JP6668223B2 - 対地作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、車両等に連結されて圃場を移動しながら対地作業として畝を形成する対地作業機に関する。
従来、特許文献1に開示された対地作業装置が知られている。
特許文献1に開示された対地作業装置は、走行可能な車両と、車両の後部に装着された耕耘機と、耕耘機の後部に取り付けられた培土機とを有する。培土機は、圃場に対して畝の形成(対地作業)を行う作業部を有する。車両によって培土機を牽引すると、作業部は、耕耘機によって耕耘された土壌によって畝を形成する。
特開2001−211706号公報
特許文献1に開示の対地作業装置にあっては、培土機は、車両に対して車幅方向に揺動不能に取り付けられている。したがって、車両が左又は右に傾くと、培土機も車両と一緒に傾く。畝の形成作業中に、車両と共に培土機が傾くと、作業部による畝の形成に影響を及ぼす。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、作業部による畝の形成を良好に行うことができる対地作業機を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る対地作業機は、連結部と、対地作業として畝を形成する作業部と、前記作業部を支持する支持装置であって、前記連結部が幅方向に傾いた場合において、前記作業部にかかる地面からの抵抗力によって、前記作業部を水平となる方向に姿勢変更させる支持装置と、を備え、前記支持装置は、前記連結部に支持された揺動支軸と、 前記揺動支軸に幅方向に揺動自在に支持され且つ前記作業部を支持する揺動フレームとを備え、前記揺動フレームは、前記揺動支軸に軸心回りに揺動自在に支持された第1部材と、前記第1部材に設けられ且つ車幅方向に延伸する軸心を有する横軸と、前記第1部材に前記横軸回りに回動自在に支持され且つ前記作業部が固定された第2部材と、前記第2部材を前記横軸回りに回動調整する調整機構とを有する
また、対地作業機は、連結部と、対地作業として畝を形成する作業部と、前記連結部に対して前記作業部を幅方向に姿勢変更可能に支持する支持装置と、を備え、前記支持装置は、前記連結部に支持された揺動支軸と、前記揺動支軸に幅方向に揺動自在に支持され且つ前記作業部を支持する揺動フレームとを備え、前記揺動フレームは、前記揺動支軸に軸心回りに揺動自在に支持された第1部材と、前記第1部材に設けられ且つ車幅方向に延伸する軸心を有する横軸と、前記第1部材に前記横軸回りに回動自在に支持され且つ前記作業部が固定された第2部材と、前記第2部材を前記横軸回りに回動調整する調整機構とを有する。
また、対地作業機は、連結部と、対地作業として畝を形成する作業部と、前記連結部に支持された揺動支軸と、前記揺動支軸に幅方向に揺動自在に支持され且つ前記作業部を支持する揺動フレームと、を備え、前記揺動フレームは、前記揺動支軸に軸心回りに揺動自在に支持された第1部材と、前記第1部材に設けられ且つ車幅方向に延伸する軸心を有する横軸と、前記第1部材に前記横軸回りに回動自在に支持され且つ前記作業部が固定された第2部材と、前記第2部材を前記横軸回りに回動調整する調整機構とを有する。
また、対地作業機は、前記連結部に対して前記作業部の姿勢変更を規制するための固定手段を備えている。
また、前記作業部は、畝間の溝を形成する底板部と、一方の畝を形成する第1形成板と、他方の畝を形成する第2形成板と、前記第1形成板と前記第2形成板とを間隔調整可能に連結する連結体とを有する。
また、前記連結体は、前記第1形成板及び第2形成板のいずれかに連結された第1連結杆と、前記第1連結杆に移動可能に挿入され且つ前記第1連結杆が連結されていない前記第1形成板及び第2形成板のいずれかに連結された第2連結杆と、前記第1連結杆に対する第2連結杆の位置を固定する固定具とを有する。
また、前記第1形成板に取付けられ且つ当該第1形成板から外方に突出する第1弾性カバーと、前記第2形成板に取付けられ且つ当該第2形成板から外方に突出する第2弾性カバーと、を備えている。
また、前記調整機構は、前記第1部材に車幅方向に延伸する軸心回りに回動自在に設けられた第1回動部と、前記第2部材に車幅方向に延伸する軸心回りに回動自在に設けられた第2回動部と、前記第1回動部を貫通し且つ螺合されると共に一端が前記第2回動部に軸心回りに回動自在に係合するネジ軸とを有する。
また、前記連結部は、車両に連結可能である。
本発明によれば、作業部による畝の形成を良好に行うことができる。
対地作業装置の一部断面側面図である。 対地作業機の斜視図である。 農機具(培土機)の側面図である。 揺動機構及び調整機構の斜視図である。 農機具の背面図である。 農機具の一部の斜視図である。 他の実施形態に係る対地作業装置の一部断面側面図である。 他の実施形態に係るトラクタの背面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る対地作業装置1の概略側面図である。
図1に示すように、対地作業装置1は、トラクタ(車両)2と、トラクタ2に装着された対地作業機3とを備えている。
