部12が胴体部11から突出しているとは、胴体部11と取っ手部12とが相互に繋がっていて、取っ手部12が胴体部11の外部に位置していることを意味する。取っ手部12は、使用者による把持に適した部分であり、使用者は取っ手部12を把持して容器100を持ち上げたり、容器100の収容領域17から内容物18を排出(典型的には注出)したりすることが可能である。
図2に示すように、容器本体20は、複数のフィルム層(本実施形態の場合、外側フィルム22と内側フィルム23との2つのフィルム層)を積層した本体構成シート材21により構成されている。本体構成シート材21は、複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部24(図2)を有するとともに、非接合部24における複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されている充填部60を有する。
充填部60に封入されている充填材は、流体(気体または液体)、固体(例えば粉粒体、樹脂ペレット等)または半固体(例えば発泡材等)とすることができ、空気などの気体であることが好ましい。
充填部60は、胴体部11に形成されている第1充填部61と、取っ手部12に形成されている第2充填部62とを含む。第2充填部62は、第1充填部61に向けて延びているとともに第1充填部61と連通している連通充填部(本実施形態の場合、後述する交差充填部69)を含む。したがって、第1充填部61と第2充填部62とが相互に連通している。
詳述すると、充填部60は、胴体部11と取っ手部12との境界部において互いに交差及び連通している第1部分(本実施形態の場合、後述する対向部67a)、第2部分(本実施形態の場合、後述する交差充填部69)及び第3部分(本実施形態の場合、後述する上方延出部67b)を含む。
第1部分は胴体部11に形成されており、第2部分は取っ手部12に形成されており、第3部分は胴体部11又は取っ手部12に形成されている。本実施形態の場合、第3部分(上方延出部67b)は、胴体部11に形成されている。すなわち、本実施形態の場合、第1充填部61は第1部分及び第3部分を含み、第2充填部62は第2部分を含む。
連通充填部と第1充填部61との連通箇所、すなわち第1充填部61と第2充填部62との連通箇所において、連通充填部の延在方向に対して直交する充填部60の断面積が局部的に小さくなるように、複数のフィルム層どうしが局部的に接合された局部接合部29が形成されている(図1、図2、図3、図7、図9、図10参照)。より詳述すると、第1部分、第2部分及び第3部分の交差部に、複数のフィルム層どうしが局部的に接合された局部接合部29が形成されている。
本実施形態によれば、容器本体20の胴体部11に形成されている第1充填部61と取っ手部12に形成されている第2充填部62とが相互に連通しているため、胴体部11と取っ手部12との境界部の構造的強度を向上することができる。このため、使用者が取っ手部12を把持して容器100を持ち上げた際に、取っ手部12に対する胴体部11のぐらつきを抑制できるため、容器100全体を安定的に保持することが可能となる。このように、本実施形態によれば、使用者による保持性が良好な構造の容器100を提供することができ、例えば、容器100が大容量(例えば、1L以上)の場合にも、良好な保持性を実現できる。
更に、第1充填部61と第2充填部62との連通箇所近傍に、複数のフィルム層どうしが局部的に接合された局部接合部29が形成されていることによって、胴体部11と取っ手部12との境界部における容器本体20の曲げ変形性を適度に確保することができる。つまり、延在方向が互いに異なる複数の充填部が交わる連通箇所においては、充填部の断面積が大きくなり得るところ、局部接合部29を設けない場合には、充填部の断面積は、図3に仮想線600で示すような大きさを有することになる。これに対し、本実施形態においては、当該連通箇所近傍に局部接合部29が形成されていることにより、図3に実線で示すように、この連通箇所での充填部の断面積を局部的に小さくできるため、この連通箇所の曲げ変形性が向上している。よって、取っ手部12が、胴体部11に対して、予期せぬ方向に歪むことなく、所望の方向に折れ曲がった構造を容易に実現することができる。すなわち、例えば、図2と図4から図6に示すように、取っ手部12が胴体部11から真っ直ぐ側方(右方)に延びた構造を実現することができる。
ここで、連通箇所近傍とは、典型的には、連通箇所に隣接した位置である。本実施形態では、局部接合部29は、連通箇所に島状に配置されており、周囲を連通箇所によって囲まれている。
本実施形態に係る内容物詰め容器200は、本実施形態に係る容器100と、収容領域17に収容された内容物18と、を備える。
本発明において、内容物18の種類は、特に限定されない。内容物18としては、例えば、洗剤、漂白剤、柔軟剤、シャンプー、リンス、ボディーソープ、飲料、食品などの他に、エンジンオイル、化学薬品などが挙げられる。
また、内容物18は、液体(ペースト状のものを含む)であっても良いし、固体(例えば、粒状のもの(顆粒状のものを含む)、或いは粉状のものなど)であっても良い。
本実施形態の場合、内容物18は、例えば、液体である。
内容物18が液体の場合には、内容物18の粘度は、例えば30℃において好ましくは1mPa・s以上12万mPa・s以下(B型粘度計で測定。例えば東機産業社製ビスコメーターTV−10又はビスコメーターTVB−10等で測定)であり、より好ましくは1mPa・s以上6万mPa・s以下である。
本実施形態の場合、容器100は、図2に示すように、内袋構成シート材41により構成されている内袋40(内容器)を備えている。内袋40は、容器本体20に包囲されている。内袋40が収容領域17を有する。内袋構成シート材41を折り曲げて当該内袋構成シート材41の周縁部どうしを相互に接合することによって、袋状の内袋40が構成されている。
ただし、本発明において、内容器は、シート材により構成されたものに限らず、例えば、ブロー成形により構成されたものであってもよい。
容器100の正面形状、すなわち容器本体20の正面形状は、特に限定されないが、本実施形態の場合、容器本体20の正面形状は、例えば、図1に示すように、縦長の略四角形状となっている。
図2に示すように、容器本体20の胴体部11は、収容領域17を間に挟んで互いに対向(前後に対向)している第1主面部20a及び第2主面部20bを有する。第1主面部20aは正面側(前面側)に位置しており、第2主面部20bは背面側に位置している。胴体部11は、底マチ13と天マチ14とを有する袋状に形成されている。底マチ13の平面積は、天マチ14の平面積よりも大きいことが好ましい。
容器本体20の取っ手部12は、胴体部11から側方(右方)に突出している。
