JP7126390B2 - 作業車 - Google Patents

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Description

本発明は、作業車において装備される被操作部の操作の構造に関する。
作業車の一例である乗用型田植機では、苗植付装置に動力を伝達する植付クラッチや、施肥装置に動力を伝達する施肥クラッチ、前輪デフ装置をロックするデフロック部等の被操作部が備えられており、操作軸の回転操作により被操作部が操作される。
特許文献1において、デフロック部を操作する操作軸(特許文献1の図4の41)を例にすると、操作軸がミッションケースのボス部に回転自在に支持され、ボス部から外側に出た操作軸の端部に、操作アームが取り付けられて、操作アームにより操作軸が回転操作される。
特開2011-251571号公報
特許文献1において、操作軸の端部に操作アームが取り付けられる場合、操作アームが操作軸の端部から抜けないように、抜け止め用のピンやボルトが取り付けられるので、構造の簡素化の面で改善の余地がある。
本発明は、作業車において、被操作部を操作する操作軸に操作アームを取り付ける場合に、取り付けの構造の簡素化を図ることを目的としている。
本発明の作業車は、
被操作部を操作する操作軸と、前記操作軸を回転自在に支持するボス部と、
前記操作軸の端部の異形部が挿入される異形孔、及び、前記ボス部の被係合部に係合することにより、前記異形部の前記異形孔からの抜けを阻止する抜け止め部を有する操作アームとが備えられて、
前記被係合部は、前記ボス部の側面に形成された凹部であり、
前記抜け止め部は、前記操作アームの一部が前記操作軸の半径方向の外側に延出され、前記操作軸の半径方向の中心側に折り曲げられて形成されており、
前記異形部が前記異形孔に挿入され、且つ、前記異形孔が前記操作軸の軸芯方向と直交する方向に移動させられることにより、前記操作アームが前記操作軸に取り付けられるように、前記異形部の形状及び前記異形孔の形状が設定されて、
前記異形部が前記異形孔に挿入されることにより、前記抜け止め部が前記凹部に対向し、
前記異形孔が前記操作軸の軸芯方向と直交する方向に移動させられることにより、前記抜け止め部が前記凹部に接近する方向に移動して前記凹部に入り込んで、前記抜け止め部が前記凹部に係合するのであり、
前記異形部が前記異形孔に挿入され、前記抜け止め部により前記異形部の前記異形孔からの抜けが阻止されることより、前記操作アームが前記操作軸に取り付けられて、
前記操作アームを一方に回転操作するように付勢するバネが、前記操作アームに接続され、前記バネに抗して前記操作アームを他方に回転操作可能な連係ロッドが、前記操作アームに接続され、前記バネ及び前記連係ロッドにより前記操作アームが回転操作され、前記操作アームにより前記操作軸が回転操作され、前記被操作部が操作される。
本発明によると、操作軸に操作アームを取り付ける場合、操作軸の異形部を操作アームの異形孔に挿入することにより、操作軸と操作アームとが一体回転する状態となるのであり、操作アームの抜け止め部がボス部の被係合部に係合することにより、操作アーム(異形孔)の操作軸(異形部)からの抜けが阻止される。
これによって、操作アームとは別部材である抜け止め用のピンやボルトを使用しなくても、操作アームに設けられた抜け止め部により、操作アーム(異形孔)の操作軸(異形部)からの抜けを防止しながら、操作アームにより操作軸を回転操作して、操作軸により被操作部を操作することができるのであり、構造の簡素化の面で有利なものとなった。
本発明によると、操作軸に操作アームを取り付ける場合、先ず操作軸の異形部を、操作アームの異形孔に挿入する。この時、操作アームの抜け止め部は、ボス部の被係合部に係合するのではく、ボス部の被係合部に対向する位置に移動する。
これにより、操作軸の異形部を操作アームの異形孔に挿入する際に、操作アームの抜け止め部及びボス部の被係合部が、妨げになることはない。
