JP6879784B2 - シート材容器 - Google Patents

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Description

本発明は、シート材容器、シート材容器詰め品、容器用シート及び容器構成シートに関する。
シート材により構成されたシート材容器として、近年、保形性の向上等を目的として、シート材の層間に部分的に非接合部が形成され、その非接合部に空気などの充填材が封入されているタイプのものが提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1の図1Bに示すシート材容器は、当該容器の底部の側端部が、下方に向かうにつれて容器の前後方向に開いた形状となっている。
特表2015−520706号公報
しかしながら、特許文献1のシート材容器では、当該容器の底部の側端部が当該容器の前後方向に開きすぎてしまって、シート材容器の自立性が不安定となる可能性がある。
本発明は、より十分な自立性を得ることが可能な構造のシート材容器、シート材容器詰め品、容器用シート及び容器構成シートに関する。
本発明は、収容物を収容する収容領域を包囲する容器本体を備え、
前記容器本体は、複数のフィルム層を積層したシート材で構成されているとともに、前面と、後面と、底面と、を含み、
前記シート材は、
前記前面を構成する前面構成シート部と、
前記後面を構成する後面構成シート部と、
前記底面を構成する底面構成シート部と、
を含み、
前記複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部が前記底面に形成されており、
前記非接合部における前記複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されて充填部が形成されており、
前記容器本体の側縁部の下端部には、前記シート材の一部分ずつにより構成されている前側下部シート片と後側下部シート片とが配置されているとともに、前記前側下部シート片と前記後側下部シート片との側縁部どうしが相互に接合された前後シール部が形成され、且つ、前記前後シール部を介して前記前側下部シート片と前記後側下部シート片とが一繋がりになったスカート部が形成されており、
前記スカート部は、前記容器本体の底部の側端に配置されているシート材容器に関する。
本発明によれば、容器本体の底面に充填部が形成された構成のシート材容器において、スカート部を構成する前側下部シート片と後側下部シート片とを接合している前後シール部が形成されているため、容器本体の底面の広がり具合を所望の広がり具合に維持でき、シート材容器の十分な自立性を得ることができる。
第1実施形態に係るシート材容器の斜視図である。 第1実施形態に係るシート材容器の正面図である。 第1実施形態に係るシート材容器の背面図である。 第1実施形態に係るシート材容器の右側面図である。 図5(a)は第1実施形態に係るシート材容器の平面図、図5(b)は第1実施形態に係るシート材容器の底面図である。 図6(a)は第1実施形態に係るシート材容器の容器本体を構成するシート材(容器本体構成シート材)の分解図(平面図)であり、図6(b)は第1実施形態に係るシート材容器の容器本体を構成するシート材の分解図(断面図)である。 図7(a)は第1実施形態に係るシート材容器の容器本体を構成するシート材(容器本体構成シート材)の平面図であり、図7(b)は第1実施形態に係るシート材容器の容器本体を構成するシート材の断面図である。 第1実施形態に係るシート材容器を構成する容器構成シートの平面図であり、収容物を収容する収容領域となる部分を上面側に示している。 第1実施形態に係る容器用シートの側面図である。 図10(a)は第1実施形態に係る容器用シートの折り畳み状態を示す正面図であり、図10(b)は第1実施形態に係る容器用シートの折り畳み状態を示す側面図である。 第1実施形態に係るシート材容器詰め品の正面図であり、ポンプ付きキャップが装着された状態を示す。 第1実施形態に係るシート材容器詰め品の平断面図(図11のA−A線に沿った断面図)である。 第2実施形態に係るシート材容器詰め品の正面図である。 第2実施形態に係るシート材容器の内容器の斜視図である。 図15(a)は第2実施形態に係るシート材容器の内容器を構成する内容器構成シートの平面図(内面側)であり、図15(b)は第2実施形態に係るシート材容器の内容器を構成する内容器構成シートの平面図(外面側)であり、図15(c)は第2実施形態に係るシート材容器の内容器を構成する内容器構成シートの断面図である。 第2実施形態に係るシート材容器を構成する容器構成シートの平面図であり、収容物を収容する収容領域となる部分を上面側に示している。 第2実施形態に係るシート材容器を構成する容器構成シート(スパウト付き)の平面図であり、収容物を収容する収容領域となる部分を上面側に示している。 図13のA−A線に沿った断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態の例について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。
〔第1実施形態〕
先ず、図1から図12を用いて第1実施形態を説明する。
本実施形態において、シート材容器100及びシート材容器詰め品300(図11)の各構成要素の位置関係(上下関係等)の説明は、特に断りのない場合は、シート材容器100を図2及び図3のように自立させた状態やシート材容器詰め品300を図11のように自立させた状態での位置関係を説明したものである。ただし、この説明における位置関係は、シート材容器100及びシート材容器詰め品300の使用時や製造時の位置関係とは必ずしも一致しない。
また、シート材容器100及びシート材容器詰め品300の正面側を前側又は前方、シート材容器100及びシート材容器詰め品300の背面側を後側又は後方といい、シート材容器100及びシート材容器詰め品300の正面に向かって右側(図2、図11における右側)を右方、シート材容器100及びシート材容器詰め品300の正面に向かって左側(図2、図11における左側)を左方という。
なお、シート材容器100及びシート材容器詰め品300の各構成要素の位置関係について、各図に示される位置関係を説明する場合もある。
本実施形態に係るシート材容器100は、収容物96を収容する収容領域20a(図12等)を包囲する容器本体20を備えている。
容器本体20は、複数のフィルム層(例えば、第1フィルム層121及び第2フィルム層122の2層のフィルム層)を積層したシート材(容器本体構成シート材120)で構成されているとともに、前面21aと、後面21bと、底面(底マチ部23)と、を含んでいる。
シート材(容器本体構成シート材120)は、前面21aを構成する前面構成シート部51と、後面21bを構成する後面構成シート部52と、底面(底マチ部23)を構成する底面構成シート部53と、を含んでいる。
図5(b)に示すように、複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部が底面(底マチ部23)に形成されており、非接合部における複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されて充填部が形成されている。本実施形態では、底面の非接合部は環状非接合部63となっており、底面の充填部は環状充填部43となっている。すなわち、本実施形態の場合、底面の非接合部が環状に形成されているとともに、底面の充填部が環状に形成されている。
容器本体20の側縁部の下端部には、シート材の一部分ずつにより構成されている前側下部シート片81と後側下部シート片82とが配置されているとともに、前側下部シート片81と後側下部シート片82との側縁部どうしが相互に接合された前後シール部83が形成され、且つ、前後シール部83を介して前側下部シート片81と後側下部シート片82とが一繋がりになったスカート部80が形成されている。スカート部80は、容器本体20の底部28の側端に配置されている。
ここで、容器本体20の側縁部の下端部とは、容器本体20の側縁部の下端を含むある程度の範囲の部分である。
シート材容器100が水平な載置面に載置された状態で、底面が載置面に対して接地するようになっている。
また、少なくとも、底面における前面21a側の部分と、底面における後面21b側の部分とに、それぞれ充填部が形成されていることが好ましい。
より好ましくは、これら充填部は、底面における前面21a側の部分と、底面における後面21b側の部分と、の各々において、底面の左右幅方向(横幅方向)に沿って延在している。
このような構成のシート材容器100によれば、容器本体20の底面に充填部が形成され、且つ、スカート部80を構成する前側下部シート片81と後側下部シート片82とを接合している前後シール部83が形成されているため、容器本体20の底面(底マチ部23)の広がり具合を所望の広がり具合に維持できる。これにより、前面21a側と後面21b側の底面の充填部を載置面に積極的に接触させることができる一方、底面の中央付近は載置面に接触させないようにできるため(図4)、シート材容器100の十分な自立性を得ることができる。
本実施形態では、底面の充填部は環状充填部43となっている。このため、後述のように、充填材導入部29の非接合部69を介して、各非接合部(第1縁辺非接合部61、第2縁辺非接合部62、環状非接合部63、下部横断方向非接合部64、上部横断方向非接合部67、非接合部68)に対して充填材(例えば空気)を導入することができる。また、環状充填部43が載置面と接触している部分が前面21a側と後面21b側の幅方向に沿った部分となるようにできることから、シート材容器100の自立性を更に向上させることができる。