より詳細には、取っ手部12が半環状(C字状(図1では左右反転したC字状))に形成されているとともに、取っ手部12の両端部がそれぞれ胴体部11に接続されている。そして、図1に示すように、容器本体20において、取っ手部12と胴体部11との間には、当該容器本体20を(前後に)貫通する貫通部19が形成されている。本実施形態の場合、貫通部19は貫通穴であるが、本発明は、この例に限らず、貫通部19はスリットであってもよい。
取っ手部12の把持の仕方は、特に限定されないが、一例として、使用者は、貫通部19に手の第2指から第5指の4本の指を差し入れて、これら4本の指と第1指とによって取っ手部12を把持し、容器100を持ち上げることが可能となっている。
本実施形態の場合、第2充填部62は、半環状の取っ手部12に沿って延在している。第2充填部62が取っ手部12に沿って延在しているとは、第2充填部62が取っ手部12の少なくとも一部分に沿って延在していることを意味する。
内袋40の形状は、特に限定されないが、本実施形態の場合、内袋40は容器本体20と同様の形状に形成されている。したがって、内袋40は、胴体部11内に位置していて、収容領域17を構成する部分と、取っ手部12内に位置している部分と、を有する。
内袋40において、胴体部11内に位置している部分は、胴体部11と同様の形状に形成されており、収容領域17を間に挟んで正面側に位置する第1主面部40aと背面側に位置する第2主面部40bとを有する。内袋40において、取っ手部12内に位置している部分は、取っ手部12と同様の形状に形成されている。
内袋40において、取っ手部12内に位置している部分の内部領域を、連通領域49(図2)と称する。連通領域49は、収容領域17と連通している。本実施形態の場合、連通領域49は、取っ手部12の両端部において、それぞれ収容領域17と連通している。
ここで、内容器の一部分(連通領域49を構成する部分)が取っ手部12内に入り込んだ構成となっているため、容器100から内容物18を排出する際に、取っ手部12内に内容器の一部分を保持できる(内容器が内容物18とともに容器本体20に対して相対的にずり落ちてしまうことを抑制できる)。このため、容器100からの内容物18の排出性が良好となる。
このように、容器本体20の胴体部11は、底部には底マチ13を有しており、上端部には天マチ14を有しており、内袋40において、胴体部11内に位置していて収容領域17を構成している部分は、胴体部11と同様の形状に形成されている。このため、収容領域17の容量を十分に確保することができる。
容器100は、収容領域17から内容物18を吐出可能な吐出部(例えばスパウト15)を有する。
容器100における吐出部の配置は、特に限定されないが、本実施形態の場合、吐出部は、底部とは反対側の上端部に配されている。より詳述には、吐出部としてのスパウト15は、天マチ14を貫通して設けられている。スパウト15は、例えば、内容物18を吐出する筒状の注出筒部15aと、注出筒部15aの軸方向における一端において当該軸方向に対して直交する配置で設けられている板状の板状部15bと、を一体に備えて構成されている。板状部15bは、例えば、内袋構成シート材41において、胴体部11の天マチ14に沿って配置されている部分の内面又は外面に設けられている。
吐出部は、スパウトに限らず、例えば逆止機能を有するフィルム弁や、後述する第6実施形態のように、開封予定部に沿って容器100を破断することによって容器100に形成されるものであっても構わない。
ここで、図1に示す中心軸AXは、容器100を載置面71に載置したときに底マチ13の平面中心を通る鉛直軸である。中心軸AXが容器100の中心軸であるものとする。図1に示すように、本実施形態の場合、スパウト15は、容器100の中心軸AXを基準として、取っ手部12とは反対側に配置されている。図1では、取っ手部12は中心軸AXよりも右側に配置されており、スパウト15は中心軸AXよりも左側に配置されている。
すなわち、容器100は、収容領域17から内容物18を吐出可能な吐出部(スパウト15)を備え、吐出部は、当該容器100の中心軸AXを基準として、取っ手部12とは反対側に配置されている。
吐出部(スパウト15)と取っ手部12とがこのような位置関係となっていることにより、使用者が取っ手部12を把持して容器100を保持し、吐出部から内容物18を吐出させる動作を、より容易且つ安定的に行うことができる。
更に、本実施形態の場合、注出筒部15aは、取っ手部12とは反対側に傾斜している。つまり、図1において、注出筒部15aの軸方向は、左側に傾斜している。このような構造により、吐出部から内容物18を吐出させる動作を、より容易に行うことができる。
より詳細には、天マチ14は、図1及び図4に示すように、第1天マチ部14aと、第1天マチ部14aの前側に連接されている第2天マチ部14bと、を含んでいる。
第1天マチ部14aは、例えば、右方に向けて下り傾斜しているか、又は水平に配置されている。
第2天マチ部14bは、中心軸AXよりも左側に配置されているとともに、左方に向けて下り傾斜している。
そして、スパウト15の板状部15bは、第2天マチ部14bに沿って配置されている。これにより、注出筒部15aの軸方向が左側に傾斜している。
容器100は、更に、スパウト15の注出筒部15aに対して着脱可能に取り付けられているキャップ16を備えている。キャップ16は、例えば、スクリューキャップである。
なお、本実施形態の場合、キャップ16によってスパウト15の先端の開口が閉止されることで、収容領域17が閉空間となっている。
ただし、本発明は、この例に限らず、容器100が製袋された状態で収容領域17が閉空間となっていてもよい。この場合、例えば、使用者が容器100の一部分を破断することによって、注出口が形成される。
次に、容器100における充填部60の例について、より詳細に説明する。
本実施形態の場合、充填部60は、底マチ13の周縁に沿って周回状に形成されている周回状充填部63(図5、図1)と、胴体部11の前面側すなわち第1主面部20aに形成されている傾斜充填部64、65、胴体部上下延在充填部66、67と、取っ手部12の前面側に形成されている上下延在充填部68、交差充填部69、70と、胴体部11の背面側すなわち第2主面部20bに形成されている傾斜充填部64、65、胴体部上下延在充填部66、67と、取っ手部12の背面側に形成されている上下延在充填部68、交差充填部69、70と、を含んでいる。
第1充填部61は、第1主面部20a及び第2主面部20bに形成されている傾斜充填部64、65、胴体部上下延在充填部66、67を含んで構成されている。
第2充填部62は、取っ手部12の前面側及び背面側に形成されている上下延在充填部68、交差充填部69、70を含んで構成されている。
本実施形態の場合、充填部60の全体が一繋がりに形成されている。ただし、本発明において、容器100は、互いに独立した複数の充填部を備えていても良い。
