JP7311375B2 - 瓶口用キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、瓶体の瓶口部に装着される瓶口用キャップに関する。
瓶口用キャップに関連する先行技術として、以下の特許文献1には瓶口部に装着される内栓と瓶口部を覆う側部とを備える瓶用栓が記載されている。
特許文献1に記載の瓶用栓は、側部20に、下端部から上方に向けて設けられる切込部21と、側部20の外周に沿って周回する周回部23a及びこの周回部23aから上方へ向けて形成される傾斜部23bとが交互に連続的に形成される薄肉部23と、頭部12と側部20の境界に側部20の外周に沿って周回する分離薄肉部15と、側部20の内側面に設けられて瓶Aの環状係合部A2に係止するよう係合部24と、薄肉部23が設けられる位置に対応して係合部24に設けられる間隙部25とを備えてなり、頭部12における縁部14の外形が瓶口部A1の外形より大きく形成されている。そして、側部20の上方の内側面には内径方向へ突出する係合部24が一体に突設されており、瓶Aに内容液を充填した後に内栓10を瓶口部A1に装着すると、係合部24が瓶口部A1の外周面に設けられた環状係合部A2に係合するため、瓶Aが閉栓できるようになっている。
また瓶用栓の開栓においては、摘み片22を指で摘んで周方向に引き上げること、切込部21から連続して形成される薄肉部23及び分離薄肉部15が破断し、内栓10と側部20とを分離して内栓10が露呈され、内栓10のみが瓶Aに装着された状態となることから、内栓10の開栓及び再閉栓(リキャップ)を容易に行うことが可能となっている。
内栓10は、栓体11が瓶口部A1に嵌合することで、瓶口部A1が密封される構成であり、この栓体11は低密度ポリプロピレン等の合成樹脂から成形されている。
特開2017-197196号公報
一般的には、瓶口部に嵌合している栓体は、瓶内に収容されている清酒などの内容液に直接触れることがあるため、内容液の匂い(アルコール臭など)が栓体に移る匂い移りを抑制し難い。この点、上記特許文献1に記載の瓶口用キャップでは、栓体11の下方部をアルミ箔等で包む構成を有しており、この構成を採用することで匂い移りを抑制することが可能となっている。
しかしながら、栓体の下方部をアルミ箔等で包むためには、瓶口用キャップを成形した後の別工程で行う必要があることから、製造工程の簡素化及びそれに伴うコストの低減が難しいという問題がある。
また近年においては、外観に高級感を付与するデザイン性に優れた瓶口用キャップの開発も要求されている。
本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく、匂い移りの抑制を簡単な構成で可能にすると共に、外観上のデザイン性を向上させる瓶口用キャップを創出することを課題とする。
上記課題を解決するための手段のうち、本発明の主たる手段は、
頂壁に形成された貫通孔の内縁にシール筒部が連設された上蓋部及び上蓋部の外周縁に垂下設された外周壁に対して分離可能に設けられた封緘筒部を備える外蓋体と、
貫通孔を塞ぐ天面部及び天面部に垂下設されてシール筒部内に挿入される内栓部を備える内蓋体と、を有して構成される瓶口用キャップであって、
内蓋体がPET樹脂で形成されており、
シール筒部の外周面には、瓶口部の上端内周面に密嵌合するシール部が形成され、シール部の下方で且つ内栓部の外周面と瓶口部の内周面とが対向する部分に隙間が配置されることを特徴とする、と云うものである。
本発明の主たる手段では、外蓋体とPET樹脂製の内蓋体の2パーツにするという簡単な構成にすると共に、外蓋体側のシール筒部に設けられたシール部が瓶口部の上端内周面に密嵌合し、内蓋体側の内栓部を瓶口部の内周面から離して非接触状態を保持するようにしたことから、例えばアルコール臭やお酢の匂いなどの内容液の匂いが、直接内栓部に移る匂い移りを抑制することを達成し得る。
また本発明の他の手段は、上記主たる手段に、外蓋体が内蓋体よりも軟質の合成樹脂材料で形成されている、との手段を加えたものである。