なお、本発明において、底面の充填部は環状の充填部に限らない。少なくとも、底面における前面21a側の部分と、底面における後面21b側の部分とに、それぞれ充填部が形成されていることが好ましい。
また、本実施形態の場合、前後シール部83がスカート部80の下半部に配置されている。これにより、スカート部80の下半部において前側下部シート片81と後側下部シート片82とをしっかりと固定できるため、前側下部シート片81と後側下部シート片82との剥離を抑制できる。
より詳細には、本実施形態の場合、例えば、前後シール部83がスカート部80の下端部に配置されているため、スカート部80の下端が前側下部シート片81と後側下部シート片82との剥離の起点になってしまうこと抑制できる。
充填材は、流体(気体または液体)、固体(例えば、粉粒体、樹脂ペレット等)または半固体(例えば、発泡材等)とすることができ、空気などの気体であることが好ましい。
本実施形態の場合、容器本体20の底部28の左端と右端の各々にスカート部80が配置されている。各スカート部80について、前後シール部83が、当該スカート部80の下端に配置されている。
本実施形態の場合、前後シール部83において、前側下部シート片81と後側下部シート片82との下端どうしが局部的に接合されている。すなわち、前後シール部83は、いわゆるポイントシールである。
これにより、シート材容器100の製造時において、前後シール部83に局部的に強い圧力を付与しやすく、前後シール部83での前側下部シート片81と後側下部シート片82との接合強度を確保しやすくなる。
ここで、前後シール部83によって、容器本体20の底部28の前後方向への膨らみが、適度に抑制されている。これにより、底マチ部23が下に凸に膨らんでしまうことが抑制されており、シート材容器100がより安定的に自立することができるようになっている。
なお、例えば、図5(b)に示すように、底マチ部23は、上に凸に隆起した形状の隆起部23aを含む形状となっている。
本実施形態の場合、例えば、図4に示すように、容器本体20の前後方向におけるスカート部80の中央部80cの下端部が、底面(底マチ部23)よりも上方に位置している。
より詳細には、中央部80cの下端部は、底マチ部23において載置面に接地する部分よりも、上方に位置している。
また、図11に示すように、本実施形態に係るシート材容器詰め品300は、本実施形態に係るシート材容器100と、収容領域20aに収容された収容物96と、を備えている。
本実施形態の場合、容器本体20が収容領域20aを画定している。したがって、収容物96が収容領域20aに収容された状態では、容器本体20の内面に対して収容物96が直に接触するようになっている。
ただし、本発明は、この例に限らず、後述する第2実施形態のように、シート材容器100は、容器本体20によって覆われた内容器10を有していて、この内容器10によって収容領域(収容領域10a)が画定されていても良い。この場合は、第2実施形態で説明するように、収容領域10aに収容されている収容物96は、内容器10の内面に対して直に接触するが、容器本体20の内面には直に接しないようになっている。
収容物96の種類は、特に限定されない。収容物96としては、例えば、シャンプー、リンス、ボディーソープ、洗剤、柔軟剤、飲料、食品などが挙げられる。
また、収容物96は、液体(ペースト状のものを含む)であっても良いし、固体(例えば、粒状のもの(顆粒状のものを含む)、或いは粉状のものなど)であっても良い。ただし、本実施形態の場合、シート材容器100は、ポンプ付きキャップ90(図11)を装着して用いられるものであり、収容物96は液体であるものとする。
収容物96が液体の場合には、収容物96の粘度は、例えば30℃において好ましくは1mPa・s以上12万mPa・s以下(B型粘度計で測定。例えば東機産業社製ビスコメーターTV−10又はビスコメーターTVB−10等で測定)であり、より好ましくは1mPa・s以上6万mPa・s以下である。
本実施形態の場合、容器本体20のすべての非接合部(例えば、第1縁辺非接合部61、第2縁辺非接合部62、環状非接合部63、下部横断方向非接合部64、上部横断方向非接合部67及び非接合部68)は、一繋がりに形成されている。
そして、容器本体20のすべての充填部(例えば、第1縁辺充填部41、第2縁辺充填部42、環状充填部43、下部横断方向充填部44、上部横断方向充填部47及び充填部48)は、一繋がりに形成されている。
ただし、本発明において、容器本体20は、互いに独立した複数の非接合部を備えているとともに、互いに独立した複数の充填部を備えていても良い。
容器本体20の非接合部の周囲を囲む領域(つまり充填部の周囲を囲む領域)においては、容器本体構成シート材120の複数のフィルム層(例えば第1フィルム層121と第2フィルム層122)どうしが互いに接合されており、充填部からの充填材の漏洩が規制されている。
なお、容器本体構成シート材120の複数のフィルム層(例えば第1フィルム層121と第2フィルム層122)どうしが互いに接合されている領域を、フィルム領域と称する場合がある。
ただし、容器本体構成シート材120は、充填部とフィルム領域との他に、複数のフィルム層(例えば第1フィルム層121と第2フィルム層122)どうしが互いに非接合となっていて且つこれら複数のフィルム層の層間に充填材が存在しない領域を備えていても良い。
容器本体20は、図7(a)及び図8に示す容器本体構成シート材120を折り曲げて当該容器本体構成シート材120の周縁部どうしを接合し、容器本体構成シート材120の非接合部(第1縁辺非接合部61、第2縁辺非接合部62、環状非接合部63、下部横断方向非接合部64、上部横断方向非接合部67及び非接合部68)に空気などの充填材を封入することによって、図1から図5(b)に示すような形状に形成されている。
容器本体構成シート材120どうしの接合は、例えば、ヒートシールにより行われている。以下、容器本体構成シート材120の周縁部どうしの接合部を、シール部27と称する。
図1から図5(b)のいずれかに示すように、容器本体20は、当該容器本体20の上端部に形成されたマチ(ガセット)である天マチ部22と、当該容器本体20の底部に形成されたマチである底マチ部23(底面)と、当該容器本体20において天マチ部22と底マチ部23との間の部分である胴部21と、を備えている。
天マチ部22は、収容領域20a内の収容物96を排出可能な開口部24(図1)を有している。なお、後述するように、天マチ部22には、例えば、スパウト30の筒部32が開口部24を貫通する状態に設けられる。このため、より詳細には、容器本体20の収容領域20a内の収容物96は、天マチ部22の開口部24を貫通したスパウト30を通って外部に排出される。
容器本体20は、開口部24を除き、当該容器本体20の内部空間が密閉された構造となっている。
胴部21は、収容領域20aを間に挟んで互いに対向する位置関係にある前面21aと後面21bとを備えている。
前面21aの下縁部と底マチ部23の前縁部とは、容器本体20の前面側の下端部において相互に繋がっている。同様に、後面21bの下縁部と底マチ部23の後縁部とは、容器本体20の背面側の下端部において相互に繋がっている。
また、前面21aと後面21bとは、胴部21の左右両側縁部において相互に繋がっている。
天マチ部22は、例えば、容器本体20の左右方向において、中央部(本実施形態の場合、後述するスパウト30が設けられている部分)の高さ位置が相対的に高く、その両側部分は容器本体20の左右両端に向けて下り傾斜している。よって、容器本体20は、なで肩形状となっている。
シート材容器100は、底マチ部23(底面)が水平な載置面上に載置された状態で、自立可能となっている。
本実施形態の場合、容器本体20が形成される前に、容器本体構成シート材120には予めスパウト30が設けられており(図8)、容器本体20の開口部24からスパウト30の筒部32が突出した状態となる(図1等)。
スパウト30は、容器本体20の内面側に接合されている平板状の基部31と、基部31から一方に突出している筒部32と、を含んで構成されている。筒部32は円筒状に形成されている。筒部32の外周面にはネジ山が形成されており、筒部32は雄ネジを構成している。基部31の中央部には貫通孔が形成されており、筒部32の内部空間は基部31の貫通孔と連通している。
容器本体20の収容領域20aは、スパウト30の基部31の貫通孔及び筒部32の内部空間を介して、シート材容器100の外部の空間と連通できるようになっている。本実施形態の場合、収容領域20a内の収容物96は、スパウト30を介して外部に排出される。
本実施形態の場合、スパウト30の基部31が容器本体構成シート材120において容器本体20の内面を構成する方の面に対して接着固定されている。ただし、本発明は、この例に限らず、基部31は、容器本体20を構成する第1フィルム層121と第2フィルム層122との間に配置されていて第1フィルム層121と第2フィルム層122とのうちの少なくとも一方に接着固定されていても良い。
より詳細には、シート材容器100のスパウト30には、図11に示すポンプ付きキャップ90が装着されている。
ポンプ付きキャップ90は、例えば、スパウト30の筒部32と螺合するキャップ部91と、キャップ部91から上方に突出している起立筒部92と、起立筒部92の上端に設けられていて使用者による押下操作を受け付ける押下部93と、押下部93から略水平に突出しているノズル部94と、起立筒部92と連通しキャップ部91よりも下方に突出している送液チューブ95と、を備えている。
ポンプ付きキャップ90がスパウト30の筒部32に装着された状態で、押下部93に対して押下操作がなされることによって、収容物96が起立筒部92及びノズル部94を介して外部に吐出されるように、ポンプ付きキャップ90は構成されている。