本発明の実施形態においては、図1の矢印A1方向(トラクタ2の前進方向)を前方、図1の矢印A2方向(トラクタ2の後進方向)を後方として説明する。したがって、図1の手前側が左方(図2、図5の矢印B1方向参照)であり、図1の奥側が右方(図2、図5の矢印B2方向参照)である。また、前後の方向A3に直交する水平方向を車幅方向(図2、図5の矢印B3方向参照)として説明する。対地作業装置1における車幅方向B3の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を車両外方として説明する。言い換えれば、車両外方とは、車幅方向B3であってトラクタ2の幅方向の中心から離れる方向のことである。車両外方とは反対の方向を車両内方として説明する。言い換えれば、車両内方とは、車幅方向B3であってトラクタ2の幅方向の中心に近づく方向である。車幅方向B3は、対地作業機3の幅方向である。
図1に示すように、トラクタ2の後部には、対地作業機3を装着する装着機構4が装備されている。装着機構4は、図例では、一本のトップリンク5と、トップリンク5の下方に配置された左のロワーリンク6L及び右のロワーリンク6Rとを有する三点リンク機構を例示している。なお、対地作業機3は、トラクタ2に二点リンク機構によって連結されていてもよい。
トラクタ2には、油圧装置によって上下に駆動される左のリフトアーム7L及び右のリフトアーム7Rが装備されている。左のリフトアーム7Lは、リフトロッド43Lを介して左のロワーリンク6Lに連結され、右リフトアーム7Rはリフトロッド43Rを介して右のロワーリンク6Rの中途部に連結されている。したがって、リフトアーム7L,7Rを上げる又は下げることにより、装着機構4を介して対地作業機3を昇降させることができる。
図1に示すように、本実施形態では、対地作業機3は、圃場に対して対地作業を行う機械であって、耕耘機8と、農機具9とを有する。対地作業装置1は、トラクタ2によって圃場を移動しながら対地作業を行う装置である。本実施形態では、対地作業機3は、耕耘と畝立てとを一工程で行う機械である。
耕耘機8及び農機具9の車幅方向(幅方向)B3の中央部は、トラクタ2の車幅方向B3の中央部に略一致している。耕耘機8は、本実施形態では、センタドライブ式のロータリ耕耘機によって構成されている。なお、耕耘機8は、サイドドライブ式のロータリ耕耘機によって構成されていてもよい。
図1に示すように、耕耘機8は、トラクタ2に装着される機枠10と、機枠10の下部に設けられた耕耘部11と、耕耘部11を覆う耕耘カバー12と、農機具9を支持する(取り付ける)支持フレーム13とを有する。
機枠10は、耕耘機8の車幅方向B3の中央部に位置するギヤケース14を有する。ギヤケース14の前部には、入力軸15が設けられている。入力軸15は、トラクタ2の動力取出し軸(PTO軸)16にジョイント軸(図示省略)を介して連結され、動力取出し軸16からの動力が入力軸15を介してギヤケース14内のギヤ伝動機構に伝達される。また、機枠10は、ギヤケース14から下方に突出する伝動ケース17を有する。伝動ケース17内には、ギヤケース14内のギヤ伝動機構から耕耘部11に動力を伝達するチェーン伝動機構が設けられている。
ギヤケース14の上部には、前斜め上方に向けて突出する第1マスト18と、後斜め上方に向けて突出する第2マスト19とが設けられている。第1マスト18は、トップリンク5に連結されている。機枠10は、ギヤケース14から左方に突出するサポートアーム20Lと、ギヤケース14から右方に突出するサポートアーム20Rを有する。左のサポートアーム20Lには、ロワーリンク6Lに連結される第1連結片21Lと、支持フレーム13を連結する第2連結片22Lとが設けられている。右のサポートアーム20Rには、ロワーリンク6Rに連結される第1連結片21Rと、支持フレーム13を連結する第2連結片22Rとが設けられている。以上のように、耕耘機8は、装着機構4を介してトラクタ2に装着されていて昇降可能である。
耕耘部11は、伝動ケース17の下部から左方に突出する回転軸23Lと、伝動ケース17の下部から右方に突出する回転軸23Rと、各回転軸23L,23Rの外周に取り付けられた多数の耕耘爪24とを有する。左の回転軸23L及び右の回転軸23Rは、伝動ケース17内のチェーン伝動機構からの動力によって駆動され、横軸心(車幅方向B3に延伸する軸心)回りで且つ図1の矢印X1方向に回転する。耕耘爪24が回転することにより、該耕耘爪24が土壌を耕起して該土壌を後方に放てきする。
耕耘カバー12は、耕耘部11の上方を覆う上部カバー25と、耕耘部11の側方を覆う側部カバー26と、上部カバー25の後端部に横軸心回りに回動自在に枢支された後部カバー27とを有する。
図2、図5に示すように、後部カバー27は、車幅方向B3の中央部に位置する第1リヤカバー27Aと、第1リヤカバー27Aの左側に位置する第2リヤカバー27Bと、第1リヤカバー27Aの右側に位置する第3リヤカバー27Cとを有する。なお、第1〜第3リヤカバー27A〜27Cは、これら第1〜第3リヤカバー27A〜27Cと支持フレーム13とわたって設けられたチェーン等の索体によって揺動範囲の下限が規制される。
