JP7128572B2 - 交絡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、糸に交絡を付与する交絡装置に関する。
特許文献1には、糸に交絡を付与する交絡装置を備えた紡糸引取装置が記載されている。この交絡装置では、複数の糸走行空間が1列に並んでいる。各糸走行空間において、それぞれ、糸が走行している状態で、内部に流体が噴射されることにより糸に交絡が付与される。また、特許文献1の交絡装置では、上下に延びたスリット(本発明の「第1糸経路」に対応)と、スリットの下端に接続され、水平に延びた糸挿入隙間(本発明の「第2糸経路」に対応)とを介して、各糸走行空間に糸を導入させることができるようになっている。
特開2016-160550号公報
ここで、特許文献1に記載されているような交絡装置を備えた紡糸引取装置では、例えば、糸が交絡装置のスリットへ挿入されるのを規制した状態で、紡糸引取装置の交絡装置以外の部分への糸掛けが完了してから、上記規制を解除することによって、糸を自身の張力によってスリット及び糸挿入隙間を介して糸走行空間に導入させることがある。しかしながら、この場合には、糸のスリットへの挿入の規制を解除したときに、少なくとも一部の糸がスリットに挿入されないことがある。スリットに挿入されなかった糸は、糸走行空間に導入されることもない。そして、この場合には、オペレータが手作業でその糸を糸走行空間に導入させる必要がある。
本発明の目的は、糸走行空間に糸を導入させるための糸導入経路に、確実に糸を挿入させることが可能な交絡装置を提供することである。
第1の発明に係る交絡装置は、糸に交絡を付与する交絡部と、前記交絡部に糸を導入させる糸導入装置と、を備え、前記交絡部は、糸が走行する糸走行空間と、前記糸走行空間内に空気を噴射する噴射部と、前記糸走行空間に糸を導入させるための糸導入経路と、を有し、前記糸導入経路は、前記糸走行空間における糸走行方向と直交する第1方向に沿って延び、前記第1方向の一方側の端に糸の挿入口を有する第1糸経路と、前記第1糸経路の前記第1方向の他方側の端に接続され、前記糸走行方向と直交し且つ前記第1方向と交差する第2方向に沿って延びた第2糸経路と、を有し、前記糸導入装置は、前記第1方向の前記一方側から前記他方側に向けて糸を押圧することで、糸を前記挿入口から前記第1糸経路に挿入させる挿入部材と、前記第1糸経路に挿入された糸を前記第2方向に押圧することで、糸を前記第2糸経路に沿って移動させる移動部材と、を有する。
本発明では、挿入部材で糸を第1方向の一方側から他方側に押圧することにより、糸を第1方向に延びた第1経路に確実に挿入させることができる。
挿入部材により糸が第1糸経路に挿入されたとしても、第1糸経路に挿入された糸が、第2糸経路の途中で引っかかってしまう虞がある。本発明では、第1糸経路に挿入された糸を、移動部材で第2方向に押圧することによって、糸を第2方向に延びた第2糸経路に沿って移動させることができる。
の発明に係る交絡装置は、第の発明に係る交絡装置において、前記糸導入装置は、前記第1方向の成分と前記第2方向の成分とを有する力を糸に加えるように糸を押圧する、前記挿入部材と前記移動部材とを兼ねる共通部材、を有する。
本発明では、挿入部材と移動部材とを兼ねる共通部材を設けることにより、挿入部材と移動部材とを別々に設ける場合よりも、交絡装置の構造を簡単なものとすることができる。
の発明に係る交絡装置は、第の発明に係る交絡装置において、前記共通部材は、揺動して糸を押圧する揺動部材である。
本発明では、揺動部材という簡単な構成で、糸Yに第1方向の成分と第2方向の成分とを有する力を付与することができる。
の発明に係る交絡装置は、第の発明に係る交絡装置において、前記揺動部材は、前記糸走行方向と平行な軸を中心に揺動する。
本発明では、揺動部材を糸走行方向と平行な軸を中心に揺動するものとすることにより、揺動部材を配置するのに必要なスペースの糸走行方向の長さを短くして、交絡装置を糸走行方向に小型化することができる。
の発明に係る交絡装置は、第1~第4のいずれかの発明に係る交絡装置において、前記糸導入経路は、前記第2糸経路の前記第1糸経路と反対側の端に接続され、前記第2糸経路との接続部分から前記第1方向の前記一方側に向かって延びた第3糸経路、をさらに有する。
本発明では、挿入部材及び移動部材により糸を押圧することで、糸を、第2糸経路の第3糸経路との接続部分まで移動させることができる。そして、この状態で、挿入部材及び移動部材による糸の押圧を解除することにより、糸を、自身の張力によって第3糸経路を介して糸走行空間まで移動させることができる。
