JP2020055620A - 容器 - Google Patents
容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020055620A JP2020055620A JP2018189420A JP2018189420A JP2020055620A JP 2020055620 A JP2020055620 A JP 2020055620A JP 2018189420 A JP2018189420 A JP 2018189420A JP 2018189420 A JP2018189420 A JP 2018189420A JP 2020055620 A JP2020055620 A JP 2020055620A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filling
- container
- sheet
- communication
- handle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims abstract description 100
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 67
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 6
- 239000000945 filler Substances 0.000 claims description 6
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 14
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 12
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 6
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 6
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 5
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 4
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 4
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 4
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 4
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 4
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 4
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 3
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 3
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 3
- -1 softeners Substances 0.000 description 3
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 3
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 2
- 239000003139 biocide Substances 0.000 description 2
- 238000009990 desizing Methods 0.000 description 2
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 2
- 238000007644 letterpress printing Methods 0.000 description 2
- 229920000092 linear low density polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 239000004707 linear low-density polyethylene Substances 0.000 description 2
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 2
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 2
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 2
- 230000008569 process Effects 0.000 description 2
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 2
- 229920010126 Linear Low Density Polyethylene (LLDPE) Polymers 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 235000013361 beverage Nutrition 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000007844 bleaching agent Substances 0.000 description 1
- 238000000071 blow moulding Methods 0.000 description 1
- 239000007767 bonding agent Substances 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 239000003599 detergent Substances 0.000 description 1
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000005187 foaming Methods 0.000 description 1
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 1