図1に示すように、支持フレーム13は、機枠10から後方に突出している。この支持フレーム13は、前後に長い筒状の前部材28と、前部材28に長さ方向に移動自在に挿入された後部材29とを有する。前部材28と後部材29とのユニットは、2組設けられ、この2組のユニットは車幅方向B3で並べて設けられている。左の前部材28Lは、前端部が第2連結片22Lに横軸心回りに回動自在に枢支されている。右の前部材28Rは、前端部が第2連結片22Rに横軸心回りに回動自在に枢支されている。後部材29は前部材28に対して任意の位置で固定可能とされている。
左の後部材29L及び右の後部材29Rの後端には、車幅方向B3に延伸する角筒部材で構成されたツールバー30が固定されている。左の前部材28と右の前部材28は連結パイプ31で連結されている。連結パイプ31と第2マスト19とにわたって伸縮可能な昇降装置32が設けられている。昇降装置32を伸縮させることにより、支持フレーム13が上下に揺動する。これにより、支持フレーム13(ツールバー30)の高さが調整可能とされている。
農機具9は、ツールバー30に取り付けられてトラクタ2に牽引されることにより対地作業として畝R1を形成する機具である。本実施形態では、農機具9は、培土機によって構成され、耕耘機8で耕耘された土壌によって圃場に畝R1(図5参照)を形成する。なお、農機具9は、圃場に溝を切ることにより該圃場に畝を形成する溝切り器や、耕耘機8
によって耕耘された土壌によって1つの畝を形成する畝成形器等であってもよい。また、農機具9は、例示した以外の畝R1の形成を行う機具であってもよい。
なお、対地作業機3は、培土機(農機具)9だけを含む構成であってもよいし、培土機9及び耕耘機8以外の対地作業を行う機械、機具等を含む構成であってもよい。
図1、図2、図5に示すように、培土機9は、培土機本体(作業部)33と、支持装置34と、固定フレーム(連結部)49と、を有する。培土機本体(作業部)33は、トラクタ2(車両)等に牽引されることにより対地作業として畝を形成可能である。固定フレーム(連結部)49は、トラクタ等の車両に連結する部分であって、下部に支持装置34が設けられている。
支持装置34は、培土機本体33を支持し且つ支持した培土機本体33を車幅方向B3に揺動可能に支持する装置である。言い換えれば、支持装置34は、固定フレーム(連結部)49が幅方向(左右方向)に傾いた場合、培土機本体(作業部)33を水平となる方向に姿勢変更させる装置である。なお、培土機9は、複数のカバー部材35を有していても良い。
図5に示すように、培土機9(培土機本体33)は、トラクタ2が圃場を往復移動することにより、該圃場に畝R1を形成する機具である。本実施形態の培土機本体33は、最初の往路で、隣接する2つの畝R1のうちの一方の畝R11の片側と、該2つの畝R1のうちの他方の畝R12の片側と、該2つの畝R1間の溝M1(畝間溝という)とを形成する。また、復路において、前記往路で形成した2つの畝R1のうちの一方の畝R11の反対側の片側を形成して該畝R11を完成すると共に、この完成した畝R11に隣接する畝の片側を新たに形成すると共に畝間溝を形成する。以降は、この復路と同じ作業をして、圃場に畝R1を順次形成していく。
図2に示すように、培土機本体33は、主板部36と、底板部37と、第1形成板38と、第2形成板39と、連結体40とを有する。
図2に示すように、主板部36は、培土機本体33における車幅方向B3の中央側に位置すると共に、第1リヤカバー27Aに対応する位置に位置している。図1に示すように、主板部36は、伝動ケース17の後方に位置し、畝間溝M1を形成する。主板部36は、後方に向けて凸となる湾曲状に形成されている。
図2、図3に示すように、底板部37は、畝間溝M1に対応する位置に位置し、畝間溝M1の溝底M11を形成する。底板部37は、板面が上下を向くように配置されて主板部36の下方に配置されている。底板部37は、前部が主板部36の下端に固定されている。
図5に示すように、第1形成板38は、主板部36及び底板部37の左側に位置すると共に、第2リヤカバー27Bに対応する位置に位置している。また、第1形成板38は、隣接する2つの畝R1のうちの一方の畝R11の片側を形成する。第1形成板38は、畝R11を形成する部位である第1畝形成部38Aと、耕耘部11から放てきされた土を受ける部位である第1土受け部38Bとを有する。
図5に示すように、第1畝形成部38Aは、底板部37から左方(車両外方)に向かうに従って上方に移行する湾曲状に形成されている。第1土受け部38Bは、主板部36に沿う湾曲状に形成され(図3参照)、主板部36の後面の左側部に重ね合わされてボルト41A,41Bによって固定されている。ボルト41A,41Bを挿通するボルト挿通孔42A,42Bは、車幅方向B3に長い長孔(長溝)によって構成されている。
図5に示すように、第2形成板39は、主板部36及び底板部37の右側に位置すると共に、第3リヤカバー27Cに対応する位置に位置している。また、第2形成板39は、隣接する2つの畝R1のうちの他方の畝R12の片側を形成する。第2形成板39は、畝R12を形成する部位である第2畝形成部39Aと、耕耘部11から放てきされた土を受ける部位である第2土受け部39Bとを有する。
図5に示すように、第2畝形成部39Aは、底板部37から右方(車両外方)に向かうに従って上方に移行する湾曲状に形成されている。第2土受け部39Bは、主板部36に沿う湾曲状に形成され(図3参照)、主板部36の後面の右側部に重ね合わされてボルト