の発明に係る交絡装置は、第1~第5のいずれかの発明に係る交絡装置において、前記糸導入装置は、少なくとも前記糸走行方向における前記交絡部よりも上流側に配置されている。
本発明では、糸導入装置により、糸走行方向における交絡部よりも上流側に位置する糸部分を押圧することによって、糸を第1糸経路に挿入させることができる。また、糸導入装置で走行している糸を押圧すると、糸の押圧された部分が一時的に拘束される。そのため、糸の押圧された部分よりも下流側の部分は、一時的に張力が高くなり、糸道が安定する。これに対して、糸の押圧された部分よりも上流側の部分は、一時的に張力が小さくなって弛み、糸道が不安定になる。本発明では、糸導入装置が、糸走行方向において交絡部よりも上流側に配置されているため、糸の糸導入装置に押圧される部分よりも下流側の、糸道の安定する部分が交絡部に導入されることになる。したがって、本発明では、糸導入装置が、糸走行方向において交絡部よりも下流側に配置されている場合と比較して、糸が交絡部に導入されやすい。
の発明に係る交絡装置は、第の発明に係る交絡装置において、前記糸走行方向における前記交絡部よりも上流側に配置された糸ガイド、をさらに備え、前記糸導入装置は、少なくとも前記糸走行方向における前記交絡部と前記糸ガイドとの間に配置されている。
糸走行方向において、交絡部よりも上流側に糸ガイドが配置されている場合、糸導入装置が糸ガイドよりも上流側に配置されていると、糸導入装置で糸を押圧したときの交絡部における糸の移動が、糸ガイドによって妨げられる虞がある。本発明では、糸走行方向において、糸導入装置が、交絡部と糸ガイドとの間に配置されている。これにより、糸が糸導入装置に押圧されたときの交絡部における糸の移動が糸ガイドに妨げられることがない。
本発明によれば、糸を確実に糸導入経路に挿入することができる。
紡糸引取装置の概略構成図である。 交絡装置の概略構成を示す斜視図である。 図2を高さ方向の一方側から見た図である。 図2を右側から見た図である。 交絡部の一部分の、左右方向及び高さ方向と平行な断面の断面図である。 交絡装置及び制御装置の電気的構成を示すブロック図である。 糸掛け時の状態を示す図3相当の図である。 糸掛け時の状態を示す図4相当の図である。 糸規制バーを規制解除位置に戻し、揺動部材を押圧完了位置まで移動させた状態を示す図3相当の図である。 糸規制バーを規制解除位置に戻し、揺動部材を押圧完了位置まで移動させた状態を示す図4相当の図である。 (a)は糸導入経路の外側に位置している糸が揺動部材で押圧されている状態を示す図であり、(b)は第1糸経路内の糸が揺動部材で押圧されている状態を示す図であり、(c)は第2糸経路内の糸が揺動部材で押圧されている状態を示す図であり、(d)は、第3糸経路内及び糸走行空間内の糸が揺動部材で押圧されている状態を示す図である。 一変形例の交絡部についての図5に対応する図である。
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。
(紡糸引取装置)
図1に示すように、紡糸引取装置1は、紡糸装置2から紡出される複数のフィラメントFからなる合成繊維糸Yをそれぞれ引き取り、複数のボビンBにそれぞれ巻き取って複数のパッケージPを形成する。なお、以下では、図1に示される上下方向、前後方向及び左右方向を、それぞれ、紡糸引取装置1の上下方向、紡糸引取装置1の前後方向、及び、紡糸引取装置1の左右方向と定義して説明を行う。
紡糸引取装置1は、冷却部3、給油部4、延伸部5、引取ローラ6、7、交絡装置8(本発明の「交絡装置」)、巻取装置9等を備えている。まず、紡糸装置2においては、ギヤポンプ等からなるポリマー供給装置(図示省略)から供給されたポリマーが、左右方向(図1の紙面奥行方向)に並んだ複数の口金2aから下方に押し出され、複数のフィラメントFからなる複数の糸Yが、左右方向に並んだ状態で紡出される。
紡糸装置2の複数の口金2aから紡出された複数の糸Yは、左右方向に並んだ状態で、冷却部3、給油部4、延伸部5、引取ローラ6、交絡装置8、引取ローラ7に沿った糸道を走行する。さらに、複数の糸Yは、引取ローラ7から前後方向に分配されたうえで、巻取装置9において複数のボビンBにそれぞれ巻き取られる。
冷却部3は、複数の円筒状の冷却筒10を有しており、各冷却筒10は紡糸装置2に設けられた複数の口金2aの下方にそれぞれ配置されている。紡糸装置2の口金2aから紡出された複数の糸Yは、各冷却筒10の内部空間10aを、冷却筒10の軸方向に沿って上方から下方に向かって走行する。内部空間10aの周りには整流部10bが設けられており、不図示の圧空供給装置から供給される冷却風が、整流部10bで整流されつつ内部空間10aに流入する。主に、整流部10bは、内部空間10aに流入する冷却風の流量が、冷却筒10の周方向において概ね均一となるように整流する。