- 239000003292 glue Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 239000010705 motor oil Substances 0.000 description 1
- 238000007645 offset printing Methods 0.000 description 1
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 description 1
- 239000008188 pellet Substances 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000002453 shampoo Substances 0.000 description 1
- 239000000344 soap Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 description 1
Images
Abstract
Description
前記収容領域を包囲している胴体部と、前記胴体部から突出している取っ手部と、を有する容器本体と、
を備え、
前記容器本体は、複数のフィルム層を積層した本体構成シート材により構成されており、
前記本体構成シート材は、前記複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部を有するとともに、前記非接合部における前記複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されている充填部を有し、
前記充填部は、前記胴体部に形成されている第1充填部と、前記取っ手部に形成されている第2充填部と、を含み、
前記第2充填部は、前記第1充填部に向けて延びているとともに前記第1充填部と連通している連通充填部を含み、
前記連通充填部と前記第1充填部との連通箇所において、前記連通充填部の延在方向に対して直交する前記充填部の断面積が局部的に小さくなるように、前記複数のフィルム層どうしが局部的に接合された局部接合部が形成されている容器に関する。
更に、胴体部と取っ手部との境界部における容器本体の曲げ変形性を適度に確保することができ、取っ手部が胴体部に対して所望の方向に折れ曲がった構造を容易に実現することができる。
先ず、図1から図10を用いて第1実施形態を説明する。
本発明に係る容器の形態は特に限定されず、自立可能な形態であっても良いし、自立せず寝かせて配置することを想定した形態であっても良い。ただし、本実施形態の場合、容器100は、底マチ13(図1、図5、図6)を有しており、図1に示すように底マチ13が水平な載置面71に載置された状態で自立可能な自立容器である。
また、容器100の各構成要素の位置関係について、各図に示される位置関係を説明する場合もある。
容器100の正面側(図1における手前側、図6における左側)を前方、容器100の背面側(図1における奥側、図6における右側)を後方といい、容器100の正面に向かって左側(図1における左側)を左方、容器100の正面に向かって右側(図1における右側)を右方という。また、容器100の左右方向を横幅方向という場合がある。
ここで、胴体部11は、容器本体20において収容領域17を包囲している部分であり、取っ手部12は、容器本体20において胴体部11の外部に位置する部分である。すなわち、取っ手部12が胴体部11から突出しているとは、胴体部11と取っ手部12とが相互に繋がっていて、取っ手部12が胴体部11の外部に位置していることを意味する。取っ手部12は、使用者による把持に適した部分であり、使用者は取っ手部12を把持して容器100を持ち上げたり、容器100の収容領域17から内容物18を排出(典型的には注出)したりすることが可能である。
図2に示すように、容器本体20は、複数のフィルム層(本実施形態の場合、外側フィルム22と内側フィルム23との2つのフィルム層)を積層した本体構成シート材21により構成されている。本体構成シート材21は、複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部24(図2)を有するとともに、非接合部24における複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されている充填部60を有する。
充填部60に封入されている充填材は、流体(気体または液体)、固体(例えば粉粒体、樹脂ペレット等)または半固体(例えば発泡材等)とすることができ、空気などの気体であることが好ましい。
充填部60は、胴体部11に形成されている第1充填部61と、取っ手部12に形成されている第2充填部62とを含む。第2充填部62は、第1充填部61に向けて延びているとともに第1充填部61と連通している連通充填部(本実施形態の場合、後述する交差充填部69)を含む。したがって、第1充填部61と第2充填部62とが相互に連通している。
詳述すると、充填部60は、胴体部11と取っ手部12との境界部において互いに交差及び連通している第1部分(本実施形態の場合、後述する対向部67a)、第2部分(本実施形態の場合、後述する交差充填部69)及び第3部分(本実施形態の場合、後述する上方延出部67b)を含む。
第1部分は胴体部11に形成されており、第2部分は取っ手部12に形成されており、第3部分は胴体部11又は取っ手部12に形成されている。本実施形態の場合、第3部分(上方延出部67b)は、胴体部11に形成されている。すなわち、本実施形態の場合、第1充填部61は第1部分及び第3部分を含み、第2充填部62は第2部分を含む。
連通充填部と第1充填部61との連通箇所、すなわち第1充填部61と第2充填部62との連通箇所において、連通充填部の延在方向に対して直交する充填部60の断面積が局部的に小さくなるように、複数のフィルム層どうしが局部的に接合された局部接合部29が形成されている(図1、図2、図3、図7、図9、図10参照)。より詳述すると、第1部分、第2部分及び第3部分の交差部に、複数のフィルム層どうしが局部的に接合された局部接合部29が形成されている。
更に、第1充填部61と第2充填部62との連通箇所近傍に、複数のフィルム層どうしが局部的に接合された局部接合部29が形成されていることによって、胴体部11と取っ手部12との境界部における容器本体20の曲げ変形性を適度に確保することができる。つまり、延在方向が互いに異なる複数の充填部が交わる連通箇所においては、充填部の断面積が大きくなり得るところ、局部接合部29を設けない場合には、充填部の断面積は、図3に仮想線600で示すような大きさを有することになる。これに対し、本実施形態においては、当該連通箇所近傍に局部接合部29が形成されていることにより、図3に実線で示すように、この連通箇所での充填部の断面積を局部的に小さくできるため、この連通箇所の曲げ変形性が向上している。よって、取っ手部12が、胴体部11に対して、予期せぬ方向に歪むことなく、所望の方向に折れ曲がった構造を容易に実現することができる。すなわち、例えば、図2と図4から図6に示すように、取っ手部12が胴体部11から真っ直ぐ側方(右方)に延びた構造を実現することができる。