41C,41Dによって固定されている。ボルト41C,41Dを挿通するボルト挿通孔42C,42Dは、車幅方向B3に長い長孔(長溝)によって構成されている。
連結体40は、第1形成板38と第2形成板39とを連結する部材であって、第1形成板38と第2形成板39との車幅方向B3の間隔を調整可能である。連結体40は、第1連結杆46と、第2連結杆47と、固定具48とを有する。
第1連結杆46は、筒状に形成されている。第2連結杆47は、棒状に形成されていて、一端側が第1連結杆46の一端から長さ方向に移動可能に挿入されている。したがって、連結体40は長さ調整可能である。第1連結杆46及び第2連結杆47は、第1畝形成部38Aと第2畝形成部39Aとの間で車幅方向B3に沿って設けられている。第1連結杆46の他端は、第1畝形成部38Aに固定されている。第2連結杆47の他端は、第2畝形成部39Aに固定されている。第1形成板38と第2形成板39とを主板部36に固定するボルト41A〜41Dを緩めることにより、第1形成板38と第2形成板39との車幅方向B3の間隔が調整可能である。図5に示すように、固定具48は、第1連結杆46に設けられたナット部46aに螺合するネジ軸48Aを有する。ネジ軸48Aの上部には、ハンドル48Bが設けられている。この固定具48を締め付けることにより、第1連結杆46に対して第2連結杆47が固定され、固定具48を緩めることにより、第1連結杆46に対して第2連結杆47が移動可能となる。
図2に示すように、固定フレーム49は、耕耘機8の車幅方向B3の中央部の後方に配置されている。図3に示すように、固定フレーム49は、ツールバー30に固定される固定部52と、固定部52の前方の下方側に配置された支持筒53と、支持筒53と固定部52とを連結する連結ブラケット54と、支持筒53に支持された支持杆55とを有する。固定部52、支持筒53、支持杆55は、培土機9における車幅方向B3の中央部に位置している。
図3に示すように、固定部52は、ツールバー30の車幅方向B3の中央部に取り付けられている。詳細には、固定部52は、板材によって前方開放状の溝型に形成されていて、ツールバー30に後方から嵌め込まれ、ピン等の固定具によってツールバー30に着脱自在に固定されている。
支持筒53は、縦軸心(上下の方向に延伸する軸心)を有する。連結ブラケット54は、上部が固定部52の後面及び下面に固定され、下部が支持筒53の後面側の下部に固定されている。支持杆55は、支持筒53に挿通され、ボルト又はピン等によって支持筒53に固定されている。また、支持杆55は、支持筒53に対して上下位置調整可能である。また、支持杆55は、第1リヤカバー27Aに形成された挿通孔57(図5参照)を挿通して、第1リヤカバー27Aの下方に延びている。
上記のように、固定フレーム49(連結部)は、機枠10及び支持フレーム13等を介してトラクタ2(車両)に間接的に連結されているが、固定フレーム49(連結部)は、トラクタ2(車両)に直接的に連結されていてもよい。直接的に連結とは、トラクタ2に装着された機械を介さずに、トラクタ2に装備又は取り付けられた取付部に取り付けられるという意味である。
なお、支持杆55のみで培土機9の連結部を構成してもよい。即ち、支持杆55が、連結部として、培土機9の一部を構成し、固定部52、支持筒53及び連結ブラケット54は、培土機9をツールバー30に取り付けるための機枠2側の取付具を構成するものであってもよい。
図3に示すように、支持装置34は、揺動支軸56と、揺動フレーム50と、を有する。揺動支軸56及び揺動フレーム50は、培土機本体33を当該培土機本体33の幅方向に姿勢変更する部材である。
詳しくは、図3に示すように、揺動支軸56は、支持杆55の下方において、前後の方向に延伸するように配置されている。この揺動支軸56は、支持杆55、支持筒53、固定部52及び支持フレーム13を介して機枠2に支持されている。また、揺動支軸56は、前後の方向に延伸する揺動軸心S1を有する。揺動支軸56の前部は、支持杆55の下端に固定されている。揺動支軸56の後部の外周面には、周溝58(揺動支軸56の周方
向に形成された溝)が形成されている。なお、揺動支軸56は、図例では、パイプ材で形成されているが、中実の棒材で形成されていてもよい。
図3、図4に示すように、揺動フレーム50は、培土機本体(作業部)を支持している。この、揺動フレーム50は、揺動支軸56に揺動自在(回動自在)に支持された第1部材59と、第1部材59に設けられた横軸60と、第1部材59に横軸60回りに回動自在に支持された第2部材61と、培土機本体33(後述する第2部材61)を横軸心回りに回動調整する調整機構51とを有する。
図3に示すように、第1部材59は、揺動支軸56の外周に同心状に嵌められた筒体62と、筒体62の抜止めをする抜止め部63と、筒体62に固定された取付部材64とを有する。
筒体62は、揺動支軸56の後部に軸心回り(揺動軸心S1回り)に回動自在に支持されている。抜止め部63は、筒体62に固定されたナット部65と、ナット部65に螺合された抜止めボルト66と、抜止めボルト66に螺合されたロックナット67とを有する。
抜止めボルト66の先端が揺動支軸56の周溝58内に挿入されることで、揺動支軸56から筒体62が抜止めされる。ロックナット67を締め付けることで、抜止めボルト66がナット部65に対してロックされる。