前述のように操作軸の異形部を操作アームの異形孔に挿入した後、操作アーム(異形孔)を操作軸の軸芯方向と直交する方向に移動させると、操作アームの抜け止め部がボス部の被係合部に接近して係合する。これにより、操作軸の異形部が操作アームの異形孔に挿入された状態を維持しながら、操作アーム(異形孔)の操作軸(異形部)からの抜けが防止される状態を得ることができる。
以上のように、操作軸に操作アームを取り付ける場合、操作軸の異形部を操作アームの異形孔に挿入する操作、及び、操作アームの抜け止め部をボス部の被係合部に係合させる操作を、無理なく行うことができるようになって、操作軸への操作アームの取り付けの作業性を向上させることができた。
本発明によると、ボス部の被係合部を、ボス部の側面に形成された凹部により簡素に構成することができて、構造の簡素化の面で有利なものとなる。
乗用型田植機の左側面図である。 植付クラッチ及び施肥クラッチが伝動状態に操作された状態での植付クラッチ及び施肥クラッチの操作系の左側面図である。 植付クラッチ及び施肥クラッチが伝動状態に操作された状態での植付クラッチ及び施肥クラッチの操作系の平面図である。 植付クラッチ及び施肥クラッチが遮断状態に操作された状態での植付クラッチの操作系の左側面図である。 植付クラッチ及び施肥クラッチが遮断状態に操作された状態での施肥クラッチの操作系の平面図である。 施肥クラッチの操作軸及び操作アームの分解斜視図である。 施肥クラッチの操作軸に操作アームを取り付ける状態を示す平面図及び縦断側面図である。 施肥クラッチの操作軸に操作アームを取り付ける状態を示す平面図及び縦断側面図である。 植付クラッチを遮断状態に付勢するバネの取付状態を示す側面図である。
図1~図9に、作業車の一例である乗用型田植機が示されている。本発明の実施形態における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、機体3の走行時における前進側の進行方向が「前」であり、後進側の進行方向が「後」である。前後方向での前向き姿勢を基準として右側に相当する方向が「右」であり、左側に相当する方向が「左」である。
(乗用型田植機の全体構成)
図1に示すように、乗用型田植機は、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2を備えた機体3の後部に、リンク機構4及びリンク機構4を昇降駆動する油圧シリンダ5が備えられて、リンク機構4の後部に、4条植型式の苗植付装置6が支持されている。
機体3の後部及び苗植付装置6に亘って、田面に肥料を供給する施肥装置7が備えられており、苗植付装置6の前部の下部に、田面を整地する整地装置8が支持されている。
右及び左の機体フレーム14が、機体3の前後方向に沿って配置されて、機体フレーム14の前部にミッションケース21が連結されている。ミッションケース21の前部に支持フレーム22が連結されており、支持フレーム22にエンジン23が支持されている。
ミッションケース21の右部及び左部に、前輪支持ケース24が連結されており、前輪支持ケース24に前輪1が操向自在に支持されている。機体フレーム14の後部に、後車軸ケース25が支持されており、後車軸ケース25に後輪2が支持されている。
(前輪及び後輪への伝動系)
図1に示すように、ミッションケース21の横側部に、静油圧型式の無段変速装置26が連結されており、エンジン23の動力が伝動ベルト(図示せず)を介して、無段変速装置26に伝達される。
無段変速装置26の動力は、ミッションケース21の内部の副変速装置(図示せず)に伝達され、前輪デフ装置(図示せず)及び前輪支持ケース24の内部の伝動軸(図示せず)を介して、前輪1に伝達される。
図2に示すように、ミッションケース21の後部に、ボス部27が後向きに設けられており、出力軸28がボス部27に後向きに支持されている。副変速装置から分岐した動力が、出力軸28から自在継手29及び伝動軸(図示せず)を介して、後車軸ケース25に伝達されており、後車軸ケース25の内部の伝動軸(図示せず)を介して、後輪2に伝達される。