ここで、連通箇所近傍とは、典型的には、連通箇所に隣接した位置である。本実施形態では、局部接合部29は、連通箇所に島状に配置されており、周囲を連通箇所によって囲まれている。
また、内容物18は、液体(ペースト状のものを含む)であっても良いし、固体(例えば、粒状のもの(顆粒状のものを含む)、或いは粉状のものなど)であっても良い。
本実施形態の場合、内容物18は、例えば、液体である。
内容物18が液体の場合には、内容物18の粘度は、例えば30℃において好ましくは1mPa・s以上12万mPa・s以下(B型粘度計で測定。例えば東機産業社製ビスコメーターTV−10又はビスコメーターTVB−10等で測定)であり、より好ましくは1mPa・s以上6万mPa・s以下である。
ただし、本発明において、内容器は、シート材により構成されたものに限らず、例えば、ブロー成形により構成されたものであってもよい。
図2に示すように、容器本体20の胴体部11は、収容領域17を間に挟んで互いに対向(前後に対向)している第1主面部20a及び第2主面部20bを有する。第1主面部20aは正面側(前面側)に位置しており、第2主面部20bは背面側に位置している。胴体部11は、底マチ13と天マチ14とを有する袋状に形成されている。底マチ13の平面積は、天マチ14の平面積よりも大きいことが好ましい。
容器本体20の取っ手部12は、胴体部11から側方(右方)に突出している。
取っ手部12の把持の仕方は、特に限定されないが、一例として、使用者は、貫通部19に手の第2指から第5指の4本の指を差し入れて、これら4本の指と第1指とによって取っ手部12を把持し、容器100を持ち上げることが可能となっている。
本実施形態の場合、第2充填部62は、半環状の取っ手部12に沿って延在している。第2充填部62が取っ手部12に沿って延在しているとは、第2充填部62が取っ手部12の少なくとも一部分に沿って延在していることを意味する。
内袋40において、胴体部11内に位置している部分は、胴体部11と同様の形状に形成されており、収容領域17を間に挟んで正面側に位置する第1主面部40aと背面側に位置する第2主面部40bとを有する。内袋40において、取っ手部12内に位置している部分は、取っ手部12と同様の形状に形成されている。
内袋40において、取っ手部12内に位置している部分の内部領域を、連通領域49(図2)と称する。連通領域49は、収容領域17と連通している。本実施形態の場合、連通領域49は、取っ手部12の両端部において、それぞれ収容領域17と連通している。
ここで、内容器の一部分(連通領域49を構成する部分)が取っ手部12内に入り込んだ構成となっているため、容器100から内容物18を排出する際に、取っ手部12内に内容器の一部分を保持できる(内容器が内容物18とともに容器本体20に対して相対的にずり落ちてしまうことを抑制できる)。このため、容器100からの内容物18の排出性が良好となる。
このように、容器本体20の胴体部11は、底部には底マチ13を有しており、上端部には天マチ14を有しており、内袋40において、胴体部11内に位置していて収容領域17を構成している部分は、胴体部11と同様の形状に形成されている。このため、収容領域17の容量を十分に確保することができる。
容器100における吐出部の配置は、特に限定されないが、本実施形態の場合、吐出部は、底部とは反対側の上端部に配されている。より詳述には、吐出部としてのスパウト15は、天マチ14を貫通して設けられている。スパウト15は、例えば、内容物18を吐出する筒状の注出筒部15aと、注出筒部15aの軸方向における一端において当該軸方向に対して直交する配置で設けられている板状の板状部15bと、を一体に備えて構成されている。板状部15bは、例えば、内袋構成シート材41において、胴体部11の天マチ14に沿って配置されている部分の内面又は外面に設けられている。
吐出部は、スパウトに限らず、例えば逆止機能を有するフィルム弁や、後述する第6実施形態のように、開封予定部に沿って容器100を破断することによって容器100に形成されるものであっても構わない。
すなわち、容器100は、収容領域17から内容物18を吐出可能な吐出部(スパウト15)を備え、吐出部は、当該容器100の中心軸AXを基準として、取っ手部12とは反対側に配置されている。
吐出部(スパウト15)と取っ手部12とがこのような位置関係となっていることにより、使用者が取っ手部12を把持して容器100を保持し、吐出部から内容物18を吐出させる動作を、より容易且つ安定的に行うことができる。
更に、本実施形態の場合、注出筒部15aは、取っ手部12とは反対側に傾斜している。つまり、図1において、注出筒部15aの軸方向は、左側に傾斜している。このような構造により、吐出部から内容物18を吐出させる動作を、より容易に行うことができる。
第1天マチ部14aは、例えば、右方に向けて下り傾斜しているか、又は水平に配置されている。
第2天マチ部14bは、中心軸AXよりも左側に配置されているとともに、左方に向けて下り傾斜している。
そして、スパウト15の板状部15bは、第2天マチ部14bに沿って配置されている。これにより、注出筒部15aの軸方向が左側に傾斜している。
なお、本実施形態の場合、キャップ16によってスパウト15の先端の開口が閉止されることで、収容領域17が閉空間となっている。
ただし、本発明は、この例に限らず、容器100が製袋された状態で収容領域17が閉空間となっていてもよい。この場合、例えば、使用者が容器100の一部分を破断することによって、注出口が形成される。
本実施形態の場合、充填部60は、底マチ13の周縁に沿って周回状に形成されている周回状充填部63(図5、図1)と、胴体部11の前面側すなわち第1主面部20aに形成されている傾斜充填部64、65、胴体部上下延在充填部66、67と、取っ手部12の前面側に形成されている上下延在充填部68、交差充填部69、70と、胴体部11の背面側すなわち第2主面部20bに形成されている傾斜充填部64、65、胴体部上下延在充填部66、67と、取っ手部12の背面側に形成されている上下延在充填部68、交差充填部69、70と、を含んでいる。
第1充填部61は、第1主面部20a及び第2主面部20bに形成されている傾斜充填部64、65、胴体部上下延在充填部66、67を含んで構成されている。