揺動支軸56及び筒体62等によって、固定フレーム49に培土機本体33(作業部)を車幅方向B3に揺動可能に支持する揺動機構68が構成されている。図4に示すように、筒体62には、該筒体62を径方向に貫通する貫通穴69が形成され、この貫通穴69に連通する貫通穴(図示省略)が揺動支軸56に貫通状に形成されている。この筒体62の貫通穴69と揺動支軸56の貫通穴とにわたってピン(又はボルト等)を差し込むことにより、揺動支軸56と筒体62との揺動軸心S1回りの相対回動が規制できるようになっている。即ち、培土機本体33をトラクタ2及び耕耘機8に対して揺動不能とすることもできる。言い換えると、培土機9(対地作業機)は、連結部(固定フレーム49又は支持杆55)に対して作業部33の姿勢変更を規制するための固定手段(固定構造)を備えている。
図3、図4に示すように、取付部材64は、前後に長い部材によって形成され、後部が筒体62の下面側に固定されている。取付部材64の後端には、二股状の第1取付ブラケット70が設けられている。横軸60は、車幅方向B3に延伸する軸心を有し、取付部材64の前部に設けられている。
図3、図4に示すように、第2部材61は、上下に長い部材によって形成され、主板部36の車幅方向B3の中央部の後方に配置されている。第2部材61の上部には、二股状の第2取付ブラケット71が設けられている。この第2取付ブラケット71は、横軸60を介して取付部材64に横軸心回りに回動自在に枢支されている。即ち、第2部材61の上部が横軸60を介して第1部材59に横軸心回りに回動自在に枢支されている。第2部材61の上下中途部は、主板部36の後面に固定され、第2部材61の下端は、底板部37に固定されている。即ち、第2部材61に培土機本体33(作業部)が支持されている。第2部材61の上部の後面には、二股状の第3取付ブラケット72が固定されている。
図3、図4に示すように、調整機構51は、第1部材59に設けられた第1回動部73と、第2部材61に設けられた第2回動部74と、第1回動部73と第2回動部74とにわたって設けられた操作部材75とを有する。
第1回動部73は、第1取付ブラケット70に横軸心回りに回動自在に設けられている。第1回動部73には、横軸心に直交する方向に貫通するネジ穴73aが形成されている。ネジ穴73aは、第1回動部73を貫通する貫通穴の内周面に雌ネジを形成した穴である。第2回動部74は、第3取付ブラケット72に横軸心回りに回動自在に設けられている。操作部材75は、ネジ軸75aと、ハンドル75bとを有する。ネジ軸75aは、丸棒材の外周面に雄ネジを形成した軸である。このネジ軸75aは、ネジ穴73aに螺合されている。即ち、ネジ軸75aは、第1回動部73を貫通し且つ螺合されている。ネジ軸75aの下端(一端)は、第2回動部74に軸心回りに回動自在に係合している。ハンド
ル75bは、ネジ軸75aを軸心回りに回すための把持部であって、ネジ軸75aの上端(他端)に設けられている。
ネジ軸75aを軸心回りに回転させると、ネジ軸75aがネジ穴73aを螺進又は螺退する。すると、第1回動部73と第2回動部74との間隔が拡縮する。これによって、第2部材61が横軸60回りに揺動し、培土機本体33の姿勢が変更(調整)可能とされている。
複数のカバー部材35は、ゴム等の弾性部材からなる板材によって形成されている。図2に示すように、複数のカバー部材は、第1弾性カバー35Aと、第2弾性カバー35Bと、第3弾性カバー35Cと、第4弾性カバー35Dと、第5弾性カバー35Eと、第6弾性カバー35Fと、第7弾性カバー35G、第8弾性カバー35Hとを含む。
図6に示すように、第1弾性カバー35Aは、第1形成板38に取り付けられている。第1弾性カバー35Aは、第1畝形成部38Aの上面から第1土受け部38Bの後面にわたって設けられ、且つ第1畝形成部38A及び第1土受け部38B(第1形成板38)から左方(車両外方)に突出している。第1弾性カバー35Aは、第1畝形成部38Aに対応する部位である下部部位35Aaと、第1土受け部38Bに対応する部位である上部部位35Abとを有する。
下部部位35Aaは、第1押え板76Aと第1畝形成部38Aとで挟み込まれて該第1畝形成部38Aに固定されている。第1押え板76Aは、下部部位35Aa及び第1畝形成部38Aを貫通するネジ79a及び該ネジ79aに螺合されるナット80aによって第1畝形成部38Aに取り付けられている。
上部部位35Abは、第2押え板77A及び該第2押え板77Aに接続された第3押え板78Aと、第1土受け部38Bとによって挟み込まれて該第1土受け部38Bに固定されている。第2押え板77A及び第3押え板78Aは、上部部位35Ab及び第1土受け部38Bを貫通するネジ79b及び該ネジ79bに螺合されるナット80bによって第1土受け部38Bに取り付けられている。
第1弾性カバー35A、第1押え板76A及び第2押え板77Aに形成されるネジ挿通穴(ネジ79a,79bを通すための穴)は、車幅方向B3に複数形成されている。したがって、第1形成板38に対して第1弾性カバー35A及び第1〜第3押え板76A〜76Cの車幅方向B3の位置が変更可能とされている。これにより、第1弾性カバー35Aの第1形成板38からの突出量が調整可能とされている。