給油部4は、各冷却筒10の下方にそれぞれ配置された複数の給油ガイド11を有する。給油ガイド11は、口金2aから紡出された複数のフィラメントFをまとめて1本の糸Yにするとともに、糸Y(複数のフィラメントF)に油剤を付与する。
延伸部5は、給油部4の下方に配置されている。延伸部5は、保温ボックス12と、この保温ボックス12内に収容された複数の加熱ローラ(図示省略)を有する。延伸部5は、複数の加熱ローラにより、複数の糸Yをそれぞれ加熱しつつ延伸する。
延伸部5で延伸された複数の糸Yは、引取ローラ6、7により巻取装置9に送られる。交絡装置8は、引取ローラ6と引取ローラ7との間に配置され、1本の糸Yを構成する複数のフィラメントFを絡ませて交絡を付与する。交絡装置8については、後で詳細に説明する。
巻取装置9は、機台13と、ターレット14、2本のボビンホルダ15、支持枠体16、接触ローラ17、トラバース装置18等を備えている。巻取装置9は、ボビンホルダ15を回転させることによって、引取ローラ7から送られてきた複数の糸Yを、複数のボビンBに同時に巻き取り、複数のパッケージPを形成する。
ターレット14は、円板状の部材であり、機台13に取り付けられている。ターレット14は、不図示のモータによって回転駆動される。2本のボビンホルダ15は、ターレット14に、前後方向に延びる姿勢で片持ち支持されている。各ボビンホルダ15には、その軸方向に沿って複数の円筒状のボビンBが並んだ状態で装着される。ターレット14が回転することにより、2本のボビンホルダ15が、上側の巻取位置と下側の退避位置との間で切り換え可能となっている。
支持枠体16は、前後方向に延びる長尺なフレーム状の部材である。この支持枠体16は、機台13に固定されている。支持枠体16の下部には、前後に長いローラ支持部材19が、支持枠体16に対して上下に移動可能に取り付けられている。ローラ支持部材19には、ボビンホルダ15の軸方向に沿って延びる接触ローラ17が回転自在に支持されている。この接触ローラ17が形成途中のパッケージPに接し、パッケージPに所定の接圧が付与されることにより、パッケージPの形状が整えられる。
トラバース装置18は、前後方向に並んだ複数のトラバースガイド18aを有する。複数のトラバースガイド18aは、不図示のモータによって駆動されて、それぞれ前後方向に往復移動する。糸Yが掛けられた状態でトラバースガイド18aが往復移動することにより、糸Yは、支点ガイド18bを中心に前後に綾振りされながら、対応するボビンBに巻き取られる。
(交絡装置)
次に、交絡装置8について説明する。図2~図5に示すように、交絡装置8は、基材20と、交絡部21と、複数の上流糸ガイド22と、複数の下流糸ガイド23と、糸規制バー24と、揺動部材25(本発明の「共通部材」)とを備えている。交絡装置8においては、糸Yは、前方から後方に向かうほど下方から上方に向かうように前後方向に対して傾いた糸走行方向に走行する。また、以下では、糸走行方向及び左右方向(本発明の「第2方向」)のいずれとも直交する方向を、交絡装置8の高さ方向(本発明の「第1方向」)とし、図2に示すように、高さ方向の一方側及び他方側を定義して説明を行う。
基材20は、略直方体形状の部材である。交絡部21は、基材20の高さ方向における一方側の表面に、複数の交絡片26が左右方向に並ぶことによって形成されている。交絡部21は、複数の糸走行空間31と、複数の糸導入経路32と、複数の噴射流路33と、を有している。複数の糸走行空間31は、各交絡片26に1つずつ形成されている。糸走行空間31は、糸走行方向から見て左右方向を長手方向とする略楕円形状に形成されている。糸走行方向において、交絡片26の全長にわたって延び、両端が開口している。
複数の糸導入経路32は、複数の糸走行空間31に対して個別に設けられた、糸Yを糸走行空間31に導入させるための経路である。糸導入経路32は、糸走行方向において、交絡片26の全長にわたって延びており、両端が開口している。また、糸導入経路32は、第1糸経路36と第2糸経路37と第3糸経路38とを有する。
第1糸経路36は、隣接する2つの交絡片26の間に形成された隙間であり、交絡片26の略上半分において高さ方向に延び、高さ方向の一方側の端が糸Yの挿入口36aとなっている。