第2充填部62は、取っ手部12の前面側及び背面側に形成されている上下延在充填部68、交差充填部69、70を含んで構成されている。
本実施形態の場合、充填部60の全体が一繋がりに形成されている。ただし、本発明において、容器100は、互いに独立した複数の充填部を備えていても良い。
なお、胴体部上下延在充填部66及び胴体部上下延在充填部67の一方又は両方は、傾斜していても良い。
第1充填部61において第2主面部20bに形成されている部分は、例えば、第1充填部61において第1主面部20aに形成されている部分と前後対称に配置されている。
ここで、胴体部上下延在充填部67において、胴体部上下延在充填部67と交差充填部69との連通箇所よりも下側の部分は、貫通部19を間に挟んで上下延在充填部68と対向している対向部67aである。胴体部上下延在充填部67において、胴体部上下延在充填部67と交差充填部69との連通箇所よりも上側の部分は、上方延出部67bと称する。
交差充填部70は、取っ手部12の下部に配置されており、貫通部19を間に挟んで交差充填部69と対向して配置されている。すなわち、交差充填部70は、例えば略水平に配置されている。本実施形態においては、交差充填部70も、第1充填部61に向けて延びているとともに第1充填部61(傾斜充填部65)と連通している連通充填部である。
上下延在充填部68は、上下に延在している。上下延在充填部68の上端と交差充填部69の右端とが相互に連通しており、上下延在充填部68の下端と交差充填部70の右端とが相互に連通している。
第2充填部62において取っ手部12の前面側に形成されている部分は、取っ手部12に沿う半環状(C字状(図1では左右反転したC字状))に形成されている。
なお、上下延在充填部68は、傾斜していても良い。
第2充填部62において取っ手部12の背面側に形成されている部分は、例えば、第2充填部62において取っ手部12の背面側に形成されている部分と前後対称に配置されている。
ただし、本発明は、この例に限らず、第2充填部62において取っ手部12の前面側に形成されている部分の両端部のうちいずれか一方のみが第1充填部61と連通していたり、第2充填部62において取っ手部12の背面側に形成されている部分の両端部のうちいずれか一方のみが第1充填部61と連通していたりしてもよい。すなわち、容器100は、半環状の第2充填部62の両端部のうち少なくとも一方が、第1充填部61と連通している構成とすることができる。
そして、対向部67a、交差充填部69及び上方延出部67bの交差部に、局部接合部29が形成されている。
局部接合部29が非接合部24に島状に形成されていることにより、第1充填部61と第2充填部62における連通充填部との連通箇所近傍、すなわち充填部60の第1部分(対向部67a)、第2部分(交差充填部69)及び第3部分(上方延出部67b)の交差部には、図1、図3及び図7に示すように、局部接合部29を間に挟む両側にそれぞれ連通部111、112が形成されている。本実施形態の場合、連通部111、112は、第2部分(交差充填部69)と、第1部分及び第3部分(対向部67a及び上方延出部67b)と、が連通している部分である。ただし、本発明は、この例に限らず、連通部111、112は、第1部分から第3部分のうち任意の組み合わせの部分どうしが連通している部分であってもよい。
局部接合部29が島状に形成されていることにより、図13に示すような局部接合部29が半島状の形態(後述)と比べて、取っ手部12の高い機械的強度を安定して得ることができる。また、局部接合部29の周囲に充填部60が存在するため、取っ手部12の前側と背面側との双方に局部接合部29が形成されている場合に、容器100の前側の局部接合部29と背面側の局部接合部29との位置が、互いに同じであっても互いにずれていても、取っ手部12の高い機械的強度を実現でき、胴体部11に対する取っ手部12のねじれも抑制できる。
局部接合部29を間に挟む両側にそれぞれ連通部111、112が形成されていることにより、局部接合部29の形成箇所における充填部60の機械的強度を、局部接合部29を間に挟む両側部分において良好なバランスにすることができる。
局部接合部29の形状は、特に限定されないが、本実施形態の場合、局部接合部29は円形に形成されている。
なお、第1充填部61と第2充填部62における連通充填部との連通箇所とは、図7に仮想線で示すBL近傍を指す。
また、充填部60の第1部分(対向部67a)と第3部分(上方延出部67b)とが、第1部分、第2部分(交差充填部69)及び第3部分の交差部から互いに反対方向に延びている。すなわち対向部67aは交差部から下方に延びており、上方延出部67bは交差部から上方に延びている。
局部接合部29は、第1部分(対向部67a)と第3部分(上方延出部67b)との合流領域115(図7)と、第2部分(交差充填部69)と、の境界線BL(図7)に沿う位置に配置されている。換言すれば、局部接合部29は、境界線BLの近傍に配置されている。局部接合部29の位置と境界線BLとの距離は、30mm以内であることが好ましく、15mm以内であることがより好ましい。
これにより、容器本体20において、境界線BLに沿う部分(又はその近傍の部分)における曲げ変形性を適度に確保できるため、取っ手部12が胴体部11に対して所望の方向に折れ曲がった構造を実現できる。しかも、第1部分と第3部分との連続性を十分に確保できるため、容器本体20において第1部分と第3部分とが形成されている部分の機械的強度を十分に確保することができる。
より詳細には、胴体部上下延在充填部66よりも上方延出部67bが大径に形成されており、また、傾斜充填部64よりも傾斜充填部65が大径に形成されている。これらの構造によっても、使用者が取っ手部12を把持して容器100を保持した際の胴体部11の保形性がより向上するとともに、胴体部上下延在充填部66、傾斜充填部64を小径とすることで内袋40の容積を大きくすることができ、内容物の充てん量を増加することができる。。
図8に示すように、外気導入部73は、例えば、胴体部11において貫通部19に臨む部位と、内袋40において貫通部19に臨む部位と、の間隙により構成されている。尤も、外気導入部73の設置位置は、外気を導入できるのであればどこに形成されていても良い。
容器100が外気導入部73を備えることによって、容器100からの内容物18の排出の際に、内袋40が容易に容器本体20とは独立して収縮できるため、容器100からの内容物18の排出性が向上する。
図9に示すように、本体構成シート材21は、容器本体20の外面側を構成する外側フィルム22と、容器本体20の内面側を構成する内側フィルム23と、を相互に積層及び接合することにより構成されている。すなわち、一例として、本実施形態の場合、本体構成シート材21は、外側フィルム22と内側フィルム23との2層のフィルム層により構成されている。ただし、本発明は、この例に限らず、本体構成シート材21は、外側フィルム22及び内側フィルム23以外のフィルム層を有していても良い。