第1弾性カバー35Aによって、第1形成板38の車両外方側を覆うことにより、第1形成板38で形成される畝R11を良好に形成することができる。
図2に示すように、第2弾性カバー35Bは、第2形成板39に取り付けられている。第2弾性カバー35Bは、第2畝形成部39Aの上面から第2土受け部39Bの後面にわたって設けられ、且つ第2畝形成部39A及び第2土受け部39B(第2形成板39)から右方(車両外方)に突出している。第2弾性カバー35Bは、第2畝形成部39Aに対応する部位である下部部位35Baと、第2土受け部39Bに対応する部位である上部部位35Bbとを有する。
下部部位35Bbは、第1押え板76Bと第2畝形成部39Aとで挟み込まれて、下部部位35Aaと同様の取付構造によって、第2畝形成部39Aに固定されている。上部部位35Bbは、第2押え板77B及び第3押え板78Bと第2土受け部39Bとで挟み込まれて、上部部位35Abと同様の取付構造によって、第2土受け部39Bに固定されている。
したがって、第2弾性カバー35Bは、第2形成板39に対して車幅方向B3の位置が変更可能とされていて、第2弾性カバー35Bの第2形成板39からの突出量が調整可能とされている。
第2弾性カバー35Bによって、第2形成板39の車両外方側を覆うことにより、第2形成板39で形成される畝R12を良好に形成することができる。
図1、図2に示すように、第3弾性カバー35Cは、第1リヤカバー27Aに取り付けられ、上部カバー25と主板部36との間、揺動機構及び調整機構51の後方を覆ってい
る。図2に示すように、第4弾性カバー35Dは、第2リヤカバー27Bに取り付けられ、第2リヤカバー27Bと第1形成板38との間の後方を覆っている。第5弾性カバー35Eは、第3リヤカバー27Cに取り付けられ、第3リヤカバー27Cと第2形成板39との間の後方を覆っている。第6弾性カバー35Fは、第1リヤカバー27Aと第2リヤカバー27Bとにわたって湾曲状に設けられ、これら第1リヤカバー27Aと第2リヤカバー27Bとの間を覆っている。第7弾性カバー35Gは、第1リヤカバー27Aと第3リヤカバー27Cとにわたって湾曲状に設けられ、これら第1リヤカバー27Aと第3リヤカバー27Cとの間を覆っている。図1に示すように、第8弾性カバー35Hは、揺動機構68及び調整機構51の前方に配置され、主板部36、第1形成板38及び第2形成板39の上端と、後部カバー27の後端との間を覆っている。
本実施形態の対地作業装置1にあっては、トラクタ2を走行させて圃場を耕耘しながら該圃場に畝R1を形成する際において、トラクタ2が左又は右に傾くと、培土機9もトラクタ2と共に傾こうとする。しかし、培土機本体33は、トラクタ2に対して揺動軸心S1回りに車幅方向B3に揺動自在(姿勢変更自在)とされているので、培土機本体33は、耕耘部11で耕耘された土の負荷(抵抗力、即ち、圃場からの反力)及び培土機本体33等の自重によって、トラクタ2に対して車幅方向B3に相対的に揺動する、即ち、圃場の上面(地面)からの抵抗力によって水平となる方向(水平に戻る方向)に姿勢変更する。
例えば、トラクタ2が左に傾くと培土機本体33は、揺動軸心S1(前後の軸心)回りに左に揺動する。別の言い方をすると、培土機本体33は、トラクタ2が車幅方向B3に傾くと、一旦、トラクタ2と一緒に傾きかけるが、培土機本体33には、耕耘爪24で耕起された土の負荷がかかり、培土機本体33が耕耘土に深く入った側から反対側に力を逃がすことにより、培土機本体33をトラクタ2が傾いた方向(例えば、時計方向)とは反対方向(反時計方向)に揺動することで、水平に戻ろうとする。
本実施形態では、培土機本体33は、揺動軸心S1回りに揺動することで、トラクタ2が傾いたときにおける培土機本体33の姿勢を修正するものであるが、これに限定されることはない。例えば、トラクタ2が傾いたときに、培土機本体33(作業部)が幅方向に摺動したり上下動することにより、培土機本体33の姿勢を修正するものであってもよい。即ち、培土機本体33(作業部)は、固定フレーム49(連結部)に対して幅方向に姿勢変更可能であればよい。また、別の言い方をすれば、支持装置34は、固定フレーム49(連結部)が幅方向に傾いた場合において、培土機本体33(作業部)にかかる地面からの抵抗力(反力)によって、培土機本体(作業部)33を水平となる方向に姿勢変更可能であればよい。
以上説明した作用によって、培土機本体33は、圃場に対する適正な作業姿勢を維持しようとする。即ち、本実施形態の対地作業装置1にあっては、トラクタ2が車幅方向B3に傾いた場合に、培土機本体33がトラクタ2と一緒に傾いた状態で作業が行われるのを防止することができ、培土機本体33の作業姿勢を良好に保つことができる。これによって、畝R1の形状を安定化させることができる。
図7及び図8は、他の実施形態を示している。図7は、対地作業装置1の側面図である。図8は、トラクタ2の背面図である。
図7及び図8に示すように、この他の実施形態に係る耕耘機8(対地作業機1)は、トラクタ2の後部に二点リンク機構によって装着されている。即ち、耕耘機8の機枠10に前方突出状に左のアーム81L及び右のアーム81Rを設け、このアーム81L,81Rをトラクタ2の後部に設けたヒッチブラケット82にヒッチ軸83を介して横軸心回りに回転自在に枢着している。また、トラクタ2は、四輪型のトラクタであって、車体2Aの後部の左側を支持する左後輪84L及び車体2Aの後部の右側を支持する右後輪84Rを有する。車体2Aの後部上には、運転席86が設けられている