第1充填部61において第1主面部20aに形成されている部分について説明すると、傾斜充填部64の下端は、第1主面部20aの下端部の左半部において周回状充填部63と連通している。傾斜充填部64は、第1主面部20aの下端の左半部から左斜め上方に向けて延びている。傾斜充填部65の下端は、第1主面部20aの下端部の右半部において周回状充填部63と連通している。傾斜充填部65は、第1主面部20aの下端の右半部から右斜め上方に向けて延びている。傾斜充填部64と傾斜充填部65とは互いに概ね左右対称に配置されている。傾斜充填部64の上端には、胴体部上下延在充填部66が連接されている。胴体部上下延在充填部66は、第1主面部20aの左縁部に沿って上下に(胴体部の上端部側から底部側に)延在している。傾斜充填部65の上端には、胴体部上下延在充填部67が連接されている。胴体部上下延在充填部67は、第1主面部20aの右縁部に沿って上下に(胴体部の上端部側から底部側に)延在している。
なお、胴体部上下延在充填部66及び胴体部上下延在充填部67の一方又は両方は、傾斜していても良い。
第1充填部61において第2主面部20bに形成されている部分は、例えば、第1充填部61において第1主面部20aに形成されている部分と前後対称に配置されている。
第2充填部62において取っ手部12の前面側に形成されている部分について説明すると、交差充填部69は、取っ手部12の上部において、例えば略水平に配置されている。交差充填部69の左端は胴体部上下延在充填部67と連通している。すなわち、交差充填部69は、第1充填部61に向けて延びているとともに第1充填部61と連通している連通充填部である。交差充填部69と胴体部上下延在充填部67とが連通している箇所は、胴体部上下延在充填部67の上端よりも下方の位置となっている。
ここで、胴体部上下延在充填部67において、胴体部上下延在充填部67と交差充填部69との連通箇所よりも下側の部分は、貫通部19を間に挟んで上下延在充填部68と対向している対向部67aである。胴体部上下延在充填部67において、胴体部上下延在充填部67と交差充填部69との連通箇所よりも上側の部分は、上方延出部67bと称する。
交差充填部70は、取っ手部12の下部に配置されており、貫通部19を間に挟んで交差充填部69と対向して配置されている。すなわち、交差充填部70は、例えば略水平に配置されている。本実施形態においては、交差充填部70も、第1充填部61に向けて延びているとともに第1充填部61(傾斜充填部65)と連通している連通充填部である。
上下延在充填部68は、上下に延在している。上下延在充填部68の上端と交差充填部69の右端とが相互に連通しており、上下延在充填部68の下端と交差充填部70の右端とが相互に連通している。
第2充填部62において取っ手部12の前面側に形成されている部分は、取っ手部12に沿う半環状(C字状(図1では左右反転したC字状))に形成されている。
なお、上下延在充填部68は、傾斜していても良い。
第2充填部62において取っ手部12の背面側に形成されている部分は、例えば、第2充填部62において取っ手部12の背面側に形成されている部分と前後対称に配置されている。
本実施形態では、第2充填部62において取っ手部12の前面側に形成されている部分の両端部がそれぞれ第1充填部61と連通しているとともに、第2充填部62において取っ手部12の背面側に形成されている部分の両端部がそれぞれ第1充填部61と連通している。
ただし、本発明は、この例に限らず、第2充填部62において取っ手部12の前面側に形成されている部分の両端部のうちいずれか一方のみが第1充填部61と連通していたり、第2充填部62において取っ手部12の背面側に形成されている部分の両端部のうちいずれか一方のみが第1充填部61と連通していたりしてもよい。すなわち、容器100は、半環状の第2充填部62の両端部のうち少なくとも一方が、第1充填部61と連通している構成とすることができる。
本実施形態の場合、貫通部19は、第2充填部62において取っ手部12の前面側に形成されている部分に囲まれているとともに、第2充填部62において取っ手部12の背面側に形成されている部分に囲まれている。このため、貫通部19に手指(例えば、第2指から第5指の4本の指)を差し入れるとともに、第2充填部62によって補強された半環状の取っ手部12を手で把持することができるため、取っ手部12の把持性がより良好となる。
第1充填部61の胴体部上下延在充填部67は、当該胴体部上下延在充填部67と交差充填部69との連通箇所から下方に延びる対向部67aと、当該連通箇所から上方に延びる上方延出部67bとを有する。
そして、対向部67a、交差充填部69及び上方延出部67bの交差部に、局部接合部29が形成されている。
図1、図9及び図10に示すように、局部接合部29は、非接合部24に島状に形成されている。局部接合部29が非接合部24に島状に形成されているとは、本体構成シート材21の外側フィルム22と内側フィルム23との接合部であって非接合部24を囲んでいる部分から離間した位置において、非接合部24に局部接合部29が形成されていることを意味する。
局部接合部29が非接合部24に島状に形成されていることにより、第1充填部61と第2充填部62における連通充填部との連通箇所近傍、すなわち充填部60の第1部分(対向部67a)、第2部分(交差充填部69)及び第3部分(上方延出部67b)の交差部には、図1、図3及び図7に示すように、局部接合部29を間に挟む両側にそれぞれ連通部111、112が形成されている。本実施形態の場合、連通部111、112は、第2部分(交差充填部69)と、第1部分及び第3部分(対向部67a及び上方延出部67b)と、が連通している部分である。ただし、本発明は、この例に限らず、連通部111、112は、第1部分から第3部分のうち任意の組み合わせの部分どうしが連通している部分であってもよい。
局部接合部29が島状に形成されていることにより、図13に示すような局部接合部29が半島状の形態(後述)と比べて、取っ手部12の高い機械的強度を安定して得ることができる。また、局部接合部29の周囲に充填部60が存在するため、取っ手部12の前側と背面側との双方に局部接合部29が形成されている場合に、容器100の前側の局部接合部29と背面側の局部接合部29との位置が、互いに同じであっても互いにずれていても、取っ手部12の高い機械的強度を実現でき、胴体部11に対する取っ手部12のねじれも抑制できる。
局部接合部29を間に挟む両側にそれぞれ連通部111、112が形成されていることにより、局部接合部29の形成箇所における充填部60の機械的強度を、局部接合部29を間に挟む両側部分において良好なバランスにすることができる。
局部接合部29の形状は、特に限定されないが、本実施形態の場合、局部接合部29は円形に形成されている。
なお、第1充填部61と第2充填部62における連通充填部との連通箇所とは、図7に仮想線で示すBL近傍を指す。
本実施形態の場合、充填部60の第3部分、すなわち上方延出部67bは、胴体部11に配置されている。