本体構成シート材21には、外側フィルム22と内側フィルム23とが部分的に非接合とされた非接合部24が形成されている。例えば、外側フィルム22又は内側フィルム23の一方または両方において、他方に対して対向する面には、部分的に非接合処理が施されている。非接合処理は、非接合剤(いわゆる糊殺し剤)を塗布して糊殺し状態とすることによって、容易に形成することができる。糊殺し剤としては、外側フィルム22と内側フィルム23との接合を防止できるものであれば、いかなるものも使用することができる。糊殺し剤としては、例えば、オフセット印刷、フレキソ印刷、レタープレス印刷(凸版印刷)のそれぞれに使用する印刷用インキ、メジウムインキ、糊殺し専用インキ等を好ましく用いることができる。また、熱硬化型や紫外線硬化型のインキを好ましく用いることができる。
非接合処理が施された範囲が非接合部24となる。非接合部24に充填材が封入されることによって、充填部60が形成されるようになっている。
充填部60は、必ずしも非接合部24の全部に形成されていることに限定されず、複数ある非接合部24の一部に形成されていてもよい。
非接合部24を除いて、内側フィルム23の全面が外側フィルム22の一方の面に対して接合されている接合部を有していることが好ましく、本実施形態ではそのようになっている。
外側フィルム22と内側フィルム23との接合の手法としては、一例として、ヒートシール、超音波シール、接着剤による接合等を用いることができる。
なお、例えば、本体構成シート材21が形成された段階で、外側フィルム22と内側フィルム23とが局部的に接合された局部接合部29が形成されている。なお局部接合部29の形成方法は、上述の外側フィルム22と内側フィルム23との接合と同じ手法に加え、超音波スポットウエルダ、接着シールなど微小領域の接合に有効な方法を使用することができる。
このうち第1層は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)または延伸ナイロン(ONy)により構成されている。第1層の主な機能としては、容器本体20に光沢感及び印刷適性をもたらすとともに容器本体20の剛性を確保することが挙げられる。
第2層は、例えば、当該第2層における第1層側の面にシリカ及び/又はアルミナが蒸着されたポリエチレンテレフタレートにより構成された透明蒸着PETの層である。第2層の主な機能としては、容器本体20にガスバリア性をもたらすことが挙げられる。
第3層は、例えば、延伸ナイロンにより構成されている。第3層の主な機能としては、容器本体20の耐ピンホール性を確保することが挙げられる。
第4層は、例えば、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)により構成されている。第4層の主な機能としては、内側フィルム23とのヒートシール性、外側フィルム22どうしのヒートシール性、及び、内袋構成シート材41とのヒートシール性を確保することが挙げられる。
第1シート部31と第1取っ手構成シート部33との間、並びに、第2シート部32と第2取っ手構成シート部34との間には、貫通部19と対応する貫通部35がそれぞれ形成されている。
天マチ構成シート部39には、スパウト15の注出筒部15aが挿通される挿通穴21aが形成されている。
本体構成シート材21において、天マチ構成シート部39と延出部25を除く部分を、シート本体部28と称する。
本実施形態の場合、非接合部24は、容器100の充填部60の形状と対応する形状に形成されている。非接合部24は、例えば、延出部25の先端の開放端24aにおいてのみ外部と連通している。
本実施形態の場合、天マチ構成シート部39の全体は、例えば、外側フィルム22により構成されており、内側フィルム23を含んでいない。したがって、外側フィルム22において天マチ構成シート部39を構成する部分の全体は、内側フィルム23によって覆われていない露出部26となっている。ただし、本発明は、この例に限らず、天マチ構成シート部39も、外側フィルム22と内側フィルム23との積層構造であってもよい。
延出部25においては、外側フィルム22の外形線と内側フィルム23の外形線とが平面視において互いに一致している。
露出部26は、本体構成シート材21と内袋構成シート材41との接合部(内外シール部43)、及び、本体構成シート材21どうしの接合部(本体シール部48)となる。
このうち第1層は、例えば、直鎖状低密度ポリエチレンにより構成されている。第1層の主な機能としては、本体構成シート材21とのヒートシール性(外側フィルム22とのヒートシール性)を確保することが挙げられる。
第2層は、例えば、当該第2層における第1層側の面にシリカ及び/又はアルミナが蒸着された延伸ナイロンにより構成された透明蒸着延伸ナイロンの層である。第2層の主な機能としては、ガスバリア性及び耐ピンホール性を確保することが挙げられる。
第3層は、例えば、直鎖状低密度ポリエチレンにより構成されている。第3層の主な機能としては、内袋構成シート材41どうしのヒートシール性を確保することが挙げられる。
なお、内袋構成シート材41の層構造は、ここで説明した構造に限らない。
本実施形態の場合、内袋構成シート材41は、第1シート部31と同形状の部分、第2シート部32と同形状の部分、底マチ構成シート部38と同形状の部分、天マチ構成シート部39と同形状の部分を有しており、これらの部分がそれぞれ第1シート部31、第2シート部32、底マチ構成シート部38、及び、天マチ構成シート部39に重ねられている。内袋構成シート材41は、更に、第1取っ手構成シート部33よりも一回り小さい形状の部分と、第2取っ手構成シート部34よりも一回り小さい形状の部分とを有しており、これらの部分がそれぞれ第1取っ手構成シート部33及び第2取っ手構成シート部34に重ねられている。
内袋構成シート材41において、各貫通部35と対応する部位には、貫通部35よりも一回り大きい貫通穴45が形成されている。
なお、図10では、内袋40を構成する内袋構成シート材41のシール境界線41aを便宜的に実線で示している。シール境界線41aは、容器構成シート材51を用いて容器100が形成される際に、内袋構成シート材41どうしが接合(シール)される領域と、内袋構成シート材41における他の領域と、の境界線である。
スパウト15の板状部15bは、例えば、内袋構成シート材41において天マチ構成シート部39と重なっている部分の内面に設けられている。注出筒部15aは、内袋構成シート材41の挿通穴41b及び天マチ構成シート部39の挿通穴21aを通してこれらシートの外面側に突出している。