車体2Aの後部は、ミッションケース2Cと、ミッションケース2Cの後部に連結されたデフケース2Dとを有する伝動ケース2Bによって構成されている。ミッションケース2Cは、エンジンからの動力を変速する変速装置を収容しており、デフケース2Dは、変
速装置からの動力を左後輪84Lと右後輪84Rとに伝達する差動装置を収容している。デフケース2Dの左側には、左後車軸ケース88Lが設けられ、左後車軸ケース88Lは、左後輪84Lに回転動力を伝達する左後車軸87Lを支持している。デフケース2Dの左側には、右後車軸ケース88Rが設けられ、右後車軸ケース88Rは、右後輪84Rに回転動力を伝達する右後車軸87Rを支持している。
伝動ケース2Bの下方で且つ左後輪84Lと右後輪84Rとの間には、トラクタ2の重心を下げて安定化を図るためにウエイト85が設けられている。ウエイト85は、ミッションケース2Cの下方からデフケース2Dの下方にわたって設けられている。また、ウエイト85は、車体2A側に支持されている。
その他の構成については、図1〜図6に示す実施形態と略同様に構成される。
本実施形態の対地作業機3は、連結部(固定フレーム49又は支持杆55)と、対地作業として畝R1を形成する作業部(培土機本体33)と、作業部を支持する支持装置であって、連結部が幅方向B3に傾いた場合において、作業部にかかる圃場(地面)からの抵抗力によって、作業部を水平となる方向に姿勢変更させる支持装置34と、を備えている。これによれば、作業部による畝の形成を良好に行うことができる。
例えば、対地作業機3の連結部をトラクタ2(車両)に連結して、圃場を移動しながら作業部によって畝R1の形成を行っている際に、トラクタ2が左又は右に傾くと、作業部は、トラクタ2に対して水平となる方向に姿勢変更する。これによって、作業中にトラクタ2が傾いても作業部による畝R1の形成を良好に行うことができる。
また、対地作業機3は、連結部(固定フレーム49又は支持杆55)と、対地作業として畝R1を形成する作業部(培土機本体33)と、連結部に対して作業部を幅方向に姿勢変更可能に支持する支持装置と、を備えている。これによれば、作業部による畝の形成を良好に行うことができる。
例えば、対地作業機3の連結部をトラクタ2(車両)に連結して、圃場を移動しながら作業部によって畝R1の形成を行っている際に、トラクタ2が左又は右に傾くと、作業部がトラクタ2に対して姿勢変更することによって、作業中にトラクタ2が傾いても作業部による畝R1の形成を良好に行うことができる。
また、対地作業機3は、連結部(固定フレーム49又は支持杆55)と、対地作業として畝R1を形成する作業部(培土機本体33)と、連結部に支持された揺動支軸56と、揺動支軸56に幅方向B3に揺動自在に支持され且つ作業部を支持する揺動フレーム50と、を備えている。
対地作業機3をトラクタ2(車両)に連結した場合、作業部は、トラクタ2に対して幅方向B3に相対的に揺動するので、車両2が左又は右に傾いても作業部33による畝R1の形成を良好に行うことができる(畝R1をきれいに形成することができる)。また、作業部33を簡単な構造で、車両2に対して車幅方向B3に揺動可能に支持することができる。
また、対地作業機3は、連結部(固定フレーム49又は支持杆55)に対して作業部(培土機本体33)の姿勢変更を規制するための固定手段を備えている。
これによると、作業部をトラクタ2及び耕耘機8に対して姿勢変更不能(揺動不能)とすることもできる。
また、作業部33は、畝R1間の溝(の溝底M11)を形成する底板部37と、一方の畝R11を形成する第1形成板38と、他方の畝R12を形成する第2形成板39と、第1形成板38と第2形成板39とを間隔調整可能に連結する連結体40とを有するのがよい。
これによれば、隣接する畝R1間の間隔を調整することができる。
また、連結体40は、第1形成板38及び第2形成板39のいずれかに連結された第1連結杆46と、第1連結杆46に移動可能に挿入され且つ第1連結杆46が連結されていない第1形成板38及び第2形成板39のいずれかに連結された第2連結杆47と、第1連結杆46に対する第2連結杆47の位置を固定する固定具48とを有する。
これによれば、簡単な構成で、第1形成板38と第2形成板39との間隔を調整するこ
とができる。
また、第1形成板38に取付けられ且つ当該第1形成板38から外方に突出する第1弾性カバー35Aと、第2形成板39に取付けられ且つ当該第2形成板39から外方に突出する第2弾性カバー35Bと、を備えている。
1弾性カバー35Aによって第1形成板38の車両外方側を覆うと共に第2形成板39の車両外方側を覆うことにより、第1形成板38及び第2形成板39で形成される畝R1を良好に形成することができる。
また、対地作業機3は、連結部(固定フレーム49又は支持杆55)に支持された揺動支軸56と、揺動支軸56に幅方向B3に揺動自在に支持され且つ作業部(培土機本体33)を支持する揺動フレーム50とを備え、揺動フレーム50は、揺動支軸に軸心回りに揺動自在に支持された第1部材59と、第1部材59に設けられ且つ車幅方向B3に延伸する軸心を有する横軸60と、第1部材59に前記横軸60回りに回動自在に支持され且つ作業部33が固定された第2部材61と、第2部材61を横軸回りに回動調整する調整機構51とを有する。