上記手段では、内栓部の外周面と瓶口部の内周面との間に挟まれたシール部を瓶口部の内周面に強固に押し付けることが可能となることから、シール部における密封度の向上を達成し得る。
また本発明の他の手段は、上記手段に、内蓋体を透明とし、外蓋体と内蓋体が対向して接する部分に文字、図形、記号若しくは色彩又はこれらの結合からなるデザインが施されている、との手段を加えたものである。
上記手段では、天面部の下面と頂壁の上面の一方又は双方、あるいは内栓部の外周面(凹部の外周面)とシール筒部の内周面の一方又は双方若しくは天面部の径方向外側の端面とこれと対向する頂壁の径方向外側に位置する内周壁の一方又は双方にデザインを施すことにより、内蓋体の天面部を透してそのデザインを視認することが可能となることから、外観上のデザイン性の向上を達成し得る。
また本発明の他の手段は、上記いずれかの手段に、内蓋体が外蓋体のインサート材として使用されている、との手段を加えたものである。
上記手段では、低コストで容易に製造し得る。
本発明では、清酒等の内容液の匂いが、内蓋体を構成する内栓部に移る匂い移りを抑制することができる。
また外観上のデザイン性に優れ、高級感のある瓶口用キャップとすることができる。
本発明の実施例として、被係止部を折り返す前の状態を示す瓶口用キャップの正面図である。 被係止部を折り返した後の状態を示す瓶口用キャップの正面図である。 瓶口部に装着した状態を示す瓶口用キャップの半断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
本発明の瓶口用キャップ1は、例えば清酒、焼酎又はワインなどの酒類やその他の内容液(例えば醤油、お酢など)を入れる一升瓶(1800ml入り瓶)や四号瓶(720ml入り瓶)などのガラス製の瓶体20の瓶口部21に装着されて瓶体20内を密封封止するためのものである。瓶体20はガラス製に限られるものではなく、その他陶磁器製、金属製などであっても良い。
尚、以下の説明において、瓶体20の容器軸Oに沿う上下方向を軸方向とし、容器軸Oと直交する方向を径方向とし、更に容器軸O回りに周回する方向を周方向とする。
図1は本発明の実施例として、被係止部を折り返す前の状態を示す瓶口用キャップの正面図、図2は被係止部を折り返した後の状態を示す瓶口用キャップの正面図、図3は瓶口部に装着した状態を示す瓶口用キャップの半断面図である。
本発明の瓶口用キャップ1は、大別すると、上蓋部2とこの上蓋部2に連設された封緘筒部3を備える外蓋体Aと、上蓋部2に設けられた貫通孔2B内に挿入される内栓部16を備える内蓋体Bとを有して形成される。
図3に示すように、外蓋体Aの一部を構成する上蓋部2は、頂壁2Aが陥没設されており、その中央には軸方向に貫通する貫通孔2Bが形成されている。貫通孔2Bの内縁には、軸方向下方に向かって延びると共に円筒状に形成されて成るシール筒部2Cが連設されている。シール筒部2Cの径方向外側の外周面には複数の縦リブ2aが周方向に所定の間隔を有して配設されている。縦リブ2aの軸方向の長さ寸法は、シール筒部2Cの軸方向の長さ寸法よりも短く形成されており、縦リブ2aの下端は瓶口部21の上端に当接可能である。シール筒部2Cのうち、縦リブ2aの下端よりも下方に位置する部分は、瓶口部21の内周面よりも僅かに大きな寸法で形成されており、瓶口部21の上部内周面に密嵌合することで封止を行うシール部13として機能する。
また頂壁2Aの外周縁には外周壁5が設けられており、この外周壁5には複数の縦溝からなり、特に周方向における滑り止め効果を発揮するローレット5aが形成されている。
上蓋部2を構成する外周壁5の下方には、側壁部6を円筒状に形成して成る封緘筒部3が連設されている。上蓋部2側の外周壁5と封緘筒部3側の側壁部6との間には、薄肉部11aを介して破断可能に形成された水平弱化部11が周設されている。水平弱化部11を破断させることにより、封緘筒部3を上蓋部2から分離することが可能となっている。