すなわち、内袋構成シート材41の縁部どうしが接合されて内袋シール部42(図2参照)が形成されることにより、内袋構成シート材41によって内袋40が形成される。また、本体構成シート材21において容器本体20の底部を構成する部分と取っ手部12を構成する部分とにおいて、それぞれ外側フィルム22どうしが相互に接合されて、本体シール部48(図2参照)が形成されることにより、本体構成シート材21が袋状に形成される。
内袋構成シート材41どうしの接合、並びに、外側フィルム22どうしの接合の手法としては、一例として、ヒートシール、超音波シール、接着剤による接合等を用いることができる。
こうして、容器100が得られる。ただし、容器100の状態でも延出部25が残留していてもよい。
更に、第1シート部31と第2シート部32との各々に第1充填部61が形成されており、第1取っ手構成シート部33と第2取っ手構成シート部34との各々に第2充填部62が形成されている。
容器本体20は、第1シート部31に形成された第1充填部61と第1取っ手構成シート部33に形成された第2充填部62における連通充填部とが相互に連通した第1連通箇所と、第2シート部32に形成された第1充填部61と第2取っ手構成シート部34に形成された第2充填部62における連通充填部とが相互に連通した第2連通箇所とを有する。
そして、第1連通箇所と第2連通箇所とは、第1主面部20aと第2主面部20bとの対向方向において互いに重なっている。
つまり、本実施形態に係る容器100は、互いに異なる方向に延びる充填部どうしの連通箇所である第1連通箇所と第2連通箇所とが第1主面部20aと第2主面部20bとの対向方向において互いに重なった構造となっているため、第1連通箇所と第2連通箇所とが重なっている部分において、断面積が大きな充填部が局部的に集中しており、前面側の充填部と背面側の充填部とが互いに前後方向に押し合う力が局部的に強まりがちな構成となっている。
ただし、上述のように、互いに異なる方向に延びる充填部の連通箇所近傍に局部接合部29が形成されている。これにより、充填部の断面積を連通箇所において局部的に小さくすることができるため、前面側の充填部と背面側の充填部とが互いに前後方向に押し合う力が適度に抑制される。その結果、上述のように、取っ手部12が胴体部11に対して所望の方向に折れ曲がった構造を容易に実現することができる。
このため、第1連通箇所と第2連通箇所とにおいて、充填部の剛性の良好なバランスを実現でき、より容易に、取っ手部12が胴体部11から真っ直ぐ側方(右方)に延びた構造を実現することができる。
これにより、取っ手部12において吐出部(スパウト15)に近い部分が、胴体部11に対して所望の方向に折れ曲がった構造(胴体部11から真っ直ぐ側方(右方)に延びた構造)を実現することができる。このため、使用者が取っ手部12を把持して容器100を保持し、吐出部から内容物18を排出させる際に、取っ手部12に対する胴体部11のぐらつきを抑制できるため、内容物18の排出がより容易になる。
胴体部11が底マチ13を有することから、図6に示すように、胴体部11の下部の傾斜充填部65に関して、第1主面部20aに形成されている傾斜充填部65と第2主面部20bに形成されている傾斜充填部65とは、下方に向けて、互いに徐々に離間している。
このため、第1主面部20aにおける対向部67a、交差充填部70及び傾斜充填部65の連通箇所と、第2主面部20bにおける対向部67a、交差充填部70及び傾斜充填部65の連通箇所と、が前後に押し合う力は、第1主面部20aにおける対向部67a、交差充填部69及び上方延出部67bの連通箇所と、第2主面部20bにおける対向部67a、交差充填部69及び上方延出部67bの連通箇所と、が前後に押し合う力よりも弱い傾向にある。
また、局部接合部29が上側の連通箇所近傍(対向部67a、交差充填部69及び上方延出部67bの交差部)に形成されていることによって、取っ手部12を把持して容器100を保持し、スパウト15から内容物18を排出させる際に、より容易にスパウト15を狙った方向に操作しやすい。
このため、胴体部11と取っ手部12との境界部の構造的強度を十分に確保する観点で、上側の連通箇所(対向部67a、交差充填部69及び上方延出部67bの交差部)と下側の連通箇所(対向部67a、交差充填部70及び傾斜充填部65の交差部)とのうち一方にのみ局部接合部29を形成する場合には、上側の連通箇所近傍にのみ局部接合部29を形成することが合理的であると言える。特に容器100が大容量サイズの場合には、上側の連通箇所にのみ局部接合部29が形成され、下側の連通箇所には局部接合部29が形成されていないことによって、容器100の保持性が優れる。
ただし、本発明は、この例に限らず、例えば大容量サイズの容器ではない場合には、局部接合部29が上側の交差部と下側の交差部との双方に形成されていてもよい。
次に、図11及び図12を用いて第2実施形態を説明する。
本実施形態に係る容器100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る容器100と相違しており、その他の点では、上記の第2実施形態に係る容器100と同様に構成されている。
このため、本実施形態の場合も、第1連通箇所と第2連通箇所とにおいて、充填部の剛性の良好なバランスを実現でき、より容易に、取っ手部12が胴体部11から真っ直ぐ側方(右方)に延びた構造を実現することができる。
次に、図13及び図14を用いて第3実施形態を説明する。
本実施形態に係る容器100は、以下に説明する点で、上記の各実施形態に係る容器100と相違しており、その他の点では、上記の各実施形態に係る容器100と同様に構成されている。
より詳細には、局部接合部29は、本体構成シート材21の外側フィルム22と内側フィルム23との接合部であって非接合部24を囲んでいる部分から、非接合部24内に向けて突出した形状に形成されている。換言すれば、局部接合部29は、半島状に形成されている。
ただし、本実施形態の場合も、第1シート部31の局部接合部29と第2シート部32の局部接合部29とは、前後方向において互いに重なっていてもよい。これら局部接合部29が前後方向において互いに重なる場合に、(第1実施形態と同様に)局部接合部29の全体どうしが重なっても良いし、(第2実施形態のように)局部接合部29の一部分どうしが重なっていてもよい。
更には、本体構成シート材21と内袋構成シート材41とは、互いに同形状に形成されているとともに、互いの外形線が一致するように重ね合わされていてもよい。
また、上記においては、容器100が内袋40(内容器)を備えている例を説明したが、容器100は内袋40を備えていない構成であってもよい。