図1に示すように、前輪1を操向操作する操縦ハンドル30の左側に、変速レバー31が設けられている。変速レバー31により、無段変速装置26を、中立位置、前進側及び後進側に無段階に操作することができる。
(苗植付装置の構成)
図1に示すように、苗植付装置6は、左右方向に間隔を開けて配置された2個の植付伝動ケース9、植付伝動ケース9の後部の右部及び左部に支持された回転ケース10、回転ケース10の両端部に支持された植付アーム11、フロート12、苗のせ台13等を備えて、4条植型式に構成されている。
ミッションケース21の内部に、株間変速装置(図示せず)が設けられており、無段変速装置と副変速装置との間から分岐した動力が、株間変速装置に伝達される。図1及び図2に示すように、ミッションケース21の後部に、ボス部32が後向きに設けられて、ボス部32の内部に植付クラッチ33が設けられており、出力軸34がボス部32に後向きに支持されている。
株間変速装置に伝達された動力が、植付クラッチ33から出力軸34に伝達され、出力軸34から伝動軸35を介して、苗植付装置6に伝達される。
植付クラッチ33が伝動状態に操作されると、苗植付装置6に動力が伝達されるのであり、苗のせ台13が横送り駆動され、回転ケース10が回転駆動されて、植付アーム11が苗のせ台13の下部から苗を取り出して田面に植え付ける。植付クラッチ33が遮断状態に操作されると、苗植付装置6への動力が遮断されるのであり、苗のせ台13及び回転ケース10が停止する。
(施肥装置の構成)
図1に示すように、施肥装置7は、ホッパー15、繰り出し部16、ブロア17、作溝器18及びホース19等を備えている。
機体3において運転座席20の後側に、肥料を貯留するホッパー15及び繰り出し部16が支持されており、繰り出し部16の左の横外側にブロア17が備えられている。フロート12に作溝器18が連結されて、4個の作溝器18が備えられており、繰り出し部16と作溝器18とに亘って4本のホース19が接続されている。
図1,2,3に示すように、ボス部36がボス部27に横向きに接続されている。ボス部36の内部に、施肥クラッチ37(被操作部に相当)が設けられ、出力軸38がボス部36に左の横向きに支持されており、出力軸28の動力が、施肥クラッチ37を介して出力軸38に伝達される。
出力軸38が左側に延出されて、左の機体フレーム14から外側に出ている。出力軸38の端部にアーム部38aが連結されており、繰り出し部16とアーム部38aとに亘って、連係ロッド39が接続されている。
施肥クラッチ37が伝動状態に操作されると、出力軸28の動力が、施肥クラッチ37を介して出力軸38に伝達されて、出力軸38のアーム部38aにより回転運動が往復運動に変換され、連係ロッド39を介して繰り出し部16に伝達されて、繰り出し部16が作動する。施肥クラッチ37が遮断状態に操作されると、繰り出し部16が停止する。
これにより、ホッパー15の肥料が繰り出し部16により繰り出され、ブロア17の搬送風によりホース19を通って作溝器18に供給されるのであり、作溝器18により田面に溝が形成されながら、作溝器18から田面の溝に肥料が供給される。
(整地装置の全体構成)
図1に示すように、苗植付装置6の前部の下部に、田面を整地する整地装置8が支持されている。
右及び左の植付伝動ケース9の横外側部に、右及び左の支持ケース40が支持されて前側に延出されている。右及び左の支持ケース40の前部に亘って、駆動軸(図示せず)が左右方向に沿って支持され、多数の整地体41が駆動軸に取り付けられている。
苗植付装置6に伝達された動力が、植付伝動ケース9の内部の伝動軸(図示せず)、及び支持ケース40の内部の伝動チェーン(図示せず)を介して、駆動軸に伝達される。
前述の(苗植付装置の構成)に記載のように、植付クラッチ33が伝動状態に操作されて、苗植付装置6に動力が伝達されると、苗植付装置6から整地装置8に動力が伝達されて、整地体41が回転駆動され、整地体41により田面の整地が行われる。
植付クラッチ33が遮断状態に操作されて、苗植付装置6が停止すると、整地装置8の整地体41が停止する。
(苗植付装置の自動昇降制御)
図1に示すように、油圧シリンダ5に作動油を給排操作する制御弁(図示せず)が、機体3に設けられており、制御弁により油圧シリンダ5を伸縮作動させて、苗植付装置6を昇降操作する。
フロート12は、上下に揺動自在に苗植付装置6に支持されており、フロート12と制御弁とに亘って、ワイヤ(図示せず)が接続されている。機体3の進行に伴ってフロート12が田面に接地追従するのであり、苗植付装置6に対するフロート12の揺動が、ワイヤを介して制御弁に伝達される。
これにより、ワイヤにより制御弁が操作されて、油圧シリンダ5が伸縮作動し、苗植付装置6が田面から設定高さに維持されるように、苗植付装置6が自動的に昇降操作されるのであり、苗植付装置6(植付アーム11)による苗の植付深さが、設定植付深さに維持される。
(苗植付装置の昇降操作、植付クラッチ及び施肥クラッチの操作)
図1に示すように、操縦ハンドル30の下側の右の横側部に操作レバー42が設けられて、操作レバー42が右の横外側に延出されている。
操作レバー42は、中立位置から上側の上昇位置及び下側の下降位置に操作自在に支持されて、中立位置に付勢されている。前述の(苗植付装置の自動昇降制御)に記載の制御弁を強制的に操作する電動モータ(図示せず)が設けられており、操作レバー42の操作に基いて、電動モータにより制御弁が以下の説明のように操作される。
操作レバー42を上昇位置に操作すると、植付クラッチ33及び施肥クラッチ37が遮断状態に操作された状態で、電動モータにより制御弁が上昇位置に操作されて、苗植付装置6が上昇操作される。苗植付装置6が上限位置に達すると、電動モータにより制御弁が中立位置に操作されて、油圧シリンダ5が停止する。
操作レバー42を下降位置に操作すると、植付クラッチ33及び施肥クラッチ37が遮断状態に操作された状態で、電動モータにより制御弁が下降位置に操作されて、苗植付装置6が下降操作される。フロート12が田面に接地すると、前述の(苗植付装置の自動昇降制御)に記載の自動昇降制御の作動が許容される状態となり、苗植付装置6(フロート12)が田面に接地して停止した状態となる。
操作レバー42を下降位置に操作して中立位置に操作した後に再び下降位置に操作すると、自動昇降制御の作動が許容された状態で、後述の(植付クラッチ及び施肥クラッチの操作の具体的構成)(植付クラッチ及び施肥クラッチの操作の具体的作動)に記載のように、電動モータにより植付クラッチ33及び施肥クラッチ37が伝動状態に操作される。
(植付クラッチ及び施肥クラッチの操作の具体的構成)
図2,3,4,5に示すように、ボス部32の下部に、ボス部43が下向きに設けられて、ボス部43に操作ロッド44が上下にスライド自在に支持されており、操作ロッド44により植付クラッチ33を遮断状態に操作することができる。
植付クラッチ33は、内部に設けられたバネ(図示せず)により、伝動状態に付勢されている。図4に示す状態は、操作ロッド44が上側に操作されて、操作ロッド44により植付クラッチ33が遮断状態に操作された状態である。図2に示す状態は、操作ロッド44が下側に操作されて、植付クラッチ33のバネにより植付クラッチ33が伝動状態に操作された状態である。
ボス部43に支持部45が設けられており、支持部45の左右方向の軸芯P1周りに、操作部46が揺動自在に支持されている。操作部46のアーム部46aが操作ロッド44の下端部に接続されており、操作部46により操作ロッド44を上下にスライド操作することができる。操作部46にバネ47が接続されており、バネ47により操作部46が植付クラッチ33の遮断状態側(操作ロッド44を上側に操作する側)に付勢されている。
ボス部36の下部に、ボス部48が下向きに設けられて、ボス部48に操作軸49が回転自在に支持されており、操作軸49により施肥クラッチ37を遮断状態に操作することができる。
施肥クラッチ37は、内部に設けられたバネ(図示せず)により、伝動状態に付勢されている。図4及び図5に示す状態は、操作軸49により施肥クラッチ37が遮断状態に操作された状態である。図2及び図3に示す状態は、操作軸49が図4及び図5に示す状態から回転操作されて、施肥クラッチ37のバネにより施肥クラッチ37が伝動状態に操作された状態である。
支持部45の軸芯P1周りに、操作部57が揺動自在に支持されて、操作軸49の端部に操作アーム50が取り付けられており、操作部57と操作アーム50とに亘って、連係ロッド51が接続されている。
操作部57の揺動作動が連係ロッド51を介して操作アーム50に伝達されて、操作軸49が回転操作される。操作アーム50にバネ52が接続されており、バネ52により操作軸49及び操作アーム50が施肥クラッチ37の遮断状態側に付勢されている。
前述の(苗植付装置の昇降操作、植付クラッチ及び施肥クラッチの操作)に記載の電動モータに、操作ロッド53が接続されている。操作ロッド53が操作部46及び操作部57の位置まで延出されており、操作ロッド53の端部53aが、操作部46の長孔46b及び操作部57の長孔57aに挿入されている。
(植付クラッチ及び施肥クラッチの操作の具体的作動)
前述の(苗植付装置の昇降操作、植付クラッチ及び施肥クラッチの操作)に記載のように、操作レバー42を上昇位置(下降位置)に操作して、電動モータにより制御弁が上昇位置(下降位置)に操作されると、電動モータにより操作ロッド53が押し引き操作される。
この場合に、図4に示すように、操作部46の長孔46bの範囲内で、操作ロッド53の端部53aが移動するだけで、操作ロッド53により操作部46が操作されることはない。
操作部46の長孔46bの範囲内で操作ロッド53の端部53aが移動する場合、操作部57が少し揺動操作され、連係ロッド51が操作部57側に少し引き操作されて、操作軸49及び操作アーム50が少し回転操作される。しかし、この状態では、施肥クラッチ37は伝動状態に操作されることはない。
これにより、図4及び図5に示すように、バネ47により操作部46及び操作ロッド44が、植付クラッチ33の遮断状態の位置に操作(保持)されている。
バネ52により操作軸49及び操作アーム50が施肥クラッチ37の遮断状態側に操作されており、操作アーム50がボス部48の凸部48bに当たることにより、操作軸49及び操作アーム50が図5に示す状態から反時計方向に回転操作されることはない。
操作レバー42を下降位置に操作して中立位置に操作した後に再び下降位置に操作すると、電動モータにより操作ロッド53が、図4に示す位置から、図2及び図3に示すように、さらに電動モータ側に引き操作される。
これにより、図2及び図3に示すように、操作ロッド53により、操作部46がバネ47に抗して揺動操作され、操作ロッド44が下側に操作されて、植付クラッチ33のバネにより植付クラッチ33が伝動状態に操作される。
操作部46に少し先行して、操作ロッド53により操作部57が揺動操作され、操作部57により連係ロッド51が操作部57側に引き操作され、操作軸49及び操作アーム50がバネ52に抗して回転操作されて、施肥クラッチ37のバネにより施肥クラッチ37が伝動状態に操作される。
植付クラッチ33及び施肥クラッチ37が伝動状態に操作された後、操作レバー42を上昇位置に操作すると、電動モータにより操作ロッド53が、図2及び図3に示す位置から、図4に示す位置(上昇)に戻し操作される。
これにより図4及び図5に示すように、バネ47により操作部46が揺動操作され、操作ロッド44が上側に操作されて、操作ロッド44により植付クラッチ33が遮断状態に操作される。バネ52により操作軸49及び操作アーム50が回転操作されて、操作軸49により施肥クラッチ37が遮断状態に操作される。
(施肥クラッチの操作軸への操作アームの取り付けに関する構成)
図6及び図7に示すように、操作軸49の端部に、小判形状の異形部49aが設けられている。ボス部48の側面に、凹部48a(被係合部に相当)が、約180度の範囲に亘って形成されている。
操作アーム50に、円形孔50a(異形孔に相当)が開口され、小判形状の異形孔50bが円形孔50aに接続されて開口されており、円形孔50a及び異形孔50bの全体として異形の開孔となっている。操作アーム50の一部が半径方向の外側に延出され、半径方向の中心側に折り曲げられて、抜け止め部50cが設けられている。
操作アーム50を操作軸49に取り付ける場合、図6及び図7に示すように、先ず操作軸49の異形部49aを、操作アーム50の円形孔50a及び異形孔50bに挿入する。
この時、操作アーム50の抜け止め部50cは、ボス部48の外周部に当たることなく、ボス部48の凹部48aに対向する位置に移動するのであり、ボス部48の凹部48aに係合することはない。
操作軸49の異形部49aを操作アーム50の円形孔50a及び異形孔50bに挿入した後、図8に示すように、操作アーム50を操作軸49の軸芯方向と直交する方向に移動させることにより、操作軸49の異形部49aを操作アーム50の異形孔50bに入り込ませる。
操作軸49の異形部49aが操作アーム50の異形孔50bに入り込むことにより、操作軸49と操作アーム50とが一体回転する状態となる。
操作アーム50を操作軸49の軸芯方向と直交する方向に移動させると、操作アーム50の抜け止め部50cが、ボス部48の凹部48aに対向する位置から、ボス部48の凹部48aに接近し、ボス部48の凹部48aに入り込む。
操作アーム50の抜け止め部50cがボス部48の凹部48aに入り込むことにより、操作アーム50の抜け止め部50cがボス部48の凹部48aに係合する状態となり、操作アーム50(円形孔50a及び異形孔50b)が操作軸49(異形部49a)から抜ける状態が阻止される。言い換えると、操作軸49(異形部49a)が操作アーム50(円形孔50a及び異形孔50b)から抜ける状態が阻止される。
前述の(植付クラッチ及び施肥クラッチの操作の具体的作動)に記載のように、操作軸49及び操作アーム50が回転操作されて、施肥クラッチ37が伝動状態及び遮断状態に操作される場合、操作アーム50の抜け止め部50cはボス部48の凹部48aの内部をボス部48(操作軸49)の円周方向に沿って移動する。
これにより、操作軸49及び操作アーム50が回転操作が、操作アーム50の抜け止め部50c及びボス部48の凹部48aにより妨げられることはなく、操作アーム50(円形孔50a及び異形孔50b)の操作軸49(異形部49a)からの抜けが阻止された状態は維持される。
(操作部を植付クラッチの遮断状態側に付勢するバネの構成)
図9に示すように、バネ47は、コイルバネ型式である。バネ47の一方のフック部54が大きく屈曲しており、フック部54の先端部54aが基部54bに近接している。
バネ47の他方のフック部55において、フック部54ほどに、フック部55は屈曲しておらず、フック部55の先端部55aが、フック部55の基部55bから離れる向きに折り曲げられている。フック部54とフック部55とは、位相が90度異なるように向きが設定されている。
操作部46が上下方向に沿って縦向きに配置されるのに対して、取付部56は横向きに配置されている。操作部46から下側に出た突出部46cに開口部46dが開口されており、突出部46cは比較的小さなものに構成されている。取付部56は比較的大きなものに構成され、取付部56の中央付近に開口部56aが開口されている。取付部56の開口部56aが、操作部46の開口部46dよりも大経に設定されている。
バネ47において、フック部54を操作部46の開口部46dに取り付ける。この場合に、操作部46の突出部46cが小さなものであることによって、フック部54が大きく屈曲していても、フック部54の先端部54aを、操作部46の開口部46dに無理なく挿入することができる。