これによれば、第2部材61を横軸60回りに回動調整することにより、圃場に対する作業部33の姿勢を変更(調整)することができる。
調整機構51は、第1部材59に車幅方向B3に延伸する軸心回りに回動自在に設けられた第1回動部73と、第2部材61に車幅方向B3に延伸する軸心回りに回動自在に設けられた第2回動部74と、第1回動部73を貫通し且つ螺合されると共に一端が第2回動部74に軸心回りに回動自在に係合するネジ軸75aとを有する。これによれば、簡単な構成で調整機構51を構築することができる。連結部(固定フレーム49又は支持杆55)は、トラクタ2(車両)に支持可能であるのがよい。
以上、本発明について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 車両(トラクタ)
9 農機具(培土機)
10 機枠
33 作業部(培土機本体)
34 支持装置
38 第1形成板
39 第2形成板
40 連結体
49 連結部(固定フレーム又は支持杆)
50 揺動フレーム
51 調整機構
56 揺動支軸
59 第1部材
60 横軸
61 第2部材
73 第1回動部
74 第2回動部
75a ネジ軸
B3 車幅方向
M1 畝間の溝
M11 溝底
R1 畝
R11 一方の畝
R12 他方の畝

Claims (9)

  1. 連結部と、
    対地作業として畝を形成する作業部と、
    前記作業部を支持する支持装置であって、前記連結部が幅方向に傾いた場合において、前記作業部にかかる地面からの抵抗力によって、前記作業部を水平となる方向に姿勢変更させる支持装置と、
    を備え
    前記支持装置は、前記連結部に支持された揺動支軸と、 前記揺動支軸に幅方向に揺動自在に支持され且つ前記作業部を支持する揺動フレームとを備え、
    前記揺動フレームは、前記揺動支軸に軸心回りに揺動自在に支持された第1部材と、前記第1部材に設けられ且つ車幅方向に延伸する軸心を有する横軸と、前記第1部材に前記横軸回りに回動自在に支持され且つ前記作業部が固定された第2部材と、前記第2部材を前記横軸回りに回動調整する調整機構とを有する対地作業機。
  2. 連結部と、
    対地作業として畝を形成する作業部と、
    前記連結部に対して前記作業部を幅方向に姿勢変更可能に支持する支持装置と、
    を備え
    前記支持装置は、前記連結部に支持された揺動支軸と、 前記揺動支軸に幅方向に揺動自在に支持され且つ前記作業部を支持する揺動フレームとを備え、
    前記揺動フレームは、前記揺動支軸に軸心回りに揺動自在に支持された第1部材と、前記第1部材に設けられ且つ車幅方向に延伸する軸心を有する横軸と、前記第1部材に前記横軸回りに回動自在に支持され且つ前記作業部が固定された第2部材と、前記第2部材を前記横軸回りに回動調整する調整機構とを有する対地作業機。
  3. 連結部と、
    対地作業として畝を形成する作業部と、
    前記連結部に支持された揺動支軸と、
    前記揺動支軸に幅方向に揺動自在に支持され且つ前記作業部を支持する揺動フレームと、
    を備え
    前記揺動フレームは、前記揺動支軸に軸心回りに揺動自在に支持された第1部材と、前記第1部材に設けられ且つ車幅方向に延伸する軸心を有する横軸と、前記第1部材に前記横軸回りに回動自在に支持され且つ前記作業部が固定された第2部材と、前記第2部材を前記横軸回りに回動調整する調整機構とを有する対地作業機。
  4. 前記連結部に対して前記作業部の姿勢変更を規制するための固定手段を備えている請求項1〜3のいずれか1項に記載の対地作業機。
  5. 前記作業部は、畝間の溝を形成する底板部と、一方の畝を形成する第1形成板と、他方の畝を形成する第2形成板と、前記第1形成板と前記第2形成板とを間隔調整可能に連結する連結体とを有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の対地作業機。
  6. 前記連結体は、前記第1形成板及び第2形成板のいずれかに連結された第1連結杆と、前記第1連結杆に移動可能に挿入され且つ前記第1連結杆が連結されていない前記第1形成板及び第2形成板のいずれかに連結された第2連結杆と、前記第1連結杆に対する第2連結杆の位置を固定する固定具とを有する請求項5に記載の対地作業機。
  7. 前記第1形成板に取付けられ且つ当該第1形成板から外方に突出する第1弾性カバーと、
    前記第2形成板に取付けられ且つ当該第2形成板から外方に突出する第2弾性カバーと、
    を備えている請求項5又は6に記載の対地作業機。
  8. 前記調整機構は、前記第1部材に車幅方向に延伸する軸心回りに回動自在に設けられた第1回動部と、前記第2部材に車幅方向に延伸する軸心回りに回動自在に設けられた第2回動部と、前記第1回動部を貫通し且つ螺合されると共に一端が前記第2回動部に軸心回りに回動自在に係合するネジ軸とを有する請求項1〜7のいずれか1項に記載の対地作業機。
  9. 前記連結部は、車両に連結可能である請求項1〜のいずれか1項に記載の対地作業機。
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