図1及び図2に示すように、外蓋体Aの他の一部を構成する封緘筒部3は、その軸方向の中央の位置に径方向に貫通する窓孔7が穿設されている。この窓孔7は、横帯状(周方向に長辺を有する長方形状)であり、周方向に所定の間隔を有して複数形成されている。
そして、封緘筒部3には傾斜弱化部12が形成されている。傾斜弱化部12は、任意の一ヵ所の窓孔7のうち、上縁部7aの周方向の一端側の角部と水平弱化部11との間に傾斜状に配設された第1傾斜弱化部12aと、同じく下縁部7bの周方向の一端側の角部と封緘筒部3の下端に形成された切欠き部10との間に傾斜状に配設された第2傾斜弱化部12bとを有して構成される。第1傾斜弱化部12aと第2傾斜弱化部12bとは、共に薄肉部を介して破断可能に形成され、且つ共に傾斜方向(図1、2では右肩上がり方向)が同一方向となるように設定されている。尚、側壁部6の下端うち、第2傾斜弱化部12bの下部位置で且つ切欠き部10から連続する部分には、凸湾曲状に形成されて成る摘み部6aが設けられている。
また各窓孔7の上縁部7aには、径方向外側に向けて凸曲面状に突出する被係止部8が、弾性変形可能に形成された連結部9を介して連設され、封緘筒部3を形成する側壁部6の内周面に向けて折り返し可能に配設されている。図3に示すように、被係止部8は封緘筒部3の内周面に向けて折り返され、この状態で瓶口部21の外周面に凹曲面状に周設された係止部22に係止されることにより、瓶口部21に対する瓶口用キャップ1の軸方向への移動が規制されている。尚、凸曲面状の被係止部8と凹曲面状の係止部22とは互いに同じ曲率半径で形成されている。
図3に2点鎖線で示すように、折り返し前において径方向内側を向いていた被係止部8の内周面は、折り返し後においては径方向内側を向いた状態で側壁部6の内周面に密接する。そして、折り返し前において連結部9よりも軸方向下方に位置していた被係止部8の端部8aは、折り返し後は連結部9よりも軸方向上方の位置にあって、側壁部6のうち水平弱化部11下端近傍の内周面に設けられた段差部6bに対して当接可能であり、更なる軸方向上方へ移動が規制されている。
内蓋体Bは、例えばPET(Polyethylene terephthalate)樹脂を用いて射出成形された透明な部材であり、上蓋部2側の頂壁2A上に載置されて貫通孔2Bを塞ぐ円板状の天面部15と、この天面部15の下面に垂下設されて内部に空洞が形成された円筒状の内栓部16とを有して一体に形成されている。内栓部16の径方向外側の外周面の上部位置には、上蓋部2側のシール筒部2Cの径方向内側の内周面が嵌合する凹部17が周設されている。また内栓部16の径方向外側の外周面は、凹部17の下端から内栓部16の下端に向かって徐々に径寸法が小さくなる縮径状に形成されている。
外蓋体Aを構成する上蓋部2及び封緘筒部3は、例えば低密度ポリプロピレン等の合成樹脂材料を使用して射出成形されるが、その際にPET樹脂製の内蓋体Bをインサート材として使用してインサート成形することにより、外蓋体Aの上蓋部2と内蓋体Bとが一体化した瓶口用キャップ1が成形される。あるいは、低密度ポリプロピレン等の合成樹脂製の外蓋体A(上蓋部2及び封緘筒部3)と、PET樹脂製の内蓋体Bを夫々別々に射出成形し、外蓋体A側の上蓋部2の貫通孔2B内に内蓋体B側の内栓部16を挿入して組み付けることで一体化された瓶口用キャップ1とするものであっても良い。
図3に示すように、外蓋体A側の上蓋部2に内蓋体Bが組み付いた状態では、内栓部16に形成されている凹部17の下端がシール筒部2Cの下端に係合した状態にあるため、凹部17は貫通孔2Bからの内栓部16の抜けを防止する抜け止め防止としての機能を有する。
上記構成からなる瓶口用キャップ1を瓶口部21に装着するには、まず、治具などを用いて、連結部9において弾性変形させながら被係止部8を、封緘筒部3を構成する側壁部6の内側に向けて押し返す。これにより、被係止部8が径方向内側に向くと共に、端部8aが連結部9よりも上方に位置する状態に設定される(図3参照)。
次に、瓶口用キャップ1を打栓し、内蓋体Bを瓶口部21内に嵌合させる。この際、上蓋部2側の縦リブ2aの下端が瓶口部21の上端に当接するため、瓶口部21に対する瓶口用キャップ1のこれ以上の下方への移動が規制される。同時に、被係止部8が、瓶口部21の外周面を摺動しながら係止部22に侵入して係止が完了し、瓶口部21に対する瓶口用キャップ1の上方への移動が規制される。この際、上蓋部2のシール筒部2Cの下端であるシール部13が、瓶口部21内に密嵌合して瓶口部21をシールする。尚、このような瓶口用キャップ1の瓶口部21への装着作業は、図示しない打栓機を用いて行われる。
ここで、PET樹脂などの合成樹脂材料で形成されている内蓋体B及びガラス製の瓶口部21は、共に軟質な合成樹脂材料(例えば低密度ポリプロピレン等)で形成されている上蓋部2に比較して硬質である。このため、軟質な合成樹脂材料で形成されたシール筒部2Cの下端(シール部13)は、内栓部16の外周面と瓶口部21の内周面との間に挟まれて径方向外側に向かって弾性変形し易くなり、シール部13を瓶口部21の内周面に強固に押し付けることが可能となることから、シール部13の密嵌合による密封度を向上させることが可能である。
またPET樹脂は匂い移りを抑制する機能を有するが、更にPET樹脂製の内栓部16の下端外周面を縮径状に形成したことから、内栓部16が瓶口部21内に挿入している閉栓状態では、凹部17よりも下方に位置する内栓部16の外周面と瓶口部21の内周面とが対向する部分に隙間18が形成される。この隙間18は、硬質なPET樹脂で形成された内栓部16の外周面が、それよりも更に硬質なガラスで形成された瓶口部21の内周面に当接することがなくなるため、瓶口用キャップ1を打栓したときに内栓部16を有する内蓋体Bの破損を防止することができ、またシール部13を構成する上蓋部2のシール筒部2Cの下端の径方向への弾性変形が制限されることがなくなることからシール部13におけるシール性が弱化するなど、シール性に影響を与える可能性を無くすことができる。
また、瓶口部21に装着される内蓋体BをPET樹脂で形成することにより、従来のように栓体を成形した後に、栓体の下方部をアルミ箔やその他のフィルムで包む工程を不要とすることが可能となるため、製造工程の簡素化及びそれに伴うコストの低減を図ることができる。
更に、PET樹脂製の内蓋体Bは透明であることから、天面部15を介してその下面に設けられた上蓋部2の頂壁2Aの上面、及びシール筒部2Cの内周面と接する内栓部16の外周面(凹部17の外周面)を外部から視認することが可能である。このため、外蓋体Aと内蓋体Bが対向して接する部分、すなわち天面部15の下面と頂壁2Aの上面の一方又は双方、あるいは内栓部16の外周面(凹部17の外周面)とシール筒部2Cの内周面の一方又は双方若しくは天面部15の径方向外側の端面15aとこれと対向する頂壁2Aの径方向外側に位置する内周壁2bの一方又は双方に、文字、図形、記号若しくは色彩又はこれらの結合からなるデザインを施すことにより、天面部15を透してそのデザインを視認することができるようになるため、瓶口用キャップ1に高級感を付与することができ、ひいては外観上のデザイン性を向上させる瓶口用キャップ1とすることが可能となる。
次に、上記構成からなる瓶口用キャップ1の瓶口部からの開栓方法について説明する。
まず、外蓋体Aにおいて、側壁部6の下端に設けられた摘み部6aを摘みながら引き上げることにより、第2傾斜弱化部12bを破断させる。すると、第2傾斜弱化部12bの破断は窓孔7の下縁部7bに達し、続けて引き上げることにより、窓孔7の上縁部7aを介して第1傾斜弱化部12aが破断し、その破断が水平弱化部11に到達する。
続いて、摘み部6aを摘まんだ指を封緘筒部3の周囲において周方向に一方に周回させながら引っ張る。すると、水平弱化部11が全周に渡って破断するため、被係止部8を備えた封緘筒部3の全体を、上蓋部2から分離させることができる。