バネ47において、フック部55を取付部56の開口部56aに取り付ける。この場合に、取付部56の開口部56aが大きいことにより、フック部55の先端部55aが、フック部55の基部55bから離れる向きに折り曲げられていても、フック部55の先端部55aを取付部56の開口部56aに無理なく挿入することができる。
これにより、図9に示す状態が、バネ47の正規の取り付け状態である。
前述の正規の取り付け状態に対して、フック部54を取付部56の開口部56aに取り付けようとしても、フック部54が大きく屈曲していることによって、フック部54の先端部54aを取付部56の開口部56aに挿入することができない。
フック部55を操作部46の開口部46dに取り付けようとしても、フック部55の先端部55aが、フック部55の基部55bから離れる向きに折り曲げられていることによって、フック部55の先端部55aを操作部46の開口部46dに挿入することができない。
以上の構成により、バネ47を誤った取り付け状態で取り付けることが防止される。バネ47に関する構成は、図2,3,5に示すバネ52にも採用されている。
(発明の実施の別形態)
施肥クラッチ37ではなく、植付クラッチ33を被操作部として、植付クラッチ33を伝動状態及び遮断状態に操作する操作軸(図示せず)に、本発明の操作アーム50を設けてもよい。
整地装置8に動力を伝達する整地クラッチ(図示せず)を設けた場合、整地クラッチを伝動状態及び遮断状態に操作する操作軸(図示せず)に、本発明の操作アーム50を設けてもよい。
本発明は、乗用型田植機ばかりではなく、種子を圃場に供給する播種装置を装備した乗用型直播機や、圃場を耕耘する耕耘装置を装備したトラクタ、圃場の作物を収穫する収穫機等にも適用できる。
37 施肥クラッチ(被操作部)
48 ボス部
48a 凹部(被係合部)
49 操作軸
49a 異形部
50 操作アーム
50a 円形孔(異形孔)
50b 異形孔
50c 抜け止め部
51 連係ロッド
52 バネ

Claims (1)

  1. 被操作部を操作する操作軸と、前記操作軸を回転自在に支持するボス部と、
    前記操作軸の端部の異形部が挿入される異形孔、及び、前記ボス部の被係合部に係合することにより、前記異形部の前記異形孔からの抜けを阻止する抜け止め部を有する操作アームとが備えられて、
    前記被係合部は、前記ボス部の側面に形成された凹部であり、
    前記抜け止め部は、前記操作アームの一部が前記操作軸の半径方向の外側に延出され、前記操作軸の半径方向の中心側に折り曲げられて形成されており、
    前記異形部が前記異形孔に挿入され、且つ、前記異形孔が前記操作軸の軸芯方向と直交する方向に移動させられることにより、前記操作アームが前記操作軸に取り付けられるように、前記異形部の形状及び前記異形孔の形状が設定されて、
    前記異形部が前記異形孔に挿入されることにより、前記抜け止め部が前記凹部に対向し、
    前記異形孔が前記操作軸の軸芯方向と直交する方向に移動させられることにより、前記抜け止め部が前記凹部に接近する方向に移動して前記凹部に入り込んで、前記抜け止め部が前記凹部に係合するのであり、
    前記異形部が前記異形孔に挿入され、前記抜け止め部により前記異形部の前記異形孔からの抜けが阻止されることより、前記操作アームが前記操作軸に取り付けられて、
    前記操作アームを一方に回転操作するように付勢するバネが、前記操作アームに接続され、前記バネに抗して前記操作アームを他方に回転操作可能な連係ロッドが、前記操作アームに接続され、前記バネ及び前記連係ロッドにより前記操作アームが回転操作され、前記操作アームにより前記操作軸が回転操作され、前記被操作部が操作される作業車。
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