また、充填部60の第1部分(対向部67a)と第3部分(上方延出部67b)とが、第1部分、第2部分(交差充填部69)及び第3部分の交差部から互いに反対方向に延びている。すなわち対向部67aは交差部から下方に延びており、上方延出部67bは交差部から上方に延びている。
局部接合部29は、第1部分(対向部67a)と第3部分(上方延出部67b)との合流領域115(図7)と、第2部分(交差充填部69)と、の境界線BL(図7)に沿う位置に配置されている。換言すれば、局部接合部29は、境界線BLの近傍に配置されている。局部接合部29の位置と境界線BLとの距離は、30mm以内であることが好ましく、15mm以内であることがより好ましい。
これにより、容器本体20において、境界線BLに沿う部分(又はその近傍の部分)における曲げ変形性を適度に確保できるため、取っ手部12が胴体部11に対して所望の方向に折れ曲がった構造を実現できる。しかも、第1部分と第3部分との連続性を十分に確保できるため、容器本体20において第1部分と第3部分とが形成されている部分の機械的強度を十分に確保することができる。
本実施形態の場合、胴体部上下延在充填部66よりも対向部67aが大径に形成されている。これにより、使用者が取っ手部12を把持して容器100を保持した際の胴体部11の保形性がより向上する。
より詳細には、胴体部上下延在充填部66よりも上方延出部67bが大径に形成されており、また、傾斜充填部64よりも傾斜充填部65が大径に形成されている。これらの構造によっても、使用者が取っ手部12を把持して容器100を保持した際の胴体部11の保形性がより向上するとともに、胴体部上下延在充填部66、傾斜充填部64を小径とすることで内袋40の容積を大きくすることができ、内容物の充てん量を増加することができる。。
また、胴体部上下延在充填部67は、当該胴体部上下延在充填部67と交差充填部69との連通箇所よりも上方に延びる上方延出部67bを有するため、胴体部11において当該連通箇所よりも上側の部分を保形性が向上する。よって、胴体部11内の収容領域17内のより高い位置まで内容物18を収容することが可能となる。
本実施形態の場合、容器100は、外気を内袋40(内容器)の外面と容器本体20の内面との間に導入させる外気導入部73(図1、図8)を備える。
図8に示すように、外気導入部73は、例えば、胴体部11において貫通部19に臨む部位と、内袋40において貫通部19に臨む部位と、の間隙により構成されている。尤も、外気導入部73の設置位置は、外気を導入できるのであればどこに形成されていても良い。
容器100が外気導入部73を備えることによって、容器100からの内容物18の排出の際に、内袋40が容易に容器本体20とは独立して収縮できるため、容器100からの内容物18の排出性が向上する。
図2に示すように、容器100は、容器本体20を構成する本体構成シート材21と、内袋40を構成する内袋構成シート材41と、を備えて構成されている。
図9に示すように、本体構成シート材21は、容器本体20の外面側を構成する外側フィルム22と、容器本体20の内面側を構成する内側フィルム23と、を相互に積層及び接合することにより構成されている。すなわち、一例として、本実施形態の場合、本体構成シート材21は、外側フィルム22と内側フィルム23との2層のフィルム層により構成されている。ただし、本発明は、この例に限らず、本体構成シート材21は、外側フィルム22及び内側フィルム23以外のフィルム層を有していても良い。
本体構成シート材21には、外側フィルム22と内側フィルム23とが部分的に非接合とされた非接合部24が形成されている。例えば、外側フィルム22又は内側フィルム23の一方または両方において、他方に対して対向する面には、部分的に非接合処理が施されている。非接合処理は、非接合剤(いわゆる糊殺し剤)を塗布して糊殺し状態とすることによって、容易に形成することができる。糊殺し剤としては、外側フィルム22と内側フィルム23との接合を防止できるものであれば、いかなるものも使用することができる。糊殺し剤としては、例えば、オフセット印刷、フレキソ印刷、レタープレス印刷(凸版印刷)のそれぞれに使用する印刷用インキ、メジウムインキ、糊殺し専用インキ等を好ましく用いることができる。また、熱硬化型や紫外線硬化型のインキを好ましく用いることができる。
非接合処理が施された範囲が非接合部24となる。非接合部24に充填材が封入されることによって、充填部60が形成されるようになっている。
充填部60は、必ずしも非接合部24の全部に形成されていることに限定されず、複数ある非接合部24の一部に形成されていてもよい。
非接合部24を除いて、内側フィルム23の全面が外側フィルム22の一方の面に対して接合されている接合部を有していることが好ましく、本実施形態ではそのようになっている。
外側フィルム22と内側フィルム23との接合の手法としては、一例として、ヒートシール、超音波シール、接着剤による接合等を用いることができる。
なお、例えば、本体構成シート材21が形成された段階で、外側フィルム22と内側フィルム23とが局部的に接合された局部接合部29が形成されている。なお局部接合部29の形成方法は、上述の外側フィルム22と内側フィルム23との接合と同じ手法に加え、超音波スポットウエルダ、接着シールなど微小領域の接合に有効な方法を使用することができる。
外側フィルム22及び内側フィルム23の各々も、複数の層構造をなしている。また、内袋構成シート材41も、複数の層構造をなしている。
外側フィルム22は、一例として、第1層、第2層、第3層及び第4層をこの順に積層することにより構成された4層構造をなしている。
このうち第1層は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)または延伸ナイロン(ONy)により構成されている。第1層の主な機能としては、容器本体20に光沢感及び印刷適性をもたらすとともに容器本体20の剛性を確保することが挙げられる。
第2層は、例えば、当該第2層における第1層側の面にシリカ及び/又はアルミナが蒸着されたポリエチレンテレフタレートにより構成された透明蒸着PETの層である。第2層の主な機能としては、容器本体20にガスバリア性をもたらすことが挙げられる。
第3層は、例えば、延伸ナイロンにより構成されている。第3層の主な機能としては、容器本体20の耐ピンホール性を確保することが挙げられる。
第4層は、例えば、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)により構成されている。第4層の主な機能としては、内側フィルム23とのヒートシール性、外側フィルム22どうしのヒートシール性、及び、内袋構成シート材41とのヒートシール性を確保することが挙げられる。
内側フィルム23の層構造としては、外側フィルム22と同様の層構造を採用することができる。ただし、外側フィルム22及び内側フィルム23を構成する各層の材料は、上記の例に限らない。また、内側フィルム23は、外側フィルム22とは異なる層構造を有していてもよい。