第2糸経路37は、第1糸経路36の高さ方向における他方側の端に接続され、第1糸経路36との接続部分から右側に延びている。第3糸経路38は、第2糸経路37の右端に接続され、第2糸経路37との接続部分から高さ方向の一方側に向かって延びている。そして、第3糸経路38の高さ方向の一方側の端が糸走行空間31に接続されている。
また、交絡片26の高さ方向における一方側の表面のうち左側の略半分は、右側から左側に向かうほど高さ方向の一方側から他方側に向かうように左右方向に対して傾斜した傾斜面26aとなっている。また、交絡片26の高さ方向における一方側の表面のうち右側の略半分は、左側から右側に向かうほど高さ方向の一方側から他方側に向かうように配列方向に対して傾斜した傾斜面26bとなっている。これにより、傾斜面26a、26bが第1糸経路36の左右方向における両側に位置し、糸Yは、傾斜面26a、26bに案内されて第1糸経路36に挿入されるようになっている。
複数の噴射流路33は、複数の糸走行空間31に対して個別に設けられている。噴射流路33は、各交絡片26に1つずつ形成されており、高さ方向に延び、その先端(一方側の端)が、第2糸経路37の第3糸経路38との接続部分の、高さ方向における他方側の壁面に開口した噴射口33aとなっている。これにより、噴射口33aは、第3糸経路38を介して糸走行空間31と高さ方向に対向している。また、噴射流路33の下端部は、流体供給流路41を介して流体供給源40に接続されている。流体供給流路41には、バルブ39が設けられている。そして、バルブ39が開放されると、流体供給源40から供給された空気などの流体が、流体供給流路41を介して噴射流路33に供給され、噴射流路33の噴射口33aから糸走行空間31に噴射される。これにより、糸走行空間31内に旋回流が発生し、糸走行空間31を走行する糸Yを形成するフィラメントFに交絡が付与される。
なお、本実施の形態では、噴射流路33と、流体供給源40と、流体供給流路41と、バルブ39とを合わせたものが、本発明の「噴射部」に相当する。
複数の上流糸ガイド22は、基材20の高さ方向における一方側の表面の、糸走行方向における交絡部21よりも上流側の部分に配置されており、左右方向に配列されている。上流糸ガイド22は、高さ方向に延びた柱状のものである。複数の下流糸ガイド23は、基材20の高さ方向における一方側の表面の、糸走行方向における交絡部21よりも下流側の部分に配置されており、左右方向に配列されている。下流糸ガイド23は、上流糸ガイド22と同様の柱状のものである。上流糸ガイド22と下流糸ガイド23とは、左右方向の位置がほぼ同じとなっている。そして、糸走行方向に走行する糸Yが、隣接する上流糸ガイド22の間、及び、隣接する下流糸ガイド23の間を通されることで、糸Yの左右方向への移動が規制されて、糸道が規定される。また、糸ガイド22、23は、交絡部21において糸Yに交絡を付与する際に、糸Yを支持する機能を有する。
糸規制バー24は、後述するように、紡糸引取装置1への糸掛け時に糸Yが糸走行空間31に導入されてしまうのを規制するためのものである。糸規制バー24は、複数の交絡片26(複数の上流糸ガイド22、複数の下流糸ガイド23)にわたって左右方向に延びた、左右方向を軸方向とする略円柱形状の部材である。糸規制バー24は、右端部においてレバー42の先端部に片持ち支持されている。レバー42は、左右方向に延びた軸43を中心に揺動可能となっており、レバー駆動装置51(図6参照)によって軸43を中心に揺動される。また、糸規制バー24は、紡糸引取装置1において、紡出された糸Yの引取を行っているときには、図2~図4に示すように、下流糸ガイド23よりも糸走行方向の下流側で、且つ、交絡装置8における糸道よりも高さ方向の他方側の位置(以下、「規制解除位置」とすることがある)に位置している。糸規制バー24が規制解除位置に位置している状態では、糸規制バー24は、糸Yと干渉することはなく、糸走行空間31への糸Yの導入を規制しない。
揺動部材25は、後述するように、糸Yを糸走行空間31に導入させるためのものである。揺動部材25は、長尺な板状の部材である。揺動部材25の長さは、交絡部21の左右方向の長さよりも長い。揺動部材25は、糸走行方向において、交絡部21と複数の上流糸ガイド22との間に位置している。また、揺動部材25は、複数の交絡片26(複数の上流糸ガイド22、複数の下流糸ガイド23)よりも左側に位置する、糸走行方向と平行な軸44を中心に揺動可能となっており、揺動部材駆動装置52(図6参照)によって軸44を中心に揺動される。また、紡糸引取装置1において、紡出された糸Yの引取を行っているときには、図2~図5に示すように、揺動部材25は、その長さ方向が高さ方向とほぼ平行となるような姿勢で、交絡装置8における糸道から外れた位置(以下、「押圧解除位置」とすることがある)に位置している。揺動部材25は、押圧解除位置に位置している状態では、交絡装置8を走行する糸Yに干渉することはない。