また、上記実施形態においては、局部接合部29は、境界線BLに沿う位置に配置されていたが、連通箇所において充填部60の断面積が局部的に小さくなる位置であれば、境界線BLから離れた位置に配置されていてもよい。
12 取っ手部
13 底マチ
14 天マチ
14a 第1天マチ部
14b 第2天マチ部
15 スパウト
15a 注出筒部
15b 板状部
16 キャップ
17 収容領域
18 内容物
19 貫通穴
20 容器本体
20a 第1主面部
20b 第2主面部
21 本体構成シート材
21a 挿通穴
22 外側フィルム
23 内側フィルム
24 非接合部
24a 開放端
25 延出部
26 露出部
28 シート本体部
29 局部接合部
31 第1シート部
32 第2シート部
33 第1取っ手構成シート部
34 第2取っ手構成シート部
35 貫通穴
38 底マチ構成シート部
39 天マチ構成シート部
40 内袋
40a 第1主面部
40b 第2主面部
41 内袋構成シート材
41a シール境界線
41b 挿通穴
42 内袋シール部
43 内外シール部
45 貫通穴
48 本体シール部
49 連通領域
51 容器構成シート材
60 充填部
61 第1充填部
62 第2充填部
63 周回状充填部
64 傾斜充填部
65 傾斜充填部
66 胴体部上下延在充填部
67 胴体部上下延在充填部
67a 対向部
67b 上方延出部
68 上下延在充填部
69 交差充填部(連通充填部)
70 交差充填部
71 載置面
73 外気導入部
81、82、83、84 折り曲げ線
100 容器
111 連通部
112 連通部
115 合流領域
200 内容物詰め容器
600 仮想線
Claims (9)
- 内容物を収容する収容領域と、
前記収容領域を包囲している胴体部と、前記胴体部から突出している取っ手部と、を有する容器本体と、
を備え、
前記容器本体は、複数のフィルム層を積層した本体構成シート材により構成されており、
前記本体構成シート材は、前記複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部を有するとともに、前記非接合部における前記複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されている充填部を有し、
前記充填部は、前記胴体部に形成されている第1充填部と、前記取っ手部に形成されている第2充填部と、を含み、
前記第2充填部は、前記第1充填部に向けて延びているとともに前記第1充填部と連通している連通充填部を含み、
前記連通充填部と前記第1充填部との連通箇所において、前記連通充填部の延在方向に対して直交する前記充填部の断面積が局部的に小さくなるように、前記複数のフィルム層どうしが局部的に接合された局部接合部が形成されている容器。 - 前記局部接合部は、前記非接合部に島状に形成されている請求項1に記載の容器。
- 前記胴体部は、前記収容領域を間に挟んで互いに対向している第1主面部及び第2主面部を有し、
前記本体構成シート材は、前記第1主面部を構成する第1シート部と、前記第2主面部を構成する第2シート部と、前記第1シート部と連続している第1取っ手構成シート部と、前記第2シート部と連続している第2取っ手構成シート部と、を含み、
前記第1取っ手構成シート部と前記第2取っ手構成シート部とが前記第1主面部と前記第2主面部との対向方向において互いに重ねられて前記取っ手部を構成しており、
前記第1シート部と前記第2シート部との各々に前記第1充填部が形成されており、
前記第1取っ手構成シート部と前記第2取っ手構成シート部との各々に前記第2充填部が形成されており、
前記容器本体は、前記第1シート部に形成された前記第1充填部と前記第1取っ手構成シート部に形成された前記第2充填部における前記連通充填部とが相互に連通した第1連通箇所と、前記第2シート部に形成された前記第1充填部と前記第2取っ手構成シート部に形成された前記第2充填部における前記連通充填部とが相互に連通した第2連通箇所と、を有し、
前記第1連通箇所と前記第2連通箇所とは、前記対向方向において互いに重なっている請求項1又は2に記載の容器。 - 前記第1シート部と前記第2シート部との各々に前記局部接合部が形成されている請求項3に記載の容器。
- 当該容器を前記対向方向に視たときに、前記第1シート部における前記局部接合部と、前記第2シート部における前記局部接合部と、が互いにずれた位置に配置されている請求項4に記載の容器。
- 当該容器を前記対向方向に視たときに、前記第1シート部における前記局部接合部と、前記第2シート部における前記局部接合部と、の少なくとも一部分どうしが重なっている請求項4又は5に記載の容器。
- 前記収容領域から前記内容物を吐出可能な吐出部を備え、
前記第2充填部は半環状に形成されており、
前記第2充填部の一端部と他端部との各々に、前記第1充填部と連通している前記連通充填部を有しており、
前記第2充填部の前記一端部と前記他端部とのうち、前記吐出部の近くに配置されている方と対応する前記連通箇所において、前記連通充填部の延在方向に対して直交する前記充填部の断面積が局部的に小さくなるように、前記局部接合部が形成されている請求項1から6のいずれか一項に記載の容器。 - 前記胴体部は、底部を有し、
前記吐出部は、当該底部とは反対側の、前記胴体部の上部に配置されており、
前記取っ手部は、前記胴体部から側方に突出しており、
前記第2充填部の前記一端部は、前記第2充填部の前記他端部よりも上方に配置されており、
前記第2充填部の前記一端部と対応する前記連通箇所において、前記連通充填部の延在方向に対して直交する前記充填部の断面積が局部的に小さくなるように、前記局部接合部が形成されている請求項7に記載の容器。 - 請求項1から8のいずれか一項に記載の容器と、
前記収容領域に収容された内容物と、
を備える内容物詰め容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018189420A JP7121625B2 (ja) | 2018-10-04 | 2018-10-04 | 容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018189420A JP7121625B2 (ja) | 2018-10-04 | 2018-10-04 | 容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020055620A true JP2020055620A (ja) | 2020-04-09 |
JP7121625B2 JP7121625B2 (ja) | 2022-08-18 |
Family