本体構成シート材21は、例えば、第1主面部20aを構成する部分である第1シート部31と、第2主面部20bを構成する部分である第2シート部32と、底マチ13を構成する部分である底マチ構成シート部38と、取っ手部12の前面側を構成する部分である第1取っ手構成シート部33と、取っ手部12の背面側を構成する部分である第2取っ手構成シート部34と、天マチ14を構成する部分である天マチ構成シート部39と、チューブ状の延出部25と、を有する。延出部25は、例えば、第2取っ手構成シート部34から外方に延出している。
第1シート部31と第1取っ手構成シート部33との間、並びに、第2シート部32と第2取っ手構成シート部34との間には、貫通部19と対応する貫通部35がそれぞれ形成されている。
天マチ構成シート部39には、スパウト15の注出筒部15aが挿通される挿通穴21aが形成されている。
本体構成シート材21において、天マチ構成シート部39と延出部25を除く部分を、シート本体部28と称する。
本実施形態の場合、非接合部24は、容器100の充填部60の形状と対応する形状に形成されている。非接合部24は、例えば、延出部25の先端の開放端24aにおいてのみ外部と連通している。
外側フィルム22においてシート本体部28を構成する部分の周縁部は、例えば、第1シート部31において貫通部35に隣接する部位、第2シート部32において貫通部35に隣接する部位、及び、第2取っ手構成シート部34において延出部25の基端と対応する部位を除き、内側フィルム23によって覆われていない露出部26となっている。
本実施形態の場合、天マチ構成シート部39の全体は、例えば、外側フィルム22により構成されており、内側フィルム23を含んでいない。したがって、外側フィルム22において天マチ構成シート部39を構成する部分の全体は、内側フィルム23によって覆われていない露出部26となっている。ただし、本発明は、この例に限らず、天マチ構成シート部39も、外側フィルム22と内側フィルム23との積層構造であってもよい。
延出部25においては、外側フィルム22の外形線と内側フィルム23の外形線とが平面視において互いに一致している。
露出部26は、本体構成シート材21と内袋構成シート材41との接合部(内外シール部43)、及び、本体構成シート材21どうしの接合部(本体シール部48)となる。
内袋40を構成する内袋構成シート材41は、一例として、第1層、第2層及び第3層をこの順に積層することにより構成された3層構造をなしている。
このうち第1層は、例えば、直鎖状低密度ポリエチレンにより構成されている。第1層の主な機能としては、本体構成シート材21とのヒートシール性(外側フィルム22とのヒートシール性)を確保することが挙げられる。
第2層は、例えば、当該第2層における第1層側の面にシリカ及び/又はアルミナが蒸着された延伸ナイロンにより構成された透明蒸着延伸ナイロンの層である。第2層の主な機能としては、ガスバリア性及び耐ピンホール性を確保することが挙げられる。
第3層は、例えば、直鎖状低密度ポリエチレンにより構成されている。第3層の主な機能としては、内袋構成シート材41どうしのヒートシール性を確保することが挙げられる。
なお、内袋構成シート材41の層構造は、ここで説明した構造に限らない。
図10に示すように、本体構成シート材21に内袋構成シート材41が積層されるとともに、外側フィルム22の露出部26と内袋構成シート材41の周縁部とが相互に接合されて内外シール部43(図2参照)が形成されることによって、本体構成シート材21と内袋構成シート材41とにより容器構成シート材51が構成されている。
本実施形態の場合、内袋構成シート材41は、第1シート部31と同形状の部分、第2シート部32と同形状の部分、底マチ構成シート部38と同形状の部分、天マチ構成シート部39と同形状の部分を有しており、これらの部分がそれぞれ第1シート部31、第2シート部32、底マチ構成シート部38、及び、天マチ構成シート部39に重ねられている。内袋構成シート材41は、更に、第1取っ手構成シート部33よりも一回り小さい形状の部分と、第2取っ手構成シート部34よりも一回り小さい形状の部分とを有しており、これらの部分がそれぞれ第1取っ手構成シート部33及び第2取っ手構成シート部34に重ねられている。
内袋構成シート材41において、各貫通部35と対応する部位には、貫通部35よりも一回り大きい貫通穴45が形成されている。
なお、図10では、内袋40を構成する内袋構成シート材41のシール境界線41aを便宜的に実線で示している。シール境界線41aは、容器構成シート材51を用いて容器100が形成される際に、内袋構成シート材41どうしが接合(シール)される領域と、内袋構成シート材41における他の領域と、の境界線である。
内袋構成シート材41において天マチ構成シート部39と重なっている部分には、スパウト15の注出筒部15aが挿通される挿通穴41bが形成されている。
スパウト15の板状部15bは、例えば、内袋構成シート材41において天マチ構成シート部39と重なっている部分の内面に設けられている。注出筒部15aは、内袋構成シート材41の挿通穴41b及び天マチ構成シート部39の挿通穴21aを通してこれらシートの外面側に突出している。
容器構成シート材51が、図10に示す折り曲げ線81、折り曲げ線82及び折り曲げ線84においてそれぞれ谷折りされるとともに、折り曲げ線83において山折りされた状態で、容器構成シート材51の周縁部どうしが接合されることによって、容器構成シート材51が二重構造の袋状に形成される。ここで、谷折りとは、図10における奥側に向けて凸の折り曲げ方であり、山折りとは、図10における手前側に向けて凸の折り曲げ方である。
すなわち、内袋構成シート材41の縁部どうしが接合されて内袋シール部42(図2参照)が形成されることにより、内袋構成シート材41によって内袋40が形成される。また、本体構成シート材21において容器本体20の底部を構成する部分と取っ手部12を構成する部分とにおいて、それぞれ外側フィルム22どうしが相互に接合されて、本体シール部48(図2参照)が形成されることにより、本体構成シート材21が袋状に形成される。
内袋構成シート材41どうしの接合、並びに、外側フィルム22どうしの接合の手法としては、一例として、ヒートシール、超音波シール、接着剤による接合等を用いることができる。
容器構成シート材51が二重の袋状に形成された後、延出部25の開放端24aから非接合部24に充填材が注入され、例えば、延出部25の基端側に連接する部位において非接合部24が封止される。これにより、非接合部24に充填材が封入されて充填部60が形成される。なお、充填部60の内部における圧力は、特に限定されないが、大気圧よりも高圧であることが好ましく、例えば、10kPa以上500kPa以下(ゲージ圧)とすることができる。充填部60の形成後、例えば、延出部25は切除される。
こうして、容器100が得られる。ただし、容器100の状態でも延出部25が残留していてもよい。
容器100の作製後、スパウト15の注出筒部15aを通して収容領域17に内容物18を充填した後で、スパウト15にキャップ16が装着されることによって、収容領域17に内容物18が封入された内容物詰め容器200が得られる。
このように、胴体部11は、収容領域17を間に挟んで互いに対向している第1主面部20a及び第2主面部20bを有し、本体構成シート材21は、第1主面部20aを構成する第1シート部31と、第2主面部20bを構成する第2シート部32と、第1シート部31と連続している第1取っ手構成シート部33と、第2シート部32と連続している第2取っ手構成シート部34とを含み、第1取っ手構成シート部33と第2取っ手構成シート部34とが第1主面部20aと第2主面部20bとの対向方向(前後方向)において互いに重ねられて取っ手部12を構成している。
更に、第1シート部31と第2シート部32との各々に第1充填部61が形成されており、第1取っ手構成シート部33と第2取っ手構成シート部34との各々に第2充填部62が形成されている。
容器本体20は、第1シート部31に形成された第1充填部61と第1取っ手構成シート部33に形成された第2充填部62における連通充填部とが相互に連通した第1連通箇所と、第2シート部32に形成された第1充填部61と第2取っ手構成シート部34に形成された第2充填部62における連通充填部とが相互に連通した第2連通箇所とを有する。
そして、第1連通箇所と第2連通箇所とは、第1主面部20aと第2主面部20bとの対向方向において互いに重なっている。
つまり、本実施形態に係る容器100は、互いに異なる方向に延びる充填部どうしの連通箇所である第1連通箇所と第2連通箇所とが第1主面部20aと第2主面部20bとの対向方向において互いに重なった構造となっているため、第1連通箇所と第2連通箇所とが重なっている部分において、断面積が大きな充填部が局部的に集中しており、前面側の充填部と背面側の充填部とが互いに前後方向に押し合う力が局部的に強まりがちな構成となっている。
ただし、上述のように、互いに異なる方向に延びる充填部の連通箇所近傍に局部接合部29が形成されている。これにより、充填部の断面積を連通箇所において局部的に小さくすることができるため、前面側の充填部と背面側の充填部とが互いに前後方向に押し合う力が適度に抑制される。その結果、上述のように、取っ手部12が胴体部11に対して所望の方向に折れ曲がった構造を容易に実現することができる。
なお、本発明は、この例に限らず、取っ手部12は、第1取っ手構成シート部33のみによって構成(第2取っ手構成シート部34を含まずに構成)されていてもよい。
本実施形態の場合、第1シート部31と第2シート部32との各々に局部接合部29が形成されている(図3、図9、図10参照)。より詳細には、第1連通箇所近傍と第2連通箇所近傍との各々に局部接合部29が形成されている。このため、第1連通箇所と第2連通箇所とにおいて(つまり容器本体20の前面側と背面側とにおいて)、充填部の剛性の良好なバランスを実現できる。このため、より容易に、取っ手部12が胴体部11から真っ直ぐ側方(右方)に延びた構造を実現することができる。
本実施形態の場合、第1シート部31の局部接合部29と第2シート部32の局部接合部29とは、互いに同形状である。ただし、本発明は、この例に限らず、第1シート部31の局部接合部29と第2シート部32の局部接合部29とが互いに異なる形状であってもよい。
本実施形態の場合、第1シート部31の局部接合部29と第2シート部32の局部接合部29とが前後方向において互いに重なっている。より詳細には、第1シート部31の局部接合部29の実質的に全体と第2シート部32の局部接合部29の実質的に全体とが前後方向において重なっている。
したがって、容器100を第1主面部20aと第2主面部20bとの対向方向に視たときに、第1シート部31の局部接合部29と、第2シート部32の局部接合部29と、の少なくとも一部分どうしが重なっている。
このため、第1連通箇所と第2連通箇所とにおいて、充填部の剛性の良好なバランスを実現でき、より容易に、取っ手部12が胴体部11から真っ直ぐ側方(右方)に延びた構造を実現することができる。
ここで、上述のように、本実施形態の場合、第2充填部62の両端部の各々が第1充填部61と連通しており、第2充填部62と第1充填部61との連通部のうち、上側、つまりスパウト15の近くに配置されている方の連通箇所近傍に、局部接合部29が形成されている。つまり、対向部67a、交差充填部70及び傾斜充填部65の交差部ではなく、対向部67a、交差充填部69及び上方延出部67bの交差部に、局部接合部29が形成されている。
このように、本実施形態に係る容器100は、図1に示すように、収容領域17から内容物18を吐出可能な吐出部(スパウト15)を備え、充填部60は、胴体部11に配置されているとともに第1部分(対向部67a)を含む第1充填部61と、取っ手部12に配置されているとともに第2部分(交差充填部69)を含む第2充填部62とを含み、第2充填部62は半環状に形成されており、第2充填部62の一端部と他端部との各々に、第1充填部61と連通している連通充填部(交差充填部69、70)を有しており、第2充填部62の一端部と他端部とのうち、吐出部の近くに配置されている方と対応する連通箇所において、連通充填部(交差充填部69)の延在方向に対して直交する充填部60の断面積が局部的に小さくなるように、局部接合部29が形成されている。
これにより、取っ手部12において吐出部(スパウト15)に近い部分が、胴体部11に対して所望の方向に折れ曲がった構造(胴体部11から真っ直ぐ側方(右方)に延びた構造)を実現することができる。このため、使用者が取っ手部12を把持して容器100を保持し、吐出部から内容物18を排出させる際に、取っ手部12に対する胴体部11のぐらつきを抑制できるため、内容物18の排出がより容易になる。
ここで、上記の説明から分かるように、胴体部11は底部(底マチ13)を有し、吐出部(スパウト15)は底部とは反対側、すなわち胴体部11の上部に配置されており、取っ手部12は胴体部11から側方に突出しており、第2充填部62の上記一端部は、第2充填部62の上記他端部よりも上方に配置されており、第2充填部62の上記一端部と対応する連通箇所において、連通充填部(交差充填部69)の延在方向に対して直交する充填部60の断面積が局部的に小さくなるように局部接合部29が形成されている。
胴体部11が底マチ13を有することから、図6に示すように、胴体部11の下部の傾斜充填部65に関して、第1主面部20aに形成されている傾斜充填部65と第2主面部20bに形成されている傾斜充填部65とは、下方に向けて、互いに徐々に離間している。