このように、容器本体20は収容物96を排出可能な開口部24を備え、シート材容器100の容器本体20における開口部24の縁部には、ポンプ付きキャップ90が取り付けられており、ポンプ付きキャップ90は、押し込み操作を受け付ける操作部(押下部93)を備え、操作部に対して押し込み操作がなされることにより、収容物96を外部に排出する。
また、押下部93に対する押下操作が解除されて押下部93が上昇する際に、収容領域20aの内部の収容物96が送液チューブ95を介して吸い上げられる。
なお、ポンプ付きキャップ90は筒部32に対して着脱可能である。シート材容器100内の収容物96を使い終わった後は、収容物96入りの新たなシート材容器100(シート材容器詰め品300)に対してポンプ付きキャップ90を装着することで、引き続きポンプ付きキャップ90を使用することができる。すなわち、収容物96入りのシート材容器100(シート材容器詰め品300)は使い捨てとする一方で、ポンプ付きキャップ90は再利用することができる。
本実施形態の場合、容器本体20は、例えば、それぞれ以下に説明する充填部、すなわち第1縁辺充填部41、第2縁辺充填部42、環状充填部43、下部横断方向充填部44、上部横断方向充填部47及び充填部48を備えている。
なお、前側充填部45は、前面21aに配置された充填部の集合体であり、例えば、左右一対の第1縁辺充填部41と、下部横断方向充填部44と、上部横断方向充填部47と、を含んで構成されている。
左右一対の第1縁辺充填部41の一方ずつは、前面21aの左側の縁辺部と、前面21aの右側の縁辺部と、にそれぞれ沿って上下に延在している。
前側充填部45の下部横断方向充填部44は、前面21aの下端部において左右に延在しており、一対の第1縁辺充填部41の下端部どうしを相互に繋いでいる。なお、下部横断方向充填部44は、例えば、左右幅方向における中央部において、上方に突出している。
前側充填部45の上部横断方向充填部47は、前面21aの上部に配置されており、一対の第1縁辺充填部41の上部どうしを相互に繋いでいる。
また、図2に示すように、左側の第1縁辺充填部41の下部41aは、例えば、下方に向けて右側に変位するように傾斜して配置されている。
また、右側の第1縁辺充填部41の下部41aは、例えば、下方に向けて左側に変位するように傾斜して配置されている。
前側充填部45は、例えば、左右対称な形状に形成されている。
また、後側充填部46は、後面21bに配置された充填部の集合体であり、例えば、左右一対の第2縁辺充填部42と、下部横断方向充填部44と、上部横断方向充填部47と、充填部48と、を含んで構成されている。
左右一対の第2縁辺充填部42の一方ずつは、後面21bの左側の縁辺部と、後面21bの右側の縁辺部と、にそれぞれ沿って上下に延在している。
後側充填部46の下部横断方向充填部44は、後面21bの下端部において左右に延在しており、一対の第2縁辺充填部42の下端部どうしを相互に繋いでいる。なお、下部横断方向充填部44は、例えば、左右幅方向における中央部において、上方に突出している。
後側充填部46の上部横断方向充填部47は、後面21bの上部に配置されており、一対の第2縁辺充填部42の上部どうしを相互に繋いでいる。
充填部48は、例えば、上部横断方向充填部47に繋がっている。
また、図3に示すように、左側の第2縁辺充填部42の下部42aは、例えば、下方に向けて右側に変位するように傾斜して配置されており、右側の第2縁辺充填部42の下部42aは、例えば、下方に向けて左側に変位するように傾斜して配置されている。
後側充填部46は、例えば、充填部48を除き、左右対称な形状に形成されている。
また、前側充填部45と、後側充填部46における充填部48を除く部分とは、互いに前後対称に形成されている。
環状充填部43は、例えば、底マチ部23の周縁に沿って環状に配置されている(図5(b)参照)。
前側充填部45は、当該前側充填部45の下端において、環状充填部43に連通している。
同様に、後側充填部46は、当該後側充填部46の下端において、環状充填部43に連通している。
上記のように、本実施形態の場合、シート材容器100が備えるすべての充填部は相互に連通している。そして、充填部48の端部に隣接する封止部26(図5(a))において、充填部が封止されている。
ここで、容器本体構成シート材120を構成する第1フィルム層121及び第2フィルム層122の各々の層構成の一例を説明する。
第1フィルム層121は、容器本体20の外面側を構成するフィルム層である。図6(b)に示すように、第1フィルム層121は、例えば、第1層141と、第2層142と、第3層143と、第4層144と、をこの順に積層することにより構成されている。
第1層141は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)または延伸ナイロン(ONy)により構成されている。
第2層142は、例えば、一方の面(第1層141側の面)にシリカ及びアルミナが蒸着されたポリエチレンテレフタレートにより構成された透明蒸着PETの層である。
第3層143は、例えば、延伸ナイロンにより構成されている。
第4層144は、例えば、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)により構成されている。
これらの層の厚さは、特に限定されないが、一例として、第1層141は12μm、第2層142は12μm、第3層143は15μm、第4層144は40μmとすることができる。
第1層141の主な機能としては、容器本体20に光沢感及び印刷適性をもたらすとともに容器本体20の剛性を確保することが挙げられる。
第2層142の主な機能としては、ガスバリア性をもたらすことが挙げられる。
第3層143の主な機能としては、耐ピンホール性を確保することが挙げられる。
第4層144の主な機能としては、第2フィルム層122とのヒートシール性、及び、第1フィルム層121どうしのヒートシール性を確保することが挙げられる。
また、第2フィルム層122は、容器本体20の内面側を構成するフィルム層である。
第2フィルム層122の層構造としては、第1フィルム層121と同様の層構造を採用することができる。
ただし、第1フィルム層121及び第2フィルム層122を構成する各層の材料は、上記の例に限らない。
また、第2フィルム層122は、第1フィルム層121とは異なる層構造を有していても良い。
例えば、最外層である第1層141として、第4層144と同様の直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)を設けても良く、このような層構成とすることで、シール部27にて第2フィルム層122どうしをヒートシールすることができる。
第1フィルム層121と第2フィルム層122とが相互に積層及び接合(例えばヒートシール)されることにより、容器本体構成シート材120が構成されている。
すなわち、第1フィルム層121の第4層144と第2フィルム層122の第4層144とが互いに対向する向きで第1フィルム層121と第2フィルム層122とが相互に積層される。そして、その状態で第1フィルム層121と第2フィルム層122とが相互に加圧され且つ加熱されることによって、第1フィルム層121の第4層144と第2フィルム層122の第4層144とが相互にヒートシールされている。これにより、容器本体構成シート材120が構成されている(図7(a)、図7(b)参照)。
ここで、第1フィルム層121と第2フィルム層122との層間(第1フィルム層121の第4層144と第2フィルム層122の第4層144との層間)が部分的に非接合となって図7(a)に示すように第1縁辺非接合部61、第2縁辺非接合部62、環状非接合部63、下部横断方向非接合部64、上部横断方向非接合部67、非接合部68及び非接合部69が形成されるように、例えば、第1フィルム層121または第2フィルム層122のうちの少なくとも一方または両方において、他方に対して対向する面には、部分的に非接合処理が施された非接合部123(図6(a))が形成されている。非接合部123は、当該部分に非接合剤(いわゆる糊殺し剤)を塗布して糊殺し状態とすることによって、容易に形成することができる。糊殺し剤としては、第1フィルム層121と第2フィルム層122との接合を防止できるものであれば、いかなるものも使用することができる。糊殺し剤としては、例えば、オフセット印刷、フレキソ印刷、レタープレス印刷(凸版印刷)のそれぞれに使用する印刷用インキ、メジウムインキ、糊殺し専用インキ等を好ましく用いることができる。また、熱硬化型や紫外線硬化型のインキを好ましく用いることができる。
非接合部123の形成範囲が非接合部(第1縁辺非接合部61、第2縁辺非接合部62、環状非接合部63、下部横断方向非接合部64、上部横断方向非接合部67、非接合部68及び非接合部69)となる。
各非接合部のうち、前面構成シート部51に形成された左右一対の第1縁辺非接合部61は左右一対の第1縁辺充填部41と対応しており、後面構成シート部52に形成された左右一対の第2縁辺非接合部62は左右一対の第2縁辺充填部42と対応しており、底面構成シート部53に形成された環状非接合部63は環状充填部43と対応しており、前面構成シート部51に形成された下部横断方向非接合部64は前面構成シート部51の下部横断方向充填部44と対応しており、後面構成シート部52に形成された下部横断方向非接合部64は後面構成シート部52の下部横断方向充填部44と対応しており、前面構成シート部51に形成された上部横断方向非接合部67は前面構成シート部51の上部横断方向充填部47と対応しており、後面構成シート部52に形成された上部横断方向非接合部67は後面構成シート部52の上部横断方向充填部47と対応しており、後面構成シート部52に形成された非接合部68は後面構成シート部52の充填部48と対応している。
なお、前面構成シート部51に形成された一対の第1縁辺非接合部61と、前面構成シート部51に形成された下部横断方向非接合部64と、前面構成シート部51に形成された上部横断方向非接合部67と、の集合体を前側非接合部65と称する。
また、後面構成シート部52に形成された一対の第2縁辺非接合部62と、後面構成シート部52に形成された下部横断方向非接合部64と、後面構成シート部52に形成された上部横断方向非接合部67と、の集合体を後側非接合部66と称する。
また、非接合部69は、各非接合部に対して充填材を導入する際の導入口となる部分である。
非接合部69を介して各非接合部に充填材が封入された状態で、非接合部69と非接合部68との境界部において第1フィルム層121と第2フィルム層122とが接合されることによって、封止部26(図5(a))が形成されるとともに、各充填部(第1縁辺充填部41、第2縁辺充填部42、環状充填部43、下部横断方向充填部44、上部横断方向充填部47及び充填部48)が形成される。
なお、第1フィルム層121と第2フィルム層122との層間に非接合部(第1縁辺非接合部61、第2縁辺非接合部62、環状非接合部63、下部横断方向非接合部64、上部横断方向非接合部67、非接合部68及び非接合部69)を形成する方法は、ここで例示した方法に限らない。例えば、第1フィルム層121と第2フィルム層122とをヒートシールする金型において非接合部と対応する部位に凹部(溝)を形成する方法や、第1フィルム層121と第2フィルム層122との層間にヒートシール性を持たない材料により構成されたスペーサ層(例えば、PET等の樹脂層)を介装させた状態で第1フィルム層121と第2フィルム層122とをヒートシールする方法などが挙げられる。
ここで、図7(a)に示すように、第1フィルム層121は第2フィルム層122よりも一回り大きく形成されており、第2フィルム層122の周囲に第1フィルム層121が張り出している。つまり、図7(b)に示すように、容器本体構成シート材120の周縁部において、第1フィルム層121の第4層144が露出している。
また、第1フィルム層121において、天マチ部22を構成する部位には、スパウト30の筒部32が挿通される開口部24が形成されている(図6(a))。また、第2フィルム層122において、天マチ部22を構成する部位には、開口部24よりも一回り大きい開口部24aが形成されている(図6(a))。このため、第1フィルム層121の第4層144は、開口部24の周囲、且つ、開口部24aの内側において、露出している(図7(a)参照)。
図8に示すように、容器本体構成シート材120にスパウト30が設けられることで、容器構成シート400が構成されている。
ここで、スパウト30の基部31が容器本体構成シート材120の第1フィルム層121の第4層144において開口部24の周囲且つ開口部24aの内側の部分に対して固定されている。
図8に示すように、容器構成シート400は、それぞれ以下に説明する前面構成シート部51、後面構成シート部52、底面構成シート部53及び天マチシート部55を備えて構成されている。
前面構成シート部51は、前面21aを構成する。なお、前面構成シート部51は天マチ貼り合わせ部56を含んでいる。
後面構成シート部52は、後面21bを構成する。なお、後面構成シート部52は天マチ貼り合わせ部57を含んでいる。
底面構成シート部53は容器本体20の底マチ部23を構成する。なお、底面構成シート部53は前側部53a及び後側部53bを含んで構成されている。
天マチシート部55は容器本体20の天マチ部22を構成する。
このうち、天マチシート部55は、例えば、六角形状(より詳細には、左右方向に長い六角形状)に形成されている。
前面構成シート部51は、天マチシート部55と一辺を共有しており、図8において天マチシート部55の下側に連接されている。
前面構成シート部51において、図8に示す折り曲げ線74に沿った部位よりも上側の部分が、天マチ貼り合わせ部56である。天マチ貼り合わせ部56は、例えば、上底が下底よりも短い台形形状に形成されている。一方、前面構成シート部51において、折り曲げ線74に沿った部位よりも下側の部分は、例えば縦長の四角形に形成されている。
底面構成シート部53の前側部53a及び後側部53bは互いに同形状に形成されている。
前側部53a及び後側部53bは、例えば、それぞれ左右方向に長い矩形状の形状に形成されている。
前側部53a及び後側部53bの左右幅寸法は、前面構成シート部51の下端部の左右幅寸法と同等の寸法に設定されている。
図8において、前側部53aは前面構成シート部51の下側に連接されており、後側部53bは前側部53aの下側に連接されている。
更に、図8において、後側部53bの下側には、後面構成シート部52が連接されている。
後面構成シート部52において、図8に示す折り曲げ線74に沿った部位よりも下側の部分が、天マチ貼り合わせ部57である。
後面構成シート部52は、前面構成シート部51と同様の形状に形成されている。
ただし、例えば、後面構成シート部52には、充填材導入部29が一体に設けられている。充填材導入部29には、充填材導入部29の外縁に達する非接合部69が形成されている。非接合部69は非接合部68と連通している。
なお、充填材導入部29においては、第1フィルム層121と第2フィルム層122とが互いに同寸法に形成されており、第1フィルム層121が第2フィルム層122よりも張り出している訳ではない。つまり、充填材導入部29においては、第1フィルム層121の第4層144が非露出となっている。
図8において、スパウト30の基部31は天マチシート部55の手前側に位置しており、筒部32は天マチシート部55を貫通して該天マチシート部55よりも奥側に突出している。ただし、基部31は、第1フィルム層121と第2フィルム層122との間に位置していても良い。
容器構成シート400が折り畳まれて、容器本体構成シート材120の周縁部どうしが接合(例えばヒートシール)されることで、容器用シート200(図9、図10(a)、図10(b))が構成されている。
より詳細には、容器構成シート400が、図8に示す2つの折り曲げ線71と、折り曲げ線72において、それぞれ谷折りされるとともに、折り曲げ線73と2つの折り曲げ線74においてそれぞれ山折りされた状態で、ヒートシールされることによって、容器用シート200が構成されている。
ここで、谷折りとは、図8における奥側に向けて凸の折り曲げ方であり、山折りとは、図8における手前側に向けて凸の折り曲げ方である。
ここで、2つの折り曲げ線71のうちの一方は、前面構成シート部51と前側部53aとの境界であり、他方は、後面構成シート部52と後側部53bとの境界である。
また、折り曲げ線72は、天マチシート部55と前面構成シート部51との境界(天マチシート部55と天マチ貼り合わせ部56との境界)である。
折り曲げ線73は、前側部53aと後側部53bとの境界である。
2つの折り曲げ線74のうちの一方は、前面構成シート部51における天マチ貼り合わせ部56と当該前面構成シート部51における他部との境界であり、他方は、後面構成シート部52における天マチ貼り合わせ部57と当該後面構成シート部52における他部との境界である。
容器構成シート400がこのように折り曲げられた状態では、天マチシート部55の半部(図8における下側の半部)と天マチ貼り合わせ部56とが相互に重なり合い、天マチシート部55の残部(図8における上側の半部)と天マチ貼り合わせ部57とが相互に重なり合い、前側部53aと後側部53bとが相互に重なり合い、前側部53aと前面構成シート部51の下端部とが相互に重なり合い、後側部53bと後面構成シート部52の下端部とが相互に重なり合い、且つ、前面構成シート部51における天マチ貼り合わせ部56以外の部分と後面構成シート部52における天マチ貼り合わせ部57以外の部分とが相互に重なり合う。
そして、容器構成シート400がこのように折り曲げられた状態で容器構成シート400がヒートシールされることにより、天マチシート部55の半部(図8における下側の半部)と天マチ貼り合わせ部56とが相互に接合され、天マチシート部55の残部(図8における上側の半部)と天マチ貼り合わせ部57とが相互に接合され、前側部53aと前面構成シート部51の下端部とが相互に接合され、後側部53bと後面構成シート部52の下端部とが相互に接合され、前面構成シート部51と後面構成シート部52とが相互に接合される。
ここで、前面構成シート部51において後面構成シート部52と接合される部分は、天マチ貼り合わせ部56と、前面構成シート部51において前側部53aと重なる部分と、を除く部分である。
同様に、後面構成シート部52において前面構成シート部51と接合される部分は、天マチ貼り合わせ部57と、後面構成シート部52において後側部53bと重なる部分と、を除く部分である。
このように容器構成シート400がヒートシールされることにより、シール部27を含む容器本体シール部が形成される。
ここで、前面構成シート部51において前側部53aと隣接する部位の左右両側縁部に位置する外側片81aと、前側部53aにおいて前面構成シート部51と隣接する部位の左右両側縁部に位置する内側片81bと、が相互にヒートシールされることにより、前側下部シート片81(図2、図4、図5(b)等)が形成される。
また、後面構成シート部52において後側部53bと隣接する部位の左右両側縁部に位置する外側片82aと、後側部53bにおいて後面構成シート部52と隣接する部位の左右両側縁部に位置する内側片82bと、が相互にヒートシールされることにより、後側下部シート片82(図3、図4、図5(b)等)が形成される。
ここで、図8に示すように、前側部53aの左右両端部には、それぞれ切欠形状部58が形成されている。同様に、後側部53bの左右両端部には、それぞれ切欠形状部58が形成されている。
そして、上記のように容器構成シート400が折り曲げられた状態で、前面構成シート部51に含まれる第1フィルム層121と、後面構成シート部52に含まれる第1フィルム層121と、が前側部53a及び後側部53bを介さずに直に対向する
そして、各切欠形状部58と対応する部分において、前面構成シート部51に含まれる第1フィルム層121と、後面構成シート部52に含まれる第1フィルム層121と、が相互に局部的にヒートシールされることにより、前後シール部83が構成される(図10(a)等参照)とともに、スカート部80が形成される。
切欠形状部58の形状は特に限定されないが、例えば、半円形となっている。このため、前後シール部83は、例えば、半円形となる。
ここで、前側部53a及び後側部53bにおいて、切欠形状部58が形成されている位置は特に限定されない。つまり、切欠形状部58は、上記の折り曲げ線71と折り曲げ線73との間に配置されていれば良い。
折り曲げ線71から折り曲げ線73までの最短距離を距離X(図8)とすると、切欠形状部58は、折り曲げ線71から距離X/2(図8)の範囲内に配置されていることが好ましい。換言すれば、前後シール部83は、スカート部80の下半部に配置されていることが好ましい。
本実施形態の場合、前後シール部83は、例えば、スカート部80の下端に配置されている。すなわち、図8に示すように、切欠形状部58は、折り曲げ線71と接する位置に配置されている。
本実施形態の場合、図8に示すように、前側部53aの左右の内側片81bに、それぞれ切欠形状部58が形成されている。
同様に、後側部53bの左右の内側片82bにも、それぞれ切欠形状部58が形成されている。
このため、上記のように容器構成シート400が折り曲げられた状態で、外側片81aにおいて各切欠形状部58と対応する部分は、内側片81b及び内側片82bを介さずに直に外側片82aに対して対向する。
そして、各切欠形状部58と対応する部分において、外側片81aと内側片82bとが相互に局部的にヒートシールされることにより(つまり前側下部シート片81と後側下部シート片82とが相互に局部的にヒートシールされることにより)、前後シール部83が構成される(図10(a)等参照)とともに、前側下部シート片81と後側下部シート片82とが一繋がりになったスカート部80が形成される。
こうして、容器本体構成シート材120により容器本体20が形成されるとともに、図9、図10(a)及び図10(b)に示す容器用シート200が作製される。
ここで、容器用シート200は、容器本体20から突出しているチューブ状の充填材導入部29を有している。充填材導入部29の非接合部69は、各非接合部(第1縁辺非接合部61、第2縁辺非接合部62、環状非接合部63、下部横断方向非接合部64、上部横断方向非接合部67、非接合部68)における第1フィルム層121と第2フィルム層122との層間に封入される充填材の入口でもある。充填材導入部29の配置は特に限定されないが、本実施形態の場合、例えば、充填材導入部29が非接合部68の一端から突出するように、充填材導入部29が配置されている。
なお、図9は、天マチ部22が胴部21に対して直交した状態を示している。容器構成シート400のヒートシールを行う際には、図9のような姿勢となって、天マチシート部55の半部と天マチ貼り合わせ部56とが金型(不図示)によって挟持されるとともに、天マチシート部55の残部と天マチ貼り合わせ部57とが金型によって挟持され、且つ、前面構成シート部51、後面構成シート部52、前側部53a及び後側部53bも金型によって挟持される。
更に、前後シール部83を形成するためのヒートシールが行われる。
なお、図10(a)及び図10(b)は、天マチ貼り合わせ部56が前面構成シート部51における残部と重なるように、容器用シート200が折り曲げられた状態を示している。本実施形態では、容器用シート200は、このように折り曲げられた状態で、当該容器用シート200が作製される工程から、各非接合部に充填材を封入する工程へ供給される。
その後、充填材導入部29の非接合部69を介して、各非接合部(第1縁辺非接合部61、第2縁辺非接合部62、環状非接合部63、下部横断方向非接合部64、上部横断方向非接合部67、非接合部68)に対して充填材(例えば空気)が導入される。これにより、各非接合部が膨らんで各充填部(第1縁辺充填部41、第2縁辺充填部42、環状充填部43、下部横断方向充填部44、上部横断方向充填部47及び充填部48)が形成され、容器本体20に剛性が付与される。
すなわち、各非接合部における第1フィルム層121と第2フィルム層122との層間に充填材が充填されて、各充填部が構成される。
また、各充填部(第1縁辺充填部41、第2縁辺充填部42、環状充填部43、下部横断方向充填部44、上部横断方向充填部47、充填部48)が構成された後、例えば、充填部48において非接合部69と隣接する部位が適宜の方法で封止される。これにより、各充填部からの充填材の漏洩が規制される。
更に、充填材導入部29を基端部にて切除する。
こうして、上述した構成のシート材容器100が作製される。
このように、容器用シート200は、収容物96を収容する収容領域20aを包囲する容器本体20を備え、容器本体20は、複数のフィルム層を積層したシート材(容器本体構成シート材120)で構成されており、シート材は、容器本体20の前面21aとなる前面構成シート部51と、容器本体20の後面21bとなる後面構成シート部52と、容器本体20の底面(底マチ部23)となる底面構成シート部53と、を含む。
容器本体20の側縁部の下端部には、シート材の一部分ずつにより構成されている前側下部シート片81と後側下部シート片82とが配置されているとともに、前側下部シート片81と後側下部シート片82との側縁部どうしが相互に接合された前後シール部83が形成され、且つ、前後シール部83を介して前側下部シート片81と後側下部シート片82とが一繋がりになったスカート部80が形成されており、複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部(環状非接合部63)が底面構成シート部53に形成されており、底面構成シート部53の非接合部における複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されたときには、容器本体20が、前面21a、後面21b、及び、底面(底マチ部23)を備える形態となるとともに、スカート部80が、容器本体20の底部28の側端に配置される。
また、本実施形態の場合、前側下部シート片81は、前面構成シート部51と底面構成シート部53との一部分どうし(外側片81aと内側片81b)が相互に重ね合わされた前側下部積層部であり、後側下部シート片82は、後面構成シート部52と底面構成シート部53との一部分どうし(外側片82aと内側片82b)が相互に重ね合わされた後側下部積層部である。
より詳細には、本実施形態の場合、前側下部積層部において、前面構成シート部51と底面構成シート部53との一部分どうし(外側片81aと内側片81b)が相互に接合されており、後側下部積層部において、後面構成シート部52と底面構成シート部53との一部分どうし(外側片82aと内側片82b)が相互に接合されている。
また、本実施形態に係る容器構成シート400は、複数のフィルム層を積層して構成されていて容器本体20を構成するシート材(容器本体構成シート材120)を備え、シート材は、複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部を備え、シート材は、容器本体20の前面21aとなる前面構成シート部51と、容器本体20の後面21bとなる後面構成シート部52と、容器本体20の底面(底マチ部23)となる底面構成シート部53と、を含み、シート材が折り曲げられるとともに、非接合部における複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されることで充填部が形成され、容器本体20が構成されたときには、容器本体20は、前面21aと、後面21bと、底面と、を含む形態となり、容器本体20の側縁部の下端部には、シート材の一部分ずつにより構成されている前側下部シート片81と後側下部シート片82とが配置されるとともに、前側下部シート片81と後側下部シート片82との側縁部どうしが相互に接合された前後シール部83が形成され、且つ、前後シール部83を介して前側下部シート片81と後側下部シート片82とが一繋がりになったスカート部80が形成され、スカート部80は、容器本体20の底部の側端に配置される。
なお、各充填部(第1縁辺充填部41、第2縁辺充填部42、環状充填部43、下部横断方向充填部44、上部横断方向充填部47及び充填部48)の内部における圧力は、特に限定されないが、大気圧よりも高圧であることが好ましく、例えば、ゲージ圧で10kPa以上500kPa以下とすることができる。
充填部を封止する方法としては、例えば、充填部48において非接合部69と隣接する部位では、第1フィルム層121と第2フィルム層122とをヒートシール可能なように非接合処理を行わず、且つ、容器構成シート400の作製段階及び容器用シート200の作製段階では当該部位に対してヒートシールを行わず、充填材の充填後に当該部位に対してヒートシールを行う方法が挙げられる。
シート材容器100の作製後、スパウト30の筒部32を介して収容領域20a内に収容物96が収容されることによって、収容物96入りのシート材容器100、すなわちシート材容器詰め品300が得られる。
なお、各充填部に充填材を封入するタイミングと、収容領域20aに収容物96を収容させるタイミングとの前後関係は、特に限定されない。各充填部に充填材を封入した後で収容領域20aに収容物96を収容させても良いし、収容領域20aに収容物96を収容させた後で各充填部に充填材を封入しても良いし、各充填部への充填材の封入と収容領域20aへの収容物96の収容とを同時に(並行して)行っても良い。
以上のような第1実施形態によれば、容器本体20の底面(底マチ部23)の広がり具合を所望の広がり具合に維持できるため、シート材容器100の十分な自立性を得ることができる。
また、スカート部80の下半部において前側下部シート片81と後側下部シート片82とをしっかりと固定できるため、前側下部シート片81と後側下部シート片82との剥離を抑制でき、スカート部80の構造的安定性を十分に得ることができる。
〔第2実施形態〕
次に、図13から図18を用いて第2実施形態に係るシート材容器100及びシート材容器詰め品300について説明する。
本実施形態の場合、図13に示すように、シート材容器100は、容器本体20の内側に配置された内容器10(図14)を備えている。すなわち、容器本体20は内容器10の周囲を覆っている。
ここで、図14は第2実施形態に係るシート材容器100の内容器10の斜視図である。換言すれば、図14は容器本体20の図示を省略したシート材容器100の斜視図である。
図14に示すように、内容器10は、当該内容器10の上端部に形成されたマチ(ガセット)である天マチ部12と、当該内容器10の底部に形成されたマチである底マチ部13と、当該内容器10において天マチ部12と底マチ部13との間の部分である胴部11と、を備えている。
胴部11は、収容領域10aを間に挟んで互いに対向する位置関係にある前面11aと後面11b(図18)とを備えている。なお、本実施形態の場合、容器本体20は収容領域10aを包囲している。
前面11aと底マチ部13とは、内容器10の下端部において相互に繋がっている。同様に、後面11bと底マチ部13とは、内容器10の下端部において相互に繋がっている。
前面11aと後面11bとは、胴部11の左右両側縁部において相互に繋がっている。
天マチ部12は、例えば、内容器10の左右方向において、中央部の高さ位置が相対的に高く、その両側部分は内容器10の左右両端に向けて下り傾斜している。よって、内容器10は、なで肩形状となっている。
内容器10の内部空間は、収容物96を収容する収容領域10a(図18)となっている。
すなわち、本実施形態の場合、収容物96を収容する収容領域10aが内容器10によって画定されている。収容領域10aに収容されている収容物96は、内容器10の内面に対して直に接触するが、容器本体20の内面には直に接しないようになっている。
天マチ部12は、収容領域10a内の収容物96を外部に排出可能な開口部14を有している。なお、後述するように、天マチ部12には、例えば、スパウト30の筒部32が開口部14を貫通する状態に設けられる。このため、より詳細には、内容器10の収容領域10a内の収容物96は、開口部14を貫通したスパウト30を通って外部に排出される。
図15(a)及び図15(b)は内容器10を構成する内容器構成シート材110の平面図であり、このうち図15(a)は内容器構成シート材110において内容器10の内面側となる面(内面111)を示し、図15(b)は内容器構成シート材110において内容器10の外面側となる面(外面112)を示す。図15(c)は内容器構成シート材110の断面図である。
本実施形態の場合、内容器10は、内容器構成シート材110を折り曲げて当該内容器構成シート材110の周縁部どうしを相互に接合して内容器シール部15を形成することによって、図14に示すような形状に形成されている。
天マチ部12と胴部11との境界部の内容器シール部15、胴部11の左右両側縁の内容器シール部15、及び、胴部11と底マチ部13との境界部の内容器シール部15において、内容器構成シート材110どうしが接合されている。これにより、内容器10は、開口部14を除き、当該内容器10の内部空間である収容領域10aが密閉された構造となっている。なお、内容器構成シート材110どうしの接合は、例えば、ヒートシールにより行われている。
ただし、本発明において、内容器は、シート材により構成されたものに限らず、例えば、ブロー成形により構成されたものであってもよい。
本実施形態の場合、容器本体20と内容器10とは部分的に相互に接合されている(容器本体構成シート材120と内容器構成シート材110とは部分的に接合されている)。
これにより、内容器10が容器本体20によって保持されるため、内容器10を(内容器構成シート材110を)薄肉に形成しても内容器10のよれを抑制でき、内容器10が平坦に潰れやすくなる。よって、内容器10内における収容物96の残留を抑制できる。
容器本体20と内容器10とは2箇所以上においてそれぞれ相互に接合されていることが好ましい。
ただし、本発明は、この例に限らず、容器本体20と内容器10とが全体に亘って非接合であってもよい(容器本体20と内容器10とがまったく接合されていなくてもよい)。ただし、この場合でも、容器本体20によって内容器10が容器本体20の内側に保持されていることが好ましい。
次に、内容器構成シート材110の層構成の一例を説明する。
図15(c)に示すように、内容器構成シート材110は、例えば、第1層131と、第2層132と、第3層133と、をこの順に積層することにより構成されている。
第1層131は、例えば、直鎖状低密度ポリエチレンにより構成されている。
第2層132は、例えば、一方の面(第1層131側の面)にシリカ及びアルミナが蒸着された延伸ナイロンにより構成された透明蒸着延伸ナイロンの層である。
第3層133は、例えば、直鎖状低密度ポリエチレンにより構成されている。
これらの層の厚さは、特に限定されないが、一例として、第1層131は25μm、第2層132は15μm、第3層133は40μmとすることができる。
第1層131の主な機能としては、容器本体構成シート材120とのヒートシール性を確保することが挙げられる。
第2層132の主な機能としては、ガスバリア性及び耐ピンホール性を確保することが挙げられる。
第3層133の主な機能としては、内容器構成シート材110どうしのヒートシール性を確保することが挙げられる。
なお、内容器構成シート材110の層構造は、ここで説明した構造に限らない。
第1層131は内容器10の外面側(つまり容器本体20側)に配置され、第3層133は内容器10の内面側(つまり収容領域10a側)に配置される。
内容器構成シート材110が、上述した胴部11、天マチ部12及び底マチ部13を有する形態に折り畳まれて、当該内容器構成シート材110の第3層133の周縁部どうしが相互に接合されることによって、内容器10が構成されている。
ここで、図15(a)及び図15(b)に示すように、内容器構成シート材110において、底マチ部13を構成する部位には、開口部14が形成されている。なお、開口部14は、例えば、開口部24と同じ大きさに形成されており、開口部24と重ねて配置される。開口部14は、開口部24aよりも一回り小さい。
なお、次に説明するように内容器構成シート材110と容器本体構成シート材120とを接合する際には、図15(b)に示される導入口形成部117aにおいて、内容器構成シート材110と容器本体構成シート材120とを部分的に非接合とさせることによって、後工程で非接合部に充填材を導入可能にする。
ここで、内容器構成シート材110と容器本体構成シート材120とが相互に接合されている部分を内外シール部25と称する。
図16に示すように、容器本体構成シート材120と内容器構成シート材110とが相互に重ねられ、部分的に相互に接合されている。すなわち、内容器構成シート材110の周縁部と、容器本体構成シート材120の第1フィルム層121において第2フィルム層122の周囲に張り出している部分とが接合(例えばヒートシールにより接合)されているとともに、内容器構成シート材110の開口部14の周囲縁部と、第1フィルム層121において開口部24aの内側に位置する部分とが接合(例えばヒートシールにより接合)されている。図16においては、容器本体構成シート材120と内容器構成シート材110とが相互に接合されている範囲(内外シール部25)にハッチングを付している。
本実施形態では、容器本体構成シート材120と内容器構成シート材110とにより構成されるシート材にスパウト30が設けられたもの(図17)を容器構成シート400と称する。
本実施形態の場合、スパウト30の基部31が内容器構成シート材110における開口部14の周囲縁部に対して接着固定されている。
より詳細には、スパウト30の基部31が内容器構成シート材110において内容器10の内面を構成する方の面に対して接着固定されている。ただし、本発明は、この例に限らず、基部31は、容器本体20を構成する第1フィルム層121と第2フィルム層122との間に配置されていて第1フィルム層121と第2フィルム層122とのうちの少なくとも一方に接着固定されていても良い。或いは、基部31は、内容器10の外面と容器本体20の内面との間に配置されていて内容器10の外面と容器本体20の内面との少なくとも一方に対して接着固定されていても良い。
本実施形態の場合、前面構成シート部51は、内容器10の前面11a及び容器本体20の前面21aを構成する。
後面構成シート部52は、内容器10の後面11b及び容器本体20の後面21bを構成する。
底面構成シート部53(前側部53a及び後側部53b)は内容器10の底マチ部13及び容器本体20の底マチ部23を構成する。
天マチシート部55は内容器10の天マチ部22及び容器本体20の底マチ部23を構成する。
本実施形態の場合、容器構成シート400が折り畳まれて、内容器構成シート材110の周縁部どうしが接合(例えばヒートシール)されることで、容器用シートが構成されている。
すなわち、このように容器構成シート400がヒートシールされることにより、内容器シール部15が形成されるとともに内容器10が形成され、シール部27が形成されるとともに内容器10を覆う容器本体20が形成される。
更に、切欠形状部58と対応する部分が局部的にヒートシールされることにより、前後シール部83が形成される。
天マチ部22の周縁部と内容器10の天マチ部12の周縁部とが接合されており、前面21aにおける天マチ部22との境界部と前面11aにおける天マチ部12との境界部とが接合されており、後面21bにおける天マチ部22との境界部と後面11bにおける天マチ部12との境界部とが接合されており、前面21aの左右側縁部(ただし下端部を除く)の各々と前面11aの左右側縁部の各々とが接合されており、後面21bの左右側縁部(ただし下端部を除く)の各々と後面11bの左右側縁部の各々とが接合されており、胴部21の下端部の左右側縁部の各々においては容器本体20を構成する容器本体構成シート材120どうしが接合されている(外側片81aと内側片81bとが接合され、外側片82aと内側片82bとが接合され、前後シール部83において外側片81aと外側片82aとが接合されている)。
本実施形態の場合、天マチ部22が天マチ部12の上面側を覆っている。
また、胴部21が胴部11の周囲を覆っている。すなわち、前面21aが前面11aの前面側を覆っており、後面21bが後面11bの背面側を覆っている。
また、底マチ部23が底マチ部13の下面側を覆っている。
底マチ部13の周縁部には、内容器シール部15が形成されている。底マチ部13の周縁部の内容器シール部15は、それぞれ直線状に延在する4つの底マチ縁辺シール部15aを含んで構成されている。
本実施形態の場合も、第1実施形態と同様に、前後シール部83が、スカート部80の下端に配置されている。
よって、スカート部80の構造的強度の向上が可能である。
本発明は上述の実施形態及び各変形例に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
例えば、上記の各実施形態では、シート材容器100が前側充填部45及び後側充填部46を備える例を説明したが、シート材容器100は前側充填部45及び後側充填部46の一方又は両方を備えていなくても良い。したがって、シート材容器100は、前側非接合部65及び後側非接合部66の一方又は両方を備えていなくても良い。
また、シート材容器100が前側充填部45を備えている場合において、前側充填部45は、左側の第1縁辺充填部41と、右側の第1縁辺充填部41と、下部横断方向充填部44と、上部横断方向充填部47と、のうちのいずれか1つ以上を備えていなくても良い。同様に、シート材容器100が後側充填部46を備えている場合において、後側充填部46は、左側の第2縁辺充填部42と、右側の第2縁辺充填部42と、下部横断方向充填部44と、上部横断方向充填部47と、のうちのいずれか1つ以上を備えていなくても良い。
また、上記の第2実施形態では、第1実施形態と同様に、外側片81aと内側片81bとが相互に接合されて前側下部シート片81が形成され、外側片82aと内側片82bとが相互に接合された後側下部シート片82が形成され、更に、前側下部シート片81と後側下部シート片82とが前後シール部83において相互に接合されている。
ただし、本発明は、この例に限らず、第2実施形態において、内側片81bには非接合処理が施され、外側片81aには切欠形状部58と対応する部位を除いて非接合処理が施されていてもよい。この場合、前側下部シート片81は、単に外側片81aと内側片81bとが重ね合わされた(外側片81aと内側片81bとが接合されていない)前側下部積層部となる。
同様に、内側片82bには非接合処理が施され、外側片82aには切欠形状部58と対応する部位を除いて非接合処理が施されていてもよい。この場合、後側下部シート片82は、単に外側片82aと内側片82bとが重ね合わされた(外側片82aと内側片82bとが接合されていない)後側下部積層部となる。
なお、この場合も、前側下部シート片81と後側下部シート片82とが前後シール部83において接合されることで、スカート部80が構成されている。
また、前側下部シート片81は、内側片81bを含まず、外側片81aにより構成されていてもよい。同様に、後側下部シート片82は、内側片82bを含まず、外側片82aにより構成されていてもよい。
なお、この場合も、前側下部シート片81と後側下部シート片82とが前後シール部83において接合されることで、スカート部80が構成されている。
また、上記の第2実施形態では、前面21aと後面21bとが胴部21の少なくとも一方の側縁部において、部分的に非接合となっていて、当該側縁部に開口が形成されていてもよい。
また、上記の第2実施形態では、容器本体20の底部において、内容器10の底部の底マチ縁辺シール部15aが充填部どうしの間に挟み込まれている例を説明した。ただし、この構成に加えて、内容器10の底マチ部13の内容器シール部15が容器本体20の底部と接合されていても良い。
底マチ部13の内容器シール部15が容器本体20の底部と接合された構造を実現するためには、例えば、容器構成シート400(図17参照)の状態において、図17に示す形態とは異なり、内容器構成シート材110と容器本体構成シート材120とを互いに同形状とするとともに、内容器構成シート材110の外形線と容器本体構成シート材120の外形線とが互いに一致するように内容器構成シート材110と容器本体構成シート材120とを重ね合わせた状態で、内容器構成シート材110の周縁部と容器本体構成シート材120の周縁部とを相互に接合する。
この場合、内容器構成シート材110と容器本体構成シート材120とを共通のカット刃で一括して型抜きすることができるため、シート材容器100の製造が容易になる。
また、上記の各実施形態では、スパウト30の筒部32に対してポンプ付きキャップ90が装着されている例を説明したが、スパウト30の筒部32に対して単なるスクリューキャップ、又は、その他ディスペンサー(例えばトリガーディスペンサー)が装着されていても良い。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含する。
<1>収容物を収容する収容領域を包囲する容器本体を備え、
前記容器本体は、複数のフィルム層を積層したシート材で構成されているとともに、前面と、後面と、底面と、を含み、
前記シート材は、
前記前面を構成する前面構成シート部と、
前記後面を構成する後面構成シート部と、
前記底面を構成する底面構成シート部と、
を含み、
前記複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部が前記底面に形成されており、
前記非接合部における前記複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されて充填部が形成されており、
前記容器本体の側縁部の下端部には、前記シート材の一部分ずつにより構成されている前側下部シート片と後側下部シート片とが配置されているとともに、前記前側下部シート片と前記後側下部シート片との側縁部どうしが相互に接合された前後シール部が形成され、且つ、前記前後シール部を介して前記前側下部シート片と前記後側下部シート片とが一繋がりになったスカート部が形成されており、
前記スカート部は、前記容器本体の底部の側端に配置されているシート材容器。
<2>前記前側下部シート片は、前記前面構成シート部と前記底面構成シート部との一部分どうしが相互に重ね合わされた前側下部積層部であり、
前記後側下部シート片は、前記後面構成シート部と前記底面構成シート部との一部分どうしが相互に重ね合わされた後側下部積層部である<1>に記載のシート材容器。
<3>前記前側下部積層部において、前記前面構成シート部と前記底面構成シート部との前記一部分どうしが相互に接合されており、
前記後側下部積層部において、前記後面構成シート部と前記底面構成シート部との前記一部分どうしが相互に接合されている<2>に記載のシート材容器。
<4>前記前後シール部において、前記前側下部シート片と前記後側下部シート片との下端どうしが局部的に接合されている<1>から<3>のいずれか一項に記載のシート材容器。
<5>前記容器本体の前後方向における前記スカート部の中央部の下端部が、前記底面よりも上方に位置している<1>から<4>のいずれか一項に記載のシート材容器。
<6><1>から<5>のいずれか一項に記載のシート材容器と、
前記収容領域に収容された収容物と、
を備えるシート材容器詰め品。
<7>収容物を収容する収容領域を包囲する容器本体を備え、
前記容器本体は、複数のフィルム層を積層したシート材で構成されており、
前記シート材は、
前記容器本体の前面となる前面構成シート部と、
前記容器本体の後面となる後面構成シート部と、
前記容器本体の底面となる底面構成シート部と、
を含み、
前記容器本体の側縁部の下端部には、前記シート材の一部分ずつにより構成されている前側下部シート片と後側下部シート片とが配置されているとともに、前記前側下部シート片と前記後側下部シート片との側縁部どうしが相互に接合された前後シール部が形成され、且つ、前記前後シール部を介して前記前側下部シート片と前記後側下部シート片とが一繋がりになったスカート部が形成されており、
前記複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部が前記底面構成シート部に形成されており、
前記底面構成シート部の前記非接合部における前記複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されたときには、前記容器本体が、前記前面、前記後面、及び、前記底面を備える形態となるとともに、前記スカート部が、前記容器本体の底部の側端に配置される容器用シート。
<8>複数のフィルム層を積層して構成されていて容器本体を構成するシート材を備え、
前記シート材は、前記複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部を備え、
前記シート材は、
前記容器本体の前面となる前面構成シート部と、
前記容器本体の後面となる後面構成シート部と、
前記容器本体の底面となる底面構成シート部と、
を含み、
前記シート材が折り曲げられるとともに、前記非接合部における前記複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されることで充填部が形成され、前記容器本体が構成されたときには、
前記容器本体は、前記前面と、前記後面と、前記底面と、を含む形態となり、
前記容器本体の側縁部の下端部には、前記シート材の一部分ずつにより構成されている前側下部シート片と後側下部シート片とが配置されるとともに、前記前側下部シート片と前記後側下部シート片との側縁部どうしが相互に接合された前後シール部が形成され、且つ、前記前後シール部を介して前記前側下部シート片と前記後側下部シート片とが一繋がりになったスカート部が形成され、
前記スカート部は、前記容器本体の底部の側端に配置される容器構成シート。
<9>前記非接合部が環状に形成されているとともに、前記充填部が環状に形成されている上記いずれか一項に記載のシート材容器。
<10>少なくとも、前記底面における前記前面側の部分と、前記底面における前記後面側の部分とに、それぞれ前記充填部が形成されている上記いずれか一項に記載のシート材容器。
<11>前記充填部は、前記底面における前記前面側の部分と、前記底面における前記後面側の部分と、の各々において、前記底面の横幅方向に沿って延在している上記いずれか一項に記載のシート材容器。
<12>前記前後シール部は、前記スカート部の下半部に配置されている上記いずれか一項に記載のシート材容器。
10 内容器
10a 収容領域
11 胴部
11a 前面
11b 後面
12 天マチ部
13 底マチ部
14 開口部
15 内容器シール部
15a 底マチ縁辺シール部
20 容器本体
20a 収容領域
21 胴部(容器本体胴部)
21a 前面
21b 後面
22 天マチ部
23 底マチ部(底面)
23a 隆起部
24 開口部
24a 開口部
25 内外シール部
26 封止部
27 シール部
28 底部
29 充填材導入部
30 スパウト
31 基部
32 筒部
41 第1縁辺充填部
41a 下部
42 第2縁辺充填部
42a 下部
43 環状充填部(充填部)
44 下部横断方向充填部
45 前側充填部
46 後側充填部
47 上部横断方向充填部
48 充填部
49 充填部
51 前面構成シート部
52 後面構成シート部
53 底面構成シート部
53a 前側部
53b 後側部
55 天マチシート部
56 天マチ貼り合わせ部
57 天マチ貼り合わせ部
58 切欠形状部
61 第1縁辺非接合部
62 第2縁辺非接合部
63 環状非接合部(非接合部)
64 下部横断方向非接合部
65 前側非接合部
66 後側非接合部
67 上部横断方向非接合部
68 非接合部
69 非接合部
71 折り曲げ線
72 折り曲げ線
73 折り曲げ線
74 折り曲げ線
80 スカート部
80b 下縁
80c 中央部
81 前側下部シート片
81a 外側片
81b 内側片
82 後側下部シート片
82a 外側片
82b 内側片
83 前後シール部
90 ポンプ付きキャップ
91 キャップ部
92 起立筒部
93 押下部
94 ノズル部
95 送液チューブ
96 収容物
100 シート材容器
110 内容器構成シート材
111 内面
112 外面
117a 導入口形成部
120 容器本体構成シート材(シート材)
121 第1フィルム層
122 第2フィルム層
123 非接合部
131 第1層
132 第2層
133 第3層
141 第1層
142 第2層
143 第3層
143 第4層
200 容器用シート
300 シート材容器詰め品
400 容器構成シート

Claims (7)

  1. 収容物を収容する収容領域を包囲する容器本体を備え、
    前記容器本体は、複数のフィルム層を積層したシート材で構成されているとともに、前面と、後面と、底面と、を含み、
    前記シート材は、
    前記前面を構成する前面構成シート部と、
    前記後面を構成する後面構成シート部と、
    前記底面を構成する底面構成シート部と、
    を含み、
    前記複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部が前記前面、前記後面および前記底面に形成されており、
    前記非接合部における前記複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されて充填部が形成されており、
    前記容器本体の側縁部の下端部には、前記シート材の一部分ずつにより構成されている前側下部シート片と後側下部シート片とが配置されているとともに、前記前側下部シート片と前記後側下部シート片との側縁部どうしが相互に接合された前後シール部が形成され、且つ、前記前後シール部を介して前記前側下部シート片と前記後側下部シート片とが一繋がりになったスカート部が形成されており、
    前記スカート部は、前記容器本体の底部の側端に配置されており、
    前記底面における前記非接合部が環状に形成されているとともに、前記底面における前記充填部が環状に形成された環状充填部となっており、
    前記環状充填部は、前記底面における前面側の部分と、前記底面における後面側の部分と、の各々において、前記底面の横幅方向に沿って延在しており、
    前記環状充填部は、前記前面における前記充填部と、前記後面における前記充填部と、に対してそれぞれ連通しており、
    前記前後シール部は、前記スカート部の下半部に配置されているシート材容器。
  2. 前記前側下部シート片は、前記前面構成シート部と前記底面構成シート部との一部分どうしが相互に重ね合わされた前側下部積層部であり、
    前記後側下部シート片は、前記後面構成シート部と前記底面構成シート部との一部分どうしが相互に重ね合わされた後側下部積層部である請求項1に記載のシート材容器。
  3. 前記前側下部積層部において、前記前面構成シート部と前記底面構成シート部との前記一部分どうしが相互に接合されており、
    前記後側下部積層部において、前記後面構成シート部と前記底面構成シート部との前記一部分どうしが相互に接合されている請求項2に記載のシート材容器。
  4. 前記前後シール部において、前記前側下部シート片と前記後側下部シート片との下端どうしが局部的に接合されている請求項1から3のいずれか一項に記載のシート材容器。
  5. 前記容器本体の前後方向における前記スカート部の中央部の下端部が、前記底面よりも上方に位置している請求項1から4のいずれか一項に記載のシート材容器。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のシート材容器と、
    前記収容領域に収容された収容物と、
    を備えるシート材容器詰め品。
  7. 収容物を収容する収容領域を包囲する容器本体を備え、
    前記容器本体は、複数のフィルム層を積層したシート材で構成されており、
    前記シート材は、
    前記容器本体の前面となる前面構成シート部と、
    前記容器本体の後面となる後面構成シート部と、
    前記容器本体の底面となる底面構成シート部と、
    を含み、
    前記容器本体の側縁部の下端部には、前記シート材の一部分ずつにより構成されている前側下部シート片と後側下部シート片とが配置されているとともに、前記前側下部シート片と前記後側下部シート片との側縁部どうしが相互に接合された前後シール部が形成され、且つ、前記前後シール部を介して前記前側下部シート片と前記後側下部シート片とが一繋がりになったスカート部が形成されており、
    前記前後シール部は、前記スカート部の下半部に配置されており、
    前記複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部が前記前面構成シート部、前記後面構成シート部および前記底面構成シート部に形成されており、
    前記前面構成シート部における前記非接合部は、環状に形成されているとともに、前記前面構成シート部における前記非接合部と、前記後面構成シート部における前記非接合部と、に対してそれぞれ連通しており、
    前記底面構成シート部の前記非接合部における前記複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されて充填部が形成されたときには、前記容器本体が、前記前面、前記後面、及び、前記底面を備える形態となるとともに、前記スカート部が、前記容器本体の底部の側端に配置され、前記底面における前記充填部は環状に形成された環状充填部となり、前記環状充填部は、前記底面における前面側の部分と、前記底面における後面側の部分と、の各々において、前記底面の横幅方向に沿って延在し、前記環状充填部は、前記前面における前記充填部と、前記後面における前記充填部と、に対してそれぞれ連通する容器用シート。
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