ID=70106432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018189420A Active JP7121625B2 (ja) | 2018-10-04 | 2018-10-04 | 容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7121625B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022202787A1 (ja) * | 2021-03-26 | 2022-09-29 | 大和製罐株式会社 | 流体充填式袋状容器 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4384602A (en) * | 1981-06-02 | 1983-05-24 | Ores Pauline A | Inflated carrying apparatus |
JPH01107554U (ja) * | 1988-01-12 | 1989-07-20 | ||
JP2016052906A (ja) * | 2014-09-04 | 2016-04-14 | 凸版印刷株式会社 | 折り畳み容器 |
JP2016216046A (ja) * | 2015-05-14 | 2016-12-22 | 凸版印刷株式会社 | 液体包装体 |
JP2018108842A (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-12 | 花王株式会社 | シート材容器 |
JP2018144857A (ja) * | 2017-03-07 | 2018-09-20 | 株式会社フジシールインターナショナル | 軟包材容器、軟包材容器包装体及び軟包材形成体 |
JPWO2020070866A1 (ja) * | 2018-10-04 | 2021-09-16 | 花王株式会社 | 容器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7076102B2 (ja) | 2018-10-31 | 2022-05-27 | 株式会社デンソー | 自動車用防水ケース |
-
2018
- 2018-10-04 JP JP2018189420A patent/JP7121625B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4384602A (en) * | 1981-06-02 | 1983-05-24 | Ores Pauline A | Inflated carrying apparatus |
JPH01107554U (ja) * | 1988-01-12 | 1989-07-20 | ||
JP2016052906A (ja) * | 2014-09-04 | 2016-04-14 | 凸版印刷株式会社 | 折り畳み容器 |
JP2016216046A (ja) * | 2015-05-14 | 2016-12-22 | 凸版印刷株式会社 | 液体包装体 |
JP2018108842A (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-12 | 花王株式会社 | シート材容器 |
JP2018144857A (ja) * | 2017-03-07 | 2018-09-20 | 株式会社フジシールインターナショナル | 軟包材容器、軟包材容器包装体及び軟包材形成体 |
JPWO2020070866A1 (ja) * | 2018-10-04 | 2021-09-16 | 花王株式会社 | 容器 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022202787A1 (ja) * | 2021-03-26 | 2022-09-29 | 大和製罐株式会社 | 流体充填式袋状容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7121625B2 (ja) | 2022-08-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6186547B1 (ja) | シート材容器 | |
JP6193535B1 (ja) | 容器 | |
JP6822917B2 (ja) | シート材容器 | |
JP6817809B2 (ja) | シート材容器 | |
JP6879784B2 (ja) | シート材容器 | |
JP7212493B2 (ja) | 容器用シート | |
JP6803306B2 (ja) | 容器 | |
JP6186546B1 (ja) | シート材容器 | |
TW201718356A (zh) | 片材容器 | |
JP6817810B2 (ja) | シート材容器 | |
JP2019214398A (ja) | シート材容器 | |
JP2018144885A (ja) | シート材容器 | |
WO2020070866A1 (ja) | 容器 | |
JP2019218072A (ja) | シート材容器 | |
WO2021181689A1 (ja) | シート材容器 | |
JP2020055620A (ja) | 容器 | |
JP6543306B2 (ja) | シート材容器 | |
JP7350154B2 (ja) | 容器 | |
JP7360535B2 (ja) | シート材容器 | |
JP6960515B2 (ja) | シート材容器 | |
WO2021181690A1 (ja) | 容器 | |
JP2022180794A (ja) | シート材容器 | |
JP2021054537A (ja) | シート材容器 | |
JP2022102203A (ja) | シート材容器 | |
JP2020055622A (ja) | シート材容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210903 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220705 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220726 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220805 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7121625 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |