JP7138562B2 - 瓶口用キャップ - Google Patents
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Description
ところで、瓶体内に充填する内容物の種類によっては、次のような殺菌洗浄処理を行う場合がある。
例えば、5℃程度の内容液を瓶体内に充填した後に、瓶口に瓶口用キャップを装着して瓶体内を密封し、その後、70℃程度の温水を瓶体に浴びせる。
被係止片が、囲繞筒の内側に向けて折り返された状態で、瓶口の係止部に係止されることから、被係止片のうち、囲繞筒の内側に向けて折り返された状態で、径方向の内側を向いて、係止部に係止される部分が、この折り返し前の状態では、径方向の外側を向くこととなる。したがって、この瓶口用キャップを、径方向に2分割された金型を用いて成形することによって、被係止片のうち、係止部に係止される部分の径方向の大きさを大きくしても、この部分を、脱型時に無理抜きをせずに容易かつ精度よく形成することができる。
第1弱化部が、全周にわたって延びている場合、第1弱化部の全周を破断することにより、栓体から、被係止片、および囲繞筒の全体を分離することができる。
被係止片のうち、係止部に係止される部分が、突曲面状に形成されているので、瓶口用キャップを瓶口に装着する際に、被係止片を、引っ掛かり少なく円滑に瓶口の外周面上を摺動させて係止部に到達させることができる。
瓶口用キャップ1は、図1および図2に示されるように、栓体11、囲繞筒12、および被係止片13を備えている。図示の例では、栓体11は、有頂筒状に形成されており、栓体11、および囲繞筒12は、共通軸Oと同軸に配設されている。
以下、この共通軸Oに沿う方向を上下方向といい、上下方向から見て、共通軸Oに交差する方向を径方向といい、共通軸O回りに周回する方向を周方向という。
周壁部26の上端部の外周面に、径方向の外側に向けて突出し、上下方向に延びる突リブ26aが周方向に間隔をあけて複数形成されている。突リブ26aの下端面が、瓶口Wの上端開口縁に当接する。
囲繞筒12の下端部に、径方向に貫き、かつ下方に向けて開口した切欠き部18が形成されている。切欠き部18は、下方に向かうに従い、周方向の大きさが大きくなっている。切欠き部18の内面のうち、周方向で互いに対向する側面は、径方向の外側から見て、周方向の内側に向けて突の曲線状を呈する。
第2弱化部21は、窓孔19の4つの角部のうち、上端に位置して、周方向の一方側に向けて尖る角部から、周方向の一方側に向かうに従い、上方に向けて延び、第1弱化部17に接続されている。
切欠き部18の内面のうち、上面における周方向の一方側の端部と、側面と、の接続部分は、周方向の一方側に向けて尖る角部とされ、上面における周方向の他方側の端部と、側面と、の接続部分は、周方向の他方側に向けて窪む曲面状に形成されている。
まず、冶具などを用いて、連結片23を弾性変形させながら、被係止片13を囲繞筒12の内側に上方に向けて折り返す。この状態で、栓体11の周壁部26を瓶口W内に嵌合し、突リブ26aの下端面を、瓶口Wの上端開口縁に突当てる。この際、被係止片13の外面が、瓶口Wの外周面に摺接しながら係止部W1に到達したときに、被係止片13が係止部W1内に進入して係止される。これにより、瓶口Wに対する栓体11の上方移動が規制される。
この状態で、被係止片13の内面は、囲繞筒12の内周面に当接若しくは近接し、被係止片13のうち連結片23と反対側の自由端が、囲繞筒12の内周面に形成され、かつ下方を向く段面12aに当接する。囲繞筒12の内周面のうち、段面12aの上方に位置する上端部が、瓶口Wの外周面のうち、係止部W1の上方に位置する部分に当接する。
囲繞筒12の下端部における切欠き部18の開口周縁部のうち、周方向の一方側に位置して第3弱化部22に近接する部分を摘まんで引き上げると、まず、第3弱化部22が破断し、この破断部分が窓孔19に達する。この操作を継続すると、次に、第2弱化部21が破断し、この破断部分が第1弱化部17に達する。そして、囲繞筒12におけるこれらの破断部分を、周方向の一方側に向けて引張することで、第1弱化部17が破断される。第1弱化部17が全周にわたって破断されると、栓体11から、被係止片13、および囲繞筒12の全体を分離することができる。
被係止片13のうち、係止部W1に係止される部分が、突曲面状に形成されているので、瓶口用キャップ1を瓶口Wに装着する際に、被係止片13を、引っ掛かり少なく円滑に瓶口Wの外周面上を摺動させて係止部W1に到達させることができる。
例えば、囲繞筒12を、頂壁部および周壁部を有する有頂筒状に形成し、囲繞筒12の頂壁部の下面を、栓体11の頂壁部25の上面に配置し、囲繞筒12の周壁部に窓孔19を形成し、囲繞筒12の周壁部のうち、窓孔19および被係止片13より上方に位置する部分に、第1弱化部17を形成してもよい。
係止部W1を突部とし、被係止片13の外面に窪み部を形成してもよい。
第1弱化部17は、全周にわたって延びていなくてもよい。
前記実施形態では、第2弱化部21、および第3弱化部22が、同一の窓孔19における周方向の一方側の端部に接続された構成を示したが、第2弱化部21、および第3弱化部22のうちのいずれか一方を、窓孔19における周方向の一方側の端部に接続し、いずれか他方を、この窓孔19における周方向の他方側の端部に接続してもよい。
第2弱化部21と第3弱化部22とは、窓孔19を介さず直接、接続されてもよい。
11 栓体
12 囲繞筒
13 被係止片
17 第1弱化部
18 切欠き部
19 窓孔
21 第2弱化部
22 第3弱化部
23 連結片
W 瓶口
W1 係止部
Claims (4)
- 瓶口内に着脱可能に嵌合される栓体と、
前記栓体から下方に向けて延び、瓶口の外周面を囲い、かつ径方向に貫く窓孔が形成された囲繞筒と、
前記窓孔の内側に配設された被係止片と、を備え、
前記被係止片は、前記窓孔の内面に、弾性変形可能に形成された連結片を介して連結され、前記囲繞筒の内側に向けて折り返し可能に配設され、
前記被係止片が、前記囲繞筒の内側に向けて折り返され、瓶口の外周面に形成された係止部に係止されることにより、瓶口に対する前記栓体の上方移動が規制され、
前記栓体と前記囲繞筒とは、周方向に延びる破断可能な第1弱化部を介して連結され、
前記囲繞筒に、前記第1弱化部と前記窓孔とを接続する破断可能な第2弱化部と、前記窓孔から下方に向けて延びる破断可能な第3弱化部と、が形成されている、瓶口用キャップ。 - 前記囲繞筒の下端部に、径方向に貫き、かつ下方に向けて開口した切欠き部が形成され、前記第3弱化部は、前記切欠き部と前記窓孔とを接続している、請求項1に記載の瓶口用キャップ。
- 前記被係止片は、前記窓孔から径方向の外側に向けて突出した突曲面状に形成されている、請求項1または2に記載の瓶口用キャップ。
- 前記連結片は、前記窓孔の内周面のうち、上端に位置して下方を向く上面に連結され、前記被係止片は、上方に向けて折り返し可能に配設されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の瓶口用キャップ。
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JP2018247183A JP7138562B2 (ja) | 2018-12-28 | 2018-12-28 | 瓶口用キャップ |
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JP2018247183A JP7138562B2 (ja) | 2018-12-28 | 2018-12-28 | 瓶口用キャップ |
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Family
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Family Applications (1)
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Families Citing this family (1)
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2018
- 2018-12-28 JP JP2018247183A patent/JP7138562B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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