また、本実施形態では、図6に示すように、制御装置50が、交絡装置8の、レバー駆動装置51、揺動部材駆動装置52及びバルブ39の動作を制御する。
(交絡装置への糸の導入)
次に、紡糸引取装置1への糸掛けを行う方法について説明する。紡糸引取装置1では、給油ガイド11、延伸部5の加熱ローラ、引取ローラ6、7への糸掛けが行われた後に、交絡装置8への糸掛け(糸走行空間31への糸の導入、糸ガイド22、23への糸掛け)が行われる。そして、その後、支点ガイド18b及びボビンBへの糸掛けが行われる。
紡糸引取装置1の交絡装置8以外の部分への糸掛けの前には、制御装置50がレバー駆動装置51を制御することでレバー42を揺動させて、図7、図8に示すように、糸規制バー24を、交絡部21よりも高さ方向の一方側の位置(以下、「規制位置」とすることがある)に位置させる。そして、オペレータは、紡糸引取装置1の交絡装置8以外の部分への糸掛けを行う。このとき、オペレータは、糸規制バー24に糸を掛ける。これにより、紡糸引取装置1の交絡装置8以外の部分への糸掛け時には、糸規制バー24により、糸Yの交絡装置8への糸掛け(糸走行空間31への糸の導入、糸ガイド22、23への糸掛け)が規制される。
そして、紡糸引取装置1の交絡装置8以外の部分への糸掛けが完了した後、制御装置50がレバー駆動装置51を制御することでレバー42を揺動させて、図9、図10に示すように、糸規制バー24を規制位置から規制解除位置に戻す。その後、制御装置50が揺動部材駆動装置52を制御することで、揺動部材25を、押圧解除位置から、長さ方向が左右方向とほぼ平行となる位置(以下、「押圧完了位置」とすることがある)まで揺動させる。さらに、その後、制御装置50が、揺動部材駆動装置52を制御することで、揺動部材25を、押圧完了位置から押圧解除位置に戻す。
糸規制バー24を規制解除位置に戻すと、糸規制バー24による糸Yの規制が解除され、糸Yが、自身の張力によって上流糸ガイド22及び下流糸ガイド23に糸掛けされる。また、このとき、各糸Yの交絡部21の上方に位置している部分も、自身の張力Tによって移動する。ここで、張力Tは糸走行空間31に向かう方向の力である。そして、このときの糸Yの移動により、全ての糸Yが糸走行空間31に導入されることもある。しかしながら、少なくとも一部の糸Yが、傾斜面26a、26bの途中で引っかかって糸導入経路32の外側に位置している状態、及び、糸導入経路32の途中で引っかかっている状態のうちいずれかの状態となることもある。
この後、揺動部材25を押圧解除位置から押圧完了位置に移動させると、糸Yが揺動部材25に押圧される。このとき、揺動部材25は、押圧完了位置に到達するまでの途中において、揺動部材25の長さ方向が左右方向に対して傾いた状態で糸Yに接触して糸Yを押圧する。そのため、図11(a)~(d)に示すように、揺動部材25が糸Yを押圧する押圧力Eは、高さ方向の一方側から他方側に向かう成分E1(以下、「高さ方向の成分E1」とする)と、左側から右側に向かう成分E2(以下、「左右方向の成分E2」とする)とを含んでいる。
これにより、図11(a)に示すように、糸導入経路32の外側に位置している糸Yは、揺動部材25に押圧されると、主に押圧力Eの高さ方向の成分E1によって、挿入口36aから第1糸経路36に挿入される。また、図11(b)に示すように、第1糸経路36内に位置している糸Yは、揺動部材25に押圧されると、主に押圧力Eの高さ方向の成分E1によって、第1糸経路36と第2糸経路37との接続部分まで移動する。
また、図11(c)に示すように、第1糸経路36の第2糸経路37との接続部分、あるいは、第2糸経路37に位置している糸Yは、揺動部材25に押圧されると、押圧力Eの左右方向の成分E2と張力Tとによって、第2糸経路37と第3糸経路38との接続部分まで移動する。
また、図11(d)に示すように、第3糸経路38及び糸走行空間31に位置している糸Yは、揺動部材25に押圧されると、主に押圧力Eの高さ方向の成分E1により、第2糸経路37と第3糸経路38との接続部分まで移動される。
これらのことから、揺動部材25が押圧完了位置に到達した時点では、全ての糸Yが、図11(d)に示す、第2糸経路37と第3糸経路38との接続部分まで移動される。