分離後は、上蓋部2と内蓋体Bとが一体化した状態にあり、上蓋部2側のシール部13が瓶口部21内に密嵌合してシールされると共に、上蓋部2が瓶口部21の上に露出した状態にある。よって、上蓋部2の外周壁5を把持しながら引き抜くことにより開栓することにより、瓶口部21を通じて瓶体20内の内容液を注出させることが可能となる。
上記構成からなる瓶口用キャップ1では、開栓後においても、内蓋体Bの内栓部16を瓶口部21内に挿入して上蓋部2のシール部13で嵌合させることにより再閉栓(リキャップ)することが可能である。
そして、再閉栓後においても上記同様の閉栓状態に設定されるため、内蓋体Bを構成する内栓部16への匂い移りを抑制することが可能である。
以上、実施例に沿って本発明の構成とその作用効果について説明したが、本発明の実施の形態は上記実施例に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、封緘筒部3の側壁部6に複数の窓孔7を有し、窓孔7の上下に第1傾斜弱化部12aと第2傾斜弱化部12bが連設する構成を示して説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、窓孔7を有さず、第1傾斜弱化部12aと第2傾斜弱化部12bが連続して配置される傾斜弱化部12であっても良い。
また上記実施の形態では、窓孔7の上縁部7aに被係止部8が連結部9を介して連設された構成を示して説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば係止部を備える平面視略C型形状の部材を、封緘筒部3の内部に別途配置させる構成であってもよい。
本発明は、瓶口用キャップの分野における用途展開を更に広い領域で図ることができる。
1 : 瓶口用キャップ
2 : 上蓋部
2A : 頂壁
2B : 貫通孔
2C : シール筒部
2a : 縦リブ
2b : 内周壁
3 : 封緘筒部
5 : 外周壁
5a : ローレット
6 : 側壁部
6a : 摘み部
6b : 段差部
7 : 窓孔
7a : 窓孔の上縁部
7b : 窓孔の下縁部
8 : 被係止部
8a : 被係止部の端部
9 : 連結部
10 : 切欠き部
11 : 水平弱化部
11a: 薄肉部
12 : 傾斜弱化部
12a: 第1傾斜弱化部
12b: 第2傾斜弱化部
13 : シール部
15 : 天面部
15a: 天面部の端面
16 : 内栓部
17 : 凹部
18 : 隙間
20 : 瓶体
21 : 瓶口部
22 : 係止部
A : 外蓋体
B : 内蓋体

Claims (4)

  1. 頂壁(2A)に形成された貫通孔(2B)の内縁にシール筒部(2C)が連設された上蓋部(2)及び該上蓋部(2)の外周縁に垂下設された外周壁(5)に対して分離可能に設けられた封緘筒部(3)を備える外蓋体(A)と、
    前記貫通孔(2B)を塞ぐ天面部(15)及び前記天面部(15)に垂下設されて前記シール筒部(2C)内に挿入される内栓部(16)を備える内蓋体(B)と、を有して構成される瓶口用キャップ(1)であって、
    前記内蓋体(B)がPET樹脂で形成されており、
    前記シール筒部(2C)の外周面には、瓶口部(21)の上端内周面に密嵌合するシール部(13)が形成され、該シール部(13)の下方で且つ前記内栓部(16)の外周面と前記瓶口部(21)の内周面とが対向する部分に隙間(18)が配置されることを特徴とする瓶口用キャップ。
  2. 外蓋体(A)が内蓋体(B)よりも軟質の合成樹脂材料で形成されている請求項1記載の瓶口用キャップ。
  3. 内蓋体(B)を透明とし、外蓋体(A)と内蓋体(B)が対向して接する部分に文字、図形、記号若しくは色彩又はこれらの結合からなるデザインが施されている請求項1又は2記載の瓶口用キャップ。
  4. 内蓋体(B)が外蓋体(A)のインサート材として使用されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の瓶口用キャップ。
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