このため、第1主面部20aにおける対向部67a、交差充填部70及び傾斜充填部65の連通箇所と、第2主面部20bにおける対向部67a、交差充填部70及び傾斜充填部65の連通箇所と、が前後に押し合う力は、第1主面部20aにおける対向部67a、交差充填部69及び上方延出部67bの連通箇所と、第2主面部20bにおける対向部67a、交差充填部69及び上方延出部67bの連通箇所と、が前後に押し合う力よりも弱い傾向にある。
また、局部接合部29が上側の連通箇所近傍(対向部67a、交差充填部69及び上方延出部67bの交差部)に形成されていることによって、取っ手部12を把持して容器100を保持し、スパウト15から内容物18を排出させる際に、より容易にスパウト15を狙った方向に操作しやすい。
このため、胴体部11と取っ手部12との境界部の構造的強度を十分に確保する観点で、上側の連通箇所(対向部67a、交差充填部69及び上方延出部67bの交差部)と下側の連通箇所(対向部67a、交差充填部70及び傾斜充填部65の交差部)とのうち一方にのみ局部接合部29を形成する場合には、上側の連通箇所近傍にのみ局部接合部29を形成することが合理的であると言える。特に容器100が大容量サイズの場合には、上側の連通箇所にのみ局部接合部29が形成され、下側の連通箇所には局部接合部29が形成されていないことによって、容器100の保持性が優れる。
ただし、本発明は、この例に限らず、例えば大容量サイズの容器ではない場合には、局部接合部29が上側の交差部と下側の交差部との双方に形成されていてもよい。
〔第2実施形態〕
次に、図11及び図12を用いて第2実施形態を説明する。
本実施形態に係る容器100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る容器100と相違しており、その他の点では、上記の第2実施形態に係る容器100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、図11及び図12に示すように、容器100を第1主面部20aと第2主面部20bとの対向方向(前後方向)に視たときに、第1シート部31の局部接合部29と、第2シート部32の局部接合部29と、が互いにずれた位置に配置されている。これにより、図12に示すように、前面(第1シート部31)側の連通部111と連通部112との大きさのバランスと、背面(第2シート部32)側の連通部111と連通部112との大きさのバランスとが互いに異なるようにできる。このため、充填部60の形状等の条件にもよるが、第1実施形態と比べて、前面側の連通部111及び連通部112と背面側の連通部111及び連通部112とが押し合う力を低減できることが期待できる。よって、胴体部11に対する取っ手部12の向きの安定性が向上することが期待できる。
なお、本実施形態の場合も、双方の局部接合部29が、境界線BL(図11)に沿う位置に配置されている。このため、本実施形態においても、取っ手部12が胴体部11に対して所望の方向に折れ曲がった構造を実現できるとともに、容器本体20において第1部分(対向部67a)と第3部分(上方延出部67b)とが形成されている部分の機械的強度を十分に確保することができる。
本実施形態の場合も、使用者による保持性が良好な構造の容器100を提供することができるとともに、取っ手部12が胴体部11に対して所望の方向に折れ曲がった構造を容易に実現することができる。
本実施形態の場合、容器100を前後方向に視たときに、第1シート部31の局部接合部29の外形線と第2シート部32の局部接合部29の外形線とが互いに重なっている。すなわち、容器100を第1主面部20aと第2主面部20bとの対向方向に視たときに、微かではあるが、第1シート部31の局部接合部29と、第2シート部32の局部接合部29と、の少なくとも一部分どうしが重なっている。
このため、本実施形態の場合も、第1連通箇所と第2連通箇所とにおいて、充填部の剛性の良好なバランスを実現でき、より容易に、取っ手部12が胴体部11から真っ直ぐ側方(右方)に延びた構造を実現することができる。
〔第3実施形態〕
次に、図13及び図14を用いて第3実施形態を説明する。
本実施形態に係る容器100は、以下に説明する点で、上記の各実施形態に係る容器100と相違しており、その他の点では、上記の各実施形態に係る容器100と同様に構成されている。
上記の各実施形態では、局部接合部29が非接合部24に島状に形成されている例を説明した。これに対し、本実施形態では、図13及び図14に示すように、局部接合部29は、本体構成シート材21の外側フィルム22と内側フィルム23との接合部であって非接合部24を囲んでいる部分と連続して形成されている。
より詳細には、局部接合部29は、本体構成シート材21の外側フィルム22と内側フィルム23との接合部であって非接合部24を囲んでいる部分から、非接合部24内に向けて突出した形状に形成されている。換言すれば、局部接合部29は、半島状に形成されている。
図13及び図14の例では、第1シート部31の局部接合部29と第2シート部32の局部接合部29とは、互いに反対向きに延びているとともに、前後方向において互いに重ならない配置となっている。
ただし、本実施形態の場合も、第1シート部31の局部接合部29と第2シート部32の局部接合部29とは、前後方向において互いに重なっていてもよい。これら局部接合部29が前後方向において互いに重なる場合に、(第1実施形態と同様に)局部接合部29の全体どうしが重なっても良いし、(第2実施形態のように)局部接合部29の一部分どうしが重なっていてもよい。
また、本実施形態の場合も、双方の局部接合部29が、境界線BL(図13)に沿う位置に配置されている。このため、本実施形態においても、第1連通箇所及び第2連通箇所における充填部60の断面積を局部的に小さくすることができるため、取っ手部12が胴体部11に対して所望の方向に折れ曲がった構造を実現できるとともに、容器本体20において第1部分(対向部67a)と第3部分(上方延出部67b)とが形成されている部分の機械的強度を十分に確保することができる。
本実施形態の場合も、使用者による保持性が良好な構造の容器100を提供することができるとともに、取っ手部12が胴体部11に対して所望の方向に折れ曲がった構造を容易に実現することができる。
本発明は上述の実施形態及び各変形例に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
例えば、上記においては、第3部分が胴体部11に形成されている例を説明したが、第3部分は取っ手部12に形成されていてもよい。
また、容器100には貫通部19が形成されていなくてもよい。すなわち、取っ手部12において、第2充填部62によって囲まれた部分は、例えば、本体構成シート材21又は内袋構成シート材41などにより構成された膜によって閉塞されていてもよい。
例えば、取っ手部12には連通領域49が形成されていなくてもよい。すなわち、収容領域17は、胴体部11内で閉じた領域であってもよい。また、内容器(例えば内袋40)は、取っ手部12内には配置されていなくてもよい(内容器は、胴体部11内にのみ配置されていてもよい)。