そして、この後、揺動部材25が押圧完了位置から押圧解除位置に戻されると、揺動部材25による糸Yの押圧が解除される。これにより、第2糸経路37と第3糸経路38との接続部分まで移動された糸Yが、自身の張力Tによって第3糸経路38を高さ方向の一方側に移動し、糸走行空間31に導入される。
(効果)
上記のとおり、紡糸引取装置1の交絡装置8以外の部分への糸掛けを行った後、糸規制バー24による規制を解除したときに、糸Yが自身の張力によって糸走行空間31に導入されることもあるが、一部の糸Yについては、糸導入経路32に挿入されなかったり、糸導入経路32の途中で引っかかったりするなどして、糸走行空間31に導入されないこともある。そこで、本実施の形態では、糸規制バー24による規制を解除した後に、揺動部材25で糸Yを押圧し、その後、揺動部材25による糸Yの押圧を解除する。これにより、全ての糸Yを、糸走行空間31に導入させることができる。
また、本実施形態では、糸導入経路32が、高さ方向に延びた第1糸経路36と、第1糸経路36に接続され、左右方向に延びた第2糸経路37と、第2糸経路37に接続され、高さ方向に延びた第3糸経路38とを有している。そのため、糸Yは、糸走行空間31に到達するまでに、高さ方向に第1糸経路36を移動した後に、移動方向変えて左右方向に第2糸経路37を移動し、さらに移動方向を変えて高さ方向に第3糸経路38を移動する必要があり、糸Yが自身の張力によって移動するだけでは、途中で引っかかってしまう可能性が高い。
これに対して、本実施形態では、糸Yが揺動部材25に押圧されることにより、糸Yに高さ方向の成分E1と左右方向の成分E2とを有する押圧力Eが付与される。これにより、上記のように、揺動部材25に押圧された糸Yが第1糸経路36及び第2糸経路37を順に移動して、第2糸経路37と第3糸経路38との接続部分に到達する。その後、揺動部材25による糸Yの押圧を解除することにより、糸Yが自身の張力により、第3糸経路38を移動して糸走行空間31に到達する。
このとき、本実施形態では、1つの揺動部材25により、糸Yに高さ方向の成分E1と左右方向の成分E2とを有する押圧力Eを付与するため、例えば、糸Yを高さ方向に押圧して糸Yを第1糸経路36に挿入させる部材と、糸Yを左右方向に押圧して、糸Yを左右方向に移動させる移動部材とを別々に設けるよりも、交絡装置8の構成を簡単にすることができる。
また、本実施形態では、糸Yを、軸44を中心に揺動する揺動部材25により押圧することにより、簡単な構成で、糸Yに高さ方向の成分E1と左右方向の成分E2とを有する押圧力Eを付与することができる。また、このとき、軸44を糸走行方向と平行とすることにより、揺動部材25が揺動するのに必要なスペースの、糸走行方向の長さを短くすることができ、交絡装置8を糸走行方向に小型化することができる。
また、揺動部材25で走行している糸Yを押圧すると、糸Yの押圧された部分が一時的に拘束される。そのため、糸Yの押圧された部分よりも下流側の部分では一時的に張力が高くなり、糸道が安定する。これに対して、糸Yの押圧された部分よりも上流側の部分では、一時的に張力が小さくなって弛み、糸道が不安定になる。そこで、本実施形態では、揺動部材25を、糸走行方向において交絡部21よりも上流側に配置している。これにより、糸走行方向において、糸の揺動部材25に押圧される部分よりも下流側の、糸道の安定した糸部分が交絡部21に導入される。したがって、揺動部材25を交絡部21よりも下流側に配置する場合と比較して、交絡部21に糸Yが導入されやすい。
ここで、本実施形態と異なり、揺動部材25が、糸走行方向において、上流糸ガイド22よりも上流側に配置される場合を考える。この場合には、揺動部材25と交絡部21との間に上流糸ガイド22が配置されているため、揺動部材25で糸Yを押圧したときの、糸Yの交絡部21を走行する部分の移動が、上流糸ガイド22に妨げられてしまう虞がある。
これに対して、本実施形態では、揺動部材25が、糸走行方向において、交絡部21と上流糸ガイド22との間に配置されている。これより、糸Yが揺動部材25によって押圧されたときの、交絡部21内での糸Yの移動が、上流糸ガイド22によって妨げられることがない。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限られず、特許請求の範囲に記載の限りにおいて様々な変更が可能である。
上述の実施の形態では、糸走行方向において、交絡部21の上流側に上流糸ガイド22が配置されているのに対して、揺動部材25を、上流糸ガイド22と交絡部21との間に配置されていたが、これには限られない。例えば、交絡装置8が、複数の上流糸ガイド22と複数の下流糸ガイド23のうち複数の下流糸ガイド23のみを有するものである場合に、揺動部材25が、糸走行方向において交絡部21よりも上流側に配置されていてもよい。
また、上述の実施形態では、糸走行方向において、交絡部21よりも上流側の位置に揺動部材25が配置されていたが、これには限られない。例えば、揺動部材25が、糸走行方向における交絡部21よりも下流側の位置に配置されていてもよい。あるいは、揺動部材25が、糸走行方向における交絡部21よりも上流側の位置と下流側の位置の両方に配置されていてもよい。
また、揺動部材25を、糸走行方向における交絡部21よりも下流側に配置する場合、上述の実施の形態のように交絡装置8が複数の下流糸ガイド23を有する場合には、揺動部材25を、糸走行方向における交絡部21と下流糸ガイド23との間に配置すればよい。そうすれば、糸Yが揺動部材25によって押圧されたときの、交絡部21内での糸Yの移動が、下流糸ガイド23によって妨げられることがない。
また、上述の実施形態では、揺動部材25が、糸走行方向と平行な軸44を中心に揺動可能となっていたが、これには限られない。揺動部材25は、糸走行方向に対して多少傾いた軸を中心に揺動可能となっていてもよい。
また、上述の実施形態では、揺動する揺動部材25によって糸Yを押圧したが、これには限られない。例えば、糸走行方向と直交し、且つ、高さ方向及び左右方向のいずれとも交差する方向に平行移動する部材(本発明の「共通部材」)によって糸Yを押圧してもよい。この場合でも、糸Yに高さ方向の成分と左右方向の成分とを有する押圧力を付与することができる。
また、上述の実施の形態では、1つの揺動部材25によって糸Yに高さ方向の成分と左右方向の成分とを有する力を付与したが、これには限られない。例えば、上述の実施形態において、揺動部材の代わりに、糸Yを高さ方向に押圧して糸Yを挿入口36aから第1糸経路36に挿入させる挿入部材と、第1糸経路36に挿入された糸Yを左右方向に押圧することで、糸Yを第2糸経路37に沿って左右方向に移動させる移動部材とが、別々に設けられていてもよい。挿入部材は、例えば、複数の交絡片26にわたって左右方向と平行に延び、高さ方向に平行移動する長尺の部材とすることができる。移動部材は、例えば、櫛歯状の部材とすることができる。あるいは、糸ガイド22、23の少なくとも一方を、左右方向に移動可能とすることによって移動部材としてもよい。
さらには、糸Yに高さ方向の成分と左右方向の成分とを有する力を付与するように糸Yを押圧することにも限られない。例えば、糸Yを高さ方向に押圧して第1糸経路に挿入させる挿入部材を有していれば、糸Yを左右方向に移動させる移動部材はなくてもよい。この場合、第1糸経路に挿入されなかった糸Yや、第1糸経路の途中で引っかかった糸Yが挿入部材に押圧されて第1糸経路の第2糸経路との接続部分まで移動する。したがって、この後、糸Yが自身の張力によって第2糸経路に沿って移動しやすい。すなわち、挿入部材がない場合と比較すれば、糸Yが糸走行空間31に導入される可能性を高くすることができる。
また、上述の実施形態では、第2糸経路37が、第1糸経路36が延びる高さ方向と直交する左右方向と平行に延びていたが、これには限られない。第2糸経路37は、交絡装置8における走行方向と直交し、且つ、左右方向に対して傾いた方向に延びていてもよい。
また、上述の実施形態では、糸走行空間31に糸を導入させるための糸導入経路32が、第1糸経路36と第2糸経路37と第3糸経路38とを有するものであったが、これには限られない。
例えば、一変形例では、図12に示すように、交絡装置101は、複数の交絡片102が左右方向に配列されることによって形成されている。交絡装置101は、糸走行空間103と、糸導入経路104と、噴射流路105とを有する。
糸走行空間103は、糸走行方向から見た形状が高さ方向を長手方向とする略楕円形状となっている。糸導入経路104は、第1糸経路106と第2糸経路107とを有する。第1糸経路106は、隣接する2つの交絡片102の間の隙間であり、高さ方向に延び、高さ方向の一方側の端が糸Yの挿入口106aとなっている。第2糸経路107は、第1糸経路106の高さ方向の他方側の端に接続され、第1糸経路106との接続部分から右方に延び、その右端において糸走行空間103と接続されている。
