JPS5917046Y2 - 照明器具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は照明器具に関するものである。

従来のブラケットは、取付板を壁面にねじにより取付け
、この取付板に器具本体をねしにより固定し、器具本体
のソケットにランプを装着し、ランプ等に第１図に示す
ようにセード１を被せてセード１を取付板にねし止め固
定するように構成していた。

このような従来のブラケットは、取付板に器具本体を複
数本のねじでねし止め固定するため、器具本体の取付け
が容易でないという問題があった。

したがって、こお考案の目的は、器具本体の取付けを容
易に行うことができる照明器具を提供することである。

この考案の一実施例を第２図ないし第５図に示す。

すなわち、このブラケットは、第２図に示すように、取
付板２の上部両側の同じ高さの位置に前方に突出して上
面に矩形開口を有する２個の突起３，４を叩き出し形威
し、取付板２の下部中央に前方に突出して取付板２と平
行になるように屈曲した固定台５を切起し形成し、この
固定台５に固定用ねし孔を螺設して固定用ねじ６を非締
着状態に螺合し、一方、略逆り形金具７ａと側部を直角
に折曲した平形金具７ｂとを略逆り形金具７ａの水平片
と平形金具７ｂとが面一でかつ丁字形となるように略逆
り形金具７ａの垂直片と平形金具７ｂの折曲部分とを接
合した器具本体７の後端の上部両側に下向きに屈曲した
２個の爪８，９を形成するとともに後端の下部中央にだ
るま穴１１を形威し、第３図に示すように、爪８，９を
突起３゜４の矩形開口に落とし込んで爪８，９と突起３
゜４とをそれぞれ係合させるとともに固定用ねヒ６の頭
部をだるま穴１１の大径部に通して細径部で抜は止めし
、この状態で個定用ねじ６を締着して取付板２と器具本
体７とを固定している。

この場合、器具本体７は、略逆り形金具７ａの水平片の
下面に白熱ランプ用のソケット１２か゛取付けられると
ともに平形金具７ｂの下面に豆球用のソケット１３およ
びスイッチ１４か゛取付られ、第４図に示すように、ソ
ケツｌ−１２，１３およびスイッチ１４等を接続するリ
ード線１５を爪８，９の間から器具本体７の後方に突出
させ、リード線１５の弾力に抗して器具本体７を取付板
２に押しつけなからＫｓ ８ 。

９を突起３，４の矩形開口に落とし込ませるようにして
いる。

また、取付板２は、Ｌ千両端が前方に屈曲し、上端の屈
曲フランジ２ａ部にセード引用・片１６．１７か一形Ｆ
Ｎ、されるとともに下端屈曲部にセード固定用わじ孔１
８が形成され、中央部分に電源線挿通孔１９および壁取
付用だるま穴２０等が形成されている。

なお、２１は立法、２２は引きひもである。

このように、この実施例に、器具本体７の後端の上部両
側の爪８，９を取付板２の突起３，４の矩形開口に落と
し込むとともに器具本体７の後端の中央のだるま穴１１
に固定用ねじ６を通して抜止めし、固定用ねじ６を締着
するようにしたため、１本の固定用ねじ６で器具本体７
を取付板２に簡単に固定することができる。

しかも、２箇所の係合とｌ箇所のわし止めであるため、
全てを係合のみとしたものと異なり、器具本体７の固定
が確実に行なえる。

２箇所の爪８，９は同時に突起３゜４の開口に係合させ
なければならないが、取付板２の上縁のフランジ２ａが
突起３，４のすぐ上にあって、器具本体７の当りガイド
となるので、取付作業時の器具本体７の傾き等をなくし
て、２箇所同時に係合させる作業が簡単に行なえる。

また、だるま穴１１を採用しているため、取付用わし６
を固定台５から取外すことなく、単にゆるめるだけで器
具本体７の着脱を行うことができる。

さらに、リード線１５で取付板２を押すようにしたため
、第５図に示すようにその反作用で器具本体７が矢印Ａ
の方向に押されることになり、第３図のように突起３，
４の矩形孔と爪８，９との間に隙間Ｂがあっても器具本
体７ががたつくことはない。

また、ノード線１５を１個所に集めているため、リード
線１５の接続処理を簡単に行える。

以上のように、この考案の照明器具は、垂直面に固定さ
れて上面に係合穴をもった一対の突起を自己の上部前面
両側部に有するとともに下部中央に固定用わに孔を有し
かつ前記突起よりも若干上方に位置して前方へ折れ曲が
った水平なフランジを有する取付板と、自己の後端上部
両側に前記保合穴を挿入される下向きの一対の係合爪を
有するとともに自己の後端下部にだるま穴を有する器具
本体と、この器具本体のだるま穴を介して前記取付板の
固定用わし孔に締着された固定用ねじとを備えているの
で゛、器具本体の取付けを容易かつ確実に行うことがで
きるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のブラケットの外観斜視図、第２図はこの
考案の一実施例の要部分解斜視図、第３図は同しく要部
断面図、第４図は同じく要部斜視図、第５図は同じく要
部側面図である。 ２・・・取付板、３，４・・・突起、５・・・固定台、
６・・・固定用九に、７・・・器具本体、８，９・・・
爪、１１・・・だるま穴。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）垂直面に固定されて上面に係合穴をもった一対の
   突起を自己の上部前面両側部に有するとともに下部中央
   に固定用ｊ・よし孔を有しかつ前記突起よりも若干上方
   に位置して前方へ折れ曲がった水平なフランジを有する
   取付板と、自己の後端Ｉ−，部両側に前記係合穴に挿入
   される下向きの一対の係合爪を有するとともに自己の後
   端下部にだるま穴を有する器具本体と、この器具本体の
   だるま穴を介して前記取付板の固定用わじ孔に締着され
   た固定用りしとを備えた照明器具。
2. （２）前記器具本体の上部後方にリード線を集めて前記
   取付板を押圧させるようにした実用新案登録請求の範囲
   第（１）項記載の照明器具。