また、本体構成シート材21の外側フィルム22と内側フィルム23とは、互いに同形状に形成されているとともに、互いの外形線が一致するように重ね合わされていてもよい。
更には、本体構成シート材21と内袋構成シート材41とは、互いに同形状に形成されているとともに、互いの外形線が一致するように重ね合わされていてもよい。
また、上記においては、容器100が内袋40(内容器)を備えている例を説明したが、容器100は内袋40を備えていない構成であってもよい。
また、上記実施形態においては、局部接合部29は、境界線BLに沿う位置に配置されていたが、連通箇所において充填部60の断面積が局部的に小さくなる位置であれば、境界線BLから離れた位置に配置されていてもよい。
11 胴体部
12 取っ手部
13 底マチ
14 天マチ
14a 第1天マチ部
14b 第2天マチ部
15 スパウト
15a 注出筒部
15b 板状部
16 キャップ
17 収容領域
18 内容物
19 貫通穴
20 容器本体
20a 第1主面部
20b 第2主面部
21 本体構成シート材
21a 挿通穴
22 外側フィルム
23 内側フィルム
24 非接合部
24a 開放端
25 延出部
26 露出部
28 シート本体部
29 局部接合部
31 第1シート部
32 第2シート部
33 第1取っ手構成シート部
34 第2取っ手構成シート部
35 貫通穴
38 底マチ構成シート部
39 天マチ構成シート部
40 内袋
40a 第1主面部
40b 第2主面部
41 内袋構成シート材
41a シール境界線
41b 挿通穴
42 内袋シール部
43 内外シール部
45 貫通穴
48 本体シール部
49 連通領域
51 容器構成シート材
60 充填部
61 第1充填部
62 第2充填部
63 周回状充填部
64 傾斜充填部
65 傾斜充填部
66 胴体部上下延在充填部
67 胴体部上下延在充填部
67a 対向部
67b 上方延出部
68 上下延在充填部
69 交差充填部(連通充填部)
70 交差充填部
71 載置面
73 外気導入部
81、82、83、84 折り曲げ線
100 容器
111 連通部
112 連通部
115 合流領域
200 内容物詰め容器
600 仮想線

Claims (9)

  1. 内容物を収容する収容領域と、
    前記収容領域を包囲している胴体部と、前記胴体部から突出している取っ手部と、を有する容器本体と、
    を備え、
    前記容器本体は、複数のフィルム層を積層した本体構成シート材により構成されており、
    前記本体構成シート材は、前記複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部を有するとともに、前記非接合部における前記複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されている充填部を有し、
    前記充填部は、前記胴体部に形成されている第1充填部と、前記取っ手部に形成されている第2充填部と、を含み、
    前記第2充填部は、前記第1充填部に向けて延びているとともに前記第1充填部と連通している連通充填部を含み、
    前記連通充填部と前記第1充填部との連通箇所において、前記連通充填部の延在方向に対して直交する前記充填部の断面積が局部的に小さくなるように、前記複数のフィルム層どうしが局部的に接合された局部接合部が形成されている容器。
  2. 前記局部接合部は、前記非接合部に島状に形成されている請求項1に記載の容器。
  3. 前記胴体部は、前記収容領域を間に挟んで互いに対向している第1主面部及び第2主面部を有し、
    前記本体構成シート材は、前記第1主面部を構成する第1シート部と、前記第2主面部を構成する第2シート部と、前記第1シート部と連続している第1取っ手構成シート部と、前記第2シート部と連続している第2取っ手構成シート部と、を含み、
    前記第1取っ手構成シート部と前記第2取っ手構成シート部とが前記第1主面部と前記第2主面部との対向方向において互いに重ねられて前記取っ手部を構成しており、
    前記第1シート部と前記第2シート部との各々に前記第1充填部が形成されており、
    前記第1取っ手構成シート部と前記第2取っ手構成シート部との各々に前記第2充填部が形成されており、
    前記容器本体は、前記第1シート部に形成された前記第1充填部と前記第1取っ手構成シート部に形成された前記第2充填部における前記連通充填部とが相互に連通した第1連通箇所と、前記第2シート部に形成された前記第1充填部と前記第2取っ手構成シート部に形成された前記第2充填部における前記連通充填部とが相互に連通した第2連通箇所と、を有し、
    前記第1連通箇所と前記第2連通箇所とは、前記対向方向において互いに重なっている請求項1又は2に記載の容器。
  4. 前記第1シート部と前記第2シート部との各々に前記局部接合部が形成されている請求項3に記載の容器。
  5. 当該容器を前記対向方向に視たときに、前記第1シート部における前記局部接合部と、前記第2シート部における前記局部接合部と、が互いにずれた位置に配置されている請求項4に記載の容器。
  6. 当該容器を前記対向方向に視たときに、前記第1シート部における前記局部接合部と、前記第2シート部における前記局部接合部と、の少なくとも一部分どうしが重なっている請求項4又は5に記載の容器。
  7. 前記収容領域から前記内容物を吐出可能な吐出部を備え、
    前記第2充填部は半環状に形成されており、
    前記第2充填部の一端部と他端部との各々に、前記第1充填部と連通している前記連通充填部を有しており、
    前記第2充填部の前記一端部と前記他端部とのうち、前記吐出部の近くに配置されている方と対応する前記連通箇所において、前記連通充填部の延在方向に対して直交する前記充填部の断面積が局部的に小さくなるように、前記局部接合部が形成されている請求項1から6のいずれか一項に記載の容器。
  8. 前記胴体部は、底部を有し、
    前記吐出部は、当該底部とは反対側の、前記胴体部の上部に配置されており、
    前記取っ手部は、前記胴体部から側方に突出しており、
    前記第2充填部の前記一端部は、前記第2充填部の前記他端部よりも上方に配置されており、
    前記第2充填部の前記一端部と対応する前記連通箇所において、前記連通充填部の延在方向に対して直交する前記充填部の断面積が局部的に小さくなるように、前記局部接合部が形成されている請求項7に記載の容器。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の容器と、
    前記収容領域に収容された内容物と、
    を備える内容物詰め容器。
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