噴射流路105は、各交絡片102に形成され、高さ方向に延びている。また、噴射流路105の上端部には、第1糸経路106の左側の内壁面に開口した噴射口105aが設けられている。これにより、各交絡片102の噴射口105aは、その交絡片102の右側に隣接する交絡片102の糸走行空間103と左右方向に対向している。また、噴射流路105には、流体供給流路108を介して流体供給源109が接続されている。流体供給流路108にはバルブ110が設けられている。そして、バルブ110が開放されると、流体供給源109から供給された空気などの流体が、噴射口105aから糸走行空間103内に噴射される。これにより、糸走行空間103内に旋回流が発生し、糸Yに交絡が付与される。
このような交絡装置101では、制御装置50が揺動部材駆動装置52を制御することで、揺動部材25を押圧解除位置から押圧完了位置まで揺動させると、糸Yには高さ方向の成分と左右方向の成分とを有する押圧力が加えられる。これにより、糸導入経路104の外側の糸Yは、揺動部材25に押圧されると、主に押圧力の高さ方向の成分によって挿入口106aから第1糸経路106に挿入される。また、第1糸経路106内の糸Yは、揺動部材25に押圧されると、主に押圧力高さ方向の成分によって、第1糸経路106を移動して、第2糸経路107との接続部分に到達する。第2糸経路107内の糸Yは、揺動部材25に押圧されると、主に押圧力の左右方向の成分によって、第2糸経路107を移動して糸走行空間103に到達する。
さらには、糸導入経路は、第1糸経路のみを有し、第1糸経路が糸走行空間に直接接続されたものであってもよい。この場合には、糸Yを高さ方向に押圧することにより、糸Yを、第1糸経路を介して糸走行空間に導入させることができる。なお、この場合には、糸Yを高さ方向に押圧して第1糸経路に挿入させる挿入部材を設ければよく、糸Yを左右方向に移動させる移動部材は必要ない。
8 交絡装置
21 交絡部
22 上流糸ガイド
25 揺動部材
31 糸走行空間
32 糸導入経路
33 噴射流路
36 第1糸経路
37 第2糸経路
38 第3糸経路
40 流体供給源
41 流体供給流路
101 交絡装置
103 糸走行空間
104 糸導入経路
105 噴射流路
106 第1糸経路
107 第2糸経路
108 流体供給流路
109 流体供給源

Claims (7)

  1. 糸に交絡を付与する交絡部と、
    前記交絡部に糸を導入させる糸導入装置と、を備え、
    前記交絡部は、
    糸が走行する糸走行空間と、
    前記糸走行空間内に空気を噴射する噴射部と、
    前記糸走行空間に糸を導入させるための糸導入経路と、を有し、
    前記糸導入経路は、
    前記糸走行空間における糸走行方向と直交する第1方向に沿って延び、前記第1方向の一方側の端に糸の挿入口を有する第1糸経路と、
    前記第1糸経路の前記第1方向の他方側の端に接続され、前記糸走行方向と直交し且つ前記第1方向と交差する第2方向に沿って延びた第2糸経路と、を有し、
    前記糸導入装置は、
    前記第1方向の前記一方側から前記他方側に向けて糸を押圧することで、糸を前記挿入口から前記第1糸経路に挿入させる挿入部材と、
    前記第1糸経路に挿入された糸を前記第2方向に押圧することで、糸を前記第2糸経路に沿って移動させる移動部材と、を有することを特徴とする交絡装置。
  2. 前記糸導入装置は、
    前記第1方向の成分と前記第2方向の成分とを有する力を糸に加えるように糸を押圧する、前記挿入部材と前記移動部材とを兼ねる共通部材、を有することを特徴とする請求項1に記載の交絡装置。
  3. 前記共通部材は、揺動して糸を押圧する揺動部材であることを特徴とする請求項2に記載の交絡装置。
  4. 前記揺動部材は、前記糸走行方向と平行な軸を中心に揺動することを特徴とする請求項3に記載の交絡装置。
  5. 前記糸導入経路は、
    前記第2糸経路の前記第1糸経路と反対側の端に接続され、前記第2糸経路との接続部分から前記第1方向の前記一方側に向かって延びた第3糸経路、をさらに有することを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の交絡装置。
  6. 前記糸導入装置は、少なくとも前記糸走行方向における前記交絡部よりも上流側に配置されていることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の交絡装置。
  7. 前記糸走行方向における前記交絡部よりも上流側に配置された糸ガイド、をさらに備え、
    前記糸導入装置は、少なくとも前記糸走行方向における前記交絡部と前記糸ガイドとの間に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の交絡装置。
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